【2次対策】事例解釈のすゝめ by うっかりアッパ

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うっかりアッパ
うっかりアッパ

おはようからおやすみまでアンニョンハセヨ?
最近はセミナー動画収録の準備であっぷあっぷのうっかりアッパです。

2次試験対策セミナーもそろそろ追加コンテンツが投入される予定ですので期待してお待ち下さい!

それまではぜひ現在公開中の内容をもう一回チェックしてみてくださいね。

これくらいの時期なら「#06 事例別あるある集」がオススメです。

🍉夏セミナー動画公開中🍉

14代目の2次試験合格ノウハウをギュッと詰め込んだセミナーになっています。

今回は動画での公開なので、いつでも、どこでも、何度でもご視聴いただけます!

2次試験合格を目指すすべての方を応援する内容ですので、ぜひご視聴くださいませ!

不安な時期ですが大丈夫です!イケます!

皆さん、2次試験対策進んでいますか?

僕は9月連休前くらいのこの時期は、最高に伸び悩んでこのままじゃヤバい!と思っていました。

過去問演習を重ねても全く伸びてる気がせず、
模試を受けてみれば想像以上の難しさで凹まされる。

やればやるほど掴めない2次試験。

本番まで45日で戦えるレベルになるのかと不安でした。

今年の1次試験を合格した勢いもそのままに、一気呵成に合格を狙うストレート生。

過去に2次試験を経験済みで、知識と経験をこの1年間詰め込んできた2次専念生。

とんでもない猛者がしのぎを削り、上位18%のみが合格する試験、それが2次試験です。

不安で弱気なアッパ
不安で弱気なアッパ

上位18%。。。
バックボーンの知識も経験もなく1次試験も這々の体で引っかかった自分みたいなもんが、果たして勝負になるのだろうか。。。

甲子園に例えるならば、地方予選を勝ち抜いてきた猛者たちが集う全国大会で競い合い、そのうち上位18%となれば、ベスト8まで進出しなければならないところです。

現役コンサルや金融機関勤務20年、大企業で経営企画してますというようなバリバリエリートたちと競うと考えたら、余計に自信無くなっちゃったりしますよね。

どうにか勝ち筋を探さなければと思った僕は、データを漁ってました。実際にどうなのかと。

<2022年度2次試験 勤務先区分別人数>

申込者数合格者数
経営コンサルタント自営業11014
税理士・公認会計士等自営業27847
上記以外の自営業19932
経営コンサルタント事業所等勤務22939
民間企業勤務5,7931,086
政府系金融機関勤務19237
政府系以外の金融機関勤務850173
中小企業支援機関12416
独立行政法人・公益法人等勤務11420
公務員36163
研究・教育375
学生16627
その他(無職を含む)65766
合 計9,1101,625
一般社団法人 中小企業診断協会 令和4年度中小企業診断士第2次試験に関する「統計資料」

このデータを見たとき、皆さんはどう思いますか?

合格者は、

経営コンサルタントで110人中14人
税理士・公認会計士で278人中47人
金融機関勤務で1042人中210人
中小企業支援機関勤務で124人中16人

勝機を見出したアッパ
勝機を見出したアッパ

あれ!?僕が絶対こういう人が受かるんだろうなぁと見上げていたエリートな方たちも皆んなが受かるわけじゃないんじゃん!
これは単純な力比べじゃなさそうだな。もしかしたらワンチャンいけるかも!?

ということで、2次試験の勉強が難しくって不安になってる方も安心してください。

ほぼ全員が難しくてヒーヒー言ってます!

そしてヒーヒー言いながら頑張っている誰にも合格の可能性はあります!

中には甲子園ベスト8どころか、ドラフト1巡目でプロ入り間違いなしって本物の強者もいますが、それは上位1〜2%くらいで、競う相手じゃないと思います。

合格後に一緒に診断士としての活躍を誓う相手です。

だから大丈夫です!

一方で、おそらく自分よりデキるであろう多くの人たちも必死のパッチで努力を重ねているので、不安になっても止まらずに進んでください。これから絶対に伸びます!

ここが踏ん張り時です!

