2次試験のフレームワーク byごり
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2次試験って自由すぎて何が正解かわからない~
昨年、1次試験から1か月程度たった9月上旬、2次試験対策の参考書を揃え、過去問を何問か解いたあと、僕の正直な2次試験に対する感想はこんな感じでした。
今年の1次試験後に2次試験対策をはじめました、という方の中にもこうした気持ちになっている方は多いのではないでしょうか。
本日は、そんな皆様(ともちろんそうではない2次試験に挑んでいる方)に向けた記事でございます。
本日申しあげたいことは、
2次試験は意外とシンプルなフレームワークで攻略できる!
2次試験とは(ただし事例Ⅰ~Ⅲに限る)【再掲】
2次試験とは
- 事例企業の強みと弱みを確りと意識して
- オリジナルのアイデアではなく与件文と設問に沿って(前回記事)
- 一次知識にもとづくキーワードや過去問の解答あるあるを
- 型を用いて回答欄に適切に配置する試験
大事なことなので2回(前回に引き続き)言いました。
上記の考え方にいきつき、昨年の2次試験の直前、事例Ⅰ~Ⅲについては、難易度が大きく変わらない限りそれぞれ60点以上はとることができるだろう、というメンタルになっていました。
2次試験は意外と、、、
冒頭のとおり、僕は昨年の9月下旬くらいまで、2次試験の解き方がしっくりこないというか、過去問を3~4年分演習した後の感想が以下のとおりでした。
ふぞろいや模範解答を見れば納得はできるけど、演習中にはいろいろ解答を模索しちゃって(いろんな可能性を考えちゃって)キーワードが盛り込めなかったり、逆に1つのキーワードを説明しすぎちゃったりするな。しかも、勉強法がよくわからない、、、
解法手順や2次試験に特化した1次試験知識のメンテナンスの勉強はしていたのですが、それだけではどうしても合格点を取れる解答をかける実感がつかめなかったのを思い出します。
そんな中で、10月に入りいよいよ焦りはじめたときに、本一発合格道場ブログをはじめ、支援者団体ブログを遅まきながら読み始めました。そこで得心がいったのは、
よくよく読むと皆さん共通の思考法・フレームワークを使って合格している、、、!
そのフレームワークを獲得すれば、合格できるんじゃないか?
と書いていてもよくわからないかもしれませんが、私の感覚を図にするならば以下の感じです。取得すべき知識やノウハウの輪郭がはっきり定まったという感じでしょうか。
改めて60点以上とればよく、80点や90点、あるいは100点の解答が求められているわけではないので、四角の部分だけ押さえておけばよい(はず)、というのは相当救われました。
ということで、ここからは僕なりに過去の諸先輩方の「財産」を踏まえ、「四角」部分をどう考えていたかを紹介したいと思います。
事例企業の強みと弱みを活かす=解答の基本
ポイント
- 事例企業の強み(プラス要因)と弱み(マイナス要因)を把握する(与件文上に限定、裏設定とか自分で作るのはなし)
- 解答パターン1|プラス要因またはマイナス要因をそのまま書く(設問1に多い)
- 解答パターン2-1|プラス要因orマイナス要因を(できる限り複数)挙げたうえで、それを活かすor改善する施策とその効果・ねらいを書く(施策+効果=1次試験知識)
- 解答パターン2-2|プラス要因orマイナス要因は直接書かないが、できる限り複数の要因を活かすor改善する施策とその効果・ねらいを書く(施策+効果=1次試験知識)
事例Ⅰ~Ⅲの問題は突き詰めると上記のようなパターンでほとんど解答できると最終的に考えていました(この意識・観点でふぞろいや模範解答を読むとわかっていただけると信じております)。
要するにSWOT分析を元にした解答を書く、ということなんですが、僕の場合はSWOT分析!という気構えではなく、「与件文にある事例企業にとってプラスの事象ってなんだろう、マイナスの事象ってなんだろう、そして特にそのうち強調されている事象や過去によく解答で出てくる(そして無意識に考えたらプラス(orマイナス)に思わない試験特有の)事象はチェック!」みたいな意識で試験を解いていました。
実際の試験では、2色のマーカーを使って、プラス要因とマイナス要因を区別していきました(SWOTのマトリックスとかは作っていません)。そのうえで、関連する設問文の近くに関連する要因をメモ(単語レベル)していました。
強調されている(解答に記載すべき)要因は以下の特徴があると思っていました。
- 繰り返し出てくる(技術力とか提案力とか)
- 過去にその要因で失敗しているor現在に至るまでにその要因で成功している
- 他の会社と対比されている
- 中小企業診断士試験あるある(地元企業にいい感じの連携先がある(プラス要因)など)
事例Ⅰ~Ⅲ毎の解法パターン
