口述試験に向けて【中小企業診断士試験】

口述セミナー@オンラインのお知らせ
セミナー日:2020年12月12日(土)午後を予定
募集開始日:2020年12月11日(金)昼12時より
当日の時間などの詳細はコチラ

※今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、
直接対面による口述セミナーは行いません。
あらかじめご了承ください。

 

3chです。いつも一発合格道場Blogをご覧いただきありがとうございます。

いよいよ2次筆記の合格発表が迫ってきましたね。。

私は1年前、合格発表日が近づいてきたら急にイヤな気分になってきました。。受かっているという気持ちは全くなく、どうやって来年に向けて気持ちの区切りを付けようかばかり考えてブルーになってました。

発表当日、昼休みにスマホで自分の番号を見つけた時は、全く合格するとは思っていなかったので、本気で別の地区を間違えてクリックしたと思ってしまい、3度見くらいして、妻に間違っていないか検証してと受験票の写真とスクショを送りました。嬉しさが込み上げてくることはなく、とにかく口述試験やばっ、事例忘れかけてる・・どうしよ、全然時間ないやん、、、とりあえず、忘年会シーズン真っ只中、急遽翌週の飲み会を全てキャンセル。バタバタの中、なんとかプライベートの時間を確保して口述対策を一気に進めました。本日はそんな口述対策でどんなことをしたかを記事にしたいと思います。

ちなみに、診断士の勉強を開始された方にとって、「口述試験」と聞くだけでハードルが高そうなイメージですが(私もそう思ってました)、診断士の口述試験はほぼ全員が合格できる試験であるため、2次筆記合格後の準備で十分対応可能で、特に前々から対策をとる必要はありません。面接が苦手な方(得意な方は少ない気がする・・)でもなんら問題ありませんのでご安心ください。

 

口述対策セミナーとは?

口述セミナーについてはべりーの記事をご参照ください。合格発表当日、口述セミナーは一瞬で埋まりますので、受講したい場合は合格発表当日の午前中にすぐに申し込んだ方が良いです。今年はオンラインでの実施がほとんどだと思いますが、合格者の数も増え、限られた枠に全国から殺到すると思います。迷ったら最初に全国の合格者同士がつながる場として申し込んでおいた方が良いです。そこで初めて知り合った方々とは今でも診断士活動を一緒にやっています。

場慣れという面では、模擬面接で受け答えのコツなどを事前にシミュレートでき安心です。緊張する私ですが、口述対策セミナーで場慣れでき、本当にありがたかったと思ってます。受かる試験とは分かっていても、自分一人だけ落ちるかもしれない、、、とついつい思ってしまいます。口述対策に参加するのは、そうした不安感を払拭するのが最大の目的ですので、少しでも不安があれば参加された方が良いです。ただ、申し込みいっぱいで出席できなくても何も心配することはありません。

口述試験の難易度は?

口述試験はよく言われているように、遅刻しないことと、一言も発しないことをしなければ、誰もが受かると言われています。

実際の口述試験でも受験校や受験生支援団体の予想問題ほど難しい論点を聞かれることはありませんでした。事例Ⅰ〜Ⅳの与件文をしっかりと覚え、中小企業診断士として当たり前の考え方を答えるのみです。設問文にないことや、事例の事実関係から飛躍した内容も聞かれました。内容は難しくないです。特に受験校の想定問答を見ると、こんなの初見でいきなりきたら即答ではスラスラ答えられない問題が多く、ちょっとビビってましたが、明らかに本番より難易度が高いです。(と、去年も色々な人から言われていましたが、当事者からすると自分だけ落ちるんじゃないかと不安になってしまいますね。)

当日は会場入りと同時にやはり緊張しましたが、待合室では口述セミナーで知り合った方が多くいたので、冗談をかわしながらリラックスできました。口述セミナーに参加したのが当日になってホントよかったと実感しました。時間になると面接会場にひとりまたひとりと連行されていきます。面接会場では、面接官とは長机を8つくらい挟んで4−5mくらいのい距離をおいて座りました。一般的な採用面接などよりも距離がある感じです。ちなみに、こちらの足元は机に隠れて相手方から見えないので、これだけでもリラックスできました。

ちなみに、私の試験官は2人ともとても優しい方で、穏和な雰囲気で面接が進み、非常にやりやすかったですね。正直、タキプロの口述セミナーの方が圧迫感満載でした・・。

 

口述セミナー以外にどんな対策をしたか?

