模試って意味あるの? by サトシ

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みなさん、こんにちは。

最後の模試をきっかけにメンタルの壁を超えることができました、「サトシ」です。

今回は「模試って意味あるの?」いう、何やら意味深なテーマでお送りしていきたいと思います。よろしくお願いします。

その前に・・・

先日の9月2日、晴れて中小企業診断士登録ができました。

5・6月に実務従事で10pt、7月に実務補習で5ptを獲得し、7月末に登録の申込みをして、9月2日に登録(基本的に1日登録ですが、1日が土日の場合は次の月曜日付けで登録になります)となりました。

これからは正真正銘、本物の中小企業診断士として活躍していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

模試って意味あるの?

この時期、2次試験対策の模試が各予備校で行われています。最大手のTACだと先日の8/31(土)もしくは9/1(日)にありましたね。

みなさんも、模試は受けたほうがいいのか、受けるにしてもどこの模試を受ければいいのか、いくつの模試を受けようか、点数や評価が悪かったらどうしようなど、いろいろ思いがあると思います。

基本的に模試の教室受講の日程は各予備校で調整して被らないようにしていますので、やろうと思えば3〜4回模試を受けることも可能です。また、土曜日開催の場合もありますから、やろうと思えば土日で2つの予備校の模試を受けることもできます。

模試については当然、予備校の講師はこう言います。

予備校の講師
予備校の講師

模試は絶対に受けましょう!

ところが、今回の「意味あるの?」なんてタイトルは何やら意味深ですよね

意味がないってこと?

サトシは受けなかったの?

今回は私にしては珍しく、結論から入ります。

「模試って意味あるの?」の結論

模試は受けたほうがいいです。しかし、模試には「意味のある部分」と「意味のない部分」があります。

【意味のある部分=模試を受けるメリット】
●80分×4事例を本番と同じスケジュールで受けられること
●それを通して自分のスタミナを測ることができること
●4事例を通してできたという経験と実績を積めること
●(教室受験なら)本試験当日の受験生の雰囲気を確かめられること
●1日のシミュレーションができること

【意味のない部分=気にしなくていい部分】
●順位、判定

※点数は予備校によって意味の有無はまちまちです。受験生には対応不能なレベルの採点基準になっている模試なら点数の意味はありません。逆に、受験生目線の採点基準にしている予備校の模試なら点数は意味があります。

意味のある部分

模試は基本的に意味のある部分=模試を受けるメリットのほうが多いです。最初に述べましたが、私は最後の模試でこのメリットを享受できたため、最後にして最大最強の壁であった「メンタルの壁」を超えることができました。

では、ここからそれぞれの内容を具体的に見ていきましょう。

80分×4事例を本番と同じスケジュールで受けられること

これは予備校も模試の宣伝でよく言っていますが、模試は本試験と同じスケジュールで行われます。そのため、緊張感は本試験と同様の水準とまではいかなくても、本番と同じスケジュールで4事例を受ける体験ができることは、模試を受ける意味があることと言えます。

特に多年度生ほどこの経験の有無が本試験へのメンタルを左右したりするよ

それを通して自分のスタミナを測ることができること

2次試験は、4事例通して頭のスタミナをもたせる必要があります。プロ野球と違ってスタミナが切れたら中継ぎ投手に交代といういうわけにはいきません。

しかし、人によっては事例Ⅲの途中あたりで頭が働かなくなってしまう方もいらっしゃいます。私も最初はそうでした。そうすると事例Ⅳはほとんど頭が働かない状態で受けることになります。プロ野球で言えば、肩で息をしているのに投げ続けないといけないような状況になってしまいます。

こういうことが本番で初めてわかったとしたらまずいですよね。事前にこういうことがわかれば、対策を練れます。例えば以下のようなものがあります。

スタミナ切れの対策

今さら頭のスタミナを増やすことは難しいので、発想を変えましょう。事例Ⅰ〜Ⅲで全力投球しないこと(私の過去記事で言うと、事例Ⅰ~Ⅲは「取るべきところ」の4パターンに絞り事例Ⅳは基本レベルの問題だけに全力投球することで、スタミナが最後までもつ(プロ野球で言えば完投できる)ようになります。

