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お久しぶりです、9代目のchikaです!
そうです、平成生まれアラサー独身女子のchikaです。
平成生まれの私ですが先月ついに30歳になりました。
(もう時代は令和ですね・・・。)
でもまだ独身です。え?予定?まったくありません。
日々アンチエイジングにいそしんでおり、友人から「美容オバケ」と呼ばれるようになりました。
(そんな話はどうでもいいですね・・・。)
過去記事はコチラです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

試験テクニック、ノウハウ的な情報は10代目のみんなが届けてくれているので、今回私から皆様にお伝えしたいことはこちら。

中小企業の経営コンサルを実体験して気付いた、二次試験の本質

私は現在、旅館の経営コンサルタントを目指して修行中です。
とある温泉街の小規模の旅館にハンズオンで入りこみ、経営改善を行っています。
そんなコンサルの実体験から気づいた、二次試験の本質について書きたいと思います。

 

①事実を正しく把握することが重要

私がコンサルとして現場に入り、最初にぶつかった壁は「事実の認識」です。
私がみている旅館は、どこから手をつけていいか分からないほどたくさんの問題が起こっていました。。
多分、経営がうまくいっていない中小企業はどこもそうだと思います。
そこで、診断士試験で得た知識からたくさんの改善策が思い浮かびました。
(キーワード解答法として紹介したような改善策が思いつくわけです→事例Ⅰ事例Ⅱ事例Ⅲ事例Ⅳ

しかし!それはあくまでも、与件文に書いてあるヒントを元に立てられる改善策
リアルな現場では、当たり前ですが与件文がありません。
リアルな現場では、与件文に書かれるような情報(事実)を自分で把握することが第一歩だと気づいたのです。
この事実の正しい認識が本当に大事で、間違った認識(つまり妄想、安易な仮説)で改善策を立ててしまうと、それは間違った改善策なのでうまくいくわけがありません。てか、実行すらできません。
外部環境分析、内部環境分析、そもそもこれが間違ってたら全て崩れます。

そこでふと気づきました。
二次試験の掟として、”与件文から離れないこと”が重要というのはこういうことだったのか・・・!
そう、
与件文に書いてある情報を見落とさない。
与件文に書いていないことを勝手に妄想しない。
ということ。

与件文という「事実」がそこに書いてあるわけです。(これってすごく有難いことですよ!!)
その与件文(事実)を見逃すのはご法度!!
与件文(事実)から離れて、妄想するのはご法度!

いやー、二次試験ってほんとよくできてますよ。
与件文から離れた妄想解答に点数が入らないのは当たり前なのです。

 

②経営者の気持ちに寄り添うことが重要

二次試験のもう一つのポイントとして、経営者(社長)の気持ちに寄り添うこと、というのもご存じの通りだと思います。
与件文に書かれている「社長のビジョン」や「社長の想い」、そこに寄り添った解答を書く、ということです。
・・・・・・・・
コンサルの現場に入ってみて痛感したのは、全員の味方ができないということ。
全員、つまり、経営者にも、社員にも、パートさんにも。その企業にいる全員の気持ちに寄り添うことは本当に難しい。
「会社を良くしたい」という経営者の気持ちはもちろん分かる。
一方で、「変化を嫌う」「めんどくさいことはしたくない」という現場の従業員の気持ちも、分かる。
ただでさえよそ者扱いされて心を開いてくれない従業員。コンサルに入った当初、従業員に嫌われるのが怖くて、何も施策を実行できなくなってしまいました。”会社を良くしたい社長”と、”変化を嫌う従業員”の板挟み状態になっていました。
でも私のミッションはこの会社をよくすることだと考えたとき、やっと気づきました。
唯一、絶対に寄りそわないといけないのは、経営者の気持ちだということに

会社の舵を切るのは経営者。
経営者の気持ちに寄り添った提案(施策)じゃないと、経営者が本気で舵をきれない。
だから、コンサルタントの独りよがりな提案はNG。

逆に、コンサルタントが従業員には嫌われるのはしょうがない。
結果を出して会社が良い方向にいけば、従業員からもいつか信頼されるはず。
極論、結果を出して経営者に信頼してもらえれば、いくら従業員に嫌われてもOK。
(・・・だってコンサルフィーを払うのは経営者だしね。)

だから今は、従業員から嫌われ者になる覚悟をして、
経営者の気持ちに一番に寄り添うことを大事にしています。

長々書きましたが、結論、経営者の気持ちに寄り添った提案じゃないと点数が入りません!きっと!!

 

③実行可能性のある提案をすることが重要

これも、二次試験の掟の一つだと思います。
大がかりな投資はNG。
高度なスキルが必要な施策はNG。
だって中小企業だから。ヒト・モノ・カネ、ありません。
でも、大企業に勤めている方だとうっかり大企業目線になって実行可能性の低い施策を書いちゃう。
ありがちなのかな、と思います。

実際にコンサルの現場に入ると、実行フェーズが何より大変。。。
実行できる施策じゃないと、ただの机上の空論。
社長から「できるもんならやってみて」と何回言われたことか。
そして、自分でも実感しました。そんなに簡単に実行できない。
だってまず資金が潤沢にない。実行する従業員は現場で手一杯。
実行可能性はあるか?これ、重要。てか、当たり前っちゃ当たり前。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長々と偉そうに書きましたが、私もまだまだコンサルの卵。
ただ、独立して一年経ち、受験生時代には実感できなかった経営コンサルのリアルを知ることができたので、本日共有させていただきました。
いや~~~、二次試験ってほんとによくできてます。まじで実感しました。
二次試験を受験される方は、今日お伝えした3つのポイントを改めて意識してほしいなと思います!

そして、何より実感するのは、勉強した知識を活かして仕事ができること、これ、ほんとーーーに楽しい!診断士の勉強を始めてよかった。合格を諦めなくてよかった。診断士になって本当によかった。

合格した皆さんと、診断士仲間としてお会いできる日を楽しみにしています♪
以上、chikaでした★

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こんにちは、いよっちです。前回までの記事はこちら

さてさて、前回の記事(【H30年事例Ⅰ】75点超え答案をまとめてみたけど需要ある?)では、(意外にも?)反響をいただきましたので、今回も引き続き高得点答案のまとめを公開したいと思います!

事例Ⅰではふぞろい&道場の面々でも70点越えが多数いたため、75点を基準として掲載しました。(そんな中で40点台の私って・・

しかし、事例Ⅱ・Ⅲは難易度が高かったのか、70点をゲットした人がチラホラいるだけ。75点以上はほとんどいなかったんです。そこで事例Ⅱ・Ⅲについては70点を基準にまとめました

前回同様、ふぞろい12のメンバーにも協力してもらいました。快諾頂いたのはこちらの方々!

  • いとー:合格を経てコンサルに転身したふぞろい12の事務局長。
  • ぐっち:先日の2次勉強会でも大活躍。安定的ハイパフォーマー。
  • けーすけ:製造業の営業を本職とする事例Ⅲの申し子。
  • シュホンニ:文章での表現力No.1。合格の秘訣は「酒をやめない」。
  • かずま:インテルでもはいってるのか?独学スト合を果たす、ハイスペック搭載型SE。

今回も解説は一切ありません。再現答案と得点開示を掲載する、ただそれだけの記事です。復習のお供にご活用ください!


事例Ⅱ
第 1 問(配点 25 点)
B 社の現状について、 3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から 150 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)B 社の顧客の状況、自社の強み・弱みと競合の状況について分析する能力を問う問題である。

(いとー72点)
顧客は、仕事・執筆等創作活動に訪れるビジネス客と観光目的のインバウンド客で、8割を占める既存のビジネス客は高齢化が進んでいる。競合は、距離の離れた駅前のチェーン系ホテルで、地域内の同タイプの旅館は閉鎖しており、少ない。自社は、大規模な投資は難しいが、歴代の社長が支援した芸術家の作品等、文化資産を多く有する。

(ぐっち74点)
現状、①顧客は仕事や執筆のために訪れるなじみの客が8割だが高齢化が進み減少傾向、2割のインバウンド客は2013年以降X市への観光として急増、②競合は駅前に2件あるチェーン系ビジネスホテルのみでX市中心部にはいない、③自社は和室で大浴場・夕食提供はないが文化の香りの雰囲気を提供、インバウンド需要を享受できず。

(いよっち75点)
現状は①顧客面で減少する昔なじみのビジネス客が8割、増加するインバウンド客が2割を占め②競合面でB社から離れた駅前にはチェーン系ビジネスホテルが2軒あるがX市街地中心部には競合がおらず③自社面で古風な和室や和の風情のある庭園を持つが、拡大する観光需要を享受できず収益性が低く、経営の先行きが不透明である。


第 2 問(配点 25 点)
B 社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。そこで、B 社のホームページや旅行サイトに B 社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。B 社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100字以内で述べよ。

(出題の趣旨)現在のB 社に関するインターネット掲載情報の問題点を踏まえ、B 社の新規宿泊客を増加させるために必要な新たな掲載情報を提案する能力を問う問題である。

(いとー72点)
ターゲットは、日本の文化・芸術に興味のあるインバウンド客。情報は、①館内に展示している海外でも有名な芸術家の作品紹介、②日本の朝を感じられる朝食の写真と献立、③客室・庭園の写真、等の紹介を英語でも行う。

(ぐっち74点)
和の風情を求めるインバウンド客向けに、①苔むした庭園や古風な和室や海外でも名の知られた美術品、②英語に堪能な従業員がおりHPから外国語でも宿泊予約受付が可能なことを掲載し、顧客志向に合わせて顧客満足向上。

(いよっち75点)
B社は増加する和の風情を求めるインバウンド客に対し①海外でも有名な芸術家による美術品②和の風情がある庭園③日本の朝を感じられる朝食やこだわりの器④名刹・商業地域の観光や伝統的な和菓子、等の情報を掲載する。


第 3 問(配点 25 点)
B 社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を促進したいと考えている。B 社は、従業員を通じてどのような交流を行うべきか、100 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)B 社の宿泊客の好意的なクチコミを引き出すために従業員が行うサービス施策について、助言する能力を問う問題である。

(いとー72点)
①館内の美術品の説明をする、②X市内の名刹・銭湯等商業施設の情報を案内する、③折り紙・茶道等、日本文化の体験教室を開く、④宿泊お礼のDMを送る等、積極的に宿泊客にアプローチし、顧客満足度を向上する。

(ぐっち74点)
交流は、①従業員向けに外国語・接客の教育を行い育成し、インバウンド客にこだわりの朝食を説明、②X市の歴史ある街並みと食べ物を紹介して写真をとってもらいSNS投稿による口コミを誘発し、関係性強化を図る。

(いよっち75点)
B社は①英語が堪能な従業員による祭りや名刹・商業地域の英語でのガイド付きツアー②こだわりの朝食と器の積極的な説明や海外でも有名な芸術家の美術品の解説、により愛顧と顧客満足度を高め、口コミを得る。


第 4 問(配点 25 点)
B 社は、X 市の夜の活気を取り込んで、B 社への宿泊需要を生み出したいと考えている。B 社はどのような施策を行うべきか、100 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)X 市の状況を踏まえて、X 市と連携しながら B 社への宿泊需要を高める施策について、助言する能力を問う問題である。

(いとー 72点)
施策は、①料亭・割烹料理店等、X市内の飲食店と夕食でコラボした宿泊プランを提供する、②地域の祭りの時期に合わせて、過去の宿泊客にDMを送る、③夜間ライトアップとコラボする等で新規・リピート利用を促進する。

(ぐっち74点)
施策は、①地域の祭りの見物客向けの宿泊プランや山車を引く体験とセットのプランを用意しHPに掲載して予約受付を行う、②ライトアップされた名刹の通りを案内するサービスを実施し、関係性強化と来客数増加で売上向上。

(いよっち75点)
B社は①銭湯との協業による大浴場の提供②宿泊予約によるロスを抑えたこだわりの夕食の提供③地域ボランティアの協力による名刹の夜間ツアー④空港や都市圏への直通バスの運行、等により宿泊需要を生む。


事例Ⅲ
第 1 問(配点 20 点)
顧客企業の生産工場の海外移転などの経営環境にあっても、C 社の業績は維持されてきた。その理由を 80 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)
C 社のこれまでの事業や立地環境の推移を把握し、顧客生産工場の海外移転などの経営環境にあっても業績が維持されてきた理由を説明する能力を問う問題である。

(けーすけ71点)
理由は、金型の設計・製作から成形加工まで一貫生産体制を持ち、技術者の教育・OJTで技術力を高め、顧客企業の成形加工コスト低減技術を蓄積し、団地で共同受注も行った。

(シュホンニ71点)
理由は、①金型設計・製作・成形加工の対応体制を持ち、②資格取得者養成やOJTで加工技術力も強化し、成形加工品のコスト低減ノウハウを蓄積し顧客企業から継続受注した為。

(ぐっち72点)
理由は、①金型設計・制作部門を持ち、資格取得者の養成とOJTによるスキルアップで技術力を強化、②工業団地組合のリーダー的存在として技術交流や共同開発を実施したため。

(かずま73点)
理由は、①金型設計製作の一貫体制構築、②OJT等による技術力向上、③歩留り改善や成形速度改善によるコスト削減、④工業団地組合での共同受注による助け合いのため。


第 2 問(配点 20 点)
C 社の成形加工課の成形加工にかかわる作業内容(図 2 )を分析し、作業方法に関する問題点とその改善策を 120 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)
C 社成形加工作業者の一日の作業内容を分析し、作業方法に関する問題点を把握し、その問題を解決する能力を問う問題である。

(けーすけ71点)
問題点は、①成形機の段取り時間が長時間化し、②金型や使用材料置き場で5Sが実施されていない。改善策は、①金型や材料置き場は5Sを実施し、②段取り作業の約6割を占める「移動」を短縮し、③顧客の短納期化、多品種少量生産ニーズに応える。

(シュホンニ71点)
問題点は、作業者と成形機の両方に待ち時間が発生し、稼働率が低い点。改善策は、①昼休みの時間と成形機の稼動時間帯を同じにし、成形機の待ち時間を減らす、②作業者に3台以上の多台持ちをさせ、作業者の待ち時間を減らすとともに余力も生み出す。

(ぐっち72点)
問題点は①成形機の段取りタイミングが重なって待ち時間が長いこと、②金型・使用材料の準備が長時間。改善策は①作業者・機械の全体で生産計画を策定し統制、②5Sの徹底や標準化・マニュアル化で金型・材料を整理し段取り時間を短縮し生産リードタイムを短縮。

(かずま73点)
問題点は段取りの時間が長いこと、無駄な手待ちがある点。改善策は、①内段取りの外段取り化、②機器の稼働順を合理的に見直し、昼休憩中も機器を稼働させ、生産性を向上させる、③金型と使用材料の置き場のルールを定め、5Sを徹底すること。


第 3 問(配点 20 点)
C 社の生産計画策定方法と製品在庫数量の推移(図 1 )を分析して、C 社の生産計画上の問題点とその改善策を 120 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)
C 社の生産計画策定方法と製品在庫量の推移を分析し、生産計画上の問題点を把握し、その問題を解決する能力を問う問題である。

(けーすけ71点)
問題点は、①生産ロッドサイズが成形機の段取り時間重視で受注量より大きなロッドで製品在庫拡大している。改善策は、①成形機の段取り時間を削減し、②生産ロットサイズを発注点管理し、小ロット化し、③製品在庫を低減し、管理コストを削減する。

(シュホンニ71点)
問題点は、成形機の段取り時間によって生産ロットサイズが決められており、ロットサイズが受注量より大きく在庫が過大な点。改善策は、繰り返し発注される部品のロットサイズは毎日指定の数量とし、細かい生産計画の見直しと進捗・現品管理で統制を強化する事。

(ぐっち72点)
問題点は、①週末に確定納品計画がきて翌週の生産計画を作っており、②製品在庫が過大。改善策は、①生産管理課と成形加工課で連携して生産計画を短サイクル化、②生産ロットサイズを見直し、③定量発注方式として、在庫コスト・管理の手間を低減し適正化。

(かずま73点)
問題点は、生産ロットサイズが段取り時間を考慮して決定するため、受注量より大きく計画され、製品在庫が過大である点。対応策は①ロットサイズを受注量に合わせて計画すること、②確定でなくてもよいので、生産計画策定の頻度を増加させること。


第 4 問(配点 20 点)
C 社が検討している生産管理のコンピュータ化を進めるために、事前に整備しておくべき内容を 120 字以内で述べよ。

(出題の趣旨)
C 社の生産職場の状況を把握し、生産管理のコンピュータ化を進めるために必要な事前整備内容について、助言する能力を問う問題である。

(けーすけ71点)
内容は、①主要取引先の繰り返し受注をDB化し、②受注予想に伴う金型・材料管理の標準化と5Sによる整理を実施し、③金型に社内で統一した識別コードを付与し、④段取り作業を含む準備工程を効率化し、⑤生産性を向上させる。

(シュホンニ71点)
事前に整備しておく内容は、①社内で統一した金型の識別コード、②全作業者共通の金型置き場、③仕入先に対して使用材料の納品位置、である。これらをコンピュータでデータベース化し成形加工課で共有し効率化を図る。

(ぐっち72点)
事前の準備は、作業者が効率よく金型・材料を使用できるように、①金型の置き場を整理し統一した識別コードを付け、②材料の納品位置を固定し、③DB化で情報を一元管理し、④従業員がリアルタイムで情報共有できるようにして、生産管理に活用可能とする。

(かずま73点)
事前に整備する内容は、①金型に対して、社内で統一した識別コードを策定すること、②金型と使用材料の置き場のルールを定め、5Sを徹底すること、③データベースやコンピュータ等を扱える人材を育成すること。


第 5 問(配点 20 点)
わが国中小製造業の経営が厳しさを増す中で、C 社が立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について、中小企業診断士として 120 字以内で助言せよ。
(出題の趣旨)
C 社の経営環境と事業内容の現状を把握し、立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について、助言する能力を問う問題である。
(けーすけ71点)
戦略は、①団地に集積する他業種の中小企業と連携し、②C社の強みである高度な成形加工技術を生かし、③共同受注し、団地内で組み込み工程まで行い、顧客の工程数削減や納期短縮、コスト削減を実現し④製品を高付加価値化させ、売上向上を図る。

(シュホンニ71点)
戦略は、①工業団地組合との連携を一層強化し、技術交流会による新製品開発や、共同受注・共同開発による受注量の全体的な増大を図る事、②インサート成形を活用した受注を増やしていき、顧客の工程数・納期の短縮やコスト削減の付加価値を提供していく事。

(ぐっち72点)
今後の戦略は、①工業団地組合のリーダー的存在として技術交流や共同開発・受注を推進、②インサート成形の技術で顧客企業の納期短縮・コスト削減を訴求し、③生産管理のコンピュータ化でJIT化し短納期化・小ロット化の顧客要望に対応し、高付加価値化・販路開拓。

(かずま73点)
今後の戦略は、①工業団地である特性を活かし、周囲の企業と共同開発を実施することで、高付加価値の製品開発を実施すること、②インサート成形を活用することで、顧客企業の工程数の短縮や納期の短縮、コスト削減を実施すること。


本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

以上、いよっちでした。

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みなさん、おはこんばちは。キャリコン診断士のブブです。
今回は事例Ⅱの攻略法についてご紹介したいと思います。

■中小企業とは
ところで、あらためてご質問があります。
少し想像してみてください。
みなさんが、これから支援(敢えて試験とはいいません)しようとしている企業はいったいどんな企業なのでしょうか?
経営資源が充実して(人・モノ・カネ)戦略が幾つも考えられる企業なのでしょうか?
例えば定期的に新卒採用者が補充され、専属の人事部がカリキュラム化した教育でしっかりと育成し、TVCM等の広告費を投下することでブランドは市場に幅広く認知され、自己資本が充実しているような、そんな企業。

そうではないですよね。

捻出した利益からコストを抑えて求人募集を行い、その人材を各現場の人間が実践を以って早期に戦力化し、かつマルチタスクな活躍を求める。
といった感じで限られた経営資源で何とかやり繰りしている。それが私たち中小企業診断士が支援するクライアントなのです。

その実情を理解しなければ、相手には響かない(試験ではドツボにハマる)結果となります。

■中小企業診断士の役割
では、そんな中小企業が経営資源の充実している企業と伍して勝ち残っていくためには、どういう考え(戦略)を取るべきなのでしょう。
私が2次試験対策について学んでいるなかで、ふとこんなフレーズが思い浮かびました
「弱者の戦略」
野球ファンならご存知の方も多いかもしれません。野村克也監督。通称ノムさんが書き上げた本です。
戦力の充実したチームに対して、戦力の劣るチームが勝つためには・・・?
欠点はあるけれども、磨けば他を圧倒できる強みを見つけ出し、戦力として機能させる。
入団当時、非力で打力に全く期待されなかったショート宮本は、日本一の守備の名手といわれる強みが発揮され、守備の生命線であるセンターラインをがっちり固めていきました。
相手が総力で上回るならば、個々で勝てるポイントを見つけ出し、その土俵で勝負する。
一塁ランナーがいかにも走るフリして、ピッチャーの神経を打者に集中させない。そして盗塁させないとするピッチャー心理を突き、打者には速球系を狙わせる。その勝てるポイントを作るために、走塁技術と心理戦を磨いたというのも野村さんならではだと思います。

細かな野球話で恐縮でした。_( )_

まさに、中小企業診断士は、この「弱者の戦略」を前提として診断、助言していく役割なのです。

■支援先を理解する
日々、いろいろな課題を抱えつつ経営している支援先となる中小企業の社長。
それでも、それらを乗り越えて事業をしたいという想いの根源は何処なのでしょう?
支援する企業の光る要素=強み、経営資源は何処にあるのでしょう?
それは、先代から受け継いできた「〇〇へのこだわり」なのかもしれません。
そして、従業員がお客様の笑顔を見たくて培ってきた「対面販売力」なのかもしれません。
そういった企業先の想いや強みをしっかりと私たちが把握する事がまず求められます。
(与件文をしっかりと読んでくださいね。)

■多くの中小企業が採用すべき基本戦略
そして、そこから導き出されるべき基本戦略は何か?
中小企業の多くが行うべき基本戦略は、何処にでもある商品やサービスではなくて、この事例企業だからこそできる「差別化」を特定の市場セグメントに対して「重点的に」行うことです。

 

 

 

※「弱者の戦略」に基づいた事例Ⅱに対する考え方を理解するには最適な本だと思います。休憩がてら、気分転換に斜め読みはいかがでしょうか??

■誰に
その「差別化」して「重点的に」提供する相手(お客様)は誰なのか?
「差別化重点戦略」ということは、つまり特定の市場セグメントを絞り、ターゲットを絞らなければなりません。
逆に言えば、戦わないフィールドを決めていくともいえます。
例えば
(ジオグラフィック観点では)地理的な切り口で考えれば、どの範囲までがお客さんなのか。関西圏なのか。或いは更に狭い〇〇駅から徒歩圏なのか。
(デモグラフィック観点では)年齢、世帯規模、所得層等で考えれば、インバウンドなのか。女性なのか、子ども連れの家族なのか、高所得層なのか、等。
(サイコグラフィック観点では)ライフスタイルやパーソナリティ等で考えれば、自然嗜好なのか、和の風情に惹かれているのか等。

■何を
そして、想定したお客様に対して、支援する企業は何を提供していくべきなのか?
その際の基本ポイントは、磨けば更に光る「差別化」できる要素≒強みと、外部環境で機会となっている要素を掛け合わせながら、拾い上げていく。
例えば、平成30年度の問題を例とすれば、(誰に=和の風情を好む市場が伸長しているインバウンド宿泊客に対して)、地域の名刹古刹巡りを伴うサービスを提供。
或いは、培ってきた芸術家、文化人との交流を深められるサービスを提供。
等が考えられます。

■どのように
それは、どのように行っていくのか?
例えば先の例では、
英語堪能なスタッフが案内。
或いは、地域文化に造詣が深いボランティアと連携し、十分に活用されていない大広間を活用。
等が考えられます。

■何のために
では、それによって何を狙うのか?
例えば先の例では、他にない芸術家文化人との交流体験による高付加価値化リピート率向上による収益性を向上
英語堪能なスタッフの案内により、インバウンド客にSNS投稿を依頼して新規顧客層の拡大による売上拡大

以上のように論理展開するロジックツリーを考えていくことで事例Ⅱを攻略していくのです。

因みに私が昨年、先人の資料を参考にカスタマイズした事例Ⅱのフレームワークがこちら(PDF版)です。
是非、自分流にパクッて、カスタマイズしてください。

 

 

試験ではなく、支援。その心を胸に刻み真摯に問題と向き合えば、おのずと答えは見えてきませんか?
油断せず、そして焦らず臨めば、ぜーーーーったい、あなたは受かりますから!

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おはようございます、たっつーです。
(過去記事はこちら。うち、1次試験後の記事は以下のとおり)

【2次試験攻略の勘所】初見時の復習に全力をかけるべし!
2次攻略のための「具体的な」復習方法
マイベスト答案は作るべきか

先日の勉強会に来ていただいた方々、ありがとうございました!

私は所用があって午前中しか居れなかったのですが、皆様の答案に直接触れさせていただき、去年の自分を思い出して懐かしく思うと同時に、やはり、皆様の合格を心から願った次第です。

さて、その勉強会(事例Ⅰ~Ⅲ)では、「これは、もっと○○したほうがよかったですね」という指摘に対して、「分かってはいるのですが、時間が足りず…」「時間がなくて最後焦ってしまって…」「骨子の段階では気づいていたのですが、時間がなくて答案用紙に書ききれなくて…」というコメントが帰ってくる場面が多く見られました。

そうなんですよね、時間不足になると、物理的に書き切れないことはもちろん、精神的にも心が焦ってしまい、勉強している時には絶対に記載しないような、明らかに点数とならないような解答をしてしまうのですよね・・・。

ただ、普段の自分を出し切れずにイマイチな解答をしてしまい、ひいては不合格になってしまうのは、本当にもったいないと思います。

かくいう私も、昨年の10月初旬頃に、初めて80分時間を計って答案を書いたのですが、時間不足で全く満足のいく解答が書けず、大変焦りました。

そんな私も、事例Ⅰ~Ⅲについて、自分なりの「80分の過ごし方」を構築し、この時間不足を克服することができましたので、今日は、その具体的内容やメリデメをご紹介したいと思います。

最初に申しあげておきますが、私の「80分の過ごし方」は完全に自己流です。
正直リスクも高いですし、万人にお勧めする趣旨ではまったくありません。
(実際、下記の方法で私が高得点を取れていれば格好いいのですが、結局計242点で合格点ぎりぎりでした。)。
ただ、「普通の方法だと、どうしても80分じゃ時間が足りない。藁にもすがる思いで・・・」という方は、最後の「藁」として、一回活用してみていただければ!

 

◆通常のやり方が合わなかった理由

実は私も、一番最初は、多くの受験生が採用していると思われる下記の方法で、答案を書いてみました。
(当時はきゃっしいさんのこの記事を参考にしていました。今なら、なおさんのこの記事ですね。)

① 設問文を読んで、各設問の特徴をつかむ(~5分程度)
② (①で見た、各設問で問われていることを意識しながら)カラーペンを使って、重要なところ等をマークしながら与件文を読む(~15分 or 20分程度)
③ 各設問の解答骨子を作成する(~35分 or 40分程度)
④ 解答作成(~80分)

しかし、この方法で解いてみたところ、圧倒的に時間が足りませんでした…。
その理由をいくつか挙げてみたいと思います。

1 与件文を読んでいる間に設問文のことはすっかり忘れてる。

まずそもそも、①で最初に設問文を読んでも、上滑りしているような感覚で、全然頭に入って来ませんでした。
各設問の制約条件を何となくカラーペンでマークするものの、与件文を読んでいない段階では、なぜその制約条件が付いているのかもよく分かりません。。

また、与件文を読んでいる間は、4~5問ある各設問文の内容はすっかり忘れていました
むしろ、与件文を読んでいる間に、「あれ、これって第○問で問われている内容だっけ?」と考えてしまい、その都度設問文のページをめくって設問文を読み直してしまうなど、逆に集中力がそがれてしまう要因にもなりました。

2 カラーペンの持ち替えとマークする時間がかかる。

②で与件文を読む際、強み・弱み・重要ポイント・社長の思い等に分けて、カラーペンで色分けをしていたのですが、カラーペンの持ち替えとマークする時間が結構かかりました
また、「強み」なのか「社長の思い」なのか、「弱み」なのか「脅威」なのか、そんな風に、与件文を読みながらも、どのカラーペンでマークすればいいのかということばかり意識してしまい、やはり、これも集中力が阻害される要因になりました。

また、カラーペンを1本だけにして、重要と思った箇所のみをマークするだけのスタイルにしましたが、後からマーク部分だけを読むかというとそんなことはなく(人にもよると思いますが、私の場合は、結局、文章全体、段落全体を読み直していました。)、また、マークしていないところに重要ポイントがあったときなどには、逆に解答要素を落してしまう要因にもなりました

3 解答骨子で素晴らしいものを作っても、答案に反映できない。

じっくりと検討して解答骨子を作っても、所詮骨子ですので、文字数等を厳密に考慮していません。
また、解答骨子は、多少雑になっていても分からないので、後から見ると、因果の流れが適当だったり、日本語として破綻していたりしました。
したがって、いざ解答骨子に沿って答案を書こうとしても、結局、何度も答案用紙上で書き直すことになるなど、上手く解答骨子を活用することできませんでした。。
(このあたりは、私の解答骨子の精度の問題かもしれませんが・・・)

そもそも、私の中では、骨子は、分量の多い書面を作るときに全体像を把握する目的で作成するためのもの、という理解でしたので、たった100文字程度の文章を作成するのに本当に解答骨子は必要なのか?と思った次第です。
また、「採点者が見てくれるのは、当然解答用紙に記載された解答だけなので、解答骨子の作成には余り時間をかけたくない。」、ただ、そうすると、「解答骨子の精度が下がり、答案に上手く落とし込めず、結果解答骨子を活用できない。」というジレンマもありました。

念のためですが、上記は、私が通常の方法が合わなかった要因であり、万人にあてはまるものではありません。
また、私は、2回ほど通常の方法を試して、それでマッチしないと諦めてしまいましたが、おそらく何度か試せば上手く使えるようになるのだと思います。
そして、もちろん、通常の方法にも、上記のなおさんの記事やきゃっしいさんの記事に記載のとおり、色々なメリットがあります。

 

◆たっつーの「80分の過ごし方」

私の場合は、上記の要因によって、通常の「80分の過ごし方」がまったくマッチしませんでした。

「そもそも設問文を最初に読む作業って必要か?与件文にマークする作業は必要か?採点者は解答用紙しか見ないのに、解答骨子を作成する必要があるのか?」

そう思った私は、できる限り作業を削減した以下の方法を試してみることにしました。

①与件文を、約8分(試験時間の1割)で読む
②残りの約72分(試験時間の9割)で答案用紙に答案を書き込む
(8分と72分というのは目安です。何となく試験時間の90%を答案作成に充てることに安心感があったので。)

具体的には、初めの約8分で、集中して、最初から最後まで与件文を読みます(1文ずつ、頭の中に状況をイメージしながら読んでいく感じです。)。

与件文を読み終わったら、第1問を見て、「なるほどなるほど、えーっと解答要素がありそうな与件文は…」と考えながら、解答要素やヒントがありそうな与件文の該当箇所に戻ります
※ なお、このときあえて2問目以降は見ません。見ると、各設問ごとの解答要素の切り分けが気になってしまい、考えすぎてしまうからです。

そして、頭の中でなんとなくの答案構成を作ります。
イメージとしては、「これとこれとこれで、解答要素は3つだな。」という程度で、キーワードは頭の中でぼんやりと想像しますが、時間が勿体ないので、文章の形にはしません。
(ただ、備忘のため、ちょっとしたキーワード程度を紙にメモすることはあります。)

そして、いきなり答案用紙に解答を書き始めるという方法です。

【メリット】

この方法のメリットは以下の通りです。

1 圧倒的な精神的余裕

正直、これにつきます。
上記の方法でやれば、開始30分程度あれば2問は余裕で埋まります。
そうすると残りの50分で3問を記載すればいいということになり、1問につき20分弱はかけられることになりますので、落ち着いた気持ちで取り組むことができます

また、3問目に取りかかった時(場合によっては3問目が終わった時)でも、まだ周囲の受験生は白紙であることが多いので、(勝手な思い込みですが、)周囲の受験生に対して精神的に優位に立っている気がして、自分の安心感につながります。
(周囲の受験生に威圧感を与えることが目的では全くありません。)。

そうすると、「時間不足で焦っちゃって最後の設問の解答がグチャグチャになっちゃった」ということが起きにくいように思います。

2 手を動かしているので頭が急回転する。

私は、実際に手を動かさないと頭が回らないタイプで、普段の仕事でも、とりあえず準備書面(裁判所に出す書面)や意見書等を、一回最後まで書ききってから、何度も読み直して、不要な部分を削除したり、順番を入れ替えたり、加筆したりして、完成形に持っていきます。
人に説明する目的の文章を「書く」ためには、自分が真に理解している必要がありますので、「考える」だけではなく、手を動かして実際に「書く」ことで、自分が曖昧にしている部分に気付くことができるなど、頭を回すことができるのです。

診断士試験でも、とりあえず答案用紙に解答を書き始めると、頭がぐんぐん回転してきて、良い言葉使いやアイデアが出てきました。

3 解答骨子と解答用紙上の答案は、作成する上での真剣度が全く違う

解答骨子は誰にも見られないものなので、(人によっては、)「こんな感じの解答」というように論理、ワーディング、日本語としての大切さ等を雑にやってしまう人が多いと思います。
そうすると、解答に落とし込む段階で、「あれ、これって論理(因果)がつながってないな」とか「この言葉使いはイマイチだな」となって、その時点で再度検討し直す場面も結構あると思います。

解答用紙に直接答案を書いていくスタイルだと、まさに採点者が読むことになる答案を書いているという実感の中で、必然的に、「伝わるかな?論理がつながっているかな?日本語として変じゃないかな?」と真剣に自問自答しながら解答を書きますので、良い表現やアイデアが生み出されることもあります

4 途中で手間取ってもリカバリーが容易

70分以上答案作成に時間をかけるので、途中の問題で手間取ったりしても、その後の時間配分でリカバリーすることが容易です。
解答骨子を作成する等して、もし答案作成に40分しか時間をかけていない場合は、いざ解答骨子から答案に落とし込んでいる段階で、方向性や回答内容に迷いが出ても、今さらリカバリーすることは難しいように思います。

【デメリット】

解答骨子を作成しないので、もちろん、書き直しが多数発生する(=結局時間が足りなくなる)というリスク(デメリット)もあります。

つまり、次の設問に行って与件文を読んでいる時に「あ、こんなアイデアもあったな」と急に思いついたり、次の設問の解答を書いているときに、「あ、この解答要素はむしろ前の設問だな」となることもあります。
その場合は、一度作成した解答を書き直さざるを得ないので、その分、時間も無駄にかかってしまうのです。

ただ、そういった書き直しの時間も考慮した上で、70分以上の時間を解答作成に当てているので、私の場合は、実際のところは問題は生じませんでした。
むしろ、書き直しの際に「ついでに、こっちの文章も、もう少し分かりやすくしよう」というように、(採点者が唯一見るものである)答案用紙上の解答を何度も改善できるというメリットもありました。


いかがでしたでしょうか。
ちなみに事例Ⅳも基本的には同じ方法で、与件文を読む→上から順に設問を解いていくというものでした。

ここまで読んで、たっつーは普段から文章を書くことを仕事にしているからこその方法でしょ?と思われる方もいるかもしれませんが、個人的にはそうは思いません。

弁護士は、「(多少長くてもいいので)接続詞も使って、分かりやすい文章を丁寧に書く力」が求められていますが、それは、診断士試験に合格するために求められる、「短い言葉使いで解答要素を盛り込みつつ、何とか制限文字数に収まる文書を書く力」とは少し違います。

むしろ、会社員の皆様の多くが培っていると思われる、役員説明資料を作成する力(&役員に簡潔に説明する力)の方が近いような気がしています。
その意味で、皆様(のうちの一部)にもマッチする可能性があると思いますので、もし通常の方法ではどうしても合わない!という方は、一度試してみていただければと思います!

以上、たっつーでした!

 

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

本日は「10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント!」の平成30年度事例Ⅱをお届けします。
本記事では、10代目の再現答案の中から再現度の高いもの(7人分)を選択し、開示得点と合わせて「診断協会が想定する答え」をあぶりだしていきます。「再現答案」ですので、当たり前ですが「平成30年度の合格者が80分で書き上げたもの」になります。私もそうでしたが、受験校の練り上げられた模範解答を前に「どうやったらこういう解答が書けるのだろう???」と悩まれている方には「目指すべき等身大の解答例」として、これから2次試験の準備を始める方には「回り道をせずに済む合理的な目標」としてお伝えできればと思います。
この記事のために快く再現答案を提供してくれた10代目のみんなに感謝します。そして、、、、、切り捨て御免! (^^;

平成30年度の事例Ⅱは第1問~第4問までの全4問。配点は各25点ですので大きく外してしまうと合格ラインが危なくなります。「15点×4問=60点」くらいの得点イメージが良いかもしれません。ですので、より一層設問要求に忠実に解答していくことを意識したいところです。(決して自由な発想で奇抜な提案をしてはいけません)
尚、各設問の詳細な事例分析&解説につきましては、以下の記事も参考にしてください。
なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅱ

※本記事は、平成30年度の問題を事前に解いてから読んでいただけると効果的です。

さて、そろそろ始めていきましょうか。(^^)/


第1問(配点25点)
B社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から述べよ。
【出題の趣旨】
B社の顧客の状況、自社の強み・弱みと競合の状況について分析する能力を問う問題である。

設問は「B社の現状を述べよ」、制約条件は「3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から」になります。与件文からB社の現状の記述を抜き出し、3Cのそれぞれについて分類して解答すればよいですね。

いよっち(75点):
現状は①顧客面で減少する昔なじみのビジネス客が8割、増加するインバウンド客が2割を占め②競合面でB社から離れた駅前にはチェーン系ビジネスホテルが2軒あるがX市街地中心部には競合がおらず③自社面で古風な和室や和の風情のある庭園を持つが、拡大する観光需要を享受できず収益性が低く、経営の先行きが不透明である。

まずは10代目最高得点のいよっちです。「顧客面で~、競合面で~、自社面で~」と3C要素を分けながらわかりやすく書いています。
もう一人見てみましょう。

かわとも(64点):
顧客は昔なじみのビジネス客が8割で減少傾向、インバウンド客が2割。競合は駅前にチェーン系ビジネスホテルが2件あるが中心市街地にほかの宿泊施設はない。自社は小規模老舗日本旅館で、強みは芸術家による美術品による文化の香りや和の風情、商業地域の中心にあり観光に便利な事、弱みは最寄駅から距離がある事である。

かわともも「顧客は~、競合は~、自社は~」と3C要素を分けながらわかりやすく書いています。さらに驚くのは、出題の趣旨にある「自社の強み・弱み」を見たかのように、自社については「強みは~、弱みは~」と分けて書いています。
非の打ちどころがありません。完璧ですね。

他のメンバーも概ね該当箇所を抜き出していましたので、この問題は絶対に取っておきたい問題ですね。

第2問(配点25点)
B社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。そこで、B社のホームページや旅行サイトにB社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。B社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして述べよ。
【出題の趣旨】
現在のB社に関するインターネット掲載情報の問題点を踏まえ、B社の新規宿泊客を増加させるために必要な新たな掲載情報を提案する能力を問う問題である。

設問は「どのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか」を述べよ、とあります。また、制約条件は「自社情報」、「(目的)新規宿泊客を増加させたい」、「今後のメインターゲット層を明確にして」ですので、「〇〇〇をメインターゲットにし、①~、②~といった自社情報を掲載する。」というフレームを使って解答するのが良いでしょう。

いよっち(75点):
B社は増加する和の風情を求めるインバウンド客に対し①海外でも有名な芸術家による美術品②和の風情がある庭園③日本の朝を感じられる朝食やこだわりの器④名刹・商業地域の観光や伝統的な和菓子、等の情報を掲載する。

安定のいよっちです。ターゲットを冒頭で明確にした上で、掲載する要素をモリモリ盛り込んでいます。ただ一点残念なのは「④名刹・商業地域の観光や伝統的な和菓子」は自社情報ではありませんので、この部分で失点があると思われます。

かわとも(64点):
急増するインバウンド客に対し①古風な和室、庭園、器にこだわった和朝食などの和の風情の情報②館内に配置された海外で有名な芸術家による美術品の情報③名刹や商業地域に近く観光に便利な立地情報を掲載する。

かわともは抜群の編集能力で、いよっちが書きたかった「④名刹・商業地域の観光や伝統的な和菓子」を「③名刹や商業地域に近く観光に便利な立地情報」という自社情報に昇華させています。これは素晴らしいですね。
一方でターゲットを「急増するインバウンド客」と簡略化しすぎてしまいましたので、B社の強味が刺さるかどうかわからなくなってしまいました。
ここは「和の風情を求めるインバウンド客」としておかないと辻褄があいませんね。

一般的に事例Ⅱで「ターゲットを明確にして」と問われたら、「デモ、ジオ、サイコ」の3点から描写すると「明確にした」ことに繋がります。
・近隣のオフィス街に通う(ジオ)日本酒好きな(サイコ)50代男性(デモ)
・マンションに住む(ジオ)子供の健康に敏感な(サイコ)30代子育て世代(デモ)
という感じですね。この問題の場合は、
・X市を観光で訪れる(ジオ)和の風情を求める(サイコ)インバウンド客(デモ)
になります。

第3問(配点25点)
B社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を促進したいと考えている。B社は、従業員を通じてどのような交流を行うべきか。
【出題の趣旨】
B社の宿泊客の好意的なクチコミを引き出すために従業員が行うサービス施策について、 助言する能力を問う問題である。

出題の趣旨にある通り、宿泊客の好意的なクチコミを引き出すために従業員が行うサービス施策を問われています。与件文の6段落目には「(老舗が)食べ歩きできるスイーツや地域の伝統を思わせる和菓子などを販売し、街のにぎわい創出に努めた。歴史ある街並みに加え、こうした食べ物などは写真映えし、SNS投稿に向く」とヒントがありますので、この部分は是非とも使いたいものですね。

どいこう(67点):
英語に堪能な従業員を活用して、歴史ある町並を歩きつつ、スイーツや伝統を思わせる和菓子などを食べ歩くツアーを企画する。これによりインバウンド客によるSNS投稿や好意的な口コミを促す。

与件文のヒントを素直に使った逸品です。どいこう素晴らしい。

他のメンバーの解答要素には「こだわりの朝食の説明」「海外でも有名な芸術家の美術品の解説」「和装店と協力した和装体験」「直筆手紙を客室に置く」などの様々な施策がありましたが、私はどいこうの解答が「受験生の皆さんが目指すべき解答」だと思います。

第4問(配点25点)
B社は、X市の夜の活気をとりこんで、B社への宿泊需要を生み出したいと考えている。B社はどのような施策を行うべきか。
【出題の趣旨】
X市の状況を踏まえて、X市と連携しながらB社への宿泊需要を高める施策について、 助言する能力を問う問題である。

与件文には施策に関する具体的な記述はありませんので、夜の活気の背景にある状況を踏まえて施策を提案しなければいけません。5段落では、夜間の滞在人口が増加傾向となった背景として、「X市の名刹と商業地域が高視聴率の連続ドラマの舞台となったこと」、「名刹は通年で夜間ライトアップ」、「地域ボランティアによる観光案内や町の清掃活動」とありますので、連続ドラマのファンによる聖地巡礼と地域が「美しい街並みと活気の維持に熱心なこと」が夜間の滞在人口を押し上げているのだと思います。このように解答のポイントが絞り込めない設問に対しては、「施策は①~、②~、③~、である。」というスタイルで可能性のあるものを多く記載するのが良いと思います。

しかし、出題の趣旨にある「X市と連携しながら」という部分が嫌ですね。自社内だけの施策には点が入らない可能性があります。10代目で唯一、地域連携をしっかり打ち出していたのがこの解答です。

kskn(67点):
①他業種の人達が行っている地域振興に協力し、良好な関係を築くことで事前予約の無い観光客に対し、B社を紹介し誘導してもらう②B社が中心となり商業地域の各施設を回るツアーを実施する。

いいですね。地域連携・地域振興が出題者の欲しかった解答なのかもしれませんね。


いかがでしたでしょうか。
次回は事例Ⅲについて分析を進めます。
以上、なおさんでした。(^^)/

 

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★もくじ★
1.骨子づくりの方法
2.練習してみましょう
3.骨子づくりが安定すれば、解答の質、再現性、読みやすさが高まる
4.与件文で「絶対に見逃してはいけない」3つのこと

文字数:約2300字(約4分で読めます)


※以下、図はすべてクリックで拡大します

 

こんにちは!頑張るあなたの応援団☆かわともです!
皆さん、学習は順調ですか?PDCAをまわしながらアジャイルに進めていますか?

本日は、あえて試験1か月前のこの時期に「骨子づくり」について書きます♪

時はちょうど一年前。いつも通りTACの授業に行くと、担当の先生の都合が悪かったようで、急遽別の先生による代講となりました。

その先生が解説してくださった骨子づくりの方法がとっても分かりやすかったのです!

その方法を試してから解答の組み立てスキルがアップし、ワンステージ上がったような実感がありましたので、今回ご紹介させていただきます!

では早速レッツゴー!

 

 

1. 骨子づくりの方法

まず、骨子とは何かのおさらいです。
骨子とは、解答の構成(骨組み、設計図)のことで、下書きよりも文字を書き込まないイメージです。もちろん、骨子がそのまま下書きになる人もいます。

 

今回ご紹介する方法は、キーワードを矢印でつないでいき、論理構成を図解っぽく書きます。
9代目桃ちゃんの「ハコ法」や、ブブの「なぜなぜ因果骨子」に近いかもしれません。

 

ここからは、昨年度(2018年度)の過去問を例に解説しますね。

 

【2018年度事例Ⅰ 第1問】

研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか。その理由を、競争戦略の視点から100字以内で答えよ。

 

★STEP1★設問解釈
設問文で問われていることを漏らさないように注意しながら、解答に盛り込む要素(キーワード)を考えていきます。

※以下、図はすべてクリックで拡大します

 

★STEP2★骨子組み立て
キーワードとキーワードを矢印でつないでいきます。「因果関係」や「主語述語」を意識しながら、しっかりとした骨組みを作りましょう。

 

 

★STEP3★解答を書く
骨子を見ながら解答用紙に清書します。

理由は、
① ニッチ市場に経営資源を集中し、強みの技術力を活用して差別化集中戦略をとることで、他社との競合を回避して競争優位を築くため、
② 主力取引先への依存を避け、経営リスクを分散するため
である。

※この回答は、去年の自分が書いた本番の解答を、ふぞろい流模範解答を参考にしつつブラッシュアップしたものです。

 

2. 練習してみましょう
それでは、この骨子作成の方法を応用して、実際に解答を「キーワード+矢印」に分解してみましょう。去年の私の解答をタタキ台にします。

 

2018年度事例Ⅰ 第2問(設問2)

A社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特性には、どのような違いがあるか。100字以内で答えよ。

 

【解答】(かわとも)

特注電子機器事業や様々な新製品開発では受け身の製品開発で売切り型の為、継続的な収入源とならなかった。一方複写機関連事業では製品の汎用性が高く消耗品の継続的販売が可能で、安定的な事業の柱として成長できた。

 

この解答を骨子に分解すると、以下のようになります。(実際の解答では、特注電子機器と新製品開発をまとめて書いてしまっています)

 

【骨子】

 

 

このように、ふぞろい流模範解答などをタタキ台にして「キーワード+矢印」の骨子に分解してみると、骨子作成の練習になりますよ。

 

 

3. 骨子づくりが安定すれば、答案の質と再現性、読みやすさが高まる

このように、骨子づくりの方法が安定することで、次のような効果が得られます。

〇答案の質が高くなる・・・論理的で読みやすい答案を作成できる。
〇再現性が高くなる・・・思考の流れを安定させることができる。

 

ちなみに、この骨子作成法を伝授してくださった先生は「骨子を作ることで、文字数も含めてほぼ答案の完成図がイメージできたので、試験本番はほとんど消しゴムを使わなかった。消しゴムをたくさん使ったときは再現性も低く出来が悪かった」とおっしゃっていました。この境地まで到達すれば合格にかなり近づくのでしょうが、私は直前期も本番もけっこう消しゴムは使っていました(汗)

 

4. 与件文で「これだけは見逃すな!」再確認

最後におまけの話題として、与件文で「これだけは絶対に押さえておくべし!!」という要素についてお伝えしたいと思います。

 

与件文で絶対に見逃してはいけないこと、それは・・・

 

自社の強み・課題・社長の想い

 

の3点セットです。

2次試験は、中小企業の社長さんを相手にヒアリングをして、解決策や今後の方向性を提案するというもの。
もしも実際にコンサルティングをするならば、

 

強みは生かす。
課題は解決する。
社長の想いは尊重する。

 

最低限、これは必ず押さえつつ、実現可能な提案をすると思います。
解答のテクニックを磨くことも大切ですが、基本の考え方に立ち返るならば、こちらの記事がおすすめです。

chikaの開眼物語 ~二次試験の本質を意識する~
・・・9代目chikaさんの記事。

二次試験とは、
実際に企業を診断し、報告書を書くために必要な能力。

与件文:ヒアリングをまとめたノートの様なもの
よって、内部環境(強み、弱み)や経営者の意思や想い等は、当日のヒアリングで伺う事になるので、基本的に集めた情報の範囲内で実現可能性の高い提案を行う。
外部環境等の事前に調べられる内容は、自分たちで調べる事になる。

設問文:報告書を作成する事を意識した順になっている。
設問を1から順に解いていく中で、
現状把握➡課題抽出➡改善提案の流れができている。

・・・・・なんだ、そんなの当たり前じゃん!!
っていうことなんですが、これを意識することで私の中で何かが弾けました(大げさ)。

 

二次初学者だった自分がこの時期に意識するようになったこと
・・・10代目そーやの記事。

社長の思いファースト

これは単なる試験問題ではなくて、実際の企業が直面している問題なんだと。

他の資格試験は、解答がきちんと決まっていてそれが書ければ点数が入るようになっています。むしろこれが当たり前だと思います。しかし診断士試験は、「現実の世界は正しい答えなんてどこにもないよ、クライアント(社長)が納得するかどうかが答えなんだよ、だから試験でもきちんと社長が納得するような解答を作るんだよ」と私に囁いているように感じました。

 

最後にもう一度。

 

強みは生かす。
課題は解決する。
社長の想いは尊重する。

そのうえで、実現可能な提案をする。

 

です^^

 

以上、かわともでした!今日も明日も、皆さまにとって良い一日となりますように。
体調に気を付けて、勉強頑張ってください!

 

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。今日の記事は17回目!およそ3,500文字です。7分ほどお付き合いください。

二次試験まであと1ヶ月と少し。早いものです。(過去記事はこちらから)2次試験に進まれる方は、早めの申し込みを!

