Ⅳつの悩みをケロッと解決_と~しのお悩み相談室

先日は勉強会への参加ありがとうございます.
試験に向けて励む皆さんの熱に、こちらも刺激を受けました。
改めて、診断士活動や受験生支援の品質向上に向けて、
なお一層の精進をしてまいります.

本日はと~しのお悩み相談室と題して、
4つの悩みに、他の視点から切り込んで解決していきます。
二次試験と同じく事例に揃え、練習問題も準備しました。

<ご利用方法>
悩みの解消として活用
・各視点の読み物として息抜きに

皆さんのお悩みを代弁してくれるのは、
まよえる子羊。。でなく4匹のカエルちゃんです。

目次の番号と連動していますので、
ご自身の悩みに近いつぶやきのカエルさんの章を、お読みください。

現実にカエル

=1.学習の効率=
試験までの残り日数カウントダウンに目を当てられない。
残された時間を効率的に活用する方法を教えてケロ

何度も
不安にカエル

=2.不安の解消=
新たな問題やミスが次々出て来るし、成長の実感なし。
この不安の渦から助けてケロ

同じ失言
ふりカエル

=3.伝わる・分かりやすい文章=
分かりやすい回答が書けず、同じ様な失点も繰り返している。
分かりやすくて得点になる解答方法教えてケロ

ノウハウ
溢れカエル

=4.ノウハウとの付き合い方=
ノウハウいっぱい知ってるから、いつでもケロっと合格です☆
(実は点数に結びつかず心配。。助けてケロ)

1.効率向上 @投資

残された1ケ月足らずの時間。
これを最大限に有効活用して、どこまでやれるのか?

時間資源の最大活用について、
投入とリスクを最小化、効果を最大化すべく、
投資の視点で見てみましょう。

1.1.効率を考えてみる

残り1ヶ月という資源を投じて勉強することを通じ、
合格まで駆け抜けていくことは、掛け算にすると、

 勉強 × 勉強時間=合格
 ⇒勉強の質 × 勉強の量(時間)=合格

勉強の量・質、どちらか一方だけでなく、
双方を高めていくことが必要になります。

量の確保には物理的に残り1ヶ月の上限があるため、
量でなく質・効率を高めようとしている方も多いと思います。
(量の目安を見直したい方、こちらのにのみ記事をどうぞ)

まずお伝えしたいのは、
「No more勉強したつもり!」です。
勉強に貴重な時間を費やすからには、
必ず、成果を掴み取りましょう

具体的には以下2点です。
①勉強のやったつもりを廃止
 机に向かって、とにかく過去問を解いたから、
 Study Plusや、情熱タイマーで勉強時間を視える化したから、O.K.?
 そんなことはありません、あなたの頭で考えた時間、
 さらに言えば、伸びた得点力・身に付いた時間こそ学習成果です。

②勉強のやりっぱなしを廃止
 問題を解いたら、勉強会に参加したら、終わり。。
 ではありません。間違えた部分や、他の人から頂いたコメント、
 次回以降に必ず○に出来る対策立案までが、勉強の1セットです。
 ミスしちゃったな。。だけで終えると、次回以降の演習で同じ過ちを繰り返すことになります。

この時期となっては、時間を投入して勉強するのは
合格に向けた最低条件、「当たり前」です。

家族や友人、今までの自分と比べたら凄く勉強していると思いますが、
試験に向かうライバルたちは、みんな勉強しています

早起きやスキマ時間フル活用で量を確保しつつ、
一つ一つの勉強の目的を明確化して実践・振り返りして、
学習の質と効率を高めましょう。

・対象と効果を具体的に記述する
・QCDの中でいつも失念するCを押さえる

1.2.リスクとリターン

投資の有名な言葉で「敗者のゲーム」があります。
テニスを用いて、投資の姿勢を表しています。
アマチュアの試合はプロと異なり、技量やテクニックという加点要素でなく、
空振りや、コントロール不足によるOutなどの失点で勝敗が決まる。

