【勝手に総集編】一発合格を勝ち取る_Ⅳ事例と12人の知恵を活用した二次直前対策

あと2週間ほどに本番が迫ってきました。
ここからのラストスパートの先に、合格の扉が開きますように。

一般的に3人寄れば文殊の知恵と言いますが、

 二次試験はⅣ事例と、3より1つ切り口が多い
 ⇒4つの視点から考えれば、文殊の知恵+αがあるのでは?

 12代目道場メンバーは12人(=3×4)
 ⇒これを集結すれば、4倍文殊の知恵になる?

そんなことを思いつき、Ⅳ事例の切り口を活用しながら、
12代目メンバーの記事を集めた「勝手に総集編」としてお届けします。

リンクは全てコレです。薄黄色背景・青太文字が目印。
 気になるトピック・書き手のリンク、どんどん飛んでくださいね。

1.事例Ⅰ:as 戦略ある組織

二次試験を突破したあなたは、診断士として歩み始めます。
その際に、診断士・株式会社○○の視点で検討するのは、
まさに事例Ⅰの価値観に沿った思考になります。

その思考を先取りして、二次試験にも応用してみましょう。

1.1.組織論:解答プロセスを考える

答案を書き上げるためにの一連の流れ、
・設問解釈をして答えるべき方向性を検討する
・与件文を読み込んで事例企業の情報を拾い上げる
・与件の情報をもとに一次知識を参考に骨子作成する
・書き上げた骨子を基に答案を作成する

こうして一つ一つの工程を次につなげていくのは、
まるで経理や調査、営業などを分業する会社に見えてきませんか?

答案を作成するという一つの行為のために、
苦手な工程があれば、そこを補いつつ、
各工程の間で減損なきよう、連携することが大切です。

◆与件の情報と知識の割合、問題ごとの切り分けに迷う場合は、にのみの記事を参考にしたり、

◆回答骨子や文章構造に迷うのであれば、私のサンド構造の様にマイルールを作成するのも一案です。

もし一次知識不足で要素の中で抜けてしまう観点がある。。
という方は、

◆なゆたの語呂の力を借りましょう。 事例Ⅰ事例Ⅲ

そもそも回答をする時の「形」自体を見直したい方は、
↓のきの記事を参考にしてください。     

1.2.モラール管理:試験までのやる気

長い勉強の末、やる気が最近落ちてきている人、
取り敢えず、あと2週間だけは本気モードで行きましょう。

一次試験の時は、直前期にあと4ヶ月と言いましたが、
今回は、たったの2週間です。

診断士を目指して人的資源管理を学ぶあなた。
あなたは、誰かにやる気を管理してもらうのでなく、
「さちのひもけぶかいねこ」 など駆使して、
管理する側で、組織を構成する人たちの動機づけを考える立場になります。

それに向けた演習でもありますが、試験までの残り時間も僅かなので。。。
この際、やる気どうこう考えず、
取り敢えず、あと2週間は二次対策しまくる存在になりましょう。

診断士試験に向けてここまで走ってきたあなた、
一次試験という山を越えて、
二次試験という扉はすぐそこ、あと一押しで扉が開きそうです。

たった2週間全力疾走した先に以下の獲得が期待できる
①二次筆記試験を乗り越える「能力
②合格という最高の「評価
③会社で資格手当などの「賃金

以上により、モラール向上して2週間全力疾走しましょう♪

2.事例Ⅱ:as マーケターとして

与件の文章だけでなく、時にグラフも読みこなして、
ターゲット明確化や販売戦略を打ち出すあなたは、
診断の中でマーケティングを活用していくでしょう。

その視点を先取りして、二次試験に応用してみましょう。

2.1.靴を替えるように、視点を切り替えて考える

私事ですが、11代目のtomatsuさんが立ち上げた、
デジタルマーケティングラボという研究会に入っています。

その中で松尾さんというマーケターの方の紹介があったのですが、
その方の言葉でとても印象的なものがあります。

「人の心を理解しようとしてはいけない、徹底的に相手に寄り添うこと

理解/攻略しようという考えの根底に、必ずこちらのエゴがある、
打算的思考なく、ただひたすら相手に寄り添う事。
マーケティングの基礎、まさにこれだと感じています。

以下、試験関連で視点を切り替える方法を見てみましょう。

①事例文の中:ターゲットに寄り添う
ターゲット設定する時に、その人たちの立場になったつもりで、
何が嬉しいだろう?と考えてみましょう。
その顧客愛顧を最大化するアイデア、自分事として考えると、
おのずと答えが浮かんでくるハズです。

