【事例Ⅰ】押さえたい一次知識+αはゴロで覚えよう byなゆた

おはようございます!!なゆたです。
今日もブログへのご訪問、ありがとうございます!!!

まず第一声にお詫びです。本来は昨日投稿する予定ですが、本日にずらさせてもらっています(本来本日は休刊日)。急な仕事のアサイン変更に、なんとしても私がやらねば!という猪突猛進モードが発動+仕事の進捗に対する楽観視の悪い癖が出てしまいました・・・ああ、反省。(毎日読んでくださっている皆さん、道場のみんな、改めてごめんなさい。)

さて、気を取り直して。本日はなゆたの記憶のフック〔事例Ⅰ編〕をご紹介します。※事例Ⅲはこちら

実は一番苦手だったけど、一番好きだった事例が事例Ⅰです。

診断士を勉強する前は、一会社員として「組織の在り方」について考えるということは恥ずかしながら一切ありませんでした。私の仕事ではないというか、手の届かない、もっと偉い人が考える範囲というか・・・。与えられた環境、人間関係の中でいかにうまくやるか、しか考えておらず、根本の構造を疑うという手段を知りませんでした。

診断士の勉強をして、組織は戦略に従う、戦略は組織に従う、という相互関係を知って、組織の在り方とは、会社の目指したい姿=戦略そのものが現れる部分だと知り、まさに目からうろこ!見える世界を変えてくれた単元です。

そんな単元だったので、すべての内容をスポンジのように吸収・・・できればよかったのですが、どうしても自然体の勉強では網羅的に思い出すことができず、結局最後は、ゴロで頭に叩き込むことになりました。笑(短期間に習得するんですもの、一部は仕方ないと思ってます笑)語呂を使ってるうちに、いつの間にか内容も腹落ちしてるんです。不思議なもので。

そんな内容ですので「もう事例Ⅰの1次知識やメリデメ整理は間に合ってます!」という方は、そっとブログを閉じ自分の復習に時間を充ててください!!

「実はちょっと不安、、なかなか暗記できていない。。。」と引っかかった方!よかったら、私の覚え方を覗いていってください。

その中で少しでも参考になる部分があればうれしいです^^

それでは、いきますーー!

なゆたの抜けがちだった視点(事例Ⅰファイナルペーパーより)

人事施策など身近な内容のメリデメはすっと入るのですが、やはり組織関係のメリデメは自分の会社の状況と混乱して、すっと入ってこなかったです。

特に以下の概念は、受験生当時身近ではなかったこともあり、ゴロに頼ることにしました。

①新規事業を行う際は、シナジー効果の最大化を図るということ

②権限委譲は組織の特効薬!(モチベ―ション向上、ビジネスのスピード・質の向上、後継者育成などのメリットあり)
※機能別→事業部制への移行で一緒に覚えた

③(垂直的ネットワークにある企業は)依存関係から脱し、自律的な経営を志向する、がテッパン。
※子会社化した際のメリット≒垂直型ネットワークにある企業が享受しているメリットという覚え方をし、企業買収(M&A)のメリットと関連付けて上記のキーワードを覚えました。

それでは上記3つの視点を補うべく実際使っていた語呂をご紹介。早速、いきます!!

メリデメ検討における死角をなくせ!語呂合わせ4連打

シナジー効果の種類

A社は大体経営資源が限られています。

そんなA社が成長戦略を検討する際は、市場浸透戦略→市場開拓戦略→製品開発戦略→多角化の順にすることが必要です。(取らなくていいリスクは極力取らない)

どうしても、多角化を取らなくてはならない状況の場合、既存事業とのシナジー効果を最大限見込めるよう検討すべきです。(シナジー検討の際は、SWOT分析が必須ですね)

ところで、シナジーってどんなものがあったでしょう?

<シナジー例>
生産シナジー:原材料・技術力・生産方式等

マネジメントシナジー :ノウハウの活用
販売シナジー:チャネル・プロモーション・販売ノウハウ等
投資(財務)シナジー:設備投資、研究開発費

はい。

当たり前ですが、当たり前のことを当たり前に思い出せるよう、こんな語呂を作って、与件文から必要な視点を見逃さないよう意識することにしていました。

↓なゆたの頭の中

すみません、特にごろに意味はありません。シナジーと聞いたら、この野蛮な競技、「生の貝投げ」を思い出しましょう。(?)