ミスの多さで勝敗(敗者)が決まるので、
ミス・失点を最小化する方が勝つ。という喩えです。
(「消去法のアート」という表現もあります)

これは診断士二次試験にも言えることです。
独自ポエムのクセが強い的外れ答案
・予備校や参考書で学んだ難しい用語の多用
・「多要素だ!」と要素押し込みの読みにくい文章
これらを書いた人から順に失点していきます。

意外なほど、当たり前なことを簡潔に書くシンプル答案が、
合格者に多いことに注意しましょう。

また、ミスを最小化するには、
「ポートフォリオ理論」が役立つかもしれません。

一次試験の勉強で出てきた、あのくの字に曲がったグラフです。
利益を最大化する一方で、リスクを最小化するために、
投資の際には株や証券の1点買いでなく、
基本的に複数を組み合わせたポートフォリオを構築します。

投資というと、高いリターンを狙うことがイメージされますが、
実際には、いかに「リスクをコントロールするか?」がキモで、
長年、成功し続けるプロ程ここに注力します。

プロのトレーダーにとって、
高いリターンは、今期賞与の可能性を生みます。
一方で、一度でも下落に巻き込まれる失敗は、
彼らのクビが飛んだり、2度と市場復帰できない規模の痛手を負うことも意味するためです。

ポートフォリオの話をしたのは、二次試験の記述に似ていると思うためです。
与件文は、事例企業の情報で高得点にならないかもしれないけれど的外れでない債権のようなもの。
一次知識は、他の受験生が書かない高得点可能性秘めつつ、大外しのリスクを秘める株のようなもの。

どちらか一方で良いということはありません。
与件文を再構成するだけであったら、対応策の提案や助言には至ることが出来ません。
与件文・設問文を優先しつつ、そこに一次知識を織り交ぜていきますが、
どこがベストな割合でしょうか? (TAKUROの視点はこちら)

具体的な過去問事例で話すと、R2事例Ⅲのモニュメント工場
試験会場で、自分が迷った時のことをお伝えします。
2次元CAD・工場の狭隘化など、キーワードの様に見える一方で、
決して財務的に余裕がありそうでない事例企業。

3次元CADや工場拡張は、一次知識としてすぐに提案できそう。
ですが、大きな投資・リスクを伴う提案のため、書くべきか?迷いました。
深呼吸して気持ちを落ち着け、改めて事例企業のことを考えた時に、
・工場の主要な課題である納期遅延対策にも機能し、
 他の代替手段が無さそうな3次元CADだけに言及。
・記述する際に、複数の設問でなく、一つだけの設問に記述する。
この2点で自分はリスクをコントロールしました。

結果、70点超の高得点ではありませんが、
事例Ⅲはじめ全般的に60点以上を取れました。(みんなの再現答案はこちら
事例Ⅰは二次試験に浮足立ち、先日の記事でのきに切られるダメ答案でしたが。。
試験当日は、何か起きるものと思い、リスクを適切にコントロールしましょう。

Q.振りカエル事例Ⅰ
 あなたの二次答案で安定的に織り込んでいる自信の要素はありますか?
 初見問題で万が一が起きた時の、対応策は想定していますか?

A.解答例Ⅰ 以下をドラッグすると文章が浮き出ます。
 文字数が少ない、設問制約が無い限り、
 相手が分かりやすい様に、最終的な効果を必ず伝える。
 もし迷ったら、何よりも与件文を優先して、
 一次知識はあくまでおまけ。自分の考えは異物なので混入しない。
 何か起きたら、まず深呼吸して落ち着く。

2.不安の解消 @心理学

100%不可能なことは、不安にさえなりません。
不安=可能性。不安=合格可能性が膨らんでいると考え、
試験まで駆け抜けましょう!

。。って、そんな精神論で乗り切れる人は少数です。

大丈夫。
私も妻から石橋を叩いて壊す(渡れない)と指摘されるほど、
心配性でビビり屋です.

