試験の手ごたえと”+α” by ひろし

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試験、1週間前、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
本番が近づくにつれ、緊張して夜も眠れない方、早く試験を受けたくてたまらない方、いろんな思いの方がいらっしゃると思います。
そんな中でも「過去問で全然合格点に達しない」や「模試の点が思わしくなかった」、そんな風に考えておられる方もいらっしゃるかもしれません。
その気持ちは試験当日に近づくにつれ、あるいは試験が終わるまで日に日に大きくなっていくでしょう。
また、試験本番で最初の科目で失敗して残りの科目に悪影響を与えてしまった、そんな方もいらっしゃいます。
今日は、そんな方に送るお話です。
某所にて
兄ちゃん、道場のメンバーってキャラ濃い人多いよな


誰よりも濃いアンタに言われるとは思わんかったな
兄ちゃん、よぉ埋もれんとやってるな


そこはなんとか個性を出せるようにがんばってます
数少ない自慢
14代目はなかなか濃いメンツがそろっており、みんな優秀で日々いろんなことを学ぶばかりです。

コミュ力最強。
誰とでも仲良くなれる
ITやシステム系が得意
道場のインフラ担当


カラオケ得意
とかとか。
そんな私は、この14代目メンバーの中では転職回数以外抜きんでてるものがないのですが、唯一自慢したいことがあります。
1次試験 500点超(510点 得点率72.4%)

このタイミングで得点自慢って、ほんまヤラシイ奴やな
ただ、実はもっとすごい人がいて

6科目で460点(得点率 76.7%)
情シスは免除

感染症の回復直後で体調不十分の中、492点
(しかも勉強時間は超ド短期)
などなど。
先代まで探すと

1次試験580点(詳細記事)
とか少々意味がわからない得点の人を筆頭に、

512点
とか

509点
とか、500点超の人はなんぼでもいます。
なので、正直なところ自慢になりませんし、ぶっちゃけ420点以上とれば何点だろうが何の違いもありません。1次試験合格という事実は一緒です。
加えて、得点が高かったのは運がよかったところも多分にあると考えています。(経営法務の易化とか、難化したのが得意な財務会計だったとか)
今日はそんな僕が(運も手伝って)510点をとれた時の裏側のお話をします。
本番の手ごたえ
そんな、1次試験の結果で自信がついた僕ですが、本番の試験を終えたときの手ごたえはどうだったのでしょう?
余裕で合格?
いえいえ、違います。
これは7科目目の中小企業経営・政策の問題用紙の最後に書いた走り書きです。
試験時間が残り5分を切り、途中退出もできなかったので、自分自身の出来栄えを計算していました。ちなみに右にある「難」「普」「易」は自分自身の手ごたえと合わせた想定の難易度です。
いかがでしょう?

字が汚い。
経済の「けい」くらい漢字で書けよ。


うるさいなぁ。
走り書きを人様に晒すとは思ってなかってん・・・。
一番右下の「難」がおかしい。
各科目の得点と合計が一致してない。


細かいトコロはええねん!!
はい、あまりに悪筆なので清書版+試験後の自己採点結果も横におきます。

400~450点、正直「ギリギリ合格圏内に入っているかどうか」という感覚でした。
なんなら、中小は足切りさえ覚悟していました。
しかし、実際の点数を見てみると全体で60~110点、ほとんどの科目で10点くらいの認識のズレがあります。
自分の実力をきちんと理解できていない、と言われるかもしれませんが「少々できが悪いと思っていても「+α」がある」そんなもんです。
ちなみにわたしは難易度の評価もあんまり正確ではなかったようです。経済と会計は昨年に比べると難化していたのですが、本番は初めての試験で緊張してたせいか、そもそも問題が難しいのか、自分がわかってないのかも理解してなかったです。
僕の場合は、緊張のしすぎで状況が読めていませんでしたが、「難しい」と感じたら、他の人も解けていない、と割り切るもの重要です。
なぜ「+α」がとれたのか?
じゃあ「+α」の得点はどこからきたのか?
それは、この人たちの記事が関係があります。