語呂はさておき。
ここはできる限り具体的な事例をストックしておくのがおすすめです。
少し古いですが、TBSドラマ「陸王」をご存じでしょうか?私が大好きなドラマです。
一部ネタバレを含みますが、老舗の足袋屋さんが、既存の足袋製造で培った縫製技術を生かして(生産シナジー)、新製品開発戦略(足軽大将)→多角化(ランニングシューズ)という成長戦略を採っていく最終的にはサクセスストーリーです。
そののち、アウトドア系製品の大手メーカーとの業務提携を行うことで、販売チャネルを増やし(販売シナジー)、大手にとっては業務提携を行うことで、研究開発費を抑えることができるという、投資シナジーの実例も出てきます。

「良い影響の連鎖がおこる見込みが立つ=シナジーが見込める。」
これこそ、いい戦略の必須条件ですね!

みなさんもぜひ、実例を探してみてください!

合格後、向き合うであろう実案件のイメージも沸いて、モチベーションにもつながりますよー

機能別組織のメリット・デメリット

機能別組織とは、経営層の下に、製造・販売・経理・総務などの職能別の専門組織を配置した組織形態のことです。詳細はリンクにとんで確認くださいね。

比較的規模の小さい会社はまずこの組織形態をとるんではないかな、と思います。

メリットは、組織の専門性の原則のもと、各部署での業務習熟が早まり、比較的早期に成果を上げやすいというものです。

一方のデメリットは、部署間でのセクショナリズムが発生しやすい、また経営層の負担が大きくなりがちであること、また経営者以外に経営判断のチャンスがないため、次世代のトップマネジメント層の養成が難しいこと、が挙げられます。

ここで、語呂合わせです。

語呂合わせとしては、完成度が低すぎますが、いいんです!私にとっての記憶のフックとして十分でした。笑

事業部制組織のメリット・デメリット

続いて、事業部制組織です。事業ごとに利益責任と権限を持たせた組織形態です。詳細はこちら

各事業部がそれぞれ、生産・販売・企画などの機能を持ちます。

こちらのメリデメは以下の通りです。

メリット:
・経営者候補を育成しやすい
・事業部長が権限を持っているので、社内調整が少なくなり、意思決定が速い。
・事業が限定しているので市場対応の質とスピードが上がる。
・事業部ごとの利益責任が明確になる。

デメリット:
・独自路線を進め、全社方針から逸脱する可能性あり。
・社内で業務の重複、二重投資などの無駄が生じやすい。
・短期志向になりやすい。
・事業部間の壁が生じ、コミュニケーションが困難になる。

はい、全部思い出せる自信がなかったので、記憶のフック!いでよ語呂!!
思い起こして or 想像してください。。。ご自身の会社の事業部長が結構せっかちで・・若干空回りして、事業部員がついていけていない組織運営を・・・

機能別・事業部別、それぞれがそのまま出題されるわけではないですが、それぞれの組織で起こる事象を記憶の引き出しに入れておくと、
与件文から、何が課題なのか?見落としが少なくなる
と思います。
創業当初は人も少なく、機能別組織で十分機能していたが、規模が大きくなるにつれ仕事のスピードが遅くなったり、後継者の育成が急務になった場合、機能別→事業部制組織への移行が常套手段ですが、これこそ、権限移譲そのものですよね。私は、権限委譲のメリット≒事業部制のメリットで覚えていました。
マトリクス型組織は二つの両方の要素がありますので、省略。マトリクス組織は、美味しいとこどりができる可能性がある一方馴染むか馴染まないかは組織文化次第ですね。(2ボスになるので、社員一人一人の自律性が高くないと、混乱を招きそうです)

M&A(企業買収)における親会社・子会社それぞれのメリット

企業間に資本的・法的に親子関係が認められる関係です。事業承継が難しい場合など企業買収も重要な選択肢の一つになってきていますね。

M&Aにおける親会社・子会社それぞれのメリットもさらっておきましょう。

親会社にとってのメリット:
・自社内の一部門であることに比べ、子会社の事業について意思決定の迅速化、独自性の発揮がしやすくなる。
・各社に見合った人事や賃金制度を導入でき、売却・実験的な事業を迅速に行える。

