1次試験で80点を超えるための本番戦術 by Takeshi
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はじめに
Hello, DOJO!
1次試験まであと2週間です。体調は万全ですか?
1次試験が目の前に迫ってきた今、最も重要視すべきは体調管理です。
去年の僕の失敗を反面教師にして、ベストコンディションで本番に臨めるよう準備していきましょう!
それでは今回は、1次試験の本番で80点以上を取る方法についてです。
これを聞いてみなさんは、こう思うことでしょう。
80点なんて無理でしょ…
60点すらギリギリなのに…
そもそも60点取れれば合格でしょ?
1科目あたり60点以上、合計420点以上得点できれば合格できるので、80点取ってもムダと思うかもしれません。
しかし、試験本番では80点以上、究極的には100点を目指すべきだと思っています。
その理由と、試験本番中の取り組み方についてお話します。
なぜ80点を目指すのか?
本番で80点以上を目指す理由は、大きく3つあります。
- 他の科目での失点分をカバーできるから
- 難易度が低くなった科目で加点を目指せるから
- 他の受験生に対してメンタル面で優位に立てるから
1. 他の科目での失点分をカバーできるから
もし、いくつかの科目で80点取れたとしましょう。すると、「総点数の60%以上」のハードルはグッと下がります。
下の表を見てみましょう。7科目中60点を超えているのは経済と財務の2科目だけですが、その2科目で80点取ることができたため、合計420点で合格点に達します!
本番で狙って80点取ることはとても困難ですが、意識の面で「80点を取るのはムダ」ではないことが分かるかと思います。
経済 | 財務 | 経営 | 運営 | 法務 | 情報 | 中小 | 合計 |
80 | 80 | 55 | 55 | 45 | 50 | 55 | 420 |
2. 難易度が低くなった科目で加点を目指せるから
1次試験は、当然ですが難易度が一定とは限りません。
道場でも今年度の難易度予想をしていますが、必ずこの予想通りになる保証もありません。
事前にどれだけ得点戦略を立てていても、高得点狙いの科目の難易度が急に上がったり、逆に40点狙いだと思ったら急に易しくなったりすることもあります。
試験会場の椅子に座ったら、「足切り回避できればいいや」という考えは捨てて、1点でも多くもぎ取ることを考えましょう。
3. 他の受験生に対してメンタル面で優位に立てるから
本番で2人の受験生がいたとします。どちらも合格レベルギリギリの実力ですが、このような考えを持っています。
途中でど忘れしたりしたらどうしよう…
不安しかない…足切り回避できるかな…
どんな問題が来てもドンとこい!
目標の60点どころか80点取っちゃうぞー
この時点で、勝負ありですよね。
本番で実力以上の結果を残すためには、ポジティブ思考がとても重要です。根拠のない自信についても以前の記事に書きましたが、目標を大きく掲げる方が本番の得点も付いてきやすくなると確信しています。
80点を取るためのの本番戦術
それでは本番で80点を取るためにどのように進めるべきか、時間を追って解説してきます。
マークシートを塗りながら、ペース配分を考える
試験開始前に、マークシートに受験番号等を記入する時間があります。その際、必然的にマークシートの表面を見る時間ができます。この時、設問の数を数えてください。設問数によって、1問あたりにかけられる時間が計算できます。
例えば運営管理は試験時間が90分のため、1問あたりにかけられる時間は以下の通りです(令和4年度は43問)。1問2分を目安とすれば良いでしょう。
設問数 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 |
1問あたりの時間 | 2分15秒 | 2分11秒 | 2分8秒 | 2分5秒 | 2分2秒 |
なお、試験時間が60分の科目は設問数が25問なので、1問あたりの時間は2分24秒と少し長めになります。
マラソンが趣味の人はペース配分が得意かも?
1問目から解く
試験が始まりました!
問題を解く順番は、素直に1問目から解くことを推奨します。
特に1日目の科目は純粋な暗記で対処できる問題が少なく、ひとひねり加えられた問題ばかり出てきます。うっかりミスで、マークシート番号がずれたりすることだってありえます。
得意分野(あるいは苦手分野)だからといって途中から解き始めることはあまりオススメしません。
中小は後ろから解けって言ってたじゃん…
分からない問題も、必ず一度はマークする
解いている途中に、分からない問題が必ず登場します。
見たことない、分からない!