精神論でなく、論理的な思考で不安を解消していきましょう。

2.1.問題と課題

「問題と課題」これらの言葉、2次試験の設問にもありますが、
明確に分類して、説明できますか?

それもそのハズ、英訳しようとすると、
直訳的にはどちらも「Problem」です。
しかし、似ていて非なるものです。

「問題」が使われる文脈を見てみると、
言い換えるならば心配・困るというような、
感情的・抽象的な要素を含むイメージです。

一方「課題」は、学生時代の宿題のことも指し示す様に、
出来る過程にある道しるべなど、
具体的、時に物質的な形を伴うイメージです。

対策を打つ時に、問題に対して検討すると、
感情や抽象がもとになり、ふわっとした中途半端なものになりがちです。

具体例を挙げると、
パートナーとのケンカが多い「問題」があった時に、
ケンカしない・仲良くする、と安直に考えるのは対策になりません。

理由に想いを巡らせて課題と対応策を検討すると。。

そういえば空腹の時によく起きるな…
→課題:空腹の解消
⇒対策:デートはCafeから始める

そういえば最近話す時間を取れていないな…
→課題;会話時間の確保
⇒対策:毎日30分の会話する時間を予定に入れる

合格する気がしない、二次対策の手ごたえが無いなど、
皆さんの心の中にある「不安」。
・それは問題ですか?
・課題とするなら、どのような形になりますか?
 ⇒その上で、対策は何を実施しますか?

2.2.課題の分離

心理的な要素で問題との切り分けが出来ても、
「課題」は、解決しないことがあります。

それは関係者の課題が入り組んで、
まるでがんじがらめの紐みたいに解けなくなっているから。

ここでは、「嫌われる勇気」などで話題になった、
アドラー心理学の視点を使ってみましょう。

アドラーは、「課題の分離:自分と他人の課題を分けること」を説いています。

例えば会社で、「給料の改善」という課題がある場合、
状況を俯瞰してみると、

 上司:評価をしてくれない
 自分:昇給に見合った能力/業務実績が無い

こうした状況で上司に対して評価をしてくれないに焦点を当てると、
自分では解決できず、悩みや、飲み会の愚痴のネタが増える一方です。

ここで活用する課題の分離。以下2ステップで行います。
①自分の課題と他者の課題を切り分ける
②自分でコントロールできる、自分の課題に焦点を当てる。

先述の通り、評価の判断や結果は上司次第。
その評価に見合う能力/業務実績が無いのは、自身の課題です。

上司の評価は、自分の努力と裁量でどうにもなりませんが、
自分の能力向上や、業務実績を上げることに集中することは、
自分次第で何とでも出来ます。

ここで自分の課題:能力向上や業務改善により、
今の上司も認めざるを得ない程やれば、評価を得られるかもしれません。
自社での評価に繋がらなくても、あなたの業務実績や培った能力は独自の強みになります。
副業、転職や独立などでの活用につながる可能性も広がります。

何より、他者に向けて批判的なことに労を費やすより、
自分自身の改善・成長に繋げていく方が、建設的ではないでしょうか?
この記事を読んでいる方の中にも、評価に不満を持ち診断士になる!
と合格に向けて走っている人もいると思います。

いざ、診断士試験に目をやってみると、
解答が非公表なことを、未だに不満に思っていませんか?
それは、万人に同じ「試験制度の課題」です。
(もはや前提条件で、課題ですらないかもしれません)

はい、ここでお待ちかねの問題です。

Q.練習問題Ⅱ
 二次試験合格のために、
 ・「自分の課題」として考えられることは何がありますか?
 ・それを踏まえて実施できる対策はどのようなものがありますか?

