診断士試験あるある質問、道場の先輩と一緒に答えてみよう! byひでまる

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ひでまる
ひでまる

本日は「ひでまる」がお送りします。
オリジナルキャラクター「音符さん」と一緒にお送りします!
よろしくお願いします!

プワァ~(よろしく~)

音符さん
音符さん

本日の記事は、診断士試験を受けるにあたってよくある質問を道場の過去記事を参照しながら考えていきます。よくある質問に先輩方はどのように答えてきたのか?から質問への答えを紐解いていきましょう。

よくある疑問は「集合知」で対処しよう

時は2025年、ブログ内容を考えているとある道場16代目メンバーと音符さんの会話である。

とある16代目
とある16代目

16代目としてブログを執筆することになった、とある合格者だよ!
今回は2記事目、診断士試験を受けるにあたって疑問に思う質問に自分なりの答えを出していくよ!

プワァ~(一人でそんな答えられるの~?)

音符さん
音符さん
自信過剰ってやつ
自信過剰ってやつ

僕の知見を総動員すれば、色々な質問に答えられるさ!
僕はふぞろいもまとめシートも有効活用して受験を突破してきたからね!
どんな質問でも、どんとこいや!

プワァ~(じゃあ、情報システム系の資格を持っている時、1次試験で試験免除したほうがよいか教えてよ。)

音符さん
音符さん
無知が露呈
無知が露呈

ハッ…
ぼ…ぼく…何も資格持ってない…。
め…免除…?
えっと…モゴモゴ…。
オワタ。

プワァ~(ほら~言わんこっちゃない…。)

音符さん
音符さん
他力本願
他力本願

わ…わからないときには人に頼って生きていく!
道場の先輩に聞いちゃうもん…。電話だ!!
「プルプルルル…。」「………。」
でないわ…。

プワァ~(先輩方もお忙しいの!)

甘えはゆるさんぞ
甘えはゆるさんぞ
いい事思いついた
いい事思いついた

そ…そんな時こそ、道場の過去記事を掘り起こしたらいいのでは?
一発合格道場には、2025年現在、15年の歴史があり、5,000を超える記事があるんだよ!
記事を探せば、よくある質問に色々な視点から答えている先輩方の記事が見つかるよね!

プワァ~(それなら、多様な視点からの意見も集まるね!)

音符さん
音符さん

診断士試験を受けるにあたってよく議論になる疑問はいくつかあります。勉強法や、試験本番までの時間の使い方、試験免除の受けるかどうか…など、これらの疑問は答えがなかなかないものが多いです。答えがないので、最終的には自分なりの考えを見出して、それを信じて実践するしかありません。とはいえ、自分だけで考えを整理するのはとても大変です。

本日はこのような質問を考えていきます。かといって、ひでまる1人では数々の質問に答えきれません。よくある質問への答えを見つけるにあたっては、誰かひとりでの意見ではなく多様な視点から意見をもらうことが重要です。もし一発合格道場の先輩方に聞いて回れれば、多様な視点からの意見もすぐに集まりそうです。しかし、先輩方も忙しく時間を取って質問に答えてもらうのは難しい…。

そこで使えるのが一発合格道場の過去記事です。道場の先輩方は、15年にわたって5,000を超える記事を書く過程で、このような答えがなかなかない質問に対して、先輩方なりの考えを披露してきました。この集合知を活かさない手はありませんよね!そこで、今回の記事ではよくある疑問に対して先輩方の多様な意見を見ることで、自分なりの考えを整理するきっかけとして頂ければと考えています。

1次試験

まずは1次試験を見ていきましょう!

範囲が広すぎます!どうやったら効率的に学習できますか?

ひでまる
ひでまる

中小企業診断士の1次試験は7科目もあり、とにかく範囲が広いですよね。どこから手を付けたらよいのかわからず、途方にくれてしまいそうです。道場の先輩方はこの問題をどのように乗り越えてきたのでしょうか?