と慌てふためいたら、出題者の思うツボです。
診断士試験に限らず、見たことのない問題が出題されることなんてごくごく当たり前です。堂々と立ち向かいましょう。
しかし2分経っても、選択肢を絞り切れないことがあります。そうなっても、最後はどちらかに決めるしかありません。
90分あっても、残り時間が少なく見直しできない可能性があります。空欄にして後回しにするのではなく、必ずどれかに決めてマークシートを黒く塗りつぶしましょう。
見たことのないキーワードがでてきたら、それは不正解
どれだけ対策しても、超難問と呼ばれる設問が出てきます。これを見極めるのが、本番でとても重要です。
超難問は主に2パターン。「文章をしっかり読めばヒントがある設問」と、「受験生に100点を取らせないための奇問」です。
前者と後者の区別は、「文章中のキーワード以外の部分が理解できるか」です。
例えば昨年度の問題では、運営管理のt検定が良い例です。さたっちが詳しく解説してくれていますが、分からない人にとっては奇問以外の何物でもありません。
そんな…
この見極めを早めに行い、後者を捨てて前者を拾うようにすることが重要です。
絶対に途中退出しない
終了が近づいてくると、次の試験のことを考えたりして途中退出もしたくなるかもしれません。
しかし、僕は途中退出はオススメしません。
100点の確信がない以上、マークシートのどこかに不正解の選択肢が隠れています。
それを防ぐことが最優先と、僕は考えています。
ここで途中退出しないのは、過去の苦い経験があるからです。
別のとある試験、僕は見直しも一通り済ませてから途中退出しました。
しかし、結果は不合格。復習したら、あからさまな初歩的ミスを見逃してしまっていました。
それ以来、どのような試験でも途中退出はしないと心に決めています。
そして途中退出した人は「合格をあきらめた人たち」と思うようにしたら、精神的にも落ち着くようになりました。
ちなみに…
Takeshi本人は運営管理で84点取ることができました。
しかし、これは知識を完璧に覚えていたからだとか、この科目がものすごく得意だったというわけではありません。
「本番で設問の難易度を即座に判断し、取るべき問題に食らいつき、最後の1分まで粘り続ける」。この戦術を持ち続けていたからこそ、結果が付いてきたと思っています。
60点狙いでも、足切り回避目的でも、考えは全く同じです。
最後に
以上、80点取るための本番の戦術についてお伝えしました。
本番は、マークシートにどれだけ多く正解の番号が黒塗りされているかで得点が決まります。
残念ながらマークシートくんは、あなたのこれまでの頑張りは理解してくれません。
・・・・・・
しかし、そんなマークシートくんにも自分の実力と思いを十分に伝えられるよう、本番は真剣に高得点を狙いに行きましょう!
1点でも多く得点できるよう、全力で応援しています!
Good luck!
明日はさや姉の出番です!
試験会場の雰囲気、みんな気になるよね。
14代目の経験談からたっぷりお伝えするよ!
巻末ゴゲン講座 第9回
巻末ゴゲン講座とは、診断士試験のカタカナ用語の語源を解説するミニコーナー。
一発合格道場 Takeshi 著
受験生の長期記憶に貢献することを目的とする。
1次試験前に出せるゴゲン講座は、今回が最後となりそうです。
今回は語源もほどほどに、得点に直結するような解説も一緒に載せたいと思います。
今日の語源はこちら!
リフト値(運営管理)
リフト値とは、ある商品が買われる割合が、別の商品との関連によってどれだけ変わるかを示した指標である。
マーケティング施策は、運営管理の計算問題でも頻出です!
まずは支持度と信頼度を求め、そこからリフト値を導くという構成ですが、逆に覚えてしまったりして本番でミスする可能性があるため、しっかり復習しましょう。
語源 Lift
リフトは英語にするとlift。意味はもちろん、「持ち上げる」です。語源を解説するまでもありません。
リフト値が「持ち上げる」のは、「商品を買う人の割合」です。
例えば前述の設問で「チーズを買う人の割合」を「持ち上げ」たいなら、パン売り場の近くにチーズ売り場を設置するなど、パンとチーズを同時に購入しやすくする施策を取るべきと考えられます。
「チ〇ズが助かる確率は、ア〇パンマンが持ち上げてくれる」というイメージを持ってもいいかもしれません。最後は語源ではなく、まさかのビジュアル記憶!
最後は投げやり(?)な感もありますが、これまでいろんなカタカナ用語を紹介してきました。
これらの用語は、もしかしたら1次試験で出題されるかもしれません。
僕の記事を一度読み返してみて、「あー、こんなこと書いてあったなぁ」と思い出していただければ幸いです。
1次試験前のゴゲン講座はこれで終わり。
本番に活きることを願っています!
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ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
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