A.解答例Ⅱ 以下をドラッグすると文章が浮き出ます。
課題:診断士として必要な能力獲得、二次試験の得点力向上
対策:自分の学び、情報収集
・過去問。問題集の演習
・道場やふぞろいなどのブログを読む
・勉強会に足を運ぶ など

自分に裁量無い、他人の課題に気を取られることは厳禁。
他人と自分の課題を分離して、自分の努力で結果を変えられる、
「自分の課題」に集中して、変えられる未来に繋がる種を育てることで、
自分自身の成長や、望む結果につなげていきましょう。

3.分かるためには、分かりあえないことから @演劇・Workshop

分かりやすい回答が書けない。
ふぞろい採点ではまぁまぁな気がするけど。。
・読みにくい気がする
・勉強会で読みにくい・意味が分かりにくいと指摘受けた
そんなあなた。 大丈夫、いまその伸びしろを理解しているなら、あとは改善するのみです。
課題が分かれば、効果的な対策が打てます。

「分かりやすい」とは感覚的な部分もあるので、
どうしたら少しでも改善できるのか?一緒に探っていきましょう。

3.1.分かりやすい文章とは

文章を分かりやすく書くために、
国語的な視点で考えれば、以下の具体策が浮かびます。
主語・述語の明確な文章にする
適切な句読点を補い、一文を40字程度にする

そうした具体策よりも重要なことは、
「読み手に寄り添う事」

抽象的に聞こえますが、以下のことに繋がります。
・与件文の表現を使い、設問要求に対して応える
社長の想いに沿った助言をする

加えて私が意識しているのは、常に「伝わらないかもしれない」
そんなリスクを前提に、言葉を紡ぐということです。

言葉でコミュニケーションを取ることに慣れ過ぎてしまって、
言葉を出せば伝わる様に、一種の「幻想」が無いでしょうか?

身近な人であったとしても、ケンカに発展しまうことがあるし、
練り上げたはずの解答を持ち寄った勉強会でも、よく内容が分からないと指摘される。
人と関わること、何かを伝えること、実はとても繊細で難しいことです。

それは、一人一人が違う人間で価値観が異なるから。
言葉の定義はもちろん、それを繋げた文章の癖も、受け取り方も異なるから。

そんな当たり前過ぎて、思わず見過ごしてしまう事、
ワークショップ(体験型学習)や、この本から学びました。

わかりあえないことから」平田オリザ/講談社現代新書
 *合格後に読み込む一冊としてどうぞ、
  試験前の読書は思わぬ時間泥棒になるリスクがあります。

そして、わたしもこういう抽象的な答えのない話が大好きなので、
「伝わるとは?」という問いで延々と綴りそうなので、診断士試験の話題に戻ります。

具体例を挙げると、H27事例Ⅲ:高齢化が進む鋳物工場に関してです。
 「若手人材の確保が難しく、高齢化が進んでいる」という与件文から、
 若手人材の不足・高齢化の進行が読み取れます。

これに対して、「希少な人材の確保」という答案を見たことがあります。

一見、問題なさそうに見えますが、
「希少な人材」という言葉、認識がズレる可能性が高いです。
 書き手は、「(希少な)若手人材の確保(それによる高齢化抑制)」を意図しても
 読み手は、「(希少な)高齢な匠の人材確保」、
  自社の強みと思っている鋳造工程の更なる強化や、
  それに繋がる人材の獲得に動き出すかもしれません。

(若手の)希少な人材と提案をした数日後に、
C社社長は(熟練の)希少な人材を採用しているかもしれません。

鋳込みの
さぶちゃん

鋳造40年。ワシが来たからには、鋳造は任せておけ。
若いもんには任せておけん。

3.2.アンラーン:学びほぐす

診断士試験二次対策や、その後の診断士活動を考えると、
・二次試験の公式解答が公表されない
・経営において絶対の答えが無い

ここから考えられるのは、
一つ定められた到達点を突き詰めていくのでなく、
課題や目標は人それぞれ。という方向性です。

この時、Workshopを通じて知った言葉を一つ思い出しました。

 「アンラーン:Un-learn」

学ぶLearnに、否定の接頭辞Un-がついているので、
学ばない?と意味を取りそうですが違います。

日本での初出は、哲学者:鶴見俊介がヘレン・ケラーから聞いた言葉とされています。
 「私は大学でたくさんのことを学んだが、その後たくさん学びほぐさなければならなかった」

