カテゴリ「独学者向け | 中小企業診断士試験 一発合格道場」の記事


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2次筆記試験終了後、毎年恒例の打ち上げやります!

事例Ⅴ(@全国オンライン)
10月30日(金)21:00~
Zoomにて開催予定
参加申し込み方法、および詳細は筆記試験終了後こちらでご案内します。

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岩塩です。本日も道場ブログをご覧いただきありがとうございます。

ついに、2次試験まで1週間を切りましたね。これまでとてもがんばりました。あと少しです。ここからは、何よりもまず体調をしっかり整えてください。最高のコンディションで試験日を迎えられたら一歩リードです。ほどほどの負荷計画で、最後の確認を行いましょう。

本日は、私が最後の1週間でやったことと、最後の応援メッセージをお送りします。

 

【残り1週間でやったこと】

 

 

(1)抽象化の訓練

これまで過去問学習(具体)を通して、たくさんのパターン(抽象)を学習してきました。

(出所:組織のカタチ)

しかしながら初見問題では、過去問の「具体例」に引っ張られてミスするのでは・・という不安を依然として持っていました。

例えばH20事例Ⅱの老舗旅館の「毛筆のお礼状」なんかはインパクトが強く、H30事例Ⅱの老舗旅館でも思わず「従業員による手書きの手紙」などと書きそうになってしまいます。

過去問の具体例から短絡的思考で解答を考える「具体具体」をやってしまうと失敗に繋がります。初見問題で活用するのはパターン(抽象)の方です。必ずパターンを経由して解答する「具体抽象具体」のプロセスを体に染み込ませる必要があると思いました。

そこで最終週は、これまで解いた問題と解答を眺めて、パターン認識100本ノックを行っていました。

<例>

具体例:毛筆のお礼状

(抽象化)

パターン:顧客関係性強化、ワントゥワンマーケティング など

(※パターンに変換できないものは、あまり深入りしない)

この訓練を通して「必ず抽象を経由する」と潜在意識まで(?)刷り込みました。「似たような過去問があったな」と思ったら、ちょっと立ち止まって「具体抽象具体」を意識してみてください。

 

(2)「全知識」をざっと通読する

2か月前に購入した「全知識」。一度読んだだけで本棚にしまっていましたが、「取りこぼし論点はないだろうか?」と心配になり、再度確認してみることにしました。とはいえ熟読ではなく、見出し+αのレベルでざっくり目を通す程度です。

結果、いくつか気になる部分がありましたが、重要な論点はほぼ押さえられていることを確認。2か月の学習の成果を実感して自信を持つことができました。また、全知識はいわば「パターンの羅列」なので、(1)の抽象化の訓練にも役立ちました。

 

(3)ファイナルペーパー&試験当日の自分へメッセージを書く

(1)(2)でやった中から当日見返したい内容をファイナルペーパーに落とし込みました。ファイナルペーパーは必須のものではありませんが、私は自分の弱点に特化したまとめが欲しかったので自分で作りました。作る過程で、パターンが整理されたように思います。

ファイナルペーパーのもう一つ役割が、本番の自分にメッセージを送ることです。

突然ですが、サッカーの本田圭佑さんは、ACミランに移籍を決めた際、その理由をこう答えています。

『心の中のリトル・ホンダに聞きました。そうしたら「ミランでプレーしたい」と答えた。これが決断した理由です。』

このリトル・ホンダが、「もう一人の自分」(=本質的な自分)です。

もう一人の自分は、自分ががんばってきたことを誰よりもよく知っています。試験当日は少なからず緊張しますが、もう一人の自分が応援してくれるイメージを持つことで、気持ちを落ち着け、冷静な思考を取り戻せます。ファイナルペーパーの片隅に、応援メッセージ好きな言葉を書いておくとよいでしょう。

緊張しやすいと自覚している方に特におすすめです。

 

(おまけ)SNS、掲示板を見ない

3chの記事にもありましたが、他の受験生の状況やネガティブな言葉を見ることで、心が乱れる可能性が懸念されたため、直前はSNSや掲示板を見るのを止めました。もし無理して情報収集をしている方がいたら、試験前は一旦やめてみてもよいと思います。

※逆に、見ないと落ち着かないという方は無理にやめずに見てくださいね。ここはご自身が心地よい方を選ぶことがポイントになると思います。

 

 

【診断士になる皆様へ】

 

本日が私の試験前最後の投稿日ですので、診断士になる(断言!)皆さんへエールを送ります。

下記の文章は、経営学者の入山章栄先生の書籍からの引用です。

———-

そもそも現代のビジネスに「答え」など出せるのだろうか。

皆さんが日々悩んでいるビジネスに「正解」はあるのだろうか。

現代は極めて複雑で、変化も激しい。

経営環境は日々刻々と変わる。

各社、あるいは個々人ごとに、直面する問題は異なる。

その中で、「これが正解です」と出せるものではないはずだ。

(中略)

皆さんはこの「複雑で変化が激しく、答えがないかもしれない世界」で、

意思決定だけはしなくてはならない。

何が正解かはわからなくても、意思決定をして前進しなければならない。

(中略)

そのために必要なことは、考え続けることだ。

考え続けるには、何か思考の拠り所(=軸)が必要だ。

軸がない中でやみくもに考えても、

それは羅針盤のない中で航海する船のようなもので、思考はクリアにならない。

(中略)

軸は答えではない。

軸そのものを正解と思って信じ込んではいけない。

しかし軸があるからこそ、人はそれを基準に思考を飛躍させ、

自分が今まで思いつかなかったようなことさえ考えられるのだ。

(出所:世界標準の経営理論)

———-

 

2次試験は、採点基準や模範解答が公表されない試験です。“合格に近そうな”解答例を得ることはできますが、出題者から公式見解は示されないため、モヤモヤしながら学習を進めた方がほとんどだと思います。

その中で、最善の解答を書けるよう、色々な情報を調べたり、人に聞いたり議論したり、たくさんの努力を重ね、考えて考えて考えまくってきました。自分なりの解答を書けるようになってきました。2次試験の学習は自分の解答が良いのか悪いのかを考え続ける修行のようだったと思います。この修行を通して、皆さんは診断士としての「」を会得しました。そして「変化への対応力」や「考え続ける力」も身に付けました。

この経験を持つ皆さんだからこそ、環境変化の中で、答えのない問いに挑み続ける中小企業の経営者に寄り添い、思考の羅針盤、そして伴走者となれるのではないでしょうか。

 

ついに今週末、4人の社長との面談です。

目の前で経営判断に悩んでいる社長に対し、「軸」に沿った方向性を助言・提案してきてください。

「試験ではなく、支援」

この心持ちが、皆さんの合格を後押ししてくれると思います。

実務補習に行ってわかりましたが、道場を知らない受験生は意外に多いようです。道場読者の皆さんにはかなりのアドバンテージがあると思いますよ。あと少し、しっかり準備を整えてくださいね。

おこがましいですが、道場は皆さんにとっての羅針盤&伴走者のつもりで、最後の最後まで応援しています。

以上、岩塩でした。

 


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10月25日 令和2年度 中小企業診断士試験 2次筆記試験

 

※「。」の数が残り日数を表しています

 

いよいよ試験本番10日前となりました。

この時期になると「気持ち」が合格に最も重要な要素になってきます。

どの資格試験、大学入試、自動車の運転免許試験?も同じじゃないでしょうか。

だから、ブログのテーマ的に「気持ち」に偏ってくるのです。

残り10日になって「機能別組織ってのは…」「キャッシュフロー計算ってね…」と語られても、皆さん聞く耳持てますか?

ちょっと厳しくないですか?

私なら「テキストのマーカー部分見ておくので大丈夫です」ってなります。

 

皆さん、歯磨きと同じくらい試験勉強を習慣化されているかと思います。

しかし!お手元に受験票も届いたこの時期…

ここから本番に向けて、だんだん手につかなくなります

試験本番に向けて緊張感やソワソワ感で、勉強の集中力も若干落ちてくるからです

ただ、これから勉強が手につかなくなる可能性を「知った」あなたは、「知らない」人達よりもメッチャ有利!!!

 

試験本番は極度の緊張感やソワソワした気持ちの中で初見問題を解く事になるかもしれません。

残りの10日は「平常心でない中で今まで通り問題を解く練習」という位置づけで勉強して欲しいと思います。

問題を解くと…

 

機能別組織の説明が書けない!

3Cって何だっけ?

事例Ⅲの社長は何を目指しているんだ!?!?!?

いつも解けていたキャッシュフロー計算が…忘れた!!!

 

そんなことが、直前にあるかもしれません。

かーなも言っておりましたが、前日にオーソドックスな計算問題をミスすることもあります

緊張した気持ちだと「ここここここ、こんな基本的な事すら…!」と焦るかもしれません。

でも、本番前に気付けた事をラッキーと思ってください

 

========================================

 

この時期は

(重要論点できていない事へのショック)+(前向きに捉える力)=(本番への強力な武器)

という式が成り立つような勉強ができれば、まだ10日でメッチャ得点が伸びます。

出来ていない所を確認するチャンスと捉えるという事です。

一方で、

(重要論点できていない事へのショック)+(後ろ向きな気持ち)=(本番への絶対的な弱み)

という式もなり得ます。

自分は直前でこんなことも理解できていない」と思ってはマイナス。

 

いま出来ないからと言って、自信を失ってはおしまいです。

直前になると、今までより出来がイマイチに感じられるようになり、

不安や焦りを呼び起こし、

新しい問題とか参考書に手を付けてしまうとか、

テクニックに関してネットで検索しまくるとか、

そういうのは、最も危険な香りがします。

 

今時点で出来がイマイチの所=本番で出来るようにする最後のチャンス

そう思ってほしいのです。

今までの自分の努力を踏み台に、筆記試験を飛び越えていくのです。

一緒に戦ってきた参考書や過去問、ノートでもなんでもいいです。

振り返って「あとちょっとだ、最後のひと踏ん張り」と自分を奮起させて欲しいです。

見慣れた参考書や問題、答案から足りない所を補って行きましょう!!

支えてくれた大切な人たちへの最大の報いは、合格をつかみ取る事。

それ以上のものは無いはずです。

 

ここで補完するべき論点に気付けたあなたは、本番ではとても強いですよ~!!!

ま だ 、10日あります!

 

========================================

他の受験生も「平常心」で臨んでくるなんて思ったら間違いです。

 

試験会場のみんなが手練に見えてビビるかもしれませんが、

相手もまた自分の事を手練だと思って見ているかもしれません。

ビビって参考書やファイナルペーパーに視線を落としているだけです。

 

だから「あなたには負けないわ!」とバシッと鋭い視線と強い気持ちで向かいましょう。

(私は、それくらい上から目線な気持ちでないと、メンタルで負けそうでした。それくらい極限状態に近かったです)

 

宣伝じゃないけど、残り10日でどうも手につかない、困った…と思ったら、

道場の過去の記事も気晴らしになりますし、参考にもなります。

マイカー通勤の方はキャッシュフロー計算を社内で歌ってみるとか、

電車通勤であればスマホから読むことができます。

歩きスマホになるなら、Siriに読み上げてもらうのでもいいと思います。

知識の補充になりますし、何より気持ちを切らさない内容がたくさん。

それと、当日に向けた注意点が溢れています。

 

仮に同じ勉強スタイルの受験生が居て、初めて試験に挑むとします。

あなたは道場のブログを読んでいる。

もう一方は道場のブログを読んでいない。

 

そうしたら、どちらが有利でしょうか?

もちろん、前者ですよね。

 

だいまつが2次試験前最後にお伝えしたいこと

 

私は、去年の試験前に、上記の記事を見つけた読んだとき

「おお、自分は沢山の受験生より有利なのか!!!」

と思い込んで(←これが大事です)、孤独な自分の励みになりました。

 

今年度はコロナ禍で、受験を断念せずにガリ勉ストイックに、

ステイホームに緊急事態宣言、気分転換も大してできないストレスフルな環境の中で、

しっかり1次試験を突破した方、1次突破済でコンスタントに勉強してきた方、

本当に頭が下がる思いです。

振り返れば、

公式には「やりますよ」と言いつつも、緊急事態宣言でどうなるか?

ほかの試験は中止や延期も…

どの年の試験よりも、不安や邪念が多かったと思います。

 

こんな状況でガリ勉ストイックにここまでやってこられた方が、

10月25日、全国各地の会場で一堂にカリカリカリカリ…と記述する訳です。

そこには、手練も相応にいらっしゃると思います。

 

しかし!

試験本番は手練だろうと新参者であろうと、今まで準備してきた力を発揮できたもの勝ち。

今まで積み重ねてきたものをすべて出し切った人が、合格をつかみ取ります。

 

========================================

さいごに、10の事をお伝えします。

10個は多いから覚えられない!

ということで、語呂合わせ。

きおこる合格への思い

くさん勉強してきた自分を信じる

っかり計算問題は検算する

みがき、手洗い、うがい、規則正しい生活で万全な体調管理

出論点は毎日唱える

っとこの日のために頑張ってきた

ーるはもう目の前

かることしか考えない

んしゃの気持ちを忘れずに

ろうして積み上げてきた自分の努力、10月25日にすべて出し切る!

 

縦読みしてつぶやいてくださいね!

では、また!

 


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おはようございます。岩塩です。
2次試験まであと20日を切りましたね。ついに超直前期です。皆さんの学習も総まとめに入っている時期かと思います。試験内容への対策と同時に、体調管理や、当日に向けたメンタルコントロールが非常に大切になってきます。道場メンバーも連日ブログで「気持ち」や「心構え」など、直前期向けの記事を書いておりますので、ぜひぜひご参考にしていただきたいと思います。

本日は2次試験の得点に関する仮説と、パニックに関するお話です。

 

<2次試験の得点は偏差値?>

(※注意※ 眉唾ものなので話半分にお読みください)

下の表は、H27以降の1次試験&2次試験の合格者数と合格率です。

※受験者数は、欠席した科目がひとつもない方の人数です。

2次試験を控えた皆さんは既にチェックされていると思いますが、これまでの2次試験の合格率は2割弱で推移しています。

そしてもう一点、気になる点があります。

合格率のばらつきが非常に小さい

ということです。

標準偏差は0.4%。(※H27以降で計算していますが、H26以前の試験結果はもう少しばらついています)

一方、1次試験の合格率の標準偏差は8.7%です。得点のばらつきが小さいのは、1次試験の合格者が2次試験を受けているから、とも考えられますが、それにしてもこの標準偏差は小さいと思います。

2次試験の合格基準は、「総点数の60%以上かつ全科目40%以上の得点」つまり「1科目も40点未満がなく総得点240点以上」であることです。2次試験の得点(得点開示でわかる得点)が、仮に採点後の素点だとすると、240点以上の割合を標準偏差0.4%の狭い範囲に収める、非常に安定した作問がなされていることになります。・・・なんとなく、ちょっと不自然な感じがしてしまいます。

もしも、採点後の素点ではないとすると、なんなのでしょうか? 一定の合格率を保つため、相対評価をつける方法としては、偏差値の考え方があります

※偏差値は下記のように計算します。

偏差値=(素点-平均点)÷ 標準偏差 × 10+50

平均点を取った方は偏差値50となる仕組みになっています。正規分布を仮定すると、偏差値60以上の方の割合は、およそ16%となります。

(ちなみに、59以上だと18.4%58以上だと21.19%となります。)

現実の得点分布は正規分布からズレると思いますが、この数字はおよそ例年の合格率と近いのではないでしょうか。さらに、「×10」や「+50」の部分の数字をいじることで、分布の幅や横位置を調整することができます。

 

つまり、

採点基準に基づき採点(素点を出す)

平均点、標準偏差を用いて得点を変換

調整後の得点(開示される得点)

こんな形の手続きが行われて、この「調整後の得点」が、2次試験の得点なのではないか?というのが、偏差値仮説です。

(※あくまで仮説です)

 

もしそうだったらなんなのか、ということですが、本番であなたがもし「できなかった」と感じても、周りの受験生も同じようにできなかった(=平均点が低かった)場合、あなたの得点は思ったより低くなりません

 

例えばこんな具合です。

例)
素点38、平均点45、標準偏差10

偏差値43 (足切り回避!)
素点ではD判定でも、平均点が低い場合は調整後得点ではD判定を免れるかもしれません。
一方で、逆に危険なこともお伝えしておきます。みんなが得点できた(=平均点が高い)事例で得点できなかった場合、思ったよりも点数が伸びません。
例)
素点60、平均点55、標準偏差10

偏差値55 (A
判定ならず・・

こんな形で、自分ではけっこう良く書けたと思っても、調整後得点は意外に低くなってしまいます。

 

偏差値仮説を実感したのは、昨年の2次試験での実体験からです。そのお話をします。

 

<事例Ⅲでパニックになった話>

昨年の2次試験。私はまずまず順調に進んでいると感じていました。事例Ⅱまでは・・・

事例Ⅲの与件文を読みながら、「このC社、問題点が見当たらない・・・?」とだんだん不安になり動揺してきました。与件文を読み終えた後、私は完全にパニックに陥っていました。。。

(昨年の事例Ⅲの出題傾向が変わったように見えたことは、いけちゃんぴ。べりーの記事もご覧ください)

本番でのパニックに関しては歴代記事でも読んでいたのですが、まさかパニックというほどのことにはならないだろうと正直甘く見ていました。

 

【パニックの主な症状】

  • 与件文が頭に入ってこない!
  • 手が震えて文字が書けない!
  • 落ち着いて考えられず解答骨子を組み立てられない!

 

何度か読み返しても与件文が頭に入ってきません。何かメモを書こうとしても手が震えて書けず、焦りで深い思考ができず、設問を行ったり来たりしながら、焦りが更に焦りを生み出していきます。何もできずに時間だけが過ぎ、軽く5分くらいはロスしたでしょうか。「これがパニックか・・・」と、体験をもって悟りました。大袈裟かもしれませんが、これまでの学習期間の思い出が走馬灯のように駆け巡っていました。

(本番の緊張や事故に関しては、おべんと君3chの記事もどうぞ)

可能な限り解答欄を埋めて試験を終えましたが、学習してきた80分のプロセスや、お作法がほとんど全て吹き飛んだトンデモ解答だったと思います。足切りは免れられないだろうと、崩れ落ちるような感覚でした。

試験終了直後の感覚としては、

事例Ⅰ B~A
事例Ⅱ A
事例Ⅲ D
事例Ⅳ B~A

でした。

しかし蓋を開けてみると、

事例Ⅰ 47
事例Ⅱ 70
事例Ⅲ 48
事例Ⅳ 76

で、なんとかD判定は免れていました。偏差値仮説で考えると、事例Ⅲは平均点も低かったため、足切りになるほどの低い点数にはならなかったのではないかと思っています。

(一方で、それなりにできたと感じた事例Ⅰのほうが得点は低かったです・・・ これは本業の逆機能で大外ししたのが大きいですが、みんなができたところでできなかったことが大きく響いたかもしれません)。

以上が、偏差値仮説を実感した経験談です。2次試験では、試験後の感覚と実際の得点が乖離しているという例もよく聞きますし、何らかの操作が加わっている可能性はあると思います。

2次試験の得点調整については、9代目きゃっしいの記事でも仮説していますので、気になる方はご覧ください。大問ごとの得点調整が行われているのでは?という内容です。この記事のメッセージは、「みんなができた問題の配点を上げる可能性がある」ということ。すなわち、難しい問題を正解した時のメリットより、みんなができる問題を落とした時のデメリットの方が大きいということです。

 

 

<お伝えしたいこと>

①パニックになった時の対策を考えておく

2次試験は、1次試験とはまた違った異様な雰囲気や緊張感が漂っています。今年は会場型模試を受けられなかった方がほとんどではないでしょうか。本番でパニックになったときの対策はぜひ事前に考えておくことを推奨します。私のおすすめは、どうしようもなくなってしまったら、解答欄を埋める戦略に切り替えることです。白紙のままでは得点できる可能性がないですし、解答欄が埋まることで気持ちが落ち着くかもしれません。

私がパニックの渦中で思い出したのは、10代目たっつーの劇薬注意の記事でした。たっつーは、解答骨子を作らずに、与件文を読んだ後にいきなり解答を書き始める方法を取っていました。この記事を最初に読んだときは、「ははは、こんな超人もいるのだな」と読み流していたのですが、この方法のメリットである「圧倒的な精神的余裕」が今の自分に必要だ・・・と、藁にもすがる思いで、骨子を作らずに解答を書き始めました。手が震えてひどい字でしたが、解答用紙が埋まるにつれ、気持ちに余裕が出て、冷静さを取り戻して対応することができました。

ぜひご自身のポリシーに合った対策を講じていただきたいと思います。

先代のパニック対策記事も参考にご覧ください。

”パニック”との上手な付き合い方(10代目いよっち)

[試験直前にやって良かったこと] フレームワークの用意&パニック時の対処を考えておく(9代目chika)

試験本番でパニックを起こさないためにこれからやるべきこと(9代目きゃっしい)

 

②最後の最後まで諦めない

事例Ⅲの試験が終わった後、崩れ落ちるような感覚に陥ったわけですが、偏差値仮説をにわかに信じていたため、事例Ⅳまでの休み時間で気持ちを持ち直すことができました。

事例Ⅲを難しいと感じたのは私だけではないだろう。平均点が低かったら、足切りを回避できる可能性はある。とはいえマイナス分は補填しないといけない。とにかく残りの事例Ⅳに全力で取り組もう

ここで気持ちを立て直して取り組んだことが結果的に合格に繋がったと思います。事例Ⅳを諦め半分、投げやりな気持ちで受け、あと1つでも計算ミスを犯していたら、不合格でした。「最後まで諦めない」とは、とても月並みな言葉だと思います。でもあえて書かせていただきます。ベリーの記事にもありますが、この試験は最後まで振り落とされず耐えきった人が合格する試験です。できなかったと感じても、ぜひ最後まで諦めずに挑んでください。諦めない限り、最後の最後まで、可能性はあなたと共にあると思います。

 

皆様のご検討をお祈りしております! 以上、岩塩でした。

 

 

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カワサンです。

10月に入りました。そろそろ、試験日までのカウントダウンをしながら過ごしたいモノ。

時間は待ってくれません。
今できること、やったほうがいいと思う事に全力で取り組んで欲しいです。

先日、かーながスランプについて書いていましたが、私も去年の今頃は、実力が伸びている手ごたえがない日々に、焦りを感じていました。

加えて、試験数日前に東京への本社出張+人事部長との懇親会が入り、10月に入ってからというものの、2次筆記試験まで気持ちが落ち着かない日々でした。

今回は、試験当日の様子を自分の経験からお伝えします。
初めて受験される方には特に、今から本番の雰囲気を頂ければと思います。
(お手元に令和元年の過去問もあると、臨場感が若干上がるかもです)

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1.出発~会場に着くまで

私は朝7時に自宅を出発して、新幹線で会場に向かいました。

が、朝から身体が火照った感覚が。そして、背中にヒリヒリした痛み

自宅を出る前に熱を測ると、37℃を超えている今年は会場の検温で37.5℃以上あると受験お断りです)。

(…今さらどうしようもない、気にしないでおこう)

想定外① 朝から体調がおかしい

日曜日、新幹線の中はほとんど観光客で、外国人の方が多かったです。
そんな中、参考書やノートを広げてコンビニおにぎりを食べる人は私くらいでした。

新幹線を降り、路面電車へ乗車。
さすがに、ここでは参考書やファイナルペーパーらしきものに目を通す受験生と遭遇します。ちょっと緊張。

やけに混んでいると思ったら、案の定、自分含めて会場最寄りの電停でほとんど降りました。

「ここから2割しか受からないのかー」というのが、電停の人だかりで感じた思いです。

「なら、一番前を歩きたい」

いきなり負けず嫌いな感情が沸き起こり、スイッチが入りました。
この「電車から降りて会場に向かう受験生の集団」の一番前を歩きたいと思ったわけです。気持ち早歩きで一番前を歩きます。

「誰かを追いかけるようなレベルじゃ合格できない。追われるくらいのレベルで」

別に試験会場に一番に着く=合格ではないですが、不思議と勝負に挑むような感情になっていました。

想定外② いきなり負けず嫌いな感情で満たされる(ちょっと体力消耗)

 

2.会場到着~着座

8:30過ぎに試験会場に到着。
会場の案内を見て、自分の受験する部屋のほうへ。試験会場は大ホールで約200名入る規模でした。

会場に入る扉の前や喫煙所は、参考書やファイナルペーパーを見る人であふれかえるも、誰一人として会話をしておらず、すごくピリッとした緊張感に包まれていました。

「この雰囲気にのまれたら負け」と感じるも、その雰囲気に圧倒されて参考書等を見る気になれず。
好きな音楽を聴いて気を紛らわせました。

想定外③ 想定以上の雰囲気に圧倒され、心が折れそうになる

雰囲気にのまれつつも、待っている間に会場内のトイレを確認します。

ここで重要なのは、便器の数をチェックする事です。
会場の人数(部屋に入れずとも、掲示される受験番号から概算可)から逆算して、並ぶ度合いがある程度見えてきます。

1次試験もそうでしたが、トイレは混みますよね。
2次試験も同様。プロ野球観戦での攻守交替時、サッカー観戦でのハーフタイムくらい混みます。

早めに用を足せるように、数か所使えそうなトイレを確認しておきます。

特に私はお腹が弱かったので、万が一に万が一を重ねて2~3か所はトイレの場所・便器の数をチェックしました。

なお、会場によっては受験生立入禁止のエリアもあるので、掲示に注意しながらトイレサーチして下さい。

さて、開場は8:40です。
時間に近づくにつれ、扉の前に居る人が徐々に増える。

「できれば1番で入りたいけど、この雰囲気はさっきと違う。誰も並んでないけど、人だかりの間に割り込んだら確実に睨まれる」

他の会場でもいるかもしれませんが、1番に入りたそうな雰囲気MAXの方や、そのあたりのピリピリ感がすごかったので、ムダに張り合わないことに。

それでも「さっさと席に着きたい、この雰囲気ムリ!」と思って4~5番目くらいに会場に足を踏み入れました。

着座して、受験票と筆記用具を取り出して「え、スペース狭くない?」と気づく。


※机の配置イメージです(クリックで拡大)

想定外④ 自分の占有スペースが思った以上に狭い

ただ、今年はキープディスタンスの観点から「自席が狭い」という可能性は低そうですね。
机に関しても、奥行きは無くても横長に使える可能性はあります。

参考書やノート等広げつつ、机上で問題用紙・解答用紙などの位置関係を想定訓練。

これが意外と大事です。試験が始まったら時間勝負なので、受験票・B5問題用紙・解答用紙・筆記用具・電卓の位置関係で悩む暇はありません

どんな配置にしたらよいか、自分の動作分析(?)も踏まえて確かめておきましょう。
(消しゴムで消す、電卓叩くなども想定し、試験に集中しやすい状況を作る)

 

3.事例Ⅰ開始15分前~(9:15~9:40)

「えーでは、試験開始15分前になりましたので注意事項の説明を始めます…」と、試験監督が話し始めます。

ここで指示が無ければ、まだ問題用紙やファイナルペーパーは見ても大丈夫です。
でも、指示があったり、注意されたらすぐしまってください。
(試験10分前には回答・問題用紙が配布されます。受験案内に記載されているもの以外はカバンにしまい、カバンの口も閉じなければいけません)

試験監督からは、一通り受験票に書いてあることを説明されます。

なお、私ではないのですが、この間に机上にホチキスのリムーバーを出していた方が「これ何?しまって」と試験官に注意されたそうなので、ご注意ください。

(参考)なぜホチキスのリムーバーを用意したのか?

2次筆記試験では1次試験同様に問題用紙は冊子で綴じてあります。令和元年は以下の体裁。
(表紙裏表紙込みで、1ページの大きさ:B5)

・事例Ⅰ~Ⅲ 12ページ(B4版3枚相当)
・事例Ⅳ 16ページ(B4版4枚相当)

上記のうち5~6ページは「白いページ」であり、そこをメモ用紙代わりに使うため、冊子をバラす方が多いのです。道場でも推奨派多数。

余白ページをメモ用紙にする派

余白ページをメモ用紙しない派の参考

ということで、ホチキスを外しやすいように準備したところ、注意されてしまったそうです。

ご本人曰く「過去、注意されなかった実例を聞いて用意したが、ダメと言われた」とのことです。

しかし、2次試験案内には、試験時間中に机上に置いて良いものが定められていますので、そこに明記されていないものは置かないのがルールです。迷うようなら試験監督に素直に申し出て聞くのも大切。

試験時間中に試験官から声をかけられるのが一番応えます。

想定外⑤ 用意していたものが使えない(私じゃないけど)

試験10分前から解答用紙、問題用紙が配布されます。

問題用紙の表紙の注意事項には「開始の合図があったら、まず、解答用紙を開いて受験番号を間違いのないように必ず記入してください。」(※原文には色はついてません)と記載があります。

1次試験と違って、2次筆記試験では試験時間中に答案用紙へ受験番号を記入します
(道場でも何度でも書かれてますが、本当に大事だからしつこく言わせて頂きます)

時計を見ながら、深呼吸や瞑想して集中力を高めて、その時を待ちます。

 

4.事例Ⅰ(9:40~11:00)

80分の過ごし方は以前ご紹介したので、主だったことだけ振り返ります

開始。まず受験番号を答案用紙へ記入します。

すると、同時に

ビリビリビリビリビリ…

問題用紙をバラす音が会場に響き渡ります。200名規模の会場の大勢が一斉に手を付けるわけで、相応の音です。「儀式」のごとく響く音。。。

想定外⑥ 問題用紙ビリビリ音にビビる

実は私、問題用紙をバラさない派で本番に臨むつもりでしたが、

試験問題をパラパラめくって「ページめくりながらメモ取るの、これは面倒だ。自分も問題用紙バラそう」と、ビリビリ音が一巡してから、問題用紙をバラしました。

隣近所の席の方は、私のビリビリ音を聞いて「アイツ、周りに流されて今更やってるぜ。プププ」って思ったんだろうなと。(一瞬、ダークサイドな気持ちになる

さて、ビリビリタイムが終わり(実はまだ開始後約1分)、

与件文の1段落目を読んで事例企業の業態を把握、それから設問文に目を向けます。

「ん?助言を求める問題が無いぞ???」

この年の事例Ⅰは、例年と違って「助言問題が無い(=事例企業の事象に関する理由や原因の説明を求める問題のみ)」構成でした。

想定外⑦ 過去問と傾向が変わって焦る

ただ一方で「事例Ⅰの助言問題って、過去問で解いてもつかみどころ無かったんだよなあ…逆に、与件文にベッタリ沿った回答を意識しよう」と前向きに捉えました。

(中略)

そして試験開始後75分経過。集中力も切れかけていますが、あと一息。

記入した答案を確かめますが、

カリカリカリカリ…

1次試験に無い、鉛筆で書き込む音が静かに試験会場に響き渡っています。

想定外⑧ 1次試験と違う終盤のカリカリ音に驚く

そして80分経過、試験監督「以上で試験を終了します」

ここで、私の受験会場で事件がおきます。ある試験官が…

「そこの君、鉛筆を置きなさい!」

「君、鉛筆を置きなさい!」

「鉛筆を置きなさい!不正行為になりますよ!」

騒然する試験会場―

私の心「最初の科目から勘弁してください

想定外⑨ 自分じゃないけど注意された気分になって萎える

答案用紙回収⇒試験監督で部数確認と入ります。

「はい、答案用紙の数が確認できました。これより休憩してください」

速攻で会場を退出します。

注意された本人の気持ちは分かるし、責めるつもりはありません。
試験官が注意するのは当然。試験官と当人の距離が遠かったので声が大きかったのも仕方ない。

誰が悪いとかじゃなく、自分が極度な緊張状態中で、注意される人を見て神経をすり減らした、それが重かったんです。

 

5.休憩時間(11:00~11:40)

お茶とチョコレート(糖分摂取し脳へのエネルギー補給)、道場で印刷したファイナルペーパーを手に一目散に外へ出ます(私は10代目なおさんのFinal Noteを拝借)。
トイレは混むので後回しです。

「最初の科目からビビったわ…勘弁してくれ…」そう思いながら、試験会場の隣の公園を軽く散歩

すると、日曜日ですから野球場で少年野球やソフトボールの試合をやっていました。

ど真ん中の直球で空振り三振を取るピッチャーを見ながら

「あんなふうに、自分も答案用紙にどストライクなものを…」とチョコレート片手に思う。

想定外⑩ 外の空気を吸うと思った以上に気分転換になる

もし可能であれば、外気を吸って気分転換をした方がイイです。

日光を浴びるとメンタル的にも良いと言いますし。
私が受験した会場は地下1階で、窓もなくグレーの色調で、全体的に暗めな雰囲気でした。なので、外の明るさは気分転換にもってこいでした。

15分前目安に戻り、トイレを済ませて着座。

 

6.事例Ⅱ(11:40~13:00)

開始。まず受験番号を答案用紙へ記入します。

すると、同時に

ビリビリビリビリビリ…

ここまでは事例Ⅰと同じです。

さて与件文を読みましょう…

えええええええええええええええ!?!?!?!?!?!?!?

事例企業がネイルサロンだとぉぉぉぉぉぉ??????

想定外⑪ 前日に妻と会話したことが試験問題に出てきた

前日、妻とランチに行ったのですが、食事した店のそばにネイルサロンがありまして。
妻も日ごろからネイルに通うもんですから

「こういうお店って採算ってどうやって取るんだろう。客単価と回転率が大事だよね~」とか、薄っぺらい知識をひけらかしながら妻に話しており…「1回○○千円くらいかかる」等の話もしており…

「これはラッキーなのか?それとも『現実や経験を念頭にしすぎて、与件文から離れた回答になる』悪魔パターンへのいざないか?」高まる心拍数。

なんか、よくわからないドキドキに迫られて5分経過しました。もう、第3問の配点50点(※異例の高配点)も目に入らないほど、気が動転してしまいました。

心の中の自分「ん?もう5分経ってんじゃん!!!落ち着け自分。設問…第1問はみんなが出来るSWOT分析じゃないか!焦ってこれも落としたらアホだから、落ち着いて与件文読もう」

(中略)

約70分経過

カリカリカリカリ…

80分経過、試験監督「以上で試験を終了します」

答案用紙回収⇒試験監督で部数確認と入ります。

「はい、答案用紙の数が確認できました。これより休憩してください」

 

7.休憩(13:00~14:00)

試験会場の雰囲気が重苦しすぎるので、また少年野球の所に行きます。
縁石に腰かけ、そこで昼食。

ノーコンだけど、時折投げ込むキレッキレど真ん中の直球で空振りを取るピッチャーを見ながら

「あんなふうに、自分も答案用紙にキレッキレな文章を…」とセブンイレブンのおにぎり片手に思う。

睡魔に襲われないよう、おにぎり2個でセーブし、トイレを済ませて戻ります。

 

8.事例Ⅲ(14:00~15:20)

開始。まず受験番号を答案用紙へ記入します。

すると、同時に

ビリビリビリビリビリ…

「今年は自動車の下請会社と来ましたか。なんとな~くイメージはつくかな(※私は製造業勤務です)でも、新工場建設って?テスラかよ。」

(※ちょうど去年のこの時期、ニュースや雑誌ではテスラのEV新工場建設の話に触れていた)

折り返し地点を過ぎ、余計な冗談がよぎるほど、集中力が怪しくなってきます。

想定外⑫ 集中力が続かなくなり、余計なことを考え出す

(中略)

約70分経過

カリカリカリカリ…

80分経過、試験監督「以上で試験を終了します」

答案用紙回収⇒試験監督で部数確認と入ります。

「はい、答案用紙の数が確認できました。これより休憩してください」

 

9.休憩(15:20~16:00)

またも少年野球の所へ。しかし、試合が終わっており、誰もいませんでした。

試合の終わったグラウンドを見ながら、

夏草や 兵どもが 夢の跡」とチョコレート片手に思う。

ここまでくると、頑張ろうとかじゃなく「あと1科目で終わり!あと1科目で終わり!」とランナーズハイな気持ちになってきて、朝は一番前を歩いて無双状態だったのが、夕方には夢想状態になってきます。

想定外⑬ 自分の思考回路がショートしかける

トイレを済ませて着座。

そして、自分に限らず試験会場全体までもが疲労感に支配されてきます。

ヤル気や集中力を高めようにも、疲労感でシャキッとしません。
電池切れのおもちゃにスイッチを入れる様な感じになってきます。

 

10.事例Ⅳ(16:00~17:20)

開始。まず受験番号を答案用紙へ記入します。

すると、同時に

ビリビリビリビリビリ…

設問を確認「肝心の計算問題…セグメントの損益計算と、メインディッシュはキャッシュフロー、第3問の設問3は…最後に今年一番の難問来たか。。。」

私は計算問題が苦手だったので、事例Ⅳは「オーソドックスな計算問題(財務分析、頻出のCF計算)は落とさない、検算を必ず行う」「論述も計算問題同等に重視して点を『積極的に取りに行く』」という事を大切にしていました。

その前提で、あることに気付きました

問題 設問数 配点 設問の内訳
第1問 2 25点 経営分析+論述50文字
第2問 3 25点 計算問題+論述30文字
第3問 3 30点 意思決定会計(CF、NPV、取替投資)
第4問 2 20点 連結会計の論述
「論述問題で4割以上は配点されてないか…?」
ということで、第3問の設問3はほとんど捨てる覚悟で、他の問題はしっかり解くことにしました。
想定外⑭ 配点ベースで「取りに行く問題」を算段する作戦が閃く

約70分経過

カリカリカリカリ…

第3問の設問3以外は、検算までして回答をチェック。
ここから↑の問題に着手しましたが、大して書けず終了。

80分経過、試験監督「以上で試験を終了します」

答案用紙回収⇒試験監督で部数確認と入ります。

「はい、答案用紙の数が確認できました。これで試験を終わります。お疲れさまでした」

 

11.試験終了後~帰宅・入浴

「本当に終わったのか???」という想いにかられつつ、電車に乗る。

「忘れそうだな」そう思って、電車の中でノートに再現答案を書き殴って、帰路につきました。
(不合格なら来年への反省になる、合格すれば『ふぞろい』に提供すればいいと思って、再現答案作成することにしていました)

(中略)

帰宅して、風呂に入る際に鏡に映った自分を見て愕然。

あばら骨に沿って疱疹が出ている…

朝の背中の痛み、微熱と合点がいきました。
試験前に気付いていたら、気が動転していたと思います。試験後に気付いて結果オーライか良かった気もします。

…翌日、皮膚科に行ったら帯状疱疹と診断されました

野際陽子さんに似た女医さん
「あらァ~きれいに第○番のあばらに沿って疱疹が出てるわねェ。塗り薬出しときますよォ。最近疲れる様な事ありましたァ?過度なストレスでこういうのでるんですゥ」

私「実は国家試験の受験が昨日ありまして」

野際先生「あらァ。なんの試験なのォ?」

私「中小企業診断士の試験です」

野際先生「あらそうなのォ。(よく分からないわァ)」

以降、経過観察と薬の処方で3か月ほど定期通院しました。

想定外⑮ 試験後に医療費がかさむ

 

12.おわりに

結局のところ「どんなに準備したって、想定外の事は起こる」ということなんです。

そして「想定外が起きても、いつも通り問題を解いてきたようにやること」が大事なんです。

そもそも私の場合、模試も受けたことなく「1日通して事例を解くのが初めて」だったのです。

試験直前まで、1日当たりに解く事例は最大でも2問でした。

ですから、解き続けて精神状態がどうなるか、雰囲気でどうなるかなんて全く分からなかったのです。

結果的に「まあ、いろいろあるかしょうがない」と割り切っていた節もあり、そこはビギナーズラックだったかもしれません。しかし、準備不足といえばそれまで。

私の経験が、今年受験される方に少しでも参考になる事を願います。

 

では、また!

 

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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

前回までの記事はこちら

 

 

秋ですね。

今年は梅雨から夏への移行もきっぱりしてましたが、夏から秋も相当きっぱりですね。

過ごしやすく、誘惑も多い季節になってまいりました。

三月決算の会社では半期決算やら人事異動やらあり、なかなか思うように勉強時間がとれない方も多いかと思います。

あせる気持ちもありますが、実は企業内診断士の場合、資格をとってからも「本業と診断士活動(&プライベート)の両立」は永遠のテーマみたいです。

諸先輩方をみていると、うまく緩急をつけながら活動されている方が多いです。

一時的な負荷の増減はあまり気にせず、「今週一週間は本業に集中して、試験直前は有給をとろう」くらいのスパンで考えたらよいと思います。

 

 

さて本日は、昨年この時期に私が陥っていた「スランプ」について書いてみたいと思います。

結局、試験当日まで「スランプ脱出!」という感覚は無かったわけですが、それでもなんとか合格できました。

もし似たような状況の方がいらしたら、お役に立てば幸いです。

それでは、さっそくいってみましょう。

 

 

 

 

「そろそろ開眼か⁉」と思ったら、かわりにスランプがやってきた

それは昨年、2019年9月下旬のことでございました。

5年分の過去問を一通り解き終え、「ふぞろい」書籍や道場ブログで情報収集をし、ある程度各事例の「お作法」も分かってきた私は、意気揚々と過去問2周目に突入しておりました。

皆さんも経験があるかと思いますが、全く同じ過去問を2回、3回と解いていくと、解答をなんとなく覚えていることもあり、1回目より短時間で解けたりします。

私もそうで、平成30年度の問題を2回目に解いた時は、感覚としても解きやすく、ふぞろい採点による点数も、初回より高得点をマークしていました。

 

ちょうどその頃、道場ブログで「開眼」という言葉を知ります。

たとえばこちら↓

Chikaの開眼物語 ~二次試験の本質を理解する~ by9代目chika

結局、『開眼』ってなんぞや? By8代目ロック

 

これらの記事にもあるように、「開眼」とは、「二次試験の本質が、ある時急にわかるようになり、合格レベルの解答が書けるようになること」を表しているようです。

当時の私は迂闊にも、「二周目で早くもポイントを外さないようになってきたし、これはそろそろ、私にも『開眼』、来ちゃうんじゃないの?」と思っていました。

そして、平成29年度、28年度と年度をさかのぼって二周目の過去問を解いていくうちに、あることに気付くのです。

 

あれ? なんか思ったより点数が伸びていかないよ……?

 

「そろそろ開眼かな~♪」なんて舐めたことを考えていたら、かわりにスランプがやってきました。

やあ、スランプだよ!

