2次試験:当日やらかした事故【中小企業診断士試験】

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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

10月に入っていよいよ2次本番が近づいてきましたね。本日は2次受験者の方が本番に100%の実力を出し切っていただくため、私の昨年度やらかした事故を紹介します。少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

1.令和元年にやらかした私の事故

私は、昨年、事例Ⅲで終わり間際に解答欄を間違えて書くという最悪のミスを起こしました。受験番号未記入の次に大きな事故です。

昨年の今頃、解答欄間違えない様に指差し確認・・みたいな記事を見て、「解答欄を間違えるなんて、なアホなことあるか」と思ってましたが、まさか自分が本番でやらかしました。

いつも設問番号順に解答を書いているのですが、本番の事例Ⅲだけはどうしても難しく、順番が前後しました。自分は35分で解答書き始め、75分で解答を書き切る、残り5分で推敲、ということを決めてましたが、35分の時点で骨子が定まらず、これはやばいと思ってました。
その後も骨子見直しで設問間を行ったり来たりしてました。そして、何とか3問書き切って、あと2問となった後、第3問設問1(120字)の欄に第2問(100字)を間違えて全力で記載。

途中、気づけば良いものの、制約事項である文字数も頭から抜け、なんか字数が余るので言葉を付け加え少し膨らませつつ、ぴったり120文字。これで後1問書ききれば終わりと思った瞬間、

「げっ、書くとこ間違ってるやん!!」

最悪です。時計を見ると確か残り8分と数十秒。終わった、こうして2次試験が落ちるんだ、と。でかいため息をついてもう一回時計を見ます。秒針が異様なスピードで進んでいるように思えてきて背中に嫌な汗が・・

まず、自分の解答を消しゴムで消します。今思えば最悪の場合を考え残しておいても良いのに、一心不乱に消しました。

そして第2問を必死に記載。1回120字にしてしまったので短縮ながら書きます。過去にない手書きのスピード。書き終わった時点で後4分くらいだったと思います。そこから骨子から第3問設問1を解答記入。途中言葉に詰まりながら、明らかに高い心拍数を気にする余裕もなく、何とか書いて、最後の「。」を書いたところで

「直ちに筆記用具を置いてください!!!」

響き渡る試験官の声に心臓が飛び出るかと思うくらいビビリました。別に悪いことしていないのに。

この瞬間、そもそも例年と出題傾向が違い手応えが全い上、いつもの自分の解放プロセスにある最終推敲もしていない、勢いだけで書いて解答用紙を埋めただけ、、、ということで「足切り」で終わったと思いました。

結果的としては事例Ⅲは55点のB判定でセーフだったのですが、当日は生きた心地がしていませんでした。

直前の仕上がり具合的では事例Ⅲは比較的安定していた自負があり、ここで稼げなかったことが当日ショックでした。
とても平常心でいられず、相当力が入っていたせいか、休憩時間もしばらく右手が震えてました。

この状態を休憩時間の間に十分にリフレッシュできないまま事例Ⅳに突入。事例Ⅳも冒頭から集中できずに手が震え、計算ミスを連発。電卓もうまく叩けない。いつもならできている計算もうまくできず余計に焦りました。とりあえず今までやったことないくらいの深呼吸をして何とか平常心を取り戻しましたが、事例Ⅳもイマイチな出来でした。

 

2.原因分析

今回の原因を分析すると

<事前の対策不足・意識不足>
普段と違う(今回は解答順序が違う)時に、ミスは起こりやすくなることを意識できていなかった。
・直前期、一応指差し確認して解答欄をチェックしていたが、解答を考えてたらそんなこと忘れてた。(一応やってた程度の意識だった)
<当日の状況>
・自分の想定タイムテーブルを過ぎていたことに焦りが生じていた。
・事例3本目での疲労感。
・事例Ⅰ、Ⅱが終わって会場の雰囲気にも慣れ、お昼でお腹も満たされ緊張感が緩んだ。

といったことで、この様な状況が重なり初歩的なミスをしてしまった、ということです。

何とか骨子はできてても、解答欄に解答として書ききれなければ当たり前ですが0点ですからね。今思い出しても嫌な汗が出てきます。同じ様なBlogを1年前に読んで、そんなミス普通しないだろと鷹を括っていた私。1年前の自分に平手打ちかましたいですね。ホント。

ただ、それまでの自分ならもっとパニックになってたと思いますが、今思えば、当日、焦ってはいたけれど比較的集中して解答用紙を埋めようと必死になっていたと思います。直前期に追い込んで書くトレーニングに必死だったので、追い詰められた状態でも何とか書ききれたと思います。火事場のクソ力的な感じでしょうか。

そんなポカミスをしている私がいうのも何なんですが、

受験番号未記入と不正行為退場以外は、まだそこで不合格が決まったわけではない。

なので、途中で投げ出すのはもったいない。難しくていつも通りでない場合、受験者全員がそう感じてます。令和元年の事例Ⅲなんてまさにそう。私の場合、自分の単純ミスと、事例自体の傾向変化による難化がごっちゃになってプチパニック状態でした。冷静に考えれば、難易度は皆んな難しいので同じ様に出来ていないだろう、書き間違いは、結果、解答用紙は全部埋めたんだから何とかるだろう、と気持ちを切り替えて事例Ⅳに向かうべきでした。

気持ちの切り替えの手段は何か単純なことを出来れば複数持っておいた方が良いですね。私はそこまで準備できていませんでした。(11代目CKのように事例ごとに音楽で切り替えるなど。)

