診断士2次試験で悔いを残さないために!ファイナルペーパーの作成のすゝめ
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2次試験も着々と近づいてまいりました。
あと23日ですね。
私が試験前にブログを書けるのも、次回が最後となります。
少しずつ寒くなってきましたが、体調に気を付けて頑張りましょう!
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はい!頑張ります!
模試の結果がイマイチで凹みましたけど、気持ちを切り替えます!
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お久しぶりです!
素晴らしい気持ちの切り替えですね!
本番まで実力は伸びるので、最後まで頑張りましょう!
(いつの間に1次試験を突破していたんだろう・・・)
ではでは本日の本題に移りたいと思います。
本日のテーマは「ファイナルペーパー」です!
自分が受験生だった時、
そして今、受験生支援をしている時に一番に考えていることは
「悔いのない試験にしてほしい」
ということです。
もちろん合格をつかみ取ってほしいという想いはありますが、
その前段階として、試験で全力を出し尽くし、
試験後に「一切の悔いが残らない」という状態に近づけるのが必要と考えています。
今回は、試験当日に全力を出し切るために重要な
ファイナルペーパーについての記事をまとめたいと思います。
すでに作成を始めている人はもちろんのこと、
「なにそれ?本当にいるの?」
「明日作ろうと思ってたのにー」
と考えている方もご参考にしてください。
ファイナルペーパーとは?
ファイナルペーパー必要なのか?について考えてみたいと思います。
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そもそもファイナルペーパーって何ですか?
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説明しよう。
ファイナルペーパーとは2次試験の当日にもっていく、
これまでの学習成果をまとめた資料のことである。
受験生によって作成方法・内容はバラバラで
試験当日に見直して心を落ち着けたり、
お守りとしての役割も果たすぞい。
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はかせ!
ありがとうございます!
受験生の頃は「ファイナルペーパー」って名前かっこ悪い。
とか思ってましたが、それについての記事を書くのは感慨深いですね笑
ちなみにファイナルペーパーの作成方法は本当に人それぞれです。
下記のインタビューリレーもご参照ください!
なぜファイナルペーパーを作ったか?
私は試験の
1か月前ごろからファイナルペーパーを作成し始め、
1週間前に印刷(コンビニで)
残り時間で読み込み+気づいたところをメモしてました。
こんちゃんがファイナルペーパーを作成した理由は下記の4つです!
ファイナルペーパーを作成した理由
① これまで学んだことを整理するため
② 過去問演習で犯したミスを繰り返さないため
③ 事例ごとに気持ちを切り替えるため
④ 本番で練習と同じ手順で解くため
順番に見ていきたいと思います。
これまで学んだことを整理するため
2次試験を始めて受験する方は
2次試験と向き合い始めてから、2か月ほど経過して
少しずつ2次試験突破のために求められているものが、見えてきたかと思います。
・2次試験で頻出な1次知識
・解答パターン・解答レイヤーの考え方
・頻出フレームワーク
・解答プロセス
それぞれを各事例について、「あ~あれのことね!」と想起できることがあると思います。
しかし、学んできたことが整理されていない状況だと、
試験当日の緊張の中では、うまく想起できない可能性が高まります。
知識や切り口を自分の言葉で整理することで、抽象化されるので初見問題にも対応しやすくなります。
つまり、ファイナルペーパーそのものではなく、その作成過程こそが重要と考えています。
ファイナルペーパーに書いたものを覚えるというよりも
書きながら整理して、覚えることができます。
過去問演習で犯したミスを繰り返さないため
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問題集を解いていて、同じミスばかりしてテンションが下がった経験はありませんか?
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めっちゃあります。
頑張って勉強してるのに成長していない気分になって悲しくなります。
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安心してください。私もよくありました笑
でも、逆に自分が間違うところがわかってたら、対策しやすくないですか?
練習でミスしたら本番で対策できるので、むしろ喜びましょう!
1次試験に比べて、必要な知識が少ない2次試験ですが、
すべてをまとめるとなるとそれなりに時間がかかると思います。
過去問を解いていて、
いつも同じ間違いをしてしまう・・・
特に2次試験は思考力を問われる試験です。
思考プロセスは注意しないと変わらないので
「一度間違えたところは本番もミスする可能性が高い」です。
なので私はファイナルペーパーを作成するときは
「過去問演習時にミスしたところを中心にまとめていました」
自分オリジナルミスノートのイメージです!
具体的には解答作成時に見落とす傾向にある論点や、
解答プロセスで飛ばすことが多いポイントを中心に記載しました。
この「ミスポイント」をまとめて対策をすることで、
試験本番のミスを減らし得点を伸ばすことができます。
ミスを繰り返さない対策はTAKUROが下記の記事で書いていたように
解答プロセスに落とし込むことが望ましいです。
TAKURO:今から始めるファイナルペーパーの作り方 by TAKURO
参考書や予備校テキストは網羅的に記載されていますが、
ファイナルペーパーは自分のミスポイントを濃縮してるので、短時間で見直せます。
本番で練習と同じ手順で解くため
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スポーツをしていた方は
「練習は試合のように、試合は練習のように」
という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
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練習時は試合のときのように緊張感をもって取り組み、
試合では、練習のような気持ちで、気負わずに実力を発揮する。
ってやつですね!
