【1次試験】経営情報システム~出るかもしれないキーワード~ byおのD
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- 1. ※時間がない方向け 全キーワードのスライド集
- 2. DXの鍵となるテクノロジーと概念
- 2.1. DX(Degital Transformation)とは?
- 2.1.1. DXとデジタル化の違い
- 2.1.2. DXを推進するうえでの課題
- 2.2. RPA(Robotic Process Automation)
- 2.3. OCR(Optical Character Recognition)
- 2.4. メタバース
- 2.5. IoT(Internet of Things)IoB(Internet of Behavior/Bodies)
- 2.6. SoR/SoE/SoI
- 3. セキュリティ
- 3.1. セキュリティ用語
- 3.1.1. 情報セキュリティの3要素+4要素
- 3.1.2. 暗号化について
- 4. 新たな技術とトレンド
- 4.1. 生成AI(ジェネレイティブAI)
- 4.2. Web3.0
- 4.3. DAO(Decentralized Autonomous Organization)
- 4.4. 5G
- 4.5. SX(Sustainability Transformation)
- 5. おわりに
こんにちは。おのDです。
今日もLet’sスタD!
1次試験まであと14日となりました。(7月22日現在)
さて、今日のテーマは経営情報システムの、出るかもしれないキーワードについてです。
経営情報システムの科目では、新しい技術・キーワードが出題されることがあります。
令和4年度の問題では、第25問でNFTが出題されました。
NFT(Non-Fungible Token)は非代替性トークンのことで、簡単に言えば、偽造できない鑑定書付きのデジタルデータのことです。仮想通貨で使用されているブロックチェーン技術が使われています。
このようにキーワードに対して、なんとなく知っていれば得点できる問題もあります。
そこで、本日は直前期の対策として、抑えておきたいキーワードをまとめてみました。
ぜひご参考にしてください。
※時間がない方向け 全キーワードのスライド集
DXの鍵となるテクノロジーと概念
DX(Degital Transformation)とは?
DXの定義
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
ただデジタルを活用するのではなく、そこからビジネスを変革して競争優位性を確立することを目的にしているのがポイントです!
ふーん。そもそもTransformationなのに、なぜXなの?
TransformationのTransは交差するっていう意味があるから、Xにしたみたいだよ。
単に頭文字でDTとすると、プログラミング言語のDTと被るかららしい。
DXとデジタル化の違い
DXとデジタル化は意味が異なります。
デジタル化は、アナログで行っていた業務をデジタル化し、業務の効率化を図ることです。
一方、DXは、ビジネスを変革し新しい価値を創出することで、競争上の優位性を確立することです。
DXを推進するうえでの課題
経済産業省の資料によると、DXを進める上での課題は、IT関連費用の80%が現行システムの維持管理に使われているため、戦略的なIT投資に資金や人材を振り向けられていないことと書かれています。
このことを技術的負債(Technical debt)と表現しています。
経済産業省|デジタルトランスフォーメーションに向けた課題の検討
日本の商習慣が独特な部分もあり、複雑な業務をシステムですべて実現しようとしてしまい、複雑な開発を招いてしまっている現実は身をもってよく感じています。
RPA(Robotic Process Automation)
パソコンで行っている事務作業を自動化できるソフトウェア技術のことです!
皆さんがパソコンの画面で、マウスやキーボードで動かしている操作をロボットに自動化をしてもらうことをRPAと言います。
ソフトウェア技術と言っていますが、実際は、ノーコード開発、ローコード開発となるので、プログラミング言語を知らなくても開発できます。
このRPAの中にOCRというものがあるのですが、これについても少し解説させてください!
OCR(Optical Character Recognition)
光学文字認識のことで、画像から文字を抽出する技術のことです!
例えば、紙で受領した請求書をシステムに入力する際に、カメラで帳票を読み取り、OCR処理で画像から文字情報を抽出し、システムへ入力するということができます。
メタバース
仮想空間上でアバターを使用して交流できる技術のことです!
Facebook社が社名をMetaに変更したことに伴って、世間に定着し始めたような気もします。
非接触のコミュニケーション手段の1つとして、コロナ禍で浸透したのではないでしょうか。
どらごんさんの記事でも、ご説明されているので、ぜひご参考ください。
IoT(Internet of Things)
IoB(Internet of Behavior/Bodies)
どちらもセンシング技術によりデータを取得することです!
IoTは「モノ」、IoBは「ヒト」が対象です。
IoTは、センシング技術によりデータを取得することですが、使用するセンサーと、センサーを取り付ける対象の選定が非常に重要です。
以下は、僕が個人的におもしろいと感じているIoTの事例です。ご参考にしてください。
IoTの事例
IoBの事例
三菱電機ITソリューションズ|IoBとは?なぜ注目されているのか、IoTとの関係性も解説!
SoR/SoE/SoI
情報システムに対して目的別に区別する分類法のことです!
それぞれの略語は以下の通りです。
SoR:System of Record
SoE:System of Engagement
SoI:System of Insight
区分 | 目的 | 具体例 |
SoR | 記録 | 基幹システム(ERP) 製造実行システム(MES) 顧客関係管理(CRM) |
SoE | 他の組織や物事との関係性強化 | 電子メールやSNS コラボレーションツール |
SoI | SoR・SoEで蓄積されたデータの分析・加工を通じて、洞察を得ること | BIツール |
セキュリティ
セキュリティ用語
セキュリティについては、ぜひどらごんさんの記事をご参考にしてください!