今日は道場初の勉強会の直前ですので、勉強会歴が10代目の中で一番長いと思われる経験を活かして、勉強会の心技体を考えてみました。週末に参加してくださる方も、そうでない方ですでに勉強会を実施している方も、これから検討しようという方も、参考にしていただければと思います。

勉強会の心技体 「体」編

勉強会も種類がいくつかありますが、今回も含めてこれからの直前期に実施するものの多くが、長丁場になると思います。朝から夕方までもなかなかの長丁場でしたが、私の場合は21時が終了時刻だったので、さらに長いです。1日12時間は勉強仲間と一緒にいるという、家屋以上の付き合いになっていきます。もはや。仲も良くなりますよね笑。

で、それはいいのですが、いくら楽しいと言っても長丁場になると体力や集中力が低下するのが、如実にわかります。話していることがまとまらなくなったり、ディスカッション中の会話が耳に入ってこなくなったりするんですね。人間の脳が集中力を発揮できるのは、だいたい起きてから14時間程度(酒酔い運転と同程度まで下がる)だそうですので、まぁ最後の方は本当にフラフラです。でもそのフラフラの時にやる事例Ⅳは珍解答が続出しますので、それはそれでやっておいたほうがいいのですが笑。あぁこうなるんだな、というのがよくわかります。そして本番の最後に受ける事例Ⅳも、そんな感じです。

なのでまず必要なのは体力と集中力、また、切れた時のリブートの仕方です。ちなみに私が実施していた勉強会では、グループの中で役割をいくつか決めていて、おやつ係を設けていました。毎回全員がコンビニに寄るのは時間的にも無駄が多いので、あらかじめ幾らか集金して、おやつを買ってきてもらうのです。係を設けるほどでなくても、エネルギー補給を何らかの形で随時できるようにしておくといいと思います。あとは休憩時の程よいお散歩。コンビニまで行って帰ってくる間に、多少リフレッシュができます。

また、勉強に明け暮れる日々だと、運動量がどうしても減りますので、無理のない範囲で続けられる運動があるようでしたら、それも組み込んでおくといいですね。

勉強会の心技体 「技」編

技については2つあるかなと思っています。一つ目は自分が考えたプロセスを言語化する能力!これがとても大切だと思っています。勉強会にも様々あるかと思いますが、大事なのは10月の二次試験で妥当性の高い解答を書けるようになる、ということです。新しい問題しか出ないので、新しい問題にもびっくりせずに良質な解答を作るプロセスを身につけることが必要です。ディスカッションする場合は、どうしてこの解答になったのか、ということを「なんとなく」「覚えてたから(過去問の場合)」ということ以外の言葉で語る必要があります。

これまで10代目もいろいろな言葉で自分が得た知識やプロセスを言語化していますが、試験が日本語で行われる以上、適切な言語化の能力は必須です。

言語化能力が高まらないと、説明がとりとめもなく長いものになり、みんなの時間を奪います…直前期にみんなの時間を奪わないように、簡潔に、わかりやすく伝えるスキルを身につけていただきたいと思います。子育て中の方、子供との会話は簡潔でわかりやすくないとまず通じません笑。ここぞとばかりにたくさんトレーニングしていただければと思います。

もう一つは、質問力です。時々現れる、天才肌タイプの方は自分の能力を言語化することができないケースがあります。根拠はよくわかっていないけど、ここが解答ポイントだ、と思うことを外さないのです。その、根拠のよくわからない勘のようなものを言語化できれば、再現性は格段に高まります。どうしてこのキーワードにしたの?優先順位をこうしたのはなぜ?というオープンクエスチョン(はい・いいえで答えられない質問)では「なんとなく」で答えられてしまうことがあっても、めげずに「私は○○○という観点と、△△△という観点があると思っていて、△△△の方が優先順位が高いと思ったけれど、なぜあなたは○○○だと思ったの?」というように具体化したり、「与件本文のどの部分を読んでそう思ったの?」という論拠を尋ねる質問もいいと思います。天才の人にとっても言語化の助けとなりますのでウィンウィンです。こちらも、子供との会話で鍛えることができます笑。日常でもトレーニングできますね。

勉強会の心技体 「心」編

さて、心技体で一番大事なのは心なんですが、勉強会でも同じだと思っています。つまり、あり方のことですね。以前の記事でも同じ内容を書いたのですが、大事だと思っているのでもう一度。

同じ試験を受けて、受かる人と落ちる人がいる以上、一緒に勉強する仲間は、仲間でありライバルです。が、「ライバル」と思って自分の知識を出し惜しみしたり、間違ったことを教えて落としてやろうと思うことは絶対にやめてください。恨まれるという以上に自分にとって学びになりません。時間の無駄になってしまうでしょう。目の前の相手が受かるために、自分の言語化能力と知識を使って最大限の貢献をするというのがとても大切です。目指すは一緒に合格しよう、です。俺だけ受かろう、という精神は学びには結びつきません。

また、自分の方がよく知っていそう、模試の点数が高い、といった理由で教えてあげよう、というスタンスもやめた方がいいと思います。なんであなたに教わらにゃならんのだ、という気持ちになる人から、喧嘩を売られるかもしれません(ないと思うけど)笑。目的は合格ですから、お互いが合格のためにできることをやっていく、というスタンスでいると楽し組みのりある時間になるでしょう。勉強会の仲間はあくまでもフラットな関係であり、会社とは違って上下はないはずです。そのフラットな関係でたくさんの人と切磋琢磨しあえる環境は、実は社会人になってからはたいへん貴重なんですが、つい上下関係を持ち込んでしまう人もいます。。慣れていないから、ということだと思いますが、お互いにフラットで行きましょう、というのは確認した方がいいかもしれません。

フラットという前提条件の上で、手加減なしで思いっきり議論するのがコツです。丁寧な言葉で伝えつつ、こんなこと言ったら傷つくかな?と思わないことです。丁寧な、というのは相手の回答に対して根拠を示しながらダメ出ししたり、真似したいと伝えたりする、という感じでしょうか。相手ではなく相手の回答がコメントの対象であるということを忘れないようにしましょう。

そして、コメントをもらっても「いい解答のためであり自分がダメだからではない」という受け取り方をしていきましょう。こんな解答しか書けないなんてダメなんじゃないか、と思う必要はありません。勉強会でプロセスの穴に気づくことができれば、埋められるチャンスで、本番より前に見つかったのはむしろラッキーです。存分に活用しましょう。

終わりに

以上、勉強会の心技体、という形でまとめてみました。妥当性の高い解答を作るために、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨する環境はとても貴重だと思います。勉強会に参加される方の参考になれば嬉しいですし、これから仲間を探してやってみようかな、という方も応援しています!一緒に合格を勝ち取れたときの喜びもひとしおですよ♪

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!以上、ちこまる(仮)でした*\(^o^)/*

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みなさん。おはこんばちは。キャリコン診断士のブブです。
今、ブログを更新していましたら、優しい虫の音が聞こえてきました。
もぅ、秋ですね。
みなさんが受験した1次試験のあの熱い暑い夏はもう終わりました。
「1次合格」という熱狂を感じたのも束の間、今度は「思考の壁」・「時間の壁」が大きく眼前に立ちはだかったと感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな時はこんな風に考えてください。

台風で穂が大きく揺らいだとしても、長雨で雨水に大きく浸かったとしても、それを経て実は熟すもの。
暗中模索のなかだとは思いますが、そう信じて今は進んでください。

さて、今回は、私が実践した2次の解法についてお話します。
事例Ⅰ~Ⅲ、特に事例Ⅰ~Ⅱにおいて意識すべき点について、の内容となります。

【図表1】

 

ポイント➀考える順序を間違えない事
事例Ⅰは、組織と人事、事例Ⅱはマーケティングについて問われます。
上記の図表1における機能戦略です。ここで重要なポイントは、この表を思い出して上位から考えることです。常に意識しておくことはこの事例企業の経営理念、ビジョンは何なのか?
これは与件文にそのまま、理念=〇〇とはっきり書いているケースもあれば、書いていないケースもあります。
なければ、文脈から社長の想いを類推していきます。
そして、次に内部分析[強み・弱み]×外部環境分析[機会・脅威]を把握します。
それをもとにした経営の方向性やドメイン等の経営戦略・基本戦略を意識します。
そこからスタートして事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲにつながる機能戦略を考えなければなりません。
これを外すと大コケします。
あるあるですが、自分の得意な分野や経験値の高いものがあれば、ついついマーケティング等の保有知識ありき、となるのです。率直にいえば、経営者の想いを置いてけぼりにしてしまう。
例えば、ネット系広告会社に勤めている方が、(自身の培った経験と知識を活かして)ネットを最大限利用し広範なターゲットにリーチすべき、と考えたとします。
ところが、事例の経営者は”ネットをあまり使わない層である”高齢者に対して、生活の不便を解消することで地元顧客の生活度向上を叶えたいという想いがあったとします。
そういったケースに、前者の答えを作ってしまうとドツボにはまります
では、「地元地域の高齢者の生活向上を実現」そんな経営者の想いを実現するために、行うべき手法は?
この順番で考えると、取るべき手法はネットではなくて”ベタな”老人会でのチラシ配布や地域活動支援による関係性強化等が思いつきます。
ネットではなく、口コミ。そして顧客関係性の強化。となると人的資源が重要、人的資源の強化による顧客満足度向上といえばインターナルマーケティングという方向性(ロジック骨子)が見えてきます。

ポイント➁因果を考える
2次試験とは、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を判定するものであり、それは1次試験で学んだ基礎知識を活かして、事例にもとづき診断及び助言できる能力があるかどうかを紙上で判定してくるものです。
逆にいえば、①事例企業の状況をしっかりと与件文から読み取れること。➁適切な診断、助言を基礎知識から導き出して答えを作り出せること。➀➁が出来れば合格要件を満たすこととなります。
その対策として、私は設問に対して常に因果で成り立つ骨子をロジックツリーで作っていきました。

例えば、問題分析能力を問う問題では、その問いてきた問題点に対して「それはなぜか?」をまず、遡って考えます。そして、その「遡った原因」が起きるのはなぜか?と次の原因を深掘りしていきます。
その思考過程を「与件文に書いていること」と「1次の基礎知識」で組み立てます。

単純な設問で仮定しますが、「B販売部門の営業成績が落ちている」理由について問われれば、「(与件文より)モラールの低下」→(それはなぜか)→「(与件文より)B販売部門の部門長が変更し、方針変更が従業員に浸透していない」→(それはなぜか)→「(1次知識より)共通目的、貢献意識、コミュニケーション不足」といったカタチで骨子を組み立てます。

改善提案を問いてきた場合には、「(与件文より)方針変更が従業員に浸透していない」→(そのためには)→「(1次知識より)共通目的、貢献意欲、コミュニケーション不足の解消」→(そのためには)→「(具体的な提言内容として)➀会議等にて方針の浸透➁意思決定の判断基準を策定➂従業員も参画する目標管理制度の導入」→(その狙いは)→「組織の活性化とモラールアップを図る」として骨子を組み立てます。

ポイント➂与件文をしっかりと読み込む
合格のためには、前提として読解力。すなわち与件文をしっかりと読み込める技術が求められます。
その為のテクニックとして、いくつかの要素で与件文を切り分けていくことが有用となります。
その切り分け方の私流のテクニックは以下の4つ。
1.時系列/青蛍光ペン
2.社長の想い、経営理念、ビジョン/赤ペン
3.SWOT/プラス要素(強み、機会)=緑ペン、マイナス要素(弱み、脅威)=青ペン
4.設問に対応する関連内容/蛍光ペン※青色以外
【図表2】

(クリックすると拡大します)

 

上記のポイント➀で記載のとおり、「社長の想い・理念・ビジョン」そして「SWOT」は抑えるべき重要ポイントになります。その為にそれらの要素が与件文のどこにあり、何を書いているのかを色分けを利用することにより把握します。
そして、もう一つ大切な点は時間軸を理解しておくこと。与件文に書いていることはいつの時代のことなのか。そして、設問文で問われていることはいつの時代のことなのか。それを整理しておかないと大きく外してしまいます。
例えば、「A社の先代の社長はリーダーシップを強く発揮。現社長はタイプが異なり推進力が弱いことが課題。だが、メンバーの協調性は高い。」のようなケースにおいて、現在のA社の強みが問われたときに「社長のリーダーシップです!」と書くようなエラーです。当然、これを書くと大こけですよね。
(これは単純化したのでわかりやすいと思いますが、実際の問題でかつ本番になると混乱しがちです)
ですので、時代の切り分けも忘れずにしておく必要があります。

あとは、設問文に対応する因果を与件文の何処から拾ってくるのか。それを見分けるために蛍光ペンを多色使います。
なお、赤ペン、青ペン、緑ペンを使っている理由は、蛍光ペンの色数が設問数+時代の青色で使うため多色過ぎて対応できないからです。。。

まとめ
あらためて、本日の学びを最後に纏めておきます。
➀「考える順序」を意識すること
➁「因果」で考えること
➂「与件文」をしっかり読み込むこと
本日は以上です。

「試験ではなく、支援」
1次⇒2次筆記⇒2次口述⇒実務補習と進んでいく過程のなかで、「診断士に求められるものとは?」という本質に気付くことがあります。その本質とは「支援」。そう私は感じます。
支援を通じて見つかる新しい自分の未来。それを信じてがんばってください、ぜーーーーったい、あなたは受かりますから!

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はじめに

みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら

 

8月も最終日となり、二次試験本番まで2ヶ月を切りましたが、学習は順調でしょうか。初学の方においては、恐らく多くの方が、まだ手探りの中で取り組んでいる時期かと思いますので、焦らずにしっかりと解答プロセスの定着や設問解釈の精度向上に取り組むことが重要となります。前回の私の記事たっつーの記事にて復習方法について触れられていますので、こちらも参考にしていただければと思います。

さて、今回の記事の内容ですが、タイトルにある通り、私が受験生時代に作成したファイナルペーパー(FP)を公開します。そして、そのFPを使いながら、事例Ⅰと事例Ⅱのポイントについてご紹介させていただきます(本当は事例ごとに1つずつ記事を書きたかったのですが、そうすると後半は時期を逸してしまうので詰め込みになっています・・・)。FPは全事例分をまとめて公開しますが、事例Ⅲと事例Ⅳの紹介は次回のブログ記事にて書く予定です。ちなみにこのFPですが、書いている内容自体は、まあ普通のことをポイントを絞って書いているだけですが、この内容に絞り込んで整理するのには結構な手間がかかっており、10月の直前期に18時間(たぶん4事例×2年分ぐらい解けます)も時間を割いて作成しております。2年目じゃなかったら正直できなかったと思いますが(実際、1年目はFPを作っていません)、一部断片的だった知識や観点等を再整理することができ、それなりに効果はあったかなと思っています。

ということで、前置きが長くなってしまいましたが、FPは以下のリンクからダウンロードできますので、是非FPを見ながら記事を読んでいただければと思います。

ファイナルペーパー(ぐっち)

 

事例共通のポイント

まず初めに、事例共通のポイントとなります。当たり前の内容がほとんどですが、自戒の意味も込めて書いています。いくつかの点について補足しますね。

・因果関係で書く。助言は効果まで書く。

⇒基本的な解答の構成としては「○○なので××」という因果関係の記載が中心です。完全にそうならないとしても、そのように書くことを意識していました。また、これは夏セミナーでもお伝えしたことですが、助言問題の場合は、施策だけではなく効果まで書く、ということを意識していました。

 

・全体を俯瞰(1分)、重要ワード(「」付き)の活用漏れはないか、課題・弱みの放置はないか確認。

⇒これは、解答骨子の作成後、に実施していました。時間としては本当に1~2分の作業ですが、設問・解答骨子の全体を眺めて方向性がおかしくないか、抜け漏れはないか、という確認のために実施しています。この後は実際に解答を書き始めるため、もし解答方針を修正するとしたらこのタイミングが最後となります(以降で修正すると大幅な手戻りになってしまうため)。

 

・時間になったらとにかく書き始める(40分過ぎたら)。

⇒これは非常に重要なポイントとなります。時間を何分に設定するかは個人差があると思いますが、私はあまり書くのが早くないので、40分を過ぎたら解答骨子が未完成でも、解答作成に取り掛かりました。書けるところから解答を書き始めて、後半の解答骨子が未完成のところは、骨子を考えながら解答を書く、という感じで解いていました。そちらの方が、精神衛生的にも良いと思います(残り時間30分を切って解答用紙が真っ白だったりすると、焦燥感が半端ないです)。

 

事例Ⅰのポイント

【基本】

組織構造と人的資源管理がメインとなりますので、しっかりと意識して施策等を考えることが大切です。例えば、売上拡大の目的であっても、施策がマーケティング(事例Ⅱ)に寄らないよう注意が必要です。

 

【フレームワーク】

事例Ⅰの特徴として、与件文の中にヒントとなる情報が少ない、ということがあります。そのため、事例の中でも特に、フレームワークを活用した対応が重要となります。問われていることは経営戦略(事業戦略)レベルなのか、機能戦略(組織戦略)レベルなのか。機能戦略の場合、組織構造なのか、人的資源管理なのか。そして、どのような場合にどのような組織施策・人事施策が有効なのか、ということがすぐに想起できる必要があります(与件文に直接的な記載がなかったとしても)。そこで活用したいのが「幸の日も 毛深い猫」のフレームワークです。事例Ⅰで安定して得点を獲得するためには、この内容を何も見なくてもスラスラ書けることが必須、と言っても過言ではないと思います。実際に問題を解く際は、初めに「さちのひも けぶかいねこ」と余白に書いてしまい、施策の設問が出てきた時に、どれを使うか検討して選択するようにしていました。

 

【組織形態の特徴】

組織形態は頻出論点となりますので、機能別組織・事業部制組織・マトリックス組織のメリット・デメリットはしっかり押さえておく必要があります。よくあるパターンとしては、外部環境の変化⇒それに対応するために組織形態を変更、という感じかと思います。「なぜ組織形態を変更する必要があったのか?」「組織形態を変更することでどのような効果が得られるのか?」ということに答えられるよう、過去問を解く際も意識しながら取り組んでもらえればと思います。

 

【成果主義と年功序列型給与】

成果主義と年功序列型給与もかなりよく出る分野ですので、それぞれのメリット・デメリットはしっかり押さえておきたいです。その中でも特に重要なのは、成果主義を導入する際の留意点です。基本的には成果主義のデメリットの裏返し(デメリットを防止する)ですので、感覚的にはわかると思いますが、考え込まなくても反射的に羅列できる状態が望ましいです(本試験中にじっくり考えている余裕はないので)。

 

【新卒採用と中途採用】

採用に関する設問もそれなりによく出ますので、それぞれの優位点は押さえましょう。将来に向けた人材確保 ⇔即戦力の確保人件費抑制⇔教育コスト抑制、あたりがスッと出てくれば大丈夫だと思います。

 

【新規事業のよくあるパターン】

中小企業が新規事業に取り組むのは、簡単なことではありません。それでも、過去の成功事例や外部環境の変化等、与件文において手掛かりとなるキーワードを見つけ出し、適切と思われる施策を提示することが求められます。特に、新規事業に限らずですが、権限委譲で意思決定の迅速化、は色々な場面で使えるので、是非覚えておきたいフレーズですね。

 

【その他】

人材確保と言えば、採用・育成・定着の3つがあります。そして人材育成においては、モラール向上と能力向上で人材育成、が鉄板となりますので、選択する施策は与件文・設問を考慮する必要がありますが、いつでも使えるようにしておきたいフレーズです。また大口取引先に関する問題もたまに出ますが、基本的に依存度が高いことはあまり望ましくないので、そのイメージは持っておいて方がいいと思います。

 

事例Ⅱのポイント

【基本】

事例Ⅱと言えば「誰に、何を、どのように」+効果、が基本です。ターゲットを明確にしつつ、4Pの観点で解答を構成することが求められます。そして、事例Ⅱの目的は売上・利益向上となりますが、要素を分解して考えることが重要です(商品単価アップ、購入点数増加、新規顧客の獲得、既存客の維持・拡大)。

 

【方向性】

繰り返しになりますが、基本的に事例Ⅱの目的は売上向上です。なので、最終目標は概ね同じですが、与件文・設問に合わせて、道筋や施策の内容を考える必要があります。最終目標⇔道筋⇔施策、をうまく組み合わせることで、解答の方向性を整理していくことになりますが、FPに記載の内容は頻出で使い勝手の良いワードですので、自身の引き出しとしてストックして、うまく活用してもらえればと思います。

 

【ターゲット】

「誰に」というターゲットは、デモ・ジオ・サイコの3つの視点で検討するのが鉄板です。例えば「X市内に住む(ジオ)、食の安全に気を使っている(サイコ)、30代~40代の子育て世帯(デモ)」といった感じになります。また、顧客層が拡大している市場を狙うのが基本ですので、グラフの読み取りの時などは、意識した方が良いと思います。

 

【4P】

「何を」「どのように」は、Product(何を)Place・Price・Promotion(どのように)の視点で考えますが、特に製品とプロモーションが頻出だと思います。方向感としては、中小企業ですので、価格競争に巻き込まることは避けなければならず、低価格戦略ではなく高付加価値戦略を取ることになります。またチャネルに関して、顧客との接点がある(直販)⇒顧客ニーズを把握できる⇒商品開発に活かすことができる、という流れは重要ですので、是非押さえてもらいたいポイントです。販促に関しては、各種施策の結果として、どのような効果があるのか、というところまで理解し、解答に盛り込む必要があります。

 

【ブランド・サービスの特性】

経営資源の限られている中小企業に取って、ブランドは非常に重要です。顧客や地域との関係強化に活用できそうな場合は、積極的に使っていきたい要素です。また、サービスの特性について理解し、それぞれの特性に対する具体的な施策も押さえておきたいところです。

 

【よくあるパターン(セオリー)】

インターナルマーケティングコミュニケーション戦略について記載していますが、この流れは必ず押さえてもらいたい内容です。特にコミュニケーション戦略の流れは、部分的に使う場合もありますが、超重要な頻出パターンですので、是非とも脊髄反射で書けるぐらいになってほしいです。

 

終わりに

事例Ⅰと事例Ⅱ(&事例共通)のポイントについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。FPに記載している内容は、最低限押さえておきたいことですが、逆に言うと、これを完全に押さえていれば、必要となる知識のかなりの部分はカバーできるかと思うので、是非うまく活用していただければと思います。

 

そして、明日の日曜日の記事では、先代道場メンバーのあの方が、中小企業診断士の魅力について語ってくださいます。二次試験合格に向けて学習中の皆さんはもちろんですが、これから診断士試験への挑戦を考えている方にも是非読んでいただきたいアツい記事となっていますので、楽しみにしてください!

 

さらに、ダブル投稿となりますが、明日、重大発表をさせていただきます。少しだけフライングでお伝えしますと、約4ヶ月前のあの記事の内容(無責任発言)が実現する予定です。二次試験対策に全力投球中の方は、是非早めに道場ブログをチェックいただければと思います。

 

 

以上、ぐっちでした!

 

 

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。今日は16回目の担当です。今日の記事は約3,600文字。7分程度お時間ください。前回ちょっと書きすぎて、猛省しました。。笑。

東京はちょっと暑さが和らいできましたね。こんな時ほど体調管理には気をつけてくださいね。

さて今日はちこまる(仮)流ファイナルペーパーの作り方、をご紹介したいと思います。そーやさんにiPadの使い方指南も受けたので、もし去年これを使っていたら、という観点も入れてお伝えしたいと思います。

ファイナルペーパーって何?

ファイナルペーパーって何なんだろう?と(私もちょっとふわっとしながら)思うのですが、最後の追い込みの時期に自分が忘れやすいものをまとめているもの、のことだと思っています。ファイナルペーパーの作り方は人によって色々で、10代目も今後またご紹介する機会があると思いますが、今日は私が作ったファイナルペーパーのご紹介です。

なんで今ファイナルペーパー?ということなんですが、ちこまる(仮)流は日々日々作ってイプタイプなので、今から作っていくとわざわざファイナルペーパーをまとめる時間を直前期に取らなくて済むという利点があります。ということで今日から作れるファイナルペーパーのご紹介です。

ちなみに本日8月28日時点のファイナルペーパーのブログ検索結果は236件!めっちゃありますね。いろんなやり方でこれまでの先人たちも作っているんだと思います。皆さんもご自身に合ったやり方で作られることをお勧めします。でも直前に試行錯誤する心の余裕はなかなかないと思うので、今のうちからどんなものを持っていくといいかなぁ、追い込みの時にまとめるといいかなぁ、というのを考えてみてくださいね。

ちこまる(仮)流ファイナルペーパー

これまでセミナーに参加していただいた方にはお見せしてきているんですが、改めてご紹介です。

大変ごちゃごちゃしてますね。。。(・_・; 我ながら。。。

ちこまる(仮)のファイナルペーパーはご覧の通り付箋式です。付箋を使っているメリットとしては

  1. 貼ってはがせるのでいつもちゃんと覚えていないことだけを残せる
  2. 一つのテーマを1枚にまとめるので、まとめるトレーニングになる
  3. 覚えたら剥がしてスッキリ
  4. 常にA3で1枚分におさめるように覚えていくと、あ、自分が掌握しないといけないのはこれだけだな、と安心できる
  5. 気軽に、今日から作れる

というのがあります。事例をひとつ解いて、復習するときに付箋紙を用意して、自分が覚えていなかった知識ストック、仲間から聞いたいい感じのフレーム、この言葉使いやすい、などなど、これ覚えておこうと思ったものをメモして貼り付けます。そのときにすでに貼られているもので、まだ覚えていないものがあったら、補足したり目立つ位置に張り替えたりして優先順位が上がるようにします。

KJ法を使って関連するものをまとめて配置します。そうすると、近くに貼ったものも目に入るので合わせて覚えられます。

付箋のサイズはそれぞれですが、4種類を書き込む内容の量に応じて使い分けていました。

この写真は事例Ⅰですが今貼られているものの一例として…

 

商社(卸売)のビジネスモデル

複数のメーカー→商社→複数のリテール。付加価値が上流・下流どっちにもつけられ、モデルが複雑。商流・物流・情報流(に注意)

 

組織の三角形

縦方向:職務充実

横方向:職務拡大

 

失敗するパターン語呂合わせ まきせゆるして

ま:埋没コスト

き:既得権益

せ:成功体験

ゆ:有能性の罠

る:ルーティーン化

し:失敗を恐れる

て:低次学習

 

みたいなことがつらつらと書いてあります。

で、覚えたものははがしていくとそのときに覚えないといけないと思っているものが、この1枚に収められるようになります。逆にはみ出すと、ちょっとちゃんと一度覚えようという気にもなります。そうすると、あ、これだけか、、と思えてちょっと安心します。試験直前にあれもこれもまだ覚えられてない…!と思うとドキドキしますが、まぁこれだけか、と思えれば安心です。

で、もしこれをiPadでやろうとすると

私は手書きで色々メモするタイプだったんですが、書いたメモを紛失する!という欠陥が最近気になってきてiPadのペンで手書きしてノートを取るように練習しています。iPadといえばそーやさん!ということで、そーやさんに取材してiPadの使い方をいろいろ指南してもらいました。これから2次試験対策の中で使ってみようかな、という方がいたら、参考にしてください。

iPadの手書き機能は、メモでも使うことができますが、フォルダ分けをしたり他のデバイスで見るということを考えると、アプリの購入はとってもオススメです。私が使っているのは、Notabilityというアプリですが、そーやさんはGood noteというアプリを(勉強用では)使ってました。どちらもPDFを取り込んで手書きができるという点では同じですが、Good noteの特徴として、フォルダ管理ができる、というのがあります。事例ごとにフォルダを分けたり、年度ごとに分けたりして、自分が書いたファイナルペーパーや事例の復習をどこでもすることができます。

やっぱりこうしたツールのいいところは、デバイスを複数使えること。手書きでいろいろ書くのはiPadでやるとして、読むのは電車の中で、といったようにデバイスを行ったり来たりして隙間時間を活用することができます。

私が先ほど紹介したファイナルペーパーも、四角枠の中に書き込んでまとめておけば、電車の中でも確認できそうです。

そーやさんの活用術

そーやさんは事例を解くのもiPadでやっていたそうです。参考書のスキャンをすることで、教材の持ち歩きがなくなり圧倒的に身軽になったと聞きました。(あ、書籍のスキャンはあくまで購入の上、個人の使用にとどめてくださいね。業者に依頼したり、他の人にシェアするのは違法です)回答欄だけコピーすることもできるので、何度でも解き直しができるというメリットも。また、道場ブログもスクショにとったりして活用していたそうです。アクセシビリティ機能を使うと、スクショボタンのショートカットを作ることができて便利。これも知らなかった〜。

他の工夫としては、iPadの画面を2分割することで、問題用紙と回答用紙を行ったり来たりすることもできるとのこと。どこでも勉強できる環境を作るには、いろいろ使えるツールだということがわかりました。

ただしデメリットもあります…

やっぱり手書きの感覚とは少し異なります。ので、そこは要注意。画面に貼り付けるシートを工夫すれば、手書きの感覚に近づけることはできますが、シャーペンではないのでノックをする動作は必要ないですし、消しゴムもワンタッチです。その分、本番を想定した練習とは少し異なるトレーニングであることは認識が必要です。土日にがっつり勉強ができる日は紙とシャーペンを使うなど、工夫ができるといいですね。多色ペンを使う方もペンの持ち替えの動作が必要になるので、使い方については工夫したほうがいいでしょう。

とはいえ、どこでも勉強できる環境を作れるのはやっぱり大きいな〜というのが個人的な感想です。教材って重たいですもんね。3年使ったリュックのファスナーが壊れる重さでした笑。

おまけ。お仕事で使うときは

診断士になった後ももちろん活用することができます。私が使っているNotabilityというアプリでは、録音機能があるので、セミナーなどに参加して主催者と講師の許可が下りれば、録音して記録することもできます。こちらも無断録音はNGですのでご注意を。

会議などの時にも便利ですね。ノートに写真を貼ったり、それをpdfにして参加者にメールなどですぐ展開できるので、情報共有が早いです。電子書籍として使えたりと汎用性は高いですよね。今後の活用も見越して買っちゃうのも十分アリだと思います。

まとめ

さて、今日はファイナルペーパーの作り方とiPadの活用法の2本立てでした。ファイナルペーパーはまだ早いかな?という方、直前に時間とるのもったいないな〜と思われる方は付箋式、ぜひお試しあれ。私の場合はボロボロになるくらいいつでもどこでも一緒でした。もはや戦友(笑)状態でした。多分これ、一生手放さないと思います。そのくらい思い入れができました。セミナーなどでもファイナルペーパーの写真撮らせて!というリクエストをいただくことがあるので、関心を持ってくださる方もいらっしゃるようで嬉しいです。皆さんにも参考になれば作ってみてくださいね。

今日も読んでいただいてありがとうございました!ちこまる(仮)でしたo(^▽^)o

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おはようございます。makinoです。本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。

 

 

タイトル通り、本日は号外記事をお送りいたします。

makinoらしく無く、余談無しで行かせて頂きます。早速、どうぞ!

 

【夏セミナー動画配信に関するお知らせ】

<ダイジェスト版 無料配信>

夏セミナー本編の配信に先立ち、ダイジェスト版の動画(約1分50秒)を、サンプルとして無料で公開いたします。

 

各セミナーパートの、ほんの一部ですが、みなさまの興味のありそうなポイントをお送りいたしますので、夏セミナー本編購入をご検討の方は、是非とも検討材料として、ご参照ください。

 

<無料ダイジェスト版>

(YouTubeが開きます)

<https://youtu.be/QT0zOPfDvKU>

 

 

<本編 有料配信>
夏セミナーの本編配信(総時間約80分:有料)は、8/24(土)の名古屋夏セミナー終了後、8月下旬を予定しております。詳細な日時等に関しましては、こちらのブログでお知らせいたしますので、もう少々、お待ちください。

 

<本編に含まれる内容(予定)>

2次勉強の仕方&復習の仕方(約15分)
80分の過ごし方(約20分)
解説 事例Ⅰ(約15分)
解説 事例Ⅱ(約10分)
解説 事例Ⅲ(約10分)
解説 事例Ⅳ(約15分)

 

どうぞお楽しみに!。

 


すみません、本日はお知らせのみで、以上です。

 

セミナー動画の内容と質は、私よりも、きっと雄弁に、本日ご紹介したダイジェスト版の動画が語ってくれると思いますので、この辺で。

 

最後になりますが、本日1本目の記事でご紹介いたしました、9代目の電子書籍無料公開キャンペーンも、最大限ご活用いただき、2次試験の学習を力強く進めて頂ければ、と思います。

 

本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。

 

 

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こんにちは、いよっちです。前回までの記事はこちら

1次試験からわずか1週間しか経っていないにもかかわらず、しかも、お盆の帰省シーズンにもかかわらず、先週末の東京大阪のセミナーにはたくさんの受験生の方にお越し頂きました。それぞれのセミナーレポート、ぜひチェックしてみてください!そして、懇親会@東京の場でもお伝えした通り、コメントください。励みにします。笑(←切実)


わたしも参加させてもらっている2次対策の必携書ふぞろいシリーズのうち、今年出版された2019年版 ふぞろいな合格答案 (エピソード12)は、大好評につき増刷が決定しました!

現在Amazonでは在庫が確認できますが、数日前は在庫不足になっていたようです。「あとで買おう」なんて思わずに、ぜひとも手に入るときにお買い求め頂ければと思います。

この1冊に詰まった濃密な情報を得られるか否かによって、確実に他の受験生と差が生まれる、と(執筆者目線ですが)思っています。そんな状態だけは避けてもらえればなぁと切に願っています。

増刷が嬉しい反面、受験生を応援する立場としては心境は複雑でもあります。

ふぞろい需要の大部分は、あたりまえの話ですが、2次試験の受験生によって構成されています。需要が高まり、増刷になるということは、今年の2次受験生の数も(きっと)多いということです。

1次試験を実際に受験した皆さんの手ごたえもそうであったように、特に爆弾科目もなく、珍しく”凪”だったことを考えると、2次受験生の数は増加すると予想されます。

2次試験の合格者は(きっと)急激には増えないでしょうから、今年の2次試験は激しい戦いになるのではないかと想像しています。更に、来年はオリンピックの影響で、ストレート受験生に有利(?)なんて話もありますから、なんとか1人でも多くの方が今年の2次試験を通過することを願ってやみません。

 

2次対策の初期の今頃は、実力勝負というよりも情報戦の色が強いと思っています。

都合が合わなかった人も、遠方のため参加できなかった人も、情報戦の初期段階の差を埋めるべく、今日の記事では、東京セミナーで私がお伝えした事例Ⅱに関する入門編の内容を掻い摘んでお伝えします。(初学者向けの内容になっていますので、多年度性には物足りないかもしれませんがご勘弁を。)


1.本題に入る前に・・・

ちょっと寄り道をさせてください。受験1年目(ストレート)の時の点数と、受験2年目(2次専念)した際の点数の比較です。

かなしいかな、2次対策に専念して、数百時間近くを費やしたにもかかわらず、、、

CABA(237点)⇒ CABA(245点)

どの事例もABCD区分では変わらなかったんですね。受かってたからいいものを、そりゃ「人間努力したって変わらないんじゃ・・」なんて思いたくもなりますよ。。

そんな嘆きはさておき(笑)、事例Ⅱだけに着目すれば、私は高得点を維持できた形です。「どーだ、すごいだろ!」なんて威張る気は毛頭なくって、ちょっとした意識づけとコツで得意科目にすることが可能だと思っています。そのあたりについて、私が重要と思うポイントをお伝えします。


2.道場メンバーの平均点と標準偏差

10代目の12人の事例ごとの平均点と標準偏差をまとめてみました。

事例ⅡとⅣの平均点が高い(得点源にしている)ことが分かりますが、同程度の平均点だった事例Ⅳと比較すると、事例Ⅱの標準偏差(バラツキ)が高いことも見て取れます。

得意な人苦手な人の差が大きくなりがちな事例Ⅱですが、差を分けるポイントは一体何なのか。多くの受験生に苦手意識をもたらす要因(特徴)を整理してみたいと思います。


3.3つの特徴

特徴①情報量が多い

他の事例に比べて事例Ⅱは、とにかく情報が多い。そんな印象を持つ方が多いのではないでしょうか。情報量を顕著に表すものとして、与件文の文字数を比較してみました。

与件文の長さだけでなく、他の事例に比べて記載されている情報の具体性が高いことも特徴と言えるでしょう。事例Ⅱを解く時のあたふたしてしまう「忙しさ」は情報処理を難しくする情報の量・具体性から来ていると思います。

特徴②助言問題が多い

与件文にある情報を整理するだけで得点が確保できるタイプの問題(情報整理型)と、事例企業の向かうべき姿の提言を期待される効果とともに助言するタイプの問題(助言型)に区分できます。当然、助言型の方が難易度は高いです。

事例Ⅱは、過去数年を見ても助言型の問題に占める配点が高く、助言問題の攻略なしには事例Ⅱの得意科目化は語れないでしょう。

特徴③要素の紐づけ

特徴①の情報量の多さ、そして特徴②の助言問題に相まっての特徴③ですが、使えそうなキーワードが複数登場しつつ、それらをどの問題に使うのか、対応づけする作業に苦心するかと思います。


4.攻略ポイント

攻略ポイント①情報の取捨選択

情報量・質の高い問題を80分という限られた時間の中で処理しなければなりません。あらかじめ処理すべき情報を取捨選択してから処理にかかりましょう!以下のようなStepで考えると情報処理する量をぐっと減らせますよ。

Step1:ターゲット(デモ・ジオ基準)を特定
事例Ⅱの鉄則は、顧客第一です。何よりも顧客の情報に注目してください。デモ・ジオ基準での表現は実は与件文でも登場回数が少なく、すぐに見つかるはずです。この時点で複数ターゲットが登場する事例企業は考えにくいですから、迷う必要がありません。
デモ基準:30代~40代、シルバー世帯、子育て世帯、等
ジオ基準:X市内の、〇〇沿線に住む、徒歩圏内の、等

Step2:ターゲット(サイコ基準)に注目
Step1で挙げたターゲットを修飾する形で、サイコ基準として考えられる表現が出てくることが多々あります。例えば、「健康志向」や「和の風情を好む」なんて表現が近年は登場していました。「〇〇が好き」と換言可能な表現は大ヒントです。

Step3:サイコ基準に合うB社の経営資源をピックアップ
最後にようやく「あ、この部分使いそうだな」という箇所の拾い上げ作業です。もしかすると大多数の人たちは、Step1/2を行う前に「使いそう!」と思う箇所に線を引いていったりしているかもしれません。試験委員があの手この手で紛らわせようと与件文に盛り込んでいるダミー情報に踊らされてしまう可能性が高まります。まずは、ターゲットを明確にするだけで、余計な情報に惑わされなくなりますよ。そして、経営資源のピックアップについてはこちらの記事を参照してください。特に独学者の方、ぜったい熟読した方がいいですよ!

攻略ポイント②切り口のストック

助言問題の回答骨子を都度考えていては、時間が足りなくなってしまいます。そこで、よく使う切り口で考えることで時間短縮・大外しの防止が可能です。

よく言われるのが以下のフレームワークでしょうか。

①ターゲット+4P+期待効果
②誰に+何を+どのように+期待効果

私の場合は、どうもしっくり来なかったので、②を少しだけアレンジして考えていました。経営資源の活用を自分自身に強く意識させるためです。

②’ 誰に+何を使って(経営資源)+どのように+期待効果

攻略ポイント③要素の一覧化

私もきゃっしいさんなおさんと同じように、重要なものは黄色マークし、その後設問ごとの色分けをする多色使い派の人間でした。ただ、事例Ⅱはあまりにキーワードが多いため、黄色でマークした箇所ばかりになってしまい、設問への紐づけが上手くいきませんでした。そこで、事例Ⅱに限っては、こんな形で処理していました。


↑の枠は、問題用紙のホチキスを外して作ったメモ用紙だと思ってください。(絵心がないもので・・・)

あくまで私の場合ですが、メモ用紙に一度すべて書き起こしていました。
①ターゲット(デモ・ジオ・サイコ基準)のキーワード
②使う予定の経営資源のキーワード

一覧を作る手間はどうしても発生するのですが、それ以上に、
◆切り分けを視覚化でき、経営資源の使い漏れ・無駄遣いを防げる
◆キーワードに飛びつかなくなり、大事故を防げる
というメリットを享受できました。

もちろん、人によってやり方は様々で、自分にあった方法をTry&Errorで探してもらうのが一番だと思います。あくまで一例として、こんな方法もありますよ、と知って頂きたくてお伝えしました。


さて、今日の記事のまとめです。

受験生にとって苦手意識のもとになっている3つの特徴に対して、3つの攻略ポイントをお伝えしました。

まだまだ2次本番までは時間は充分ありますから、自分なりの方法を探してみてください。今は苦手意識があったとしても、きっと事例Ⅱを得点源にしてもらえると信じてます!

前述の通り、今日の記事は東京・大阪セミナーの事例Ⅱの内容の抜粋です。セミナーに足を運んで頂いた方には新しい情報はなかったかもしれません。また、2次対策は情報戦ということもあり、名古屋セミナーに先立って今日の記事でお伝えしています。どうかご容赦頂ければと思います。

 

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

以上、いよっちでした。

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

1次試験から一週間弱が経ちましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
自己採点で1次試験突破を確認された方、おめでとうございます。ご自分を褒めてあげましたか?協力してくれた家族に感謝の気持ちを伝えましたか?いよいよ2次筆記試験に向けてラストスパートです。ギアを上げてアクセルを踏み込みましょう。
自己採点で少し点が足りなかった方、まだ望みはあります。昨年は経営法務で8点の得点加算がありました。なかなか気持ちの切り替えが難しいと思いますが、9月3日の合格発表までただ待っているだけではもったいないです。1次試験は合格したつもりで、2次試験の準備を始めてしまいましょう。

さて、今週末の10日(土)と11日(日)は、東京と大阪で一発合格道場の夏セミナーが開催されます。道場もここから一気に2次試験対策にアクセルを踏んでいきます。
私は東京と大阪の両方に登壇しますので、セミナーに参加者される方は会場でお会いしましょう。(^^)/

さて、本日は「あと5点延ばすための2次試験のポイント」と題しまして、各事例ごとに事例を読み解く視点や、解答構築の際のフレームワークをお伝えします。
今年の2月26日に「80分間の過ごし方」の記事の中で書きました「第三段階:多面的な解答で得点を積み上げる」が本日の記事になります。

既に一部は「解法実況&事例研究」シリーズの解説中にもちらほら出てきていますが、それらを体系的にまとめたものになります。
以下に書かれているポイントを常に意識しながら解答構成することで、各事例ごとに5ポイント程度の加点要素を作り出し、事例全体の底上げができればと思います。

それでは、なおさんの「あと5点延ばすための2次試験のポイント」いってみましょう。


事例Ⅰ~Ⅲ共通

「80分間のプロセスも馴染んできた」、「与件文から解答要素の抜き出しもできるようになってきた」、ここまで来たら合格はもう手の届くところまで来ています。
ここでは2次筆記試験事例Ⅰ~Ⅲに共通する解答作成ポイントについて解説していきたいと思います。

1.設問要求に沿って解答する

「設問要求に沿って解答する」というアドバイスを聞いたことがあると思います。ただ、実際には「設問要求に沿う」ことがなかなか難しいですよね。例えば平成30年度事例Ⅲの第5問で「C社が立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について助言せよ」と問われたときに、漠然と「付加価値を高める戦略を答えるのだな」と考えただけでは不十分です。
設問でわざわざ「立地環境(O:Opportunity)」と「経営資源(S:Strong)」と異なる側面が書かれているのですから、「立地環境を生かした戦略をひとつと、経営資源を生かした戦略をひとつ、合わせて二つの解答要素で構成するのだな」と理解して解答することが「設問要求に沿う」ということです。
2次筆記試験は、日常生活ではありえないくらい「ロジカル」ですし、ロジックの構成密度は「予備校模試」とはレベルが違います。多くの方が2次筆記試験の勉強教材として「過去問」を上げるのは、本試験のレベルでロジックを練り上げられた教材が他には見当たらないからです。
設問文に「○○や△△」という並列表記が出てきたら、二つの要素が要求されていないか確認するようにしましょう。

2.回答内容は与件文を根拠とし、当たり前に考えられる内容を書く

二次試験は「設定された箱庭世界の中で行う推理ゲーム」のようなものだと思います。受験者の知識や経験が問われているのではなく、「仮想世界の中で、ルールに基づいて、設定された条件をクリアして、ゴールする」のです。与件文から証拠を探し出し、与えられたヒントに沿って展開を推測し、条件に従って解答を組み立てる。私は「これはゲームだ」と思うようになってから、与件文からの証拠の抜き出しに漏れがなくなり、得点が安定してきました。
診断士は、中小企業経営者の価値観の世界に入り込み、その世界の中で経営者に寄り添って問題を解決することが求められます。中小企業診断士の試験は将来の診断士を選抜するための試験なのですから、中小企業の限られた経営資源、条件、材料(=箱庭)の中で、社長が理解し、納得し、行動に移すことができる(突飛なアイデアではなく、一般人が理解できる)提案(=解答)を行わなければいけない(=合格しない)のは当然ですね。

3.因果は大切、ロジカルに書く

ロジカルシンキングは自分の考えを相手に分かりやすく伝えるビジネススキルとして、問題解決や情報整理など仕事のさまざまなシーンで活用されています。因果とは原因と結果のこと。「AだからB」という因果が、論理的で矛盾がないことで相手が理解し、納得することができます。
対応策を問われているということは、中小企業の社長さんに「どうしたらいいでしょう?」と聞かれているということですから、「〇〇が原因ですので、対応策は〇〇を行います。そうすると〇〇になって利益が増えますよ。」と答えてあげたいですよね。
2次筆記試験は、机上の「模擬診断」を通じて中小企業診断士として適性のある人を選抜する試験なのです。

例)
対応策は、購買業務を製造部に移管することである。

対応策は、業務量が多くて業務が滞ることもある設計要員から購買業務を製造部に移管し、設計要員の業務負荷を軽減することで本来の設計業務に関わる時間を確保することである。


事例Ⅰ

1.「強み」を聞かれたら

強みを聞かれたら、与件文のキーワードを散りばめながら、締めくくりは「〇〇が可能な営業力」、「〇〇〇をする△△技術力」でまとめます。事例Ⅰは「組織・人事」が問われていますので、経営資源としての組織力であることが明確になるようにします。

2.特徴を表す言葉は省略しない

特徴を表す言葉、特に形容詞は省略してはいけません。これは組織としての特徴を表しているからです。例)高品質な、創業以来、

3.人的資源管理のキーワード(さちのひもけぶかいねこ)

人的資源管理では、「さちのひもけぶかいねこ(幸の日も毛深い猫)」というキーワードで検討すると、抜け・モレが無く要素を洗い出すことができます。

サ(採用・配置):適材適所の配置、経験者中途採用、非正規社員の活用
チ(賃金・報酬):成果主義的な給与体系
ノ(能力開発):OJT、OFF-JT、外部研修
ヒ(評価):成果主義、公平・公正な評価、目標管理制度
モ(モチベーション):士気向上、モラール向上
ケ(権限移譲):~について権限移譲する、迅速な意思決定、後継者育成
ブ(部門):専門部署の設置
カイ(階層):フラット化、組織化
ネ(ネットワーク):外部連携、産官学連携
コ(コミュニケーション):会議体の設置、意思疎通の向上


事例Ⅱ

1.グラフや表の読み取り

グラフや表の読み取りが出されたら、「分析結果」を必ず解答に表現します。
・人口構成比の高い30~40台の子育て世代をターゲットにし(H.29)
・購入数量や消費量が減少傾向にある醤油の大容器アイテムはラインナップを整理し(H.28)

2.ターゲット(誰に)

事例Ⅱで「ターゲット(誰に)」を問われて解答を作るときは、「デモ・ジオ・サイコ」の切り口で考えてターゲット層を明確にします。

・近隣のオフィス街に通う(ジオ)日本酒好きな(サイコ)50代男性(デモ)
・マンションに住む(ジオ)子供の健康に敏感な(サイコ)30代子育て世代(デモ)

3.インターナルマーケティングのフレームワーク

①研修による能力開発、②表彰制度、③権限委譲によるモラール向上により、従業員満足度の向上→当事者意識の向上→顧客満足度の向上→固定客化

4.口コミ促進のフレームワーク

顧客関係性強化→顧客満足度の向上→口コミの発生を促進→新規顧客獲得

5.「売り上げ」

売り上げに関する問いには、売り上げを分解してそれぞれについて回答します。
  売上=客数(既存顧客、新規顧客)×客単価
※客数は「固定客(リピーター)の囲い込み」と「新規顧客の開拓」の2側面から検討します。

6.ブランドのメリット

①売上安定
リピーター、ファン(固定客)がつくため売り上げが安定します。
②広告宣伝費の削減
固定客がいるため、多大な広告宣伝費をかけなくても売れます。
③新商品開発しやすい
知名度があり、価値が浸透しているため、従来とは異なる商品でも同じブランドで販売すると売り上げを確保しやすいです。
④価格競争からの脱却
知名度が高いと指名買いが発生し、価格競争に巻き込まれにくいです。
⑤従業員の忠誠心・士気向上
従業員がブランドのある自社で働くことを誇りに思えるようになります。

7.サービスの特性

①無形性
サービスには形がない。
②非貯蓄性
サービスは保存できない。在庫を持つことができない。
③非均一性
サービスは提供する人のスキルによって質が変動する。
④生産と消費の同時性
サービスは生産と消費が同時に行われる。
⑤非可逆性
一度提供されたサービスは元に戻せない。
⑥需要の時期集中
需要が、季節や曜日、時間帯によって大きく異なり、繁忙と閑散の差がある。


事例Ⅲ

1.事例Ⅲのポイント

事例Ⅲでは、「生産管理」が論点として多く取り上げられています。生産管理とは、①需要予測、②生産計画、③生産統制(進捗管理、現品管理、余力管理)、④在庫管理で構成される一連の管理サイクルのことですが、事例企業は「生産計画」「生産統制」「在庫管理」に問題のあることが多いですね。大手メーカーでは、管理が仕組み化され、日々統制されているのでしょうが、人的資源に乏しい中小企業では現実でもさまざまな問題を抱えているところが多いように思います。
また、事例Ⅲでは、「〇〇はできていない」「〇〇が過大である」等、問題点や課題が明示されることが多いので「できていない→やる」「過大→適正化する」がひとつの解答パターンになります。

2.生産計画

生産計画の課題については、「全社的な計画を立てる」→「生産統制((進捗管理、現品管理、余力管理)を行う」→「効果」という流れが解答のパターンになります。計画がなかったり個別最適な計画だったりすると、A班では問題がないがB班では長時間残業が発生していたりして全社的な非効率や人件費の増大を発生させることになります。また、段取り替えの時間を短くしようとしてロットサイズが実需より大きく設定されると、在庫が過大になってしまいます。(H30の事例)
生産計画には、材料調達計画、生産数量計画、人員計画も含まれますので、ムリ・ムラ・ムダなく工場が円滑に稼働するような計画を立てることが必要になってきます。また、需要や受注の状況に応じて、適切なタイミングで生産計画を見直すことも大切ですね。

<着眼点>
・計画がない/個別最適な計画である→全体最適な計画を作る
・計画の作成/見直しタイミングがおかしい→適切なタイミングと頻度で計画を見直す

3.生産統制(進捗管理、現品管理、余力管理)

正しい生産計画を立てたら、予定通りに生産が進行するように生産統制を行います。日々進捗状況を確認し、材料不足や納期遅延が発生しないように、問題が小さいうちに適切に対処していきます。要員管理や余力管理も行い、残業発生によるコストアップも防止します。
また、作業のムダを点検し、手待ち・機械待ちが発生しないように作業手順も最適化していきます。(H30、マン-マシンチャート)

4.在庫管理

完成品在庫の量については、生産計画と密接に関係しますので「適切な生産計画」と「適切なロットサイズ」が重要です。
工程間の仕掛品在庫については、①工程間の作業時間にばらつきがある場合、②工程間に距離があり、仕掛品の移動が必要な場合に仕掛品在庫が増える可能性があります。

<着眼点>
・工程間の作業時間の違い→平準化して工程間のばらつきをなくす
・工程間に距離がある→工程の再配置を行って移動距離を減らす

5.生産性向上・生産効率向上

「作業標準がなくバラバラに作業している」「その日の作業内容が明示されていない」「置き場所が指定されておらず探すのに時間がかかる」など、作業効率や生産性に問題がある現場の場合には、「標準化→マニュアル化→教育(OJT)」や「情報をDB化→一元管理→共有化」することが鉄板の解決策になります。


事例Ⅳ

1.マーカーを使って設問要求を確認する

すぐに計算するのではなく、マーカーを引きながら設問要求と制約条件を確認することで事故を無くします。特に計算結果の表示桁数(小数第〇位で四捨五入するのか)に注意してください。これを間違うと計算プロセスが合っていても点になりません。

2.設問ごとの解答順を考える

基本的に事例Ⅳは計算させる問題が大半です。問題によって計算量、つまり必要な時間が異なりますので、「NPVに時間がかかりすぎて、最後の簡単な文章問題が書けなかった」というもったいないことにならないように、時間がかかり、かつ多くの受験生が部分回答しかできないような難問は後に回した方が良いと思います。要するに「取れる問題は早い時間帯に解いて確実に得点する」、「難問は最後に回し、仮に時間切れで半分しか解けなかったとしても他の受験生と大差ない」ということですね。時間がかかり、ミスをしやすく、正解率の低いNPVは最後に回すのがベターです。

3.経営分析

基本的には「収益性」「効率性」「安全性」からひとつずつ解答します。

<収益性> 売り上げから利益を生み出せているか
●売上高総利益率:売上総利益÷売上高×100(%)
※商品力、高付加価値、ブランド力、販売単価
●売上高営業利益率: 営業利益÷売上高×100(%)
※販管費が課題となるケースで指摘
●売上高経常利益率:経常利益÷売上高×100(%)
※通常は使用しない。「支払利息」は負債比率の問題。

<効率性> 資産を売り上げにつなげているか
●売上債権回転率:売上高÷売上債権(回)
※不良債権がある、回収が滞っている→引当金計上というようなケースで指摘。
●棚卸資産回転率:売上高÷棚卸資産(回)
※在庫、仕掛品、在庫管理、不良品
●有形固定資産回転率:売上高÷有形固定資産(回)
※建物、工場、土地、店舗、設備投資
※効率性においては、一般的に算出式の分母には「期中平均値」を用いますが、前期末の値が不明の場合には、両方とも当期末の値を用いて指標値を算出します。

<安全性> 支払い能力があるか、資金調達は安全か
●自己資本比率:自己資本÷総資本×100(%)
●負債比率:負債÷自己資本×100(%)
※借入金、設備投資、累積赤字、自己資本、内部留保
※自己資本比率と負債比率は、計算に用いる勘定科目が本質的に同一ですので、片方のみが正解となることは考えにくく、試験対策上はいずれか一方の経営指標を考慮すれば十分です。どちらを選択するかは「センスの問題」だと予備校の講師が教えてくれました。自己資金が潤沢→自己資本比率、借り入れが多い→負債比率、という感じですね。
●流動比率:流動資産÷流動負債×100(%)
※現金、売掛金、短期借入金
●当座比率:当座資産÷流動負債×100(%)
※在庫が多く、当座資産が少ないケースで指摘
●固定比率:固定資産÷自己資本×100(%)
※固定資産、長期借入金、自己資本
●長期固定適合率:固定資産÷(自己資本+固定負債)×100(%)
※固定資産、設備投資、有形固定資産、自己資本

4.経営指標と記述問題

経営分析の記述問題で書くべき要素は以下の通りです。
主語+原因+収益性・効率性・安全性が高い・低い(向上・低下)+ため・こと+である。
・問題点は、設備投資を借入金で行ったために長期借入金が増え、安全性が低下したことである。
・特徴は、高付加価値商品が顧客に好評で売上総利益が高く、収益性が高いことである。

5.フリーキャッシュフロ―

フリーキャッシュフロー(FCF)とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資などの投資活動によるキャッシュフローを控除したもので、企業の設備投資が本業で獲得したキャッシュで賄われているかどうかを示すものです。
FCF=営業利益×(1-法人税率)+減価償却費-運転資金増減額-設備投資額

6.のれん

のれんは、無形固定資産に計上し、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって、定額法その他の合理的な方法により規則的に償却します。のれんの当期償却額は、販売費及び一般管理費の区分に表示します。なお、負ののれんが生じると見込まれる場合は、負ののれんが生じた事業年度の利益(特別利益)として処理します。

7.デリバティブ(ドル建ての輸出の場合)

ドル売りの為替予約
円高:為替予約の時点で為替を確定させるため、時価レートが契約レートよりも円高になった場合、為替差損を回避できるメリットがある。
円安:為替予約の時点で為替を確定させるため、時価レートが契約レートよりも円安になった場合、為替差益が享受できないデメリットがある。

ドルのプットオプションを購入
円高:時価レートが契約レートよりも円高になった場合、権利行使により為替差損を回避できるメリットがあるが、オプションプレミアムが必要となるデメリットがある。
円安:時価レートが契約レートよりも円安になった場合、権利放棄により為替差益が享受できるメリットがあるが、オプションプレミアムが必要となるデメリットがある。


いかがでしたでしょうか。

余談になりますが、私は昨年8月、9月、10月にそれぞれ3日ずつ有給休暇を取得しました。1日有給休暇を取得すると通勤時間も含めて「1日10時間」の学習時間が確保できますので、有給だけでトータル100時間近くの学習時間を積み増していたのですね。
お仕事の関係で有給休暇が取得しやすい方、そうでない方もいらっしゃると思いますが「最後の切り札」としてご参考になればと思います。
(残り半分の有給は、15日間の実務補習時に使わせてもらいました)

以上、なおさんでした。

 

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こんにちは、どいこうです。

はじめに

今日は、前回に続き、みなさんの身近な(あるいは、もうすぐ身近になる)「中小企業診断士」を題材に検討します。前回はマーケティング環境を分析しましたので、今回はターゲット・マーケティング(STP分析)およびマーケティング・ミックス(4P分析)を検討します。

ターゲット・マーケティング(STP分析)

STP分析の項目は以下の通りです。誰をターゲットとし、どのように競合と差別化するのかを検討します。屋号や会社名等を決めるに場合にも役立ちそうです!