プワァ~(うっかりアッパさんの記事を見てましょう。)

音符さん
音符さん

うっかりアッパさんは、以下のようなインプット→アウトプットのサイクルを1科目1か月弱で繰り返したそうです。

勉強の流れ(アッパさん)

  • テキストや基礎講座のようなものを分からなくてもざっと一通り通して全体を把握する
  • 単元ごとにテキストや基礎講座で内容、知識のインプットを行い、都度対応する過去問を解いて定着させる
  • 過去問題集を1冊解いて、知識をアウトプットできるようにする

他の方の記事を見ても、割と皆さん同じような考えでした。筆者も同じように科目ごとに分けて勉強していたので、この勉強法には非常に共感します。

中小企業診断士の1次試験は範囲が広いですが、とにかく早い段階で全体をなめてみることが重要かと思います。筆者はアッパさんより少し短めのサイクル(1科目3~4日)で回していました。範囲は広いものの、深い理解を求められる試験ではないので、アッパさんも仰っているように、わからなくても気にしないことが重要ですね!

過去問演習はどう取り組めばよいですか?

ひでまる
ひでまる

では、知識のアウトプットをどのように行っていけばよいでしょうか?

プワァ~(のきさんの記事を見てみましょう!)

音符さん
音符さん
ひでまる
ひでまる

のきさんの記事には、アッパさんが書かれていたアウトプットのプロセス、特に過去問演習について述べられています。過去問を解くことで、試験の傾向を把握し、実際の問題に慣れることができますし、過去問を繰り返し解くことで知識の定着を図ることができます。

まず、過去問をやる意味については、現在の自身のレベルと過去問のレベルの差を把握するためとしています。そのため、過去問が解けなくても気にしないことが重要とのことでした。それよりも、解けなかった問題・解けたけど理解が怪しかった問題から新しい知見を得ることが重要ですよね。

過去問演習の仕方には大きく分けて「タテ解き」と「ヨコ解き」の2つあります。

「タテ解き」と「ヨコ解き」(のきさん)

  • タテ解き:年度ごとに解いていく(ex: 令和2年度の企業経営理論を通して解く)
  • ヨコ解き:論点ごとに解いていく(ex: 財務会計のMM理論に関する問題だけを解く)

これについては、合格者の中でもどちらを採用したのかで意見が分かれており、どっちのほうが絶対的に良いというものはないそうです。とはいえ、のきさんは①直近3〜5年分の過去問をタテ解きをする ⇨ ②復習の過程で自分の弱点を明確にする ⇨ ③克服すべき弱点について過去問のヨコ解きや問題集で補強することがお勧めであるとしています。

筆者は1次試験の勉強を始めたのが遅かったため、①のタテ解きしかしていません。中小企業診断士の1次試験はマークシート形式であり合格点も60点と高くないので、完璧な理解・知識が必要ないことから、広く浅く試験範囲を理解するためにのタテ解きが有効であると考えています。筆者のように時間に余裕がなかったら、タテ解きだけでもよいでしょう。
しかし、もう少し時間があったらのきさんと同じように弱点を補強するべくヨコ解きも活用したと思います。特に1次試験のような試験範囲が広範囲の試験に慣れていない場合(大学受験でセンター試験を受験していない方など)は、ヨコ解きをして論点を一つずつ着実に理解していくことがより重要になると思います。

過去問演習におすすめの教材は?

ひでまる
ひでまる

では、過去問演習に使える教材はどのようなものがあるでしょうか?

プワァ~(次に、ごりさんの記事を見てみましょう!)

