投稿者「3ch | 中小企業診断士試験 一発合格道場」の記事


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

4連休の勉強の進捗状況はいかがですか?今年は2次試験までこれが最後の連休ですね。
私も昨年のこのあたりから勉強を加速させました。今のままでは絶対に受からない、これまでこれだけ時間とお金をかけてきて受からないともったいない。来年同じだけ勉強できる機会があるとは限らないですからね。是非連休後半も悔いの残らないように時間を使いましょう。

さて、本日は、一年前を振り返り、与件の読み方や設問解釈の精度が、ダメダメだった以前に比べてたら少し上がってきた(ような気がした)ときの気付きについて、記事にしたいと思います。

それは、「多面的解答」についてです。

1.多面的解答-大事だとわかってても出来ない

特に初学者の方、過去問・模試の事例数を解いた後、それなりに解答を書けたつもりでいても、現実は中々点数が伸びない、模範解答と比較すると全然ズレている、、そんな状況で苦しんでいませんか。

日本語表現力や論理展開の次元の課題もありますが、私の場合、そもそも多面性をもった与件の読み込み、記述ができていない、といったことがありました。

「強み」を問われる設問でも与件文でこれだ!と思った例えば長年蓄積された生産技術力についてのみ飛びついて記載し、そこそこ書けたつもりで予備校の模範解答を読むと、例えば地域密着の営業力について記載が漏れているといったことが何度もありました。「生産技術面」で強みがあれば、もう一方「営業面」はどうなのか。中小企業診断士として、もう一面に即座に回り込ん多面的視点で即座に与件企業を把握・分析する、という観点が、言葉でわかっていても実践できていない。限られた時間でアウトプットできていない。そんな自分の解答レベルがもどかしく、相当しんどい思いを持っていました。(当時は時間をものすごく掛けたらできるかもしれない、と思っていましたが、それは自分への言い訳で多分時間を掛けても大してできてなかったはず。)

ここが私が診断士試験で苦しいと思った点の一つです。私は高度情報処理技術者試験をいくつか経験してきましたが、基本的に記述内容は具体的で一意に特定される。(論文はまた別です。)試験といえばそうした問題・解答に慣れていたので、逆に診断士は一層苦しく感じました。「診断士脳」に切り替えないとダメだなと思い立ちました。

2.抜け出した(と後から振り返って思える)方法

そのような状況を抜け出した方法をご紹介します。といっても、スマートな手法や凄いノウハウで切り抜けたわけではありません。

道場BlogやStudyPlusの投稿等を参考に以下の通りの泥臭い手順を試行錯誤しながら、焦りもがきながら掴んだ(気がする)感じです。これが効率的な方法で、万人受けするとは全く思っていませんが、もともとそんなに素養があるわけではない私が診断士脳になって「多面的解答」ができるようになるために、試行した1つの参考事例としてお読みいただけると幸いです。

(実際にやった内容)

①設問文と模範解答を写経。
ただ、単純に写経ではなく、一文の言い回しを覚えるように写経しながら覚える。全体をそのまま。

②模範解答がどのような面で切っているか、切り口を記載。
「設備(ハード)面」「ノウハウ(ソフト)面」とか、「組織構造」「組織文化」とか。模範解答を読みながら切り口のセット(基本は対)をノートに記載します。ちなみに2次試験対策では、書く力をつけるため、ひたすら手書きでノートにアウトプットすることを意識していました。(Excelなどで綺麗な資料を作ることは一切していません)
※自分のノートをベースに具体的な切り口集を最後に記載していますので、参考にしてください。

③切り口に対応する模範解答を転記
抽出した言い回しで、自分が納得する言い回しをそれぞれの切り口に応じて追記。これにより、切り口に具体性を持たせるためです。ここでは自分の思いついたベスト解答ではなく、あくまで自分が持ってない(すっと解答を書けない)解答を取得するという観点から、予備校の模範解答としました。ここを自分の力で考え抜いて書くというのがベストなのかも知れませんが、私の文書力がその域に達していなかったので、とにかく慣れることを重視して模範解答を切り出していました。

④スキマ時間で思い出してメモ書き
これが私にとって結構重要でした。最初翌日にやってみたら、全然できないことに気づきました。つまり、ノートに書いたものの上っ面だけで自分自身に十分浸透していない。そのため、②・③に戻ってもう一回清書しながら覚える。あと、重要なポイントは暗記ツールReminDOをつかってある程度暗記ルーチンに回すことで補強しました。知らないパターンは最初は暗記しないと始まらないので、1次試験で使い慣れた暗記ツールを活用してスキマ時間に思い出すようにしていました。

⑤「抽象化ブロックシート」との紐づけ
たんなる多面的な切り口については、英語の試験のように単純な対義語を覚えるような感覚ではなく、いわゆる1次知識との紐づけ(経営学的根拠)が重要だと考え、「抽象化ブロックシート」の該当ページを見て必要な1次知識と紐づけをしてみました。抽象化ブロックシートはReminDOに登録していたため、そこに追記する形で気づきを入力し、切り口に加えて関連知識も合わせて振り返るようにしておりました。
過去問を進めていきながら⑤の繰り返しの中で、抽象化ブロックシートが過去問で問われた論点を的確に整理されていて、そのすばらしさを実感するに至ります。(正確には試験が終わってから振り返ってみてですが・・遅い。。)

⑥ファイナルペーパー化
結果的に上記の成果物が自分にとっての2次の”ファイナルペーパー”となりました。最初からそこまで意識していませんでしたが、本番の各事例の直前に読み返し、とにかく多面的解答を強く意識して書く」と念じ、本番に臨みました。

振り返って評価すると①の写経が効率的だったのかという疑問はあります。私にとっては、書いて覚えることが合ってたので模範解答のような語句や言い回しが引き出しから出せるようになるための唯一の手段と考えてました。混乱期には自己満足に近かったかも知れません。ただ、非効率でも少しでも前に進める感触があったので精神安定にはなっていたと思います。

手書きに慣れていなかった私としては、1次終了から2次までの短期間で、ひたすら手書きで書くという行為を繰り返すことで、字を書くスピードを上げる、20字1行の字数感覚を身につける、という点で”筋トレ”として有効であったと考えます。実際、これだけ書いたから初見問題でも解答用紙埋めることくらいはできるだろう、という(今思えばよくわからない)自信につながったのは良かったですね。手法が合う・合わないは人によって違うのでご参考まで。

 

3.外部の力を借りて検証・ブラッシュアップ

(1)予備校、模試

上記の学習を続けていましたが、AASのオプション講座、模試で試してみるということを行いました。AASのオプション講座の場合、新作事例をその場で解いて当日採点・解説なので気づきを得る点で有効だったと思います。模試はどうしても採点結果がわかるまでのタイムラグがありますからね。模試はあくまで参考程度と位置付けてました。実際先輩方から2次模試の採点は本番とは関係ない、当てにならないと聞いていたので、あまり気にしていませんでした。

(2)勉強会

9月中旬頃からはWeb勉強会(ココスタ)の門戸を叩きました。正直焦っていたのと、他の方の多面的思考を盗みつつ、自分は恥ずかしい思いをして他人から突っ込んでもらおう、と思ったところもあります。
自分の解答は全然自信がなかったのですが、大きくズレていてない部分もありつつ、設問にフィットしていない切り口も見つかり、プラスもマイナスも多くの気づきを得て、モチベーションは高まりましたね。
当時は必死でしたが、今振り返ると他の方へその場で口頭で意見を言うというプロセスにおいて、ものすごく(診断士的)思考を頑張ってしようとしていることに気づきました。勉強会では確かに自分の解答をさらして多面的な意見をもらう、気づきを得ることの効果が高いと思っているのですが、それ以上に他人の解答を分析し、コメントを考えるプロセスが重要と感じます。自分と同じ受験生を目の前に、人前で恥ずかしいアホなコメントはできないというプライドが自分に程よい緊張感を与え、無理やりでも深い思考を促進し、結果多面的思考がブラッシュされた気がします。
私の時は今思えば参加者のレベルが高かったので、片面からしか論じていない人はいないので、もっと違う次元での議論でしたが、(自分も出来ていないことは棚に上げて)「ほかに切り口がないのか」という観点で考える、という点で鍛えられたと思います。中身はともかくも、リアルなディスカッションでこのスピードが上がったように思えます。勉強会でもこうした観点のみを集中的にトレーニングするディスカッションがあっても良いかもしれません。

 

4.普段から意識して定着させる

普段からこの思考プロセスを徹底して定着させいないとダメだと思い、仕事でも多面的思考を心掛けるように強く意識しました。今までしていなかったわけではないですが、常にもう一つの視点がないか、立ち止まって考える癖を付けました。「営業」と「開発」、「自部門」と「他部門」、「自社」と「顧客」、「自社」と「競合他社」。改めて並べたところで、当たり前といえば当たり前なんですが、意外と社内の議論は目先の損得重視で近視眼的になっていることが多く、「もう一つの切り口」に気づけていない。なるべくそういった観点を短い時間で取り入れるように意識しました。

 

5.切り口集

では具体的にどういう内容のものを作ったかを記載します。実際のノートそのものには模試や予備校、各種書籍の模範解答をそのまま転記しているため著作権等を考慮しそのままは公開できません。「切り口」については実際に使ったものと、いくつか追加しましたのでご参考になればと思います。

(1)作成例(上記2.②、③のプロセス)

実際に自分の再現答案を「模範解答」と見立てて、どのように切り口集を作成していたかを以下に記します。

例)

<参考にする回答>
理由は、①葉たばこ生産者の後継者不足や高齢化が急速に進み、市場が縮小して売上が低下したため、②補修用部品の在庫管理が不十分で計数管理が行われていないため、費用が増大したから、である。
(収益悪化の要因)
「売上(低下)」・・葉たばこ生産者の後継者不足や高齢化が急速に進み、市場が縮小
「費用(増大)」・・補修用部品の在庫管理が不十分で計数管理が行われていない

といった感じで模範解答を切り出し、2つの切り口のセットを整理しながら覚えます。

(2)切り口集(ご参考まで)

相反する観点のものと、並列の別観点のものと混在しています。実際の模範解答ではこうした切り口で解答している、という着眼点を理解することがポイントです。

(切り口)
「外部」と「内部」
「生産面」と「営業面」
「組織面」と「人事面」
「組織構造」と「組織文化」
「能力開発」と「モラール向上」
「既存事業」と「新規事業」
「研究開発力」と「営業力」
「衛生要因」と「動機付け要因」
「顧客」と「競合」
「短期(成果、効果)」と「長期(成果、効果)」
「機会」と「脅威」
「自社」と「協力者」
「自社」と「顧客」
「事業構造」と「事業展開」
「良い影響」と「悪い影響」
「有形」と「無形」
「商品」と「サービス」
「商品」と「プロモーション」
「プロモーション戦略」と「販売戦略」
「特注品」と「一般品」
「不特定多数」と「地域密着」
「新規顧客」と「既存顧客」
「直接」と「間接」
「客数」と「客単価」
「規模」と「効率」
「ロイヤルティ」と「顧客関係性」
「売上拡大」と「社会貢献」
「人的販売」と「口コミ」
「立地」と「経営資源」
「生産技術」と「営業」
「計画」と「統制」
「製品面」と「サービス面」
「情報発信」と「情報収集・受信」
「作業工程」と「作業員配置」
「進捗管理」と「余力管理」
「生産計画」と「在庫管理」

この辺りを意識して使いこなせ流ようになってくると、事例を解くのが(少しだけ)面白く感じてきます。

私は、特に最後の方の戦略助言の設問などが最初の頃さっぱり出来ずでしたが、多面的な切り口を意識して解答を構成できるようになってくると、それなりに書けるようになって来ました。今回の記事をヒントに自分の中で多面的思考を意識して頂ければ、グッと合格に近づけると思います。

以上、3chでした。


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【特集】
受験の女王ティアラ × 一発合格道場コラボ
2次試験直前!
プラス20点を実現する最終チェックリスト


雑誌「企業診断 10月号(9月28日発売)」に受験の女王ティアラことTACの津田まどか講師と当サイト「一発合格道場 11代目(2020年度のいつものメンバー)」によるコラボ記事が掲載されることになりました。
4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!

 

皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

本日は9月5日に開催しました一発合格道場主催のWeb勉強会「道場オンライン合宿2020」をレポートします。

1次試験合格発表の日に募集開始しましたが、12名の枠が募集開始20分弱で満員御礼となりました。参加したかったのに参加出来なかった方、誠に申し訳ございません。どうしても運営上、枠を増やせず12名での実施となりました。そして、ご参加いただいた方、ありがとうございました。

1.道場オンライン合宿2020概要

(1)道場の勉強会

道場オンライン合宿は、道場夏セミナーで参加者の方からのWeb勉強会開催の強いご要望を多数受け、企画致しました。一発合格道場でも過去、東京・大阪で年1回程度の勉強会(リアル)を開催しておりました。今年はWeb勉強会として企画しました。受験生の不安感や孤独感を解消し2次に向けて勉強を加速していただくことを目標に、1日濃縮型で4事例を行うようにスケジュールしました。タイムスケジュールは2次本番に合わせ、80分を事例時間とした構成にしております。

(2)Web勉強会

今年度になって各所で活発に行われているWeb勉強会では、過去問事例を扱ったディスカッションが中心となっています。私の昨年、ココスタに途中から参加し、道場11代目の「ぴ。」や「さいちゃん」とディスカッションを交わしました。私は初年度だったので右も左もわからず参加したのですが、ぴ。のように過去事例経験者が自分が落ちたときこうだったが失敗を教訓にこう工夫した、と言った生々しい意見がものすごく参考になり、一言一言メモしまくってました。ぴ。には受験生時代からホントにお世話になっています。こうした経験を踏まえつつ、道場メンバーがやるWeb勉強会とは、との議論を行い、細部まで検討を重ねて設計しました。

(3)道場合宿での工夫

今回、参加者のチームも経験者と初学者をなるべく織り交ぜ偏らないように工夫し、道場メンバーも高得点者とそうでない方を交ぜて構成しました。事例ディスカッションでは、道場メンバーも自分の再現答案を参加者と一緒に並べ、参加者と全く同列でディスカッションに参加して意見を交わすようにしました。参加者から道場メンバーがグーの根も出ない鋭いツッコミもあり、大いに盛り上がりました。事例Ⅰ〜Ⅲで取り扱う事例は我々が実際に本番で解いた令和元年度です。

 

2.道場オンライン合宿2020リアルレポート

では、実際どんな感じで行ったかをレポートします。道場メンバーも途中複数班に別れれたため、私がいた班の印象を中心に他のメンバーから聞いた内容を踏まえて記載します。各所詳細については道場メンバーが後日記事にすると思いますのでご期待ください。

<概要>

■開催日時:2020年9月5日(土) 9:00〜18:00

■開催場所:オンライン(Zoom)

■参加者:12名 (初学者:7名、経験者:5名)

■道場メンバー:9名

■対象:事例Ⅰ〜Ⅳ(令和元年度事例Ⅰ〜Ⅲ、事例Ⅳ:経営分析演習(H29))

 

<当日実施内容>


9:00-9:40 オリエンテーション

スケジュール説明・自己紹介

朝から集まっていただいた参加者の皆さんを前に、道場メンバー(8名)からワンポイントアドバイス付きの自己紹介。
また、参加者の方には自己紹介で今の課題と合宿で解決したいことを宣言していただく。参加者の方の意識の高さに道場メンバー一同身が引き締まります。
ずっと男性だったと思ってた道場執筆メンバーがまさかの女性!?という驚きの声も。


9:40-11:00 事例Ⅰ

道場メンバーミニプレゼン 担当:3ch

ポイント

・事例Ⅰが苦手なのは自分だけじゃない。夏セミ70人中苦手:60人(11代目事前アンケート 得意:3人、苦手:9人)

・他事例より必要な知識幅が少ないが、原理原則を外すと大きく失点するリスクが高い事例。苦手克服のためには組織・人事の原理原則をしっかりと理解する。

戦略レイヤを意識して体系を整理し、組織人事の原理原則を他人に説明できるレベルまでブラッシュアップ
→例:組織構造のメリット・デメリット(機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織)、同族経営のメリット・デメリット

・事例解き終わった後に「時制」を書き出すトレーニング、「組織は戦略に従う」を念頭に戦略と組織の整合性を意識して時制を捉える。

・多面的な解答を意識。そのためには対になる概念パターンを模範解答などから書き出して暗記する。片方を問われたらもう片方が想起できるように。

 

<事例ディスカッション:R01事例Ⅰ第5問>

参加者3名、道場メンバー2名で4班に分かれて事前提出いただいた解答を画面共有しながらディスカッションです。設問解釈や自分の解答の根拠を説明し、各参加メンバーから意見をもらう形で進行します。

事前解答は道場メンバーからも結構レベルが高い、突っ込むの大変だとの前評判でした。

始まると、因果の整合性が取れていない、後半の文章が意味が設問から飛躍しているなど、鋭い指摘が参加者からバンバン飛び交います。参加者の方も、自分がごまかそうとしてたところ、自信がなかったところをズバズバと突っ込んでもらい目が覚めたとの意見。

私が指摘させてもらった事項は、
・機能別組織のメリットでも「権限委譲」など解答の前後、設問文および与件文から直接設問で問われていることから必要ではないキーワードまでいれない方が良い。
・「改革」ではなく「経営改革」と与件文のキーワードをそのまま持ってくる。
・因果の因の羅列で終わっている。因→果となるように普段から文を書くとき意識する。
・事業部制のメリ・デメも想起した上で機能別組織を継続した理由として筋が通る理由になっているか、理論を元に検証する
等でした。

参加して思ったのは参加者の方の指摘が鋭い。結構いい点をついている。率直にそう思いました。去年の今頃の自分はそこまで意見を通せなかったな、と。


11:00-11:40 雑談・質問タイム+休憩

休憩時間もいくつか質問が出てました。拾いきれなかった質問はまた追って記事にしますね。

休憩時間もあっという間に過ぎ、事例Ⅰの熱が覚めやらぬ中、事例Ⅱに進みます。


11:40-13:00 事例Ⅱ

道場メンバーミニプレゼン 担当:CK

ポイント
(事例全般)
・「素直に」回答する。
設問で聞かれたことを、与件に書いてある内容に沿って、シンプルな書き方で回答する。(目の前の社長が座っていることをイメージして)
・回答に必要な要素は5つのみ。
①設問文、②与件文、③書き方、④フレーム、パターン、⑤1次知識
・個性は殺す。
自分の経験や専門知識、ひらめいたアイデアを使った個性的回答はNG。誰でも書ける内容を、完成度高く書くことが大事。
・過去問練習が進み、フレームやパターンが使えるようになってきたら、得点は伸びていくが、これらを使うことにこだわり過ぎないように。
あくまで①設問文や②与件文などが優先度高(事例Ⅱの経営の方向性)
・質>量(高い技術、品質)
・高価格帯>低価格帯
・地域を大事に
・大手とは戦わない
・お金をかけず工夫で勝負
・個性/専門 > 一般的/汎用
・高いCSと長いお付き合いだれに(D)+なにを(N)+どのように(D) +効果 DND+効果を設問要求内容に応じてパターン化しておく。

夏セミの内容をブラッシュし、CK流事例Ⅱ解法術を伝授してもらいました。

 

<ディスカッション R01事例Ⅱ 第3問(設問1、設問2)>

合格者でも議論が分かれる設問。参加者の回答は合格者と遜色ない回答。

・「理由と併せて」と設問文にあるので、「理由」がわかるような文章構成にする、
・デモ・ジオ・サイコで絞り込むターゲットは、抽象的な表現を避け、具体的に手に取るように社長がわかるように与件から持ってきて書く、

などなど、事例Ⅱも活発な議論が巻き起こりました。詳しくは追って道場メンバーが記事にします。


13:00-14:00 昼飯

昼休中、道場メンバーの提案で可能な方はZoomの前でカレーを食べることになりました。道場メンバーも参加者もZoomの前で和気あいあいとカレーを食べる図。いいですね。激しいディスカッションの後は皆んなでカレーを食べながらの昼食タイム。

ちなみに、私はチキンカレーでした。岩塩が食べてたグリーンカレーもスパイシーでいいですな。無印良品のグリーンカレーが最高です。試験勉強の合間に是非。
2次本番でも13時までお昼を食べることができません。結構普段とは違う空腹感が襲ってくるかもしれませんね。本番時は事例ⅠとⅡの間で軽く食べられるモノを用意しておいた方が良いです。
さて、お腹いっぱいになったところで事例Ⅲに進みます。


14:00-15:20 事例Ⅲ

道場メンバーミニプレゼン 担当:かーな

ポイント

・いい意味で、考えすぎない!遠慮しない!素直に書く!
・強みは生かす。課題は解決する。社長の思いは尊重する。

生産性向上生産管理(生産計画、生産統制)

・必読おすすめ記事
骨子作成のコツ(キーワード+矢印法)・絶対に見逃してはいけない3つのこと(かわとも)
だいまつが教える事例Ⅲ攻略の極意(だいまつ)

生産管理の知識押さえてますか?
□QCD(PQCDSME)
□4M+I
□生産方式
→ 多品種少量・小品種多量生産の特徴
→ 受注・見込生産・トヨタ式生産の特徴
→ 個別・ロット・連続生産の特徴(PQ分析との関連)
□ECRS
□5S
□SLP(PQ分析、レイアウト)
□在庫管理(材料の発注方式 [定期・定量]、ABC管理 )
□IE
□設備保全(事後保全、予防保全、予知保全、保全予防)

 

<事例ディスカッション R01事例Ⅲ 第2問>

午後に入ってからもディスカッションは活発に。チームをシャッフルして新たなメンバー構成で開始。私はかーなと一緒に参加。

設問文にある「C社における生産面での効果とリスク」の「生産面」という制約条件の取り扱いについて各チーム議論が白熱。経営リスクだけに飛躍した回答ではなく、生産技術戦略にしっかりフォーカスを当てて解答を作るのが良いとの方向に。どれもレベルの高い回答で、表現や慣れない方はいらっしゃったものの、考え方、着眼点、切り口など、この時期でかなりの段階に来ている方が多数いました。

「加工能力」も単に求めれられる、だけだと意味が伝わりにくいので与件文通り「大きな加工能力」とすると、リスク面が際立つなど、指摘させていただきました。さらに合格者の答案(基本的に全て60点以上のメンバーのみディスカッションに参加)に対しても容赦ないツッコミが。しかも的確。ここでの気づきはかーながきっと記事にしてくれるはず。


15:20-16:00 雑談・質問タイム

結構ここまでで疲れてきたはずも、画面の向こうの参加者の方はやる気満々。質疑応答もあり熱気が伝わってきます。最後の事例Ⅳに進みます。


16:00-17:20 事例Ⅳ

道場メンバーミニプレゼン 担当:ぴ。

ポイント
事例Ⅳは経営分析が重要
経営分析は
①短い時間で→20分で解き終わることを目標に
②間違いでない指標→ 最低限必要な指標だけ使うように
③多面的な視点→安全性、効率性、収益性から1つずつ選ぶ【収益性】P/L上の利益ベースに絞る
【効率性】運転資本+固定資産に絞る
【安全性】短期・長期視点に絞る文章問題
(個別記述の場合)
◎与件とキーワードを因果で
与件から因果の因の部分を引用し、あらかじめ準備しておいた指標ごとのキーワードで因果の果に使う
◎分子と分母の算出式を利用する。
安全性指標は与件に根拠(因果の因)がないので、分子と分母の両面のキーワードをあらかじめ準備しておき、貸借対照表の数値だけを根拠に記述する。(総合記述の場合)
◎収益性、効率性、安全性の区分を明確にする。
分析のキーワードを使うことで区分が明確になり文章が締まる。
◎与件の言葉や財務諸表の分析を引用する。
文字数が少ないので難しいが、与件の言葉や財務諸表の数値の動きの言葉を使うことで、説得力が高まる。
◎箇条書きの場合、設問1の番号と揃える。
設問1で①に悪化、②に優れている点、の場合、箇条書きにする時、番号を設問1と揃えることで、採点者に伝わりやすい。

<追加講義:非支配株主とは(おべんと君)>
連結といえばおべんと君の渾身記事、連結会計シリーズ。私も何度も読み返して勉強になりました。

【渾身】連結会計vol.1:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.2:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.3:中小企業診断士

今回演習では平成29年度の事例を扱い、連結会計における非支配株主とは、をわかりやすく講義してもらいました。自己資本比率の計算において、非支配株主持分は、親会社以外の株主の持分なので、D社の自己資本に含めないため、その分を除いて自己資本比率を計算しなければなりません。このポイントを掘り下げてわかりやすく説明してもらいました。

 

<経営分析事例演習:平成29年事例Ⅳ 経営分析>

プレゼンの後は予告なく平成29年度の事例Ⅳを画面に写しての演習です。20分の制限時間で指標計算と文章問題を一斉に解いて頂きます。すでに解かれた方もいらっしゃると思いましたが、ここまで事例3本やってきて疲れが溜まっているところでのいきなりの経営分析演習。本番はもっと疲労感と緊張感がたまっている中で解かないといけません。少しでも体感できたら良かったと思います。

オンラインでの演習は初めての試みでしたが、画面だけを見て解いてみて、「いかにメモが重要か、改めてその大事さをわかりました。貴重な経験でした。」とのご意見をいただきました。

その後のディスカッションでは、どの指標を選んだかを中心に議論しました。私の班は3人ともそれぞれ微妙に違い、意見が割れましたがそれぞれ根拠をしっかりと意見提示できていた点はよかったと思います。私の場合、与件文を読み込んだ上で指標計算するので、指標選定で迷ったときは必ず与件根拠で検証していました。B/S、P/Lの算出だけで判断ではなく、与件文からD社の経営状況を押さえた上で整合性を意識した指標の選定と根拠のピックアップが必要ですね。

ディスカッション終了後、ぴ。の丁寧な解答解説講義で終了。あっという間に事例Ⅳまで終わってしまいました。

 


17:30-18:00 クロージング

最後にクロージングということで質疑応答タイム、そして参加者全員から気づきについてコメントを頂きました。そして道場メンバーからのメッセージで終了!