 

ここから試験当日まで、長くて辛いスランプとの闘いが始まります。

 

 

 

わりと生々しいスランプの記憶

ご存知のように、二次試験は正解が公表されず、もともと唯一絶対の解答はありません。

私は、勉強を始めて早々に「予備校の先生が書いている参考書はレベルが高すぎる」とあきらめ、ずっと「ふぞろい」でキーワード採点をしていました。

スランプを自覚した頃に起きていたのは、具体的に次のようなことです。

 

・問題を解いている時は、「2回目だし、解答骨子の作成も慣れてきたし、これは70点くらいいけるんじゃないか」と感じる

 

・しかし、採点してみると思ったより点数が伸びない。

悪い時だと2回目に解いた過去問の点数が、1回目より10点近く下がっている

 

・いけると思った事例Ⅰの2回目で、自己最低のふぞろい採点41点をマークする

 

 

もう少し詳しく見ていくと、それまで練習してきた通り、解答欄の30字を一要素という目安で解答を書いているのに、キーワード採点で引っかかってきません。

もしくは、ふぞろい流でいうところの、配点が低いキーワードを書いてしまっています。

ちなみに、ふぞろい流採点は、合格者が多く書いていたキーワードは高配点、という方法で作成されているため、ふぞろい採点と実際の開示得点が一致しないケースはそこそこあります。

そのため、ふぞろい採点で点数が低い=不合格ではないのですが、当時の私の問題は、「みんなが書けることを書こうと意識しているのに、できていない」ことでした。

 

1回目に解いた時は、自己流と直感で解いたため、みんなが書ける内容に当たることも当たらないこともありました。

その反省から2回目は、なるべく直感を封印して、「普通っぽいこと」を意識して書いているつもりなのに、つまり「まずはふぞろい採点でしっかり得点できるようになろう」と思って解いているはずなのに、全然狙い通りになりません。

みんなが書けることを書けていないと、必然的にふぞろい採点では点数が低くなります。

 

 

正直予想外の展開すぎて、最初は「まぁでも、解答骨子は前より作れてるし大丈夫!」とか無理にでも自分を励ましていました。

ですが試験である以上、解答用紙に書いた解答が全てです。

どうにかして軌道修正しないと、本番でも相当厳しい戦いになる。

でも、打開策が全然わからない……。

 

こうなると気もそぞろになってきて、制約条件を見落とす、与件文の時制を読み間違えるといった凡ミスも頻発します。

結果、休日に一日通しで4事例を解いて4事例ともグダグダ、みたいな日もあり、何がダメなんだろう、とモヤモヤした状態のまま、過去問を解き続けていました。

 

 

 

私の対処法と、やればよかったこと

 

スランプになると、勉強自体のやる気が出なくなるケースもあるかと思います。

私の場合は、早くスランプを脱したい気持ちと、やる気だけはあったので(負けず嫌いともいう)、できることから立て直すことにしました。

 

①事例Ⅳを淡々と毎日解く

まず、事例Ⅳを毎日解く習慣は、事例Ⅰ~Ⅲのスランプに関係なく継続しました。

幸い事例Ⅳは「どうしたらいいか分からない」ということはなく、「事例Ⅳの全知全ノウ」を繰り返し解くうちに少しずつできる問題が多くなっている実感がありました。

 

事例Ⅳは唯一、ほぼ正解が分かっている事例です。

道場ブログなどでも「ストレート生は事例Ⅳで稼ぐ」との情報を目にしていたため、事例Ⅳをコツコツ解くことで精神の安定を図っていました。

事例Ⅳについてはべりーの記事もぜひ読んで下さいね。

 

②解答の方向性だけはしっかり固める

次に、制約条件を外す等の凡ミスをなくそうと思いました。

設問文は必ず2回読んで、「理由」「効果」等の解答の方向性をマルで囲み、解答の金型(岩塩の記事に詳しいです)を書くところまでは、どんなに気が急いていても作業として死守します。

足場(=制約条件や解答の金型)が不安定なまま上に中身を乗せようとすると、あとで別の要素(設問間のキーワード振り分け等)が出てきた時に混乱し、総崩れになる恐れがあります。

その結果、何度も推敲しているうちに「理由」を聞かれていたのに「対策」だけ書いている、みたいなことが起きていたため、推敲しても変えてはいけない箇所を明確にしました。

 

 

③色ペンの使い分けを見直す

もう一つ、解答が安定しない原因はどこかと考えたときに、「色ペンでマークするのがいまいち機能していない」ことに気付きました。

それまでの色ペン使い分けは、4事例共通で「強みが青弱みが赤外部環境が黄色」にしていました。

 

ですが、よくよく考えてみると、問題を解いていてやりにくいことがあります。

まず、事例Ⅰでは、正直与件文を1回読んだだけでは、どれが強みでどれが弱みかよくわからない。

ある時代には強みだったものが、時代の流れとともに問題になってくるケースも多く、うまく色を塗れないことがストレスになっていました。

思考を整理するために色を塗り分けているのに、うまく塗り分けられなくてストレスを感じるのは本末転倒です。

 

そこで事例Ⅰでは、いったん「過去・現在・未来」で塗り分ける方法に変えてみました。

その後、「過去・現在・未来は塗り分けやすいけど、解答に落とし込むときに使いにくい」と感じ、試行錯誤の末、最終的にスッキリ塗り分けることはあきらめました(あきらめるんかい)。

結果、「過去の遺物っぽいもの&弱みっぽいもの:赤」「現在有している強みっぽいもの&これから目指している姿:青」「外部環境:黄色」という、もはや自分しか分からないルールで落ち着きました。

 

次に事例Ⅱは、「外部環境」をひとくくりにしてしまうと、3Cの「顧客」と「競合」が同じ色で塗られてわかりにくい。

「だなどこ」の「誰に」を特定するとき、黄色の箇所が多すぎて要素を拾い忘れることがありました。

そのため事例Ⅱでは、顧客についての言及は別の色でマークし、「強み:青弱み:赤外部環境:黄色顧客:オレンジ」に変更しました。

 

ちなみに事例Ⅲでは、特にストレスを感じていなかったので従来通り進めました。

ただご存知の通り、本番(令和元年度)の事例Ⅲは明らかな「弱み」が例年より少なく、結果としてアンバランスや色合いの問題用紙が出来上がりました。

その際も「別に、色分けは万能じゃないから」と自分に言い聞かせて、シャープペンでカリカリ書き込んでいけたことは、結果として良かったかもしれません。

 

 

やればよかったこと

 

①人の意見を聞く

周囲に勉強仲間がいなかったので、このように一人で試行錯誤していたわけですが、正直遠回り感は否めません。

先日、一発合格道場の勉強会を開催させて頂いて感じたのですが、1回の勉強会で、自分では一生気付けないかもしれないことを次々にフィードバックしてもらえます。

人の意見を聞くことの有難さを感じました。

今年はリアルで集まることは難しいかもしれませんが、その分オンラインで遠くの受験生仲間とつながることもできるので、各種勉強会の機会を生かしてみてはいかがでしょうか。

 

 

②ふぞろいの後半ページをよむ

諸事情で人に意見をもらうことが難しい……という方は、ふぞろい後半の「80分間のドキュメントと再現答案」という章を熟読するのも効果があると思います。

(2年ごとの総集編は、「ふぞろいな再現答案」という書籍名で出版されています。)

この章は、合格者6名の試験中に考えたことが詳細に綴られているため、読み込むと他の人の思考がトレースできる仕組みになっています。

例えば、どういう基準で与件文をチェックしているのか、どうやって設問とキーワードを紐付けているのか、といったテクニックが満載です。

自分になかった視点を取り入れることで、80分間でできること/できないことの取捨選択をしていく中で大変役に立つページです。

ただし、間違った思い込み等もあえてそのまま書いていますので、知識面であやしい点は「全知全ノウ」等で確認してから使うようにして下さいね。

 

 

そして当日

結局、当日まで開眼どころかスランプ脱出の実感はなく、三歩進んで二歩下がって一回休み、のような大変もどかしいペースで勉強を続けていました。

当日は、自信満々なはずもなく、わりとテンションは低めでした。

「コレどうなるかなー……」くらいの気持ちで会場に入り、最終的に「まぁ、これでダメなら独学では無理だったってことだろうから、来年は通信とか考えよう」というところまで開き直って(?)いました。

これは初年度生の特権と言われればそれまでかもしれませんが、「今年ダメでも来年があるさ」と思えたことで、試験中もプチパニックは随所でありつつ、全体的に大崩れは防ぐことができました

(私の二次試験の開示得点は、63/56/68/60です)

もし、二次試験当日に同じような状態の方がいても、決してあきらめないでほしいです。

40点以下を取らなければ、苦しくても240点ジャストでも合格する可能性は十分あります。

大事故だけは気を付けて、勉強の成果を解答用紙にぶつけてきて下さい。

 

 

スランプについて、今振り返って思うこと

①スランプになるのは、努力しているから

一般的に、新しいことに挑戦して初級→中級に差し掛かるあたりでスランプを経験するケースは多いと思います。

私の場合もまさにそれで、8月~9月中旬くらいまでは新しい知識やノウハウを吸収しまくっていました。

新しい過去問を解くたびに、「今回は事業戦略と人事施策のレベル感をしっかり切り分けよう@事例Ⅰ」とか「だなどこ(誰に、何を、どのように、効果)の使い方、わかってきたかも!@事例Ⅱ」とか、毎回できることが増えていく感覚がありました。

 

それが9月下旬になると、はたと成長が止まってしまい、なんなら退化しているのでは? と感じるような出来事もありました。

でも、今考えてみると、これって自分の中で思い描く「あるべき姿」がどんどん高い位置に設定されていき、実力はそんなに急には付かないので、停滞しているように見えた側面があると思います。

グラフにするとこんな感じです。

何が言いたいかというと、努力しているからこそ「あるべき姿」が明確になってきて、努力しているからこそ「実力とのギャップ」がわかる、ということです。

もちろん「努力の方法は正しいのか?」という点は気にする必要があるわけですが、スランプに陥るのは頑張っているから、というのは、お世辞でもなんでもない事実だと思います。

 

 

あと、読んでいてツッコミを入れたくなった方も多いと思いますが、過去問を5年分×1周ちょっと解いたくらいで「開眼」きちゃうかも⁉ と思うのは、あまりに考えが甘いですね。笑

そんな簡単に開眼できるなら皆苦労してないわけで、スランプを迎えてやっと一人前くらいの試験なんだと思います。

 

 

②早めに新鮮な空気を取り入れる

あくまでイメージですが、独学は密室でうんうん唸っているような状態で、とかく酸欠になりやすいです。

そのため、早めに窓を開けて外の新鮮な空気を取り入れることをおすすめします。

先程書いた「人の意見を聞く」でも良いですし、「持っている参考書の、今まで読んでいなかったページを読む」でも良いです。

(残り1か月という時間制限を考えると、新しい参考書に手を出す等のスクラップ&ビルドはあまりおすすめしません。)

 

ちなみに、私が悩んでいた「みんなが書けることを書いているつもりなのに、できていない」というのは、後から考えれば「みんなが書けること」を「みんなが知っていること」、つまり知識面に寄せすぎて、与件文から抜き出す要素が少なくなっていたことが原因でした。

(本当はもっとこじらせてましたが、単純化するとそういうことだと思います。)

これって、ちょっと受験生仲間と話せば解決する問題だった気がします。

 

 

③本当に嫌になりそうになったら、一度離れて気分転換する

とはいえ、勉強自体が嫌になりそうだったら、思い切って勉強から離れることをおすすめします。

以前、カワサンも書いていた「描くのをやめる。(by魔女の宅急便より、ウルスラの名言」ってやつです。

二次試験は答えがない分、うっかりすると自分の失敗の原因を掘り下げ掘り下げ、自己探求モードに入ってしまうことがあります。

「昔から私、こういうとこあるよな……」

「仕事でもこないだ注意されたのに、なんで直らないんだろう……」

みたいな気持ちになっている方、いませんか。

 

ちょっと、いいですか。

あなたは疲れています。

休みましょう。

 

はい、チョコチップ。

 

あえて言いますが、二次試験はただの試験です。

問われているのは知識と、目の前の事例を分析し、課題解決に向けた助言をする能力であって、あなたの性格ではありません。

過去問演習がうまくいかなくて、「ちょっと深刻に考えすぎてるかも」と思ったら、家族や友達と話すでもカフェでのんびりするでもいいので、ぜひ休んで充電してくださいね。

あなたが元気じゃないと、社長さんにアドバイスできませんから。

 

 

 

 

 

本日は以上です!

最後までお読み頂きありがとうございます!

ではでは、引き続き一緒に勉強がんばりましょう~^^

 


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おはようございます。岩塩です。いつも道場にお越しいただきありがとうございます。4連休明けです。学習は計画通りに進んだでしょうか?「あと1か月」のタイミングに差し掛かりました。箱根駅伝でいえば戸塚中継所を超え9区を走っているところでしょうか?ゴール地点が近づいてきましたが、勝敗はまだ決まっていません。ペース配分に気を付けて引き続きがんばってください!

 

本日は前回に続き、昨年私が作成したファイナルペーパーの紹介です。今回は事例Ⅱを。事例Ⅱは、覚えておくべき知識は事例Ⅰ・事例Ⅲより相対的に少ないと思います。では何を用意しておけばよいか?それは「切り口」のアイデアです。過去問を解きながら経験則で蓄積した切り口の例や解答時の心構えを紹介します。

 

 


 

 

事業の方向性差別化できる高付加価値商品を作り、説明しながら提案して売る

  • 高付加価値化
  • 差別化
  • 提案型営業
  • 少量多品種対応
  • 直接営業&直接取引
  • 絞り込み
  • 地域密着 etc.

まず大きな方向性として、上記のようなイメージを持っていました。「大量に安く」はできませんが、高い技術力こだわりの商品を作ったり、一人ひとりのお客様に丁寧に対応したりすることで付加価値を高めます。代理店を通した取引より、直接お客様と接することで、提案ニーズ調査もできます。とはいえ経営資源が限られていますから、あれこれ手を出すのは危険。取引を通して顧客との関係性を強め、ひいては地域全体の活性化に繋がっていく・・・ こんなイメージが基本の方向性です。

 

成長戦略(アンゾフ):

  • 市場浸透
  • 新市場開拓
  • 新製品開発
  • 多角化(シナジー重視)

競争戦略(ポーター):

  • 差別化
  • 差別化集中
  • コストリーダーシップ(中小企業は×)

※競争構造と言われたら市場シェアの話。

戦略について問われた場合は、成長戦略なのか競争戦略なのか、確認して答えます。事例Ⅱは競争戦略が問われやすいと思います。(事例Ⅰ・事例Ⅲは成長戦略) 成長戦略では、多角化には注意が必要。事業間にシナジーがある場合は有効ですが、無関連多角化経営資源の分散に繋がります。競争戦略で採るべきなのは差別化(または差別化集中)戦略です。中小企業が価格(コスト)だけで勝負するのはNGです。(ただしコストの改善は必要です)

 

強みになりえるもの:人、モノ、情報(ノウハウ、顧客)、関係性

キーワード

顧客ニーズ収集力、提案力、接客力、販売力、技術力、企画力、

独自性、他社先行、ブランド力、品質(原料、製法)、商品ラインナップ、品揃え(広い、深い、専門的、ニーズに合う)、店舗の雰囲気、

ノウハウ蓄積、専門知識、顧客からの信頼、顧客データベース、顧客接点、様々なネットワーク、

直販・直営店(顧客ニーズ把握→商品開発に活かす、ブランド訴求) etc.

こんな表現が出てきたら、強み候補として要チェックです。昨年のネイルサロンでは、提案力、技術力、貸衣装店とのネットワークなどでした。診断士としては多面性な解答を心がけ、「これだ!」と思われる表現を見つけても、他の視点でも強みがないか考えてみます。

 

★「誰に、何を、どのように、効果

事例Ⅱで施策を問われた際の基本フレームワークです。これは既に押さえているかと思います。要素の切り口を、それぞれ書いていきます。

 

「 誰に」デモ/ジオ/サイコ

  • 強みを活かせる機会
  • 他社との競争回避
  • 年齢等は具体的な数字を書く
  • 指定されていない場合は広めに書く。
  • 新規・既存に注意

ネイルサロンの例でいえば、

  • デモ:年齢、
  • ジオ:高級住宅街に住んでいる、
  • サイコ:デザイン重視

それぞれの観点を盛り込めば、多面的に記述できます。年齢は「30~50代」など、具体的に書くようにしていました。(具体的に書いた方が社長との認識の相違を防げます。ただし限定しすぎないように) また機会を捉えるときのポイントですが、強みを活かせて競合他社と重ならないような機会(顧客)を選び出します。昨年の例でいえば、「ネイルアートには一定の市場規模が存在する」ということは一見機会なのですが、競合である低価格サロンや自宅サロンにとっても同様に機会になりますので、B社の戦略を検討するための情報としては弱いです。市場の細分化ポジショニングの観点でもう少し深堀し、競合と差別化できる機会(顧客)を検討します。(競争戦略とは、競争しない戦略ともいえますね。)

 

「何を」強みを活かせる商品・サービス

  • 高品質
  • こだわりの製法、手作り
  • ニーズに対応
  • カスタマイズ etc.

※ 失敗する例:強み活かせない、ニーズ分析不足、単発、経営資源分散

商品戦略は、強みを活かすこと&ニーズに対応することです。私は強みを活かすことを強く意識していたため、解答では「強みである〇〇を活かした△△(商品・サービス)を・・」と書くようにしていました。方向性でも書きましたが、“丁寧に作ったもの”や、“きめ細かなサービス”など、付加価値の高いものを提供することが基本方針となります。そして、それが顧客のニーズに合っていることが必要です。ニーズが顧客層や時代によって変遷することも脅威になりますので、それに対応して商品を見直していきます。(与件文に過去の失敗経験が書かれている場合は、強みを活かせない事業をしたり、ニーズに対応できていない場合が多いです)新しい商品・サービスに踏み出す際は、経営資源の選択と集中の観点も忘れずに。

 

「どのように」プロモーションチャネル連携

※プロモーション:インターネット(定期メルマガ、ブログ、SNS、掲示板)、情報誌、店舗でPOP・チラシ、顧客情報収集→DB化→DM(顧客別カスタマイズ)送付・RFM分析・FSP導入、レンタル・宅配・アフターサービス、ポイントカード

プロモーションチャネルの観点や、地域や他社との連携などの観点で考えます。Webでのプロモーションはどんどん進化するため、上に挙げたような手法は古めかしく感じられるかもしれません。昨年もInstagramのような「写真共有アプリ」が登場しました。ただし顧客層によっては依然として紙媒体が主流だったりしますので、ターゲットに合わせたプロモーションを行います。チャネルはネット通販を活用して広げたり、地域のイベントに参加して店舗に呼び込んだりします。連携は特に重要。昨年は設問文で連携先を問われましたが、設問要求にない場合でも、連携によるシナジー創出を提案するのは超有効です。連携が新たなチャネル開拓やプロモーションに繋がります。

 

「効果」〇〇により売上向上

〇〇のキーワード

  • 差別化
  • 関係強化
  • 固定客化
  • ブランド力向上
  • 満足度向上
  • 口コミ誘発
  • ニーズ対応
  • 新規顧客獲得
  • 地域活性化


売上向上
客単価アップセル/クロスセル)
×来店客数既存顧客関係強化/新規顧客獲得)
×来店頻度手を変え品を変え)


収益向上:利益=売上(↑)-費用(↓)

施策の効果としては上記のようなものが想定できます。場合によりますが、売上向上に繋がる流れで記述できるとよいと思います。何に効果があり売上が向上するのか(客単価なのか、来店客数なのか etc.)ロジックがしっかり通るように留意します。昨年は客単価向上の制約条件で問われました。また「収益」と言われたら費用面についても検討します。

短期に低費用で収益向上するには・・既存商品・既存顧客に対応。

  • 継続的な改良
  • ブランド強化
  • 満足度向上
  • 関係強化
  • 固定客化

既存商品の改良や、既存顧客との関係強化の方が、収益を上げやすいです。逆に新しい商品を作ったり、新規顧客を獲得するのは不確実性も高く大変です。 とはいえ、既存の商品・顧客だけでは頭打ちとなるため、既存を守りつつ新規を開拓する方針で考えておくのが良いと思います。

 

インターネット販促戦略

  • 情報発信(商品の差別化ポイント訴求)
  • 情報収集(ニーズ、アイデアなど)
  • 相互交流、
  • ネット限定商品(他チャネルとの競合回避)
  • ネット専用ブランド

中小企業もWebを活用したマーケティング、プロモーションが求められてきます。Webでできることとしては、上記のようなことを想定しておくとよいかと思います。ネイルサロンはSNSで個別の情報発信を検討していましたね。

 

CRM:

  • 層別:RFM分析、FSP導入
  • 個別:ワントゥワンマーケティング

顧客関係性強化のための施策です。顧客を層別して対応する場合はRFMやFSP、個別対応する場合はワントゥワンマーケティングを検討します。ネイルサロンでは顧客に合わせた個別の施策を求められましたね。企業規模が大きいほど個別対応は難しくなるため、層別での施策を考えます。

 

サービスの特性:無形性、品質の変動性、不可分性、消滅性、需要の変動性

サービスの特性を覚えておくと、サービス業の場合に思考の軸になるかもしれません。各特性への対応策としては下記のようなことが考えられます。

  • 無形性⇒何らかの形で可視化
  • 品質の変動性⇒標準化して教育
  • 不可分性⇒一度に多数対応できる仕組み(録画など)
  • 消滅性・需要の変動性⇒非ピーク時の割引

今はWebを活用すればアフターフォローなどもしやすいですが、まずはサービスを提供するまさにその時(=サービスエンカウンター)に満足を感じてもらうことが非常に重要になります。昨年の事例Ⅱでも「初来店の際に評価が高ければ再来店に繋がる」とありました。まずはサービスを提供する瞬間に最大のパフォーマンスで対応し、加えて事前事後の対応を検討します。

 


 

 

本日は事例Ⅱの話題でした。

3chの記事にもありましたが、ここからは多面性を適切に高めていくことがポイントになります。切り口をいくつか持っておくと、多面的に考えるチェックリストになると思います。

一方で、経験に基づくこのようなリストに固執しすぎると、事例企業に寄り添わない解答になる可能性があります。おべんと君の記事でも注意されていますね。与件文ファーストで、根拠となる表現を探したうえでロジカルに組み立てていくことを重視してください!

 

 


 

 

最後に、全事例共通でファイナルペーパーの冒頭に書いたことを・・・

 

  • 受験番号
  • 設問の制約条件には黄色マーカーする。(「~以外」は入れない、「踏まえて」「考慮して」はヒントとして活用)
  • 誰もが思い付く当たり前に発想できる、実現性の高いことを書く。
  • 多面的に解答する。(組織構造、組織文化、人材、開発、生産、営業、販売、商品、財務/収益、業務効率、QCD)
  • 因果関係を重視し、原因/理由効果まで書く。(~のため・・・。理由は~。~を狙う。)
  • 解答を書き始める前に、課題社長の想い他、キーワード盛り込み漏れがないか確認する。

 

もう皆様にとっては耳タコであろう内容かと思います。私もこの注意書きを何度も読み、ファイナルペーパーに手書きで自分に念押しして、絶対に忘れないぞ!と思っていました。しかし本番では「本業の逆機能」や「解答を書かなきゃ!という焦り」で、おきて破りの行動をしてしまうことがありました。事前にそれなりに準備をしていても、本番の緊張下ではイレギュラーな行動をしてしまったり、普段ではありえないような思考回路で考えてしまう場合があります。ぜひぜひ飽きるほど何度も言い聞かせていただきたいと思います。

受験番号だけは絶対に忘れずに、最初に書く&最後にも確認してください。1次試験と違って、受験番号は試験時間内に書きますよ。(べりーの記事参照) 毎日の事例学習でも受験番号を書く練習を取り入れることをお勧めします。

 

そろそろ超直前期に入ってきます。気合と同時に不安な気持ちも大きくなってくると思います。気になることがあればお気軽に道場にコメントくださいね。我々も全力で伴走していきます。

 

以上、岩塩でした(^^)


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カワサンです。

9月の中旬、私の地元北海道では山間部の初雪がニュースになる季節です。
「銀泉台」という付近では紅葉が見ごろになり、魚(秋サケ、サンマ)、新米やジャガイモなどの秋の恵みがお店に出回ります。

2次筆記試験は、昨日9月18日が申込締切日でした。

申込を決めた方、ここから10月25日まで突き進むのみです!

今年度は見送った方、来年に向けてしっかり計画立てて進めて下さい!

来年度1次試験から受ける方、今から全力だと息切れします。時々休憩、時々ストイックと、少しずつギアを上げていって下さい!

皆さん、それぞれの環境でそれぞれのご決断をされたと思いますが、皆さんの目標や夢に向かって、前に進むことには変わりないと思います。誤解を承知で言えば、それぞれの人生がありますので、そこに対して合格が早い遅いと言う考えは無いと思うのです。

============================

さて今日の本題です。
2次筆記試験、筆記用具の持ち込みのルールが以下の通り定められています。
(令和2年度中小企業診断士第2次試験案内より抜粋)

⑴ 試験当日に持参するもの
– 中 略 –
② 筆記用具等
ⅰ 黒鉛筆またはシャープペンシル(HB または B 程度)
ⅱ 消しゴム(プラスチック製)
ⅲ 鉛筆削り

– 中 略 –

注1 定規、マーカー・色鉛筆を使用しても構いませんが、マーカー・色鉛筆は解答用紙には使用できません。

– 以下略 –

そこで皆さん、黒鉛筆・シャープペン限定だった1次試験と違って、色ペン等の筆記用具で試験に臨まれる方が多いようです
当ブログでも色ペンマーカーを使った解法について多数の記事があります(検索バーから検索してみて下さい)。

しかし、私は色ペン使わない派でした。

また、勉強中の方で「ペンの使い方に悩んでいる」という方もおられるようです。
そこで今日は、ペンの使い方について参考になる内容をお届けしたいと思います。

 

1.問題用紙に色をつける必要があるのか?

そもそも、色で分ける必要性はあるのでしょうか。

人間は視覚から約90%の情報を得るという研究結果があります。
(深作秀春『視力を失わない生き方』より)

それを踏まえると、モノクロームの問題用紙を「見やすくしたい」という意図から色分けするのは、理に適っていると考えられます。

一方で「」と思う方も居るのではないでしょうか?

いきなり理屈っぽいですが、色分けすれば良いのではなく、分かり易くするために色分けするというのが、問題を解く手段の一つでしかないのです。

合格者が色ペンやマーカーを使っていたからといって、頑張ってそれを模倣するではなく、参考にしながら自分にとってやりやすい方法を決める、というスタンスが良いと思います。

2.自分が今まで筆記用具をどう使ってきたかに合わせる

いろんな方法を試しました。しかし、どうも地に足がつかない。

という方もいらっしゃるかと思います。

であれば、やり方を変えるしかありません。

一番手っ取り早いのは、仕事や日常生活での筆記用具の使い方に合わせるというものです。

この時期から新しいやり方を試して、道具の使い方で迷走するのは時間がもったいないです。

皆さん筆記用具は日常的に使っているはずです。
「いつもどおりの使い方」で臨まれるのが身体にもフィットしやすいと思うのです。

※オススメ筆記用具はこちらを参照

~私の場合はこうでした~

私は日常生活で4色ボールペン(赤・青・緑・黒)とシャープペンを使っていますが、試験本番ではシャープペン1本で挑みました。お守りに4色ボールペンは机上に置きましたが。

4色ボールペンを使うことになったのは、高校生の時に齋藤孝さんの「読書力」を読んで、そのやり方を取り入れたためです。試したところ、それが型にはまったという感じです。
大学生や社会人になってからも、少しずつアレンジして以下の方法で使っています。

 一番大事なところ、今後取り組むべきコト、次回の打ち合わせまでにやること

 他人が発言した重要なこと

 自分が考えたこと、思ったこと

 上記以外の、発言や要旨などのメモ

しかし、試験勉強で上記のやり方を試しましたが、あまりなじまず(強いて言えば緑が使えるかどうか)、シャープペン1本で片付けました(後述)。

ちなみに、私がシャープペン1本でいいんじゃね?と気づいたのは以下の記事を読んでからでした。

【劇薬注意】80分では時間が足りないあなたへ

ちょうど去年の今頃にこの記事を読んで、シャープペン1本で解くやり方を確立しました。

様々な方法を試した結果、色分けに時間がかかってしまい「これじゃ問題文を理解できない」となったのです。

私の場合は、4色ペンや蛍光ペンを試しましたが「この文言は何色で分けるべきか」という所に力が入りすぎて、最も大切な与件文の理解がおろそかになってしまいました

また、ペンを持ちかえる動作が(たった数秒とはいえ)非常に煩わしく感じられ、集中力も削がれていました。

そういう意味では、ゴルフ場でのアイアンを選びも私は苦手です。
(そもそも、基礎がおろそかで下手過ぎるんですが…)

 

3.シャープペン1本で、私の80分の過ごし方

【劇薬注意】の記事にありましたが、私の場合も常に書いていないと頭が回らない性格でして、読みながら、考えながら、余白にメモやべん図を書いておりました。

(1)試験開始~2分:与件文の1段落目を読む

・企業の概要を把握(業種、資本金、社長のパーソナリティ等)、下線ないし余白にメモして把握

・次の段落に読み進めたい衝動を抑えて設問文へ

 

(2)2分~5分:設問文を読み、答案の構文を決める

・第1問から順番に読む

・2回読んで理解できない設問文は「☆」マークを付けて要注意

・設問文を読み、答案の構文を決めて設問文の横にメモ

構文パターンの例

「60字以内で説明せよ」⇒「①~、②~」

「理由を60字以内で」⇒「理由は①~、②~だから」

「140字以内で助言せよ」⇒「現状は~である。今後は①~、②~により●●●を強化する」

 

(3)5分~20分:与件文を精読

1段落目から読み進め、とにかく線を引いたりメモしたり、筆を動かす

・設問に登場した文言:下線を引いて番号を振る(第1問なら”①”、第2問設問1なら”②-1″)

・接続詞:丸く囲う(”しかしながら” ”さらに” など)

・会社組織や製造工程:フリーハンドでべん図、表を描いて理解

・思った事や推定されることは余白に書きだす

 

(4)20分~65分:第1問から順番に解く

・出題順もまた出題側の意図がある、与件文で使う所と出題順はおおむねシンクロすると思ったため、☆マーク以外は順番に解くと決めていました

・前回の記事に書いたように設問文の図化、因果の図化をベースに答案骨子を余白上で作成

・骨子が決まったら、清書せずに答案に記入

・☆マークの設問は最後に着手し、(5)の確認時間を意識しながら熟考

 

(5)65~80分:答案の確認(因果、言葉づかいを意識的にチェック)

下書きをせずに、骨子だけ作り答案に書き込んでいたので、過去問で試験勉強していた際から、因果がおかしい事がありました。
これはクセで直しようがないと思ったので、残り時間で因果や誤字脱字をチェックし、収まり良くなっているか見直すようにしていました。

試験本番では、この時間は鉛筆で答案を書く音が会場中に響き渡る「カリカリタイム」であり、会場の空気というか、雰囲気には今まで経験したことのない独特なものがありました。
(さすが国家試験という感じがした)

 

では、また!


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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

前回までの記事はこちら

 

 

9月も半ばを過ぎ、ようやく日中出歩いても大丈夫かな? くらいの気候になってきましたね。

夏の疲れが出やすい時期です。

まだまだ残暑も油断できません。

とはいえ二次試験の4事例を一日戦い抜く体力作りは、着実に進めていかなくてはなりません。

そろそろ試験本番までのピーキングも意識しながら、健康第一で過ごして参りましょう。

 

 

 

さて、先日の道場オンライン合宿にご参加頂いた皆様、丸一日の勉強会にお付き合い頂き、本当にありがとうございました!

当日の様子は、3chがこちらの記事にがっつりまとめてくれています。

本日は勉強会に参加できなかった方のために、実はこれが初めての勉強会体験だった私が、どんな刺激や気付きを得たのかを綴ってみたいと思います。

「これから勉強会に参加してみたい」という読者の方を想定して、勉強会のおおまかな流れと併せて紹介していきます。

未経験者向けに細かく書いていきますので、「知ってるよ」という箇所は適宜読み飛ばして下さいね。

なお、各種勉強会の紹介についてはいけちゃんの記事も必読です。

 

 

①勉強会の事前準備

1.過去問を解く

勉強会はディスカッションが中心なので、過去問を解き答案を作成するところまでは、各自で事前に済ませておきます。

勉強会で扱う年度や事例は事前に決めておきます。

今回の道場合宿では、運営側から事前に令和元年度の事例を扱う旨、お伝えさせて頂きました。

設問については、5問全て取り上げられないことも多いかと思います。

その場合は、皆がさらっと解ける問題よりも、多少意見が分かれそうな問題を取り上げた方が、実り多い勉強会になると思います。

自分以外の考えや着眼点を聞いて、切り口を増やすのがディスカッションの目的の一つですからね!

参加者同士で話し合ってもいいですし、ふぞろいの難易度等を参考にする手もあります。

 

 

2.答案提出

当日zoomで共有しやすい形に編集しておくため、事前に答案を主催者やリーダーに提出します。

できのいい答案を人に見せたい気持ちもありますが、できれば80分で解いたありのままの答案を差し出す方が良いと思います。

その方が指摘された点を忘れにくいので、結果的にその後の勉強がはかどる可能性大です。

 

 

3.自分が答案作成にあたり考えたことを整理する

ここからは勉強会当日のイメトレです。

勉強会では、自分が解答作成にあたり辿った思考のプロセスを、他の参加者に説明することになります。

特に初めて参加する方は、「自分はこんな風に考えました」という説明ができるように、80分間を振り返って発表する内容を軽く整理しておくと良いと思います。

 

なお、この時点では過去問自体の答え合わせも済んでいることと思いますので、「人から指摘されるまでもなく、ここがまずかった」というポイントも浮き彫りになっています。

それはそれとして、書き留めておけばOKです。

当日は、それ以外の点もフィードバックを受けることと思いますので、ドキドキしながら当日を待ちます。

 

②勉強会当日

事前に集めた参加者の答案を、ディスカッションするグループ(3~4人)ごとにまとめて一覧にしておきます。

この答案をzoomで共有し、まずは他の人の解答を読み込みます。

 

↓こんな感じです。11代目の再現答案をもとに作成。

お題は令和元年度 事例Ⅰの第1問。

(図はクリックで拡大します)

まずは一人ずつ、自分の答案を読み上げ、この解答に至ったプロセスや根拠を説明します。

「まず、設問に『最大の理由』とあったので、最大の理由を一つ述べ、その背景を複数書くように意識しました。具体的には、第四段落の『二重苦』が使えると思ったので、これを中心に第四、第五段落から二重苦の説明になりそうな箇所を抜き出してみました」

みたいな感じです。

 

理路整然と隙無く話せれば良いのですが、実際はそんな人ばかりではありません。

「ここは●段落目の内容を使ったのですが、あとから考えたらその次の段落まで含めてもよかったと思います」

「正直、因果が分かりづらいのは自覚してるんですが、時間がなくてこれが限界でした」

という感想戦(?)もありです。

というか私自身はそればっかりでした。

他の人の答案が素晴らしいと、つい「私のはダメダメなので、次の方」と言いたくなりますが、勉強会の学びはみんなのものです。

どこに自分の課題があったのかを明文化し、口に出すことで少なからず他の参加者にも気付きがあるはず。

自分への戒めも含めて、積極的に発言するのが吉です。

 

(蛇足ですが、他の参加者の中には、答案としては書けているけれど、意識せずなんとなく書けてしまった人もいます。

良くいえば勘がいい、が、悪くいえば偶然できただけなので再現性があるか微妙です。

自分が偶然できていた場合は、涼しい顔で聞きながら、手元で猛然とメモをとりましょう。)

 

一通り答案の説明が終わったら、いよいよディスカッションです。

先日の道場合宿では、ファシリテーターの仕切りで、他の人の答案の①良いと思った点、真似したい点と②疑問点、ここは違うのでは?と思う点を一つずつ述べていく形式をとりました。

 

↓あくまで一例ですが、こんな感じで進んでいきます。

 

ファシリテーター(以下、ファシリ)「それではまず、いけちゃん、かーなの解答について、①良いと思った点と②指摘事項を一つずつお願いします。」

いけちゃん「良い点は、与件文の単語をなるべくそのまま使って書いている点だと思います。一方、若干A社の周辺のことに偏りすぎているので、もう少しスコープを広くして市場環境についても入れても良いのかな、と思いました。」

ファシリ「かーな、いかがでしょうか」

かーな「確かにそうですね。というか、私以外はみんな、多かれ少なかれ市場のことを書けているんですね。全然思い至りませんでした。確かにその方がバランスの良い解答になりそうです」

ファシリ「それでは次に、おべんと君、かーなの解答について①②のコメントお願いします」

(以下、一周するまで続く。)

 

 

特に②では、自分の泣き所を的確に突かれることもあり、一種の爽快感と、悔しさをバネに湧き上がってくるモチベーションを感じることができます(個人差は、あります)。

また、質問や指摘に答えていく中で、自分になかった視点や切り口、もっと言うと知らなかった知識にも触れることができ、今後やるべきことが明確になっていきます。

 

 

ここで、せっかくなので(?)先日の道場合宿で私が受けたフィードバックをご紹介します。

合格後にこんな機会に恵まれるとは思ってもみなかったぜ。

 

お題は令和元年度 事例Ⅲの第2問です。

【設問文】

自動車部品メーカーX社からの機械加工の受託生産に応じる場合、C社における生産面での効果とリスクを100字以内で述べよ。

 

【かーな解答】

効果は①少品種多量生産による効率化とコスト削減②X社かの受注案件のノウハウ蓄積で、リスクはX社優先になると他の顧客の案件でQCDが乱れ、信頼を失う恐れがある事。

 

ファシリ「それでは、かーなの解答について、忌憚なき意見をお願いします」

Aさん「まず、他の3人の解答と比べてご自身でまとめた部分が多いというか…あまり与件文の表現は使わなかった感じですかね」

私「言われてみれば…自分では与件文に忠実派だと思っていたんですが、全然そうなってないですね。正直、半分くらいは本業の知識で考えてしまってますね。」

Bさん「リスクの『QCDが乱れ』という表現は、ご自身でもイマイチだとおっしゃってましたが、前半の『効率化』と『C(コスト)が乱れる』は矛盾している気がするのですが?」

私「……矛盾しています。おっしゃる通りでございます。ここは納期と品質の話だけの方がよかったですね」

Cさん「ちなみに、少品種多量生産というのは、与件文に書いてありましたっけ?

私「えっと……ない……ですね。一応、今までは多品種少量生産とは書いてあって、X社の仕事では10種類になるので、少品種多量生産になるのかなと思って書きました。ですがおっしゃる通り、与件文のどこにも10種類=少品種とは書いていないですね。これも本業の感覚で「少品種多量生産」と断定してしまいました。与件文にある『量産機械加工』という言葉で十分意味が通じるので、素直にこちらを使う方がよかったと思います……」

妖怪シドロモドロ、参上。

こちらは妖怪おとろし。

 

たしか当日、ファシリ役だった3chが私のやらかしを「本業の逆機能」と表現していました。

本業で経験のあるトピックが試験に出た際、ついつい与件文より自己の経験を優先した解答を書いてしまう現象を指しています。

これは出題者の想定する模範解答に合致すれば良いのですが、外すと与件文という根拠がないため、大量失点のリスクがあります。恐ろしいですね。

「本業、マーケターだけど事例Ⅱイマイチだった…」ということが普通にある、診断士試験ならではの現象でしょうか。

初めて聞いた言葉でしたが、言いえて妙だと思いました。

 

 

私がこの回で気付いたことは、大きく以下3点です。

① 自分では「与件文に忠実な受験生」だと思っていたが、全然そんなことなかった。

言い換える必要のない表現をわざわざ言い換えているし、なんなら「この問題はもらったな」と自分で思っている設問ほど言い換えが多いという、本当に危ないタイプ。

 

② ①と関連するが、特に事例Ⅲでは「本業の逆機能」にまんまと捕まっていた。本業に似ている業種こそ、現実世界と切り離して考えることが大切。

 

③ 100字の中で(!)矛盾する内容を書いていた。「一貫性が大事」とか言いながら、文章の前半と後半の一貫性を点検するクセが十分についていなかった。

 

 

こんな感じで、ぐうの音も出ない指摘を多々頂き、目の覚める思いでした。

特に独学は視野がせまくなりがちなので、人からのフィードバックは本当に有難いものです。

そもそも、私が曲がりなりにもストレート合格できたのは、普段仕事を通じて上司や同僚に資料をフィードバックしてもらっていたからだと思います。

 

 

今回、勉強会に参加してフィードバックの有難さを再認識しました。

皆様、率直なご意見をありがとうございました。

 

なお、賢明な皆様はお気付きかと思いますが、勉強会で他の人の解答を指摘する時は、「相手をコテンパ(死語?)にすること」を目的にするのではありません。

「よりよい解答を作るために、皆で意見を出し合うこと」が目的です。

ぜひぜひ、建設的にまいりましょう。

 

 

 

 

③勉強会後

自分の反省点、他の人の解答やプロセスで取り入れたいところを、改めて整理してアクションプランに落とし込みます。

私は過去問を解くたびに気付きや改善点をノートに書いていたので、そこにコメントを追加するイメージですね。

「勉強会に使った時間とエネルギーは、必ず点数として刈り取ってやる」くらいの意気込みで、余すところなく書いていきましょう。

 

 

 

本日は以上です!

最後までお付き合い頂きありがとうございました!

ではでは、引き続き一緒に勉強がんばりましょう~^^

 


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合格に十分な実力発揮の準備!

✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

おはようございます。べりーです(私の過去記事はこちら)。

今日も一発合格道場をご覧いただきありがとうございます。

先日「一発合格道場オンライン合宿」を実施しました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

その中で読者の方から素朴な質問を受けて「確かに。。」と思ったことがありました。この内容は早めにお伝えした方が良いと考えましたので、今回記事に書くことにしました。

ということで今回は、2次試験に合格するために必要な「読む」と「書く」のうち、「書く」に関する内容が中心の投稿です。

今回は直接いただいた質問に答える内容であるのと9月中にお伝えしたい!という思いからかなり力を入れてしまいもの凄く長文なので、気分転換に少しずつお読みいただく感じでどうぞ!

 

試験冒頭には名を名乗れ!

 

2次試験に必要な「書く」能力

たとえば実務補習などで初めて診断先企業の社長を訪問する際はやはり下記を意識します。

 

①冒頭でご挨拶しながら名乗る(大げさですが笑、当然ですね)

②「社長の思い(与件文と設問文)」に耳を傾ける

③社長の事前説明(与件文)から因果の因(診断・提案要素)を拾う

④診断や提案は上記③の「因」を組み入れて伝わりやすく説明する

⑤解答フレームを使って説得力向上、検討時間短縮、分析・提案の質の安定を図る

⑥社長の相談内容(設問文)の制約条件と意図(題意)は外さない

⑦予定時間(今回の訪問は80分間)を厳守する

⑧社長への診断報告・助言は正確に伝わるよう配慮する

 

上で「やはり意識する」と書いた理由は、それが「私たちが2次試験対策として叩き込まれた思考法だから」です。

中小企業診断士試験は皆様が経済産業大臣認定のコンサルタントたりえる適正と資質を有しているかをはかるための試験ですが、上記の①~⑧を実行する力があるかを問われます。また、診断士仲間と組んで診断・提案を検討する際もこの「共通の思考法」があるためコミュニケーションが円滑となります。

その2次試験。形式は「筆記試験」ですので次のように姿を変えます。

①受験番号の記入

②前回の記事をご覧下さい(組織・人事事例は社長の思いに従え

③~⑥は解答骨子の作成

⑦解答プロセスの策定とプロセスごとの時間管理

⑧キーワードを詰め込み過ぎて文章として破綻しないよう気を付ける

⑨配点と難易度に合わせた対応

 

上記②は「読む作業」ですが、②以外の①~⑧は「書く作業」です。
付け足した⑨は筆記試験対策として当然無視できない点ですね。

今回の記事では①③④⑤⑥⑦⑧、そして⑨について書きます。

まずは試験に合格して「将来の活躍の舞台」に躍り出ることが目的です。

今回の記事が初学者にとって経験の差を一気に埋めて一発逆転の階段を駆け上がるために、経験者にとっては痛恨のミスを防ぎ差を維持したまま合格を手にするために、少しでも役に立つ記事なればいいなと願います。

 

「受験番号は試験開始前に書かないの?」

という質問を受けました。聞くと「なるほど」と思いました。
今年は1次試験の合格者が多いので今もそうした疑問を抱えている方も多いのかもしれません。

1次試験は、試験管が開始前に「それでは解答用紙を表にして下さい」と告げて受験番号と名前をマークさせ、正しくマークしたかを確認するよう促し、再び解答用紙を裏にして試験開始を待ちます。

これに対し、2次試験は「試験開始まで問題用紙と解答用紙には触れないで下さい」と言われて試験開始を待ちます。いくら問題・解答用紙に目を凝らしてもせいぜい解答用紙のマス目の分量を量れる程度。
ちなみに令和元年の事例Ⅱ 第1問の解答欄は「ん?文字数少な目の解答欄が4つ。去年の第1問は3CだったけどさてはSWOT・・・?」という想像ができましたが、通常は「うわ、140字の枠があるじゃん涙」が分かる程度です。

そして「試験を開始して下さい」の掛け声に合わせて受験生が一斉に紙をめくり、受験番号を記入します。
つまり「受験番号記入は80分間の中で行う」ということです。
普段、自宅やカフェや図書館にて80分間を測って事例問題を解く際もぜひ「まずは受験番号を記入する」というプロセスを省略しないで下さい。

なお解答用紙に書くのは受験番号だけです。終わったあとに「あれ?氏名書いたっけ?」という人がいますが、全員受験番号しか書いていません。

ちなみに試験開始前に、試験官は注意事項説明の中で「試験開始後に受験番号を記入して下さい」と言います。また終了5分前の掛け声の時にも、確か「終了5分前です。これからは退出できません。もう一度受験番号を確認して下さい。」と告げてくれたと思います。

その上で「書いていない」のですから、どの試験官も受験番号未記入のミスには周りが引くほど冷徹です。

受験生「すみません、ごめんなさい!書かせて下さい!」
試験官「絶対にダメです、説明したでしょ!認めると不公平になるから!」

よく聞く話ですが実際に見たことがあります。

・・・というお話をオンライン合宿でしたとき、質問者は「なぜ必ず最初に受験番号を書け!と言われるのかやっと理解した」と仰っていました。

80分必死に解いてしっかり書けたのに、他の科目は平均60点を超えたのに、受験番号の記入漏れはD判定。一発退場です。これは絶対に避けたい筈です。

私は終了5分前のアナウンス時に受験番号をチェックすることをルーティン化していました。どんな作業中であっても手を止めてチェックするというルールです。

 

正解のないマイ・ベスト・骨子

 

道場は「解答骨子推し」だけどマストなの?

解答の骨子、コッシ、kosshiです。解答の骨組み、なんて言われます。
骨子を作成する目的は、「解答用紙に書く前の情報整理」と「作文の設計」です。

注意すべき点は冒頭に書いた下記です。

③社長の事前説明(与件文)から因果の因(診断・提案要素)を拾う

④診断や提案は上記③の「因」を組み入れて伝わりやすく説明する

⑤解答フレームを使って説得力向上、検討時間短縮、分析・提案の質の安定を図る

⑥社長の相談内容(設問文)の制約条件と意図(題意)は外さない

 

上記⑤の「解答フレーム」は「ターゲット+4P」や「誰に、何を、どのように、+効果」などです。

さてこの骨子、私は「下書き」レベルの文字数で書くタイプでしたが、11代目メンバーでも骨子を作るか作らないかも含めて色々なタイプに分かれるようです。

 

①骨子を書く派

その1) 設問文の下の狭い余白に小さい文字で書く。(私がコレ)

その2) 問題用紙を活用して「白紙のメモ用紙」を作り広々と書く。

 

②与件文周りへのメモで済ませる派

与件文内の解答で使う箇所にマーカーで下線を引き、付加する文言を与件文の左右の余白にメモ。あとは答案書きながら考える。

 

③骨子を作らない派

先に設問文を読んで問われている内容を把握し、次に与件文を読みながら一番最初にどの設問を解くのか?とその設問の骨子を考える。そして1問目の解答を記入しながら次の設問の骨子を頭の中で考える。

 

すべて11代目メンバーが実行した手順です。あなたは上記のどれに当てはまりますか?いや、どれにも当てはまらない独自の手順を確立されているかもしれません。

ご自身にとって「最も満足のいく解答を書くための段取りとして、再現性が高い手法」であれば、骨子を書いても書かなくても、どんな在り方であっても問題ないと思います。

 

《 超重要:読むと書く 》

骨子作成は「書く」作業です。本番の限られた時間の中で書く方に時間を使いすぎると「与件文や設問文を読み込む」ための時間を削ることになります。

CKが3日前の記事の最後に「与件文しっかり読んで大まかな流れが掴めていればミスをしても及第点取れそう」と書いていましたが、実際にCKは骨子作成にかける時間を減らすため上記「②与件文周りへのメモで済ませる」という意志決定をしました。

私のように「文章を読む速度が遅いが解答の下書きはある程度しっかり作りたい」というタイプは、この「読む」と「書く」のバランスをよくご検討されることをお勧めします。

★令和元年の私は設問文を読む時間を削りすぎて危険な事故をいくつも起こしました。

 

以上を踏まえた上で、とはいえ「①骨子を書く派」が多数派かと思いますので、もう少し掘り下げたいと思います。

 

じゃあ、どこに骨子を書くのか

与件文を読む前に設問文(問題文)を読むことを「設問解釈」「設問分析」などと言います。
設問解釈で行うことは、大きく分けて3つあります。

《 設問解釈→骨子作成の流れ 》

※①②が設問解釈、与件文を読んで③で骨子完成

①解答の「型」を検討する

②設問解釈時に設問文だけから題意を推定し「キーワード」をメモ書き

③与件文中にある解答要素をコピペしつつ解答の下書き(骨子)を作成

 

上記①の「型」と、上記②の「設問文だけから推測するキーワード」について、令和元年 事例Ⅰを用いたサンプルを用意しました。以下の通りです(クリックすると画面が拡大します)。

見ての通り「型」は原則として設問文のオウム返しです。

「設問文だけから推測するキーワード」は、与件文を読む前なので「関連するかもしれない1次知識の列挙」でしかありません。ただこれをやっておくと、もし与件文を読んだときに「同じ文言」を見つけられたら「その文章かその周辺」が解答に直結する「因果の”因”」となる可能性が高いというメリットがあります。

 

さて、設問解釈した結果のメモや解答骨子は、皆さんどこに書いているのでしょうか?