子会社にとってのメリット:
・親会社との間で安定的な取引量を確保できる。
・親会社の信用により、自分の信用も得られる。
・親会社やグループの経営資源を活用できる。

はい。ゴロとイメージでなんとか思い出せるようになりましょう!●りこちゃんがいろんなブラックボックスをあけたとか、あけてないとか。

中小企業庁が公表した2021年版「中小企業白書」でも、第2部第3章「事業承継を通じた企業の成長・発展とM&Aによる経営資源の有効活用」において、M&A・事業承継が取り上げられております。去年も出題されていますが、引き続き重要論点ですね!!

また、子会社化される方は注意が必要です。事例Ⅰのあるべき姿ではなく、まさにA社が脱しようとしている主要取引先との依存関係と同じ関係性になる可能性が高いためです。(そもそも廃業がほぼ確定している場合で、なんとか事業承継・M&Aで付加価値を次世代に残していきたい」というケースは別ですが。目的次第ですね!)

おわりに

いかがでしたでしょうか。

語呂としては、非常に完成度の低いものばかりで失礼しました。。

ただ、そろそろ、復習時に覚えておきたかったポイントは次回に持ち越したくない時期だと思います。

次にまた同じ視点が問われたら、すぐに思い出せるよう、無理やりにでもゴロにして、頭に叩き込むのも一案ですよー!

みなさんの合格を心よりお祈りしております!!

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。明日はmasumiです!お楽しみにーーー^^

あとがき?陸王についてもう少し語らせてください。(ネタばれ注意)

私は、こういった、サラリーマンの応援歌的なドラマ・本ともに目がありません。(池井戸潤さんファン、三枝匡さんも大好きです)いずれも涙なしには見られません。小学生時代、父からサラリーマン金太郎を見せられた影響でしょうか・・・半沢直樹、集団左遷、下町ロケット、何回でも見れます。痛快!

でもやっぱり、自分が製造業に身を置いているからか、町工場がモノづくりにかける愛とプライドで、大手に挑んでいくストーリーは激しく心打たれます。

特に、陸王の最終回に出てくるフレーズ、仕事をするなかで学んだことは?という問いに対して答えるセリフには、自分自身を振り返らずにはいられませんでした。
「仕事をする中で学んだことは?」
→「仕事の厳しさと、そこに逃げずに挑戦する楽しさです。それが仕事の本当の面白さだと気づかされました」

自分も、目の前の仕事に心から打ちこみたい・・・何やってんだ私・・・!2017年放送当時、心にずんとささったことを今でも覚えています。

月日は流れ、2021年。診断士の勉強を転機に、心から面白がれる仕事に出会いつつある自分がいます。いつか息子に、自分の仕事の面白さを語るのが今の夢です。(うっとうしがられない程度に)

また、診断士を受けてからドラマを見なおして気づく変化も一興です。
2017年当時、「ふうん、よくわからん」で終わっていた、「買収」「業務提携」という言葉が、スーッと入ってきて、夫にうんちくを話し始めた自分がいたので、少し成長を感じた今日この頃でした。

それではー!!


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【事例Ⅰ】押さえたい一次知識+αはゴロで覚えよう byなゆた”へ2件のコメント

  1. ロム より:

    なゆたさん、ゴロ合わせの記事ありがとうございます。

    去年も企業買収が出題されておりましたが、中小企業白書にも取り上げられておりましたので、昨年とは真逆なタイプでの出題があるかもしれないと警戒しております。

    機能別組織、事業部別組織、マトリックス組織についてはメリットデメリットをしっかり頭に入れておりますが、企業買収に関しての親会社、子会社の特徴はまだ曖昧な部分があり、更に関連会社と持ち株会社とも混乱してしまいそうなので、これを機にしっかり頭に入れておきたいと思います。

    1. なゆた より:

      ロムさんコメントありがとうございます!
      ロムさんはそっと閉じる側の方かと思ったので、読んでくださって光栄です。

      そうですね、白書で注目度が高いと出題されそうですね…持ち株など細かい概念は事例1より事例4などでさされっと出るかもですね。これからご自身の覚え方で、ラストスパート頑張ってください!!

      応援しています!

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