音符さん
音符さん

ごりさんの記事では、過去問.comというサイトを使って勉強することが推奨されています。このサイトは、中小企業診断士1次試験の過去問をWebアプリ形式で解けるようになっており、しかも全て無料で使えます。

過去問.comとは?(ごりさん)

  • 平成27年度以降の中小企業診断士1次試験の過去問が、Webアプリ形式で無料で受けられるもの

筆者もこのサイトを使っておりました。このサイトの何よりもよい所は、勉強記録(いつ問題を解いたか?何を解いたか?何を間違えたのか?)が全て記録に残ることです。以下の写真のように記録を見返すことができ、緑色の「誤答から出題」のボタンを押せば間違えた問題だけを再度出題して、復習することも可能です。1次試験で重要なことは、わからなかった問題ができるようになることですから、間違えた問題を重点的に復習できるこのようなWebアプリならではの機能が、紙の過去問集にはないメリットになるでしょう。

過去問.comサイトから引用

ただし、このサイトに載っている過去問の解説は必ずしも丁寧とは言えないので、ネット情報や他の参考書も参考にしつつ、自身で理解を深めていく必要があることは注意です!(ネット情報を検索する際は、こちらの記事にあるAIを利用した勉強法もお試しくださいませ!)

インプットから始めるべきですか?過去問から始めるべきですか?

ひでまる
ひでまる

いきなり過去問を解き始めて良いですか?

プワァ~(少しはインプットがあったほうが良いかも…?一蔵さんの記事を見てみましょう。)

音符さん
音符さん

アウトプット(過去問演習)が学習におけて重要な位置を占めていることはわかりました。では、もはやインプットよりも先に過去問演習から始める方が良いのではないか?という疑問が出てきます。

この疑問については、完全にインプット無しで過去問演習から始めるべき、という主張の記事は、筆者が探した中では見つかりませんでした。中小企業診断士の1次試験の問題は必ずしも同じような問題が毎年出題されるわけではない(過去問そのままといった問題はそこまで多くない)ため、過去問演習だけだと受験本番の新規の問題に対応しきれない側面があるのでしょう。また、完全にインプットゼロで解いた問題のほとんどがわからないとなると、復習が大変で非効率な学習になってしまう恐れもあります。

一方で、この問題は白黒はっきりつける問題ではないかと思います。つまり、インプットゼロで過去問演習をすべきという意見でも、過去問演習の前にしっかりとインプットするべきという意見でもなく、その中間に答えがあるのではないかということです。そこで、一蔵さんの過去問演習の前に多少なりともインプットは必要であるが、そのインプットは最小限でよい、という主張の記事をご紹介します。

一蔵さんは診断士試験にパレートの法則を当てはめて議論されています。試験にとって重要な部分(コア)は20%しかなく、それ以外は重要ではない(ノンコア)であるそうです。そして、何が重要かを知る必要があるためインプットは斜め読み程度にしてすぐに演習に取り掛かるべきだ、とされています。

コアとノンコア(一蔵さん)

  • コア(大事なこと)は全体の20%に過ぎないから、力(リキ)入れない(脱力状態)。
  • コアかノンコアかは1回見ただけでは分からない。
  • だからこそ、100%理解学習法ではなく、ナナメ読みで過去問玉砕に突き進む。
  • 玉砕して当たり前。落ち込むのではなく、一つの工程を終えたことを楽しむ。
  • スピーディーに2巡、3巡するうちに、力が指数関数的に伸びていく。
一蔵さん記事より引用

筆者の感覚としても一蔵さんのおっしゃるとおりであると思います。筆者も、一度インプット無しで過去問演習に取り掛かろうとしたのですが、数問見て全く分からず、さすがにインプットゼロは難しいと思いました。この状態で勉強を続けると、おそらくスピーディーに2巡、3巡とできないので一蔵さんのおっしゃる勉強法になりませんでした。そこで、3~4時間だけ教科書(まとめシート)を眺めるというインプットをし、すぐに過去問演習に取り組んだところ、全てがわからないとは言わないものの適度にわからないというレベルで過去問玉砕に突き進むことができ、スピーディーに2巡目や3巡目へと進め、短時間で合格レベルに達することができました。

どの科目を優先的に勉強するべきですか?