 

設問文の下に書く派

私は事例Ⅰ~Ⅲに関しては各設問文の下の余白に全て書き込みました。

メリットは、すぐ上に設問文があるため設問文から離れるリスクが減ること。
デメリットは、①スペースが狭い、②与件文が何ページもあるときは「設問文下に骨子を作りながら与件文と行ったり来たりするために常にページをペラペラめくるのが大変なこと。

※ただし、特定の条件の時にこのデメリットをクリアできます。私は令和元年の事例Ⅱでこれができました。その条件は何か?次の「切り離す派」の【例外】をご覧下さい。

 

<メモ書きの色の意味>
オレンジ・・・社長の思い(前回記事

青文字・・・キーワード(設問文から推測)
赤文字・・・骨子を作るための「解答の型」

 

《令和元年 事例Ⅰ 設問ページ》

 

この余白、本当に狭いので自主学習する際の問題用紙はぜひ本試験の問題用紙と同じ「B5サイズ」で印刷して”慣れる”ことを強くお勧めします(オンライン合宿で3chも熱弁していましたね)。

 

白紙を問題用紙から切り離す派

2つやり方があります。

【白紙メモ派①】
表紙&背表紙だけを逆さ折りにしてビッと引っ張ると表紙と背表紙が取れて裏面(白紙)をメモ用紙にできる

【白紙メモ派②】
設問ページの次のページ以降に白紙ページがあるためアルミ定規でビリビリ破って切り離す

こうして用意した白紙を問題用紙の右に置けば問題用紙をペラペラめくりながら白紙にメモ書きできます。

設問が5つなら大体5等分の位置に「1問」「2問」「3-1問」「3-2問」「4問」と見出し的に書き込みスペースを分割します。

このやり方のメリットは、与件文から解答要素を抜き出しやすい(左右で一望できるから)、ページをペラペラと行ったり来たりしなくて済むこと。

デメリットは、うまく破れないとちょっとブルーになる、抜き出す箇所を間違えると設問が入れ替わるリスクがあること。


【例外】設問文下の余白メモ派だけど破るケース

設問文の裏が白紙の時は切り離しても混乱を招くことはありません。その時は私もアルミ定規で切り離しました。設問文を横に置いたまま与件文をペラペラめくれます(万能)。

 

結構色々ありますね。補足します。

実は私も「ペラペラめくるのが非効率じゃないか」と思い白紙を切り離す方式を試したことがありますが、白紙の「第2問」のスペースに第3問の型を、「第3問」のスペースに第2問の型を記入してしまう大事故。そのまま解答要素の抜出し→骨子作成→解答記入まで行ってしまった結果、大きな減点を食らったことがありました。

白紙に設問文を書き写す暇まではありませんから、記入場所がズレてしまっていることに気付きませんでした。予備校の答練だったからまだいいのですが、本番でこれは笑えません。

このように私にとっては切り離し方式はミスのリスクが高く感じたため、設問文の下に骨子を作る方式に戻しました。それ以降は一途を貫きます。

どの方式が良いか?は完全に「個人の好み」になります。残り約1カ月と10日ですからそろそろどちらでいくか決めたいですね!

なお、私は事例Ⅳに限っては「破ってメモ用紙を作る派」でした。
理由は計算用紙を作りしっかり書くことでミスを防ぐため。
詳細はコチラ→事例Ⅳの特徴と第2問&第3問のミス対策で+20点上積みする方法

 

全設問に骨子作成が必要か?

11代目も何人かが書いている「解答プロセス」と「プロセスごとの時間配分」は検討されましたか?

解答プロセスを”分単位”で計画すると、当日の進捗管理に役立ちます。
人の「計画」を完全にコピーしようとしてもできないことが多い(私も9代目きゃっしいの計画を試したものの時間的に全く足らず、結構な部分を断念しました)ため、色んなプロセスを集めてカスタマイズするなどで、ぜひご自身に最適な計画を立案しておくことをお勧めします。

ここで仮に「開始後40分経ったら解答を記入し始める」というプランにした場合、例えばこう計画したとします。

【~開始後5分】
受験番号記入、第1段落と最終段落を読む、段落No.記入

【~開始後10分】
設問解釈(5分間)

【~開始後20分】
与件文を読む(10分間)※ざっと読み+解答要素チェック読み

【~開始後40分】
骨子作成(20分間)※5問なら1問あたり4分間

この場合、骨子作成は各設問ごとに4分間ずつしかありません。与件文と設問文の行き来の回数を極力減らす訓練をしたとしても、たった4分です。どれか1問でもつまづいてしまうと4分なんてあっという間に過ぎてしまいます。特に配点の低い設問でつまづいてしまうと大切な高配点設問の骨子を作る時間を食ってしまう可能性があります。

ではどうするか?時間管理の視点から、次の整理をしてみませんか?

 

骨子を作る設問と作らない設問

骨子が無くても解けそうな問題①
→解答欄が40字とか70字など解答要素が少なそうな問題

骨子が無くても解けそうな問題②
→SWOTや「成功した要因」など与件文から抜き出す系

骨子が無いと解答記入が大変そうな問題①
→解答欄が120字や140字など解答要素が多そうな問題

骨子が無いと解答記入が大変そうな問題②
→与件文から根拠を見出すときに失敗しそうな問題

【その1】助言問題(どうすべきか診断士として助言せよ)

【その2】時制がややこしそうな問題(2代目?3代目の時?)

 

特に80分で解けずに困っている方にお勧めです。逆に「タイムマネジメントに困っていない方」はこんな整理は不要ですので、今までのやり方を継続して下さい。

私はよく答練で「配点15点の第1問 SWOT問題(100文字以内)」の骨子作成に10分以上も時間をかけてしまい、残りの設問の骨子が作れずに、どうやったらなるべく多くの設問で骨子が作れるかに悩みました。
その結果、何が何でも骨子を作ろうとしなくても良いのではないか、と考えました。

上記はあくまで一例ですが、これに限らず、皆様もご自身の課題に対してどうやったら実現できるか?を考え、それを実行可能なレベルの施策に落とし込むことをお勧めします。2次試験対策はずーっとこれの繰り返しです。

特に「設問によって骨子を作るor作らない」のように意思決定を伴う判断は事前に済ませておき、訓練を積んでおくと本番で間違いが起こりにくくなります。

 

配点コスパと時間管理

 

ここで言う「コスパ」とは

「コスパ」という言葉のイメージが強すぎなので先に申し上げたいですが、全ての設問に全力で臨んで下さい。

ラクして合格できる試験でないのは2次試験を3回受けた自分が一番知っています。ラクしたいのならこの試験には手を出さないのが正解です。

ここで言う「コスパ」は
費用対効果が悪い問題に過分に時間を使い過ぎて、勝負の分かれ目となる問題」に割くべき時間までを消費してはならない
という意味で使っています。


やっぱコスパ良くラクして合格したいよね!ではないのでご注意下さい。

 

無視すべきでない「配点」

各設問には「配点」が併記されています。
この「配点」。問題を解く際に注目したことはありますか?

当試験は「足切り科目なしで240点以上を取れたら合格」ですから「配点が高い設問で点を稼ぎたい」のは当然です。いや、この試験の特性上、正確には「配点が高くて皆ができた問題を自分が落とすことは絶対に避けたい」と言うべきでしょう。

したがって私は配点に気を配るようにしていました。

では実際に令和元年の事例問題をサンプルに配点を見てみたいと思います。

 

この表は令和元年の事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの各設問における情報をまとめたものです。

題 意 ・・・設問で問われたこと
文字数 ・・・設問が指定する解答文字数
配 点 ・・・設問毎の配点
配点/1字・・・1文字当たりの配点
文字コスパ・・・0.2点が「並」、0.2点超が「高」、0.2点未満が「低」
結果コスパ・・・文字コスパに設問毎の難易度を加味した主観的な「結果論」

 

結果コスパは、試験終了まで判明しないので完全に結果論です。では何故併記したのか。

ここでは「文字コスパ」だけで設問の優先度を判断することが正しいわけではなく、仮に文字コスパが高いとしても難し過ぎる問題に時間を多く割きすぎてしまうと結果コスパが悪くなり危険だ、ということをお伝えしたくて「結果コスパ」も並べて表示しました。

骨子作成を設問ごとに4分間ずつ割り振ったとします。
次のように考えてみると、結果コスパの罠にはまらずに済むのではないでしょうか。

①文字コスパが高く解きやすい問題は4分+1分までOKとして6割越えを狙う

②文字コスパが高いが難しい問題は、4分経ったら諦めて後回し

③文字コスパが低い問題は、難易度によらず4分で打ち切り後回し

 

実際には解いている最中に設問ごとの骨子作成時間を計測することは難しいと思います。時間は振り分けるリソース量の感覚的な目安とお考え下さい。

また開始後40分の時点で全設問の骨子が完成していないことはあり得ることです。というかよくあります笑。
したがって完全に骨子ができてないと受かりませんよ、などと言うつもりは皆無です。
むしろ、骨子ができていない設問でも最終的に解答用紙を埋めきる気構えと経験は絶対に必要です。

ただし、骨子を作ることができた方が解答記入時にラクなことは間違いありません。
理由は、①解答の骨組みがあるのでイチから文章を考えずに済む、②イチから文章を考える場合に比べて消しゴムを使う頻度が圧倒的に少なくて済む、③書きながら要素の抜けモレを点検できる、④書きながら「より読みやすい日本語」にブラッシュアップできる、からです。

だからなるべくなら骨子を作れた方が良い。

ただし、繰り返しますが「配点が低い設問に貴重な時間を過分に振り分けることは絶対に避けるべき」と考えます。「配点15点の第1問 SWOT問題(100文字以内)」の骨子作成で10分、15分を使ってしまうと、他の文字コスパが高い設問に振り分けられる時間が1、2分に減ってしまいます。骨子を作ることでより高い得点につながる設問にこそ貴重な時間を振り分けるべきではないでしょうか。

「なんでもコスパで判断する風潮は好かん!」という意見はある意味共感しますが、投資効率が悪い設備に過剰に投資すると会社が傾くように、タイムマネジメントは時間の費用対効果という判断基準が不可欠です。

 

■逆ザヤ沼問題(点数と労力が見合わないのに深追いしてズルズルとハマってしまう問題)
● そもそも配点が低い問題
● 解答文字数が多くて、配点と労力が見合わない問題
● ヒントが分かりにくいなど難しくて、配点と労力が見合わない問題
沼にハマる人のイラスト(男性)

1次試験でも同様のことを言いましたが、2次試験も逆ザヤ沼問題にズルズルとハマってしまわないようにくれぐれもご注意下さい。

 

各事例の設問構成と配点

最後に事例Ⅳを除く各事例の設問構成と文字コスパを3年間ずつ振り返ってみたいと思います。

 

事例Ⅰ:組織と人事の事例

平成26年から令和元年までの6年間、ずっと5問×20点の構成です。
文字数も平成29年度の第5問を除いてすべて100字以内。
もしこの傾向が続くようであれば、設問ごとの文字コスパに差がないことになるため、難易度の違いが気になります。

事例Ⅰは他の事例に比べて「戦略レイヤーの要因分析問題」の割合が大きいです。
前回記事に書いた通り「組織・人事レイヤーの設問は企業戦略に従う」ため、過去における戦略レイヤーの要因分析を前半の設問で考えさせ、後半の設問で「組織構造問題」「人的資源管理問題」を問う形式であることが多いです。

また私の主観による分類では、第1問で「根拠探しに苦しむ設問(与件文にヒントが見つからない問題)」が来ることが多いようです。したがって気をつけないと、特に事例Ⅰは第1問の骨子作成で逆ザヤ沼問題にハマる可能性が高い。

そして第1問で出題されることが多い「最大の要因」。これも骨子を作らないと上手くまとまりづらく、手間のかかる問題です。

第2問以降では、「市場開拓の成功の背景にある要因」や「リスクの可能性」など、一見して「ん?」となる問題が出題されます。「成功の背景は?」でも「成功の要因は?」でもなく「成功の背景にある要因は?」なので、成功した理由ではなく「背景の要因」が問われています。こうした題意が複雑な場合も骨子を作りながら整理しないと対応が難しいと思います。

題意が複雑な時は、試験終了前に設問文と解答を読み返す中で「あ!誤解していた!」と気づき、慌てて消しゴムで1行か2行消して書き直すトラブルが起こりがちです。

以上の逆ザヤ沼問題にハマらないようご注意下さい。

 

事例Ⅱ:マーケティングと流通の事例

事例Ⅱはご覧の通り文字コスパが高めです。
総文字数も3事例中で最も少なく、設問数も毎年4問です。

事例Ⅱは「抜き出し問題」は結果コスパが高く「ヒント多すぎ問題」が逆ザヤ沼問題化する可能性が高い傾向です。

ただし例年「抜き出し問題」である第1問は例外です。
第1問は「戦略レイヤー(特に競争戦略レイヤー)/要因分析」問題であることが多いのですが、解答文字数が150字を超えて文字コスパが低いことが多いため、第1問の骨子作成に時間をかけ過ぎてしまうと非常に危険です。

第1問の時間かけ過ぎに気をつけろ!は事例Ⅰと事例Ⅱの共通点ですね。

第2問以降のレイヤーは「ターゲット+4P(製品・販促・販路・価格)」から頻度的には「販促>製品>販路>>>ごく稀に価格」が出題されます。

与件文には数多くの「解答要素になりそうな文言」がばら撒かれているので、設問文の題意に合わせて与件文から正しく過不足なく引っ張ってくることが重要です。

また事例Ⅱは設問の数が少ないため文字コスパだけ見ると青色セルの割合が多くて一見ウハウハですが、とんでもありません。設問の数が少なく1問当たりの配点が高いということは、うっかり題意を読み違えた時のマイナス・インパクトが大きく大事故に繋がりやすいということです。

さらに事例Ⅱは「店内の接客での提案」や「夜の活気を取り込んだ」「中小建設業と連携」のように制約付きの設問が多いです。制約を外せば「うっかり題意を読み違えた解答」と見なされ、配点の高い設問で他の受験生が点を得る中自分だけ点を失うことになりかねません。事例Ⅱでは特に制約に敏感になって下さい。

ちなみにターゲットを特定して施策を考えさせる問題が多いのですが、ターゲットが単一か複数か、10代&40代か、40代&50代かで「唯一絶対の正解を当てないと0点」とはならないようです。
とはいえ、ターゲット1つが最適な問題で複数ターゲットを書いてしまい、間違ったターゲットに対する余計な施策に結構な文字数を使ってしまうと失点が大きくなるので注意が必要です。
ターゲットを複数にするときは、施策や理由のバランスを半々にするのか、与件文により確かな根拠が書かれている方を多めに書くのかなど、事故リスクを下げる方策を検討して下さい。

最後になりますが、過去問は5年分を何周も解くと決めていらっしゃる方、いらっしゃると思います。
そのこと自体に問題はないのですが、その場合はとあるリスクに気付かない可能性があるためご注意下さい。

R1~H27の過去問では体験できない出題形式

H26年:PPM問題とデシル分析問題
第1問 PPMのフレーム分析を活用した戦略レイヤー/要因分析問題
第3問 デシル分析結果に基づく重要顧客の特定や今後の戦略

H25年:販売実績データ分析
第3問 イベント開催とPOP掲出が販売実績に与えた影響

どれも計算を要する設問や特徴的な図表問題ですが、2年連続出題された出題実績がある以上、今後も出ないとは限りません。

事例Ⅱは計算機を机に置いて受けなければならないこと、御承知おき下さい。

事例Ⅲ:生産の事例

事例Ⅲは相対的に文字コスパが悪いです。っていうか真っ赤ですね。

その中でも第1問だけは直近3年間において例年文字コスパが高めです。80文字のR1年、H30年は配点20点が与えられ、文字数が140文字のH29年は配点が30点と、比較的に文字数と配点が連動する傾向にあるためです。

それ以前は以下の通り。H27年から今の傾向に変わったようです。

 

H28年 80字、配点20点
→カット野菜業界における強み40字と弱み40字

H27年 80字、配点20点
→自動車部品業界参入時の強み40字と弱み40字

H26年 60字、配点10点

H25年 60字、配点10点

一方で、全設問を合わせた文字コスパは1文字0.18点と3事例中で最も低いです。
解答文字数も直近3年間の平均が560文字。事例Ⅰは517文字。事例Ⅱは463文字ですので、圧倒的に書かせる文字数が多く、試験全体の勝敗のカギを握る事例Ⅳの前に気力体力を削る大きな壁として立ちはだかります。

第1問の文字コスパが高いのに全体で見ると低い。つまり第2問以降の文字数が圧倒的に多いことを意味します。しかも「配点の割りに」です。実際に見てみると、第2問以降はどの設問も120字、140字で問われます。

またこの事例Ⅲ、上の画像の「題意」の列をご覧いただけるとお分かりになる通り、「効果とリスク」や「問題点と改善点」「課題と対応策」と、切り口を2つ書かせる形式の設問が多く出題される点が特徴になります。

例えば「C社が生産性を向上させるための問題点と改善点を120字以内で答えよ」と出題されたとします。本当に事例Ⅲでよく見る形式の設問ですね。

これに対しては、

問題点は、①~(20字)、②~(20字)であること。改善点は、①~して標準化、マニュアル化した上で計画的なOJTを実施(30字)、②~して内段取りの外段取り化や生産ロットサイズの適正化を図り(30字)、納期遵守と品質改善を実現する(締めに「効果」を20字書く)

みたいなバランスで書くと、問題点で2要素、改善点で2要素、+効果という構成で120字や140字は平気で埋まります。

事例Ⅲは「切り口2」つで問われることが多い、これはよく覚えておいて下さい。私が令和元年の第2問の「効果とリスク」に対してリスクしか書かなかった(大事故)みたいなミスは、絶対に避けたいです。

 

最後に、事例Ⅰは過去を問う設問が多く事例Ⅲは未来を問う設問が多いです。

繰り返しますが、事例Ⅰは

・過去における戦略レイヤーの要因分析を前半の設問で考えさせる
・後半の設問で「組織構造問題」「人的資源管理問題」を問う形式にする

これにより「A社の現在の戦略を理解した上で戦略に最適な組織構造と人的資源管理を考えさせる(組織は戦略に従う)」という構成です。

これに対し、事例Ⅲは令和元年に出題の幅が広がりました。

【これまでの事例Ⅲ】

★与件文に「問題点」を多数記述した上で、

● 第1問で強みを認識(平成29年度は変化球の年でした)
● 第2、3問で与件文中の問題点を解決させる
● 最終問題で強みを活かして「社長の思い」を実現するための未来戦略を書かせる

 

という構成だったのに対し

【令和元年の事例Ⅲ】

★与件文に既存と新規の生産概要と今後のビジョンを記述した上で

● 1問で強みを認識
● 第2、3問で既存と新規生産を両立させ事業拡大するための具体策を検討
● 最終問題で強みを活かして「社長の思い」を実現するための未来戦略を書かせる

 

というパターンが登場して、言葉は悪いですがワン・パターンでなくなった印象です。もしかしたら今後もパターンを増やしてくるのかもしれませんが、令和2年度は逆に従来のパターンに戻る可能性もあります。

一方では、上の図の「解き易さ」の列に書いた「在り方?」「JIT知識必要」「図解、図解」「切り分け難、切り分け難」と受験生を悩ませる与件の登場は今後も続くと思われます。

いずれにしても「社長が何をしたいのか?どうありたいのか?」を事例Ⅲにおいても第一に考え、必ずヒントは与件文中にあるのでそれを探し出し、正しくお使いいただき骨子と解答を作成していただけたらと思います。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
✅ 対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

 

また長文となってしまい、すみませんでした。
いよいよ、猛暑withマスクの季節が終わりそうです。
涼しい日も増えてきましたが季節の変わり目は体調を壊しやすいので無理して自分を追い込みすぎないようご注意下さい。

べりーでした。


☆☆☆☆☆☆☆

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【特集】
受験の女王ティアラ × 一発合格道場コラボ
2次試験直前!
プラス20点を実現する最終チェックリスト


雑誌「企業診断 10月号(9月28日発売)」に受験の女王ティアラことTACの津田まどか講師と当サイト「一発合格道場 11代目(2020年度のいつものメンバー)」によるコラボ記事が掲載されることになりました。
4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!

 

おはようございます。岩塩です。いつも道場をご覧いただきありがとうございます。

1次試験から2か月。例年であれば「直前期」を迎える頃ですが、今年はまだあと1か月以上あります。まだまだこれからです。停滞していると感じている方もいらっしゃると思いますが、ぐっと堪えて学習を続け、乗り越えていただきたいです。また、先日の道場合宿に参加された皆様におかれましては、誠にお疲れさまでした! 既に完成度の高い解答を作成されている方も多く、私も勉強させていただきました。皆さんと一緒にカレーを食べたのは良い思い出です。引き続き、がんばってください!

さて、本日は事例Ⅳの話題です。私は事例Ⅰ、Ⅲで60点をかなり割り込んでしまったのですが、そのマイナス分を事例Ⅱと事例Ⅳで挽回しました。特に事例Ⅳでは70点台後半を確保でき、本当に「ありがとう事例Ⅳ」状態でした。本記事では私が事例Ⅳでファイナルペーパーに書いた内容を淡々と書いてみます。試験当日に見直す目的で作成したものですので、基本的な数式はあまりなく、逆に細かい論点がありますが、押さえていない内容など何らかの気づきに繋がれば幸いです。

 


 

全体

● マイナスは『』で表記する。
単位を確認する。(百万円、千円など混ざっていたら要注意)
● 数値には単位(百万円など)を必ず書く。

財務会計初学者のため、「-(マイナス)」と書いてしまうことが多かったですが、模範解答に倣い、『△』と表記することに。単位混在は引っかかることがあったので注意しました。

 

 

経営分析

● 問題点・課題は与件から導く
  (与件に記述がない場合は、違いが大きい指標を選ぶ)
● 売上が前年より低下している場合、売上高総利益率を見る。
売上高経常利益率自己資本比率は同時に指摘しない。
棚卸資産が多い場合は当座比率も見る。
 
(参考)絶対評価できる指標
  流動比率:最低100%以上、理想200%
  当座比率:100%以上が望ましい
  固定長期適合率:100%以下が望ましい

経営分析はいきなり全部を計算せず、まず与件からヒントを探します。経営分析にお悩みの方は、ぴ。&べりーの記事必見です。

ビジネス実務に直接役立つ経営分析の知識と2次試験対策とは?!【中小企業診断士】

【診断士2次試験】経営分析は3点セット♪20分で8割を目指そう

 

 

CVP分析

価格変更時は注意!! 変動費率が変わる。
 (売上:変化、原価:そのまま)

営業レバレッジ限界利益÷営業利益
        限界利益÷(限界利益-固定費)
  – 固定費 ⇒ 営業レバレッジ
        ⇒ 売上変動に対する営業利益変動
        (売上増加時に利益が出やすいが、売上低下に弱い)
  – 固定費 ⇒ 営業レバレッジ
        ⇒ 売上変動に対する営業利益変動
        (売上低下に強いが、売上増加時に利益が出にくい)

● 記述問題は「損益分岐点が上がる/下がる」、「損益分岐点より上になる/下になる」の観点で記述。

価格変更のある問題でミスをした思い出が尾を引いています。変わるものと変わらないものをよく考えること。「営業レバレッジ」はCVP分析のポイントになるので、言葉の意味もしっかり覚えておいた方がよいですよ。覚え方は、べりーの記事をどうぞ。

【渾身】ごちゃっとしがちな財務会計知識と直前期の暗記法【中小企業診断士】

記述問題は損益分岐点の動き損益分岐点を超える or 超えないの観点で書くとわかりやすいです。

 

 

投資の経済性評価

減価償却費はとにかく注意。(ex. 旧設備と新設備を間違えない)

● 固定資産売却の税効果
  – 固定資産売却が発生 ⇒ CIF=売却額売却益×税率
  – 固定資産売却が発生 ⇒ CIF=売却額売却損×税率
   発生時期も注意

● 営業CF計算方法
  現金取引から計算
   営業CF= (CIF-COF)×(1-税率)+減価償却費×税率
      =(CIF-COF-減価償却費)×(1-税率)+減価償却費
  営業利益から計算
   営業CF= 税引前営業利益×(1-税率)+減価償却費

テキトーな計算メモのせいで減価償却費周りをよく間違えていたため、多少時間がかかっても丁寧にメモを書くように注意しました。税効果は直前期にやっと理解した論点です。「儲けたら税金を払わないといけない、損したら税金が安くなる」です。あやふやな方はTomatsuの記事を是非!

「除却損」を理解していますか?

キャッシュフローの計算に関しては、設問要求をよく確認してくださいませ。営業CFであれば上の式での計算結果、FCFであれば営業CF+投資CFで答えます。(私はこれで沼にはまっていました)

 

 

セールスミックス

● 生産するかしないか
  需要量から貢献利益を求める
  ⇒プラスなら生産、マイナスなら生産しない
 
● 優先順位
  単位時間当たりの限界利益を求める⇒高い製品を優先して生産
 
● 他の系との比較
  系全体の営業利益比較

セールスミックスは昨年も出題されました。「○○利益」の意味や、どの利益で比較するのか確認しておきましょう。

  • 売上高-変動費=限界利益
  • 限界利益-個別固定費=貢献利益
  • 各セグメントの貢献利益の合計-共通固定費=営業利益

 

 

原価計算

● 全部原価計算
  ⇒期末在庫(仕掛含)にも固定費が入り込む
   営業利益が大きく出てしまう
 
● 直接原価計算
  ⇒期末在庫(仕掛含)に固定費が入っていない

これはやや細かいですが・・・ 原価計算の手法により固定費の扱いが異なります。全部原価計算では、在庫に固定費が入るため資産として繰越し(=費用にならない)、直接原価計算では固定費はかかった段階で費用計上される、という違いがあります。

 

 

連結

● 連結:親会社が子会社の意思決定を支配
  一体的な事業遂行が可能
  – 同一企業集団として内部統制が必要
 
● B/S作成
  ① 資産と負債を合算
  ② [子] 純資産を0にする
  ③ [親] 子会社株式を0にする
  ④ (100%未満取得の場合) 非支配株主持分を貸方に記載する
  ⑤ 貸/借の差をのれん計上する
 
● P/L作成
  ① 全部連結
  ② (100%未満取得の場合) 当期純利益の手前で非支配株主損益を控除
  ※子会社の損益は、P/Lの非支配株主損益と持分比率から計算

連結会計は直近でH29、R01の2次試験に出ていますね。最近は事業承継やM&Aが重要な話題になっていますので、今後も出題されるかもしれません。財務諸表の作り方は覚えて損はないと思います。詳しくは11代目の連結会計マスター・おべんと君の記事をご覧ください!

【渾身】連結会計vol.1:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.2:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.3:中小企業診断士

 

 

企業価値

● 企業価値の計算方法
 DCF法:企業価値=1年後利益÷(WACC-成長率)
  ※WACCの計算に、買掛金などの無利子負債は含まない。
 収益還元法:企業価値=将来獲得する予測利益額÷資本還元利子率
 株式市価法:企業価値=発行済み株式数×株式の市場価格
  株価倍率法:企業価値=PER×P/Lの純利益額
  ※PER(株価収益率)=時価総額÷当期純利益
 純資産法(簿価・時価):企業価値=B/Sの総資産-B/Sの総負債
 
● ROA、ROE等式
  ROE=(1-t){ROA+(D/E)×(ROA-i)}
  ⇒ROAが借入利子率iを上回っていれば、D/Eの率だけROEが上がる。
 
● CAPM=リスクフリー利子率+β×(市場ポートフォリオ-リスクフリー利子率)
  ※市場ポートフォリオ:株式市場全体の平均投資利回り
  ※β:個別株式のリスクを意味する係数

企業価値はH30の2次試験に出ましたね。1次試験で勉強されたと思いますが、項目間の繋がりを意識して覚えておくことが必要です。「CAPMを株主資本コストとしてWACCを求め、そこから企業価値を計算する」のような形です。企業価値はM&Aにも関連する内容ですので、今後も問われるかもしれません。「公式の意味を理解していないと気が済まない」という方は、Tomatsuの記事をご覧ください。(←私は式導出して意味を理解したいタイプ)

【渾身】なぜ割引率から成長率を引くのか?【財務・会計】

 

 


 

最後に

事例Ⅳは2次試験の最終科目。疲労のピークで試験を受けなければいけませんので、反復練習を通して体で覚えることで対応力を高めていってください。取りこぼし論点に気づいたら、即チェックです!

そして事例Ⅳといえば電卓。皆さん、電卓は使いやすいもの、ルールに合ったものを用意されていますか?今一度ご確認ください。私は「売価」「原価」などの機能がある電卓を使っており、試験一週間前に、ルール違反なのでは、、、と気づいて買い直しました・・・。

 

以上、岩塩でした~

 


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皆さまこんにちは。ぴ。です。過去記事はコチラ。

「土曜だから夜更かし」「道場オンライン合宿2020」のイベントにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

私は両イベントに参加しましたが、皆さまの2次試験に対する不安や悩み、そして合格への熱い想いにも触れることができ、大変刺激を頂きました。

今日から数えて46日後には2次試験がやってきますが、自分だけのチカラで乗り切ろうとしなくても大丈夫です。当道場の記事や受験生支援団体の勉強会などガンガン活用して情報収集し、最後まで頑張りましょう。

さて、本日は、事例Ⅲについてお話したいと思います。

今回の記事をおススメしたい方

・与件文の読み取りに時間がかかる・・・

・設問と与件文の対応付けに時間がかかる・・・

など事例Ⅲが80分で終わらないと悩まれている方

事例Ⅲについては、すでに11代目メンバーから多くの記事が紹介されていますが、私からは少し違った視点でご紹介できればと思います。

なお、オンライン合宿では、「自分では思いつかない与件文の読み方や細かいテクニック」等についてご質問がございました。

今回の記事で何か少しでも参考になる点があれば幸いです。それでは本日も宜しくお願いします。(長文ですのでお時間があるときにどうぞ。)

はじめに


私は、H27、H28、R1と2次試験を3回受験しています。中小企業診断協会の得点開示結果では、事例Ⅲは3回共に70点前後の得点が取れていました。

ふぞろい採点サービスの結果もあわせて下図にご紹介します。ふぞろい採点サービスの精度がすごい。

とはいえ、他の事例は毎年50点前後と低空飛行でした。私の記事は今まで失敗談ばかりですが、唯一とも言える成功談が事例Ⅲなんです。

そこで、成功談についても何か記事にできればと思いまして、事例IIIが得意だった理由を振り返りました。

分析したところ、主に以下の4つの対策を繰り返し行ったことによる反復効果が大きかったと思いますので、今回と次回にかけて具体的にご紹介していきます。

対策① 基本的なC社像を想定して与件文を読んでいた。

効果 着眼点を持って与件を読むことで根拠が見つけやすかった。

対策② 設問要求の切り口を明確にしていた。

効果与件根拠と設問の対応付けのコツを掴むことができた。

~今回の記事は上記までの内容です~


対策③ 設問内や設問間の関連性を強く意識した。

効果因果関係で説得力のある解答が書けた。

対策④ 分析や改善のキーワードをあらかじめ準備していた。

効果多面的で且つ端的に伝わりやすい解答が書けた。

事例Ⅲは、事例Ⅳの次に反復学習の効果が大きく得点が安定する事例だと感じます。

今回は、上記の対策①②について、短い時間の中で効率良く与件文を読むコツをご紹介します。

(対策③④は伝わりやすい解答のコツについて、次回の記事でご紹介します。)

事例Ⅲの世界観については、以下のかーなの記事もオススメです!

【実録】リアル事例Ⅲ&運営管理の世界~前編~(by かーな)

【実録】リアル事例Ⅲ&運営管理の世界~後編~(by かーな)

基本的なC社像を想定する


皆さまは、SWOT分析する際、内部外部という視点で読むものの与件文の根拠を探すのに時間がかかるなぁ・・と感じていませんか。

他事例もですが、事例Ⅲでは特に、過去から現在、そして今後の成長戦略までにおける基本的なストーリーを過去問を分析してイメージしておくことが重要と思います。

理由は、C社を取り巻く外部環境との関係性やC社の内部環境の特徴について、毎回同様のパターンで出題されるためです。

例えば、昨年の事例Ⅲは過去と比べ、与件文に問題点の記述が少なかったため、出題傾向が変わったという話を聞きます。確かにそう思いますが、私は実際に解いていて、問題点の記述が少ないことによって難易度が上がったとは感じませんでした。

なぜなら、問題点が明確に書かれていなくても、基本的なストーリーやC社像を具体的にイメージし着眼点を持って与件文を読むことで、あるべき姿と現状の差を短時間で発見し、問題点の根拠に気付くことができたためだと思います。

よって、今年の事例Ⅲも与件文中に問題点が明確に記載されないことが想定できますので、過去問の分析を通じてC社像を明確にイメージしておくことをおススメします。

C社社長像を描く

では、ここから具体的に見ていきます。

先ずは、事例Ⅲの特徴や全体のストーリーを分かりやすくするために、「C社社長像」としてイメージ化します。

以下に、社長の人となり・悩みごとと仮定してご紹介します。

【人となり】

社長はいつも主要取引先からむちゃぶりを受けますが、それに謙虚に応えようとします。一方で、社長は収益改善のため、主要取引先への依存脱却を目指し、虎視眈々と新規開拓を図るというストーリーが基本です。

【悩みごと】

C社は技術力には自信があります。そもそもC社は中小企業なので技術力に競争優位性がないと問題として成り立たないんですね。一方で、生産管理は工程ごとにバラツキがあるなど成り行き任せの体制であったり、生産現場はベテラン社員の個人能力に依存するなど生産効率が低い状態です。そのような問題を踏まえ、今後は全体最適していこうというストーリーが基本です。また、部門内の人員不足、部門間の情報共有不足ということも鉄板のストーリーです。

事例Ⅲの特徴については、Tomatsuの記事もオススメです!

事例毎の特徴・お作法を知る~事例③編~(by Tomatsu)

部門の特徴と取引先との関係に着眼する

次に、C社を取り巻く外部環境とC社内部の特徴を見ていきます。

私は与件文を読む際に、「部門の特徴と取引先の関係」に着眼していました。

内部環境面で、C社は受注生産であることや一貫生産体制に優位性があることが多いため、営業から設計開発、製造の部門があることが基本です。上図の〇が無い部門や人員が不足している場合は、今後の成長戦略に不適合になる可能性があるので強化が必要と想定できます。

また、外部環境面で、C社は主要取引先に依存していることが多いです。そして今後は収益改善を図るため、新たな取引先あるいは協力会社を事業機会として販路開拓していくというストーリーが基本的です。

一方で、事例Ⅲの最近の問題では競合先の情報はほとんど出てきません。昔の問題では大手企業の競合先が登場し、大手は低価格な一般品を大量生産するのに対し、C社は特注品を受注生産するといったストーリーでした。

ただ、与件文に競合との対比が描かれていなくても、C社の差別化戦略(高付加価値化)の方向性は少し意識しておきたいですね。

【部門の特徴】

第1問では、よく強み、弱みが問われますが、部門を切り口として与件文を読みにいくとスムーズです。

なぜなら、基本的な部門の特徴を把握しておくことで、「今回もまた同じだ」、「今回はここが違うな」といった着眼点を持つことができるためです。

上図の内容はあくまで参考ですが、基本的な強み・弱みはあらかじめ想定しておくことをおススメします。

【取引先(協業先)との関係】

毎回のように主要取引先と新規取引先が登場します。機会や脅威は、この取引先との関係を切り口に与件文を読みにいってました。

基本的な機会・脅威もよろしければ参考にしてみて下さい。

C社像のまとめ

C社社長の想い、社内部門の特徴、取引先との関係の3つの視点で、基本となるC社像を把握するということをお話してきました。

最後に留意すべき点について補足します。

よく事例Ⅲの対策として「当たり前のようにできていないことを、当たり前のようにやることを助言するだけです」と言われます。

しかし、当たり前の状態というのは一般的な製造業のことではなく、あくまで事例ⅢのC社のことです。

また、ここまで過去のC社像の話をしてきましたが、出題者の意図に沿う問題点を指摘し、改善策を助言するためには、過去のC社のことではなく、今年のC社のことであることは絶対です。

ですが、時間が短い中で効率的に与件文を分析するためには、基本となるC社像を過去問を通じて把握しておき、内外の切り口や例年と同じ点、違う点といった着眼点を持つことも重要と思います。

よって、過去のC社像と今年のC社を対比させるように与件文を読むことをおススメします。

※事例Ⅲの着眼点は「中小企業の評価マニュアル」も参考にしました。(参照元:中小企業診断協会


古い資料ですが、中小企業における問題の着眼点や改善のキーワードの参考になりましたので、お時間がある際にでも一読することをおススメします。

設問要求の切り口を明確にする


ここからは、設問と与件の対応付けの話です。

事例Ⅲは他事例より設問の字数が相対的に多く、解答作成に時間がかかるため、80分間の解答プロセスの中で、与件文を隅から隅まで読み込む時間は少ないです。ポイントをしっかりチェックしていきましょう。

事例Ⅲは設問も毎年同じような構成で出題されます。

先にご紹介したTomatsuの記事にも詳しくありますが、具体的には、第1問でSWOT分析が問われ、2問目から4問目ではオペレーションの問題である生産管理と生産現場のことが問われ、最後に経営戦略の問題が問われます。

この設問要求(レイアーとも言います)ごとの切り口を明確にして与件を読みにいくことで、設問と与件の対応付けがスムーズになります。

※今回の話は、問題を解く際に、与件文よりも設問文を先に読む解答プロセスを前提としています。

では、令和元年の問題を例に、与件の根拠を一緒にみていきましょう。

令和元年の事例Ⅲの振り返りにはCKの記事がおススメです!

【リアル実況】令和元年度 事例Ⅲ(by CK)

SWOT・戦略問題の根拠

一つ目は、SWOT(環境分析)の問題と経営戦略の問題の根拠です。

「部門と取引先」の切り口から与件の根拠を探します。

【企業概要】

先ずは、企業概要を見ていきます。

緑色は部門赤色は強み青色は弱みや脅威紫色は取引先との関係で色分けしています。

1段落目の最後にC社の部門が書いてありますね。この事例では熱処理・機械加工部が製造部にあたり、あとは設計部、総務部があるという組織です。

この段階で「むむ?」と思いますよね。

そう、基本的なC社像では営業部があるはずなんですが、このC社はないんですね。つまり、営業体制を今後は強化しないといけないのではないか?と想定できます。

2段落目と3段落目で一番インパクトのある箇所はどこでしょうか。2段落目の最後のほうの「このため一般に~」と書き出し以降は、他社より優れているという内容ですから、C社の競争優位性になります。強みが問われたら必ず根拠にしたい部分ですし、最後の戦略問題の解答にも必ず含めたいです。

3段落目は、部門の強みとして機械加工部の記述も根拠にしたいところです。

その後に設計部は現在2名で対応しているという記述がありますね。皆さまはこの「現在2名で担当」という記述をどのように感じますか。

他の部門については人数などの記述がなく、わざわざここだけ2名と強調しているため、C社社長は弱みと感じている可能性が高いと思います。なので、営業部が無いのと同様に、設計体制も今後は強化しないといけないのかな?と想定できます。

【生産の概要】

次は、生産の概要を見ていきます。

この事例では工場が出てきますが、内容としては部門ごとの生産形態や仕事の流し方が書かれています。工場について深く考える前に企業概要と同じように部門に着眼し、SWOTの根拠をチェックしていきます。

5段落最初の「それぞれ独立した」という記述も問題点の根拠に想定できる表現です。この事例では工場間を全体最適しようという方向性かな?と想定できます。

6段落目には熱処理部の作業員について書かれています。技能資格を持つベテラン作業員の品質保持は素直に強みと捉える一方で、その後の個人技能~のくだりは、いつもの「属人化⇒標準化・マニュアル化」の方向性かな?と想定しておきます。

生産管理問題の根拠

二つ目は、生産管理の根拠です。

生産計画は、「日程計画、工程計画、負荷計画」の切り口で与件文から探します。(参考:工程管理の知識)

また生産統制は、「進捗管理、現品管理、余力管理」の切り口で与件文から探していくと根拠を複数に切り分けて使うこともできます。

特に生産計画の根拠は毎回同じような表現で記述されますので、どのような表現で記述されているか過去問で分析しておきましょう。

生産現場(生産性向上)の根拠

三つ目は、生産現場の根拠です。

生産現場は、「人、作業方法、設備、資材」といった4Mの管理手法の切り口で探します。

この事例では、与件文の最後のほうに社長の方針があり、そこには明確に「人・作業方法・設備」の3つの視点で記述されていました。

ここまで、与件文の根拠について一緒に確認してきましたが、最後に難問に出くわした際の対応について補足します。

設問要求の切り口を明確に、とはいっても切り口がよく分からない問題はあります。また、複数の設問で与件文の根拠の箇所が重複するといったケースもあります。(例えば、直近の問題ではH30の第2問と第4問のケースです。まだ解いてない方はチェックしてみてくださいね。)

切り口が分からない問題は、解く順番を最後にするなど優先順位を下げ、どうにかこうにか解答欄を埋めて5割程度を確保する戦略を採りましょう。

このような問題は、あまり時間をかけすぎないことも重要です。

また、与件文の根拠が重複する場合は、それぞれの設問で同じ与件文の根拠を使っても大丈夫です。こっちの設問にこの根拠を使ったからといって、他の設問に無理やり違う根拠を使おうとしてしまうと、最悪の場合は両方ともに外してしまうリスクがあります。

根拠の重複はあまり恐れず、設問の題意に沿った妥当性のある与件文の根拠を使いましょう。

まとめ


今回は、事例Ⅲについて、効率的に与件文を読むコツについてお話しましたがいかがでしたでしょうか。

最後に、本日のまとめです。

✅着眼点を持って与件文を読むことで、根拠を見つけやすくする

基本となるC社像を具体的にイメージしておく。

部門の特徴や取引先との関係などに着眼することで、効率的に与件根拠を見つけることができます。

✅設問要求ごとに切り口を明確にすることで、設問と与件文の対応付けをしやすくする

与件文を隅から隅まで読むのではなく、設問の要求の切り口を明確にした上で、問題点や課題を探しにいきます。

過去問をただ回すのではなく深く分析し、切り口ごとにどのような表現で問題点が記述されているかチェックしておくことで、対応付けに慣れることができます。

事例Ⅲは80分で完答することが他事例と比べ難しいと思います。その中で、効率よく与件の根拠を見つけ設問と対応付ける練習を重ねていきましょう。

今回は以上となります。超長文となり大変失礼致しました

ぴ。でした。


☆☆☆☆☆☆☆

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4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!