クロージングの後は、残った方で懇親会。こちらでも質疑応答がいくつもありました。

参加者の方、長時間お疲れ様でした。多くの方が気づきを得れた、モチベーション向上につながったとご意見を多数いただきました。また、途中で退出した道場メンバーにも御礼言いたいとの暖かいコメントも頂戴しました。メンバーに確かに伝えてさせていただきました。

 

3.アンケート結果(速報)

参加者の皆様のアンケートから満足度5段階評価(5が最も良い)で回答者11名中10名から5、1名から4の評価を頂戴しました。ご回答いただき、ありがとうございました。

アンケート結果や頂いた質問事項、要望事項などはじっくり読ませていただき、今後の貴重な資料として道場の運営に役立てていきたいと思います。また詳細情報や当日お答えできなかったご質問、各班での気づきなどを、後日記事にする予定ですのでしばらくお待ちください。

最後に、参加者の方のアンケートから「この合宿でどのようか気づきを得たか」について、ご回答いただいた内容を記載させていただきます。

 

「得た気づき」参加者皆さんのアンケート結果より
・勝手に自分の理解で言葉や論理を省略しない。 社長の想い(与件)、設問に沿って回答をする。
・中小企業診断士試験として、要求されているものと、実務ギャップ。
・因果について、実践で使えるレベルの理解が初めてでき転換点になると思います。
・結論を最後まで書く
・知識の不足と新しい切り口
・解答に詰めの甘さがある点 勉強を重ねる内に知識寄りの解答になってしまった点です。
・他の方の答案のまとめ方や回答スタイルなどです。
・回答のフレーム。因果。
・文章の書き方、自分の思いつかなかった与件文の読み込み方、細かいテクニック、現場対応の方法等
・多面的な解答、効果や理由についてきちんと記載すること。 与件文からの抜き出しは概ねできていて(多分)、解答の方向性としても大きな間違いはなさそうなので、勉強の道筋は立ったと思います。
・自分として書きやすく、それなりに形になったと思った解答が、かなり不足している旨のアドバイスを頂いたり、反対に、自信がなくダメもとで与件文の内容をまとめた解答が一定の要素を拾えていると評価して頂いたりと、1人では気づけない視点や基準を感じられた。今の自分ができること(成長したこと)とこれから身に付けなければならないこと(成長できること)が明確になり、具体的な手段の発見に結びついた。

 

それぞれの勉強の進捗状況、バックボーンによって同じ時間・同じ空間でも感じることは多種多様。参加者の皆様にいろいろな気づきがあって、道場メンバー一同開催して良かったと思っております。唯一、これをリアルで開催できなかったのが残念です。

まだまだ2次試験まで時間があります。これから十分逆転可能。体調にはくれぐれもお気をつけて。その上で最後まで走り切ってください。

以上、3chでした。


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日時:2020年9月5日(土) 9:00~18:00

(18時以降、懇親会を予定)

場所:オンライン (zoom)

内容:1日で令和元年度の事例Ⅰ~事例Ⅳまでを扱う予定です

‐ 道場メンバーによるワンポイント講義

‐ グループに分かれてディスカッション

人数:12名程度

受付開始8月25日(火) 12:00~  ※先着順となります※満員御礼!

受付方法こくちーず

※タイムスケジュール等の詳細は、こくちーずにてご案内いたします

🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋

twitterもよろしくお願いします。

 

皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

2次試験まであと2か月。1次の合格発表ですね。そして、8月も終わりに近づいているのに猛暑が続きます。気が付けば日は少し短くなってきてますが、まだまだ熱中症のリスクは高いですので水分補給をお忘れなく。道場オンライン合宿も本日12時から申し込みを受け付けますので、2次の切符を掴んだ方は、水分補給をしたのち、よろしければ是非お申し込みを。

 

さて、本日は、2次試験初学者向けに「初年度どれだけの事例数を解いたか」について述べたいと思います。

2次試験の勉強については、いろいろな情報を収集されている皆様が良くご存じの通り、単純に事例数を重ねれば合格できるわけではありません。よって単に解いた数がどうこうという議論はあまり意味がありません。数々の道場過去記事を参考頂いてもわかると思いますが、単純な解いた量よりその取り組みの質が重要であります。

とはいえ、「質」を確保する、ある一定の「質」を得るまでには、試行錯誤を含めて一定の「量」をこなす必要があります。その「量」っていったいどれくらいか、特に初学者の方は見当もつかない方もいらっしゃると思います。私もそうでした。

今回は、去年の私のような方に向け、どんな感じかを掴んでもらう参考情報として、11代目が初年度で解いた事例数と、私が去年いつ頃どれくらい解いたのか、あえて「事例数」に着目してお伝えしたいと思います。

 

1.初年度解いた事例数

多年度の場合はどうしても事例数が多くなりますし、重ねてきた経験の分で多い少ないの意味が変わってくるため、単純比較はより意味がないと考えました。よって、今回は2次受験初年度でどれくらいの事例数を解いたかだけに着目しました。

1.1.初年度合格者が解いた事例数

(以下「事例数」は同じ事例を2回解いた場合は2とカウントします。)

まず、2次を1回で合格した道場11代目メンバーについて。

11代目12人中、2次初年度の合格者は8名、

平均は63事例(最大:102事例、最低:40事例 中央値:57事例)

でした。

<解いた事例数>(R1)
102事例(過去問:98、模試など: 4)(さとまる)
86事例(過去問:62、模試など:24)(3ch)
80事例(過去問:80、模試など: 0)(岩塩)
59事例(過去問:35、模試など:24)(CK)
54事例(過去問:30、模試など:24)(Tomatsu)
43事例(過去問:16、模試など:27)(さいちゃん )
40事例(過去問:40、模試など: 0)(かーな )
40事例(過去問:40、模試など: 0)(カワサン)

<道場11代目2次初年度合格者の事例数詳細>(画像クリックで拡大)

40事例から102事例までと意外にも倍以上の差がありばらついてます。
また、事例Ⅳは過去問に加えて「中小企業診断士2次試験事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」で過去問の計算問題にカテゴリ別に触れていた、という方が多かったです。

※記事訂正(8/25):さとまるの数値を訂正しました。98事例→102事例

1.2.初年度不合格者が解いた事例数

では一方で2次を2回以上受験経験のある道場11代目メンバーについて。

計4名ですが、不合格であった初年度でどれくらいかというと、

平均で約47事例(最大:96事例、最低:23事例 中央値:35事例)

でした。

<解いた事例数>(2次初回年次)
96事例(過去問:80、模試など:16)(べりー H29)
46事例(過去問:26、模試など:20)(ぴ。 H27)
24事例(過去問:20、模試など: 4) (おべんと君 H29)
23事例(過去問:23、模試など: 0) (いけちゃん H30)

<道場11代目2次初年度不合格者の事例数詳細>(画像クリックで拡大)

初年度失敗した道場メンバーのコメントは「事例一つ一つに時間をかけた割に全く深堀りも出来てなかった」「80分で取り組んだ事例本数が不足してた」「事例数少なすぎて話にならなかった・・・」など、事例数が足りなかったという意見が3名から。

一方ベリーは96事例と多いですが、本人に直接聞いたところ「初年度最大の敗因は圧倒的な振り返り不足。1次合格後の2か月で何となく数をこなして質が伴ってなかった」と。ベリーの失敗談は過去記事に詳しく書かれてて参考になりますのでご参照ください。

個別の事情は異なるものの、事例数をこなしたから必ずしも受かるわけではないが、事例数の絶対的な不足は不合格の原因の一つに十分なりえると考えられます。

1.3.まとめ

数は関係ない、質が重要と言われているものの、初年度合格のためには結果的にある程度の事例数をこなす必要はある。
それは人によって倍以上(40~102事例)異なるため、絶対的な指標はないけれども、

道場11代目のデータからは概ね60事例くらいが一つの目安
(ただしかなり個人差があり、あまり事例数にこだわりすぎるのは得策ではない)

ということになります。ちなみに、

なお、道場10代目(H30年度合格)の初年度組の平均は53事例

でありました。なので見当つかない方は大体初年度50~60事例が一つの目安にはなるということです。

それから、過去問の対象年次については大体過去5年分を解いている方が大半。

また、模試等で過去問以外の事例については意外にも両極端な結果となりました。模試や演習などを経験した方が半数いて24事例ほどこなしているが、0(過去問のみ)で合格している方も半数近くいます。ここから、過去問に重点を置いた学習は必須であることは言うまでもないですね。

今年度は1次と2次の期間が長いため、さらに量をこなしている受験生が増えると想定され、単純な数は増えると想定されます。特に初年度の方でどれくらいやればいいのかさっぱりわからん方にとって、こうした数値が少しでも参考になればと思います。

 

2.事例を解いた時期(私の場合)

2.1.2次試験勉強の概要

私の昨年度の2次試験全体の勉強概要(1次終了後~)については以下の図の通りです。

<2次スケジュール>(画像クリックで拡大)

<実績時間(スタプラ週次実績グラフ)>(画像クリックで拡大)

上記のスケジュールは今振り返って勉強記録をもとに作成しました。

昨年は正直なところスタプラで記録するだけ(過去記事参照)でこんなスケジュールを策定することもなく、情報収集と試行錯誤をしながらこなしていった感じです。初めての2次試験であり不安でしかありませんでした。

過去問を一定数は解かないといけないとわかっていても、いざ過去問を解いても時間も掛かり非効率と考え、とにかく模試で80分に慣れる、1次知識の再整理(TBC)、2次のメソッド収集(AAS)などをやりつつ過去問を回し始めたのは9月に入ってからでした。

過去問を回すのは後の方にして先行して知識やお作法の習得、といえばそれらしいのですが、実際のところはあまりにも模試もサッパリ、過去問を解いてもサッパリなので仕方なく上記のようなスケジュールを取ったという感じです。

2.2.過去問をいつ頃どれくらい解いたか

私が昨年事例Ⅰについて、何年度をいつ頃を解いたかは以下の通りです。大体事例Ⅱ、Ⅲも時期的にも同じサイクルです。(事例Ⅳは対象年度を深くやったので、もう少し細かく刻んでますが概ね時期は同じです。計算問題等は1次試験期間から薄くやってました。)過去問を回す際には、概ね事例Ⅰ→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳのサイクルで年度を深めながら順に解いていました。

<2019年に解いた事例(事例Ⅰ)とその時期>(画像クリックで拡大)

 

スケジュールに表現しているように、本格的に過去問を回し始めた(正確には、何とか”回せる状態になった”)のは10月に突入してからです。直近3年間は3周して解法や回答の型を覚えることに徹しました。ある程度やったことある事例を少し忘れたころにもう一度解いて、前回との比較を行い気づきをノートにメモするということを行ってました。あとは、必ず設問文と模範解答を写経してましたね。

過去記事でも書きましたが、何とか自分の想定した時間配分の通り80分内でそれらしい解答を埋めれるようになってきたのは、試験の数でした。

よって、初年度の方は今の段階でできていなくても全く焦ることはないです。10月に入って急にコツを掴む人も多いと思います。去年の道場夏セミナーでも同じことをアドバイスされました。が、全然つかみどころがない2次試験に時間だけが過ぎていき、過去記事にあるように今頃の自分はとても焦ってました。当時は焦っていることすら客観的に考える余裕もない状態でしたが。

そんな時には今回の事例数を一つの指標に活用して、自分が達成すべき計画に具体性を持たせてみましょう。2次試験から逆算するとどれくらいのペース感で事例を解いていけばよいか、バックキャスティング方式で大体の目安を持っておく。

ちなみに、初年度の方については細かい日単位のスケジュール立案は私はおススメしません。私ができていなかったのでアレコレ言う立場にないですが、2次試験初めての場合は試行錯誤しながら補正することが多く、スケジュールを作ったり都度細かく修正すること自体、結構時間が掛かります。情報収集した内容を整理して、せいぜい上記のような粗いマスタースケジュールを描いておければ十分と考えます。

 

3.最後に

2次試験まであと2か月。CKの記事にもあるように、エンジンを掛け、そしてアクセルを踏み込む時期になってきました。私のようにたとえタイヤが空回りしても。

私は昨年度の9月、10月は上記スタプラの実績の通り、サボりがちな私でもそれなりに勉強時間を投入しました。試験に近づくにつれ1時間当たりの重要度が高まっていきます。ここかからの2か月(特に最後の1カ月)は、どのような状況であれ、言い訳無用で本気を出す時期です。そして、意識してほしいことは、8/25現在、十分合格ラインを超えることができる位置に自分は立っている、と思うことです。到達可能性が高い目標だと思い込むとやる気が出ます。事実、初学者の方でも2カ月で急上昇する人は山ほどいるので。

昨年、この暑い時期、自分を奮い立たせたのは、私が初めて道場セミナーで会話した道場9代目chikaの言葉です。

 

死ぬ気でやれよ、死なないから!!!!

 

以上、3chでした。


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<よろず相談会のお知らせ>

日時:2020年8月29日(土)23:00~25:00

場所:オンライン (zoom)

・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス」と「よろず相談会」
(相談会は6~7名/班を20~30分毎に入替形式)

人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力

・参加確認:8月22日(土)までにEメール連絡
(※抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

           

twitterもよろしくお願いします。

 

皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場Blogをご覧頂きありがとうございます。

暑い夏が続きますが、体調はいかがでしょうか。道場Blogも2次試験対策一色となってきていますが、今日は少し視点を変え、7月の道場オンラインセミナーに頂いたご質問にお答えします。

 

Q:3chさんへ質問です。私も高度情報処理技術者の資格をいくつか持っています。高度情報処理技術者のレベルを1としたら、どれくらいの勉強量や覚悟が必要でしょうか。

ご質問者様は、情報処理技術者試験とは比べ物にならないくらいしんどい思いをされて頑張っていらっしゃるとのことで、このご質問を頂きました。

回答は・・・25倍です!!

はぁ?半沢直樹でもこんなこと言わねぇよって感じだと思いますが、個人的に直感として情報処理技術者試験に比べれば、1次・2次合わせて比較できないほど苦労した印象です。ご質問者様のお気持ちは痛いほどわかります。

今回は、このご質問に関連して情報処理技術者試験と診断士試験との関連性・ギャップ、活用の仕方等についてお伝えします。

 

1.情報処理技術者試験と診断士試験の違い

私の診断士の総勉強時間は16カ月合計で1,260時間(1次730時間、2次530時間)でした。

私の情報処理技術者試験は全く記録もつけていないので定量的に表現できません。仕事の延長上でやっていることを除いて、純粋な試験対策としては、試験に申し込んだ後週末に半日程度×1~2カ月程度でした。1カ月で20時間前後とすると、診断士勉強期間の1年間、特に2次直前の9月、10月は毎日全力導入していましたので単純に月単位では5-6倍は勉強してました。さらに勉強に投入している期間が長かったのでそれが4-5倍程度ということで、直近の試験対策だけを1年間で比較すれば25倍というのもあながちウソではありません。

個人のバックボーンによって大きく異なりますのであくまで”参考”ですが、私の場合、情報処理技術者試験(特に高度区分)はIT業界での実務ベースがあっての試験で、診断士は経営情報以外(経営・運営の一部以外)はゼロべ―スでしたから相当苦労しました。

具体的な理由は以下の通りです。

(情報処理技術者試験に対する個人属性観点)

・仕事の延長上であり、入社以来社内研修等のOff-JT、実務上必要な知識習得等をOJT含めて日々触れてストックがある
・春・秋の試験を何度も受けいて試験自体に慣れていること(長年薄く積み重ねている)

(情報処理技術者試験の特性)

・高度区分は出題分野の範囲が狭く深いため集中して対策がしやすい(←→診断士と真逆)
・午前は過去問と選択肢も全く同じ問題が何問も出る傾向にある(←→診断士と真逆)

(診断士試験の特性)

・1次の科目・範囲が広い上、自分の場合は財務・法務をほぼゼロスタート。
・2次で求められていることの抽象度が高い(設問の意味解釈が難しい、予備校で解答がバラバラ)

IT業界で情報処理試験高度区分をお持ちの方は、実務経験やベース知識がありそこからのプラスの勉強で高度区分を取得された方が多いと思います。またその”プラス”の部分はある程度「情報技術の暗記に近い知識習得」でカバーでき、過去問演習の繰り返しでかなりブラッシュできます。(ちなみに私は情報処理技術者試験はほぼ過去問+論文添削のみです。)そのためあえて25培という表現をしましたが、診断士試験についてはそれくらいギャップがあると覚悟して臨んだ方がよいと私は考えます。

 

2.そもそも情報処理技術者試験(高度区分)って?

