【合格体験記】能動的な情報収集・高得点答案の分析で見事合格! べりーさん

みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら

 

今年は60件を超える体験記を寄稿いただき、年明けより1日2件のペースでご紹介させていただいております。私も昨年、道場への感謝と診断士学習の総括として作成しましたが、ご寄稿いただいた皆様、本当にありがとうございます。

 

さて、本日一人目のご紹介はべりーさんとなります。

べりーさんは、一次は一貫して独学、二次はMMC通信→MMC通学→独学で学習され、能動的な情報収集と高得点答案の分析で見事合格されました。それではご覧ください。

 

========ここから寄稿========

(0)受験生情報

名前(HN):べりー
年齢: 47歳 男性
大手映像プロダクションで、経営企画をやっています。勉強期間は、約3年半かかりました。妻、息子の3人家族で共働き。子供は9歳で「お父さんと遊びたい!」と声高に叫ぶ可愛いやつですが、夏と秋には未練を断って図書館に向かうのがとても辛くて・・・。

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

何となくそつなくこなしてきた人生で直面した最大の挫折との闘い。

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

長年、事業計画策定や進捗管理等の経営管理系に従事してきたものの、読書や自己啓発で身に着ける知識では力不足な場面も多く、体系的な知識を身に付けたいと考えました。また、最近になり、ご縁があってバリバリと活躍されている方の仕事を見聞きするうちに「挑戦したい!」と興味が高まりました

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

学習開始時は、管理会計や経営学の知識はあったものの断片的でした。資格試験は全くの初挑戦です。
次試験で安定的に得点源となったのは、経済と財務会計でした。これは得意というよりやればやるほど理解が深まり点が採れるし、学んでいて面白かったです。
不得意科目は、情報システムと経営法務です。経営法務は受験生全体の平均点が地を這う暗黒時代に自分も苦しみ、学ぶ楽しさや充実感より圧倒的に不安や無力感が上回る、苦しい科目でした。
一方、初年度に20点台で足切りに散った情報システムは、その年の応用情報処理技術者に一発合格し、以降は一貫して免除しました(診断士試験は足切りの実力で、なぜ情報処理試験は一発合格できるのか・・・?)。その後、この科目は易化しましたが、徹底回避です。「苦手科目で安定的に60点確保」を機会損失と採るかリスク低減と採るか・・・は、人によるかもしれません
蛇足ですが、何を免除とし、何を受験科目に含めるか?は戦略的に重要な判断になります。私は、得点安定剤として「財務」と「経営」は必ず受けました。逆に暗記3兄弟(法務・システム・中小)+経済は、難化があると手に負えないレベルになるため、選べるなら免除を選択しました。
個人的には、「免除」を得たとしても単純に「楽になる!」と考えず、可能な限り広くリスク分散して年ごとの難易化の波を乗り切る方が得策と考えます

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

【一次学習スタイル】
一貫して独学。メリットは低コスト。デメリットは特になし。
一次は、道場記事で自分に合った勉強法を見つけられれば十分というか、自分にとってどうやるのがいいか?を考えることが私の場合は必要だった気がしており、独学を選んだことへの後悔は一切ありません。ただし、資格試験に初挑戦ということもあり、勝手がわからず結構色々試したため、結果的に何冊もテキストや問題集を購入したことはデメリットだったと言えます。

【二次学習スタイル】
1回目、MMC通信。2回目、MMC通学。3回目、独学。
一通り経験しましたが、スクールなら、もし立地的に可能ならば通信より通学が断然お勧めです。
2年目の通学で土台を作った上で、3年目の独学で仕上げる。自分は人一倍時間がかかりましたが、これで合格点に届いたのかなという気がしています(もっと要領がよければ、土台構築&仕上げを一気にできたと思います・・・)。