 

皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

本日は9月5日に開催しました一発合格道場主催のWeb勉強会「道場オンライン合宿2020」をレポートします。

1次試験合格発表の日に募集開始しましたが、12名の枠が募集開始20分弱で満員御礼となりました。参加したかったのに参加出来なかった方、誠に申し訳ございません。どうしても運営上、枠を増やせず12名での実施となりました。そして、ご参加いただいた方、ありがとうございました。

1.道場オンライン合宿2020概要

(1)道場の勉強会

道場オンライン合宿は、道場夏セミナーで参加者の方からのWeb勉強会開催の強いご要望を多数受け、企画致しました。一発合格道場でも過去、東京・大阪で年1回程度の勉強会(リアル)を開催しておりました。今年はWeb勉強会として企画しました。受験生の不安感や孤独感を解消し2次に向けて勉強を加速していただくことを目標に、1日濃縮型で4事例を行うようにスケジュールしました。タイムスケジュールは2次本番に合わせ、80分を事例時間とした構成にしております。

(2)Web勉強会

今年度になって各所で活発に行われているWeb勉強会では、過去問事例を扱ったディスカッションが中心となっています。私の昨年、ココスタに途中から参加し、道場11代目の「ぴ。」や「さいちゃん」とディスカッションを交わしました。私は初年度だったので右も左もわからず参加したのですが、ぴ。のように過去事例経験者が自分が落ちたときこうだったが失敗を教訓にこう工夫した、と言った生々しい意見がものすごく参考になり、一言一言メモしまくってました。ぴ。には受験生時代からホントにお世話になっています。こうした経験を踏まえつつ、道場メンバーがやるWeb勉強会とは、との議論を行い、細部まで検討を重ねて設計しました。

(3)道場合宿での工夫

今回、参加者のチームも経験者と初学者をなるべく織り交ぜ偏らないように工夫し、道場メンバーも高得点者とそうでない方を交ぜて構成しました。事例ディスカッションでは、道場メンバーも自分の再現答案を参加者と一緒に並べ、参加者と全く同列でディスカッションに参加して意見を交わすようにしました。参加者から道場メンバーがグーの根も出ない鋭いツッコミもあり、大いに盛り上がりました。事例Ⅰ〜Ⅲで取り扱う事例は我々が実際に本番で解いた令和元年度です。

 

2.道場オンライン合宿2020リアルレポート

では、実際どんな感じで行ったかをレポートします。道場メンバーも途中複数班に別れれたため、私がいた班の印象を中心に他のメンバーから聞いた内容を踏まえて記載します。各所詳細については道場メンバーが後日記事にすると思いますのでご期待ください。

<概要>

■開催日時:2020年9月5日(土) 9:00〜18:00

■開催場所:オンライン(Zoom)

■参加者:12名 (初学者:7名、経験者:5名)

■道場メンバー:9名

■対象:事例Ⅰ〜Ⅳ(令和元年度事例Ⅰ〜Ⅲ、事例Ⅳ:経営分析演習(H29))

 

<当日実施内容>


9:00-9:40 オリエンテーション

スケジュール説明・自己紹介

朝から集まっていただいた参加者の皆さんを前に、道場メンバー(8名)からワンポイントアドバイス付きの自己紹介。
また、参加者の方には自己紹介で今の課題と合宿で解決したいことを宣言していただく。参加者の方の意識の高さに道場メンバー一同身が引き締まります。
ずっと男性だったと思ってた道場執筆メンバーがまさかの女性!?という驚きの声も。


9:40-11:00 事例Ⅰ

道場メンバーミニプレゼン 担当:3ch

ポイント

・事例Ⅰが苦手なのは自分だけじゃない。夏セミ70人中苦手:60人(11代目事前アンケート 得意:3人、苦手:9人)

・他事例より必要な知識幅が少ないが、原理原則を外すと大きく失点するリスクが高い事例。苦手克服のためには組織・人事の原理原則をしっかりと理解する。

戦略レイヤを意識して体系を整理し、組織人事の原理原則を他人に説明できるレベルまでブラッシュアップ
→例:組織構造のメリット・デメリット(機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織)、同族経営のメリット・デメリット

・事例解き終わった後に「時制」を書き出すトレーニング、「組織は戦略に従う」を念頭に戦略と組織の整合性を意識して時制を捉える。

・多面的な解答を意識。そのためには対になる概念パターンを模範解答などから書き出して暗記する。片方を問われたらもう片方が想起できるように。

 

<事例ディスカッション:R01事例Ⅰ第5問>

参加者3名、道場メンバー2名で4班に分かれて事前提出いただいた解答を画面共有しながらディスカッションです。設問解釈や自分の解答の根拠を説明し、各参加メンバーから意見をもらう形で進行します。

事前解答は道場メンバーからも結構レベルが高い、突っ込むの大変だとの前評判でした。

始まると、因果の整合性が取れていない、後半の文章が意味が設問から飛躍しているなど、鋭い指摘が参加者からバンバン飛び交います。参加者の方も、自分がごまかそうとしてたところ、自信がなかったところをズバズバと突っ込んでもらい目が覚めたとの意見。

私が指摘させてもらった事項は、
・機能別組織のメリットでも「権限委譲」など解答の前後、設問文および与件文から直接設問で問われていることから必要ではないキーワードまでいれない方が良い。
・「改革」ではなく「経営改革」と与件文のキーワードをそのまま持ってくる。
・因果の因の羅列で終わっている。因→果となるように普段から文を書くとき意識する。
・事業部制のメリ・デメも想起した上で機能別組織を継続した理由として筋が通る理由になっているか、理論を元に検証する
等でした。

参加して思ったのは参加者の方の指摘が鋭い。結構いい点をついている。率直にそう思いました。去年の今頃の自分はそこまで意見を通せなかったな、と。


11:00-11:40 雑談・質問タイム+休憩

休憩時間もいくつか質問が出てました。拾いきれなかった質問はまた追って記事にしますね。

休憩時間もあっという間に過ぎ、事例Ⅰの熱が覚めやらぬ中、事例Ⅱに進みます。


11:40-13:00 事例Ⅱ

道場メンバーミニプレゼン 担当:CK

ポイント
(事例全般)
・「素直に」回答する。
設問で聞かれたことを、与件に書いてある内容に沿って、シンプルな書き方で回答する。(目の前の社長が座っていることをイメージして)
・回答に必要な要素は5つのみ。
①設問文、②与件文、③書き方、④フレーム、パターン、⑤1次知識
・個性は殺す。
自分の経験や専門知識、ひらめいたアイデアを使った個性的回答はNG。誰でも書ける内容を、完成度高く書くことが大事。
・過去問練習が進み、フレームやパターンが使えるようになってきたら、得点は伸びていくが、これらを使うことにこだわり過ぎないように。
あくまで①設問文や②与件文などが優先度高(事例Ⅱの経営の方向性)
・質>量(高い技術、品質)
・高価格帯>低価格帯
・地域を大事に
・大手とは戦わない
・お金をかけず工夫で勝負
・個性/専門 > 一般的/汎用
・高いCSと長いお付き合いだれに(D)+なにを(N)+どのように(D) +効果 DND+効果を設問要求内容に応じてパターン化しておく。

夏セミの内容をブラッシュし、CK流事例Ⅱ解法術を伝授してもらいました。

 

<ディスカッション R01事例Ⅱ 第3問(設問1、設問2)>

合格者でも議論が分かれる設問。参加者の回答は合格者と遜色ない回答。

・「理由と併せて」と設問文にあるので、「理由」がわかるような文章構成にする、
・デモ・ジオ・サイコで絞り込むターゲットは、抽象的な表現を避け、具体的に手に取るように社長がわかるように与件から持ってきて書く、

などなど、事例Ⅱも活発な議論が巻き起こりました。詳しくは追って道場メンバーが記事にします。


13:00-14:00 昼飯

昼休中、道場メンバーの提案で可能な方はZoomの前でカレーを食べることになりました。道場メンバーも参加者もZoomの前で和気あいあいとカレーを食べる図。いいですね。激しいディスカッションの後は皆んなでカレーを食べながらの昼食タイム。

ちなみに、私はチキンカレーでした。岩塩が食べてたグリーンカレーもスパイシーでいいですな。無印良品のグリーンカレーが最高です。試験勉強の合間に是非。
2次本番でも13時までお昼を食べることができません。結構普段とは違う空腹感が襲ってくるかもしれませんね。本番時は事例ⅠとⅡの間で軽く食べられるモノを用意しておいた方が良いです。
さて、お腹いっぱいになったところで事例Ⅲに進みます。


14:00-15:20 事例Ⅲ

道場メンバーミニプレゼン 担当:かーな

ポイント

・いい意味で、考えすぎない!遠慮しない!素直に書く!
・強みは生かす。課題は解決する。社長の思いは尊重する。

生産性向上生産管理(生産計画、生産統制)

・必読おすすめ記事
骨子作成のコツ(キーワード+矢印法)・絶対に見逃してはいけない3つのこと(かわとも)
だいまつが教える事例Ⅲ攻略の極意(だいまつ)

生産管理の知識押さえてますか?
□QCD(PQCDSME)
□4M+I
□生産方式
→ 多品種少量・小品種多量生産の特徴
→ 受注・見込生産・トヨタ式生産の特徴
→ 個別・ロット・連続生産の特徴(PQ分析との関連)
□ECRS
□5S
□SLP(PQ分析、レイアウト)
□在庫管理(材料の発注方式 [定期・定量]、ABC管理 )
□IE
□設備保全(事後保全、予防保全、予知保全、保全予防)

 

<事例ディスカッション R01事例Ⅲ 第2問>

午後に入ってからもディスカッションは活発に。チームをシャッフルして新たなメンバー構成で開始。私はかーなと一緒に参加。

設問文にある「C社における生産面での効果とリスク」の「生産面」という制約条件の取り扱いについて各チーム議論が白熱。経営リスクだけに飛躍した回答ではなく、生産技術戦略にしっかりフォーカスを当てて解答を作るのが良いとの方向に。どれもレベルの高い回答で、表現や慣れない方はいらっしゃったものの、考え方、着眼点、切り口など、この時期でかなりの段階に来ている方が多数いました。

「加工能力」も単に求めれられる、だけだと意味が伝わりにくいので与件文通り「大きな加工能力」とすると、リスク面が際立つなど、指摘させていただきました。さらに合格者の答案(基本的に全て60点以上のメンバーのみディスカッションに参加)に対しても容赦ないツッコミが。しかも的確。ここでの気づきはかーながきっと記事にしてくれるはず。


15:20-16:00 雑談・質問タイム

結構ここまでで疲れてきたはずも、画面の向こうの参加者の方はやる気満々。質疑応答もあり熱気が伝わってきます。最後の事例Ⅳに進みます。


16:00-17:20 事例Ⅳ

道場メンバーミニプレゼン 担当:ぴ。

ポイント
事例Ⅳは経営分析が重要
経営分析は
①短い時間で→20分で解き終わることを目標に
②間違いでない指標→ 最低限必要な指標だけ使うように
③多面的な視点→安全性、効率性、収益性から1つずつ選ぶ【収益性】P/L上の利益ベースに絞る
【効率性】運転資本+固定資産に絞る
【安全性】短期・長期視点に絞る文章問題
(個別記述の場合)
◎与件とキーワードを因果で
与件から因果の因の部分を引用し、あらかじめ準備しておいた指標ごとのキーワードで因果の果に使う
◎分子と分母の算出式を利用する。
安全性指標は与件に根拠(因果の因)がないので、分子と分母の両面のキーワードをあらかじめ準備しておき、貸借対照表の数値だけを根拠に記述する。(総合記述の場合)
◎収益性、効率性、安全性の区分を明確にする。
分析のキーワードを使うことで区分が明確になり文章が締まる。
◎与件の言葉や財務諸表の分析を引用する。
文字数が少ないので難しいが、与件の言葉や財務諸表の数値の動きの言葉を使うことで、説得力が高まる。
◎箇条書きの場合、設問1の番号と揃える。
設問1で①に悪化、②に優れている点、の場合、箇条書きにする時、番号を設問1と揃えることで、採点者に伝わりやすい。

<追加講義:非支配株主とは(おべんと君)>
連結といえばおべんと君の渾身記事、連結会計シリーズ。私も何度も読み返して勉強になりました。

【渾身】連結会計vol.1:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.2:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.3:中小企業診断士

今回演習では平成29年度の事例を扱い、連結会計における非支配株主とは、をわかりやすく講義してもらいました。自己資本比率の計算において、非支配株主持分は、親会社以外の株主の持分なので、D社の自己資本に含めないため、その分を除いて自己資本比率を計算しなければなりません。このポイントを掘り下げてわかりやすく説明してもらいました。

 

<経営分析事例演習:平成29年事例Ⅳ 経営分析>

プレゼンの後は予告なく平成29年度の事例Ⅳを画面に写しての演習です。20分の制限時間で指標計算と文章問題を一斉に解いて頂きます。すでに解かれた方もいらっしゃると思いましたが、ここまで事例3本やってきて疲れが溜まっているところでのいきなりの経営分析演習。本番はもっと疲労感と緊張感がたまっている中で解かないといけません。少しでも体感できたら良かったと思います。

オンラインでの演習は初めての試みでしたが、画面だけを見て解いてみて、「いかにメモが重要か、改めてその大事さをわかりました。貴重な経験でした。」とのご意見をいただきました。

その後のディスカッションでは、どの指標を選んだかを中心に議論しました。私の班は3人ともそれぞれ微妙に違い、意見が割れましたがそれぞれ根拠をしっかりと意見提示できていた点はよかったと思います。私の場合、与件文を読み込んだ上で指標計算するので、指標選定で迷ったときは必ず与件根拠で検証していました。B/S、P/Lの算出だけで判断ではなく、与件文からD社の経営状況を押さえた上で整合性を意識した指標の選定と根拠のピックアップが必要ですね。

ディスカッション終了後、ぴ。の丁寧な解答解説講義で終了。あっという間に事例Ⅳまで終わってしまいました。

 


17:30-18:00 クロージング

最後にクロージングということで質疑応答タイム、そして参加者全員から気づきについてコメントを頂きました。そして道場メンバーからのメッセージで終了!

クロージングの後は、残った方で懇親会。こちらでも質疑応答がいくつもありました。

参加者の方、長時間お疲れ様でした。多くの方が気づきを得れた、モチベーション向上につながったとご意見を多数いただきました。また、途中で退出した道場メンバーにも御礼言いたいとの暖かいコメントも頂戴しました。メンバーに確かに伝えてさせていただきました。

 

3.アンケート結果(速報)

参加者の皆様のアンケートから満足度5段階評価(5が最も良い)で回答者11名中10名から5、1名から4の評価を頂戴しました。ご回答いただき、ありがとうございました。

アンケート結果や頂いた質問事項、要望事項などはじっくり読ませていただき、今後の貴重な資料として道場の運営に役立てていきたいと思います。また詳細情報や当日お答えできなかったご質問、各班での気づきなどを、後日記事にする予定ですのでしばらくお待ちください。

最後に、参加者の方のアンケートから「この合宿でどのようか気づきを得たか」について、ご回答いただいた内容を記載させていただきます。

 

「得た気づき」参加者皆さんのアンケート結果より
・勝手に自分の理解で言葉や論理を省略しない。 社長の想い(与件)、設問に沿って回答をする。
・中小企業診断士試験として、要求されているものと、実務ギャップ。
・因果について、実践で使えるレベルの理解が初めてでき転換点になると思います。
・結論を最後まで書く
・知識の不足と新しい切り口
・解答に詰めの甘さがある点 勉強を重ねる内に知識寄りの解答になってしまった点です。
・他の方の答案のまとめ方や回答スタイルなどです。
・回答のフレーム。因果。
・文章の書き方、自分の思いつかなかった与件文の読み込み方、細かいテクニック、現場対応の方法等
・多面的な解答、効果や理由についてきちんと記載すること。 与件文からの抜き出しは概ねできていて(多分)、解答の方向性としても大きな間違いはなさそうなので、勉強の道筋は立ったと思います。
・自分として書きやすく、それなりに形になったと思った解答が、かなり不足している旨のアドバイスを頂いたり、反対に、自信がなくダメもとで与件文の内容をまとめた解答が一定の要素を拾えていると評価して頂いたりと、1人では気づけない視点や基準を感じられた。今の自分ができること(成長したこと)とこれから身に付けなければならないこと(成長できること)が明確になり、具体的な手段の発見に結びついた。

 

それぞれの勉強の進捗状況、バックボーンによって同じ時間・同じ空間でも感じることは多種多様。参加者の皆様にいろいろな気づきがあって、道場メンバー一同開催して良かったと思っております。唯一、これをリアルで開催できなかったのが残念です。

まだまだ2次試験まで時間があります。これから十分逆転可能。体調にはくれぐれもお気をつけて。その上で最後まで走り切ってください。

以上、3chでした。


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【特集】
受験の女王ティアラ × 一発合格道場コラボ
2次試験直前!
プラス20点を実現する最終チェックリスト


雑誌「企業診断 10月号(9月28日発売)」に受験の女王ティアラことTACの津田まどか講師と当サイト「一発合格道場 11代目(2020年度のいつものメンバー)」によるコラボ記事が掲載されることになりました。
4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!

カワサンです。

9月に入りました。まだまだ暑い日々ですね。
先週の1次試験の合格発表、twitterではいろんな声がTL上を駆け巡っておりました。

個人的には、本当に「めでたい」のは2次試験合格後だと思います。
自分なりの「ゴール」まで努力を惜しまないで欲しいと思います。

私もまだまだ努力が足りません。
試験合格して「日々の知識のアップデート無くしてこの資格は活きない」というコトを、日増しに感じています。

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さて今日は、座談会の報告です。
試験の参考になる要素は少ないです。休憩時間にサラッと読むような内容です。

先週の土曜日深夜、独学者向けオンライン座談会「土曜だから夜ふかし」を開催しました。

いままで一発合格道場ではセミナー等をやってきましたが、

・日中だと参加できない

・長時間だと参加できない

・敷居が高そうで参加できない(?)

という声もぼちぼち聞かれたので、今までにない時間帯でのイベントを開催したいと考えました。

また、8月下旬は2次試験向けセミナーも終わり、2次筆記の模試が前後するタイミングです。
盆休み明けで仕事含め気合いが入りにくい時期でもあり、ぼんやりした悩みや不安を持ち寄るには良いと考えました。

ただ、深夜に松岡○造さんに比肩するガチな熱血セミナーをやるのは違うと思うので、オンライン座談会という形式を取りました。

 

1.イベントの流れ

(1)この時期だからお伝えしたいこと

冒頭30分は道場メンバーのメッセージ+2次筆記に向けた話をしました。

深夜にテクニカルなアドバイスは堅苦しいと思ったので、この時期に悲観的にならないように!というメッセージを伝えております。

 

(2)少人数に分かれての座談会

その後、30分×3回でメンバーチェンジしながら、事前質問に基づく座談会+フリーディスカッションを行いました。事前質問は以下のような感じで、参加者から好きなテーマをチョイス出来る形にしました。

各テーマについては以下の流れで悩みを共有・解決策の検討を行いました。

①個別質問紹介+それに対する一言コメントをスライドで説明

②質問を掘り下げ、何が悩ましいのかを明確化

③どうしたらよいかを一緒に考える

<スライドの一例です>

 

(3)フリータイム

最後はフリータイムというコトで、自由参加+寝落ちするまでのサドンデス形式で行いました。
ここでは勉強の話題、合格後の話題、道場の中の人の話題、雑談メインで色々お話ししました。
時間無制限でしたが、最長3時まで行い、お開きとなりました。

 

2.参加者の声

開催後に自由記述・任意でアンケートをお願いしました。
回答は任意です、とお伝えしたのですが参加者の約7割から回答を頂きました。ありがとうございます。
いくつか抜粋してご紹介させてもらいます。

皆さんが悩みながら勉強されているのが分かって良かったです。独学だと自分だけ悩んでいるのでは、と思ってしまいモチベーションが下がりがちでしたが、これから頑張ろうと思いました!

・試験勉強の話以外にもキャリアアップの話などさまざまな話が聞けて大変参考になりました。この時期解答プロセスが確立せず、やる気がだだ下がりだったなか「まだやれる、間に合う」というアドバイスをお聞きしてモチベーションが一気に上がりました

・夜更かしならではの裏話?が聞けて、試験合格への士気が向上しました。

モチベーションに繋がったという声が多かったです。

 

3.今後も夜ふかし?

今回のイベントは初の試みという要素もありましたが、ステイホームや外出自粛といった環境下、他の受験生の雰囲気を掴めただけでもモチベーションになった、という声を多く頂きました

予備校で受験勉強中の方も、こういった環境下で受験生同志で話す機会もないのでは?と思いますし、そうでない方も日ごろから(試験関係なく)他者との会話が減っていると思います。

だからこそ、Zoom等のアプリを活用してオンラインで交流を行う意義は大きいと感じました(リアルな信頼関係があれば尚良し、なんですが)。

いつどんなタイミングでやるかは道場メンバーで計画中ですが、今後も「土曜だから夜ふかし」のようなオンライン座談会を開催予定です

 

明日は休載日なので月曜日に更新します。

では、また!

 


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日時:2020年9月5日(土) 9:00~18:00

(18時以降、懇親会を予定)

場所:オンライン (zoom)

内容:1日で令和元年度の事例Ⅰ~事例Ⅳまでを扱う予定です

‐ 道場メンバーによるワンポイント講義

‐ グループに分かれてディスカッション

人数:12名程度

受付開始:8月25日(火) 12:00~  ※先着順となります

受付方法こくちーず

※タイムスケジュール等の詳細は、こくちーずにてご案内いたします

🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋

twitterもよろしくお願いします。

カワサンです。
ヘッダーにシレっと「オンライン合宿」のお知らせを載せておりますが…

少人数 かつ 終日 というスタイルで事例Ⅰ~Ⅳについて徹底討論。
試験本番を疑似体験できます。

朝まで○テレビも顔負けなロングランスタイル。
ということで少人数です。本気な方を、師範?がお待ちしております。

========================================

さて本題。

独学の方向けで3回特集しましたが今回で最後です。

①徹底的に情報収集し、活用する参考書やWebサイト(=先達)を複数選ぶ ←説明済

②複数の模範解答・再現答案と自分の答案を徹底的に比較分析 ←説明済

③日本語の表現や言葉づかいに徹底的にこだわる ←今回説明

 

1.言葉ひとつで意味が変わる

何を書いていいのか分からない、という悩みを持つ方は…

「ちゃんと相手に伝える」

という意識を念頭に置いてほしいです。

たしかに、採点は基準があって(きっと)、そこに引っかかれば点数が加わるのだと思います。

しかしそれは、キーワードでもない。例えば、

問「既存顧客との関係性はどうあるべきか」

答案A「顧客関係性を強める」

答案B「顧客関係性を築く」

これ、似ているようで意味ぜんぜん違います。
そして、Bは得点できません。

なぜか。「既存顧客」とありますが、

答案A:強める=すでにあるものを高めていく(1→2にするイメージ)

答案B:築く=新たに構築する(0→1にするイメージ)

という理解になり、Bは「問いに答えていない」というコトになります。

この「○○を~する」という文体は同じでも、言葉のチョイス一つで大変な「事故」になるかもしれません。

採点基準は良く分かりませんが、言葉ひとつで意味が変わることに気を付けて記述するよう心がけておきたいものです。

 

2.日本語がややこしければ、図化すればいい

これは、設問を見た時に「回答はこんな文章構成でいこう」と、いわゆる「金型」をすぐ思い浮かべる事が大切です。脳内にある金型倉庫から瞬時に「これだな」と引き出せるかどうか。

しかし、問題を解いてみて、どんな文章構成にすべきか考えが至らない方もいらっしゃると思います。
私も最初、解答と問題が結びつかずかなり悩みました。

でも、この原因は割とシンプルで「問題文を理解できていない」ということに尽きるのです。
与件文や問題文が理解できていない、そこなのです。

別に日本語力がダメとか、そういう訳ではありません。
2次筆記試験の与件文と問題文を理解する練習が足りないだけです。

私は設問が理解できず困ったときは、以下のような手順で設問を図化していました。
例えばこれ、読んでいるだけで脳内マグマが活性化してきます。

令和元年度・事例Ⅱ 第2問(配点30点)
 B社社長は初回来店時に、予約受け付けや確認のために、インスタント・メッセンジャー(インターネットによるメッセージ交換サービス)のアカウント(ユーザーID)を顧客に尋ねている。インスタント・メッセンジャーでは個別にメッセージを配信できる。
このアカウントを用いて、デザインを重視する既存顧客の客単価を高めるためには、個別にどのような情報発信を行うべきか。100字以内で助言せよ。

漫才だったら「…なげぇわ!」とツッコミが出てきそうな設問の長さ。184字あります。

何が言いたいのこれ?と思ったときは、日本語を文節単位程度にバラしましょう。
絡み合った糸を解きほぐすようなイメージで、バラします。

 

手順①「何を聞いているのか」を主語と述語で捉える

主語:B社が(※本文明記無し)
→2段落目「(B社が)このアカウントを用いて~」と主語が隠れた文章と理解できます

述語:どのような情報発信を行うべきか。

ですね。ほかはすべて修飾部分です。

といっても要らない飾りじゃないですからね。設問の修飾部分は大事なスパイス
「制約条件」とか言われるヤツです。

ですから「●●●な】情報発信を行う」という文体に答案の大枠がまとまれば良いと考えられます。
※【】に具体的なワードを盛り込む

 

手順②修飾語を拾う

金型が出来たので、事例Ⅱの「DNDK=誰に・何を・どのように・効果」も浮かべて…
設問1でSWOTしていれば強みSを機会Oに投入する王道戦略も…と行きたい所ですが、

まず問題文をしっかり理解してから、教科書知識を刷り込みましょう。
材料の下ごしらえが終っていないのに調味料を混ぜるようなもの。
それでは美味しい料理になりません。

問題文に戻りましょう。次は修飾語を拾います。以下の青い部分です。

「既存顧客の客単価を高めるためには」「個別に」という一言が係っています。

ですから、答案イメージとしては「既存顧客の客単価を高めるために、【個別に●●●な】情報発信を行う」となります。かなりオウム返しな答案スタイルですね。
※「既存顧客の客単価を高める」は効果に繋がる一言なので、答案の一番最後に持ってくるのが王道。ですが、冒頭に効果から説明しても助言としては成り立つので、どちらでもよいと考えられます。

 

手順③修飾語の修飾語(=副詞)を拾う

オレンジ部分です。
ここはまさに「スパイス」要素であり、外すと点数に響きそうな「こだわりポイント」がモリモリです。

「デザイン重視の」既存顧客なので、顧客には「デザイン重視」の情報発信ということになりますし、発信方法も「このアカウントを用いて」とあるので1段落目の情報からインスタント・メッセンジャーを使うのが王道路線と考えられます。

このように、設問を紐解くと回答に盛り込む要素もつながってくるので文節くらいのレベルで整理するのはとても大切です。

 

手順④文節ごとにまとめて図化する

ここまでくると、本文に書き込んでいたらややこしいので、こんなイメージで図にします。

そして、上記イメージ図に基づいて、答案要旨を作成するわけですが、ここまで来れば「どのように」以外は設問からほぼ引用して文章構成出来そうだという考えに至ります。

 

3.知識も大事だが、まず問題にしっかり向き合う

テクニックや知識ばかりに目が行って、本当に大切なことまで至っていない/認識できていない事は、日々の生活でもよくあります。

上司から仕事で指摘されたり、役所の手続きで抜け漏れがあって不備になったり…

私は仕事で採用面接をやることがありますが、志望理由を尋ねると

「それ、どこの企業でも同じこと言えるじゃん」と思ってしまう時があります。

それは、どこでもいえるという意味ではとても素晴らしい
中小企業診断士で言う所の、1次試験の知識みたいなもんで、基本がしっかりできている

しかし、採用する側は「どこかの会社に行きたい人」なんて採りたくないですよね。
どんなに素晴らしいことを言っていても「なぜ弊社が第1希望なのか」という理由が足りていない

2次筆記試験も同じです。「どの事例でもいえるコト」だけでは点数になりません
「どの事例でもいえること」に加えて「この事例企業だから言えるコト」を盛り込む必要があります。

そして「この事例企業だから言えるコト」は与件文と設問のみから導かれます

だからこそ「問題文にしっかり向き合う」ことを大切にしてほしいと思うのです。

 

では、また!

 


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<よろず相談会のお知らせ>

日時:2020年8月29日(土)23:00~25:00

場所:オンライン (zoom)

・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス」と「よろず相談会」
(相談会は6~7名/班を20~30分毎に入替形式)

人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力

・参加確認:8月22日(土)までにEメール連絡
(※抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

        

twitterもよろしくお願いします。

 

こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

前回までの記事はこちら

 

さてさて、気付けば8月も下旬です。

試験まであと二か月……の日が、近づいて参りました。

勉強、進んでますか? 五里霧中・スランプ中の方もいることと思います。

 

特に独学生は、一度スランプに陥ると何をしていいか分からなくなりがちですよね。

本日は、スランプの方もそうでない方も、何かヒントになるかも? と思い、私が昨年過去問を解いていたときの勉強ノートの内容をご紹介したいと思います。

前置きとして、予備校にも通わず、勉強会にも参加せず(地方在住ということもあり、その発想がなかった)、ひたすら独学で過去問演習をしていました。

手順としてはこんな感じです。

 

① 過去問を解く(とにかく80分で解く)②「ふぞろい」と道場ブログ記事を読む

(先輩たちの再現答案&解説・考察を読む。1事例につき、再現答案を最低でも4~5本見る)

③ 自分ができなかったことを書く(容赦なく書く)

④ できなかったことを、どうすればできるようになるか考えて書く

 

 

今回ご紹介するのは、上記③と④の部分です。

これをセルフ反省会と称して、出てきた反省点を過去問振り返りノートに書きつけていました。

 

中には超個人的なものもありますが、できれば読み飛ばさないで頂きたいのです。

昨日のべりーの記事でも言っていたように、そして夏セミナーでCKも言っていたように、二次試験ではあなたの個性や独自性を出しても、あまりいいことがありません。

むしろ、事故につながる可能性が高いです。

国家資格の試験なのでそういうものだと割り切りましょう。

(たとえば医師も国家資格ですが、患者からすると国家試験で担保してほしいのは「独自の思想や治療法を持っていること」ではなく、「医師として当たり前の知識と技術があること」ですよね。それと同じと思って下さい。)

 

そのため、二次試験の勉強におけるPDCAのCAの部分、つまり「振り返って、改善する」プロセスは、個人的なクセや思い込みを矯正していく作業、という側面があるのです。

当時はそこまで明確に意識できていませんでしたが、そんなことも頭の片隅に入れつつ、さっそく見てみましょう。

平成30年度の事例Ⅰ~Ⅲが対象です。

(事例Ⅳは、他とは別物と思って対策していました。)

 

 

平成30年度 事例Ⅰ 振り返り

※従業員の9割が技術者という研究開発型企業、A社の事例です。

 

【全体】

・コア・コンピタンス=センサー技術と押さえられていなかった
・何が競争優位性となるのか整理できていなかった
なぜか→経営資源の整理ができていなかったから
How 考える

解説:

つまりこの人、事例Ⅰ、0点じゃない? と思うようなメモですが、これが現実です。

「競争優位性」「コア・コンピタンス」という事例Ⅰの通行手形的アイテムを使いこなせていないことを、まずは可視化しております。

そこから、つまり「経営資源の整理」だ! という点(=What)までは辿り着けたものの、具体的な解決策(=How)が思い浮かばず、「考える」にピンクマーカーを引いて棚上げしています。

そのうち思い付くだろうと思ったのでしょう。

結局、その後 事例Ⅱを解いて「B社の強み・弱み」を整理することを学び、事例Ⅰでも同様の視点でマーカーを引くことで落ち着きます

 

 

【第1問】

・競争戦略の視点から~と聞かれたら
「差別化戦略/コストリーダーシップ戦略/集中戦略(差別化集中とコスト集中)」を思い出す。

★一次知識もう一度確認する。説明できるようにする。

 

・理由を聞かれたら、「理由は~」で始めた方が良い

 

解説:

まず、一次知識が足りていない場合は、覚えて定着させればOKです。

このあと単語帳に落とし込み、通勤時間に何度も見返しています

 

理由は~のくだりは、実はお作法として「オウム返し」は聞いていたものの、なんかカッコ悪いと思って実行しなかったのです。

その結果、解答が30°くらいズレた方向に向かいました。事故です。

やはり「オウム返し」の方が解答の方向性が定まりやすいことを、身をもって実感しました。カッコ悪いなんて言ってごめんなさい。

 

 

【第2問 設問(1)】

・設問が否定形なので、回答も否定形でOK.その方が分かりやすい。
そう考えれば、営業がいない=消費者ニーズを把握できていない というシンプルな考えが出てきたかも。

解説:

これは本人にしか分からないシリーズですが、大昔、国語の授業で「自由記述式の解答には、なるべく否定形を入れるな」ということを言われたのです。

例えば、「〇〇がないから」ではなく「〇〇が少ないから」にした方がいい、とか、「〇〇ができないから」ではなく「〇〇が難しいから」とか。

私も10代だったので記憶が曖昧&先生の真意も今となっては不明ですが、どうやらこれが深層心理にずっと残っていて、「否定形で答えないルール」をかたくなに守っていたんですね。

だがしかし、そんな意味不明のマイルールとは今日でさよならです

こんな感じで、変なクセを見つけたらすぐに可視化して捨てましょう

 

 

 

【第2問 設問(2)】

・以前は売り切りで継続的な収入源にならなかった

→売り切りだと何が悪いの? を、もう一歩踏み込んで考えるべき

なるべく財務諸表によせて考えてみる

解説

与件文の単語を引用するところまではできたが、「ふぞろい」を見たら合格者はもう一歩踏み込んだ内容を書いていた、というパターンです。

ではどうしたら一歩踏み込んで考えられるの? と自問し、設問の内容からここでは「財務諸表を思い浮かべられたら良かったんじゃないか」という結論を出しています

 

 

なお、事例Ⅰの振り返りメモはここで終わっています。

たぶん、第3問が難しすぎて続行不可能になったのだと思います。

 

 

 

 

平成30年度 事例Ⅱ 振り返り

※和の風情と文化の香りただよう老舗旅館、B社の事例です。

 

【全体】

・3C分析の自社は、強み・弱みを考える

メモはできていたが、答案にできず

→解答字数から要素の数を割り出し、あてはめた方がよかった

・第1問~第4問を通して、一貫性のある内容になっていない

→環境分析と自社の状況を過不足なく整理する

解説:

「メモはできていたが、答案にできず」って、なんのためにメモしたの? って感じですが、これが現実です。

こういう1点も生み出さない言い訳は、早いとこ可視化して成仏してもらわなければなりません

2つ目の「環境分析と自社の状況を過不足なく整理する」は、あと一歩具体性に欠けますね、今見ると。

 

 

 

【第1問】

・書かなくても意味が通じることは書かない!

X市を訪れる観光客→単に「観光客」でOK

解説:

これもまた、自分のクセです。

私は比較的文章を書くのが好きなので、あれもこれもと修飾語を多くしてしまいがちでした。

しかし再現答案を見ると思いのほか端的に、個人的には素っ気ないと感じるくらい簡潔に説明している答案が多かった。

そこで、「書かなくても分かることは書かない」というルールをつくりました

 

 

【第2問】

・メインターゲットについて、

必要以上に狭めていないか? 逆に曖昧すぎないか? 点検する

解説:

おそらく、必要以上に狭めてしまったのだと思います。

ここでのポイントは、自分がやらかした失敗について、「逆に振れるとどんなことがある?」と考えたことです。

この両極端を想定することで、「いい塩梅」に解答をおさめられる可能性が高まります。

「なんか自分、こういう失敗もしそうだな」と思ったら、未事故でも書き出して、対策を立ててしまう方が効率的です。

 

 

 

【第3問】

・「英語で対応可」は、分かっていたのに回答に入れられなかった(問2で入れるか問3で入れるか迷ってしまった)

→強みを整理したら、それぞれに合った使い方、効果的な使い方を考える

解説

なんというか、悔しさがにじむ一文ですね。「分かっていたのに入れられなかった」。

そこで、「強みをどう使えば、より効果的なプロモーションになるか」という思考プロセスを取り入れることにしています。

おそらく、「こういう強みは、こう生かすと良い」みたいな細かいメソッドもあると思うのですが、そこまでマニュアル化する余裕もないため、ケースバイケースで考えることにしました。

 

 

【第4問】

・施策の提案問題

→誰に何をして、どんな効果を狙う を整理して書く

解説

いわずとしれた「だなどこ」フレームワークですが、初見ではフレームワークのすばらしさに気付いていません。

先般の「オウム返し」と同じで、聞いたことあるけどベタだなぁと思って使わなかった→結果、解答のピントがブレブレ という現象がここでも起きています。

フレームワークは、まずは素直に使いましょう。

 

 

 

平成30年度 事例Ⅲ 振り返り

※プラスチック射出成型加工の、C社の事例です。

(在庫のグラフやマン・マシン・チャートが出てきた年です。)

 

【全体】

・事例Ⅲは生産レベルで解決すべき問題を、もれなくダブりなく解答に落とし込む

解説:

すみません、先に言っておくと、私の本業が金型屋ということもあり、事例Ⅲについては言及少なめです。

これは、特に「書き漏れがないか」を注意喚起するメモですね。

C社の困りごとに対して、ちゃんと全部対策を示せているか? をチェックしましょう。

 

 

【第2問・第3問】

・図の読み取りは、図だけで答えない!

→与件文の対応箇所も確認して解答の要素を拾う

→「これは何の図か?」を具体的に、正確に把握する

→グラフは「タイトル」と「縦軸/横軸」をおさえる!

解説:

図だけで答えたんでしょうね。図にかじりついて。

これは他の事例でも言えることだ、事例Ⅱの顧客のグラフや事例Ⅳの財務諸表も、与件文の対応箇所を意識するのだ、と気付いた時は、「ユリイカ!!」ってなりました。

すぐに二次試験では基本中の基本と知り、やるせない気持ちになりました。

 

 

【第5問】

・2つ制約条件が与えられたら、まずはその2つを掛け算で使えないか考える。Aは~、Bは~よりまとまりがあり、具体的な解答になる。

解説

突然高度なことを言い出しました。難しいですね、これ。

ただ、制約条件が出てきたら「何に誘導しようとしているのか」を考えることは大事だと思います。

2つ条件があるのなら、1つだけでは誘導しきれないということでしょうから、「Aの条件だけだとこの範囲だよな。でもBも合わさるとこれに決まるな」という考え方は役に立つと思います。

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

同じ問題を解いても「できたところ、できなかったところ」は人それぞれです。

大切なのは、課題を明確にして、「解決策を考えよう」と明文化することだと思います。

 

ちなみに方法でいうと、自分のクセや、間違いやすい箇所に気付くためには、他者との比較や他者からのフィードバックが有効です。

一方、「なんでそんなクセがあるのか?」「どうしたら、自分はこのクセを治せるのか?」は、人の意見を聞いても良いですが、最終的には自分で考えるしかありません。

そのあたりも意識して使い分けると、よりメリハリある勉強ができると思います。

 

 

 

 

なお、平成30年度については10代目なおさんのまとめ記事があります!!

10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント!:平成30年度事例Ⅰ

10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント!:平成30年度事例Ⅱ

10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント!:平成30年度事例Ⅲ

 

そして、平成29年度については、この企画の元祖・9代目だいまつのまとめ記事もあります!!

【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅰ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅱ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅲ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

 

どちらも道場読者の必修記事と考えております! ぜひご覧下さい!!

 

ではでは、引き続き一緒に勉強がんばりましょう~^^

 

 


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<よろず相談会のお知らせ>

日時:2020年8月29日(土)23:00~25:00

場所:オンライン (zoom)

・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス」と「よろず相談会」
(相談会は6~7名/班を20~30分毎に入替形式)

人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力

・参加確認:8月22日(土)までにEメール連絡
(※抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

           

twitterもよろしくお願いします。

 

おはこんばんにちは。岩塩です。いつも道場にお立ち寄りいただきありがとうございます!

お盆休みも後半ですね。1次試験で力を出し尽くした、2次試験学習のスタートダッシュで疲れてしまった、など一休みしている方もいらっしゃるかと思います。疲れたらお休みも大事ですよー!リフレッシュ&頭をすっきりさせてまた進めていきましょう。

 

さて本日は、復習の作業手順を紹介します。下記のような方におすすめです。

過去問に取り組んでみたものの、
解答が全然書けずに途方に暮れている方

※1年前の岩塩です

 

こんな方は、まずは模範解答を研究&真似してみてはいかがでしょうか?

守破離の記事でも書きましたが、私は2次試験学習当初は解答が全然書けなかったため、模範解答をとことん真似る作戦で、問題文や模範解答の写経を行っていました。この写経ですが、ただ書き写して安心していたわけではありません。写経+αで模範解答を分析してみると、習得が捗ります。その手順を紹介します。

 


 

模範解答から解答技術を真似る手順

模範解答は主に以下のような内容で構成されています。

  ①与件文からの引用
  ②汎用表現
  ③知識(&一般論)

①は与件文に書かれている内容です。適切な表現を抜き出して解答に盛り込みます。②は2次試験の解答でよく使われる汎用表現です。これを解答パターンとして自分の中に蓄積し、適切に使えるようにします。③解答に必要となる知識です。1次知識の知識を2次試験向けに再整理し頭に入れておくことで、適切に使えるようにします。

(「適切」とたくさん書きましたが、最後のおまけで触れますね)

これらを習得していくことで、「何も書けない・・」という状況からは徐々に脱却できると思います。そこで、復習では以下のの作業を行います。

(1)与件文から適切な引用ができたかを確認する
(2)汎用表現を記録する (⇒覚える)
(3)知識を記録する (⇒覚える)
(4)全体感(ルール)を確認し記録する (⇒覚える)

 

では例で書いてみます。

【H30 事例Ⅰ 第1問】
研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか?その理由を、競争戦略の観点から100字以内で答えよ。
<模範解答>
理由は、規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少なく、独自製品の開発に集中して差別化することで競争優位に立つことができると考えたため。研究開発により製品領域を拡大するA社の強みを活かすことができる。

(スタディングより引用)

模範解答を、下記のように塗り分けてみます。

与件文からの引用
汎用表現
知識(&一般論)

理由は、規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少なく独自製品の開発に集中して差別化することで競争優位に立つことができると考えたため。研究開発により製品領域を拡大するA社の強みを活かすことができる。

 

(1)与件文から適切な箇所を引用できたかを確認する

①は与件文にある下記の表現を言い換えたものです。

・A社は(中略)研究開発中心の企業である。
・残りの4割を、同社が受託し独自で開発している(中略)など、多様で幅広い製品が占めている。
・自社技術を応用した様々な新製品開発にチャレンジせざるを得ない状況に追い込まれた。⇒(言い換え)⇒「独自製品の開発」「研究開発により製品領域を拡大

与件文の読み込みの際に、模範解答と同じ部分に着目できていたかどうかを確認します。

 

(2)汎用表現を記録する

下記のような、「使えそうな表現」を記録しておきます。

  • ○○に集中する
  • 差別化する
  • 競争優位に立つ
  • 強みを活かす

どれが「使えそうな表現」なんだ?と思われるかもしれませんが、このような表現はよく登場たり、同じような論点が問われたりするため、事例を解くうちに感度が高まると思います。ご自身の経験を通して感度を高めていってください。私は過去問を数年分解いた後に、模範解答をまとめてタテ読みしてチェックしました。

 

(3)必要な知識を記録する

③は知識(&一般論)です。
規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少ない

頭に入っていない内容があれば、知識リストとして記録しておきます。

 

(4)全体感(ルール)を確認し記録する

最後に全体感を見ます。模範解答から、下記のようなルールを掴み、他の事例でも応用できるようにします。

<例>

・経営資源を集中したほうがいいんだな~
[対策] 与件文を読むときに、経営資源の分散にも注意しよう

・強みを活かして差別化する(⇒競争優位に立つ)ことが大事なんだな~
[対策] 強みとしては、他社と差別化できる経営資源を抽出しよう

以上のように模範解答の方向性を捉えることで、与件文で着目すべきポイントや、中小企業診断士としての解答の仕方が身についてくると思います。

 

以上で記録したことを何度も見返し、表現や解答の方向性を自分のものとして使えるようにしていきます。私はエクセルにまとめて、移動時間などに随時眺めていました。

 


 

複数の模範解答を比較する

複数の模範解答を比較することで、多面性を高めます。私はスタディングとふぞろいの模範解答を比較していました。比較する際のポイントは以下です。

<解答比較のポイント>

複数の模範解答で使われる表現は、みんなが書く解答要素と認識する
⇒この方向性で解答できるように、自分の思考回路を補正する

新たに出てきた表現は、ひとまず記録に追加する

 

先ほどのスタディングの模範解答をふぞろいと比較してみると・・・

(a) スタディング
理由は、規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少なく、独自製品の開発に集中して差別化することで競争優位に立つことができると考えたため。研究開発により製品領域を拡大するA社の強みを生かすことができる。
(スタディングより引用)
(b) ふぞろい
理由は、①ニッチ市場に経営資源を集中し、センサー技術を強みとした差別化集中戦略をとることで、他社との競合を回避し競争優位を築くため、②主力取引先への依存を避け、環境変化のリスクを分散するためである。

(ふぞろいな合格答案12より引用)

 

以上を比較してみると、下記の内容についてはいずれの解答にも盛り込まれており、みんなが書く解答要素(=目指すべき方向性)と捉えます。

  • 経営資源を集中する
  • 強みを活かす
  • 差別化する
  • 競争優位に立つ

 

一方、下記の部分は異なっています。

  • (b)では、主力取引先への依存に言及している
  • 強みについて、(a)では「研究開発」としているが、(b)では「センサー技術」と限定している
  • 競争環境について、(a)では「大手企業」としているが、(b)では「他社」としている

1つ目の内容は、記録に追加しておきます。

・主力取引先への依存するのはリスクが高い。
取引先依存度にも注意して与件文を読む

2つ目と3つ目の内容については、方向性は同様で、抽象⇔具体の違いです。「与件文の内容によって抽象度を調整する」と考えておきます。

以上のように模範解答を比較することで、多面性を高められると思います。ふぞろいを使っている方は、再現答案の後にある会話の部分に解答要素のポイントが書かれているので、ここから抜粋してメモに加えることをお勧めします。

 


 

まとめ

本日は模範解答をとことん真似る手順について書かせていただきました。

最初からある程度の記述ができる人もいれば、全く書けない方もいらっしゃると思います。現時点で解答が全然書けないのは、先入観がない点でむしろメリットと前向きに捉えることもできます。模範解答を真似ていくことで、「中小企業診断士として」正解となる解答の仕方を吸収していってください。

 


 

おまけ(大事)

本日の記事は、主に「解答要素や知識のストックを増やす」ことを重視しています。合格レベルに持っていくためには、加えて、与件文から離れずロジックが適切で読みやすい文章構成の解答文に仕上げる必要があります。つまり、覚えたことを適切に使うことです。

この内容については、メンバーが様々な視点から記事を書いていますので、未読の方はぜひご覧ください。

【診断士2次試験】出題形式や採点基準の傾向を考察する(byぴ。)
ぴ。「特に思い当たるフシがあったのは、「キーワードの詰め込みで、与件が使えていない」こと。

診断士1次/2次試験の潮流・俯瞰・設問「3つの目」(byべりー)
べりー「2次試験対策は「キーワード詰め込み」「過去ノウハウ等の機械的・断片的知識に頼る」といったテクニックに走ってしまうと合格が遠ざかる傾向にあります。

×答え合わせ ○考え方合わせ(byカワサン)
カワサン「過去問や参考書に染まったキーワードを並べて書こうとする→与件や制約からズレたイマイチ答案

 

「キーワードやパターンを覚えるのはダメなの?」と心配になる方がいるかもしれませんが、そうではありません。手持ちのキーワードやパターンが全くなければ、「何も書けない」という状況が続いてしまいます。大事なのは、覚えたものを杓子定規に手当たり次第繰り出すのではなく、与件文に合わせて適切に使うこと。

キーワードやパターンを覚える
↓↓↓
キーワードやパターンを適切に使う
(または使わない)

逆説的ではありますが、ポイントは「覚えるけど、覚えたことに執着せず、柔軟性を持つ」ことなんですね。

 

「何を書くか?」より「どう書くか?」(byおべんと君)
おべんと君「文章構成をパターン化しつつ、柔軟性を維持

 

ゲームなら、魔法はとりあえず色々覚えておいて、敵の属性に合った魔法を使えばいいですよね。(すみません、あまりゲームは詳しくないのですが例えてみました・・) たくさん覚えておけば選択肢は増えます。あとは敵の属性をしっかり読み解いて適切に対応すること。

独自性の高い解答は求められていないので、お手本を真似ていけばできるようになっていきます。まだまだ時間はありますので、引き続きがんばってください!

 


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カワサンです。

今日は独学の方以外にも当てはまる「考え方合わせ」の話です。

その前に…

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0.告知するわよ

皆さん、梅雨も明けて夏真っ盛りです!

田畑に映える青空、木々からけたたましく鳴り響くセミ、モクモク天に伸びる入道雲を眺めながら「あちい…今日も夕立かな~」と思いながら過ごす季節がやってきました。

そんな中!道場オンライン夏セミナー(オン夏!)の参加者から好評だった「相談会」

 

ななななななあqwせdrftgyふじこlp;@:…んと

 

追 加 開 催 決 定 !

 

ただし、

 

土曜日の深夜!

・2次筆記試験・今年受験の独学者対象!

少人数開催!(※応募多数の場合は抽選と致します)

 

名付けて「土曜だから夜ふかし

※2丁目のデラックスな方や、∞な彼は出てきません

勉強にお休みも週末もありませんが、平日よりは多くの方が参加しやすそうな、週末の深夜帯に開催します。

 

毎日の勉強、お盆を挟んでちょっと気が緩みそうな気がしませんか?
(機械も人間も同じで、休んだ後にいきなりトップギア入れたらぶっ壊れます)

1次試験終了から約1か月「うまくいかねえ!分からねえ!」葛藤の日々…

様々なセミナーや相談会、参加したかったけどできなかった…不安だ。

そんな試験勉強に「喝?」と「癒し??」を送る土曜の深夜

「よろず相談会」で悩みや不安を共有+解消しちゃいましょう!!

■ 土曜日だから夜ふかし 開催概要

・日時:8月29日(土)23:00~25:00

・場所:オンライン(Zoom)

・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス(約20分)」と「よろず相談会」
※深夜帯なのでガチなセミナーではありません
※相談会の形式:6~7名/班を20~30分毎に入替する形式

・人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力後、送信(←申し込みフォームへジャンプします)

・参加確認:8月22日(土)にEメール連絡(抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

孤独に黙々と、来る日に向けて「独学」で合格を目指す全国のアナタに届けたい。

日中のセミナーが時間で都合がつかなかった方、お待ちしています!