日本語では「学びほぐし」と訳されます。
通常の学習:知識の糸を編み上げて知見のセーターを作る工程としたら、
Unlearnは、セーターを毛糸にほぐし、自分に合う様に編み直すことを指します。

言い換えると、座学で知識を蓄積していく足し算の様な既存の学びでなく、
不要な部分を削ぐ引き算や、自身の経験と結びつける掛け算の様なイメージです。

診断士試験に話題を戻しましょう。

1次試験は、ひたすら知識を吸収してマーク式試験で、
「知っている→分かる」を問われました。

2次試験は、吸収した知識を活かして事例企業に対しての論述で、
「分かる→使える」ことが問われています。

難しい用語や、フレームワークを知っている量でなく、
それを活かして、事例企業などの社長さんのために、
診断士的に分析して、役立つ助言を出来るか?です。

知識は必要ですが、ただ頭でっかちに知識だけではいけません。
学びというよりも、Unlearnを意識して徹底的にほぐしていく。
そんな視点が必要になるのではないでしょうか?
・知っているつもりの知識を自分の言葉として腑に落とす
・相手の意図をくみ取りつつ、多面的に抜けもれなく伝える記述

二次試験の手ごたえが無いのは、それもそのハズ、
耳馴染みのない、そして終着点(コレで100点)のない、
このUnlearnを求められていると、私は思います。

Q.振りカエル事例Ⅲ
 あなたが分かったつもりで、実は理解していない単語は何ですか?
 いつも落としがちなキーワード・切り口は何ですか?
 それらを身につけて、試験当日に解答で活用するにはどんな対策を打ちますか?

A.解答例Ⅲ:と~しの場合 以下をドラッグすると文章が浮き出ます。
 フレームワーク系全般、特に「幸の日も毛深い猫」は要素多く苦手
 ⇒対策:時系列で3要素に切り分けて検討「入社・定着・教育」 
 情報発信・双方向コミュニケーションの一方を忘れがち
 ⇒対策:間違えたら、要因・対策⇒ベスト回答を書くという、
     ミスしたら面倒になるペナルティを演習時に自分に課す

4.脱・ノウハウ漬けの思考 @コーチング

試験に向けて、知識と併せてノウハウを蓄積する人も居るでしょう。
予備校生だけでなく、あらゆる書籍やブログ、動画を駆使して、
独学でもあらゆるノウハウを持っている方がいると思います。

ちょっとStop、そのノウハウ本当に必要ですか?
使いこなして、得点やより良い助言に結びついていますか?

4.1.道具に使われない

ノウハウはあくまで道具の一つです。
有って便利になることはあるかもしれませんが、
無いから合格できないわけではありません。

むしろ過度にとらわれることは、
時に合格を遠ざけることにもなります。

私は、初学の独学であったこともありノウハウの類をあまり知らず
事例ⅢのDRINKなどは、合格後に存在を知りました。

多面的で因果の整った解答を書く際に、
・ノウハウを基に検討して組み立てる
・マイものさしで検討してみる
・直感的に答えが浮かぶ
色んな人はいますが、解答用紙が採点対象なので、
極論、答案が同じなら過程は試験では問われていません

逆にノウハウを絶対視して、杓子定規に与件文を、
ノウハウ側に当てはめて解答がねじ曲げてしまった場合、
採点基準から外れる答案は、大きく失点します。

流石に、見て直感で解くのは危険ですが、
余りにノウハウを過信するのは、道具に振り回されるリスクをはらみます。
(しばし、だなどこを事例Ⅰ・Ⅲにも適用する人を見かけます。)

ノウハウのリスクを見るために、別の具体例を考えましょう。
「米を洗う」という指示が与えられた時に、どのように行動しますか?

