レジェンド投稿シリーズ⑬ 他士業から見た診断士&強みを活かした話 by にに
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みなさん、こんにちは。レジェンド投稿シリーズ担当のサトシです。
毎週火曜日はレジェンド投稿シリーズですね。本日は二本立てとなっております。
前半は【13代目にに】さんです。北海道在住の方で、似顔絵アイコンは本人にこれでもかというほど似ていらっしゃいます(似顔絵アイコンの作成センス、抜群ですね)。
また、ちょうど先日、私が北海道に行った際に飲み会に来てくださいました。
ににさん、今後も北海道メンバーとしてよろしくお願いします
私も何ならいつでも北海道に行きますよ・・・って、私のことじゃなくて早くににさんの話を聞きたいですよね(笑)
それではににさん、よろしくお願いします
はじめに&自己紹介
お久しぶりです!にに です。
リトルにに です!
ありがたいことに、15代目のみなさんから声をかけていただき、貴重な投稿枠を1ついただきました。
はじめましてのかたもいらっしゃるかと思うので、ちょっと自己紹介をしますね。
私 にに がここ一発合格道場で執筆していたのは、2年前の13代目のときでした。
当時から今に至るまででもっとも読んでいただいている、いわば代表作ともいえるのは、以下の記事です。
2次試験に初めて挑むかた向けに、実際の問題用紙のサイズやページ割などを解説した記事です。
自分が受験生だったとき、ふんわりとしかイメージできていなくて試験本番で問題用紙とはじめましてだったので、あらかじめ知っておくことで少しでも不安要素を減らしてもらおうと思って執筆したことを思い出します。
ちなみにこの記事、執筆当時から、公開した年度だけでなく翌年度以降も継続して見てもらえるだろうと思っていました。
実際に去年も今年も一定数見ていただいていて、結果、いちばん見ていただいている記事となっています。
14代目・15代目のメンバーがいいタイミングで紹介してくれたおかげだよ!
私の13代目の中でのキャラはおもに2つあって、一つが「1次試験高得点」、そしてもう一つは「ダブルライセンス」です。
「1次試験高得点」の方は、勉強方法の記事を書いていたり、りいあから「リトルワールドくらいまで行ってる」とか言われたりしていました。
1次試験で580点取った勉強法
「ダブルライセンス」は、ここ道場のメンバーであるための前提条件である診断士が一つで、もう一つは社会保険労務士(社労士)です。
生業も社労士で、2年前も今も変わらず社労士法人に勤務していて、日々顧問先の中小企業の社長さんのお悩み解決に奔走しています。
自己紹介はこれくらいにして、今日は道場への久しぶりの投稿ということで、社労士という他士業の目からみた診断士・道場について、徒然なるままに書きつくってみたいと思います。
近況
とかいいつつ自己紹介の続きですが、昨年度、特定社労士の試験を受験しました。
診断士試験以来の試験でした。
その試験に無事合格し、今年の4月から「特定社会保険労務士(特定社労士)」を名乗っています。
特定社労士について、聞きなじみがないかたが多いと思いますので、以下の折りたたみにて軽く説明しています。ご存じのかたはスルーしてくださいませ。
特定社労士とは(クリックで開きます)
特定社労士とは、通常の社労士の業務に加えて個別労働関係紛争解決手続の代理人業務を行うことができる社労士、という意味です。
個別労働関係紛争解決手続とは、裁判や労働審判などの仲間で、労働者と事業主との間の争いに決着をつけるための手続きのひとつです。
裁判や労働審判よりもスピーディーかつ低廉な費用で決着する(ことが多い)というメリットがあります。
通常の社労士が44,870人いるのに対し、特定社労士はそのうちの14,101人います。(いずれも2021年度末)
特定社労士になるには、毎年度9月~11月にかけて、eラーニングと集合研修を受講し、最後に試験を受けて合格しなければなりません。
試験の受験者は892人、そのうち合格したのは502人で、56.3%の合格率でした。(2023年度)
受験するのが全員、社労士というある程度の試験対応能力をもった人たちであることを考えると、「それなりに準備をしないと合格できない」くらいの難易度だと思います。
で、今年は、昨年度自分が特定社労士の試験で勉強/経験した内容をもとに、noteで特定社労士の試験対策記事を公開したり、過去問の模範解答を販売したりといった、受験生支援活動をしています。
1人一発合格道場(特定社労士支部)だね!
