今から始めるファイナルペーパーの作り方 by TAKURO


1次試験の日から早くも2週間です!
関東近郊は、ここ数日で急に涼しくなりましたね。気温の変化に体がついていかずに体調を崩しやすいので、お気を付け下さい!
自己採点で1次試験に合格が見込まれる方は、遅くともこの記事を読んだら2次試験本気対策モードに入ってくださいね!
さて、2次試験モードに入っている受験生が多いと思いますので、こちらも2次試験モードです。
2次試験までにブログ執筆機会は、今回を入れて5回です。
最後の1回は、私の受験失敗談を踏まえたメッセージをお伝えする予定なので、あと4回。
おそらく、読者の皆さまは1次試験よりも悩みながら勉強を進めていると思いますので、こちらも限られた機会で何をお伝えすべきか、厳選しなければなりません。
なお、既に2次試験対策ネタとして、事例Ⅲと運営管理(17点上積みした改善策)を書いているので、私の事例Ⅲ関係は、こちらをご覧ください。
事例Ⅲといえば、ひでさんシリーズとアヤカシリーズも見逃せないので、これらの中からフィーリングのあうものを参考にしてください!
なぜ1次試験直後のブログでファイナルペーパーの話をするか?

ファイナルペーパーって、試験当日に持って行く知識とか注意点をまとめた紙のことでしょ?
いくら何でも初回からファイナルペーパーの話は煽りすぎじゃない!?
、
…なんて声が聞こえてきそうですが、初回からファイナルペーパーの話をしたのには訳があります。
私見であることを前提に聞いていただきたいのですが、私は、2次試験のファイナルペーパーは、80分間の受験上の自分なりの注意点をまとめた紙にすべきである!と考えています。
知識をまとめる方もいるかもしれませんが、私は、以下の2点から知識系のファイナルペーパーをお勧めしません。
TAKUROが知識系ファイナルペーパーを勧めない理由
1 直前に確認しないといけないようなレベルの知識は2次試験では役に立たないから
2 直前に確認した知識に引っ張られて、アイディア回答をしてしまうリスクがあるから
1次試験であれば直前に覚えた知識が役に立つこともあると思いますが、2次試験ではそうはいきません。
知識確認は、日頃のインプットで済ませておきましょう。
私は、お昼休みを除く隙間時間を知識のインプットに充てていました。(お昼休みはカフェ勉で事例Ⅳ)
その際、TBC速修2次テキストの末尾についている抽象化ブロックシートをA5サイズに切って、A5ファイルにとじて持ち歩いて、暇さえあればそれを読み、足りない知識があれば自分でカードを追加して勉強していました。
こんなアナログな方法でなくてもよいので、事例Ⅳを除くインプットは、既に持っている1次知識と隙間時間で済ませてしまいましょう。
…話を戻します。
そんなわけで、ファイナルペーパーは、自分なりの注意点をまとめたものにすべきです。
この『自分なりの注意点』というのがポイントで、育ってきた環境が違うから~(セロリ/山崎将義)、私たちは読み方、考え方、書き方のクセが一人一人違います。
2次試験では、このクセが原因で生じる間違いがたくさんあり、何十年も生きてきた中で染みついたクセを取り除くのはとても大変です。
そのため、クセに合わせた一人一人違ったファイナルペーパーが必要になると考えています。
そして、一人一人のクセを洗い出し、改善するには、とても時間がかかります。
なので、この段階で、煽り気味に笑、ファイナルペーパーの話に入ったというわけです。
ファイナルペーパーのたたき台の作り方
とはいえ、突然ファイナルペーパーと言われても、何をどうしたらよいかイメージがつかないかもしれません。
ここで、イメージとして、私の事例Ⅰ用のファイナルペーパーを添付します。
先ほどもお伝えしたように、一人一人注意点が異なるので、これをマネした方がいいというものではありません。(公開してもいいように表現を変えたり、内容を削ったりしていますし。)
80分で解答を作成する各工程を分けて注意事項をメモしていくイメージで作成しています。
これをたたき台にしてみてもいいかもしれません。
やること1-時間配分を決める
まずは自分が問題を解く流れと時間配分を決めます。
自分で勝手に決めてもいいですが、どうやって問題を解く流れを決めたらいいかわからない方は、例えば、ふぞろいの80分再現のコーナーを読んでみるとよいかもしれません。
以下の記事で、12代目メンバーのやり方も参考にしてみてください。
実際に解いてみてから、ふぞろいや道場の記事をもとに80分の使い方を決めてみてもいいかもしれません。
やること2-決めた手順をもとに問題を解いてみる
決めた手順をもとに問題を解いてみましょう。
既に解いている人は分かるかもしれませんが、ストレート生は、最初は絶対に時間内に解けません。何なら時間とか関係なく解けない方もいっぱいいると思います。