ひでまる
ひでまる

7科目もあって大変な1次試験、メリハリをつけながら大事なところを重点的に学びたいところですよね。道場の先輩方はこの問題にどういう考えを持っているでしょうか?

プワァ~(ますけんさんの記事を見てみましょう。)

音符さん
音符さん

ますけんさんは、1次試験の科目を以下のように分類されています。

ますけんさんの科目優先順位

  • ①財務、経済 丸暗記が通用しない科目の代表格であり最優先。
  • ②経営、法務 知識を応用することが必要となるため理解系と言え、学習には時間がかかるため次に優先。
  • ③運営、情報、中小 俗に言う「暗記三兄弟」と言われる科目のため基本覚えれば対応しやすい。直前期に集中的に学習して覚えていくのがオススメ。
ますけんさん記事より引用

ますけんさんは、理解型→暗記型の順番に優先順位をつけて分類されているようです。この考え方はよく見るものかと思います。最終的に試験本番に全科目を合格点まで持っていくために、攻略に時間がかかるものを先に勉強するというのは王道ですね!ただし、運営については分量が多く2次試験に直結するという科目の特性を鑑みて、少し優先して勉強するという方もいらっしゃるようです。

他の考え方としては、自身のバックグラウンドに応じて優先科目を変えるという考えもありそうです。例えば、簿記2級をお持ちの方は財務会計を後回しにしても間に合うことでしょう。

最後に筆者個人の意見も付け加えると、情報はもう優先度高めに、一方で経営は少し優先度低めでもよいかと思っています。
情報については、近年は過去問だけでは対応しきれないことが増えているため、情報で高得点を狙う方はIPA資格の問題も演習して知識を深めることも効果的かと思います。そうなると、情報を先んじて勉強する必要性が出てきます。
経営については、基礎になる科目であるので早く学習したい所ではありますが、試験対策という面だけで考えれば、わりと知識がなくても文章読解だけでわかる問題が多いと筆者は考えているため、他の勉強に時間を割いても対応しやすいのではないかと思います。

全科目1発合格を目指すべきですか?科目合格で複数年かけて合格するべきですか?

ひでまる
ひでまる

試験範囲が広い1次試験、せっかくの科目合格制度をうまく活用したいですよね。

プワァ~(しかし、どらこんさんとまよさんの対談では可能ならば全科目1発合格を目指してほしいと仰っています。)

音符さん
音符さん

提言(どらこんさん、まよさん)

  • 1次試験は(基本的に)科目合格を狙わずに一発合格を目指すべき

全科目の1発合格を目指す理由として、どらこんさんは「理由は7科目トータルでバランス良く得点し一発合格を目指した方がリスクは低いため。」と、まよさんは「受験科目が少なくなると、その分爆弾科目にあたった時のリスク回避が難しくなるため。」と仰っています。

この点はまさに仰る通りで、中小企業診断士の1次試験は各科目の難易度が年度ごとに変動しやすいため、ある年は情報がものすごく難しかったが、その次の年は法務が難しかった…というようなことが起こり得ます。その時、2か年計画で受験科目を絞ってしまっていると難易度の高い科目にたまたま当たってしまって、その科目で点が取れないだけで平均点が大きく下がって、努力及ばずといった結果になってしまうことがあります。科目数が多ければ多いほど1科目への依存度は下がりますので、リスク回避という観点で7科目を受験したほうが良いと思われます。

ただし、時間がない方に対しては、どらこんさんもまよさんも2か年以上での合格を目指すこともあり得るとしております。個々人の状況に合わせて最適な戦略を考える必要がありそうですね!
2か年以上で合格を目指す場合は、お二方とも難しい科目を優先して初年度に受けることをお勧めしておりました。どらこんさんは法務を、まよさんは財務・法務・経営を先に片づけた方が良いと仰っています。

資格(応用情報等)を取って科目免除するべきですか?

ひでまる
ひでまる

応用情報技術者を持っていれば、1次試験で情報システムを受けないで済みます!

