2次プロジェクト!~【実況】令和3年度 事例Ⅱ編~ byまん

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まん
まん

おはようございます!まんです!

いよいよ10月突入!試験本番まで4週間を切りました!

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

土日を使って本番と同じスケジュールでの演習などもやられていますか?

試験当日は休憩も含め約8時間の長丁場となりますので、本番の流れに体を慣れさせておくのも重要です。

今週末には3連休も控えていますので、まだの方は今のうちに是非1度試してみるといいと思います!

さて、前回まで事例Ⅰ~Ⅲのレイヤー&設問解釈についてご紹介してきた2次プロジェクト!シリーズですが…

まん
まん

で、実際どうやって与件文を
読んでいたのよ??

なんと!ここについてはまだ紹介できていませんでした!
(スミマセン!)

思い返せば秋セミナー勉強会でも…

解答骨子ってどの程度のものを
作っていたんですか?

マーカーってどんな風に
使っていたんですか?

といった質問を複数いただきました。

さてさて、今回はそんな質問にお答えしましょう!
ということで、

2次プロジェクト!
【実況】令和3年度 事例Ⅱ編!

ここから2回は事例Ⅰ~Ⅲの私の解答の中で合格点に至った事例Ⅱ事例Ⅲの80分間のドキュメントをお伝えしたいと思います!

第1弾は得点開示の結果74点だった令和3年度事例Ⅱの私のリアルな80分間です!

それでは行ってみましょう!

この記事では受験生当時、私が考えていたことをそのまま掲載しています。間違っている点や指摘したい点も多く含まれているかとは思いますが、「この人はこんな風に考えて試験問題を解いていたんだな」という視点でご覧いただければ幸いです。

私の80分間の使い方

まずは私の80分の使い方についてご紹介します。

私の80分の使い方は下図のようになっています。

クリックで拡大
  • 受験番号記入、問題用紙の切り離し、問題用紙余白にレイヤーを描く。
    与件文に段落番号・段落の間に線を引く。
  • 与件文の第1段落(会社概要)最終段落(中小企業診断士に相談に至った経緯)を読む。
  • 設問解釈・設問間の関係性を確認
    ここまでで10分(ただし事例Ⅰは設問解釈が特に重要と思ったので15分使っていました。)
  • 与件文[15分]~25分
  • 解答骨子作成[15分]~40分
  • 解答記入[40分]~80分
    「40分前になったら骨子作成が途中でも解答を書き始める」とルールを決めていました。

といった流れです。

①の「問題用紙の余白にレイヤーを書く」以外は割と一般的な80分の使い方ではないかと思っています。

レイヤー使い
レイヤー使い

実況編ではこの流れをもとに解説をしていきたいと思います。

令和3年度 事例Ⅱ(全容)

このあと段落ごとに解説をするので、まずは私の令和3年度事例Ⅱの全容をお見せします。
(最後のスライドは問題用紙の余白部分になります。)

解説に入る前にちょっとした前提条件を。

  • マーカーペン
    私はマーカーペンを使う派でした。また、色分けはSWOT等の要素ごとに色分けする派でした。
    これ以外にも骨子作成時に与件文からキーワードを拾う用として赤ボールペンも使っていました。
  • 略語
    設問解釈と同様に与件文を読む時も私は下のような略語を使っていました。与件文の中に該当する要素があった時は余白にこれらの略語を書き込んでいました。
  • その他
    そのほか、こんなルールで与件文を読んでいました。
レイヤー使い
レイヤー使い

それでは令和3年度事例Ⅱの実況
スタートです!

試験開始

試験開始の合図後、まずは解答用紙に受験番号を書きます。(当たり前だけど馬鹿にしちゃダメ!)

次に、問題用紙の表紙のページを切り離します。写真

そして、切り離した問題用紙の余白にレイヤーを書きます。
(これはあくまで私個人が安心材料・・・・・・・・として書いていただけなので、
レイヤーを書くことはオススメはしていません。)

事例Ⅱならこれ

次に与件文に段落番号を書き段落の間に線を引きます。
(この辺は好みだと思います。)

そして与件文の第1段落(B社の概要)()と最終段落(中小企業診断士に相談に至った経緯)()をざっと読みます。

特に最終段落には社長の思いが書いてあることが多いので、ここを読んでから設問解釈に入ると、より設問解釈に取り組みやすくなるかと思います。

それから設問解釈に入ります。

設問解釈(~10分)

設問解釈設問間の関係性の確認については以下の記事を参考になさって下さい。

与件文(~25分)