畑違いですが、情報処理技術者試験とは、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。(引用:独立行政法人 情報処理機構(IPA)HP)。

IPAの公式サイトはこちら。昭和44年から累計でのべ1,300万人が受験している資格試験です。
応用情報以上の区分を取得すると診断士試験の1次経営情報が免除されるのはご存じかと思います。

通常ですと、春(4月第3日曜頃)と秋(10月第3日曜頃)の2回試験があります。(今年度はコロナの影響で、春→秋の日程で実施、秋→11月以降実施予定(詳細未定)となってます)

<情報処理技術者試験 の区分(黄色の箇所が高度区分と呼ばれる)>
(クリックで拡大)

高度区分の試験は以下のような感じです。高度区分の合格率は概ね10%台前半~半ばくらいです。※なお、試験区分は長ったらしいのでアルファベット2文字で略します。
詳細はこちら。(試験要綱2020.8現在 常に最新のをご確認ください)

◆午前Ⅰ 50分 (免除制度あり)
情報処理全般(高度区分共通)30問4択マークシート 60点未満足切り

◆午前Ⅱ 40分 
各専門分野知識 25問4択マークシート 60点未満足切り

◆午後Ⅰ  90分
各専門分野記述 3~4問から2問選択して解答 60点未満足切り

◆午後Ⅱ 120分 
各専門分野記述(NW,DB,ES,SC) 2問から1問選択して解答 60点以上で合格
各専門分野論述(=論文)(ST,SA,PM,SM,AU) 2~3問から1問選択して解答 判定A以上で合格

とにかく午後Ⅱが最大の山場です。

記述試験
10ページ前後の与件文(図表多数)と20問程度の小設問(試験区分によって違うが、NWの場合穴埋め記述~40~80文字程度の記述が多い)

論述試験
問1:800字以内、問2:800字以上1,600字以内、問3:600字以上1,200字以内 最低2,200字以上必須。

と結構なボリュームです。まずこのボリュームに腰が引けるのですが、高度区分は専門性が高く範囲が狭いため、区分との相性にもよりますが、診断士2次試験と比べて時間を掛けて過去問ベースに積み上げれば突破できます。

 

3.情報処理技術者試験の経験(応用情報・高度区分)→診断士受験(1次試験)に活かす

1次では経営情報以外にも波及効果があります。経営情報以外にも企業経営理論、運営管理にもプラスに働きます。(情報関連の知財と不正競争防止法関連では法務も少し。)

応用情報以上は経営情報システムを免除でき、1次の経営情報が確実にクリアできることだけでなく、企業経営理論、運営管理の一部の得点源にもなります。ただでさえ広い分野を1次試験から勉強するわけですから、情報処理試験の知識で診断士試験の一部をカバーできるということは、苦手科目にに自己資源を集中できることになり、1次試験全体を見ても優位になるのは間違いありません。並行で勉強されても有効だと私は思います。

4.情報処理技術者試験の経験(高度区分)→診断士受験(2次試験)に活かす

情報処理技術者試験と診断士試験で共通する重要なことが1点。その試験が求めている役割を試験解答上で演じることです。

高度区分でよくある話が、プロジェクトマネージャマネージャ試験なのにアプリケーションエンジニアの視点でテストのことを切々と書いても不合格です。同じく診断士試験はあくまで診断士試験なので中小企業の成長戦略をどのように具現化するか、がポイントです。

(1)記述系:NW,DB,ES,SCを合格した方

これらの試験の午後Ⅰ、午後Ⅱ(特に午後Ⅱ)は与件文がとにかく長いです。一見、午後Ⅱと比べると、診断士2次試験の方が読みやすいように見えますが、情報処理試験の方が問題や課題が圧倒的に具体的で、解答もほぼ一意に決まります。まずは専門領域の知識を知っていないと解けません。逆に知っていれば解ける問題も多くあります。診断士2次試験をこれと同じような感じの感覚でいると危険です。

情報処理試験の場合、長い与件文の中に課題となる具体的なポイントが明確に書いてあります。例えばNWの構成変更が必要なビジネスモデルの変更や、DB設計で履歴蓄積で不整合が生じる新たな要件等。これを見つけて解答につなげる。問題や課題がある前提で逆算して与件文を読めば捉えやすいです。

一方、診断士試験も与件から課題を拾うプロセスは同じですが、その後の解答作成へのプロセスで経営全般に渡りより高い視座からの分析力が求められ、戦略等の抽象的な概念の思考を求められるため、専門知識の暗記を軸としていても乗り越えられません。より一層、高度な現場処理能力が求められます。

情報処理試験に慣れていると、診断士試験で戦略レベルで問われている設問に対して、レイヤーを無視して具体的な機能別戦略に寄せて捉えがちです。2次をはじめたころの私がまさにそうでした。例えば、事例ⅢでIT化推進のための施策を問われたとき、キター!!得意なIT分野で稼いだろっ!!と思って、「5Sの徹底」や「マニュアル化・教育」といった中小企業の生産現場での重要な施策を無視して、「ユニークキーの付与」や「DBのリアルタイムな一元管理」等情報システム上の課題解決策しか見えずに突っ走って書いてしまうこと。もちろんその設問で問われているレイヤ・題意にもよりますが、大半は題意から外れ、診断士としてそもそも俯瞰した戦略面の考慮がなく、分析が多面的でない解答として×となります。

この点は意識しておいた方がよいです。専門性が2次試験では足を引っ張ってしまうことがある。要注意です。

 

(2)論文系:ST,SA,AU,PM,SM,SCを合格した方

2時間で2,200字以上も書ききって合格していることは大いに強みです。

ただ、論文試験はどうしても長く書こうとしますし、ある程度書きながら補正もできます。情報処理試験の午後Ⅱが走り続けるハーフマラソンみたいなものとすると、診断士2次試験は3,000m走を4回走るイメージです。よくわからないたとえですが、要はしんどさやペース配分が全く違います。

診断士では100字~120字くらいで的確にまとめる能力と、圧倒的に足りない80分の試験時間の感覚は意識して別モノとしてトレーニングしておかないと、論文系で鍛えた能力が足を引っ張りかねません。的確に字数に短時間に要約できるトレーニングで時間感覚を身に付ける、診断士試験で合格者が使っている表現・フレーズパターンを習得して使いこなす、2次対策ではこの2点を特に意識していました。(この点は2次試験対策で苦労した点の一つです)

 

私も診断士の勉強を始めたころは、情報処理試験の経験をもっと2次に有効に活用できると思ってましたが、下手に活用するより別モノと割り切って臨んだ方がよいです。何回も情報処理試験を受けていて”試験慣れしていたこと”自体はプラスでしたが、ITストラテジストを取得してたから2次試験の解答がスムーズだったとか全くそんなことは一切感じませんでした。当初、ちょっとは活用できるだろうと高をくくってましたが、事例ⅢなどでITに絡んだ設問で、自信を持って書いた解答は「視座が低い」「多面的でない」「●●の観点が抜けてる」とかでことごとく予備校で×を食らい凹みました。

(1)の繰り返しになりますが、ITに限らず、ご自身の得意分野・専門分野の問題が出たときは、逆にいつも以上に慎重に診断士のセオリーに沿って気をつけて解答したほうがよいです。私は情報処理技術者はとしての自分は忘れ、診断士になりきって解くように心がけてました。試験勉強中はあまり情報処理技術者試験の経験活用を考えず、診断士試験対策を徹底することです。(なお、その専門性を存分に発揮するのは合格後で。)

 

5.情報処理技術者試験の経験→診断士合格後に活かす

本人次第ですが、活かせるチャンスは多数あります。

経営とITは切っても切れない関係にあります。ITの知識・経験を軸に診断士の知識体系を加味した活動は十分可能です。そのためには幅広く経営戦略と結びつけてITの専門知識を整理しておく必要があります。

ただ、実際には資格そのものより、それ以外の要素(特に人間性)の方が大きいですね。資格を持っていればある程度はITに強いと周囲から思われるので、当該分野の期待値はいやでも上がりますし、知らない人よりはある程度ITに関する気づきや知見は広いはずです。そういう意味で、診断士内でも注目を浴びやすく差別化しやすいことは間違いないです(実際にできるかどうかは別として)。

本人次第と言ってしまえばそれまでですが、IT系に限ったことではないですが行動と努力次第で自分の専門分野の強みを活かすことも、活かさないこともどちらにも振れます。

実務補習等で感じたことは、ただITのことを知っているだけではダメで、体系的に整理されて使いこなせる状態で、社長が困っていること(=設問)に対し、その中小企業の状況(=与件)に応じた施策を提言(=解答)できないと全く活用できません。2次試験で求められている与件ファーストで答えを出すというこの思考プロセスが重要なのは試験でも実践でも同じです。(ただ、実践の場合は与件そのままではなく、これに自らの知見を加えて助言する点等、大きく異なる点が多々ありますが。)

ITを組み合わせれば活躍の場は広がることは間違いないです。ただ、合格後も勉強は必須です。私も日々精進であります。

 

6.診断士試験の勉強(2次)→情報処理技術者試験(高度区分)に活かす

こちらは、メッチャ活かせます。

特にITストラテジストはおススメです。診断士試験と親和性が高く、診断士の勉強で得た知識をフルに活用できます。午前Ⅰが苦手でなければ、午前Ⅱは診断士試験からすれば余裕です。詳しくは10代目Soyaの記事を参照ください。午前Ⅰがクリアできるレベル(=経営情報が70~80点以上余裕で取れるくらい)or免除なら一気に合格可能性が高まります。私の肌感覚ですが、診断士2次試験で鍛えた人は、情報処理技術者試験の受験生の中でも十分上位層にいると思います。これだけ勉強して受けないのはもったいない。

今年はコロナの影響で、ITストラテジストが含まれる秋の情報処理技術者試験は、11月以降に開催される方向で検討中とのことです。(最新情報はIPAのHPを必ず参照ください。)今年は診断士2次試験筆記とは重なりません。場合によっては口述試験と重なる可能性がなくはないですが・・

これはまたとないチャンスです。2次試験勉強のピークくらいに申し込みや案内が来るかもしれませんが、忘れずにHPをチェックし是非受験してみてください。2次試験で鍛えた知識とスキル、そしてこの勉強習慣と頭の回転の勢いのまま情報処理技術者試験に攻め込めばかなり強い。自分が逆の立場なら来ないでほしいと思います。1年先に受験を検討するより、今年度は一気に攻め切ったほうが絶対によいです。ダブルライセンスも夢ではありません。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。
日本列島が暑さのピークになってます。くれぐれも熱中症にはお気をつけて。

以上、3chでした。

 


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場Blogをご覧頂きありがとうございます。

7/26(日)、7/29(水)に開催されました、一発合格道場夏オンラインセミナー。昨日のさとまるの記事の通り、満員御礼にて終了致しました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。運営側が不慣れな部分で至らなかった点が多々あったかと思いますが、何卒ご容赦ください。

また、去る7/23(水)には関西道場メンバーを中心とした相談会を実施しました。こちらもご参加いただいた皆様、ありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

今回、あいにく定員オーバーでご参加いただけなかった方、参加したけれども相談会で質問する時間がなかった方、もうちょっと他の人のQAを知りたいと思った方に向け、オン夏の相談会(7/26)及び関西相談会でご質問を頂いた内容についてご紹介します。大変申し訳ありませんが、活発な質疑応答で沢山のご質問を頂戴したため、すべてはここに書ききれず、主に初学者向けの内容を中心にピックアップさせて頂きました。

ここに掲載されていないQAについては順次各記事にて補足していきますのでよろしくお願いいたします。

 

オン夏!2次試験のQ&A(抜粋)


過去問は何年分くらい、どれくらいやったか?

・過去5年分(CK)

・過去10年分(岩塩)

 


過去問は遡って複数年解くのがよいか、それとも最近の年度を繰り返しとくのが良いか?

・直近の出題傾向の変化を踏まえると、事例1~3は最近3年分くらいを繰り返し解くとよい。ぴ。の「出題傾向を考察する」の記事を参考にして(ぴ。)

・事例Ⅰ~Ⅲは過去5年を解いた。特に過去3年は3-4回転した。事例Ⅳは過去10年ほど。(3ch)

 


過去問を初めて解く際におススメの年度・事例は?

・一番最新の傾向という意味で、令和元年度がおすすめかと思います。早めに事例Ⅰ~Ⅳを解いた方が良い。(さとまる)

 


過去問を繰り返し解くと、初見問題への対応力がなくなってしまう気がして不安です。

・過去問、2回転くらいなら正直結構忘れるから気にしなくていい。(かーな)

・模試で初見問題への対処を練習できる。(CK)

 


オンラインの勉強会はメリットありますか?

・他人から答案についてフィードバックを貰うことで、自分だけでは分からない課題が見つかること。また反面、自分ではダメだと思っていることが意外と良いと評価されることなど気づきが得られる。(ぴ)

・他人の良いところは、ぱくってカスタマイズしてました。(きゃっしい)

・自分の表現のくせなどを指摘してもらえる機会として、過去問復習の一環で何回か出たら良いと思う。(時間との相談)(CK)

・同じ時期に勉強している人の答案を見たり考え方を聞くことで、自分の立ち位置が分かります。いいなと思うところはどんどんパクる(おべんと君)

 


オンライン勉強会のおススメはありますか?匿名参加できるか?

・ココスタ、タキプロはwebでやってる。その他もやってるとこあるので調べてみると良い。ただ、ココスタが一番オススメです。(ぴ。)

・ココスタは匿名参加、タキプロは原則実名。ココスタは受験生主体、タキプロは昨年度合格者が積極的に入ってもらえる。(3ch)

 


模試は受けたほうが良い?

・初見問題に対して自分のプロセスを試せる貴重な機会。自宅受験であっても、本番同様の時間帯意識して受けた方いい。(CK)

・母集団が多い模試だと自分のポジションがわかる。ただ採点返却のタイミングなども考慮して検討を。(3ch)

 


子どもが小さくて子育てが大変で時間がない/仕事で平日時間が全然取れない。このような状況で2次試験の勉強、平日スキマ時間をどう使って工夫しましたか

・子育てが大変なら、あと3ヶ月の我慢なので、土日は旦那さんに全面協力してもらおう!平日は、歩いていてもできること、座ってやることのように時間の特性を見極めて時間を有効活用してはどうでしょうか。(さとまる)

・設問解釈。ひたすら設問文のみ読んで問われていること、制約条件を確認するトレーニング。(CK)

・まとまった時間が取れない時は、プロセスをスライスして少しずづ進めてた。設問1つだけでも、与件を読むだけでも。あとは事例Ⅳの計算問題、1次知識整理など時間に応じてやれることをやった。どれだけ忙しくても、とにかく過去問に触れない日はないようにした。(3ch)

・設問だけ読むとか、与件だけ読むとか、80分の中の工程を細分化して電車の中とかで学習する。事例Ⅳは1問でも2問でも時間があれば解けるように電卓と計算問題集は必ずカバンに入れとく(ぴ。)

 


事例Ⅳで過去問以外にオススメの教材は?

・「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」が良い。(かーな)

・同じく「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」。あと自分は入手できなかったが、TACのオプション講座「2次事例Ⅳ特訓」のテキスト(非売品)が良いと聞いた。(3ch)

・「中小企業診断士2次試験事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」もオススメ。(さとまる)

 


事例Ⅳの問題集は何回くらい回したらよいですか?

・事例Ⅳはトレーニングと同じで、数日やらないとできなくなることが多いので、少しで触れておくべき。3周は回した方が良い(Tomatsu)

・ミスノートを作成して、同じミスをしないようになるまで回転数にこだわらず何回転もこなした(おべんと君)

 


予備校の模範解答を見ても、書ける気がしない。知識の補充が足りないのでしょうか?

・予備校の模範解答はかなり高度に練られていて80分で書ける内容ではない。ふぞろいや他の予備校の解答と見比べて、本当に知識が足りないのかをまず判断すべき。その上でやはり知識が足りない時は、知識の補充を考えては。(さとまる)

・予備校の模範解答に達しなくても合格できる。目指してギャップを分析するのはよいが、最初から到達することは無理なものだと割り切ってエッセンスを学ぶ方が良い。(CK)

 


知識不足が心配。2次試験に必要な知識(1次知識)はどう習得すればよいですか?

・TBCの「速修2次テキスト」にある「抽象化ブロックシート」を写真に撮ってReminDOに登録して1次試験の段階から何度も見返してた。正直なところ、抽象化ブロックシートが腹落ちして事例とつながった感覚は事例を何度もこなしてきた2次直前の10月入ってから。(3ch)

・2次試験で求められる1次知識は少ないので、1次のテキストを再学習する必要はなく、全知全ノウなどの2次対策用テキストで十分(ぴ。)

・頻出で出る知識のメリット、デメリットを勉強するとよい(かーな)

 


解答の型ってどんなものですか。どうやって習得しましたか?

・設問で問われている内容について、どう答えるかをあらかじめ自分で決めておくもの。自分が書きやすい(再現しやすい)ものがよい。(CK)

・予備校テキストの模範解答を写経しながら習得した。(3ch)

・多少は持っていたが、あまりこだわっていなかった。(Tomatsu)

・型は持っていたが、型にはまらない問われ方をする場合は柔軟に対応する。(おべんと君)

 


80分で解答を書ききれない。まずどうしたらよいか?

・まずは内容はともかく、80分で書ききれるように80分の過ごし方を見て訓練してほしい。内容はその後で大丈夫。(Tomatsu)

 


切り口がなかなか思いつかないことがある。どうしたらいいでしょうか?

・事例毎のフレームワークを元に切り口をあらかじめ準備しておく(おべんと君)

・フレームワークなど型に当てはめていくことで、書く時に自分が楽になる(きゃっしい)

 


2次でマーカーは使っていましたか。マーカーを使いすぎて混乱することが多いのですがどうしたらいいでしょうか。

・マーカーの使い方は、SWOTで引く、大事なところに引く、設問に合わせて引く、など人それぞれ。そもそもマーカーを使わず、鉛筆一本の方もいる。マーカーを使うとよくわからなくなるのなら、他の方法を試して見てもよいのでは。(さとまる)

(参考)11代目2次のマーカー利用(by岩塩)

12人中10人が色ペンを使ってた!(画像クリックで拡大)

※3chはカラーペンを使いこなせず結果1次も2次も黒一色でした。診断士試験は色ペン派がめっちゃ多いイメージ。

 


解答文字数の感覚をどう掴んだか。骨子の段階で字数を数えて書きましたか?

・カウントしていたら時間無いので①箇条書きにする、②30文字の感覚を身に着ける、③100字制限なら、30文字×3など練習する。(ぴ。)

・与件文の一行が40字なので目安に使っていた。(かーな)

・骨子段階では数えてない。回数を重ねるたびに感覚が身につく。(きゃっしぃ)

・20マス1行のノートを使って本番になれる意識をした(3ch) ※ちなみに使ってたノートはこれです。

 


過去問を解いたが、字数に満たないスカスカの解答になってしまった。与件文から必要な要素を拾うためのやり方を教えてほしい。

・最初のうちはあまり深く考えず、「使うかも」というところに多めに線を引く。特に、「事例企業の強みと弱み」「社内の変化と社外の変化」は必ずマークするといったことからはじめてみる。最初は全然書けないので焦る必要はない。(かーな)

 


2次試験の問題用紙と解答用紙の紙サイズは実際どうだったか

・問題用紙はB5、解答用紙はA3(おべんと君)

・再生紙で破れやすいので注意(Tomatsu)

・普段練習していた紙より本番は字が濃く出た気がする。初めての紙質。BにしていたがHBでよかったかもと思った。(3ch)

 


10月の試験直前で、ふぞろい流の採点で何点取れていましたか。

・6、7割は取れていたが、何度も解いた結果なので点数はあまり参考にならない。解答の文章構成、切り口、読みやすさなどを気にした方が良いと思います。(さとまる)

 


ふぞろいはどれを揃えればよいですか?

・私は10年データブック、ふぞろい11、12を購入しました。(3ch)

 


以上が主要なQAになります。
明日のぴ。の記事でも紹介しますが、掲載しきれなかった質問や回答は多数あります。後日各メンバーが順次記事にしていきますのでお待ちください。特にリクエストがありましたらコメント下さい。

 

シリーズ「となりのふぞろい」(最終回)

さて、QAでふぞろいの話題が出たところで、コラボ企画となりのふぞろい。道場側もふぞろい側も今日で最終回です。
相談会でもふぞろいの話題は必ず出てきました。2次受験生の必須アイテムですね。

私の「ふぞろい」の位置づけと活用術を紹介するにあたり、私の2次対策をざっと紹介します。

(1)スタートアップ
2次初受験のため何をしてよいのかわからず、最初は「速修2次テキスト」(TBC受験研究会)を軸に2次とはどんな感じか、考え方、電卓の使い方を動画を見ながら習得。特に知識はQAにあるように「抽象化ブロックシート」を軸に整理。事例Ⅳは「全知識全ノウハウ」「30日特訓」を軸に1次対策と並行して演習。

(2)過去問
過去問軸とした2次対策は「解き方がわかる!2次試験対策解答例集」(AAS)を軸に「因果で答える」「戦略レイヤを意識」する手法を習得。(習得というスマートな感じではなく、もがきながら必死にかじりついた感じ。)メソッドを取得はAAS名古屋のオプション講座(通信・単発の通学)にて。

(3)Web勉強会
これでも中々コツを掴めず一進一退。そこで9月中旬からWeb勉強会(私の場合ココスタ)に参加。自分の考えを人前で言葉にして発することで考えがブラッシュされることで少しずつ前進する。この中でもふぞろいを根拠にした議論はあったので、その際には勉強会が終わった後、該当箇所周辺を再度読み込み。(特に、ココスタ同期のぴ。が勉強会でふぞろいでは・・と触れた箇所は、終わった後に必死にマークして読みまくってました。)

(4)そしてふぞろいの活用
(2)でも(3)でももやもやする設問の解答、解釈・切り分けについては、ふぞろいを参照。その個所の設問や内容は深く読み込み、キーワード、切り口、多面的な解答方法、フレーズを写経してノートに記載。そこから関連する設問についても広げて参照。

といった感じで、ふぞろいは、2次の「最後の砦」、「駆け込み寺」と位置付けて活用していました。結果的にふぞろいがあったおかげで腹落ちした箇所が何度もありました。ふぞろいを参考にする際の私のポイントは、高得点再現答案や合格解答より「どういう解答がB,C,Dになっているか」を徹底的に参考にしたことです。自分の解答に同じような思考ルーチンや癖がないか、比較しながら振り返ってました。

ふぞろい流採点も実は1回も行ったことはありません。特定の設問だけやったことはありますが、事例全体ではやりませんでした。信用してないとかそんなことではなく、落ち着いてやる暇がなかったという感じです。(今思えばやっておけばより進捗が明確になったのに、と思ってます。)

色々と2次の情報収集すると定番といえばふぞろいということで、私も2次学習の初期のころ迷わず買いましたが、お恥ずかしい話、当時は具体的な活用方法等全く分かっておりませんでした。私の場合、動画解説や通学のような何かブースターがないとどうも進まず、どうやって合格者がふぞろいを自分のものにしてくのか、どうもよくわかってませんでした。ふぞろいに公式Blogがあることすら知らず・・・(すみません) 今思えば、ふぞろいBlogや道場、他のBlogでも具体的な活用術が詳細に紹介されており、ふぞろい公式Blog等をもっとチェックしておけばよかったなと思った次第です。皆さんはぜひ多様な活用方法を収取して頂きたいと思います。

 

ちなみに、最近、私が一番印象に残ったふぞろいBlogはこちらです。

キーワード採点って信用できるの?(ふぞろいな合格答案公式Blog)

ふぞろい11の後半にもH29年度を分析した同様の記事がありました。実開示点数とふぞろい流キーワード採点の乖離度が掲載されています。令和元年に関して言えば、直感的にブレ幅が大きいと感じている事例Ⅰの乖離度が他事例に比較してやや大きめにでてきていて、私の勝手な直感と合ってると思いました。本試験の実採点とは一定の乖離度があること、その乖離度がどれくらいかを上記Blogで理解した上で活用するのが良いと思います。ふぞろい流採点手法は100%では決してないけれど一定レベルで信用が置ける指標の一つに間違いない、と改めて感じた次第です。

 

<これまでのとなりのふぞろいシリーズ 道場記事>
ふぞろいって何?(かーなの記事)
勉強会での活用(ぴ。の記事)
ふぞろいの魅力的な仕掛け(岩塩の記事)
ふぞろい13で採点してみたR1・事例Ⅰ(いけちゃんの記事)
ふぞろい13で採点してみたR1・事例Ⅱ(いけちゃんの記事)
模範解答の一つとしての活用法(さいちゃんの記事)
ふぞろいは心の拠り所(Tomatsuの記事)
キーワードだけにこだわらない(CKの記事)
渾身の過去問徹底学習活用法(べりーの記事)
思考プロセスの安定のために(おべんと君の記事)
C、D答案から学ぶふぞろいの良さ(カワサンの記事)

 

道場11代目の記事でわかるように、多様性のあるメンバー、ふぞろい一つとっても捉え方や活用方法は多種多様。

まさに”ふぞろい”。

共通項や参考になる箇所をパクってカスタマイズして下さいね。

 

ふぞろい公式Twitter。よろしければ是非!