聞かれていることは何かということに焦点を合わせるために

2次試験は「聞かれたことに答える」

ところでですが、合格者のデータを見た僕は、「専門家でも受からないなんて絶対自分じゃ無理だぁ」と思うのではなく、「専門家でも簡単には受からないと言うことは知識と経験、スペックだけの勝負じゃない。これはこの試験特有の勝ち方があるのでは?」と思いました。

否、思い込みましたが正確かもですね。

もちろん国家試験ですので知識や能力が一定のレベルを超えていることは必要ですが、先ほどのデータで分かる通り特にその力が有るであろう方々でも2次試験の合格が難しいという現実があります。

これは力を持っているかだけではなく、力を条件に合わせて使えるかが2次試験では求められていることが理由だからではないでしょうか。

2次試験で求められているものを把握して、きちんとそこに答えることにフォーカスできるかどうかが重要というのは皆さん同意してくれると思います。

それをほら、2次試験の格言というか原則でよく言う言葉にすると

「聞かれたことに答える」

これに尽きるんじゃないかと思うのです。

最初に聞いたときは「何当然のこと言ってるんだ」と思っていたのですが、2次試験の勉強をはじめたらその難しさに振り回されっぱなしで、「設問をしっかりと理解し、設問に対してストレートに答える」ということの精度を上げるために勉強したと言っても言いすぎじゃないように思います。

何を聞かれているのか正しく把握するためには設問解釈力

「聞かれたことに答える」ために必要なこととして「何を聞かれているのかを正しく把握する」ということがありますが、2次試験においてこの工程は「設問解釈」というものになります。

設問解釈の出来不出来がそのまま解答の出来不出来に直結すると言っても過言ではないくらい、2次試験で事例問題を特には設問解釈は重要です。

僕も通勤時間などスキマ時間を活用して最後の最後まで設問解釈のトレーニングをやっていました。

設問解釈については以下の先代記事などを参考にしてみてください。

設問解釈ってすごく難しいですよね。

皆さん苦労しながらすっごくトレーニングをしてることと思います。

そこで今回は、設問解釈のスピードと質を上げるために僕が重要だと思って取り組んでいた「事例解釈」について紹介しようと思います。

設問解釈を外さないために事例解釈を行う

「何を聞かれているのかを正しく把握する」ために設問解釈をすると思うのですが、僕は設問を見る前に、というか各事例を解く前に、事例解釈の工程をいれることによって各事例で問われている方向性の解像度を上げるようにしていました。

事例解釈なんて名前をつけると難しいことをしているように思われるかもしれませんが、なんのことはありません。ただ各設問の解釈をする前に、それぞれの事例ごとの前提を確認するという作業です。

具体的には事前に自分なりに事例ごとにまとめておいた以下の内容を確認するようにしていました。

各事例でおさえておくべき前提(事例解釈)

  • どのような企業が題材になるのか
  • 解答すべき方向性は何か
  • 解答すべきでない方向性は何か

するとどうでしょう。

事例Ⅰでは「組織・人事」の切り口を外さず、

事例Ⅱでは「マーケティング」の観点から売上向上に着地するような道筋から逸れず、

事例Ⅲでは「生産・技術」の土台をもとに成長戦略まで考えられるようになり、

事例Ⅳは色々と割り切れるようになりました。

大きな方向性を外さなくなったため、各設問に対する解釈のスピードと質も向上したと実感しました。

各事例が何を問うているのか?

それぞれの事例で問われることをまず押さえるっていうのが、設問解釈をする上でもあらためて重要だと僕は思います。

各事例の事例解釈

それでは各事例ごとのおさえておくべき前提(事例解釈)を紹介します。

事例Ⅰ

協会が設定している出題テーマは「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」となっています。

「組織・人事」の観点で答えるという事例問題です。

どのような企業が題材になるのか

市場・外部環境の変化に対応するために会社が変わっていかなければならない(ドメインシフト)というパターンが多い

例)事業拡大(既存・新規)
  組織再編(事業部・部門・合併)
  事業承継(第二創業・後継者)

解答すべき方向性は何か

組織:環境変化に対応して経営戦略と組織を再構築する

人事:社員一人ひとりが意欲的に働けるようにする

解答すべきでない方向性は何か

組織:事業売却、縦割り組織化

人事:人員削減、給料を下げる

事例Ⅰに関しては、13代目リットさん(R3:95点)と13代目あらきちさん(R3:87点、R2:86点)という高得点者の重厚記事を読み込んでもらうとポイントがつかめるんじゃないかと思います。