プロ野球でよく完投する投手も、常に全力投球ではなく、相手の打者によってメリハリをつけて投げているよね

4事例を通してできた(1日スタミナがもった)という経験と実績を積めること

特に2次試験を初めて受ける方にとっては重要です。中には先ほどのスタミナ切れのことを聞いて「4事例スタミナがもつかな?」、「途中で頭が働かなくなったらどうしよう」と不安になってしまう方もいらっしゃると思います。

その場合でも、模試を受けて事例Ⅳの最後まで頭のスタミナがもてば、それは自信になりますよね。なお、本試験は緊張もしますがアドレナリンが出るので、模試で最後までスタミナがもてば本試験でも最後までスタミナはもちます

また、予備校の普段の演習は、解説講義や採点作業の負担のために、1日2事例になっていますよね。そのため、1日で4事例通してできる体験は模試でしかできません

私はこれで本試験の不安要素を1つ取ることができました

(教室受験なら)本試験当日の受験生の雰囲気を確かめられること

これは教室受験限定のものになります。教室で受験すると当然ですが、同じ教室で受験している受験生がたくさんいますよね。会場の規模にもよりますが、少なくとも10人、多いと100人以上の受験生がいます。
基本的に、この模試の会場にいる受験生が何倍も増えたのが本試験の会場です。サンプリングではないですが、模試は本試験の会場にいる受験生を抽出したもので、雰囲気は本試験に近いものがあります(ただし本試験だと緊張感が増します)
この雰囲気を事前に味わえることは、模試を受けるメリットと言えます。

ちなみに、このメリットを享受するために模試はなるべく本試験と同じ地区で受けたほうがいいですが、あえて知り合いが1人もいないアウェー受験もアリです。

知らない予備校の模試を教室で受けるのもアウェー受験になるよ

1日のシミュレーションができること

模試は4事例を解く時間だけでなく、1日を通したシミュレーションをすることもできます。
つまり、朝や昼休み、事例Ⅳを解き終わった後などの過ごし方についてもシミュレーションすることができます

特に朝の過ごし方は考えておいた方がいいと思います。この時期だとまだ2次試験の試験会場は発表されていません。そのため、今年の1次試験の会場か、昨年の2次試験の会場に行く想定で朝の時間の過ごし方をシミュレーションしてみましょう。

また、本試験当日に持っていくものと同じものをもっていってみましょう。持っていくものはMakiのこちらの記事が参考になります。

会場が発表されたら、2次試験の会場の交通アクセス代替手段も紹介します(鉄オタの本領発揮です!)

意味のない部分

模試には意味のない部分も存在します。模試を受ける場合、この部分は1ミリも気にする必要はありません

順位・判定

おそらく、みなさんがビックリされたのはここだと思います。普通に考えれば非常識ですから、このように思ったのではないでしょうか?

ストレートの受験仲間
ストレートの受験仲間

いやいやサトシさん、模試といえば順位や判定でしょ?A判定を取りたいよ

2022年度からの受験仲間
2022年度からの受験仲間

模試で上位18%以内の順位なら大丈夫じゃないの?

