二次特効 【秘伝】バラ肉の具材たっぷり、じっくりコトコト煮込んだスープ

と~し

昨日セミナー参加くださった方、ありがとうございます。
今日は、秘伝のスープの作り方をお伝えします。

料理ブログなんか書き始めて、ネタ切れ? というわけではありません。
むしろ、道場に入れたら公開すべく半年熟成してきた秘伝のネタです。

「良い答案とは?」

私が昨年、考え続けて至った結論をお伝えします。

この記事を読むことで、
 ①二次試験の答案の方向性を再検討するきっかけになる
 ②料理の腕が、スパイス一振りぐらい上がる
一度で二度美味しい記事として、お届けします。

途中でコラムとして不味い答案、事件も2つ紹介します。

ここだけCheck

美味しいスープ(答案)の作り方
1.○○○:彩り・栄養バランスよく    →2.1.
2.○○○○○:後味も大切に       →2.2.
3.二次試験答案の○○○○○を目指す   →3.

1.バラ肉の具材たっぷり、じっくりコトコト煮込んだスープとは?

・道場直伝の「鶏ガラ」勉強法
・昨年2次試験対策の多面性記事の「豆腐みじん切り」画像
  (↑リンク先末尾の切り口集は即活用ツールとして、要Checkです。)

これらが妙にしっくり来て、ふと気づきました。
料理が好きなんだから、それを活かして学びを深めよう!」

そうして思いついた私の答案作成方針・良品条件です。
バラ肉の具材たっぷり、じっくりコトコト煮込んだスープ

この名前の中に美味しさ、
いや、試験合格のエキスがぎゅっと詰まっています。

まず以下の様に事例と料理の関係性を、
イメージしてください。
  与件文:指定の市場
  設問文:お客さんのオーダー(食べたいもの)
 一次知識:鶏ガラスープ
 筆記答案:提供するスープ

これを踏まえると、各事例の回答プロセスは以下の通りです。
 ・4,5のオーダー(設問文)に対して
 ・新鮮な良い素材(回答要素)を市場(与件文)に探しに行く
 ・特性鶏ガラスープ(一次で鍛えた知識)をベースに
 ・美味しいスープ(答案)を時間内につくって、提供する

自分で0から作るでなく探しに行くのは、
先日のなゆた記事と同じ感覚です。
回答を「作る」意識が強いと。。。↓

事件①:異物混入

問題用紙に与件文・問題文が載っています。
設問文のオーダーに対して、
与件文という指定の市場から仕入れる素材を、
一次試験で仕込んだ知見の鶏ガラスープで煮込みます。

変に狙って独自のキーワード・発想を織り込むのは厳禁です。
スッキリしたスープが食べたいと言っているお客様に、
勝手にルーを持ち込んで作ったカレーを出してしまうようなものです。

二次試験において、独自性は不要。
勝手に食材(アイデア)を持ち込まず、
問題冊子に印刷されたもの(与件文・設問文)を使う。
それらを活かすために、一次知識という鶏ガラスープだけ補助で使うことができる。
と考えましょう。

異物混入、ダメ絶対。

2.美味しいスープ(答案)のレシピ

美味しさの条件は、複数考えられますが、
特に重要と考えられる2点を以下に述べます。

2.1.良品条件1:多面性

様々な所で述べられていますが、
回答に多面性が必要です。

スープに例えれば、具無しや単体の具を煮込むのでなく、
彩りや味わい・栄養のバランスが取れるように、
2,3の具材を入れ込みましょう。

回答を採点してもらう時に、
考えた意図を説明することはできません。
回答を見ただけで、
・思考を巡らせ色んな視点を検討している
・検討した結果、貴社に適したものはコレ
と理解してもらえる回答にする必要があります。

「具材(回答要素)たっぷり」=多面性
が1つ目の良品条件です。

<多面性>を意識するあまり、陥るのを見かけるのが。。。↓

事件②:材料ごった煮

多面性を意識し過ぎ、キーワード押し込む「多要素回答」は、
似ているようで、以て非なるものです。

多面性は、受け手(読み手・事例企業の社長さん)に主眼を置いて、
 バランスの取れた複数の視点からのアプローチです。
×多要素は、キーワードを数打てば当たるの様に、
 押しこまれていて読みにくかったり、重複や矛盾が生じることもあります。

