<二次試験>事例Ⅰ~Ⅲ 80分の過ごし方~アヤカの場合~

🌊🌊🌊 道場夏セミナーのお知らせ 🌊🌊🌊

一発合格道場読者のみなさま!!お待たせいたしました。大好評春セミナーに続く夏セミナー開催のご案内です。

日程:2021年7月17日(土) 14:30~18:00、その後懇親会
場所:オンライン(zoom開催)
・募集人数:80人
・応募期間:2021年6月24日(木)12:00~7月6日(火)23:59

・募集方法:応募期間内に以下の申し込みフォームよりお願いします
・内容:2次試験対策 
(事例Ⅰ~Ⅳまで、道場メンバーによる解答のコツ、個別相談など検討中)

今回の内容は、ある程度2次試験の問題を解いている方向けの2次試験対策セミナーです。
 1次試験後、9月上旬にこれから2次対策を始める方向けのセミナーを予定しています。
 (内容は今回の内容+2次試験学習の基礎知識)

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こんにちは。アヤカです。

前回から引き続き二次試験について書きます。

オンタイムで読んでくださっている方の中には、1次試験でいっぱいいっぱいの方がたくさんいらっしゃると思います。それでも大丈夫。昨年の私もその一人です。

今は気分転換にでもさらっと読んでもらって、1次試験が終わったらじっくり読んでいただければ嬉しいです。

前回までのおさらい

前回の記事で、アヤカが思う二次試験のポイント2つ(①80分で解答を仕上げること、②問題のパターンを把握して対策しておくこと)をご紹介しました。

そして、80分間の時間の使い方や解答方法は様々あり、ご自身に合った方法を見出すことが必要であることをお伝えしました。

今回は私が昨年試行錯誤を繰り返して辿り着いた、私にぴったりの80分の過ごし方のご紹介です。

もしも良さそうと思っていただけたら、一度試していただいて、ご自身に合うようにカスタマイズしていただければ幸いです。

「なぜ今2次試験対策のブログを書くのか」と「事例Ⅰ~Ⅲのおすすめ書籍」「事例Ⅰ~Ⅲのおすすめ勉強方法」はこちらをご参照くださいね。

アヤカの80分の過ごし方

私は、道場のこの記事の方法と、まとめシート流で紹介されていた方法を試し、最終的にはまとめシート流の方法を自分流にカスタマイズした方法に落ち着きました。

<開始~15分後>

*忘れないように、まず始めに受験番号を記入します。

<本当にどうでもいい話>

受験の時にいつも思うのですが、受験番号を書き間違えたらどうなるのでしょうか?

ありえない番号だったら自分だけ無効になるのか?もし誰かの番号を間違って書いてしまったら、相手方はどうなるのでしょうか・・・?

どこかのブログ等で見た話なので、信ぴょう性は定かではありませんが、受験番号を書き忘れて申し出たところ、解答用紙は順番に並んでいるから大丈夫と言われたそうな。

ちゃんと受験番号を書くに越したことはないです。

*問題を切り離します。

他のブログで「開始直後にビリビリと紙を破る音がする(笑)」などと書かれていますが、本当です。

私もその後の作業性を考えて、始めに冊子を分解します。

大した冊子ではないので、手で簡単に破けます。(破り方って性格が表れますね。。。)

*段落を振ります。

 段落に番号を振っていきます。段落番号は、解答メモを作成する際に使用します。

*設問を読みます。

与件文は飛ばして、先に設問を読みます。

この次に与件文を読みますが、与件文を読んですぐに設問と紐づけできるくらいに設問は読み込みます。

※与件文とは、設問の前にある2ページ半くらいある文章のことです。

(勉強始めたころに参考書かブログ等を読んで、与件文??って思った記憶があるので、書きました。)

・制約条件には☆を付けます。

制約条件とは、例えば令和2年度の事例Ⅰの第1問(設問1)で言うと、「A社の経営権を獲得する際に」や「A社の祖父」などが該当します。

A社が経営権を獲得した後の経営ビジョンや、A社長の息子の経営ビジョンを書いても点数はもらえないということです。

答える対象にグリグリと〇をつけます。

答える対象とは、例えば令和2年度の事例Ⅰの第1問(設問2)で言うと、「理由」が該当します。

しつこいようですが、理由を聞かれているので、顧問契約時の留意点などを書いても点数はもらえません。

制約条件と答える対象の件、とても重要です!!!!

焦っていると、制約条件☆が抜けていた、答える対象〇を間違えた・・・なんてことは起こりえます。泣

何度も言いますが、制約条件を無視した解答や、聞かれていないことを答えている解答に、点数は入らないです。

それも大問一つ失う(大量失点、致命傷)の危険性があります!!!