大半の人は、炊飯をして食べるためと想定して、
いわゆる水洗いで、お米を研ぐでしょう。

洗う⇒洗剤と考えて、
洗剤で米を洗う学生が話題になったことがありますが、
もし米粒に絵をかいてアートにするなどであれば、
虫の駆除や微細な汚れの除去のため、寧ろ必要な工程かもしれません。

はてまた指示した人が普段料理をしない人で、
実は無洗米であるなら、炊飯して食べる目的の場合、
洗う行為自体が不要かもしれません。

こんな身近な「米を洗う」という行為でさえあらゆる想起ができ、
唯一の万能な選択肢はありません

因みに答案の多数派である①②③という記載方法も絶対ではありません。
○数字なしに文章で、目が覚めるほどに美しいロジックの解答を書く人もいます。

「ノウハウ」はあくまで道具。
ノウハウコレクターとなり、肝心のことを見落とさないよう要注意です。

ではノウハウに溺れないためには、具体的にどのようにしたらいいでしょうか?

4.2.Start with 「WHY」

ノウハウは、Know-How。
つまり、どのようにやるか?方法を知っているだけです。

そこでモチベーションコーチ・コンサルタントのサイモン・シネック(Simon Sinek)は、
「Whyから始めよ!(Start with Why)」と言っています。
(彼のTEDでのプレゼンや、同名の書籍をご存じの方もいるかもしれません)

大半の人は何をしているか?Whatを知っているし、
多くの人はどのようにやるか?Howを知っているが、
殆どの人はなぜやるのか?Whyを知らない。

彼いわく、
大抵のパソコンメーカーは自社商品のスペックをPRしているが、
Appleは、なぜ製品を作ったか?Whyを伝えている

多くの運動家は、具体的なアイデアを出した。
圧倒的な支持を集めたキング牧師は、
有効なアイデアでなく、I have a dreamという信念を語った。
「信念」を語るリーダーに人はついていく。

勉強を続けているとHowに固執し続けて、
抜け落ちてしまっているのが何故:Whyという視点。
解答の際に効果は書くのに、理由に不足した答案が多いから、
「因果」という用語がここまで一般化したのか?と推測しています。

受験生の間で半ば合言葉というほどに浸透しているノウハウ、
 幸の日の毛深い猫、だなどこ、DRINKも、あくまで一つの物差しです。

使う際には、以下の視点で用法用量を守ってご使用くださいませ。
・何故使うのが?
・何の目的なのか?

初心にカエル
この時期、もう一つお伝えしたいのが、診断士受験の動機、改めて振り返ってください。
長期化する勉強が辛く、ついついやらされ感で勉強したり、
そのイライラは、家族など身近な人に飛散しているかもしれません。

・あなたが診断士を受けるきっかけは何でしたか?

・なぜ診断士になろうと思いましたか?

初心を思い出して、あと1ヶ月を駆け抜けていきましょう。
この「何故」というあなたの熱源は、診断士勉強の動力源となるだけでなく、
合格後に仕事をしていく際に、誰かと仕事をしたり、SNSで発信する時にも大切な、
あなただけの「原石」となるので、ぜひ大切にしてください。

Q.振りカエル事例Ⅳ
 ・あなたが二次試験において絶対と思っているノウハウは何ですか?
 ・それが絶対必要と考える理由を述べてください。
 ・診断士を受ける理由は何でしたか?きっかけは何でしたか?

A.解答例Ⅳ 以下をドラッグすると文章が浮き出ます。
 スープサンド記事で記したグルメノウハウが私のノウハウです。
 私が、好きな料理と連動する手順を用いて、短時間で安定品質を出す基礎となった。
 周囲に個人事業主が多く、高校時代の友人がコロナ禍で独立を決意した。少しでも力になりたいと思ったため。

あとがきにかえて:あと1ヶ月、合格に向けて

 

ここまで読んでも悩みが解決しない方、
リフレッシュのために一つ簡単なエクササイズをしてみましょう。

右手を右前方に出して、空中に「」をかいて下さい。

かけたら、右手を下ろしてください。

 

左手を左前方に出して、空中に「×」をかいて下さい。

かけたら、左手を下ろしてください。

 

③両手を、それぞれ左右前方に出して、同時に右手左手×を同時にかき続けてください。

はい、かけた人?