確かに要素は多い方が外さない確率は上がりますが、
同時に的外れな要素を織り込むなど、リスクも高まります。

料理をする際もただ、色んな具材を織り込めば良いというわけではありません。
完成品のバランス、受け手に高い完成度で届けることが大切なので、

要素をただ押し込んだだけのごった煮(多要素)は完成品でなく、
決して多面的回答ではありません。

2.2.良品条件2:後味

多面性と同時に意識してほしいのが、後味です。
具体的には、読みやすく・分かりやすい答案です。

読んでも、よく意味が分からなかったり、
繰り返して読みたい気にはなれない答案があります。

一方で、一度読んだだけで内容がギュっと詰まっていたり、
もう一度じっくりと読み直して味わいたい答案もあります。

客観的な評価軸を立てづらい観点なので、
ぜひ他の人の視点を借りることをおススメします。

ココスタのような勉強会で、
他の受験生や合格者の視点を借りる。

ご自身の家族や、友人に見てもらうのも一案です。
診断士の知識は無かったとしても、
むしろ基礎知識などの前提が無いからこそ、
純粋な読みやすさなどの文章校正をCheckしてもらう事が出来ます。

もし、「意味がよく分からない」という指摘を受けた場合には、
先述のごった煮答案になっている可能性があります。

「後味」の良い=読みやすく・分かりやすい
が2つ目の良品条件です。

具体的には以下2つのキーワードを手掛かりに、検証しましょう。
「バラ肉」…骨子の骨組みだけでなく、具体例や根拠などの肉付けもしっかり行う
「じっくりコトコト煮込んだ」…食べて(読んで)もらう人目線で、じっくり検討・調理をする
→理論の流れを読みやすく・効果を明記して社長さんの嬉しさを明確化

3.お作法:サイゼリヤ戦略

正解や落としどころが分からない二次試験について、
私なりに出した結論

サイゼリヤ」を目指してください。

二次試験の要件を改めて思い出してみましょう。

・プロのコンサルタントから、学生まで幅広く門戸が開かれている
・4事例、各80分の制限時間
・4事例で40点未満のものがなく、全体で60%以上の点数を取得する

つまり合格について、
・誰にも可能性あるが、国家資格:中小企業診断士一年生として
・決して長くない、限られた時間の中で
最低限担保された品質の助言を導ける

すなわち、熟練のコンサルの様な秀逸回答ではなく、
80分の中で、最低限の品質を担保して安定した成果を提供できることです。

料理に置き換えれば、目指すのは、
ミシュランに載るような、超高級店の敏腕シェフではありません。
学生から社会人まで幅広い人が満遍なく満足できる、
一通りのメニューを、お手軽価格で素早く提供する、
「サイゼリヤ」を目指しましょう。

・超絶満足でなく、日常的な美味しい(良回答)
・時間をかけず 短時間で効率よく
その品質を安定的に出すことが求められています。

効率的に、安定的に品質を確保するお作法を見ていきましょう。

3.1.全体工程の把握

まず二次試験回答の工程全容を見てみましょう。

 ⅰ設問解釈
 ⅱ与件解釈
 ⅲ回答骨子作成
 ⅳ回答記入

料理も始めてから工程を考えるのでなく、
手際よいお店・シェフは、必ず綿密な段取りを事前にしています。

必要工程と、それらに使える時間を逆算して、
事前準備や、各工程に要する時間の調整をしています。

例えば、レストランでイカ料理を食べたい時に、
生きた状態のイカをさばくところからスタートするでしょうか?