プワァ~(ただ、資格を取れるような方は免除制度を使わずに受験すれば得点源になるかもしれないので、免除制度を使うかどうか悩ましいですね…。chikaさんの記事を参考にしてください!)

音符さん
音符さん

一部の科目は資格をお持ちの方は科目免除を受けることができます。例えば応用情報技術者試験に合格していると情報システムの科目免除を受けることができます。
とはいえ、資格を取って科目免除制度を活かすべきなのかどうか悩みどころですよね。資格を取れるくらいですからその科目は得点源になる可能性が高く、科目免除を使ってしまうと60点相当になってしまうことは不利と言えます。一方で、1科目免除されていることで他の科目に時間を割くことができることは魅力的です。

これについては、道場の先輩方はもしあまり得意ではない科目が免除できるというならば積極的に免除しようと仰っていました。chikaさんの記事を見てみましょう。

chikaさんは、1次試験で情報の成績があまりかんばしくなかった方に対して、応用情報を使った科目免除を進めています。その理由は、ズバリほとんど過去問から出題され合格が狙いやすいから、だそうです。

応用情報試験の特徴(chikaさん)

過去問からそっくりそのまま出る問題、過去問の選択肢を入れ替えた問題、過去問の数字をアレンジした問題、といった、過去問を流用した問題が7~8割出題されます。
(あくまでも感覚値ですが、それくらい過去問の流用問題が出ます)

中小企業診断士の1次試験での情報システムは、ここまで過去問からの流用問題は多くないですし、特に近年は平均点が低い爆弾科目となってきている印象もあります。あまり情報システムで点を稼げないと思われるならば、積極的に資格での科目免除を狙うのがありかと思います。実際にべりーさんは1次試験情報システム足切りから、翌年には応用情報を取得しての免除に切り替え、そこから中小企業診断士試験に合格されています。

筆者個人の意見としては、chikaさんの前提とは逆パターン、つまり免除対象科目がそれなりに得意だと思える方ならば、科目免除制度を使わずに受験することもありかと思います。多くの受験生は7科目をいっきに受けており、そしてその条件でも合格できている方が多くいらっしゃいます。それならば、一定程度きちんと勉強できる方なら1科目を免除するよりも7科目をきちんと勉強するのもよいと思います。ここについては、ご自身の状況と照らし合わせて考える必要があるので、一概に答えが出せない問題でしょう。

なお、1次試験で科目免除すると2次試験を受けるときに知識が足りなくなってしまうのでは…?という心配を持たれている方がいらっしゃれば、筆者の考えでは心配無用であると考えます。2次試験で問われる知識は限られているので、1次試験で科目免除をしても2次試験対策を通じて十分に知識を身に着けられます。科目免除を使うか悩む理由がこれであるならば、心配せずに科目免除をしてしまいましょう。

沖縄再試験って何ですか?

1次試験の過去問演習をしていると、沖縄再試験という不思議な問題が載っていることがあります。この沖縄再試験は何なのでしょうか?サトシさんの記事に詳しく書かれております。

令和5年(2023年)の1次試験の時、沖縄に台風が直撃してしまい試験が実施できませんでした。そこで、沖縄の受験生に1次試験の機会を与えようということで実施されたのが沖縄再試験です。

そして、この沖縄再試験の問題、15代目の先輩方が全問題解説を実施されております!市販の問題集には沖縄再試験の問題が載っていないこともあるので、こちらを参考にして解いてみるとよいでしょう。

15代目による各科目の解説はこちら!

では、沖縄再試験の問題はいつ解くとよいでしょうか?先代の記事では模試代わりになるのではないかと記載されています。加えて、ここからは筆者の見解ですが、最初に解く過去問としてちょうどよいのではないか?と思います。沖縄再試験の問題は本試験と比べると、問題数が少なかったり難易度が低かったりします(ただし中小企業経営・政策は難しいので注意)。そのため、最初にこの過去問にトライすることで、本番の過去問と基本演習問題のつなぎとなると考えています。

2次試験

次は2次試験を見てみましょう。

これから1次試験を受けますが、今から2次試験対策をしたほうが良いですか?