今年度の試験はちょうどこの記事の公開の3日前、11/23(土)でした。
noteでの記事の公開は、今年の3月から活動を始めています。
どれくらい受験生の役に立てたか、直接的なデータはないのですが、一つの傍証として、「特定社労士 試験」でgoogle検索した結果のスクショを貼ってみます。
このとおり、大手予備校や通信講座に続き、3番目に表示されるくらいにはアクセスしてもらえているのかなと思います。
結構自慢です!
受験生支援がうまくいった理由
ここからは、私の特定社労士試験における受験生支援がそれなりにうまくいった理由を考察してみます。
診断士と特定社労士の類似点
特定社労士の試験は、診断士の2次試験とよく似ています。
出題の形式は、労働者と会社の間の紛争における両者の言い分(=与件文)を読み、問題(=設問)に答えるという形です。
そして回答の形式は、オール筆記です。設問によっては「○字以内で」という制限があるのも似ているポイントです。
ちなみに、筆記用具は黒のボールペンまたは万年筆に限られていて、消しゴムが使えません!
かたや経営に関する助言、かたや紛争解決のためという違いはあるにせよ、与件文を読み、設問を解釈して、文字数制限がある中で解答文をつくるという工程は同じです。
つまり、合格点を取るために試験を解く、その方法という点では、診断士2次試験と特定社労士試験には共通のノウハウがあるということです。
さらに、公式の正答や模範解答が一切公開されていないという点も類似点です。
似ていない点
上記のように試験には共通項が多くある一方で、社労士業界には、診断士業界のような受験生支援の文化はありません。
たぶんほかのどの士業にもありません。
これには、中小企業診断士という資格の特徴が影響している、と私は思っています。
それは、独占業務が(ほぼ)ないことです。
社労士には、独占業務があります。社労士という資格の根拠法である社会保険労務士法できっちりと定められている、「社労士でないと行ってはいけない業務」のことです。
独占業務があるということは、その業務の行い手という立場が法によって保障されている一方、その資格の保有者であることを活かすためには、独占業務を行うことがもっとも合理的である、ということです。
資格試験という、高い参入障壁がありますからね。
となると、資格の保有者は、全員が法で定められた独占業務という同じことをやることになります。(もちろん、独占業務の中でも得手不得手があったり、独占業務以外の部分で付加価値をつける人もいますが)
この構造だと、同業他者は、同じことをやる、限られたパイを争うライバルとなります。
それに対し診断士には、みなさんご存じのとおり、独占業務がほぼありません。
社労士の場合と逆で、独占業務がない=やることが決まっていない=人それぞれ自分の強みに応じて違うことをやる、という図式になります。
この場合、同業他者は、自分にできないことをカバーしてくれる仲間となります。
実際、診断士が何人か集まってなにか一つの仕事をするとか、「その案件ならあの人の得意分野だ」と診断士仲間を紹介するとか、そういったことがよく行われています。
診断士にとっては、同業他者は自分の弱みをカバーする経営資源ともいえるわけで、多くのつながりを持っておくことが自分のプラスになります。
これから診断士になろうという人を支援することは、診断士を増やし、多くの診断士とつながるために有用です。
これが、診断士業界で受験生支援が行われている理由だと思います。
診断士の特徴であり、素晴らしい点のひとつです。
強みを活かす
診断士と社労士の似ている点と異なる点を踏まえると、私 にに が持つ、診断士の受験生支援を通じて得た強みが、社労士の業界においては希少性になると判断できます。
13代目の同期のどらごんやなおがよく言っている、「T型人材」ってやつです。