開店前に仕込みで、捌いて使いやすいサイズに切り分けたり、
セントラルキッチンで調理して、
火を入れるだけの状態にしているかもしれません。

80分という限られた時間の中で事例に向き合う私たちは、
「サイゼリヤ」です。

「サイゼリヤ」を目指すあなたに、
事例を見てそこから作業を選択肢はありません。

全てを0から始めるのでなく、
以下の様に分類して、選択と集中をしましょう。
選択効率優先で省く・短縮する工程
集中:時間をかけて品質を作り込む工程

3.2.私の選択と集中

80分と時間が限られているから、
あらゆる工程を省いたり簡略化するわけではありません。

品質やお客様の満足度に対して、
影響しない部分を省く一方で、
直結する部分に集中してリソースを注ぎます。

因みにサイゼリヤでは、各店舗に包丁がありません。
調理は、セントラルキッチンに集約して発送し、
各店舗のスタッフに調理スキルは求められません。
一方で、素材の品質管理には拘り抜いており、
仕入先の選定や、配送時の野菜の温度は4℃(品質劣化しない休眠温度)
など、徹底的な管理がなされています。

二次試験も80分の中で、
効率的に最高の品質を安定的に提供する、Myお作法を確立しましょう。

以下、自分のお作法を紹介します。

やめる:回答の品質に無関係と考えて撤廃
・ファイナルペーパー作成
  改めてまとめず、演習時点で自分にインストール
・事例Ⅰ~Ⅲの解き分け
・与件解釈の色ペン
  不器用なので、シャーペン以外に使い分けるのは無理。
・回答の下書き
・与件文の2回目以降の返り読み
 一回目に読みながら情報をラフメモに整理する。
 内容は、会社の事業・組織図・想い、SWOTや生産方式のキーワードをメモ
 原則ラフメモ参照。万一、情報不足の場合は関連段落だけ読む。

集中する:回答品質作り込みの重要工程と考えて、資源を集中投下
・事例企業にご挨拶
 自論という異物混入を防ぐべく、
 演習・本番も毎回、初めに「診断させていただきます」を心の中で合掌をして解き始める。
・回答要素の整理
・設問解釈を先にする
 求められているものを明確化して、作るべきもののイメージを膨らませた上で、与件文を読みます。
 先に献立を想像して、それに必要な食材を市場に探しに行くイメージです。
 与件文を読み込むも、回答で不要な部分に時間をかけることを避けるため。
・骨子を丁寧に作る
・書き上げた後の見直しを必ず行う
  完成して終わりではありません。
  料理でも仕上げの香草を添えることや、想定外の焦げが無いかなどの確認は必須です。
  書いて終わりでなく、必ず自身の目で検品して完了にしましょう。

これらを経て確立した、わたしの80分
試験会場にお守りで持って行き、右下にしっかりと明記してます。
「バラ肉の具材たっぷり、コトコト煮込んだスープ」

こんなフレーズを持ち込んだのは、
きっと私だけでしょう。。

でも、良いんです。個々にあった戦略や、
解けるようになるきっかけがあるので、
masumiの様に開眼にしたり、
のきの様に形を身につけたり、
Ma.satoの様に鬼速PDCA回したり etc

あなたが、良質なOutPut出来ることが大切!
あなたも独自のフレーズ、ぜひ探してみて下さいね。

今日のココだけ3Point

美味しいスープ(答案)の作り方
1.多面性:彩り・栄養バランスよく  →2.1.
2.分かりやすさ:後味も大切に    →2.2.
3.二次試験答案のサイゼリヤを目指す →3.

執筆後記_サイゼリヤのちょっと深イイ話

受験生時代に書こうと決めていた「秘伝のスープ」と、
最近、二次試験の例えとして思いついたサイゼリヤをキーワードに書きました。

今や日本にとどまらず、海外展開でも成功しているサイゼリヤですが、
「日本を真に豊かな国にするお手伝いを」の想いから、
ラーメンと同じ価格でスパゲティの提供を目指したことが起源です。

1973年にスタートした時は、まちの洋食店でしたが、
小企業として非常識とされる低価格戦略を採り、
相場の1/3の価格設定にすることで、人気を博しました。

一見、破天荒な経営に見えますが、
先述の仕入、物流の温度管理など、緻密な経営戦略は興味深いです。

今や、多くの飲食店が参考にするほどの地位まで上り詰めているサイゼリヤ関連の書籍は面白いので、
試験後に、ぜひ一度読んでみて下さい。(試験期間中は止まらなくなる危険性があるので、注意。)

サイゼリヤ経営者の書籍もおススメですが、
なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 偏差値37のバカが見つけた必勝法
↑こちら、昨年自分が読んだ本の中で一番面白かった一冊です。

