【中小企業診断士試験】模試の受け方&道場10年の強みを活用する②
お礼
一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土)に無事開催できました。
ご参加いただきましてどうもありがとうございました。
本日もアクセスありがとうございます。さいちゃんです。
最近の明るいトピック(毎回理系話ですみません)をご紹介します。
先日、21世紀に残る謎であった、ABC予想が証明されたというニュースが発表されました。ABC問題は過去問解くときに大切な指標ですが、ABC予想は数学の話。
京都大学の望月教授が約8年前に出した論文の審査が完了し、専門誌に掲載されることが決定したことでABC予想が証明されたことがはっきりしました。専門誌に掲載されることで、論文の正しさ、証明の正しさが担保された、ということでしょうか。正直中身はよくわかりませんが、人類の謎が解明されたということに対して、よくわからんけどすごい!と感銘を受けています。
証明問題では、ある問題を証明するために、別の問題をもってきて証明することで、解きたかった問題を証明する、といった手法が用いられます。今回のABC予想も、宇宙際タイヒミュラー理論を証明することで、ABC予想を簡単に証明することに成功しています。(宇宙際タイヒミュラー理論は全部で4編ある膨大な論文です)
このように、証明の世界では①A=Bである。②C=Bである。よって③A=Cである。といった三段論法の形で証明することが多々あります。
肝になると思っているのは、A=Cを解くために、A=BとC=Bを引っ張ってくる思考です。ある問題をより理解しやすい別の問題に置き換える考え方は、事象を多面的にとらえることに寄与します。中小企業診断士の試験でも、問題の解説が理解できない場合に、別の考え方の引き出しがあれば理解を促すことができたり、問題を違った角度で見る訓練をすることで多面性につながることにも通じると思います。
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contents
模擬試験の話
前置きが長くなってしまいましたが、本日は模試の話です。
そろそろ模試が始まる季節になりましたね。
私はというと、模試の受験を最低限にしていました。
理由は、「とても消耗するから」です。
たとえ模試といっても得点高いほうが嬉しいので、限られた時間で、最大の点数を引き出すために、できるだけのことをやるのでとても消耗します。一次試験の模試の場合は二日に分けて実施するので、丸二日つぶれてしまうのと、体力面へのダメージが大きいと考えていました。ましてや短期間にいくつも模試を受けられるような気力はありませんでした。
これまで高校受験や大学受験など幾度の試験、模擬試験を経験していたので、私の場合は模擬試験を場慣れのためではなく、問題演習の延長として活用していました。一次試験の場合は、新作問題で知識の幅を広げる意味が多かったので、TACの養成答練や完成答練等の問題演習も、模試と同じ位置づけです。
また、二次試験の模試は計3回受験しましたが、前半の2回までは、自宅受験で時間を気にせず、テキストも読みつつといったように、できるだけより良い解答作成を目指しました。3回目の受験の際も自宅受験で数日に分けましたが、80分以内でアウトプットをだすことを意識づけて大切にしていました。
さいちゃんの模擬試験遍歴
模擬試験は家庭の事情で、すべて自宅受験で数日に分けて解いています。(情報は免除前提のため、解きませんでした。)
TAC養成答練 / TAC完成答練1回目 / TAC完成答練2回目 / TAC一次試験模試 / TAC二次試験模試 / MMC二次試験模試 2回分
得点の推移を記載していますが、あまり意味はありません。
一例を挙げると、TAC模試の法務では80点越えの高得点でしたが、答練の論点が多く出ていて点数が高かっただけなので、自分にとっては成果が薄い模試でした。
大切なのは、試験中のルーティンが機能したかどうかの確認と、間違えた部分や解答する際に自信が薄かった部分の復習です。
さいちゃんの試験ルーティン
ご参考に、私が試験を受ける際のルーティンをご紹介します。
一次試験:
・試験開始前、部屋の広さや受験者の人数、試験委員の人数、空席の状況、男女比、年齢層、などを紙に書いて、客観的目線をもって心を落ち着ける。
・見直し時間を含め、一問あたり何分という時間目安を策定しておき、試験中にずれがないかマイルストーンごとに都度確認する。時間がかかりそうな問題は思い切って後回しにする。
・問題で問われていることと解答のずれがないか、一問ごとに2回以上確認する。
・記入漏れやマークミスがないか、試験の途中で何度か確認する。
・わからない問題があれば、自分の全記憶から引っ張り出して、関連する知識がないか総動員する。それでもわからなければ、試験問題全体から類推できる情報がないか、短時間でくまなくさがす。最終的には何らかの根拠をもって解答する。(余裕があれば根拠を書き留めておく。)
・周りの受験生の紙をめくる音から、自分の進捗具合を確かめる。(集中してくると途中から気にしなくなります。)
二次試験:
基本的にまとめシート流を踏襲して、まねできないところはすっぱり諦める形でルーティンを決めました。一次試験より時間内にやるべきことが多いのでルーティン色が強く、タイムスケジュールが厳格になっています。
まだまだ改善点が多く、発展途上のまま本番を迎えてしまった感じでしたが、私が二か月半の学習で身に着けたことの目安としてご紹介します。
左側にルーティンを、右側にルーティンの目的を書いています。
(1) 問題用紙のホチキスを手で外す。←メモ用紙を作るために
(2) 与件の段落番号を書く。←後の作業をしやすくするために
(3) 第一段落を読む。←事例企業の概要をつかむために
(4) 設問を読んで、解答の型をかく。←問われていることに正面から答えるために
(5) 与件文を読む(一回目)。重要そうなところを黄色マーカー線を引く。経営資源や社長の思いは重要なので、目印をつけておく。←重要なキーワードを漏らさないために
(6) 与件文を読む(二回目)。設問と段落、黄色マーカー部との紐づけを行う。←解答骨子を作成するために
(7) 紐づけが一段落したら、与件文で使っていない要素がないか確認する。←重要なキーワードを漏らさないために
(8) 再度設問で問われていることを確認し、解答の型とずれがないか確認する。←ケアレスミスを防ぐために
(9) 難易度を考慮して解答の下書きをする。ここまで開始から40分以内で行う。(40分以上かけない。)←解答記入時間を確保するために
(10) 一気に解答を記入し、開始から70分までには記入を完了させる。←見直し時間と心の余裕を確保するために
(11) 残り時間で見直しをする。←ケアレスミスを防ぐために
まとめ
最後に、私の模擬試験の活用法、特に一次試験については試験慣れしている強みを活かしたアクションでした。
試験慣れしていない方はぜひ何度か受けていただき、自分の実力を発揮して得点を最大化するために何をすればよいかを明確化したほうが良いと思います。
本日のおまけ
前回に引き続き、一次試験二日目科目の道場記事リストを載せます。
ただし、法務と中小については、法改正や最新の情報が必要になるので、論点解説は少なめとなっております。各論点は最新のテキストを参照しながら活用ください。
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