1次試験で580点取った勉強法

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
一発合格道場ブログを
あなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」
ご登録ください!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

4月16日開催の春セミナーは、おかげさまで定員いっぱいのお申し込みをいただきました。ありがとうございました。
17時30分開始予定の懇親会のみ、まだお席に若干の余裕がありますので、受験に向けて少しでも情報を収集したい方道場メンバーや同期受験生と交流してモチベーションを高めたい方はぜひご参加ください!
参加ご希望の方はこちらのフォームよりお申し込みくださいませ。

こんにちは!
先日コロナワクチンの3回目の接種を受けて、副反応がまったく出なかったので安心している、ににです。

前回の自己紹介自慢したお伝えしたとおり、私の1次試験の結果は7科目合計580点でした。
1次試験の結果は道場13代目のメンバーの中でも最もよかったので、光栄にも、YOSHIHIKOが「スト生のエース組」と分類してくれました。

こそばゆい

というわけで今回は、その結果をもたらした、1次試験に対しての勉強法をご紹介します。

高得点は必要ない

いきなり自己否定から始めますが、1次試験で580点なんて得点を取る必要も、目指す必要もまったくありません。むしろ無駄の極みです。

前書きは自己否定のための前振りでした

ご存じのとおり、全科目40点以上、合計420点以上を取れば1次試験はクリアです。ということは、「各科目40点以上で、合計420点を取ることができる」というのが勉強法としてもっとも優れているといえます。

とはいえ出題を完璧に予測することはできないし、年度ごとに難易度もだいぶ変わります。そのため、実際には合格点ぎりぎりではなく、ある程度余裕をもったラインを狙う必要があります。その「ある程度余裕を持ったライン」の設定は人それぞれですし、科目によっても変わってくるものです。

今回紹介する勉強法は、「結果として580点まで到達することができた勉強法」であり、本質は「『ある程度余裕を持ったライン』まで点数を引き上げることができる方法」というものだと捉えていただければと思います。

3つの点数目標

さて、いよいよ勉強法の紹介・・・の前に、点数目標についてお話しします。

目標とすべき点数には3種類あります。

1つ目は、合格点そのものです。
これは誰にとっても同じで、各科目40点、合計で420点です。最終的に試験本番においてこれをクリアできれば万事オッケーです。

2つ目は、先ほどの話でいうところの、「ある程度余裕を持ったライン」の点数です。「到達目標点」とでもいえるでしょうか。
これから試験本番までの学習は、この到達目標点の獲得のために必要な知識量を身につけることを目指して進めていくことになります。
先ほどもお伝えしたとおり、具体的な点数は人によって変わってくるので、あなたの性格や許容できるリスクを考慮したうえで設定してください。
ちなみに私は、科目によって違いますが、だいたい90点くらいのつもりで設定していました。
苦手科目は、万が一難化したときにも40点を下回らないように。得意科目は、苦手科目が40点ぎりぎりになったときにカバーできるように。という感じです。臆病慎重な性格のため、かなり安全余裕率(使い方違う)を高く見積もっていました。

今日の記事では、あなたが設定する到達目標点に対し、効率的に到達するための勉強法を紹介します。

ちなみに3つ目は、試験本番で狙うべき点数です。
これを意識して対策するだけで、事前の学習の成果とは独立に試験本番での点数を何点かはアップさせることができる、と私が思っているものです。

そんなわけで、勉強法と並んで、いやもしかしたらそれ以上にとっても重要なものですが、今回は紙幅の都合上割愛し、おいおい紹介していくつもりです。

フェルマーさん
フェルマーさん

この余白はそれを書くには狭すぎる

二番煎じだよ・・・

リトルにに
リトルにに

3つの目標点数は、以下のような関係になっています。あくまでも最終的には試験本番で目標①、つまり合格点に達するためのものだということは常に意識しておいてください。

にじませ法

というわけで、やっと本題です。

「結果として580点まで到達することができた勉強法」、その名も「にじませ法」です。今名づけました。
「こういうイメージを持って学習すると、試験本番で点数を取れる知識が身に付きやすいよ」という概念論と、「そのために具体的に何をする」という方法論で構成されています。

なお前提として、この方法は私が通信講座での学習の際に用いていたものです。独学のかたでも同じように使えるとは思いますが、予備校通学で学習しているかたにとっては、適しているかどうかわかりません。

ににが予備校の授業を受けたことがないからだよー

ステップ1 用意するもの

必要な教材は以下のとおりです。

  • テキスト 1種類
  • 問題集 1種類

テキスト

テキストはなんでもいいです。今使っているものがあればそれを使ってください。
これから選ぶのであれば、長時間眺めていて苦痛にならないことを重視して選ぶと良いです。これから先、科目によっては10月まで共闘する相棒ですから。

問題集

問題集は、過去問が論点ごとにまとまっているものが良いです。先日どらごんが紹介していた「過去問完全マスター」とかよさそうですね。
ちなみに私は、受講していた通信講座の問題集をそのまま使っていました。ただし、「中小企業経営・政策」のうち「経営」だけは市販の「スピード問題集」を使用しました。これもどらごんが言っていたとおり、直近の中小企業白書から出題されるため、過去問の効果が薄いことが理由です。