②試験答案:読み手の事例企業・採点者に寄り添う
読み手になって、初見でその解答を渡されることを想定して、
分かりやすい助言・答案を届けましょう。

「読みやすさ・分かりやすさ」という要素が、
採点項目にあるかどうかは分かりません。

ただ大量の受験生の答案を読んでくださる採点者の方、
きっと読みやすい答案の方が嬉しいハズです。

また読みにくい答案は、意味が伝わらなかったり、
誤読を招くきっかけになります。
あなたの書いた答案、読み手として受け取って嬉しいものになっていますか?

③答案作成時:あの人の視点に切り替えてみる
と~し直伝「イタコ思考術」を推奨します。
(ココスタなどで、私が言っているのを聞いたことある方もいるかもしれません。)

一人で骨子を練っている時、書き上げた後に見直す時、
何だか違和感を感じたり、逆に出来た!という自信に満ちている時、
自分一人の思考の枠を広げるのが、この思考術です。

予備校の先生や、勉強会で鋭い指摘をする受験生、道場のあの人などなど
思考中に、あの人だったらどんなコメントするか?視点を拝借しましょう。
自分だけで考えていた時に気づかなかった視点、
「○○だったらこう考える」と視点を変えるだけで、新たな視点が見つかるかもしれません。

多面的というのは、複数の面から検討するということです。
①~③のように視点を変えて、色んな面から検討していきましょう。

因みに、英語で「私があなただったら~」は、
In your shoes~と言います。

あなたの靴を履いたら、あなたの視点で視えるというお洒落な表現だな。と思います。
試験中、靴を履き替える様に気軽に、軽快に視点を切り替えて、多面的で柔軟な思考をしてみましょう。

2.2.ターゲットを明記する

二次対策をする内に、いつの間にか知っていた言葉
果たして、誰がいつ言い出したか? 「だなどこ」

「誰に、何を、どのように、効果」の頭文字を取ったものですが、
つい忘れがちなのが、「誰に」です。

与件文に何度も出てきて重複感があったり、
逆に対象設定で迷ってしまったりで、
文字数を理由に省略してしまったりするかもしれませんが、

 注意! 

解答の方向性を一致させたり、
具体的な分かりやすい助言とするために、欠かせない要素です。

◆こんちゃんの、ターゲットを書く際にはニーズとセットで考える

◆ひでさんの、もしターゲットを書かないならその理由まで考える

ように、骨子作成や見直しの断面で「誰に」を忘れていないか?確認しましょう。

そもそも「だなどこ」とは?となった方や、
マーケティングの考え方・知識に不安がある方は、
↓masumiの、最後の渾身記事を参考ください。

3.事例Ⅲ:as 答案生産工場

試験当日、あなたは80分で答案を作成する、
Ⅳ回のサイクルを回す生産工場となります。
事前の生産計画や、生産管理の準備できていますか?

事例Ⅲの答案で使う知識、答案作成工程にも応用してみましょう。

3.1.生産計画

二次試験に挑むにあたり、80分のお作法
すなわち生産計画は出来上がっていますか?

毎年事例問題は変わる中で、
試験当日はきっと99.9%の人がこう思うはずです。

「今年は傾向が変わった。。」

試験当日に何が起きても大丈夫な様に、
基本的な80分の使い方を固めておきましょう。

◆池やんの当初イメージから最終版への変遷

◆アヤカのメモ例もついた80分の過ごし方

人それぞれやりやすい方法は異なると思うので、
自分に合う方法を探してみて下さい。

そして万が一、定まり切っていなくても過度に心配しないでください。
80分で解答を書くこと・それで点数を取れること。が目的なので、
人と違ったり、多少の時間のズレに過敏にならず、
 ・時間内に書けるか?
 ・答案の品質を担保できるか?
という視点で見直してみて下さい。

