FP&Aって何する人? by ひろし

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本日のお題

ひろし
ひろし

まいど、どーも!
ひろしです。

受験生のみなさんは試験後の緊張もひと段落している頃かと思います。

この時期くらいになると去年の合格者に動きが見えてきます。一つは、7~9月の実務補習を終えて診断士登録を完了する人が増えること。もう一つは、診断士の活動が少しずつ見えてきて、今後のキャリアを考える人が増えること。

今回は「キャリア」という観点から私の本職についてお話しします。自身の経験をもとに書いているので、私見が多分に含まれていること、ご了承ください。

某所にて

ひろし
ひろし

私事ですが、10月2日付で中小企業診断士に登録することができました!

今までと何がちがうん?

トラ柄のおばちゃん
トラ柄のおばちゃん
ひろし
ひろし

晴れて肩書から(登録予定)が取れて一人前に「中小企業診断士」と名乗れます。

今まで診断士のヒヨコやったもんな。
ヒヨコやったビビりの兄ちゃんが一人前のチキン*になったんや?
おめでとーさん。

*チキン:臆病者の俗語

なんか悪意がある言い方ですね。
でも、ありがとうございます。

FP&Aって何する人ぞ?

さて、そんなチキンなわたしですが、本業はスタートアップ企業で「FP&A」というお仕事についています。

FP&AとはFinancial Planning & Analysis(財務計画と分析)の略で、その名がさすように、財務情報に基づいた計画の策定と、経営判断のための分析を行う部署・役割です。

なんのこっちゃ、よぉわからんわ

トラ柄のおばちゃん
トラ柄のおばちゃん
ひろし
ひろし

自社の経営計画を作ったり、その結果を分析したりする仕事ですね。

外資系の企業では一般的な職種ですが日本企業ではまだあまり馴染みのない言葉かもしれません。

実際に道場のメンバーにも

ベスト
ベスト

お前は何ができるのかわからん。

さや
さや

ひろしの仕事はイマイチわからない。

トロオドン
トロオドン

聞いたことない。

などと言われてきました。

しかし、一方で近年FP&Aというポジションは日本企業でも取り入れられ、注目が集まりつつあります。
(外部の記事に飛びます。)

ミニCFOが挑む脱・縦割り改革 富士通「FP&A」導入

日本企業の間で会計やファイナンスの専門職「FP&A」を導入する動きが広がり始めた。事業部ごとに配置する「ミニCFO(最高財務責任者)」の役割で、予算管理など経理・財務部の業務に加え、経営戦略も立案する。

日経ヴェリタス2023年9月10日号

資生堂やNECも設置するFP&Aとは~経理財務パーソンは「専門家」から「経営のパートナー」へ

日本においては主に経営企画部門が担ってきた役割ですが、グローバル企業の資生堂や、2020年度にFP&A部門を新たに設置したNEC、その他にも投資ファンドがスポンサーを務める企業などにおいて、昨今日本企業でもFP&Aという職種が普及し始めています。

GLOBIS ブログ(投稿日:2021.07.12 更新日:2023.09.01)より 

CFOへの中間点「FP&A」とは何か

明示的にFP&Aという職種や制度を導入していない企業でも、戦略を描く「経営企画」や「事業企画」の一部機能と計数を管理する「財務企画・予算」を統合したり、企画と数字の両方に精通した人材の育成に取り組んだりしているケースが増えています。

Diamond online (2023.7.2 4:20)

今日はそのFP&Aがどんな仕事なのか、をお話ししたいと思います。

FP&Aをもつ組織

あまり馴染みがないFP&Aですが、全く新しいポジションかというとそうではありません。日本企業では「経営企画」や「経営戦略室」と呼ばれるポジションが一番近いかと思います。

経営企画が一般に経営者(社長)の直下にあることが多い一方で、FP&Aは「財務・経理部門」の下に属するチームで、CFOにレポートし、会計や財務分析の知識や経験を持つことが前提となります。

このような体制の中で、経営企画が各部門を上の視点から俯瞰的に見るイメージ(下図左 参照)となります。ただ、この経営企画が”上から”見ることを、「経営管理と各事業に乖離がある」と表現する人もいます。