  • Segmentation(市場細分化)
  • Targeting(ターゲットの絞り込み)
  • Positioning(位置取り)

Segmentation

「企業等に向けたコンサルティングサービス」市場を細分化します。細分化の切り口はどれを選ぶのがよいでしょうか。

一般的には、以下のような細分化がなされます。

(1) ジオグラフィック(地理的)基準
地方(関東・関西等)、気候(寒暖等)、人口密度(都市・ 郊外・地方など)

(2) デモグラフィック(人口統計的)基準
年齢、性別、家族構成、所得水準、職業

(3) サイコグラフィック(心理的)基準
ライフスタイル、パーソナリティ

(4) 行動変数基準
経済性重視、機能性重視、プレステージ重視など

コンサルティングサービスの場合は、ターゲットが企業になります。例えば以下のような変数を検討することになるでしょうか。

・本社立地エリア
・企業等の規模
・業種
・設立後の年数
・経営者の属性(年齢・性別・社会問題に対する志向・等)
・経営者の経営姿勢

Targeting

その中で、どの層に向けてサービスを展開するのがよいでしょうか。以下はコトラーによる標的市場の考え方です。

(1) 無差別型
単一の製品(サービス)をすべての市場に投入する方法

(2) 差別型
細分化された各市場の需要に適合した製品(サービス)を複数の市場に投入する方法

(3) 集中型
細分化された市場のうち特定の市場に限定して、その市場に最適な製品(サービス)を投入する方法

あなたのサービスはどの方法をとりますか?それはなぜでしょうか。

Positioning

ターゲット層にアプローチしている他のコンサルティングサービスとどのように差別化できるでしょうか。「何でもやります・できます」と位置づけるのか、「弊社は◯◯サービスが他とは◯◯のように違います」と位置づけるのか、どの方法がよいでしょうか。

マーケティング・ミックス(4P)

マーケティングの4Pは以下のようなものです。

  • Product(製品)
  • Price(価格)
  • Place(流通)
  • Promotion(販売促進)

Product

どんな製品(この事例ではコンサルティングサービス)を提供するのがよいでしょうか。

サービスの領域として、あなたはどの分野を選定するでしょうか。「創業」、「成長戦略」、「再生」、「承継」などなど、様々な支援領域があります。

サービスの形態としては、「書籍」、「雑誌記事」、「ブログ記事」、「セミナー」、「コンサルティング契約」等があると思います。あなたはどれを採用するでしょうか。それはなぜでしょうか。

Place

サービスをどのような経路で売るのがよいでしょうか。直販(直接訪問して提案)でしょうか、代理店営業(紹介を受ける)でしょうか、それとも、オンライン販売(ネットで集客)でしょうか。

直接提案するためには、提案先が必要です。どんな経路から獲得するのがよいでしょうか。前職のつながりでしょうか。あるいは新たなつながりを構築するのでしょうか。

紹介を受けるためには、紹介元が必要です。それは公的機関でしょうか、民間の会社でしょうか、あるいは他の組織・個人でしょうか。

また、ネット集客を検討すべきでしょうか。

Price

どんな価格でサービスを販売するのがよいでしょうか。

士業やコンサルティング会社の価格設定には大きな幅があります。あなたはどのように価格を設定しますか。

特に直接提案の場合には、価格設定の自由度が高くなりますが、顧客を納得させ、支払ってもらうためにはどのように説明すればよいでしょうか。

Promotion

サービスを販促するために何を行えばよいでしょうか。

パンフレット(Webや紙媒体)、イベントの告知(プレスリリースやイベントサイト)、DM(メルマガや紙媒体)、キャンペーン、広告(リスティング広告、SNS広告等)などをどのように組み合わせるでしょうか。

おわりに

あなたのマーケティングプラン案はどんなものになったでしょうか。

中小企業診断士の資格は、試験に合格して登録したら終わりでは必ずしもありません。資格登録すれば履歴書に書けるようにはなりますから、「能力証明」として一定の役割を果たすと思います。ですが、診断士としての業務を行おうとする方にとっては、資格取得・登録はあくまでスタートに過ぎないのではないでしょうか。

そこで、診断士として活躍したい方は試験勉強の段階においても、自分の人生に活かす形で具体化してみることをおすすめしたいと思います。また、すぐに診断士業務を行う予定がない方も、将来の選択肢として検討することは有益だと思います。より具体的な形で「自分ごと」としての検討に活用することで、結果的に学習内容も定着やすいのではないかと思います。

それではまた!

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こんにちは、どいこうです。

はじめに:シェンゲン協定発足34年

今日は6月14日。昭和60(1985)年のこの日、ヨーロッパでベルギー、フランス、ルクセンブルク、オランダ、西ドイツの5か国が国境検査を撤廃する「シェンゲン協定」に署名しました。5年後の平成2(1990)年にはシェンゲン協定施工協定が署名されました。その後、平成9(1997)年にアムステルダム条約が署名され、シェンゲン協定が欧州連合(EU)の法律となりました。現在は26ヶ国に広がっています。

旅行者にとっては楽で良いですが、シェンゲン圏の国では移民・難民が続々と流入して問題が発生している地域もあるようです。ヨーロッパ各地で国境管理の厳格化を主張する政党(大手メディアは「極右政党」と称しますが右・左・真ん中は誰が決めているのでしょうか?)の得票率が増えて議席を増やしている点からすると、各国民の関心は相当高まっていることが推察されます。

診断士のマーケティング環境分析をしよう!

さて、本稿では、「マーケティング環境の分析」をおさらいします。

「晴れて中小企業診断士の資格を取得したら、多少なりとも中小企業診断士として活動しよう」と考えているアナタは、自分の診断士スタートを例に考えてみるとオモシロイではないでしょうか。

マーケティング環境の分析では、「どういう強み・弱み・チャンス・脅威があるか」を検討することが重要です。

大別すると、以下のような項目を検討します。

①マクロ的外部環境の動向
②ミクロ的外部環境の動向
③活用できる内部資源

マクロ的な外部環境

マクロ的外部環境には以下のようなものがあります。

・経済: 景気動向、物価、消費動向、為替・株価・金利・商品価格など
・人口動態: 出生率、人口規模、世帯構成など
・社会文化: 文化、宗教、イデオロギーなど
・技術: 新技術の開発、インフラ整備、ITインフラ・アプリ
・政治・法律: 法律、規制、税制・補助金、政治の変動
・自然: 天然資源、環境など

項目が多くて覚えにくいので「PEST(Politics, Economy, Society, Technology)」という略語で大枠を覚える方もいます。

中小企業診断士にとっては、例えば以下の項目に影響を受けます

・経済状況が悪化すると「事業再生」案件が増えるかも知れません
・新技術、例えばAIの登場でRPAが盛んに取り入れられています
・新な補助金が始まれば、新規顧客の開拓につながるかも知れません
・「働き方改革」等の法規制に関する需要が増えるかも知れません

ミクロ的な外部環境

ミクロ的な外部環境には以下のようなものがあります。

・消費者: 消費者市場、消費者購買行動、等
・競争企業:競争構造、等
・利害関係集団:供給業者、仲介業者、金融機関、マスメディア、等
・産業状況:産業規模、供給構造、流通構造、等

中小企業診断士の場合は、例えば以下の項目に影響を受けそうです。

・コンサルフィーを払ってくれそうな顧客は誰か
・中小企業診断士やコンサルティング会社がどんな活動に注力しているか
・顧客を斡旋してくれる業界団体、金融機関、士業、等
・仲間として一緒に仕事をできそうな中小企業診断士

内部資源

内部資源には以下のようなものがあります。

・人的資源:経営陣、営業担当者、研究開発担当者、等
・財務資源:収益獲得能力、安定収益、資金調達構造、等
・物的資源:保有資産、等
・その他:情報、経営ノウハウ、技術力、顧客基盤、社風、ブランド、知的財産権、等

中小企業診断士の場合は、以下のようなものがあるでしょうか。

・業界経験(○○業界で20年、等)
・個別スキル(営業能力、資料作成能力、ウェブサイト作成、Webアプリ開発、等)
・人間力(コミュ力、雑談力、飲み会マネジメント)
・お友達ネットワーク(○○に詳しい人にその場で電話できる、等)

なお、内部資源を評価する際に、「VRIO分析」というのフレームワークがあります。以下の4要件をすべて満たす経営資源は、持続的な競争優位の源泉となる可能性が高いというものです。

・Value(資源の価値): その資源・能力があれば、機会を獲得でき、脅威をしのげるか。
・Rarity(資源の希少性): 競争相手があまり持っていない資源か
・Imitability(資源の模倣困難性): その資源を競争相手が獲得・開発しようとした場合にコスト(経済的・時間的)がどの程度かかるか
・Organization(組織): 資源を十分に活用できるような組織を有しているか

外部環境と内部資源をざっくり分析するツール

3C分析というフレームワークがよく使われます。それぞれ、自社(Company)、顧客(Customer)、競合(Competitor)です。ざっくりと全体を大づかみに把握するのに適していると思います。

SWOT分析もよく利用されます。強み(Strength)、弱み( Weakness)、機会(Opportunity)、脅威( Threat)を列挙する分析手法で、3C分析と同様、簡易的に全体像を評価できることがメリットと言えそうです。

まとめ

上記のとおり環境分析をざっくり実施した感想としては、中小企業診断士のお仕事は、顧客(中小企業の社長)だけでなく、仲介してくれる機関や診断士仲間ともお付き合いをしていくことが多い感じがします。

私も試験に合格してから約半年が経過し、多くの中小企業診断士とあって来ましたが、愉快で意欲も能力も高い方が多いです。「飲み会王」「コミュリョクイーン」「ハラグロオヤジ(戦略的という意味)」「エロオヤジ(気を使わなくて良いという意味)」などと呼びたくなる個性的な方々にもお会いできました。これからも同期や先輩合格者とのつながりを大切にしたいと思うとともに、自分もこうした多士済々の中で覚えてもらえるような「内部資源」を磨く必要性を感じています。

ぜひ、みなさんもご自身の「マーケティング環境分析」をやってみてはいかがでしょうか。

さらに、それだけではなく、商品内容やプロモーション等の「マーケティングの4P」なども考える必要がありそうですが、それはまた次回以降。

それでは!


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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。合格体験記はこちら

毎度ですが過去記事はこちらです!今日の記事は10回目!とうとう梅雨入りしましたね。いつも参考書がカバンに入っていたので、大抵この時期を過ぎるとページがヘロヘロになるんですよね。水性ペンの跡が滲んだりして。しかしそれも味というものです。そしてそんなこともあったなぁと思うことが、きっと試験当日の気持ちを落ち着けてくれたりしますので、そんなヘロヘロも味わっていただきたいと思います(笑)

前回の記事で令和1号診断士になれず、と書きましたが、つい先日登録証が届きました。令和2号になりました。そして、ついに開業届(経営法務で見たことあるやつ!笑)を税務署に出してきました。もっと、パンパカパーン!という気持ちになるのかなと思いきや、税務署の手続き時間およそ2分。「はい、受理しました」というハンコをポンっと押されて、あっさりと終わりました笑。

これからどんな活動ができるのか、まだまだ未知数ではありますがどんな道でも自分らしく歩いていけたらな、なんてことを思っています。

今日の記事はこれまでの珠玉の【渾身】シリーズまとめページです。

勝手に永久保存版タグをつけてみましたが、科目ごとになっているページがどうしても欲しくて、作ってみました。これから追い込みの時期まで、何度か見返していただいて、ちょっとよくわからないな、とか、自信がないな、という論点があれば、総復習としてお使いいただければと思います。

ちなみに今回の記事をまとめるにあたり、これまで類似してきたふたつのタグを統合しました。「渾身シリーズ」と「渾身!論点シリーズ」を、「渾身シリーズ」に統合しています。

記事タイトルについても、科目名のみで内容がわかりにくいものは、ちこまる(仮)の独断と偏見で補足をつけていますので、リンク先の記事のタイトルとは異なる場合があります。

なお、これまでの過去記事のまとめですので、投稿された時期によっては最新情報と異なる場合があります。特に経営法務・情報システム・中小は法改正やトレンドを反映しやすい科目ですので、古い記事を参照する際にはないようにご注意くださいね。

今日の記事は(基本過去記事のタイトルばっかりだけど)およそ4,500字です。9分ほどお時間ください♪

さー、ではまとめ!いってみよー!

 

経済学・経済政策

財務会計

 

企業経営理論

 

運営管理

 

経営法務

 

経営情報システム

 

中小企業経営・政策

 

その他

 

二次試験

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。いや〜【渾身】というだけあって、どれも読み応えがありました。皆さんにとっても、ひとつでも多くの「なるほど納得!!」に出会ってくださったら幸いです。

以上、ちこまる(仮)でした〜( ´ ▽ ` )

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どうも、kskn(きしけん)です。

今日は組織論の続きとしてモチベーション理論について書こうと思っていたのですが、ブブさんがコチラにいい感じでまとめてくださったので少し触れるだけにして、マーケティングの話をします!

 

モチベーション理論

ブブさんもまとめてくださっているように、モチベーション理論にはいろんな種類があります。いろんな人が、いろんな説を唱えとるわけですね。
でもきっと皆さんも気付いているんですけど、どの説も一言でまとめてしまうと

自己実現の欲求や成長の欲求をうまく引き出し、モチベーションを高めましょう!

ってことを言ってるんですよね。
一次対策としては「○○さんの説は何段階に分類されていて、可逆的か不可逆的か、各段階が同時に成り立つかどうか」まで覚えてください。
一方、二次で大事なことは「どうやって自己実現の欲求や成長の欲求を引き出し、モチベーションを高めるか」です。
そしてその具体的な方法は以下の3つです。

職務拡大
仕事の幅を(横方向に)拡げる。

職務充実(権限委譲)
決済や意思決定の権限を渡し、仕事の幅を(縦方向に)拡げる。

主体的な目標管理
自分が達成したい(できる)目標を設定させ、自己管理によって目標を達成させる。

現実には他にもいろいろありますが、試験対策上はこの3つで十分でしょう。

ただ、実はモチベーション理論でも1つだけ変わり種理論があります。それはハーズバーグ二要因論です。
この二要因論のうち動機づけ要因は他と同じような内容ですが、この理論の特徴は「不満をもたらす要因(衛生要因)は除きましょう」というところです。そしてこれは二次試験でもけっこうな頻度で使います。
人材の定着・確保」という言葉が出てきたら動機付け要因だけでなく衛生要因も思い浮かべ、辞めたいと思うキッカケになるような不満因子を除くような施策を考えられればOKです。

 

ハイ、前回の記事と合わせて、これで事例Ⅰは完璧ですね。組織論は一次でも頻出ですから、もはや診断士試験に勝ったも同然です。

 

マーケティング

マーケティングにおける重要な要素は「誰に」「何を」「どのように」届けるか、これに尽きます。
この3要素を詳しく解説していきましょう。

●誰に(顧客/ターゲット)

自社の製品を「どういった人に」買ってもらうかを決めます。その際、消費者の嗜好は多種多様でバラバラですから、その中で特性に沿って細分化し、「どのセグメントへ届けるのか」を決める必要があります。
この分け方の主要なものとして、以下の3つの基準が挙げられます。

ジオグラフィック(地理的)基準 → 地域、気候、人口密度など
・デモグラフィック(人口統計的)基準 → 年齢、性別、所得、職業など
・サイコグラフィック(心理的)基準 → 価値観、ライフスタイルなど

これらの要素はそれぞれが独立して適用されるわけではなく、例えば

「小売店を営むB社があるX市(ジオ)は近年再開発が進み、子育て世代(デモ)が増加している。これら子育て世代は食に対する関心が高い(サイコ)ことが分かっている。」

といったように複数の要素が関連し合うことでより細かな細分化が可能となって、ターゲットの絞り込みができるわけです。
ただ、どこまでも細かく細分化すべきかというとそうでもなく、ある程度の市場規模を持つように細分化することが必要です。
なので、事例Ⅱの与件文にターゲットとなり得るグループが複数出てきた場合、「すでに一定数の人数がいること」、そして「今後も人数が増える(もしくは減らない)」ことが確認できるグループをターゲットとすることが望ましいと言えます。

 

●何を(製品)

市場を細分化して定めたターゲットに対し、自社内の「どの製品を」届けるかを決めます。
この「ターゲット」と「製品戦略」については2つの考え方があり、1つは「現実的に到達可能なターゲットを見出し、それに合う製品を提供する」という方法。もう1つは「自社の強みである製品が刺さりそうなターゲットを見つけ出し、そこへ届ける」という方法です。
前者は製品ラインナップが豊富で様々なニーズに対応できる企業に適した戦略と言えますし、逆に後者は核となる製品が存在し、それをさらに伸ばしていきたい企業にとって適した戦略と言えるでしょう。

また、既存の製品では不十分な場合もあるでしょう。その場合には新製品の開発が必要となりますが、新製品に対してどういったブランドを活用するかはマーケティングにおける製品戦略として非常に重要な要素です。

ブランド戦略

新製品を投入する際に、既存製品で使用しているブランド名を使うか、新ブランドを作るかは1つの大きな戦略的要素です。
そもそもブランドとは何ぞや?ブランド戦略ってどういうのがあるの?という方は、この初代JCさんの記事にて非常に分かりやすくまとめてくださっていましたので、まずはこれを読んでください。これを読んでいただいた前提で、話を続けます。(それにしてもラブマシーンって。。。笑)

・ライン拡張
これは既存のカテゴリーで既存のブランドを利用し、新たなターゲットへ製品を届ける戦略です。
例えば「単身世帯が増加している」という環境変化に対し、「単身者向けに既存ブランドの小容量製品・個装製品を開発する」ことで既存ブランドを活用した新規顧客の開拓が可能となります。つまりこの戦略は、最も既存のブランドを活用しやすく、成功率の高い戦略であり、ブランド価値低下のリスクが低い戦略と言えます。ただ、同一カテゴリーに同一ブランドを投入するわけですから、カニバリが起こりやすい点は大きなデメリットと言えるでしょう。

・ブランド拡張
これは新しいカテゴリーへ参入する際に既存のブランドを活用する戦略ですので、すでにある知名度を利用できるという点でコストが少なく済むというメリットがあります。
この戦略ではHONDA(自動車、バイク他)が例としてよく挙げられますが、成功させるためのポイントとして「既存カテゴリーと新カテゴリーに共通項を見出だせること」が重要な要素です(HONDAでは「エンジン付きの乗り物」という共通項)。
例えば、Appleは非常に高いブランド・エクイティを持っていますが、だからといって突然庶民的な100円ショップをオープンしたらどうでしょう?違和感を感じますよね。こうした違和感により、「このブランドは高級?低価格?スマート?庶民的?」といったようにイメージを曖昧にしてしまい(ブランド連想の希薄化)、ブランド・エクイティは低下してしまうわけです。

・マルチブランド
これは既存のカテゴリー内で新しいブランドを投入する戦略です。
この戦略は既存ブランドが高いブランド・エクイティを持っており高価格製品として定着していながらも、顧客層を拡げるために低~中価格帯の製品を投入したい場合など、既存のブランドを利用するとブランド・エクイティの低下を招く恐れがある際に採用されます。また、アパレルではそれぞれのブランドが独自のブランド・エクイティを構築するためにマルチブランドを採用している、というケースもありますね。(LVMHはその最たる例でしょう)
この戦略はそれぞれのブランドを切り離して管理することになるので、ブランドの希薄化が起こりづらいというメリットがある反面、管理コストやプロモーションコストがそれぞれで必要になるためコストが多くかかりやすいというデメリットがあります。

・新ブランド
これは新しいカテゴリーに新しい製品を投入する戦略です。
社内にあるコア技術を生かして全くの別カテゴリーに参入する際などには採用されるケースが多いと思います。
ブランド戦略としてのメリット・デメリットはマルチブランドとほぼ同じですが、カテゴリーも異なるために既存の販売ノウハウやチャネルが利用できない可能性もあり、販売戦略全体として見ると最もハードルが高く、成功率の低い戦略と言えます。

 

●どのように(プロモーション)

ここまでで「どういうターゲットに対して」「どの製品を届けるか」ということが決まりました。最後に重要なのは、その狙ったターゲットに対し、製品を「どうやって届けるか」です。
消費者購買決定プロセスとしてAIDMAモデルやAISASモデルがありますが、どちらも最初にその製品の存在を知って(=Attention)もらい、興味を持って(=Interest)もらうことからスタートしますが、この知って、興味を持ってもらうというところに大きなハードルがあるため、プロモーションは非常に重要です。

そのプロモーション手法を大きく分けると、以下の4つに分類されます。

・広告
広告は企業がお金を払い、伝えたいメッセージを消費者へ届ける手法です。
いわゆるメディア(新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネット)を媒介として消費者へメッセージを届ける手法が一般的ですが、メディアの種類によって特徴が異なっていますから、余力があればそれぞれの特徴を整理しておきたいところです。
なお、中小企業はメディアに広告を出せるほど潤沢な資金が無い場合も多いですし、そもそも商圏がそれほど広くない場合が多いのでメディア広告はあまり現実的な戦略ではありません(もちろん状況によりけりですが)。
むしろPOPやDMの方が狭い商圏では有効でしょうし、費用も少なく済むので中小企業向けと言えるでしょう。僕は事例Ⅱでプロモーション戦略を聞かれたときは、ほぼ100%どちらかを入れていました。

・パブリシティ
パブリシティは企業がお金を払わず情報を提供し、情報を消費者へ届ける手法です。
ただ、これはそもそも採用されるかどうかが不透明なため、積極的に狙っていくというよりも、採用された実績があれば活用するという程度で考えておくのが良いと思います。過去には事例Ⅱの与件に雑誌に特集された、という記述のあった年もありました。
メリットはお金がかからない点と、(媒体によりますが)情報の信頼度が高いと消費者に受け止められやすい点がありますが、反面、情報をコントロールしづらいので意図しない伝えられ方をする可能性があるというデメリットもあります。

・人的販売
人的販売は販売員などが顧客に1対1でメッセージを伝える手法です。
メリットとしては個別のニーズに対応できたり、複雑な情報を伝えられる面がありますが、デメリットとしては情報伝達の範囲が狭い、販売員の能力に左右されるといった点があります。
なので、こうしたデメリットを緩和するために広告や販売促進と組み合わせて情報伝達の範囲を広げたり、社員教育をする・インターナルマーケティングを実施して販売員の能力や意欲を向上させる、といった施策を実施することでより効果を高めることができます。

・販売促進
販売促進は消費者や販売店の購買意欲を換気するための手法です。
様々な方法があるので1つ1つを説明していくことはできませんが、消費者向けの販促は実際に自分が受けたこともあると思うので、実体験と言葉を紐づけできればOKです。販売店向けの販促は業界や職種によっては全くイメージが付かない方もいらっしゃると思いますが、あまり問われることの少ない論点なので捨ててもいいと思います。

 

ハイ、これで事例Ⅱもバッチリですね。お疲れさまでした。

ではでは、引続き勉強頑張ってください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!

 

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です!合格体験記はこちら

今回のブログは7回目です!(今日は登場順序を守った!!笑)
過去記事はこちら。

今日の記事はおよそ3500文字。7分程度お時間ください♪

さて、10連休のゴールデンウィークも今日で終わり。明日からお仕事という方も多いと思います。
私も例に漏れずGWはたっぷり子供と遊んで、明日からまたお仕事です。

4科目残っていたあの頃

2年前の今頃(1次試験4科目残り)はちょうど2次試験の勉強に区切りをつけ、いよいよ一次試験の橋げたをしっかり固めていく、という時期でした。

とはいえ、そのおよそ2ヶ月後には2次試験もありますので完全に忘れるわけにも行きません。
今日は私がやっていた両立方法をご紹介したいと思います。

橋げた建造の合間に部分的に2次試験も

時間の9割は1次試験の橋げた、または橋そのものを作る時間に充てていました。ただ、暗記物が大変苦手でしたので、すぐ飽きてしまい、あーつまんない、2次のことやりたーい、となっていました…。

しかし2次試験のことをやったらやったで、そうは言ってもまず1次通過しないと意味ないんだよね…という妙なテンションになってしまい、どっちつかずになるので、まず1次のことはしっかりやり、その上で2次試験のことをつまみ食いする、というバランスでいました。

事例ⅠからⅢについては、2次試験の勉強をやるとはいっても、がっつり事例を解いたりはできなかったので、設問分析(設問を読んで要求されている内容を理解したり、本文に書かれているであろう内容を想定したり、関連知識をメモしたりする)程度、あまりにも事例に飢えていた(笑)ときはそのまま与件本文を読むこともありましたが、ほとんどが設問分析で終わってました。

所要時間にして事例1つにつき7分程度。そのくらいであれば罪の意識も薄く(笑)、何となくやったかな、という感じもあってちょうど良かったです。与件半分を読むところまで行くとおよそ30分ですから、時々ならいいかな、という程度です。与件を読む際に使っていたマークやチェックの仕方をおさらいする程度に留めました。4科目残りというプレッシャーから、たいした時間はかけられなかったです…。

ちなみに昨年は1次試験のことを考えなくて済んだので、連休中は事例を2本解いてディスカッションをする、という毎日でした。この頃以降、平日に2本解き、土日も2本ずつ解いて、週末だけで6本の事例を勉強会でディスカッションするという怒涛の日々が始まりかけていたので、1次の人たちと大幅に差をつけなくては!という気持ちで毎日やってました。

つまり、ここまで同じくらい2次試験対策をしていた人が2人いたとして、一人は一次試験が残っていたとしたら、1次試験が残っている人にとっては訓練して身につけた二次試験脳を退化させないために何の訓練をするか。2次試験のみ受験する方にとっては1次残りの人と差をつけるために、何の訓練をするか、ということが2次試験対策の主眼になっていくと思います。1次試験の残り科目数や内容によっては実際に2次試験の勉強に割ける時間にも差があると思います。ご自身の使える時間と科目数、内容、あと性格?(先行逃げ切り、追い込まれてやるタイプ)などに合わせて2次試験とどうお付き合いしていくか、考えやすくなると思います。

何の能力を優先して維持するのか?

8月に1次試験を突破した後、残された期間はおよそ2.5ヶ月であることを考えると、その期間は短期間でもみんなが抜き出せるであろうメジャーなキーワードをしっかり拾い出し、わかりやすい形で回答に反映するということを優先するだろう、と考えました。2次試験には解答が発表されないので何とも妥当性の高い解答の判断が難しいところではありますが、ふぞろいな合格答案など合格者が多く書いていたキーワードなどを参考にしていくと概ね外れないと思います。

みんなが抜き出せるキーワードではあるので、それだけでは合格圏内に入るのは難しいですが、大抵の人は1つや2つ、ポカミスをするということがありますので、100%の精度でみんなが抜き出せるキーワードを見つけて、回答に反映し続ければ合格圏が見えてくると考えました。とはいえ100%抜き出すためには、設問に書かれている要求解釈をちゃんと理解し続けることが求められます。また、要求解釈だけでなく関連知識や使うべきフレームワークなども欲を言えばまとめておきたいので、それらも踏まえると獲得しなおすのには結構な労力がかかります。ですから優先的に維持する能力は、「要求解釈の力」(つまり設問分析力)でした。そこで上記のような練習法になったわけです。

そしてその次に優先したいと思ったのは必要な「キーワードを抜く力」(注意力)でした。与件本文へのメモの仕方はマーカーの使い方や記号・略称の使い方など人それぞれだと思います。私の場合はそれらをちゃんと覚えきる自信がなかったので、何度か試しながら定着させる必要がありました。なので、ルールを思い出せる程度の頻度で与件を読むこともやっていました。

結果的に1度目の2次試験受験をした2017年は事例ⅠからⅢでしっかり点数を稼げた(事例Ⅳの0と6を読み違えていなかったら…)ことを考えると、作戦としてはまぁまぁよかったのではないかなと思っているところです。

事例Ⅳはどうするか?

財務会計が残っている人は1次試験対策として頻度高く計算問題に触れている方もいらっしゃるかと思いますが、財務会計は早々にクリアしてしまった人や7科目フル受験をするので財務会計ばかりやってられない、という方もいらっしゃると思います。そういう方でもある程度頻度高く計算問題はやっておかれた方がいいように思います。難問対策というより、簡単で誰でもできる問題をしっかりきっちりできるようになることの方が優先順位は高いです。難問はみんな解けないので差がつかないのですが、誰でもできる問題で失点すると大きな差につながるリスクがあるためです。市販されている事例Ⅳの計算問題集や、予備校さんや勉強会がやっている事例Ⅳのみのオプション講義やゼミなどを利用するのもいいと思います。あと、地味ですが1次試験の財務会計には電卓持ち込み不可でありながら、2次試験の事例Ⅳは電卓持ち込み前提の計算問題が出されますので、電卓を3ヶ月間ほったらかしにしておくと、電卓を触る手がぎこちなくなります(笑)。ご注意ください。

おまけ 2次試験しか残っていないときにやったこと

今回の趣旨とは少し違うので、あくまでおまけ的な位置付けで書こうと思います。2次試験しか残っていなかった2018年の今頃は、点数が入りそうな知識ベースのキーワードをどう紐付けるか、またそれをどう余分な言葉を含まない回答に仕上げていくか、ということを考えていました。日本語としてわかりやすいという体裁を保ちつつ、点数を入れてほしいなー、という要素がもりもりに詰まった回答が書けている人の答案を借りてきて、書き方を真似たりするというような、筋肉質な日本語力を高めるということをやっていました。これが勉強会のいいところですが、ふぞろいな合格答案などに記載されているものでも十分応用できると思います。こういう順序で書くと良い、とか、こういう要素を入れるともっと良いという内容を確認していくというのは、この時期しかできないことだったと思っています。

まとめ

事例ⅠからⅢについては、身につけた能力を落とさない、特に設問を解釈する力を中心に私自身取り組んできました。また事例Ⅳは今思えばもっと優しめの計算量を増やしておくとよかったな、と後悔も残りますが、結局2017年度は0と6の書き間違いで落ちたようなものなので、問題はそこじゃなかった、ということになります(笑)。

皆さんも1次試験まで、泣いても笑ってもあと3ヶ月!その間全く2次試験から離れてしまうのはもったいないですから、ご自身の時間の許す限り、能力維持を図るための訓練を積んでいくと良いと思います。

あくまでも目標は2019年度に2次試験・口述試験も含めた完全合格という方ばかりでしょうから、そのために残りの時間をどう使うかを考えてみてください!応援しています。

以上、ちこまる(仮)でした!

 

ちなみにブログ村のアイコンの解像度を上げました。見たくなったあなた、こちらからどうぞ⇩(笑)


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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です!合格体験記はこちら

今回のブログは6回目です!(また登場順序が変になったことは…10代目ができる人たちの集団でいつも助けられています。。。)過去記事はこちら。

今日の記事はおよそ4200文字。9分程度お時間ください♪

ようやく先日20日に実務従事が終わりました!!指導教官が予備校時代にお世話になっていた先生だったので、コミュニケーションもよく取らせていただいて大変充実してました。クライアントさんの「実現可能性」に徹底的にこだわって、「誰が、いつ、どうやって」やるのかを具体的に詰めきった内容にできました。

当日プレゼンテーションの一部も担当したんですが、クライアントさんの表情が曇ったり、急いでメモを取られていたりと反応を確かめつつ、どうかな〜?とドキドキしていたのですが、プレゼン終了後すぐ「この施策早速導入します!いや〜これだけうちのこと調べてくれて、期待以上でした!!」という言葉もいただきました!

これまで事例という文字ベースの企業と向き合うトレーニングが中心でしたが、生きてる会社さんとのやりとりは楽しい!そんな感想でした。

さて、いよいよ今週末から10連休ですね〜!先日の東京平日夜セミナーの相談会でも何人かの方から勉強会のことや連休の過ごし方について聞かれましたので、今日はそんなことをテーマにお伝えしていきたいと思います。

勉強会ってどんな感じ?

これはあくまでも私が参加していた勉強会の経験が元になっていますので、他の勉強会についてはご自身で確認していただきたいのですが、私が重視したのは「プロセス改善」です。

二次試験は解答が公表されない試験であるため、結局何が正解だったかはよくわからないという状態ですが、「ふぞろいな合格答案」などに代表される合格者の再現答案にはある程度の共通点は見えます。国家資格である以上は納得性の高い採点の仕方があると思いますし、いいアイディアを出した人が受かるということではなく、与えられた条件から妥当性の高い解答を導き出した人が受かる試験だと思います。

これまでの投稿でもいかに安定して、妥当な解答を作るのかが鍵です、ということもお伝えしてきました。妥当な、というのは、誰が読んでもまぁ納得できる、ということです。誰が読んでも納得できるかどうかは、自分以外の誰かに読んでもらうのが一番。ということで、勉強会の使い方の一つ目は、自分の回答が妥当かどうかを確認することです。

与件本文のどこにも根拠がなかったり、聞かれたことに答えていなかったり、制約条件を無視してしまったり、という思い込みバイアスは第三者に読んでもらうとあっさりわかったりするものです。

ついでに、パソコンが仕事の中心になってからめっきり手書き文字を書かなくなった、という方も多く、漢字の間違いとか、カタカナの間違い(!)というのも散見されます。マンションをマシションと書いてみたり、ソフトをフソトと書いてみたり、いろいろです笑。それくらい追い詰められているんです。

勉強仲間に日本語美人さん(端的で要点が伝わる日本語が書ける人)やキン肉マン(加点要素に含まれそうな言葉をモリモリにするけど日本語として読める文を書く人)がいたら、ぜひ自分の答案をバシバシ叩いてもらってください。多分上手な人に圧縮してもらったら、10文字くらいは余分を生み出せるかもしれません。10文字あればもう1加点くらい狙いに行きたいところですね。

他にも、高得点者の答案を見てプロセスを追体験させてもらい、自分も同じようにトレースしてどのプロセスに穴があったかを確認するということもできます。加点対象であるだろう妥当性の高い言葉が入っている人と、入っていない人がいた場合、そのプロセスの違いは何なのかということを確認されるとご自身のプロセス修正の参考になると思います。

ちこまる(仮)が参加した勉強会の具体的なナカミを公開

勉強会には宿題が出されるところもあります。例えば平成30年の事例ⅠとⅡを解いて、解答用紙をディスカッションのテーブル人数分コピーして参加する、など。

ちなみにディスカッションのテーブルはだいたい1テーブルあたり4人程度がいいと思います。欲を言えば同じくらいの成績の人だといいですね。これはあまりにも差がついてしまうと会話が噛み合わないということが起こるのを防ぐためです。

事例ⅠからⅢの場合は、最初に全体把握として、与件本文の量が多いのか少ないのか、設問の数はどうか、(大問一つにつき小問がぶらさがる場合は連鎖的に間違うリスクがある、とか)、書かされる日本語の量が多いのか少ないのか、とかを確認します。図表がある場合はそれも確認します。

次に設問分析として各設問で何が聞かれているのか?を確認します。また、書いてはいけないことがないか、どういった書き出しで始めるか(フレーム)、要素としていくつくらいありそうか、想定される本文の内容があるか、関連する知識は何か、難易度はどうなのか?などを確認します。

平成30年事例Ⅱ

第2問(配点25点)

B社は今後、新規宿泊顧客を増加させたいと考えている。そこで、B社のホームページや旅行サイトにB社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。B社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100字以内で述べよ。

例えばここでは、こんな整理をします。

聞かれていること:自社情報と今後のメインターゲット

提案する目的:新規顧客獲得

与件本文に書かれていると思うこと:ターゲットのニーズ、自社ですでに掲載している情報、まだ載せていないと思われる情報、B社の強み、など

書いてはいけないこと:既存のホームページなどに掲載している情報、既存顧客に対するアプローチ

難易度:メインターゲットを間違えなければ書くことは可能そう。時間をかけすぎない。

他にも関連しそうな知識があれば確認します。

これをまず第1問から最終問題まで通して確認していきます。

最後まで終わったら、次は与件本文でどんなマーカーを引いたり、メモを取ったり、回答に使えそうなキーワードは何だと判断し、それはなぜなのかを確認します。ここでマーカーを引きすぎて情報過多になっていたり、逆に印をつけずに要素が漏れてしまっていないかを確認します。このプロセスが最も人による差が大きいところで、ここで拾ったキーワードの精度が得点を左右するといってもいいと思います。

最後まで終わったら、段落番号を振り、どの段落を大問や小問のどこに当てはめたのかを確認します。当てはめた人が少ない段落は、なぜここを対象としたのかを聞いていきます。数少ないヒントを元に妥当性の高い紐づけをする人もいれば、勘違いや思い込みでつけてしまったという場合もあります。

最後に各自の回答を人数分並べてみて、加点対象になりそうなキーワードあや解答構成をしている人の話を聞いたりして、次に同じような問題が出たらきちんと解けるようになるためには何が必要か、といったことを話し合います。

これをだいたい1つの事例につき1時間から2時間くらいかけ、プロセスの磨き込みを行います。これにより、同じ過ちを繰り返さず、精度の高い回答を作るためのプロセスを話し合いながら見つけることができるのです。

私が参加していたのは、土曜日の予備校の講義後に行っていましたので、だいたい事例2問で4時間程度のディスカッションでした。それでも終わった頃にはヘロヘロだったんです…。

勉強会参加において大事なこと

それはグループへの貢献意欲だと思っています。もちろん試験ですから、合格する人がいれば不合格の人もいるのですが、自分だけ受かればいい、という人は勉強会には向いていないと思います…。ノウハウを共有せず人のいいところだけを盗もうとしても、結局自分のプロセスを変え切ることは難しいのかなという印象があります。成績が安定して高い方がそうでない方に技術やノウハウを教えてあげるのはもちろん、点数が不安定な方はそのノウハウをきちんと生かしてグループ全体の成績を上げていくということに貢献してください。言語化するプロセスに立ち会っているようなものですから、積極的に意見交換をして皆さんの学びを深めていただきたいと思います。せっかくの機会ですからね。

試験は水ものですが、勉強会から合格可能性の高い人が一人や二人出たところで、あなたの合否には大きな影響はありません。独学の受験生は、この第3者的な視点で自分の解答を読んでもらう機会が少ないため、読んでくれる人がいるという時点で少しアドバンテージがあります。自分の工夫を自分だけのものにせず、全体にシェアする動きをとっていただくとみんなにもメリットが高まります。

おまけ。大型連休の過ごし方

先日の平日夜セミナーでも質問いただいたのですが、連休中は何やったらいいですかね?というのを時々聞かれます。

一つ、おすすめなのは、模試のように1日の流れを時間も合わせて体感するということ、これは休みの日じゃないとできない勉強スタイルですね。

もう一つは自分の集中力の限界に挑戦してください。例えば、1日中図書館や予備校の自習室などにこもりきりで、朝9時から夜6時くらいまで、事例1から3を徹底的にやり、復習します。さらに夕方6時から、9時ごろまでは、事例Ⅳの過去問や演習問題を2第程度解いてみてください。人間の集中力は完全に切れると何をやらかすかわからないものです。私も1回目の2次試験では0と6を書き間違えたりというような、日頃の集中力では考えられないとんでもないことをやらかしたりします。

一度自分を追い込んでみると、どんなミスをするのかがよくわかると思います。当日は想定しなかった事態が発生するということもありますから、ますますどんな間違いを起こすかわからないわけです。ある程度集中力が切れたところで事例Ⅳをやってみて、やらかしやすい間違いを探しておくというのもいいですね。

ちなみに去年と一昨年のGWは勉強会漬けでした。一日2事例解いて、宿題の2本と合わせて4本のディスカッションをした上で、残った時間でひたすら事例4をやり、最後まで残るとテンションがおかしくなる、という経験もしました(笑)

なかなか平日は疲れを残さないようにしよいうという遠慮も働きやすいと思いますので、このお休みで追い込み経験をしてみてください。思わぬご自分に出会えるかも(笑)

それではまた、次回!今日もありがとうございました!

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。合格体験記はこちら

今回のブログは5回目です!(そのうち2回も順番かわってもらった…)過去記事はこちら。

今日の記事はおよそ3000文字。6分程度お時間ください♪

さて、先日は2019年春セミナーにお越し下さった方、ありがとうございます!ちこまる(仮)は2次試験に必要な3つの力と10代目の分析を担当しました。またその内容は後日ご紹介しますね!

現在実務補習の真っ只中!来週が提案企業へのプレゼンテーションで、プレゼンターの役割もやらせてもらえることになったので、資料の作成&プレゼン練習の日々を過ごしております。

私が受けているコースは土日のみで働いている会社員さんに受講しやすいものですが、平日はグループ内で決めた宿題をたんまり持ち帰るので、支援企業さんのことを考える時間も(集まっていなくても)かなりあります。ご協力いただく企業さんは、教官の先生が持ってこられるそうで、先生と何らかのご縁がある企業ではありますが、お忙しい中を胸を貸していただくわけですしこちらも全力・本気で取り組まないと失礼にもあたりますので精一杯やらせていただいているところです。

日頃働き方関係でのお話をさせていただくことは多いのですが、それ以外の分野は日常的に馴染みがある訳ではないので、とっても新鮮です♪

さて、今日のテーマは頑張るあなたの応援団★かわともが書いたH30年度 合格体験記総まとめ~1次試験編~に続き、H30年度 合格体験記総まとめ~2次試験編~をお届けします。

 H30合格体験記総論(2次試験版)

(1) 全体的に見られた特徴
・ふぞろいな合格答案を活用した人が多い

・作問者が何を問おうとしているのか?を意識した人が多い

・勉強時間と得点には1次試験に比べて相関関係が薄い

二次試験の特徴でもありますが、正解が公表されておらず、出題の意図もふんわりした言葉で語られているため、妥当性の高い回答を目指す方が多かった印象があります。誰も思いつかないような優れたアイディアより、作題者の意図に沿った回答を意識した方が多かったです。

(2) 学習時間(2次試験のみ)
ストレート合格生の平均は189時間。ただし、20〜30時間というツワモノ(そーや)もいましたが、ストレート生の一部は「今年受かると思ってなかったけど受かってた!急いで二次試験の準備しなきゃ!!」という感じで慌ててテキストなどを買いに行く方もいたと思います。したがって超短時間で受かった方はそうした事情があることもあるということをご理解ください。10代目では、かわともかもよそーやたっつーブブが該当します。

勉強時間のボリュームゾーンは150時間から300時間の間です。

2年で合格された方は2次試験を1回で合格した方と2回受験した方に分かれます。1回で合格した方はおそらく1年目に1次試験合格を見越して早期から2次試験の準備に取り掛かった方も多かったと思います。このグループの方の平均時間は321時間。10代目メンバーではksknが該当します。

一方2次試験を2回受験された方は、1次試験はストレート合格し、1年目の2次試験は惜しくも不合格。2年目は2次試験に集中することができたため平均時間は長く594時間となりました。10代目ではいよっちぐっちが該当します。

また、3年以上 取り組んだ方も多く、平均時間は878時間となりました。ブランクがあって、再挑戦の際にストレート合格を果たしたmakinoのようなタイプもいたり、私(ちこまる(仮))のように1次試験2回、2次試験2回という人もいれば、1次試験後2次試験に挑戦し、再度7科目を受験された方も様々です。

2次試験の受験回数別にみられる特徴(1回or2回以上)

◆1回で通過した人
〇過去問縦解きで2次試験の概要を把握
〇ふぞろいシリーズで妥当性の高い回答キーワードを確認

・”だいまつさんの永久保存版の記事を10月の初め頃に読んで、「これはヤバイ」と思いました。(特命担当課長さん)

・「ふぞろい」シリーズを使い、事例ごとの質問で、どのようなキーワードが加点されているかを分析することで、「採点者が求める回答」がどのようなものかを理解し、「満点ではないが大外しはしない回答」を、短期間で作成する事が出来るようになりました。(ぷんたさん)

◆2回以上で通過した人

〇独学・予備校(通学・通信)の複数の学習法を検討
〇過去問を中心に多くの事例を解いている

二次試験勉強における勉強会とは、お友達と励まし合う会ではなく、共に議論することにより事例企業に対する理解を深められる場であり、いろいろな考え方や感じ方を知り、多面的な考え方ができるようになることが目的だ、ということが、参加してみて初めてわかりました。(プラムさん)

3年目はふぞろいシリーズを集め徹底的に過去問に取り込みました、むしろ過去問しかやりませんでした。過去10年分は最低3回転、直近4年分は10回以上解いたと思います。(由宇さん)

学習スタイル別にみられる特徴(独学or予備校)

◆独学生

〇勉強仲間がいなくて孤独だが、ペース配分が自分の自由にできる
〇客観的な回答作りにはふぞろいを活用
〇書く練習はそれぞれ(新聞記事要約・企業診断購読・完コピなど)

・ひたすら過去問を説き、ふぞろいで検証、の繰り返し。タイミング良くふぞろいの過去10年分版が発売されたため、過去問11年分と模試を、繰り返し延べ100事例。(なおだんさん)

・自力で過去問を解いて、その後「ふぞろい」を見ながら模範解答をチェックし、自分なりの模範解答を作成した上で写経を行う(しみちゃんさん)

◆予備校生

〇勉強仲間を作って多面的・安定した回答作りを行った
〇予備校のカリキュラムのうち、自分に合ったものを見つけ極めた

事例Ⅳ対策:TACの2次事例Ⅳ特訓に申し込み。オプション講義ですが、おすすめです。自習用教材の計算問題集もやる価値あります。(やまさん)

・TAC、MMC、元講師の3つの解答例と自身の解答を比較しながら、事例15年分の自分なりのベストな解答を作成するという学習スタイルを続けた。(トン吉さん)

効率的な学習のテクニック

〇80分で解ききり、しっかりと振り返る。数をこなすより一つ一つの質重視。プロセス改善につなげる。
〇フレームワークを使いどんな問題が出ても構成を大きく変えないようにする

全事例に共通した「思考フレーム」を習得することに努めると同時に、道場のブログやふぞろい等を参考に解答のお作法を身に付けることに努めました。(シンさん)

テキスト、問題集、その他ツール

◆多くの人が使用しているテキスト類

事例ⅠからⅢとⅣにわけてご紹介します。予備校生・独学性共通して同様の書籍を参照している傾向にありました。やはり正解が発表されないので、合格者の答案から加点ポイントを推測される方が多いようです。

事例Ⅳは計算問題集に加え、意思決定会計講義ノートという公認会計士の方も対象にした書籍を読んだという方も複数いらっしゃいました。意思決定会計は頻出テーマなので早期にマスターしておくと良さそうです。

【事例ⅠからⅢ】

だいまつさんの永久保存版の記事
ふぞろいな合格答案(歴代シリーズ)
中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識
〇TAC中小企業診断士2次試験公開模試

【事例Ⅳ】

2018年改訂版 30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集
意思決定会計講義ノート
〇TAC2次事例IV特訓

おわりに

いかがでしたでしょうか。ゴールデンウィークが10連休ですので、2次試験の勉強をしっかりやる夏前最後のチャンスとして過去問などを解いてみるという方も多いと思います。(ちなみに私はこの2年GWは勉強仲間と過去問の連続解きをして夕方になると妙にハイになる生活を送っていました笑)

ご自身に合う勉強スタイルを見つけて、今年絶対に合格しましょう!!

以上ちこまる(仮)でした!