コロナ禍に、黒字経営を達成した経営者。
その成功した秘訣はサイゼリヤのバイト!?
中小企業が取る経営戦略として、非常に興味深かったです。

因みにサイゼリヤとは、創業日7/7の誕生花の「くちなしの花」
のイタリア語(古語)が語源だそうです。

その花言葉は、「私は幸せ」

長く続く勉強生活に疲れてくる頃かと思いますが、
試験に向けて勉強できることは、
考えてみればありがたい環境です。

大変な日もありますが、
試験勉強しているいまも幸せ。
試験合格したら、もっと幸せ。

せっかくの貴重な勉強時間
少しでも楽しく学んでいきましょう。

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個人のTwitterもほぼ日で更新中。よろしければフォロー下さい。
受験生支援、診断士1年目の活動、読んだ本の感想や感じたことなどを、つぶやいております。


↓今年合格するあなたに、もう一つお届けする情報があります。

■情報大公開■

雑誌「企業診断 10月号(9月27日発売)」に、
当サイト「一発合格道場」 12代目メンバー一同による記事が掲載されることになりました。

発売時期にお勧めのコンテンツとして、
事例Ⅰ~Ⅲでは道場メンバーが受験生時代に実際に書いた「ダメ答案から学ぶ事例ポイント」を、
事例Ⅳでは直前対策としての「記述問題対策」、「部分点対策」、「チェックリスト」の3点を、
雑誌記事にて公開します。

本試験1カ月前という直前期に受験生のみなさんに、
ご確認・ご理解して頂きたいポイントをまとめましたので、よろしければご活用ください!


明日はMa.satoです。

☆☆☆☆☆

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二次特効 【秘伝】バラ肉の具材たっぷり、じっくりコトコト煮込んだスープ”へ4件のコメント

  1. 上杉嘉邦 より:

    カレーとハンバーグを作る問題で、キーマカレーとバラ肉炒めを作ってしまうことがよくあります。

    1. と~し より:

      上杉さん、コメントありがとうございます。

      料理の流れを汲んだ秀逸な例えありがとうございます。
      オーダー、市場(与件のキーワード)の見直しを習慣づけると、
      一つポカヨケになるかもしれません。

      オーダー受けたけど、全部料理だしたっけ?
      与件に活きのイイやついたのに、答案載せずに厨房(メモ)に残ったままだぞ。。の様に。
      ご参考まで。

  2. ロム より:

    と~しさん、二次試験の記事をありがとうございます。

    サイゼリアの例えが非常に秀逸で、目指すべき解答の質の方向性を掴むことができました。
    材料のごった煮に関するリスクはまだ自分でも判断が難しいところがあります。
    強みを挙げる問題にて、回答欄の文字数が足りずに全部書こうとすると収まりきらないが、でも複数要素を入れておきたいのでどうしたもんか……と悩んでしまう問題があります。
    上手く言い換えた言葉で回答しようとも思うのですが、なるべく与件文のワードを使わないと減点されるんじゃないか、という不安もあって……難しいところですね。

    もしと~しさんも同じような悩みを抱えたことがありましたら、どのように割り切っていたのか教えて頂けますと幸いです。

    それにしても、サイゼリアって店舗で包丁使わないんですね……全然知りませんでした。
    試験が終わって落ち着いたら、お勧めの書籍も読んでみたいなと思います!

    1. と~し より:

      ロムさん、コメントありがとうございます。

      匠ではないので、質とスピードを両立して安定の品質で届けてみて下さい。
      経営に絶対の解は無いので、回答も一つに定まらないもの。
      むしろより企業・社長のために考え続けている姿勢、大切にしてみて下さい。

      一つ指針を挙げるなら、ふぞろいのメジャーキーワード・分類を網羅しているか?という視点です
      料理で例えるなら、メニューを満遍なく用意するイメージです。人材の話なら、
      入れる・定着させる・育成するという3時制に切り分けて、それぞれで1つずつ書こう、の様に。

      サイゼリヤの経営の本は、とても興味深いので、
      ぜひ試験後の楽しみにして、あと60日ほど走り切ってください。

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