普段なら当たり前のことも気が回らなくなるなるほど緊張感のただよう空間で1日勝負する、2次本番はそういうものという前提で覚悟と準備をしなければなりません。

(余談)私が結果オーライだった要因のひとつに、消しゴムの性能が良かったこと、があります。誤記入した解答を消す時、ものすごく綺麗に消えたので少し落ち着いたのを記憶しています。まさか消しゴムに助けられるとは思ってもいませんでした。

※参考までに、使用していた消しゴムはAIR touchです。

StudyPlusの仲間から教えてもらい買ってました。めっちゃ消しやすいんですが、余計な部分まで消えるので注意です。2次でもこの写真にあるマークシート用の細い消しゴムも併用していました。

 

3.当日事故をしないために

では、当日に嫌な事故を起こさないためにどうするか。それは、この時期から事故防止の行動を意識して身につけておくことです。数日前とかではダメです。私は何だかんだ直前にささっとまとめただけなので、もっと早くからやっておいた方が良かったと思ってます。

具体的にミスしたこと、ミスしそうなことを言葉でノートに書いて、対策、対処を書いておく。医療や介護の現場などでは危険予知トレーニングという手法で発生しうる事故を想定した対策検討を行います。その手法を真似て自分の想定されるミスと対策をしっかりノートに書き出して整理してきましょう。(自分はここが甘かった。。なのでここでご紹介できる現物がないです。。)

普段から身についていないことは本番当日はできない。そういう意味で、ある程度学習が進んで自分の特性がわかってきて、試験本番が視野に入ってきた丁度今頃の時期から事故対策を徹底して自分にしみこませていくのがベストです。

ちなみに、2次試験における様々な”事故”については、べりーの過去記事が秀逸ですので一度参考にしてください。(私の様な次元の低い事故ではなくもう少し上位レイヤの事故を防止する方法です。)

べりー流事例研究◇【実録】2次試験での事故の意味とリアル事故現場

4.メンタルコントロールが大事

最後に、言うまでもなく、メンタルコントロールって大事ですよね。昨年の今頃、こんな記事を読んでました。

試験本番でパニックを起こさないためにこれからやるべきこと(9代目きゃっしい)

緊張する度合いは人それぞれです。緊張しがちな方でもそうでなくても、当日は、ウソでもいいから自分に自信を持っていくしかない。そのために音楽や何かしら儀式的な動作でスイッチを入れるトレーニングもいいですね。

でも、当日に自信を持つためには自分が後悔しないだけの「量」はやっておくことが必要です。中身はさておき、私の10月試験までは、過去にないくらい自分としては出力全開でやってたと思います。ここの追い込みが中途半端だったら、事例Ⅲの事故の時、あの時手をぬいたからこういうミスしても仕方ないという気持ちが先行し、もっとひどい状況になってたかもしれません。

直前期、10月からの追い込みは、最後に自信を持って試験本番に臨むための安心感を積み上げる時期と言えます。

当日100%のコンディションを維持しきって事例Ⅳまで終えることが理想形ですが、仮に何かしらの事故や体調不良でそうでなくなったとしても、大崩れせずにギリギリで踏んふんばれる「体力(耐力)」をつけておく。これはそれなりの学習量を積み上げることで身に付けられるモノだと私は思ってます。

 

2次まであと少し。ご健闘をお祈りします。

以上、3chでした。

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2次試験:当日やらかした事故【中小企業診断士試験】”へ5件のコメント

  1. サカナクション より:

     3CH さん

     アドバイス、ありがとうございます。

     時間は作れそうなので、アドバイス通りやってみます。

     

  2. サカナクション より:

     令和元年の事例Ⅲのような事例にでくわした場合の対策として、新しい過去問にも取り組みたいと思っているところですが、過去問は24年までは解きました。

     対策に使える教材は、23年より以前ということになりますが、古くて傾向が違うので、やらない方がいいかも。 

     とかいう事はありますか?

     傾向が違う過去問を解くよりは、近年の過去問を繰り替える方がいいですかね?

     アドバイスをいただければありがたいです。

    1. 3ch より:

      サカナクションさん、コメントありがとうございます。
      過去問の範囲ですが、H24年度まで解かれたなら、事例対応のための過去問分析としては十分な範囲と思います。
      私なら、直近の過去問にウェイトを置いてしっかり繰り返し解く(その中でも特にR01-H28)のを重視し、模範解答や解き方と自分の思考や解答時のクセをしっかりと復習します。さらにその上で余裕があれば、初見問題に対峙した時の自分の対処能力を試すと言う位置付けで、H23、H22あたりを80分計測して解き、解法プロセス、タイムマネジメントのチェックを行うと思います。(本番1週間前くらいのタイミングで)
      なお、私は、H24まで解いていましたが、直近の事例ほど回数を多めに解いてました。なお、事例4だけはH19くらいまで遡っておりました。
      あと少しですが、まだまだここから事例数を稼いでの勝負ですから、頑張ってください。道場メンバー一同応援してます!

  3. TK より:

    3chさん

    有益な情報ありがとうございます。過去問回してますが、ちょくちょく記入欄を間違えるといったミスをやるので最近は特に留意してますが、今一度その重要性を見つめ直す機会となりました。また消した後の汚さも気になってましたが、消しゴム一つで改善の余地がありそうですね。早速買ってみようかと思います。当日は受験番号未記載と記入欄間違いせずに取り組みます。ありがとうございました!

    1. 3ch より:

      TKさん、コメントありがとうございます。
      有益な情報と言っていただけて嬉しいです。私は制約条件再確認、与件文重視、社長に寄り添う、因果で書く、、など中身に必死で基本的な所作まで気が回っていませんでした。本記事がきっかけに少しでもその辺に意識を向けていだけければ幸いです。
      この消しゴムいいですよ笑
      本番ではあまり活躍の機会がない方が良いですけどね。
      あと少し、頑張ってください!道場メンバー一同応援してます!

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