 

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

前回の「なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅰ」に続きまして、今回は「なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅱ」と題して、私がどのように平成30年度の2次試験を解答したかを実況解説形式で書きたいと思います。

(前回の記事「なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅰ」はこちら
(前々回の記事「80分間の過ごし方」はこちら
(初回の記事「バックキャスティング思考法」はこちら
(合格体験記はこちら

※冒頭の解説は、一部前回の記事と重複しますが、この記事から読み始めた方のために残しております。

この原稿の本文は「2018年10月の2次試験直後に書いた再現答案をベースに、2018年の11月初旬に口述試験対策用として書き直した資料」をベースにしています。(口述試験の日まで通勤電車の中で毎日読んでました)

タイミング的に11月初旬は2次筆記試験の発表前ですが、2次筆記試験の合格発表が12月7日、2次口述試験が12月16日に予定されていましたので、2次筆記試験の結果を見てから準備するのが不安だったことと、怒涛の2次試験対策が終わってポッカリとやることがなくなり「2次筆記試験ロス」(毎日会っていた恋人が遠くへ行ってしまった)みたいになっていましたので、「まぁ、ぼーっとしてても仕方ないので、2次筆記試験の振り返りと口述試験対策を兼ねて書いてみよう」と思ったのがきっかけでした。

賢明なる道場読者の皆様はもうすでにお分かりですね。本記事は偉大なる先代9代目きゃっしいさんのパクリです。(きっぱり)「お世話になった偉大なる記事は後世に引き継がせてもらおう」という完全に個人的な思い込みから、自信をもって堂々とパクらせて頂きたいと思います。(^^)9

記事の構成は「解法実況+再現答案」、「さらなる事例研究+改善答案」という順でお届けします。
平成30年度事例Ⅱの私の得点開示結果は「64点」でした。ですので、80分間で解答に至るプロセスのトレースと「再現答案」レベルの解答が書ければ「合格レベル」という目安になると思われます。また、その後の見直し(事例研究)後に書いた「改善答案」レベルの解答が書ければそれ以上の得点が期待できる、という風に到達点の目安として活用していただければ幸いです。

尚、ブログでの読みやすさを考えて、再現答案以後は「第1問の再現答案→事例研究→改善解答」、「第2問の再現答案→事例研究→改善解答」、、の順で構成しています。

試験本番80分間の手順については「80分間の過ごし方」を先に読んでいただけると効果的です。
また、平成30年度の試験問題を一度ご自身で解いた後に記事を読んでいただくとより効果的かと思われます。

それでは「なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅱ」いってみましょう。(^^)/


1.試験開始~3分:諸手続き<作業>

「80分間の過ごし方」の手順に従って、受験番号記入メモ用紙作成(表紙を二つに破る)を行います。続いて、各段落に①、②、③、、、と段落番号を振りながら「3ページ、9段落。最近頻出のグラフが出てきたぞ。インバウンド客数の推移か、インバウンド客がターゲット候補だね。」と思いつつ、淡々と「作業」を進めます

2.試験開始後3分~4分頃:与件文の冒頭確認<作業>

次に与件文の冒頭を確認して事例企業の概要を把握します。「B社は150年の歴史を持つ老舗旅館。30歳代後半の若い社長が承継したばかりで、従業員7名、15室の小規模旅館。」くらいが把握できれば十分です。

B 社は、X 市市街地中心部にある老舗日本旅館である。明治初期に創業し、約150年の歴史をもつ。2 年前、父親である社長が急死し、民間企業に勤めていた30 歳代後半の長男が急きょ事業を承継することになり、8 代目社長に就任した。資本金は500 万円、従業員は家族従業員3 名、パート従業員4 名である。このうち1 名は、つい最近雇用した英語に堪能な従業員である。客室は全15 室で、最大収容人員は50名、1 人1 泊朝食付き7,500 円を基本プランとする。裏手には大型バス1 台、乗用車6 台分の駐車場がある。

3.試験開始後4分~10分頃:設問要求を確認する<作業>

H30年は設問が4つで各25点。大きく外すと致命傷になるので、設問要求を正確に把握して忠実な解答を心がけよう、と思います。

■第1問(配点25点)

B 社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から150 字以内で述べよ。

【設問要求の確認】
設問は「B社の現状を述べよ」、制約条件は「3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から」になります。与件文からB社の現状の記述を抜き出し、3Cのそれぞれについて分類し、解答すればよいのかなと思いました。また、制限文字数が150文字ですので、3Cそれぞれ50文字ずつを目安にします

■第2問(配点25点)

B 社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。そこで、B 社のホームページや旅行サイトにB 社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。B 社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100字以内で述べよ。

【設問要求の確認】
設問は「どのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか」を述べよ、とあります。また、制約条件は、「自社情報」、「(目的)新規宿泊客を増加させたい」、「今後のメインターゲット層を明確にして」ですので、「〇〇〇をメインターゲットにし、①~、②~といった自社情報を掲載する。」というフレームを使い、①自社に関する情報(祭りなど自社以外の情報ではない)、②新規顧客獲得に関する情報、③掲載場所は自社ホームページや旅行サイト、というルールの中で情報を探します。また、これまでも「建物の外観や館内設備」は掲載していましたので、これら以外の情報という制約もあります。

■第3問(配点25点)

B 社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を促進したいと考えている。B 社は、従業員を通じてどのような交流を行うべきか、100 字以内で述べよ。

【設問要求の確認】
設問は「従業員を通じてどのような交流を行うべきか」を述べよ、とあります。また、制約条件は、「(目的)宿泊客のインターネット上での好意的な口コミをより多く誘発するため」、「おもてなしの一環として(無償サービス)」、「(対象)従業員と宿泊客との交流を促進」になります。
「口コミの誘発」については、一次知識の「顧客関係性の強化→顧客満足度の向上→口コミの発生を促進」というフレームワークを意識しながら、「従業員と顧客の交流を通じて、宿泊客の満足度を向上させる施策」を考えることになります。

■第4問(配点25点)

B 社は、X 市の夜の活気を取り込んで、B 社への宿泊需要を生み出したいと考えている。B 社はどのような施策を行うべきか、100 字以内で述べよ。

【設問要求の確認】
設問は「宿泊需要を生み出すための施策」を述べよ、です。また、制約条件は「X市の夜の活気を取り込んで」とありますので、夜間人口の増加(5段落)に関連した施策を考える必要があります。

設問要求確認後の問題用紙(クリックで拡大します)

 

4.試験開始後10分~40分頃:解答要素の確認と解答骨子の組み立て<思考>

■第1 問(配点25点)

競合については8段落に「B社から距離の離れた駅前にはチェーン系ビジネスホテルが2軒ほどあるが、X氏市街地中心部にはB社以外に宿泊施設がない」(競合はない)という記述が1行半(約60文字)で記載されていますので、これをほぼそのまま抜き出せばよいと思います。顧客についても7段落に「現在、宿泊客は昔なじみのビジネス客8割、インバウンド客2割りであるが、なじみ客らは高齢化が進み、減少傾向にある」という記載を抜き出せばよいでしょう。
自社については関連する記載がかなり多いので、どこを持ってくるかで悩むところですが、「約150年の歴史ある老舗日本旅館」でありながら高級路線に行かず、「ビジネス客の支援を柱とし、高級な夕食や大浴場を省くことで安価な宿泊代金を実現してリピーターを獲得している」ことが最大の特徴だと思いますので、そこを骨子にしてまとめていきます。

■第2問(配点25点)

メインターゲット層は、6段落にある「ここ数年で急増する和の風情を求めるインバウンド客」で問題ないと思います。掲載する情報は、2段落を中心に「和の風情がある苔むした庭園」、「館内の廊下や共用スペースには、歴代の社長たちが支援してきた芸術家による美術品が随所に配置」され「文化の香りに満ちた雰囲気」を醸し出しています。また、「海外でも名の知られた作家や芸術家による美術品」も重要な要素でしょう。さらに「器にこだわり日本の朝を感じられる献立の朝食」もありだと思います。

■第3問(配点25点)

施策に関する具体的な記述はありませんので、「B社が利用可能な資源」の中から「従業員と顧客とが交流」できそうな資源をピックアップします。6段落目には「歴史ある街並みに加え、こうした食べ物などは写真映えし、SNS投稿に向く」とヒントがありますので、この部分を中心に組み立てればよいと思います。また、6段落目の最後には「そのため、ここ数年は和の風情を求めるインバウンド客が急増している」とあり、メインターゲットは「インバウンド客」となりますので、「最近雇用した英語に堪能な従業員」の出番です。

■第4問(配点25点)

施策に関する具体的な記述はありません。5段落では、夜間の滞在人口が増加傾向となった背景として、「X市の名刹と商業地域が高視聴率の連続ドラマの舞台となったこと」、「名刹は通年で夜間ライトアップ」、「地域ボランティアによる観光案内や町の清掃活動」とありますので、連続ドラマのファンによる聖地巡礼と地域が「美しい街並みと活気の維持に熱心なこと」が夜間の滞在人口を押し上げています。
一方で、6段落目の冒頭には「X市は大都市圏とも近く、電車で2時間程度の日帰りできる距離」にありますので、多くの観光客が「日帰り」で訪れている可能性があります。ですので、この日帰り観光客に泊まってもらうための施策が打ち出せれば、「夜の活気を取り込む」ことができると考えます。また、このような「与件文からの抜き出し」で対応できない設問に対しては、可能性のあるものを多く記載しようと考えていましたので、「施策は①~、②~、③~、である。」というスタイルで解答します。

解答要素確認後の問題用紙(クリックで拡大します)

解答骨子のメモ(クリックで拡大します)

 

5.再現答案&事例研究

■第1 問(配点25点)

現状は①距離の離れた駅前にはチェーン系ビジネスホテルが2軒あるがX市市街地中心部にはB社以外に宿泊施設がない状況下で②長期滞在する固定客を安い宿泊料で支援してきた歴史ある老舗日本旅館であり③顧客の大半を占める昔なじみのビジネス客は高齢化で減少傾向にあり、インバウンド客は十分に取り込めていない状況。(149文字)

【事例研究】
「顧客面は~、競合面は~、自社面は~」というスタイルの方がわかりやすいですが、文字数を稼ぐために①②③で分けました。内容的にもきれいに分離してありますので、この部分の失点はないかと思います。インバウンド客については「対応不十分」というニュアンスも入っていますので、大きな失点はなかったかと思います。

【改善答案】
ありません。

■第2問(配点25点)

X市を観光で訪れる和の風情を求めるインバウンド客をターゲットにし、海外でも名の知られた作家の美術品が配置された館内の廊下や共用スペース、苔むした庭園を掲載し、文化の香りに満ちた和の雰囲気を訴求する。(99文字)

【事例研究】
ターゲットは、「X市を観光で訪れる(ジオ)和の風情を求める(サイコ)インバウンド客(デモ)」としました。最後は閲覧者(ターゲット層)の求める「和の雰囲気を訴求する」で締めくくりたかったので、文字数の関係で朝食を省きましたが、入れるとすればこんな感じでしょうか。

【改善答案】

X市を観光で訪れる和の風情を求めるインバウンド客をターゲットにし、海外でも名の知られた作家の美術品、器にこだわった日本の朝を感じる朝食、苔むした庭園を掲載し、文化の香りに満ちた和の雰囲気を訴求する。(99文字)

 

■第3問(配点25点)

英語に堪能な従業員を活用し、ホームページに英語等も可能なSNSを設置し①古き良き時代の日本を感じさせるX市の歴史ある街並み②地元の老舗商店の和菓子などを投稿し、宿泊客は感想を投稿、顧客関係性を強化する。(100文字)

【事例研究】
全然イケてませんね。80分間では要件を満たすおもてなしが思い浮かびませんでした。「英語に堪能な従業員」、「SNS」、「歴史ある街並み」、「老舗商店の和菓子」、「顧客関係の強化」とキーワードを並べただけで、「従業員のおもてなしによる顧客との交流を通じて、宿泊客の満足度を向上させる施策」にはなっていません。おそらくほとんど点は入っていないと思われます

【改善答案】

英語に堪能な従業員を活用して商業地域へのガイドツアーを行う。歴史ある街並み、スイーツの食べ歩き、老舗商店の和菓子を楽しみ、顧客満足向上によるSNSでの好意的な口コミを誘発し、新規顧客の獲得につなげる。(100文字)

■第4問(配点25点)

施策は①連続ドラマの舞台となった名刹と商業地域の観光マップの作成と配布②地元の割烹料理店と協業し夕食の提供③遅い時間のチェックインの対応④予約のない客への対応⑤館内大広間でのバー営業である。(95文字)

【事例研究】
思いついたものを全て記載していますが、いまひとつパっとしませんね。特に②はイマイチだったと思います。事例Ⅲでは「できていない→する」というパターンがあるので、このような反応をしてしまいましたが、「創業以来、夕食は提供していない」(2段落)のは、「執筆や創作のために長期滞在する作家や芸術家を支援」(創作活動の場を安価に提供)するためですので、夕食を提供するために宿代が上がるのでは本末転倒です。また、4段落には、商業地域には「さまざまなタイプの飲食店」、「銭湯」がありますので、夕食や大浴場を希望される宿泊客にはマップなどを作成して紹介すればよいのだと思います。
「連続ドラマの聖地巡礼にくる日帰り客を宿泊させるための施策」という観点からみると、①をもう少し踏み込んで「1泊2日で回る聖地巡礼ツアー」の様なツアー提案を行う、というものいいですね。裏手には大型バス1台が停められる駐車場がありますので、旅行会社とコラボしてパックツアーの実施までつなげても良いかもしれません。このような感じでしょうかね。

【改善答案】

施策は、連続ドラマの舞台となった名刹と商業地域を1泊2日で回る「聖地巡礼ツアー」を旅行会社と協働で企画・実施する。これにより大都市圏から日帰りでX市を訪れる観光客に対して宿泊需要を喚起する。(95文字)

6.その他資料

■SWOT分析

S:
・明治初期に創業し、約150年の歴史
・最近雇用した英語に堪能な従業員
・和の風情がある苔むした庭園
・館内の廊下や共用スペースに歴代の社長たちが支援してきた芸術家たちによる美術品が随所に配置され、文化の香りに満ちた雰囲気
・海外でも名の知られた作家や芸術家の美術品
・空港、大都市から2時間のX市市街地中央に立地
・外国語で予約が受け付けられるホームページ
・館内Wi-Fi
・モバイル決済(予定)
・器にこだわり、日本の朝が感じられる献立の朝食
W:
・拡大する観光需要を享受できていない
・民間企業に勤めていた30代後半の社長が急遽2年前に事業を承継(経験・ノウハウ少ない)
・夕食は提供していない
・宿泊棟は築45年で、客室にはずっと手を加えていない
・大浴場がなく、各部屋に洋式トイレとバスを設置
・固定客がいたため、大したプロモーション活動を行ってきていない
O:
・400年以上続く地域の祭りの見物客は近年、年々増加
・X市の名刹と商業地域が高視聴率ドラマの舞台となり一躍脚光を浴びる
・地域がエリア一帯の美しい街並みと活気の維持に熱心
・夜間の滞在人口は増加傾向
・古き良き時代の日本を感じさせるX市の街のたたずまいは観光地として人気
・和の風情を求めるインバウンド客
T:
・なじみ客の高齢化が進み減少傾向

■B社が利用可能な資源

※会社の変遷に関する記述がほとんどありませんので代わりにまとめてみました。

<内部資源>

・英語に堪能な従業員
・従業員教育による外国語対応
・大型バスが停められる裏手の駐車場
・館内の大広間
・和の風情がある苔むした庭園
・廊下や共用スペースの随所に配置された美術品と文化の香りに満ちた雰囲気
・X市の城址、名刹・古刹、商業地域に徒歩圏内の立地
・空港や大都市圏から2時間ほどの立地
・無料Wi-Fi
・外国語で宿泊予約可能なホームぺージ
・モバイル決済(予定)
・器にこだわり日本の朝を感じられる献立の朝食

<外部資源>

・400年以上続く地域の祭り
・祭りの展示施設での山車引き体験
・様々なタイプの飲食店と銭湯
・地元の割烹料理店の仕出し(夕食)
・地元の篤志家が建設した美術館
・連続ドラマの舞台としての注目
・名刹の通年ライトアップ
・地域ボランティアによる観光案内
・増加する夜間の滞在人口
・インスタ映えする歴史ある街並み
・インスタ映えするスイーツや伝統を思わせる和菓子
・急増する和の風情を求めるインバウンド客

 


いかがでしたでしょうか。少しでも2次試験の思考プロセスが臨場感をもって伝えられていたら幸いです。では、次回は事例Ⅲを実況してみたいと思います。以上、なおさんでした。

 

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東京セミナー 申し込みはこちらから
4月6日(土) @港区勤労福祉会館
受付開始:13:30 セミナー開始:14:00 懇親会:17:00

東京セミナー(平日夜版) 申込み受付3月24日(日)12時開始
4月18日(木) @港区勤労福祉会館
受付開始:18:30 セミナー開始:19:00 懇親会:21:15頃

大阪セミナー 申し込みはこちらから
4月14日(日)@生涯学習センター梅田
受付開始:13:30 セミナー開始:14:00 懇親会:17:00

セミナー詳細はこちら

4月7日(日)タキプロ名古屋 春セミナー道場メンバーがゲスト参加させて頂きます!名古屋近郊の方!是非、ご検討ください!
詳細はタキプロにて掲載中

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みなさんこんにちは😊ちこまる(仮)です。合格体験記はこちら

さて、桜が咲き始め、花粉が飛びまくり、今年鼻花粉症デビューした身としてはティッシュが手放せなくなった今日この頃。

道場メンバーの投稿も一次試験対策が多い中で(一次の記憶がほとんどない)私から今回お伝えしたいのは、アタマの中を可視化する「ハコ法」(ちこまる(仮)命名)についてです。今年一次試験の科目が残っている方は1次に集中している真っ最中かと思います。また、二次試験中心に勉強されている方も、勉強法を模索している時期ではないでしょうか。今日は二次試験の概要とともに私がやってきた二次試験の得点を安定させる方法をご紹介したいと思います。

二次試験とはお客さんがオーダーしたメニューを忠実に提供すること

東京の春セミナーでは二次試験の概要を私がご紹介する予定なのですが、二次試験というのは、「出題者というお客さんがオーダーしたメニューをできる限り一般的な形で提供する飲食店になる」というのに似ています。

「チャーシューメン大盛り麺固めもやし抜き1杯」と言われているのに、チャーシューが入ってなかったら、みなさんどう思います?もやし抜きといったのに、もやしが入っていたら?大抵の人は文句を言うと思います(笑) ましてや麺がなかったりしたらなおのこと。お金返して!と言いたくなりますね。この、「チャーシューメン大盛り麺固めもやし抜き1杯」のオーダーに、ちゃんとチャーシューをもりもりにして、麺を固めにして、もやしを抜いて、大盛りにして提供することができるのが得点の高い答案(になる可能性が高い)ということです。

例えば平成30年事例Ⅱ第2問を見てみましょう。

2 問(配点 25 点)

B 社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。そこで、B 社のホームペー ジや旅行サイトに B 社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応が いまひとつであった。B 社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲 覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100 字以内で述べよ。

ここで、外してはいけない「チャーシュー」は自社情報、今後のメインターゲット層です。自社情報が入っていない答案は、かなり点数が低い答案になると思います。また、入れてはいけない「もやし」はB 社の建物の外観や館内設備ですね。

さらに、加点要素になり得るものとして、知識系キーワードがあります。これはいわば、お店によって入っているか入っていないかが分かれるトッピングで、煮卵半個のようなものだと思ってください。チャーシューメン大盛り麺固めもやし抜き1杯には、煮卵が入っているかもしれないし、入っていないかもしれない。お客さんはどちらを望んでいるかわからないから、とりあえず入っていそうなら入れておいたほうがいい、という判断になります。

この問題の場合は「口コミ」といった言葉でしょうか。煮卵半個、のり、ほうれん草、あたりまでは、まぁラーメンのトッピングとしてはありかなと思いますが、カニが入ってたらどうですか?それはもはや、カニラーメンという名前がついているはずです。ですから、何でもかんでも知っているものを詰め込めばいいというわけではありません。気を利かせて入れてもいいですが、あくまでも「入っていそうだな」と思うものにとどめておいたほうが、他のキーワードを入れる余地が残ります。二次試験は加点方式という噂がありますが、いらないキーワードを詰め込んで0点になるくらいなら、白紙の方が時間が作れてまだまし、というものです。

ハコを作って埋めていく!

では、何がメインの具で、何がサブの具になり得るのか、加点要素になり得るキーワードの見極めを設問分析の時点で予想して書いておくというのがハコ法です。このハコ法、実は9代目の桃ちゃんから教えてもらったもの。ちこまる(仮)と桃ちゃんは、2017年(桃ちゃん合格年度)に同じ勉強会に参加していました。彼女は診断士受験生のネットワークも広く、幅広い情報収拾をしていて、「こんな方法あるらしいで〜」とチャキチャキの関西弁で教えてくれたのです。

ハコ法はシンプルにいうと、解答の構成要素となり得るチャーシューを設問分析の時点でハコにして、与件本文を分析する際にはそのハコのタイトルを頼りに構成要素のチャーシューっぽいキーワードを抜き出し、どんどん放り込むことでキーワードの抜き漏れと反映漏れを少なくするという手法です。

手順① 構成要素をハコにする!

問題を解き始めて、私が一番最初にやっていることは、全体の解答用紙のボリュームを確認し、与件本文冒頭の数行を読んで、設問分析をすることです。

設問分析を最初にするのはとにかく思い込みによるバイアスを外すこと。与件本文を読む前のまっさらな頭は一番、「チャーシュー」や「もやし」を見つけやすいのです。この時煮卵やのり候補も見つかっていれば最高ですが、まずは構成要素として欠かせないものをメモにします。先ほどの例では「何情報」、「ターゲット」というハコを用意します。

手順② 食料庫からハコに入れるものを見つけて放り込む!

さて、一通り具材の予想がついたところで、そのあとは与件本文を分析します。与件本文分析は、いわゆる食料庫。材料がたくさんおいてある場所だと思ってください。ただしその材料は、ほとんどが文字で書かれており、見た目で判断していくのは難しいです。大量の食材が置いてある中で、何を探しに来たかがわからなくなるとオーダーそのものが見えなくなるということが起こります。もともとチャーシューメンを作ろうと思って材料を探しに来たのに、もっとおいしそうなステーキ肉が見つかったから、ステーキラーメンを作ってしまおう!!きっとその方がおいしいに決まってる!!という謎の思い込みが、与件本文を読んだ後に発生するのです。同じ肉だからいいじゃない!とかね(笑)

でもそれ、もうステーキラーメンですし、オーダー違いですし、あんまり頼む人いないです。。。

このような、与件本文を読んだ時にいかにもなキーワードが見つかった時、それがちゃんとオーダーにあっているのかを確認するプロセスを入れる、というのがハコ法の重要なポイントだと思います。

手順③ 食材をハコから取り出して調理する!

一通りハコに食材が入ったら、そこから決められた器(文字数)にあわせどういう順で入れていくと良いかを考えます。論理的な展開になっているか、結論がわかりやすいかなどを考え、入れる順序や文言を決めていきます。ボリューム調整もこの段階でかけていきます。

手順④ お皿の上にきれいに盛り付ける!

採点者も人間ですから、美しく、わかりやすく盛り付けて欲しいと思うものです。チャーシューメンだけどチャーシューは全部麺の下にありますので!というチャーシューメン、一般にはあんまりありません。インスタ映えの真逆を行く仕上がりは、好まれないです。ちなみに奇抜で斬新だけどチャーシューは入ってます!うちは麺にチャーシュー練りこんでます!とかいうラーメンは、点数があんまり伸びないと思います。予想ですが採点者の試食(採点)時間は大変短く、わかりやすく「チャーシューたくさん入ってますよ!」というアピールをしていかないと、魅力的には見えません。親切丁寧に試食してくれるわけでは必ずしもないということも覚えておきましょう。

番外編 同じ食材が二つのハコに入りそうな時

汎用性の高いキーワード(食材)は二つのハコに入りそうに見える時もあります。丁寧に見ていけば見定められるケースもありますが、なんだかよくわかんないなぁ、という時にはリスクを分散するためどちらにも放り込む!は選択肢としてありえます。「チャーシューメン」、というオーダーと「餃子」というオーダーがあった時、どっちにもネギ入ってそうに見える…ということもありますね。売上向上、とか、愛顧向上などでしょうか。与件本文に出てくるキーワードでもどちらに使えばいいかわからない時がありますので、めちゃくちゃ悩んで一つに絞った挙句、外すくらいなら、さっくりとどちらにも入れるという決断をしてしまった方が合理的かなと思います。

これからトレーニングしてみようかな、と思う方へ

さてここまでがハコ法の概略です。最初は少し時間がかかるかもしれませんが、慣れてくるとハコのサイズや具の選定などの精度が上がっていきます。そうすると、設問分析で他の人より少し時間がかかる傾向にはなりますが、探したものを調理して盛り付ける、という、構成要素を考えて作文をしていく作業が格段に早くなります。キーワードで要点を把握するタイプの方には一度試していただきたいです。とはいえ、実は最初に勧めてくれた桃ちゃんはこの方法を採用しなかったのです(笑)。というのも、彼女の場合はキーワードを見抜いて抜き出す力がピカイチで、ハコなんかなくてもザクザク抜いてきた強者でした。また、ほぼ下書きを作ってから答案を作っていくという、速書きの持ち主でもありました。なのでキーワードを抜くよりも文章を書いた方が早いタイプだったのではと思っています。したがって、ハコ法人は選びますが体得すると得点が安定してくるやり方の一つだと思います。

やってみようと思った方にもう一つお勧めしたいことがあります。それは読める字を早く書く練習と、キーワードをいち早く掴む読み方のトレーニングです。一見診断士とは直結しなさそうですが、これはいわば読み書きのスキルを高めるようなもので、診断士に限らず役に立つシーンが多いスキルでもあります。残念ながら付け焼き刃では身につかないので、今この時期だからこそお勧めできるやり方でもあります!一次試験の勉強に飽きちゃった時、二次試験といてみようかな〜と思ったら、一問でもお試しいただければと思います!

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

以上、ちこまる(仮)でした。

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✿:❀ 道場 春セミナーのお知らせ ✿:❀

一発合格道場 春セミナー2019 in東京
2019年4月6日(土)
14:00~16:30  @港区勤労福祉会館
17:00~ 懇親会@会場近郊居酒屋

一発合格道場 春セミナー2019 in大阪
2019年4月14日(日)
14:00~16:30  @生涯学習センター梅田
17:00~ 懇親会@会場近郊居酒屋

受付開始は2019年3月10日(日)~
道場ブログ内でこくちーずにて

一次対策、二次学習の進め方、相談会…
コンテンツ盛り沢山!ぜひご予定ください!

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

前回は「バックキャスティング思考法」をテーマに書かせていただきました。
(前回の記事はこちら
(合格体験記はこちら

今回は、【今やっておきたいこと】と題して「2次試験対策への着手と80分間の過ごし方」について書きたいと思います。

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前回のおさらいになりますが、バックキャスティング(Backcasting)思考法とは、「未来」を起点として、そこから逆算して「現在」を考える思考法です。最初に未来像である「ありたい姿」を明確に描いて、そこに至るまでのプロセスを具体的に埋めていきましょう、というお話でしたね。

さて、1次試験はマークシート方式ですし正解も発表されますので、バックキャスティングに必要な「明確な“ありたい姿”」が描きやすいと思います。経営法務は足切り回避の50点、得意な運営管理は70点、中小は60点という感じですね。

一方で、2次試験では正解が発表されませんし、解答要素も複数ありそうです。つまり、唯一絶対の「模範解答」がありませんので、「明確な“ありたい姿”」が描きにくいのです。「じゃぁどうやってバックキャスティングするんだ?」という声が聞こえてきそうですが、確かに1次試験の様に「輪郭がシャープで鮮明なありたい姿」を描くことは難しいですが、「輪郭はややピンボケだが、誰だか判別できるくらいの姿」は十分に描けると思っています。

また、これは私の実感ですが、2次試験対策を進めるにつれて「徐々に輪郭がはっきりして、姿かたちが見えてくる」ように思います。輪郭が見えてくる度に「目標と現実の差を捉えて細かい単位でバックキャスティングする」イメージですね。

それでは、2次試験対策をどのように進めていくかについて順を追って書いていきます。

—————————————–
第一段階:まずは敵を知る(王道)
—————————————–
「彼(敵)を知り己を知れば百戦殆うからず」とは中国の兵法書「孫子」の一説ですが、向かう相手の実情と自分自身の実力を正しく知ることがまずは大前提になります。紀元前500年ごろから現在まで語り継がれているのですから間違いないですね。

では、2次試験をどうやって知るか、、、ご察しの通り「過去問を解いてみる」です。(単純明快)

※平成29年度の参考例としては、一発合格道場の9代目だいまつさんの永久保存版シリーズがおススメです。
事例Ⅰ:【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅰ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

事例Ⅱ:【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅱ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

事例Ⅲ:【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅲ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

私は、昨年2018年の3月末に2次試験を解いてみたところ、「なんじゃこりゃ?」「どうやって回答に至るのかプロセスがイメージできない??」「独学では攻略が難しいのではないか???」と感じましたので、あわてて資格の学校TACの通学講座「2次演習本科B」に申し込みを行いました。
中小企業診断協会(J-SMECA)のホームページでは、平成30年度~平成19年度までの過去問(PDF)がダウンロードできますので、利用してみてください。

また、資格の学校TACでは、毎年4月末頃に「2次実力チェック模試」を実施しています。
2次筆記試験は、一日で事例Ⅰ~Ⅳの試験(80分×4)を行うという体力的にもタフな試験です。本番当日の進行をリアルに知ることができますし、ペース配分、休憩時間の使い方、栄養補給の方法とタイミングがシミュレーションできる絶好の機会ですので、是非、受験してみてはいかがでしょうか。

私は昨年「まずは2次試験を知る」ことを目的に受験しました。2次試験の準備は全くしていませんでしたが、財務・会計だけはやらないと点が取れないと思いましたので、「集中特訓 財務・会計 計算問題集(TAC出版)」を購入して2018年4月の一か月間にそれだけを勉強して受験しました。(その時は、事例Ⅰ~Ⅲは国語の試験みたいなものなので、何とかなるだろうを甘い考えを持っていました。)
結果は、事例Ⅰ:29点、事例Ⅱ:58点、事例Ⅲ:25点:事例Ⅳ:51点、合計:163点という散々たる結果でした。orz

まぁ、結果的にその後のTAC通学講座「演習本科B」を一日も休むことなく、かなり集中して受講することに繋がりましたので良かった、ということにします。

—————————————–
第二段階:解答プロセスを固める
—————————————–
実際に過去問を解いてみると、80分間にすべての回答を終えるのはなかなか難しい、というのが多くの方の感想ではないでしょうか。80分間という限られた時間の中で、①約3~5ページの与件文を読んで理解し、②設問で問われたことを正確に理解して、与件文から解答要素を見つけ、③解答を採点者に伝わりやすいわかりやすい表現で文章構成し、④手書きで解答用紙に記入し、⑤(できれば)見直しを行いミスを修正する、ところまで行わなければいけません。

この一連の作業を漫然と行っていると、馴染みのない業界や難解な表現に出会ったときに与件文を読むのに時間がかかり時間が足りなくなる、というリスクも出てきます。このような事態(内容によって出来不出来に波がある状態)を回避して安定的に得点し、一年に一回しか行われない試験での「バクチ的要素」を消して一発合格を果たすためには、

80分の行動を「作業」と「思考」に分け、「作業」を徹底的に合理化・単純化し、「思考」に多くの時間をかけて解答の精度向上・内容充実を図る

ことが必要だと思います。

これを実現するために私が行っていた手順「80分間の過ごし方」を以下にご紹介します。

【ステップ①:試験開始~3分】<作業>
・解答用紙に受験番号を記入します。(超重要)
これは重要です。受験番号の記載がないと0点です。試験時間の最後には時間に追われることもありますので、最初に受験番号を記入することは必須です。

・問題冊子の表紙を破り、解答組み立て用のメモを作ります。
TACに通いだした頃、演習の最初で「ビリビリ」音がするのは何だろう?と思ってました。初めの頃は問題冊子の余白にメモしていたのですが、この方法だとメモが数ページに分散してしまいます。問題冊子の一番外側の紙(印刷業界でいう表1~4)には問題や設問の記載がありませんので、最初にホチキス部分で真っ二つに破ってメモ用紙を2枚準備します。この方法だとメモが一か所に集中しますので、最後はメモだけを見て解答を記入していけますので効率が良いと思います。
(表紙を二つに破った問題用紙 – クリックで拡大します)

・段落に番号を振ります。
TACでは80分の試験の後にグループディスカッションや解説があるのですが、この際に段落番号で該当箇所を示していましたので最初に段落番号を記入していました。私の解答プロセスでは段落番号を使用しませんので本番では不要な作業ですが、段落がいくつあるかがわかりますし段落間の区切りも明確になりますので、本番でもそのまま行っていました。

【ステップ②:~8分】与件文の最初の3行を読む+設問解釈<作業>
最初に与件文(問題文)の最初の3行だけを読み、業界・業種、会社規模、会社概要だけを頭に入れます。それだけ行ったら、続きの与件文は読まずに設問文へ移ります。
設問解釈では、何を聞かれているのか、制約条件は何か、関連する1次知識は何か、を意識して「設問要求」を解釈します。重要なポイントにはラインを引いたり、マルで囲ったり、1次知識で思いついたものを設問文に書き込んでいきます。また、私は「理由を述べよ」と聞かれたら「理由は①~、②~である。」、「強みは何か」と聞かれたら「強みは、①~、②~である。」とオウム返しに解答しようと思っていましたので、設問文の横に「理由は①~、②~である。」と記入していました。
この「オウム返し」ですが、採点者に「ちゃんと聞かれたことに答えているな」という印象を与えやすい点と、解答中に論点がズレていくことを防ぐ効果がありますのでお勧めです。
(設問文とメモ、平成30年事例Ⅲ – クリックで拡大します)

【ステップ③:~20分】黄色マーカーを片手に与件文を読む<作業>
黄色のマーカーを手に与件文を読んでいきます。この時に「なんとなく重要そうだなぁ」と思った部分はマーカーで塗りつぶしていきます。厳密でなく、あくまで印象で、なんとなくです。(大丈夫、大丈夫)
一通り与件文を読み終わると、与件文の半分以上が黄色いマーカーで塗られた状態になりますが、それで良いのです。次のステップ「解答要素を探す」の時は「黄色い部分だけを読む」ことで要素抽出ができますので、白い部分(マーカーのない部分)を読む時間を削減(効率化)できる効果があります。ですので、ちょっと迷ったら黄色く塗っちゃってください。考えちゃダメです。あくまで「作業」ですから。

また並行して、段落ごとに何の話をしているか(要約)を表すキーワードを段落の左側に書いていきます。「プロフ(プロフィール)」「金型内製化」「工業団地組合」「インサート成形」といった具合です。

さらに読みながら「強み」「弱み」「機会」「脅威」を見つけたら(〇の中に)S、W、O、Tというマークを付けていきます。最初のころはメモ用紙にSWOT分析を4象限で区切った表にまとめていましたが、事例を数多くやる中で「表にまとめるほどのSWOT分析は必要ない」と思いましたので、表の作成を止めて本文中にマークだけを残す方法に変えました。(作業時間節約:ECRS)
(与件文と黄色マーカー、平成30年事例Ⅲ – クリックで拡大します)

【ステップ④:~40分】解答要素の抽出と解答の組み立て<思考>
ここは時間をかけたいステップです。設問文に戻り、設問要求に従って与件文から解答要素となる部分にマーカーでアンダーラインを引いてきます。マーカーは5色以上を用意し、設問1は赤、設問2は青、設問3はオレンジ、設問4はピンク、設問5は緑と決めておきます。
(私の例はゴレンジャー順です。(^^;)

また、数か所にアンダーラインを引く場合は、マーカーでアンダーラインの横に①、②、③と番号をつけていきます。この方法だと、各設問で与件のどの部分を根拠としたのがわかりやすい設問間の重複が一目でわかる、(黄色マーカーの部分で)アンダーラインの全くない部分に見落とした要素が無いかの点検がしやすい、というメリットがあります。
私はこの方法を採用してから、要素の抜き出しモレがなくなり、得点が安定してきました。
(解答要素の抽出、平成30年事例Ⅲ – クリックで拡大します)

解答要素の抜き出しができたら、用意したメモに解答骨子を準備していきます。メモには設問ごとに決めたパターン「理由は~である。」を書いた後に、マーカーの該当部分の番号だけを記入していきます。この方法には、書き写す文字数が極端に少なくできる(時間短縮)再現答案作成時の再現率が飛躍的に高まる、というメリットがあります。
(解答骨子のメモ、平成30年事例Ⅲ – クリックで拡大します)

【ステップ⑤:~80分】解答用紙への記入<作業>
解答メモが完成したら解答用紙へ記入していきます。私は「残り時間が半分になったら書き出す」というのをルールとしていました。明確な解答が用意できない問題があると時間をかけてしまいがちですが、その為に他の問題が犠牲になるのはもったいないです。最悪、その問題を捨ててでも他の問題で得点していく方が得策だと思います。
例えば設問が5つあった場合、単純に考えて各20点です。記述式ですので20点満点は出ないとしても、4問で15点ずつ得点できれば15×4=60点取れます。悩んでいる問題も該当箇所くらいは特定できていますので、キーワードを詰め込んで5点もらえれば65点になります。
2次試験では、毎年少し変わった切り口(平成30年度だと事例Ⅳの第2問、第3問)が出てきますので、5問あったら一つくらいは「やっちまう」ことを想定内として、「15/20点×4+5点=65点」くらいに考えておいた方が落ち着いて対応できるように思います。

<プロセス確立のための教材>
第二段階の解答プロセス確立には、ある程度のトレーニング(=実際に事例を解く)が必要になると思います。この際に役に立つ教材をご紹介します。

・ふぞろいな合格答案 10年データブック(同友館)
平成19年~平成28年版の答案分析データと模範解答が一冊にまとまっています。過去問はサイトからダウンロードできますが正解が発表されませんので、自己採点には必須だと思います。

・集中特訓 診断士第2次試験(TAC)
TAC模試等から抜粋した2次試験問題を4回分(全16事例)収録しています。プロセスのトレーニングであれば過去問でなくても可能ですので、「過去問はとっておきたい」と思う方(1年前の私です)にお勧めです。

きゃっしいの解法実況@事例Ⅱ&5分でできる!1次と2次をつなぐトレーニング方法
えらそうに書いてきましたが、実はこのマーカーを使う方法、9代目きゃっしいのこの記事からパクりました。f(^^; この記事を読む8月23日までマーカーは使っていませんでしたが、この記事を読んだその日にフリクション・マーカーを6色購入し、9月1日に受験したTACの「2次公開模試」でいきなり実践投入しました。安定するまでに3週間ほどかかりましたが、この決断は一つの転機だったと思います。
おかげで解答プロセスが5分ほど短縮でき、思考や見直しに使う時間が確保できました。きゃっしい、ありがとう!

・30日でマスターする中小企業診断士第2次試験解き方の手順(中央経済社)
10月頭に購入しましたが、この本の著者も同じようにマーカーを使用しています。その他にも解答の切り口など得点を積み上げるためのTipsが書かれていますので「第三段階」の参考としても良いと思います。

—————————————–
第三段階:多面的な解答で得点を積み上げる
—————————————–
かなりの長文になりましたので、この部分は皆さんが解答プロセスを確立させた頃に書きたいと考えています。

さて、いかがだったでしょうか。
私は昨年、「第一段階:まずは敵を知る」→「第二段階:解答プロセスを固める」→「第三段階:多面的な解答で得点を積み上げる」という方法で、1回の受験で2次試験に合格することができました。もちろん、スィ~、スィ~とできたわけではなく、第二段階は5月から8月(※)、第三段階は9月と10月と常にもがき苦しみながら、様々な書籍やブログ記事を頼りに前へ進んできました。
※ 8月の1次試験終了までは、2次試験の勉強は毎週日曜日にTACで演習を2事例分行う+毎週土曜日に過去問を1事例解くのみでした。
※ 毎週土曜日の1事例は、その月の事例を決めて縦解きしていました。3月は事例Ⅰを4年分、4月は事例Ⅱを4年分、という感じです。月単位で各事例の傾向が理解していけますので、最初は縦解きをお勧めします。

皆さんは私と同じ紆余曲折を繰り返す必要はありませんので、私の記事で参考になる部分があれば道場セオリーの「パクってカスタマイズ」し、効率よく一発合格を目指してほしいと思います。

以上、なおさんでした。

 

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こんにちは、chikaです!
先日二次試験を受験された皆様、改めてお疲れ様でした!!
もちろん再現答案はもう作成されましたよね??!

再現答案を作ったら、この時期は思いっきりストレス発散していいと思います!!
きゃずがまとめてくれたように、口述試験という最終関門も残っていますが、
口述試験に向けて、毎日毎日せかせか準備する必要はさほど無いと(私は)思います。
各予備校や支援団体の口述セミナーに参加し、一週間でみっちり準備すれば良いのです。
(と、私は思います。去年そうだったので。)
もちろん、道場でも口述セミナーを行いますのでご安心ください!!

 

しかし・・!!

 

毎日勉強していたのに、急に全く勉強しなくなるのは何だか落ち着かない。
もし、万が一、不合格だった場合は、また二次試験の勉強をしないといけないし・・・

かといって、今からまた毎日二次試験の勉強するにも気分が乗らないし・・・

 

そんなムズムズする貴方へ!!

合格していても、不合格だった場合でも、役に立つ(であろう)、
この時期だからこそじっくり読みたい!おすすめの書籍(&資格)をご紹介します。

 


①入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法 

こちらは、現役経営コンサルタントの方がおすすめしていた本です。
経営コンサルタントにとって絶対的に必要な能力、分析力!!!
分析力、つまりロジカルシンキングができないコンサルは致命的だと言われています。

ロジカルシンキングの本はたくさんありますが、
その中でもこちらは非常に分かりやすく、日常の中ですぐに実践し鍛えられるように解説されています。
きっとご自身の今の仕事にも役に立つはずです!

また、タイトルに「書く技術」とあるように、
分析力だけではなく、考えを形にする(文章にする)ためのポイントが解説されているので、
もし来年も二次試験を受験することになっても、きっと役立つと思います。

 

 

②グロービスMBA クリティカル・シンキング

 

ハカセさんもご紹介されていたこちらの本。
①のロジカルシンキングをより鍛えたい方はこちらもおすすめです。

クリティカル・シンキングは直訳すると「批判的な思考」。
ロジカルシンキングでは「論理的に考える」ことが重要視されているが、そもそも推論の前提が1つとは限らない。
論理的正しさを意識すること以上に、物事を客観的にどう見ることがより妥当か、を考え続ける姿勢、
それがクリティカル・シンキングです。(本書より抜粋)

・・・と難しい解説を書いてしましましたが、内容はとても分かりやすいです。
いわゆる戦略的思考力(問題の発見→論理的分析→問題解決)を鍛えたい方はこの時期にじっくり読んでみると良いかと思います!!

もちろん、二次試験勉強にも、診断士の仕事にも、どちらにも役立ちます。

 

 

③ビジネス会計検定試験

財務ができない診断士は終わってる!!!
と、バリバリ稼いでいるの経営コンサルタント(現役診断士)の先輩が言っていました。(汗)
(実際に診断士になって痛感してます。。。)

二次試験の事例Ⅳで撃沈した私は、財務を鍛えなきゃあかん!!!
と思い、財務の勉強だけは続けようと考えました。

簿記の試験を受けようかな~とも考えましたが、
簿記は財務諸表を作成する能力にとどまっているので、
財務分析という診断士の実務に直結しない気がしていたのです。

そこで、ビジネス会計検定試験という試験があることを知りました!!
この試験は、まさに「財務諸表を分析する力」を問われる試験なのです。
公式サイトには、
「ビジネス会計検定試験は、財務諸表に関する知識や分析力を問うもので、
財務諸表が表す数値を理解し、ビジネスに役立てていくことに重点を置いています。」
と説明されています。

簿記よりも、診断士の実務に直結する!!!
ということで、参考書を購入し、週2~3日くらい勉強していました。
(結局診断士に合格したので受験していませんが・・)

診断士を受験された方であれば、3級はもちろん2級までは何とかいけるんじゃないでしょうか。
1級になるとディスクロージャー、連結、企業価値など高度な問題が出るようですので、
1級に挑戦するとかなり財務が鍛えられそうです!!
詳しい出題範囲は公式サイトで確認してみてください★

次の受験日は2019年3月10日(日)、
申込み期間は12月25日~2月1日ですので、
今から勉強して、診断士の合格発表後に受験するかどうか決めればよいと思います♪

 

 

④「儲かる会社」の財務諸表

 

こちらも財務を鍛えるために読んだ本です。
財務諸表を見て、経営状況・経営ポリシーや、競合企業の戦略の違いを読み解く方法が解説されています。

マイクロソフトVSグーグル、ヤフーVSソフトバンク、トヨタVSフォルクスワーゲン、などなど、各業界の競合企業の財務諸表を比較されていて、業界特性も勉強になります。

やはり知識だけでなく、実際に財務諸表を見ることが重要と気付かされました。
この本にはいくつもの財務諸表が紹介されているので、読むうちに鍛えられます。

財務諸表を見て経営状況を判断する・・診断士の実務において非常に重要な力です。
(実際に診断士になって痛感してます。。。(2回目))

合格後も見据えて、こちらの本もおすすめです!!

 

⑤スモールビジネス・マーケティング―小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム

道場でもさんざんオススメされているこの本。
二次試験勉強中に読まなかったor読めなかった方は、
改めてこの時期によんでみるのはいかがでしょうか?

私は二次試験前に読みましたが、
二次試験(事例Ⅱ)に役立ったのはもちろん、
診断士になった今、この理論が役に立っています!
今、商店街支援や小規模事業者の支援をしているのですが、
小規模事業者のマーケティングはこの考え方が非常に大事だと実感しています。

診断士になったあとを見据えて、まだ読んでなかった方はこの時期にじっくり読んでみるとよいでしょう!!


私がおすすめしたい本(&資格)は以上です。

私は財務を鍛えたかったので財務の本に寄ってしましましたが、
事例Ⅰが苦手だった方は組織論、事例Ⅲが苦手だった方は生産管理の本など、
それぞれ強化したい分野で本を探してみると良いと思います。

 

今、診断士として実際に経営支援をする中で、
まさに二次試験の事例企業だ!二次試験で解答した施策や!
という場面ばかりです。
つまり、事例Ⅰ~事例Ⅳのうち苦手だったな・・という分野がある方は、
合格後を見据えて今のうちに強化しておくと良いよ!ということです。

万が一、不合格だった場合でも来年の二次試験で役に立つはずです。

合格発表までウズウズしちゃってる方は、こんな過ごし方で有意義な時間にしてみてください♪
以上、chikaでした!!

 

✿:❀ 道場事例Ⅴ&Ⅵ(お疲れ様会)のお知らせ ✿:❀

一発合格道場 事例Ⅴ&Ⅵ

☆中小企業診断士試験に今年挑戦された方、来年以降目指す方、道場メンバーと懇親会しましょう!
☆これから同期診断士になるであろう仲間と親睦を深めましょう!!

■一発合格道場〜事例V@東京~

お待たせしました!事例Ⅴ(お疲れ様会)申込受付中!!

お申込はこちらからどうぞ≫ ←クリック

□ 開催日時:2018年11月14日(水) 19:00~
□ 会場:新宿駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)
□ 定員:20名→(10/25)応募多数のため30名に増枠しました!(先着順)
□ 参加費:4000円

■一発合格道場〜事例Ⅵ@大阪~

お待たせしました!事例Ⅵ(お疲れ様会)申込受付中!!

お申込はこちらからどうぞ≫ ←クリック

□ 開催日時:2018年11月9日(金) 19:30~
□ 会場:天王寺駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)
□ 定員:15名(先着順)
□ 参加費:3500円

✿:❀:✿:❀:✿:❀:✿:❀:✿:❀

 

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こんにちは、chikaです!
二次試験を受験された皆様、本当に本当にお疲れ様でした!!!!

一夜明けて、きっと今の気持ちは皆さん様々だと思います。
私は事例Ⅳでやらかし、Ⅰ~Ⅲも全く手ごたえが無かったので、
不合格を確信していました。めちゃめちゃ落ち込みました。
でも、そんな私でも合格していたので、気にし過ぎないで良いかもしれませんよ。
わたしの同期合格者も、ほとんどの人が「手ごたえがなかった」と思っていたそうです。

そして今まで頑張ってきた分、気力も体力も消耗していると思います。
気が抜けると体調を崩しやすいので、休養をしっかりとってくださいね。

さて、とは言ってもこれだけはやっていて欲しいことがあります。
それは再現答案を作ることです。
再現答案とは、自分の書いた解答を再現して書き起こすことです。
再現答案の作成をおすすめするには、いくつか理由があります。

 

■口述試験の準備に活用する
晴れて合格された方は、12月16日(日)に口述試験があります。
合格発表が12月7日(金)なので、準備する期間が一週間ちょっとしかないんです。
口述試験は、受験した事例Ⅰ~Ⅳから問われます。
つまり、事例Ⅰ~Ⅳの与件文と解答の方向性を頭に入れておく必要があります。
そこで、再現答案を作っておくことで、口述試験の準備に大いに役立てることができます。
私は合格発表後にあわてて口述試験の準備をはじめたのですが(汗)、
再現答案を作っていたことで、すぐに事例Ⅰ~Ⅳの内容を思い出すことができました。
口述試験の準備をスムーズにするために、再現答案はぜひ作っていてください。

 

■次年度の勉強に役立てる
万が一、残念な結果になってしまった場合。。。
次年度に向けて何を改善すれば良いかを考えるヒントになります。
ふぞろいで合格者の答案と見比べたり、予備校の先生に添削してもらったり。
そのためには自分がどんな答案を書いたのか手元にないといけないですよね。
万が一、のために・・・今年の頑張りを無駄にしないために。
PDCAを回すために、作っておくことをおすすめします。

 

■これからの受験生のために
合格された方の中には、道場のような受験生支援団体に所属する方もいるかもしれません。
また、各予備校が添削サービスとして受験生の解答を集めて、分析に使うようです。
お世話になった「ふぞろい」でも、次年度の受験生のために、たくさんの再現答案を分析します。
そういった”これからの受験生のため”にも、再現答案を作る意味があるのです。

 

■早く気持ちを切り替えるために
私が再現答案作成をおすすめする一番の理由はこれです。
再現答案を作らないままでいると、
これから各予備校の模範解答を見るたびに、「自分はこのキーワード書いたっけ?」「確か違うこと書いたような気がする」「ちゃんと書いたと思うけど、どうだったっけ?」などと、合格発表までずっとモヤモヤしてしまうことになります。
また、もう思い出したくない!忘れたい!という思いが今ある方。
あえて自分の解答を書きだし、モヤモヤを吐き出すことで、
「あとは結果を待つだけ!」と気持ちを切り替えることができます。

これから数日は、不安な気持ちが高まったり、モヤモヤしてしまうのも仕方がないと思います。
でも、12月7日(金)の合格発表までは、家族サービス、友人との飲み会、デート、趣味、などなど
これまで犠牲にしてきたことを思う存分満喫して欲しいので、
早めに再現答案を作って、ぜひすっきり気持ちを切り替えてくださいね!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして・・ぜひ再現答案は記憶の新しいうちに作りましょう!
人間の記憶は思ったよりも早く曖昧になってしまうものです・・
曖昧な再現答案だと、せっかく作っても意味が薄れてしまいますので、
是非、早めに作ってくださいね!



これから合格発表までは、診断士試験のことを忘れることができる唯一の期間です。
合格していたら、すぐに口述試験、実務補習、診断士活動がスタートし、
「合格後も忙しい!」と嬉しい悲鳴をあげていた同期ばかりでした。
万が一残念な結果になったとしても、合格発表後から勉強をスタートしてもほとんど変わらないと思います。
だから、再現答案を作ったら、合格発表まで思いっきりリフレッシュしてくださいね!!

 

さて、道場では「お疲れ様会」として事例Ⅴ&Ⅵを開催します。
合格していたら同期になるみんなと楽しくお酒を飲みませんか♪
下に案内を載せておりますので、ぜひ参加ください!

以上、chikaでした♪

 

。:*:★道場事例Ⅴ&Ⅵ(お疲れ様会)のお知らせ★:*:。

一発合格道場〜事例V@東京

□ 開催日時:2018年11月14日(水) 19:00~新宿駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)

□ 予算:約4,000円

申込みはコチラから(こくちーずが開きます)

一発合格道場〜事例Ⅵ@大阪

□ 開催日時:2018年11月9日(金) 19:30~天王寺駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)

□ 予算:約3,500円

申込みはコチラから(こくちーずが開きます)

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こんにちは!桃ちゃんです(^^)/

 

今日は、二次試験お疲れ様でした!!!!

今まで、長かったですね~(>_<)
頑張ったご自身には、今までの努力のご褒美を

サポートしてくれた家族、お子さん、同僚、友達にも
感謝の気持ちを伝えましょう!

 

本日は昨日に引き続き「OPEN DAY」です。

 

是非みなさまの声や感想、なんでも結構ですので
コメントお待ちしております( *´艸`)

 


あと、帰ったら絶対今日中にやってほしい事は、

再現答案を書く!

ことです。

 

 

今日は、疲れてますよね~。

 

今日くらいはえぇやん・・・・。って思いますよね~。

 

 

でも、ここまで来たのですから、

再現答案書いた方が口頭試験対策にもなります。

 

私は、過去ブログ「本番対応」の思考プロセスも
事例ごとに再現答案にメモしたものです。

 

「あ!問題数が少ない~」
「この時点でヤバい!」
「これは楽勝!」と思った、なども記録しました(笑)

 

時間が経つと、

自分で考えた事だったのか、
あとで他の人の答案を見て感じたことだったのか

分からなくなってしまうので、
是非今日のうちに!!!

 

本当にお疲れ様でした!
以上、桃ちゃんでした。

 

。:*:★道場事例Ⅴ&Ⅵ(お疲れ様会)のお知らせ★:*:。

一発合格道場〜事例V@東京

□ 開催日時:2018年11月14日(水) 19:00~新宿駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)

□ 予算:約4,000円

申込みはコチラから(こくちーずが開きます)

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□ 開催日時:2018年11月9日(金) 19:30~天王寺駅付近の居酒屋(追ってお知らせします)

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こんにちは、chikaです!(過去記事はコチラ

今日は、私の試験前最後の記事になります。
そこで、これだけは伝えたい!という事を「直前期にやってよかったこと」としてお伝えしたいと思います。

 

(もくじ)直前期にやってよかったこと

■パニックになった時に何をするか決めておく
■回答の型を作っておく

 


■パニックになった時に何をするか決めておく

試験中に「緊張で与件文が頭に入ってこない」
「何をかけばいいか全く思いつかない」
そんなことがあるかもしれない・・と想定してました。

そんなときは、手を動かそう!と決めていました。
手を動かす、とは、いつも通りの手順で下書きの紙にキーワードを列挙する
回答の型を書く、ということです。

そうすれば、
・何かしら解答は埋められるだろう
・書いてるうちに冷静になるだろう
と思っていたからです。

実際に、本番の事例Ⅱでは与件文が長かったので
与件文を読みながら焦ってしまい、与件文が頭に入ってこない状態になってしまいました。
その時わたしは、「いつも通りに手を動かす!!!」と自分に言い聞かせて、
いつもの手順で設問分析をし、回答の型を下書きすることで
「与件文から何の情報を拾ってくるか」を冷静に考えることができ、落ち着いて解答をつくることができました。

そして、事例Ⅲでは時間が足りなくてどんどん焦ってしまいました
今でも鮮明に覚えているのですが、
とにかく下書きの紙にキーワードを列挙して、
いつも通りの手順で解答を組み立てることを意識しました。

このように私が冷静になれたのは、
事前に”パニックになったらどうするかを決めていた”からだと思います。

パニックに対処する方法は人それぞれだと思います。
なので、もし自分は何をすれば冷静になりそうかを考えておくとよいでしょう。
そして、もし試験本番でパニックになったら、
「やっぱりパニックになったか!」と開き直って、決めていたことをやってみてください。

 


■回答の型を作っておく

上記と関連して、私はキーワードの他に
回答の型も用意していました。

私が回答の型を用意した目的は、
・与件文から拾うべき情報が明確になる
・何を書けばいいか分からない時に、何かしら書ける
と思ったからです。

以下、私がファイナルペーパーに書いていた解答の型を列挙しますので
パクれそうなものがあれば参考にしてください。

【事例Ⅰ】
★強み(要因、特徴、理由など)を聞かれたら
A社が何をした、だけ書くのではなく
(つまり)●●●をする▲▲▲力、と記述する

★外部・内部環境分析
●●(脅威)で競争激化の一方、
○○(機会)で需要が拡大し、
A社は▲▲をする××力で事業を拡大した。

★新規事業のよくあるパターン(組織構造を問われる場合)
①○○○の専門部署を設置して、
②(事業運営における)権限を委譲して、
③(ニーズ収集+商品開発に活かすための)他部門とのコミュニケーションを強化する(定期会議等)

★新規事業のよくあるパターン(人的資源管理を問われる場合)
①○○強化(→新事業に関わること)に向けた研修制度、
②▲▲による士気向上を図る

 

【事例Ⅱ】
★経営環境をふまえた新事業戦略
●●●(競争激化などの脅威)の中、
▲▲▲(市場ニーズなど機会)を機会と捉え、
○○○(B社の強み、過去ノウハウ)を活かし、
×××(事業内容)を行う◎◎戦略を行う

★品揃え戦略
●●●層(ターゲット)の×××ニーズに対し、
◎◎◎商品をそろえることで、
▲▲▲(効果=B社の課題解決)を図る

★プロモーション戦略その①
●●●層(ターゲット)の▲▲▲(効果)を目的に、
①~、②~、③~(プロモーション)を行う。

★プロモーション戦略その②
●●●層(ターゲット)の×××ニーズに対し、
①~、②~、③~(プロモーション)を行うことで、
▲▲▲(効果=B社の課題解決)を図る。

★サービス施策
①◎◎◎サービスによる×××(価値提供※)、
②●●●サービスによる■■■(価値提供※)
によって、▲▲▲(効果=B社の課題解決)を図る。
※価値提供:利便性向上、選択性改善、安心感提供、など

 

【事例Ⅲ】
事例Ⅲについては解答の型は作っていませんでした。
その代わり、事例Ⅲは特にキーワードを覚えるのを意識していました。

 

【事例Ⅳ】
★営業CFがマイナスの場合
営業面で、(※理由※)により、資金獲得力が低い/資金が不足
※理由※には以下のうち当てはまるものが入る
・当期利益の過小性
・(商品在庫など)の増加
・(支払費用など)の負担
・支払債権の回収遅れ
・仕入債務の支払
・過大な利息
・商品管理の不備

★投資CF
投資面で、(※以下のうち当てはまるものを記載)
・戦略性の薄い投資を行ったため~
・本業に直結しない投資を行い~
・○○○など過大な投資を行い~
・無計画な投資を行い~

★財務CF
財務面で、(※以下のうち当てはまるものを記載)
・不足資金を補う借入依存型の経営である
・財務体質の悪化

★経営(営業)レバレッジ
(売上高に占める固定費の割合が高い場合=経営レバレッジが高い場合)
売上高の変動に伴う損益の変動が大きいため、経営リスクが高い

(売上高に占める固定費の割合が低い場合=経営レバレッジが低い場合)
売上高の変動に伴う損益の変動が小さいため、経営リスクが低い

 

★セールスミックス(貢献利益)
(貢献利益が+の場合)
貢献利益がプラスのため、共通固定費の一部を賄っており
廃止すると(全体の)営業利益が減少するため、廃止しない

★CVP分析の記述
・収益の安全余裕度が高い/低い
・収益の安全余裕度が低下しており、営業赤字になる可能性が高い

★オプションの長所
為替レートに合わせて権利の行使や破棄を意思決定でき、
損失をオプション料の範囲で回避できる

★オプションの短所
権利の行使や破棄に関わらず、オプション料の支払いが生じる

★輸入のオプション
行使価格1ドル▲▲円のドル買いのコール・オプションを購入する

★輸出のオプション
行使価格1ドル▲▲円のドル売りのプット・オプションを購入する

 

以上、少しでも参考になれば幸いです!!
注意点としては、型にこだわりすぎると設問で問われてないことも書いてしまうので、
「設問の制約条件」と「与件文」に忠実に回答することを前提として使ってくださいね。


本日の記事は以上です。

最後は精神論で申し訳ないですが、
皆さん、最後まで絶対にあきらめないでください!
「絶対に自分は合格する!」
「ここまでやってきたんだから絶対大丈夫!」
という強い気持ちを持って試験本番に臨んでくださいね!

