【おもわだ】発達障害児の育児と診断士試験 ~とある受験生のリアルな記録~

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最初にちょっとだけ告知を。
合格発表後に口述試験対策セミナーを実施します。
リアル(東京・大阪)とオンラインで開催予定ですので、最後までしっかり対策しましょう!
はじめに
明けましておめでとうございます!!
子育て受験生を応援するじょにーです。
お正月、いかがお過ごしでしょうか。
この時期はご家族と一緒に過ごされている方も多いかもしれません。
今回は、そんな「家族」・・・なかでも「育児」をテーマにしたお話です。
じょにーさんが思いっきり育児系のブログを書くのは2回目ですね。
私も子どもがいるので、育児中の受験は大変ですよね。
ただし、内容は非常に重いものになります。
テーマは「発達障害のある子どもの育児」についてです。
正直に言えば、今の私の立場と経験だからこそ書ける記事だと思っています。
育児と受験を両立するなかで、たいへんな思いをされている受験生の方もいるはずです。
また、発達障害と診断されていなくても、いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる子どもの育児に向き合っている親御さんもいらっしゃると思います。
共通しているのは、「子どもを大切にしたい」という想いではないでしょうか。
その想いに向き合いながら、敢えてこの記事を書くことにしました。
ただ、私は発達障害や育児の専門家ではありません。
この記事は、「発達障害児がどれほど大変か」を伝えるものではありません。
「発達障害の子を育てる親が、どう迷い、どう考え、どう行動し、支援につながっていったのか」その過程を記録したものです。
内容については最大限の配慮を心がけていますが、あくまで一つの経験としてお届けします。
誤解を招く表現を避けるなどの理由から、結果的に長めの記事になっています。
その点については、あらかじめご了承ください。
サマリーシート
まずはサマリーシートから。
(サマリーシートって何?という方は こちら をどうぞ)
-1-1024x576.png)
「強化ポイント」(おさらい)
時間:勉強時間を確保するためのポイント
効率:点数上昇のスピードを上げるためのポイント
本番力:試験本番で実力を発揮するためのポイント
育児をしながらの受験では、どうしても勉強時間の確保が課題になります。
私自身も、限られた時間のなかで工夫を重ねることで、一定の効果は感じていました。
ただ、この経験を通じて強く感じたのは、受験そのものだけでなく、「人生」というより大きなスケールで考える必要があるということです。
育児をしながら受験に向き合うとは、「今の自分は、何を大切にしながら進んでいきたいのか」を考えることなのだと思います。
子育ての受験生仲間の紹介
今回の記事を書くにあたって、ぜひ紹介したい方がいます。
同じ時期に診断士試験を受験していた勉強仲間の Huangさん です。
こんにちは!Huangです。
Huangさんは私と年齢もほぼ同じで、家族構成もよく似ています。
ただ違っていたのは、「R6の2次試験結果」 と「息子さんが発達障害(ADHD)を抱えている」という点でした。

R6・2次試験当時の家族構成と2次試験結果
私自身も子育てに奮闘していますが、子どもへの対応には日々頭を悩ませています。
特に息子がやんちゃで、娘がイヤイヤ期に入ってきているため、その点はHuangさんのご家庭とも共通していました。
そんなこともあり、これまでも何度か相談に乗ってもらっていたのです。
今回は、育児について学ぶことも兼ねて、現在の状況も含めてあらためて話を聞いてみることにしました。
今日は、発達障害児の育児のことを中心に、色々と教えてくれる?
一例にすぎないけど、それでよければ!
発達障害について
では、ここからはじょにーに代わって、わたくしHuangが説明させていただきます。
そもそも、発達障害について詳しく知らない方もいらっしゃると思うので、まずは簡単に説明します!
一般的に、発達障害※は次の3つに分けて語られることが多いです。
※医学的には「神経発達症」と呼ばれますが、一般的な理解のしやすさを考え、本記事では「発達障害」という表現を用いています。

ただし、これはあくまで一般的な整理で、実際には特性の出方は本当に人それぞれ。
この表に当てはまらないケースもたくさんあります。
ウチの場合、1歳くらいの頃から、「なんだか他の家庭の子育てと少し違うかもしれない」と感じることが増えていったんだ。
結構小さいころから違和感を感じていたんだね。
あるタイミングで気になって病院にかかった結果、息子は「ADHD」と診断されたよ。
あと、はっきり診断が出ているわけではないけど、いくつかASDの要素も見られている。
発達特性だけでなく、性格的な部分も含めると、こんな感じかな。
息子(Huangさん)の行動の特徴
- そわそわして落ち着かない
(走り回る、なかなか寝られない) - 何事にも衝動的
(思いついたことをすぐ口に出す/嫌なことがあると手が出て激しいケンカになりやすい) - 恥ずかしがりや
- 嫉妬心が強い
- 興味を持ったものへの集中力は高い
そういう子って、正直よく見かける気もするし、
ウチの息子も似ている部分はあるけど、それとは違うの?