一気に見たい!そんなあなたのニーズを叶えてしまう。
↓12代目12人の時間の使い方を、こんちゃんがまとめてくれた記事はこちらです。。

3.2.生産管理

80分の使い方はバッチリ定まったという方、
計画倒れにならぬよう、生産管理の面も検討しておきましょう。

事前に立てている計画を守れるように、
①日々の演習の中で標準化・定着を図る
②マニュアル化を実施
以上により、80分内での高精度な答案完成を安定化させましょう。

マニュアル化は、いわゆるファイナルペーパーです。
作成するかどうかはひとそれぞれですが、
普段の時間計画・留意すべき点を一目で見直せる資料は、
例え当日見なかったとしても、作っただけで安心材料になったりします。

覚えているつもりでも、当日の休憩時間に眺めるだけで、
改めて80分の流れがインストールされたり、
自分のよくミスするポイントへの注意を高めることが出来ます。

◆TAKUROの、具体的な作り方

◆こんちゃんの、作成のすゝめ

参考になるこれらの記事では、2人とも実物を公開してくれています。
(私は、この記事の文末に載せています。)

試験当日の80分計画の管理もですが、
緊急事態への対応や、当日までの健康管理もお忘れなく。

当日頭が真っ白になった経験をする人は、一定数いるので、
万が一のルーティンを定めるのも有効です。

◆masumiの様に、お茶を飲む・深呼吸する

テンパったら、落ち着くためのサムシング
どんな些細なことでも良いので、検討してみて下さい。
 例)10秒目を閉じる、ペン回しする、頭の中で「ドナドナ」を流す

私もアンゾフが思い出せず、現場で一瞬焦りましたが
大事故に至らなかったのは、落ち着くためのサムシングはもちろん、
事前準備で不測の事態を最小化したためです。

朝起きてから試験完了までの流れを以下の様に作りました。
・朝はお気に入りの曲、各事例間は40分のモーツアルトを聴く
・上記は、事前にスマホ内にダウンロード
・休憩時間が始まり次第、曲を聴き始める
・既定の曲の時点でトイレ2回と、ファイナルペーパー確認。
・間食は、アーモンド・レーズン・カフェインレスコーヒー
・試験中テンパったら、両足を地面につけて深呼吸
・10秒思考が滞ったら飛ばして次の問題
・飛ばした問題は、ラスボスとして最後に時間をかけて対応
当日はよそ事を考える余地はなく、ただただ流れるようにこなし、
自分の集中力と思考を80分のⅣ事例に全て投下しました。

また昨年同様に感染症対策が需要です。
どんなに仕上がっていても、当日発熱したら元も子もないので、

◆健康のプロMa.satoが書いてくれている様に睡眠を大切にしましょう

仮に発熱しなかったとしても、
せっかく積み上げてきた学習効果が、
睡眠不足によるOutput不良で低減しては勿体ないです。

よく学び、よく寝ましょう。
睡眠学習という言葉もあるし、
日中に学んでいるあなたは、きっと大丈夫。
睡眠中に、学んだ知識の定着が行われているはずです。  

4.事例Ⅳ:as 定量的で合理的な思考

 

数字で定量的に答えを導く事例Ⅳ
1次試験の財務・会計の時から、
実は苦手という人がいるかもしれません。

しかしこの分野、
正解が無いとされる経営の世界で、
そして公式解答が公表されない診断士試験で、
唯一、明確な答えを論理的に導くことが出来る分野です。

そう思うと、手応えの無い中で、
一つの依りどころとできる分野だと思いませんか?
1ミリでも首を縦に振ったあなた、事例Ⅳの特典を掴み取りに行きましょう!!

事例Ⅳは以下の戦略が手堅いでしょう。
・経営分析を10~15分で対応
CVP,記述問題を各20分程度で約8割の解答目指す
・残るNPV,CFで1点でも部分点を掴み取る
 (くれぐれも序盤に解き始めて、完答狙いで時間浪費しない)

中でも一般的に難しいとされ、苦手な人も多いNPV

◆池やん記事でエッセンスを掴み、得点につなげましょう。

NPVは完答を目指す必要はありませんが、
捨て問でなく、部分点を掴み取ることが重要です。
診断士として診断をする際に、
そして日常生活にも活用が出来る重要な考え方です。

今一度、診断士試験を受ける熱意を胸に手を当てて確認してみて下さい。

あと2週間の勉強時間投下で合格してしまえば、
来年以降は診断士のあなたとして過ごせる時間です。
勉強は続きますが、試験のための時間投下や参考書や模試の購入費ではありません。
そして診断士として、誰かの役に立てている未来かもしれません。