絶対に解けないことやらせないでもらえます?
ですよね。私も最初はそうでした。
辛いですけど、時間が過ぎても最後までやってみましょう。
この時に重要なのは、時間の経過をメモしておくことです。
例えば、設問解釈が終わった時間をメモ、1回与件文を読み終わったタイミングをメモ、第●問を解き終わった時間をメモ、といったイメージです。
時間の経過をメモしていれば、後でどの分野に時間を使いすぎたのか、問題を解く順番は適切だったのかを検証することができます。
やること3-復習する
辛い思いをして問題を解いた後ではありますが、へこたれずに復習しましょう。
復習の仕方については、以下の記事を参照にしてください。
復習の際には、先ほど紹介したひでさんシリーズもぜひ参照してみてください。
復習の仕方を紹介する記事ではありませんので、詳細には立ち入りませんが、復習は非常に重要です。
やること4ー復習結果をファイナルペーパーに反映する
ここからがこの記事で伝えたい事です。
復習の結果、問題を解く各工程での反省点が出てくると思います。
例えば、問題点を聞かれたにもかかわらず、課題を答えてしまったとします。
その場合には、私のファイナルペーパーでいえば、「4 設問解釈」の欄に、「⑴ 課題/問題の区別」と書きます。
その上で、例えば、課題の場合は丸囲み、問題点の場合は三角囲みにするなど、より具体的な対応策に引き直してファイナルペーパーに書くようにすると、ミスを防ぎやすいので効果的です。
後は、私のファイナルペーパーのように、どういう問題でどう間違えたのかを簡単にメモしておくことも有効です。
これを繰り返していると、各工程に自分なりの注意事項が集約されていきます。
また、最初は、問題点と課題を間違えて書いてしまっていたとしても、段々そういった間違いをしなくなった場合には、ファイナルペーパーからは、「⑴ 課題/問題の区別」の記述を削除します。
私のファイナルペーパーもこれを繰り返した結果、私のクセで間違えやすいところが作業工程ごとに整理された状態になっています。
読者の皆さまも、今からファイナルペーパーに自分のクセが原因で生じるミスをピックアップしてブラッシュアップしていけば、試験当日には、自分専用のお守りが完成しています。
やること5-修正したファイナルペーパーをもとに問題を解く
問題を解く前に自分のファイナルペーパーをよく読んでから問題を解き始めます。
先に行っておきますが、ファイナルペーパーに注意書きしたことも何度も間違えます。
私のファイナルペーパーにも、7⑵「極力分散回答する」と書いてあります。
しかし、私の令和2年事例Ⅰ第1問設問2では、分散回答が作れずに点数を伸ばせませんでした笑
そんなもんです。それほど、自分の考え方のクセを取り除くのは難しいです。
それでもめげずに、この工程を繰り返して、自分のクセから出てくる間違いを少しでも減らしていきましょう✨
最後に余談-カンブリア宮殿勉強法・改
以前、カンブリア宮殿勉強法というカンブリア宮殿を見るだけの勉強方法を紹介しました。
2次試験モードに入ったので、カンブリア宮殿勉強法もパワーアップさせましょう!
次の展開を予想しながらカンブリア宮殿を見てみるとよいです。
従業員のマイスター認定制度の紹介が始まったら、おそらく次に、これによって従業員のモチベーションが上がったり、その結果、会社の新商品開発につながったりする映像が出てくるはずです。
従業員のモチベーションが上がる映像が出てくる前に、自分でその展開を想像しながらカンブリア宮殿を見ると、1次試験を引き出す瞬発力が上がって、2次試験対策になります。
終わりに
とにかく頑張ればよかった1次試験と比べて、2次試験ではどういう風に頑張ればよいかわからず、フラストレーションを感じている方も多いかもしれません。
今回の記事は、頑張って取り組んでできなかったことを集積していって、それを改善して当日のパフォーマンスにつなげるための1つの手段です。うまく活用してもらえれば幸いです。
明日はブログはお休みです。月曜日はこんちゃんです!
p>
★★★★★
いいね!と思ってもらえたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
にほんブログ村のランキングに参加しています。
クリックしても個人が特定されることはありません
TAKUROさん、ファイナルペーパーの記事、ありがとうございます。
自分は令和2年度分の過去問を初見対応用として残しておき、それより前の五年分までを集中的に解くという計画を立てており、もうすぐ一周解き終わるところまできましたので、二週目からファイナルペーパーを作ろうと思っておりました。
そんな自分に非常にタイムリーな記事で、最終的にまとめる形の参考を拝見できたのでとても助かりました。
多分一度ではTAKUROさんのファイナルペーパーのように綺麗にまとめられないと思うので、一度自分が間違えやすいところを抜き出し、その後最終的に見やすい形にまとめなおした超ファイナルペーパーという形に仕上げたいと思います!
(ドラゴンボールみたいな名前になってしまった……w)
ロムさん
コメントありがとうございます。
令和2年の問題は、関係各所でネタバレをくらいやすいと思うので、お気を付けください笑
私の記事でももし触れるときには、なるべく予告するようにしますね!
ファイナルペーパーの件お役に立ててよかったです。
私も添付したものが最終形ですが、最初は雑なノートのメモ書きでした。
内容も、「自分が書いている設問の解答と解答欄が合っているか確認する」なんていう恥ずかしい内容も書いてあった記憶です。
なので、ファイナルペーパーRでもファイナルペーパースーパーでもスターズでもいいので(これだとセーラームーンですね笑)、、
都度、自分の各工程でミスしやすいことが書いてあるものを用意しておき、
演習開始前にそれを見てから演習を始めるようにすると、クセが少しずつ治ってきます!
大変な戦いではありますが、日々応援しております!