そう、それは本当によく言われる・・・。
でもね、日常生活への影響の出方が違うと思うんだ。
すべてが伝わるとは思わないけど、参考になる動画として、こういったものもあるよ。
※ASDの内容も含みますが、近い要素があったので紹介させていただきました。
専門家による解説動画は多少あるけれど、残念ながら、実際の現場を映した映像って、あまり出回っていない気がするんだ。
たぶん、プライバシーへの配慮もあるし、何より当事者は日常が本当に大変で、情報発信まで手が回らないんだと思う。
だからこそ、発達障害への理解がなかなか進まないと思うんだよね。
なんか、自分が思っていた育児と違う世界かもしれない・・・。
そして、可能なら動画の再生回数やコメント欄を見てほしい。
たくさんあって、同じように大変な思いをしている人は確かにいる。
診断士受験生って30〜40代が多いから、同じような状況の人もいるかもしれないね。
そう。だから今回は、じょにーに協力して、少しでも発達障害への理解を促す意味でも情報発信をしようと思ったんだ。
パートナーの異変
ただ、僕の場合は「発達障害のある子どもの育児」だけで終わらなかった。
え?どういうこと?
じょにーも、育児をやっていて、こんな顔になることなかった?
はい、こんな顔していました・・・(汗)
(怖いよ、Huangさん・・・。)
その気持ち、良く分かるよ。
(じょにー、その顔、怖すぎるよ・・・。)
本当は、こんなにイライラしたくなかったし、何度も後悔してた…。
僕も妻も、イライラしてた。
特に最初のころは、どう対応すればいいのか分からず、毎日のようにね。
怒りを通り越して無表情のまま動けなくなり、うずくまることもあったよ。
それでも、何とかお互いに支え合って、少し回復して、またイライラして……。
そんな毎日を繰り返していた。
……聞いているだけでも、相当きつそうだ。
そして、ついに妻が先に限界を超えてしまった。
ある時から、妻が精神的にかなり参ってしまって、家事や育児を含めて日常生活にまで支障が出る状態が続くようになったんだ。
子どもの対応だけでも大変なのに、
奥さんまで崩れてしまって……どうなっちゃったの?
僕は子ども2人と妻、合わせて3人を支える立場になった。
ただ、当然、その影響で疲れ果ててしまった。
「このペースは絶対に持たない・・・」そう思って、何とかしようと模索し始めたんだ。
子どもへの関わり方(試してきたこと)
ここからは、この状況を少しずつ打破するために、私が実際に取った行動をまとめていきます。
まだ妻が比較的落ち着いて会話できていたころ、妻と相談しながら、次の3つの軸で対応していくことにしました。
- 専門家の力を借りる
児童発達支援センターや市の子ども家庭課に相談したり、休日に療育を活用する。 - 薬物療法
病院を受診し、衝動性や多動性を抑える薬を試す。 - 親の対応を変える
本やテレビなどを通じて発達障害の特性を学び、行動を変える
本当は、僕や妻の両親、あるいは民間の家事代行サービスなどの力も借りたかったんだけど、いろいろな事情があって難しかったんだ…。
頼れる人にはできるだけ頼った方がいいとは思うね。
でも、現実にはなかなか思い通りにいかないものなんだね。
次は、さっきの3つのうちの「➌親の対応を変える」について、もう少し具体的に示していくね。
親の対応①「発達障害を理解する」
まずは、各種専門家の話に加え、本や動画を通じて学ぶことから始めました。
その中で、発達障害を持った人の感覚や物事の感じ方が、自分とは大きく異なるということが分かってきました。
「性格や能力は、環境や親の努力次第で変えられる」、「育児がうまくいかないのは自分のせい」と以前までは思っていた。
でも実際には、生まれ持った特性によってかなり決まってしまっている部分もある、ということが分かった。
これは、自分にとってものすごく大きな発見だった。
努力で全てがうまくいくわけではないのか・・・。
それは考えを改めさせてくれるね・・・。
例えば、こんな分かりやすく説明してくれている動画もある。
それを参考に、家の中で実際に行っていた対応も示すね。
家庭内での対応(一部)
- 包丁などの危険な刃物類は、すべて棚の一番上に置く
- ベビーゲートをあらゆる場所に設置し、自転車用のワイヤーロックを使って簡単に開けられないようにする
- 食事の際は、割れないプラスチック製の皿やスプーンを使用する
- きょうだいを一緒に寝かせない、食事も別々にする
- 季節のイベント事は小規模で実施、またはやらない
- 何かが壊れたり汚れたりしても、気にしないようにする
※このような対応を取った背景については、想像にお任せします。
特性を理解したうえで環境を調整し、事故が起こらないように“事前に防ぐ”ことが大切だと思う。
正直、本意ではない対応も多かったよ。
それでもね、安全を最優先に考えて、最悪の事態を避けるために、やむを得ず選んだ対応でもあった。
確かに……正直あまり積極的にはやりたくないかも。
あと、ウチは家の壁とかが傷ついても、いちいち気にせず、流すようにしていたよ。
なるほど・・・。
広い視野と心の余裕を持って考えて、うまく受け流すことも大切なんだね。
しなやかな思考で行動をとることが大切そうだね。
親の対応②「感情に寄り添う」
事前にトラブルを防ごうと意識して行動していても、現実には、どうしても思い通りにいかないことが起こります。
特に「癇癪(興奮を伴う混乱状態)」は頻繁に起きていました。
また、そのきっかけが「きょうだいげんか」だった、ということも少なくありませんでした。
じょにーは、もし子どもが癇癪を起こしたら、どう対応する?