事例Ⅱ

協会が設定している出題テーマは「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」となっています。

「マーケティング・流通」の観点で答えるという事例問題です。

どのような企業が題材になるのか

厳しい経営環境の中で、強み・経営資源を活かして差別化し、地域に貢献しながら売上を伸ばしていきたいというパターンが多い

例)大手競合出店により売上低下
  人口動態やコロナをはじめ外部環境の変化で売上機会が増減
  地域活性化と販路開拓

解答すべき方向性は何か

強み・経営資源を活用した差別化戦略、地域活性化(地域ブランド)

誰に、何を、どのように、効果(だなどこ)

解答すべきでない方向性は何か

値下げなどの低価格戦略

事例Ⅱに関しては、12代目masumiさんの渾身記事をぜひ読んでいただきたい!2次試験対策の枠を超えた良記事で、マーケティング知識がガツンと入ってきますよ。必読!
また、ベストも記事で取り上げていた『小が大を超えるマーケティングの法則』が本当にオススメです!「事例Ⅱの解答の仕方が書いてあるじゃん!」(僕の超主観)って思ってます。

事例Ⅲ

協会が設定している出題テーマは「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」となっています。

「生産・技術」の観点で答えるという事例問題です。

どのような企業が題材になるのか

製造業。強み(特に技術力)があるものの、諸々の問題により生産効率が低い状態で、これを生産管理による全体最適や情報の一元化・共有により改善していきたいというパターンが多い

例)問題点と改善策、QCD最適化
  オペレーションでの2大テーマは『生産管理』と『生産性向上』
  技術承継と若手の育成
  強みを活かした(弱みの克服を通じた)成長戦略

解答すべき方向性は何か

短納期化、高品質・高付加価値化

生産効率アップ

強みを活かし、機会を取り込み、弱みを克服し、あるべき姿にする(成長戦略)

解答すべきでない方向性は何か

過剰投資による大量生産

下請け依存の深化

事例Ⅲに関しては、もうなにをおいても伝説の「だいまつさんの記事」を読むしかない!僕もこの記事を読んでから事例Ⅲの得点が安定しましたし、本番のR4事例Ⅲでは結構な高得点を叩き出すことが出来ました!
また13代目まよさんの記事はそのままファイナルペーパーにできちゃうレベルで、ポイントを抑えるにはもってこいです!

事例Ⅳ

協会が設定している出題テーマは「財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」となっています。

「財務・会計」の観点で答えるという事例問題です。

事例Ⅳで問われていること

会計(アカウンティング)と財務(ファイナンス)

例)経営環境分析(財務諸表から収益性、効率性、安全性などの切り口で分析)
  投資の経済性計算(意思決定会計・NPV)
  損益分岐点分析(CVP、セールスミックス)
  CF分析、企業価値と株価、デリバティブ、M&A

事例Ⅳに関しては、与件文はあるものの他の3事例とは異なり計算の結果を数字で答える問題が多く、事例企業の業種や特徴も様々です。財務諸表の読み方や各種の計算の方法などを繰り返しトレーニングしながら、事例Ⅳの世界観を掴んでいってください。
参考になりそうな記事をいくつか紹介します。

まとめ

以上、うっかりアッパ的「事例解釈のすゝめ」でした。

僕は80分で事例問題を解くのにとても苦労したタイプなので、各工程の時間を限りなく削る作業をしていました。

その過程で設問解釈の時間も短縮したいと考え、設問解釈自体のスピードを上げるのにどうやったら質を下げないでできるかと色々と試している中で、設問よりもう一段抽象度を上げた事例自体の解釈を先に済ませておけばいいんじゃないかと思って取り組んだのが事例解釈でした。

結果として設問解釈のスピードは上がって、各事例での方向性を大外しするのを減らすことが出来ました。

大外しが減ったというよりも、各事例で観点がごっちゃになりにくくなったという方が正確かもしれません。

出題テーマは勉強し始めに押さえてあるし、それぞれ事例を解いていると当たり前のこと過ぎて無意識に刷り込まれている部分はあると思いますが、意識しないとうっかりポカミスして大事故につながることもあります。

そんなに時間がかかることではないと思いますので、事例問題を解く前に意識して事例解釈の確認作業を入れてみてはいかがでしょう。

各事例でおさえておくべき前提(事例解釈)

  • どのような企業が題材になるのか
  • 解答すべき方向性は何か
  • 解答すべきでない方向性は何か

ということで、今日はここまで。
明日は満を持してみっきーの登場です。
みっきー、よろしく~!

は〜い!みなさんよろしくお願いします!

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