これは診断士試験の2次試験にも同じことが言えます。
過去問演習時には、可能な限り本番と同じ心境で解くようにしましょう。
なゆたも言ってたセルフ模試もおすすめです。(私も取り入れてました)
さらに、練習と本番で一貫した解答プロセスで問題が解けるように、
解答プロセスを明文化しておくことをオススメします。
解答プロセスを明文化するメリットは下記です。
解答プロセスを明文化するメリット
① 過去問演習時に80分で解けないときに、どこが問題かわかるので対策を立てやすい
② ミスを防止するプロセスへ改善できるため、本番の失敗を減らせる
③ 試験直前にプロセスを見直せるので、試験でいつも通りの実力が発揮しやすい
プロセス型のファイナルペーパーは以前の記事でTAKUROもすすめていました!
この解答プロセスを明文化したものも、ファイナルペーパーとして試験当日に携帯していました。
事例ごとに気持ちを切り替える為
これめっちゃ大事です。
当たり前ですが試験当日は1日で事例Ⅰ~Ⅳを解くことになります。
なかなか手ごたえを感じにくい試験なので、
ミスしたことがわかってもそれがどれくらい致命的かまではわかりません。
そうすると、どんどんマイナスな方向に考えてしまって・・・
という感じで、事例Ⅲが終わるころには多くの人が精神的に脱落しています。
なので、最後まで気持ちを保っているだけで、合格にかなり近づくと考えています。
試験のデキがどうであれ、次の事例に全力を注ぐしかできないので、
終わった事例はさっさと忘れるべきですが、、、なかなかそうもいきません。
そんな時に役立つのがファイナルペーパーです。
今までの自分のミスが詰まったファイナルペーパーは
この世のあらゆる書物の中で最もあなたの点数を高めることに寄与します。
私はファイナルペーパーを事例ごとにホッチキス止めして、
事例間の休憩に読み込み、
終わった事例のものはさっさとカバンの奥底にしまっていました。
終わった事例の解答はいくら頑張っても書き換えることはできません。
今から解く事例は、あなたの気持ちしだいでよくできます。
試験本番では40分しか気持ちを切り替える時間はありません。
スムーズに気持ちを切り替えられるようにファイナルペーパーを活用しましょう!
ファイナルペーパーに何を書いたか?
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さてここからは実際にファイナルペーパーに何を書いたかをご紹介します。
「これをそのまま使う」というより、
自分でまとめるときの参考にしたり、
役立つフレーズを抜き出すくらいの使い方が
ちょうどよいかと思います。
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よく読むといろんな記事から必要なエッセンスをまとめたのですね!
少しぐちゃぐちゃですが、自分に抜けている視点を補います!
当時のペーパーを掲載しているので、あまりキレイにまとまっていないことをご了承ください。
試験の心構え
ファイナルペーパーの表紙には試験の心構えを書きました。
試験の心構え
I. 事例企業へのコンサルティングと心得る
II. 限られた時間で最も優れた解答を作成することを最優先!
III. 過去は変えれないので、終わった事例は忘れる、目の前の問題に集中!
IV. 回答欄を間違えない(骨子作成前に少し書く)
V. 白紙回答は絶対に出さない、難問でも何か書いたら点がもらえる
VI. 骨子作成完了40分は必ず守る!⇨40分で終わる試験!の意識をもつ
VII. 75分で回答を書ききる!
VIII. 消しゴムをなるべく使わない⇨正しい因果関係を記載する
IX. 字は丁寧に、止め・ハネをしっかり
X. 因果関係のある回答
XI. 助言問題は効果まで書く!
XII. 電卓は慎重に扱う(いちいち数字を確認)
XIII. 受験番号を最初に書き、最後に確認
試験の心構えは、試験当日の会場の机に着席してから読みました。
Ⅶの75分で解くのはほとんどできたことなかったです笑
本番も80分ギリギリでした。
ⅧとⅩに2回も因果関係と出てきていますが、
受験生の頃はこの因果にかなり悩んだことも多かったため、心構えにも書きました。
Ⅱは今もよく話します。
Ⅱ 限られた時間で最も優れた解答を作成することを最優先!