自分が小さい頃は、かなり叱られたり、叩かれたりもしてきたけど……
それはさすがに今の時代は違うよね。
ちゃんと理由を説明したうえで、「○○してほしいな」って優しく伝えるかな~。
それも一つのやり方だよね。
ただ、ウチの場合はそれが逆効果になることが多かった。
かえって癇癪がヒートアップしてしまっていたよ。
じゃあ、どうやって対応したの?
とにかく意識したのは、子どもの感情に寄り添うこと。
たとえ一般的に“悪いこと”であっても、それはあくまで一般論であって、その瞬間の子どもの感情とは別なんだよね。
具体的には、どういうこと?
たとえば妹を叩いてしまった場合、「なんで叩くの!」、「叩いたらダメだよね?」・・・こういう声かけは、うちではNGだった。
それよりも、「嫌なことがあったんだね」、「辛かったんだね」と、まずはその子の感情を代弁して、理解しようとした。
できれば、妹が近くにいる場ではなく、息子と二人きりで伝えられるとさらに効果的だった。
「叩いちゃダメだよ」って、どの家庭でも普通に言ってそうだけど……。
ちょっと過保護過ぎない?それで本当にうまくいくの?
うまくいかないことも、正直たくさんあったよ。
でも、長い時間をかけて落ち着いて感情に寄り添い続けることで、少しずつ息子が僕を「敵」として見なくなっていった。
落ち着いてきたタイミングで、「落ち着けてエライね。叩かれたら痛いから、次はやめようね。」と伝えるようにしていた。
そうした積み重ねの中で、親子の信頼関係が少しずつできていったんだと思う。
時間もかかるし、大変そうだけど…。
癇癪への対応って、結局はその積み重ねが大切なんだね。
親の対応③「褒める」
あとね、メチャクチャ「褒めた」。
確かに褒められたらうれしくなるよね。
ただ、言うことをあまり聞かなかったりすると、褒められる場面って少なくならない?
そういうときは、「実況中継」みたいにするのがよかったよ。
たとえば、「スプーンを持って食べてるじゃん!えらい!」と言いながらグッドのサイン👍出したり、
「ちゃんと椅子に座ってるね!すごい!」と言いながらグータッチ✊を求めたり・・・、
日常の本当に些細な行動を一つひとつ拾って褒めていった。
なるほど……結果じゃなくて、「今できている行動」を拾う感じだね。
そうそう。
発達障害のある子どもは、どうしても「一般的にはできて当たり前」とされることがうまくできず、
周囲から注意されたり、怒られたりする場面が増えがちなんだ。
そうなると、自己肯定感が下がって、余計に反発しやすくなってしまう。
だからこそ、意識的に褒めることが必要だと思っている。
ここでもやっぱり、すぐに結果を求めるんじゃなくて、
積み重ねが大事ってことなんだね。
あと、親が大変なのは当然だけど、
「子ども自身も自分の感情や行動をうまくコントロールできずに苦しんでいる」という点も親として理解してあげたいよね。
それが理解できれば、より子どもに寄り添える気がする。
パートナーへの対応
さっきも言った通り、ウチの場合、妻もかなり追い込まれてしまった時期があった。
そこで一時的に、2人の子どもの対応は全て自分が引き受けて、
妻には少し距離を取って、ひとりで休んでもらう時間をつくったんだ。
ただでさえ、子どもの喧嘩や癇癪への対応が大変なのに、
それを一人で引き受けるのは相当キツかったんじゃない?
