出題者の立場に立ってみる
■まだ攻めてくる、暗記兄弟
みなさん、法務のカリキュラムも半ばに差し掛かったところですね
さて、法務は、覚えることが盛りだくさん。
しかも、似たような用語があったり、
「書類は○年保管」「必要人数は○人」「○○時点から○年有効」
・・・などなど、
ちゃんと覚えていないと
『あれ?どっちだったっけ?』
と悩んでしまう。
法務も法務で覚えることが盛りだくさんですが、次にやってくる暗記3兄弟の最後の砦(?)中小も、
もちろん、「暗記すること」だらけです。
特に中小は数字が多い
「設備資金は10年、運転資金は7年、1500万円まで保証」
とか、
「補助率3分の2で最大3年、上限2000万円」
とか
「○年から○年にかけて開業率は○%低下」
とか・・・
暗記がニガテという方は、
法務を乗り切って「よし!やりきった!」となったとしても、
すぐ次に脳内に+αで中小の情報が入ってくると、頭もいっぱいになってしまいますよね。
■出題者の立場に立ってみる
みなさん、それぞれ独自に工夫して暗記に取りんでいるところでしょう。
タテに覚える
ヨコに覚える
視覚&イメージで覚える
「とにかく暗記」を試みる
ゴロ合わせで無理やり覚える
・・・・などなど。
そして、それぞれに自分なりの「暗記軸」があると思うんです。
その軸を作る時のひとつの視点として、
「暗記科目の出題者の立場」に立ってみるのもひとつ。
⇒自分が出題者だったらどうするか?
素直な暗記問題を出す
(知っていれば解ける、A問題)?
定番問題をちょっとひねる
(論点そのままで、数字などを入替えるだけ)?
相当専門的なマニアック論点を出してみる?
(もっとも、これは取りにいかないで良いタイプ。)
たとえば出題者からすれば、「数字」の軸でいうと、
法務と中小の論点で相互に似通った数字を入替えて出題するとか、
「論点」の軸でいうと、
運営管理の内容を(大きく科目軸から外れなければ)他の科目で出題するのもアリな訳です。
そうして、出題者的な視点で過去問や演習を眺めると、
「あ、この論点は、こういう攻め方してきそうだな」
という感覚がつかめてくる。
その視点を前提に、例えば
「数字の暗記がニガテで、科目が増えるとごちゃごちゃになってくる」
というのであれば、
「ひとつの科目内で暗記軸をつくって、エイヤで覚えてしまう」
だけではなく、
「数字軸」の表を作って、科目の島を越えて整理して、覚えてしまうとか、自分なりの対策を立てられる
あくまで1次試験は通過地点
2次に向け「理解すべき」論点、割り切って暗記する論点、
『いったいどっちか?』見極めつつ、
自分が覚えやすく、本番で生かせる軸で、暗記に挑みましょう
まるでした。