22.9.4.セミナー報告① 前半 byさろ

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どうもさろです。

本日、9/6は1次試験の合格発表の日ですね。

自己採点で結果がわかっていても、実際に正式な結果を見るまではなかなか落ち着かないものです。
また、今年は出題ミスにより無効となった問題もあったと聞いています。
ダメだったと思っていた方も結果の確認は確実に行いましょう。

そして、受かっていたことが確認できた方は、改めて2次試験に向けての準備を進めていきましょう!

さて、9/4に開催された秋セミナーにご参加いただいた方々、ありがとうございました。
セミナー本編が約4時間、その後の懇親会含めて約5時間、と長時間にわたるセミナーとなりました。
勉強のために1分、1秒でも惜しいと考えている受験生の皆様が時間を割いて参加いただいているので、少しでも価値のある、気づきのあるセミナーになれるよう、13代目一同全力を尽くして準備をしました。

今日のブログでは、恒例のセミナーレポートをお送りいたします。

まずはセミナーのコンテンツをまとめて、どん!

そして、気になった内容までは以下の目次から飛んでいただければと思います。

【事例Ⅰ~Ⅲ】再現性の極意 by あらきち

秋セミナーの冒頭を飾ったのは、爽やかーな表紙で始まった、あらきちによる「再現性の極意」です。 

なにが起こるかわからない診断士試験の本番において、安定して合格点を取るための極意について語られたセミナーでした。

再現性の高い答案を作るための極意の一部がまとめられたスライド1枚を、あらきちの資料から引用しました。

  • 解答の型を使うと再現がしやすい。
  • 設問解釈と与件読解で使う知識を抽象化されていると再現しやすい。
  • 与件の根拠を因果を意識して引用すると再現しやすい。
  • さらに文章として伝わりやすいものとすることを意識する。

さながら、パズルのように回答欄に組み込んでいくイメージとのことでした。

あらきちの講演については、今年6月に開催した1回目の夏セミナーの際にくま詳しくレポートしてくれているので、本日のレポートでは、簡単ですがここまでとします。

【事例Ⅰ】95点の真実 by リット

つづきまして、一転して怪しげなリットの顔表紙で始まった、もう一つの目玉コンテンツ、リットによる「95点の真実」です。

各事例で60点取れれば合格できる診断士2次試験ですが、やっぱり高得点を目指したくなりますよね。

そこで、13代目の誇る事例Ⅰマスター「リット」の令和3年度事例Ⅰの高得点解答どのようなプロセスで生まれたのか、本人から語られた貴重なセミナーでした。

リットのセミナーで最も秀逸だなと思ったのは、時系列ごとのイメージが明確になされていたことです。

そして、イメージの中のどこが聞かれているのかを設問毎に考えています。
実際に試験中にここまでイメージ化するわけではないらしいですが、練習のときはこれに近いところまで作っていたとか。
(上の図の赤い矢印は設問1で2代目経営者がファブレス化した理由を問われているところ)

正直なところリット本人もどうして高得点につながった理由はわからないとのことですが、以下を意識していたようです。

  • 趣旨を外さない
  • 与件文を呼んでるアピール
  • 与件が解答から1ステップで想起できること

リットの講演内容についても、夏セミナーの際にくま詳しくレポートしてくれているので、本日のレポートでは、簡単ですが、ここまでとします。

【事例Ⅰ~Ⅲ】各事例の有名フレームワークの紹介 by くま

スタイリッシュな表紙で始まったのは、くまによる各事例の有名フレームワークの紹介でした。

診断士試験で使うフレームワークは、「ビジネスフレームワーク」「語呂合わせ」に大別できるとのこと。

ビジネスフレームワーク:経営戦略や業務改善、問題解決などに役立つ分析ツールや思考の枠組みのこと。

語呂合わせ:診断士試験で脈々と語り継がれているフレーズ

フレームワークは、先人の知恵の結晶であり、モレなくダブりなく解答を作るためには可能な限り使った方がよいものとのこと。

ただし、フレームワークを使うことにもメリットとデメリットがあるとのこと。

<フレームワークを使うメリット>

80分を有効活用:1から書くことを考えなくて済むので時間節約になる

多面的に書ける:使えば、勝手にモレなくダブりなく書ける

再現性が高まる:思いつきの解答が減る

<フレームワークを使うデメリット>

●使うことにこだわりすぎると、設問・与件文に沿わない解答になることもある

再現性といえば、、、ということで「ブラきち」が出現しています。。。

くまが紹介してくれた数々のフレームワークを事例毎の一覧として紹介します。

<事例Ⅰ>

●(超重要)幸の日も毛深い猫、茶化

●(超重要)SWOT分析

SECIモデル

事例Ⅰはやっぱり、リットのブログが大いに参考になるとのことです。

<事例Ⅱ>

●(超重要)だなどこ

(超重要)STP分析

(超重要) 『売上=客数×単価数』、『新規顧客・既存顧客』

●(超重要) SWOT分析

(重要)4P

(重要)3C分析

事例Ⅱはフレームワークがたくさんあって覚えようとすると大変ですよね。

これらはマーケティングをする上で必須な考え方となるので、その流れと一緒に覚えていくと頭に入りやすいかもしれません。

<事例Ⅲ>

(重要)QCD

(超重要)生産計画、生産統制

4M+I (Man, Machine, Material, Method, Information)