ここから与件文の読み取りです。

  • 画像はクリックで拡大できます。
  • の文字を押すと設問文が表示されます。
  • 第1段落
  • 着目した点
  • B社の概要。今回は豆腐の製造販売業者。
  • 良質な地下水(外部環境)はB社のポイントになってきそう。
  • 第2段落
  • 着目した点
  • 時制(1953年)、祖父が創業。
  • 地元産や水にこだわりあり。品評会の表彰S強みKS経営資源)。第1問()のSで使えそう。
  • 「なお」わざわざワード。
    「なお」以降の文章は解答要素となる可能性があるので注意。
  • B社歴代社長含め京都で修行した人が多い。
  • 人気の和菓子店第2問()か第4問()で使えそう。
  • 第3・4段落
  • 着目した点
  • 第3段落:時制(1981年)、2代目の頃の話。
  • 良質な地下水→使えるKS経営資源
  • 工場の新設パート雇用増加H変化
  • 第4段落:時制(2000年)、現社長の話。
  • 京都での修行
    第2段落わざわざワードに繋がっている。解答に関係ありそう。
  • 地元産大豆にこだわった祖父と父
    →つまりはここがB社のS強み
  • 事業拡大の好機→社長の思い、
    受注に成功SK成功体験
  • 倉庫建屋パート雇用増KS経営資源
  • PBの話は第2問()あたりで使うのか?
  • 第5段落
  • 着目した点
  • Y社への設備売却B社整理人員をY社が雇用
    →一見マイナスな話だけどY社と繋がりがありコラボできそう。
  • Y社が米の全国向けECサイトに注力
    ECサイトコラボできそう。
  • 「X市の魅力を全国に
    Y社の・・・思いではあるが第2問()のB社社長の思いとリンク。
  • Y社サイトでコラボ企画
    →やっぱりコラボが出てきた!Y社サイトは使えるKS経営資源
  • 近年・・わざわざワード。
    「近年」以降の文章は解答要素となる可能性があるので注意。
  • 全国・・の食通売上拡大
    第2問()のターゲットになりそう。
  • 第6・7段落
  • 着目した点
  • 豆腐の移動販売の開始を決意H変化
  • フランチャイズ方式
    第3問()に関係
  • 移動販売
    第3問()、第4問()に関係
  • フランチャイジーの役割に関する記述
    第3問()に関係
  • 原材料を地元産大豆に戻し品揃え見直し
    H変化
  • 月替わりの商品
    高価格帯商品よりも単価を高く
    注目(なんか気になる)。第4問()あたりで使うのか?
  • 第8段落
  • 着目した点
  • 高齢者が知り合いを電話で呼ぶ
    第3問()に関係?
  • フランチャイジーのデモ販売が単価を引き上げたSK成功体験
  • 試食、積極的な商品説明
    第3問()のフランチャイジーで使う要素?
  • 高齢者とのやり取りは電話がメイン
    第3問()に関係
  • 「ただし」わざわざワード。
    「ただし」以降の文章は解答要素となる可能性があるので注意。
  • 若年層・・・にはIMが好まれる
    第4問()の解答要素になりそう。
  • 自社・・サイトは作らずIMで十分
    第2問()と関係。ということは他社・・サイトを使うということ?
  • 第9段落
  • 着目した点
  • 買い上げ額上位のお得意さまKS経営資源
  • 収穫祭のイベント
    体験イベントはどこかの設問で使える?
  • 食べ物が食卓に届くまでを孫に教えたいという声
    Nニーズ。どこかの設問で使う?
  • B社顧客は高齢者が多い注目
  • 出来たての豆腐の風味が最も良い、
    豆腐と同じ水で炊き上げた新米と相性が良い、毎年好評
    →「好評を得ているもの」は使えるKS経営資源
    (「豆腐に旅をさせるな」は社長の思い?)
  • 主婦層の顧客が少ない
    KK経営課題第2問()、第4問()に関係しそう。
  • 移動販売は高齢層への販売を伸ばし続けている
    →B社に高齢者顧客が多いこととリンク。
  • 第10段落
  • 着目した点
  • 新型コロナのまん延試食会の自粛
    →外部環境、T脅威
  • 戸別販売への変更戸別訪問を断る顧客Nニーズ
  • 試食会の中止
    →マイナス要素(W弱みT脅威?)
  • 豆腐丼を惜しむ声Nニーズ
  • B社社長・・・・全国・・展開の豆腐ECサイト・・・・・を調べ、手作り豆腐セットを開発移動販売開始
    手作り豆腐セットECサイトでも使えそう
  • 出来たての・・・・・豆腐を味わえる
    第9段落とリンク。手作り豆腐セットであれば全国どこでも出来立ての豆腐を味わえる。
  • 自宅での食事にこだわりを持つ家庭が増え
    →外部環境(O機会)、ターゲットとすべき顧客
  • 移動販売の売上は3割落ち込んだままKK経営課題
  • 人的接触を控えたい不在日にも届けてほしいという高齢層主婦層の声
    →新たなNニーズ
  • 冷蔵ボックスを使った置き配の開始検討
    第3問()に関係?
  • 危機こそ好機、菓子類による主婦層の獲得、地元産大豆の魅力を伝える全国向けネット販売といった夢をこの機にかなえたい
    社長の思い(重要!)
  • B社社長は2021年(令和3年)8月末に中小企業診断士に相談
    第1問()とリンク

解答骨子作成(~40分)

このように与件文を読み、解答骨子作成に入ります。
私の解答骨子はこんな感じです。

文章になっているものもあれば、キーワードを書き出しているだけの設問もあります。

せっかくなので少し加筆をしてみました。

クリックで拡大

解答作成(~80分)

ここまで整理をして、いよいよ解答作成に入ります。

前述のとおり私は「40分前になったら解答骨子が途中でも解答作成に入る」とルールを決めていました。

設問解釈や解答骨子作成の段階でどの設問から解答を書いていくか戦略を立てます。

私の場合、事例Ⅱは「第1問のSWOTは最後(※)と決めていたので、第2問~第4問の中から書きやすい順に書こうと考えました。

※なぜ第1問(SWOT分析)を最後に書いた?