そして、試験当日はリラックスして、いつも通りの手順で解いてくださいね!

大丈夫。あなたは、ぜ~~~ったい合格しますから!
以上、chikaでした♪

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はい!へんりーです。

 

さあ、今日をいれて残り15日間となりましたね!

前回の記事の冒頭でお見せしたグラフのとおり、本番の直前まで実力は伸びます。(初学者は特に!)

どうかどうか、それだけは忘れずに。最後の最後まで、あがいてください。

 

さて、この時期まできますと、事例の解答にあたってはかなり「慣れてきている」段階かと思います。

そんな中、もし悩みがあるとしたら、

 

「得点が安定しない・・」

 

「模範解答と比べてどうも内容が薄い・・」

 

といったところでしょうか。

 

今日は、その状態を打破するためのヒントをお伝えできればと思います。

 

以下、大きく3本立ての内容です。

  1.  「加点されない理由」分析 

  2.  「フレーズコピー」のススメ

  3.  事例4「敗北しないための戦略」

(※過去問ネタバレなし)

1つ当たり1つの記事が書けそうなテーマですが、今回は渾身よくばりDayということでお付き合いください!

 


 

  1.  「加点されない理由」分析

 

早速ですが、どうすれば得点が安定するのか?を掘り下げていきます。

 

あなたの解答(事例I, II, III)が得点しきれていない=十分に加点されていないとしたら、その理由は何でしょうか?

 

大きく3つの切り口に分けて、診断してみましょう。

 

①問題の制約条件に違反している

②幅が足りない(切り口にモレがある)

③深さが足りない(因果が足りない)

 

まず

①問題の制約条件に違反している

はわかりやすいと思います。

 

夏セミナーでもお伝えしたとおり、自分は「教訓ノート」なるものを作り、事例を解く度に反省点をメモし蓄積していました。

その中から、いくつか「やらかし」をシェアしてみます。


・「過去に業績を維持できた理由」を聞かれているのに、現在の強みを答えている

・「経営面での影響」を聞かれているのに、技術面にしか触れていない

・「生産面について助言」と書かれているのに、組織・人事の対策を書いている

・「課題」について聞かれているのに、問題点を書いている

・「社内対策を」と書かれているのに、社外での施策を書いている

・「子育て世代をターゲット」の助言問題なのに、文字数余ったところで高齢者向けの施策を書いている

 

といったところでしょうか。あくまで一端です。 「自分もこれはあるなー」と思うものが含まれていたでしょうか?

 

多面的な解答にすることで得点稼ぎにいく方法は否定しませんし、むしろ賛成派ですが、やみくもに文字を埋めることでルール違反をやらかせばその解答は台無しです。

 

対策は、やはり「設問解釈」の徹底にかぎります。緊張しているときこそ、一字一句を大事に設問を読む必要があります。

念には念をいれて、制約条件を見逃さないためのクセと工夫を身に着けてください。

 


次に、加点されない理由の2つ目、

②幅が足りない(切り口にモレがある)

です。

ここでの「幅が足りない」とは、設問で求められている項目や切り口のどれかが漏れているということです。

初代ハカセさん作の図を使わせてもらうと、幅=並列のイメージです。

解答に盛り込むべき項目が並んでいます。

ものすごく簡単な例で言うと、「売上の改善のための施策」を求められている場合、

(特に制限がなければ)「客数」×「客単価」の2つの切り口が必要になるところを、一方を漏らし片方だけで解答してしまった、といった具合です。

 

「幅の不足」=漏れの防止対策には、いわゆる「フレームワーク」が特効薬となります。

 

たとえば、人事施策に関する助言が求められている場合、

「茶化」というフレームワークを使えば、(「茶」と「化」の文字を分解し・・)

サ 採用
ハ 配置
ホ 報酬

イ 育成
ヒ 評価

が漏れなく頭に浮かべば、モレなく、その問題に適した切り口を盛り込めるわけです。

フレームワークはモレを防ぐためのものという意識をぜひ持ってください。

 


そして、加点されない理由の最後3つ目が、

③深さが足りない(因果が足りない)

です。

ここで、深さとは直列のイメージです。(向きは横ですが)

解答の要素が、因果、因果、とつながっています。

模範解答と比べたとき、おおまかな施策やアクションは合っているのに、いまいち情報や修飾語が欠けていて、得点を稼げていない・・・

という人は、ぜひこの「深さ」を意識してみてほしいのです。

 

その神髄をいうなれば、

キーワードの前後 = 因果の要素

です。

(BeforeとAfter・・また勝手に「BA理論」または「前後理論」などと命名してしまいたい・・!)

例を出しましょう。

たとえば、助言を求めらる問題において、

[キーワード]に、助言の核となる「施策やアクション(例:〇〇教室の開催)」

が入るとすると、

[前]に、「現状のニーズや課題(例:ファミリー層に需要のある)」

[後]に、「期待効果(例;顧客との関係性強化)」

を入れることができます。

 

この[前]と[後]が、[キーワード](=施策やアクション)を修飾し、説得力を強めるのです。

 

 

ここで予備校の模範解答や「ふぞろい」を見直してみてください。

きっと、[前]と[後]にも、それぞれ、ちゃんと得点が与えられているはずです。

 

あなたの解答に足りなかったのは、実はこの

[前]と[後]

だったのではないでしょうか?

 

だいまつやきゃっしいの思考プロセス実況(の記事)の中で、「拾うべくして拾えるもの」のように説明されいる要素たちも、

見方を変えると、「因果の要素」だったりするわけです。(もちろんすべてがそうではありませんが)

他にも、具体例を挙げると以下の図です。

 

難易度が高いことで知られる助言問題において、解答の核となる「施策」そのものが思い浮かばなかったとしても、あるいは自信がなかったとしても、その[前][後]は与件文から抜き出せることがあります。

 

「施策」という、下手をすると『引き出し勝負(発想勝負)』になりがちなキーワード当てにいかずとも

前後をしっかり記述することで、一定の得点が得られるのです。これが「前後理論」です。

これに気づいてから、僕の得点は安定し始めました。

 

これこそが、8月あたまのブログ記事で、

2次試験は『作問者の想定する正解はきっと存在する。しかし、その「作問者の想定する正解」を当てにいってはいけない。「100%当てずとも如何に得点を稼ぐか」が勝負の試験である』

と記した理由です。(今ごろ伏線回収・・)

「こじらせてしまっている」受験生の一部の人は、解答の核となる「施策・アクション」の箇所を100%当てることにばかり注力してしまい、一方、その[前][後]をおろそかにしているきらいがあると思っています。それはリスクの大きな戦い方です。

でも本当は、得点源はそこだけではないわけです。

 

まずは [後]の 「施策・アクション」→「期待効果」 の因果関係を意識するのが馴染みやすいと思います。

「~により売上向上を実現する」

「~することで短納期化を図る」

といった当たり前のことを書く。それだけで得点になります。

 

事例にでてくる社長さんは天然です。「当たり前のことすらハッキリ言わないとわかってくれない」のです。

意識をしてこなかった人にとって、これは盲点かもしれません。

 

ぜひこの「因果」で深さを出す(前後理論)を取り入れてみてください。

 


「フレーズコピー」のススメ

 

続いて、こちらも事例I~IIIの得点安定のために、残る期間ですべきオススメ勉強法についてお話します。

 

お手本になる解答の文章を真似し、何度も書きなぞる勉強法を「写経」などと一般的に呼びますが、

基本的にはそれと同じ。何度も書かない代わりに、コピーしノートやスマホに記録しておくだけ、です。

しかも、解答全文ではなく、部分的なフレーズだけをコピーするで「フレーズコピー」と呼ぶことにします。

 

解答作成にあたって、「語彙」が足りない人は、上手い人の文、フレーズ(言い回し)をどんどん真似しましょう。

いくらあなた1人で事例を解き続けても、解答を書き続けても、なかなか良い表現は生まれてきません。

それなら、巧い表現を真似ること、パクることです。

 

自分が言いたいことを、如何にコンパクトに、如何にわかりやすく書けるか?

僕が受験時代中にメモしていた内容から、以下に一端をピックアップします。

 

 [イマイチ長い文] 若手育成への貢献度をしっかりと評価する制度を導入することで

[スマートな文] 育成面を重視した評価制度の導入により

[イマイチ長い文] 安心かつ安全な商品であれば高価であっても購入する子育て世代に

[スマートな文] 高価でも安心安全を重視する子育て世代に

 

このように、言いたいことは同じだけど、なんだか見事にコンパクトにまとめている「スマートなフレーズ」を見つけてはメモするようにしていました。

他にも少しご紹介します。

 

「無関連多角化によりシナジー効果を発揮できず」

「裁量を与えることで動機付けを行い」

「愛顧向上により口コミを誘発し新規顧客を獲得する」

「情報誌にパブリシティを行い」

「高付加価値化により客単価向上を図る」

 

どれもスマートで美しいと思いませんか?

ふと俯瞰すると、主に動詞の使い方に注目していたことがわかります。自分の引き出しにない動詞の使い方を取り込むことで文章作成の自由度を上げようとしていました。

 

これらはあくまで昨年の僕にヒットしたフレーズですが、

みなさんも残りの期間で、「この言い回しを自分は持っていないな」というお手本のフレーズを見つけたらそれをコピーし自分に取り込んでください。

 

おまけの話ですが、この「フレーズコピー」は、楽器演奏の練習で用いられる方法なのです。ご経験のある方もいらっしゃるかもしれません。

例えば、JAZZの独特の歌いまわしを身に着けるには、過去の偉人「ジャズ・ジャイアント」の演奏から、彼らのアドリブフレーズをコピーしていくのが1番早いと言われています。

呼び方は異なるかもしれませんが、

・スポーツの素振り(フォーム作り)

・英語のシャドーイング

などもおそらく同じ。「お手本のコピー」が有効なのです。

 

というわけで、直前期だからこそ、「フレーズコピー」(時間があればもちろん「写経」)をおすすめします。

 


事例4「敗北しないための戦略」

さらに、「得点安定のための極意」の締めくくりとして、事例4対策についても書いておきます。

 

事例IVの問題(設問)は、以下の3種類に分けることができます。

 ①合格者・不合格者のほとんどが正解する問題(差が出ない問題)

②合格者と不合格者で正答率に差がでる問題

③合格者も不合格者も正解できない問題(差が出ない問題) 

「だから、勝負になる②を練習しろってことだろ」という声が聞こえてきそうですが、

 

違います!

 

得点安定のために大事なのは「勝負の手前」なのです。

 

①合格者・不合格者のほとんどが正解する問題(差が出ない問題) (具体例:経営分析の問題)

で如何に着実に得点するか?

③合格者も不合格者も正解できない問題(差が出ない問題) (具体例:NPVの大問の最後の問題)

に如何に時間をかけないか(極端に言えば捨てるか)?

この2点を遂行できずに、つまり勝負をするまでもなく敗北してしまう人が意外と多いのです。

 

せっかく、②の問題で戦う力を如何につけていても、①と③の対処を誤ると一気に不利になっていまいます。

勝負の土俵にすら上がれないということですから、やるせません。。

 

特に、自分は財務会計が得意と思っている人ほど要注意かもしれません。

そんな人ほど、試験の後半にまだ「時間をかければ誰でも正解できる問題」が残っているのにも関わらず、「自分なら多少難しくても解けるから」と、色気がでてしまいがちです。

たとえば、NPVの最後の設問に果敢にもチャレンジしてしまい、しかしその難問に予定に時間を食い、「時間をかければ誰もが正解できる問題」を落としてしまう、といった悲劇が起きます。

さらに追い打ちをかけると、そのNPVの難問も、実はほとんど配点が与えられません。だった1点の可能性すらあると思っています。

そのあたりは、きゃっしいの前回の記事で説明してくれているのでぜひ参照ください。

 

実は、僕の「スタプラ友達」で、財務会計をすごく得意としていた方がいたのですが、残念ながら2次試験本番で上記のような事態に陥ってしまいました。

読者の皆さんには、そうはなってほしくありません。

 

敗北しないために、まず何より、上記①の得点、③の回避を確実に遂行してください。

それを成しえて、はじめて勝負の土俵に上がることができます。得点が安定してきます。

 

本番のメンタルでは、優先順位の選択を誤ってしまう可能性があるため、練習のうち意識してやっていないといけません。

ぜひ今日から、まず①と③を重視して事例IVを解いてみてください。

 

では、勝負を決める②の対策は?

それは「2日連続で解く」勉強法です。まず解いて答え合わせをし、その翌日に再度解くことで定着を図る。また、別のところでひっかかって間違えることも多い、というわけです。

1次試験前にも繰り返していたことですが、最後まで自分の理解度・実力を疑ってください。

 


 

以上です!

へんりーの手元に残る、ありったけの得点安定ノウハウをお届けしてみました!

 

どうか最後の15日間を濃密に過ごし、本番に備えてください。体調管理も言わずもがな趙重要です。

質問・疑問はお気軽にコメント欄にどうぞ!さっと聞けば、答えが得られて数時間が浮くことだってありますから。

 

では、

「アナタもまだ間に合います!

本番まであと少しだけ、あがいてみませんか?」

 

以上、へんりーでした!

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おはようございます。ゆうです。

バックナンバーは、こちらから

 

本日のテーマは、ゆうファイナルペーパーにみる2次試験攻略のポイント、と題してお送りします。

 

前回は、2次試験のファイナルペーパーからピックアップして、事例共通の、試験の心構えを披露しました。

 

今回は、その事例別編です。

 

ファイナルペーパーとは、自分なりの2次試験攻略の縮図です。

 

「2次試験とは、結局どういう試験か?」という要所を紙にまとめて、あとは試験当日の現場対応力

 

どんな会社が出題されるかは分かりません。どんな要求が来るかも分かりません。

 

解答に必要な2次知識とフレームワークを準備し、試験当日に登場する企業に合わせて、知識とフレームワークを活用する。

 

そのため、試験当日に確認することは、2次知識とフレームワークが中心です。

 

私の場合、ツールはMMCの学習ガイドブックと、自作のファイナルペーパーでした。

 

今回は、ゆうファイナルペーパーから事例別編を引用し、その下に補足コメントを書きますので、参考にしてください。

■事例Ⅰ

(1)強みの維持、強化がテーマ。なので、与件文通読の際にチェックすると有効。その際に、強みは、外部資源を活かしたものと、内部資源を活かしたものになる。

中小企業は経営資源が限られているので、全方位経営はできません。キラリと光る、他社と差別化した「強み」を武器に、会社の存続と発展を目指す必要があります。

 

2次試験も、全事例を通じて、求められていることは、そういうことです。

 

事例Ⅰでは、強みを維持、強化するために組織・人事の視点で診断と助言を行います。

 

また、現在、中小企業共通のテーマである、以下のキーワードは、事例企業の背景として登場する可能性があります。

課題と対応策は、頭に入れておきましょう。

①事業承継 ②社員の高齢化 ③人材不足 ④生産性向上 ⑤海外進出・インバウンド対応

 

(2)与件文に根拠を探しに行っても、無い場合が多い。つまり、設問文を読んだ段階で理論想定することが大事。余白に想定を箇条書きで書いておく。

事例Ⅰを苦手な方の、多くの原因が、これでしょう。与件文に根拠が書いていない、見つからない。難易度を高めるために、意図的にそうしていると思います。

 

受験生の対策としては、設問文を読んだ時に類推すること、です。

 

事例Ⅰでは、組織構造か人的資源管理に絞られるので、その中のどれかな?と探る。過去問の出題パターンから、これかな?と探る。

 

(3)レイヤーは、経営戦略、組織構造、人的資源管理(さちのひもけぶかいねこ)

何はともあれ、事例Ⅰで頭に入れておくフレームワークが、これです。

 

(4)最終問題は、与件文と最後の段落と最初の段落が関係することが多い。

これは事例Ⅰのパターンです。昨年29年度も当てはまりました。30年度がどうなるか分かりませんが、想定はしておきましょう。

 

■事例Ⅱ

(1)基本は、誰に・何を・どのように。誰にがターゲット、何をが製品戦略、どのようにがプロモーション戦略

マーケティングの基本です。事例Ⅱの解答構成で迷ったら、この基本に立ち返りましょう。

 

(2)ターゲットは、顧客層が市場拡大しているのが基本。現状維持や減っていく市場をターゲットにしない。そして、B社の強みが活かせて顧客獲得できるターゲット。

マーケティングの目標は、おおむね売上向上ですから、拡大している市場への進出やシェア拡大が基本です。

 

昨年29年度であれば、30~40歳代の子育て世代がターゲットでしたね。

 

ターゲットが複数登場したら、B社の強みが活かせて、拡大している市場をターゲットに選びましょう。

 

(3)マーケティング戦略、アクションと来たら、ターゲットを明確にすること。ターゲット+4P

私は解答構成で、ターゲットを書き忘れる癖があったので、忘れないようにターゲットのことを何度も書いています。

 

すでに設問文にターゲットが明記されていれば不要ですが、書いていない場合、ターゲットの記述は採点対象と考えておきましょう。

 

(4)売上拡大ときたら、客数増加なのか、客単価増加なのか。既存売上強化か、新規顧客獲得か。
例:〇〇することで、客数増加させ、売上拡大を図る。

施策を考える時の視点として、切り分けの視点として、重要です。

 

(5)経営資源をチェックしておく。それを機会や課題に合わせて、活用する。

施策を期待効果につなげるには、B社の経営資源を有効に活用しているかどうかが、カギです。

 

(6)レイヤーは、経営戦略、4P(商品サービス・プロモーション・価格・チャネル)

特に4Pで重要なのが、商品サービスとプロモーションです。価格とチャネルも、どういう課題や対策があるか、基本的な内容は押さえておきましょう。

 

(7)インターナルマーケティングのセオリー。①研修による能力開発 ②表彰制度や権限移譲によるモラール向上→従業員満足の向上→当事者意識の向上→顧客満足や顧客愛顧の向上

頻出論点のセオリーは、因果の流れで、覚えておきましょう。

 

(8)コミュニケーション戦略のセオリー。双方向のコミュニケーション活性化により→顧客関係性強化→顧客満足度向上→口コミ促進→新規客獲得

上記(7)と同様です。頻出論点のセオリーは、因果の流れで、覚えておきましょう。

 

■事例Ⅲ

(1)事業やアイテムごとに生産形態が違う可能性があるので、○○は●●生産、と個別に捉える必要あり。【受注生産・見込生産】【個別生産、ロット生産、連続生産】

生産形態によって課題が違います。受注生産なら、生産リードタイムの短縮であったり、見込み生産なら精緻な需要予測であったり。

 

生産管理の問題を作りやすいので、比較的、事例は受注生産の企業が登場します。

 

(2)まず生産管理系の問題から処理する。1問目(強み、弱み)と最終問(強み活用)の戦略問題はセットで処理する。

これまで事例Ⅲのセオリーだった第1問の強み・弱み問題が、昨年29年度は出ませんでした

 

なので、このポイントの後半部分は流用できません。ただ、前半の生産管理系の問題から処理するのは、引き続き有効です。

 

理由は生産管理系の問題はワンパターンで解答しやすいためです。

 

事例Ⅲに共通して言えることは、問題と解答が、けっこうワンパターンなのです。おそらく事例Ⅲは、解答のバリエーションが作りづらいのでしょう。

 

(3)レイヤーは、経営戦略・機能戦略(①営業活動 ②設計・開発 ③生産活動)

事例Ⅲは、生産管理はもちろんですが、営業に関する問題や解答も多いので、営業の切り口やキーワードの準備は、有効です。

 

■事例Ⅳ

(1)解く順番を決める。基本は、経営分析→理論問題→NPV以外→NPV。簡単な問題からやる。

事例Ⅳはタイムマネジメントが重要で、簡単な問題からやって点数を積み上げる戦略が有効です。

 

27年、28年のように平易な問題であれば、全問解答する必要性が高いですが。

 

昨年29年度のように難化した場合は、捨て問の選定が重要でした。

 

昨年であれば、第1問⇒第4問⇒第2問⇒第3問の順番で解答しました。

 

(2)経営分析はBS・PLから探しに行くのではなく与件文から類推する。もっと言うと、あらかじめパターンを読んでおく。

・よく出る指標

収益性:
売上総利益率、売上営業利益率、売上経常利益率

効率性:
有形固定資産回転率、棚卸資産回転率

安全性:
負債比率、流動比率(100%が基準。100を切っていたら優先的に指摘する)、当座比率

 

・安全性を複数指摘する場合、

①短期安全性(流動比率、当座比率)
②長期安全性(固定比率、固定長期適合率)
③資本構造(負債比率、自己資本比率)

 

(3)経営分析は20分以内で終わらせる。時間をかけすぎない。

以前の記事でも書きましたが、経営分析をいかに早く処理して、他の問題に時間を使うか、が合格のカギです。

 

(4)前期と当期比較なら、低下や上昇を使う。同業比較なら、低い・高い。

何でもかんでも、低い・高いで表現するのではなく、時系列での比較なら、低下・上昇を使う。

 

(5)CF計算をする際は、ちゃんとPL計算書から作る。時間はかかるが、確実性が上がる。

事例Ⅳで点数を積み上げるには、計算する過程を丁寧に書いて、抜け漏れや計算ミスを防ぐことが大事です。

 

時間はかかりますが、確実性があがります。また、そのトレーニングを積み重ねることで、スピードアップできます。

 

(5)CF説明。FCFのみの説明なら、財務CFのことは書かずにまとめる。

FCF(フリーキャッシュフロー)は、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローの合計なので、財務キャッシュフローのことを書くのは余計で、不必要なことです。

 

(6)ディシジョンツリーのパターン。期待正味現在価値が正なので、研究開発を行う。研究開発の結果、大型投資の場合は設備投資を行うが、小型投資の場合は設備投資を行わない。

次こそ出るぞと言われて、昨年29年度も出なかったディシジョンツリー。

 

問題設定にもよりますが、おおむね上記の解答パターンになることが多いので、あらかじめ想定していました。

 

 

以上、ゆうファイナルペーパーにみる2次試験攻略のポイント、でした。

 

最後に、スト合格を目指す皆様に一言。

 

スト生は、「ラスト2週間で急速に成長し、2年目に追いつきます!」

 

私の場合、このラスト2週間は、以下の2つに取り組んだことが、合格の決め手でした。

 

①毎日2事例を解く+毎日事例Ⅳ問題を解く。

②土日は5事例解く。そのうち、日曜は完全に新作のセルフ模試。

 

大事な残り2週間。体調に気をつけながら、絶対に後悔しないように、全力で行きましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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こんにちは、きゃずです。

過去記事はコチラ

 

いよいよ平成最後の2次筆記試験まであと3週間を切りました。

今回のテーマは「課題別いま読みたい道場記事」。

道場9代目の各メンバーが2次試験に向けてそれぞれ熱い記事を書いているので、今日はそれらをキュレーション(つなぎ合わせ)しながら紹介していきます。

(すべてを読む必要はありません。みなさんの課題に合わせチョイスください!)

 

主なターゲット2次試験に臨むすべての人

登場する過去問:特になし

文字量:約3,000字(本文のみであれば約5分で読めます)

 


 

■80分の使い方に悩む方に

桃ちゃん「80分への縮め方」と「応用情報技術者 午後試験」

たかじんの80分間の過ごし方

80分をどのように使うかは人それぞれですが、効果的な80分の使い方というものはやはり存在します。桃ちゃん&たかじんが、極めてオーソドックスかつムダのない時間の使い方を解説してくれている本記事を読んでみてください。筆記スピードには個人差があるので、あなた自身の場合を見極める参考に。文具へのこだわりも、1分1秒を削り出すためには侮れません。

(所要時間:約10分/1記事)

 

■2次試験の本質に迫りたい方に(1)

【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅰ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅱ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅲ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

まさに永久保存版。平成29年度試験の超高得点答案(80点クラスの再現答案)の比較・分析を通じて、2次試験を合格するためのポイントがこれでもかと詰まっています。金言のオンパレードです。ここまで2次試験の本質に迫った記事を僕は見たことがありません

だいまつも書いている通り、真剣に読むと長時間を要してしまいます。それでも全力でモノにしようとする方にはそれ以上のリターンが得られるでしょう

(所要時間:約30~60分/1記事)

 

■2次試験の本質に迫りたい方に(2)

きゃっしいの解法実況@事例Ⅱ & 5分でできる!1次と2次をつなぐトレーニング方法

きゃっしいの解法実況@事例Ⅰ

きゃっしいの解法実況@事例Ⅲ&復習の質を高めよう~その復習、本当に役に立っていますか?

こちらも永久保存版。平成29年度試験で合計280点を獲得した「伝説の合格者」きゃっしいが、2次試験とどのように向き合い、どのような思考プロセスで解いていったのかを実況スタイルで書いています。臨場感がありながら極めてロジカルで、コンサルの鑑のような内容です。

ボリューム感に圧倒されて、「そんなの真似できないよ!」と尻込みするのではなく、どこか使えるポイントはないか…という視点で記事からにじみ出るエッセンスをしゃぶり尽くしてください。

(所要時間:約30~60分/1記事)

 

■2次試験の重要キーワードを再確認したい方に

【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅰ(組織・人事)~

【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅱ~ + 事例Ⅱで安定して得点を取るためのコツ

【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅲ~ + 事例Ⅲの基礎

【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅳ・経営分析~

Chikaによる渾身のキーワード解答法シリーズ。与件文のヒントからどのようなキーワードを持ってくるかという「解答のレシピ」の紹介。僕も受験生時代は似たアプローチをしていましたが、Chikaの徹底ぶりと分かりやすい説明には本当に頭が下がります。そしてあと3週間、つらいときはこう唱えましょう。

「死ぬ気でやれよ、死なないから!!」

(所要時間:約10~20分/1記事)

 

■事例Ⅳをモノにしたい方に

【2018年スト合格目標】事例Ⅳの傾向と対策、そして「経営分析」は20分で解く!

【道場】事例Ⅳ対策記事まとめ【厳選】

平成29年の事例Ⅳで75点を獲得した、ゆうの記事。そしてZenZenによる事例Ⅳ対策の珠玉のまとめ記事。残された時間で事例Ⅳに向き合う場合、「どこが頻出領域なのか」を意識せずにやみくもに問題を解くのは、コンパスを持たずに航海に出るのと一緒です。後悔したくなければ、この2つの記事を一読してコンパスを持ちましょう。悠然と順番に読むのがお勧めです。

(所要時間:約15分/1記事)

 

事例Ⅳ〜合格点までの守破離(3ステップ)

よこよこはこう書いていますし、本当にそうだなぁ、としみじみ思います。

事例Ⅳは純粋な会計の問題ではなく、「文章を読み解き、整理する力」、これは国語の試験なのだと気が付いてから、合格点確保の道筋が見えてきました。

そして事例Ⅳの合格点確保に至る三段階(守破離)。あなたがどのステージにいるかにより、ラスト3週間の事例Ⅳへの時間の投入量は変わるはずです。現状のチェックにぜひ。

:頻出論点の解法が分かる

:独特の難解文章を「表」「数式」に整理できる

:自分のクセを知り致命的なポカミス回避する

(所要時間:約5分)

 

【大胆仮説】再現答案の比較からの「事例Ⅳの配点操作説」

まさかとは思っていました。でも、これはきっとそういうことなのでしょう。得点開示が可能にした、配点のマジックに切り込む記事。きゃっしい恐るべし。

仮説をどう捉えるかはあなた次第ですが、きゃっしいがこの分析を通して本当に伝えたいことはココです。

確実に合格点を確保するためには、難しい問題を無理して完全に解こうとする前に、まずはみんなが取れる問題を確実に取ることが重要

焦って新しい論点に手を広げるのではなく、経営分析・CVP・設備投資の経済性計算といった頻出論点の基本問題をひたすらモノにしましょう

(所要時間:約15分)

 

■どうも得点が安定せずに悩んでいる方に(追加!)

得点安定のための極意(事例 I~IVすべて)

解答にだんだん慣れてきた、けれど、まだ得点が安定しない・・といった悩みがある方に、

「どうして加点されないのか(裏返せば、どうしたら加点されるか)」をへんりーが分析しています。

①制約条件違反? ②切り口のモレ? ③因果関係要素の不足?  すべてクリアできていますでしょうか?ぜひ確認ください!

(所要時間:約10分)

 

■ぶっちゃけ何もできていない!ただ焦っている!方に

H29.事例Ⅰ 過去問解いたらこうやって見直そう!!

過去問がどうしてもアタマに入ってこない…というあなた。ヒロちゃん夫妻による愛の合作である本記事を読んでみてください。事例の向こうには中小企業の社長のストーリー、熱い想いがあることを焼き付けたら、ラストスパートの気力も湧いてくるはずです。まだ間に合います。全力であがきましょう

(所要時間:約10分)

 

 

■これまでやったことをまとめ、自分を信じて試験会場に向かいたい方に

一発合格道場の「ファイナルペーパー」総論

ファイナルペーパーに関する記事は道場やその他試験対策ブログでも数多くあります。ですが、それらを横断的にまとめて汎用化した記事はこれまでありませんでした

ラスト3週間、これまでやってきたことを消化して「ファイナルペーパー」に昇華させるプロセスは、再現性を高め、最高の心技体で試験に臨むための最後のひと押しになる。そう確信しています。

後半にあるファイナルペーパーも是非ダウンロードしてご活用ください。

 

いかがでしょうか。

泣いても笑ってもあと3週間。あがいてもがいてやりきりましょう。道場メンバーも全力で応援しています。

以上、きゃずでした。

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おはようございます、chikaです♪
試験まで残り一か月を切りましたね。
実は(?)インスタで勉強アカウントを作っていた私。
(IDはstudy_c_k_pyonです。探せば出てきますw)
一年前の投稿を見てみたら、とにかく事例を解きまくっていたのを思い出しました。
平日は2事例(事例Ⅰ~Ⅲのどれか+事例Ⅳ)、週末は4事例くらい解いていたと思います。

そして、思い出しました。一年前のこの時期に開眼したのです。
道場で密かに(?)伝わる「開眼」という言葉。
【開眼】(読み)カイガン
よく見えなかった目が、よく見えるようになること。また、よく見えるようにすること。
byコトバンク

道場で言う「開眼」とは、ふうじんさんがコチラの記事で伝えているように、Bランク→Aランクに上がる手応えを感じること・・!

そして、先代、または合格者が伝えているように
開眼とは「これができるようになる!」という決まったものではなく、
「実力が急に上がった瞬間」が人それぞれある、と私は解釈します。

前置きが長くなりましたが・・・
私の場合は、「二次試験の本質を意識する」ことで、
点数が一気に安定するようになりました。
今日は「二次試験の本質を意識する」ことについてお伝えしようと思います。

ちなみに、本日のタイトル、なんかどこかで聞いたことあるな~と思ったら、
昔サザンオールスターズがそういうタイトルの歌を歌ってたみたいですね♪
・・・・・・すいません。パクリじゃありません。汗


【開眼する前の私】

キーワードのパターンを覚え、そこそこの解答が書けるようになっていました。
また、80分の解答プロセスの型も決まってきて、時間内に解けるようになりました。

しかし!!

なんか、しっくりこない・・・
自信を持って解答できた!と言い切れない・・・
解答を埋めた”だけ”感。
でも、キーワードをそこそこ入れてるから点数はそこそこ取れる。

そんなもやもやした状態でした。

きっと自分のよくないところは
・キーワードを埋めることに固執している
・所詮、”設問を解く”ということに固執している
なのかなぁと考えるようになりました。

そこで、
道場の過去記事を読みまくって、二次試験の本質を考えてみました。

二次試験の本質 ~与件文・設問文の意味~より抜粋。

二次試験とは、
実際に企業を診断し、報告書を書くために必要な能力。

与件文:ヒアリングをまとめたノートの様なもの
よって、内部環境(強み、弱み)や経営者の意思や想い等は、当日のヒアリングで伺う事になるので、基本的に集めた情報の範囲内で実現可能性の高い提案を行う。
外部環境等の事前に調べられる内容は、自分たちで調べる事になる。

設問文:報告書を作成する事を意識した順になっている。
設問を1から順に解いていく中で、
現状把握➡課題抽出➡改善提案の流れができている。

・・・・・なんだ、そんなの当たり前じゃん!!
っていうことなんですが、これを意識することで私の中で何かが弾けました(大げさ)。

 

【開眼した後の私】

事例のストーリーを意識し、
経営コンサルタントになった気持ちで事例を解くようにしました!!

事例企業には必ずストーリーがあります。
元々もっている強みがあってここまでやってきた会社。
でも、外部環境の変化(競合の出現、顧客ニーズの変化など)によって、
今までやってきた方法じゃ通用しなくなってきた(=業績が上がらなくなってきた。)
でも、社長には叶えたいビジョンがある。
そこで中小企業診断士に相談にのってもらうことにした。

実際の現場では、
きっと社長はつらつらと語っているだけなのでしょう。
①自社の強み・弱みにすら気付いていない
⇒分析して教えてあげる(現状把握)

②事業に夢中で、外部環境の変化に気付いていない
⇒調査・分析して教えてあげる(現状把握)

③ビジョンを叶えるために、何をすればいいか分からない
⇒コンサルタントが考えて教えてあげる(改善提案)

ということをやるのが、まさに事例を解くということなのだ・・・、と考えるようにしました

よって、
与件文をそのまま写すだけではダメ(=ちゃんと分析して社長に教えてあげる必要がある)
他の企業の成功体験(キーワード)をそのまま書くだけではダメ(=この会社ならではの提案が必要)
設問と設問に一貫性がないのもダメ(=さっきと言ってることちゃうやん?って社長に言われちゃうから)
ということに気付きました。

そして事例のストーリーを意識するために、
与件文を一通り読んだあと、1分くらい俯瞰して与件企業を見る時間を作りました。
この外部環境の変化の中で、この会社が活かすべき一番の強みはなんだろう。
ビジョンを叶えるために、克服すべき決定的な問題はなんだろう。
ビジョンを叶えるために、強みを生かして進んでいく方向性はなんだろう。
これらを、どの設問で教えてあげればよいんだろう。
と考えるようにしたことで、一貫性のある解答を作れるようになりました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【本日伝えたかったこと】

①二次試験の本質は、
実際に企業を診断し、報告書を書くために必要な能力を問われているといこと。

②そのため、
収集した情報(=与件文)の範囲内で実現可能性の高い提案を行う必要がある。
かつ、設問はコンサルタントからの報告書を意識した流れになっている。

③キーワードを入れることに固執し過ぎず、
俯瞰して与件企業のストーリーを考えてみることが大切。
※事例Ⅰ~Ⅲそれぞれのコンサル方針はコチラの記事を要check!!!

④設問は全て一貫性のある解答にする必要がある。

⑤合格者が全員「開眼」を経験するわけではないが、
開眼するために(=もう1ランク上げるために)試行錯誤するのは大賛成!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちなみに、私は上記のように開眼したわけですが、
先代も様々な開眼物語があったようです。

★ロックさんは”書く力”で開眼

★ふうじんさんの開眼はコチラだそうです⇒(その1その2)
+開眼についての記事はコチラ

★アックルさんは因果関係の把握で開眼

★JCさんは事例Ⅳで開眼

何がきっかけで開眼するはは人それぞれ。
そこで、JCさんのお言葉を抜粋します▼
「自分の失敗を分析しましょう。
そうすれば、対応策がきっと見えてくるはずですし、それが開眼のきっかけになるかもしれませんよ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まだまだ開眼する時間はあります!
自分の失敗や悪い癖を分析して、あと1ランク上を目指してみませんか。
以上、chikaでした♪

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おはようございます。ゆうです。

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本日のテーマは、2次試験で240点以上取るための「試験の心構え」10か条、と題してお送りします。

 

1次試験前の7月にも、実は似たようなタイトルの記事を書いていまして。それがこちら

 

要約すると、1次試験のファイナルペーパーとして、「試験の心構え」10か条を作成し、

 

その心構えを、試験科目のたびに。試験直前に読みことで、

 

本番中パニック状態にならず、落ち着いていつも通りの実力を発揮し1点でも多く得点を積み上げられたという話

 

その成功体験をもとに、2次試験のファイナルペーパーでも、「試験の心構え」10か条を作成しました。

 

2次本番は、まだ28日後ですが、今の時点で「2次試験とは、結局どういう試験か?」という要所を押さえておき、

 

残り約4週間で、2次解法の練度を高めていくトレーニングをすることがスト合格には有効と考えます。

 

実際に試験当日に使った10ヶ条を以下に記載し、その下に補足コメントを書きますので、参考にしてください。

 

ただ、あくまで、自己流の要素を含みますので、採用するかどうかは、ご自身でご判断ください。

(1)まず初めに、解答用紙の受験番号欄の記入をきちんとすること。最初にやる。間違いないか指さし確認でダブルチェック。

1次試験の心構えと同様に、トップバッターは、この項目です。どれほどドストライクな文章を書けても、受験番号の記入が無いと、0点です。

 

早く問題に取り掛かりたい気持ちを少し押さえて、最初に、丁寧に受験番号の記入を行いましょう。

 

(2)解答用紙に記入したら、設問ごとに振り返ってダブルチェック。事例Ⅰ~Ⅲだと誤字や脱字がないか。てにをは、が間違っていないか。事例Ⅳだと検算・確かめ算をする。

1次試験と違って、2次試験は1問あたりの配点が高いです。

 

よって、1問あたりの解答を丁寧に、漏れなくすることが合格点の近道で、解答の見直しや検算には、設問ごとに時間を割いたほうが良いと思います。

 

見直しや検算する時間を確保するには、設問分析や与件文の読み込み、解答編集の時間をスピードアップすることが必要です。

 

そのために、過去問のアウトプットを通じたトレーニング、により練度を高めてください。

 

(3)設問文や与件文に時制が出てきたら、時制で切り分け可能と想定する。与件文にメモ書いておく。ここまで、過去とか。ここから、現社長とか。

与件文や設問文では、よく、会社の過去・現在・未来の話が登場します。

 

過去の成功要因、現在の経営体制の特徴、今後想定される経営課題など。

 

与件文と設問文を紐づける時の材料として、時制はよく登場します。

 

時制で切り分けられるなら、比較的イージーな問題ですから、与件文が出てきたら、時制をマルで囲んだり、時制を書きこんでおくといいです。

 

(4)分からないと迷った時。文章がまとまらない時。の魔法のことば。「つまりどういうこと?」

1次試験を通過した猛者が集まるのが、2次試験です。簡単な問題、過去問と同じような問題を出題しても、点差が付きませんから、当然毎年新しい要素を投入したり、わざと難解な言い回しを使ったりします。

 

新しい要素で言うと、昨年29年度であれば、事例Ⅲの第1問で強み・弱みを聞かず、第1問・第2問と連続して生産管理の出をしたり、事例Ⅳで連結会計の出題をしたりが、象徴的でした。

 

また、難解な言い回しであれば、事例Ⅰ第3問の「戦略的メリット」、第4問の「リスクの可能性」などでしょう。

 

もちろん、後知恵で、試験後になんやかんや言うことはできますが、大事なことは、緊張感たっぷりの試験本番中に、これらの問題に慌てず解答すること

 

慌てないためには、

 

①きっと出題者はは何か新しいことをして、揺さぶりをかけてくるだろうと、あらかじめ心の準備しておくこと。

 

②そして、分からないと迷った時は、「要するにどういうこと?」「so what?」と自分に問いかけてみること。

 

シンプルに設問や言葉を捉えることで、解答の糸口が見つかることがあります。完璧な解答でなくても、題意を捉えて与件文から材料を持って来れば、大きく外すことはないです。

 

(5)これまで見た過去問や、1次知識から逸脱した問題は出ない。つまり、加工して、いかにも個別の新しい問題に見せかけているが、実は過去問と同じパターンで解答する問題である。←ココ重要!

過去問を繰り返し解いていると気づくと思いますが、事例に出てくる問題・課題・解決策には一定のパターンがあります。

 

事例Ⅰの組織・人事であれば、組織構造と人的資源管理の話で。組織構造だと、部門・階層・権限・コミュニケーションの話で。

 

コミュニケーションの解決策だと、定期的なミーティングや部門間の連携強化など。セオリーは決まってきます。

 

実際の企業経営や企業診断でも、経営者やコンサルタントは、経営のフレームワークを使って、問題解決や課題達成をするわけですが、診断士試験も同じことが求められていると思います。

 

ただ、前述したように、2次受験者で点差をつけるために、出題側は揺さぶりをかけてきます。

 

「これは、新しい出題傾向に変わったぞ!」と思うような問題に直面しても、焦らないでください。経営のセオリーは、一定のフレームワークで決まっていますから、結局、解答は今までにみたような解答になります。

 

(6)文字数に対し、目安は、30~40文字で1センテンス・1要素。100~120字の問題なら、3センテンス・3要素。①②③。80文字なら2センテンス。

これは私が受験生時代にお世話になった予備校の影響が強いのですが、設問文の文字数に対応した解答を作成する際の目安です。

 

採点基準は決してキーワードをどれだけ盛り込んだかのキーワード採点ではないと思っていますが、

 

必要かつ十分なキーワードを入れたり、中身を充実させることは、高得点のポイントだと考えます。

 

採点者にとって読みやすく、文章が冗長的にならないように、この基準で解答編集をしました。

 

(7)事例ⅠとⅢは設問を見た時点で、1次セオリーなど理論のピックアップを行い、あらかじめ下準備。

特に事例1は与件文に解答のヒントが少なく、設問を読んだ段階で、「何の話なのか?」目星を付ける必要があります。

 

私の場合、設問を読んだ段階で、ひとまずキーワードや理論の書き出しをできるだけ多く行い、その後、与件文を読んだ後に、関係ないものは削ぎ落とす方法を取りました。

 

その結果、与件文との紐付けがしやすく、解答編集にネタ不足で困ることが減り、多面的な解答が作れました。

 

(8)主語から始まり述語で終わる文章にする。体言止めは避ける。

29年度合格者の再現答案を見ると、主語から始まっていない文章であったり、体言止めで編集しているものでも、高得点の人がいるので、一概にこのルールにしないとダメでは無さそうです。

 

ただ、採点者が読みやすい文章づくりという点では、主語から始まり述語で終わったほうが内容が伝わりやすいし、解答の型も安定するので、このルールを守っていました。

※ゆうの再現答案はこちら

 

(9)特徴を表す言葉、特に特徴を表す形容詞は、はしょらない。ぬかさない。 

例:高品質な、創業以来、

これまでの道場記事にも書いてあることですが、できるだけ与件文の言葉は活かしたほうが良さそうです。

 

文字数の制約で、文章を要約する必要がある場合も、削って良い言葉と、残したほうが良い言葉があります。

 

特徴を表す言葉、形容詞は、事例企業の特徴や強みを具体的に表現している部分なので、はしょらず使いましょう。

 

(10)強みは、●●力とか、●●体制で、まとめる。●●技術ではなく、●●技術力。

強みを書くときの表現の仕方を決めておくと、解答にブレが生じにくいです。

 

与件文のキーワードをちりばめながら、締めくくりは、●●が可能な営業力、とか、●●技術力、とまとめるように意識していました。解答のパターン化ですね。

 

また、私の場合、強みを聞かれているのに、●●技術と書く癖があったので、●●技術力と書くように意識していました。

 

2次試験は、言葉を大事にしよう。正しい日本語を使おう。言葉でしか採点者に伝えることはできませんもんね!

 

以上、2次試験で240点以上取るための「試験の心構え」10か条、でした。

 

最後に皆様へ一言。

 

「スト生は、ラスト1ヶ月で急速に成長します!」

 

ここからの1ヵ月間は、過去問のアウトプット、ふぞろいを使った復習の高速回転で、2次解法の練度を高めてください!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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※注意1
今回の記事を真剣に読むとおそらく1時間程度の時間が必要になります。

※注意2
ところどころまじめな記事の中に冗談のようなものが入っています。これは、私が不真面目なのではなく、「まじめ一辺倒の記事では受験生の皆さんが退屈してしまうだろう」、という私なりの要らないかもしれない配慮の産物です(お許しを)。

 

みなさん、おはこんばんにちは、だいまつです!

 

3回シリーズでお届けした「【永久保存版】平成29年度2次試験超高得点答案にみる2次試験合格のポイント!」について、多くの方から反響をいただきました。受験生の皆さまのお役に立てている、と実感できることが嬉しい今日この頃です。

 

【永久保存版】シリーズ
✓平成29年度 事例Ⅰの記事はコチラ
✓平成29年度 事例Ⅱの記事はコチラ
✓平成29年度 事例Ⅲの記事はコチラ

 

そして、私が漕ぎ出した「泥船(私生活を犠牲にしてブログを書くことで家庭が崩壊(沈没)する)」にまんまと乗せられてしまったきゃっしい様も、「きゃっしいの解法実況@事例Ⅰ~Ⅲ」と題して、3回シリーズで目からウロコの良記事を世の中に送り出してくれています。

 

【きゃっしいの解法実況】シリーズ
✓事例Ⅰの解法実況はコチラ
✓事例Ⅱの解法実況はコチラ
✓事例Ⅲの解法実況はコチラ(月曜日に公開です。こうご期待!)

 

さらに、他の9代目道場メンバーの文字数も膨れ上がるばかり!

 

皆さん仕事と家庭の両立で超絶忙しい中で、本当によくやっているな・・・、心からそう思います。

 

我々も必死!なので、皆さんも我々の記事を是非参考にしていただき、絶対に2次試験を通過して、診断士になってくださいね!
(ちょっと、恩着せがましいですかね。すいません)

 

さてさて。

 

【永久保存版】シリーズの中で「事例Ⅲと言えば生産管理と生産効率化の切口だ!」と、くどい位に書きました。なので、皆さん事例Ⅲはもう大丈夫だと思います。

 

一方、事例Ⅱに関しては、【永久保存版】シリーズのなかで、「4P」と「誰に、何を、どのように、効果」が重要だ!と書きました。しかし、タキプロ関西の勉強会で受験生の皆さんの答案を拝見していると、「自分のものにできていない方が多い」ような印象を受けました。

 

そこで今回は、平成28年度試験の事例Ⅱを題材に、如何に「4P」と「誰に、何を、どのように、効果」が重要か、さらに言えば、この2つの切口が分かっていれば、事例Ⅱでは「何が問われ、そして何を書くべきかが分かる」ということを、皆さんに理解・体感していただくべく、記事を書きたいと思います。

 

なお、今回の記事は、皆さんが受験校で教えてもらったやり方と違うところが多いかもしれません。あくまでも「私流の事例Ⅱに対するアプローチの仕方」という位置付けで読んでいただければ幸いです。

 

それと、昨日にchikaさんが事例Ⅱに関して同じようなことを記事にしてくれていますね。もちろんソチラも参考にしてくださいね!

 

まず、最初に、「4P」と「誰に、何を、どのように、効果」をおさらいしておきましょう。

 

—————————————————————————————————

 

4P

 

◎Product    製品戦略
 Place      チャネル戦略
 Price      価格戦略
◎Promotion  プロモーション戦略

※診断士の2次試験(事例Ⅱ)では、「」をつけているプロダクトと
 プロモーションがよく問われます。いや、‘ばかり’問われます

 

—————————————————————————————————-

 

誰に、何を、どのように、効果

 

誰に
→ジオ、デモ、サイコ

何を
→製品・サービス(製品戦略そのもの)
→プロモーションで提供するもの(プロモーション戦略で使えそうなネタ)

どのように
→B社ならではのプロモーション策(プロモーション戦略そのもの)

効果
→新規顧客獲得
→購買頻度UP(固定客化)、関連購買、購買単価UP

戦略名
→差別化(付加価値化)
→集中

※「+ 戦略名」としたのは、「誰に、何を、どのように、効果」
 加えて、「戦略名」書く機会が割と多いため、説明の関係で
 追加しました。

「誰に、何を、どのように、効果 + 戦略名」順番を守って書く
 と、読みやすい事例Ⅱの答案を書くことができるようになります。
 (この辺りは記事の中で説明します)

 

——————————————————————————————————

 

ここまでは、知っている方も多いのと思うのですが、大切なのは、この2つの切口を使いこなせるかどうか、です。

 

知っているだけでは、意味がありません。今回の記事を読んでいただき、是非自分のものにしてください。

 

なお、毎度のことですが、ここから先は平成28年度事例Ⅱの過去問を解いて、自分の解答や与件文を見ながら読むようにしてくださいね。でないと、効果はいつも通り10分の1以下ですからね!

 

過去問はLECのサイトからダウンロードできます(コチラ)。

 

それでは、平成28年度試験問題を使って、事例Ⅱを解く上で如何にこの2つの切口が、重要かを解説していきます。

 

=============================================================================

 

第1問(配点30点)
B 社のこれまでの製品戦略について、80 字以内で整理せよ。

【出題の趣旨】
B社のこれまで製品戦略について、マーケティング基本的視点から分析する能力を問う問題である。

 

「4P」「誰に、何を、どのように、効果 + 戦略」を当てはめれば、「何を聞かれていて、何を答えるべきか」は、設問要求を確認した時点で分かります。

 

下の表を見てください。

 

 

設問要求は、「これまでの製品戦略」です。つまり、4Pの「プロダクト」の視点からの問題です。

 

次に、「誰に、何を、どのように、効果 + 戦略」の観点で考えます。

 

これまでの「製品戦略(プロダクト)」を答えて欲しい訳ですから、「誰に、何を(どんな製品を)提供してきたか」、を書いた方がよいことが分かります。

 

さらに、これまでにB社が採用してきた「戦略名」も書けるなら書いた方がよいでしょう。

 

そうすると、本問は「誰に、何を、戦略名」が解答要素の候補になります。

 

裏返せば、「どのように(プロモーション)」と「効果」は聞かれていない訳ですから、「書いてはならない」ということになります。

 

なお、当然ですが、「製品戦略」を問われていますから、「何を」は100%使いますが、与件文に「誰に」が書かれていなければ、使いません(答案に書きません)。「誰に、戦略名」の2つの要素の使うかは、あくまでも「与件文次第」です。十分に注意してください。

 

【永久保存版】シリーズの事例Ⅲでも書きましたが、「問われていること、書くべきこと(事例Ⅲなら生産管理、生産効率化)が分かっていれば、与件文の読み取り・紐つけ精度は格段に向上する、と申し上げました。

 

事例Ⅱでは、「事例Ⅲの生産管理、生産効率化」に当たる超重要な切り口・観点が、「4P」と「誰に、何を、どのように、効果 + 差別化」なのです。

 

設問文を読んで、誰に、何を、戦略名が解答要素の候補だと当たりをつけることができれば、高い精度で与件文も読め、いい答案が書けそうな気がしませんか?

