【渾身・中小企業経営/政策】政策は自分で”制作”する

こんにちは、マイスターです。

 

さて、いよいよ7月も目前に迫り、1次本試験まで残す所1か月半となりました

「もう1か月半しかない」という焦りが必要な一方で、「まだ1か月半ある」という心の余裕を持って最後の追い込みに向けた学習スケジュールを立てられるといいですね。

 

 

ちなみに私は昨年の6月くらいに受験校の先生に「最後はいかにちょっと仕事をサボるかですとアドバイスされました。
※これはこれで「波紋」を引き起こしそうな発言ですが、一方で的を得ている部分もあると思います

これからのビジネスキャリア作りであったり、独立という道づくりであったり、おそらく受験生1人1人にとっては、人生の大事な大事なステップを1歩駆け上がるための診断士試験であると思います。目の前の「仕事が忙しい」といった事情はみなさんあると思いますし、もちろん会社や同僚の方々の応援を背に受けて頑張ってらっしゃる方もいると思いますので仕事をきちんと両立させるのが前提となります。

ただ、この直前期くらいは無理やりでも勉強優先の生活スケジュールを組むように調整してみてもいいのではないかと思っています。(私は1次試験前の1週間は、社会人になって始めて複数日の有給を取りました)

 

 

さてあまりこの辺に突っ込むとあまり宜しくないので、余談はここまでにして。

本日は中小企業経営・政策ですが、本日は「政策」に焦点を充てたいと思います。

 

さて先日、Katsuが編集している「マイベスト記事」で、「一番学習における生産性が高いと思われるのが中小企業政策」といったコメントを載せさせて頂きました。確かに単純な暗記科目に分類されるので、苦手な方は苦手意識を持ってしまいがちかもしれません。

 

■リアルなコンサルティングシーンを想像して覚える

中小企業政策は「自分が顧問先である社長さんにアドバイスしているシーンをイメージしやすい科目」であることも1つの事実。

例えば、

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顧問先の社長  「そろそろ当社も退職金を制度とか作らないといけないと思ってるんだけど、何かいいアイディアあるかな?」

診断士(あなた)「そうですね。中小企業退職金共済制度という制度がありますよ。中小企業者が対象で、簡単に退職金制度を設けることができます。毎月の掛け金は5000~30000円の間で決めて払うことができますが、新規加入事業者に対しては一定期間、掛け金を国が助成する仕組みもありますよ」

顧問先の社長  「へー、どのくらい助成してくれるの?」

診断士(あなた)「掛金月額の1/2(上限5000円)を、従業員ごとに加入後4か月後から1年間(つまり8か月)国が助成してくれるんです。また、18000円以下の掛金を増額した事業者にも、増額分の1/3を増加額した月から1年間、政府が助成してくれるんです」

顧問先の社長  「そうなんだ、いい制度だね。さっそく使ってみたいな。先生、手伝ってくれる?」

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こんな具合に、政策は具体的に仕組みとメリットを整理して「顧問先の社長に説明しているシーン」を思い浮かべて覚えていくとよいかと思います。
こうやって具体的にイメージして覚えると記憶も定着しやすくなりますよね

営業ロープレをやって、営業スキルを高めるのと一緒ですね。

 

■似たような政策や制度の違いを明確にするため、横串で覚える

例えば創業時における資金面でのサポート施策として

・新創業融資制度

・新事業育成資金(グローバル展開志向創業支援関連)

・女性、若者/シニア起業家支援資金

といった支援制度だったり、

・再チャレンジ支援融資制度

・新たな事業活動を支援する融資制度

・小規模企業等設備導入資金制度

といった融資制度などがあり、それぞれ「支援元」「対象者」「支援内容」が異なります。本試験ではこういった細かい制度の内容を問うてきますので施策や制度の「違い」「キーワード」を明確に意識して頭に入れていく必要があります。

 

 

そのためには手間をかけても覚えやすいように自分で対比表を作ってまとめたり、論点整理表などを作ってみるのが一番早いと思われます。
こちらは私が受験生のとき、昨年:H24 年試験の対策用にまとめたファイルですので、参考までに置いておきます。

政策まとめファイル:中小企業経営政策

私はこれを印刷してパラパラめくりながら電車の中で覚えていました。やはり施策ハンドブックや、テキストで覚えるよりも自分が覚えやすい形式にまとめ直した方が、私にとっては効率よくインプットをできる思ったからです。

各施策も一部変更になっていたり、新しい施策が 追加されていますので、もし活用される場合はテキスト・最新の施策活用ガイドブック・過去問などからご自身でまとめられる必要があると思いますので、ご注意ください

 

 

冒頭に申し上げたように「まだ1か月半」もあります。例えば、こういった自分で論点を整理してノートなり、Excelなりに落としていく作業も、一見は「手間がかかって非効率」なように見えますが、暗記に苦しんでいたり、論点を網羅できていないシーンでは有効に働くと思います。

何と言っても、この時期からまとめ直したものは、本試験当日の最後の瞬間まで使えるファイナルペーパーにもなると思いますので必要あらばぜひ取り組んでみてください。

 

それでは、今日も1日コツコツと。

マイスターでした。

 

 

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【渾身・中小企業経営/政策】政策は自分で”制作”する”へ2件のコメント

  1. すたあ より:

    マイスター様

    こんにちは。
    いつも参考にさせて頂いております。

    マイスターさんが作られた資料を拝見しました。
    一言・・・「凄いです」
    こんなに作って、こんなに覚えられたのですか?

    マイスターさんの感覚として、ここまで覚えないと本試験の突破は難しいですか?

    私はT○Cのテキストをベースにサラッと覚えていて、普段のテストを何となく合格ライン?と言う程度が取れている為、根拠のない安心みたいなのが芽生えているのですが、やはり甘いでしょうか?

    1. マイスター より:

      すたあ様

      コメント&ご質問頂きましてありがとうございます。それぞれの「学習進捗」「学習タイプ」「得点戦略」などによるので何とも言えない・・・というのが解答になるでしょうか。私は単純に「暗記が苦手だった」「他に得意科目がなかったので出題範囲が読めてる政策で得点を稼ぎたかった」というだけでした。なので、こんな時間のかかることをわざわざやらざるを得なかった・・・と自分自身では認識しています。 
      大変僭越ながら関連して1つだけアドバイスさせて頂けるとしたら、一般的にはそろそろ残りの期間で「やること、やらないこと」の取捨選択をすべき時期でもあるかと思います。今までの学習積み重ねだったり、すたあ様ご自身の感覚を元に、一度「残りの期間でやるべきことの棚卸」をされてみるのもいいかもしれません。
      仮に根拠がないものであっても、最後に信じられるのは”自分の感覚”だと思いますし、やるべきことを決めて走り切れば、自信を持って本試験に臨めるかと思っています。
      道場の過去記事にはヒントになる情報も沢山ありますので、ぜひ棚卸にもご活用ください。

      追い込み期、大変だと思いますがぜひお身体に気を付けて頑張ってください!

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