  • 設問解釈編でも触れましたが、事例Ⅱは第1問でSWOT分析をし、後に続く設問でそのSWOTを活かした施策を助言していく、という流れになっています。(イメージ図
  • そのため、第2問~第4問の各施策を書いた後にSWOTを書いた方が、全体的にまとまりのある解答になると考えていました。
  • また、字数も30字と短く、残り時間が僅かでもある程度は記入できると考えていました。

こうして考えた結果、私は
第2問→第4問→第3問→第1問の順に解答を書いていくことにしました。

第2問

※ふきだしの中の段落番号を押すと該当段落の図が表示されます。

全国ジオ食にこだわりサイコを持つ主婦層デモ
(第9段落第10段落)
→手作り豆腐セット、豆腐丼セット
→Y社とコラボ、新米や地下水とセット販売、(サイトに)収穫祭の写真掲載
→地元産大豆の魅力を伝えて差別化

手作り豆腐セットであれば、全国出来たての豆腐が食べられる。
さらに、豆腐と同じ水で炊いた新米が相性が良いとあるので(第9段落)Y社とコラボ水と新米もセットにすればB社社長とY社の思いが叶えられると考えました。

収穫祭のエピソード(第9段落)はどの設問に入れるのか?と悩み、ここに盛り込みました。

まん
まん

※ちなみに「手作り豆腐キット・・・」(与件文ではセット・・・)となっていますが、これは①再現答案作成時に書き間違えた、②解答用紙も再現答案も書き間違えたのどちらかだと思います。いずれにせよ得点には影響していなさそうです。

第4問

設問の菓子類と地元和菓子店(第2段落)を対応付け。和菓子店の人気要素(新素材)と月替わり商品(第7段落)をここに盛り込みました。

コミュニケーション戦略は双方向というキーワードを入れ分かっていますアピール。主婦層=高齢層よりは若いと考えIMで周知を盛り込みました。(第8段落)

「関係性強化し固定化図る」と書きたかったがマス目が足りず「固定化」に。

まん
まん

※ちなみにIMを略していることについては、第8段落でインスタント・メッセンジャー(IM)と「略していいですよ」と言わんばかりに書いてあったので、略して使っています。

第3問

  • フランチャイジー・・の方を先に記入

なかなか解答が思い浮かばず。

第8段落のフランチャイジーの業務内容や成功体験から「電話で周知」「試食品提供」を解答に盛り込みました。
第10段落「人的接触を控えたい」という声から「個装の」を足しています。

第6段落B社は・・・マーケティング活動を担当」の記述をひっくり返して「ニーズ収集」「要望収集」というキーワードを盛り込んでいます。

まん
まん
  • フランチャイザー・・

フランチャイザーの記述が与件文にほとんど無く、解答に困りました。

第6段落の記述や先に書いていたフランチャイジーの記述、フランチャイズ方式の1次知識から、「新商品開発」「改善支援」といったことを書きました。

フランチャイジーの記述に「支援」をつけただけのような解答に…。

まん
まん

第1問

  • S(強み)
  • W(弱み)
  • O(機会)
  • T(脅威)

与件文から拾えるものをなるべく多く書くよう意識しました。
「試食会の自粛」WTか分からず、両方に書いてリスクヘッジ。
Tでマス目が余ったので「他社PB品(4マス)」を書き足し。

まん
まん

おわりに

いかがでしたか?

そこ違くね?とツッコミたくなる要素もあるかと思います。
(私も記事を書いていてツッコミたくなる箇所が多々ありました…)

しかし、演習と違って答えが分からない初見問題で、しかも1年に1度の2次試験の大舞台の中で書いた解答なので、どうか暖かく見守っていただければと思います。

今回、ご参考になればと思い解答プロセスを紹介したものの、マーカーの使い方などが違う方にとってはかえって困惑させてしまったかもしれません。

ただ、やり方は違えど着目しているところはほぼ同じなのではないかな、とは思っています。

そういった意味でもご参考になれたのであれば幸いです。

試験本番まで残り4週間を切りましたが、まだまだ伸びる時期です。

季節の変わり目なので体調管理に気をつけながら、引き続き頑張っていきましょう!

まん
まん

明日はりいあだよ!

フフフ…久々にわたくしの出番がやってきましたね!
明日はふりいあ様が皆さまのモチベーションを上げますよ!

296女神
296女神

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