最初は、正直まったくうまくいかなかったよ。
でも、さっき話した子どもへの対応を意識して続けていくうちに、少しずつだけど、状況は改善していったと思う。
それと同時に、妻の心理状態について学んだり、専門家に相談したりしながら、「理解しようとすること」を大切にしていた。
その姿勢は、「子どもへの対応」と通じるものがあるね。
そうなんだ。
正直な気持ちとして、「大人なのに、なんでこんなこともできないんだろう」と思ってしまう瞬間もあった。
でも、相手の感情や特性が理解できるようになってくると、それまでとは違う景色が見えてくる。
そうなると、こちらの関わり方や声のかけ方も、自然と変えられるようになっていった。
パートナーも子どもも、他者理解が大切ってことだね。
あと、子どもへの「褒める」の対応と似てるけど、「感謝」を伝えるように意識した。
僕が一人で家事や育児をやることもあるけど、妻がやることもあった。
その時は「ありがとう」と伝えるようにした。
それはどこの家庭にも必要かも・・・。
俺は少し疎かになってたわ。
いや、僕も完璧ではないし、まだ道半ばだよ。
ただ、少しずつ、良い方向に向かっていると感じているよ。
もっとも重要な対応
じょにーは、僕みたいなケースだったら、誰を一番最優先でケアすべきだと思う?
う~ん…子どもが一番大切なのは間違いない。
でも、奥さんのケアもしないと、結局ずっと一人で子どもや奥さんの対応をし続けることになるよね…。
“一番”って言われると、正直すごく難しいな…。
ところで、じょにーは「酸素マスクの法則」って知っているかい?
え?・・・うん。
飛行機で酸素マスクが降りてきたら、子どもより先に親が装着する、ってやつだよね?
そう。育児も同じだと思うんだ。
子どもを守ろうとするあまり、自分へのケアがおろそかになると、まず自分が倒れてしまう。
そうなれば、子どもも妻も守れなくなる。
だから、一番最初に守らなければいけないのは「自分自身」なんだと思っている。
いや、理屈では分かるけど、その状況でなかなか難しくない?
何かやったの?
僕は職場の産業医や知人とかに相談したよ。
子どものことで関わっていた心理士さんや、市の子ども家庭課の担当の方にも話を聞いてもらった。
それから、他人を傷つけないように気をつけながら、SNSで感情を吐き出したね。
多くの制約の中でも、やれることを最大限やった。
そしたら、みんなが僕のことを助けようとしてくれたんだ。
…一人で抱え込まないようにした、ってことだね。
うん。
あと、たとえ寝不足になっても、誰も起きていない朝早くに「自分の好きなこと」をやる時間を作った。
少しの時間しかなかったけどね。
自分が今、どんな状況にいるのかを客観的に見るようにして、自分の感情に正直になるようにしたんだ。
自分が辛く感じることがあったら、「今日もよく頑張ったな」って、自分に声をかけることもあった。
自分の状態を理解することも大切っぽいね。
育児はどうしてもイライラしやすいものだし、アンガーマネジメントの観点で考えると、すべての親に必要な自己ケアなのかも…。
じょにーも、いろいろ制約があって自由に動けないことあるんでしょ?
うん、実は診断士の活動はもちろんのこと、道場活動もほとんどできていない。
ブログは書いているけど、そのほとんどが早朝にやっていて、日中は自由に動けていないんだ。
でも、一人じゃないんだよね?
そういう「つながり」は是非大切にした方がいい。
そうだね。
今は育児とかで思うように動き回れない。
でも、ありがたいことに、診断士試験を通じて一発合格道場やXでのつながりが生まれた。
一人じゃないって思えること自体が、もう一つの支えだと思うし、これからも大切にしていくよ。
参考までに、ここまで話した「子どもや妻への対応」について、考え方のヒントになる動画も紹介しておくね。
動画の中でも紹介されているけど、自分を理解し、他者を理解し、しなやかな思考で対応することが重要だと思うんだ。
ポイント
・そもそも正解はない。
・一般論の育児論と障害がある子の育児論はまったく別
・常識的な正解(一般論)を一回放棄して、新しい正解を見つけていく力が必要
・サポート不足のため、親は本当に「孤独」(周囲からの理解が無い)
・自己理解、他者理解、しなやかな思考、を目指していく
発達障害の良い点
ここまでは、「大変だったこと」を中心に話してきました。
ただ、実際に子どもと向き合うなかで感じているのは、発達障害(ADHD)には確かに「良い点」もあるということです。
例えば、うちの息子にはこんな特徴があります。
息子(Huangさん)の特徴
- 意思決定がとても早い
- 一度スイッチが入ると、驚くほどの集中力を発揮する
- 興味を持ったことに関する記憶力が非常に高い
面白いと思ったものには迷いなく手を伸ばすし、興味を持った対象への集中力や記憶力は本当にすごい。
正直、これは僕にはまったく真似できない力だと思っている。
例えば、5歳くらいのときに、こんなものまで作ってしまったんだ。
もちろん、多少はサポートしたけどね。

え……これを作ったの!?