セミナー参加できずにちょっと寂しい思いの方、お待ちしています!

 

なお、今回は独学者の方限定としていますが、2次筆記試験受験予定の全員を対象にした企画を9月に開催予定(近日情報解禁)ですので、こうご期待!!!

 

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1.「答え合わせ」ではなく「考え方合わせ」

ここから、今日の本題。

前回の私の投稿に続いて独学シリーズ。
と言っても、今回は独学以外の方にも参考になる部分があると思います。

①徹底的に情報収集し、活用する参考書やWebサイト(=先達)を複数選ぶ ←前回説明済

②複数の模範解答・再現答案と自分の答案を徹底的に比較分析 ←今回説明

③日本語の表現や言葉づかいに徹底的にこだわる ←次回説明

2次筆記試験は「解答が無い」だけに暗中模索な日々の方も多いかと。
特に模範解答と自分の答案とを「答え合わせ」する時に悶々としていないでしょうか。
その中で、ここ最近の道場メンバーが繰り返すのは「考え方」に関する示唆

問題を解いた後、大切にして頂きたいのが自分の答案と模範回答との「考え方合わせ」です。

 

(1)2次筆記試験は能動的な思考が必要

1次試験は「得られた知識から選ぶ」点で受動的です。

「夜ご飯はラーメン、うどん、そば…どれにする?」というのと同じです。
↑のように言われたら、3つから選びますよね。パスタにしたくても選択肢がありません。

 

一方で2次筆記試験は「得られた知識で判断し、書く」という点で能動的です。

「夜ご飯は…麺類の中で何にする?」というのと同じです。
条件に合致していれば良くて「汁なし担々麺」と言っても「ナポリタン」と言ってもいいのです。

一方で、今、仮にあなたが「かつ丼」とか「唐揚げ」と言ったらどうでしょうか。

 

これは答えになっていませんよね。「麺類の中で」という制約条件を無視しています
ポイントはこの後です。

 

「あー答え違った。そうか、そばとかうどんだな」と思うだけでは、まだまだです。

ここで「麺類の中で」を読み落とした、というコトに気付けたら、まあまあ

「なぜ『麺類の中で』を私は読み落としたのか」まで掘り下げられたら、OKです。

 

模範解答と自分の答案に重なる点が無い場合は、自分の答案と模範解答とを「なぜその答案に至ったのか」という観点で比較するコトが大切です。

ただ日本語の因果やキーワードだけで「合ってなかった、こういう模範解答を書けばいいのか」と写経しておしまい、ではいけません

なぜか。

1次試験みたいに過去問と似たような文章は出てこないし、同じキーワードを書いて得点できる可能性なんて極めて低いからなんです。一定程度暗記で乗り切れた1次試験とは大きく違います。
(だから「ふぞろい」は「キーワード採点」という言葉を使って自らその良し悪しを本の最初に説明している…手元にある方は冒頭10ページ程度読んでみて下さい)

一方で「どう考えてその答えに至ったのか」(おべんと君のいう「どう書くか」)には共通項が多い

そこを極めていくしかないのです。つまり、

・過去問や参考書に染まったキーワードを並べて書こうとする→与件や制約からズレたイマイチ答案

・文章になっていなくても、答案作成(=その答案に至るまでの考え方)のプロセスが模範解答に近い→回数を重ねれば伸びるし、当日の初見問題への対応力もついてくる

 

(2)模範解答は「解説」を熟読すべき

「なぜ、自分はそう考えたのか」を掘り下げていく

「なぜ、模範解答はこのような記述になっているのか」を掘り下げていく

この2点を行うためには、模範解答の解説をしっかり読みます

なぜか。

1次試験と明らかに違うのは「正誤判定」だけで終わりじゃないからです。

いま時点で「模範解答を見てパッとしないな~なぜこの答えになるのかな?」と思っている方は、この点を強く意識してください。正誤判定で終わりにしない。

問題集や過去問で間違えたのなら、
本番で間違えずに済んだ、今気付けたと思って徹底的に分析して潰し込みましょう。

■オススメ手順

①模範解答から「なぜこのキーワードになるのか」「論理構成はなぜこれが望ましいのか」を、解説文を読んで理解。与件文と設問に記載されている内容も併せて確認。

②自分が答案を作ったプロセスを確認(メモ書きや解答骨子をもとに、どう考えたかを振り返る)

③ ①と②を比較して「合っていた考え方」「ズレていた考え方」「そもそも知識で抜けているポイント」を確認し、次回以降軌道修正すべきコト、覚えるコトを書きだす

ちなみに、独学の方に特にオススメされている勉強会、これがなぜオススメなのかというと、上記③を討論にてフィードバックしてもらえるからです。しかも、抜け漏れが少ない形で。

模範解答は一方的なので自分で咀嚼する必要がありますが、勉強会は自分のために周囲が咀嚼してくれるので、できなかったポイントを分かりやすく把握できます。

 

(3)ご参考:自分が答案を作ったプロセス

解いているときは夢中なので、いちいち「こう考えました」なんて残したら面倒です。

なので、私は↓のように過去問を解く時のノートを作っていました。

↓平成28年度・事例Ⅰを解いたときのノート

ワードで答案作成する方も居ると伺いましたが、私の場合は手書きを徹底しました。

試験本番を想定して手で書く練習しておくべき(1日中鉛筆で何か書き続けるのは、体力消耗しますよ)と思ったからです。

私の過去問ノートのこだわり

「ドット入り罫線」の大学ノートを使用(東大合格生愛用との触れ込みに惹かれ…)

②見開き1ページ 左半分:答案/右半分:答案骨子・ポイントのメモ作成←「考え方合わせ」の際にメモから答案作成プロセスの「合っていた」「ズレていた」「そもそも抜けていた知識」をチェック

③問題文はコンビニでコピー、線引いたりメモ書いたりして使い捨て

文字数の感覚を養うため、回答のマス目作成~答案作成は毎回手書きでやっていました。

また、試験本番で記述するマス目は思いのほか小さかったので、大学ノートの罫線幅で文字で書いたのは結果的に良かったと思っています。

人に見せる文字を書くので、丁寧に書かねばなりません。

しかし手書きで文字が小さいと、字がつぶれて読みにくくなりがちです。
ペン習字でもやっていれば問題ないでしょうが、今からユー○ャンに申し込むには時間が…

日ごろから手書きで何かやっている方も少ないはずなんで、練習したほうがイイです。
思いのほか、手首が疲れますよ!

 

今日のまとめ

・自分の答案と模範解答、それぞれが「なぜそのように書いたのか」を比較し、自分ができたこと、できなかったことを明確にする

・模範解答は答案ではなく解説をしっかり読む

・今間違えたことは「本番にミスせずに済んだ」と思ってしっかり振り返る

 

3.おまけ:私の使っていた過去問集

私は事例Ⅰ~Ⅲについては過去問のみで対策を行いましたが、その際に以下の書籍を活用しました。


同友館:2次試験過去問題集(amazon)

個人的には使ってよかったと思っています。
なぜか…

執筆陣がLEC、KEC、MMC、AAS、クレアール等といった(受験生時代はよく知らなかったんですが)2次筆記試験では名が知れた予備校の講師陣なんです。

ということは、予備校の解説を部分的に教わっているようなものなんです。

前回も書きましたが、独学はノウハウを自分で積み上げるがゆえ、遠回りになりがちです。

一方、2次筆記試験で頼るべき(というか、そこしか拠り所が無い)経験則やノウハウは、予備校がいっぱい持っています
(一発合格道場も10年のノウハウや経験則が蓄積されています)

私はこの1冊と「ふぞろい」を併用し、たまに「全知識」「全ノウハウ」をめくりながら事例Ⅰ~Ⅲの対策を仕上げていきました。(参考:合格体験記

1次試験と違って、2次筆記試験は予備校によって解答速報の要旨も異なります。
ですから、複数の参考書や模範解答から多面的な意見や考えを持ち寄り、それらの共通項から「結局自分の考え方は良かったんだろうか、ズレや抜けは無いか」と振り返る事が大切です。

特に、過去問の事例ごとに「今後の学習ポイント」が記載されている点は特に活用しました。

2次筆記対策の参考書の中でも、一番マーカーで線を引いていたのはこの本の「今後の学習ポイント」でした。

「こういう視点でちゃんと考えろよ」「ここの知識おろそかにするなよ」というコトが簡潔に書かれているので、反省にはもってこいだったのです。

過去問は無料でもゲットできますが、解説付きの参考書を買うのが個人的にはオススメです。

 

では、また!

 


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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

あのアツい一次試験から約一か月、学習は順調に進んでらっしゃいますでしょうか
「順調」だとお感じの方には、本日の記事は不要なので、そっと閉じてください。(そっとね…笑)
いまいち手応えがないな…」という方には、少しはヒントになる部分があるかもしれません。

さて、一次試験から受験されてストレート生の方は、設問文の選択肢に関する正誤判定に磨きをかけてきた「一次脳」を作ってこられたと思います。
あんまり良いネーミングではないかもしれません…ごめんなさい)。

二次試験で活用すべき知識は一次試験の範囲のうち、相当限定されています
なので、「一次試験に合格したんだし、復習の必要なんかないよ」というご意見もよく聞きます。
でも、二次試験の過去問題を解いてみて「全く別物の試験だから」だと感じる部分があるなら、「全知識」「全ノウハウ」の出番です。

私はご縁があって2020年版の「全知識」「全ノウハウ」の執筆に関わりました
今回は、道場メンバーに聞いた赤裸々な使用体験記(2919年版)や4人の執筆者オススメの使い方、注意点(2020年版)をご紹介しながら、先日のオンライン夏セミナーにて際中・事後にご質問いただいた「全知識」「全ノウハウ」を上手く活用する方法を一緒に探り、「手がかり」をご提供できればと思っています。
※執筆者が書くと「プロモーション」っぽくなってしまいます(笑)が、注意点も併記しますのでご容赦ください

2次試験合格者の頭の中にあった全知識 (2020年版)」(以下、「全知」)
2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ (2020年版) 」(以下、「全ノウ」)
2020年版 事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ」(以下、「事例Ⅳ全知全ノウ」)

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

「全知識」「全ノウハウ」の活用方法を知りたい方

各書籍の内容

「全知」「全ノウ」シリーズは、「ふぞろい」シリーズと異なり、派生書籍は少ないです。
本日初めてこの書籍を知った方に向けて、それぞれの違いを最初にお知らせしておきます。
なお、「ふぞろい」シリーズの差異については、以下の過去記事が詳しいです。
(参照:10代目かわとも「よくわかる!ふぞろい書籍一覧表」)

「全知」「全ノウ」
事例Ⅰ~Ⅳを網羅し、口述試験までカバーしています。
全知識では、事例ごとのパターンや切り口(着眼点)をご紹介しつつ、関連する一次知識をご紹介しています。
全ノウハウでは、二次試験に共通のノウハウの他、直近二か年分の事例分析を掲載しています。

「事例Ⅳ全知全ノウ」
事例Ⅳ対策に特化した一冊です。
論点ごとに知識・ノウハウをまとめており、過去問を演習問題としている点が特徴です。
また、「事例Ⅳ全知全ノウ」はあえて前年度の事例は扱っていません
その理由は、前年度事例は「80分通した演習に使うべき(本書のように反復練習する対象とするべきでない)という考え」に基づいています。

各書籍の目次をご紹介します(事例ごと重複する部分は一部省略しています)。
ピンとくるようでしたら、次項(「活用方法」)もご確認の上で、ぜひご活用ください。

2次試験合格者の頭の中にあった全知識

第1章 事例別対策【事例Ⅰ】
■事例Ⅰの概要
Ⅰ 代表的SWOT項目
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.事例Ⅰの基本的な考え方
2.大枠戦略検討
3.リーダーシップとマネジメント
4.組織形態(組織デザイン)
5.組織の成立と存続要件
6.組織風土・組織文化
7.組織のライフサイクル
8.モチベーションアップ
9.能力開発
10.インターナルマーケティング
11.評価
12.報酬
13.キャリアコース
14.非正規社員の活用
15.採用・退職
16.同族会社,非同族会社
17.事業承継
18.M&A(合併と買収)
19.アウトソーシング
20.ダイバーシティ・マネジメント
21.業務の定型化
22.IT活用
Ⅳ 使える解法テクニック
Ⅴ 知っておきたい考え方のトレンド
第2章 事例別対策【事例Ⅱ】
■事例Ⅱの概要
Ⅰ 代表的SWOT項目
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.大枠戦略検討
2.競争戦略
3.市場細分化(標的市場の選定)
4.PPM
5.Product① 品揃え拡充
6.Product② 共同開発
7.Product③ カニバリゼーション
8.Product④ サービス財
9.Place① 直販
10.Place② OEM
11.Place③ 主要顧客依存
12.Place④ 企業間連携(事業連携)
13.Place⑤ 外注(アウトソーシング)
14.Price① 価格設定
15.Price② ロスリーダー政策
16.Price③ メニュー選択式価格設定
17.Price④ プライスライニング政策
18.Promotion① パブリシティ(プル戦略1)
19.Promotion② 口コミ(プル戦略2)
20.Promotion③ ホームページ,BBS,SNSなど
21.Promotion④ 人的販売
22.Promotion⑤ 具体的なPromotion案
23.ブランド
24.IT
25.店舗販売
26.インストアマーチャンダイジング(ISM)
27.POSシステム
28.商店街
29.合併・買収
30.地域資源の活用
31.リスクマネジメント:危機管理
32.4C
Ⅳ 使える解法テクニック
Ⅴ 知っておきたい考え方のトレンド
第3章 事例別対策【事例Ⅲ】
■事例Ⅲの概要
Ⅰ 代表的SWOT項目
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.生産計画はどうあるべきか
2.生産方式
3.管理方式
4.PQ分析
5.コミュニケーション
6.Q(品質)
7.C(コスト)
8.D(納期)
9.IT活用
10.営業と工場の役割分担
11.製造現場のチェックポイント
12.工場設置のSLP
13.IE
14.設備保全
15.製品開発
16.アウトソーシング
17.販売に関する事項
18.出荷・配送
19.CAD/CAM
20.コンカレントエンジニアリング
21.技術継承
22.工作機械
23.海外進出
Ⅳ 使える解法テクニック
Ⅴ 知っておきたい考え方のトレンド
第4章 事例別対策【事例Ⅳ】
■事例Ⅳの概要
Ⅰ 出題のポイント
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.B/S,P/L分析
2.CF計算書の作成と基本分析
3.投資(プロジェクト)の評価とリスクの計算
4.損益分岐点分析(セールスミックス)
5.企業価値と株価
6.原価計算
7.連結会計
8.他の科目の関連知識
9.場合分け問題
10.デリバティブ(金融派生商品)
11.その他
Ⅳ 使える解法テクニック

2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ

第1部 2次試験のノウハウ(基本パート)
Ⅰ 2次試験における5つの基本的心構え
Ⅱ 2次試験全体の重要な切り口
Ⅲ 2次試験全体のノウハウ
1.設問文の読み方
2.与件文(事例文)の読み方
3.注意すべき与件文のポイント
4.解答の構築ポイント
5.解答の書き方
6.80分間のタイムマネジメント(基本例)
7.試験会場での緊張対策
8.ツールの活用法
9.戦略的に得点を確保する
10.学習上、必ず行うべきこと
11.解答における考え方のトレンド(全体)
Ⅳ 設問のタイプ別対応パターン
Ⅴ 2次試験事例別のノウハウ
第2部 本試験問題でのノウハウ活用例
第1章 令和元年度2次筆記試験考察
Ⅰ ノウハウ活用例―事例Ⅰ
1.設問分析
2.与件分析とSWOT分析
3.各問題の分析と活用できるノウハウ
Ⅱ ノウハウ活用例―事例Ⅱ
Ⅲ ノウハウ活用例―事例Ⅲ
Ⅳ ノウハウ活用例―事例Ⅳ
1.大枠戦略の検討
2.実際の与件文チェック
3.各問題の分析と活用できるノウハウ
第2章 平成30年度2次筆記試験考察
Ⅰ ノウハウ活用例―事例Ⅰ
1.設問分析
2.与件分析とSWOT分析
3.各問題の分析と活用できるノウハウ
Ⅱ ノウハウ活用例―事例Ⅱ
Ⅲ ノウハウ活用例―事例Ⅲ
Ⅳ ノウハウ活用例―事例Ⅳ
第3部 2次試験のノウハウ(詳細パート)
第1章 2次筆記試験対策
Ⅰ 与件文を読むときに注意しておきたいフレーズ集
1.LEVEL1 「  」で括られた言葉
2.LEVEL2 繰り返される類似表現
3.LEVEL3 強調表現(強調語・数字・接続詞)、欄外注記、別表
4.LEVEL4 顧客ニーズ、伸ばすべき強み、解決すべき課題や問題点、環境変化により求められている要求
5.LEVEL5 ニュアンスを読み取る
6.<補足>与件文と財務諸表の両方から内容を検討する
Ⅱ 解答を記述する際に活用できるフレーズ集
1.文字数の調整に活用できるフレーズ集
2.事例Ⅰ(組織・人事)に活用できるフレーズ集
3.事例Ⅱ(マーケティング・流通)に活用できるフレーズ集
4.事例Ⅲ(生産・技術)に活用できるフレーズ集
5.事例Ⅳ(財務・会計)に活用できるフレーズ集
Ⅲ 合格者が実践していた苦手克服法
Ⅳ 診断士2次試験の『よくある疑問』に答えます!
1.解答プロセス編
2.勉強方法編
3.その他
Ⅴ ファイナルペーパーを作ろう!
1.ファイナルペーバーについて
2.ファイナルペーパーの例
Ⅵ 合格者の成長グラフ
第2章 事例別最頻出テーマと令和2年度予測
Ⅰ 過去問題分析表
Ⅱ 事例Ⅰ(組織・人事)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
1.最頻出テーマ
2.令和2年度傾向予測
Ⅲ 事例Ⅱ(マーケティング・流通)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
Ⅳ 事例Ⅲ(生産・技術)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
Ⅴ 事例Ⅳ(財務・会計)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
第3章 2次口述試験対策
Ⅰ 口述試験の考え方
Ⅱ 口述試験ノウハウ
1.試験の概要
2.実際の質問内容
3.基本的対策

2020年版 事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ

序章 本書の使い方
第1章 経営分析
Ⅰ 経営分析の知識・ノウハウ
Ⅱ 経営分析の過去問
第2章 損益分岐点分析(CVP)
Ⅰ 損益分岐点分析(CVP)の知識・ノウハウ
Ⅱ 損益分岐点分析(CVP)の過去問
第3章 意思決定会計
Ⅰ 意思決定会計の知識・ノウハウ
Ⅱ 意思決定会計の過去問
第4章 セグメント別会計
Ⅰ セグメント別会計の知識・ノウハウ
Ⅱ セグメント別会計の過去問
第5章 キャッシュフロー分析
Ⅰ キャッシュフロー分析の知識・ノウハウ
Ⅱ キャッシュフロー分析の過去問
第6章 その他計算問題
Ⅰ その他計算問題の知識・ノウハウ
Ⅱ その他計算問題の過去問

あなたにあった活用方法は?

それでは、道場メンバーに聞いた赤裸々な使用体験記(2919年版)や4人の執筆者オススメの使い方、注意点(2020年版)をご紹介していきます。

2次試験合格者の頭の中にあった全知識

【道場メンバーの使用体験記】
●一次試験後の二次の情報収集の際に、1回読んで、必要となる知識をざっくり掴んだ。(その後は過去問等の学習に専念)二次試験の一週間前に再度読み、取りこぼしの知識がないかを確認した。全知識の上手な活用方法がわからなかった。(お守りのような感じだったかも・・・)(岩塩
●二次試験で使う知識の補足。二次試験知識インプットはTBCが軸。ある程度二次試験の学習が進んだ後に、補足復習用として知識、論点、ノウハウに抜け漏れないかの確認に使った。(3ch
●一次知識の確認知識解答にならないようにするため、サラッと確認する程度にして、読み込まないようにした。(ぴ。
●一次試験の知識の振り返り。(カワサン

【執筆者 オススメの使い方】
・二次試験で求められる「知識の応用」のためには、これまで学んできた「点」を「線」や「面」で結びつける必要があります。
・そして、設問文を読んだとき、サッと頭の引き出しから出せる「瞬発力」も大事です。
フレームワーク(切り口)を自在に使いこなす「二次脳」への切り替えが必要だと感じる方に、ぜひ手に取っていただきたいと思います。
・各知識のレベル感を知っていただくのにも使えます。ご職業の中で精通している分野があると、稚拙に見える部分も正直あると思います。「ちょっとこれはどうかな…」と思う部分、私も事例Ⅳでちょこちょこあって、執筆者としてある程度削ったり、修正をかけたりしたのですけど、はたと思ったのは、「二次試験対策としてそんな精緻に知っておく必要ある?」ということでした。本試験でも、ご自身の経験に拘りすぎると黄色信号が点灯します。
・本書で記載されている知識のレベルが「適温」で、それ以上に詳しい内容は「不要」の可能性が高いです。一度通読したら、その後は辞書的な位置づけで使うのが良いと思います。
※とはいえ、ちょっと時代錯誤/的外れの部分も残ってしまっているようです。
それを見直すために前年度の合格者が執筆に参加しているので、私たち執筆者にとっては反省点ですね…スイマセン。

【注意点】
前年度版を持っているなら、改訂部分が限られるので、あらためて買う必要はありません
・過去問に基づいて網羅的に記載されていますので、丸暗記するような使い方は、二次試験が択一問題ではない以上、あまり意味がありません
ぴ。が指摘しているように、二次試験は「知識解答」が求められているわけではありません。詳細に読み込むより、どんな切り口があるのか、どういう観点を持って二次試験にあたればいいのかを探ってみてください。
・事例Ⅳについては基本的な内容にしか触れていません。対策は「事例Ⅳ全知全ノウ」が鉄板です。早めに読みつぶしましょう

2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ

【道場メンバーの使用体験記】
回答パターン、切り口の習得。(3ch
合格者がどんなことを大切にして問題を解いたかを参考にした。通読せず必要に応じて開く、箸休めに体験記を読むあくまでアウトプットの参考にする。(カワサン

【執筆者 オススメの使い方】
・掲載している思考プロセスは、執筆者(合格者n=1)のノウハウではありますが、切り口や戦略/戦術レベルを意識しつつ、出来る限り標準的なものに寄せるよう工夫しています。ぜひ思考プロセスのトレースにお使いください。道場が日頃提唱している“パクってカスタマイズ”です。
「全知識」の関連部分とリンクさせているので、ピンとこなければ、「全知識」の該当箇所を読んでみるのがオススメです。
・(ちょっと気が早いようですが)筆記試験合格後、口述試験に関する情報は主にネット上で収集することになります。本書は口述試験についても言及している、数少ない参考書ですので、ぜひご参照ください。

【注意点】
・二か年分の事例が掲載されているので、二年続けて本書をお求めになると、一か年分がかぶってしまいます
・各事例の解答内容は執筆者・監修者の一見解に過ぎません多数の再現答案に触れられる「ふぞろい」との併用をオススメします。

2020年版 事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ

【道場メンバーの使用体験記】
確実に解答できるまで、間違えた問題は繰り返し解いた解答に納得できない問題があったので他の解説も見ていた。残存価額を入れるかとか、解説によって解答が異なる場合があった。(岩塩
計算問題の繰り返し、解法理解。初期段階から利用し、最終的に3、4周回した。(3ch
3回解いた。解答プロセスの確認に使った。「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」を併用。両者の解答が違う時があったので、相互確認。(さとまる
●読んだら予備校で教わる作法や知識を教えてくれる書籍だったので「事例ⅣはMMCと心中しよう」と決めてからは封印した(予備校は双方向で質問できるので)。(べりー
●「30日完成!」を解いた後、一通り解いた。苦手な論点については2周解いた。事例4では、80分の時間配分が重要で、優先度付けについては別途過去問を解く必要あり。一次試験の学習期間中にも並行学習でやっておけば良かった。(CK
●評判良かったのでやっておけばよかった。(ぴ。

【執筆者 オススメの使い方】
最初は「財務・会計」との違いに苦しむ部分もあるかもしれませんが、道場メンバーが言うように「繰り返し」解いていくことで、反応できるようになっていきます。(わからなければ悩まずに解説を読んでしまいましょう!)
・事例Ⅳでは、やや複雑な計算が求められる意思決定会計を除き計算問題で点数を稼ぐことはもはや必須です。出来れば、掲載されている計算問題を毎日解きましょう積み重ねが活き、得点源だと唯一自信を持てる科目、それが事例Ⅳ。「ありがとう事例Ⅳ」(byかーな)です。
直前期からはどの単元を強化するか意識しながら取り組むのがオススメです。
・事例Ⅳに苦手意識をお持ちの方も、計算過程を途中まででも書くと部分点がもらえる可能性(極端な話、解答の方向性を文章で記述するだけでも部分点があるのでは、という話も)があります。正答できたかどうかではなく、丁寧な計算過程の記載を本書で身につけてください。
・実は記述問題の割合も高く、ここでいかに堅い対応を出来るかが勝負になります。本書で記述対策もバッチリです。

【注意点】
・「いや、全然わからないよ?どうすりゃいいのさ」という感触でしたら、「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」もオススメです。本書よりも平易なレベルの問題が掲載されており、まずは「計算」に慣れるにはもってこいです。
・本書ではかなり難易度が高い部分も紹介されていますが、試験までの時間が限られる中で、どの程度注力するかは、ご自身でバランスを考える必要があります
・先述のとおり、前年度の事例は取り扱っていません。令和元年度事例Ⅳについて詳しく知りたい場合は、「全ノウハウ」をご参照ください。
・本書では80分の使い方はあまり学べないので、直前期からは過去問タテ解きも取り入れましょう

来年はあなたが執筆者になるかも!

「全知識」「全ノウハウ」は前年度の試験合格者4名を執筆メンバーに迎えます。
私もたまたまTwitterで知り合った執筆者の方からご紹介いただいて、本シリーズの執筆に関わることが出来ました。
自分が使っていた参考書に執筆メンバーとして参画できたのは、一年前には想像できなかった変化でした。
校正を経て、書店で平積みになっている姿を見た時は、ちょっと感動

自慢話、失礼しました(笑)

ここからが本題
先日のTomatsuの記事にもありましたが、このバトン、読者の皆様のどなたかにぜひお渡ししたいと思っています。
(参照:11代目Tomatsu「【2次対策】事例毎の特徴・お作法を知る~事例②編~」)
この部分、なんか変じゃない?」「ココ、こういう風に書いてくれたら、もっとわかりやすいのに」など、様々なご意見・ご感想をいただいております。
ぜひ、ホットな目をお持ちのあなたに、来年本書を手に取る方によりよいものを届けるため、バトンをお渡ししたいのです
※過去の執筆者には、マスターコースでヘッドを務める先輩診断士もいらっしゃれば、普段は診断士資格の保有者であることを全く意識していないという独立独歩のコンサルタントもいらっしゃって、そうした人たちとつながるきっかけになりました。

「全知識」「全ノウハウ」に限らず、試験に合格すると、前年度の合格者として様々な参考書の執筆・校正のオファーに触れる機会があります
一発合格道場」「ふぞろい」「タキプロ」といったリレーブログも同様ですが、合格者がバトンをつないでいく文化は、中小企業診断士ならではの姿かもしれません。
連携や協働が診断士の本分ゆえでしょうか。
※「そんな鬱陶しいモンいらん!ワシは一人でええんじゃ!」と言う方、それもステキな道の切り拓き方だと思います。

応募方法の詳細は、合格発表後にあらためてご案内します
条件やタイミングが合えばというお話にはなりますが、執筆や校正にご興味がある方は、ぜひ合格後の楽しみの一つに。
診断士になると、誰かと一緒に何かを成し遂げる「プロジェクト」に入る機会も多いと思いますが、その前哨戦としても、ぜひご検討くださいね。

今日のまとめ

① 「全知識」でフレームワーク・切り口をマスターしよう!
②  「全ノウハウ」でパクってカスタマイズしよう!
③ 「事例Ⅳ全知全ノウ」を使い潰して得点源にしよう!

以上、いけちゃんでした!

それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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おはようございます!おべんと君です。自己紹介はこちら
前回までの投稿記事はこちら

暑い日が続きますが、体調にはお気を付けください!

<告知>
個人的な内容で恐縮ですが、告知をさせてください。
現在一発合格道場は2次試験の記事真っ只中ですが、
1次試験を今勉強している方、これから勉強を始める方
向けたオンライン座談会に、おべんと君として参加させて
いただくことになりました。

アロエちゃんとおべんと君の診断士一次試験対策会議

診断士同期合格のアロエさんからお誘いいただいて、
8月6日木曜日夜8時~ こちらに参加します。

1次試験に向けた勉強をされている方がおられましたら、
ゆる~く楽しい会にしますので、ぜひご参加ください!
(道場メンバーの乱入もあるかも?)

 

<本題>
予備校の解答やふぞろい等を見ると、書かれている内容や
使われているキーワードはともかく、
「この答案読みやすいな~」と思うことありませんか?
また、解答作成にあたり、
「因果関係を大事に」という指摘を良く目にしませんか?

今日は、この2つを同時に行う文章構成の作り方を説明します。
これは、私の受験生時代の師匠7代目フェイマオから教わったものです。

Twitter上でも反響をいただきまして、反応いただいた皆様ありがとう
ございました。少しでもお役に立てれば幸いです。

 

<師匠の言葉>
彼が私に常々言っていたのは、

ふぞろいや予備校の解答を見て、
「与件からこの言葉抜き出してないわ」
「この1次知識の用語使ってないわ」とか、
『何』を書くかは、みんなが注目するし、その情報は多いけど、
『どう』書くか?は案外着目されていないんだよね。

でもこの『どう』書くか?がすごく大事で、
これが崩れると文章として支離滅裂な文章になってしまう

だから、この『どう』書くか?を養った方がいい。
これをやれば解答骨子が作れるし、
自然に因果関係が整った文章になるよ。

「キーワードを盛り込みすぎて、一見それっぽい解答だけど、
_ちょっとなに言っているか分からない
とサンドウィッチマンに突っ込まれるような解答にならないように
するための方法です。

※『どう』書くか→以後「文章構成」と呼ばせていただきます。

 

<やること>
因果関係が整った文章構成を作るためにすべきことは下記の1点です。

設問分析の時に、文章構成を決めてしまう。

過去問を使って、具体的にプロセスを見ていきたいと思います。
平成30年度事例Ⅲです。

①設問を見て何が問われているのか?を確認

ここで問われているのは、赤い下線
作業方法に関する問題点」「(問題点に対しての)改善策
の2つになります。

制約条件として、「図2を分析し」と書いてあります。
これは「図2に書いていないことは分析してはいけない」
とも読み取れます。

 

②問われていることに沿った文章構成を書く

問われている問題点と改善策を書くための文章構成を書きます。
この時点では与件文を読んでいないので、実際に『何を』書くかは
考えず、文章の構成を固めてしまいます。
こんな感じでメモ用紙に書きます。字が汚いのはお許しを・・・

このメモ書きの意味は、

上段部
主語を「問題点は」にする→問題点を問われているため
・その後に続く要素として「真因:問題が発生する主原因」を書く
・更にその後に続く要素として「問題:発生している悪い影響」を書く

下段部
主語を「改善策は」にする→改善策を問われているため
・その後に続く要素として「施策:実施すべき対応策」を書く
・更にその後に続く要素として「効果:施策から得られる効果」を書く

上下の文章を”てにをは”に注意して組み合わせると、
下記の文章が想定できます。

問題点は 「真因」 のため 「問題」 が発生していること。
改善策は 「施策」 を行い 「効果」 を得る。

文章構成の因果関係に着目すると、下記のようになります。
上段部:「真因=」「問題=
下段部:「施策=」「効果=

これで因果関係が整った文章が書けそうですね。

この後何をするのかと言うと、

③要素を当てはめる
与件文を読み、1次知識を想起し、メモで下線が引いてある要素に
合致する言葉や文章を当てはめていきます。

設問要求:図2(マン・マシンチャート)を分析します。

・成形機1の段取り作業の詳細を見ると、移動が多い
作業者の待ちや段取り作業による成形機の停止が多い
・特に昼休みの時間帯に成形機が2台とも停止している

1次知識:図2に関連する知識を想起します。
・マン・マシンチャート=連合作業分析
_→人と機械、二人以上の協同作業の効率UPのための分析
・段取り作業の移動が多い運搬のムダ(トヨタ7つのムダ)
内段取りを外段取り化することで、機械を止める段取り作業を削減する
・機械の停止が多い生産性が低い

前述した文章構成とマン・マシンチャート=生産効率UP という軸で、
これらの要素を整理して、最終的に下記の解答を書きました。
解答内容が正しいかはさておき・・・

必要な言葉を書きつつ、割とすっきりした文章になります。
この年の2次試験は不合格だったのですが、事例Ⅲは69点だったので、
多分この設問も一定の点数は入っているかと思います(思いたい)。
金型の移動を外段取り化して~、なんて書ければかっこいいのですが、
80分の中でそんな余裕はありませんでした。

 

<習得までの道のり>
日々の練習で、設問を読んですぐにこの文章構成が書きだせるように
何度も練習してきました。具体的には、

①解答構成を書く練習だけをする
事例Ⅰ~Ⅲまでの設問だけを読んで、文章構成がすぐに書けるように
する練習をしていました。
また、通勤電車の中で過去問の設問だけを読んで頭の中で文章構成を
考える
だけでも十分効果があります。非常に泥臭いですが、
練習あるのみです。

②パターンをまとめる
何度も繰り返し練習していくと、上述のように
「対応策を聞かれたら、対策は~『施策』+『効果』」と書こう!
というように文章構成のパターンが集約できてきますので、
ブラッシュアップしながらパターン化します。
そのパターンが正しいかどうかは、過去問であればふぞろいの
合格者やA答案を読んで、「何を」ではなく「どう」書いているか?
という観点で読むことでさらに洗練されます。

③過去問演習
45分以内に解答骨子までを書き終える練習を毎日行っていまして、
その毎日の中で繰り返し練習していました。

④初見問題
私はTBC通信講座を受講していまして、初見の演習が文章構成練習の
成果を発揮する場としてとても役に立ちました。
初見問題の演習を受講していない方は、ぜひ模試を受けていただき、
練習していただければと思います。

 

<注意点>
この文章構成ですが、どんなに洗練したとしても完璧ではありません
①文章構成に固執しすぎず、設問や与件によっては最初に決めた
_文章構成を壊す柔軟さを持つこと
②初めて出る問われ方であっても、何かしら今までの文章構成が
_使える可能性が高いが、無理にあてはめないこと

_例)令和元年度事例Ⅲ、第3問(設問1)

C 社社長の新工場計画についての方針に基づいて、生産性を高める量産加工のための新工場の在り方について 120 字以内で述べよ。

あ、在り方?何それ?今までそんな問われ方したことないよ??
でも焦らずに。設問を咀嚼すると、
「生産性を高める量産加工を実現するために新工場をどうすべきか?
_社長の方針を踏まえて答えよ」 という感じです。
対応策の文章構成を流用できそうですので、この場合は、

在り方は 「施策」を行い、生産性を高める。

のような文章構成が使えそうですね。最終的に私の解答は、

在り方は①技能士資格を持つベテラン作業者等が作業の標準化、マニュアル化を行い、②それに沿ってOJTで作業方法の教育を行い、③作業容易性を高めた設計、④SLPを活用した工程レイアウト設計などを行う、等で生産性を高めること。

となりました。設備選定については書けませんでした。

解答構成は私が勝手に考えている構成なので、
採点者が要求した構成かどうかは全く分かりません
そのため、解答構成を決めていても、設問に沿った構成に
変化させる柔軟性は必要です。

 

<まとめ>
いかがでしたでしょうか。
文章構成=「どう」書くかをあらかじめ想定できていれば、
本試験で文章の書き方を悩む確率が減り考える時間を捻出できます。

<本日のまとめ>
因果関係が整った文章を書くためには、
①日々設問を読んで文章構成
がすぐに出てくる練習をする
②文章構成をパターン化しつつ、柔軟性を維持

もし文章構成にお悩みの方は、ぜひ実践してみてくださいませ。

なお、7代目フェイマオによる文章構成作成も踏まえた2次試験の記事で
おすすめは下記の3部作です。
80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その1~
80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その2~
80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その3~

この文章構成の考え方は、仕事での報告書文章作成や執筆時の文章を
作る上でも大いに役立ちますよ!

ちなみに、昨日の岩塩の記事と私の記事、書いていること似てませんか?
正直、「やべ、俺の記事、岩塩の内容パクッてるわ・・・」
思ったくらいです、いやいや、パクってませんよ!

なぜかというと、合格するためにやってきたことは自然と似てしまう
のだと思います。

オン夏!でCKが言っていましたが、2次筆記は
誰でも書ける内容を、完成度高く書くことが大事。」なのです。

そのためにすべきことは何だろう?と考えていくと、自然と考えや
行動が合格者間でも似てくる
 という理由だと思います。

まぁ、岩塩が私とやっていたことが似ていたのがうれしいかどうかは
分かりませんが・・・笑

ご参考になれば幸いです。
以上、おべんと君でした。


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おはようございます。岩塩です。

先日は貴重なお時間を割いてオンライン夏セミナーにご参加いただきありがとうございました! いつも道場を読んでくださっている皆様と、(Zoomを通してではありますが)直接お話することができ楽しかったです。皆様の2次試験に向けた熱量を直に感じました。

セミナーのダイジェスト版はさとまるが、相談会でのQ&Aは3chぴ。が記事にしておりますので是非ご覧ください。

ご質問にうまくお答えできなかったところもあるかと思いますが、疑問点は引き続きブログのコメント欄にメッセージをいただければ道場メンバーで検討し回答させていただきます。

引き続き、皆様の学習の一助となるよう、全力で記事を書いていきますのでよろしくお願いいたします!m(__)m

 


 

さて、本日の話題です。先日のセミナーで「80分の過ごし方」をご説明しましたが、設問解釈の後に行う解答型の作成についてご質問をいただきましたので、私が行っていた内容について補足をさせていただきます。

解答「」というか、解答「」と言った方がよかったかもしれません。本記事では解答枠という言葉で説明していきます。

受験生時代に参考にした記事はこちら

 

解答枠を作るメリット

  • 文章構成の一部を作業化でき、文章構成がラクになる
  • 設問で問われていることに真正面から答える解答文を作成できる
  • 制約条件ハズシを防止できる

 

解答枠の作り方

  1.  問われていることをオウム返し
  2.  30字枠に区切る
  3.  制約条件をメモする

 

以下、例を使って説明します。

【H30 事例Ⅰ 第1問】
研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか?その理由を、競争戦略の観点から100字以内で答えよ。

 

1.問われていることをオウム返し

設問文で、問われていることは何でしょうか?設問文の修飾をそぎ落とすとこうなります。

研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか?その理由を、競争戦略の観点から100字以内で答えよ。

「理由を答えよ」と言われていますので、素直に答えます。

理由は        である

「理由は」とオウム返ししました。これは「私は設問に真正面から答えています」というアピールでありコミットメントです。採点者は「この受験者は聞かれたことに答えようとしている」と評価するでしょう。

「オウム返しなんて恥ずかしい・・・」と思うかもしれませんが、2次試験ではこのくらいの素直さが丁度良いと思います。(ちなみに口述試験では、オウム返しを口頭でやることになりますから、今から修行をしておいてください)

末尾もしっかり締めておきます。「理由は」に呼応していれば、「~である」でも「~のため」でもOKです。

 

2.30字枠に区切る

次に文字数を確認します。30文字のセットが何個作れるか考えてみてください。この問題では100字での解答が要求されていますので、30字が3個は作れますね。そこで、下記のようにします。

理由は
          
          
          
である。

          は30字ずつのセクションです。

使い方は後ほど説明します。

 

3.制約条件をメモする

最後に制約条件をメモします。

<小規模市場がターゲットの>
理由は <競争戦略観点>
          
          
          
である。

※メモ(<  >の部分)は自分用です。解答には書きません。

これで解答枠ができました。いかがでしょうか? 全ての設問について解答枠を作成してから、与件文の読み込みに入る、という流れになります。

 

解答枠の使い方

30字のセクション3つをどう使うか?これは、与件文を読んでみないとわかりませんが、下記のようなパターンを考えておきます。

理由30字で3つ書く
理由60字で1つ30字で1つ書く
理由60字で1つ補足30字で1つ書く  etc…

 ※「補足」は、例えば「理由」の原因や結果など。

どのようなパターンでいくかは、実際には与件文を読んでから内容に応じて検討します。(ふぞろいのベスト解答は②形式、スタディングの模範解答は③形式で書かれていました)

なぜ30字のセクションを作るかというと、いきなり100字の文を考えるのは大変ですが、30字ずつなら考えやすいからです。もちろん30字にこだわりすぎる必要はなく、45字+45字などでもOK。

(参考:与件文は1行38文字のため、1行弱を抜き出すと約30字となります。)

与件文から解答根拠を抽出し、知識を組み合わせて、解答枠に入る内容を考えていきます。この際、制約条件を外した内容を書きそうになってしまっても、制約条件のメモを見れば「おっと、これは書いてはいけない内容だ」と気づくことができます。

解答枠を埋めれば、解答骨子の完成です。

 

色々な解答枠

いくつかのパターンについて、解答枠を作ってみます。上の例より少し複雑知識が必要なものを紹介します。

【H30 事例Ⅰ 第4問】
A社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。
【解答枠】
<チャレンジ・独創性維持の>
取り組みは<金・モノ×>
           、
          
以上により
   (効果)   を図る。

ポイント:施策の提案には効果も併せて書きましょう。どんな効果があるかがわかれば、社長も理解しやすいです。

 

【H30 事例Ⅱ 第1問】
B社の現状について3C分析の観点から150字以内で述べよ。
【解答枠】
顧客は          
競合は          
自社は   (強み)   
   (弱み)   

ポイント:3C分析の知識を使い、「顧客」「競合」「自社」に分解します。自社(内部環境)については強み・弱みいずれも入れるとbetterです。

 

【H30 事例Ⅱ 第4問】
B社は、X市の夜の活気を取り込んで、B社への宿泊需要を生み出したいと考えている。B社はどのような施策を行うべきか、100字以内で述べよ。
【解答枠】
施策は  ↓<夜のサービス>
 (誰に・何を)  
 (どのように)  行い、
   (効果)   を図る。
↑<宿泊需要の創出>

ポイント:事例Ⅱで施策が問われたら、「誰に+何を+どのように+効果」フレームワークを使います。(超重要なので必ず覚えましょう)

 

【H30 事例Ⅲ 第2問】
C社の成型加工課の成型加工にかかわる作業内容(図2)を分析し、作業方法に関する問題点とその改善策を120字以内で述べよ。
【解答枠】
<成型加工・作業の>
問題点は          
改善策は          を行い、
   (効果)   を図る。

ポイント:事例Ⅲでは「当たり前のことができていない企業」が出てくる場合が多いので、改善策が問われることがあります。改善策には効果を併せて書きましょう。

 

お気づきかと思いますが、施策を提案する際には効果も書いています。これは施策の内容に説得力を持たせるためです。

※施策と効果は、一般的に考えて因果関係が納得できるものであることが重要です。ここの論理が飛躍しすぎていたり、ある業界でしか認知されていない話だったりすると、社長に意義を理解してもらうことができません。事例企業の社長は「ありきたりな提案だな~」なんて言いませんのでご心配なく・・。多くの診断士が推奨する施策であれば社長も安心して実行できるというものです。

 

作成時の注意点

・問われていることに答えているか?

上で紹介した設問は比較的問われやすい形式ですが、見たことのない問われ方をすることもあると思います。その場合も、基本は「問われていることに答えているか?」です。設問に対して真正面から解答しているか?を確認してください。

・慣れに注意

練習を繰り返すと、解答枠の作成にも慣れてくると思います。慣れるのは良いことですが「お、これは前に見たパターンだな」と、ささっと作りたくなると思います。思い込みや先入観は要注意です。よく見たら、いつもと違う要求事項が書いてあるかもしれません。油断せず、設問文にチェックを入れながらしっかり設問解釈をします。

 

使用上の注意点

・作った解答枠を放棄する勇気も持つ

与件文の読み込み後に、いざ解答枠に当てはめようとしても、うまくいかないことがあると思います。そういう時は、解答枠にこだわりすぎないようにしましょう。解答枠はあくまで自分で作ったもの。特に30字のセクションは合わないと思ったら真っ先に切り捨てます。作っておいて言うのもなんですが、30字はただの字数カウントの目安です。字数が溢れる場合は、オウム返しや末尾の文言も(意味が通れば)削除してもよいと思います。ただし、見直しをより慎重に行う必要が出てきます。

 

まとめ

2次試験は、社長とのコミュニケーションを模した試験です。面談時間は80分しかありません。限られた時間が有意義なものになるよう、自分が話したいことを話すのではなく、相手が聞きたいことに優先的に答える必要があります。だから、まずは相手の話をしっかり聞く(=設問をしっかり解釈する)ことから始めます。

いざ与件文を読み始めると、話したいことが色々と湧いてきます。自分が話したいことを優先してしまわないように、解答枠は与件文を読み込む前に作っておくことが有効です。

「長々話されたけど、こちらが質問したことには答えてくれなかった・・orz」というご経験はないでしょうか。日常的にも「質問に素直に答えているか?」ということを意識してみるとよいと思います。

 

以上、本日はテクニック的な内容を紹介させていただきました。解答の書き方の本質に関しては、おべんと君が先代直伝の内容を記事にする予定なのでお楽しみに!

 

 

おまけ

~1次知識をどう使うか?~

2次試験では、ワードを見た瞬間に条件反射的に着想すべき1次知識があります。

例えば上の例で出てきた「競争戦略」。競争戦略と言われたら、ポーターの3つの基本戦略(コストリーダーシップ戦略、差別化戦略、集中戦略)をパッと思い出せる必要があります。

私は以下を参考に1次知識の再整理をしていました。

◆道場の記事◆
【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅰ(組織・人事)~
【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅱ~ + 事例Ⅱで安定して得点を取るためのコツ
【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅲ~ + 事例Ⅲの基礎
【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅳ・経営分析~

◆書籍◆

事例ごとに「必要知識一問一答」というリストが載っており、それを覚えていました。(1事例あたり50~70個)

 

1次試験では、経営理論の全体像を俯瞰したと思いますが、2次試験で使うのはその中の一部です。また、中小企業に合うか合わないかという視点も気にしてみるとよいですよ。

例えば、中小企業は経営資源が限られているため、ポーターの戦略の中でコストリーダーシップ戦略を取ることは難しく、差別化戦略(または差別化集中戦略)を取るのが適切な考え方です。強みを活かして差別化する(=競争しない)ことが中小企業にとっては重要なのです。

設問文では、「中小企業診断士として」助言することが求められています。これも制約条件の一つですよね。人それぞれ多様な助言のアイデアがあると思いますが、「中小企業診断士として」という制約条件の下では、助言にも正解と不正解が出てきます。この辺も意識しながら1次知識の再整理を進めてみてください!