2択で間違えない方法
「さらに正答率を上げるために」

一次試験まで3週間!悪あがきのHOW TO
「わからなくても粘る!」
私が「手ごたえ」と呼んでいたのは「解けた」という自信です。逆にいうと手ごたえがなかった問題は失点と考えていました。
しかし、わたしが失点と捉えていた問題の多くは、選択肢を削って、2択、ないしは3択に絞ったものでした。
この記事の余談(得点と確率の話)でも書きましたが、たとえわからない問題でも選択肢を絞ることで得点できる確率は少しでも上がります。
たとえわからない問題だろうと、論理的に選択肢を削ることは忘れないでください。
手ごたえと実際の乖離が一番大きかった中小は、自信がないなりに答えを二択まで絞った問題が多かったです。その結果、「運よく」正答でした。半分も解けた自信がなかったのに、合格点を取れることもあるんです。
試験の最中や終わった直後というのは解けなかった問題のことに頭が残ってしまうものです。
でも、大丈夫。本当にわからなかった問題でも解答をマークさえしていれば、20%以上の確率で正解です。
期待値を考えると25問・4択の試験であれば、マークするだけで1点とれるんです。2択まで絞れば2点です。
思った以上に点数を底上げしてくれます。私の場合はそれが全体で60点超の底上げでした。
少し精神論的な話になってしまいますが、自分自身が時間をかけて勉強した科目ほど、そして最後の最後まで諦めずに考え抜いて選択肢を絞った科目ほど、この+αの底上げは大きいように思います。
もう一つの「+α」
では、ほかにも思わぬ形で点数が上がることはないのでしょうか?
いえいえ、診断協会が模範解答と配点を公開する8月7日以降ですら、まだ点数が上がる余地はあります。
直近10年の没問や難易度調整のための得点調整をまとめました。
試験年度 | 科目と背景 | 追加配点 |
---|---|---|
令和4年 | 運営管理と情報システムで没問。 それぞれ1問ずつが全員正解に | +6点 |
令和3年 | 中小企業政策で制度変更により没問。 2問が全員正解に。 | +5点 |
令和2年 | 特定の試験会場で、経済の問題用紙配布が遅れたため加点 | +1点* |
令和元年 | 特に得点調整なし | ー |
平成30年 | 経営法務の難易度が高かったため調整 | +8点 |
平成29年 | 経営法務の解答発表にミスがあったため、受験生全員が正解に。 | +4点 |
平成28年 | 試験全体の難易度を勘案し、総得点の59%で合格となった。また、情報システムで、難易度を勘案し得点調整。 | +11点 |
平成27年 | 特に得点調整なし | ー |
平成26年 | 財務会計で没問。1問が全員正解に。 | +4点 |
平成25年 | 経済で難易度を勘案し得点調整。 また、ある会場の運営管理で試験時間が短く、その分を調整(+1~2点) | +4点+α* |
多くの年で没問などによる得点調整が入っているのです。
令和4年は 運営管理と経営情報システムで計6点の調整がされました。たった6点と思うかもしれませんが、されど6点です。これにより合格点に達する方も少なからずいます。
また、没問に限らず、平成28年のように問題が難しかった、令和2年のように試験時間に問題があったなどの理由で調整が入るケースもあります。
万が一、試験会場で何か事件が起こっても冷静になってください。(多かれ少なかれ何か起こります。)
試験が始まってからできることは問題を解き、解答をマークシートに記載するのみです。その場では、できるだけ落ち着いて、試験と向き合ってください。
決して最後の最後まで諦めないでください。
最後に
そもそも本番まで私は、初見の過去問で500点以上など取ったことありません。
直近の模試の点数にいたっては7月頭に受験した某模試が351点で、法務は足切りの28点でした。
そんな私でも本番では全科目合格点に達することができました。文句なしに今までで一番出来がよかったです。
模試が悪かった人、過去問を通して解いたけど合格点に達しなかった人、苦手科目の足切りが心配な人、いろんな不安をもってる人がいると思います。
月並みな言葉ですが、
大丈夫です。
自信を持ってください。
試験本番、最後の最後まで(なんなら得点調整のおかげで試験が終わった後も)得点は伸びます。
1次試験前の私の最後の記事となりましたが、これを読んでくださった方々には、そんな諦めない気持ちを1週間後の試験会場にもっていってほしいと思います。
道場の2次セミナーやココスタの勉強会で皆さんとお会いできることを心よりお待ちしております。
なるほど、なるほど
あんた、試験結果の認識ですらビビってたんやな


まぁ、そーやな。
採点結果がでる月曜の前夜も寝れてなかったし・・・
みなさんは、兄ちゃんみたいにならんと
自信もって頑張ってな~
おばちゃんも応援してるで~

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
残りの1週間、体調管理に気を付けて、悔いの無いよう頑張ってください!
明日はアストロの出番です。よろしく!!
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ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
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手ごたえと実際のスコアがここまで、乖離があるとは驚きです!
残り1週間、悔いのないよう時間を使いたいと思いますっ!!
ぽんさん、
コメントありがとうございます。
本番の緊張がよい方向に働き、思った以上の結果が出ることは往々にしてあります。1次試験を2ヵ年突破で計画立てていた人が、1年目にそのままストレートで合格していった例も知っています。
本番で精いっぱいの実力が出せるよう、悔いのない時間を過ごしてください。応援しています!