現実社会で考えても、経営相談しているときに、質問に答えてくれなかったらがっかりですよね。

答えにつながる記述を探すとき、解答案を作成するとき、、、その都度、制約条件☆や聞かれていること〇から外れていないかを確認することをおすすめします。

 

設問を読んだ段階で思いつく切り口はメモしておきます。

例えば令和2年度の事例Ⅰの第1問(設問2)だと、

「買収」「前の経営者と顧問契約」「ベテラン従業員」というキーワードから、「組織融合時のベテラン活用系問題」と予想し、「ノウハウの活用」、「人的ネットワークの活用」、「モラールの向上」、「多文化の融合による組織活性化」という切り口(解答に使うキーワード)を連想しています。(字が汚いですね・・・笑)

これは、前回の記事でご紹介した二次試験のポイントの一つである「②問題のパターンを把握して対策しておくこと」につながります。この対策をやっておくと、設問を見た際に、キーワードが思いつくようになります。

例えば「組織融合時のベテラン活用系問題」は、平成22年度第2問でも出題されました。

(もっと他にもあった気もしますが、見つけられない・・)

制約条件は若干異なりますが、大まかには同じような切り口(キーワード)で解答できます。

ただし、ここで制約条件や答える対象を無視すると大事故につながります。

最終的にはその時の事例に合ったキーワードを採用する必要があります。

*与件文を読む。

一度目は、“重要そうなところ”にシャーペンで線を引きながら読みます。

ここで問題なのは“重要そうなところ“です。

初期は、何が“重要そうなところ”なのか、何に線を引いていいのかわからないと思います。

でも、大丈夫。

前回の記事でご紹介した二次試験のポイントの一つである「②問題のパターンを把握して対策しておくこと」をやっているうちに自然とわかるようになります。

さらに、設問に関係する箇所の段落番号を、設問の横に記入していきます。

<15分後~50分後>

*解答用紙に“そのまま写すだけ”の状態まで解答を完成させます。

私は文章作成力が低く、メモ程度のものを見ただけでは読みやすい文章は書けないので、そのまま写せるレベルまで解答を作成します。

でも解答用紙にはまだ書き込みません。解答用紙に記入しながら解答を作成すると、進捗管理がややこしくなるからです。

私は設問1から解きます。

私は、問題を飛ばすと飛ばしたことを忘れてしまうからです。笑

ただし、ある程度考えてわからないものは、潔く捨て問として飛ばします(そして解答用紙に記入するときに存在を思い出します笑)。60点取れればいいのです。

各設問を解くその都度、制約条件と答える対象をもう一度確認します。

何度も書きますが、ここで制約条件を無視したり、答える対象を間違えると、大事故につながります!