こう思ってしまうのも無理はありません。一般的な模試では順位、判定は意味のあるものですが、診断士の模試では意味がありません


理由は、自宅受験(通信受験)で不正をする受験生がたくさんいるからです。

私が知る限り、診断士の模試は必ず自宅受験(通信受験)ができるようになっています。そして、基本的に模試は順位や判定を含めて性善説を前提に作成されています自宅受験(通信受験)の人も含め全員が真面目に受けてくれると想定して、A〜Eの判定をしています

しかし、中には80分以上かけて解いている、テキストや問題集を見ながら解いているなど、不正をしている方もいます。合格者の中にも「実はあのときは・・」と白状する人もいます。

特に問題の発送の際に解答解説も合わせて発送している予備校の模試は、不正だらけになっています。最近は経費削減で発送の回数を減らしています(ECRSのCですね)が、それがかえって模試の順位や判定の信用を下げる結果になっています。

実際、成績ランキングの上位は通信受験の人で独占されているものもあります。事例Ⅳで100点、事例Ⅰで90点などを普通に取っていますからね。合計点が300点超えなんてのも見たことがありました。こんなのは本試験ではまずありえません。

こういう方が上位を独占しますから、順位はもちろん、2次試験の合格ラインの「上位18%」を目安にした判定も当てにはなりません

ストレートの受験仲間
ストレートの受験仲間

え?それじゃ受けたって意味ないじゃん!受けるのやめようかな

そんなことはありません。相対的な指標(順位・判定)は当てにはなりませんが、各受験生の主観的な要素(スタミナ・実績・自信・雰囲気など)は模試を受けることで収穫を得られます。こちらは当てになります。むしろこちらを得るために模試を受けましょう

ちなみに、不正に関しては過去記事でこのようなことを述べています。

2次ベテにならないための教訓 19(再掲)

演習や模試で不正をしたら、その時点でもう2次ベテ路線

2次ベテ勝利のストラテジー 19(再掲)

演習や模試は真面目に受けましょう!

真面目に受けたのなら、順位や評価は一切気にする必要はありません。

不正をしている人は2次ベテになりやすいので、これから2次の模試を受ける方は、不正は絶対にやめましょう
私の無駄に長い(?)受験生活を振り返っても、20点や30点、E判定だったけど合格したという方はたくさんいます。なので模試で結果が悪かったとしても、大丈夫ですよ

最終結論

と言うことで、これが最終的な結論になります。

模試はスタミナや実績・自信・雰囲気がわかるなどのメリットがあるので受けたほうがいいですが、順位・判定については1ミリも気にする必要はありません。

今日のGRe4N BOYZ:未完成ing、栞

今回は2本建てです。ストレート生や上級1年目の方に似合う曲と、多年度生(2次ベテの方など)に似合う曲を紹介します。

(GRe4N BOYZ 未完成ing より)

この曲は主にストレート生や上級1年目の方に向けた曲となっています。模試や演習を受けて、「やっちまった」とか「しまった」というような後悔や悔しさもあると思います。自分では精一杯の解答をしたのに、それが採点者に伝わっていない(得点に反映されていない)こともあるでしょう。諦めたくなってしまうこともあると思います。

でも大丈夫です。ストレート生や上級1年目の方はまだまだ伸びしろがあります。まずはあなたができる精一杯をやっていきましょう。毎日精一杯の努力をして、限界を超えることでレベルアップをどんどんしていくことができます。

模試で課題がたくさん出てきても大丈夫です。私を含め、合格者も模試ではたくさん課題が出てきました。そう、どの受験生も(もちろん合格する運命の人も)まだ「未完成」なのです。ここからどんどん伸ばしていき、「完成」を目指していきましょう!

ちなみに、私はこの曲を実務補習のときにずっと聴いていました。実務補習は失敗だらけでしたが、この曲を聴いて前向きになりました

(GRe4N BOYZ 栞 より)

この曲は私が合格した令和5年度によく聞いていた曲です。だからこの曲を聴くと今だに名古屋の風景が出てきます(と言うか、今でも名古屋に行ったらこの曲を聴いています)。

いきなり「3年過ぎて」というフレーズが出てくるのですが、まさに多年度生に向けた曲になっています。診断士の試験勉強を始めてからここまで、振り返らず走り続けてきたと思います。いろいろな道を重ねてきたと思いますし、いろいろな悩みを抱えてきたと思います。上記のストレート生や上級1年目の方に向けたメッセージの内容についても経験してきたと思います。