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

一次は3回受験しました。初年度は2月スタートのため腕試し感覚で、経済、財務、経営、中小が合格。情報システムで足切り、一発退場でした。2年目は先述の通り、鬼門の情報システムを免除。前回不合格の「運営」「法務」に保険として合格済みの「財務」「経営」を加えて得点を底上げし、1次合格。これでマークシートとおさらばと思いきや、二次2回落選の結果、再チャレンジする羽目になりました。合格年はどちらも450点未満と省エネ合格でした。二次は3回目でようやく筆記試験を通過です。
学習時間は測っていませんが、平日は帰宅後2時間を原則にしました。週末も基本は夜に2時間のみですが、一次も二次も直前期の2ヵ月間は、土日2日間とも終日図書館にこもりました。子供が遊びたい盛りで、図書館に行くと言うと寂しがるのが辛かったです。男の子が父親と遊びたいとねだってくれるのは今の内だけと思い、合格年は一次も二次も、直前1ヵ月迄は子供が寝る時間まで一緒に過ごしました。
また、合格年は「早朝勉強」を取り入れました。朝7時から9時までカフェで勉強時間を確保しました。

(6)合格までの学習法

①1次
・初年度:「やるぞ」と決めた2月初旬に全科目のスピテキ、スピ問、過去問5年間を一括発注。しかし、全科目スピテキ通読から始めた結果インプットにかなりの時間を溶かしてしまい。過去問は超直前期にどうにか2~3周を「年度ごと」に回せたものの、何となく消化不良に終わりました。特に情報システムは、最初から過去問だけを何回転もやった方が余程良かったと思います。
・2年目:ポケットブック(ポケテキ)を導入。間違えた問題や、新たな気づきを書き込んで余白を埋め尽くし持ち歩きました。また、財務はTAC出版の「集中特訓 財務・会計 計算問題集」が良かったです。難し目ですが解説が丁寧で、経営指標比較の計算を省力的に行うコツなどは文字通り武器になりました。なお運営はこの年に図表を集中的にやった結果、点を伸ばせました。
・1年挟んでの3回目:全科目に再チャレンジです(システム除く 笑)。次のテキストに絞りました。
① ポケットブックの読み直し(1日目4科目のみ)
② 「論点別・重要度順 過去問完全マスター」財務・経済・経営・運営・法務
③ 一発合格まとめシート 後編(経済・法務・情報システム・中小経営政策)

ポケットブックは科目を俯瞰して理解するのに最適で、隙間時間に目を通し、「忘れかけてるな」と気になった所があれば余白のメモを読み込んで掘り下げる使い方でした。

「論点別~」は、年度をまたいで論点別・出題頻度別に整理された問題集で、本当に重宝しました。
過去問を年度ごとに解くのは、ある論点が年によって出る、出ないがあるので、効率が悪いです。これに対しこの問題集は、同じ論点を集中して解ける、かつA・B論点に集中することも可能であり、知識形成に有用でした。学習上、過去問を年度で解いて点数のUP/DOWNに一喜一憂するのは、あまり意味がないことに気付きこちらに見直しました。

「まとめシート」は、自分にとっての救世主です。特に法務は、合格年に全科目中最高の72点を取りました。あの、何とか50点台を目指そうと取り組んでいた科目で、このような結果になったのは、道場9代目のきゃっしいさんのお陰様です。改めてありがとうございました。