 

おそらく、99%の人が混乱してなぞの図形を描いたと思います。
右、もしくは左手どちらか一方に意識を取られ過ぎたり、
両手とも〇や×になったり、
阿波踊りや、沖縄のカチャーシの様な動きになったり。。

〇・×を書くという単純動作さえ同時進行出来ない。
私たち人間はマルチタスク:複数のことを同時進行することが、
非常に苦手な生き物です。

今年絶対に受かる! そう強く信じるのであれば、
合格に向けた行動に1点集中しましょう。

「今年、絶対に合格する」

「合格のために出来ることは、全部やり切る」

決めて動きくなら、実施策はあちこちに無数にあります。

お酒や趣味を封印したり、
家事など周りに頼れるものは負担をお願いしたり、
合格までは1時間早起きして勉強するetc

合格するあなたの目線で考えたら、
あと1ヶ月のそれぐらいの工夫、朝飯前じゃないですか?

合格した後に好きなだけお酒や趣味を満喫したり、
診断士として活躍して頂いた報酬で、
協力してくれた家族を食事や旅行に招待するのも良いと思います。

あと1ヶ月、試験に向けて1点集中

このカエル記事を最後まで読んだあなたは、きっと大丈夫。
Ⅳつの分野から、悩み解決の切り口を知りました。
そして、カエルは日本では縁起物とされます。

彼らは、前だけに跳ぶから。(左右と後ろを捨てて、前に集中)
「変える」の語感につながる好転の象徴であるから。

カエルにあやかり、目の前に見える合格に向けて、
やることを全力でやり切る自分へと変わって、思いっきりジャンプ!

合格の向こう側まで跳び超えていきましょう。


次回記事にする受験生の困りごとや、着想段階のつぶやきなど、
個人のTwitterもほぼ日で更新中です↓。

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明日はMa.satoです。

R2の事例Ⅱを最近解いた人は、
もしくは今日演習する人は、明日の記事が10倍楽しめるかもしれません。

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Ⅳつの悩みをケロッと解決_と~しのお悩み相談室”へ4件のコメント

  1. ジョー より:

    と~しさん、めっちゃスッキリしました!

    スッキリした気持ちで、過去問にぶつかっていきます!

    1. と~し より:

      ジョーさん、コメントありがとうございます。

      スッキリ頂けて、何よりです。
      その勢いで、合格の向こう側まで跳び超えていくこと、応援しています☆

  2. ロム より:

    と~しさん、試験勉強への激励、ありがとうございます。

    記事の中には、自分はそんなことしてないから大丈夫、と思うものもあれば、うぅ……これは当てはまってるなぁ、とグサっとくるまで、これから試験本番までに改善すべき課題を浮き彫りにさせられた内容でした。
    特に、道具に使われない、というのは読んでいて思わず頷いてしまいます。
    解き方や考え方のフレームワークはいくつもありますが、それを勉強の際に強引に当てはめて失敗した経験も多々あるため、自在に使うこなすためのUn-learnを意識しなければならないと思いました。

    また、カエルって縁起物とされているということを知りませんでしたw
    以前にココスタの講座を聞いていた時も、「何故カエルが使われているんだろう……ダジャレ……?」と疑問には思っていましたが、縁起物だったとは……w

    残り少ない貴重な休日、もう少し勉強してきます!

    1. と~し より:

      ロムさん、コメントありがとうございます。

      個性も課題も人それぞれなので、
      一つでも参考になった点があれば、何よりです。

      何事も、もちろん診断士合格した後も、
      Un-learnすることばかりなので、ぜひ今から意識してみてください。

      少しでも、ユーモアを織り込もうとダジャレ。。と見せかけて、
      ブログも骨子を作成して、一つ一つに色んな意味を織り込んでいます。
      ロムさんの努力の結果が、合格としてカエリますように。

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