 

以上、3chでした。


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場Blogをご覧頂きありがとうございます。

今回は、これから2次対策を本格化される方に加え、2021年の1次に向けて勉強をスタートされる方に向けて、学習時間の管理方法の一つとして「StudyPlus(スタディプラス)」を紹介します。

 

1.StudyPlus(通称:スタプラ)とは

公式サイトはこちら


画像出典:スタディプラス公式サイト(https://www.studyplus.jp/)

大学受験生の3人に1人が利用しているという自分の学習実績を記録できる無料のツールです。SNS機能もあり、自分の同じ目標を持つ勉強仲間とつながれます。モチベーション維持のために有効なツールです。

大学受験生をメインターゲットにした学習記録ツールなのですが、診断士をはじめ資格取得の勉強にも十分活用可能です。既に過去の道場メンバー(9代目きゃっしぃ10代目ぐっち 他多数)も活用しておりますし、道場に寄せられた合格体験記からも多数利用されていることがわかります。

私はこのツールがなければ診断士の勉強を途中で断念していたと思います。それくらい私にとっては必須のツールでした。

 

2.メリット①:勉強を記録できる(レコーディング機能)

スタプラでは自分の利用教材を登録し、教材に対してどれくらい学習したかをストップウォッチ機能で測定して記録できます。(ストップウォッチを使わなくても時間だけでも記録できます。)これを教材毎、カテゴリー毎、日、週、月単位でグラフで集計できます。

私は1次、2次とも科目ごとのカテゴリに分類しておりました。日々の記録をつけることと、週単位、月単位で見返して科目ごとへの工数投入比率がどれくらいなのかを振り返ってました。

<3ch利用中の実際の画面:当時>

診断士試験については勉強時間の物理確保が必要、バックボーンによって違うので一概に言えませんが一般的に1,000時間以上とか言われます。スタプラの有効性について合格者の方と議論したことがあるのですが、”時間ではなく質を重視しているから単純な時間の記録は不要、だからスタプラも使っていない”、という意見もありました。

しかしながら、その域の意見を言える前提としては、最低限度の物理勉強時間を確保し、ある一定の量はこなした上での話かと思います。それ以前に学習が続かない、何となくやったつもりでいる、そういう可能性のある方(=私です)が多いのではないでしょうか。受験生の方は会社勤めの方が大半で、稼ぎの本業である仕事が忙しいという理由で学習時間や(体力的、精神的な)余力を捻出できないで断念する方も少なくはないはずです。

スタプラはそういう可能性のある方が、資格試験に必要な勉強時間の絶対量を確保するために、勉強そのものを軌道に乗るスターターであり、勉強が軌道に乗ってからも途中で失速しないためのツールです。

診断士の学習をこれから始める方、来年1次からリベンジする方、ここから2次を本格化する方、何とか立て直したい方、、まずはスタプラで定量的な成果である学習時間を記録し、少なくとも自分がどれくらいやったかを把握することから始めてはどうでしょうか。

実際に記録して過去を振り返ってみると、これまでに相当な時間を費やしてきたことがわかります。7代目フェイマオの記事にもありますが、「軌跡の可視化」によりモチベーションを維持できる点がスタプラの最大の魅力です。

ただし、質までは可視化できません。時間を記録する際のルール(例えば集中した時間のみストップウォッチを進めて計上するとか)は自ら設定しておかないといけません。

参考までに昨年度の私の学習記録です。(なお、スタプラ上HN:3chでそのまま公開しています。)

<3ch実際の月次の学習時間の記録:2019年4-10月>

<3chの週次の学習時間の記録:2019年1次終了後~2次試験終了>

 

3.メリット②:週次の目標設定・達成度管理ができる(目標管理機能)

週次で目標時間を定めて達成度を測定することができます。これを上手く使ってモチベーションを維持することができます。

私にとってこの機能が非常に重要でした。平日で時間がなければ土日でどれくらい覚悟が必要かがわかります。私は週次で目標を定めて予実管理するのが一番合ってました。月次ですとスパンが長すぎますし、月中くらいにどう考えても達成できない状況になります。

私のセルフコントロールとしては、週次単位で進捗管理し、実績も週次の積み上げていくイメージです。週次の積み上げで月100時間を達成できるように週次目標を設定していました。スタプラを使ってからは、週次の目標は何が何でも達成するということだけ決めてました。基本的には20~25時間/週あたりを目標にしていました。(1次直後の1週間だけは緩めてました。。)

スタプラのおかげで、何かと「仕事が忙しい」を言い訳にサボりがちだった私が、週次の学習時間という短期に刻んだ目標を達成し続けることで、後から振り返ると自分でもびっくりするぐらいの時間を捻出して勉強をやり切れた次第です。ここがスタプラを活用する重要なポイントだと思います。

(スタプラと併用していたExcelの学習計画)

スタプラについてはあくまで実績管理がメインです。実際の計画についてどうしたか、参考までに紹介します。
1次の時は科目ややることが多く並行して2次も絡めようとしていたので、Excelで粗く大日程(年次計画として週単位でやること)、小日程(タイムスケジュールとして時間単位で1日でいつ何をどれくらやるか)の学習計画を立ててました。
特に後者は、1次試験の途中、スタプラの目標達成が苦しくなった時期があり、その自己分析のために、日ごとに時間単位でやろうしていた予定の達成度を色で分けて、黄色→達成灰色→仕事水色→計画的な休息時間紫→勉強を計画してたのに未達として区別していました。
この表に実績を落としてから、自分の週次のペース感を掴みやすくなってきました。具体的には、土日の時間に期待しすぎると、どうしても予定通り進まないことが分かったので、平日空いている時間(特に週の前半)に少しでも前倒しで勉強し、週間目標としている勉強時間を稼ぐという癖がつきました。それ以降は達成度が高まりました。

(参考資料)3chの実際の学習計画イメージ

大日程計画イメージ(週単位の年次計画)

小日程計画イメージ(日毎、時間単位の計画)

1次の時は比較的やすく、投入工数と比例して点数が伸びる感覚を掴めたのでこれでよかったのですが、正直なところ、2次は手探りの中で情報収集しながら試行錯誤して進めていたのとで、1次と同じような計画を作ろうとしたもののどうもしっくりこず、ブラッシュしている時間が無駄で作成途中でやめました。結果的に2次以降はスタプラでの管理だけになりました。

計画立てていなかった私がいうのもなんですが、これから2次対策を本格化される方は、道場の記事や各種合格者の体験記etcから情報収集し、この連休中に2次本番から逆算してザクっといつまでにどれくらいのことを達成しておくか、概略のスケジュールを立てて今後のやるべきことを可視化しておいた方がよいと思います。私は恥ずかしながら昨年そんなことをじっくり考えて取り組む余裕がなく、走りながら考えていたのが実態です。今思えば無駄な動きがあったのも事実で、その反省を込めて申し上げます。

なお、これから来年の1次を目指す方は予備校のスケジュールを参考に是非年次の大日程計画を策定してみてください。
その上で、実績管理をスタプラで。

あと、スタプラには試験日までのカウントダウン機能があります。試験まであと何日かをいちいち考えなくてもよいのでこれは地味に便利でした。

 

4.メリット③:勉強仲間ができる(SNS機能)

スタプラにはSNS機能があり、自分の勉強した記録をスタプラ会員に公開可能です。(非公開のままでも利用できますが、是非公開した方がよいです。)同じ目標を持った同志が集まってきますので、ぜひ相互フォローしてみてください。自分の勉強記録にいいねが付くとやる気が出てきます。

周囲に勉強している人がいない私にとって、スタプラ仲間は非常に心強いものでした。リアルで勉強仲間がいる方は中々少ないと思います。とにかく同じ仲間がこれだけやっているんだから、もっとやらなければという思いにさせられます。自分の学習目標や学習記録が公開されると何人から「いいね」が付くため、心の奥底にある自己顕示欲と承認欲求を満たそうと無理やりにでも頑張ろうとします。また、他の人が目標を達成していると自分も達成したくなるため、それを週次で続けることで気が付けば一定時間勉強するクセが気が付いたら身に付きます。ここがこのツールの最大のポイントだと思います。

スタプラの仲間とは道場セミナーやWeb勉強会でリアルにお会いしたり、またずっとお互いにコメントしていた方と合格後に直接お会いし、合格後も研究会をご一緒している方もいらしゃいます。全国で同じ目標に向かってまさに今戦っている同志とつながることで、長期的にモチベーションの維持ができます。受験勉強は孤独な闘いであり、特にリアルで会えない昨今、スタプラ上でつながることはとても有益と思います。
SNSツールは他にも多数あります。個人的にTwitter等は積極的に使ってないのでわかりませんが、スタプラは受験に特化している点で、受験勉強用として活用するならその中でも使い勝手が良いと思ってます。

さらに、モチベーション維持以外にも勉強仲間とつながることで、

①他の人がどのような教材を多く使っているか(しかも今時点で)を知れる。

②教材単位でのレビューが見れる(個人的にはあまり活用せず)、その教材を使っている人の学習記録が参照できる。

③学習教材だけでなく、勉強に関連する書籍や試験に関するネタ(例えばツールや文具とか去年の情報とか)を仕入れることができる。

等のメリットがあります。
特に、仲間が読んでいるおススメの本については何冊か購入してみました。気になる教材やツールについてはコメント、DMで質問できます。

まさにオンラインでの勉強仲間とともに試験を戦える、そんな秀逸なツールです。

 

5.最後に

スタプラを使ったことがない方、無料なので合わなければやめればよいので、是非登録してみてください。
既にお使いの方、自らの計画とセットで使い倒してみてください。

なお、自分で設定した目標達成後は以下の画面が出ます。

この画面が出たときに、思わずウルっときましたね。

スタプラ仲間のいいねや温かいコメントに何度も何度も助けられました。本当にありがとうございました。

 

暑い日が続きます。皆様、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

以上、3chでした。

画像出典:StudyPlusアプリ(iPhone)


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場Blogをご覧頂きありがとうございます。

1次試験超直前期、最後の週に入ってきました。1週間後には1次試験の正解が発表されていることになります。

ここからの1週間、私が昨年意識したポイントは以下の通りです。当日にピークをもっていけるように行動しましょう。

◎睡眠リズムを意識
試験当日と同じパターンに合わせてキープする。早起きしすぎない。

◎体調へのリスクを考慮
食事にも普段以上に気を付ける。特に食中毒に注意。

◎必要なモノは準備を完了。
直前でバタバタしない。

◎時間と気持ちの余裕を確保
もし可能なら金曜は有休。できれば木曜も。

◎適度な運動を継続
無理しない程度に体を動かし活性化。運動しない方はストレッチかマッサージを。

◎余計な情報を遮断。
スマホも極力見ない。ネット、SNS、テレビも見ない。最低限度見るサイトを決め、それ以外見ない。

◎使い慣れたツール・テキストで最後の記憶定着を図る。

 

1.直前1週間の勉強記録-慣れたツールに絞り込んで追い込みを

私のスタプラ(StudyPlus)の記録から、超直前期のラスト1週間をどう過ごしていたかを参考までに記載します。
以下の実績を見ていただくとわかると思うのですが、スタディングの横断復習機能reminDOをひたすら毎日使っていました。(経営、運営は免除、5科目受験)

◆月曜日 勉強時間:4h
<朝>  財務 スタディング横断復習機能
<スキマ時間> reminDOチェック
<夜>
財務、経済、中小 スタディング横断復習機能
財務、経済、中小 reminDOチェック
中小 ほらっちチャンネル
◆火曜日  勉強時間:3.5h
<朝> 財務、経済  スタディング横断復習機能
<スキマ時間> reminDOチェック
<夜>
法務、経済  reminDOチェック
法務、財務 スタディング横断復習機能
◆水曜日 勉強時間:2h
<朝> 財務、経済 スタディング横断復習機能
<スキマ時間> reminDOチェック
<夜>
財務、経済 reminDOチェック
経済、中小 スタディング横断復習機能
◆木曜日(有休) 勉強時間:2h
<朝> 法務、中小 スタディング横断復習機能
<昼> reminDOチェック
<夜> 法務 ポケテキに書き込みながら見直し
◆金曜日(有休)勉強時間:5h
<朝> 財務、経済 スタディング横断復習機能
<昼> reminDOチェック、当日チェックするワードの通知を設定
<夜> 経済 ポケテキ・スピテキ流し読み
◆土曜日(1次本番1日目)勉強時間:3h
<朝> 財務、経済 スタディング横断復習機能
<スキマ時間> reminDOチェック、ポケテキチェック
<本番:結果> 経済:76点、財務:72点 経営・運営は免除
<夜>
法務、中小 スタディング横断復習機能
法務、中小 reminDOチェック、当日チェックするワードの通知を設定
◆日曜日(1次本番2日目) 勉強時間:1h
<朝> 法務、中小 スタディング横断復習機能
<スキマ時間> 法務・中小 reminDOチェック、まとめシート
<本番:結果> 法務:52点、情報:86点、中小:73点

と、このように直前の1週間は「スタディング横断復習機能」reminDO絞り込んで、必要に応じてポケテキ、まとめシートを使って最後のチェックをしていました。

「スタディング横断復習機能」とは、通信講座のスタディングが提供する過去問、問題から間違えた問題やチェックを入れた問題を串刺しで解くことができる機能で、これをフル活用していました。スピ問、過去問を回すより効率的で自分に合ってたので直前期はこれに集中投下していました。

「reminDO」は電子単語帳アプリです。(活用方法は過去記事をご参照ください。)これを使って科目毎のタグや「間違え」タグを検索してチェックしていました。

この2つのツールは直前期に効率よく問題を回せたので非常に役に立ちました。試験当日の移動の合間にもチェックしていました。

焦ってあれやこれやと気になるところですが、記憶定着を確実なものにするため使い込んで慣れてきたツールに絞り込み最後の追い込みを掛けました。最後の1週間で暗記系はまだまだ点数は伸びますから、最後まであきらめずに注力してくださいね。

 

2.前日、眠れなくても大丈夫

私はこんなにも万全に準備したにもかかわらず、一年前の1次試験1日目の前日は普段の半分以下しか寝れませんでした。

十分に睡眠をとってと色々なサイトの情報を意識しすぎたのか、無意識のうちに興奮していたのか、深い眠りに入らず何度も目が覚める。全然寝れないんですね。ちょっと焦りましたけど、これも仕方ないと思って横になってました。
試験前に興奮して眠れない人、受験生に沢山います。(例⇒おべんと君

眠れなくても大丈夫。
眠れない時のために当日の事前準備を前もってしっかりしておきましょう。つまりぼーっとした頭で当日朝に意思決定することを極力控えるようにします。持ち物は事前準備しておくのはもちろん、着ていく服一式も靴もすべて事前に用意しておきます。朝勉強することも決めておき、読むテキストがあれば開いて机の上に置いておきます。とにかく当日の負担は減らしておくことです。(熟睡できてもこれは同様)

眠れないことは誰でもあります。
寝ないといけないと思うと余計に寝れませんからね。

前日、眠りにつかなくても布団に入って横になって目をつぶっているだけで、1次試験を戦えるだけの疲労回復効果は十分にあります。大丈夫です。

一睡もしていなくても、ちゃんと勉強して理解しているところはちゃんと点数が取れるから大丈夫。
逆に寝たからといって勉強してないところ、理解してないところは点数が取れない。適当にマークして当たる確率なんて冴えてても一緒。

ただ寝不足の時はどうしても注意力が散漫になり、緊張も相まって当日忘れ物しやすくなります。
あとは、本番時、受験番号の記載漏れ等普段やらない単純ミスに注意する。この2点のみ意識しましょう。

 

出来る限り当日はベストコンディションに持っていく「ピーキング」の意識はとても大事です。ですが、仮に当日がベストコンディションでなくても、寝不足でも決して焦ることはありません。ただ、試験に臨むのみです。

 

読者の皆様の1次試験合格を祈願いたします。

以上、3chでした。

 


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

明日、明後日の7/4,5は一次試験前の最後の土日になります。1次試験準備として前日、当日にバタバタしないためにもこの段階で必要なものを買い揃えておいた方が良いです。私も1次試験1週間前の土日には気分転換兼ねて備品購入に出かけてました。今回は”戦の準備”として、試験本番時に必要な部材等についてご紹介します。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

1.文房具

① 筆記用具

戦場で戦うまさに主となる武器です。すでにお使いのものがあれば、全く同じものの予備を含めて何本か用意しておきましょう。

(a)1次は太めのシャープペンシルがおすすめ

シャープペンシルでは0.7mm,0.9mm,1.3mmなどの太めのシャープペンシル(KOKUYO 鉛筆シャープが売っています。鉛筆は鉛筆削りで削り出すのが面倒ですが(それが気分転換になるという方もいらっしゃいます)、1次向けに太めのシャープペンシルを1本持っておくとよいです。

メリット
〇マークシートが早く塗りつぶせる
(ただ、実際、1次試験のマーク数はさほど多くなく時間差は僅か。マーク数の多い試験では差が出てくるかもしれない。どちらかというと心理的安心感が大きい。)
〇芯が簡単に折れない(これが最大のメリット。時間とストレス抑制。筆圧の高い方は特に。)

デメリット
△1.3mmの場合、計算過程やメモ等、細かい書き込みがしにくい。
△替え芯があまり売ってない。替え芯もセットで購入を。

私は0.5、0.7、0.9、1.3mmと試みて、1次本番は0.9mm+HBに落ち着きました。ちなみに2次は0.5mm+Bにしました。
なお、私は1次本番も2次本番もマーカーや赤ペンなどは使わず、シャーペン1本主義を突き通しました。持ち替え時間が無駄なのと、過去の資格試験でシャーペン一本で慣れていたので持ち替えることがないようにしました。

(b)2次はグリップと指に合ったシャープペンシルを

1次はあまりあまり気にしなくても良いかなと思いますが、2次向けには筆記用具に徹底してこだわった方が良いと思います。マーキングなどの解法などとも絡みますので追って記事にしますが、2次向けにはいろいろと試しましたが私はDr.GripGスペックが書き心地、持った時の感触、疲れ具合を総合的に勘案して最適であると落ち着きました。指の太さ、長さ、腕力・筆圧によって合う合わないは全く違いますからいくつか実際に試してみてください。

(参考までに)個人的に実際に試行してみたシャーペン

・クルトガ
⇒芯が回って均等に芯が削れるという画期的な設計のシャーペン。
本命として試しましたが、一般的なシャーペンに慣れ切った私にはどうも合わず、残念ながら不採用。

・重めの高級なシャーペン
⇒重量感もあり気分は高揚しますが、長時間書いていると手が疲れるため試験勉強・本番では採用せず。

・軽く安いシャーペン
⇒軽さを重視して買ってみましたが、筆圧が高く、重めの筆記用具に慣れてた私は、軽すぎると逆に力が入って疲れることがわかり途中で断念。

結果、Dr.Gripがグリップのフィット感、適度な太さと重さので長時間書いても疲れないため、最適だと判断しました。
二次本番には3本持っていきました。皆様も自分に合う筆記用具を。迷っている方はDr.Gripを一度試してみてはどうでしょうか。

(c)シャーペンの芯

必ず予備を持っていきましょう。そして必ず同じ芯を使いましょう。
デフォルトで入っている芯は捨てて、シャーペンの替え芯で揃えておきます。シャーペンの芯が違うだけで書き味は全然違ってきます。違う種類の芯が入っていると突然書き味が変わります。1次はそこまで気にすることはないですが、シャーペンには同じ芯を入れておきましょう。(私はPentelのAinSTEINを使ってました。)
ちなみに令和元年に2次試験を初めて受験したのですが、解答用紙が今までにない感触で、思った以上に手書きの文字が濃くなり少し焦りました。濃くはっきり書くために2次向けにはBにしていましたが、私の場合HBで十分だったと思った次第です。思ったより濃く書けました。ご参考まで。
当日までに替え芯の補充も忘れずに。

② 消しゴム

(a)1次向け

マークシート用の消しゴムがあります。「Pentel MARK SHEET ERASER」です。個人的には過去の資格試験も愛用しておりました。
角がない太めの消しゴムの場合、上下のマークも消してしまう可能性があります。時間がない時に限って余計なところも消して焦りを助長します。新品で角がある消しゴムを複数(出来たら受験科目分)用意しておきましょう。

(b)2次向け

「AIR touch」を使ってました。StudyPlusの勉強仲間に教えてもらい速攻で買いました。
カスが大量に出ますが、圧倒的に消しやすい。個人的に記述試験向け最強の消しゴムだと思ってます。
この消しゴムのおかげで、2次の解答用紙間違え記入時、すぐに消せたので助けられました。

③ マーカー、カラーペン

今さらですが紹介しておきます。
FRIXIONを愛用していました。間違えても消せるので。
あとは日常的に参考書への書き込みやノートはFRIXIONの0.38mmの3色を使ってました。これは受験勉強初期から口述試験の呼び出される直前まで常に手元に置いて使ってました。ボールペンぽくはっきり見やすい文字が書ける上に、同じく間違えても消せるのが最大のメリットです。
デメリットはインクが早めになくなるのと、最近のボールペンに比べると滑らかさがやや劣る点です。
ただ、2次試験の際にやや書きにくいFRIXIONの感覚に慣れていたせいか、鉛筆が書きやすいと感じました。書きやすいボールペンに切り替えようかとも思ったのですが、消せるし書きなれたのでそのまま使ってました。

④ 定規

二次の用紙を切り離すために折り畳み可能な定規を買いました。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

2.当日までに準備しておいた方が良いもの

文房具以外で当日までに準備しておいた方が良い(できればこの土日で)ものを紹介します。
今ならネット注文しても間に合いますね。ぜひともこの土日の勉強の合間にご準備を。

□試験当日に持っていくカバン
荷物が多くなるのでかなりデカめのトートバック(容量30ℓくらいのもの)を買いました。
何かと荷物が多くなるので全部ひとまとめにできて、長袖や上着もしまえてチャックを閉めれれるのが良いです。雨降った時にも濡れませんし、チャックをしておけば不正行為としても見られることもありません。
道場Blogやほかの記事を見るとあれもこれもと荷物が多くなりがちです。(私もそうでした・・)
1次試験開始前に試験官に荷物をしまうように言われ慌ててカバンに入れようとして、焦ってうまく入らない方を見かけました。
デカめのであれば、ささっとしまえます。チャックを閉めればスマート。大は小を兼ねるで一回り大きめのを用意しておくとよいです。1,200円くらいで売ってます。

□エナジードリンク・栄養ドリンク
人によりますが、ここ一番ってときに奮発して高めのドリンクを用意されても良いと思います。
私はユンケル派でした。
ただ、必ず1週間程度前に試しに飲んでおくことです。飲む量と、飲む時間帯、飲むタイミング(食後とか)の組み合わせ。空腹時に飲むと効きますが結構胃に負担が来ます。当日に初めてのドリンク等を飲むのは危険です。合う合わないは人によってそれぞれですからね。
あと、エナジードリンクコーヒーなどは必ず適量遵守。一気にガブ飲みすると本気で頭痛と吐き気を伴いますので要注意。(経験あり)