中小企業診断士試験の山場は?と聞かれれば多くの合格者は2次試験であると答えるでしょう。とはいえ、1次試験の合格前から2次試験対策をするべきか?という問題は意見が分かれます。まずはみっきーさんの記事をご覧ください。

みっきーさんは14代目のメンバーに春から2次対策をしたほうが良い?と聞いたところ、多数のメンバーが、「今の時期からの2次試験対策をおすすめする」という結果になったそうです。

みっきーさんの記事より引用

では、どのような対策をするのがお勧めなのでしょうか?みっきーさんの記事では、1次試験の対策の進み度合いに応じて、情報収集だけにとどめるか、事例Ⅳ対策まで進めるか、判断するとよいとされています。

春からの2次対策(みっきーさん)

レベル1:2次試験がどんなものか情報収集する
レベル2:教材だけ揃えておく
レベル3:2次試験でどんな問題がでるか把握しておく
レベル4:2次試験の問題を1度解いてみる
レベル5:事例Ⅳ対策のみはじめておく

上記を見る限り、がっつりと2次対策をするというより、早い段階から2次試験に触れておくレベルの勉強が推奨されているようでした。とはいえ、レベル5と最後になっていますが、2次試験の事例Ⅳは対策に時間がかかることから早めに勉強を始めることに越したことはないですね。

また、16代目ではさくらが1次試験合格前から2次試験対策をしておりました。

さくらは2か年計画で1次試験合格をしており、2年目は2次試験対策を並行させていました。1次試験を2年計画で受けている方は昨年までに3科目以上合格している方は2次試験対策に事前に取り組んだ方が良いのではと話しています。

さくらは1次試験に集中する5月までの間に以下の2次対策を行ったそうです。さきほどのみっきーさんのレベル5以上のことまでやっているので、他の多くの受験生に対して先取りの利を得られていますね!

先取り2次対策(さくら)

  1. 2次試験の概要を情報収集(昨年12月~2月)
  2. 2次試験勉強法の方向性を固める(昨年12月~2月)
  3. TBC受験研究会で2次試験通信講座開始(昨年12月~2月)
  4. 2次試験問題の添削開始(3月~4月)
  5. 事例Ⅳ対策 「30日完成!計算問題集」や「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」を解く(3月~4月)

一方で、逆に2次試験の勉強を始めるより、1次試験に注力するべきだという意見もありました。TAKUROさんによる12代目のインタビュー記事をご覧ください。

こちらの記事ではインタビューを受けた多くの方が、1次試験への注力を支持しています。例えば、と~しさんは「一次試験受かってからこそ、二次試験が受けられるので、一次試験を確実に突破することを重視。自動車で仮免試験を受かる前から、路上講習の心配をするようなものだと思う。」と仰っています。

実際、先ほどのみっきーさんの記事でも、2次対策を先んじておこなうことを皆さん推奨していたものの、本当に1次合格前から2次試験対策をしていたのは14代目のわずか25%でした。ちなみに16代目も似たような状況のようです。
このことから、2次試験対策は余裕があったらやるべきと合格者は思っているものの、大半の方にとっては1次試験で精一杯であるし、実際に1次試験合格後に2次試験に受かっている人も多いため、無理して2次試験勉強を先取りする必要はない、という結論が読み取れます。

実際に筆者も1次試験合格までは一切2次試験の勉強をしておりませんでした。2次試験が鬼門とはわかっておりましたが、目の前の1次試験をなおざりにして2次試験の対策をしても、勉強に身が入らないと思います。無理せず、1次試験対策の出来に余裕がある方のみ、2次試験を先取りする程度が良いのではないでしょうか。

今年は2回目の2次試験、春はどう過ごしたらよいですか?