 


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カワサンです。(自己紹介合格体験記
今日は雑談交じりな独学生向けの話です。

セミナーや勉強会にも頼らず、独学で2次筆記試験へ挑もうとしている方、まずは2次筆記試験の合格者がどんな風に合格したのかをリサーチしましょう!

①まずはチェック道場の合格体験記
経験者の意見を比較検討し、自分にフィットしそうな方法を考えることをお勧めします。年齢、受験回数、シチュエーション…ご自身に近い合格者を探してみて下さい。

2019年 2次筆記試験合格体験記まとめを読む
体験記1個1個読むのは大変!という方は、こちらで直近合格者の手法を俯瞰できます。

独学合格者の合格体験記まとめを読む
独学合格者のトレンド、共通項をできるだけまとめています。「独学しか選べないです」という方は、こちらを参考に。

 

先日、2次筆記試験を独学合格するためには以下の3点を徹底し、各論は次回から!と書きました。

①徹底的に情報収集し、活用する参考書やWebサイト(=先達)を複数選ぶ

②複数の模範解答・再現答案と自分の答案を徹底的に比較分析

③日本語の表現や言葉づかいに徹底的にこだわる

ということで、今日は①を取り上げます…と思ったのですが、

2次試験合格への羅針盤【中小企業診断士試験】(さいちゃん)

2次試験の作法?ふぞろい活用法?そしてミスノート作成のすゝめ【2次試験の準備】(べりー)

↑を読んだら、情報収集のスタートラインには立てますので、今日は触れません。

 

今日は「合格ラインのイメージを、どう持っておくか」という話をします。

 

1.PDCAサイクルから合格ラインに近づけ!

初めて2次筆記試験に向き合う方には、まず合格ラインのイメージをもって欲しいです。

「事例Ⅰ~事例Ⅳで各科目60点以上を取るためには、どんな形の回答を書かねばならないか」

それを持たぬまま、過去問をやっても…何を目指さなきゃいけないか、分からないじゃないですか。
特に、独学は「誰も教えてくれない」という弱みを補っていかねばなりません

 

なぜ記述式の試験に「イメージ」なのかというと

いきなりテクニックやロジックをインプットした所で、解答にたどり着けるはずがないから。

もっというと、技術から学んでしまったら、中途半端でぎこちない、全体感を踏まえない答案になってしまうと思うのです。

野球だって、まずキャッチボールから教わります。
いきなり「ストレートの握り方」「流し打ちのやり方」なんて教わりません。

まず、試験全体のイメージを押さえる。相手の全体像を知っておく。そこから手を付ける。

個人的には、独学の方は参考書等の最初のほうに載っている「試験の傾向」や「そもそも2次筆記試験とは」といった解説を読んで、スケジュール感や試験の全体像把握をお勧めします。

①まず試験の全体像(≒野球ってなに?)を知り、スケジュールを立てる

②テクニックやロジック無しで過去問に手を付る(≒まずボールを投げてみる)

③模範解答と自分の回答を対比する中で、その差(≒不足する技術やテクニック)を明確にする

④理想の形と自分の立ち位置とのギャップ(≒野球が求めるボールの投げ方と自分の投げ方の違い)を埋める方法を考え、次の問題に生かす

①~④は、PDCAサイクルになっています。

もしセミナー等参加された方が読まれていましたら、気を付けて欲しいのは「いい事教わったゾ!」と思って過去問や問題集にとりあえず手を付けること。そのまま闇雲に10月25日の試験本番に臨む…

これはP(Plan)が欠け落ちています。

これでは、8月や9月でどこまでできた方が良いのか(≒マイルストーン)あいまいなまま突っ走ることになり、前倒しで出来たのか、遅れているのかを自認できません。

================================

もう少し話を掘り下げます。

今から60%書ける必要はありません

8月に0%でも、10月25日に60%以上書ければ合格です。

問題に着手してみると、最初は「わかんねーマジで。笑」状態です。
どんなに考えても白紙答案、という方もいるのではないでしょうか。
最初の半月は模範解答や「ふぞろい」のAB答案に2割くらい掠るレベルでした。

そこから「なぜ模範解答のような理屈に至るのか」という思考のプロセスを、「うーん、うーん」と深夜のマク○ナル○で唸りながら、「自分は何をはき違えたんだ」と反省し続ける。

そうすることで、2次筆記試験で求められる理想の「思考のプロセス」を自分に形作っていく
具体的な話は、またの機会に取りあげます。

 

2.2次筆記試験の合格ライン=ノリの良いお化粧に同じ

先日、同期合格者の方と会話して気づいた話をします。

試験本番への向き合い方・スケジュールの話なんですが、独学ストレート合格者には、まれにスケジュールが「メチャクチャ」なまま挑んで合格する人もいます

・仕事で時間が確保できなかった

・模試の出来が悪すぎて1か月ほどゲームに没頭して現実逃避した

・2次試験の前日に友達の結婚式で12時過ぎまで飲んで、試験会場に引出物を持ち込んだ

これでも受かる人は受かるんです。そして本人曰く「受かったんですよね~」と涼しい顔。

様々な感情が交錯しますが、これもまた現実なのです。もちろん、結果論と言えば結果論。

2次筆記試験の合格率は、毎年約20%です。

なぜ、上記のような方も「約20%圏内」の合格ラインに「入り込める」のか。

 

そんな疑問に迫るべく、彼らに話を迫り続けた結果、共通するのは以下の事だと分かりました。

・試験直前期には時間を取って勉強して、無意識のうちにノウハウをガッチリ吸収している(≒自然とPDCAが回せている

自分なりにテクニックやコツを確立し臨んでいる(≠予備校等で教わるノウハウ)

・手広くやらず、手を付けたものはしっかり掘り下げていく(≠回数をこなす)

別に、試験前日にゲームしまくってたわけじゃないんです。

何かの理論をそのまま鵜呑みにしていたわけじゃなく、自分で考えていたのです。

闇雲に数や時間を投じていたわけじゃないんです。

 

2次筆記の合格ラインっていわば「お化粧」と同じなんです。

・何もわからない→すっぴん;どう回答して良いのか分からない

・やりすぎる→厚化粧;部分を掘り下げすぎて全体のバランスを失い、結果的に的外れな回答

・ちょうどよい→今日もバッチリ☆彡:合格約20%圏内

先日某芸能人のメイク動画を見ながら、2次筆記試験の合格ラインは同じ概念だなと。
といっても、世間の約20%だけお化粧上手で、約80%の方がお化粧が下手と言いたいわけではないです。

 

与件文を読む、事例を掘り下げるというのは、シチュエーションに合わせてどんなメイクにすべきか考えるようなもの。
結婚式ならラメ入りかな。弔事ならナチュラルに。そういう事です。

「設問を解釈する」というのは、どこの部位に何を塗るのかを考えるということ。
瞼に口紅塗らないじゃないですか。そういう事です。

「解答を作成する」というのは、塗る順番を組み立てる様なこと。
チークの後にファンデーション塗らないじゃないですか。そういう事です。

予備校で「解答のフィードバックをもらう」というのは、デパート1階の化粧品コーナーの方からアドバイスをもらうようなもの。
勉強会は「合格経験者」なんで、モデルさんからアドバイスをもらう、みたいな感じですかね。

鏡の自分(=答案)を見ながら評価してもらわないと、いいメイクか分からないじゃないですか。そういう事です。

 

私のように勉強会もセミナーも経験なく合格した経験をなぞると、

「自分で化粧してみて、ファッション誌やYouTubeの動画を参考に、鏡を見ながら自分のメイクの良し悪しを徹底的に分析し続けた」

という感じです。

 

先の「短期集中で一気に合格した人」は、いわば

「朝が弱くて短時間ずぼらメイクでもバッチリ決めちゃっている人」

みたいな感じです。私もこのタイプになりたい。

 

朝1時間かけようが、10分で済ませようが

「ちょうどよいメイク」を決められるかどうか。

その上位約20%が合格圏内です。

 

やみくもに過去問○年分やるとか、2次筆記向けの参考書を通読するとか、そういうことでは無いんです。

試験本番に「バッチリメイク」を決めるための練習を計画的にするのです。

そりゃ確かに短時間でマスターしたいですが、それで確実に「バッチリメイク」できる自信はありますか?

しかも相手は、すべて初見です。

どんなシチュエーションにも対応できるよう、練習し準備するに越したことはない、ですよね?

 

 

3.今は分からなくて全然OK

初めて過去問を解くと、自分の回答と模範解答の共通項が「とりあえずマス目に何か書いてあるくらい」という感じです。

前述のとおり「わかんねーマジで。笑」状態です。

「こんなんで10月25日間に合う?」ってなります。

でも、この状態はチャンスなんです。

それでいい。○平慈英さんにも「いいんです」って言ってほしいくらい。

全くできないというコトは、何もできていないから一から学べば「いいんです」

さっきのお化粧で言えば「化粧水の塗り方から始める」という感じです。

個人的には、過去問に取り組み始めた段階から模範解答やふぞろいのキーワードが引っかかる方のほうが注意すべきと思います。

たまたま、それっぽいことを書いて「まあまあ、こんな感じかー」と、設問や論理構成もよく理解もしないまま、過去問を回し続けるリスクがあるからです。

これもまた、PDCAがちゃんと回っていないから起きることです。

この状態で試験に臨むと、先日のべりーの「因果」の話みたいな事が起きます。

================================

肌の調子なんて毎日どうなるか分かりません。相当に気を遣わないと。

それと同じです。たまたま「今日がノリが良かった」で合格した方も居るかもしれませんが、誰しも「たまたま」を狙っている訳ではない。

今は何を試しても上手くお化粧ができない!
でも、10月25日には「確実に」ノリ良くお化粧するイメージで試験勉強に向かってほしいです。

そんなイメージを掴みつつ、次回からは独学で過去問を解く際の留意点を説明しようと思います。

繰り返しますが、まずは参考書等の冒頭文や情報収集の中で「2次筆記試験とは何ぞや」というコトをしっかりイメージして計画を立てて下さい。そこが最初です。

 

4.となりのふぞろい

昨年の1次試験終了後、ネット上の情報で「ふぞろい」は買うべしとの話を受けて買いました。(道場メンバー以外の)同期合格者の方と話していても、予備校生や通信の方も使っている方は多いように感じます。

そもそも「ふぞろい」って何なん?という方はこちらを参考に
(記事の後半に詳しく書いてありますよ)

 

私の活用法は以下の3点です。特に(2)のC・D答案から学べる点は「ふぞろい」の良さだと思っています。

(1)過去問を解いた後、合格者のAB答案、ふぞろい流ベスト答案から「自分でも書けそうな」文章に注目

ふぞろいに掲載されている再現答案を見ると「これはすごいな」「よく試験本番でここまで書けるよな」と思う回答に出会いますが「自分もこれと同じような答案が試験本番に書けるか?」という視点を持って答案分析のページ(冊子の前半部分)を見ていました。

自分の実力からして、A答案のような論理構成・着眼点まで考えつかないと思ったら「これは天才が書くやつだから無理っす」と割り切ってました。背伸びしても試験本番で書ける自信が無かったからです。

他方、B答案なら書けそうだったと感じたら、論理構成を書きだして理解し、文章の流れを把握したうえで写経しました。

B答案も50点以上~60点未満なので合格ラインに届いていませんが「先ず隗より始めよ」精神で徐々にA答案に近づける、というスタンスでしたね。

 

(2)C・D答案がダメな理由をチェック&考える→反面教師にする

合格した方の再現答案はネット上に多数ありますが、失敗答案はネット上であまり見かけません
C・D答案はいわば「届かなかった解答」であり、このためにお金払って買っていると考えても良いです。

もしC・D答案を書いてしまっていたら、それはダメな答案を書いてしまったというコト。
なんでダメなのかを徹底的に調べてる。後ページの会話も読みながら、論点を確認

加えて、何がダメだったのかを自分なりに考えてみる。「4Pの要素が1個抜けていたな」「因果の『果』が分かりにくいな」「理由の背景が抜けていたな」など。

私はそれでも不足すれば、「全知識」あたりで解法のお作法も確認して、ダメなポイントをしっかり掘り下げるように心がけておりました。

試験本番では「自分で考える」ことが出来ないと何も書けません。テキスト類も参照できませんから、今のうちに「どう考えるか」を徹底的に刷り込みました。

 

(3)合格者の勉強方法、80分の過ごし方をチェック

冊子の後半は(※「10年データブック」を除く)合格者の80分間のドキュメントと、その方の勉強方法等が記載されています。

こちらは(個人的には)読み物として、どんな人が合格したのか、10月の試験までどんな過ごし方をしたのか、大変参考になりました。

たしかにネット上でも同じようなものはいっぱい存在しますし、道場も10年分の合格体験記というノウハウが蓄積されているんですが、これらはフリーフォーマットで好き好き書いており、比較しにくいです。

他方、「ふぞろい」の場合同じフォーマットで勉強方法や個々人がポイントとして考えている事が書いてあり、比較しやすいです。私はこの点がとても好きでした。

 

5.今日のまとめ

参考書等に載っている「試験の傾向」や「そもそも2次筆記試験とは」といった解説を読んで、試験のイメージをつかむ。

・PDCAサイクルを回しながら、「ちょうどよいお化粧のノリ」に同じ答案作成能力を身につけていく。

・「ふぞろい」は失敗事案から学べる点が良い

 

では、また!

 


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合格に十分な実力発揮の準備!

✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ

おはようございます。べりーです(過去投稿記事はこちら)。

1次試験を受験された方は、改めまして大変おつかれさまでした。
2次試験専願の皆様、大変お待たせしました。

いよいよ明日と29日(水)は一発合格道場が主催するオンライン夏セミナー当日です。
大変ご好評を賜りました春セミナーに続いてのオンラインセミナーとなり、皆様と2次試験に向けた勉強方法や心構えなどの情報交換、そして盛大な景気付けをリアルな会場で行いたかったのですが、その点では非常に残念です。

けれども、今年はもう抗いようのない天災に襲われてしまったため、今年受験生である皆様と今年道場の当代メンバーである私たちはオンラインで繋がり合う宿命(大げさですね💦)と思い定め、明日はオンラインでも目一杯楽しんじゃいましょう!

私たちも資料作成やプレゼンを全力でやらせていただきます。
皆様も道場メンバーから必要な情報を引き出すとともに、令和二年度の2次試験を共に戦う同志であり、未来の診断士同期となる皆様との出会いをお楽しみ下さい。

※今回も長文ですみません。お急ぎの方は申し訳ありませんが目次から記事を選んでご覧下さい

 

2次試験の準備

準備の重要性

私の担当回としては本日から完全に2次試験対策に模様替えということで、個人的にひっそりと掲げていた冒頭の看板をかけ替えました(どーでもいい話でスミマセン!)。

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合格に十分な実力発揮の準備!

✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ

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「2次試験の事例研究とは?」については、もしよろしければ下記の過去投稿をお読み下さい。
私自身の実体験をサンプルに、受験校とは?模試と本試験の違いとは?本試験に必要な準備と実力とは?そして、事例研究とは結局何なのか?を整理してお伝えするために書いた過去記事です。

2次試験の準備と実力の話【診断士試験の模試と過去問と本試験】

もう一つの「対策を~」の方ですが、非常に重要なことだと私自身思っていることです。これは後半で触れます。

ちなみに「合格に十分な実力」とは、自己満足な実力ではなく、仲間内や予備校内順位で最高位の実力でもなく、いわゆる「合格レベルの実力」ということですが、2次試験の場合はどこまで行けば合格レベルか?が明文化できません。

私も2次試験直前(9月)のMMC模擬試験で事例Ⅰが1位、4事例総合でも上位20%以内に入り「これで合格レベルかな」と安心したものでしたが、落ちました(MMCとは2次試験専門の受験校です。当然ながらMMCに落ち度があるのではなく自分の準備不足と実力不足が原因であり、その辺りを上記の過去記事で書かせていただきました)。

この「ゴールが見えない感」が中小企業診断士試験で「1次と2次は全くの別物」と言われる所以です。

次に「実力発揮」とは、文字通り実力、つまり「自分の持てる知識とスキル、経験をフル動員して答案を作成する力を普段通り発揮すること」に他なりませんが、2次試験の場合、これも簡単ではありません。
繰り返しますが様々な意味で「1次と2次は全くの別物」です。
この辺りは本試験までの3カ月間で沢山書いていく予定ですが、普段通りの実力を発揮することも難しいということだけ頭の片隅にしまっておいて下さい。

最後に「準備」ですが、「合格に十分な実力発揮」を可能にできるのが「準備」です。
「十分な準備」はあなたが育て上げた「合格に十分な実力」を試験会場で「普段通り存分に発揮」する上で必要不可欠な役割を果たします。
2次試験に関しては実に様々な準備があります。知識面、テクニック面、メンタル面、武器面(みんな大好き文房具 笑)、、、等々。
今回は知識面における準備の一つのお話です。

 

道場記事から2次試験の作法を知る

まず、2次試験の各事例には「作法」というものがあります。
初めて2次試験に挑戦する人はコレが分からずに苦労します。

今の時期、初挑戦する方(初学の方)は一発合格道場の過去記事を読み漁ることを強くお勧めします。
検索機能を利用いただくのも良いですし、下記の「カテゴリ」からリンク先に飛んでいただきタイトルに「2次試験」が含まれる記事をご覧いただくのも1つのやり方です。

ちなみに(カッコ)内の数字は、カテゴリ内の記事の数です。

二次試験 (1,279)
事例 I (190)
事例 II (171)
事例 III (183)
事例 IV (247)

ちなみにこの数字、日々増え続けています。
直近では昨日のTomatsuの記事で事例Ⅰの作法を説明していましたが、今後も私たち11代目メンバーが続々と充実させていく予定です。

なお、当サイト「一発合格道場」は過去10年間に渡り100名以上の”前年合格者”がほぼ毎日記事を書き続けてきたブログサイトです。11年目を担当する私達12名が「11代目」と名乗っているのもそのためです。

一発合格道場には「パクってカスタマイズ」という言葉があります。
他人の知識や解法をパクり(拝借し)、自分流にカスタマイズ(改良)して取り入れちゃおう!という意味です。
代々の道場記事+α(参考書や受験校)からパクってカスタマイズで学んできた「学びの系譜がバラバラのメンバー」が、合格後に自分にとって役立った情報を10年間毎年投稿し続けてきた結果蓄積した「年数×多様性」こそが一発合格道場の強みであると感じています。

パクってカスタマイズ(70件)
※2015年に6代目が提唱して以来、道場の奥義の一つになりました

この時期、道場記事の読み漁りをお勧めするのは「自分に合う解法や80分の過ごし方」を見つけていただくためであり、見つけたら遠慮なくパクってカスタマイズして本試験に臨んで下さい。

なお「作法」とはどのようなものか?をイメージしていただくために、私も「事例Ⅳの第1問」の作法について説明した記事を書きましたので、参考までにご覧いただければと思います。

ビジネス実務に直接役立つ経営分析の知識と2次試験対策とは?!
第1問だけでCheckポイントが1~11までありますが、これを知ってるのと知らないのとで差がでるのが2次試験です。

ちなみに明日のセミナーでは事例Ⅰ~事例Ⅳの作法はもちろん、それ以外の「準備」についても沢山お話させていただく予定ですので参加予定の皆様はぜひ楽しみにして下さい。

以上は「道場記事から2次試験の作法を知る」についてでした。

ミスノート作成のすゝめ

まず作法を知り、自分なりの対策として吸収し身に着けていく訳ですが、その過程で皆さんが行うことの中心に置くべきなのは「過去問学習」です。

例えば事例Ⅳの令和元年度の過去問を解いたら「1事例解いた」とカウントするとして、4事例の5年分を3回ずつ解いた場合は「60事例解いた」ことになります。

ここからが大事なのですが、「解いた事例の数が多いほど実力がついた」ということには絶対になりません。

個人的には「5年分を3周回す(60事例)」のはぜひやっておいた方が良いレベルだと考えますが、肝心なのは「数」ではなく「いかに事例と向き合うか?」だと思います。

よく言われることですが、各事例の出題委員は学者の先生方であり、先生方が作成する事例文は読み込むほどに「こんなところにそういう意図が!」といった「気づき」が得られる「深さ」があると感じます。
事例文の「言い回し」や「キーワード」、突然語られる「社長の想い」だけでなく、設問の順番や設問文に込められたヒントなど、非常に考え尽くされて作問されていると感じることが、私も多々ありました。

事例文を研究し、設問文を研究する。
それも、重要度で言えば「過去問>>>予備校答練・模試」だと私は考えます。

念のため申し上げますが、予備校の答練や模試も過去問をよく分析して作問されているのは間違いありません。過去問以外の初見の問題が入手できるのも予備校のメリットです。しかし、学者の先生方が1年間じっくり時間をかけて作問するのに対し、予備校講師講師や関係者の皆様は次々と作問する必要に迫られるはずで、その両者を比較すること自体に意味がないと考えます。

 

過去問の話に戻ります。
ご存じのように2次試験は正答が発表されません。では過去問を解くのは良いとしてどうやって採点するのか?という疑問に直面するのですが、私はこの目的において「ふぞろいな答案分析」(以下「ふぞろい」)を超える教材を知りません。

 

過去問学習法

過去問を解く
→ ふぞろいで採点する
→ 点数は参考。犯したミスはライブラリ化。

自習とはいえ、自己採点した結果が高いと嬉しいでしょう。
しかし、サッカーのシュート練習でゴール右上隅にボールを放り込めたとしてもピッチを走り回って喜ぶことはないはずです。
練習は練習。なぜうまく蹴れたのか?良かったのはイメージの持ち方?軸足を置く位置?ボールへの足の当て方?インサイドの強いキックを選択したから?・・・等々、様々な要因分析を積み重ねて身に着けようと心がけるはずです。

なお、上記は「上手くいった要因の分析」ですが、診断士試験の過去問学習の場合はこの「上手くいった要因の分析」が難しいと感じます。

例えば過去問学習で何度も同じ事例を解くうちに「この年の事例問題のふぞろいで加点になるキーワード」を覚えてしまう事が多々あります。
そうした状態で過去問学習した時に、

「覚えているキーワードを沢山盛り込む→ふぞろいで採点する→高得点だ、ひゃっほう→成功した要因(キーワード)を振り返る」

という学習を重ねてもあまり意味がないと思います。

逆に「ミスを徹底的に振り返ること」、これをお勧めします。
私はミスを一元化するために「ミスノート」を作っていました。
ミスノートは2冊。1冊は事例Ⅳのみ、もう1冊は残りの3事例のミスを書き溜めます。

事例Ⅳのミスノートは10ページ位ずつページを空けて「経営分析」「CVP分析」「CF計算書」というようにブロックを分けて、「何年度の事例で、ミスの種別は何で(計算ミス、知識不足、思い込み、大事故みたいな分類)、ミスの内容は何か?」をミスする度にこのノートに記入していきました。

そしてミスを記入したら必ず対策を手順に落とし込んで併記し、以後の過去問学習でその通りに手を動かし体で覚えるまで繰り返します。

ミスをミスのまま放っておかない。非常に重要です。
これを今回、冒頭と末尾の看板に載せました。

なお事例Ⅳのミスノートですが、1事例で1冊は枚数が多すぎて余ると思いますか?
とんでもない。事例Ⅳは自分で自分が信じられなくなるほど多彩なミスを、心が折れそうになるほど繰り返したりします。
どんどん埋まっていくノートに心が冷え冷えとしていく感覚が味わえます。

注意点としては、初学者の場合は各事例の作法が身に着くまではありとあらゆるミスをしでかすため、ある程度作法が理解できてくるまではミスノートを取ることはお勧めしません。

そこまで焦らなくても大丈夫です。5年分の1周目はミスノートなしにして、2周目からどんどんミスを記録していく形でも問題ないかと思います。
「9月からミスノートを始める」でも良いでしょう。

この「ミスノート」。過去問を解く前にざっと読み返して自戒したり、隙間時間の確認ツールにするのも良いのですが、最も役に立つのが「自分専用のファイナルペーパーのネタ元」になることです。

ミスノートのミスは、あなたの弱点が詰まっています。
体調が良いとき悪いとき。仕事が快調な時、行き詰った時。様々な心理・シチュエーションで過去問学習した結果、多面的な記録として蓄積された自分の弱点をファイナルペーパーとして一元化すれば、最強のツールが出来上がるはずです。

ミスノート作成、ぜひお勧めします。

となりのふぞろい

 

 

自分も「ふぞろいな合格答案」は毎年買っていました。
特に最終年度、私は予備校も通わず模試も受けず独学で臨みましたがふぞろいが無かったら全く成立しませんでした。

上では次のことを書きました。

そうした状態で過去問学習した時に
「覚えているキーワードを沢山盛り込む→ふぞろいで採点する→高得点だ、ひゃっほう→成功した要因(キーワード)を振り返る」
という学習を重ねてもあまり意味がないと思います。

これは「ふぞろいを使った学習に意味がない」と言っているのではありません。
ふぞろいを使って自主学習する場合、キーワードの暗記量をチェックする使い方ではなく、「どういう時に点が取れてどういう時に点が低かったかの違い」に注目し、ミスを徹底的に振り返る学習の仕方を「超個人的に」お勧めしているのです。

繰り返しますが、ふぞろいは決してキーワードを覚えるための教材ではないと思っています。
多面的な切り口で、その事例で逃してはならない要点をピックアップできているか?を確かめるツールだと私は考えました。

具体的な事例を使って振り返ります。

 

【過去問徹底学習】ふぞろい活用法

平成21年 事例Ⅱ 第3問(設問1)と(設問2)

私がふぞろいの凄さを感じたのは、例が古くて恐れ入りますが平成21年の事例Ⅱです。
X銀座商店街のスポーツ用品店が近隣の銭湯とコラボ、っていう割と無茶振りな事例です。

この事例問題の第3問が2つの設問で構成されていたのですが、(設問1)と(設問2)でふぞろい採点の結果が大きく分かれた時に、本気で「何故だろう?」と考えました。

これだけ古いと「初見問題はなるべく取っておきたい」と考える皆様にもご迷惑をおかけしないで済むと思いますので、以下をお読みいただくにあたってはぜひ実際の問題文(コチラ)を先にご覧頂けたらと思います。事例文と第3問の設問文を読んで、自分なりの答えをイメージしてみて下さい。

 

・・・読みましたか?では、設問文は次の通りです。

第3問(配点40点)
B社は顧客の拡大と自社へのロイヤルティ(愛顧)を高めるために、新しい事業を考えている。どのような事業が考えられるか。

(設問1)
B社は自社だけで行えるサービス事業を考えている。それはどのようなものか、120字以内で答えよ。

(設問2)
B社は商店街の裏通りにある銭湯との共同事業を考えている。どのようなサービス事業が考えられるか。120字以内で答えよ。

設問を読む限りどちらも「新規事業」を答えさせようとしています。

私の場合、事例Ⅱで新規事業が問われたら「予めピックアップした経営資源」を活用して、次の「型(かた)」にはめて解答することを「作法」としていました。

 

事例Ⅱの新規事業問題への対応(私流)

誰に(ターゲット)
何を(4P)
どのように(経営資源を活用して)
※必要あらば「効果」も書く(施策系の設問)

ということで作法は頭に入っている。
なのに私が書いた過去問の答案は設問1と設問2でくっきりと明暗が分かれました(失敗例としてご覧下さい)。

 

 

 

設問1が6点(MAX20点)、設問2が18点(MAX20点)です。

最初は「経営資源を拾うと決めたのに全く使えていないのではないか?」と考えました。
ちなみに私が事例文から抽出した「経営資源」は次の通りです。

 

<経営資源>
①学校や団体との関係
②顧客対応の評判
③本社裏土地
④観光客
⑤体操ユニフォーム一手に注文
⑥B社本店事務局→安定受注
⑦ミニコミ誌、HP
⑧フットサル需要

こうしてみると、抽出した資源を使えていないわけでも無さそう。
なのに点に開きが出たのは何故か。

そこで私は答案から離れて再度「ふぞろい」を開き、「●解答ランキングとふぞろい流採点基準」をしげしげと眺めてあることに気付いたのです。

 

(設問1)

出典:ふぞろいな合格答案10年データブック

 

これ ↑ と、これ ↓ です。

が付く場所が全然違うのが一目瞭然です。

 

(設問2)

出典:ふぞろいな合格答案10年データブック

 

上に書いた通り私は「新規事業=誰が、何を、どのように(経営資源)」と考えていたのですが、ふぞろいは「活用する経営資源と機会」と「新規事業の具体案」を切り口に答えよ、と言っているのです。

しかも私は設問1で新規事業の提案をがっつり書いたのですが、配点の割合を見ると

・活用する経営資源と機会・・・60%
・新規事業の具体案   ・・・40%

となっており、自分は配点60%側で1つも要点を押さえられず、配点40%側でちまちまと2つの要点を挙げていました。

一方、高得点となった設問2は、配点60点側で3つの要点を押さえて13点を稼ぎ、配点40点側で1位で5点の要点を1つのみ挙げている。
この結果、設問1と2でこれだけの点が開いたのです。

設問1と2で要点の押さえ方が違っているのは分かった。では何故その違いは生まれたのか。

ていうか、何故ふぞろいは「活用する経営資源と機会」に6割も傾斜配点しているのか?を考え、ようやく自分の理解が足りていないことに気付きました。

 

事例Ⅱの新規事業問題への対応(ふぞろい流?)

【配点60点】
活用する経営資源と機会:
(この資源と機会があるから)


【配点40点】
新規事業の具体案(施策):
(誰に、何を、どのように)

※施策は、誰に(ターゲット)、何を(4P)、どのように(経営資源を活用)

自分はどうも事例Ⅱの点が安定しないと思っていたのですが、今回の設問1のように「因果の”因”」をすっ飛ばしてしまう癖が強くあったのだと気づきました。

恐らく本試験の設問委員の先生方にとっても「因があっての果、活用できる資源と機会があってこその新規事業」として「因」により高い配点を割り振っている可能性は高いと私も思います。
これをふぞろいが気づかせてくれました。

整理すると...

【今回の失敗】

・設問1は全く因を活用できてなく、設問2はたまたま因果で書こうと思いつけた
・設問1は因を押さえてないから新規事業案も一か八かのギャンブル
・因を押さえていないと事例文から離れた「思いつき答案化」リスクが高い
・自分はこうして思いついた「施策」だけを書き連ねようとする癖がある!
・設問1は配点4割の施策だけで勝負し、最初から配点6割12点を捨てていた!
・なぜ設問1で「因」をすっ飛ばして施策を書いたか?はヒントが見つからず諦めたため

 

これに対し、この事例からの学びとして自分の中の「事例Ⅱにおける作法」を以下のようにアップデートしました。

【失敗から得た気づき】

・新規事業(施策)の提案は絶対に事例文中から「因(資源・機会)」を探す
・「因」を押さえることは即ち「事例企業に寄り添うこと」
・「因」を押さえることは即ち「思いつき答案化を避けること」
・自分の癖を知ることは重要で、因をすっ飛ばす癖は多年度の素(もと)
・施策を問われた事例で「経営資源」を探すときは「ニーズと機会」は最重要!
・経営資源(ニーズと機会を含む)を見つけたら、目立つ印をつけ逃がさない!
・「経営資源」をリストアップして終わりにせず、「経営資源があるから(因)、この施策をやる(果)」とセットで書くこと
・因が見つからなくても諦めない、絶対に事例文中から見出した因を絡めて解答する

 

これだけの気づきを大問1問から得られたことは、自分にとって転機となりました。
事例Ⅱのファイナルペーパーにも取り入れたほどです。

 

こういう言葉を聞いたことはありますか?

「ふぞろい=キーワード主義」

もしかしたら今後こうした言葉を聞く機会もあるかもしれませんが、私はこの平成21年度の事例で「自分の重要な弱点」を気づかせてもらった経験から、ふぞろいは「設問ごと」から更に掘り下げた「設問内の多面的な切り口の特定」と「切り口ごとへの配点の割り振り(傾斜配点)」が真骨頂であると勝手に考えました。
そして、それを自主学習に落とし込むための「より具体的な手段(ツール)」が「キーワード」であり、この「主従」を取り違えると、ふぞろいの本当の価値を見誤ってしまうのかなと思いました。

切り口と配点の視点でふぞろいを読み「ふぞろいメンバーは何故そのようにしたのか?」を考えることは、私にとっては「事例を研究することの1つ」だったと言えるのです。

と、格好つけたことを言った割には令和元年の事例Ⅱは59点の「未達のオヤジ」なわけですが、本番でやらかした「第2問」も、ある意味で徹底的に事例文に寄り添った結果の珍解答(泣)であったと言えます。言えるはず。いや、苦しいかも・・・。

ふぞろいの真価がどういうところにあって、例えばどのように活用することができるのか?の一例として、皆様の学習の一助となれば幸いです。

 

ということで、本日は「2次試験の作法」「ミスノート作成のすゝめ」そして「ふぞろいの活用法」の視点から「2次試験に向けた今の時期の準備」について書かせていただきました。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
✅ 対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ

 

今回の記事でも片鱗を表していますが、2次試験対策の勉強は「できない自分と向き合う」場面の連続です。これは1次試験対策時の比ではありません。

ですがいま皆様がそれぞれの年齢にあって、現業以外の部分でこの辛い経験を得られることは何にも代え難い貴重な機会なると信じています(自分がそうだったので)。

明日の夏セミナーもそのような機会にできるようお互いに楽しみましょう!

べりーでした。


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場Blogをご覧頂きありがとうございます。

今回は、これから2次対策を本格化される方に加え、2021年の1次に向けて勉強をスタートされる方に向けて、学習時間の管理方法の一つとして「StudyPlus(スタディプラス)」を紹介します。

 

1.StudyPlus(通称:スタプラ)とは

公式サイトはこちら


画像出典:スタディプラス公式サイト(https://www.studyplus.jp/)

大学受験生の3人に1人が利用しているという自分の学習実績を記録できる無料のツールです。SNS機能もあり、自分の同じ目標を持つ勉強仲間とつながれます。モチベーション維持のために有効なツールです。

大学受験生をメインターゲットにした学習記録ツールなのですが、診断士をはじめ資格取得の勉強にも十分活用可能です。既に過去の道場メンバー(9代目きゃっしぃ10代目ぐっち 他多数)も活用しておりますし、道場に寄せられた合格体験記からも多数利用されていることがわかります。

私はこのツールがなければ診断士の勉強を途中で断念していたと思います。それくらい私にとっては必須のツールでした。

 

2.メリット①:勉強を記録できる(レコーディング機能)

スタプラでは自分の利用教材を登録し、教材に対してどれくらい学習したかをストップウォッチ機能で測定して記録できます。(ストップウォッチを使わなくても時間だけでも記録できます。)これを教材毎、カテゴリー毎、日、週、月単位でグラフで集計できます。

私は1次、2次とも科目ごとのカテゴリに分類しておりました。日々の記録をつけることと、週単位、月単位で見返して科目ごとへの工数投入比率がどれくらいなのかを振り返ってました。

<3ch利用中の実際の画面:当時>

診断士試験については勉強時間の物理確保が必要、バックボーンによって違うので一概に言えませんが一般的に1,000時間以上とか言われます。スタプラの有効性について合格者の方と議論したことがあるのですが、”時間ではなく質を重視しているから単純な時間の記録は不要、だからスタプラも使っていない”、という意見もありました。

しかしながら、その域の意見を言える前提としては、最低限度の物理勉強時間を確保し、ある一定の量はこなした上での話かと思います。それ以前に学習が続かない、何となくやったつもりでいる、そういう可能性のある方(=私です)が多いのではないでしょうか。受験生の方は会社勤めの方が大半で、稼ぎの本業である仕事が忙しいという理由で学習時間や(体力的、精神的な)余力を捻出できないで断念する方も少なくはないはずです。

スタプラはそういう可能性のある方が、資格試験に必要な勉強時間の絶対量を確保するために、勉強そのものを軌道に乗るスターターであり、勉強が軌道に乗ってからも途中で失速しないためのツールです。

診断士の学習をこれから始める方、来年1次からリベンジする方、ここから2次を本格化する方、何とか立て直したい方、、まずはスタプラで定量的な成果である学習時間を記録し、少なくとも自分がどれくらいやったかを把握することから始めてはどうでしょうか。

実際に記録して過去を振り返ってみると、これまでに相当な時間を費やしてきたことがわかります。7代目フェイマオの記事にもありますが、「軌跡の可視化」によりモチベーションを維持できる点がスタプラの最大の魅力です。

ただし、質までは可視化できません。時間を記録する際のルール(例えば集中した時間のみストップウォッチを進めて計上するとか)は自ら設定しておかないといけません。

参考までに昨年度の私の学習記録です。(なお、スタプラ上HN:3chでそのまま公開しています。)

<3ch実際の月次の学習時間の記録:2019年4-10月>

<3chの週次の学習時間の記録:2019年1次終了後~2次試験終了>

 

3.メリット②:週次の目標設定・達成度管理ができる(目標管理機能)

週次で目標時間を定めて達成度を測定することができます。これを上手く使ってモチベーションを維持することができます。

私にとってこの機能が非常に重要でした。平日で時間がなければ土日でどれくらい覚悟が必要かがわかります。私は週次で目標を定めて予実管理するのが一番合ってました。月次ですとスパンが長すぎますし、月中くらいにどう考えても達成できない状況になります。

私のセルフコントロールとしては、週次単位で進捗管理し、実績も週次の積み上げていくイメージです。週次の積み上げで月100時間を達成できるように週次目標を設定していました。スタプラを使ってからは、週次の目標は何が何でも達成するということだけ決めてました。基本的には20~25時間/週あたりを目標にしていました。(1次直後の1週間だけは緩めてました。。)

スタプラのおかげで、何かと「仕事が忙しい」を言い訳にサボりがちだった私が、週次の学習時間という短期に刻んだ目標を達成し続けることで、後から振り返ると自分でもびっくりするぐらいの時間を捻出して勉強をやり切れた次第です。ここがスタプラを活用する重要なポイントだと思います。

(スタプラと併用していたExcelの学習計画)

スタプラについてはあくまで実績管理がメインです。実際の計画についてどうしたか、参考までに紹介します。
1次の時は科目ややることが多く並行して2次も絡めようとしていたので、Excelで粗く大日程(年次計画として週単位でやること)、小日程(タイムスケジュールとして時間単位で1日でいつ何をどれくらやるか)の学習計画を立ててました。
特に後者は、1次試験の途中、スタプラの目標達成が苦しくなった時期があり、その自己分析のために、日ごとに時間単位でやろうしていた予定の達成度を色で分けて、黄色→達成灰色→仕事水色→計画的な休息時間紫→勉強を計画してたのに未達として区別していました。
この表に実績を落としてから、自分の週次のペース感を掴みやすくなってきました。具体的には、土日の時間に期待しすぎると、どうしても予定通り進まないことが分かったので、平日空いている時間(特に週の前半)に少しでも前倒しで勉強し、週間目標としている勉強時間を稼ぐという癖がつきました。それ以降は達成度が高まりました。

(参考資料)3chの実際の学習計画イメージ

大日程計画イメージ(週単位の年次計画)

小日程計画イメージ(日毎、時間単位の計画)

1次の時は比較的やすく、投入工数と比例して点数が伸びる感覚を掴めたのでこれでよかったのですが、正直なところ、2次は手探りの中で情報収集しながら試行錯誤して進めていたのとで、1次と同じような計画を作ろうとしたもののどうもしっくりこず、ブラッシュしている時間が無駄で作成途中でやめました。結果的に2次以降はスタプラでの管理だけになりました。

計画立てていなかった私がいうのもなんですが、これから2次対策を本格化される方は、道場の記事や各種合格者の体験記etcから情報収集し、この連休中に2次本番から逆算してザクっといつまでにどれくらいのことを達成しておくか、概略のスケジュールを立てて今後のやるべきことを可視化しておいた方がよいと思います。私は恥ずかしながら昨年そんなことをじっくり考えて取り組む余裕がなく、走りながら考えていたのが実態です。今思えば無駄な動きがあったのも事実で、その反省を込めて申し上げます。

なお、これから来年の1次を目指す方は予備校のスケジュールを参考に是非年次の大日程計画を策定してみてください。
その上で、実績管理をスタプラで。

あと、スタプラには試験日までのカウントダウン機能があります。試験まであと何日かをいちいち考えなくてもよいのでこれは地味に便利でした。

 

4.メリット③:勉強仲間ができる(SNS機能)

スタプラにはSNS機能があり、自分の勉強した記録をスタプラ会員に公開可能です。(非公開のままでも利用できますが、是非公開した方がよいです。)同じ目標を持った同志が集まってきますので、ぜひ相互フォローしてみてください。自分の勉強記録にいいねが付くとやる気が出てきます。

周囲に勉強している人がいない私にとって、スタプラ仲間は非常に心強いものでした。リアルで勉強仲間がいる方は中々少ないと思います。とにかく同じ仲間がこれだけやっているんだから、もっとやらなければという思いにさせられます。自分の学習目標や学習記録が公開されると何人から「いいね」が付くため、心の奥底にある自己顕示欲と承認欲求を満たそうと無理やりにでも頑張ろうとします。また、他の人が目標を達成していると自分も達成したくなるため、それを週次で続けることで気が付けば一定時間勉強するクセが気が付いたら身に付きます。ここがこのツールの最大のポイントだと思います。

スタプラの仲間とは道場セミナーやWeb勉強会でリアルにお会いしたり、またずっとお互いにコメントしていた方と合格後に直接お会いし、合格後も研究会をご一緒している方もいらしゃいます。全国で同じ目標に向かってまさに今戦っている同志とつながることで、長期的にモチベーションの維持ができます。受験勉強は孤独な闘いであり、特にリアルで会えない昨今、スタプラ上でつながることはとても有益と思います。
SNSツールは他にも多数あります。個人的にTwitter等は積極的に使ってないのでわかりませんが、スタプラは受験に特化している点で、受験勉強用として活用するならその中でも使い勝手が良いと思ってます。

さらに、モチベーション維持以外にも勉強仲間とつながることで、

①他の人がどのような教材を多く使っているか(しかも今時点で)を知れる。

②教材単位でのレビューが見れる(個人的にはあまり活用せず)、その教材を使っている人の学習記録が参照できる。

③学習教材だけでなく、勉強に関連する書籍や試験に関するネタ(例えばツールや文具とか去年の情報とか)を仕入れることができる。

等のメリットがあります。
特に、仲間が読んでいるおススメの本については何冊か購入してみました。気になる教材やツールについてはコメント、DMで質問できます。

まさにオンラインでの勉強仲間とともに試験を戦える、そんな秀逸なツールです。

 

5.最後に

スタプラを使ったことがない方、無料なので合わなければやめればよいので、是非登録してみてください。
既にお使いの方、自らの計画とセットで使い倒してみてください。

なお、自分で設定した目標達成後は以下の画面が出ます。

この画面が出たときに、思わずウルっときましたね。

スタプラ仲間のいいねや温かいコメントに何度も何度も助けられました。本当にありがとうございました。

 

暑い日が続きます。皆様、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

以上、3chでした。

画像出典:StudyPlusアプリ(iPhone)


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おはようございます。岩塩です。一次試験を受けられた皆様、2日間の一次試験、本当にお疲れ様でした。自己採点の結果、めでたく合格見込みとなった方は、2次試験の情報収集や学習準備を始めていることと思います。カワサンの記事にもありましたが、情報収集がとても大事です。一発合格道場でも2次試験対策セミナーを開催しますが、有難いことに両日とも満員御礼をいただいております。懇親会にはまだ人数の余裕がありますので、『懇親会だけ参加したい』という方がいらっしゃいましたら、こくちーずの【お問い合わせ】からご連絡ください!

 

さて、本日の話題です。

 

<2次試験学習における守破離>

私は仕事で新卒社員研修を担当することがあるのですが、その際に新卒社員の皆さんからしばしば耳にするのが「守・破・離」という言葉です。もともとは千利休の訓によるものだそうですが、修行における過程を示したものです。

 

修業に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修業が始まる。

師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。

さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる。このようにして新たな流派が生まれるのである。

(Wikipediaより引用)

 

初学者の皆さんにとっては、診断士2次試験の学習はいわば修行のようなものかと思います。2次試験を「守・破・離」の観点から考えてみると、次のような過程になると思います。

 

「守」
  模範解答を忠実に真似する、解答に至るロジックを理解する

「破」
  模範解答を分析し、自分に合った解答プロセスを確立する

「離」
  模範解答にとらわれず、独自の診断・提案ができるようになる

 

このように定義すると、2次試験で求められているのは「守」「破」まで。「離」は危険な行為となってしまいます。

診断士は国家資格ですので、標準的なというものがあります。を習得しているかどうかを確認するのが2次試験ですから、「自分ははもうしっかり理解しているよ!」ということを強くアピールした方がよいです。オリジナリティのある「離」の解答を書きたい気持ちをぐっと堪えて、通りの解答をすることが大切です。(出題内容がご自身の専門分野に近い場合は、特に要注意です。)

社会人をやっていると、「人と同じじゃ意味がない」「独自性を持て」と言われることが多いと思いますが、2次試験では「人と同じことを書く」「独自性を封印する」を意識することが重要です。

 

 

<「守」「破」 習得のプロセス>

私は過去問10年分を2周しましたが、1周目は「守」の視点、2週目は「破」の視点を重視して学習を進めました。

 

(1) 1周目「守」(8月)

  • スタディングから問題を印刷して、40分間で問題に取り組む
    • ①問題への与件文の対応付け、②解答骨子のメモを作成をする程度で終了
  • スタディングのロジックマップを見ながら解説を聴く
    • ①適切な対応付けができていたか、②解答文を書けそうな骨子ができていたか、を確認
  • 問題文と模範解答を写経する。(書き写すということ)
    • 模範解答で、他問題にも応用できそうな表現はチェック
    • エクセルにまとめていました
  • まとめたエクセルを通勤時間に眺める

(解答はスタディングより引用)

この段階では真似によるインプットを重視していたので、解答全文は書かず。ニュートラルな気持ちで「なるほど~」「そう考えるのね~」と模範解答から学ぶ。できなくても自分を怒らない。問題経験数を増やし、出題傾向と「こんな問題に対してはこんな解答を書く」という切り口&キーワードことをざっくり掴む。ロジックを意識しながら練習すると、だんだんと的を得た抜き出しや解答骨子ができるようになると思います。

 

(2)2週目「破」(9月)

  • AASのWebサイトから本番形式の問題と解答用紙を入手し、80分間で取り組む。
  • 「ふぞろい」で答え合わせ
    • 解答のロジックが適切だったか、②解答要素が盛り込めていたか、を確認する。
  • 「ふぞろい」の模範解答を写経
    • スタディングの模範解答とも比較しながら、応用できそうな表現があればチェックし、多面性を高める(同じくエクセルで作業)
  • まとめたエクセルを通勤時間に眺める

この段階ではアウトプットを重視し、時間・字数とも本番形式で。大外ししたら、「違うだろー!」と脳内で自分をこきおろし反省メモを作る。同時に蛍光ペンや色ペンなど筆記用具の使い方の調整を図る。

 

概要としては、上記のようなイメージで進めていました。戒めの意味も込めて写経を活用していました。

「わかってきたかも?」と調子に乗って油断すると、独自色の強い解答を書いてしまったりして・・・。自制心を持って一定の枠から飛び出ない解答を書くことが大事!と何度も自分に言い聞かせた次第です。

また、もしも再度2次試験を受けるとしたら、やはり「勉強会」「模試」を活用すると思います。自分が型通りにできているかどうかは、自分ではわからないことが多いので、他者からの客観的なフィードバックが有効だと思います。点数が伸び悩む場合は、もしかすると気づかずに少し変な癖がついているかもしれません・・・

 

「型があるから型破り、型が無ければ形無し」

 

合格後はそれぞれの独自性を発揮することが診断士としての強みに繋がると思います。ひとまず2次試験では、中小企業診断士の基本的な型で勝負し、合格をもぎ取ってください!