ADHDって「社会の型」にはまりにくいだけで、価値が低いわけではないと思っている。
むしろ、こういう気質は経営者向きなんじゃないかな。
実際、ADHDの特性を持つ社長は多いとも言われているしね。
確かに、社長さんって、どこか強い個性を持っている人が多い気がする……。
これはあくまで僕の推測だけど、ADHDの特性が原因で、社長という立場にありながらも、従業員や周囲から理解されず、孤立してしまっているケースもあるんじゃないかと思うことがある。
そう考えると、そういった社長さんや経営者に寄り添うためにも、発達障害への理解がすごく大切なのかもしれないね。
育児のありがたさ
ここまで聞いているだけでも、本当に大変そうだよ。
正直、どうしてそこまで頑張れるの?
うーん……正直に言うと、はっきりした理由は見つからないんだよね。
でも、使命感のようなものは感じる。
「子どもの親」であり、「妻の夫」でもあるからね。
確かに、それはあるよね。
でも、Huangが元々子どもが好きだった、とかじゃないの?
正直に言うと、嫌いってわけじゃないけど、特別子どもが好きってわけでもなかった。
子どもが生まれる前は、自分が親になっている姿なんて、まったく想像できなかったよ。
へぇ…これだけ向き合っているのに、それはちょっと意外だ・・・。
でもね、誰かに言われてやっているわけじゃなくて、自分で選んで動いている。
それってつまり、それだけ大切な存在だと無意識に認識しているんだろうね。
子どもと向き合う中で、少しずつ成長していく姿を見られるのは、確かにかけがえのない経験だよ。
新しい視点を与えてくれたり、昔忘れていた大切なことを思い出させてくれたり…。
そうした積み重ねの中で、知らなかった自分に出会えている気がしている。
確かに、子どもから学ぶことって多い気がするよね。
それに、今は妻が苦しんでいるけど、診断士の勉強をしていたときは、子どもの面倒を見てくれて、少しでも僕の勉強時間を確保しようとしてくれていた。
だから今度は、自分が支える番なんだと思うようにしているよ。
頼る側と頼られる側が固定されると、長くは続かないもんね。
本当にそうだね。
こうして振り返ってみると、トータルで見れば、きっと「幸せな時間」なんだと思う。
今はそう感じにくいかもしれないけど、これから先、そう思える瞬間はきっとたくさんあるはずだよ。
家族は間違いなく宝物だと思っているし、それがいない世界はもう考えられない。
「一人でも生きていける時代」って言われるけど、少なくとも僕は、家族がいないとダメな人間だと思う。
・・・ってことは、実は支えてもらっているのは僕のほうなのかもしれないね(笑)
うん……とてもいい話が聞けたよ。
Huangの話を聞いて、育児に向き合うモチベーションが、少し上がった気がする。
Huangさんの中小企業診断士試験
そういえば、R6の2次試験の結果が出た後、「R7の診断士試験受けるつもり」って言ってたよね?
試験はどうだったの?
実は、受験しなかったんだ。
え、そうなの!?
あんなに診断士になることを志していたのに!?
R6の2次試験だって238点で、あと少しだったじゃん・・・。
実は今回話した出来事は、この1年間ぐらいで起きたことだったんだ。
だから、勉強ができていた頃とは大きく変わってしまって、今の状況では、勉強どころじゃなくなってしまった。
診断士は、確かに人生を豊かにしてくれるツールだとは思っている。
でも、家庭を壊してまで診断士を取ったとしても、それはもう“豊かな人生”とは言えないと思ったんだ。
……確かに。
今は本当に厳しい時期だもんね。
まずは家庭を守ることが大切だよね…。
そうだね。でも、諦めたわけじゃない。
5年後、10年後になるかもしれないけど、家庭が落ち着いたら、また目指してみたいと思っているよ。
うん。Huangなら、きっと診断士になれると思う!
もし合格できたら、そのときは道場メンバーに立候補するからさ。
それまで、道場を存続させておいてくれよ。
それは心強いな(笑)
できる限り何とか頑張ってみるよ。
それから、2次試験の結果は、僕とじょにーで確かに僅かな差だった。
だけど、僕の不合格も、じょにーの合格も、それぞれの結果はその人にとって「必要な結果」だったと思っている。
だから、じょにーも大変な状況だと思うけど、診断士になるべくしてなったんだと思うよ。
だからこそ、そのことを胸に、診断士として活躍してほしい。
うん、分かった。
俺は俺で、できることを精一杯やってみる!
