【中小】選択と集中

 

こんにちは、を~です。
すっかり桜も満開、というかあっという間に盛りを過ぎてしまいました。

学校の春休みも終わり、通勤電車もすっかりいつも通りの混雑を取り戻しました。
ぜんぜん嬉しくないけど

というわけで、今週は中小WEEKです。

とはいうものの、ぼく自身が中小を勉強したのは2年前のことで細かいテクニックなんてすっかり忘れてるし、独学なもんでノートなんかそもそもありません。こまった

 

■ どんな科目なのか ■

さて、すでに講義を受けている、もしくは過去記事を読んでいる方ならすっかりお分かりのとおり、「中小企業経営・中小企業政策」というのは暗記する内容がすごーく多い科目です。

ぼくは、一度テキストを読んでみて、ナンダコリャ?って思いましたよ。

でも、超直前期になって、ハカセのこのエントリを見て吹っ切れました。
合格した人でもここからのスタートだったと知って、心がホントに軽くなりました。

個人的には、受験期にこの科目の勉強で得た知識そのものが、診断士としての活動にどれだけ貢献するのか疑問です
企業内診断士に限らず。

だって、細かい知識はどんどん忘れるし、政策や根拠法もどんどん変わるもんね。

ただし、「似たような内容の施策が複数の省庁・機関によって行われている」というのは確かな事実です。
そのことを知っただけでも、実際に調べるときの効率は段違いだろうなって思います。

実際に実務に当たっていれば必要に迫られて調べるし、調べた実績が蓄積されれば自分の中での整理もできていくでしょう。
さて、1次試験の案内を見てみると、この科目の内容について、このように紹介されています。
 

(1)中小企業経営
 ① 経済・産業における中小企業の役割、位置づけ
 ② 中小企業の経営特性と経営課題

(2)中小企業政策
 ① 中小企業に関する法規と政策
 ② 中小企業政策の役割と変遷

(3)その他中小企業経営・中小企業政策に関する事項

 
細かい項目が並んでいますが、分野としてはたったのこれだけです。
ですが、中身はというと、とんでもなく多岐に亘る。

(1)の部分は、すなわち白書の領域ですが、個々の論点やグラフの内容を場当たり的に覚えてもキリがありません。

どうしても読みたい人はムリに止めませんが、白書を一生懸命読む必要はありませんよ。

白書を通して読んでみても、受験生レベル(実務からかけ離れた、単なる合格者も当然含む)では「日本経済で中小企業の占める役割は(意外と)大きい」「中小企業のリソースは非常に限られているが、(意外と)ガンバッテいる」くらいしか読み取れません

これを、GDPの寄与度や、業績、輸出入、倒産・求人件数といった統計を使って見せたうえで、「中小企業(という集団)の成長に必要な要素(経営課題)」は何かを見つけて、「課題を解決するために有効と思われる政策・支援事業」を並べる。

これらがぜ~んぶ試験範囲で、暗記して点数を稼がなきゃいけない。

すごーく乱暴にまとめると、「中小企業経営・中小企業政策」という科目はこんなカンジです。

 

■ どうやって勉強するか ■

こんな風に、受験生の前に立ちはだかる超暗記科目なわけですが、何しろ乗り越えなければ合格できません。
「暗記」をするために「自分に合った方法」を見つけて、ひたすら繰り返すしかないのですが、これで終わってはミもフタもありませんよね

先日のアンドロメダのエントリとかぶってしまいますが、こんなふうにして単なる暗記部分をできるだけ絞り込めば、それだけ負担は軽くなります。

 

その1 暗記エネルギーを政策へ集中投入する
白書の分野で問題集はあまりアテになりません。
だいたい、問題集は過去問を整理したものです。白書の分野で、過去問が意味無いのはあたりまえ。
であれば、活字素材が充実している政策に力と時間を投入するのは当然の戦略。

 

その2 白書本体は読まない。
白書の概要が出ているのはご存知だと思います。
わざわざ中小企業庁が税金を投入して纏めてくれているので使わない手はありません。
平成23年度版の概要は、46ページになっています。
(本体はおよそ300ページ)

 

その3 震災の影響を振返ってみる
白書の副題は「震災からの復興と成長制約の克服」となっています。
東北の中小企業が大打撃を受けたために、電子部品が供給されずに自動車生産が止まったなんてニュースもありました。
そういえばタイの洪水もあったので、BCPが今年の注目論点になるかもしれないですね。

 

その4 模試をしゃぶりつくす
道場でも何度も紹介されているNANAさんのブログから。
「最新施策は全国模試で学ぶ」
(http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/48123818.html)
の文字を見た瞬間に目からコンタクトが落ちそうになりました

 

 

■ 最後に ■

各校の講義スケジュールを全て把握しているわけではありませんが、中小ってだいたい最後になってますよね。
これは、7科目中で一番暗記力を必要とする科目だから

カリキュラムの最初に中小があったら、7科目1周した頃にはスッカラカンになってしまいます。

直前期に入ってまたゼロから覚えなおすのは精神的にも負担が大きいです。
ところが、7科目の最後にしておけば、記憶が抜けきらないうちに2周め・3周めで逃げる知識を繋ぎ止めることができる。

というわけで、安心して暗記に勤しみましょう
まぁ、これって今ぼくが思いついたんですけどね。そういう事にしておきましょうよ。

 

さて、話は変わりますが、4月ももうそろそろ半分。ということは、あっという間にGWになってしまいます。

言うまでもありませんが、1次試験前にまとまった時間を作れる最後のチャンスがGW。
GWにやる勉強の優先順位を考えて疲れたアタマをリフレッシュしながら暗記に集中してみてはいかが?

 

以上、を~でした。

 

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