□飲み物
スポーツドリンクなど。ただし、会場付近はコンビニ・自販機の売り切れも想定されます。事前準備を。

□水
常温でもっていきました。おなかにやさしく。

□お薬
私の場合、目薬頭痛薬整腸剤を持っていきました。
これもTAC1次模試の時、過去にない激しい頭痛に襲われたので本番でも持っていきました。幸い使うことなく過ぎました。
目薬は必須ですね。薬こそ特にいつも使っているのを。

□メガネ
予備も持ってきました。

□上着
持って行った方が良いです。会場や席によって温度環境が大きく異なります。
自分は暑がりでしたが念のため薄手のパーカーをもっていきました。
本番時は気づかなかったのですが、1科目目終わった後に寒いと思ったらクーラー直撃だったので昼休みに着てましたね。

□扇子
個人的に常時持ってます。クールダウンできるため。100均で売ってます。暑い中、検温が実施されますので冷却対策を。

□時計の予備
一応予備の置時計を持っていきましたが、私の会場は壁掛けの時計があったので幸い不要でした。
机も狭かったので予備は出さず。基本的に会場に時計はないと思って可能なら予備も持っていきましょう。

□タオル
汗を拭く、コンビニで買ったペットボトルをくるんでおく、休み中に寝るときに使うため。重宝します。

□フェイシャルペーパー
暑い季節、個人的には必須。

□マスク(無地)
今年から必須。通気性の良い布マスク+必ず予備を。

□ウェットテッシュ
出来ればアルコール除菌がベスト。

□ポケットテッシュ

□糖分補給用のお菓子
ラムネ、チョコレート派が多数。食べ過ぎ注意。
その他意見(道場11代目)はピーナッツ、HAIBOグミ、カカオ71%チョコ、きなこくるみ、ソイジョイ、一口羊羹etc

□参考書
あれやこれやと持っていくととてつもなく重い。
当日はポケテキ、スタディングの学習マップ、まとめシートを持っていきました。それでも重かったです。
減らせばよかったと思ってます。

□タブレット
各種PDF閲覧用。ネットワークつながなくても見れるように前日までにローカルにデータを保存。
スマホだと小さすぎるので。これで書籍の重さを軽減。
なお、試験当日、タブレットの電源OFFを忘れがちなので注意。

□ファイリングケース
100均で売ってるファスナー付きの書類ケース。
トートバックの中で書類や本がくしゃくしゃになるを避けるため。

□クリアファイル(B5:固め)
受験票を入れておくため。試験終了後は試験問題をしまっておくため。

□白紙の紙
休み時間に何か書きたいとき。

□折り畳み傘
7月は雨の季節、突然降ってくる可能性がありますからね。多少高くても軽くていいやつ買っときましょう。
ズブ濡れでクーラーの利いた教室到着は絶対に避けたい。
折りたためない傘は会場で邪魔になる可能性が高く、必ず折り畳み傘を準備しておきましょう。

□耳栓
以外と会場がうるさいかも。休憩中に。

□上履き
会場によっては必須です。受験票に明記されているのに持ってこなかった方もいました。
トイレも靴下のまま入ることになりますので、必要な会場では持参必須。受験票要確認。

□弁当
多くの方が言われてますが、会場近くのコンビニは売り切れることが多いため、自前で準備か、自宅付近での調達が無難です。ついでに言うと、当日食べるものまで決めておいてこの土日にでも食べておいた方が良いです。私は妻に消化の良い弁当を作ってもらってました。(模試と全く同じものをリクエストしていました。)

□お守り
意外と持って行っている人が多いですね。その気持ちを大切に。

□チェックリスト用付箋
当日にやるべきことを記載したチェックリスト。手軽に書ける付箋が良い。

他には、酸素マスク(缶のスプレータイプの)を持ち込まれた方もいらっしゃいました。普段使い慣れているなら持参を。

当日は持っていくものがたくさんあります。
事前にカバンに入れて総重量も事前に調べておいた方が良いです。前日夜や当日の朝ではなく事前に。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

3.最後に

いけちゃんの記事の通り、土日で事前に会場付近の情報を収集しておいた方がいと思います。特にGoogleストリートビューで確認しておくと良いと思います。

徒歩何分とかは、最寄りの出口から会場正門まで分速80m程度で換算されていると思います。実際に行くと地下鉄の改札から出口まで思ったより時間が掛かったりします。駅から遠い会場でも事前にわかっているのと当日着いてから唖然とするのでは全く違います。(実際、当日遅刻した人もいました)

私も仕事上、重要な仕事上のイベントの準備をすることが多いのですが、本当に重要な場面にはやりすぎなくらい考えて準備を徹底します。試験において神経質になりすぎることはありませんが、準備段階で消せる不安要素は少しでも消しておいた方が良いですね。

一次試験で対峙する試験問題は初見です。何度もやり込んだ過去問と全く同じ問題は基本的に出ません。
当日、なるべく前もって諸々の事前準備しておくことで当日の脳や体の負担感を減らすことになります。精神的にも安心ですし、余計なことで焦らなくてもよいですからね。

 

試験問題は初見で焦ることや想定外の出来事も多々あります。当日、自分のパワーは初見問題の現場対応になるべく振り向けられるよう、戦の準備はこの土日で前もって完璧にしておきましょう。あと、写真まだの方もこの土日で!

1次まであと少し。頑張ってください。

以上、3chでした。

 


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んで頂きありがとうございます。

いよいよ一次試験が近づいてきました。夏にマスクをする経験は人生初です。こんなにも暑くなるとは・・・皆様、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

さて、今回、最後の経営情報ネタです。オン春でも質問を頂いておりましたが、令和2年度の経営情報システムで出るかもしれない(新)用語についてご紹介します。以下の赤字の箇所がキーワードです。この内容は、経営情報がある程度固まってきている方が記憶にプラスして頂ければと思います。

1次合格を目指したとき、あくまで経営情報についてはベースとなる普遍的な理論・概念・専門用語を確実に押さえることが先決です。まだ復習で基礎知識が固まっていない方はさっと流すか飛ばしてそちらの暗記を優先してください。(よろしければ過去記事ご参照ください⇒略語対策専門用語対策

 


1.XaaS(X as a Service)シリーズ

XaaS (X as a Service) 何とかas a Serviceという意味です。サービスとして提供する、利用するという意味になります。情報システムは所有から利用への流れで、自社で一から構築より既存のITサービスを利用する動きが加速してきています。過去にも頻出してます。情報システムをクラウド上で提供される“サービスとして利用する”、というのは中小企業にとっても大きなトレンドですので、XaaSシリーズをついでにまとめて覚えておきましょう。

 

・DaaS(Desktop as a Service
・・・コンピュータのデスクトップ操作画面をネットワークを通じて遠隔の端末へ提供するサービス。利用者ごとにフル機能のコンピュータ一式を揃えなくても簡易な端末などを通じてデスクトップ環境を利用できる。(出典:IT用語辞典e-Words)

VDI(Virtual Desktop Infrastructure)と混同しがちです。VDIとは企業などで、デスクトップ環境を仮想化してサーバ上に集約したもの。利用者はクライアント機からネットワークを通じてサーバ上の仮想マシンに接続し、デスクトップ画面を呼び出して操作する。(出典:IT用語辞典e-Words)

どちらも原理的にはデスクトップ環境を仮想化する点で同じですが、「VDIはサーバをその企業が専用で使えるように企業内に設置して使う方式、DaaSはクラウド上の外部においてサービスとして例えば月額台数分いくらで契約して払う」(いわゆるサブスクリプション方式)方式の違いと理解しておきましょう。

 

・SaaS(Software as a Service)・・アプリケーションをクラウドでサービスとして提供する方式です。会計システムやメール、スケジュール管理等ですね。これは比較的イメージしやすいです。GoogleのGmailなどもSaaSの1つです。

 

・PaaS(Platform as a Service)アプリケーションソフトが稼働するために必要なデータベースやプログラム実行環境等をサービスとして提供する。PaaS上でアプリケーションを作ってSaaS方式で提供することも可能。(出典:IT用語辞典e-Words)ちょっとイメージしにくいですよね。実際にPaaSというのはアプリの開発者や事業者向けに提供していることが大半で馴染みが薄いですね。

 

・IaaS(Infrastructure as a Service)・・情報システムの稼働に必要なハードウェア基盤をサービスとして提供する仕組み。これは非常に便利です。IaaS環境を利用してPaaSやSaaSを提供することもあります。サーバー機器は壊れやすく(過去記事参照)、中小企業のオフィスに設置すると電気代、エアコン代もばかにならないのと、意外と停電対応等メンテナンスが面倒で導入時のコストもかかるため、IaaS環境に持っていくことがトレンドになってきています。

 

・MaaS(Mobility as a Service)・・各種の公共交通機関や車両などのレンタルサービス(レンタカーやカーシェア、シェアサイクルなど)を情報システムで高度に統合・連携し、顧客を目的地まで送り届ける一体的な移動サービスとして提供する新たな交通システム。(出典:IT用語辞典e-Words)これだけ次元が違います。モバイル機器関連のサービス提供かと惑わされそうですが、モビリティです。

 

ついでに他にもXaaSシリーズはありますが、以下は同じ略語で他の用語もあるため出題されるとすれば正式名称も併記されると思われます。あまり一般的ではないため出題頻度は下がると思います。こんなのもあるんだという程度で。

・Faas (Function as a Service)・・ 機能の実行環境を提供するサービス。PaaSよりももっと細かい機能をサービスとして呼び出せるような感じ。

・CaaS (Communications as a Service)・・ インターネット電話やテレビ会議など、コミュニケーションツールを提供するサービス。あまり聞かない。

・BaaS(Backup as a Service)・・インターネット経由でのバックアップサービス。実際に利用してます。

 


2.So(System of~)シリーズ 

最近のトレンドとしてSoR,SoE等が挙げられます。

覚え方は、SoR/SoE/SoI Soに続いてRとEとIでソーレイ

・SoR (System of Record)・・記録するためのシステムという意味です。従来からあるITシステムという意味で使われることがあります。

・SoE(System of Engagement)・・Engagement はつながり・関わりという意味です。engagement with local communitiesで地元との密接な関わりです。直訳すると関わりのシステムです。

つまりSoRは例えば会員の顧客のデータを確実・安全に管理するためにどうするか、という観点のシステムです。従来通りの顧客管理システムや販売管理等、基幹系システムと言われる分野です。

SoEは企業と顧客との関係性を深めるためのシステムであり、例えば携帯アプリを通じて顧客特性を加味しておすすめの商品としてPushするといったシステムになります。

・SoI(Systems of Insight)・・インサイト=顧客が持つビジネス上の欲求や行動心理にアプローチするシステムです。よくわからないと思うのでSoRとSoEを組み合わせ、SoEとかで実際におススメした商品を誰がどれくらい買ったか等を蓄積・分析して新たな知見を得るような仕組みです。

何かよくわからないと思うこの用語、実は企業経営理論で学んだ“キャズム”の著者で有名なジェフリー・A・ムーア氏の”Systems of Engagement and The Future of Enterprise IT”が始まりとされています。あの“キャズム”のムーアが何か言ってたぞと覚えてください。

 


3.5G関連技術

5Gとは5th Generationつまり「第5世代移動通信システム」のことで、「高速大容量」「高信頼・低遅延通信」「多数同時接続」の3つの特徴があります。高速なだけでなく“低遅延”なので、遠隔医療や自動走行などへの応用が期待されています。

5G対応携帯も出始めて若干身近になってきましたが、5Gの技術仕様面を問うてきた場合は、おそらく難易度調整を狙った難問が想定されます。ただ、今後の重要トレンドであり、社会の流れを考えると無視できない技術でありますので、理解しておいて損はありません。ただ、時間と余裕がない方は捨て問扱いにしましょう。

① 高速大容量(eMBB;enhanced Mobile Broadband)
通信速度は20倍に進化。「Massive MIMO」「ビームフォーミング」が活用され、高精細な動画配信や在宅医療が可能になる。

② 高信頼・低遅延通信(URLLC;Ultra-Reliable and Low Latency Communications)
伝送遅延は10分の1に進化。「エッジコンピューティング」が活用され、自動運転、遠隔医療などが可能になる。

③ 多数同時接続(mMTC;massive Machine Type Communication)
同時接続台数は10倍に進化。「グラント・フリー」が活用され、IoT化の促進が可能になる。

 

2019年には、アメリカ、韓国、イギリスなど世界19ヵ国が5Gの商用サービスをスタート。日本では2020年春からの実装が予定されています。個人での利用のみならず、産業やビジネスでの実用化に向けても動き出しており、デジタルトランスフォーメーション(後述)実現の基盤として期待が高まっています。

 

関連新技術として出るとなると以下の用語が想定されます。

・Massive MIMO・・・MIMOとは複数のアンテナを使ってデータ通信を行う無線技術。「Massive」は英語で「大規模な」の意味で、MIMOを発展させた無線通信技術のことで、高速通信が可能になる。

・ビームフォーミング・・・無線通信における電波を細く絞って、特定の方向に向けて集中的に発射する技術。基地局と端末の間の電波干渉を減らし、より遠くまで電波を届けられるようになる。

・エッジコンピューティング・・ユーザーや端末に近いネットワークの周縁部(エッジ)にサーバーを分散配置するネットワーク技術のこと。端末の近くでデータを処理することになるので、インターネットを介して端末から離れた場所にあるコンピューターを利用するクラウドコンピューティングよりも通信の遅延を抑えることができ、クラウドに対する負荷も軽減できる。

・グラント・フリー・・端末と基地局の通信をシンプルにし、多くの端末と同時に接続できる技術のこと。

(用語解説 出典:KDDIホームページ https://www.kddi.com/yogo

 


4.デジタルトランスフォーメーション(DX)

最後にデジタルトランスフォーメーションについて。これは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」「企業がテクノロジーを利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」(出典:Wikipedia)という概念です。略してDXといわれてます。

簡単に言うと、

デジタイゼーション(Digitization)
→アナログのことがデジタル化する

デジタライゼーション(Digitalization)
→プロセスまで含めた仕組みがデジタル化する

デジタルトランスフォーメーション(Digital transformation:DX)
→社会的な影響をもたらすことまでを含め、社会の仕組みが大きく変わる

 

DXって難しい感じですが、例えば電子化・自動化が進み、さらにAIやロボットに取って代わられて職種そのものがなくなる、労働人口の半分近くが不要になる、といわれていることも、まさにDXです。

ちなみに、中小企業診断士はAIによる代替可能性0.2%と士業の中で弁護士と並んで低く(出典:資格Times)、DXで社会が大きく変化しても、将来にわたって活躍が期待できます。むしろそのような時代に中小企業の社長に寄り添いアドバイスできる診断士が求められています。この受験勉強、決して無駄ではありません。

 

いよいよ蒸し暑い季節になってきました。体調にはお気をつけて。経営情報システム突破を祈ってます。

以上、3chでした。

 


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

あと1次試験まであと一か月。本日は、渾身シリーズとして経営情報の「システム構成技術」を取り上げます。複数のシステムを組み合わせて信頼性を高める手法は、BCP対策の観点からも重要論点であります。昨年度の1次試験過去問事例を基に重点的に深堀したいと思います。

 

はじめに

情報システムの大規模障害というのは、HDD(及びその周辺装置)の故障、ネットワーク機器の故障が大半です。HDD故障については昔から壊れるものという前提でRAID構成等で対策が取られています。1台故障してもシステムを止めずに交換して継続できたりとあまり目立たなくなってきています。(私もIT業界にいて、実際現場では冷や汗モノの経験は多発しているのですが。。)最近の障害はネットワーク機器関連とか後は電源関連が目立ってきています。システムが複雑化してきているので、構成が複雑になってきてて、障害復旧手順も複雑化して復旧に時間が掛かっているケースが多いですね。

そもそもコンピュータ機器はめっちゃ精密なので一定の率で故障します。特にHDD。私も現場で何度も泣かされました。データがぶっ飛んで徹夜でバックアップから戻したこともあります。なので、実際に重要なシステムについては、複数の装置、コンピュータを組み合わせて使い、1つ故障しても継続できるようにする冗長性(redundancy)」を持たせた構成が基本になります。

中小企業でも例えば設計事務所のCAD図面や、写真屋のデジタル写真データ等、仮にそのデータが飛んでしまえば事業そのものの継続にも影響するぐらいデジタルデータは重要な位置づけになってきています。紙があれば何んとなかる時代ではなくなり、商品そのものがデジタルデータであることが増えてきてます。CADは最悪人海戦術で作り直せば何とかならなくはないですが、結婚式の写真や動画などは二度と再現できません。仮にシステム障害でデジタルデータを失えば、中小企業は最悪倒産もあり得ます。デジタル化によって、情報システムの信頼性を高めることは、経営的にもBCPの観点からも非常に重要な位置づけになってきています。実際に中小企業白書2019でもBCP対策に多くのページを割いています。

このような背景を踏まえ、実際の経営情報システムの問題を基に道場の「鶏ガラ学習法」(私の命名は「芋づる式暗記法」)の実践例として、今回はシステム構成技術の「面」を広げてみたいと思います。

 

1.過去問

では題材として扱う実際の過去問はこちらです。
実際に解いてみて、関連するキーワードをどれだけ想起できるか考えてみてください。

(経営情報システム 令和元年第7問)

中小企業においても、複数のコンピュータを用いてシステムを構築することが少なくない。そのような場合のシステム構成に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア クライアントサーバシステムのクライアントで、データの処理や保管などの多くの機能を担うように構成したシステムをシンクライアントシステムという。

イ システムを 2 系統用意し、常に同じ処理を行わせ、その結果を相互に照合・比較することで高い信頼性を実現できるようにしたシステムをミラーリングシステムという。

ウ ネットワーク上で対等な関係にあるコンピュータを相互に直接接続し、データを送受信するように構成したシステムをグリッドコンピューティングシステムという。

エ 複数のコンピュータを相互に接続し、あたかも 1 台の高性能なコンピュータのごとく利用できるように構成したシステムをクラスタリングシステムという。

この問題はシステム構成技術として「シンクライアント」「ミラーリング」「グリッドコンピューティング」「クラスタリング」の用語理解を問う問題です。この用語を押さえるのは重要ですが、関連する派生用語もセットで覚えて理解しておくとこの分野での守備範囲が広がり得点の期待値が増します。(専門用語攻略については前回記事を参照ください)

では選択肢ごとに関連用語を整理していきましょう。

 

2.ファットクライアントとシンクライアント

選択肢:ア
クライアントサーバシステムのクライアントで、データの処理や保管などの多くの機能を担うように構成したシステムをシンクライアントシステムという。(×)

多くの機能を構成した→ファットクライアントシステムなので×です。
比較的切り分けしやすい選択肢だと思います。これで、はい終わり、ではなく関連する用語を絡めて整理していきます。全く同じ問題は診断士試験では出ませんので、過去問題を解いたときにはその周辺の関連用語を合わせて覚えておくことが必要です。

2.1.ハードウェア的視点

まず、シンクライアントとファットクライアントについてハードウェア的視点で整理します。

シンクライアント(痩せてる)→最低限度、キーボード入力や表示だけの機能のPC

CPU、メモリ、HDDを最小限までそぎ落とし。プレゼンテーション(=表示、入力などの機能)のみ。小難しい処理は自分でやらない。低性能なPCです。ブラウザが立ち上がるだけ、リモート接続するためのツールが立ちあがるだけです。HDDすらついてません。機能制限されたWindowsやLinuxなどのOSが入ってます。めっちゃ軽くてコンパクトです。シンクライアント自体にはデータ保存できないので、情報漏洩するリスクを減らせます。

ファットクライアント(太ってる)→多機能、何でもこなす

CPU、メモリ、HDD満載。クライアントサーバ方式のようにクライアント側で処理することが多い場合はファットPCが必要になる。普通に売っているノートPCを思い出してもらえればOKです。

 

2.2.ソフトウェア構成的視点

ちなみに
・Webシステム
・クライアントサーバーシステム(C/S)
の違いを正確にイメージできますか?