多年度生だと実力の伸びしろはそこまでありません。特にここから先となると、安定感を高めることとメンタルを万全のものにすることくらいしかやることはないと思います。このうち、メンタルを万全のものにするためのヒントになる曲としてこの曲を紹介しました。

多年度生はここまでずっと1人でやってきたわけではないと思います。予備校の教室講座でもいいですし、SNSでもいいです。必ず誰か「仲間」がいたと思います。その「仲間」が合格を近づけるキーワードです。現時点で「仲間」がいなくなっているなら、SNSで同じ境遇の人にコメントしてみるなど、仲間を作ってみるのもいいと思います。悩んで迷ったときには、仲間の支えが合格へのキーワードになります

あなたと同じように笑ってくれる人、悩みを共有してくれる人は、すぐそばにいます。そして、仲間という「特別」が、ここから先の道しるべになります

次回予告

今回は模試の中で意味のあるもの、ないものについて紹介していきました。今回もありがとうございました。

次回は、「1日を過ごすシミュレーションをしてみよう」という内容をお伝えします。次回もよろしくお願いします。

明日は、「ごり」の登場です。

さて、内容は明日のお楽しみ!

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模試って意味あるの? by サトシ”へ4件のコメント

  1. まさき より:

    こんにちは。
    記事とは直接関係ないのですが、、、
    模試や過去問演習の振り返り方について質問です。

    最近ようやく設問解釈と与件文から根拠を探すところまでは、まあまあできるようになったのですが、それらを回答用紙に上手く書けなくて、点に繋がっていません。

    例えばH30の事例3、第二問で問題点が待ち時間の長さや段取り作業時間の長さであり、稼働率を上げる方向の助言を答えるということは理解できているのに、回答で加工順を変える内容を書けず、なんか加点されてそうな回答になっていないです。(ちなみに加工順ではなく昼休みの時間をずらすと書いてしまいました…)

    設問解釈や与件文の対応づけは割と次回はこうしようが導きやすいのですが、回答がうまく書けない問題は次回への反省をうまく言葉にできず、ズルズルと毎回同じような反省をしてしまいます。
    (100文字トレーニングかと思い、毎日取り組んでいますが、与件文の内容を解釈してまとめることと少し違うのかなと感じており…)

    もし、こんな勉強や練習をした方がアドバイスいただけると嬉しいです。よろしくお願いします

    1. サトシ より:

      まさきさん、コメントありがとうございます。

      設問解釈と与件文から根拠を探すところまでできるようになっているなら、かなり有利ですね。自信を持っていいと思います。

      あとはそれをうまく解答文に書ける(解答用紙に書ける)ところですよね。
      それなら、各設問の設問文の下にある2〜3cmくらいの余白か、問題用事の余白ページ(私は表紙の裏を使っていました)に、各設問の解答内容をキーワードベースで書いておくといいですよ。
      キーワードを書くだけでも書き漏れを防げます。また、余裕があるならキーワード間の因果連鎖を矢印でつなげておく手もあります。

      例えばH30の事例Ⅲ第2問なら、
      「待ち時間・段取り時間長→加工順を変える、内段取の外段取化→稼働率UP」
      と書いておくだけでも、解答内容の書き漏れを防げますし、解答内容の設計図にもなっていますから実際に解答文を書くときもスラスラ書けます。
      最初はキーワード2〜3コ、次は因果をつなぐなど、少しずつでいいので、これができるようにすることを次回への反省(課題)にしてみるといいと思います。

  2. にっく より:

    こんばんは!にっくです。
    僕自身判定や得点を気にしてしまいがちなので、模試のどこを気にしたらいいか分かって良かったです!
    ありがとうございました!
    にっく

    1. サトシ より:

      にっくさん、コメントありがとうございます。
      そうですね。模試は評価・判定(予備校によっては点数も)は一切気にする必要はありません。
      模試は評価・判定に振り回されてしまいがちなので、そこを注意できているなら有利ですよ!

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