口述セミナーに参加すること以外では、以下の対策を行いました。

1)事例の読み直し

自分の回答を見直しながら、一部軽く解き直し、与件文を頭に叩き込むことをしました。とりあえず与件文を読み返すだけではダメだと思い、与件文を声に出して読んでスマホに録音→通勤時間で聴きながら与件文の論旨展開をイメージする、という苦行を続けておりました。通勤時間中、昼休み中、自分の声をひたすら聞き続けるのはなかなかの苦行です。修行僧の境地に達する勢いでした。

2)XMind(MindMap)で事例を整理
予備校の口述対策問答集で問われている論点などをヒントに自分なりにMindMapツールで整理しました。XMindはマインドマップを作成できるフリーのツールです。参考までに令和元年度に私が作成したマインドマップを紹介します。口述試験の1週間で作成したものであるので細かな点での不備はご容赦ください。こういうまとめ方もあるよという参考例としてご活用いただければ幸いです。(正直なところ、ここまでやらなくても大丈夫です。)

XMindのダウンロード→こちら

令和元年度事例整理MindMapサンプル(XMind形式:Zip圧縮)→こちら

(著者の許可なく一部又は全部の引用・転用・転載は固くお断りいたします。)

ちなみに、XMindは手っ取り早く複雑な事象を整理したいときに使えます。ツリーを自由に追加したり変更できるので、ExcelやPowerPointで書こうとするより簡単にツリーで整理できます。仕事でも要件体系の整理やいろんなことをやらないといけないときのタスク整理、複雑な事象が絡むトラブルの原因分析などの”初動段階”にて、MindMapで自分と関係者の頭の中を交通整理しています。私は1次対策の知識整理で使っていました。→参考記事

3)想定問答集の繰り返し

想定問答集と模範解答を口に出して復唱してました。その内容を2)のMindMapに反映しつつ、繰り返し自分の言葉で説明するトレーニングを行いました。(使用した教材はTAC、AAS、タキプロです。)

4)自宅で模擬面接
問答集をもとに妻に面接官役を2、3回やってもらって、即答できるように繰り返しました。得意なことが早口になる傾向があるので、ゆっくり喋ることを心掛けました。あと、面接にあたって、妻に事例企業についてどういう会社で、どういう強みがあって、どういう課題があって社長はこんな人で。。。って15分くらいで説明していました。何も知らない人に対し、2)のMindMapと与件文をイメージしながら、口頭で説明することで、より頭の中が整理ができました。
しかし、ネイルサロンならまだしも、葉タバコ乾燥機や熱処理炉の話を嫌な顔せず延々夜中に聞いてくれた妻にはホント頭が上がりません。。

 

口述試験当日

当日は遅刻しないこと、体調万全で行くことを心がけ、前日も早く寝ました。1次、2次筆記の当日と同じ心得ですね。

会場にはゆっくり行って1時間前に到着しました。電車の遅延などを想定し、相当な余裕を持って到着できるように移動した方が良いです。名古屋会場ではスーツ+ネクタイ以外の服装でいらしゃった方は見かけませんでした。容姿は合否に関係ないと思いますし、ビジネスカジュアルも浸透している世の中ですが、スーツの方が無難です。

 

今年は暖かいとは言え、師走に入り寒くなってきました。くれぐれもみなさま体調にはお気をつけください。

2次試験受験された読者の皆様の合格を祈念申し上げます。

以上、3chでした。

 


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