この合格のために必要なあとちょっとの積み上げは、
この時期に耳元で囁く小悪魔の、今まで我慢したんだから。。

一杯ぐらいビール飲んでもバチ当たらないよ。
30分ぐらいゲームしたって良いよ
そんな声に打ち勝てるかどうか?
そんな、ごく僅かな積上げの差かもしれません。


・改めて今の時間の価値を認識しつつ、
・自分でどうにかできることとそうでないものを切り分ける。
4分類の悩み解決には、この記事を活用ください。
  


合格に役立つのはもちろん、その先の実務補習まで使える「診断士脳」を身につけませんか?
↓一歩先までリードできる「診断士脳」とは?と思った方、以下の記事をご覧ください。

あとがき~不安だから、だから私は○○する

Ⅳつの視点と、12人の記事をまとめてでお届けしました。
きっと試験直前で、不安も、勉強疲れも出てくるころです。

不安になることは、仕方ない自然なこと
不安になっているのは、あなたに合格の可能性があるから。
思い出してみて下さい、診断士受験を志したあの日のことを。
きっと、国家資格を自分が合格するなんて夢にも思わなかったはずです。

いけるかな?という疑問こそあれど、
大丈夫かな?という不安はなかったはずです。

不安になるというのは、出来るか出来ないか?のボーダーラインまで、
あなたが成長してきた証です。大丈夫。
むしろ不安が生まれる所までの成長、おめでとう。

その後の反応や行動を、意志を以て変える
不安になることは避けられなくても、その後の反応を変えることが出来ます。
不安だから現実逃避することや、不安をつらい気持ちと感じることさえ、自分の選択。
上記で書いたように、不安がやってきたら「合格」のための通過点の家庭訪問です。
不安さん遠路はるばるようこそ。とやさしく受け容れることも、あなた次第
不安だからこそ、それに対抗する自信を育てるべく必死に勉強することも、あなた次第


現実逃避をして、来年以降の受験勉強のことを検討したり、
つい晩酌やゲームをしてしまう。。
その反応や行動は、あなたが望む結果に繋がるでしょうか?

いまが一番不安やプレッシャーを感じるかもしれません。
でも夜明け前が一番暗いものです。

ここで、「不安だから、だから○○する!
現実に向き合い、歯を食いしばり勉強する人から、
2次試験の向こう側の合格という眩しい光が見えてくると思います。

とはいえ、くれぐれも睡眠時間を削って勉強する!なんて無茶は厳禁です。
体調管理も、合格するあなたの大切な要素の一つなので。
よく学び、よく眠れ。です

大丈夫、一次試験も突破したあなたは、既に基礎力を身につけています。
ブログを読んでいただいている私たちも、あなたの合格を祈っているので、
あと2週間ほど全力疾走しましょう

私たちも、全力でブログを書きながら並走します



明日は、アヤカです。

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【勝手に総集編】一発合格を勝ち取る_Ⅳ事例と12人の知恵を活用した二次直前対策”へ2件のコメント

  1. ロム より:

    と~しさん、応援記事をありがとうございます。

    こうして過去の記事を振り返ってみると、いかに心強い皆さんに受験を支えていただいていたか骨身に染みて理解できます。

    一次試験終了から、過去問を解いて自分の弱点に向き合って、というがむしゃらな毎日を送ってきました。
    まだ時間の余裕はあるなぁ、と思っていた日々も、徐々に試験が近付き不安を覚えるようになってきました。
    ですが、この不安をプラスにとらえて、不安を優しく受け入れつつも、対抗して自信を付けるのを半々くらいで今後も立ち向かっていきたいと思います!

    あともうちょっとだけ、12代メンバーの皆さんから勇気を頂きたいと思います。
    よろしくお願いいたします!

    1. と~し より:

      ロムさん、コメントありがとうございます。

      一次試験終わった時は時間の余裕があるようで、
      あっという間に二次試験の日が近づいてきますよね。。
      おっしゃる通り不安は合格の可能性なので、
      よく大きく育ったね。ぐらいの気持ちでお付き合いしてみて下さい。

      毎日、こんな長文の濃厚な記事を読んでいただいて、
      日々、自分の言葉でコメント頂いたロムさんは、多くを吸収しているはずです。
      こちらこそ、引き続きよろしくお願いします。

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