【中小経営・政策】範囲を絞って守りに徹する

こんにちは、はんた です

本日は、1次試験の7科目目である中小企業経営・政策についての記事を書こうと思います。
昨日、久々にJCの投稿がありましたので、まだご覧になっていない方は、そちらもご覧ください。
以下では、中小企業経営・政策のことを、「中小」と呼びます。

 

苦手な理由

私は、中小が最も苦手でした。その理由は、

1 これまで全く学習したことのない分野であったから

2 細かい数字や似たような政策が多すぎて暗記する量が膨大であったから 

の2点です。特に、記憶力が年々弱くなってきているオヤジにとっては、暗記量に押しつぶされそうでした。

 

試験対策
私がとった試験対策としては、T○Cの基本講義期間中は、

1 トレーニングを次の講義までに3回まわす

2  基本講義の音声ダウンロードを早回しで聴く

だけでした。中小に関しては、スピード問題集も過去問もやりませんでした。
その理由は、 まっきーのこの記事のピンチその③、ピンチその④に書かれていることと同じです。T○Cの講義では、震災関係の問題はまず出題されないと明言されていたにもかかわらず、スピ問には震災関係の問題が掲載されていて、指導方針が矛盾していると感じたこともありました。

その結果、アウトプットが不足がちになり、養成答練では80点を確保しましたが、完成答練では56点、1次公開模試では66点でした。しかも、完成答練、公開模試では、全く正解がわからないのであてずっぽうにマークした答えがまぐれ当たりしたものがかなりあり、まぐれ当たりが裏目に出れば40点を切る可能性があり、実力よりもかなり点数が水増しされているという自覚がありました。

私は、1次試験に不合格になるとしたら、中小で40点を割って足切りになるパターンが最も高いと恐怖を感じていました。
そこで、本試験1か月間は、全学習時間の7,8割は、中小の学習に当てていました。直前期の学習方法は、次の3本立てでした。

3 こぐまの白書図表90連発に取り上げられた箇所だけ、白書を読み込む 

白書図表90連発は、数ある図表の中から取り上げるべきものを取り上げている選択眼のみならず、各図表に付されているコメントが秀逸で、どのような点が問題として狙われやすいかという、試合勘とでもいうべきものを養うのに役立ちました。

4 NANA様のブログを参考にして、重要な施策をチェックする

NANA様のブログで取り上げられていた施策は前年度のものでしたが、重要度の優先順位をつけるのに役立ちました。

5 答練、公開模試を繰り返し、解き直す

T○Cの養成答練、完成答練、公開模試のほかに、ひめの勧めに従って、L○Cのステップアップ模試と公開模試の問題も入手し、答練・模試と同じ問題が本試験で出題されたら絶対に正解しようと、繰り返し解きました。

 

 

 

本試験の結果とその分析

本試験の結果は、90点であり、7科目中、最も高得点を獲得することができました。
その原因ですが、上の3、4、5の対策のとおり、重要論点、頻出論点に絞って何度も繰り返したこと、本試験直前まで時間をかけたことで記憶が定着できたこと、そして、昨年の本試験の難易度が下がり、基本的な出題が多かったので、結果として得点を伸ばすことができたのだろうと考えられます。

ただ、やはり、私としては、中小の苦手意識は残っています。中小は最初から学習範囲を広げて高得点を狙いに行くべきではなく、重要論点に学習対象をしぼり、確実に60点、最低でも40点を確保する方針とし、結果として貯金ができれば御の字だと考えておいた方が安全ではないでしょうか。

難易度の関係で言えば、今年は中小の難易度が上がる年回りの番です。しかし、平平の記事のとおり、中小は、時間をかければかけるだけ、また、本試験直前まで、得点力がアップしていく科目であることは間違いありません。現在、受験生の皆様のなかには、これまで6科目の積み残しもあるのに、さらに7科目目の中小の膨大な量に圧倒されている方もいるかもしれません。しかし、ほとんどの合格者も同じような状況から、なんとかしがみつくようにして合格していったのです。まだまだこれからも実力は伸び続けます。

by はんた 

 

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【中小経営・政策】範囲を絞って守りに徹する”へ2件のコメント

  1. はんた より:

    NANA様、コメントをいただきましてありがとうございます! 受験生のときに試験対策としてNANA様のブログを大いに参考にさせていただきました。あらためて御礼申し上げます。
    昨年の今頃、ブログの情報に従い、経産省の無料配布コーナー(?)に行って、施策利用ガイドブックをもらって来たことを思い出します。
    白書のサブタイトルがなくなったのは、ポイントが分かりにくくなりました。本文の要約が必要になったとの御指摘に同感です。
    まだまだ未熟者がいうのもおこがましくてもうしわけありませんが、今後ともよろしくお願いいたします。

  2. NANA より:

    はんたさん、はじめまして。NANAと
    申します。ブログをご紹介頂き、ありがとうございます。最近、やっと復活しました(笑)。

    道場さんでも書かれると思いますが、私のブログでも中小対策の最新版をそろそろ書かないといけませんね(笑)。平成25年版施策利用ガイドブックが早く出るといいのですが、定番施策は今からやっても遅くないですね。

    白書については、「サブタイトル」が2012年版は無くなってしまったので、本文から要旨を抜き出す必要が出てきました。専門校に通っている方はいいですが、独学の方にはちょっと対策が面倒になりましたね。

    道場さんの記事にも呼応しながら記事を書いていければなって思います。執筆陣のみなさま、今年もよろしくお願いします。

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