最後に非常に難しいご質問ですが、既に2次試験の受験経験がある方が、秋の本番試験までにどのような対策をするべきか?という話があります。

春の過ごし方の例として、しんさんの記事とアストロさんの記事をご紹介します。

しんさんの記事
アストロさんの記事

一方で、このご質問に関しては、受験生の個々人の状況に応じて大きく対策が変わってくるため、画一的に1つの記事を持ち出して「このようにしてください」とは言い切れないところがあるでしょう。
受験勉強のし始めは、これが王道という勉強の仕方があると思います。一方で、既に受験を経験された方に対しては、王道と言える勉強の仕方はなく、個々人にあった適切な過ごし方を模索する必要があります。

ある方は過去問演習を積み重ねて問題に慣れるべきでしょうし、ある方はとにかく事例Ⅳ対策に注力して早い段階から勉強量の貯金を作っておくべきかもしれません。もしかしたら、読解力・文章力を根本から見直すために、ゆっくりと与件文を読んできちんと内容を解釈するトレーニングを積むべき方もいらっしゃるかもしれませんし、設問文を読み違えて出題者が求めていない答えを書いてしまいがちの方は設問解釈に注力してもよいかもしれません。そして、実は一番重要なのはメンタルを強化して本番の緊張感に打ち勝つこと、という方もいるかと思います。

自分にはどのような過ごし方が合うのだろうか…?と思われた方は、ぜひ受験生支援団体のセミナーに参加したり、記事にコメントして質問されたりして、客観的な意見を集めてみるのはいかがでしょうか?

終わりに(私が聞きたいことが載ってなかった?)

本記事では、よく頂くと思われる(と筆者が思っている)ご質問に対して、道場の先輩方の記事を引用しながら答えていきました
先輩方のお答えは、ご自身の経験に基づいたもので高い信ぴょう性のあるものだと思います。一方で、いくつかの質問については明確な答えがなく、個々人の状況次第であるという結論になるものもありました。それについては、セミナーに参加したり、記事にコメントして質問されたりして、ぜひ一発合格道場や受験生支援団体を頼って下さればと思います。我々の知識の限りではありますが、客観的な視点からご支援することが可能です。ぜひご連絡ください。

そして、本記事をお読みになった方で私の知りたい質問がなかった!という方もいらっしゃるかもしれません。今回網羅できた質問は限りがありますし、特に2次試験についてはさわりしか触れませんでした。
そこで…そのような読者の皆様に朗報です!AIを使えば、あなた専用の一発合格道場AIが、一発合格道場の記事を読みながらあなたの質問に答えてくれます。次回はそのようなAIの作り方についてご紹介できればと思います。また次回もお読みいただければ嬉しいです!

ひでまる
ひでまる

明日の担当はダーヤスです!
今回もオールAのダーヤスから2次試験の攻略法が登場!お楽しみに!!!

期待してくれよな!

ダーヤス
ダーヤス

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診断士試験あるある質問、道場の先輩と一緒に答えてみよう! byひでまる”へ4件のコメント

  1. しまんと1号 より:

    参考になりました。ありがとうございます!インプット&アウトプットを1か月弱で私もしていますが経営法務と中小企業経営には未だ着手出来ていません。アウトプットは7教科で3回転したいのですが・・・。

    1. ひでまる より:

      しまんと1号さん、コメントありがとうございます!

      経営法務と中小企業経営はなかなか着手するの難しいですよね…。私も苦手科目でした。
      1次試験まで後4カ月、アウトプット3周目指して頑張りましょう!私たち道場メンバーも応援しています!

  2. にっく より:

    こんばんは!
    にっくです。
    診断士試験あるある、ありがとうございました!
    この時期から何をするかによって、結果は大きく変わってくると思います。
    「あと1点・・・!」で泣く事のないよう、しっかり準備したいです!
    やるゾ、自分!
    ありがとうございました!
    にっく

    1. ひでまる より:

      にっくさんコメントありがとうございます。

      1点でも多く取れるように道場メンバー一度ご支援頑張りますね。

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