与件文を読んだ時に記入した、設問に関係する箇所の段落番号を確認し、解答を作成します。

ここでのポイントは、

(1)多面的に書くこと

(2)与件文から抜き出すこと

です。

(1)多面的に書くこと

一つの要素についてたくさん(詳しく)書いても点数は伸びません。

複数の切り口から解答しましょう。

実際にコンサルティングを受ける立場になったと考えたときに、一つの要素でしか考えられていない提案を受けたら、ちょっと心配になりませんか。

私だったら、「え、うちの強みってこれしかないの?うちの課題ってこれだけ?これだけやれば売上上がるの?」なんて思うと思います。

目安としては、ものにもよりますが、一つの要素について大体20~30文字くらいで記述すると外れにくいと思います。

前回の記事の、②問題のパターンを把握して対策しておくこと は、問題のパターンに対してよくあるキーワードを押さえていくので、この多面的に書くことにもつながります。

(2)与件文から抜き出すこと

これ、結構ポイントだと思っています。

メリットは2つ。

1つ目は、解答案を作るのが楽なことです。

私は解答用紙に“そのまま写すだけ”の状態まで解答を完成させるので、メモの段階で文字をたくさん書かないといけないです。

抜き出すだけならば、与件文の抜き出す部分に番号を振って、解答メモには番号を記入しておくことができるので、時短になります。

例えば令和2年度の事例Ⅰの第1問の設問1はこんな感じです。

例えば令和2年度の事例Ⅰの第2問はこんな感じです。

設問ごとに使用するペンの色を変えています。

少し脱線しますが、与件文から抜き出したキーワードや一行分の文字数を記入しておくと便利です。

私の場合は( )で記入していました。この行やっぱり書くのやめたーとか、このキーワード書くのやめたーとなっても何文字減ったかすぐにわかります。

全部で何文字かは電卓で足し算します。<<95>>や<<81>>は合計の文字数です。

なので私は事例Ⅰ~Ⅲでも電卓を使っていました。

2つ目は、採点者に理解してもらいやすいからです。

私は今まで3回異動しているのですが、各職場で同じ言葉でも意図することが違うことがありました。例えば「ハンコ」。

初めの職場と4番目の職場では、承認印は「日付と名前の入ったハンコ」でした。

でも、2番目と3番目の職場では、「名字だけのハンコ」でした。

最近転勤してきた同僚の前の職場では、「部署名と名前の入ったハンコ」だったそうです。

同じ会社内でも、「承認印」という言葉で連想するモノが少しずつ違うのです。

全く話したこともない採点者と自分との意思疎通はどうでしょうか。

私たちの共通言語は、与件文と設問と二次試験の過去問の頻出論点(『ふぞろい』によく出てくるキーワード)です。

せっかく書いても、採点者に通じなかったら点数にはならないのです。絶対に理解してもらえる言葉を使った方が安心です。

<50分後~終了>

私が設問1から最後の設問まで解答を写すと、大体20分くらいかかります。

そのため、解答の作成が終わっていなくても、開始から50分後(終了30分前)に解答作成をやめて、解答用紙への記入を始めます。

終わっているところまで解答用紙への記入が終わったら、終わっていない設問に戻ります。

ここからは時間がないので、解答を考えながら直に解答用紙へ書き込んでいきます。そして、少しでも加点されることを祈ります。

終了の合図があったら、潔くシャーペンを置きます。

今日のポイント

・制約条件と答える対象は要確認! 大量失点(致命傷)の危険性あり!

・ある程度考えてわからないものは、潔く捨て問として飛ばすべし!

・多面的に書く!

・与件文から抜き出す!

皆さまそれぞれに合った方法が見つかりますように

明日はと~しです☆

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<二次試験>事例Ⅰ~Ⅲ 80分の過ごし方~アヤカの場合~”へ8件のコメント

  1. 奥野 雅也 より:

    はじめまして、今週の記事から遡り、この記事を読ませて頂きました。アヤカさんの80分の過ごし方とほとんど同じやり方で解いているのですが、どうしても少し時間をオーバーします。本番であれば無理矢理にでも解答欄を埋めるとは思うのですが。受験生時代は時間が足りないという事はなかったでしょうか?また時短のコツが有れば教えていただけないでしょうか?私は白紙に解答案を作るところで考え込んでしまい、時間をかけてしまいます。

    1. アヤカ より:

      奥野さん

      過去の記事までさかのぼってくださったとのこと、ありがとうございます!!!
      「白紙に解答案を作るところで考え込んでしまい、時間をかけてしまう」とのことですが、何を考えこんでしまうのでしょうか?その原因によって、対応策が変わってくると思います。

      私の予想では4パターンあると思います。
      ①設問解釈(論点の見極め、解答の型)で迷う
      ②設問の解答になる与件文の該当箇所を見つけられなくて迷う
      ③ ①②を踏まえて文章化するところで迷う
      ④完璧を求めている(100点を目指している)
      これらに該当していませんか?

      対応策としては、
      ①②の場合は、私のブログで紹介したような論点や頻出パターンを対策する
      ③の場合は、簡潔に書く練習をする
      ④の場合は、65点を目指して解答する(難しい問題はみんなできないと割り切る。みんな解けそうな問題は死守)
      をご提案します。

      参考になれば幸いです。
      陰ながら応援しています!

  2. ロム より:

    二次試験の記事、ありがとうございます!
    先週にふぞろいが届きましたので、今日令和2年の事例Ⅰの過去問に取り組もうと思っていたので、非常にタイムリーな内容でした!
    実際にメモをしたところを見てしまうとネタバレになってしまうので解き終えてから深く読もうと思いますが、設問文の☆マークや回答するべき部分の〇はパクらせていただき、これから挑戦してみようと思います!

    1. アヤカ より:

      ロムさん
      コメントをありがとうございます!
      ネタバレに対する配慮ができず、ごめんなさい。
      ロムさんに一番合った方法を見つける一歩になれれば幸いです。
      暑くなってきましたが、お体に気を付けてがんばってくださいね。
      応援しています!

      1. ロム より:

        いえ、決してネタバレについての非難をしたかったわけではないのでお気になさらず!
        土日で令和2年度事例Ⅰに挑戦しましたが、やはりまだまだ未熟……!!
        アヤカさんの解き方を参考にして、まだまだ勉強続けます!

        また、来週のセミナー、楽しみにしております!

        1. アヤカ より:

          ロムさん
          お気遣いありがとうございます!
          2次試験までまだまだ時間がありますので、きっと大丈夫です。
          今の答案を取っておくといいですよ~。
          数か月後に見比べてみると、成長を実感できると思います。

          セミナーにご参加くださるのですね!
          ありがとうございます!
          一生懸命開催いたします!

      2. ロム より:

        コメントを忘れておりましたが、アヤカさんの今回の記事で紹介されていた、制約条件に☆を付けるのと、答える点をぐりぐり〇を付けるのを真似てみたことで、時々やらかしてしまう論点を間違えるという失敗はほぼ防ぐことができましたので、パクらせていただきます! ありがとうございます!
        (ただし、別の失敗をやらかしたおかげで出来は良くなかったですがw)

        1. アヤカ より:

          ロムさん

          試してくださったとのこと、ありがとうございます!
          ロムさんのお役に立てたようで良かったです!
          論点間違いは大事件につながるので、本当に要注意です~!

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