 

 

<試験ではなく、支援>

二次試験に向けた「気持ち」の面でも一言・・・

昨年の10月19日、私は東京理科大の飯田橋キャンパスで2次試験の開始を待っていました。その時、どこかで読んだこの言葉をふと思い出しました。

2次試験は、あなたが中小企業診断士の卵として行う
初めての経営診断です

この言葉を思い出した瞬間、それまで高めてきた集中力や緊張感がさらに高まるとともに、使命感がこみ上げてきたのを覚えています。10代目ブブの言葉を借りると、

「試験ではなく、支援」

この視点に立ち全力で事例企業に寄り添うことが、試験合格の鍵であり、合格後の活動にも繋がっていくと思います。実際、2次試験で作ったファイナルペーパーは実務補習でも役に立ちましたし、これから先の活動でも基本になり立ち返るものになるでしょう。

診断士は中小企業に寄り添う羅針盤のような存在です(いけちゃんの記事参照)。「2次試験の勉強は支援の練習」と捉えれば、試験勉強という性質を超えた貴重な時間が過ごせることと思います。皆さんの学習が順調に進むことをお祈りしています!

 

※協会に入会しました

 

 

最後に、となりのふぞろい企画です。

受験生の時分、ふぞろいにはお世話になりました。m(__)m

特に独学で診断士を目指す方にとっては必携の教材だと思います。主コンテンツである再現答案は言わずもがな、その他にも魅力的な仕掛けがいっぱいですよ~。

試験って、問題を解くだけじゃなく、忙しい中勉強時間を作ったり、体調に気を付けたり、準備して試験会場に向かったり・・・、色々なハードルを超えないといけないんですよね。そんなことも含め、診断士試験のリアルをまるっと先取り体感できるのも、ふぞろいの素晴らしいところ。以下、特に気に入っていたコンテンツを紹介します。

 

【事例別10年まとめ表】(10年データブックより)

問題ごとに切り口キーワードがまとまっている非常に便利な一覧表です。模範解答を写経したあとに、この切り口とキーワードも一緒に書いておき、インプットに使っていました。キーワードのシャワーを浴びることで二次試験向けの語彙力が高まったと思います。

(ふぞろいな合格答案10年データブックより引用)

 

【80分のドキュメント】

合格者の当日の行動や、思考回路が詳細に記録されています。解答プロセスが参考になるし、臨場感を持った形で当日のイメージトレーニングができます。色々なバックグラウンドを持った受験生が、それぞれの思いを抱えて全力で挑んだドキュメント。熱いです。色んな気づきがあると思います。

ふぞろい・タキプロ・道場を掛け持ちしていた10代目かわとも

(ふぞろいな合格答案12より引用)

 

【コラム&フッターのTips】

密かにファンが多いであろうこのコンテンツ。人間味あふれるコラムや様々なテーマでの一言メッセージが参考になる&息抜きや精神安定剤にもなります。

胸が熱くなる体験談の数々

(ふぞろいな合格答案12より引用)

 

*私が使っていたふぞろい*

  • ふぞろい12(H30答案収録)
  • 10年データブック(H19~H28答案収録)

悲しいことに、ふぞろい11は品薄のため入手できませんでした(泣)先手必勝ですね。

あと3か月、ふぞろいがボロボロになるまで使い倒してください!

 

以上、岩塩でした。

 


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おはようございます。さとまるです。

まずは、一次試験お疲れさまでした!今年は受験勉強そのものに加えて、乗り越えるべき困難が多く、例年にない大変さがあったと思います。

■早速ですが、自己採点はされましたか?

風のように過ぎ去っていた一次試験。終わってしまえば早いもの。採点をするのが怖くて、そっと問題用紙をしまいたくなる気持ちもわかります。

でもでも、もし2次試験に受かっていた場合、協会の採点結果が届くまで何もしないで待っているのはちょっと時間がもったいない。

一次試験の勉強の総仕上げという意味でも、自己採点をしてみることをオススメします。例年にない大変な状況の中、自分はどこまで食らいつき、やり遂げることができたのか。

また、試験当日、予備校の解答速報をみて「うぬぬ。。」となった方。予備校の解答速報は速報であるが故に、協会発表の解答と違っている場合も多々あります。実際の協会の解答でじっくり自己採点してみましょう。

そして、協会の解答ですでに自己採点済みだが「うぬぬ。。」と言う結果の方。諦めるのはまだ早いです。後日協会から得点調整が入る場合があります。例えば、直近では平成30年度の一次試験の法務で8点の得点調整が発表(平成30年9月4日)されています。

さらに、これからあるかもしれない、得点調整を経ても「うぬぬ。。」と言う結果の方。私も一次試験で一回落ちており、あの時のガッカリ感は憶えています。一次試験を受けるまで、心の中で蓋をしていた「育児と仕事と診断士の勉強の両立なんてかなり無理があるんだよ」とか「診断士をとってその後どうするの?」と言う考えが一気に出てきて、2ヶ月くらいすっぱり勉強するのをやめました。

でも不思議なもので、勉強から離れていると逆に勉強したい気持ちになってきたのです。そして、仕事やプロボノ活動をする中で「診断士をとってその後どうするの?」と言う考えへの答えがだんだんと明確になり「じゃあまたやるか!」と気持ちが変化したのを覚えています。

一次試験の終わった今、すっぱり勉強をやめてみて、一度客観的に診断士試験と自分の関係を考え直すのも手だと思います。それでやっぱり必要だったら、来年でもその先でも、もう一度トライしてみる。ガッカリした気分を引きずったまま勉強を再開するより、実は合格までの近道になるかもしれません。

そんなわけで、今一度自己採点で振り返って、一段落つけたところで、次の道に進んでいきましょう。

さて、一次試験2回目の去年、試験終了後の心境はと言うと。「7科目も自己採点するの大変だなあ」とか「結果を見たいようなみたくないような」気分で、自己採点をしたのは、試験終了後3日くらい経ってからでした。

合格した時の気持ちは、うれしさが半分。もう半分は、ここまできたら二次試験まで合格したいが二次試験てどう勉強すればいいの?と言う迷いの気持ちでいっぱいでした。マーク式でわかりやすい一次試験とはガラリと違う、真っ暗な未体験ゾーンに放り込まれたイメージです。

■さて、ここからどう動くか。

2次試験初学者を対象にすると、今から2次試験までの時間は、大きく3つのフェーズに分かれると思っています。以下では各フェーズについて簡単にご紹介します。

①2次試験とは?&自分の実力を知るフェーズ(8月頃)

②勉強法&解法について試行錯誤するフェーズ(9月頃)

③解法を確立&微調整をかけるフェーズ(10月頃)

①2次試験とは?&実力を知るフェーズ(8月頃)

森の中で無闇に歩き回ってもきっと余計迷ってしまうと考え、まずは2次試験の全体像を捉えて、自分なりのイメージを持つことにしました。具体的には、

まずは情報を集める。カワサンの言うとおり、先達はあらまほしきことなりです。特に、私と同じような、独学の合格者の2次試験の勉強法や解法の情報を集め、その中で共通していることを探し、合格する上で「どうやら必須らしい」ことをまとめる作業をしました。

その上で、実際に出題された4つの事例✖️過去3年間に挑戦し、ゴール(2次試験の合格)と、8月時点の自分の実力の差がどれくらいあるのかを体感することにしました。

いや、正確に言うと「体感することにしました」と言うのは間違いです。昨年の道場の夏セミナーで、かもよさんに「やることがわからない?じゃあ過去問3年間を8月中に解いてみようか!!」と言われ、「じゃあやろうか!!」と直感でやってみたと言うのが正しいです。

過去問3年間を8月中に解く理由は詳しく聞きませんでしたが、今では、8月中に自分の実力を把握して、9月以降で取り組むべき勉強に反映させるためだったのだろうと思っています。

この時点では1事例解くのに、1日か2日かかっていました。
ゴールなんて霞んで見えもしなかったです。

②勉強法&解法を試行錯誤するフェーズ(9月頃)

一通り4つの事例✖️過去3年間を解くと、自分の実力が把握でき、具体的な改善項目が見えてくるので、打ち手を考えて、カイゼン活動を続けていきます。

2次試験の取り組み方はあまたあれど、文章を読むスピード、読解力、文章力、そして前提となる一次知識は個人によって違うので、この解法がベスト!これ以外に方法はない!とはならないのが難しいところ。

①で見つけた合格者に共通する「どうやら必須らしいこと」を実践してみて、ダメだったら違う方法や道具を試してみる。このフェーズでは、一つの方法に固執せず、自分に合ったやり方を試して、見つけることが重要だと思っています。

例えば、自分のカイゼン項目→ カイゼン例を挙げてみると。

  • 時間内に終わらないこと→時間内に終わるには、解答過程のどの時間を削れば良い?使っている筆記用具を見直して解決できる問題はない?
  • 字数制限目いっぱい書いても、内容が薄く、指摘できている論点が少ないこと→表現方法や文章構成で文字数を節約できる部分はない?
  • 事例Ⅳは歯が立たないこと→毎日問題を解く。「2018年改訂版-30日完成-事例IV合格点突破-計算問題集-」「2020年改訂版中小企業診断士2次試験事例IVの全知識&全ノウハウ」を3周ずつまわして、ひっかかりやすいポイントの回避方法をストックする、弱者の戦略で確実に解ける問題を抑える

③解法を確立&微調整のフェーズ(10月頃)

こうして改善を重ねて、自分の解法が確立でき、安定的に得点できるようになったら、後は当日に向けて微調整するのみ。先代の言う、開眼と言う境地でしょうか。

とは言っても、結局私は1週間前まで試行錯誤を重ねていて、この境地に達することが出来たかどうかは疑問なのですが。。

以上、10月までの3つのフェーズのご紹介でした。

まずは1次試験でがんばった自分にごほうび。そして、支えてくれた周りの人たちにささやかでも感謝を伝えたら、また次に向けて走り出しましょう。

二次試験に挑戦される方にとって、残された時間は3ヶ月と、長いようで短い。初学者は、情報収集と自分の実力の把握からです。

さとまるでした!


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カワサンです。(自己紹介合格体験記

1次試験受験された皆さま、まずはお疲れさまでした。
自己採点した方、していない方、しようと思っているけどバーンアウトな方…さまざまおられると思いますが、

まずは、戦いの終わった体をしっかり休めて下さい。
試験から数日たってますが、手がつかないなら、それで良いのです。
気が向かない時にやったって、前に進みません。

機械だって人間だって、動き続けたら壊れます。ちゃんとメンテナンスしましょう!!

また先日のOPEN DAYや月曜日の解答公表後は、たくさんのコメント頂きありがとうございます。
毎日のどこか、悩んだとき、疲れたとき…皆様のそれぞれの時間で今後も道場へ来ていただければと思います。

1.1次試験を独学で合格→2次筆記も独学か?

私は予備校も通信教材も使わず、参考書と過去問、ネット上の情報を活用して合格しました。
勉強会などのコミュニティ、各種セミナーにも一切参加していません。

ひたすら過去問を解き、自分の答案を分析して反省して、試験に臨みました(参考:合格体験記)。
しかし、個人的にはこれが最適解だったとは思っていません

 

約20%の合格率の1次試験の先にあるのは、約20%の合格率の2次筆記試験と、99.9%の合格率の2次口述試験です。

1次試験を突破したら、まずこの現実に向き合わなければなりません。

 

1次試験は、とにかく重要論点の過去問や問題集を解いて60点を目指す―
1次試験を突破できた方は、参考書や過去問集を何度も何度も見て解いてきたかと思います。

しかし2次筆記は、同じやり方で合格するとは限りません。
正解が公表されない中で、試験本番に正解を書く力が求められています。

正解があれば、独学で問題を解いても、不正解の理由や原因を探れば、試験対策の知識へ昇華できます

しかし正解がないと、「何が正しいのか」を測れません
正解がない中で問題を解いてしまうのは、樹海の中を手掛かりなく脱出するような行為に同じ。

 

そこで知って頼っておきたいのは「2次筆記試験合格者はどのようにして合格したのか」という経験

すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり。徒然草

まずは、2次筆記試験の合格者がどんな風に合格したのかをリサーチして欲しいです。

①まずはチェック道場の合格体験記
経験者の意見を比較検討し、自分にフィットしそうな方法を考えることをお勧めします。年齢、受験回数、シチュエーション…ご自身に近い合格者を探してみて下さい。

2019年 2次筆記試験合格体験記まとめを読む
体験記1個1個読むのは大変!という方は、こちらで直近合格者の手法を俯瞰できます。

独学合格者の合格体験記まとめを読む
独学合格者のトレンド、共通項をできるだけまとめています。「独学しか選べないです」という方は、こちらを参考に。

 


 

・2次試験は過去問の正解がなく、何がポイントかよくわからない。
・参考書で言うポイントが、問題文のどこと紐づくのか見抜けない
・模範解答がなぜそう書かれるのか、よくわからない

私は前提知識ゼロで過去問に着手したとき、上記のような樹海に入り込んでしまいました。
そこから参考書や道場はじめネット上の情報を頼りに樹海から抜けたものの、最後の最後まで霧の晴れない感じが続く試験勉強でした。

そんな経験を踏まえれば、予備校や通信教材でノウハウを「買ってしまう」というのも選択肢としては一理あると私は思うのです。
独学は孤独でフィードバックが無いところを補完できないと、かなりのリスクが伴います

約20%しか合格しない現実があります。
ならば、やみくもに問題に手を付ける前に、徹底的に情報収集して作戦を練ったほうがいいです。

 

2次筆記試験はもう「戦い」です。試験会場の雰囲気も、1次試験以上にピリッとします
戦う時は情報収集して相手を把握して作戦を立ててから前に進みますよね。それと同じです。

 

2.2次筆記・こんな方は独学を選ぶしかない

私の場合は、合格体験記のリサーチを通じて「結果的に、独学しかない」という結論に達しました。

独学の方に特に推奨されている勉強会、興味はありましたが、開催している日時に縁がありませんでした。
勉強時間、夜な夜なやるしかなかったんです。土日は子供と遊ぶ時間です。
子育て世代の方、遅くまで毎日激務な方、土日関係ない方、夜勤な方…私が味方です。

道場では7/26、7/29にセミナーを行います
しかし、私は仕事や家庭の都合があり、セミナーに参加できませんでした。
ちなみに、今年も上記理由で主催者側になっても参加できません。。。
「セミナーに参加したくてもできない」方…私が味方です。

通信や予備校…初期投資高いですよね。100%合格するなら考えますが…
メルカリ…中古の参考書がちょっと安い。これで受かった人も「居なくはない」
(※転売ヤーが出てくる前に参考書は買いそろえましょう)
コスパを優先したい方…私が味方です。

上記に掲げたように「結果的に独学の選択肢しかないです」という方に、これから10月まで私の記事で少しでも参考になるノウハウを届けていく予定です。

 

.独学しか無い方にまず伝えたい、3つのこと

2次筆記試験、独学で挑むと決めた方にまずお伝え&お願いしたいのは「何に頼るかを決めること」です。

2次筆記は過去問を解いて答案分析するのが王道の勉強法ですが、採点してもらえる機会が無いのはかなり不利です。

だからこそ、以下の3点を徹底してください。今後、私の投稿で各論を取り上げていきます。

①徹底的に情報収集し、活用する参考書やWebサイト(=先達)を複数選ぶ

複数の模範解答・再現答案と自分の答案を徹底的に比較分析

③日本語の表現や言葉づかいに徹底的にこだわる

模範解答・再現答案は「ふぞろい」や過去問集などの参考書やネット上から沢山ゲットできます。
ネット上の再現答案は合格者がほとんど。じゃあ合格者に共通する表現や論点は何?自分はそこに掠っていたの?等と検証すれば、独学でも客観性が伴う分析は出来ます。

ただ、疑問点を疑問点のままにしない、という点は最後の最後まで苦しめられます

模範解答を見ても「与件文からこの着眼点にどうやって導けるの?」「この数式どうやって出せるの?」というのは割とあって、参考になる情報を三日三晩探し回ったようなこともありました。

独学は、こういった非効率さも1次試験より目立ってくるので、勉強時間がタイトと感じている方は、ここも気を付けておきたい所です。

 

では、また!

 


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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

週末に一次試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。

今年は試験会場からオペレーションまで、例年にないことづくめでさぞ大変だったと思います。

まずは二日間、戦い抜いたご自身を、協力してくれたご家族や周囲の方を、しっかり労って、感謝を伝えて下さいませ。

 

今日から一発合格道場の記事は、二次試験対策が中心になります。

「今年の受験は見送った、来年の合格を目指すのだ!」という方も、「二次試験ってなに? と調べていたらこのサイトに辿り着いた」という方も、もちろん「一次試験の前から読んでますよー」という方も、目標は皆同じ、中小企業診断士試験に合格することです。

(もちろん、その先に広がる世界もたくさん!)

一発合格道場11代目一同、引き続き皆様に伴走していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

そして、今日からはあの「ふぞろいな合格答案」と連携して、当「一発合格道場」メンバーが、二次試験対策教材「ふぞろいな合格答案」の使い方や、おすすめページを紹介するコラボ企画も始まります。

題して、「となりのふぞろい」!

 

くわしくは、記事の後半で…。

 

 

オンライン夏セミナー告知

ヘッダーにもある通り、二次試験合格を目指す皆様に向けて、オンライン夏セミナーを開催します。

二次試験の学習計画や事例ごとのポイント解説、グループ相談会等もりだくさんの内容となっております。

今回は、「日曜日の回」と「平日夜の回」をご用意しました。

ご提供する資料は同じですが、以下のように進め方が異なりますので、ご都合に合わせてご検討頂ければと思います。

 

◎日曜日の回

※タイムラインは、現時点での予定です。今後変更になることがございます。

 

<前半>14:00~16:40
道場メンバーによる説明
・学習計画
・事例別の解説
・80分の使い方
・復習法  など
※内容は予告なく変更になることもありますのであらかじめご了承願います。

<後半>16:50~17:50
班分けしたグループでの相談会
※Zoomブレイクアウトルーム機能を使用します。
※申込フォームのアンケートを参考にグループ分けを行います。

<懇親会>18:00~19:00
終了後に希望者でオンライン飲み会を行います!

⇒日曜日は、リアルタイムのセミナーとグループ相談会、その後希望者による懇親会と「フルコース」な内容になっております。

「初めての受験で、右も左もわからない」という方も、「過去に受験経験はあるが、疑問をしっかり解消したい」という方も、どちらも大歓迎です。

(ただし、前半のセミナーパートは初学者の方への説明を想定して作っておりますので、経験者の方には若干物足りない印象になるかもしれません。)

 

 

◎平日夜の回

※タイムラインは、現時点での予定です。今後変更になることがございます。

<前半>20:00~20:30
事前配布セミナー資料の質問会

<後半>20:30~21:30
少人数グループでの相談会(2部制)
※Zoomブレイクアウトルーム機能を使用します。
※申込フォームのアンケートを参考にグループ分けを行います。

<懇親会>21:35~22:30
終了後に希望者でオンライン飲み会を行います!

⇒平日夜は、お仕事や家事等で土日の都合が付きづらい方向けに、ぎゅぎゅっとコンパクトに実施します。

質疑応答をなるべく手厚くするため、定員少なめで募集いたします。

短時間で集中して情報を集めたい方におすすめです。

 

【共通】

・資料の配布について

事前にプレゼン資料をメール等で配布いたします。

 

・相談会のグループ分けについて

グループ相談会は、zoomのブレイクアウトルーム機能を使用し、初学者グループと経験者グループに分けて行う予定です。

セミナーの申し込みフォームに、どちらの相談会に参加したいか選ぶ欄がありますので、必ずご記入をお願いします。

1グループあたりの人数は応募状況によりますが、なるべく多くの方の質問を受け付けられるように運営していきたいと思います。

 

・申し込み開始日時について

両日程とも、明日7月14日(火)12:00~受付開始となります。

定員を設けておりますので、希望の日程が決まっている方は、早めの申し込みをおすすめいたします。

 

以上、オンライン夏セミナーの詳細でした!

 

 

これから二次試験の勉強を始める方へ

このブログを読まれている方の中に、「二次試験対策はゼロからのスタート」という方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

一次試験と並行してコツコツ進めてきた方も多いのかな、とは思いつつ、今日からスタートの方もいるかと思い、筆を執りました(おおげさ)。

 

ちなみに私は昨年、一次試験後にゼロからのスタートでしたが、そういうパターンは道場11代目で他にもいましたし、先代にもいます。

本日は、私の経験をふまえて、去年のこの時期にやったことと、やればよかったことをお伝えしたいと思います。

 

*やったこと*

1.中小企業診断協会の公式解答で、一次試験の自己採点をする

一次試験の公式解答は、例年週明け(つまり今日)の午前中に、中小企業診断協会のホームページ上で公表されます。

試験会場の出口で予備校の方々が解答速報を配っているのを受け取った方も多いと思いますが、予備校の解答は、速報性を優先するあまり、協会の公式解答と違うことがたまに(あくまでもたまに)あります。

やっかいなのは、予備校解答の自己採点で、40点とか60点とかボーダーにかかる点数になった時です。

あと、配点が2点なのか3点なのかわからない時とか。

これで二次に進めるかが決まりますので、公式解答と配点を確認して、しっかりと自己採点されることをおすすめします。

 

余談ですが、昨年の私は半ば当たって砕けろ精神で受験したため、公式解答で自己採点をして「受かったかも……」となった時に、なんともいえない複雑な気持ちになりました。

もちろん、「え、これでしばらく遊べると思ったのにまだ勉強続くの?」という衝撃もありましたが、心のどこかで、「もっと努力した方もいるはずなのに、自分なんかがパスするものなのか? いいのかそれで?」と、変な方向に落ち込んだ(?)記憶があります。

ですが、考えてみれば一次試験は絶対評価。

私が受かろうと落ちようと、それで誰かの合否に影響を与えることはありません。

それに、診断士試験の真の難関は二次試験っていうし!

落ちるならそこで落ちるだろ!

よし! 勉強しよ!

ということで、持ち前の単純さで復活し、二次の準備にとりかかりました。

しかし、この時はまだ、二次の勉強の大変さを知る由もなかった。

 

 

2.ネットで二次試験について調べる

さすがに、二次試験(※筆記試験のこと、以下同様)が経営に関する診断・助言を記述する試験だということくらいは知っていたのですが、あらためて協会のページや道場ブログ等で調べました。

すると、二次試験は正解が公表されず、そのために対策が難しいらしいということを知ります。

正解が発表されないので確かめようがないのですが、毎年の合格者数にそこまでブレがないから、どうやら相対評価なのではないか、ということも書いてあります。

これはなかなか手ごわそう。

 

また、いわゆる「得点開示」の制度についてもここで初めて知りました。

ご存知の方も多いと思いますが、道場の6代目岡崎教行さんのご活躍により、二次試験の得点は、本人が開示請求すれば協会から回答してもらえるシステムになっています。詳しくはこちら

そのため、高得点者の答案と自分の答案を見比べて、何がどう違うか分析する勉強法がある、ということもわかりました。

 

さらに、二次試験対策の教材についても少しわかってきました。

「ふぞろい」「全知全ノウ」「イケカコ」との出会いです。

どうやら、「ふぞろいな合格答案」通称「ふぞろい」という教材をみんなが使っているらしい。

どうやら、「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」「2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」という教材があり、二つ合わせて「全知全ノウ」と呼ばれているらしい。

さらに、事例Ⅳに特化した「全知全ノウ」があるらしい。

どうやら、事例Ⅳ対策に「意思決定会計講義ノート」通称「イケカコ」が使われているが、これは診断士試験に特化した教材ではないため、推奨派とそうでもない派がいるらしい。

こんな感じで教材についてざっと調べ、取り急ぎ前年度の「ふぞろい」、「全知全ノウ」、「事例Ⅳの全知全ノウ」の合計4冊を購入しました。

 

また余談ですが、今年の「全知全ノウ」の表紙はえらいおしゃれですね。とってもすてきじゃないですか。

こちら、私がお世話になった2019年度版の「全知全ノウ」です。

 

 

 

 

 

そういうことです。

 

3.道場セミナーに申し込む

もうあと、わかんないところは道場の人に聞こうというダメダメな感じで、試験の次の週末に予定されていた道場セミナーに申し込みました。

繰り返しになりますが、今年のセミナー申し込みは、明日14日の12:00~です。

 

 

 

*やればよかったこと*

1.とりあえず1年分、過去問を解いてみる。

個人的には、事前のインプットなくいきなり解くのがおすすめです。

おそらく、時間が全然足りない、設問の意図がよくわからない、解答が文章としてまとまらない等、「何これ?」みたいなことになると思います。

その後、「ふぞろい」や他の参考書の解説を読んだり、自己採点をしたりします。

多分深く絶望しますけど、その絶望があなたを成長させてくれます。

 

この段階ではどれだけ絶望してもよくて、理想と現実のギャップを直視することに意味があります。

むしろ、自分に甘く「なんとなくそれっぽいこと書けてるから、正解」としてしまうと、解答プロセスが確立できず、再現性のない解法になってしまいます。

最終的には半自動で解法をなぞれるくらい、再現性の鬼になる必要があるので、自分に厳しくまいりましょう。

 

2.(独学だったので)自分の答案にコメントしてくれる人を確保する

問題を解いたら、まずは一度、合格者や他の受験生からコメントをもらってください。

身近にいなければ、勉強会等に参加して、フィードバックしてくれる人を確保することを強くおすすめします。

独学者は、人からのフィードバックがないと、だんだん五里霧中感が出てきます。

「なんだかずっと、同じところで躓いている気がする」「自分の解答が良くないっぽいのはわかるけど、具体的にどうマズいのかわからない」そんな感じで途方に暮れます。

一人で悩んでいても仕方ないので、聞ける人やコミュニティを確保しておきましょう。

受験生支援団体の「タキプロ」「ココスタ」では、毎週勉強会を開催されています。

もちろん合う・合わないもあるかとは思いますが、食わず嫌いはもったいないです。

一度のぞいてみることをおすすめします。

 

 

(おまけ)

そうはいっても、一次試験の疲労が抜けないという方へ。

とりあえず以下をこなしつつ、体力を回復するのがおすすめです。

1.参考書を購入し、ビリビリ分冊する

(持ち歩きがラクになります♪ 肩こり軽減♪)

 

2.演習用に、問題用紙と解答用紙をひたすらコピーする

(まずは4事例×過去5年分。単純作業に癒される。コピーサイズは本番と同じ見開きB4にするのがおすすめ)

 

3.マーカー、一文字ずつ消せる消しゴム、電卓などの二次試験用アイテムを購入する

(人それぞれですが、二次試験は問題文を読みながら、数色のラインマーカーで解答構成要素をマークしていくという解法が比較的ポピュラーです。試してみて、ご自身に合わなければやめればよいと思います)。

以上、これから二次試験の勉強を始める方へ でした!

 

 

 

さて、本日は、もう一つお知らせがあります。

それがこちら!

となりのふぞろい。

あの、「ふぞろい」とのコラボ企画が実現しました。

団体の垣根を越えて、受験生の皆様のお役に立つ情報を…! ということで、当「一発合格道場」では、「ふぞろい」書籍の使い方や、おすすめ記事などをご紹介してまいります。

 

◎そもそも、「ふぞろい」って何?

今更ですが、これから二次試験の勉強を始める方のために、改めてご説明いたします。

「ふぞろい」とは多くの受験生が使っている二次試験対策参考書「ふぞろいな合格答案」のことであり、

その編集プロジェクトのことでもあります。

(すでにややこしい……ブログを見た方がイメージがわきやすいかもしれません)

この参考書は「前年度の受験生から再現答案を募集し、その年の合格者(+受験生メンバー)からなるプロジェクトチームが再現答案を分析して書籍を編集する」という形で作られています。

現在店頭に並んでいる最新の「ふぞろいな合格答案 エピソード13」は、令和元年度の受験生から再現答案を募って、令和元年度の合格者

が分析・編集したものになります。

(私もふぞろい13プロジェクトの末席に名を連ねているため、今回のコラボが実現しました。

道場メンバーもふぞろいメンバーも、「受験生のお役に立てるなら、ぜひやるべき!」ということで快諾してくれました。

診断士って本質を考えて、素直に協力しようという姿勢の方が多いなぁとつくづく思います)

 

◎ふぞろいの特徴は?

以前の記事でも書きましたが、最大の特徴は「実際に受験生が本番で書いた答案を【再現答案】の形で収集し、分析していること」です。

ここが、予備校の先生が作られる模範解答と違うところです。

とにかくリアル。等身大。

さらに、二次試験の合格発表時に通知される「合格・A・B・C・D」という結果も後日、収集しているため、「多くの合格答案には、このようなことが書いてあったようだ」という分析結果をまとめて、キーワード形式でランキング化しています。

そのため、過去問を解いた後の自己採点に使うことができます。

 

一方、これも以前書きましたが、注意点としては、ふぞろいのキーワード採点は完璧ではありません。

協会は、キーワードとは全く違う基準で採点しているかもしれませんし、実際に加点されたポイントはふぞろい分析とは不一致かもしれません。

そういった不完全さを認識したうえで、ご自身の解法や解答をブラッシュアップするツールとして使うとよいと思います。

 

◎意外と知られていない購入者特典

「ふぞろいな合格答案」では、購入者特典として、合格者の生問題用紙をダウンロードできるサービスがあります!

私も去年は知らなかったのですが、かなりリアルな、生々しい情報なので、一見の価値はあると思います。

一応、私の問題用紙もご覧頂けますが、当時はこんなことになるなんて思っていなかったため、ひたすら字が汚いです。ほんとごめんなさい。

どうしても読めない文字などありましたら、セミナー後の懇親会ででも聞いてくださいませ。

 

ちなみに、「ふぞろい」でも二次試験対策のセミナーを企画しております!

こちらは現在申し込み受付中ですので、チェックしてみてくださいね。

 

 

さぁ、今度は二次筆記試験。

冒険の第2章の幕開けであります。

 

特に今年は長丁場になりますので、あせらずたゆまず、コツコツ進んでまいりましょう。

ではでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~^^

 

 

 

 

 


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カワサンです。

いよいよ、1次試験まで1週間。

シカゴ・カブス所属のダルビッシュ有投手のツイートです。

今、1次試験や2次試験筆記に向けて勉強されている皆様に、この言葉は意識してほしいです。
例えば、最近のご自身について、以下の3点を振り返ってみて下さい。

①過去問や問題集を解く時、何度も見ているがゆえに、用語の意味や「~である」「~ではない」の表記の違いも確認せずに解いていませんか?

②参考書を見るとき、マーカーを塗っている所を眺めて「これは認識済」と終わっていませんか?

③参考書や問題集の内容を、読み終えた3分後に説明できますか?

1次試験に関しては「追い込み」の時期であり、否応なしに時間をつぎ込む方も多いと思われます。

こで気を付けたいのが、否応なしに時間をつぎ込むがゆえの「やっている感」です。

 

1.「頭を使って練習する」とは

もし試験中に「あ、これ解いたことある問題と同じやつだ!」と(進○ゼミ風に)直面した時、以下のリスク(陽動作戦)にやられてしまう可能性があります。

①「適切な選択肢」と「不適切な選択肢」を選び間違える(練習問題と同じと思いこむ)

②「否定文」と「肯定文」を読み間違える(先を急いでちゃんと読まない)

③平面図に見知らぬ線が1本入っているだけなのに混乱する(図の意味を理解していない)

問題集で「適切なものを選べ」とあっても、本試験で「不適切なものを選べ」と問われる可能性は十分にあります。

「見慣れた問題~♪」と思って、見慣れた用語だけ見てマークすると練習は嘘をつきます。

私は2018年の1次試験で「あ、これ解いたことある問題と同じやつだ!」と(進○ゼミ風に)ウキウキしてしまい、↑の陽動作戦にはまったことがありました。

それで悔しくて、2019年は「適切」「不適切」とか、「~である」「~は無い」とか、「以下」「未満」といったワードには鉛筆で黒丸を付けて、正答を選ぶ際に気を付けていました。

この時期だからこそ愚直に「問題文をしっかり読む」練習をした方がいいです。

特に、問題集を何度も回している方は要注意です。
試験本番に「同じ文章」が出てくる保障なんて一切ありません。

試験本番「あ、これ解いたことある問題と同じやつだ!」と(進○ゼミ風に)なったら、気を付けましょう!!

 

2.体調を整える「練習」、気持ちを安定させる「練習」も

ここ最近は連日、1次試験の当日についてテーマアップしていますが、それだけ当日の準備・動きというのは試験結果を左右するというコトです。

「最近のブログは、試験会場や当日の話題ばかりだな」と思われるかもしれませんが、当日の雰囲気や様子を知っておくのは、知らないよりもアドバンテージという事なんです。

ただ今回はマスク着用受験、会場の選定も例年と異なる、検温の実施など、今までと違うことも何点かあります。何度か登場していますが、HPや受験票記載事項をしっかり確認して、時間に余裕をもって会場に乗り込んで欲しいです。(参考:中小企業診断協会HP

 

(1)当日に発熱!今年は一大事

追い込み時期は特に体調が乱れやすく、健康管理はとても大切です。
今年は特に、試験当日の発熱に気を付けたい所です。

私は、昨年の2次筆記試験の朝に身体がだるくて、検温すると37.3℃ありました
今年だったら、気が気じゃない事態です。練習は嘘をつくどころの話じゃありません。

「当日、試験会場の入口において、全ての受験者について非接触型体温計による検温を実施します。」

37.5度以上の熱のある方につきましては、 感染拡大防止のために必要な措置として受験をお断りすることとします。

と、主催者HPに明記されています。

今年は受験資格も左右する体温管理です。
頑張りすぎて知恵熱なんてこともありますから、今から気を付けておきたい所です。

ちなみに食後は体温がちょっと上がりますから、ご注意くださいご参考)。
不安なら、早めに食事するか、検温後に摂る形にする方が良いと思います。

 

(2)マークを塗りつぶす最中…突然の腹痛が!

これは私が最も恐れていたことです。
過去、簿記2級の試験でやらかしました。

その試験は午後から始まるんですが、昼に「ここ気になってたな~」という試験会場近くのラーメン屋に、初めて寄ったのが失敗でした

お腹が慣れないものを受け入れたおかげで、試験開始後15分ほどで腹痛発症。
白旗を挙げるが如く手を上げて、トイレダッシュ。。。。。
事を済ませて戻りますが、もう時間も過ぎておりモチベーションもガン萎えです。心ここにあらず。

そんな経験があったので、1次試験はかなり気を遣いました。
「3密」ならぬ「3常」ですかねえ。

・「常時」食べなれているものしか口にしない

・「常温」以外の飲食物を口にしない

・「常備薬」少しでも不安になったら口にする

私は上記の通りお腹が弱いので「正露丸」「ストッパ」の2種類を持ち歩いています。

 

(3)試験当日の「ルーティン」を持っていれば、周りに左右されない

メンタルコントロールに関しては、ルーティンを大切にするアスリートが多いですよね。
ラグビーの五郎丸選手、プロ野球ならイチロー選手や前田健太投手あたりがイメージしやすいかと思います。

私も試験前はルーティンを確立してから臨みました。1分間の瞑想です。
後から知りましたが、アップルのスティーブ・ジョブズ氏は毎朝瞑想をして、1日のスイッチを入れていたそうですね。

試験では、解答用紙と問題用紙の配布が終わってから、試験開始まで少しだけ待ち時間が発生します。
その間は待っているだけなので、私はそのスキに1分間だけ瞑想し、集中力を高めていました。
(問題用紙をどんなに眺めたって、第1問が透けて見えることはありません)

目を閉じて、深呼吸して、何も考えない―

今でも、仕事で大切な場面などでやるときがあります。

「これやれば集中力高まる」みたいなルーティンを持っておくだけで、当日のパフォーマンスに大きな影響を与えると私は思います。

瞑想でなくても、

・お守りを握る

・好きな言葉を心の中で唱える(おまじない的に)

・水をひと口飲む

色々、やり方はあります。

ただ、当日いきなりやれば出来るものではないです。「ルーティン」なので習慣化しないとメンタルに効きません。

試験中はテキストや参考書も見られない、いつもと違う場所・雰囲気で受験しなければなりません。

そのような環境でもしっかり結果を出せるために「スイッチボタン」的なルーティンを持っておきたいものです。

 

3.さいごに

受験生で見ると、11代目の道場メンバーは12名中9名が東京地区、あとは大阪、名古屋、広島という構成です。

私は北海道→広島と過ごしてきた者として、

会場の遠方、地方から受験する皆さまを誰よりも応援しています

試験会場に関しては「幕張メッセが遠い」等の話もネット上で見受けられますが、
北陸や四国から受験する方のように、試験会場の日帰り圏「じゃない方」はみんな

京葉線みたいな通勤電車じゃなくて新幹線とか使うんですよー

「ちょっと遠いから前泊」じゃなくて「遠いから前泊マスト」なんですよー

受験料以上に交通費かかるんですよー

と、思っています(きっと)。

別に「遠方の人は大変」とか「東京の人が比較的移動が楽だ」というつもりはありません

全国各地から、一人ひとりの受験生が、それぞれの想いをもって受験する

そこには近いも遠いもありません。結果を出すのみです。

ただ個人的には、地方に生きる皆さんへ特に頑張ってほしいと思っている次第です。

本当にそれだけです。
私は広島地区で受験しましたが、宿代のコストも大して変わらないので、2日間新幹線で往復して受験しました。

端から見れば試験を受けるだけですが、新幹線で移動だなんて田舎の人からしたら一大事です。

1日目の帰り、広島駅のホームでスピテキ片手に自由席に並ぶ同志がいて「自分以外にもたくさんの人が、遠くから受験しているのかも」と思った次第です。

 

最後の最後、受験会場(広島工業大学専門学校)の教室にこんな張り紙がありました。
(今年も広島地区の会場は同じですが、すべての教室に張られているかは不明です)

能力小さい。されど、努力大きい

では、また!

 


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カワサンです。

1次試験を受験する事に決めた皆さん、どんな時も1次試験の事を考えていますか?

今はウォームスタンバイでもいいですが、3日前くらいからホットスタンバイでいつでもトップギア入れられるようにしましょう!!

と、経営情報システムのワード連発ですが(参考)、今日は経営法務の話。

私が1次試験で最も恐れていたのは経営法務でした。
過去問も練習問題も出来なさ過ぎて、最後の最後まで知識の定着に苦戦した科目です。
同じように苦手な方もいらっしゃると聞きます。

そこで、この科目との向き合い方を、直前期という視点も交えて考えてみます。

 

1.まず、ダウンロード?

過去5年間に出題された法律、論点を羅列した資料を作りました。
(PDF:過去問データ頻度リスト)(Excel版)
中小企業診断協会HPに公開されている過去問に基づき独自編集

・羅列シート:試験年-問題順

・頻度別集計:法律/分類毎の出題頻度

でまとめています。

Excel版でオートフィルター、ピボットテーブル等活用して、ご自身で並べ替えてみてもいいです。
分類の括り方は小生の独断なので、Excelでご自身でまとめるのもオススメです。

このシートは直前期だから使える。活用方法

①ワードを見た瞬間に「この論点は○○がポイントだな」と連想する(≒試験で必要な力)

②押さえておきたい法律、何が問われやすいかをサッと確認→分からなかったら参考書開く

③超直前期、試験開始前にヤマを張りたい時に頻出度合いを参照→過去問を解く

等が考えられます。

 

2.ある司法試験合格者の見解

私は1次試験を2回受験したのですが、2018年は32点、2019年も56点と、最後まで60点に届きませんでした
2018年は過去最高の8点加点という得点調整をするほどの極難でしたが…

この時はあまりに悔しくて、試験直後に司法試験合格者の知人に「経営法務の出題レベルって、専門家的にどうなん??」とT○Cの参考書片手に聞きました。

すると、

 

「どんな事が聞かれるんですかァ~?(参考書をパラパラ眺めて)ん、知財法と会社法がメインなんですねェ。へェ~こんな感じで参考書で書かれているんですねェ(ちょっと読み込む)面白いですゥ(興味津々)」

 

とまあ、順調に「こういう所押さえて勉強すればいいですよォ♪」的なアドバイスをもらえそうな雰囲気。

だがしかし、駄菓子菓子…

 

「どっちも複雑な法律なんですよねェ。はっきり言ってムズいですよォ~

 

ム ズ い … ?

 

あなた、司法試験合格してるんでしょーーーーーーーー!!!

そんなこと言わないでよーと途方に暮れかけましたが、

「専門家でも難しいんだから、法律の素人が万全に理解するのは ☆ 限 界 あ り ☆ 」と割り切ることに。

参考に、過去の平均点と科目合格率の推移も確認しておきましょう。

直近は科目合格率が低空飛行…難易度が上がっている印象が…でもでも、

試験で良く出てくる論点を、丁寧に拾って覚えるのみ。これしかありません。

かーなが先日言っていたように、大切な問題(過去問集で言うABランク)を繰り返し解いて、論点を頭に刷り込んでいくイメージ。まさに、鶏ガラ学習法ですね。

頭に叩き込んだら、他に覚えたことが飛び出して逃げていきますので、丁寧に刷り込んでいきましょう。オイルマッサージみたいな感じです。

 

3.試験中に動揺しそうなポイント

試験中「なにこれ…えっ?」と思うようなことが出てきます。
当日、焦ったり混乱したりしないように、いくつか動揺ポイントを押さえて危険予知をしておきましょう。

※ちなみに、製造業では作業に入る前に安全上のリスクの洗い出しをします。これを危険予知(KY)と呼びます。

 

(1)出題の大まかな流れ

過去5年、問題の流れは以下の通りです(※2020年もそうなる確約は無いので注意!!)。

会社法に関する問題(会社の設置機関、日数要件、債権者保護手続きの要件はガッチリ固める)

知的財産権に関する問題(苦手な方はここを一番重きを置いて頭に刷り込む!)

民法その他の問題(最低限「相続」はここ最近毎年出題、押さえておきたい)

最後の民法パレードは、経営法務が苦手な方にとっては、かなり苦しいです。
疲労度MAX!!の所に、試験終了時間が差し迫る中でこん棒で叩かれるような気持ちでした。
もう痛みも何もありません。無の境地。

 

(2)なんかよく試される

べりーが1次試験の平均点・科目合格率の推移でも触れていますが、過去問解いていたら出てこない、過去出たのかも良く分からないような「逆ザヤ沼問題」がどの科目よりも厄介です。
(私は「捕まえる価値のないポケモン」と名付けていましたが…)

また、(改正含め)施行直後の法律をを論点として出題するタイムリー問題もあり、過去問回しが利かない問題もあります。

そんなことも知らずに試験本番に臨むと、基本論点を聞いている問題も難しく見えてきて余計に混乱します。

1日目の出来も引きずったり引きずらなかったり、あと2科目残っている精神状態で、2日目の朝っぱらから陽動作戦を展開されて鉛筆に汗が…となったら負けです!

なので、陽動作戦に躍らされないよう、以下を押さえておきましょう。

明らかに勉強していない問題が出てくる前提で臨む(全部解けると思わない)

ややこしい出題の直後に、基本論点の問題がシレッと出てくる。落ち着いて瞬殺する!

会話問題は、空欄や下線部しか関係ないケースがあるので、まず問題文を確認(時間短縮)

 

(3)毎年1か所は、お茶目なシーンがある

選択肢や架空の商品の設定に、遊び心が感じられる所があります。
試験中に見ると、冷静になりたい気持ちを逆なでされますが…
中小企業診断協会HPに公開されている過去問より引用

 

①突然の「魚の塩焼き」事件(2017年第18問ア)

ア 魚の塩焼きは、製造物責任法に定める製造物に該当しない。

(ポイント:出題者はなぜ魚の塩焼きをチョイスしたのか。正しくは「該当する」)

②『ABせん兵衛くん』事件(2015年第11問)

(前略)
X 氏:「なるほど、そう簡単なわけでもなさそうですね。実は、AB 市の公募で採用された『ABせん兵衛(べえ)くん』という、いわゆるゆるキャラがABせんべいの知名度向上に一役買っているのですが、最近、地元のイベントで『ABせん兵衛(べえ)くん』の偽物が現れましてね。よく似た着ぐるみを着て、『海老みそブシューッ!』と叫びながらエビ反りになってのたうち回るなんてギャグをやったりして、子供にはうけますが、下品だと言って嫌う人もいます。こういったゆるキャラの権利を知的財産で守るような法的手段はないのでしょうか。」
(後略)

(ポイント:現場を想像したらちょっと気持ち悪い…本家の梨さんはイベント中止で大変だろうな。。。)

アイスクリームのヒット商品「診断くん」事件(2016年第8問イ)

X 氏:弊社のアイスクリームのヒット商品「診断くん」のデザインを一新しました。ぜひとも意匠登録をして模倣品対策をしたいのですが、意匠登録は可能でしょうか。

あなた:はい、意匠登録は可能です。アイスクリームは、時間の経過によりその形態が変化してしまいます。しかし取引時には固定した形態を有しているので、意匠登録の対象となることはあります。

(ポイント:元ネタがもう分からない。ちなみにガ○ガ○君は「氷菓」です)

 

4.道場の記事で重要論点をチェック

過去問回しに身が入らない、何度も何度も間違える。

苦手な科目はそういうモチベーションになりますよね。
でも、試験は待ってくれません。道場の記事を読む等してでも、経営法務と付き合いましょう。

頻出論点の解説記事をいかにまとめますので、ぜひ隙間時間にご覧ください!
※特段の注記がないものは記事の投稿日時点の法令に基づきますのでご注意ください

 

 

 

■毎年出てくる英文問題
英文契約書諦めてませんか?