社労士の資格しか持っていない人は受験生支援の経験がなく、それをやることができないのに対し、私は診断士で受験生支援を経験しているので、それが希少性となり、強みとなると考えました。
さらに、道場という、少人数で1年間どっぷり受験生支援に全力を尽くす環境に身を置くことがことができたのも、強みをさらに強化する要素だったと思います。
楽(ラク)ではなかったけど、楽(たの)しかったです。
外部環境
ここまで、にに の強み、いわゆる内部環境を見てきました。
もう一つ、外部環境も考えてみたいと思います。
昨年、自分が特定社労士の受験生だったとき、情報の少なさに苦労しました。
受験生が毎年1,000人程度しかいないマイナーな試験なので、参考書は、紙の書籍や電子書籍が何冊かあるくらいでした。
そしてそれらの書籍も、基本的には「特定社労士としてどういった知識が必要か」をベースにしたもので、単純化すると
「こういう知識を持っておく必要があって」→「解答はこうなる」
というものでした。
診断士2次試験の勉強をしたかたは実感していると思いますが、この2つの間に、【→「解答に書くべき内容を取捨選択できて」→「解答文を組み立てることができて」→】がないと、解答は書けません。
先行して出されている書籍の著者さんたちは、もちろん解説書を執筆されるくらいですから、特定社労士としての知識は私なんかよりはるかにお持ちだと思います。
しかし、私が見る限り、試験で得点を取るために、インプットした知識をどうアウトプットするかという点においては、十分な内容のものはありませんでした。
この点はまさに私の強み・希少性の部分です。私以外にこれを持っているライバルはいない、ブルーオーシャンが広がっていました。
結果
このような外部環境に対し、道場での受験生支援で得たノウハウであるフレームワークや型の考え方を特定社労士試験に持ち込むことで、これまで存在しなかった上記の【】を埋める唯一無二の情報を提供してきました。
結果として、冒頭で検索結果にてお伝えしたとおり、一定の支持を得ることができました(と思っています)。
具体的な数字は差し控えますが、有料で公開している過去問の模範解答も、それなりの数見ていただいています。
ちなみに公開している記事たちは、今年度だけでなく翌年度以降も継続して見てもらえるだろうと思っています。
冒頭の「【永久保存版】【2次試験】実物と(物理的に)同じ過去問を手に入れる方法 by にに」と同じように、毎年受験生に活用してもらえれば良いなと思っています。
今後は、いかに認知度を上げていくかが課題だね!
おわりに
今回の記事では、私 にに の近況を通して、診断士の世界の特徴と、強みの活かし方の例をお伝えしました。
私はそこまで診断士資格そのものを活かしているわけではありませんが、診断士に合格した後に飛び込んだ受験生支援の経験が、特定社労士としての活動においての強みとなりました。
診断士の世界は、独占業務がない分、いろんなことをやることができますし、そのチャンスもたくさん存在します。
試験に合格した後は、ぜひいろんな経験をして、強みにしていってください。
受験生支援も、他では経験することが難しい貴重なものなので、少しでも興味のあるかたは16代目に立候補してくださいね。
ではでは、以上13代目 にに がお送りしました。またいつかどこかでお会いしましょう。
執筆のお供は相変わらずラムネでした
ににさん、ありがとうございました
ににさんを含め、診断士として活躍されている方は、戦略を立てるのがうまいですよね。強みを活かす、ニーズをキャッチする、選択と集中をする。これらは診断士の試験で習うものです。私もそのようなやり方で診断士のキャリアを歩んでいきたいと思っています。
さて、今回のレジェンド投稿シリーズは二本立てです。後半はどなたが出てくるでしょうか?お楽しみに!
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