今日は本当に、たくさんの気づきをもらったよ。
本当に、ありがとう!
子どもに付けた名前
ここまでは、Huangさんのお話を中心にしてきましたが、
最後に少しだけ私自身の話もさせてください。
今から7年ほど前、私はまだ中小企業診断士試験の存在を知りませんでした。
そして、私の息子がもうすぐ生まれるという時期でした。
その息子の名前にどうしても入れたい漢字が一つありました。
それが、「想」という字です。
人の名前としては、少し珍しいかもしれません。
でも、「想」という字は、「相手」の”相”と”心”の2つの漢字から成り立ちます。
そのため、この字には、「“相”手の気持ち(“心”)を理解できる人になってほしい」という私の想いを込めていました。
そして息子が生まれた数年後に診断士の勉強をやっている中で気づいたのですが、
この「想」という字は、診断士の2次試験でも何度か目にしますよね?
はい、「社長の想い」です。
社長の想いをくみ取り、言葉にし、形にしていく・・・。
その姿勢は、診断士にとって、とても大切なものです。
そして、相手を想像する姿勢は、子どもであっても、大人であっても変わらないと思います。
相手の立場で考えることの積み重ねが、人と人との関係をつくっていくと思っています。
お気づきの方もいるかもしれませんが、このブログのタイトルには敢えて「おもわだ」という言葉を入れました。
正直、このブログは“重い”内容です。
読む人によっては、しんどく感じる部分もあるかもしれません。
それでも、どうしても伝えたかった様々な”想い”がありました。
育児も、受験も、仕事も、人生も・・・どれも簡単ではありません。
でも、その中で「何を大切にしたいのか」を考え続けること自体が、その人なりの答えにつながっていくのだと思います。
この文章が、今まさに悩み、迷いながら歩いている誰かにとって、ほんの少し立ち止まって考えるきっかけになれば、それ以上にうれしいことはありません。
さいごに
受験生でありながら、育児に向き合っている親御さん、本当にお疲れ様です。
毎日が手探りで、「これでいいのか」と悩むことも多いと思います。
どうか、ご家族を大切にしてください。
そしてそれと同じかそれ以上に、自分自身のことも大切にしてほしいと思います。
今はその渦中にいて、「幸せな時間」ということがなかなか実感しづらいこともあるかもしれません。
それでも振り返ったとき、そう思える日が来る可能性は、きっと誰にでもあると思います。
私は「頑張っても頑張ってもうまくいかない」と感じる日がよくありますが、その時間や選択が無駄になることは無いと信じています。
人生は試験よりも長く、合否よりも深いものです。
皆さんが向き合っているその「今」そのものが、きっと未来につながっていくと思っています。
ブログのまとめ
・「自己理解、他者理解、しなやかな思考」を目指す。
・まずは「自分自身」のことを大切に。
あしたはさくら!
個人的に感じた「診断士資格のメリット」を紹介します!
☆☆☆☆☆
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ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
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こんにちは。いつも投稿読ませてもらってます。一次試験も二次試験も大変お世話になりました。
丸2年近く読んでますが、今回意外な話題が取り上げられており驚きました。
私自身も未就学児と小学生の子供が2人いる、という点では一緒ですが、今思い返すと私自身が発達障害児だったなと感じております(まだまだ手のかかる子供達ですが、私の当時と比べると落ち着いており、親は大変だったろうなと感じます、、)正確な診断は受けてませんが、幼少期はASDとADHDと場面寡黙症で、とくに幼稚園時代は殆ど言葉を発してませんでした、小学校でもずっと静かでしたが、家では荒れてましたね(・・;)ただ私自身は喋りたかったし、家では荒れてる自分をコントロールできなくて自己嫌悪にもかられ、そのような中でもピアノの先生が殆ど喋らない私に寄り添い励まし、いつも褒めてくれたのを覚えており本当に感謝してます。大学時代は何故か殻を破り試食販売のバイトにハマり、バックパッカーで海外一人旅に目覚め、卒業後は営業の仕事につき16年経過してます。今でも感情的になったり人見知りを発揮することもありますが、、思えば幼少期から自己の経験から「言葉を出せない人(物)の支援者になりたい」と思っており、発達障害をかかえる方々の支援で何か出来ないものかと思いながら過ごしてます。
書いているうちに自分語りが多くなってしまい恐縮です、、境遇が全く異なるので何の参考にもならないと思いますが、思わず(初めて)コメントしてしまいました。どうかお身体を大事にお過ごしください。いつも投稿楽しみにしてます(^^)
ままさん、いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
そして、初コメント、本当に嬉しく思います。
今回のテーマは、正直かなりニッチで、かつセンシティブな内容でもあり、書くかどうかは本当に迷いました。