一般的にシステムについてはデータベース層、ファンクション層、プレゼンテーション層の3つの層があります。

・データベース層はRDBMSの読み書き保存を行う機能です。大事なデータの入出力と保管・管理を行ういわば金庫みたいな部分ですね。

・ファンクション層とはファンクション=機能で、給与計算をしたり、需要予測計算をしたりといった処理をしてくれる部分です。銀行ではバックオフィスで一所懸命に事務処理してくれている人たちです。

・プレゼンテーション層とはプレゼンテーション=表現で画面に計算結果を表示したり、またデータ入力するための入力画面を提供したりといった表示機能です。ATMの画面や窓口対応してくれている方をイメージしてください。

これらをどのように配置するかの設計思想で2層アーキテクチャと3層アーキテクチャに分かれます。詳しくは以下の図を参照ください。(クリックで拡大)

一般的に、データベース層(+実は一部のファンクション層も)をサーバ側、ファンクション層+プレゼンテーション層をクライアントPC側で実行する仕組みをクライアントサーバーシステムと呼ばれます。その際のクライアント部分は計算処理も表現も一手に担う多機能な力持ちなのでファットクライアントと呼ばれ、そのようなシステム構成は「ファットクライアントシステム」と呼ばれます。(2層アーキテクチャと呼ばれます。)

データベース層、ファンクション層、プレゼンテーション層をそれぞれ分離し、特にクライアントはプレゼンテーション層(表示・入力画面のみの機能)に特化した3層構造のシステムを3層アークテクチャといい、そのクライアントPCで実行するプレゼンテーション層のクライアントのことを、表示だけしかしない薄い役割であるのでシンクライアントといいます。そのようなシステム構成は「シンクライアントシステム」になります。

実際のシステムは複雑なのでそんなに単純にキレイに分かれませんが、試験対策上は以下の理解でOKです。

2層アーキテクチャ → クライアントサーバーシステム(に多い)→クライアントはファットクライアント

3層アーキテクチャ → Webシステム(に多い) →クライアントはシンクライアント

2.3.リッチクライアントとは

似たような用語にリッチクライアントがあります。こういうのが出てくるのでITが苦手になるんですよね。同じ「クライアント」とありますが、こちらは見栄えや操作性が良いWebアプリケーションのことを指します。

クライアントサーバシステムの場合、ローカルPCの環境に依存します。WebアプリケーションはローカルPCにいろんな専用ソフトやプログラムをインストールしなくても“ブラウザ上で動く”ことが売りのシステムでした。(厳密には色々定義があります。)ブラウザはあくまで表示用の仕組みなので、データ入力などでは少し使い勝手が悪かったので、いろいろとブラウザ上で動く共通プログラム(=プラグイン)が開発され、言語も進化し、段々Webアプリケーションが高機能になってきました。

閲覧(=browse)だけの機能から入力機能等が充実して豊富(=rich)になってきたのでリッチクライアントと呼ばれます。

Webアプリが黎明期頃からブラウザだけでクライアントとして、HTMLクライアントと言われてましたが、私の主観ですがこの用語はあまり浸透していません。(IT用語は時代変遷によって変わることもあり、ふわふわした定義がネット情報でも見解が微妙に違うことがあり、理解を余計に難しくします。)

試験対策のため、あえて対比させると以下の通りとなります。

ファットクライアント←→シンクライアント (一般的にはハードウェア的な区別。ソフトウェア構成的区別で使うときもある。)

リッチクライアント←→HTMLクライアント (Webアプリケーション上の区別。)

 

3.システムの多重化構成技術

選択肢:イ
システムを 2 系統用意し、常に同じ処理を行わせ、その結果を相互に照合・比較することで高い信頼性を実現できるようにしたシステムをミラーリングシステムという。(×)

キーワードだけ見れば正解のようですが、×です。

ミラーリング(mirroring):同じ内容を同時に二ヶ所に反映すること。複数の記憶装置に同じデータを同時に記録することや、複数の表示機器に同じ内容を同時に映し出すことなどを表す。(出典:IT用語辞典e-Words)

鏡のように同じものを映すのでミラーリング。ハードディスクの障害に備えて二重化する技術のことです。何となく意味合い的にあってそうなので○にしてしまいがちですが、ここではハードディスクの話ではなく、システム全体の構成に関する設問と切り分けられるかがポイントです。次のデュプレキシングを理解していれば×だとわかります。

では関連用語を整理していきましょう。

3.1.システムの多重化構成

(1)デュプレックスシステム

デュプレキシング (duplexing):
デュプレキシングとは二重化の意味です。個人的にはあまり使いません。ちょっと昭和ですが2人で歌うことをデュエット(duet)って言いますよね。duplexとはあまり馴染みがないですが二重という意味です。

デュプレックスシステム(duplex system):
機器やシステムの信頼性を高める手法の一つで、同じシステムを二系統用意して、普段は片方を稼働させ、もう片方は待機させておく方式。「アクティブ/スタンバイ構成」とも呼ばれる。(出典:IT用語辞典e-Words)対義語はンプレックスシステム(simplex system)です。こちらは1系統しなかく止まったら終わりです。主系の1つで動かし、壊れたらもう片方に切替るシステムですね。

●シンプレックスシステム←→デュプレックスシステム

(2)デュアルシステム

一方、デュアルシステム(dual system)は常に2台で同じことを行い相互監視、照合・比較します。

機器やシステムの信頼性を高める手法の一つで、同じシステムを二系統用意して、常に両者で同じ処理を行う方式。処理結果を相互に照合・比較することにより高い信頼性を得ることができる。(出典:IT用語辞典e-Words)常に立ち上げておいて相互監視しますので、当然コストも高くなります。

まとめると、同じシステムを二系統用意するのは一緒。

デュプレックスシステム・・片方は待機、いざというとき切替る。切替までに時間が掛かる。デュアルよりは費用は安い。

デュアルシステム・・常に同期をとってチェックする。即座に切り替え可能。ただしコストが高くなる。

(3)スタンバイ3兄弟

デュプレキシングの切り替えの仕方でスタンバイ3兄弟がいます。

ホットスタンバイ・・複数の系統を常時稼働状態に置き、一つに異常が生じると即座に他の系統に処理を引き継ぐ方式。

ウォームスタンバイ・・待機系を起動状態にしておくが本番系と同期などは取らず、障害時にシステムを稼動状態に移行して切り替えを行う方式。

コールドスタンバイ・・稼働中の系統と同じ構成の予備の機材などを用意しておくが普段は停止させておく方式。(出典:IT用語辞典e-Words)

ご飯を食べている時、万が一落としてしまったときに、炊き立てのご飯を用意してさっと出せるようにしておく(ホットスタンバイ)、常温のご飯を用意しておき、さっとレンジで温める(ウォームスタンバイ)、冷蔵庫に入れたまま保管(コールドスタンバイ)と覚えておきましょう。

3.2.データの信頼性向上策-レプリケーションとバックアップ

信頼性向上策は色々あるのですが、データ面に着目した仕組みとしてレプリケーションがあります。

レプリケーション:同期のことです。同じシステム、データをコピー。これもわかりにくいですが、一般的には遠隔地にコピーして大規模災害時に切り替えるようなイメージです。主にデータベースの複製を持つことを指します。データに着目した多重化技術のことです。単純なコピーとの違いは、削除・変更も反映するということでしょうか。削除も含めてそっくりそのまま複写するイメージです。

バックアップとの違い
バックアップはある時点での複製です。日次の営業終了後にいったん退避させておく等ですね。不具合があったらその時点に戻せますが、バックアップより前のデータは残せません。レプリケーションは同期をとっているので、常に最新です。ただし、データを間違って大幅に更新してしまったらレプリケーション先も同時に更新されてしまいます。一般的にレプリケーションしていてもバックアップはバックアップで取得するのが一般的です。

 

3.3.HDDの信頼性向上策-RAID

二重化対策は重要です。機械は故障がつきものです。特にHDD。なぜか現場ではデータが入っている最も壊れてほしくないHDDが壊れます。
HDD故障といえばHDDを複数組み合わせるRAID構成がすぐに想起されないといけません。企業のサーバでは大抵RAID構成が組まれています。

<RAID構成>

RAID 0 (ストライピング):
複数の装置に均等にデータを振り分け、並行して同時に記録する方式。(出典:IT用語辞典e-Words)ストライピングは信頼性向上にはなりません。2台で1つとみなします。1台でも故障すれば故障です。広大なディスク容量が必要な場合はRAID0構成を組みます。たださえ壊れるリスクの高いHDDなので、一般的にはRAID1+0(イチ・プラ・ゼロ、RAID10とも言います)としてミラーリングと組み合わせて実現します。ストライピングだけ構成するのは故障リスクが高まります。

RAID 1 (ミラーリング)
同じ内容を同時に二ヶ所に反映すること。複数の記憶装置に同じデータを同時に記録することや、複数の表示機器に同じ内容を同時に映し出すことなどを表す。(出典:IT用語辞典e-Words)この設問ではHDDの構成技術であるミラーリングという専門用語を正しく理解しているかどうかが問われました。

RAID5
書き込むデータから誤り訂正符号(パリティ)を生成し、データとともに分散して記録する方式(出典:IT用語辞典e-Words)です。仕組みについては次の章で説明しますので時間があればご覧ください。

まとめると

システム構成の多重化技術:
デュプレックスシステム(壊れたら片方に切替)
デュアルシステム(常に相互監視、双方で照合)
ハードディスクの多重化技術:
ミラーリング(RAID 1)

3.4.<Coffee Time> RAID5の仕組み

RAID5がなんのこっちゃわからない方にちょっとだけ深く説明します。
経営情報としてはここまで勉強する必要はありませんので、頭の体操程度に興味のある方だけ読んでください。

RAID5の仕組みはHDDは3台以上で構成し、1台故障しても“パリティ”から復元できる仕組みです。このパリティの仕組みを理解してはじめて訳のわからないRAID5を理解できます。

まず、パリティは2つのデータのXOR(排他的論理和)で求めます。いきなりXORって何やねんですが、XORは排他的( eXclusive )論理和(OR)です。
難しく考えず、A、Bが違ってたら1を同じなら0を返すものだと思ってください。
XORの演算結果は以下のような図になります。

RAID5ではHDDを3本用意し、HDD1にはA,HDD2にはBのデータをそれぞれ書き込みます(RAID 0的な動き)。3本目のHDD3にはA XOR Bのパリティを書き込みます。(その次は1本毎にずらして書き込みます。)

この仕組みを使えば、XORで生成されたパリティから逆算する形でデータを復元できます。

・Aが故障して読めなくなっても、B=0とパリティ:A XOR B=1というデータが残ってたら、逆算してAが1であるとわかります。(1本損失しても復元できる)

・Bが故障して読めなくなっても、A=1とパリティ:A XOR B=0というデータが残ってたら、逆算してBが1であるとわかります。(1本損失しても復元できる)

・パリティ:A XOR Bが読めなくなっても、A,Bのの元データは正しく読めます。(パリティは計算して求めるもので消えても実データには影響なし)

簡単に言うと、この原理を使って3本のHDDで1台故障しても残り2台から1台を復元できるという仕組みです。2台同時にぶっ壊れたらダメです。

ちなみに、ミラーリングはHDDを必ず2本使うので単純に50%の使用効率ですが、3台構成のRAID5なら66.6%です。RAID5は使用効率が良いこと、信頼性が高い上に複数ディスクから読み取るため読み取りは早いのですが、いちいちパリティを計算して書き込むので書き込みが遅くなるデメリットがあります。

もともとはHDDが高価であった時に生み出された技術なのですが、最近は1本あたりのディスク容量が増えたのでシンプルな仕組みであるRAID1+0構成も多くなってきています。余談ですが、かなり前、私の実務で本番システムのRAID5のHDDが実際に1本故障したことがあります。HDDを新品に交換した後、リビルドといって上記のようにパリティから逆算してRAID構成の復元作業を行いました。当時のハードウェアではパリティ復元がものすごく遅く、めちゃくちゃ時間が掛かり(5~6時間)焦った記憶があります。データは無事に復旧でき、RAID5のありがたみを実感しました。
データ復旧を高速化するためにはRAID構成をコントロールする装置の高性能化が必要になります。最近はハードウェアの進化で随分と高速化し、安定してきていると思います。RAID構成全体の高速化を図る場合、HDDの代わりにSSDで構成することも増えてきました。

 

4.分散処理技術(グリッドコンピューティングとクラスタリング)

選択肢:ウ
ネットワーク上で対等な関係にあるコンピュータを相互に直接接続し、データを送受信するように構成したシステムをグリッドコンピューティングシステムという。(×)

中々迷う選択肢ですね。

グリッドコンピューティングとは、ネットワークを介して多数のコンピュータを連携させ、全体として高性能な並列システムとして利用する方式。特に、インターネットなどを通じて広域的に、あるいは様々な機種のコンピュータを束ねて処理を分散する方式のこと(出典:IT用語辞典e-Words)です。ここでは「対等じゃなくてもOK」というのがポイントです。対等な関係のコンピュータをつなぐこともありますが、大小いろいろなコンピュータをつなげて処理する仕組みを言います。なので×。

グリッドとは格子とか方眼の意味ですが、もともとはパワーグリッド(=電力送電網)から転じた言葉といわれています。ネットワークで様々なコンピュータをつないで処理する仕組みです。分散して処理することで大規模な高性能コンピュータと同等かそれ以上の処理をができるような仕組みです。

分散処理技術で複数で仕事をしたらすごく早いってことは共通です。次の設問と合わせて対比させると、

●クラスタリング
→比較的小規模な仕組みを指す(企業内のサーバの仕組み等)

●グリッドコンピューティング
→比較的大規模・広域な仕組みを指す(世界をまたいだ学術研究用のシステムなど)

と覚えます。(厳密に区別するものではないので難しいところですが、試験対策としては上記理解でOKです。)

 

5.複数のコンピュータを1台のように扱う技術

選択肢:エ
複数のコンピュータを相互に接続し、あたかも 1 台の高性能なコンピュータのごとく利用できるように構成したシステムをクラスタリングシステムという。(〇)

クラスタリングの説明そのもので〇です。
実際には選択肢イはHDDのことかなと何とか外せても、選択肢ウも正解っぽいので切り分けが難しいですね。

5.1.クラスタリングの方法-スケールアウトとスケールアップ

クラスタリング(clustering)と性能を上げる仕組みです。クラスターというのは今年は何度もニュースで取り上げられている通り、「集団」「群れ」といった意味です。コンピュータを組み合わせて集合体にして、性能を上げる仕組みのことを指します。ちなみに性能を上げる方法は大きく分けると2つあります。

●スケールアウト・・台数を増やす。数で勝負。

●スケールアップ・・性能を強化する。質で勝負。

この2点は押さえておきましょう。

5.2.負荷分散と信頼性向上

複数のコンピュータを1台のように扱う目的は、大きく2つあります。1つは負荷分散を行う(同時に使う)ことで性能を高めることと、2つ目は障害のときの予備とするために信頼性を高めることがあります

(負荷分散・性能向上が主目的)
負荷分散クラスタ/ロードバランスクラスタ・・・アクティブ/アクティブ構成
⇒常に稼働状態(=アクティブ)で両方で捌くシステムです。倍仕事します。頼れるやつです。

(信頼性向上・故障時でも止めないことが主目的)
フェイルオーバークラスタ・・・アクティブ/スタンバイ構成
⇒通常時に使用する稼働系と通常時は使わずに待機している待機系に分けておいて、障害発生時に瞬時に切り替わる仕組みです。
いざというときに即座に代わってくれるやつです。

5.3.負荷分散の仕組み

負荷分散の仕組みについてはCPUの負荷分散の仕組みと、負荷を振り分ける仕組みが問われます。

(1)CPUの仕組み

・マルチプロセッサ
複数のプロセッサで異なるデータや命令を並列に処理することでシステム全体の処理能力を向上させること。(出典:IT用語辞典e-Words)CPUを複数同時に使って高速化する仕組みのことです。

・タンデムシステム
複数の処理装置やコンピュータを直列につなぎ、それぞれが特定の処理に注力して役割分担する構成のシステム。“tandem” とは馬を前後直列に並べた二頭立て馬車のこと。(出典:IT用語辞典e-Words)自転車で前後に2人乗りすることもタンデムといいますね。実際にはバケツリレーのように役割を分担して高速化する技術です。

(2)負荷を振り分ける仕組み

・ロードシェアシステム
情報システムや通信システムの構成法の一つで、同じ機材などを複数用意して、処理を振り分けて負荷を分散する方式。(出典:IT用語辞典e-Words)
ワークシェアリングをイメージしてもらえれば。

・ロードバランシング
同種の複数の機器やシステムの間で、負荷がなるべく均等になるように処理を分散して割り当てること。そのような負荷の振り分けを行う機器やシステムをロードバランサ(load balancer)という。(出典:IT用語辞典e-Words)ロードバランサ―は負荷分散の役割として非常に重要です。銀行窓口に入った時に窓口に案内してくれるフロアマネージャみたいなものだと思っていただければOKです。

両方は同義として使われることが多いですが、あえて覚えるために区別すると、

●ロードシェアシステム→最初から固定的に(=静的に)割り当てを決めておくという仕組み。

●ロードバランシング→Webアクセスが急増した時に動的に(その時のアクセス状況とサーバの空き状況を判断して)振り分ける仕組み。

 

6.信頼性向上について

さらに、システム構成技術では信頼性を高めるためのfから始まる単語シリーズがあります。ただでさえ複数のシステムを組み合わせるなどイメージしにくい上に、似たようなカタカナ用語が連続し、解説やネットを読んでも良くわかなないと思います。勝手にシリーズfと呼んでますが、どれも瞬時に意味が出てきにくい言葉です。

●フォールトアボイダンス(fault avoidance)
●フォールトトレランス(fault tolerance)
●フェイルソフト(fail soft)
●フェイルセーフ(fail safe)
●フールプルーフ(foolproof)
●フォールバック(fallback)
●フェイルオーバー(failover)
●フェイルバック(failback)

これらの説明については8代目TOMの記事【経営情報システム】迷いやすい用語を覚えるにはの説明が秀逸です。
この記事の中にあるまとめのExcelを読めば一発で理解できます。

逆に言えばこういった間違えやすい専門用語は、試験出題者としても作問しやすい論点で、いやでも押さえておく必要があります。1次試験では焦ってキーワードを読み間違えないように注意してください。(フから始まるキーワードが来たら意識してゆっくり読んでください。せっかく覚えているのに緊張していると読み間違えて正誤判断を誤ることがあります。特に経験者の方ほどご注意を。私も模試でやらかした経験があり、1次本番では特に意識しました。)

 

7.まとめ

長くなりましたが、最後にまとめ。この問題だけで芋づる的に以下の用語を引っ張ってこれたと思います。

●ファットクライアント←→シンクライアント
●2層アーキテクチャ←→3層アーキテクチャ
●リッチクライアント←→HTMLクライアント
●シンプレックスシステム←→デュプレックスシステム
●デュプレックスシステム(壊れたら片方に切替)
●デュアルシステム(常に相互監視、双方で照合)
●ハードディスクの多重化技術→ミラーリング(RAID 1)
●RAID0/RAID1/RAID5/RAID1+0
●クラスタリング(比較的小規模)
●グリッドコンピューティング(比較的大規模)
●スケールアウト・・台数を増やす。数で勝負。
●スケールアップ・・性能を強化する。質で勝負。
●フォールトアボイダンス←→フォールトトレランス
●フェイルソフト・・ぶっ壊れても一部で少しでも動かす:縮退運転
●フェイルセーフ・・ぶっ壊れないように安全な状態にする(安全に停止するとか)
●フールプルーフ・・アホが誤操作してもぶっ壊れないようにわからす

●フォールバック・・性能を落としたり機能制限して限定的に稼働続行させること
●フェイルオーバー(予備系に切替える)←→フェイルバック(主系に戻す)

長文ここまで読んでいただきありがとうございました。一次試験、経営情報の突破を祈っております。

以上、3chでした。


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

いよいよ5月も残すところ少なくなり、1次試験が近づいてきましたね。急に蒸し暑くなってきていますので、体調を崩さないようにしてくださいね。この時期、INPUTは一通り完了し過去問の皿回しに取り組まれていることと思います。

今日は暗記3兄弟の一つである経営情報システムにおける専門用語の攻略法について深堀していきます。

経営情報が苦手な方も、得意な方も是非チェックしてみてください。

 

1.経営情報システム出題用語一覧

何か似たような記事を見たな、と思った方、前回、経営情報の略語対策として略語に強くなろう2020をお届けしました。
こちらではH20~R01の経営情報の略語について記事を記載しています。(まだの方は是非ご一読を)

今回は略語も含めた直近3年間の出題用語一覧をお届けします。

これは、過去3年間で経営情報で出題された専門用語で、用語の意味を分かっていれば正解できる用語の一覧です。
例えばSQLやUMLのように単に用語の意味を知っているだけでは解けず、言語や手法を実際に使いこなして解くような設問は除いています。
また、統計分野は捨て問扱いとして除いています。詳しく知りたい方は岩塩の記事をご参照下さい。
(Execl内の分野、区分は主観で分けています。厳密な区分けではありませんのでご了承ください。)

 

2.専門用語の出題頻度

前回記事でも述べた通り、IT用語は米国主体でアルファベット略語の多さもさることながら、カタカナ用語も多数あります。
この一覧から過去3年間の出題を見ると、抽出したキーワード計270個のうち

・アルファベットの略語      120個
・カタカナ用語が含まれる専門用語 127個
・漢字・ひらがなだけの専門用語   23個

と、実に9割は略語かカタカナ用語ということになります。

苦手な方はすでにこの時点で嫌気がさしていると思いますが、ITは言うまでもなく今の時代の経営に必須であり、診断士における重要度も増しています。実際に診断士の先生にはITに精通された方も多く、ITコーディネータや情報処理技術者とのダブルライセンスの方も多いのが事実です。

診断士としては、中小企業診断協会の第1次試験案内の経営情報の科目設置目的から「経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言」ができる能力が問われております。社長はITに構っていられないのが現状で、診断士としてこの役割は非常に重要です。苦手な方は、この科目を乗り越える意義は大きい、と自分に言い聞かせてください。

この一覧は少なくとも実際にこの3年間で本試験に出た用語です。では直前期でどう活用して合格ラインを越えていくか、これからご紹介します。

 

3.直前期における経営情報システムの学習法

まず、これからの経営情報の進め方について。

経営情報は範囲が広く、得意でない方が80点以上を確実に狙っていこうとした場合、相当広くカバーした勉強が必要となります。情報処理技術者試験を狙うならそういう勉強も必要ですが、1次試験まで1カ月半の現段階では幅広く構えすぎるのは非効率です。

診断士試験における経営情報では、皆が解ける基本論点を確実に押さえることが重要で、広げすぎない深追いしないことが得策です。もし深追いできる余裕があるのであれば、その時間は財務会計、経営法務または中小企業経営・政策に使い、その中でも特に中小企業政策の細かな施策(過去問の後半部分)の暗記に投入する方がトータルでの点数は伸びると思います。

またITが得意な方も、重箱の隅をつつくような正答率の低い問題を追いかけても、いわゆる収穫逓減で全体の合計点数の底上げ効果は薄くなっていきます。受験科目全体を見ての判断ではありますが、得意な方も一定のラインで止めて確実に伸びる科目に投入したほうが賢明と私は考えています。

よって、ある程度論点を絞って確実に60点越えを狙う(得意な人はさらに上乗せ)、というイメージになると思います。その際の参考に上記でご紹介したExcelを直前期で活用して頻出ワードを復習するのが良いと思います。

 

4.過去問3年分を軸に暗記する

経営情報システムの1次試験の過去の科目合格率と平均点推移は以下の通りとなっています。(詳細は11代目べりーの記事参照)

※データ出典:中小企業診断士協会、TACデータリサーチ

上記のグラフを見ればわかる通り、特に直近3年間は常識的な問題が多い感じで難易度が安定してます。

3年間の問題を振り返って見ると5~6割がITの基礎的な論点で、専門用語や概念を暗記していれば確実に正解できる問題です。仮に基礎論点を8~9割確実に押さえたら、残りに見たことがない用語がでてきても、鉛筆コロコロで7割程度は確保できる計算です。

今回の用語一覧は3年分としているのは、ここ3年間の問題は、誰もが確実に得点出来ているという点で確実に押さえないといけない論点が詰まっているということと、ITの最近のトレンドなども比較的反映されているためです。重点を置くならば、この直近3年間を軸にして専門用語を覚える(再度チェックして確固たるものとする)ことは有効だと考えてます。無論、情報に割ける余裕があるならば、過去5~6年程度まで振り返った方が安全ではあります。軸は3年にした方が良いです。

ちなみに、私はこういった傾向分析については、ブレ幅がどれくらいかを把握して覚悟しておくだけに留めていました。次を必死に予測してもどうせ外れますし、そんな思考や心配をしている時間が無駄です。どうしても気にはなりますが。

 

5.暗記科目は覚えるしかない

苦手な方にとっては専門用語を見ることすら苦痛だと思いますが、用語暗記こそ直前期の踏ん張りどころです。
とりあえずこの3年分を軸に何度も回しながら覚えていくしかありません。

ちなみに、私は情報処理技術者試験の受験経験も多く、IT業界にいるため、今は比較的知っている方だと思います。ですが、業界の入りたての頃は全くの素人で、IT経験者に追いつくのが必死で、何でもひたすらノートに書いて自分で見返しながら覚えていました。過去に社内でものすごく技術に精通した後輩の勉強用ノートを見せてもらったことがあるんですが、キレイにまとまっているのではなく、専門書の論点を自分なりに図示して何度も何度も手書きで書き直しされていいました。出来る方も陰ではのすごい地味な努力を重ねていることを知りました。私は1次試験ではスキマ時間活用のためにツールを採用した(過去記事参照)のですが、2次対策では手書きノートで知識を整理しました。(後日2次対策で記事にします。)

