どうする対策 ~第14回「”与件文先読み”派の80分」~ by さや
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皆さん、こんにちは!
戦略的2年合格の「不惑の自称ストレート生」さや です。(何ソレ?!と思われた方はコチラ)
今日は10月初週の月曜日。
3月決算の企業にお勤めの方は、下期首ということでバタバタしている方も多いのではないでしょうか。
季節の変わり目ということもあり、体調を崩しやすい時期かと思いますので、皆さんくれぐれもお気を付けくださいね🏥
さて、今日は「80分の使い方」に関する内容です。
既に「80分の使い方」が固まっている方には価値のない内容になりますので、この先は読まずに勉強時間に充てて下さい^^
- 1. はじめに
- 2. 「80分の使い方」の模索
- 2.1. 「王道パターン」がしっくりこない
- 2.2. 迷子のわたしが出会った記事
- 3. わたしの「80分の使い方」
- 3.1. 王道パターンとの比較
- 3.1.1. <王道パターンとの違い>▶ 最初に設問解釈はしない、与件文から読む(10分)
- 3.1.2. ▶ 問題を解く前に、全設問にざっと目を通す(2分)
- 3.1.3. ▶ 設問1から順に解く(全部で60分)
- 3.1.4. ▶ 解答骨子は作らない、1問ずつ答案用紙記入までワンストップで行う(1つの設問につき10分)
- 3.2. このやり方のデメリット
- 3.2.1. ▶ 想定外に時間を食うことがある
- 3.2.2. ▶ 設問間のバランスがとりにくい
- 4. おわりに
はじめに
大事なことなので最初にお伝えしておきます。
本日ご紹介するわたしのやり方は「邪道」、道場13代目hotmanさんの言葉を借りれば「奇行種」です。
デメリットもあり、万人におススメできるものではありません。
「こんなやり方の人もいるよ」という一例のご紹介に過ぎないので、採用はあくまで自己責任でお願い致します。
「80分の使い方」の模索
「王道パターン」がしっくりこない
まず大前提として、2次試験の「80分の使い方」に絶対的な正解はありません。
ただ、予備校や書籍で推奨されている「80分の使い方」は似通っているところも多いため、この記事ではその「80分の使い方」を王道パターンと定義します。
▶王道パターン
2次試験の勉強を始めた当初、この王道パターンを知ったわたしは、それに倣って過去問にアプローチしていました。
ところが。。。
なんかしっくりこない。
慣れていないせいだろうと何度か繰り返しやってみたものの。。。
やっぱりしっくりこない。
「しっくりこない」の要素は以下のような感じでした。
いきなり与件文を読むのではなく、まずは設問を確認して解答の方向性を定めましょう。
与件文はその方向性を意識して読みましょう。
設問だけで解答の方向性決められなくない?
与件文読んでみたら「そういうことじゃなかった」ってことがけっこうあるんだけど。。。
何より設問が気になって与件文の世界に入り込めない!!
設問を確認しながら、難易度を見極めて解く順番を決めましょう。
だから設問だけで難易度判断できないってば。。。
それに結局全部解くんだから、順番決める必要性があまり感じられないんだけど。。。
与件文を読んだら、全設問の解答骨子(解答の文章の組み立て・解答に入れる要素)を作りましょう。
骨子作りの段階では、各設問間の整合性も意識して下さい。
全ての骨子が出来たら、あとは文字数を調整しながら解答用紙に記入するだけです。
全設問の解答骨子を作っている間に、最初の設問のこと忘れちゃうよ。。。
解答書く段階で結局また色々考えちゃうし、「文字数調整しながら解答用紙に記入するだけ」じゃ済まない。
時間が全然足りない。。。
色々書いていますが、わたしが王道パターンでうまく対応出来なかったというだけで、王道パターン自体を否定するものでは決してありません。
ただ、わたしはこのやり方ではやっぱりどうにもこうにもしっくりこない。
去年の今頃のわたしは、
こんなしっくりこない解き方のまま、貴重な初見事例を消費し続けていいのだろうか。。。
そもそも試験まで1ヵ月切っているのに「80分の使い方」が定まっていないって絶対まずいじゃん。。。
と悶々とした日々を過ごしていました。
迷子のわたしが出会った記事
そんな時に出会ったのが、一発合格道場のこちらの記事です。
この記事を読んで、
非・王道パターンを貫いて、合格した人たちがいるんだ!!
と、一筋の光が見えた時の気持ちを今でも覚えています。(著者の方々には本当に感謝しかありません)
それまでも、万人に合う方法は無いこと・自分なりのチューニングが必要なことは頭では理解していました。
ただ、どこか保守的なところがあるわたしは、その性格が災いして「王道とされるもの」から大きく外れることに抵抗があり、マイナーチェンジだけで何とかしようとしていたのです。
これらの記事に出会って、
人は人、自分は自分。
合わないものは合わない!