言いたいことは全部どらごんに先に言われてる

また、テキストと連動していて、解説からテキストの掲載ページに紐づけされているものであれば、より学習の効率アップが望めます。

テキストと問題集は、それぞれ1種類ずつで十分です。

ステップ2 紙の大きさを知る

概念

にじませ法では、科目それぞれを1枚のになぞらえます。

中小企業診断士の1次試験は7科目なので、7枚の紙を想像してください。
最初にやることは、その紙がどのくらいの大きさかを知ることです。

方法

具体的には、まず出題範囲を1周します。テキストや講義動画を最初から最後までひと通り見ましょう。

この段階では、細かいところは理解できていなくても良いです。
それよりも、全体を見渡せるようになることが重要です。テキストでいえば、大見出しや中見出しくらいを把握して、それ以下の細かい内容は「一度目を通したことがある」という状態になれば十分です。

ステップ3 インクをたらす

概念

次のステップは、紙にインクをたらす作業です。

ステップ2で想像した紙には、数多くの「論点」が存在しています。

論点

その論点を解くことができたら、黒く塗っていきます。

塗り方はいろいろありますが、にじませ法では、インクを垂らすことをイメージします。インクは紙ににじんで、垂らした場所よりも広い範囲を黒く染めます。
このように、「過去問の論点+インクがにじむ範囲」を黒く染める(=理解する)ことが肝要です。

インクをにじませる

方法

まず過去問を解きましょう。で、解いたらテキストに戻って確認するのですが、そのときに心がけることは以下の2つです。

テキスト確認時に心がけること1.設問文・選択肢・解説をフル活用する
2.テキストでの確認のとき、ちょっと広めに確認する

1つ目は、ににオリジナルではなく、初代ハカセさんの『鶏ガラ学習法』9代目へんりーさんの『スピ問出涸らし法』など、ここ一発合格道場で繰り返し提唱されているメソッドです。詳しくは各リンク先をご覧くださいませ。
問題集を1冊に絞っている分、それを徹底的に活用していきましょう。

そして2つ目が、にに流にじませ法のキモです。
過去問で問われた論点そのものだけでなく、それに関連した論点類似した論点対比できる論点も確認します。

たとえば、経営法務で商標権の存続期間の論点が問われたとして、

  • 商標権の存続期間(過去問で問われた論点)

だけでなく、

  • 商標権の制度や登録要件(関連した論点)
  • 特許権や意匠権の存続期間(類似した論点)
  • 不正競争防止法(対比できる論点)

なども併せて確認していきます。
概念のところでお話ししたとおりインクをにじませるイメージで、上下左右、隣り合った論点も押さえていきましょう。

このときの押さえ方は、軽くテキストを一読するくらいで良いです。インクがにじんだとき中心は色が濃く、外周は色が薄い、そんな感じです。

これを繰り返していき、紙全体を黒くしていくイメージで学習を進めましょう。

にじませ法のメリデメ

メリット

にじませ法のメリットは、以下の4つです。

  • 身につく論点数が増える

  • 論点への接触回数が増える
  • 論点ごとのつながりが意識できる

  • 「過去問だけだと、出たことがない論点に対応できないのでは」という不安を払拭できる

単純に身につく論点数が増えることはもちろん、接触回数が増えることも大きなメリットです。記憶への定着には、接触回数を増やすことが有効です。

論点ごとのつながりを意識できるようになると、試験本番時に解答をひねり出せる可能性が上がります。

そして4つ目の「不安を払拭できる」も、実はけっこう大事なことです。
自分の勉強法が正しいものかどうか、誰しも不安に思うものです。にじませ法で論点をにじませまくれば、過去問に出てこない論点にも対応できる気になり、自信をもって学習を進めることができるようになります。

デメリット

デメリットはただ1つ、

  • 時間がかかる

です。

特に最初はかなり時間がかかると思います。でもそれでいいんです。私は、1つの過去問のにじませで30分かかったこともありました。

学習が進めば、他の過去問でにじませたことがある論点も増え、かかる時間も短くなってきます。そうなってくればしめたもの。どんどん加速度的に知識が身につき、試験本番での対応力も上がっていくことでしょう。

おわりに

「1次試験で580点を取った勉強法」ということでお伝えしてきました。

最初の方でも言いましたが、間違っても580点なんて点数は目指さないでください。
420点を取るための方法の1つとして、取り入れられる部分があれば取り入れていただければと思います。
ほかのメンバーもみんな言っているとおり、「パクってカスタマイズ」が重要ですよ。

明日は、道場メンバーのzoom会議にはいつもパリッとした服装で参加、私服姿も見てみたい まん です!

仕事帰りだからだよ!

まん
まん

★★★★★
いいね!と思ってもらえたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
にほんブログ村のランキングに参加しています。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

クリックしても個人が特定されることはありません

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です