手法は人それぞれですが、地味な暗記の積み重ねが、ある時結び付いて大きな知識体系となります。最初は膨大な用語の数と全然覚えていないことに焦りますが、直前期に集中して回していけば必ず用語が繋がっていきます。最初は、覚悟の上で、何度も繰り返し覚えるしかありません。

 

6.専門用語攻略のアプローチ

用語理解度をどのように試されているかという観点で経営情報の問題をザクっと分けると

(1).複数の用語のセットで横断的にその意味を問われる問題
(2).1つの用語を深く掘り下げ、正解(または不正解)を当てる問題
(3).SQL、UML、セルの絶対参照のように計算や応用が必要な問題

に分類できます。

暗記3兄弟の一人と言われるように、経営情報の専門用語の意味・概念を知っていなければ基礎論点も解けません。3は除いて、1と2でどちらが難しいかというと、内容にもよりますが、2はその用語を全く知らなければ解けません。1は一つでも知っている用語が引っかかる可能性があり、確実に覚えていたら選択肢を絞れます。

時間がなければ、複合知識問題を徹底的に掘り下げて、用語理解でカバーできる面を広げていくことです。

具体的な方法の一つとしては、冒頭のExcelシートを使い頻出用語を「設問単位」でまとめてチェックしていきます。
使い方は人それぞれですが、横に用語の説明を記載してもよいですし、口頭で説明しても良いです。自分の記憶で説明するトレーニングを行うことです。その上で本試験問題に戻り解いてみる→解説を読んで再度理解する→用語の説明をしてみる→過去問を再度回してみる・・の繰り返しで定着可能かと思います。

 

7.用語対応できる「面」を広げる

具体的に面を増やす方法として私がやった方法について一例をご紹介します。(これは診断士試験以外でも実践していました。)

過去問で複合的に問われている問題を軸に用語をピックアップし、Excelの用語集の周辺に自分なりに想起する関連キーワードをどんどん追加していってみてください。このExcelを使いこんでいく際ですが、設問の固まりを崩さずにしておくことがポイントです。

例えば令和元年第7問では

・シンクライアントシステム
・ミラーリングシステム
・グリッドコンピューティングシステム
・クラスタリングシステム

が専門用語として出題されています。この問題はこの4つの用語が整理できていたら解ける問題ですが、ここではさらに

ファットクライアントとの対比
ミラーリングデュプレキシングレプリケーションとの違い、冗長構成の設計思想etc
・クラスタリングの種類(負荷分散クラスタリングフェイルオーバークラスタリング

・・とその設問に関連する用語の面を少しずつ広げながら、こうした用語をExcelに追加していきながら記憶していきます。こういう風にすれば、少なくともシステム構成に関する設問が出た場合に用語でカバーできる面積は増えていきます。

診断士試験の場合、過去問と全く同じ問題は出題されません。出題論点に対して、面を広げて用語を紐づけて初見問題を受け止められるようにしておくことが重要です。

なぜこれが良いかというと、過去問を必死になって取り組んでいる際には、頭はフル回転していると思います。問題を必死に解こうとしたプロセスで脳に焼き付けられているため、記憶定着力が良いので、この過去問を軸に過去問で用語を広げたほうが、本番で引き出しやすくなるのです。

私は同じように模試の問題も活用していました。真剣に集中して解いた問題を軸に広げたほうが効率的です。道場では鶏ガラ学習法と呼ばれています。過去問を解いたとき、正しい選択肢を選べたことに満足することなく、設問文・選択肢・解説まで含めて「骨までしゃぶるように」、関連することまで深堀していくこと検討し尽くすことです。(ちなみに私はついでに芋づる暗記法と呼んでます。)

設問の固まりで覚えるのでExcelなどで一覧管理する場合は設問番号を保持しておくことがポイントです。暗記が薄い論点については是非この方法で補強しておいてください。

 

8.経営情報の用語攻略法まとめ

前回記事の略語の再掲を含め経営情報の用語攻略法まとめると、以下の通りです。

(INPUT)
・IT略語は正式な英語を正確に覚えたほうが近道。
・まとめシート等を活用して具体的なイメージを持つ。
・用語の位置づけを整理して覚える。
(プロトコルならどの階層か、ハードウェア、OS、ミドルウェア等のアーキテクチャの“層“がどの辺なのか)
・OSI参照モデル等の構造は何度も書いて覚える
・複合問題の過去問を掘り下げて関連用語をセットで覚えるついでに芋ずる暗記法。
→必死に解いた過去問の印象を活用し関連用語を増やして面を広げる。
(OUTPUT)
・用語を過去問に出てきている用語をド素人の社長に説明するつもりで声に出して説明してみる。
・説明の際には具体的な例えを入れる。
・過去問皿回しで定着度を確認。
・用語Excel+αでチェック。うまく説明できない論点のみを繰り返す。

 

本記事が少しでも皆様の用語理解にお役立て頂ければ幸いです。

以上、3chでした。

 


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

本日は経営情報システムの略語に関する記事です。

経営情報はIT系の経験者、情報処理技術者試験保有者等と、IT未経験者とで得意・不得意が大きく分かれる科目です。

IT用語は米国が発祥の地であるため、他の科目と比較してやたらとアルファベットの略語やカタカナ用語が多いです。また目に見えない内部構造や概念の説明が多いため、ITに携わっていない方にとっては中々受け入れにくく、苦戦されている方も多いと思います。

今回は経営情報の略語に着目し、略語が苦手な方向けに、直前期での学習に役立つ情報をご提供したいと思います。

 

1.経営情報システム略語一覧

まずは、先代が整理した経営情報略語一覧(Excel)を2020年版に更新しましたので、今後の学習のご参考にしてください。

 

2.経営情報システム:略語の出題頻度

実際の過去の本試験で略語がどれくらい出題されているかを集計すると以下の通りとなりました。

概ね毎年30~50の略語が問題文・選択肢で出題され、そのうち3割前後は過去(12年間)で出題がない略語が出題されていることがわかります。12年間で1回しか出ていない用語も150個もあり、Excelの略語一覧を眺めていただくとわかるように、比較的幅広く出題されていることがわかります。

逆に言えば7割近くは過去どこかでは出題されている略語であり、出題頻度が高い論点は優先して理解しておく必要があります。

 

3.経営情報システムの頻出略語とは

では具体的に出題されている略語はどのようなのがあるか、掲載の略語一覧から12年間の出題頻度順(次に直近6年間の出題頻度順)に並べると以下の通りになります。


12回
 LAN (Local Area Network)


10回
 DNS (Domain Name System)


8回
 IP  (Internet Protocol)
 SaaS (Software as a Service)
 VPN (Virtual Private Network)
 XML (Extensible Markup Language)
 CPU (Central Processing Unit)


7回
 OS  (Operating System)
 HTML (Hyper Text Markup Language)


6回
 DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)
 MAC (Media Access Control)
 FTP (File Transfer Protocol)
 USB (Universal Serial Bus)


この辺までは聞いたことがある用語ばかりと思いますが、関連する略語・用語も派生して説明できるレベルで復習したほうが良いです。仮に説明に詰まるような用語があれば重点的に復習して下さい。

過去5回以下出題の略語のうち、厳選してこれは必須と思われるものをピックアップしています。ざっとスクロールして見ておいてください。(関連する用語毎に並べています)

経営情報略語


 CSS Cascading Style Sheets
 Ajax Asynchronous JavaScript and XML
 PHP Hypertext Preprocessor
 Perl Practical Extraction and Report Language


 PaaS Platform as a Service
 IaaS Infrastructure as a Service
 DaaS Desktop-as-a-Service
 MaaS Mobility as a Service


 SLA  Service Level Agreement
 MTBF Mean Time Between Failure
 ITIL  Information Technology Infrastructure Library


 MDM  Mobile Device Management
 BYOD  Bring your own device


 AR Augmented Reality


 BABOK  a guide to the Business Analysis Body of Knowledge
 PMBOK  a guide to the Project Management Body of Knowledge


 DevOps Development Operations


 IoT   Internet of Things
 M2M  Machine to Machine
 RADIUS Remote Authentication Dial-In User Service


 AES Advanced Encryption Standard
 DES Data Encryption Standard


 SSID Service Set IDentifier
 WPS Wi-Fi Protected Setup
 WEP Wired Equivalent Privacy
 WPA Wi-Fi Protected Access


 BI  Business Intelligence
 DWH Data WareHouse
 OLAP OnLine Analytical Processing


 SEM  Search Engine Marketing
 SEO  Search Engine Optimization
 SERP Search Engine Result Page


 OSS Open Source Software
 PDS Public Domain Software


 SOA Service Oriented Architecture


 WSDL Web Services Description Language
 UDDI Universal Description, Discovery, and Integration
 SOAP Simple Object Access Protocol


 

4.略語のインプット方法

略語が大事なのはわかるけど、苦手な方はこんな一覧を見ただけで嫌になってきますよね。しかし、試験で仕組みや概念を問われている以上、合格のためにはある程度は覚悟を決め、最初は半ば無理やりにでも暗記していく必要があります。

道場では正式名称をしっかりと覚えて理解する方法を基本的なやり方として推奨してます。

9代目きゃっしぃ作の「まとめシート」は分かりにくい経営情報の概念をイラストを使って分かりやすく解説されてますので、直前期の復習に今から読んでも十分効果があります。まだの方は是非ご一読を。

きゃっしぃ流の暗記方法は私も実践しており、非常に有効です。経営情報の略語暗記について動画で紹介されてますのでこちらも是非ご覧ください。

私が実践していた例は、

SNMP=Simple Network Management Protocol

SNMPの略語を何度も唱えるより、正式名称を覚えます。その中でも、NetworkをManagemet(管理)するProtocolなんだとここだけ徹底して覚えます。

ルータ、スイッチやサーバ機器等をネットワーク経由で監視・制御するプロトコルのことですが、SNMPだけを覚えるより、正式名称全体、特に正式名称の重要な意味の一部を何度も覚えたほうが定着しやすいです。

 

5.略語のアウトプット・トレーニング

中小企業診断協会の令和2年度(2020年度)中小企業診断士 第1次試験案内における経営情報システムの科目設置の目的には

「情報システムを経営戦略・企業革新と結びつけ、経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言を行うとともに、必要に応じて、情報システムに関する専門家に橋渡しを行うこと」

とあります。

診断士としては、ITに詳しくない社長に如何にわかりやすくIT投資の重要性などを説明・助言する能力が問われます。よって、勉強においてもITのことを知らない人に1から説明することを意識して説明することは、試験対策だけでなく診断士として活動する段階でも有効です。

実務に役立つトレーニングと思って、ド素人の社長からこの用語って何?と聞かれたことを想定して自分の言葉で口頭で説明することで定着していきましょう。

 

6.位置づけ意識して記憶する

あと、記憶していく際にはどの“層“の用語なのかを意識して覚えることが重要です。コンピュータの仕組みについては、コンピュータそのものとネットワーク・セキュリティで大きく分類して、プロトコルはOSI参照モデル(Open Systems Interconnection reference model)をベースに暗記します。曖昧な方は、OSI参照モデルを手書きで何回も書いて覚えます。

同じく、コンピュータの仕組みに関する部分もOSI参照モデルのように、物理的なハードウェアからBIOS、OS、ドライバ、ミドルウェア、アプリケーションなどの構成を順番に層別に整理して位置づけを把握しておくとよいです。厳密に整理すると細かくなるので、ハードウェアのことなのか、OSのことなのか、ソフトウェアでもベースとなるようなもの(DB等のミドルウェア)なのか、応用してできたもの(アプリケーション)なのか程度の理解でよいと思います。

略語の単純暗記とだけ考えるとしんどくなります。略語を覚えるのも、ITの仕組みを理解し「経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言」を社長に行うための診断士の基礎トレーニングと思って進めてみましょう。

 

7.道場過去記事(経営情報システム関連)

道場には経営情報に関連する多数の記事があります。ありすぎて何を読んでよいのか迷うし全部読んでる時間がない時には、以下を一読することを推奨します。

<科目全体編>

【情報】一筆書き復習法
【渾身:情報】知っておきたい3つの掟
【渾身】経営情報システム 得点アップが見込める分野(なおさん)
【渾身:情報】過剰品質に気をつけよう
【渾身!論点シリーズ】知ってて役立つ問題の出題パターンと経営情報システムの「セットの用語」の覚え方

 

<略語対策編>

【情報システム】大量の横文字や略語に対応するには
【経営情報システム】迷いやすい用語を覚えるには
【渾身】情報ゴロ合わせ総まとめ!
中小企業診断士1次試験-情報:単語集作成のススメ

 

<歴代 略語に強くなろうシリーズ>

【経営情報システム】略語に強くなろう 2017
【渾身】経営情報システム~略語に強くなろう2015~
【渾身・情報】略語に強くなろう(2013)

 

本記事が少しでも皆様の略語理解にお役立て頂ければ幸いです。

以上、3chでした。

 


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皆様こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

Q : 2次の経験がなく、過去問を解いても80分で書ききれません。

4月のオンライン春セミナー(略して、オン春)にてこの質問を頂きました。実は自分も1年前に道場のセミナーで同じ質問を投げたことがあります。お気持ちは痛いほどわかります。

本日は、2次試験に初めてチャレンジされる方向けに、このご質問にお答えします。

最初から誰も80分では解けない

2次試験の受験の最初は全く書けないと思います。
2次に慣れるためと思い模試などに参加すると、周囲がカリカリと解答を書いていくので余計に焦ります。
初心者歓迎の勉強会などに顔を出してみると、参加者は結構しっかり解答を書いてきたりして焦ります。

ちなみに私の場合は、初めて2次の過去問題を解いたときは8時間(途中中断して2日間)掛かりました。
「半日かかっても第1問すら書けなかった」(11代目おべんと君)など、初受験で最初にトライする場合、全く解けなくても気にすることはありません。

むしろ、今の段階で80分では書ききれないことが分かっていること自体、一歩前に進んだと前向きに捉えましょう。

 

まずどうすればよいか

「80分の使い方」は解答プロセスそのものであり、道場他にも多数の記事があります。タイムテーブルの詳細は予備校のメソッドによって異なります。

そこでまず初めに、単に時間がない、80分で解けないで終わるのではなく、自分はどこで時間をロスしているのかを振り返って把握しておくことが重要です。

初学者の方の現段階としては、

「80分で完成するというより、開始何分後にはここまで進んでおく(与件文を読む、骨子を固めるなど)目安を自分で決め、どの時間帯でロスしているかを特定し、その時間を短縮する方法を考えてはどうでしょうか」(11代目さとまる)

私と全く同じ意見です。できればこの段階で過去事例を解いてみて、2次試験問題がどういう問題なのか、自分の読む時間、考える時間、書く時間のどれがどれくらい掛かるのか、を把握しておくことは必要と思います。

 

時間配分について

そのためには、まず、80分の使い方をざっと決めておきます。私の場合以下の時間配分ルールを定めていました。

2次時間配分(事例Ⅰ~Ⅲ)>
①開始15分で設問文→与件文を一通り読み終えておく
②開始35分で解答を書き始める(ここまでに解答骨子作成)
③開始75分で解答用紙を埋める
④あとは見直し、バッファ(5分残す)

まだ仮でもよいので上記のような時間配分を定め、その上で過去問を解いてみて、どこで時間が掛かるかを分析してみます。

私の場合、最初の頃は考える時間が圧倒的に遅かった。単純に書く時間は早かったが、書き直しが多く結果的に書く時間が遅かった。そのためこの時期は1次知識整理、解答手法・メソッドの情報収集を中心に進めておりました。

8月以降の2次学習の初めの頃は、合格者答案や予備校の模範解答の写経でどういう書き方をすれば合格ラインなのか、正解に近づけるのか、を覚えて身に着けていくことを80分以内で解くことより優先しました。その次で80分以内で確実に効率よく処理できるように持っていく、というステップをイメージして進めてました。(詳細後述)

 

タイムテーブル(事例Ⅰ~Ⅲ)

参考までに当日の80分の使い方として、自分の実際のタイムテーブル(事例Ⅰ~Ⅲ)の詳細を記載します。
(詳細については2次試験が近づいてきたら改めて記事にしたいと思います。)

(1)準備 開始~1分
・受験番号を記入する
・問題用紙を開き全体の分量を把握する
・問題用紙をばらし下書き用の白紙を用意する
・与件文の第1段落と最終段落を読む

(2)設問の読解 開始2分~8分
・各設問を読んで分析し、解答骨子の枠組みを作成する
・どの戦略レイヤーが問われているかを決定する

(3)与件文の読解 開始8分~15分
・与件文を読み、マーキングを行う(段落番号とキーワード、自分は鉛筆のみ使用)
・開始15分で一通り与件文を読み終える

(4)解答骨子の作成 開始15分~33分
・設問文に戻り、与件文と照らし合わせながら解答骨子を作成する

(5)解答骨子を俯瞰 開始33分~35分
・解答骨子を再度確認し解答間の整合性などを確認する

(6)解答記述 開始35分~75分
・解答骨子を基に解答用紙に解答を記述する
・開始35分で必ず書き始める

(7)見直し 開始75分~80分
・表現など微修正
・最後に誤字、脱字がないか見直し
・受験番号を再度確認

80分の使い方は2次の解法であり、人によってそれぞれ違うためあくまで一例です。

私の場合、最初にこのような詳細タイムテーブルを設計し、ブラッシュアップしていった、という理想的な感じではありません。道場記事等いろいろな情報を参考に1次終了後に1回上記のタイムテーブル案を作ってはみたものの、いざ模試などでは全く実践できませんでした。結果、試行錯誤を繰り返しながら、何とかこの流れに収まった、という感じです。

そもそも2次試験は80分では解ききれないボリュームであり、いかに60点を超えるためにどのように限られた時間を使うか、その時間内に処理しきるか、が2次試験対策のコアな部分になります。いろいろな手法を参考にして、自分なりの解法をパクッてカスタマイズしながら獲得していってください。

よって、初学者の方にとっては、2次の解法を収集し、時間制約をあまりかけずに過去問で実践しながら自分に定着させることがまず優先で、細かな時間配分を意識しながら取り組むタイミングは、2次の学習の途中の9月くらいからで十分だと私は思います。

 

80分で解けるようになるまでの経緯

とはいえ、2次試験については、80分で収まればよいだけでなく、具体的に内容がどこまで到達できていたら合格ラインなのか、達成度がわかりづらいのがつらいところです。

私はどれくらいの感触が合格ラインと呼べるのか、色々な人に聞いてました。
予備校講師、昨年度合格者等の複数の方に

「80分以内で解いて論点を大外ししなくなったら、ある程度合格ラインに近いところまで来ている」

と言われたことが印象に残りました。このアドバイスを基に、自分としてはまずは80分で確実に大きく外さない(=書いたけどほぼ0点解答、白紙解答が一切なくなる)状態まで持っていくことを一つの目標としてました。

では2次の勉強を進めていく際、いつ頃、80分で解けるようになったのか。
参考までに私の2次(事例Ⅰ~Ⅲ)の80分の使い方を中心に、学習の経緯を時系列で紹介します。

<経緯>

1月頃~3月頃
2次試験問題を真面目に読んでみて難易度の高さを知り、情報収集を始める。
80分で解ける気が全くせず、80分では解いていない。

4月下旬~5月上旬
初めての2次模試で80分で解答用紙を埋めることに精一杯。何とかマス目は埋めれる。
結果は惨憺たる内容。各事例必ず1問は大外しの0点解答がある。

この間、しばらく1次優先で2次問題を80分で解くことはない。

8月中旬
模試で80分で1次知識を全く応用できず愕然とする。
解法も確立どころか全く染み付いてない、実践できていない。
解答用紙を埋めるだけの感触。周囲がカリカリと解答を作成しているのを横目に焦る。

8月後半
模試自宅受験で1日1事例毎に80分でやるが、骨子を作っているとどうしても時間内に収まらずかなり苦戦。
苦し紛れにとりあえず80分で書いた、といった感じ。

9月上旬
本番も近づいてきているので80分を測定して過去問を解くが、時間配分までは意識が回らず解くことだけで精一杯
講義やテキストを読んだ直後で、似たような事例なら何とかそれらしい解答が書けるようになっているが、抽象的な難易度の高い問題は1、2問大きく外している。1度解いた過去問でも外す。進展がなく苦しい。

9月中旬
過去問を集中して80分で解いていく。ひたすら模範解答を写経。2周目以降ならある程度のベスト解答は作れる。
(2周目、3周目くらいでようやく解き方が少しわかってくる。合格者や予備校の正解のフレーズが思い出せるようになってくる。)
が、80分では骨子作成が時間に入りきらず、解答が崩れる。5分残す余裕なし。
このころ、一進一退で思うように進まず、非常に苦しい。
過去問を回しつつ、何とか状況を打破したく、Web勉強会に参加。

9月後半
初見問題80分勝負でタイムテーブルを意識して何とか自分のペース配分を実践できるようになった。ただ80分に無理やり収めている感じ。
内容はとても合格ラインとは言えないが、外しても多少は引っかかり0点解答はなくな

10月10日頃
初見過去問で、自分のペースは意識して80分である程度大外ししない程度の解答を書ききれるが、余裕はない。
0点にはならないだろう解答を一通りすべて埋められるが、自信をもって合格点とは言えない苦しい感触。

試験3,4日前
初見過去問で何とか75分で解答を書ききれる。
複数の解答基準からも大外しはしていないが、合格ラインに近づいたという感触は持てず。

本試験
本番では一応時間内に解答しきれた。
事例Ⅰ、Ⅱはほぼタイムテーブル通り、5分前くらいには書き終わっている。
事例Ⅲは焦って上手くいかずギリギリ。

直前期、10代目ksknさんに2次直前期は70分で解き切る練習を、とドSなアドバイスを頂いていたのですが、全くできず、自分は何とか頑張って3日前に75分までしか詰めれませんでした。

上記の通り、私の場合は、試行錯誤の上で試験直前になって何とか80分で収まる解法を掴んだ、といった感じです。今振り返ってそう思います。当時はそんな解法を掴んだなど思う余裕すらありませんでした。当然、ゴールデンウイークの段階ではとても80分で解ける状況ではなかったです。

よって、今の段階で2次未経験者の方が過去問を80分で解けなくても何も心配することはなく、1次突破を優先してください。ゴールデンウイーク期間に時間が確保できるなら、2次に向けて1度過去問を解いてみて感触を試しておく。その後は、2次解法や予備校等の情報収集をやっておいて、2次に関連する1次知識の習得徹底を1次対策で意識して行う、というスタンスでよいと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。充実したゴールデンウイークを!