それでも、「きっとどこかで大変な思いをされている方がいるはず」「そういう方にとって、何か一つでも参考になるかもしれない」そんな思いが勝り、書くことを決意しました。
まず、小さなお子さん2人を育てながらの受験、本当にお疲れ様でした。
私にも2人の子供がいるので、とても大変な中での受験だったことと予想します。
そのような中で、1次・2次試験を乗り越えられたこと、心から素晴らしいと思います。
書いてくださったご自身の幼少期から現在までのお話、とても印象深く読ませていただきました。
ブログでも触れましたが、やはり「自己理解」はとても重要だと、改めて感じます。
当時の自分、今の自分を振り返り、客観的に言葉にできているままさんは、すでにご自身を深く理解されていて、その分、より適切な対応や選択ができる状態にいらっしゃるように思いました。
また、ご両親やピアノの先生など、周囲の支援があったことは、本当にありがたいことですね。
特に、言葉を発することが難しい中でも、そっと寄り添い、励まし、認めてくれる大人がいた経験は、その後の人生にとって、とても大きな意味を持っているのだろうと感じました。
「言葉を出せない人(物)の支援者になりたい」「発達障害をかかえる方々の支援で何かできないか」という思いも、ご自身の経験があるからこそ生まれた、とても大切な視点だと思います。
その経験は、きっとこれからの人生の中で、ままさんならではの“強み”として生きてくる予感がしています。
実は、Huangさんのお子さんだけでなく、私の周りにも「発達障害かもしれないな」と感じる方は何人もいます。
だからこそ、ままさんのコメントはとても参考になりましたし、私自身の励みにもなっています。
きっとこの記事を読んだHuangさんにとっても、そして他の読者の方にとっても、心を軽くする言葉になると思います。
コメントを通して、こうして経験を共有し、励まし合えること自体が、とてもありがたいことだと感じています。
またぜひ、気が向いたときにコメントをお寄せください。
2次試験の結果でモヤモヤする時期かと思いますが、どうかお身体を大切に、これからもお過ごしください。
一発合格道場でまさかこの話題が取り上げられるとは思わずつい抑えきれずコメントさせていただきます。
私は5歳の長男と1歳の次男を持つ30代後半男性のR7年度受験生です。(現在2次試験結果待ち)
そして私の5歳の長男は知的障害を伴う発達障害です。
長男はHuangさんの息子さんとは特性が異なりASD優位でADHD特性が一部見られる発達障害です。
新版K式という発達指数検査を受けようとしましたが椅子に座って課題に取り組むことすら困難なほど指示が通らず、発語はあれど会話によるコミュニケーションも困難なため療育手帳A判定を25年8月に下されました。
私の妻も元来HSP特性があり、会話を通して伝えることが出来ない長男の度重なる癇癪と度々起こる自傷行為に気を病み、また1歳の次男(恐らく定型発達)の育児も相まって先に限界を迎えてしまい現在も心療内科に通院中です。
家族構成や境遇も似ており、この記事では伝えきれない一つ一つの些細なトラブルや周りの定型発達児との差を見せ付けられたときの失望感、それらの積み重ねが結果的に大きなダメージになっていることと思います。
もちろん定型発達児の育児が楽だとは思いません。子育てが大変なことに変わりはないのですが、障害児育児と妻のサポートは内心気が休まることはなく、日々の支援や就学に向けてやることも物凄く多く、周囲に状況を共有はしても本当の意味で理解を得るのは境遇が違いすぎて非常に難しいのです。
私も睡眠と習慣と普通という概念を捨て診断士の勉強をしてきましたが恐らく2次試験は落ちてます笑
ただこのコメントを通じてつながりができれば幸いです。
長文失礼しました。
IKKOさん、コメントありがとうございます。
そして、日々の育児、本当にお疲れ様です。
ご家族の状況を拝見して、家族構成は本当に似ていますね。
その大変さが、それだけでも伝わってきました。
記事では書ききれませんでしたが、些細なトラブルも重なるとしんどくなるし、定型発達児との差を見せ付けられたときの失望感、はあるんですよね・・・。
積み重なっていくことで、気付かぬうちに心が削られていく感覚、とても共感します。
また、周囲に状況を共有しても、境遇が違いすぎて理解してもらえないのはつらいところだと思います。
「分かってもらえない」という感覚自体が、さらに孤独感を強めてしまいますよね。
ブログでも紹介させてもらいましたが、早稲田メンタルクリニックの益田先生の動画は、どれもとても参考になると思います。
ご存じでしたら申し訳ありませんが、心が救われることもあると思いますので、是非お勧めします。
また、SNSやNOTEで発達障害に関する発信をしている方々の投稿を読むこともあります。
私自身、育児についてXで発信していたりもするので、そういったものを読んでみることで、少し救われる気持ちになることもあるかもしれません。
そんな状況の中で、診断士試験に挑戦し続けてきたIKKOさんは、その試験結果を問わず、本当に素晴らしいと思います。
その経験はきっと何かの役に立つと思います。
現に、IKKOさんのおかげで、私自身も励ましてもらえました。
どうか、お子さんや奥さんの為にも、IKKOさん自身が崩れないようにしてほしいと思います。
コメント、本当にありがとうございました。
じょにーさん、ありがとうございます!