②2次筆記
MMCでしたが出来が悪くて在学中に卒業できず、合格年は独学となりました。
・初年度:一次合格後に慌てて検索すると、どうやら二次には作法があるらしいと分かり、MMCを検討。通学は締め切っていたので通信を申し込みました。直前模試の「フィードバック付き答案返却」で講師と面談した際に全ての質問にズバズバと回答いただき、これを忠実にやろうと心に決めてから点が伸びた気がしますが、結果はABAC。完全に事例Ⅳが時間切れで力不足でした
・2年目:通学に切り替えました。講義と答練の復習が中心で、直前模試で上位5%にも入り本試験も突破するつもりで臨んだものの、BACBと前年からダウン。自己分析した敗因は「受験校のカリキュラムに頼り切った」こと。もちろん受験校のカリキュラムに文句があるのでなく、それ以外で自分がやるべきことが理解できていませんでした。過去問分析は与えられるだけでなく、自分で気づきを得ないと身にならないと思います。模試も、あくまでも「模試」です
・合格年:事例Ⅰ~Ⅲは、道場やふぞろいで「高得点答案」を集めて並べ、自分なりに分析を行いました。明らかに多くの加点を得た答案の共通点や違いが何かについて、直近2年間分、分析しました。だいまつさんの記事も何度も読み返しました。また、きゃっしいさんの記事を参考にレイヤーの書き出しの特訓を繰り返し行いました。
今年の事例Ⅲは「C社の問題点があからさまに書かれていない」という見慣れないパターンでしたが、もしそれなりの点を得たとすると、レイヤーの部分で外さなかったことが原因ではないかと思います。
また、事例Ⅳは「MMCの応用計算問題」と、「スッキリわかる日商簿記1級の【意思決定】と【CVP】の2冊」に絞りました。「スッキリ~」は、診断士試験範囲外を一切無視しました。MMC応用問題集と「スッキリ~」を解く中で「前問の端数処理後の〇〇率を使う制約」や、「会社全体が黒字である企業の赤字事業の税額計算」に出会い、解けず、強烈に記憶に残った経験が、今年の本試験で非常に大きなプラスになりました
ファイナルペーパーは、自作に加え、ぐっちさん作も会場に持ち込ませていただきました。

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

今思えば二次試験は、2年目にMMC講義でよく言われた「・・・です。以上を踏まえ、過去事例問題をよく研究して下さい」という言葉の意味がきちんと理解できていれば、合格に要する期間を減らせたはずでした。
書籍毎、受験校毎、サークル毎、数多のブログ毎に様々な事例研究が行われ、互いに共通するものしないものがありますが、それを読むだけでなく自分自身でも過去問を研究して理解し腹落ちしていないと、私の様に「模試が良かったからOK」「ふぞろいの自己採点が良かったからOK」「過去問はもう答えを覚えちゃったからこれ以上繰り返しても意味がない」と上っ面を舐めるだけで終わり、しかも悪いことに「やった気」になってしまいます
診断士試験は二次筆記が「本番」です。そして、これまで「正解がない」と言われておりましたが、得点開示制度と情報共有のツールや人の繋がりにより、「高得点を獲得した答案=正解」が明らかにされました。きっと毎年誰かが高得点答案を研究してくれますが、参考にしつつも、ぜひご自身でも研究して下さい

最後に、「資格勉強を始めてみようかな」と相談した私の背中を押してくれた妻に感謝します。特に直前期にはほとんどの家事も育児も押し付けてしまったし、思った以上に長くかかってしまい本当に申し訳なかったけど、三回目での二次突破を一緒に喜んでくれてありがとう。そして遊びたい盛りに図書館に向かう父の帰りを首を長くして待ち(勉強中、ショートメールがバンバン届きます 笑)、帰ったら時間を取り戻すように遊ぼう!と迎えてくれた可愛い息子にも感謝しています。

皆さまにとりましても、実りが多い挑戦になりますことを願っています。

========ここまで========

 

いかがでしたでしょうか。

学習を進められる中で、試験対策の本質を着実に押さえられている印象を感じました。初年度の一次試験において、情報で足切りになってしまい、その後に応用情報処理技術者を取得される行動力はさすがですし、「免除」を得たとしても可能な限り広くリスク分散して年ごとの難易化の波を乗り切る方が得策、ということを理解した上での免除の選択も素晴らしいと思います。また二次試験において、表面的な学習に留まることなく、高得点答案を自ら集めて事例分析を行い、腹落ちするまで取り組まれたことは、正に王道的な二次筆記試験対策ではないかと思います。道場のコンテンツも、自分にあったものを上手く使い倒していただき、大変嬉しく思います。

最後に、お子さんが小さい中での受験学習は大変だったと思いますが、ご家族のご協力があったからこそ、最後まで駆け抜けることができたのではないでしょうか。診断士試験の学習は、少なくとも1年近くの長丁場になりますので、周囲の方々を含めた環境面を整えることも非常に重要となります

べりーさん、合格おめでとうございます!ご寄稿ありがとうございました。

 

以上、ぐっちでした!

 

 

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