経営情報システムの暗記術:具体例・語呂合わせなど
こんにちは。ハカセです。
前回は 経営情報システム対策の「串刺し暗記術」 を紹介させて頂きました。ポイントは、「テキストの縦方向の情報を、横方向で覚えましょう」といことでした。
すると、翌日 ふうじん さんも 「経営法務テキストの出来が良い理由 」で、
「タテヨコ・マトリクス学習法」という同じような内容の記事が。
別に打ち合わせしたわけではないのですが、見事な符合ぶり
要は、この記憶術は、
1. どの科目でも応用できる
2. 成功者はかなり活用している
ということになりますね
今回は「方法は分かったから、苦手な情報システムの暗記、具体的に助けてよ!」という方のために、具体的にボクがどう覚えたかを伝授します。
比較的注力可能な「第一章 情報技術」ではなく、疎かになりがちな「第二章 ソフトウェア開発」「第四章 ガイドライン」を中心にピックアップしました。
1. 語呂合わせ
「見積もりは、ここも ポイント、アップ ダウン」
ソフトウェア開発の見積もり技法に関するものです。
・ COCOMO: Constructive Cost Model : ココモ
プログラム予想行数 + プログラマ生産性 + 仕様要求の明確さ
を加味し、モデル式で開発工数や開発期間を見積りする手法。
・ ファンクションポイント法
ソフトウェアの機能の多少・難易度を基準に見積もりする手法
・ ボトムアップ見積もり法
細かい作業レベルから積み上げていく見積もり手法。
・ トップダウン見積もり法
全体レベルから細かい作業レベルに割り当てていく見積もり手法
「ベーシック な 真珠(パール)が イイ」
BASIC と PERL は「一行ごと」に変換する 「インタプリタ型言語」である。(TAC H講師の受け売り)
「共通フレームは不渡り手形」
共通フレーム2007は、「プロセス」「アクティビティ」「タスク」「リスト」の4階層で定義されている。
「PMBOK は ピンロック」
ピンボックは、ISO10006 (ピン・・・ロック)のベースにもなっている。
2. 似たようなものを敢えて一緒に覚える
「CMMI」と「COBIT」
「CMMI:ベンダーのプロジェクト組織の成熟度」と 「COBIT:企業のITプロセスの内部統制能力(ITガバナンス)」は、レベルの区分けが似ています。全く別の場所で出てきているけど、別個で覚えると混乱してしまう。こんな時はマトリクス学習法でまとめて覚えちゃうのが得策。
CMMIの対象はITベンダー(家づくりでいえば工務店さん)。ITベンダーに対して「おたくは成熟度が存在していません。0点です!」と評価するのは失敬。だからこっちは1から5の5段階。
COBITは主に自社のITガバナンスをイメージ。「自社はITガバナンスが全然存在していません。0点です!」と言えるだろうから、0から5の6段階。自分に厳しく、他人に甘く。そんなイメージ
また、ベンダー(工務店さん)に、「あなた背が低い(COBIT・小人)ですね」、なんて失敬なこと言わないだろうから、COBITが自社ITガバナンスに関すること。そんなイメージで覚えちゃいましょう。
レベルは:
諸・反・定・管・最 ショハンテイカンサイ!
と、各レベルの頭文字を勢いよく読みあげましょう。
ショハンテイカンサイ! TAC H講師の受け売りです
「COSO」
内部統制のフレームワーク。デファクトスタンダードですよね。COSOはもともと金融の世界で発生した内部統制の考え方。COSO(金融)のIT版がCOBIT。そんな風に覚えましょう。(これが本当かどうかは保証しません。覚えるための「考え方」という程度です。あしからず・・・)
COSOの構成要素:
統・統・監・情・リ:トウトウカンジョウリ!
「統制環境」「統制活動」「監視活動」「情報と伝達」「リスク評価」の5項目です。勢いよく読みあげましょう! トウトウカンジョウリ!
「デュアルシステム」と「デュプレックスシステム」
両者の違いは以下の通り。
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情報が苦手な人でも、このように「串刺し」で覚えれば、きっと大丈夫。
諦めずに記憶していきましょう!!!