と、本体の割り切りスタイルを取り戻したわたしは、王道パターンの「しっくりこない感」を払拭すべく、自分なりの「80分の使い方」をイチから確立することにしました。
わたしの「80分の使い方」
王道パターンとの比較
そんなこんなで試行錯誤の末に確立したわたしの「80分の使い方」は以下の通りです。
王道パターンとの違いもあわせてご紹介します。
<王道パターンとの違い>
▶ 最初に設問解釈はしない、与件文から読む(10分)
事例企業を具体的にイメージするにあたり、設問の情報はわたしにとってノイズでした。
変な先入観を持ってしまい、事例の世界に入り込めない感じがしたのです。
なので、設問には一切目を通さずに与件文から読むことにしました。
与件文は、ひとつの物語として約10分かけてじっくり読み込みます。
強みや機会と思われることに対しては、
いいね🎵
弱みや脅威と思われることに対しては、
いやいやいや。
それはマズいでしょ💦
と頭の中で事例企業の社長に話しかけながらマーカーで線を引き、感情を伴って読むことを心がけていました。
ちなみに、マーカーはフリクションライト ソフトカラー。色の使い分けは以下の感じです。
強みや機会と思われること:ピンク
弱みや脅威と思われること:ブルー
社長の思いや、SWOTのどれだかいまいち判断がつかないけど気になるところ:グリーン
また、読みながら「ここは論点になりそうだな」と思った箇所があれば与件文中にメモするようにしていました。(例えば、異業種の老舗他社が思わせぶりに登場したら「協業?」とメモする等)
このように与件文の世界にどっぷり浸かって読むことで、設問を確認した時に「あ、このことはあの辺に書いてあったな」と紐づけやすくなったように思います。
注:「どっぷり浸かる」ことを良しとしない人もいます。あくまで「わたしには合っていた」だけです。
▶ 問題を解く前に、全設問にざっと目を通す(2分)
与件文を読み終わったら、2分ほど時間をとって全設問に目を通しました。
全体感の把握が主目的なので、「何を書こうか」といった具体的なことは考えません。
今思えば、本格的な解答作成に入る前に一旦クールダウンするためだけのルーティーンになっていました。(後述しますが、設問間のバランスをとることにはこの時間は一切役立っていません)
▶ 設問1から順に解く(全部で60分)
どうせ全設問解答しなければならないので、設問を見て難易度を判断して解答順を考えるようなことはしませんでした。
「何を問われているのか、本当に分からない」という場合を除き、設問1から順に解いていました。
▶ 解答骨子は作らない、1問ずつ答案用紙記入までワンストップで行う(1つの設問につき10分)
「与件文の再確認⇒解答下書き⇒答案用紙記入」を1問ずつワンストップで行っていました。
制限時間は、1つの設問につき10分強が目安。
「解答骨子(解答の文章の組み立て・解答に入れる要素)のメモをもとに頭の中で文章を組み立てて、いい感じの文字数に収める」ということがどうしても出来なかったため、最初から文章で解答を下書きし文字数を調整していました。
このように、わたしの「80分の使い方」は、「お話を読んで、聞かれたことに1問ずつ答える」という至ってシンプルな形に落ち着きました。
このやり方のデメリット
さて、この「80分の使い方」ですが、デメリット(と言うかリスク)もあります。
▶ 想定外に時間を食うことがある
基本的に頭から順に解いていくので、途中で答えにくい設問に出会ってしまった時、うっかり粘ってしまうと「後のほうにある解答しやすい設問」への対応がおざなりになり、取れる点数が取れないといった事態になるリスクがあります。
なので、タイムマネジメントが非常に重要になるのですが、どの「80分の使い方」を選択したとしてもタイムマネジメントが重要なことに変わりはないので、そこまで問題視はしていませんでした。
▶ 設問間のバランスがとりにくい
頭から順に解いていくスタイルの一番のデメリットはここだと思っています。
1問ずつ、答案用紙への記入まで行っていくので、後に出てきた設問で
あれ、さっきの設問で書いたことってもしかしてこの設問で書くべきだったのでは。。。
となった場合のリカバリが容易ではありません。
リカバリ用に「確認」と言う名の予備時間を長めに確保するようにはしていましたが、そこでは収まらないこともしばしば。。。
苦手な事例Ⅲでこうなることが多く(おそらく、問われていることの本質を捉えられていないことが原因)、試験本番の事例Ⅲでも複数の設問に似たようなことを書いてしまいました。
対策として、過去問やふぞろいなどを用いた練習を重ね「何が問われているのか」を瞬時に正しく解釈する力を磨く必要があります。
※ただ、前々回の記事でも書いたように事例Ⅲの点数はそこまで悪くなかったので、「複数の設問に似たようなことを書く」はそこまで致命傷ではないのかもしれません。(もちろん程度にもよると思いますが)
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました!
冒頭にも書きましたが、今回ご紹介した「80分の使い方」は万人におススメできるものではありません。
「王道パターンがしっくりこない」とお悩みの方のヒントに少しでもなればよいなと思い、「こんな人もいるよ」という一例としてご紹介してみました。
ちなみに、道場14代目ではうっかりアッパも「与件文先読み派」ですが、80分の使い方自体はわたしとはけっこう異なりますので、是非読んでみて下さい。
80分の使い方や解法の合う合わないは本当に人それぞれです。
王道パターンや「他人のやり方」に縛られず、必要とあらば大胆にアレンジをして、自分自身がしっくりくるやり方を是非確立して下さい。
応援しています!
ブログ更新は火曜定休なので、通常なら明日はお休み。
ですが、2次試験直前期ということで さたっち が緊急登板します!
さたっち、よろしくね!!
まかせろ!
とっておきのアレを大☆公☆開するぜぃ!
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