 

続いて、出題の趣旨も確認しておきましょう。

 

出題の趣旨
B社のこれまでの製品戦略について、マーケティングの基本的視点から分析する能力を問う問題である。

 

なるほど、いつもながらに深いですね。

 

なんと、本問は「マーケティングの基本的視点」からの分析能力が問われていたのです。

 

マーケティングの基本的視点と聞いて思い浮かべるのは、「4P」や、ポーター先生の「3つの基本戦略…コストリーダーシップ戦略(価格戦略)、差別化戦略(付加価値化戦略)、集中戦略」でしょうか。あと、「誰に、何を、どのように」もマーケティングの基本的視点と考えてよいでしょう。(他にも色々あると思いますが、とりあえずこれくらいで)

 

「マーケティングの基本的視点」からの分析能力が問われていた、となれば、与件文から「何を(製品)」‘だけ’をひっぱり出してきて、ただ並べた‘だけ’の解答は、出題者からすると「物足りない答案」と言わざるを得ないでしょう(マーケティングの基本的視点がないため)。

 

それでは、解答例を用いながら詳しく説明していきます。

 

皆さんも、「採点者」になったつもりで各答案を評価してみてくださいね。

 

解答例①だいまつ
戦略は、最終消費者に対して、国産丸大豆を自社蔵で醸造したこだわりの高価格しょうゆ及びしょうゆ関連製品を、同業他社の動向を踏まえ拡充する、差別化戦略である。

解答例②後輩A
戦略は、国産丸大豆にこだわり、伝統的手法で醸造することで濃厚さ・豊潤さを売りに他社との差別化を図るもの。他社を見てアイテム数を拡大し、最終消費者向けに特化した。

解答例③後輩B
戦略は、①国産丸大豆を使用し、自社蔵で杉桶を使った伝統製法で作った高価格製品を、②同業他社の動きに合せて投入し、幅広いラインアップを実現するものであった。

 

だいまつの解答例からいきます。

 

戦略は、(誰に→)最終消費者に対して、(何を→)国産丸大豆を自社蔵で醸造したこだわりの高価格しょうゆ及びしょうゆ関連製品を、同業他社の動向を踏まえ拡充する、(戦略名→)差別化戦略である。

 

「誰に→何を→戦略名」の順番になっており、読みやすいと思います(自画自賛)。B社のこれまでの製品戦略に対する説明として、申し分ないと思うのですが、皆さんの評価は如何でしょうか。

 

なお、最後が「戦略である」で〆ているため、主語は「助言は」だと日本語としてもっときれいだったかもしれませんね。

 

次に、後輩Aの解答例です。

 

戦略は、(何を→)国産丸大豆にこだわり、伝統的手法で醸造することで濃厚さ・豊潤さを売りに(戦略名→)他社との差別化を図るもの。(何を→)他社を見てアイテム数を拡大し、(誰に→)最終消費者向けに特化した。

 

解答要素としては充足していると思いますが、イケていませんね

 

なぜ、イケていないか。

 

そうです。明らかに「読み辛い」のです。

 

では、「誰に→何を→戦略名」の順番に直してみるとどうでしょうか

 

戦略は、(誰に→)最終消費者向けに特化し、(何を→)国産丸大豆にこだわり、伝統的手法で醸造することで濃厚さ・豊潤さを売りにしつつ、他社を見てアイテム数を拡大する(戦略名→)差別化戦略である。

 

かなり、読みやすくなりましたね。

 

続いて、後輩Bの解答例です。

 

戦略は、(何を→)①国産丸大豆を使用し、自社蔵で杉桶を使った伝統製法で作った高価格製品を、(何を→)②同業他社の動きに合せて投入し、幅広いラインアップを実現するものであった。

 

与件文から、「何を」だけを抽出しています。抜き出してくるところはパーフェクトですし、文章もきれいなので、点数はもらえると思いますが、「マーケティングの基本的視点」がありませんし、すこし物足りない印象ですね。

 

製品戦略」を問われたら、「誰に→何を→戦略」の順番で解答を構成すると、「書きやすく」、「読みやすく」、さらに「漏れのない」答案が出来上がりますね

 

なお、くどいようですが、「製品戦略」を問われた場合に、「どのように」は聞かれていませんし、あからさまに「効果」が聞かれていないなら、効果も書かなくてOKです。

 

==========================================================================

 

第2問(30 点)
11 代目予定者は、自分の代になってからもこれまでの製造スタイルを大切にしながら成長を追求していくつもりでいる。しかしながら、製品アイテムは見直すことを考えている。

(設問1)
B社の今後の成長に必要な製品戦略について、ターゲット層を明確にしたうえで、100 字以内で説明せよ。

【出題の趣旨】
しょうゆ市場全体を取り巻く環境変化から製品ラインアップに関する適切な製品戦略と顧客ターゲットを提案する能力を問う問題である。

(設問2)
(設問1)で想定したターゲット層に訴求するための、プロモーションと販売の戦略を80 字以内で説明せよ。

【出題の趣旨】
B社製品の顧客となるべき消費者層に価値を訴求するプロモーション戦略と販売戦略を提案する能力を問う問題である。

 

私の解説を読む前に、第2問(設問1)及び(設問2)を、「4P」と「誰に、何を、どのように、効果 + 戦略」のフレームを使って、それぞれの設問で、「何が問われているか、何を答えないといけないか」を、考えて見てください

 




 

如何でしょうか。

 

設問文を読んだ時に見えてくる「景色」が、「いままでと違って」いたり、いままでよりも「何が問われているか、何を答えないといけないか」が、「はっきりした」と思いませんか。

 

それでは、解説に入ります。

 

設問1は、「ターゲット層」と「製品戦略」を要求しています。

 

だとすると、第1問と同じように、基本的には「誰に、何を、戦略名」を答えないといけません。ただ、戦略名は設問2にも絡みますので、どちらで書くかは悩ましいところです。なので、「戦略名」は書けたら書こうくらいの意識でよいでしょう。この時点で悩み過ぎてはいけません

 

設問2は、「プロモーションと販売の戦略」を要求しています。

 

「4P」で言うところの「プロモーション(プロモーション・ミックス)」ですから、「どのように」ですよね。後は、「設問1で答えたターゲット + 製品に対して、プロモーションした‘結果(効果)’」も、盛込みたいところですね。

 

それでは、表形式で、整理しておきます。

 

設問1で答えるべき内容をまとめると以下の通りです。

 

 

次に、設問2で答えるべき内容をまとめると以下の通りです。

 

 

※プロモーション・ミックスのうち、人的販売は「販売戦略」として切り分けできますが、販売促進が「プロモーション」なのか、「販売戦略」なのか、判然としません。

 

如何でしょう。

 

戦略名に関しては、少し悩ましいところですが、「4P」と「誰に、何を、どのように、効果 + 戦略名」のフレームを使えば、第2問をかなりきれいに整理して、設問1と設問2で「聞かれていること、答えるべきこと」が、はっきりさせることができました(上手く切り分けができました)。

 

それから、【永久保存版】シリーズでも書きましたが、「誰に(ターゲット)」を問われた場合には、ターゲットをセグメント化するための、デモグラフィック、ジオグラフィック、サイコグラフィックを「必ず思い出す」ようにしてください。

 

これは、「絶対に」です。

 

「必ず思い出す」必要がある理由は解答例を用いて説明します。

 

それでは、解答例を見てください。

 

解答例①だいまつ
戦略は、回転率の低い製品は縮小し、①日本の伝統文化に興味のある外国人観光客と懐かしさを求める女性やシニア層には伝統製法で作った製品を、②健康志向で食に敏感な女性に減塩しょうゆ関連製品数を増やし訴求する。

解答例②後輩A
戦略は、出荷数量が減少しているしょうゆのアイテム数を減らし、出荷数量が増加傾向にあるしょうゆ加工品を訴求すること。ターゲットは、直営店併設の飲食店を訪れる、食に敏感な女性やシニア層である。

解答例③後輩B
戦略は、①健康志向で食に敏感な女性に対して、自社蔵で杉桶を使った伝統製法で製造したしょうゆ関連製品を提供する、②伝統文化に興味のある外国人観光客に国産丸大豆を使った日本製の高品質しょうゆを提供する。

 

だいまつの解答例から解説します。

 

戦略は、(与件文・設問文→)回転率の低い製品は縮小し、①(サイコ→)日本の伝統文化に興味のある(デモ→)外国人観光客と(サイコ→)懐かしさを求める(デモ→)女性やシニア層には(何を→)伝統製法で作った製品を、②(サイコ→)食に敏感な(デモ→)女性に(何を→)減塩しょうゆ関連製品数を増やし訴求する。

 

「誰に(サイコ→デモ)、何を」の順番で書けていますね。「誰に」は「デモ、ジオ、サイコで修飾する」、ということが分かっていれば、解答要素の盛り込み漏れがなくなります

 

「誰に」ときたら、「デモ、ジオ、サイコ」のことを、必ず思い出してくださいね

 

続いて、後輩Aの解答例です。

 

戦略は、(与件文・設問文・何を→)出荷数量が減少しているしょうゆのアイテム数を減らし、出荷数量が増加傾向にあるしょうゆ加工品を訴求すること。ターゲットは、直営店併設の飲食店を訪れる、(サイコ→)食に敏感な(デモ→)女性やシニア層である。

 

なんだか、いまいちですね

 

考えられる問題点は以下の3つです。

 

①相変わらず、「何を→誰に」の順番になっていて読み辛い
②与件文上、「食に敏感」なのは「女性」であって、「シニア」ではない
③「食に敏感な女性」に、しょうゆ加工品を訴求しても刺さらない

 

①の「何を→誰に」の順番になっていて読み辛い、という点に関しては言わずもがな、ですね。「誰に→何を」の順番に直すべきでしょう。

 

②に関しても、結構多くの方がやってしまうミスではないでしょうか。与件文を正しく読めていません

 

③に関しては、もう全く駄目です(後輩なので容赦なしに行きます)。設問要求「今後の成長に必要な製品戦略について、ターゲット層を明確にしたうえで説明せよ」です。与件文から考えられる、実現可能性の高そう、かつターゲットに刺さる製品戦略を提案しないといけません。

 

これが、事例Ⅱで「与件文に寄り添う」ということです。「与件文にある言葉」を使いさえすれば、「与件文に寄り添っている」ということにはなりません。注意してください。

 

では、後輩Aはどうすればよかったのでしょうか。

 

例えばですが、以下のような解答内容であればどうでしょうか。皆さん、評価してみてください。

 

「食に敏感な女性に対して、国産丸大豆を使った安心で濃厚さと芳ほう醇じゅんさを備えた減塩のしょうゆ関連製品を訴求する」

 

食に敏感な」という心理的な志向に対して、B社の強みを活かした「刺さる製品」を提案できている、と思うのですが、皆さんの評価は如何でしょうか。

 

続いて、後輩Bです。

 

戦略は、①(サイコ→)健康志向で食に敏感な(デモ→)女性に対して、(何を→)自社蔵で杉桶を使った伝統製法で製造したしょうゆ関連製品を提供する、②(サイコ→)伝統文化に興味のある(デモ→)外国人観光客に(何を→)国産丸大豆を使った日本製の高品質しょうゆを提供する。

 

製品アイテム数には言及できていませんが、しょうゆ関連市場の状況や、B社の強みを活かした「イケてる解答」のように思いますね

 

でも、「誰に(サイコ・デモ)→何を」がめちゃくちゃなので、「与件文に寄り添った答案」とは言えません

 

①に関しては、後輩Aの解説の際に述べた通りです。「健康志向で食に敏感な女性」に、もっと言えば、「歴史とか伝統に全く興味がなく、健康と食にしか興味のない女性」に、「自社蔵で杉桶を使った伝統製法で製造したしょうゆ関連製品」が刺さるでしょうか

 

「おい、だいまつ。自社蔵だから安心という発想も‘ある’ではないか、後輩をいじめてどうする。お前はひどい奴だ」との批判も聞こえて来そうですが、ちょっと待ってください。

 

診断士試験では、‘そう’  考えてはいけないのです

 

「自社蔵だから安心という発想もありではないか」と考えてしまった受験生の方は、猛省してください(ちょっと言い過ぎですかね)

 

なぜなら、与件文で与えられた状況から考えて、「健康志向で食に敏感な女性」には、「国産丸大豆を使った安心で、濃厚さと芳ほう醇じゅんさを備え、そして健康にも配慮した減塩のしょうゆ関連製品」を訴求することが、「最もしっくり来る」からです。

 

【永久保存版】シリーズで、何度も何度も書きましたが、断士の2次試験は与件文からフツーに考えられること、当たり前に誰でも考え付ける答案を書く試験なのです。

 

明らかに与件文に「話が通るネタ、しっくり来るネタ」があるのに、「こっちもカスっていそうだから、セーフやん?」、「こうやって論理展開すればこの解答も救えるよな」みたいな感じで、自己肯定や他者肯定をしていると、「試験の本質」を見失ってしまい、いつの間にか与件文から考えられるフツーの答えが書けなくなってしまいます。そして、合格からどんどんと遠ざかってしまいます。

 

もう一度言います。

 

診断士の2次試験は与件文からフツーに考えられること、当たり前の、誰でも考え付ける答案を書く試験なのです。

 

続いて、後輩Bの答案の後半部分です。

 

②の「伝統文化に興味のある外国人観光客」に、「国産丸大豆を使った日本製の高品質しょうゆ」は、‘雰囲気的にはなんとなく刺さりそう’  な気もしますが、答案としてはダメです。

 

なぜ、ダメか、それは与件文に「伝統文化に興味のある外国人観光客」にぴったりの訴求要素があるからです。

 

与件文の記述をもとに説明します。

 

第1段落
B 社は、X 市郊外にあるしょうゆ及びしょうゆ関連製品のメーカー(以下、「しょうゆメーカー」という。)である。資本金は2,000 万円、従業員(パート含む)は50 名である。創業は1770年と古く、現在の社長は10代目にあたる。2016年に社長就任21年を迎えた。

 

第2段落
B社の本社と工場は隣接しており、すぐそばにはY川が流れる江戸時代には、この川が原材料や完成品のしょうゆの大量輸送に使用されていた。現在、多くの中小しょうゆメーカーでは、自社の蔵でのしょうゆ仕込みをやめ、しょうゆの原料となる「生き揚げB火入れ、ろ過していないCしょうゆ」を大手メーカーから仕入れ、これに火入れや味付けをして自社製品として販売している。しかし、B社は創業以来一貫して国産丸大豆を原材料とし、自社の蔵で杉桶を使ったしょうゆ醸造を続けている

 

第3段落
本社から車で10分ほど離れたX市の市街地は、江戸時代から繁栄した商業地である。現在は当時の面影をしのばせる伝統的な街並みを生かして、観光地として脚光を浴びている。懐かしさを求めて女性やシニア層が連日街を訪れ、日本の伝統に興味のあるアジアからの外国人観光客も多い。B社は、この観光地化したエリアに3年前、自社製品をフルラインアップで販売する直営店を出店した。

 

外国人観光客は、なぜX市を訪れているのでしょうか。

 

理由は、「X市の市街地は、江戸時代から繁栄した商業地であり、当時の面影をしのばせる伝統的な街並みを生かして、観光地として脚光を浴びている」からです。

 

伝統的な街並みがあるから、‘日本の伝統に興味のある’アジアからの外国人観光客が大挙してX市を訪れているのです。

 

つまり、アジアからの外国人観光客の興味の対象(刺さる、つまりサイコ)は、「江戸時代から反映した商業地であるX市街地の当時の面影をしのばせる伝統的な街並み」であり、「日本の伝統」なのです。

 

そうした中、B社は1770年(江戸時代)に創業し、工場と本社は、江戸時代には原材料や完成品のしょうゆの大量輸送に使用されていた、由緒あるY川のすぐそばにあり、江戸時代の創業以来一貫して、自社の蔵で杉桶を使ったしょうゆ醸造を続けています

 

ここまで与件文に‘あからさまな記述’があれば、「今後のB社の製品戦略」として、「日本の伝統に興味のある外国人観光客」に訴求すべきは、「国産丸大豆を使った日本製の高品質しょうゆ」ではなく、「自社蔵で杉桶を使い、江戸時代から作り続けている伝統を前面に打ち出した製品(例えばお土産)」でしょう。

 

後輩A・Bの両名とも、与件文に落ちている解答要素から答案を組み立てていることから、本試験でもきっと点数はもらえると思います、より多く点数をもらおうと思えば、与件文に「素直に」、つまり、いま私が解説したような答案を書くことを目指さねばなりません

 

事例Ⅱでは「サイコ→何を」のつながりを意識することで、「与件文に寄り添った答案」を作ることができます。

 

肝に銘じてくださいね

 

なお、本試験のたった80分しかない中で、私がいま解説文で書いたようなレベルまで掘り下げて考えることは、もちろんできません(私もできません)。80分で今回私が解説したレベルまで考えようとしないでくださいね(完璧は求め過ぎないでくださいね)!

 

受験生の皆さんがやるべきは、設問文を読んだ瞬間「製品戦略(プロダクト)」系の問題では「誰に(デモ、ジオ、サイコ)→何を、戦略名」が聞かれている!という思考が働くようにトレーニングすることですからね!

 

続いて、設問2です。

 

(設問2)
(設問1)で想定したターゲット層に訴求するための、プロモーションと販売の戦略を80 字以内で説明せよ。

【出題の趣旨】
B社製品の顧客となるべき消費者層に価値を訴求するプロモーション戦略と販売戦略を提案する能力を問う問題である。

 

※プロモーション・ミックスのうち、人的販売は「販売戦略」として切り分けできるが、販売促進が「プロモーション」なのか、「販売戦略」なのかは判然としない。

 

第2問の解説の冒頭で、本問では「4P」で言うところの「プロモーション(プロモーション・ミックス)/どのように」が問われており、併せて「効果」も書きたい、と申し上げました。

 

・・・プロモーションは、超頻出の切口です。

 

そして、プロモーション戦略を聞かれれば、「プロモーション・ミックス」必ず思い浮かべなければなりません

 

プロモーション・ミックス
①広告宣伝  (プル)
②パブリシティ(プル)
③人的販売  (プッシュ)
④販売促進  (プッシュ)→POP、クーポン、ノベルティ、実演、DM

 

本問では出題者が、プロモーション・ミックスをどのように分解してほしかったかは分かりません。ただ少なくとも設問では「プロモーション」「販売戦略」2つの切り口からの解答を要求されていますので、「プロモーションは周知するための施策(プル?)」「販売戦略は顧客に買ってもらうための売込み(プッシュ)」期待されていたと考えるべきでしょう。

 

そして、この2つの施策は、当然に設問1で想定した「ターゲット層 と 製品」に最適なものでなければなりません。

 

それでは、解答例です。

 

解答例①だいまつ
戦略は、自社蔵見学と直営飲食店での食事をセットにしたツアーを企画し、食事後に直営店舗に誘導し、人気レシピと一緒に提案販売することで、お土産としての購買を増やす。

解答例②後輩A
食事を提供する際に、料理に使われているしょうゆ加工品のストーリーを説明し、直営店来店へと誘導する。直営店ではB社製品を用いたレシピを配布し、購買を促す。

解答例③後輩B
戦略は、観光情報誌やグルメサイトを活用し飲食店の来客を増やし、自社製品を使用した料理を提供し、味を確認してもらい、併設の直営店で商品を販売する。

 

本問では設問間の関連も重要ですから、並べてみます。

 

解答例①だいまつ
(設問1)
戦略は、回転率の低い製品は縮小し、①日本の伝統文化に興味のある外国人観光客と懐かしさを求める女性やシニア層には伝統製法で作った製品を、②健康志向で食に敏感な女性に減塩しょうゆ関連製品数を増やし訴求する。

(設問2)
戦略は、(プロモーション→)自社蔵見学と直営飲食店での食事をセットにしたツアーを企画し、食事後に直営店舗に誘導し、(販売戦略→)人気レシピと一緒に提案販売することで、(効果→)お土産としての購買を増やす。

 

「プロモーション(プロモーション/販売戦略)→効果」と、当初に想定した答案が作れています。

 

厳密に言えば、「健康志向で食に敏感な女性」は、「自社蔵見学」には全く興味がないでしょうが、ただ80字の中で表現をするとなれば、この辺りが限界でしょうか。

 

それと、たったの80字で「日本の伝統文化に興味のある外国人観光客」、「懐かしさを求める女性やシニア層」、「健康志向で食に敏感な女性」の3つのターゲットに訴求するための「プロモーション(プロモーション/販売戦略)」に関する施策を書く、なんてことは普通に考えてできません(しかも80分間でなんて絶対に無理です)。

 

受験生時代の私がそうであったように、ふぞろいを読んで、3つのターゲットすべてを設問1に盛込むべく努力しておられる方もいらっしゃると思いますが、最近私が思うのは、「無理をして全部を詰め込む必要はない」ということです。
(一応、私の解答例では解説の都合上3つのターゲットを盛込みましたが)

 

【永久保存版】シリーズでも書きましたが、断士の2次試験の解答要素(正解/得点がもらえる要素)は、1つではありません。間違いなく複数あります。

 

今回の事例においては、3つのターゲット層のいずれを選んでも、訴求すべき商品やプロモーション策が書けるように与件文にヒントが埋め込まれていました

 

加えてですが、平成28年度の事例Ⅲの第4問(設備投資するか/しないかの問題)でも、「する/しない」のどちらを選んでも、ちゃんと論理展開ができるよう与件文にはヒントが埋め込まれていました。

 

それで、何が言いたいかと申しますと、

 

だいまつは答案に「3つのターゲット層を盛込んでいた」、ふぞろい流採点で高得点を狙うなら「3つのターゲット層を盛込まないといけない」、という思考から、「荒くれモリ子(変に解答要素を盛込み過ぎてしまい答案が荒れてしまう人)」になってはいけません

 

限られた80分という時間の中で、設問文で聞かれたことに、与件文の記述から、理屈が通る答案を「作れている」のであれば、ターゲット層が1つしか盛込めていなくても私はいいと思います

 

事例Ⅱで言えば、題意に沿って「誰に→何を→どのように→効果」の順番で、分かりやすく意味の通る論理展開ができればOKと、気楽に考えましょう

 

続いて後輩Aの解答例です。

 

(設問1)
戦略は、出荷数量が減少しているしょうゆのアイテム数を減らし、出荷数量が増加傾向にあるしょうゆ加工品を訴求すること。ターゲットは、直営店併設の飲食店を訪れる、食に敏感な女性やシニア層である。

(設問2)
(プロモーション→)食事を提供する際に、料理に使われているしょうゆ加工品のストーリーを説明し、直営店来店へと誘導する。(販売戦略→)直営店ではB社製品を用いたレシピを配賦し、(効果?→)購買を促す。

 

「直営店併設の飲食店を訪れた食に敏感な女性に対して(シニアは置いておくとして)」、「食事後に直営店へ誘導し、レシピに使われているB社製品の購買を促す」という論理構成は、いいと思います

 

ただ、気になるのは、「しょうゆ加工品のストーリーを説明し」という部分ですね。国産丸大豆のことなのか、伝統的な作り方のことなのか、はたまたその両方なのか、よく分かりません

 

与件文は「しょうゆ加工品」へのシフトを示唆していますが、与件文の言葉は変に加工しない方がいいですね!(さむっ・・・)

 

後輩Bの解答例です。

 

(設問1)
戦略は、①健康志向で食に敏感な女性に対して、自社蔵で杉桶を使った伝統製法で製造したしょうゆ関連製品を提供する、②伝統文化に興味のある外国人観光客に国産丸大豆を使った日本製の高品質しょうゆを提供する。

(設問2)
戦略は、(プロモーション→)観光情報誌やグルメサイトを活用し飲食店の来客を増やし、(販売戦略→)自社製品を使用した料理を提供し、味を確認してもらい、併設の直営店で商品を販売する。

 

なんだか、のっぺりした答案で、少し押しが弱い気もしますが、間違いではないと思うので、本番でこれが書ければ及第点の答案でしょう。「効果」はなんとか盛込みたいところですね。

 

==========================================================================

 

第3問(配点20 点)
3年前に開業した直営店併設の飲食店は、売り上げが好調である。B社が飲食店を直接経営することによって、どのようなメリットと効果を得られるか。売り上げが向上すること以外のメリットと効果について、100 字以内で説明せよ。

【出題の趣旨】
メーカーであるB社が川下(飲食店経営)に参入することにより、製品開発や営業施策の点でどのような可能性があるかについて、分析力・課題解決力を問う問題である。

 

本問は、「4P」と「誰に、何を、どのように、効果 + 戦略」の観点で考えると以下の通りになります。

 

 

「誰に、何を、どのように、戦略」は、関係ありません。「効果(メリット)の部分だけ」が問われています。

 

それと、「4P」の観点から考えると、強いて言えば「チャネル」でしょうか(うーん、分かりません)。

 

本問は素直に、「メリットと効果を書く設問」、そう意識して与件文から無理なく考えられる答案を作りたいですね。

 

ちなみに、メリットはB社が川下(飲食店経営)に参入することによって得られる「直接的にいいこと」、効果はB社が川下(飲食店経営)に参入することによって「もたらされるいいこと」です。

 

出題の趣旨(製品開発や営業施策を答えて欲しい)も踏まえて考えると、求められていた解答要素は以下の通りだと思います。ただし、メリットと効果の違いに関して深追いしないでください。この2つを切り分けできるようにトレーニングする時間があるのなら、事例Ⅱ全体を「4P」と「誰に、何を、どのように、効果 + 戦略名」で考えられるように訓練する時間に充ててください

 

メリット(直接的にいいこと)
①最終顧客との接点ができて声を製品開発に活かせる、②最終消費者に直接情報を発信できる

効果(参入によってもたらされるいいこと)
②観光誌やグルメサイトに取り上げてもらい知名度があがること

 

==========================================================================

 

第4問(配点30 点)
昨今の多くの中小しょうゆメーカーでは、インターネット販売を展開している。B社もまた、新規事業として直接、最終消費者に対するインターネット販売に乗り出したいと考えている。

(設問1)
インターネット販売を軌道に乗せるためにB社が採るべきブランド戦略を50 字以内で提案せよ。

【出題の趣旨】
B社が、直接、最終消費者に対するインターネット販売に乗り出すために必要な施策について、ブランド戦略の観点から問題解決力を問う問題である。

 

 

いつも通り、「4P」と「誰に、何を、どのように、効果 + 戦略名」の観点から考えると、本問は、「プロモーション」の問題ですね。

 

そして、「誰に」は設問文に書かれている「最終消費者」ですから、答える必要はありません(回答欄に「誰に」を書く必要はない)。ブランド戦略の観点からインターネット販売を軌道に乗せるためにB社が採るべき戦略を答えればOKというイメージですね。

 

なお、「ブランド戦略」につながる内容であれば、「どのように(プロモーション)」だけでなく、「何を(製品戦略)」を絡めてよいと思われます。

 

ここは、あまり深く考えないようにして、与件文に寄り添った答案作りを心がけるべきです。

 

ちなみに、よく本問の「正解がなんだったのか」を受験生に聞かれるので、秀逸な答案を作った、後輩Aの解答例を示しておきます。

 

解答例①後輩A
助言は有名な鶏料理店と共同で、Z社には卸していないインターネット限定の新ブランドを開発する戦略である。

 

なんだこりゃ?と思われた方も多いと思いますが、「わざわざ表現」を活用した見事な答案です。

 

ちょっと、解説しておきます。

 

<設問文>
昨今の多くの中小しょうゆメーカーでは、インターネット販売を展開している。

後発のB社が先発メーカーを押し退けてインターネット販売を軌道に乗せるためには、「相当」インパクトのある施策が必要だ、ということが読み取れます。

 

<与件文>

第8段落
取引関係が50年にも及ぶ食品卸Z社がB社製品の販売を一手に引き受けており、そのZ社がインターネット販売に難色を示す

→Z社は、国内外の優良メーカーが生産する高付加価値・こだわりの自然食品・健康食品全般を取り扱うなかで、B社製品も一手に引き受けて来た訳ですから、B社の高付加価値な既存製品群について、インターネットチャネルとの競合は避けたいのでしょう。また、インターネット経由で直接販売されるとなれば、販売価格もZ社のコントロール下を離れますし、もしかすると現在のB社商品群のブランドイメージが毀損してしまうことをZ社は懸念しているのかもしれません。

第4段落
B社はかつて業務用製品も製造していたが、大手メーカーの激しい低価格攻勢を受け、現在ではほとんど最終消費者向け製品に特化している。ただし例外もいくつかある。たとえば親子丼で有名なある鶏料理専門店は、B社のしょうゆの濃厚さと芳ほう醇じゅんさに惚れ込み、もう30 年来、取引が続いている

 

「ただし例外
有名なある鶏料理専門」
「B社のしょうゆの濃厚さと芳ほう醇じゅんさに惚れ込み、もう30 年来、取引が続いている」

 

絶対に使ってくれ」と言わんばかりの「わざわざ表現」ですよね。

 

後発のB社が最終消費者に響くインパクトあるブランド戦略で先発メーカーを押し退け、そしてインターネット販売を軌道に乗せるためには、B社の大ファンの「超有名鶏料理専門店」の協力が不可欠でしょう。

 

超有名鶏料理専門店」と、共同で専用ブランドを立上げすれば、きっと最終消費者は振り向いてくれるでしょうし、Z社も直接競合しないので許してくれるでしょう。

 

後輩Aの答案(解答例)は、題意と与件文に沿った、本当に素晴らしい内容ですね。

 

もう一度見ておきましょう。

 

助言は有名な鶏料理店と共同で、Z社には卸していないインターネット限定の新ブランドを開発する戦略である。

 

うーん、素晴らしい。

 

(設問2)
B社のインターネット販売を利用する顧客にリピートしてもらうために、インターネット上でどのようなマーケティング・コミュニケーションを展開するべきか。80 字以内で提案せよ。

【出題の趣旨】
顧客のリピーター化促進のためには、インターネット上でどのようなマーケティング・コミュニケーション施策が必要かについて、提案力を問う問題である。

 

マーケティング・コミュニケーションですから、「4P」で考えれば、「プロモーション」でしょう。

 

そして、「誰に、何を、どのように、効果 + 戦略」という観点からすれば、「誰に」は設問1と同じく「最終消費者」ですから、答える必要がありません。また、「戦略名」必要ないでしょう。

 

すると、「何を(この場合製品ではなく「使えそうなネタ」という意味です)」、「どのように」、「効果」解答候補になります。

 


 

また、表の上にも書いていますが、マーケティング・コミュニケーションですから、「双方向性少し意識したいところです。なぜなら、「マーケティング手法」でも十分に事例Ⅱらしいのに、出題者は「答えさせたいこと」があって、わざわざ「コミュニケーション」を付けてきたからです。つまり、受験生に解答させる方向を絞っているのです。

 

では、解答例です。

 

解答例①だいまつ
助言は、①国内向けに自社飲食店の人気レシピを、②海外向けに外国語で伝統製法で作った製品情報を、SNSで発信し双方向の対話によって愛顧を高め、リピート率を向上させる。

解答例②後輩A
掲示板を設け顧客が作った料理の写真を掲載したものに対し、B社及び鶏料理店が料理のアドバイスや別料理のレシピを返信することで、関係性を強化し購買頻度を向上させる。

解答例③後輩B
B社HPに掲示板を設置し、利用者同士のコミュニケーションを誘発することで、関係性を強化し固定客化を図り、リピート購入を促し、売上の増加を図るべきである。

 

まず、私の解答例からです。

 

助言は、①(誰に/ジオ→)国内向けに(何を→)自社飲食店の人気レシピを、②(誰に/ジオ→)海外向けに(何を→)外国語で伝統製法で作った製品情報を、(どのように→)SNSで発信し双方向の対話によって(効果→)愛顧を高め、リピート率を向上させる。

 

・・・これはダメですね。そもそも、「誰に」は必要ないと言っておきながら、無理やり最終消費者」を「国内向け」と「海外向け」に振り分けています

 

「誰に」を書いてしまった理由は、与件文の「外国人観光客」の存在や、「Z社が海外に販路を持ち、既にB社製品が海外で受け入れられている」ことを念頭に、「国内と海外」の両方を狙いに行ってしまった(欲張った)結果です。それと、この対応を「ダメだ」とまで言ったのは、80分で「国内と海外」にターゲットを振り分けて書くことなど、普通はやらないから、です。

 

それでも、「レシピやSNS(双方向性)→愛顧UP→リピート率向上」という流れは、悪くないと思います。

 

「誰に」を入れてしまったのは余計ですが、「何を(使えそうなネタ)」→「どのように」→「効果」順につなげていけば、読みやすくて、漏れのない答案が作れることが分かりますね。

 

次に後輩Aの解答例です。

 

(何を/どのように→)掲示板を設け顧客が作った料理の写真を掲載したものに対し、B社及び鶏料理店が料理のアドバイスや別料理のレシピを返信することで、(効果→)関係性を強化し購買頻度を向上させる。

 

後輩Aは、設問1で有名鶏料理店を登場させていますので、設問間の関連、一貫性と言う点で申し分ない答案でしょう。効果もしっかりと書けています。

 

ただ、「何を、どのように」が混在していて少し読み辛い印象があります。

 

例えば、以下の様に「何を→どのように→効果」の順番で組み替えてみるとどうでしょうか。

 

(何を→)B社の人気レシピや有名鶏料理店の料理ノウハウを活かし、(どのように→)HPの掲示板に投稿された顧客の作った料理写真に対してアドバイスすることで、(効果→)関係性を強化し購買頻度を向上させる。

 

どうでしょうか。読みやすくなったと思うのですが、如何でしょうか。

 

最後に後輩Bの解答例です。

 

(どのように→)B社HPに掲示板を設置し、利用者同士のコミュニケーションを誘発することで、(効果→)関係性を強化し固定客化を図り、リピート購入を促し、売上の増加を図るべきである。

 

「どのように」→「効果」の順で答案を作ることができているのですが、80字の制限字数の中で、「効果」に関する記述が半分を占めていますこれはいただけません

 

「効果」は、「おまけ」的な位置付けであるため、少なくとも施策(何を、どのように)に60文字(3行)を割くべきでしょう。

 

そうすれば、「何を(使えそうなネタ)」に関する記述も書くスペースが確保できます。

 

それと、これはだいまつの持論なのですが、事例Ⅱの「効果」で「売上UP」という言葉は使う必要は「ありません」

 

なぜなら、下記の効果(施策を実施した結果)はいずれも「売上UP」を分解した要素であり、効果として「新規顧客を獲得する」と書けば、すなわちそれは「売上UP」のことを書いていることになるからです。

 

新規顧客の獲得

購買頻度UP(固定客化)
関連購買
単価UP

 

解説は以上です。

 

皆さん、如何だったでしょうか。

 

事例Ⅱにおいて、「4P」と「誰に、何を、どのように、効果 + 戦略名」如何に大切であるか、このフレームで常に考えれば、漏れなく、ダブリなく、分かりやすい答案が作れる、ことを実感いただけたでしょうか。

 

なお、コメントで平成28年度もしくは平成27年度の事例Ⅲの解説記事をリクエストいただいています。最近、なかなかブログを書く時間が取り辛いのですが、皆さんが記事の一番下にある「ブログ村ボタン」を押して応援いただければ、動機づけられて、頑張ってしまうかもしれません!

 

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

以上、だいまつでした。

 

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こんにちは、chikaです!
二次試験まであと一か月ちょっととなりました。
皆さん、二次の勉強は順調でしょうか。

私は去年の今頃、解答プロセスの型は固まってきたものの・・・
実は事例Ⅱに苦手意識を持っていました。

事例Ⅱは、
身近にイメージしやすく、解答は書きやすい!
ので、ある程度の点数(50~60点)は取れるようになっていました。
(最初は得意だと勘違いしていました)

しかし!!
点数がぶれやすく、60点以上を安定的にとることができていませんでした。

事例Ⅱは身近にイメージしやすい分、
出題者の意図に沿わない余計なアイデアも出てきやすい。
そのため、解答が書けたつもりでも、得点に繋がっていなかったのです。

そこで、この道場ブログで事例Ⅱの記事を読み漁り、
安定的に高い点数をとるにはどうすればいいのか、分析し、
事例Ⅱのコツを掴むことができました。

前置きが長くなりましたが、本日の目次。

★目次★

①事例Ⅱで安定的に点数をとるコツ
②事例Ⅱのキーワード解答法(ダウンロードOK)


事例Ⅱで安定的に点数を取るコツ

先述しましたが、
事例Ⅱはイメージしやすいので自分の知識や経験を取り入れやすく、解きやすい事例だと思います。
与件文にはヒントがいっぱい散在されており、アイデアがどんどん出てくる。
結果、的外れな提案(アイデア提案)をしがち。
初代JCさんも、コチラの記事でそのことを触れています。

そこで、
★与件文より引用すべき重要な根拠を、漏れなくピックアップする必要がある
アイデアを壮大に広げ過ぎずに、B社のストーリー展開を踏まえた(=出題者の意図する)解答を書く必要がある

ということに気づきました。

 

その参考になったのはコチラの記事。
以下、ポイントを抜粋。

事例Ⅱのコンサル方針は、
「『専門性・地域密着・関係管理』を武器に、『ターゲット+協力者+4P』を定めて競争優位を構築すること」。
よって、与件では、「変化」の他に、中小企業が競争優位を構築する際の武器となる、「専門性」、「地域密着」、「関係管理(Life Time Value)」に関する記述に着目。
事例Ⅱは、拾ってくる情報が多いので、こうした型(もしくは思考)を持った上で与件を見れると、非常にスピーディかつ抜け漏れなく対処できる。

 

 

また、事例Ⅱのストーリー展開に着目することも大切。

参考になったのはコチラの記事。
以下、ポイントを抜粋。

<事例Ⅱのストーリー展開>
①(S)創業以来、B社の強みや特徴を活かして何とか業績を伸ばしてきた。
②(T)外部環境変化や大手競合の出現で雲行きが怪しくなってきている。
③(O) 新たなニーズや顧客層が現れてきている。
④業績が停滞してきている。

もう少し細かく見ると、
①の強みはだいたい地域密着性顧客関係性特定分野での専門性きめ細かい対応、などが代表的です。
②の外部環境変化は少子高齢化域内の顧客減少、大手競合は低価格幅広い品揃えを武器にしています。

<「事例Ⅱとは何ぞや」の結論>
④を憂う経営者に対して、中小企業診断士であるあなたが颯爽と現れ、
・③に対して①をぶつけることで新たな収益を確保する。
・外部環境変化には対応し、大手競合はかわす。

 

さらに、コチラの記事も参考になります。
以下、ポイントを抜粋。

<事例Ⅱとは>
・事例Ⅱのテーマ:地域密着型の経営で売上拡大を目指す小規模企業
 (地域活性化も売上を上げるための手段。)

未対応のニーズに対して、企業連携経営資源を有効活用し対応する。
(既存ニーズの裏が未対応のニーズ。)

競合と差別化した高付加価値商品及び地域密着客数を増やし売上を拡大する。
(売上を上げるためには客数と客単価をあげる。)

 

上記をふまえると、B社のテーマは「売上拡大」
売上拡大といえば、
客数(新規顧客+既存顧客) × 客単価(商品単価 × 買上げ点数)

そこで、提案する施策が、上記のどの効果につながるかをきちんと書くことを意識することで、点数UPを狙いました。

そのための型として、事例Ⅱでは、
「誰に」:ターゲット
「何を」:B社の強み、経営資源
「どのように」:具体的にやること(4Pの視点)
「効果」:客数増加or客単価増加、もしくは総括して「売上増加」
の4点セットを解答に書くようにしました。

 

ご紹介したいコツは以上になります。
私はこれらを意識することで、事例Ⅱに自信を持つことができるようになりました。


【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅱ~

次に、キーワード解答法の事例Ⅱバージョンをお伝えします。

▼▼▼▼キーワード解答法とは?▼▼▼▼

①解答のキーワードパターンを覚えておく
②思い浮かべたパターンのうち、事例企業に合った分析・助言を行う

という方法です。
具体的には、
●●●という課題の場合、解決策は□□□!などのパターンを覚えておく。
パターンのうち、
事例企業に当てはまるもの(効果的なもの、実践可能なもの)を解答する。

この方法のメリットは、
解答時間の短縮と、大外ししない解答が書けること、です。

 

事例Ⅰはコチラ▼
【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅰ(組織・人事)~

事例Ⅲはコチラ▼
【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅲ~ + 事例Ⅲの基礎

事例Ⅳはコチラ▼
【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅳ・経営分析~

 

事例Ⅲのキーワードまとめ

▼クリックすると拡大します▼

 

 

こちらは、某予備校の資料を元に、私がH13~H28年度の過去問を全て3周以上解いた中で、自分なりにカスタマイズして作成したものです。
※ダウンロードはコチラ⇒事例Ⅱのキーワード

 

 

~私の使い方~

①まずはこの表を頭に叩き込む!
A:与件文のヒントに対応するB:解答のキーワードC:効果を思い浮かべられるようになっておく。

②与件文を読む際に、A:与件文のヒントの内容があったら、B:解答のヒントのキーワードC:効果メモ用紙にメモ!

③解答骨子を作る(=解答の下書きを作る)際に、キーワードのうち事例企業に合うものを選んで解答を作る!

 

事例Ⅱにおいてのポイントとしては、
先述したコツ、
★与件文より引用すべき重要な根拠を、漏れなくピックアップする
★B社のストーリー展開を踏まえた(=出題者の意図する)解答を書く
★「誰に」「何を」「どのように」「効果」を書く
を意識することが大切です。

 

また、設問で「どのレイヤーを問われているのか?」を意識することも大切です。

事例Ⅱでは以下の構造になっています。
経営環境分析
 ↓
経営戦略
∟成長戦略(アンゾフ。競合は考えない。)
 ∟競争戦略(ポーター。競合を考える)
 ↓
オペレーション戦略(ターゲット+4PS)

※表では、一番左にレイヤーを記載しています。

 


本日の記事は以上になります!
涼しくなってきましたので、体調管理に気を付けて、
勉強に励んでくださいね★
chikaでした♪

 

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おはようございます。ゆうです。

過去記事は、こちらから

 

前回は、事例Ⅳの傾向と対策、について書きました。

 

事例Ⅳは、

①合否を左右する事例であり、

②スキマ時間でも学習しやすく、

③努力が点につながりやすい。

 

領域別の出題頻度は、毎年出る経営分析。超頻出のCVP分析、NPV。次に頻出の、CF計算書とセグメント別損益計算です。

 

事例Ⅳ対策として、事例Ⅳ問題集を使って、テーマごとに繰り返し解くようにしましょう。

 

損益計算書も、キャッシュフロー計算書も、白地から書けるように。何度もトレーニングすれば、書けるようになります。

 

さて、本日のテーマは、2次得点力を高める「3つのカギ」と題してお送りします。

 

■3つのカギとは

私が実際にストレート合格に役立った要素を以下の3つに整理します。

(1)知識
(2)技術・ノウハウ
(3)練習・トレーニング

 

■カギ (1)知識

2次得点力を高めるために必要な知識は、以下の2点です。

 

(1)全知識に掲載されている知識
2次の解法に必要な知識は、ある程度限られています。

 

それを分かりやすくまとめてくれているのが、全知識で。必要なインプット教材は、これがあれば十分です。

 

ただ、この教材を読むだけでは2次に必要な知識が手に入ったとは言えません。

 

原稿用紙に知識を簡潔に記述できる、が求められる水準です。

 

1次は選択肢の正誤が判断できていればよかったですが、2次は白地に記述できる知識レベルが必要です。

 

知識で覚えておくと良いのは、キーワードのメリット、デメリットです。

 

例えば、以下の内容を書けそうですか?

少し読むのを止まって、頭の中でつぶやいてみてください。

①同族経営のメリット、デメリット
②M&Aのメリット、デメリット
③事業部制組織のメリット、デメリット
④成果主義のメリット、デメリット
⑤アルバイト活用のメリット、デメリット

いかがでしょうか?なかなか難しかったのではないでしょうか?

 

安心してください。私も昨年の今ごろは、まだスラスラ書けませんでした。

 

このトレーニングについて、きゃっしいが過去記事にしています。

きゃっしいの100字訓練

 

 

(2)階層、切り口、キーワードに関する知識

私の場合は、予備校でインプットした情報です。

 

chikaのブログでも、この部分を取り上げています。貴重なまとめなので、ぜひ参考にして下さい。

 

経営戦略には、企業戦略・事業戦略・機能戦略の3つのレベルがあります。

 

2次の事例Ⅰ~Ⅲでは、大きく分けると、経営戦略(企業、事業)と機能戦略の2つに分けられます。

 

機能戦略は事例ごとに、組織・人事、マーケティング、生産・技術、となります。

 

■事例Ⅰ
階層:①経営戦略 ②組織構造(ハード) ③人的資源管理(ソフト)


組織構造:①部門 ②階層 ③権限 ④コミュニケーション

人的資源管理:①採用配置 ②評価 ③報酬 ④能力開発

 

■事例Ⅱ
階層:①経営戦略 ②ターゲット+4P

4P:①商品サービス ②価格 ③チャネル ④プロモーション
※とくに頻出なのが、商品とプロモーション

 

■事例Ⅲ
階層:①経営戦略 ②営業、設計・開発、生産活動

生産活動:①生産計画 ②生産実施 ③生産統制

 

事例の設問を読んだ時に、

「これは経営戦略の話だな。」

「これは機能戦略の組織構造の話だな。」

と分類できるようになると、

 

設問の題意から大きく外さない(事故しない)、そして解答のスピードアップが可能です。

 

キーワードについても、chikaの記事を参考にして自分で作るか、予備校の教材をゲットして時間を短縮させるか。

80分という短い時間で反射的に解答を作れるように、事前準備が有効です。

 

 

■カギ (2)技術ノウハウ

2次で大事な技術ノウハウは、

①設問要求解釈

②タイムマネジメントです。

 

①設問要求解釈については、以前にきゃずが秀逸なまとめをしていますので、参考にしてください。

 

設問を読んだ段階で、解答をできるだけ鮮明に、具体的に想像する技術です。

 

②タイムマネジメント

80分をどのように使うかの時間設計です。

個人によって好みや得意が違うので、過去問のアウトプットを通じて、微調整や変更しましょう。

 

下記は、私の最終的な時間設計ですが、実際はラスト見直しの時間が取れないほど、緊張・焦りが生じました。

 

・ゆう80分の流れ
(15分) 要求具体化
設問読んで、
①要求タイプ
②レイヤー分け
③聞かれていること(理由・課題・対策・改善策)
④ゴール設定(例:新製品開発を行い、新規顧客開拓し、収益拡大。)
⑤理論想定(1次理論)

 

(5分) 大枠把握
与件文通読、①段落分け ②マーカー分け

 

(10分) ポイント解釈(紐付け)
与件文と設問文の紐付け。どこの与件文から解答要素を引っ張ってくるか。

 

(40分~45分) ポイント解釈~編集
紐付できたら、個別にバッチ処理(個別に解釈~編集まで)する。

 

(5~10分)ラスト見直し。

 

以下は、意外と重要な技術かもしれないので、触れておきます。

 

・ホッチキス外し
事例の問題冊子のホッチキスをはずかどうか。外すと、無地の紙がゲットできます。

 

私は、微妙な力加減で、一番外側の紙だけ残して、問題冊子を引っ張り。問題冊子と白地のペーパーに分けていました。
これは、本番の2週前くらいに会得しました。

 

・マーカー活用
シャーペンだけで攻める人と、マーカーを使う人。マーカー派は、①設問ごとにマーカーの色分けをする人と、②強み弱みなどSWOTで色分けするタイプに分かれます。

 

私は、以下の使い方をしました。
強み、機会をピンク。弱み、脅威をブルー。課題・目標をイエローでマーカーする。

 

■カギ (3)練習・トレーニング

知識も技術も、練習や訓練などのアウトプットを通じて、習得できているかの点検ができます。

 

また、アウトプットを通じて、知識や技術の強化・修正が図れます。

 

①私が解いた2次事例数
8月22事例、9月59事例、10月47事例。計127事例。

私の場合、多くの事例数を解いたことが、自信と改善につながりました。

 

②過去問を何年分までやるのがいいか?
私は、平成13年・14年、20~22年も1回転させましたが、メインは過去5年分で全事例3回転させました。

初見問題として古い過去問を使うのは効果的ですが、古い事例は出題傾向が変わっていたりするので、あまりやりこみはしなかったです。

 

③ふぞろい写経
模範解答を原稿用紙に書き写すことで、文章表現文字数の感覚をつかみます。

 

言葉の言い回し、まとめ方。80文字に短くまとめる表現。160文字の対処法など。手を使って、覚えます。

 

④模試・セルフ模試
今週末にMMC模試が終わってからは、模試の機会がないです。

 

そんな時は、土日を使って、試験本番と同様の時間に4事例を解くセルフ模試が有効です。

 

初見の問題をやるなら、年度の古い過去問や、友人や先輩などから初見の問題をゲットするのも手です。

以上、2次得点力を高める「3つのカギ」でした。

 

2次の得点力は、試験本番まで伸びます!過去問アウトプットを通じたPDCAの高速回転で、得点力を伸ばしましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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はい!へんりーです。

暑い日が続いていますがお元気ですか?

 

自分はここ数日、風邪気味です。

どうか皆さん、体調にはくれぐれもお気をつけてください(><)

 

さて、2次試験対策は順調でしょうか?


「事例を解くのに時間がかかります・・」

 

「80分間では足りないです・・」

 

といった声が聞こえてきそうです。

 

でも大丈夫!

2次試験対策を始めたばかりならば、1か月くらいはその状態が続くと思ってください。

誰もが通る道です。

とにかくブレずにアウトプットを続けることです。

 

 

まさか、しびれを切らして「やっぱり自分はまずはインプットから・・・」なんて勉強していませんか?

だとしたら、それは黄色信号です。。

 

 

ぜひとも前回お伝えした、2つのオキテを守ってください。

おさらいです。

オキテその1: 勉強の進め方は、「アウトプット重視+過去問重視」 

オキテその2: 解く順序は、「設問から先に」(設問要求解釈で勝負が決まる!)

改めて、これらは「人それぞれ」とか「自分に合えば」では無い!と言い切ることにしています。

それだけ合格者の多くの人がやっていることだからです。

解説は前回の記事をご覧ください。

 

ここで、詳しく解説していなかったのが「過去問重視」の部分です。

今日はこの点について説明させていだたきます。

 


 

ずばり、夏セミナーでこんな質問をいただきました。

 

「二次試験対策をするにあたって、過去問と予備校演習をのどちらを優先すべきですか?」

 

「過去問だけでなく、新しい問題を解かないと不安です。」

 

お悩みごもっともです。

僕も、一次試験の本番が終わるまで、二次試験対策は微塵もやっていなかったので、似た迷い・お悩みを抱いていました。

 

しかし、今なら言えます。

結論はハッキリしているのです。

 試験対策は、なにより過去問(=本試験の問題)を優先!

予備校の演習問題や模試練習(80分間の解答プロセスの訓練に使う!

→その代わり得点は気にしない。(時間がない場合は、解説読みもそこそこに、復習に時間をかけない!)

 

一言で言えば、「過去問重視」なのです。

これも、合格への王道と言えると思います。

「人それぞれ」や「自分に合う方法で」といった余地はない、と思ってください。

 

 

・・・しかし、演習や模試(=新規の問題)よりも、過去問(=本試験の問題)を重視するのはなぜ??

という疑問を持つ方もいるかもしれません。。

少し説明してみます。

 

まず、

「実際に合否が判定されるのは本試験なのだから、本試験問題で経験を積み上げておくべき」

がよく言われる答えの1つです。

 

 

どうでしょう?

納得できます?

 

「・・・わからなくもないけど、いまいち腑に落ちない。」

 

ですよね。僕もそう思います。笑

 

 

では、もっと掘り下げます。

 

過去問 と 演習や模試(=新規の問題)

 

その決定的な違いはなんだと思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、

「説明責任の有無」

です。

当たり前と言われたらそれまでですが、

模範解答が発表されない本試験には、「説明責任」が無いのです。

 

つまり、

ロジカルに、これがこうなって、唯一無二の正解 にたどり着きます

などという、解説が不要です。

 

ブラックボックス・・

タネのない手品・・・

 

だからこそ、「深み」が出ます。

「正解」にある程度の幅を持たせてあるかもしれません。

「正解」までの道筋も一つではない可能性もあります。

 

それが、予備校の演習と大きな違いを作ります。

特に大手予備校の演習や模試では、下手な問題を作れば全国の受験生からツッコまれてしまいますから、

(言われてみれば)「綺麗に」正解に行き着く「道筋」を持っています。持たざるをえないのです。

 

ときにそれは、「そんなの思いつくか!」という道筋になることがあります。

80分間ではとてもたどり着けない「綺麗すぎる」解答になってしまっていることが、往々にしてあります。

これは「説明責任」による弊害だと思います。

 

さらに言えば、

1年に1回の本試験に比べて、

予備校の演習問題や模試は、より短期間で作成されている可能性が高いでしょう。

どうしても練られ方に差が出てくるはずです。

ともすれば、問題作成者の「色」がより表れやすいと思います。

よって、予備校の演習問題や模試は、あくまで練習=本番の解答プロセスの確認《80分間の使い方、設問要求解釈、骨子作成あるいは下書きから解答編集作業の質》に使うべきだと考えます。

時間がない方は、「答え合わせ」(模範解答の分析)に時間を割くのはオススメしません。

なぜ「正解」にたどり着けなかったか、そこは悩まずに、

さっと解説を読み、自分に無かった知識があれば、教訓ノートにメモを取り、「もうけもの!」と思ったらそれでお終いです。

 

一方、本試験は、専門家が練りに練って作られていますから、本当によくできています。

次回以降に解説しますが、与件文や設問文に一語の無駄もありません。

(ミスリードさせる言葉も含めて、すべての語が「意図を持っている」という意味です)

過去問の解答にしっかりとたどりつくと、

「こんなにちゃんとヒントがあったのか」

「しかしそれを拾いづらく散りばめてあったのか」

と気づくことがあります。

そういった観点を持ちながら、だいまつによる平成29年の過去問の解説(事例II)を改めて読んでいただければ、如何に本試験がよくできているかが実感できるはずです。

しっかり分析し、教訓を得られれば、応用力が付きます。
噛めば噛むほど味がでてきます。

 

もう一度言います、

「どんどん解き、しっかりと復習をするべきは過去問(本試験の問題)」です!

今回はここまで。

アナタもまだ間に合います!

本番まであと少しだけあがいてみませんか?

 

以上、へんりーでした!