営業・生産・技術

DRINK

事例Ⅲといえば、「QCD」そして、「生産計画と生産統制」ですね。

これらは事例Ⅲでモレなくダブりなく解答を書くための必須なフレームワークと言えそうですね。

<事例Ⅳ>

●(超重要)収益性・効率性・安全性

財務指標を問われる問題においては、「収益性」「効率性」「安全性」の観点から多面的に指標を選んで解答すると高得点が得られます。

この3つはパッと頭に浮かぶようになりたいですね。

【事例Ⅰ~Ⅲ】解答の「型」の紹介 by まよ

オレンジ色の元気が出る表紙で始まったのは、まよによる解答の「型」の紹介でした。

解答の型とは・・・解答の土台となる文章の枠組みのことです。

そして、解答のプロセスの中では、「設問解釈」と「型の作成」はセットで行うものであるとのこと。

13代目道場メンバーへのヒアリングでは、全員が「型」を作成していたとのことです。

試験に合格するためには、必ず使うノウハウとも言えそうですね。

<「型」を作成するメリット>

与件文を手戻りなく、効率的に読むことができる

●制約条件から外れること(いわゆる事故)を防げる

●解答骨子の作成が楽になる ⇒ 再現性が高まる

型を作るメリットです。ここでもやはりポイントとなるは、あらきちの「再現性」

私が秀逸だなあと思ったのは、型の作成手順もそうなのですが、設問解釈の方法です。

<設問解釈>

①制約条件を確認・マーク

②問われていることを確認・マーク

③診断問題と助言問題に大別

④診断問題は類推問題であるか確認

⑤解答の方向性を想定

診断問題と助言問題に大別では、診断問題には<診>というマークをつけていたとのことですが、私にはこの2パターンに大別するという考え方自体がなかったので、この考え方はシンプルでとてもいいなと思いました。

あと、④診断問題は類推問題であるか確認についても、確かに診断問題では与件からキーワードから引っ張ってくるだけの問題と、1次試験の知識を交えて類推する問題の2パターンがあるので、この考え方も非常にシンプルでいいなと思いました。

これらは単純に私が受験生時代に持っていなかった考え方で、私にとっても目からウロコな内容だったので紹介させていただきました。

さて、まよのセミナーの内容については、これまでにブログで紹介した内容がベースになっていたとのことなので、セミナーに参加できなかった方、もう一度振り返りたいかたは、こちらをどうぞ!

【事例Ⅰ~Ⅳ】こんな解答は嫌だ~ダメ解答と良い解答の比較検討~ byさろ、なお、まん

ダメ解答とは、いわゆる得点の入りにくい解答の典型例のこと。

どのようなダメ解答例があるのかを知り、その原因と対策方法を知っておくことで、ダメ解答を作らない為の気づきを得て欲しい

そんな願いで設立されたダメ解答研究所

その設立者Dr.サロ

人造人間70号(なおちゃん)

人造人間10000号(まんちゃん)

のお三方が来訪し、研究の成果を紹介されました。

このレポートでは、レベルMAXのダメポイント「社長の思いを無視」について、レポートします。

人造人間70号
人造人間70号

博士、ここは私めに任せてください!
事例Ⅱといえば、「B社の売上拡大」!これが一番大事でしょ!

ダメじゃ、ダメじゃ。社長は他にも、もっとアツい思いを持っておったはずじゃぞ!

Dr.サロ
Dr.サロ
人造人間70号
人造人間70号

(しょんぼり)

人造人間10000号
人造人間10000号

なおちゃんはまだまだね。社長の思いを細分化して、正確に読み取ることが大事よ!
「訪問を機に」「B社とX島の」「ファン」といったふうに細かくして、それぞれの思いに沿った施策を助言するのよ。

さすが、まんちゃんじゃ!

Dr.サロ
Dr.サロ
人造人間70号
人造人間70号

まんちゃんに負けて、くやしいー

ちなみに、他のダメ解答例を一覧にするとこのような感じでした。

<事例Ⅰ~Ⅲ>

字数をだいぶ余らせてしまっている

キーワードだけ箇条書き

実務経験が邪魔する

中小企業の枠を超えた投資を助言

他の事例っぽいことを書く

課題を書けで問題点を書く

最大の○○を複数書く

社長の思いを無視

因果が曖昧

多面的でない

助言で効果まで書かない

レイヤーを間違えて解答作成

事例Ⅱ:「誰に」を外して解答する

事例解答の一貫性がない 設問1で使った強みを使わない

<事例Ⅳ>

変な指標を書く

自由記載欄に計算メモを書く

(選択肢問題で)白紙

さいごに

以上、セミナーレポート前半でした。

正直、4時間ものセミナーの内容をブログ2回でお伝えするのは大変ですが、エッセンスだけでもお伝えすることができたなら幸いです。

明日はセミナーレポート後編を、前回のセミナーでも登場したあの方がお伝えします。

なお☆
なお☆

今回のセミナーを聞けば、すべらんなぁ~~

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22.9.4.セミナー報告① 前半 byさろ”へ2件のコメント

  1. ひろし より:

    セミナーありがとうございました!
    とても参考になりました!

    1. さろ より:

      ひろしさん、秋セミナーへのご参加ありがとうございました。懇親会にも参加いただき、お話しすることができて、私も刺激をいただきました。
      あと、約2ヶ月。ひろしさんの強みは事例Ⅳを得意科目とすることにつながると思います。応援しています、頑張ってください!

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