にっくです。
僕は統合失調症という精神障害の1つを持っています。
発症要因を調べて貰えば分かると思いますが、うちの家庭も色々ありました。
今も色々あって、別居を考えていたのですが、じょにーさんの記事を読んで、家族に合わせる事を怠っていた事に気付きました。
自分も大事にしつつ、相手を理解し、合わせる事を意識して、もう少しだけ、想い合う関係を築けるよう努力してみようと思います。
知ったような口はきけませんが、苦しい中お話頂き、ありがとうございました!
Huangさん共々、また、僕を含め、「生きる」という大変なクエストをもがいてらっしゃる方々共々、良い1年になりますように!
明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い致します!
にっくさん、あけましておめでとうございます。
コメントありがとうございます。
お久しぶりのコメントで、正直なところ「読んでくださっていたんだ」と安心する気持ちがありました。
ご自身の状況と重ねながら受け取っていただけたこと、本当にありがたく思います。
また、文章から、にっくさんも大変な中で日々向き合っていらっしゃることが伝わってきました。
こうして大変なことも共有できると、互いに少し勇気が湧きますね。
私自身も、にっくさんのコメントから大きな気づきをいただきました。
どうか無理をしすぎず、ご自身を大切にしてください。
育児に限らず、ご家族や周囲の方々との関係を通じて強く感じているのは、やはり「理解すること」の大切さです。
診断士試験についても、受験生という立場を理解し合いながら、楽しさや大変さを共有できたらいいなと、いつも思っています。
少しでも穏やかな一年になりますように・・・。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
色々あってメンタルヤバかったり、B型事業所(就労継続支援)に通い始めたのもあって、中々コメントできずにいました。
申し訳ありません。
そんな中でも、道場の皆さんの前向きな投稿が支えになっています。
ありがとうございます。
個人的には、「もう止めてくれ…」というより、「こんだけ大変なんだから、元取って余りあるくらいの幸せ手にしなきゃ割に合わん」くらいの気持ちでいます。企業経営の「停滞は衰退」ってやつですね。
ホント、生きるのって大変です。でも、息を吐いて辺りを見渡せば、幸せはそこら中に転がっています。
診断士の勉強と同じように、今のちょっとの積み重ねが大きな違いを生むんです。
どうしても辛い時は、今をやり過ごすだけでも充分です。その今が、明日に可能性をつなぐんです。
長文失礼しました。
にっく
いえいえ、ただでさえ診断士試験の勉強だけでも大変な中で、いろいろなことが重なっていたのだと思います。
そんな状況の中でも、今回こうしてコメントをいただけたこと自体、とても嬉しく思います。
また、道場ブログが支えになっていると言っていただけたこと、本当にありがたいです。
実は、私たちも読者の皆さんの反応やコメントに支えられて、こうしてブログを書き続けられています。
こちらこそ、ありがとうございます。
世の中の変化がどんどん激しくなっている今、「成長し続けないと停滞=衰退になる」という感覚は、私もまったく同感です。
そんな中で、にっくさんが診断士試験に挑戦し、「今より少しでも前に進もう」とされている姿勢は、本当に素晴らしいと思います。
私自身も、診断士試験を通して、知識や勉強方法だけでなく、
物事の捉え方や、人との向き合い方など、たくさんのことを学びました。
試験そのもの以上に、人生に生かせるものが多かったと感じています。
とはいえ、ずっと全力で走り続けるのは誰でもしんどいと思います。
にっくさんが書かれていたように、「今をやり過ごすだけでも十分」な日も、きっと必要だと思います。
たまにはしっかり休憩を入れて、潰れないようにしながら、それでも成長し続けようとする姿勢が、将来の大きな変化につながっていくんだと思います。
にっくさんもHuangさんも、「生きる」というクエストは難易度高めですが、少しずつでも前に進んでいけたらいいですね。