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皆さんおはようございます。

 

ヒロちゃんです。

 

あっという間に8月も終わりを迎えようとしていますね。

 

ホント、光陰矢の如し。

 

 

「もう8月が終わってしまうというのに… この期に及んで何をすれば良いかはっきり決まっていない…」

 

 

そんな不安を抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

本日はそんな人の為に、私の去年の学習内容を参考までにご紹介します。

 

2次試験まで短期決戦です、

 

是非今月中には学習の方向性を決めていただいて、

本試験まで迷いなく突き進んでもらいたいなと思います。

 

 

 


 

さてさて、

 

私の学習内容には、今思えば8月9月10月とそれぞれの月で特徴がありました。

 

  • 8月は敵(2次筆記試験)を知ることを念頭に、己の課題抽出に重きを置く。
  • 9月からは事例ごとに濃淡をつけた取組みを行う。
  • 10月は9月の取組みを踏襲しつつ、より実戦想定しながら愚直に過去問と向き合う。

 

ざっくり言うとこんな感じですが、詳細については今からご説明いたしますね。

 

※本日ご紹介する学習内容以外にも実際には都度学習計画の見直しを行っていました。

短期決戦だからこそただガムシャラに頑張るばけでなく、PDCAを回しながら取り組む事が必要です。

 

 

 

8月

 

8月、1次試験翌日からが私の2次対策のスタートと言っても過言ではありませんでした。

それまでの2次試験対策実績としては、数事例解いたことがある程度でした。

 

なので、

 

まずは情報収集をSNSやネット経由で行いました。

 

 

そうすると

 

 

ふむふむ

 

 

 

こんな感じの教材(書籍)が学習材料として王道なのか。

 

  • ふぞろいシリーズ
  • 予備校の演習問題
  • 予備校の模試
  • 全知全ノウ
  • 中小企業診断士2次試験 事例問題攻略マスター handys97著
  • 事例Ⅳの全知識&全ノウハウ
  • 30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集
  • 意思決定会計講義ノート(通称イケカコ)
  • 岩崎尚人著の論文
  • スモールビジネス・マーケティング 岩崎邦彦著
  • 本田康男著の論文
  • 支援団体の勉強会
  • 予備校のクラスメートとの勉強会
  • 支援団体のブログ(道場ブログとかね!!)
  • 中小企業診断士協会のHPから過去問問題をダウンロード
  • AASのHPから過去問解答用紙をダウンロード
  • 通勤講座の音声解説
  • 日経新聞の春秋要約

 

 

 

これら2次対策向けの教材のほとんどネット経由、主にアマゾンで購入出来るのでどんどん即ポチしまくりました。

そして、自分の中でこれら教材の提供価値を考えてみました。

例えばふぞろいシリーズでいえば、ふぞろい独自の採点基準を過去問を解いた際の自己採点に使ったり、フィードバックに使ったりしました。これは特に事例Ⅰ~Ⅲにおいて役立ちました。

また、試験委員の著書や論文を読むことは、作問者の気持ちをトレースすることにより解答の方向性を掴むことが出来る(と思う…多分…)と考えました。

 

このように自分にとって何が優先順位の高い学習内容なのか、時間が限られているからこそ吟味しました。

結果的には上記の赤字の教材に取り組みましたが、良かったと思ってます。

教材選びで大切なことは自分に合うか合わないかということです。

他の人にとっては良い教材も、自分にとってはあまり効果が期待出来ないことなんてザラにあると思います。

どうかこの教材(相棒)の選定を最重要と考えて取り組んでくださいね、これが合否を分けると言っても過言ではないのですから。

 

さて、8月も終わりに近づいていますが、皆さんも過去問を何年分か解いてみたり、予備校の講義を何回か受けてみたりしたなかで、なんとなく巷で言われていることが実感できたのではないでしょうか?

そうです、

 

事例Ⅰ~Ⅲと事例Ⅳは全く別モノなんです!!

 

事例Ⅰ~Ⅲの攻略法は概ね似たようなモノです。企業の経営理念を頂点に、経営環境→全体戦略→各機能戦略(人事組織or販売マーケor生産管理・統制)というレイヤーに沿って聞かれたことに応えるという感じです。

一方事例Ⅳに関しては極論言うとあんまりその流れが関係ありません。重要なのは、経営分析やCVP分析など各テーマの知識と、些細なミスも犯さない計算力になります。

このことから私は自身の財務に対する実力も含めた判断として、9月からの学習計画を立てました。

 

 

 

 

 

さて、8月の教材選定など試行錯誤の日々を過ごしたのち、

9月からの学習計画をどのようにしたかというと……

事例Ⅰ~Ⅲと事例Ⅳの学習時間は半々の配分にする!!

 

 

ということに決めました。

 

そして学習方法については以下のように決めました。

 

事例Ⅰ~Ⅲ

①過去問実施。

②ふぞろい・事例攻略マスターで自己採点・合格圏内解答の導出方法を身に着ける。

③不足する1次知識は全知識・全ノウハウでインプット。

基本的にこの繰り返しです。

この合間にブログ読んだり、書籍読んだりしました。

 

 

事例Ⅳ

事例Ⅳの全知識&全ノウハウを回転→30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集を回転。

という感じでアホみたいにこの2教材を何回転も行いました。この合間に過去問をちょいちょい解いたりしていました。

 

 

いかがでしょうか?

 

シンプルな学習内容ですね。

 

でもこのくらい単純なほうが、限られた時間を有効活用できるのは、と思います。

 

実際当時は、

事例Ⅳに関しては徐々に頭だけでなく体に解法が染みついてくる実感がありましたし、

事例Ⅰ~Ⅲに関してもこれまた徐々にですが、各事例の特徴が見えてきたかなという手ごたえがありました。

 

 

 

 

10

 

10月は直前期ということで本番を想定した学習方法ギアチェンジしていった感じです。

 

インプットの量を減らし、アウトプットに重きを置いた取り組みに変わっていきました。

 

9月と違った取り組みで言えば、

 

  • タック事例Ⅳオプション講座(所要日数2日)
  • AASの直前合格判定合宿(所要日数2日)
  • 1人2次試験(所要日数1日)

 

てなことをやりました。

 

タック事例Ⅳオプション講座(所要日数2日)

大手予備校であるタックのサービスである事例Ⅳオプション講座では、事例Ⅳの出題されるであろうテーマを網羅的におさらいしてくれるので、総復習として役立ちました。

また、大勢の受験生(ライバル)たちを目の当たりにすることも出来るのでモチベーション向上にもつながりました。

 

AASの直前合格判定合宿(所要2日)

2次専門の予備校AASの名物講座です。土日合計で20時間くらい缶詰状態でAASオリジナル事例問題に取り組み、当日すぐに採点と解説講義をしてくれる為、理解がとても進みました。

ここで得た「解答するとき果関係をしっかり構築すること」という学びは本試験でも愚直に実行したところ、解答に安定感が生まれたと思います。

 

1人2次試験(1日)

文字通り1人でお初の過去問を1日4事例解くという、ただそれだけです笑。

でも単に4事例解くだけではありません、徹底的に本番を想定することがポイントです。

  • 前夜はもちろん早めに就寝。
  • 日時は本番と同じ日曜日で同じ時間割(事例1開始時間は朝9時50分)
  • 場所は本番の立教大学と近いタック池袋校自習室
  • 間食、昼食なども本番想定したもの
  • わからない問題出ても絶対手を抜かない(これが一番大事)

て感じです。これが功を奏したか、本番はそんなに緊張しませんでした

日頃の学習態度から実戦を意識することは非常に重要です

どんなに知識があっても、文才があっても、本番で結果が出せなければ意味がありません。

そして練習で出来ないことは試合でも出来るわけがありません。

そういった意味では一見滑稽に思える私の取り組んだ1人2次試験は決して間違ってはいないのかと思います。(まぁ1人でやらなくても予備校の模試でいいのでは?)

 

 

 


 

そんな学習計画を送ったヒロちゃんの試験結果は…??

 

さてさて、

そんなこんなで何とか勝負出来るレベル(と勝手に自分で思い込んでいた)に、試験当日までに仕上がった私の試験結果はというと、

 

驚愕の事例Ⅰ~Ⅳ合計240点でギリギリ合格というある意味コスパの良い結果を収めることが出来ました。

 

正直、本番までにやりきった!!という感じではありませんでした。

もっと過去問を解いて型を定着させて、もっと必要知識を頭に染み込ませて、もっと事例Ⅳ用に計算問題に取り組んで、もっと…もっと…

と、あと2倍くらいの学習時間が欲しいくらいでした。

しかし当たり前ですが、私も含め受験生全員時間は限られています。その限られた時間でどうすれば240点を稼げるか?どんな問題が出ても安定感が出せるか?そう言った課題に対して、まぁまぁ筋の良い学習計画が計れたと手前味噌ですが思っております。

 

 

 


 

最後に、事例(過去問など)を解いた後の復習時に気を付けたポイントについて、

以前道場ブログで要望コメントをいただいていましたので、私の意見を端的にお伝えします。

 

 

全体像をとらえた解答になっているか?→どんなに素晴らしい提案でも、理念や経営戦略に沿っていなければそれは間違った方向性となります。

問題もしくは改善策などに優先順位がつけられているか?→2次試験問題はとてもうまく出来ており、与件文内に解答で使えそうなキーワードが複数散りばめられています。文字制限のある中でいかに優先順位の高いキーワードが盛り込めるかが重要となります。

因数分解して抜け漏れが発生していないか?→例えば、強みを答えろと言われて営業面の強みだけを答えては不十分です。他に生産面や財務面など多面的な切り口で解答しなければ合格点には届きません。

 

このようなポイントを意識しながら、ふぞろいシリーズなどを参考に自分の思考プロセスを構築していった感じです。

 

 

 


 

いかがでしょうか?

 

昨年の私の2次学習を振り返ってみました

 

もし、

また2次筆記試験を受けることになった!!

そうなったとしても、私は去年とほとんど同じ学習方法を取ることでしょう。

そう思えるほど自分に合った学習方法でした。

皆さんも是非自分に合った学習方法で最後まで走り抜けてください。

 

 

 

本日は以上です!

 

明日のブログは、ゆう事例Ⅳ攻略法です!!

絶対読まないと損ですよ!!

 

 

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おはようございます。きゃっしいです。

昨日のだいまつの記事では、恥ずかしいほどお褒めに与り光栄です。

今回も予備校も真っ青な見事な分析で、再現答案を書いた本人がいろいろ勉強させていただきました。
そこで、今日はせっかくの機会ですので、だいまつ解説とリンクさせながら、解答を書いた者からどういう意図でこの解答を書いたのか、この解答を書くためにどのようなトレーニングをしてきたのかという点を80分の流れに従って補足させていただきたいと思います。

また、それと合わせて、先日コメント欄でも質問がありましたので、夏セミナーでお話した、5分でできる!1次と2次をつなぐためのトレーニング方法をご紹介したいと思います。

 


それではまずは、「きゃっしいの解法実況@事例Ⅱ」ということで、平成29年の事例Ⅱをどのような思考プロセスで解いたのかをご紹介させていただきます。

 

■最初のルーチン(開始~1分)

試験が始まったらまずは、

受験番号を記入→問題用紙を破る→段落番号を記入する

という流れをとります。

これは、私の中では試験開始後のルーチンになっていて、いつもの流れで作業をすることで、「これから解くぞ」と気分を高めていました。

ちなみに、問題用紙を破るために、わたしはこちらのアルミ製の定規を使っていました。
切れ味が良くて結構おススメです。

 

 

■設問の解釈(開始1分~10分)

次に、設問文を読んで、どのようなことが問われているのか、という要求を具体化したり、制約条件を確認したりします。

設問文へのメモはこちら↓

私は事例Ⅱの場合は、制約条件の確認と設問文を読んだ段階で想起される1次知識をメモするということをメインとしてやっておりました。

 

以下に、具体的にどんなことを考えていたかをご紹介します。

第1問は、強みと競合の状況が問われており、恐らく与件文中から要素を引っ張ってくれば(※1)対応できる比較的簡単な問題だろう、と考えました。

また、「競合の状況」というのを見て、この段階では機会または脅威について答えるのかな、と考えました。

 

第2問は、助言問題だったので、B社の経営資源(※2)を活かして何らかの施策を打つ、ということが求められる問題であると考えました。
そこで、いつものように経営資源をリストアップして第2問に使えるものをピックアップする方針で行こう、と考えました。

また、制約条件として、現在のDBを活用しながら、とあるので、DBをどう活用するのかということは意識しないといけないと考えました。

そして、「この予約会(=新たに開催されるハンドバックの予約会)を成功させるために」とあるので、施策は予約会の成功につながるもので、施策の効果として成功につながるために必要なことが達成できるということを示して〆たいと考えました。

さらに、メモには書いておりませんが、解答の構成としては、

施策は①~、②~、・・・、により(効果)を図る。

という形にしようと、この時点である程度頭の中でイメージを持っていました。

 

だいまつも分析で指摘されていましたが、自分の中では助言問題は最後は効果で〆るということを「型」としていました。
ですので、これまでの過去問や演習では毎回効果を入れられるよう意識して練習をしてきましたし、本番でもその練習を活かし、最後に効果で〆るというのができていたと思います。

 

第3問も助言問題だったので、同じく経営資源のピックアップが必要だと考えました。
また、「顧客生涯価値を高める」というワードから、1次知識を踏まえ、「関係強化」を最後に効果として書いて〆たいと考えました。

また、解答構成は第2問と同じく、

施策は①~、②~、・・・、により(効果)を図る。

という形にしようと、イメージを持っていました。

 

だいまつの分析&解説にもあるとおり、私はここで「日用品の活用」という要素を入れそびれています。
その理由は、ここで顧客生涯価値=関係強化と解釈し、その方向で行こうと考えてしまったことにあります。
1次知識を踏まえるのであれば本来は

LTV=平均購買単価×購買頻度×継続購買期間

でしたので、LTVをそれぞれの要素に分解し、そのどれを高めるのかという観点でアプローチすべきでした
そうすると、購買頻度の観点から日用品についても気付いたかもしれません。しかし、過去問や演習問題の経験に引っ張られ(※3)「関係強化」で〆ておけば大丈夫だろう、と安易に考えてしまったため、「日用品販売による購買頻度の向上」という観点に気付くことができませんでした。

ですので、ここでの失点(たぶん)は、この設問解釈の段階で最後の〆に持っていきたい効果を見誤ったというのが原因です。

もし、私がこれを過去問演習として解いていたのなら、反省ノートには「1次知識の展開は定義に立ち返り行っていることを確認する」という今後の改善策を書いたでしょう。

このように、設問解釈の段階で設定するゴールを誤ると、それがもろに解答に響きますので、設問解釈というのはとても重要だということがわかります。

 

第4問もさらに助言問題です。

ターゲット+施策が問われていますので、誰に、何を、どのようにという要素を意識して入れたいということで、メモにも「だれに何をどのように」と書いています。

また、メインターゲットを選ぶ必要がありそうでしたので、メインターゲットを選定する根拠としては、市場が拡大しているセグメント、というのがあり得ると考え、与件文の中で増えているセグメントを探そうと思い、メモにも「ふえてる」と書きました。

 

だいまつの解説では、まるで私のメモを見たかのように見抜かれていて、だいまつの分析力に頭が下がりました。
だいまつも指摘しているように、この誰に、何を、どのようにというフレームワークは事例Ⅱでは必ず意識しないといけないフレームワークです。
ですので、私は普段の過去問や演習問題を解く段階からこのフレームワークを意識した解答が書けるよう練習をしていました

 

全体を通じて感じたこととしては、過去問だと、助言問題でも「製品戦略について助言せよ」とか、「プロモーション戦略について助言せよ」など、ある程度設問の制約条件の部分で範囲を絞ってくることが多かったので、今年もそれをヒントの1つとしようと思っていましたが、それがなかったため、今回の施策は4Pどれもありうるというスタンスで臨まないといけないと考えました。

 

【どうしても伝えておきたい補足】

※1「与件文中から要素を引っ張ってくる」について

私は試験全般について、言い方は悪いですが「得点を多く取るためのゲームをどうやったら攻略できるか」という観点で処理していました。

ちなみに、診断士試験2次試験の場合、このゲームの攻略のカギになるのは、試験委員が用意している(はずの)模範解答や採点基準にいかに自分の解答をひっかからせるかということだと私は思っていました。

そうなると、模範解答や採点基準にはどんなことが書いているのかということが気になります。

先日のchikaちゃんの記事でも説明されていましたが、模範解答や採点基準には恐らく、与件文に基づいたものもしくは1次試験で問われた知識に基づいたものしか書かれていないはずです。

そして、答案が採点されるときは、この与件文や1次知識に基づいて作られた模範解答や採点基準を手元に置きながら採点するはずです。
ということは、自分の解答にも与件文の言葉が書かれていたら、採点者としては

「この記述は採点基準のどの部分のことを言っているんだろうか??」

といったように余分なことを考えずに

「採点基準と同じようなことが書いてあるな」

と思って○をつけてくれるのではと思います。

 

昨日のだいまつの記事でも、私の解答について「与件文の言葉をほぼそのまま使用している」と分析されていましたが、上記の理由から私は意図的に与件文の言葉をそのまま(っぽく)抜くようにしていました。

(っぽく)というのは、字数の関係で端折る際も採点者が見たときの「そのまま感」を保てるよう意識していたということです。
これは、後でご説明するメモの取り方にも反映されています。

また、採点基準は恐らく減点方式ではなく加点方式だろうと考えていたため、与件文の言葉はそのままにしながら、採点基準にヒットしてそうな与件文中のキーワードをいかに多く盛り込むか、という練習を普段の過去問や演習問題では行っていました

 

※2 B社の経営資源について

事例Ⅱでは、昨日だいまつが取り上げたH29年の問題に限らず、「○○について助言せよ」という問題が多く出題されます。

そして、受験生の中でもこの助言問題を苦手としている人は結構な割合でいると思います。

これは、「助言」となるといかようにでも助言できるように思えてしまうため、与件文に基づかないで「オレの経験からするとこうだ!」と自由な発想によるナナメ上の助言を量産してしまうからではないかと思っています。

もちろん、リアルのコンサルの場合、自由で独創的な発想による助言で成果が上がれば、それはそれでありだと思います。しかし、ここはあくまでも試験です。
そのため、試験で点を取ることだけに絞って考えます。

さて、中小企業は、経営資源が限られているので、限られた経営資源をいかに活用するか、ということが重要となります。
ですので、助言問題でも与件文中に書いてある経営資源を活かした助言を行うことが重要となると思います。

しかし、事例Ⅱの場合、受験生を惑わすためなのか、与件文中には様々なダミー要素も含まれているため、「使える経営資源」だけをピックアップする必要があります。

では、使える経営資源とは何かというと、

①すでに成功体験がある経営資源(経営資源の多重利用)

②B社の能力に関連する経営資源(未利用の経営資源の活用)

です。
それぞれの経営資源の探し方をご紹介します。

 

①すでに成功体験がある経営資源(経営資源の多重利用)

その経営資源に関連する、ポジティブなことが書かれているものを探します。

今年の問題の例で言うと、

睡眠状態を聞きながら商品を薦めるという、現社長が始めた接客
→多くの顧客の信頼を得ている

趣味の裁縫、刺繍の技術を生かして、副社長が作った小物入れやトーとバックなどのノベリティ
→人気があり、それを目当てに来店する顧客がいるほど

休憩コーナーで井戸端会議を始めた
→次第に人の輪が広がり

親と子の快眠教室
→教室の参加者は後日顧客として来店するようになりつつある

シルバー世代に関する店内の顧客台帳や現社長達の頭の中にある情報
→貴重な無形資産

を経営資源としてリストアップしました。

なお、後から考えると、

こだわりの日用品販売
→リピートする例も多い

というのも経営資源としてリストアップすべきだった、と思っています。
第3問は設問解釈の時点で方針を誤ったのに加え、ここでこだわりの日用品を経営資源としてリストアップできなかった、というところも日用品の販売という要素が入れられなかった原因だと思います。

 

②B社の能力に関連する経営資源(未利用の経営資源の活用)

こちらについては、資格や「○○できる」といった表現を探します。

今年の問題の例で言うと、

次期社長は保育士の勤務経験があり

情報に容易にアクセスすることができる

を経営資源としてリストアップしました。

 

この経営資源の探し方はとても有効でしたので、私は過去問や演習問題では必ず行っていました
そのおかげで、本番でもこれまでの練習通り、いつもの流れで探しにいけました

もし、なるほど!と思われた方はぜひ、別の過去問で自分の手を動かして試してみてください。
最近の過去問ですと、この方法はかなり上手くいくと思います。

 

※3 過去問や演習問題の経験に引っ張られる(※3)

これはストレート生というより、多年度生に多いことかもしれませんが、危険な傾向です。

過去問をしっかりやり込んでいると「あ、ここは○年の問題に似ている」と思うことがあるかもしれません。
しかし、「過去問だとこうだったから」という理由で解答を作っていると思わぬ落とし穴にはまる危険があります

今回は、そのような過去問パターン解きをする人を嵌めるためのトラップが仕掛けられていました。(たぶん)

そのトラップとは、冒頭2段落目にあった、X市の主要産業のガラス製品という記述です。

過去問を解いていると、助言の際、地元の名産品と組み合わせて何かをするというのは有効である例が多くありました。

そのため、確かに私も最初に与件文を読んだ段階では「このガラスをB社とコラボさせればいいんだね」と思っていました。

しかし、今回の問題では、ラス製品がB社にとって役に立つような根拠地元企業とコラボしろという問題の制約条件もありませんでした。

問題文・与件文を素直に読むとガラス製品が入り込む余地はなかったのです。

そのため、私は怪しいと思いつつもガラス製品は解答要素に盛り込まず、問題文・与件文から導かれることを書こうという方針でいきました。

だいまつも、分析で自ら反省していますが、恐らく彼が解答の中でこのガラス製品という要素を唐突に助言に入れたのは、これまでがっつりと勉強してきた過去問の中では、この手の名産品を助言に絡めるのはテッパンであり、今回もそうだろうと考えたからなのではないかと思います。

しかし、だいまつには悪いですが、私たちが向き合っているのは過去問ではなく、現在の問題です

そして、現在の問題は今目の前に書かれている問題用紙の内容が全てです。

後々振り返って考えると、あのガラス製品という要素は過去問の答え(たぶん)だけを覚えて、それを深く考えずに使ってしまおうとする人を罠にはめるために入れられたダミー要素だったのではと思います。

ですので、過去問でよくあるシチュエーションでも、

「過去問では○○という理由でこうだったから△△という答えになってたけど、今回も○○という理由だから××という答えにしよう」

という、過去問と共通する理由を踏まえて答えを作るのはいい過去問の活用の仕方ですが、

「過去問では△△とふぞろいに書いてあったから△△」

という、過去問と共通する結果を踏まえて解答を作るのはとても危険です。

必ず、「なぜその要素が解答に入るのか」をきちんと説明できるかどうか、ということを考え、シチュエーションだけで安易に飛びつかないようにしましょう

 

■与件文を読む(1回目)(開始10分~12分)

ここまでやってきた設問文の解釈を踏まえて与件文を読みます。

私は1回目に与件文を読むときは、どの問題に使うかというのは関係なく、重要そう/使えそうに思ったところを黄色のペンでマークしながら読んでいました。

1回目はざっくりと概要の把握を目的に読んでいました。

 

■与件文を読む(2回目)(開始12分~15分)

2回目は事例Ⅱの場合、経営資源のチェックを重点的にやっていました。

他の事例Ⅰ、Ⅲですと、ここから関連する段落のピックアップを始めるのですが、事例Ⅱの場合、段落ピックアップがそれほど有効ではないことが多いので、私の場合は省略してしまってます。

経営資源については先ほどの説明の通りですが、私はこの段階で与件文を読んで経営資源をマークした上で、メモ用紙に書き出していました。

そのメモ用紙がこちらです↓

そして、さらに、それぞれの経営資源が第何問に使えそうか、というのをメモしています。

このとき、できればモレなく、ダブリなく(いわゆるMECEですね)できるのがベストですが、もしどうしても悩ましい場合は最悪「モレなく、ダブリあり」にしちゃってもいいかと思います。

私もメモの段階ではきれいに切り分けているように見えますが、実際の解答では例えばノベリティ(刺繍の技術)については、第1問でも第2問でも第4問でも使ってます。

これは、それぞれ使える可能性があったのと、字数的に入れても問題なさそうだったので、どれか1つは刺さればラッキー、という気持ちで入れました。

ちょっと脱線します。

よく、「解答は1枚のコンサルティングドキュメントだから、一連の解答は全体を意識して、解答の要素もモレなくダブリなく使おう」と言われる場合があります。

そして、それを聞いて、1つの解答要素は1つの問題にしか使えないと思い込み、1つの解答要素が2つの問題に使えそうに見えるときなどに、解答要素の切り分けに悩まれる方も多いのではと思います。

確かに実際のコンサルティングであればMECEは重要かもしれません。

また、実際の模範解答はそうなっているかもしれません。

しかし、2次試験で与えられた時間はたったの80分で、その中でできるだけ多くの点を取りにいくというのがこのゲームのルールです。
そうすると、状況によっては、ダブリは許容して、切り分けが悩ましい要素はどちらにも入れてしまうという戦術が有効になる場合もあると思います。

もちろん、ダブリばっかりだと、それぞれの問題の解答要素が薄くなってしまい、高得点は期待できなくなってしまいますので、どうしても悩ましい時の奥の手ではあります。

しかし、以前の記事でも書きましたが、時間との兼ね合いで限られた時間の中で得点を最大化するためにはどうすればいいのか、ということを意識する中で、戦術として使う可能性については考慮しておいても良いのではと思います。

 

■解答メモを作る(開始15分~40分)

さて、ここからは与件文の情報から、解答のためのメモを作っていきます。

まずは、メモ用紙となる白紙に問題番号を振ります。

そして、その隣に問題を解いていく優先順位を書いていきます。

今回の問題の場合、私は以下のように考え、優先順位を振りました。

第1問は、与件文から情報を引っ張ってくるだけだから難易度はあまり高くなさそうだけど、文字数の割には入れられそうな情報が多いから編集に時間がかかるかもしれない
他に解きやすそうな問題があればそっちを優先しよう。

第4問第2問は経営資源を活かしていつもの型で書けばそれほど難しくなさそう。
特に第4問はターゲットはほぼ間違えなく確定できたので、優先順位は1番にしよう。
そして、この2つは先に解きたいので、第2問の優先順位を2位にしよう。

第3問連携という条件がなかなか難しい
なので最後に解こう。

以上の考えから4→2→1→3の順で解くことにしました。

このように2次でも解く優先順位をつけ、その順番に解いていくというやり方は有効だと思います。

というのも、時間がなくなってしまうとどうしても焦って十分な文章が書けなくなってしまう恐れがあるからです。
そのため、私は自信のある問題は先に落ち着いて解いて確実に得点にし、取れるところから順に取る方向で行こうと考えました。

さらに、今回の場合、優先順位は前後しませんでしたが、問題によっては、いざメモを書こうとすると難しくて手が止まってしまうという問題に出会うときもあります。

そのときは当初の優先順位に固執せず、やっぱり変更!と途中で優先順位を変更するということもありということにしていました。

私はメモを作るにあたっては、設問ごとに色を決め、与件文の引っ張ってきたいキーワードや文章の下に線を引き、番号を振りながら文章を組み立てるという方法でメモを作っていました。

この方法のメリットとしては、

①抜き出すところに線と番号を振るだけなので、キーワードをメモに書き写す時間を短縮できる

②抜き出すキーワードのみに線を引く方法なので、抜き出すキーワードを強烈に意識できる

③全体を見渡したときに色の分布で引用箇所の分布がわかるようになるとともに黄色の線がひいてあるけど引用されていない場所というのもわかりやすくなるため、抜け・モレに気付きやすい

再現答案が作りやすい

という点が挙げられます。
ちなみに問題用紙&メモはこちらです↓。

さて、では実際に本番でどう考えてメモを作っていったかというのを流れを追って説明していきましょう。

まずは、優先順位1番とした第4問です。

ターゲットはH27年の過去問を髣髴とさせるような図と、与件文中にもわざわざ「子育て世代」と言ってくれているのでこれで確定でいいでしょう。

ですのでて「子育て世代」というキーワードは絶対に外せないと考えました。あとは設問文で図を参考にとありますので、図を見たよ、というのが伝わるように、具体的な年代として30代のという言葉を足しました。

誰に、何を、どのようにというフレームで書こうと考えたので、まずは上記のようにターゲットの誰と言うのを書き、次に何をについて書こうと考えました。

ターゲットを踏まえると「何を」というのは、ターゲットの子育て世代に向けて売るものです。
与件文を読むと8段落の保育士の勤務経験があり・・・の下りで、昼寝用布団や手作りかばんについての知識が顧客に感謝されたとあります。
そこで、これを強化すべきだろうと思いこの部分を「何を」に盛り込むことにしました。

最後にどのように、についてです。

経営資源をもう一度見てみると、この問題で使えそうなのは次期社長の保育士の経験親子快眠教室です。

さらに、「手作りで用意する手さげカバン」というワードもありましたので、ここに副社長の裁縫の技術も使えるなと考えました。
そして、これらを組み合わせると「保育園用品の手作り教室」というのが良いのではと考えました。

最後に、この助言をやるとこんないいことがあるよ、というのを説明するために効果を書きます。

効果の、口コミからの新規顧客獲得関係強化からの固定客化or愛顧向上というのは、私の中で入れとけば間違いないテッパン効果としてストックしておりましたので、いつものようにテッパンの効果を入れておきました。

 

今改めて再現答案を振り返ると、私の頭の中では次期社長の知識や経験を活用するというのは前提として解答に反映していたのですが、それは私の頭の中で思っていただけで、明確には読み取りにくかったので、もう少しダイレクトに「次期社長の保育士の経験を活かして」などのフレーズを入れても良かったのかなと思いました。

また、解答の趣旨に書かれており、だいまつも解答要素として入れていた「全国と比べて構成比の高い」という解答要素についても、「何を」「どのように」の部分のボリュームを鑑みて省略してしまいましたが、入れておくべきでした。

改めて私の解答を見ると、「何を」の部分がまだもう少しコンパクトに圧縮できたようにも思えましたのでこの部分を削れば、「全国と比べて構成比の高い」という解答要素も入らなくはないかな、と思います。
しかし、これを書いた時点では、上手く収まるような編集ができませんでした。

 

次に優先順位2位とした第2問です。

第2問は設問解釈で想定した通り、「施策は①~、②~、・・・、により(効果)を図る。」という型でカチっと片付けたいなと思いました。

まず、効果を考えると、データベースを活用することによる予約会の成功とは、予約会にお客さんが来てくれることだろう、と考え、「顧客の来店を促す」というのが効果になるだろうと考えました、

そこで、経営資源を活用し、顧客の来店を促す施策を考えました。
使えそうな経営資源としては、まずは容易に情報にアクセスできるデータベースは大前提なので、それを具体的にどのように使うのかということになるかと思います。

与件文を読むと、6段落目に「日ごろの交流を通じて顧客の好みをよく把握している副社長が品揃えを厳選した」とあるため、この成功体験をハンドバックの予約会にも活用する目的で、データベースの好みの情報を活用した品揃えという施策を挙げました。

また、データベースには住所情報もあるということなので、それも活用したいと思いました。

しかし、単なるDMだけだと弱いので何らかの工夫をする必要があると考えました。

DMというと、平成20年の女将の手書きのDMお礼状がちらりと頭をよぎり、手書きのメッセージ案が浮上しましたが、過去問の経験から与件文に書かれてもないようなことを根拠レスに解答するのはやっちゃいけないことだと思い、考えを改めました。

そして、

①データベースには顧客の好みの情報が詳細に入っていること、

②100件強と最悪手作業も可能なほど小規模なデータベースであるため大きなシステムを導入する必要はなさそうであること、

③ワントゥーワンマーケティングは1次知識でも出てくるようなそれほど特殊な施策でないこと

から、ワントゥーワンマーケティングを意識した「顧客に応じたDMを送付」という施策も挙げました。

ただ、品揃えとDMの2点だけだと字数的にはまだ余裕がありそうだと考え、+αの得点の可能性を求め顧客の来店を増やすために他に使える経営資源はないかと考えました。
そして、これまで顧客を呼び込むのに使えたノベリティ休憩コーナーの井戸端会議も活用しようと考えました。

 

ただし、最後の2点は、経営資源を活用して顧客を呼び込むということには有効だと思いますが、設問文の「B社は現在のデータベースを活用しながら」という制約条件を忘れてしまっています。

ですので、最後の2点の施策は点数が入ったかもしれませんし、点数が入らずマス目を無駄にしただけになったかもしれません。

ただ、制約条件を忘れた、というのは完全に当時の私のミスです。
多分、普通の過去問演習として解いたのであれば、反省ノートに「制約条件を忘れ、不要な助言でマス目を無駄にした。制約条件はメモができた段階でもう一度改めて確認する」と書いたはずです。

 

字数的に要素として4つあれば若干多いくらいなので、どこかで解答に刺さっているだろうと思い、施策のリストアップ→効果で〆ました。

 

ちなみに、この問題についてのだいまつの解説では4Pの視点で考えることの重要性を説いてますが、実は恥ずかしながら試験中はこの問題は4Pをあまり意識せずに解いてしまっていました。
どちらかと言うと、「データベースと組み合わせられるB社の経営資源は何か」という観点で与件文に使えるネタを探しに行ったところ、「婦人服の予約会で副社長の顧客の好みを把握した品揃えが好評だった」という成功体験があったので、それを拾ったら、結果として4Pのプロダクトだった、ということです。
せっかく褒めていただいたのに恥ずかしいです。。。

さらには、「ありなんじゃないか」と言っていただいたノベリティについても、上記のように制約条件を忘れてしまったため、制約条件からは少しずれた解答となってしまっていた点は反省しきりです。

ということで恥ずかしい種明かしはしてしまいましたが、このようにいくつかやらかしてしまっても事故にならず、それらしい解答が作れたのは、「助言は与件文の材料から」という鉄則だけは絶対外していなかったからだったのではと思います。

 

次に優先順位を3位とした第1問に取り掛かります。

この問題は、与件文からそれらしい要素を引っ張ってくるだけなので難易度としてはそれほど高くはないと考えました。
しかし、入れたい要素の割には文字数が60字と少なめでしたので、①いかに要素をもりもり盛り込むかと②各10点の問題なので編集に時間をつぎ込み過ぎないようにする、という2点に気をつけて処理していこうと考えました。

(a)の要素もりもり問題は、これまでわずかなスペースさえあれば要素を詰め込むトレーニングを散々行ってきて、勉強仲間からは要素のもりもりっぷりに「もり子」とまで呼ばれたきゃっしいの本領を発揮するところです。

採点者が私の盛り込んだ要素を見逃さないよう、極力与件文の表現を残しつつ、可能な限り要素を詰め込もうと頭をひねったところ、だいまつからもお褒めに与った「誘客力」というワードを現場でひねり出すことができ、無理やり60字に詰め込める見込みが立ちました。

現場で苦し紛れにひねり出しましたけど、確かにこのワード、結構使えますね。

(b)は、①60字という限られた字数と、②あえて視察に行ったという記載から、B社は競合として大型スーパーの方をより重視しているのだろうという判断、③処理にかかる時間を鑑み、ピックアップする競合は大型スーパーとしました。

要素としては、5段落目の1行弱と9段落目の1行強がそれにあたると考えました。
1行は38字=約40字なので、2行=約80字を3/4に圧縮すればいい比較的楽な対応だと考えさっさと次の問題に移りました

 

この問題は出題の趣旨を見ると、百貨店も挙げる必要があったようです。
しかし、10点という配点と、編集にかかる時間を勘案すると、事例Ⅱ全体の処理として考えた場合、百貨店を盛り込もうと苦労せずに、大型スーパーに絞ってさくっと処理してしまうという対応も悪い手ではなかったと思います。

 

最後に第3問に取り掛かります。

この問題の優先順位を最後にしたのは、与件文に提携先の中小建築業の記載が少ないためどのように連携すればよいのかというヒントが少ないと感じたからでした。

まずリストアップした経営資源のうち、使えそうなものを確認しました。

そうすると、経営資源メモのうち、①接客力③休憩コーナー⑦顧客台帳あたりが使えそうだと考え、それをメインに行こうと考えました。

建築業者の情報はほとんどなく、唯一この問題に関連しそうなのは、「介護のための改装も増加している」というワードくらいです。
ということは、この業者と連携して売るのは、第1段落でリストアップされている商品のうちだと介護ベッドということで確定かと考えました。

この介護ベッドを建築業者と連携しながら経営資源を活かしつつ売って、シルバー世代の顧客との関係を強化(←設問の解釈の段階でそう思い込み、それ以外の可能性を考えられていない)ができる施策を助言するということになります。

ただ、施策を考えてみたものの、関係強化につながる施策はいまいちぱっとせずでした。

これで関係強化に本当につながるのかな、という不安はありましたが、残り時間も迫っていたのでとりあえずこれで行くしかないと思いこのメモで答えを作る方針としました。

 

■解答を書く(開始40分~)

第3問の施策は本当に顧客との関係強化につながるのか怪しいところはありましたが、私の中で「残り40分になったらどんな状況だろうと答えを書き始める」という絶対的ルールを定めていましたので、モヤモヤもそこそこに解答作成に移りました。

この絶対的マイルールの40分という時間は、何度も過去問や演習問題をやった経験を踏まえて決めたものです。

悩ましい問題の時などはどうしても40分でメモが書き上がらない場合もありますが、解答欄が全部空欄のまま時間がどんどん過ぎていくというのは精神衛生上よろしくなく、焦りから普段やらないミスをやらかしてしまった経験もあったため、試行錯誤の結果、このマイルールに行き着きました。

このマイルールの場合、メモが全部書きあがっていない状態でも、残り40分になったらとりあえずできたものだけでも解答を書き始めます
そうすると、既にメモができている数問分はまず解答用紙が埋まり、とりあえず気持ち的にはある程度の点数を確保した気分となります。

そのため、メモができていない1~2問にじっくり向き合うことができます

 

さて、ではそれぞれの個別の問題に移ります。
基本的にはそこそこしっかりメモができているので、それを字数を考えながら解答用紙に書き写していくだけとなります。

このとき、この後で説明する100字訓練で鍛えた字数感覚が活きてきます。字数感覚からちょっと字数がきつそうなときは、削っても影響のなさそうな形容詞を削ったり、少ない字数にできる言い換え(例:モチベーション→意欲 など)を活用して、無理やり所定の文字数にねじ込みます。

また、逆に余裕がありそうであれば、ダメ元でついでにぶち込める要素はないかちょっと探してみたり、引っかかりそうな形容詞を追加してみたり、効果のところをたっぷり手厚くしてみたりなど、+αの得点のチャンスが狙えないかをトライしてみつつマス目を埋めます。

全部解答を書き終わったら、誤字・脱字はないか改めてチェックしてちょうど制限時間くらいとなりました。

この80分で書き上げた再現答案は昨日のだいまつの解説こちらをご覧ください。

 


だいまつに触発されついつい書き始めてしまったら、前半だけで1万字を超えてしまいました。
毎度毎度長文ですみません。

続いて、「5分でできる!1次と2次をつなぐトレーニング方法」ということで、以前コメント欄でもセラムさんからご質問をいただきましたので、夏セミナーでもご紹介した、「1次知識の100字訓練」という方法を簡単にご紹介します。
さらに、夏セミナーで「後日紹介します」とお伝えしたお題のきゃっしい流解答もご用意しました。

 

1次試験はマークシート式で、選択肢から答えを選べればよかったものが、2次試験では答えを文章として書ける必要があるという点が、1次試験と2次試験の違いですね。
2次試験を難しく感じる方は、この違いのために難しいと感じているのではと思います。

今回ご紹介する練習方法は、1次と2次のギャップを埋めるためのトレーニング方法で、昨年、受験校で教わったものをきゃっしい流にアレンジしたものです。

その方法とは、

① 2次試験でも必要とされる1次知識(例:機能別組織のメリットは?など)について、自分でお題を設定する。

② そのお題について、5分を目標に100字で説明する。

というものです。

例えば、「機能別組織のメリット、デメリットは?」というお題を設定したとすると、

といったように、1次知識を100字にまとめます。

ポイントは
・PCなどで打ち込むのではなく、手書きで書く練習をする
・制限時間5分を目標に時間を計りながら行う
という点です。

もし、最初から何もなしに書くのが難しければ、お題からいきなり中身を書くのではなく、お題の部分を解説したテキストを横目に見ながら、それを自分の言葉で100字にまとめる、という形でもいいかもしれません。

この練習には、
・2次試験で解答する上で前提となる1次知識をアウトプットすることで知識を定着させる
・100字の字数感覚が身につく
・1問解答を書くのに必要な時間感覚が身につく
という効果が期待できます。

特にストレート生で、書くということに十分慣れていない方は、今から春秋要約するよりはおススメの方法かと思います。

でもお題ってどんなお題にすればいいの?という方のために、私の方でお題を用意しておきました。

お題はこちらからダウンロードください。(セミナーに来られた方はセミナーで配布したお土産の内容と同じです。)

さらに、どんな風に書けばいいのかわかんないよ、という方のためにお題に対するきゃっしい流解答も用意しました。きゃっしい流解答はこちらからダウンロードください。

なお、このきゃっしい流解答を使うに当たっては、1つだけお願いがあります。

丸暗記はやめてください

というのも2次では自分の言葉で説明するという力が求められているので、丸暗記をすると応用力が全く身につかないからです。

ぜひこの機会に自分の言葉で説明する力を身につけてください。

このツールがみなさまのお役に立てれば嬉しいです。

以上、きゃっしいでした。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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みなさん、おはこんばんにちは、だいまつです!

 

平成30年8月18日(土)に開催した夏セミナーにはたくさんの受験生の方がお越しいただきました。本当にありがとうございます。参加された皆さんにお話を聞いていると、やはりメインコンテンツである8代目たっしーの解答プロセス解説の評判が良かった、という印象です。

 

また、道場セミナーの神髄ともいえる懇親会にも15名もの受験生にお越しいただきました。だいまつ的にはセミナーだけでは消化しきれない受験生の方々の疑問が解消でき、なおかつやる気モリモリになっていただけたように思っているのですが、如何でしょうか。

 

さて、前回から「平成29年度2次試験超高得点答案にみる2次試験合格のポイント!」と題して、3回シリーズで平成29年度試験の超高得点答案(80点クラスの再現答案)の分析を通じて、2次試験の本質に迫るべく記事を書いています(前回の記事はコチラ)。

 

本日は、シリーズ第2段として平成29年度2次試験の事例Ⅱを取り上げます。

 

今回の記事では80点クラスの答案2つに加えて、60点を少し超える答案、60点を下回る答案も比較対象として分析を行います。

 

<平成29年度事例Ⅱの再現答案提供者>

●かのさん(狩野詔子)・・・<開示得点78点>
現在は皆さんもよくご存じの某テーマパークで業務改善担当として働く、外資系の超大手コンサル出身かつ英語もペラペラなハイスペック診断士です。昨年のタキプロ関西の勉強会でだいまつと机を並べて勉強しており、今年のタキプロ関西のセミナーリーダーをされています。ちなみに、かのさんの平成29年度2次試験における総得点は290点でした。ハンパないですね。

合格体験記(コチラ
かのさんの事務所(コチラ

 

●きゃしい ・・・<開示得点78点>
言わずと知れた、道場9代目リーダーであり、圧倒的な知識量と超人的な頭の切れを備え、そして人格者でもある、ハイスペック診断士です。だいまつとzenzenのアニキがひそかに「きゃしいさま」とお呼びしていることを本人は知りません。ちなみに、きゃしいさまの平成29年度2次試験における総得点は280点でした。こちらもハンパないですね。

 

▲だいまつ・・・<開示得点64点>
私です。道場、ふぞろい、タキプロの3つの支援団体を兼務しています。最近は仕事、育児、受験生支援活動、実務従事案件、診断士の研究会活動で、要領が悪い私は常に寝不足気味です(まぶたってこんなに重かったんですね、知りませんでした)。

 

■なおくん・・・<開示得点49点>
タキプロ関西のリーダーです。昨年はTAC京都校の勉強会を仕切られていたそうなのですが、今年も京都校の勉強会にちょこちょこ顔を出して後輩指導をするなど、本当に面倒見が良い方です。・・・なんですけれども、今回は切られ役になっていただきます。ちなみに私はTAC難波校出身です。

 

なお、ここから先は平成29年度事例Ⅱの過去問を解いて、自分の解答や与件文を見ながら読むようにしてくださいね。でないと、今回も効果は10分の1以下ですよ!

 

過去問はLECのサイトからダウンロードできます(コチラ)。

 

では、さっそく、設問毎に答案を比べて分析をしていきましょう!

 


 

第1問(配点20点)
B社について、現在の(a)自社の強みと(b)競合の状況をそれぞれ60字以内で説明せよ。

【出題の趣旨】
B社の強みと、競合する大型スーパーや百貨店の現状を分析する能力を問う問題である。

 

(a)自社の強み
●かのさん(78点)
顧客の睡眠状況に合わせたこだわりの接客。副社長の技術を生かしたノベルティ。次期社長の保育士経験。井戸端会議の場の提供。

●きゃしい(78点)
強みは①睡眠状況を聞きながら商品を薦める接客力と信頼②ノベリティの誘客力③休憩コーナーや日用品販売による継続的な接点。

▲だいまつ(64点)
①顧客状況を踏まえた丁寧な接客による提案力②裁縫等の技術を生かしたノベルティ③井戸端会議参加者等の固定客の存在と関係性。

■なおくん(49点)
強みは①高い信頼の接客方法、②顧客に人気のノベルティを作成する裁縫・刺繍の技術、③井戸端会議での継続的な顧客接点、である。

 

<考察>
全員に共通するのは、①こだわりの接客②ノベルティという2つの要素ですね。第一段落に接続詞の「また」を挟んで並列的に記載がされていますから、ここは絶対に抜き出したいところです。

 

そのほかには、やはり現在のB社の商売を支える③井戸端会議が人気ですね。あと、かのさんは④次期社長の保育士経験、きゃしいは⑤日用品販売での継続的接点を書いています。

 

正直なところ80点クラス解答とその他の解答であまり差は感じませんでした。

 

ということは、本問は「みんなが取れる問題」ということになります。分かりやすく複数の解答根拠が与件文に埋め込まれているのに、ご自身の解答が斜め上を行ってしまっているのならば、なぜそうなってしまったかをよく振返ってください。

 

それと、もう一つ大切なところは、①「強み」しか聞かれていない、②制限文字数が少ない、③与件文に解答候補がたくさんある、という状況を踏まえて、皆さん「詰め込み・羅列型の答案」を作っている、ということです。

 

もし、ご自身が助言系の問題のように‘だらぁ~’と、一つの解答要素について書くような答え方をしていた場合には、状況に合わせて「詰込み型・羅列型の答案」が必要になってくることを、今回の設問からしっかりと学び取りましょう!

 

第1問(a)まとめ
①80点クラスの答案と、伸び悩み答案で明確な違いなし。
②「強み」しか聞かれていない(助言は求められていない)、制限文字数が少ない、与件文に解答候補がたくさんある、という状況では「詰込み型・羅列型の答案」スタイルを採用すべし。

 

(b)競合の状況
●かのさん(78点)
若年層住民の大半が買い物をしているが、寝具売場では高品質な商品や従業員がともに少なく充分な商品説明もできていない。

 

●きゃしい(78点)
大型スーパーは若年層住民の大半が買い物に利用しているが、高品質な商品が少なく、従業員も少なく、十分な説明が不足している。

 

▲だいまつ(64点)
低価格・低品質の品揃えで説明を必要としない商品を訴求する大手スーパー。品揃えの要望に応えられないこともある百貨店。

 

■なおくん(49点)
状況は①若年層住民の大半が大型スーパーで買い物をするようになり、②高品質な商品と、顧客説明する従業員が少ない状態である。

 

<考察>
かのさんと、きゃしいの解答がうり二つで驚きですね。競合を大型スーパーに絞って、与件文の4段落と8段落の記述から、全要素を抜き出しています。ただ、きゃしいは、「大型スーパー」という競合先を書いていますが、かのさんは競合先を所与のものとして記載を省略しています。設問要求に「競合する大型スーパーや百貨店の現状を分析し」との記載がありますし、主語がないとどちらの競合のことを書いているかが分からないため、今回の設問ではきゃしいの点数の方が高かったものと思われます。

 

競合の状況を聞かれた場合には、しっかりと「競合先はどこか」を書きましょう。

 

なお、かのさんが78点という高得点であることを考えると、本問で点数が入っていなかったということは考えにくいため、主語がなくても点数を与えられている可能性が高そうですね。

 

それから、お二人の解答を見て他に気付かれること(解答がうり二つになった理由)はありませんか?

 

2次試験問題を解く上で非常に大切なことですが、分かりましたか?

 

答えは「与件文の言葉をほぼそのまま使用している」という点です。

 

では、詳しく見て行きましょう。

 

まずは、前半部分です。

 

与件文に「若年層住民の大半が大型スーパーで買い物をするようになり」とあるため、かのさんは「若年層住民の大半が買い物をしているが」、きゃしいは「大型スーパーは若年層住民の大半が買い物に利用しているが」と、解答しています。

 

次に後半部分です。

 

与件文に「高品質な商品が少ないこと、従業員がほとんどおらず、十分な説明もできていない」とあるため、かのさんは「高品質な商品や従業員がともに少なく充分な商品説明もできていない」、きゃしいは「高品質な商品が少なく、従業員も少なく、十分な説明が不足している」と、解答しています。

 

どうですか?与件文「まんま」ですよね。

 

言葉としてはやや不適切かもしれませんが、4段落と8段落の記述を抜き出して前後を入れ替えたりして、組合せているだけですね。平成29年度の事例Ⅰを分析した際にもお伝えしましたが、83点を取ったシンゴは与件文の言葉をそのまま使い、変な言い換えをしていませんでした

 

80点クラス答案を見る限り言い換えは極力せずに与件文の言葉をそのまま使っています。それならば皆さんもシンゴやかのさん、きゃしいと同じように変な言い換えはせずに、ストレートに与件文の言葉を使うように心がけたいですね。

 

・・・皆さん大丈夫だと思いますが、「変な言い換えをしてないか」を、事例問題を解く前後のチェック項目に入れてくださいね。

 

↑私のこのコメントを見ずに、「チェック項目として採用しよう」考えていた方はOKなのですが、「ふーん、なるほど、まあ今度解くときは言い換えに少し注意して解いてみっか」くらいの意識でいると、人間は結構忘れやすい生き物なので、なかなか(というか全然)改善は進みません。

 

普段から意識してトレーニングしているか、していないかが、本番でできるか、できないか、につながります。極度の緊張状態に置かれる本試験会場で普段以上に実力なんて発揮できるわけがありません

 

道場のブログに限らずですが、気付きを上手く自分の勉強の中に取り入れている方、つまりは自分のプロセスに修正をかけることができる方が合格するのだと思います。なので、皆さんもブログの内容等を上手く自分の勉強の中に取入れる工夫をしてくださいね!