どらごんさんの記事の中でも紹介されているゼロデイ攻撃。修正プログラムの公開前に攻撃しちゃうことです。今年の情報セキュリティ10大脅威では、第6位でした。
このゼロデイ攻撃に対する効果的なのがゼロトラストという考え方です。
情報セキュリティの3要素+4要素
押さえておきたいのが、情報セキュリティの3要素です。セキュリティと言えば、この3つの切り口になります。
- 機密性:情報に対するアクセス権限を徹底して保護・管理すること
- 完全性:改ざんや過不足のない正確な情報が保持されている状態
- 可用性:情報をいつでも使える状態を保持すること
それぞれ、英語の頭文字をとって、CIA(機密性:Confidentiality、完全性:Integrity、可用性:Availability)と言われています。
この3要素に加えて、新たに4つの新要素があります。
- 真正性:情報にアクセスする企業組織や個人あるいは媒体が「アクセス許可された者」であることを確実にするもの
- 信頼性:データやシステムを利用した動作が、意図した通りの結果を出すこと
- 責任追従性:企業組織や個人などの動きを追跡すること
- 否認防止:情報が後に否定されないように証明しておくこと
引用元:NTT東日本|情報セキュリティ3要素と7要素 CIAの定義から4つの新要素まで解説
暗号化について
セキュリティ対策の基本的な対策の1つとして暗号化があります。
代表的なものが、共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式です。
共通鍵暗号方式は、共有鍵で暗号化し、共有鍵で復号化します。なので、共有鍵の管理が必要になります。
一方、公開鍵暗号方式は、受け手の公開鍵で暗号化して、受け手が秘密鍵で復号化する方法です。
ぜひくまさんの記事をご参考にしてください!図解で分かりやすく説明してくれています!
新たな技術とトレンド
生成AI(ジェネレイティブAI)
0から1を生み出すAIのことです!
皆さんも一度は使ったことがあるOpenAI社が開発したchatGPTが有名です。
この生成AIの登場で、社会全体が凄まじいスピードで変化しようとしています。
生成AIは、深層学習というデータ活用手法を用いています。
AI自身が最善の回答を探し出すことで「0から1を生み出す」ことが可能になりました。
生成AIから出力された情報は、必ずしも正しい情報とは限らないため、事実の真偽性を確かめる必要があることが使用上の注意点です。
Web3.0
ブロックチェーン技術によって実現した次世代の分散型インターネットのことです!
Web3.0は、インターネットの進化に関する概念であり、従来のWeb2.0からの次の段階として位置付けられおり、ブロックチェーン技術を活用し、よりオープンで透明性の高いインターネットを実現しようとする動きとも言えます。
ブロックチェーン技術が活用されているので、データの改ざんリスクが低い、取引の透明性が高い、情報流出のリスクが低い、というような特徴があります。
Web3.0を使用した事例
- 検索ブラウザ「Brave」
- マーケットプレイス「OpenSea」
- 分断型金融「DeFi」
このWeb3.0はブロックチェーン、NFT、DAO等の概念で構成されています。DAOについて紹介させてください!
DAO(Decentralized Autonomous Organization)
分散型自治組織のことです!
DAOは、ブロックチェーン技術を活用して、中央集権的な組織や管理体制に依存せずに運営される組織や団体のことです。
従来の組織や企業は、中央の権威や管理者が意思決定を行い、組織全体を統制してきました。
しかし、DAOではブロックチェーン上のスマートコントラクトや投票メカニズムを使用して、意思決定や運営を分散化し、参加者全体による自治的なシステムを実現します。
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン技術を活用した自己実行型のコンピュータプログラムのことです。
ブロックチェーン上で動作するため、変更や削除が不可能であるため、改ざんされることがなく、信頼性や透明性が高まります。
5G
第5世代移動通信システムのことです!
5Gの特徴は3つの特徴があります。
- 高速大容量
- 超低遅延
- 多数同時接続
使用される帯域
4G:3.6GHz以下
5G:3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz
SX(Sustainability Transformation)
「稼ぐ力」と「持続可能性」を両立させることです!
SXとは、企業が短期的ではなく長期的な「持続可能性」を重視し、ビジネスの安定だけでなくESG(環境、社会、ガバナンス)を両立する企業経営を行えるように変革していくこと。
引用元:SMBC日興証券| 用語解説
このSXやサステナビリティというキーワードはとても話題性が高いです!
金融庁の「企業内容等の開示に関する内閣府令」が改正されたことを受け、2023年から有価証券報告書において、サステナビリティ情報開示が求められるようになったためです。
参考:EY新日本有限責任監査法人|サステナビリティ情報等の開示に関する「企業内容等の開示に関する内閣府令」等の改正案の実務上の留意事項
おわりに
1次試験前の私の記事は最後になります。
本番までの残された時間、1分1秒を大切にしながら、ベストを尽くせるよう頑張ってください!
皆さんの吉報をお待ちしております!
明日はTakeshiです!
よろしく!
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