横文字の記憶法

こんばんは。ZonEです。

先日受験生の方とお話する機会があったのですが、その中で
「私は横文字を記憶するのが苦手なのですが、何か良い方法はありますか?(特に経営情報システム)」
というご質問をいただきました。

私も以前は横文字を覚えるのが苦手で、大学受験でも世界史を諦めたタチだったのですが、社会人になってから自分なりに勉強法を工夫することで克服できるようになりました。

 
1.略語は省略しない形で理解する

以前JCさんも「急がば回れ法」として紹介していましたが、英語などの頭文字で構成された略語については、省略しない形で理解すると記憶しやすいです。

特に診断士の一次試験はマークシート方式なので、完全に略語を記憶していなくても、選択肢を見て意味が連想できるようになるだけで、得点できる可能性がぐっと高まります。

 
2.声に出して「響き」で覚える

日本語のワードは漢字など文字自体が意味を持っているので、目で見るだけでも記憶に留まりやすいと言えます。しかし、横文字はカタカナやアルファベットの羅列なので、目で見ただけではなかなか記憶に残りません。

これが、横文字を覚えることが困難である最大の原因だと思います。

そこで、横文字を覚える際に特にオススメなのは、その言葉を実際に声に出して「響き」で覚える方法です。

目だけでなく、口や耳も使って記憶するのです。

「そんなことで…」と一見バカバカしく感じるかもしれませんが、単純な方法こそ効果が高いというのも事実です。だまされたと思って、ぜひ一度お試しください。

 
3.とにかく興味を持つ

「横文字を覚えるのが不得意」と言いながら、
・旅行好きな人で、海外の地名を覚えるのは得意だけど、経営情報システムの横文字は覚えられない
・世界史に出てくる人名や地名などは覚えられたけど、経営情報システムの横文字は覚えられない
…という方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか?

横文字を覚える…という限定的な課題に対する回答としては適切ではないかもしれませんが、効率良く記憶できるかどうかは興味の有無」に左右されます。

自分の興味があることなら、横文字だろうが略語だろうが自然と記憶できてしまうものです。

 
「そんなこと言ってもシステムとか興味ないし…」という方は、身近に感じられる物事と関連付けて興味を喚起してみてはいかがでしょうか?

例えば、あなたが使用しているパソコンのハードディスクが故障して、これまで送受信したメールや保存している文書ファイルが消失してしまったら、困りますよね?

そこでミラーリング(RAID 1)でデータを2重に保存しておけば、片方のハードディスクが故障してもデータの消失を防ぐことができます。

また、ハードディスクからデータを呼び出すのが遅く、パソコンの起動に時間がかかって困る…といったケースを想像してみてください。

これに対してストライピング(RAID 0)でデータを半分ずつ2つのハードディスクに保存していれば、データを呼び出す時間が約半分になり快適ですよね?

さらに、ミラーリングの安心感とストライピングの快適感を両立したいと思ったら、どうすればよいでしょう?

ハードディスクを3本用意して2本にデータを分割して保存しつつ、残りの1本に他の2本のうちどちらが破損した場合に回復できるための情報を保存しておく(RAID 5)。

…というように、自分の持っているパソコンや会社のシステム/ルールなど、身近な物事と結びつけて考えると、無理に努力しなくても不思議と記憶できてしまうものです。

  

今回は「横文字をなかなか記憶できない」という受験生のお悩みにお答えする形で投稿してみました。

なお、一発合格道場では、受験生の皆さんからのご質問(やお悩み)を募集しております。

いただいたご質問には真摯に対応していきたいと考えておりますので、何かございましたらコメント投稿orメールにてご質問ください。

  
by ZonE

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