 

今年の2次試験に受かるために。

 

・・・偉そうにすいません。「今回の記事を読んで、普段自分がトレーニングするときの何を変えるのか」ということを意識していただけると、だいまつは本当に嬉しいです。

 

えらく脱線してしまいました。

 

話を本線に戻します。

 

続いて、私の答案を見てください。

 

▲だいまつ(64点)
低価格・低品質の品揃えで説明を必要としない商品を訴求する大手スーパー。品揃えの要望に応えられないこともある百貨店。

 

ああ、もう恥ずかしい。「低価格」など与件文のどこにも書いてありません。もちろん、家族経営で手厚い接客対応をしているB社と比べた場合に、大手スーパーが(低品質)低価格だということは推測できますが、与件文に書いてないことを「多くの受験生が書くか」、また「出題者が期待をしているか」、といわれれば、そんなことはないでしょう。アクセルを踏み過ぎた感が否めません。

 

続いて「低品質」部分は、与件文の「高品質な商品が少ない」という箇所を言い換えてしまっています(今回は意味が通るのでセーフかもしれませんが)。あと、競合を分析する上で大切な「若年層」というターゲット(顧客層、だれに)の記述が漏れています

 

一方で、競合相手として「百貨店」を書けているところは、我ながら褒めても良いのではないかと思います。私は、「B社の売上の25%を占める婦人服で競合していること」を根拠に書きましたが、出題の趣旨を見ても恐らく正解と考えて間違いないでしょう。

 

もっとも、競合先として百貨店を書いてしまったために字数が足りずに「若年層」というキーワードを入れられなかったのですが・・・。やはり、全部が全部、なかなかうまく行きませんね。

 

けれども、2次試験は100点を狙う試験ではないので、本番は「こだわり過ぎない」ことも大切です。トレーニングの時はどうすれば短い時間の中で分かりやすい言葉で、必要な要素を漏れなく盛込むことができるかを振返るようにしつつ(これは大切なプロセス)、本番は時間との勝負ですから、ある程度妥協していきましょう。

 

本試験の2週間前くらいからは、本番を想定して「こだわり過ぎず、そこそこの解答を書く」ことを練習しても良いかもしれませんね。

 

最後になおくんです。

 

■なおくん(49点)
状況は①若年層住民の大半が大型スーパーで買い物をするようになり、②高品質な商品と、顧客説明する従業員が少ない状態である。

 

前後の文章がつながっていないところに問題がありそうですね。具体的には、主語が「大型スーパー」ではないため、後半部分(②)の記述が宙に浮いてしまったような答案になってしまっています。

 

例えばですが、

 

「大型スーパーは①若年層住民の大半が買い物をしているが、②高品質な商品と、顧客説明する従業員が少ない状態である。」

 

以上のように組み替えると、どうでしょうか。主語を「大型スーパー」に変えて、「するようになり」という部分を「しているが」に変えただけですが、見違えるような解答になったと思いませんか

 

なおくんの解答は、与件文から引用してくる箇所・着眼点はGOODなのですが、文章の作り方(今回は主語が問題)によって、特に後半部分の記述が死んでしまっています

 

日本語としての正しさが如何に大切かを感じていただけたのではないでしょうか。

 

ちなみに(脱線始まり)、だいまつは受験生支援活動のなかで再現答案と開示得点を目にすることが多いのですが、「キーワード」と呼ばれる与件文の記述をしっかりと抜き出せているのに、開示得点がやたら低い答案がまれにあります。

 

そうした答案をよくよく分析すると、概ね「文章(国語)がおかしい」のです。例えばですが、平成29年の事例Ⅰの第3問で「HACCP」が解答要素となっていました。多くの受験生は「戦略的メリットは、HACCPに準拠することで品質を確保できたこと」と、書いています。

 

しかし、とある答案は「HACCPに準拠することで国際展開の足掛かりができたこと」というような趣旨の解答をしていました。確かにHACCPは国際標準規格なので、海外展開を目指す企業であれば、戦略的メリットになり得ると思いますが、A社はこれまでは地元でしか商売をしていませんし、これから目指すのも全国市場への進出(国内)です。とすると、HACCPという解答要素を盛込めてはいるものの、A社の状況から考えると全くおかしな(斜め上を行く)答案と言えます。・・・つまりは、与件文に寄り添っていないということですね。

 

実は、このような「解答要素・キーワードOK、でも開示得点低い」答案には、上記例(HACCP)で挙げた「事例企業の状況(つまり与件文)を踏まえていない解答」だけでなく、「国語的におかしくて意味が通じない解答」など、一枚の答案用紙の中に複数の「まずい箇所」がありました。

 

つまりは、採点者が「この答案を書いた受験生は、解答要素は抜き出せているが、根本的なこと(A社の状況)を分かっていないな」と評価すれば、バッサリと切り捨てられてしまう可能性が高いということです。

 

国語(因果を含め)が、如何に大切かを分かっていただけましたでしょうか。

 

ですから、皆さんは「因果のおかしな文章になっていないか」「国語的に大丈夫か」復習の際のチェック項目に入れて、PDCAがまわるように工夫をしてくださいね(為念です)。

 

第1問(b)まとめ
①与件文の言葉をほぼそのまま使用する。
②「事例企業の状況を踏まえておらず、国語的におかしな答案」はダメ。特に主語を外すと、途端に何を書いているかが分からなくなる。

 


 

第2問(配点25点)
B社はボランタリー・チェーン本部から新たに婦人用ハンドバッグの予約会の開催を打診された。B社は現在のデータベースを活用しながら、この予約会を成功させようと考えている。そのためには、どのような施策を行うべきか。120字以内で助言せよ。

 

【出題の趣旨】
データベースに登録された購買履歴や住所などを活用しながら新たな予約会を成功させる施策について、助言する能力を問う問題である。

 

●かのさん(78点)
①顧客が以前購入した服とのコーディネートや好みに合わせ品揃えする。②配達先住所へDMを送付。③混雑解消の為開催期間を延長、非混雑時間をおすすめ時間帯としてDMに掲載。④DB活用し次期社長も接客支援。

 

●きゃしい(78点)
施策は①データベースの購買履歴や好みの情報を元にした品ぞろえとし②副社長の裁縫・刺繍の技術を活かしたノベルティで誘客し③住所や好みの情報を活用し顧客に応じたDMを送付し④井戸端会議で紹介することで口コミを促し、リピーターの重要顧客の来店を促す。

 

▲だいまつ(64点)
施策は、データベースに登録された情報を活かし、①過去の婦人服の購入情報を活かし、服に合うハンドバックを品揃えする②井戸端会議で予約会の告知をする③住所情報を活かし、DMを発送し情報を発信する④一部時間帯で予約制を導入し、需要を逃さない。

 

■なおくん(49点)
施策は、①顧客台帳の購買履歴と好みからなるデータベースより婦人用ハンドバック販売案内用のDMを作成して送付する事、②井戸端会議メンバーからの様々な顧客要望に応え、口コミにて展示会情報を伝達する事、で展示会への集客を増加させ売上拡大を図る。

 

<考察>
かのさんときゃしいの答案に共通する解答要素としては、①履歴情報を活用した品揃え(4Pのプロダクト)、②住所情報に基づくDM(4Pのプロモーション)ですね。出題の趣旨には「データベースに登録された購買履歴や住所などを活用しながら」との記載がありますから、お二人ともお見事です。

 

事例Ⅱですから、4Pの観点は必須ですね。特にプロダクト(製品戦略)と、プロモーションは、超頻出の切口なので、常に意識しておきたいところです。ちなみに、プレイス(チャネル戦略)とプライス(価格戦略)はめったに問われません。プライス(価格戦略)が問われたのはだいまつの記憶が確かであれば、平成26年度事例Ⅱの第4問(介護付ツアーの客単価向上)くらいです。異論があればコメントをいただけると受験生の皆さんの「正しい認識」につながるため、大変助かります。

 

続いて、私の答案を見てください。

 

▲だいまつ(64点)
施策は、データベースに登録された情報を活かし、①過去の婦人服の購入情報を活かし、服に合うハンドバックを品揃えする②井戸端会議で予約会の告知をする③住所情報を活かし、DMを発送し情報を発信する④一部時間帯で予約制を導入し、需要を逃さない。

 

プロダクト、プロモーションの2つの切口からの解答要素がありますね。しかしDMの活用に関して「住所情報を活かし、DMを発送し情報を発信する」しか書いていません(単なる「開催情報の告知」に留まっています)。

 

一方で、80点クラス答案のお二人はと言いますと、

 

かのさんは「雑解消の為開催期間を延長、非混雑時間をおすすめ時間帯としてDMに掲載」と解答することで、DMに「開催告知+α」の要素を盛り込んでいます。また、きゃしいも、「住所や好みの情報を活用し顧客に応じたDMを送付」とB社ならではの「+α(One to One)」の要素を盛り込んでいます。

 

プロモーション(DM)における解答の広がりが、お二人と私の答案で差が付いたポイントでしょう。

 

それと、出題の趣旨には「データベースに登録された購買履歴や住所などを活用しながら新たな予約会を成功させる施策」という記述がありますから、きゃしいの「②副社長の裁縫・刺繍の技術を活かしたノベルティで誘客し」という部分にも、しっかりと点数が入っているでしょうね。

 

いや、お見事です。

 

それにしても、与件文を根拠にした解答を書くことは、本当に大切ですね。

 

加えてですが、私は、きゃしいの解答にある「誘客」という単語が、すごく短くて めちゃくちゃ使えそうだと思いました。みなさんも是非チャンスがあれば使ってくださいね。ちなみにきゃしいは第1問(a)でも「誘客力という単語を使っていますね。

 

最後になおくんの答案を見ておきましょう。

 

■なおくん(49点)
施策は、①顧客台帳の購買履歴と好みからなるデータベースより婦人用ハンドバック販売案内用のDMを作成して送付する事、②井戸端会議メンバーからの様々な顧客要望に応え、口コミにて展示会情報を伝達する事、で展示会への集客を増加させ売上拡大を図る。

 

①はプロモーションの視点で解答できていますが、プロダクト(品揃え)の観点が解答にありませんね。それに②の「井戸端会議メンバーからの様々な顧客要望に応え」という部分は抽象度が高くなっていますね。抽象度が高くなってしまう理由(今回のなおくんの解答で言えば「様々な顧客要望に答え」という表現)は、①設問要求や与件文の記述から最も解答要素としての優先度が高い部分が見抜けていない、②そのため、解答の根拠を明確にすることができないから、だと考えられます。

 

ちなみにですが、なおくんの答案は、②もプロモーションの要素となっています。つまり切口が①と被ってしまっていることに皆さんお気付きになったでしょうか。

 

80点クラス答案のお二人がそうされていたように、②の部分は、「顧客DBの好み情報→品揃え」とした方が設問要求・与件文に寄り添っていますし、さらに4Pの視点からも、切口を分散させられますね。

 

4P(フレームワーク)を意識していれば、こうした「ダブリ」を防げ、よく言われる「多面的な」答案を作れていた可能性があります。

 

・・・なので皆さんは、事例Ⅱの問題を解くときには、「4Pの視点で考えられたか」を復習する際のチェック項目に入れてください

 

ここは大切なのでもう一回言いますよ。事例Ⅱでは4Pがめちゃくちゃ重要なので、「4Pの視点で考えられたか」をチェック項目に入れてくださいね

 

第2問まとめ
80点クラスの答案は
①4Pの観点を意識し、特にプロダクト(製品戦略)と、プロモーションの超頻出の切口から解答している
②One to Oneというマーケティング上目指すべき姿を意識して解答している
③DB活用からのダイレクトメール発送では、単なる告知に留まらず、与件文から考えられる+αの役割を付与している

 


 

第3問(配点30点)
地域内の中小建築業と連携しながら、シルバー世代の顧客生涯価値を高めるための施策について、120字以内で助言せよ。

 

【出題の趣旨】
地域内の需要の変化を踏まえて、中小建築業と連携しながらターゲット層の顧客生涯価値を高める施策について、助言する能力を問う問題である。

 

●かのさん(78点)
①介護のための改装に際し介護ベッドと寝室とトータルで提案。②日用品の宅配や介護ベッドのメンテナンスサービスを実施。その際、自宅設備に関するニーズを収集し建築業に情報共有する。利用頻度向上で固定客化。

 

●きゃしい(78点)
中小建築業と連携し、休憩コーナーでB社の接客力と信頼を活かし、介護のための改装相談とそれに合う介護ベッド等の介護用品の販売を行い、シルバー世代の顧客台帳情報を活かし、顧客に合った商品を販売し、顧客との関係強化を図る。

 

▲だいまつ(64点)
施策は、今後介護が必要となるシルバ世代に対して、①地元の中小建築業者と組み、介護のための改装と寝具を、丁寧な接客で聞きながらトータル提案する。②併せて改装には地元のガラス製品も取入れ、顧客関係性・愛顧を高め、固定客化で顧客生涯価値を高める。

 

■なおくん(49点)
施策は、地域内の中小建築業の社員を井戸端会議に勧誘し、メンバーの建築に関するニーズに応えてもらう事である。シルバー世代の介護の改築要望や、その子育て世代の建築需要に応える事で、シルバー世代との顧客関係性と顧客生涯価値を高める。

 

<考察>
かのさんときゃしいの答案を見ると、やはり素晴らしいと思うのは、①介護改装×介護ベットという、与件文にあるキーワードを見逃さずに答案に盛込んでいるところです。

 

恐らく二人とも、出題の趣旨にある「地域内の需要の変化を踏まえて」という部分までは、意識できていなかったでしょうが、与件文の「介護のための改装が増えている」という記載から、「介護改装×介護ベット」は、「中小企業建築業×B社の連携」につながる、と考えて素直に解答を書いたのでしょう

 

また、設問要求の「顧客生涯価値」という部分について、かのさんは「②日用品の宅配や介護ベッドのメンテナンスサービスを実施→利用頻度向上・固定客化」という、LTVの向上に資する施策を答案にしっかりと盛込んでいます。

 

一方きゃしいは、①休憩コーナー、②B社の接客力・信頼、③顧客台帳活用という強みを並べて解答に説得力を持たせようとしています。ただし、与件文の「寝具は購買隔壁が長く、顧客との接点が切れやすいが、日用品は購買隔壁が短いので、B社が顧客との継続的な接点を作りやすくなった」という「過去の成功体験かつ経営資源」を解答要素として活用できていません

 

そのため、本問では、きゃしいよりもかのさんの得点の方が高かったのではないでしょうか。

 

それから、事例Ⅱにおいては、全ての設問において「誰に、何を、どのように、効果」のフレームで答案を検討したいところですが、今回は設問文に「シルバー世代」と、ターゲット(つまり「誰に」)が明確に書かれているため、お二人は解答の中で「誰に」を、わざわざ書かなかったのだと考えられます。

 

すなわち、「何を、どのように、効果」しか書いていない訳です。

 

設問要求に応じてベースとなるフレームから必要な部分だけを抽出して使う、こうしたお二人の対応力の高さも、大変に勉強になりますね。

 

また、お二人とも効果をしっかりと盛込んでおられますね。かのさんは「利用頻度向上で固定客化」、きゃしいは「顧客との関係強化を図る」です。事例Ⅱでマーケティング戦略の助言を問われたら、「効果」を入れる、これも大切なことですね。

 

それでは、私の答案を見て行きましょう。

 

▲だいまつ(64点)
施策は、今後介護が必要となるシルバ世代に対して、①地元の中小建築業者と組み、介護のための改装と寝具を、丁寧な接客で聞きながらトータル提案する。②併せて改装には地元のガラス製品も取入れ、顧客関係性・愛顧を高め、固定客化で顧客生涯価値を高める。

 

・・・「誰に」を書いちゃっていますね。減点にはならないまでも、字数を無駄にしてしまっている可能性があります。言い訳をしておくと、当日は加点狙いで‘敢えて’書いたのですが、かのさんときゃしいの解答から考えて、「無くても」問題なかったでしょう。

 

皆さんの解答は如何ですか?

 

設問要求からして、聞かれてもないのに(今回の設問では「誰に」は不要なのに)、「加点狙いでこの知識・切口を盛込んでやれ」という感じで、自分よがりな答案を作っている時がありませんか

 

今回のだいまつのは、まだ前後の文脈に上手くハマる内容だから良いものの、もしこれが切口重視の的外れ解答要素を無理やり詰め込んだものだったなら・・・、文章全体の意味が通じなくなり、下手をすると第1問(b)のところでお伝えしたように「日本語的におかしな文章」になってしまい、採点者にバッサリと切り捨てられてしまう可能性すらあります。

 

人によるかもしれませんが、ムリに解答要素をねじ込もうとすると、全然話がつながらないため、余計に訳が分からなくなって、「あーでもない、こーでもない」と考えた末、解答が荒れます(日本語としておかしくなります)。

 

80点クラス答案は、やはり「設問要求に沿って必要な解答要素に文字数を割いている」、という事実を心に深く刻むべきでしょう。

 

さて、続けます。

 

「①地元の中小建築業者と組み、介護のための改装と寝具(何を)を、丁寧な接客で聞きながらトータル提案する(どのように)」という部分は、「何を、どのように」をちゃんと書けていますが、完全にダメなのが、「介護ベット」ではなく「寝具」という単語を使っている点でしょう。先ほど申し上げたように「介護改装×介護ベット」だからこそ地元の中小建築業者との連携が成り立つわけですから、単なる「寝具」にしてしまうとこの部分の根拠が薄くなります。

 

別に「寝具」でも良いじゃないか、と考える方がいらっしゃるかもしれませんので、与件文をもう一度確認しておきましょう。

 

第1段落です。

 

「品揃えは、布団、ベッド、マットレス、ベビー布団、ベビーベッド、介護ベッド、布団カバー、枕、パジャマなどである。」

 

なぜ、「布団、ベッド、マットレス、布カバー、枕、パジャマ」ではなく、「布団とベッド」と被る「ベビー布団、ベビーベッド、介護ベッド」まで、‘わざわざ’与件文に書いてあるのでしょう。

 

皆さん、もうお分かりになりますよね。

 

わざわざ表現」です。

 

ここまであからさまに与件文に余計なことを書いているということは、出題者は第3問で「介護ベッド」を、第4問で「ベビー布団、ベビーベッド」を根拠として使ってほしかったと想定されます。

 

なのに、だいまつはこんな分かりやすいサインを見落とし、「介護ベッド」を「寝具」と言い換えてしまいました。本当にイケてませんね。

 

与件文の記述に基づいて、「言い換えをしない」ことで、採点者に評価をしてもらえるようにしましょう。

 

それと、私の答案の「②併せて改装には地元のガラス製品も取入れ」というのは、ガラスがX市の産業の中心だから、と考えて盛り込んだのですが、これも「与件文の気になったところを無理やり盛込んでしまう」という、典型的なダメパターンですね。

 

「改装にガラス地元のガラス製品を取入れる」と、「B社における顧客生涯価値が向上」しますか? そんな訳ないですよね!全然つながりません。

 

本問では、かのさんが解答されているように、「顧客生涯価値 = 日用品購入」が正解であった可能性が高いでしょう。しかし、こんなに単純で明快な解答根拠が与件文に埋まっているのに、「気になったところを優先して答案に盛込んでしまう」のですから、人間とは恐ろしいものです。是非、反面教師にしてくださいね。

 

最後になおくんの解答を見ておきましょう。

 

■なおくん(49点)
施策は、地域内の中小建築業の社員を井戸端会議に勧誘し、メンバーの建築に関するニーズに応えてもらう事である。シルバー世代の介護の改築要望や、その子育て世代の建築需要に応える事で、シルバー世代との顧客関係性と顧客生涯価値を高める。

 

一見すると、与件文に書いてある記述に基づいて、分かりやすい答案を作れている、と評価できてしまいそうですが、かのさんが書かれている①地元中小建築業×介護ベット②日用品で継続的に接点による顧客生涯価値向上、の観点と比較すると、やはり説得力に劣ります。

 

恐らくなおくんの答案では、ほとんど点数を得ることはできなかったでしょう。

 

事例Ⅱは、与件文に使えそうなネタがたくさん落ちていることが多いですが、単にそれらを組み合わせて、もっともらしい解答を作っただけでは得点は伸びないことが今回のなおくんの答案から分かります。

 

与件文に基づくことは必須条件ですが、だからと言って、やみくもに与件文の言葉を繋ぎ合わせただけでは得点にはつながりません

 

かのさんのように、設問文と与件文を適切に紐つけたいですね。

 

もう一度、かのさんの答案を確認しておきましょう。

 

●かのさん(78点)
①介護のための改装に際し介護ベッドと寝室とトータルで提案。②日用品の宅配や介護ベッドのメンテナンスサービスを実施。その際、自宅設備に関するニーズを収集し建築業に情報共有する。利用頻度向上で固定客化。

 

かのさんの答案における設問文と与件文の対応関係を整理しておきます。

 

①地域内の中小建築業(設問文)→品揃えに介護ベット(与件文第1段落)+X市内では介護のための改装増加(与件文第2段落)

 

②シルバー世代の顧客生涯価値を高める(設問文)→寝具は購買間隔が長く、顧客との接点が切れやすいが、日用品は購買間隔が短いので、B社が顧客との継続的な接点を作りやすくなった(与件文第5段落)+現社長が配達時に記録した住所(与件文第10段落)

 

うーん、素晴らしい。

 

第3問まとめ
80点クラスの答案は
①介護改装×介護ベットという、与件文にあるキーワードを見逃さずに拾い切っている
②設問要求に沿って「誰に」は敢えて答案に盛込んでいない
③マーケティング戦略の助言にあたって「効果」を書いている
(ちゃんと、誰に、何を、どのように、効果)を意識して、どの要素が設問の解答として必要かを考えている。

 


 

第4問(配点20点)
B社は今後、シルバー世代以外のどのセグメントをメイン・ターゲットにし、どのような施策を行うべきか。図を参考に、120字以内で助言せよ。

 

【出題の趣旨】
地域内の人口構成を踏まえて、新たなターゲット層を設定し、ターゲット層のニーズに応じた施策について、助言する能力を問う問題である。

 

●かのさん(78点)
0~10代の子供と30~40代の親の子育て世代を標的顧客とする。助言は①次期社長の保育士経験を活かし、子供が快眠できる寝具を名前の刺繍入りで提案。②入園用品のアドバイスと販売会、親向け裁縫刺繍教室の開催。③親子で安心して使える日用品の販売。

 

●きゃしい(78点)
30代の子育て世代をターゲットとし昼寝用布団等の子供用寝具や保育園用品やその素材を販売する。副社長の裁縫・刺繍の技術を活かした保育園用品の手作り教室や親と子の快眠教室の開催により口コミを喚起し新規顧客獲得と既存顧客との関係強化で固定客化を図る。

 

▲だいまつ(64点)
施策は、全国と比べて構成比の高い10歳以下の子供を持つ、30歳代の子育て世帯に対し、①商店街飲食店と組んで料理教室を行う②商店街小売店と組んで子供用商品の品揃えを増やす。以上による顧客接点拡大と愛顧向上で、新規顧客獲得と固定客化し、地域繁栄も実現。

 

■なおくん(49点)
ターゲットは、30歳代で10歳以下の子供を持つX市の子育て世代である。施策は、子育て世代向けに親子イベントを開催して顧客ニーズを収集し、顧客満足を満たす商品を開発する。また、B社の事業継続のためにも、地域の顧客満足を高め、地域の繁栄を図る。

 

<考察>
まず、メイン・ターゲットを問う設問要求に対しては、4人とも「30歳代」、「子育て世代」という「図から読み取れる要素」を確実にピックアップして答案に盛込むことができています。本問は、平成27年度事例Ⅱ(商店街組合)の第1問で問われたのと同じようなグラフであったことから、全員が上手く対応できたのではないかと思われます。

 

ちなみにだいまつのみ、「全国と比べて構成比の高い」という解答要素を入れています。80点クラス解答では盛り込まれていませんが、出題の趣旨の「地域内の人口構成を踏まえて」という部分を踏まえれば、加点になった可能性はあります。

 

ここで少しだけ皆さんのため覚えていただきたい1次知識を書いておきます(脱線始まり)。

 

事例Ⅱでターゲット(誰に)を問われて解答を作るときには(与件文を見るときにも)、デモ、ジオ、サイコといった1次試験で習った知識を毎回ひっぱり出してきましょう。なぜならこうした切口が解答要素となり加点ポイントになるからです。

 

例えば、今回の「30歳代」、「子育て世代」はデモグラフィックですよね。平成28年度以前の過去問に目を向ければ、「X市内の顧客、X市外の顧客」という属性が登場しますが、これはジオグラフィックでしょね。そして、さらに「高くても良いものを求める、高付加価値を求める」という属性も登場しますが、これはサイコグラフィックですね。

 

こうした、デモ、ジオ、サイコの要素が与件文に落ちていればターゲットを修飾する言葉として盛り込んでしまいましょう

 

ただし、第3問でお伝えしたように、設問文で既にターゲットが明示されている場合には、「誰に」は不要で、「何を、どのように、効果」という要素が解答項目になると考えておきましょう。

 

さて、まずはかのさんの答案です。

 

●かのさん(78点)
0~10代の子供と30~40代の親の子育て世代を標的顧客とする。助言は①次期社長の保育士経験を活かし、子供が快眠できる寝具を名前の刺繍入りで提案。②入園用品のアドバイスと販売会、親向け裁縫刺繍教室の開催。③親子で安心して使える日用品の販売。

 

①の部分を分解すると、「子供が快眠できる寝具を名前の刺繍入り」は、「なにを(プロダクト)」に当たりますし、「次期社長の保育士経験を活かし~提案」は、「どのように」にあたります。それにしても、強みの刺繍をこのような形で「製品」に結びつけてくる発想力は凄いですね。

 

②はやや詰め込み感がありますが(どのようにの部分だけしかありません)、与件文から考えられる内容です。

 

ただし、事例Ⅱの基本フレームワークの「誰に、何を、どのように、効果」の観点から考えれば、④の記述を外して、B社の売上UPにつながる「新規顧客の獲得」や、次期社長が課題だと考えている「地域繁栄」といった点を、「効果」として盛込めればさらに得点を得られた可能性が高いのではないでしょうか。

 

●きゃしい(78点)
30代の子育て世代をターゲットとし昼寝用布団等の子供用寝具や保育園用品やその素材を販売する。副社長の裁縫・刺繍の技術を活かした保育園用品の手作り教室や親と子の快眠教室の開催により口コミを喚起し新規顧客獲得と既存顧客との関係強化で固定客化を図る。

 

きゃしいの解答は「昼寝用布団等の子供用寝具や保育園用品やその素材」という部分が「何を(プロダクト)」にあたります。

 

そして、「副社長の裁縫・刺繍の技術を活かした保育園用品の手作り教室や親と子の快眠教室の開催により口コミを喚起し」という部分が「どのように」にあたります。

 

さらに、「新規顧客獲得と既存顧客との関係強化で固定客化を図る」という部分が「効果」にあたります。

 

もちろん、「30代の子育て世代をターゲットとし」という部分が「誰に(ジオ)」にあたりますよね。

 

そう考えると、きゃしいの解答は、今回のマーケティング戦略の助言に対して、「誰に、何を、どのように、効果」の全要素が入っていると思いませんか。

 

重要なので、もう一度きゃしいの解答を「誰に、何を、どのように、効果」で分解しておきます。

 

 

誰に:30代の子育て世代をターゲットとし

 

何を:昼寝用布団等の子供用寝具や保育園用品やその素材を販売する。

 

どのように:副社長の裁縫・刺繍の技術を活かした保育園用品の手作り教室や親と子の快眠教室の開催により口コミを喚起し

 

効果:新規顧客獲得と既存顧客との関係強化で固定客化を図る。

 

 

ここで、「誰に、何を、どのように、効果」のフレームワークの使い方を確認するために、第3問のきゃしいの解答ももう一度詳しく見ておきましょう。

 

●きゃしい(78点)(第3問の解答)
中小建築業と連携し、休憩コーナーでB社の接客力と信頼を活かし、介護のための改装相談とそれに合う介護ベッド等の介護用品の販売を行い、シルバー世代の顧客台帳情報を活かし、顧客に合った商品を販売し、顧客との関係強化を図る。

 

第3問で解説したように、設問文に「誰に(シルバー世代)」は書かれているため、「誰に」の記載はありません。

 

そして、「それに合う介護ベッド等の介護用品」という部分が「何を(製品)」にあたります。

 

さらに、「中小建築業と連携し、休憩コーナーでB社の接客力と信頼を活かし、介護のための改装相談と・・・、シルバー世代の顧客台帳情報を活かし、顧客に合った商品を販売し」という部分が「どのように」にあたります。

 

最後に、「顧客との関係強化を図る」が「効果」です。

 

「日用品」というキーワードは拾い漏れているかもしれませんが、きっちりと「何を、どのように、効果」の構造になっています。

 

本当に勉強になりますね。だいまつとzenzenのアニキが、「きゃしいさま」と崇めているのも首肯いただけたのではないでしょうか。

 

さて、続いてはだいまつの答案です。

 

▲だいまつ(64点)
施策は、全国と比べて構成比の高い10歳以下の子供を持つ、30歳代の子育て世帯に対し、①商店街飲食店と組んで料理教室を行う②商店街小売店と組んで子供用商品の品揃えを増やす。以上による顧客接点拡大と愛顧向上で、新規顧客獲得と固定客化し、地域繁栄も実現。

 

パッと見た瞬間に、「ダメだ」と分かる答案ですね。与件文に記載されている「次期社長の保育に関するノウハウ」はどこに行ってしまったのでしょうか。それと見ていただくと分かる通り、「どのように」はありますが、「何を」がほとんどないですね(かろうじて「子供要商品の品揃え」が「何を」に当たるくらいです)。

 

一方で、「効果」だけはこれでもか、というくらいに書いています。なお、次期副社長が課題として認識していた、「地域繁栄」に関しても最後に触れることができている点は評価できると思われます。

 

第3問(日用品)に引続き、本問においても解答要素として期待されているポイント(次期社長の保育ノウハウ)を外してしまった私ですが64点を獲得できています。これは、第1問や第2問に加え、第3問(介護寝具)と第4問(ターゲット+効果)の一部で、得点を重ねることができたからこその結果でしょうね。

 

最後に、なおくんの答案を見ておきましょう。

 

■なおくん(49点)
ターゲットは、30歳代で10歳以下の子供を持つX市の子育て世代である。施策は、子育て世代向けに親子イベントを開催して顧客ニーズを収集し、顧客満足を満たす商品を開発する。また、B社の事業継続のためにも、地域の顧客満足を高め、地域の繁栄を図る。

 

だいまつと同じですね。「効果」はしっかりと書けているのに、「何を」が全然書けていませんね。例えばですが、「施策は、親子イベントを開催して顧客ニーズを収集し、顧客満足を満たす商品を開発する」という部分を、「施策は、ベビー布団を、快眠のための親子教室で子供の睡眠状況を聞きながら提案し」に変えると、与件文に沿って「何を」「どのように」の要素を答案に盛込むことができます。

 

どうでしょうか、皆さん。

 

ちょっとした差だと思うのですが、ここら辺が78点をたたき出すきゃしいとの差です。

 

「誰に、何を、どのように、効果」のフレームワークが、事例Ⅱを解く上で如何に大切かをお分かりいただけましたでしょうか。

 

第4問まとめ
80点クラスの答案は
「誰に、何を、どのように、効果」がバランスよく盛り込まれている(きゃしい)

 

<まとめ>
如何だったでしょうか。78点答案×2を見てどのようなことにお気づきになったでしょうか。

事例Ⅰに引続き、事例Ⅱを分析して思ったのが、

「設問文で問われたことに対して、与件文の記述を根拠に、そりゃそうだと思える解答を書いている」

という点です。

 

事例Ⅰのシンゴに引続き、かのさんやきゃしいの80点クラス答案には、「独創的な解答内容」はありませんでした。

 

一方でだいまつの解答や、なおくんの解答は、設問文や与件文を無視した内容の記述が目立ちました。

 

今回の記事を通じて、

 

①設問要求に沿って解答する
②解答内容は与件文を根拠とし、当たり前に考えられる内容を書く(変にひねらない)

 

という部分が、2次試験問題を解く上での大原則であることが分かり、

 

そして、

 

事例Ⅱにおいては、

 

③4Pの視点
④「誰に、何を、どのように、効果」

 

の切口が極めて大切であることが分かりました。

 

個人的には前回の事例Ⅰに比べると目新しい発見はなかったように思います。しかしながら、今回の分析を通じて、事例Ⅱではやはり上記の③と④がとても大切であることが確認できました。

 

皆さん、今回の記事を学習に「すぐ」活かしてくださいね。

 

なお、今回も私の拙い分析力では、かのさんときゃしいの答案を活かしきれていないはずなので、皆さんがお気付きのことがあれば、どしどしコメントしてくださいね!道場読者でノウハウを共有して今年の2次試験に合格しましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

以上、だいまつでした。次回は平成29年度の事例Ⅲです。
(今回は1万8千文字、皆さんお疲れさまでした)

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はい!へんりーです。

2次試験対策からブログを見てくださっている方も大勢いるかと思いますので、はじめての方々向けに・・・

当ブログは、11名の昨年度合格者、「9代目」メンバーで執筆しておりますが、メンバーはこちらで紹介してありますので、お時間あればご参照ください。

先代も含めた各人の勉強スタイル等を参考にしていただき、自分に合う勉強方法、解答作成のコツなどを「パクってカスタマイズ」してご活用ください。(「道場」ブログでよく出てくるキーワードの一つです!)

 

なにより、まずは当ブログのホームページをブックマークいただければ幸いです。

毎日の記事を読む数分間、決して損はさせません!

 


ということで、

今回から僕も二次筆記対策のブログを本格的に書いていこうと思います。

仕切り直しとして、自分の執筆していく記事について、以下を定めてみました。

ターゲット:

基本的に『二次試験初挑戦者』とするつもりです。

さらに、どちらかと言えば「これまで二次対策をしていなかった人」を意識して書こうと思います。(先週のたかじんと同じです)

これまで僕は「ぎりぎり合格狙いのアナタは一次試験に集中すべし!」をうたっていたので(その責任を取り)、今からスタートでも間に合う!というスタンスを前面に押し出しながら、アドバイスしていきます。

 

スタイル:

記事の中でアドバイスは、なるべく断言気味に言おうと思います。
これは初挑戦者向けのあくまで「へんりー流」なのでご容赦ください。

この資格試験においては、「自分に合った方法で(パクってカスタマイズ)」が重要なのは明白で、間違いないのですが、

一方で、受験時代になんでもかんでも「自分次第」と言われて戸惑った記憶もあります。
おそらくみなさんも耳にしたことのある、合格者からの「やるしかないよ」というアドバイスも同様です。

それらが真実と認識しつつも、

項目によっては「この方法でやるべし」と言ってくれた方がありがたい

と感じている人も少なからずいると思っていますので、1つのベンチマークになるように、内容によっては言い切り型でいきたいと思います。

これもセミナーで多くの人と話をしていて、改めて感じたことを反映させています。

 

自分ルール:

記事の中で、過去問の事例内容に触れるときは、「今日は平成〇年の事例◇設問△を扱います」と冒頭で触れるように心がけます。

それは、「まだ解いていない事例の内容をネタバレしてほしくない」という考えの人が少なからずいると思うからです。(少なくとも、昨年の自分はそうだったので)

 


とここで、本題に入る前に触れておきたい、

先週末、前週の東京に続き、大阪夏セミナーに参加してきました。

「スピ問出涸らし・直前期に迷ったらスピ問を守りきったら一次突破できました!」という嬉しすぎる声を、想像以上に多くの方から聞くことができ、より一層有益なアドバイスをお伝えしていきたい、せねば、という思いが強まりました。。

本当に涙ものです。

 

あ・・・有益と言えば、中華のお店の懇親会にて、餃子を醤油ではなく、コショウ+酢で食べても最高に旨い」という裏技(?)を教えていただき、これは今後の僕の人生に影響するレベルの「助言」でした。感謝いたします。(大阪ならではなかったようですが笑)

そして何より、大阪の受験生さんの中には、かなり深く具体的なところまで質問してくださる方もいて、その人がよーく考えながら、取り組んでいるのが伝わってきて、むしろこちらが勉強になりました。

昨年の自分と比べると、感心するばかりで、まさに、絶対に受かってほしい!と感じます。

二次試験後の懇親会あるいは口述セミナーで、また大阪を訪問できたらと思います!


受験生と接すれば接するほど、ブログで伝えていきたいネタが充電されていきます。

これから数回かけて、以下についてお伝えしていこうと思います。

#設問要求解釈がどれだけ重要かを理解した人が受かる。

#だから「設問から読む」は絶対。(自分に合った方法を・・ではなく)

#過去問と予備校演習・模試との決定的な違い。

#過去問と予備校演習・模試との使い分け。

#勉強はアウトプット中心。「全知識」は辞書代わりに。

#「ふぞろい」の具体的な使い方。

#SWOT分析は要るのか?

#カラーペンの使い分けは設問ごとがおすすめ。

#解く事例数と実力の相関性。

#春秋要約は不要だけど、それを進める人の意図もわかる。

#事例IVはやるだけ伸びる。「同じ問題を翌日にまた解く」がおすすめ。

#事例IVは取捨選択と時間配分が勝負。「自分は得意だから解ける」がキケン。

#「イケカコ」は・・。その時間は他に使おう。

#勉強会には合格者がいた方がいい。でも「俺より強いやつ」がいれば大丈夫。

#如何に得点を安定させるか?(ルールと幅と深さ、そして因果)

などなど・・

上記は、今の時点で思いつく、あくまで自分用備忘録です。

が、もし「先に聞きたい!」というものがあれば、気軽にコメントをください。(あるいは他のメンバーが記事にしてくれると思います☆)

冒頭で述べたように、あえて断言気味に言っているのもありますが、初挑戦者向けの「へんりー流」ですのであしからず、です。

 


さて、今日の本題。

 

二次試験の勉強を始めたばかりのアナタに、絶対守ってほしい2つのオキテをお伝えしようと思います。

始めたばかりのみなさんの中には、

「模範解答見せられても遠すぎるよ・・」

「そもそもどうやって勉強したらいいかわからない」

「『過去問やれ』と言われても、なにからどうやれば?」

といった方も多いと思いますので、この「オキテ」からスタートしたい。

オキテその1: 勉強の進め方は「アウトプット重視+過去問重視」 

オキテその2: 解く順序は「設問から先に」

これら2つは、「人それぞれ」ではなく、「誰もが絶対」と言ってしまえるくらいの王道。もはや「オキテ」だと思っています。

(ここまで言い切らないと響かない人がでてきてしまうので、あえて言います)

 

何故か?

理由は、多年度生に比べて初挑戦者は、圧倒的に準備時間が少ないからです。

解説していきます。

 

オキテの1つ目、セミナーでもお伝えしたが、

二次対策は(一次試験と同じく)『アウトプット重視』

そして『演習より模試より何より過去問』が合格への王道です。全事例に関して言えます。

アウトプットする(=過去問等を解く)

自分の引き出しに無い一次試験知識があれば、そこだけインプットする

という流れを基本としてください。

繰り返しますが、そうする理由は時間がないからです。

予備校のテキストや「全知識」を一から読むのは無謀です。ボリュームを見たら一目瞭然かと思います。

読んで「知識を理解した」という段階と、「知識を使えるようになった」という段階では大きな差がありますので、いくら時間があっても足りません。

ぜひうまく、効率的にインプットしてください。


続いて、オキテの2つ目は、絶対に「設問から先に読む」です。

事例I, II, IIIに関して言える王道です。

正確には、

①与件文の冒頭に書かれている会社の概要部分をまず読む

②与件文は熟読せずに、段落ごとに番号を振ると同時に、全体のボリューム(図等の有無)をつかむ

③設問を読む(後述する「設問要求解釈を行う」)

④与件文を熟読する

という順序です。

まず理由はさておき、

この、(与件文冒頭→)設問要求解釈→与件文熟読 という順番は合格者の大多数がやっていることを認識ください。

 

本当か?という人のためにさらに補強しましょう。

僕とChikaは「合格者の頭にあった全知識/全ノウハウ(2018年度版)」の執筆に携ったのですが、

その際、「全ノウハウ」の内容構成を、この「設問要求解釈→与件文熟読」のやり方に合わせて入れ替えました。

少しでも、合格者による80分間の解答プロセス、をトレースできる構成にするため、そのように変更したわけです。
それだけ「合格者の当たり前」になってきているのです。

 

そして、

「設問要求解釈」の重要さにどれだけ気が付けるか?

そして「設問要求解釈」をどれだけ磨き上げられるか?

で、二次試験の勝敗がつくと言っても過言ではないと思っています。

 

ここで、設問要求解釈とは(「設問解釈」とか、いろいろ呼び方がありますが)、設問文を深く読見込み出題者の要求を解釈すること、を指します。

 

「設問要求解釈」で具体的にやることは2つです:

①設問文に潜んでいる制約条件を洗い出す

②与件文に探しに行くべき解答要素(キーワード)を類推し、アタリをつけておく

①は、設問が与えている制約条件=ルール(具体的には、時制やターゲット、「以外」といった条件)を違反しないようにするために行うものです。例えば、過去の強みを聞かれているのに、現在のことを書いてしまう。ターゲットが指定されているのに、関係のない層について触れてしまう。その時点で、点数は入りません。(←本当か?という方は、「ふぞろい」を参照ください)

短時間の勝負の中では、このような「ルール違反」、ときにイージーミスが起こりうるものです。過去問を解いていく中でみなさんも味わうと思います。

 

②も、80分という限られた時間が鍵です。設問を読んだだけで、如何に解答要素(キーワード)を類推し、アタリをつけておけるか?

その度合いで、与件文を読む際の効率が変わってきます。

過去問(=本試験)の与件文はよく練られてできており、解答要素がわかりづらくしてあったり、散りばめられていたり、80分間の中で「正確に」「漏れなく」見つけるのを困難にしてあります。

そんな練りに練って作られた、3,000文字にもなる文章を、アタリもつけずにただ読むとしたら、どれだけ効率が悪いか容易に理解できると思います。

もし例えるならば・・・

夜空を一通り眺めた後になってから、「さて、今見た空のなかで〇〇座はどこにあった?」「〇色の星は何個あった?」なんて聞かれるようなものです。

 

ピンと来ますか??(執筆している夜中の発想か・・・?汗)

とにかく、事前にアタリをつけ、ターゲットを定めてから、熟読しにかかるからこそ、欲しいものを見つけられるわけです。

これが慣れないうちは

「あれー、与件文に何かヒントがあったような・・どこだっけ?」

「あれ?設問で問われているのは、具体的にはなんだっけ?」

と、与件文⇔設問文を行ったり来たり、を繰り返すはずです。そして時間が無くなる。

解答時間短縮のためには、与件文⇔設問文の行ったり来たりを如何に最小限にするかがポイントです。

今はピンとこない人も、アウトプットをしながら経験を積むと味わうことになると思います。

 

さて、以上の説明を、実際の過去問でどうなるか?という切り口で、【平成27年 事例1 第2問】を使い、8代目ロックさんが解説している記事があるのでそちらもご参照ください。

 

はい、おさらいです。

オキテその1: 勉強の進め方は、絶対に「アウトプット重視+過去問重視」 

オキテその2: 解く順序は、絶対に「設問から先に」

をぜひ徹底しながら勉強を進めてみてください。

はじめの時期は解答が作れずつらく苦しいと思いますが、誰もが通る道です

センスのあるなしではなく、経験です。(なので合格者は「やるしかない」と言います)

ぜひ食らいついてください。

 

アナタも間に合う!

あと少しだけ、あがいてみませんか?

以上、へんりーでした!

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おはようございます! 桃ちゃんです!

先週末に道場(東京)セミナーにお越しくださった方
ありがとうございました!!

セミナーの詳細はヒロちゃんレポートこちら

 

今日は、2つの事をお伝えしたいと思います。
前半は「80分への時間の縮め方」
後半は「応用情報技術者 午後対策」です!

 


1.「80分への時間の縮め方」

① 開始50後までには、何を書くか決まった状態にする!
② 回答を書くときには、時間をはかる!
③ 試験をスムーズに進める文具を揃える!

 

 

 

まずは、

① 開始50後までには、何を書くか決まった状態にする!

を説明します。50分までにすることについて。

1)最初に、回答用紙をチェック

2)受験番号を丁寧に書く

3)ホッチキスを外してメモ用紙を作る

4)段落に番号を振り、段落の変わり目に線を引く

5)1段落目をさっと読む
売上は?従業員数は?取扱商品は?(保存がきく商品?)

6)設問分析
条件や時期(2代目社長時など)、
人物(商工会や地域系の団体もチェック)

↑ 設問を読んだ時点で、知識キーワードと
回答の方向性を四角□枠で書く。

例は文章で書いていますが、これを四角□枠で書きました。

例)ターゲットは、( 〇〇代  〇性 )である。
具体的な施策は( 強み )を活用し、(   )をする。

例)戦略は(    )である。具体的には
①(    )と②(    )をして、
(新規顧客開拓 or  リピート率向上 )で売上向上を目指す。

 

~↑ 開始15分までにここまでいく~

(できれば10分)

 

7)本文を読む (約15分)

読みながら、マーカーを引きます。

私の場合はこういう引き方をしていました。

ピンク:強み・成功体験・機会
みず色:弱み・課題・脅威
オレンジ:大事そう
マルK :設問で使う課題
時制 :四角で囲む
人  :人マーク

 

8)対応付け

作ったメモ用紙に骨子を書きます。

私の場合、回答を書く前にすべての設問の方向性を決めます。
①回答に使える可能性のある本文・知識を書きだします。
②設問文の制約や、他の問題との関係を見て
書く際のキーワード(盛り込むワード)を決めます。

事例全体を通してストーリーに一貫性があるかもチェック!


~↑ 開始50分までにここまでいく~

できれば40~45が最終目標

↑ 回答を書く速さによります。私は45分目標でした。

 

80分のまとまった時間が取れなくても、
ここまでを50分で終わらせる練習なら、
15分ずつでも上手く使って電車の中でもできます!

 


次に 50~80分についてです。

 

② 回答を書くときには、時間をはかる!

こちらは個人差があるからです。
私は、書くのが人より早いと自覚していました。

皆さんは600字を丁寧に書くのに
何分かかりますか?

何を書くかおおよそ決まった状態
(盛り込むキーワードは決定済み)から
書き終わるまでの時間をはかり、
自分の標準を把握しましょう!

 

私は事例を70分で解く練習をしました。
実際に70分でできるようになったのは9月になってからです。


 

③ 試験をスムーズに進める文具を揃える!

私が使った文房具をご紹介します。
ご自身に合うものを見つけてくださいね!

・消えるフリクションマーカー 

 滅多に消すことはないですが、消せる!と思うと
心置きなく使えますw

 

「クルトガ」の持つところが柔らかいシャープペンシル

芯が回って出てくるので、いつでも先が尖っています!
これにBの芯を入れて書いていました。
薄い字は読みにくいからです。

 

細長い消しゴム

1行だけ消したいときに重宝します!


 

 

なかなか最初から80分以内に事例を解くのは大変です。

ですので、80分の中でも時間目標を決めて
取り組んでみてはいかがでしょうか?

 


2.「応用情報技術者 午後試験」

 

応用情報については、私の過去記事
先日のChikaの記事を見て下さい!

(※秋試験の申し込みは8月13日で締め切っています)

 

前回の私の記事では、「午後試験」はまたいつか…。

で終わっていましたので、こちらでご紹介します!

 

午後試験は、
午前試験を合格しないと採点してもらえません!

 

まずは、午後試験がどんなものかこちらをご覧ください!

(応用情報技術者試験ドットコム 最終閲覧2018年8月13日)

URLから見られるのは、
平成29年春(午後)問題 必須の①情報セキュリティです。

本文が3ページ、問題が1ページあります。
なんだか診断士の二次試験みたいですね。

 

ちなみに、午後試験は①は必須②~⑪から4つ選択です。
上のURLから見られるのは、このうちの①です。

 ①情報セキュリティ(必須)
 ②経営戦略
 ③プログラミング
 ④システムアーキテクチャ
 ⑤ネットワーク
 ⑥データベース
 ⑦組込みシステム開発
 ⑧情報システム開発
 ⑨プロジェクトマネジメント
 ⑩サービスマネジメント
 ⑪システム監査

 

選択問題をどうするかですが、
先日Chikaが説明してくれているように②、⑨~⑪を
選択するのが無難です。

しかし、試験によっては⑥、⑦が解けることもあります。
実際、私は本番で⑪が難しくて選択を⑦にしました。

⑥はSQL文などが出ます。
SELECT 申請書.申請書ID,・・・FROMみたいな。
得意であればこちらでもいいかもしれません。

 

とにかく、長文読解です。
午前問題で勉強する内容を使って、記述します。

 

午後試験でもア~エから選べ」という問題もあります。
記述にも「15字以内で述べよ」 などです。

 

私は実質午後試験は3日くらいしか勉強しませんでしたが、

1週間くらいはすべきだったなと思います。
(勉強の最後の方は時間がなくなってしまって苦笑!)

 

 

午後試験の勉強で使ったテキスト・問題集はこちら

このテキストで①、②、⑨~⑪を解きました。

 

まずは、1度午後問題がどういうのかを
先にチェックすることは大切です。

でも取り組む順番や比重は
午前問題中心で良いと思います!

 

私のようにITや情報システムを苦手とする方なら
初めて聞く言葉が多く
時間がかかるかもしれませんが、

やった分だけ身に付きます!

 

頑張ってください!!!
もっと詳細なことなどご質問があれば
コメント欄に頂ければお答えします!

以上、桃ちゃんでした!

 

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夏セミナー2018 in大阪
□ 開催日時:2018年8月18 日(土) 13:30〜16:30
※懇親会は17:00〜19:30予定
□ 会場:マイドームおおさか8階第6会議室
(〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番5号)
□ 定員:30名→42名
(先着順。セミナーは定員に達した為、懇親会のみ受付中です。)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定
□ 申し込みサイトはこちらから

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一発合格道場 夏セミナー2018

☆道場メンバーやOBが診断士2次試験突破のために実施したことをお伝えします!
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■夏セミナー2018 in東京

□ 開催日時:2018年8月11日(土) 14:00〜16:30※懇親会は17:15〜19:15予定
□ 会場:月島区民館(〒104-0052 東京都中央区月島二丁目8番11号)
□ 定員:50名(先着順)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定

□ 申し込みはこちらから※8月6日(月)12:00~受付開始します!!

終了いたしました。

■夏セミナー2018 in大阪

□ 開催日時:2018年8月18 日(土) 13:30〜16:30※懇親会は17:00〜19:30予定
□ 会場:マイドームおおさか6階会議室(〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番5号)
□ 定員:30名(先着順)
□ 参加費:1000円+懇親会参加の方は4000円予定

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※セミナーは満席状態ですが、懇親会は若干枠ございます!!急いで!!申し込みを!!

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はじめに

皆さんこんにちは‼ヒロちゃんです‼

世の中はお盆休み真っ最中の今日この頃ですが、診断士試験合格を目指す皆さんに休んでいる暇はありませんよ!!

今年2次筆記試験受験資格を掴み取った皆さん!!

2次筆記試験まであと残り70日です。

この時期から計画性をもって学習に取り組んでくださいね!!

 

今日は日曜日なので、普段は道場ブログはお休みの日なのですが、

昨日開催された道場東京夏セミナーのレポートを、号外としてアップします‼

当日は内容盛りだくさんだったので、さわりだけの紹介となりますが、

参加出来なかった人に少しでも内容お伝え出来れば幸いです。

 

今年春に実施した春セミナーに引き続き、参加者60人超えという大変ありがたい盛況ぶりでしたので、今回も我々9代目は先代の助けをいただきました!!

JCさん ハカセさん  はんたさん ひめさん こばさん イラサムさん、katsuさん、ひろいんさん

改めてありがとうございました‼

春セミナーに参加された皆さまも熱意溢れていましたが、夏セミナーは一段と真剣さが増した感じがしました。

我々道場メンバーもグッと身の引き締まる思いです!!

 

円陣組んで頑張るぞ!!

 

 

 


 

 

 

さて、ここから今回のセミナー内容のサマリーをご紹介いたします。

 

 

 

オープニング byヒロちゃん

はじめにオープニングとして私ヒロちゃんが司会として本日のプログラムと道場メンバー紹介をしました。

普段オンラインでしか皆さんとやりとりしていないので、実際の道場メンバーがどんな人なのか気になりますよね!!

 

…うん、絶対気になってたはず!!

 

 

私たちも普段会えない皆さんを拝見出来てとてもうれしかったです!!

※写真には写っていませんが、道場9代目メンバーは他によこよこ、ヘンリー、だいまつがいます。

 

 

 


 

 

 

道場直伝!2次試験の鉄則とは byChika

プレゼン一番目は、道場のアイドル的存在Chikaの登場。

2次試験の試験日程や合格基準など超基本的なところの説明と、よく「お作法」などと言われるこの試験の絶対的なルールについてプレゼンしてくれました。

今回のセミナー参加者は2次初受験の方が過半数ということもあり、超基本的なことから話してくれました。1次試験とは全く違う試験内容、ましてや他試験とも違う「診断士2次筆記」について大枠ご理解いただけたのではないでしょうか?

与件文、設問分解、題意、制約条件・・・などなど、2次試験特有の特殊用語がどんどん出てきて初学者の皆さんは驚かれたかもしれませんが、大丈夫、すぐに慣れます。

Chikaのプレゼンのポイントは以下の4つの鉄則です。

鉄則1 1次知識を応用して、「読む・考える・書く」力を鍛えるべし!!

鉄則2 アイディア勝負はNG!! 出題者が求める解答を書くべし!!

鉄則3 与件文から離れない!設問の制約条件欲求に従うべし!!

鉄則4 事例毎ののルールに従うべし!!

 

べしべし!!

 

と診断士2次試験にはこのような鉄のおきてがあります。

常にこのことを頭に入れながら学習することで、各事例の特徴や問われていることの本質が見えてくると思います。

1次試験は、場合によってはただただ丸暗記しても得点を稼げることもあったと思いますが、2次試験ではそれは通用しません

試験当日までにしっかりとPDCA回して出題者の期待している解答が書けるようしていきましょう。

 

 

 


 

 

2次に役立つ1次知識 byきゃっしい

次に登場は道場ブログリーダーのきゃっしいです。

きゃっしいからは皆さんが今まで学習されてきた1次知識と、これから挑む2次試験との関係について解説してもらいました。

 

診断士試験要領には

「第2次試験は「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的」

と明記されており、ここで言う応用能力とは、「一次試験で問われた知識の応用能力」ということ。

きゃっしいからは具体的に各事例Ⅰ~Ⅳ毎にどんな1次知識を、どのように応用するか過去問を使って具体的に解説がありました。

1次知識を知っているだけではダメで、いかに使えるようにするかが2次では求められることがわかったのではないでしょうか。そのための学習法としてきゃっしいがおすすめしたのが「1次知識100字訓練法」。ざっくりいうと1次知識に関するお題について、手書きで100字以内にまとめる訓練です。必ず制限時間を設けて取り組むことが試験本番に活きてくるそうなので、皆さんも是非取り組んで見てください!!

また、1次試験だけでなく、2次試験でも非常に役立つきゃっしいのまとめシート、アマゾンで絶賛販売中ですので売り切れになる前に早めにポチっとしちゃってください!!

 

 


 

2次試験ゼロから合格するTips byたかじん

超短時間ストレート合格を果たしたたかじんからは、2次試験学習ZERO~の状態から合格した経験を語っていただきました。

限られた学習時間をどうやって使うか、そこには企業経営同様に戦略が必要とされます。たかじんは「解答の方向性を正しいものにする」という戦略をたてました。

そのうえで、ほぼ過去問のみを愚直に取組み、模範解答とのギャップを埋めるという大胆かつ間違いない戦術を実行しました。

ティップスというにはもったいない、2次試験の本質を捉えたプレゼンだったと思います。

また、セミナー後の懇親会で披露してくれる夜のたかじんもいつも通り切れ味鋭かったです笑。

 

 

 


 

80分の使い方 by桃ちゃん


事後アンケートでもとても評判の良かったのが、桃ちゃんの「80分の使い方プレゼン」でした。

2次筆記試験はどの事例も試験時間は80分です。過去問に取り組んだことのある方はお気づきだと思いますが、80分じゃ全然時間が足りないです!!せめて2時間くらい欲しいくらい。

ですので圧倒的に制限時間が短い中で安定感のあるアウトプットをするためには「型」が必要となってきます。

桃ちゃんはこの型について、自分の型を例にわかりやすく紹介してくれました。

また、道場9代目メンバー全員の型についても紹介してくれました。結論として、人それぞれ型は違うということ、自分の型は自分で見つけるべし!!ということでした。

試験本番では80分という限れた時間、難解な問題、極度の緊張感、を強いられます。

そんな状況下でミス無く安定的なアウトプットするためには作業の標準化と自動化が必要となってきます。そうしないと必ずミスが発生してしまいますからね。ぜひこの型について意識しながら過去問や演習問題に取り組んでいってほしいと思います。