これまで紹介してきたとおり、基本はプラス・マイナス要因+施策・効果を書くのですが、事例ⅠからⅢ毎に特徴がありますので、それも説明したいと思います。
事例Ⅰ(要因+レイヤー・幸の日も毛深い猫)
事例Ⅰは、事例企業のプラス・マイナス要因を踏まえながら、いわゆる「レイヤー」や「幸の日も毛深い猫」に集約される組織・人事施策とその効果・ねらいを記載していく試験だと捉えています。
なお、事例Ⅰの必読ブログは、私的には以下のまよさんの記事になります(上記の画像も同記事内で紹介)。
(正直まよさんの事例Ⅰ~Ⅲのお作法・ポイント記事が私の二次試験対策の内容の9割を占めています)
事例Ⅱ(要因+だなどこ・施策/効果)
事例Ⅱは、「だなどこ」のフレームワークで、事例企業のプラス・マイナス要因を踏まえ、ターゲットを選定し(だ)、強み等を生かした商品・サービスを(な)、以下のような施策でプロモーションすることで(ど)、得られる効果(こ)を記載していく試験だと捉えています。
こちらもまよさんの記事がまとまっており参考になります。
事例Ⅲ(要因+極意)
事例Ⅲは「だいまつが教える事例Ⅲ攻略の極意」がすべてです。
以下上記記事のド引用です。正直、生産管理等に携わったことがない私にとって、事例Ⅲは全くイメージがつかず、何をどこまで勉強してよいか路頭に迷っていました。しかし、だいまつさんの以下の記事を読み「これだけ頭においておけば60点取れる最強フレームワーク」ということで重宝していました。
①私の考える事例Ⅲの基本的なパターン/切り口
~きゃっしいが「実況解説@事例Ⅲ」で示したレイヤーに「現状把握」が乗っかったイメージです。凄くシンプルですが、事例Ⅲはこの表(4つの切り口)に基づいて考えることが極めて大切です。
2018/9/28 『だいまつが教える事例Ⅲの極意』より
②事例Ⅲを解く上での基本的な認識
C社は当たり前のことができていない。だから、当たり前を目指すための解答を書く
2018/9/28 『だいまつが教える事例Ⅲの極意』より
③事例Ⅲにおける目指すべき当たり前
✔全社的な生産計画を作成され、なおかつ適切な頻度で計画が見直された上で、計画に基づいた進捗、余力、現品管理が行われている
✔作業は標準化、マニュアル化され、教育が徹底されており、効率的である
✔作業員は多能工化が図られ、多台持ちできるなど、業務の閑散に応じてた柔軟な対応が出来る体制が構築されている
✔情報は、DB等を用いて一元的に管理され、そして共有化され、すぐに引き出せるようになっている
2018/9/28 『だいまつが教える事例Ⅲの極意』より
事例Ⅲは、基本的に上記のとおり、事例企業にマイナスの要素(当たり前のことができていない)が多く、それを改善し(事例Ⅲにおける目指すべき当たり前の状態にする)、得られる効果を書く、というパターンでほぼ網羅できるのではないでしょうか。
なお、やっぱりまよさんのお作法記事は事例Ⅲでも最高です。だいまつさんの記事の紹介を含め、とてもまとまっています。
終わりに
難しく考えすぎないこと、シンプルに考えること
いろいろ悩んだ結果、僕がたどり着いたのは上記の考えです。
勉強範囲を広める、試験中にいろいろな手法を使って事例企業を分析する、それらはある意味で中小企業診断士にとってとても重要なことではあるのですが、「試験に合格する」という目的のうえではあまり有用ではないように思えます。
それよりは、80分で必要十分な知識を使って、ある程度決められたフレームワークで、60点~65点の解答を作成していく、という方針にしたほうが、試験までの勉強も試験本番も辛くないのではないでしょうか。
明日は一蔵の登場です!
とある「教え」にはまっています
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こんにちは!にっくです。
事例Ⅰ~Ⅲについてまとまった記事、ありがとうございました!
最近は事例Ⅰの横解きをしていました。しかし、「社長の想いを無視している」「テンパってしまい、レイヤーが使えていない」「解答がひねくれている」の三連パンチでKO寸前だったので、ごりさんの記事で一縷の望みが見えたような気がして助かりました!
「シンプルに」考えればいいんですね。一度原点に立ち返ってみようと思います。
ありがとうございました!
にっく
にっくさん コメントありがとうございます。
いろいろ考え始めると際限なく勉強範囲が広がってしまいます。シンプルに考えると、諦めもつきます。笑
ごり
この記事➕関連記事を読んだ後に2事例取り組んだら、2回ともふぞろい採点で60点越えでした!開眼した気がします!ありがとうございます!
歴代の先輩方にも大感謝です。
もんじょさん お返事が遅れて申し訳ありません。
開眼おめでとうございます!自分は開眼したという気持ちが大事です!笑
あと1か月少し、そのまま走り抜けて合格を掴み取りましょう!
ごり