ここの優れた答案は、あくまで自分にとっての「最も優れた解答」です。
ようは勉強してきたこと全部出し切ってね!ってことです。
冒頭で「悔いの残らない試験にしてほしい」と書きましたが、
Ⅱができていると、できることはすべて試験で出し切っているので、悔いは残らないと考えています。
試験時間中に自分がベストだと思う行動をとり、より良い解答を作成してください
wordファイルなので、どんどん編集しちゃってください。
解答プロセス
私の解答プロセスは下記の記事にも記載しています。
この記事を書くときにもファイナルペーパーを参照にしました。
試験当日はそこまで細かく見直しませんでしたが、
最近久々に過去問を解きましたが、当時と同じプロセスで解けました。
プロセスが体に染みついてしまってます笑
ところどころミスを防止するような記述も見受けられます。
事例ごとの注意点
事例ごとに抜け漏れしやすいポイントを整理していました。
試験当日の休憩時間は、事例ごとの注意点を読み込んで気持ちを切り替えていました。
まとめるときは、道場先代のファイナルペーパーを参考にしていました。
他人のファイナルペーパーを丸写しするというより、
書いてあることの中で、自分に抜けている視点を抜粋しました。
主に下記の道場過去記事を主に参照にしました、
9代目きゃずさん:一発合格道場の「ファイナルペーパー」総論
10代目ぐっちさん:【FP公開】事例Ⅰと事例Ⅱのポイント
事例Ⅳミスノート
これは結構おススメです。
事例Ⅳはノートにミスしたところを手書きでまとめていたのでアップロードはしませんが(解読に時間がかかるため笑)
結構細かく書いてました。
例えば数字の書き方とかです。
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こんなミスは本番は絶対にしたくなかったので。
できるだけ丁寧に書くようにしてました。
下記の記事ではよがが事例Ⅳにおける計算ミスの恐ろしさを書いています。
下記の記事もご参照ください。
あの11代目のおべんと君もミスノートを作成していました。
おべんと君のミスノートには大変助けられ、受験生のときには印刷してマーカーを引いて試験会場にも持っていきました。
自分のミスだけでなく、他人のミスからも学ぶことができたのでとてもよかったです。
まとめ
試験当日に実力を発揮するためにもファイナルペーパーは役立ちます。
皆様それぞれに適したファイナルペーパーを作って、今まで勉強してきたことを存分に発揮してください!
明日はひでさんによる平成28年事例Ⅲの設問解釈です!
🦊記事のウラガワ🦊
こんちゃんのしけんとうじつ
「事例間で気持ちを切り替えるのに苦労しました」
試験後の休憩時間に、解答の改善策が思いつくこともあり、テンションを保つのに苦労しました。
こんちゃんの各事例後のテンションは下記の感じでした。
事例Ⅰ終了後⇒「あっ、ヒアリング力も書けばよかった!」
事例Ⅱ終了後⇒「あ~!!よく考えたら多角化じゃないか↓↓」
事例Ⅲ終了後⇒「今まで120字やったやん、いきなり60文字×2とか、事前に教えてよ(´;ω;`)」
事例Ⅰ、Ⅱくらいまでは、ちょっとくらいミスっても大丈夫でしょ!
と楽観的でしたが、事例Ⅲはどのくらい壊滅したか不明・・・
結構休憩時間にファイナルペーパーで効果的に気持ちを切り替えていなかったら、
集中力を保つのが厳しかったと思います。
ちなみに、試験本番と同じ時間割で問題をとくセルフ模試では、
休憩時間中にファイナルペーパーで気持ちを切り替える練習もしました。
ファイナルペーパーの使い方の練習ですね。
★★★★★
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こんちゃんさん、ファイナルペーパーの記事ありがとうございます。
記事のウラガワを読んでいて、自分も試験の時の休憩時間の過ごし方は本当に気を付けなければならないなぁと思いました。
正直、現段階で多くの過去問に取り組んで知識もきっと十分にインプットができているので、後は本番で自分がベストを尽くしさえすれば合格すると思っています(勝手な自信ですがw)
設問分析で間違える等の大事故を起こさないことに集中すればいいかなぁと思うので、今回の記事を参考にもう少しファイナルペーパーを充実化させようかなと思います。
1点質問ですが、ファイナルペーパーを眺める他、勿論トイレには行っていたかと思いますが、他に休憩時間には何かしていたことはありましたか?
ロムさん
コメントありがとうございます!
本番にむけて着々と準備が進んでおり、素晴らしいと思います!
本番は油断せず、自信を持って臨んでください!(根拠のない自信は大事です!)
休憩時間ですが、私は、昨年幕張メッセで受験して、会場が広く
トイレに行った後は会場をぶらぶら歩いていました。
ずっと同じ姿勢でいると、疲れるので歩きながら緊張をほぐしたり、
他の受験生の観察して、ペンを9本も使っているのはさすがに私だけ笑
とか、考えていました。
あとは、チョコレートを食べたりガムを噛んでリラックスしてました。
気持ちの切り替えとリラックスで次の事例に備えていました!
ありがとうございます。
休憩時間に改めて過去問の与件文を読んでみたり、なんてことをやる気にならないと思うので、私も体をほぐすなり、リラックスすることをしようと思います!