 


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皆様こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

今回、カワサンの記事に続いて4月4日のオンライン春セミナー(オン春)の中で、1次試験に関するご質問にいくつか回答させていただきます。あくまで一つの例としてご覧いただければと思います。
私の1次対策はスタディングをメインで使った通信で、科目ごとにいろいろ取り入れておりました。回答は通信教育寄りな観点になりますことをご了承ください。

 

Q1:

過去問について。【重要】、ABC、全て、どの程度取り組めば宜しいでしょうか?

A1:

(取り組み方)

私の場合、スタディングのカリキュラムの中で過去10年くらいの過去問頻出問題に触れたのち、TAC出版「中小企業診断士 2019年度版 最速合格のための 第1次試験過去問題集」(以下、TAC過去問集)で過去5年分を年度毎に時間を測定して解答しました。その後はTAC過去問集で間違えた過去問を中心に繰り返し解きました。

(回した回数)

スタディングとTAC過去問集を合計すると、正解した問題は2~3回程度、不正解問題で重要+A,B,Cランクは正解するまで(最低でも5~6回)、D,E問題は1~2回です。TAC過去問集については年度毎に全体を60分、90分で解くというトライアルは1回だけです。
A,B,C問題は間違った問題は、不正解だった選択肢も含めてなぜこれが正解かを声に出して説明できるレベルまでトライしてました。不正解のところは正解するまで何度でも。

私の場合は、TAC過去問集とスタディングを併用していたのですが、7月後半から、回しやすさからスタディングに絞っていきました。スタディングでは要復習マークを付けて、不正解or要復習問題は本番までに正解するまでスタディングの「横断復習機能」を使って繰り返し回しました。

(参考資料:経営法務の例)
自分にとっては1次は経営法務が苦手で足切りリスクが高かったので、ここだけは集中的にABCランク別に実際に自分の正解率がどうなのか集計してみました。

「正解」は私が経営法務のTBC速習テキストの動画学習を終えて論点別に過去問題も一通り解いたあと、しばらく置いて初めて60分で年度ごとに一通り解いたときのリアルな点数です。(昨年2月中旬頃実施)

興味本位で集計した結果、何よりもCランクの正解率を底上げしないと話にならないという点がわかりました。(DE問題の正解率稼いでいるのは、2回目で印象に残ったことが大きいと思い、あまり参考にならず。)こういった集計をしてみてランク別のおおよそ正答率をつかんでおくのも良いと思います。ただ集計も負担になるので、苦手科目や重点科目だけに絞った方が良いです。

 

Q2:

法務の改正論点について、どのように学習していましたか?

A2:

経営法務が苦手な私の場合、基本的にはTBC速習テキストの動画とスタディングの動画で情報を得ました。改正論点だけに注目したというより、一連の学習の中で重点を置いて学習しました。具体的には、TBC速習テキストの動画を見ながら、改正論点だけは目立つ色でテキストにマーキングし、付箋を貼ってました。1次直前では改正論点の付箋部分は重点的に見直しました。

他には、テキストで学習した後、法務省や特許庁などの公式HPに掲載されている法改正論点の概要のPDF資料を参考資料として読んでました。
Googleで検索すると出てきますが、法改正の概要が端的にまとまっているので、法改正に至った背景を理解し、背景と改正点のつながりをイメージとして記憶することを主目的にしていました。
ただこの資料は全体的な話であり、施行日などにより当年度の試験範囲に含まれる論点かどうかは自分で判断が必要です。ある程度学習が進んでからの方が良いと思います。

直前期にはTACの1次模試で法改正論点が多数出題されたため、私にとっては模試の復習が最も法改正論点の観点を横断的に勉強した機会でした。

(今年の経営法務の法改正論点と取り組み方についてはぴ。の記事が参考になります。)

 

Q3:

TACのスピ問に代えてTACのトレーニングで基礎固めをしても問題ないでしょうか?

A3:

私は財務のみ単科でTACを通学にて受講しておりましたので、財務の基礎固めはTACのトレーニングを使いました。
財務だけしかわかりませんが、TACのトレーニングで概ねスピ問を包含していますので問題ないと思います。
財務はTACスピ問も持ってましたが、結果的にスピ門は1回だけさらっとやったのみで、トレーニングの方が役立ちました。

 

Q4:

経済学がTACの講義を聞いてもまるっきりわかりません。やはり問題演習からおこなうべきでしょうか。

A4:

私の場合、経済はTACではなくスタディングなのですが、勉強を始めた最初は全然理解が進まず、全く同じような状況でした。11代目さいちゃんも私と同じ状況でした。(→過去記事参照

動画を見ると一度わかったつもりになるのですが、いざ問題を解くと全然解けない。当然スピテキを見ても理解が進まないため、問題演習に入る前に通称”石川経済”(「速習!マクロ経済学/ミクロ経済学」)のYouTube動画を2倍速で見て学習しました。
石川経済をやった後は、理論や理屈が理解できましたので問題演習もスムーズになりましたし、スピテキを読んでもすっと頭に入ってくるようになりました。

ただし、私が「速習!マクロ経済学/ミクロ経済学」の初回の動画学習に掛けた時間は計37時間でした。全てを網羅するとどうしても時間が掛かります。この時期からは全体の時間配分と経済の重要度により判断が必要ですが、できるなら時間を確保してやった方が良いと思います。

 

Q5:

動画講座の受け方(倍速とか)とかノートテーキングとか工夫されたことはありますか。

A5:

(動画講座について)

私が主に受けた1次向け動画は、スタディング(1次全般)、TBC(法務)、石川経済(経済)、ほらっちチャンネル(中小)です。インプットの大半は動画です。スピードは2倍速に慣れました。少し自分には早いと感じるスピードで聞き取り、素早くメモすることを意識するのが集中力を維持できて良いと思います。
ただ、実際に2倍速で集中して聞き続けると結構疲れます。このため私は、20分以内の短い時間に区切って、必ず2~3分は意識して動画から離れてテキストを振り返るようにしていました。集中できる時間は人によって違いますが概ね15分~20分程度と言われてますので、これくらいを目安に短い時間で刻みながら動画学習を進めていくのが効果的です。

(ノートテーキングについて)

私の場合、1次はノートを作らない派だったのであまり参考にならないかもしれませんが、2倍速の動画を見ながら素早くテキストにマ―カーでマーキング&書き込みをしてました。その際、記憶定着を図るために、先生の雑談ネタなども必ずテキストの欄外にメモするようにしてました。(これは生の講義を受けたときも同様です。後から見返したときに思い出しやすさが全然違います。)

後は、動画学習の各パートが終わった後、関連する問題を解く→間違えた論点をReminDOに登録し暗記プロセスに回す、というやり方で記憶定着を図っておりました。1次対策ではノートはあくまでワークエリアのような位置づけにしてました。

 

Q6:

模試を受けた時期、個数はどれぐらいだったでしょうか?

A6:

模試については1回で十分という方も多いですが、私の場合は、計4回受験しました。模試の取り組み方についてはTomatsuの記事が参考になります。

(2019年受験した1次模試)
・LEC 2回 5月上旬、6月下旬(会場/自宅)
・TAC 1回 7月初旬(会場)
・スタディング 1回 7月中旬(自宅・オンライン)

模試を4回受けた理由は、経済、財務、法務の初見問題に触れたかったためです。何度も過去問を回しているとどこかで見た問題だったり、答えや論点を暗記しているがために、理解が不十分でも正答できる場合があります。TACなど予備校に通学されている方は答練等で新作問題に触れる機会が多いと思いますが、独学・通信の場合は模試が貴重な機会だったりします。模試1回派のさいちゃんも、新作問題は答練でトレーニングしてます。答練を受ける機会がない方は模試を複数受けて新作問題のトレーニングをするのが良いと思います。

ご参考までに、私の主観ですが受験した3社の感想です。

LEC(1次ステップアップ模試/1次ファイナル模試)
◇メリット
・解説動画・解説冊子が充実。解説動画は1問ごとに丁寧に解説があり、動画学習に慣れている人は復習しやすい。
◆デメリット
・TACに比べると母集団が少ない。

TAC(1次公開模試)
◇メリット 
・母集団が多く、直前期の自分のポジションを測るには最良。
◆デメリット
・LECと比べると解説動画がポイント論点のみ。→解説骨子にしっかり文章でまとまっているので、それを読めば十分。

スタディング(合格模試)
◇メリット
・他社より安くコスパが良い。
・オンラインのため即座に正解も順位も出る。→最後のチェック用に利用。
◆デメリット
・紙ではないので、本番受験時の精緻なシミュレーションはできない。

 

ちなみに、TAC模試の初日、朝から原因不明の強烈な頭痛に見舞われ相当焦りましたが、現地ではちゃんと勉強して理解している論点は頭痛であっても何とかいつも通りに解けました。これでやることやれば、本番当日体調が多少悪くても何とかなる、と自信を持てました。実際、1次本番初日は前日の寝不足と熱中症に近い症状で決してベストコンディションではなかったのですが、本試験会場であの時のTAC模試の時よりは全然マシだと思い、ふと心を落ち着け集中することができました。

 

他にも多数のオン春未回答QAがあります。メンバー一同、記事に組み込みながら少しでも多くの回答に対応していきたいと思っています。

以上、3chでした。

 


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皆様、こんにちは。3chです。今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

 

道場のZoomによる春セミナーの余韻冷めやらぬ中ですが、今回は、無料の暗記ツール「reminDO」を活用した記憶定着の一例をご紹介します。

1次試験までラスト約3か月になりました。1次試験の学習範囲は広く、覚えることも多いですが、その分、忘れることも多いと思います。

どうやって膨大な範囲を覚えていくか。記憶力が決して強くない私にとっては、切実な問題でした。そこで「reminDO」の通知機能を使って1次試験で苦手科目の記憶定着を図りました。

 

1.エビングハウスの忘却曲線

著名な「エビングハウスの忘却曲線」は何度も見られたことがあるのではないでしょうか。人は意味を持たないアルファベットの羅列をどれくらい覚えているか、という実験結果です。

「代表的な忘却曲線」(出典:Wikipedia)

これによると、

20分後 :覚えた内容の42%を忘れる
1時間後:覚えた内容の56%を忘れる
1日後  :覚えた内容の74%を忘れる
1週間後:覚えた内容の77%を忘れる
1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れる

とされています。

つまり、1カ月後には何もしなければ8割方忘れてしまっている、ということです。この実験はあくまで意味のないアルファベットの羅列の記憶定着を調べた結果であるため、診断士試験の勉強のように意味のある記憶に一概に適用できないと思いますが、覚えたことは忘れるということを前提に復習を徹底する必要はあります。

理論的には、忘却曲線が落ちすぎない一定の期間の後に反復すれば効率的に定着できることになります。実際には、どうしても仕事が優先になると、突発的に負荷がかかったり、残業が増えたりと、定期的に決まった時間に記憶を呼び戻す機会はなかなか思うように持てません。

緻密に計画して意識していたとしても、記憶定着にとって適切なタイミングで復習する、とうことは相当難しいです。実際に自分もそうでした。この日にマクロ経済をやったからこの時期に復習を・・など忘却曲線の最適なタイミングで復習するなど、いろんな科目を並行してやっていくうえで、都合の良いやり方は実際には不可能です。

 

2.忘却曲線で暗記アプリ-reminDO

そんな中で、エビングハウスの忘却曲線に沿って通知をしてくれる暗記アプリ「reminDO」を見つけ実際に使って見ました。(他にメジャーなツールで「Anki」を利用されている方が多いようですが、比較まではできていません。)

 

忘却曲線で暗記アプリ-reminDO

 

使い方は簡単で、ユーザ登録して単語登録していくだけです。スマホからも登録できますが、登録はPCでする方が早いでです。

 

メリット

・無料
・iOS、PC両方で使用可能(Androidは未対応)
・自由に「タグ」を設定できる(3つ)
・クラウド上にデータが保存されるため、PCや別端末からもアクセス可能
・画像ファイルを保存できる
・必要なタイミグで通知ができる

デメリット

・CSVデータなどの一括取り込みやエクスポート機能はない
・タグ管理なので階層構造での管理ができない
・一覧形式では表示できない
・クラウド保存なので障害時に利用できないリスクがある

 

初期設定では、エビングハウスの忘却曲線の周期に従って通知が来る「間隔反復」という設定になっており、1日後、3日後、7日後、2週間後、1ヶ月後と通知をしてくれます。他にも、毎日、3日毎、毎週、2週間毎、毎月と通知パターンを選ぶことができます。通知の時間もカスタマイズできます。この反復間隔の通知機能を活用して、忘れかけたころに思い出していく、という反復復習に活用し、1次試験対策ではかなり助けられました。

 

3.診断士試験での活用方法

3-1.登録

このツールのポイントは、通知機能をどう活用するかにあります。科目や目的別にタグで絞り込んで学習するということを念頭に登録をしていくと効率的です。以下、私が実際に昨年度使った実例です。

(1)登録した対象

<1次>

・スピ問や模試、スタディングで1回でも間違えた論点
・「一発合格まとめシート」の中小企業政策のキーワード

<2次>

・抽象化ブロックシート
・記述で使うフレーズ

<登録数>

・1次、2次含め結果的に1085個登録

(2)タグ付けのポイント

・1次知識については科目名のタグを入れておく

→科目横断的にチェックできる。タグには科目名を省略せず正確に登録しておく。(「経済学・経済政策」「中小企業経営・政策」など。「経済」とかの登録だと本文を含めて経済を拾ってくる。)逆に科目名のタグがないと、登録数が増えてくる直前期に復習しにくい。

・問題で実際に間違えた箇所・記憶違い、ミスした行動や癖

→「間違い」タグを入れて記録。

 

(3)登録時の工夫

・必要な場合、参考書や模試問題などの写真を添付しておく。
時間のないときはキーワードと参考書の写真のみをUPし、スキマ時間に思い出しながら要点をテキストで入力して思い出す。

・模試・問題集、過去問の場合、本文に何のどの問題かわかるように記載。
できれば問題文を入れて間違えた個所を穴埋め問題にしておく。キーワードだけで隠し説明だけだと、記憶できていたかたどうかの判断が曖昧になる。

・実際にいくつか登録していくとわかるのですが、意外とタグ付けや登録に時間がかかります。時間のないときは、間違えたキーワードそのものを忘れてしまうので、とりあえずキーワードだけ登録しておいて、後日時間のある時にタグや内容を追記するやり方をしていました。

 

3-2.活用方法

(1)1次試験直前期:~2週間くらい前まで

・朝出勤前、通勤中、昼休みなどのスキマ時間に通知が来ている分を確認して暗記(iPhone)

・通知タイミングは「間隔反復」

 

(2)1次試験超直前期:2週間前~当日

「間違い」タグは最優先でチェック、完璧になるまで覚え直し

・間違いタグや中小など直前暗記を強化したい科目は10日前くらいからリピート間隔を「1日毎」に変更、毎日朝の通知をさばく

・試験直前に振り返り用に「ファイナル」タグをつける

1次試験の最終週は「間違い」「ファイナル」をひたすら反復

・試験開始直前まで「ファイナル」を復習

 

(3)2次試験対策

「2次試験」のタグをつけておく

・抽象化ブロックシートの記憶

「抽象化ブロックシート」タグをつけて全ページ、写真を撮って登録。後から自分なりにポイントを本文に記載。(意外と時間がかかるが、結構鍛えられた。)

・模試や本試験で使う言い回し、切り口の具体的な表現方法など、今までの自分では出てこなかったフレーズを「フレーズ」タグで記録。

 

3-3.効果

忘れかけたころに通知が来るので、私はバタバタの直前期の記憶定着に非常に役立ちました。試験1,2カ月前からはスキマ時間をひたすら活用していました。途中から忘れそうなことは「reminDO」に突っ込んで後から復習するというサイクルができ、サブノート代わりに使っていました。

試験が近づくにつれ時間の重みが増してきます。記憶定着の効率化の一案として「reminDO」を活用してみてはいかがでしょうか。

 

記憶定着とスキマ時間活用の参考になれば幸いです。

 

 


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皆様、はじめまして!

11代目道場メンバー、3ch(さんちゃん)と申します。

1年間よろしくお願いいたします。私の合格体験記はこちら

はじめに

まずは自己紹介。

プロフィール

・1974年生まれ、三重県出身、愛知県在住。
・IT企業に勤務。情報処理技術者試験高度区分ほぼ制覇。

受験歴

・1次2回(2018年 科目合格:経営・運営・情報、2019年 合格)
2019年1次
経済76/財務72/経営:免除/運営:免除/法務:52/情報:84/中小:70
・2次1回(2019年 合格: 83/60/55/55 計253点)

勉強時間・学習スタイル

・1次 730時間(スタディング+スピテキ・スピ問 他)
・2次   530時間(タキプロ勉強会+AAS+Web勉強会 他)
・通算1,260時間、期間:16カ月(2018年8月~2019年12月)

使ってよかったフリーツール

StudyPlus(通称スタプラ)
定番の勉強時間を記録して公開できるSNSツール。

X-Mind
マインドマップの作成ツール。知識体系の整理に。

ReminDO
暗記カードアプリ。クラウド対応でPCからもメンテン可能。

すでにご存じの方も多いと思いますが3つとも私のおススメです。
すべて無料です。
使い方の詳細は後日じっくりご紹介します。

 

診断士を目指したきっかけ

IT業界にいて、ITのコモディティ化に危機感を感じ、

「上流からコンサルもできる人でないと、これから先は生きていない」

と思い、診断士を目指しました。
以前に少しだけ診断士の資格が気になったことがあったのですが、資格といえば業務に直結する情報処理技術者試験ばかり勉強していました。
自分の中で目標としていた試験は何とか合格できたのですが、これで安住していたらいかん、ITだけでは視野が狭すぎる、と思い、診断士の勉強を44歳の夏に本格スタートしました。

 

もっと早くトライしておけばよかった・・

気が付けば40代後半に差し掛かろうとしていて、

「もう後がない」

「今年やるしかない」

と思い続けて1年4カ月間、過去になく必死に当試験に食らいついた次第です。

 

受かった今だからこそ言えるのかもしれませんが、もっと早くこの資格の勉強をスタートしておけばよかった、と正直思ってます。

 

その理由は、以下の2点です。

1. 受験生・合格者など、たくさんの人に出会たこと
2. 40代半ばからは正直しんどくなる

 

1. 受験生・合格者など、たくさんの人に出会たこと

診断士を目指す方はご存じの通り、多様な業種、年代の方がいらっしゃいます。
予想以上に多種多様です。

私は現在、登録までに必要な実務補習・実務従事の内、15日間コースの実務補習をやってます。メンバーは私も入れて5名ですが、みんな違う県から集まってきて、業界も経験も年齢もすべてばらっばら。
でもみんな令和元年に診断士合格したプラットフォームは共通で、診断企業の課題に立ち向かって喧々諤々やってます。

めっちゃ大変ですが、それがすごく楽しい。

 

先代からの道場メンバーや11代目もホントばらっばらです。
多様性の塊です。
でもみんな「診断士」を目指して努力してきたという共通項があります。
なので気持ちはしっかりつながっています。
11代目メンバーは特に。
ついこないだ「初めまして」なのにすっかり意気投合。

 

ちなみに、私は合格後約1カ月で既に150人くらいの診断士の方・同期合格の方と名刺交換しました。
皆さん多様なキャリアをお持ちで、個性的で、とても良い刺激をもらってます。

合格後には、そんな出会いがたくさん待ってます。

 

こんな経験、他の資格ではなかなか得られないのではないでしょうか。
(少なくとも情報処理試験ではありえない。)

 

なので、

「こんな楽しいならもっと若いうちに取っておけばよかった、、、」

と少し後悔。

もし、受験しようか、やめようか迷っているなら今すぐ勉強を開始、です。
来年の合格でいいやと思ったら今年を目指す。
明日から本気出そうかと思ってるなら今日から。

「思った日が吉日宣言。」

努力する価値のある資格です。
そんな感じで、合格後1年目のリアルもご紹介しながら皆様のモチベーション向上に寄与できればと思ってます。

 

2.40代半ばからは正直しんどくなる

今度は急にリアルなネガティブな話になります。
やはり40代後半に差し掛かってくると、気持ちは若くとも、実際にいろいろしんどくなります。
会社の仕事の量や責任の重さ、家庭のこと、そして何よりも自身の体力面・健康面です。

もちろん、40代でも50代でもバリバリ合格されている方は多数いらっしゃいます。
でも、20代、30代に比べれば記憶力は低下してますし、体力も落ちているはず。
健康上のリスクもそりゃ20代と比べたら高くなります。
人は年をとること、これだけは誰も避けれません。

 

年だからあきらめる?自分には無理?

 

そんなことはありません。
あきらめず、自分に合った工夫をチョイスして実践すれば、年齢や経験に関係なくチャンスはあります。

必ず行けます。合格できます。

 

私も勉強を進めていく中で、自分の記憶力は以前より少し落ちているな、と感じた時がありました。

そんなことを感じる40代の方におススメの本は→こちら
また記事にしますね。

 

道場との出会い

私も1年前は右も左もわからず迷走してました。

「2次合格まで、どれくらい何をしたらいいのか、さっぱりわからん・・」

社内ではオープンにしていなったですし、周りに合格者も受ける人もいないので誰にも相談できず悶々としていました。

そんな時、Google検索で道場Blogに行きついて、出版記念セミナーがあるということで申し込み、受験生支援のセミナーに人生初めて参加しました。

その場で9代目、10代目のリアルな合格者の生の声を聞いて、

 

「道のりは長いけど、何とか情報集めて頑張れば、いけるかも」

「同じ業界の人も頑張って取得されてるし、自分も同じように努力したら、いけるかも」

 

今思い起こせばこの道場セミナーで合格者から直接のアドバイスがきっかけで合格への「到達可能性」が高まり、診断士の勉強に思いっきりアクセルを踏み込むことができました。

皆様、合格者の生の声が聴ける、道場セミナーには、お時間許す限り、是非ご参加下さい(後日ご案内~)

 

これから

そんなリアル&Blogのご縁で道場には大変お世話になったので、

 

「皆さんに少しでも恩返ししたい。」

 

純粋にそう考えてこれから記事を書いていきます。

スタンスとしては、極力、受験生からの直接のリクエストを最優先で執筆したいと考えています。
前後の流れをぶった切って空気読んでない記事があったらすみません。
(また、すでにリクエストいただいた方、掲載までのリードタイムの長さだけは何卒ご容赦ください・・・)

 

ということで、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

次は、私が大好きなぴ。さんです。
同じ会社なら毎日飲みに行ってる、そんな気の合う楽しい方です。

 

最後まで読んでいただき、感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 


☆☆☆☆☆☆☆

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