では、また!

 


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カワサンです。

前回、渾身シリーズとして経済成長理論を触れましたが、リクエストの中身に不足があるとのご指摘がありましたので、補論します。
その前段に、1次試験まで40日少々という時期ですから、経済学・経済政策の試験対策について少し話します。
(今日取り上げる過去問は中小企業診断協会HPから引用しています)

 

1.経済学・経済政策との向き合い方

あらためて過去問を見て思う、3つの要点。

(1)用語に惑わされるな

問題文を見ると、参考書に載ってない(もしくは注釈に書いてあるレベルの)用語を出したり、惑わそうとするリード文(「最近、○○が話題になっている」等)が出てきたり、出題者の陽動作戦が展開される場面があります。
それらは大概、衣をまとっただけの、きわめて教科書的な問いだったりします。

参考書を見ると人名がしょっちゅう出てきますが「ノーベル賞狙いで名付けたんでしょ!」と上から目線で深く追わず、何の頻出論点に絡んでいるのかを、解説から理解すべきです。
基本は頻出論点から抑えましょう(オススメ記事のpick upを後述)。

 

(2)グラフは数式系とビジュアル系

グラフ問題もさまざま。

・リード文で条件を読ませまくった後「これどうなるの?」と問うてくる数式系。リード文が長いせいで選択肢が次のページに記載。ページめくる手間&周囲のペラペラ音にイライラ。

・関数の式も与えられず「画像はイメージです」的なことしか書かれていないビジュアル系

例えばビジュアル系はこちら。

【経済学・経済政策】平成24年・第18問
下図は、2つの生産要素のみを用いて、2つの最終生産財を生産する場合を想定したものである。この図の説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 生産関数1の限界生産物は逓減している。
b 生産関数1は、規模に関する収穫逓増を示している。
c 生産関数2の限界生産物は逓増している。
d 他の条件が等しく、同じ生産量を実現しているとき、生産関数1を有する企業が生産に要する費用は、生産関数2を有する企業のそれよりも小さい。
〔解答群〕
ア aとd
イ bとc
ウ bとd
エ cとd

正解は「ア」です。

「逓増」「逓減」は普段使わない言葉ですが「逓=だんだん」と押さえておきましょう。
「だんだん増」「だんだん減」です。これで選択肢a,b,cは倒せます。

dはどうでしょう。ここは「同じ生産量」で補助線ですね。

「要素投入量」を「費用」と言い換えている点に出題者の陽動作戦を感じますが、言っていることは同じです。こういう風に、しれっと言い換えられている表現を見抜くことも大切です。

※数式系は「3.」で取り上げます

 

(3)残り日数注意!「分からない」といって深追いしない

凛々しい事いえば、理論が腹落ちした状態で解けるのが望ましい姿です。
が、試験は待ってくれません。どこまでやるべきか絞りながら、確実な得点力を伸ばし60点に届くことを目指すしかありません。
先日3chが、今時期から経営情報システムを深追いしすぎないでと言ってましたが、経済学も同じような事が言えます。

診断士試験における経営情報では、皆が解ける基本論点を確実に押さえることが重要で、広げすぎない深追いしないことが得策です。もし深追いできる余裕があるのであれば、その時間は財務会計、経営法務または中小企業経営・政策に使い、その中でも特に中小企業政策の細かな施策(過去問の後半部分)の暗記に投入する方がトータルでの点数は伸びると思います。

経済学・経済政策も全く同じです。
「幸先よく高得点取ってやる」と思うとハマりますので、1日目の他の3科目(財務・会計、企業経営理論、運営管理)の論点を抑え、平均60点越えを狙うほうが戦略として手堅いと思います。

 

2.押さえておきたい頻出論点

リクエストの解説前に、ほぼ毎年のように出る論点、直接問われなくても理解しておきたい論点を並べておきます。まずこちらを「しっかり」押さえて下さい。そうでなければ、3.を読んでも得点力には直結しません。

■マクロ経済

【渾身】経済学・経済政策のツボ ~IS・LM曲線~
・AS曲線:【経済学】 労働市場(雇用の理論)
経済:AD-AS分析のときの経済政策の効果
きちんと理解するマンデル=フレミングその1(経済学・経済政策)
・マクロ論点総合:【経済学】 4.グラフ対策part3
・とりあえずグラフ!【渾身】グラフを一気見して理解する経済学

■ミクロ経済・需要と供給(市場メカニズム)

【独学者向け】経済学解説①「費用関数」
【独学者向け】経済学解説②「消費者行動の分析」
【独学者向け】経済学解説③「余剰分析、貿易、ゲーム理論」
【経済学】 5.ミクロ経済学知識問題

■その他の論点

【独学者向け】経済解説④「時事問題」
【経済】最初の1マーク

 

ちなみに、過去の記事これだけストックありますので、皆さんが悩んでいる所のヒントがあるかもしれません。ぜひキーワード検索等も使って探してみて下さい。

 


 

3.リクエスト論点の解説

経済成長に関する理論(45度線、IS-LM、AD-AS分析は除く)の出題傾向を。

手を変え品を変え出てくる傾向ですかね。頻出論点の解法が確立出来たら、手は付けておいても損はないと思います。
反対に、ミクロ経済やマクロ経済の頻出論点の理解に苦戦してる方は、この時期にココを深追いするのは危険な香りがします。まずはグラフ見てしっかり解けるようにしましょう。

ではリクエストのあった問題です。
この問題、理屈まで腹落ちして解けた人は免除要件満たせるレベルかと。

【経済学・経済政策】平成27年・第11問
昨今、外国人労働者の受け入れの是非が議論されている。
2種類の生産要素、資本Kと労働Nを用いて、生産Yが行われる。資本と労働、そして生産との関係を、労働1単位あたりの資本と労働1単位あたりの生産との対応関係である、次の生産関数で表す。
 y=f(k)
ここでk=K/Nは資本・労働比率を、y は労働1単位あたりの生産量を表している。また、労働供給は一定率nで増加し、常に完全雇用が実現しているとする。
また人々は、所得の一定割合sを常に貯蓄するとする。
新古典派の経済成長モデルの下図を参照した上で、外国人労働者の継続的な受け入れによる労働成長率の上昇が、定常状態における資本・労働比率と労働1単位あたり生産量に与える影響に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただしk1は、定常状態の資本・労働比率を表している。
〔解答群〕
ア 資本・労働比率は上昇し、労働1単位あたり生産量は減少する。
イ 資本・労働比率は上昇し、労働1単位あたり生産量は増加する。
ウ 資本・労働比率は低下し、労働1単位あたり生産量は減少する。
エ 資本・労働比率は低下し、労働1単位あたり生産量は増加する。

(1)この問題(に限らず、経済学・経済政策の出題スタイル)が嫌らしいところ

①見慣れないグラフ
・生産関数だが捻りが入っている

②時事ネタを織り交ぜる長いリード文
・グラフと設問を見て陽動作戦と見抜きたい

③いろんな用語オンパレード
・「単位当たりの…」微積が分かる方、Δ(デルタ)で認識。分からない人「ちょっと増やす」で認識。
・「資本・労働比率」(←実は「要素投入量」でしかない)
・「完全雇用」45度線やAD-ASじゃないの!?(←と思ったら知識レベル◎)
・「新古典派の経済成長モデル」(←???でも安心してください)
・「定常状態」もはや化学?(←一呼吸おくべし)

これを前にして、冷静に解ける心を試験会場で持てるかどうか。
それが正答へ向けた最初のカギ。解法のアプローチが2個あります。

 

(2)学術的アプローチ

過去に解説がございますので、こちらを参照ください。
貯蓄率sが出てきていますので、投資I→IS曲線の定義から導出できます。

 

(3)見ながらかじりついてみるアプローチ

設問から、式に代入できるところに落書きしましょう。

生産関数」というワードで思い浮かべたいのが「収穫
私の頭には小麦畑が広がります。

今回は「一定」と「逓減」が登場していると見抜けますね。そして問いから「逓減」が論点と分かります。

さて、ここで問題を見ましょう。
「労働成長率」カッコよく書いていますが、要は労働供給率nの増加。つまりこのモデルで、Nの数値を増やしたらどうなんの?いうことですね。

ここまで来たら数学の関数の問題。
f=n(k)nが増→急な傾き→k1は左方シフト。
nが増⇒労働供給N増加→K/Nの分母(労働=N)が増加→k=K/Nより f=(k)傾きは緩やかになる→資本・労働比率(=K/ N )は低下
k=K/Nより f=(k)は減少する。⇒単位当たり生産量は減少する

正解は「ウ」

という事なんですが、深く考えてしまった方に1つの疑問。
N増えていくとき、Kの変化ってどうなるんですか?」

ここなんです。厄介なの。

だがしかし、
駄菓子菓子、

落ち着いて考えてみましょう。
N増えたらK増える条件って何だ?」

つまり「人口増えたら資本が増えるんか?」という話です。

「資本が増えるのは貯蓄率sが増加」じゃないですかァ~?

人口N増⇒貯蓄増⇒投資I増⇒資本Kが増加
(補足:投資Iが増加する要因は貯蓄の増加⇒IS曲線の導出過程より)

なんですが、でも「貯蓄」があがっても K/Nの比率って上がります???
絶対額が増えても、比率は一定ですね?
1/1だって100/100だって「1」じゃないですか。

貯蓄率が上がるから、労働Nに対して資本Kの比率が変化するのです。

この問題、新古典派経済学の「ソロー=スワン・モデル」に関係するのですが、式の理解をするとめちゃくちゃ難しいので深追い注意ですね。
この問題、やはり理屈で攻めると難しいです。

 

【参考サイト・文献】
経済学道場
マクロ経済学 第2版(伊藤元重)

 

では、また!


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※今日は8,398字なので、長~いです。平日にスミマセン!
(時間ない方は、スクロールしまくって「まとめ」だけ読んで下さい!!)

カワサンです。
流動性のわな」に魅力を感じる今日この頃。
(以下、グラフを頭に思い浮かべて読みましょう。今日は文章からグラフを想像するトレーニングをします。思い浮かばない人は参考書を開いて!!)

想像して下さい。
流動性のわなのケースでは、低金利下で財政支出をすると、IS曲線がスライドした分GDPが上がる。
しかし、低金利=利子率弾力性も低い(貯金しても利子がほぼつかない)ので、「銀行に預けても手持ちしても変わらない」とみんな思ってしまうと、誰も銀行に貯金しなくなります。
まして、マイナス金利となれば銀行にお金を預けたらマイナスの利子(手数料的に預金から引かれる)なので、自宅に堅牢な金庫を買って預けたほうが良くなります。
ATMで時間外手数料取られたり、銀行窓口の縮小となれば、なおのこと預けるメリットが低下。
(キャッシュレスで現金自体必要性が低下した、ということも言えますけど)
そうすると、今後預金流出すれば信用創造も崩壊して投資に支出する現金(貨幣)が不足し、マネーサプライが混乱し、金融システムが崩壊しちゃいます。
ということで、貨幣需要が不足しないように日銀がマネーサプライ(マネーストック)をうまくコントロールして、LM曲線が右シフトするようにしていると推定されます。
→実際に国債の日銀引受などで操作しています(参考サイト:外部)。

…そんな事を思いながら、今回は経済成長理論の解説です。

 

1.はじめに

今日はリクエストを頂いた分野の解説ですが、論点そのものはややマニアックです。

とはいえ、これといった頻出論点も無いわりに、毎年のように経済学の理論を複合させた問いが過去10年間で1~2問登場しています。それがこちら。


*2020/5/30 抜けがあったので追加しました。
そして試験範囲の明示の仕方がこちら(令和2年度1次試験概要より)


過去問を見ると、直接的に「マネタリストは…」「ニューエコノミーは…」なんて聴き方はされません

厄介ですね。これらは違う言葉になって出題されているという事です。

加えて、理論を問う問題は「グラフが問題文に出てこない」という特徴があります。

グラフが頭に入っていれば、理屈まで丸暗記しなくても「線がスライドすると…」とその場で補助線でも引っ張れば、何とかなりますが、そうはいきません。

難解さを感じるゆえんは、この辺にあります。

「経済学・経済政策」は1次試験の最初の科目。

後に引きずらないためにも、頻出論点であるマクロ経済学の基本的な考え方から解答を導くことができる(回答にアプローチすることが可能)という視点で解けるように目指しましょう。

 

2.そもそも経済成長って何なん

乱暴に言うと、IS-LM分析やAD-AS曲線の交点について「相対的に右に移動する」と、経済成長します。

なので、マクロ経済学は「美しく曲線の交点を右にずらすために、何をしたら望ましいか」を考える学問と言えます。

経済学は、18世紀にイギリスの経済学者アダム・スミスから始まりました。それ以来、歴史と共に様々な政策や理論が提唱されています。

試験範囲で掲題されている理論をwikipediaを参考にまとめると、こんな感じです。

 

(1)ケインズ理論
(2)古典派と新古典派理論

毎年常連さんのIS-LM分析AD-AS分析の分野です。加えて、これらの分析手法の根底となる考え方(貨幣、投資、消費など)を問いかける問題が出てきます。

分析系の問題については、先代の分かりやすい解説が沢山あるので多くは触れません。

 

3)マネタリズム

文字の通り、マネーサプライ操作を政策の中心に据えるべし、とする考え方です。
試験では「k%ルール」や「恒常所得仮説」として登場しました。

1970年代のアメリカで生まれた概念です。スタグフレーションという、不況とインフレが同時に起こる状態を、ケインズ理論では説明できないね~という中で生まれました。

ケインズ理論のように国が管理する需給政策は良くないと痛烈な批判を行い、マネーサプライを重視する政策を適用したものの、実際には国際マクロ経済で混乱が起きました。

 

(4)新保守主義とシカゴ学派

「新保守主義」これは1980年前後のアメリカ経済の思想です。

「シカゴ学派」これはマネタリズムや新制度主義経済学等を生み出したシカゴ大学経済学部に名前を由来するものです。ここから生まれた経済思想は数多く(マネタリズムもそう)、試験に関連する理論を選択肢へ登場させるため、試験範囲と記載しているものと思われます。

 

(5)サプライサイド・エコノミクス

試験では直近10年間で2回「リアル・ビジネス・サイクル理論」として登場しました。

これは古典派の系譜の理論です。
古典派はサプライ(供給)重視の経済理論(セイの法則)ですので(ケインズは対して「有効需要」を重視)。

AD-AS曲線で言う所、AS曲線を右側にスライドさせて物価水準を下げよう、という考えです。歴史的には1980年代のアメリカ「レーガノミクス」に代表される政策です。

 

(6)新制度主義経済学

ここは「取引費用(取引コスト)理論」や「プリンシパル・エージェント理論」など、ミクロ経済学に近い理論です。

経済学は、ある決まった条件下での行動を分析するもの。普遍的と論じても、事後に「特定のケースしか有効でない」と否定されるものばかりでした。そこで登場したのが「情報」という概念を踏まえた意思決定に関する理論です。

毎年のように試験問題の最後のほうに登場するゲーム理論も、ここの分野に近いです。

これらの経済思想そのものが試験で問われることは、ほぼありません
(こんな話しておきながら、すみません)

それにしても、多岐にわたりますね。
すべて取り上げたら長い+試験出題可能性が低い所まで徹底解説となるので、過去繰り返し登場した部分を3つご紹介します。

 

3.解く前に。マクロ経済学で押さえたい考え

マクロ経済学は以下の三要素(市場)で成り立ってます。問題に向き合う上で、この捉え方が必要です。

」を産むのは「労働」:生産

労働」で「貨幣」を得る:所得

貨幣」で「」を手に入れる:消費(=支出)

個々に見ましょう。便宜上、上と順番を変えます。

 

■財市場

・暗記すべき式はY=C+I+G(国民所得=消費+投資+政府支出)

・上式から導かれるモノやサービス、貨幣と交換可能なものの、需要と供給。

・IS曲線:利子率が下がる→投資資金調達コスト低下→投資促進→財供給あがる→国民所得アップ

 

■貨幣市場

古典派は財との交換手段としてのみ認識

ケインズ派は債権と保有メリットを比較投機的(貨幣自体を増やそうとする)貨幣需要がある

・LM曲線:所得が増える→増えた分「貨幣」が必要→貨幣需要増加→利子率が上がる

 

■労働市場

・労働力の需要と供給:実質賃金 W/P(賃金/物価)の比率で決定

・労働需要:物価P(財の価格)が上がる→儲けるチャンス!→企業は労働力を求める→労働需要増加

・労働供給:実質賃金W/Pが上がる→稼ぐチャンス!→働きたい人が増える→労働供給増加

以上を念頭におき、さとまる作の必殺グラフを頭に入れます。

では、過去問を使って上記考え方で解いてみましょう。

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ちょっと休憩。

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4.所得・消費の理論

ここでは「貨幣」を「」と交換することに関して聞かれます。
では過去問です。

【経済学・経済政策】平成29年度・第4問
消費がどのようにして決まるかを理解することは、経済政策の手段を検討する際にも、また、景気動向を予測する上でも重要である。一般に、消費の決定に所得が影響すると考えられているが、具体的な影響の仕方についてはいくつかの考え方がある。
消費の決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 恒常所得仮説では、一時金の支給によって所得が増加しても、消費は増加しない。
イ 絶対所得仮説によるケインズ型消費関数では、減税によって可処分所得が増加しても、消費は増加しない。
ウ 絶対所得仮説によるケインズ型消費関数では、定期給与のベースアップによって所得が増加しても、消費は増加しない。
エ ライフサイクル仮説では、定期昇給によって所得が増加しても、消費は増加しない。

消費ということですから、個人がどうやって「貨幣」を「」と交換(=消費)するのかを聞いています。

正解は「ア」です。
もし文言がわからなくても、マクロ経済学の基本的な知識を踏まえて、以下の手順から考えましょう。

・イ&ウ…ケインズ消費関数:C=c(Y-T)+C0から正誤判定(後述)
・エ…一般論で考えると、将来の給与が上がると思ったら、消費(=支出)は一定になりますでしょうか?
そうではないですよね。持ち家を保有したり、子供の養育費のことだったり、年収見通しなりに生活水準を変えるのが実態と言えます。
・ア…消去法的に残る

経済学は、私たちの生活に身近な学問です

どんな通説も、生活感や経済実態に根差しています。
設問に迷ったら、身近な行動からどういえるか?を試験会場で考えて欲しいです

<解説>

■ア:恒常所得仮説
これはマネタリストのミルトン・フリードマンが唱えた仮説です。どういう仮説かというと「人々は将来の年収も踏まえて消費額を決定するので、断面的に収入が増えても、その年の国民所得に影響しません」という考え方です。

ここで感の鋭い方、こう思ったのでは?
「この前申し込んだ安○さんからの10万円って、経済政策にあんま影響ないってこと???」
→マネタリストの考え的には、そうなっちゃいます。あちゃー

 

■イ&ウ:絶対所得仮説

これは文言が分からなくても「ケインズの消費関数」で思い出してほしいです。
国民所得の恒等式 Y=C+I+G のCの部分ですね。

C=c(Y-T)+C0(c:限界消費性向、Y:国民所得、T:税金、C0:固定的消費)

選択肢イ:「減税」ですので、Tが小さくなる→結果、Cは増大。「消費は増加する」が正解。

選択肢ウ:「定期給与のベースアップ」なのでYが増加→結果、Cは増大。「消費は増加する」が正解。

なお、理論自体は「その年の年収が増えれば、収入に対する支出割合(=限界消費性向)は小さくなる」というものです。

 

■ついでに:相対所得仮説
また、合わせて相対所得仮説、というのも押さえておきたくて、これは現在の消費は時間や空間に左右されるというものです。

ラチェット効果…一度年収が下がっても生活水準が下げられず、消費性向は下がりにくここと(例:家を建てるとワンルームに転居しづらくなる)

デモンストレーション効果…周囲の消費動向に流される(例:生活水準に関わらずスマホを保有する 等)

 

■エ:ライフサイクル仮説(ライフサイクルモデルとも言われます)

これは3~4年に1回ほど試験に登場するワードです。考えは恒常所得仮説に近く、「生涯を通じての年収(=毎年のお小遣い)が平均的に一定となるように、消費or貯蓄の行動を取る」という考え方です。

つみたてNISAや任意の確定拠出型年金、長期的に個人が保有する株式なんかは、退職後の収入を安定的にするために貯蓄行動の一例と言えます。

続いてこちら。2012,2016年と夏のオリンピックイヤーに出てきた効率賃金理論(次回出題は2021年か!?)。

【経済学・経済政策】平成28年度・第6問
賃金に関する考え方の1つに効率賃金理論がある。効率賃金理論に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 企業が支払う効率賃金の下で完全雇用が実現すると主張する。
イ 均衡賃金に等しい水準の賃金を支払うことが企業の効率的な生産につながると主張する。
ウ 均衡賃金を超える水準の賃金を支払うことが生産性を高め、企業の利潤を増やすと主張する。
エ 均衡賃金を下回る水準の賃金を支払うことが生産性を高め、企業の利潤を増やすと主張する。

正解は「ウ」です。
「自分が一番ヤル気出るパターンどれ?」と思えば正解が出ます。

・エ 均衡より下回る:平均より低い賃金では「労働」でヤル気でない→誤判定
・ウ エの反対。ヤル気出るから生産性UPしそう→他のも見ておこう
・ア 完全雇用から、失業の話を連想→ケインズの「非自発的失業」の考え方は?→欲しい賃金≠均衡賃金なので、失業する →誤判定
・イ 効率的な生産:「労働」がヤル気満々で効率的な生産になると考えるんだから、欲しい賃金≠均衡賃金じゃない。
→誤判定⇒結果的に「ウ」が最適解

<解説>

効率賃金理論(効率賃金仮説)では均衡賃金(世間平均的な賃金水準)より高い賃金だと、ヤル気が出て生産性がUPして企業の利潤に貢献する、という考え方をします。たしかに、同じ仕事でも給料高い方がヤル気でますよね。

 

5.貨幣の理論

【経済学・経済政策】平成26年度・第10問
古典派経済学体系での貨幣の扱いと金融政策に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア k %ルールとは、物価上昇率を一定の値に収める金融政策運営上のルールである。
イ 貨幣市場の均衡条件によって実質利子率が決まり、貨幣的側面が実物面に影響を与える。
ウ 実質GDPは労働市場の均衡から決定されるため、貨幣供給量を増やしても実質GDPは拡大しない。
エ 数量方程式で表される貨幣需要には投機的動機のみを想定している。

正解はウです。

この問題はちょっと込み入っていて難解です。k%ルールも参考書に掲載されますが、出題頻度はそこまででもない。

ただ、他の選択肢に不安でもウは「労働市場の均衡」と「貨幣供給」というワードからAD-AS分析(古典派)を思い出せば明確に判断できます


古典派の場合、AS曲線はまっすぐです。
そして、ウに記載されている「貨幣供給量を増やして」は、貨幣に関する動きですからAD曲線が動く要因です。しかし、AD曲線が右シフト(AD⇒AD’)してもAS曲線は微動だにしないので国民所得はY1→Y2、つまりGDPは増えません。

なのでAD-AS分析が頭に入っていればウを選べます。
ちなみに、他の選択肢もエとイは貨幣の考え方が分かっていれば消去できますね。

エ 古典派の考えは「貨幣は取引手段」→投機的貨幣需要は考えない!→誤判定
イ 古典派の考えは「貨幣は取引手段」→実物⇒(「財」の総量)には影響しない→誤判定
ア k%ルールはマネーサプライの話で、物価上昇率(インフレ)とは関係ない→誤判定

<解説>

■ア k%ルール
経済成長率に合わせてマネーサプライの増加率を決めるべきという理論です。物価の上昇とは短絡的な関係はありません。

■イ&エ
古典派の理論では、貨幣は取引需要しか考慮しないので(「財」や「労働」との交換手段でしかない)、貨幣市場の均衡条件をもって実物への需給影響はしません。
(ケインズ理論であれば投機的貨幣需要を考慮するので、正解)

古典派は「財」の数量でマネーサプライを決めるので投機的貨幣需要は出てきません。
参考サイト

 

6.投資の理論

【経済学・経済政策】平成29年度・第8問
投資の決定に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a ケインズの投資理論によれば、利子率の低下は投資を増加させる。
b 資本ストック調整原理によれば、投資の調整速度が大きいほど、投資が減少する。
c 投資の限界効率とは、投資収益の現在価値の合計を投資費用に等しくさせる収益率である。
d トービンのq とは、企業の市場価値を資本の割引価値で除したものである。
〔解答群〕
ア aとc
イ aとd
ウ bとc
エ bとd

組み合わせ問題です。[a or b]と[c or d]の組み合わせ。
これもマクロ経済学の基本的な観点で見てみましょう。
aとbは笑顔で瞬殺、cとdで悩むレベルなら、イイ感じです。

正解はアです。

a IS曲線より、利子率低下→投資にかかるコスト低下→投資増加→国民所得増加→正しい!!
b a正解なので深く考えなくても消去(用語は後述)
c こちらもIS曲線と投資の関係が念頭にあれば正解できる(が、ややマニアック…後述)
d (覚えていれば)資本の「割引価値」ではなく「更新コスト」

<解説>

■b 資本ストック調整理論(ほぼ登場しない 参考:内閣府年次経済報告

投資の景気循環に関する理論の1つです。ちょっと雑な解釈ですが、景況感と資本ストック(設備量)は経済成長見通しに応じてバランスするというものです。「調整速度」は「バランスさせる勢い」という意味合いなので「速度が大きい」ということは、投資は「増大」します。

 

■c 投資の限界効率(ケインズ理論の基本:大切)

IS曲線:利子率が下がる→投資が促進→国民所得が増大
もう少し掘り下げて考えましょう。

①投資収益の決まり方:投資の限界効率が高い=収益率が高い→収益率が高いものから投資実行(経済学は合理的なので、メリット大きい順に実行)→収益率0手前まで投資実行

②投資額の決まり方:利子が下がる→利子負担軽くなる→利子負担軽くなるほど投資に求める収益率が低下→実行可能な投資案件が増加→投資総額が増加

③ 「①の総額が最大」となる「②」で収益(利潤)が最大化

 

■d トービンのq(登場頻度:やや低い)

企業の価値(負債+株主資本)と資本ストックの取得価格(設備の価値)を比べて、投資メリットを判定するものです。

q=(負債総額+株主資本)÷(資本ストック取得価格)
q<1 企業価値<資本ストックなので、企業価値なりに資本ストックを整理すべき(投資しない)
q>1 企業価値>資本ストックなので、資本ストック増大なりに価値も増大できる

まとめ
①IS-LM分析やAD-AS分析で出てくる「財市場」「貨幣市場」「労働市場」の理論(グラフ、式)を理解することが、グラフの無い経済理論の問題を解くカギになる
頻出頻度が低いワードが出てきても、マクロ経済学の基本的な理論から、選択肢の正誤判断が出来る可能性が高い。見慣れない用語を見て捨て問・当てずっぽうと決めつけない。
文字だけの正誤判定でも、数式やグラフにて表現できる可能性が高い。文字以外での表現ができないかを考えてみる。

 

7.オマケ:大学の先生の言葉

私は大学で経済学部を卒業したのですが、授業で学んだことが1次試験の経済学・経済政策や企業経営理論、財務・会計の突破にとても役に立ちました。

そのなかで、マクロ経済学の授業で先生が

Y=C+I+G

これをメッチャ言いまくっていました。ノートにも、この数式を一番多く書いたと思います。

それだけ、マクロ経済学の基本がこの式に詰まっています。

深い話をすると、IS-LM分析が示されたのは1936年。ケインズが「雇用・利子および貨幣の一般理論」を著したタイミングです。この時に、この式(モデル)も登場しました。

1920年代後半に世界恐慌が起き、景気回復の(=国民所得Yを増やす)ために、アメリカのニューディールに代表されるような公共政策の推進(=財政政策;IS曲線やAD曲線右シフト!!)で有効需要の創出が重要と論じた時代です。

以降、様々な観点により、ケインズ理論は実体経済になじまないという論調が主流なんですが(古典派を発展させた理論が多数派という感じ)、現代に通ずるマクロ経済学を理論立てて(モデル化して)確立したのはケインズの一般理論なんです。

なので、マクロ経済学を学ぶ人たちはまずケインズ理論を教わりますし、診断士試験でもその理論を理解することが、解法の近道なのです。

 

【参考資料・リンク】
瞬時に分かる経済学
経済学道場
経済学入門 マクロ編(ティモシー・ティラー)
大学4年間の経済学がざっと10時間で学べる(井堀利宏)


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おはようございます。岩塩です。一次試験まで2カ月を切りましたね。初学者の方は過去問には取り組み始めていますか??昨年の私は6/1からTAC過去問集に着手し、約2か月間は過去問を使った鶏ガラ学習法を行っていましたよ。まだインプット学習を続けている方は、早めに過去問学習を始めましょう!

※鶏ガラ学習法:正しい選択肢を選べたことに満足することなく、設問文・選択肢・解説まで使い倒す学習法。詳しくは初代ハカセの記事で!

さて、本日は統計学(前回記事)の続編として、回帰と、機械学習を少しを取り上げてみたいと思います。経営情報システムの第20問以降に登場する、後回し推奨な論点ですが、覚えていれば解ける内容も多いので、気になる方はご覧ください。

 

<回帰>

早速ですが、過去問です。

【H29 情報 第24問】

ある企業では、ここ数年の月当たり販売促進費とその月の売上高を整理したところ、下図のような関係が観察された。 販売促進費と売上高の関係式を求めるための分析手法として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア 因子分析
イ 回帰分析
ウ クラスター分析
エ コンジョイント分析

直球の出題ですが、正解は(イ)の回帰分析です。

この問題では、分析手法の名前が問われただけでしたが、回帰分析について少し深堀りをしてみます。

 

■単回帰

なんとなく、上記のような線が引けそうですよね。販売促進費をx、売上高をyとしてざっくり見積もると、

y=9x・・・①

という直線になりそうです。この式がわかれば、販売促進費から売上高が予測できます。例えば販売促進費を40万円かければ、売上高は360万円くらいになりそうですね。これが回帰分析の基本的な考え方です。

xを説明変数(独立変数)、yを目的変数といいます。このxとyのセットから式を作ることをモデリングといいます。できたy = 9xが回帰モデルです。

①のように説明変数が1つの場合を単回帰分析といいます。

 

■重回帰

回帰分析では、回帰モデルをうまく作ることが重要です。よいモデルが作れない場合は、精度の高い予測ができません。この問題では、説明変数は販売促進費だけですが、販売促進費だけではうまくモデルが作れない場合もあります。そういう時は、他の説明変数も組み合わせて考えると、よいモデルが作れるかもしれません。例えば以下のような式です。

y = 8x1 + 2x2 + 20・・・②

(y:売上高、x1:販売促進費、x2:広告宣伝費)

販売促進費に加えて、広告宣伝費も説明変数としてみました。販売促進費40万円、広告宣伝費10万円をかければ360万円の売上が上がりそうだな~ということが予測できます。①のように図で説明できるとよいのですが、説明変数が2つ以上になると、二次元のグラフで表せないので、イメージがしにくくなります… (説明変数が2つの場合は、三次元でなんとか表せますが、3つ以上になるともはや認識できません)

②のように2つ以上の場合を重回帰分析といいます。

 

■回帰モデルを作る手法

モデルを作るには、xとyの組み合わせを何個か用意して、Excelなどに入力すると、あれやこれやして作ってくれます。彼らは最小二乗法というテクニックで係数を決めていきます。これは、モデル式と各データとの間の距離(下図の青い矢印)を二乗した合計が最小になるようなモデル式を作るやり方です。説明変数が2つ以上の場合や、曲線の場合などもこの方法でモデルを作っていきます。

 

■回帰モデルの精度

さて、よいモデルってどういうものでしょうか? 

①のグラフでいうと、それぞれの点が赤い直線に近い方がよさそうな気がしますよね。今は、けっこう近いけど完全には直線の上に載っていませんね。理論値(直線上の点)と実測値(点)にはずれが生じています。現実的には大体の場合はそうなります。あとは程度の問題です。

左の図だと、販売促進費から売上高は予測できそうですが、右の図だと、販売促進費から売上高を予測するのはあまり意味がなさそうに思えます。 (先輩から「それ、相関あるって言えんの?」と言われちゃいそうです・・)

そこで、回帰モデルの精度(理論値と実測値のずれ具合)を示す指標というものがあります。

  • 重相関係数:理論値と実測値との間の相関係数です。0~1の値になります。1に近づくほど理論値と実測値が近くなって精度が高いといえます。
  • 決定係数:(理論値の偏差平方和)÷(実測値の偏差平方和)です。重相関係数を二乗することでも計算できます。

ややこしくなってきましたが、回帰モデルの精度と言われたら、この辺の指標を使うんだな~とお考え下さい。(先ほどの先輩にも、決定係数を伝えて説明するとよいと思います) どちらの指標も、大きい方が精度が高い言えます。上のグラフでは、左のほうが決定係数が大きくなります。ちなみに、説明変数を増やせば、これらの値は大きくなります

 

■自由度調整

ここからは少し細かい話になります。決定係数が高い=回帰モデルの精度が高い なので、決定係数が高いことを基本的には良いことです。ただし、決定係数を高めるために説明変数を増やしすぎるのはよろしくないです。説明変数を増やすことはいわばズル行為のようなものなのです。説明が難しいですが、PCを自分流に色々カスタマイズすると、自分にとってはすごく使いやすくなりますけど、他の人が使おうとするとすごく使いにくくてダメなPCになってしまうようなものです。回帰モデルも説明変数をたくさん使ってカスタマイズしすぎると、今あるデータにはよく合う回帰モデルができるのですが、他のデータを持ってきたときに使えない回帰モデルになってしまいます。これを過学習(オーバーフィッティング)といったりします

そこで、説明変数を増やした分だけ罰(ペナルティ)を与える自由度調整という処罰が行われます。

「キミ、決定係数、高いね。あれ?でも説明変数が多いな・・。その分、減点ね。」

こんな感じで決定係数が減点されます。減点後の決定係数を自由度調整済み決定係数といいます。状況によってはマイナスになったりします。ただし、データ数が多ければ、大きく減点はされません。すなわち、減点のされ具合は、説明変数の数と、データ数で決まります。(だから「自由度」調整という言い方をします) 共用のPCを自分勝手にあれこれカスタマイズするのはよくないですが、他の人と相談してみんなが使いやすいようなカスタマイズならばOKという感じです。

このことに関連して、いくつかの説明変数を合体して説明変数の数を少なくする主成分分析という手法もありますよ。

 

【H24 情報 第24問】

あるコンビニエンスストアチェーンの調査部では、各店舗の売上高を、半径1 km圏内の大学などの重要拠点数と地域人口で説明する重回帰モデルで分析している。 これに関連する記述として最も適切なものはどれか。

〔解答群〕
ア 重相関係数が負の値をとることはない。
イ 自由度調整を行っても、決定係数が負になることはない。
ウ 自由度調整を行うのは、パラメータの数に比べてデータの数が相対的に多い回帰式で、見かけ上の決定係数が高くなるからである。
エ 独立変数が2つなので、最小二乗法は使えない。

正解は(ア)です 

 
記事の途中ですが・・・
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<機械学習>

上の過去問で、「クラスター分析」という選択肢が出てきたので、機械学習についても少しだけ触れてみたいと思います。

機械学習は、コンピュータにデータを読み込ませて、色々な手法(アルゴリズム)に基づいて分析させる手法のことです。大きくは、「教師あり学習」と「教師なし学習」があります。

 

■教師あり学習

問題と正解のセット(教師データ)を、コンピュータに学習させます。そうすると、コンピュータが答えの出し方(アルゴリズム)を学習し、問題だけを入力した時に正解を出せるようになります。上で紹介した「回帰」も教師あり学習で使われます。他にも「分類」という手法があります。これは、例えば過去の顧客に関する情報と、ある商品を購入した orしなかった のセットを学習させ、新たな顧客がその商品を購入するかどうかを予測する、というようなものです。出力結果は「購入する」「購入しない」のような”クラス”に分類されます。顧客が購入するかどうかを事前に予測することができるので、効率的に営業活動ができますね。

 

■教師なし学習

データの特徴や傾向を学習させて、特徴によってグループ分けできるようにします。これがクラスター分析です。グループ分けすると何がよいかというと、例えば顧客の細分化(セグメンテーション)ができ、ターゲットを絞ったマーケティングができるようになります。

[階層型クラスタリング]

似ているもの同士を同じクラスタに、似てないものを別のクラスタにグルーピングします。トーナメント表のような図(デンドログラム)を作ります。

 

[非階層型クラスタリング]

あらかじめいくつのクラスターに分けるのかを決め、決めた数の塊にサンプルを分割します。

こんな図が出てきたら、教師なし学習だな~とお考え下さい。

 

**********

 

以上、過去2回にわたり統計関連の話題を書かせていただきました。多くのデータを扱う統計学はますます重要になってくると思うので、試験でも引き続き出題される可能性があると思います。重箱の隅をつつくような論点かもしれませんが、深入りしない程度に勉強してみてください。

私は仕事でマテリアルズインフォマティクスを少しやっているので、引き続き勉強をしています

※過去の実験データ、シミュレーションデータなどを統計的に活用して材料開発を行う取り組み  

 

おまけ

経営情報システムは、ITに疎い人にとっては知らない用語や略語が多くて辛いですよね。私も以前は、職場の隣の席のおじさんが「私の頭は揮発性メモリですから・・w」なんて冗談を言ってきても、うまい返しができませんでした。 オン春でも紹介しましたが、私は、「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 というWebサイトを参考にしていました。過去問を解いていて、珍紛漢紛な内容が出てきた時に、こちらのサイトで検索すると、IT用語をざっくり説明してくれているので便利ですよ。

経営情報システムに関しては、おべんと君の単語帳3chの 略語リストCKの語呂合わせも参考にしてください!

引き続き応援しています! 以上、岩塩でした。

 

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カワサンです。
いよいよ、1次試験まで2か月を切りましたね。
¥13,000の受験手数料を払う事、相応の決意を持ったことと思います。

体調に気を付けて、出来ること、やるべきことをこなしていきましょう!!
今日は「下請取引」に関して取り上げます。
一次試験の勉強をしていればおなじみの「下請代金支払遅延等防止」(試験問題では「下請代金法」「下請法」と略しますが、ここでは特に断りなければ「下請法」で表記します)。
1次試験2日目最後の科目「中小企業経営・中小企業政策」の頻出論点です。
また、下請法に関わらず、関連する「下請取引」についても、問われやすいポイントを取り上げていきます。

~下請法とは~

相対的に資本力の弱い会社が、取引先(販売先)から仕事を受ける際、不利益を被ることが無いようにルールを定めた法律で、独占禁止法の特別法(補完法)と位置付けられています。独占禁止法といえば、経営法務では必須の論点ですね。
ちなみに、管轄官庁は公正取引委員会と中小企業庁となっています(※管轄省庁を問う問題が2014年度に出題)。
なので、1次試験における下請法は、経営法務の一分野、中小政策の中心分野と言えるでしょう。実際、2019年度は経営法務から出題されました(後述)。
(参考)第1次試験案内「14.試験科目設置の目的と内容」より
※画像はクリックで拡大します。以下ほかの画像も同じです

■経営法務
■中小企業経営・中小企業政策

 

~試験に向けて押さえておきたいポイント~

過去の出題状況です。2007年以降、下請取引に関する出題は過去13年間で24問出題されている、超頻出論点です。「設問」は中小企業政策での問題番号、法務と書いてあるのは経営法務での出題です。
年度順に列挙、論点別に色分けしています。


年によって変動しますが、2~6点相当。これを小さいと見るか、大きいと見るかはあなた次第。
主に登場頻度が高いものは4つ。各論点について、以下の通り解説をいたします。
4つ覚えるのはムリだとしても、1.(1)と2.は高確率なので、覚えておきましょう。

1.対象取引となる資本金要件(過去7問出題)、業種(未出題)

(1)資本金要件【重要】
これは、公正取引委員会パンフが分かりやすいです(引用元)。

<製造委託・修理委託>


<情報成果物・役務提供委託>*直近13年の試験で未出題:参考程度


中小企業の定義と違うのが厄介ですね。出題側も、明らかにそこを狙っているような…
他の論点もそうですが、制度が該当する金額・期間要件を問う問題が非常に多いです。
で、資本金要件でゼッタイ覚えるのは「製造委託」です。
過去の試験でも、資本金要件は9割9分製造委託が問われています。

【中小企業経営・中小企業政策】平成28年度・第15問
下請代金支払遅延等防止法は、親事業者の不公正な取引を規制し、下請事業者の利益を保護することを図るものである。中小企業庁と公正取引委員会は、親事業者が同法のルールを遵守しているかどうか調査を行い、違反事業者に対しては、同法を遵守するよう指導している。 この法律が適用される取引として、最も適切なものはどれか。
ア 資本金2千万円の事業者が、資本金1千万円の事業者に物品の製造を委託する。
イ 資本金6千万円の事業者が、資本金2千万円の事業者に物品の製造を委託する。
ウ 資本金1億円の事業者が、資本金3千万円の事業者に物品の製造を委託する。
エ 資本金2億円の事業者が、資本金5千万円の事業者に物品の製造を委託する。

こういう風に当てはめてみましょう。


正解は「ア」ですね。

(2)業種
こちらは過去13年間で未出題ですが、問題文には「製造委託」等と文言は出ますので紹介だけしておきます。関係者の間では「4つの類型」なんて呼んだりします。

①製造委託:製造業
②修理委託:製造業の修理、修理事業(車のメンテナンス等)
③情報成果物作成委託:ソフトウェア、コンテンツ事業(番組制作等)
④役務提供委託:他者から依頼を受けた運送や点検業務(を、下請事業者に委託)

①~④の論点は細かいのですが、試験レベルだと以下の概念で問題ないと思います。
親事業者から下請事業者に委託する内容が、親会社の収益事業につながるもの。⇒下請法の対象取引

例:製造委託
資本金5億円のA社が柿の種を製造している会社とします。これに対して、以下のような取引先とは下請法の適用対象となります。
・B社…資本金2億円:A社に食材供給
・C社…資本金800万円:機械の部品を供給
これは、柿の種の生産(収益事業)に必要な材料や部品を他社(下請事業者)に委託しているからです。一方で、
・D社…資本金300万円:事務所のトイレ掃除
この場合は、資本金要件を満たしていても、下請法対象にはなりません
トイレ掃除は柿の種の製造(収益事業)と関係ない業務だからです。

2.親事業者「4つの義務」(過去8問出題)

ここでも覚えておきたいのは金額・期間要件です。
(1)発注書面の交付義務【重要】
委託後、直ちに、給付の内容、下請代金の額、支払期日及び支払方法等の事項を記載した書面を交付する義務。
なぜ「直ちに」なのかというと、下請事業者が物品を作り始めてから、親会社から「あ、ごめん!寸法変わったから変えたい」とか「代金少し減らして」と後だしで都合良く言われないためです。
親会社は、例えばこんなフォーマットで、書面を下請事業者に渡さねばなりません。


(ポイント解説下請法 pp.17より)

(2)発注書面の作成、保存義務【重要】
委託後、給付、給付の受領(役務の提供の実施)、下請代金の支払等について記載した書類等を作成し、2年間保存する義務。
これは、不当な取引が起きた時に「言った言わない」にならぬように担保する意味合いがあります。また下請法第9条では、親事業者や下請事業者に行政査察できるとの定めもあり、資料を残させて迅速な査察が出来るようにするといった狙いもあります。

(3)下請代金の支払期日を定める義務【重要】
下請代金の支払期日について、給付を受領した日(役務の提供を受けた日)から60日以内で、かつ出来る限り短い期間内に定める義務。
これは下請事業者の資金繰りを配慮をして設けられたルールです。手形での支払も認められていますが、支払いサイト(手形を現金化するまでの期間)が長いと、資金繰りに窮してしまいます。加えて、もし手形割引してしまえば、下請事業者には実質的な支払額の減額になってしまいます。
そこで、下請法第4条では「割引困難な手形の交付の禁止」を定めており、支払いサイトは120日以内(繊維業は90日)とするよう定めています(昭和41年の中小企業庁・公正取引委員会通達)。

(4)遅延利息の支払義務【重要】
支払期日までに支払わなかった場合は、給付を受領した日(役務の提供を受けた日)の60日後から、支払を行った日までの日数に、年率14.6%を乗じた金額を「遅延利息」として支払う義務。
これは「いかなる場合も」です。仮に下請事業者からの請求書が遅れようと「給付(=依頼内容)を受領した日」から60日を超えてしまうと、遅延になります。
また、遅延利息を払えば遅れても良い訳ではありません。60日以内に支払を行っていなければ、(3)下請代金の支払期日を定める義務の違反になります。
(年14.6%もの利息を付加しなければならないと考えれば、期限内に払おうと思うはずですが)

【中小企業経営・中小企業政策】平成30年度・第18問設問2
文中の下線部(親事業者には4つの義務)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 支払期日までに代金を支払わなかった場合でも、下請事業者の了解を得ていれば、遅延利息を支払う必要がない。
イ 請求書を受領した日から 120 日以内に代金を支払う必要がある。
ウ 取引が完了した後も、取引の内容を記録し、 2 年間保存する必要がある。
エ 発注の際は、親事業者と下請事業者が対面して、発注内容を確認しなければならない。

Tomatsu流に、正しい選択肢になるように書き換えてしまいましょう。

ア 支払期日までに代金を支払わなかった場合、下請事業者の了解を得ていても率14.6%の遅延利息を支払う必要がある
イ 請求書を受領した日から 60 日以内に代金を支払う必要がある。
ウ 取引が完了した後も、取引の内容を記録し、 2 年間保存する必要がある。
エ 発注の際は、直ちに発注書面を交付しなければならない。

正解は「ウ」です。

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3.「下請かけこみ寺」の機能(過去3問出題)

ここでも覚えておきたいのは金額要件そして「ADR」というワードです。
取引上のトラブルや価格交渉をサポートするための期間です。


※画像はイメージです。
ロゴマークは↓で、駆け込む感が出ています(パンフレットより)。


下請かけ込み寺>の機能(試験で覚えておきたい順)
裁判外紛争解決手続(ADR)あっせん
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