一方、FP&Aは組織の中で他部門を横断的に見るイメージ(下図右 参照)となります。マトリックス型の組織となり、各部門の中に入っていって、分析・管理をします。

大きなFP&A組織を持つ企業では、FP&Aは「財務・経理部門」の下に属するものの、「~事業部担当のFP&A」と事業部ごと分かれたり、「製造部担当のFP&A」「営業部担当のFP&A」という風に各部門ごとに分かれたりする形でFP&Aの担当者がおかれることもあります。加えて、それら各担当から集めた情報をまとめる担当(下の図では「統合」と呼んでいます。)を置くケースもあります。

特に外資系企業だと事業が複数の国にまたがるので、国(地域)ごとにFP&A担当者を置き、その地域の環境や状況に専門性を持たせることが多いです。

FP&Aの業務内容

FP&Aが具体的な業務の例をいくつか見ていきましょう。担当部門によって業務が異なることもありますが、一般的なものを紹介します。

事業計画の策定

まさに、FP&Aの”P(Planning)”の部分です。

財務的な観点から将来の事業目標に基づいて、将来の予算計画を策定します。企業にもよりますが、1年間の短期計画と3~5年の中期計画を作ることが多いです。

収益と費用の予測から予想P/Lや予想C/Fを作りますが、このためには事業がわからの情報が不可欠となります。企業の中期的な目標から短期的な目標経営方針から事業戦略、に落とし込んで、各事業部・各部門と相談しながら作っていきます。

どれくらいの売上目標とするか?そのために必要な販促活動は?販促活動を行うために必要な人員数は?利益確保のために抑えるべきコストは?などを喧々諤々と議論しながら進めていきます。

会社や組織の大きな方向性を決めていく大事な業務です。

予実分析とレポーティング

予実分析とは、予算と実績の差異分析のことです。上のように事業計画で作った予算に対して、実際の業績結果がうまく進捗しているかを分析します。FP&Aの”A(Analysis)”のほうですね。これらを報告書にまとめて経営陣や関係者に提供し、必要な意思決定の判断材料としてもらいます。

売上は好調なのか不調なのか?その原因は何なのか?改善のためにどのような施策を取る必要があるのか?

時には必要な施策の提案まで行い、関係部署とその施策の進捗もモニタリング・報告していきます。

戦略的意思決定のサポート

会社が大きな意思決定を行う際に必要な判断材料を提供するのもFP&Aの役目の一つです。

例えば、小売り業であれば新店舗設立や不採算店舗撤退の判断、製造業であれば新しい機械の導入や外注・内製化の判断、他にもM&Aや組織拡大・縮小の判断など。これらの意思決定を行うための分析や情報提供を行います。

これらの業務は期日が短く、作業量も多い業務です。特に組織がからむ意思決定は秘匿性も高く、精神的な大変さもあります。

ひろし
ひろし

がっつり事例Ⅳで出てくるお話しですね。

みんなが苦手なNPVとかまさにせやな。

トラ柄のおばちゃん
トラ柄のおばちゃん

各種プロジェクトへの参加

こちらは番外編な気もしますが、FP&Aは特性上、色んなプロジェクトに巻き込まれます。上述の通り、大きな意思決定を伴うプロジェクトでは分析と情報提供の役割を担いますし、ERPやBIツールなどのシステム導入にも参加することが多いです。(ユーザーとして使うことが多いので仕様確認やテストに参加します。)

また、他部門と接することが多いため、いろんな種類の部署が集まるプロジェクトで財務・会計の観点から意見を出す立場として参加を求められることも多いです。

FP&Aで求められるスキル

そんな業務を行っている、FP&Aで求められるスキルソフトスキルハードスキルの2つの側面から見ていきます。

そふとすきる」と「はーどすきる」って何?

トラ柄のおばちゃん
トラ柄のおばちゃん
もの知り おのD
もの知り おのD

ソフトスキル
「人間関係やリーダーシップなどの人間的な能力や特性」
ハードスキル:
「特定の仕事において必要な具体的な専門知識や技術」
ですね。

FP&Aで重要なハードスキル

【会計・財務分析能力】

ファイナンスの組織の中にいるので会計知識は必須です。

本来の役割は財務分析に特化しているものの、経理部がどのような会計処理をしているかを把握しているほうがB/S、P/L、C/Fがどのようにつながっているか理解しやすい、仕訳ミスなどの問題点に気づきやすい、などのメリットがあるので、会計記帳である簿記の知識を持っているに越したことはありません。

【データ分析やITスキル】

財務分析だけでなく市場分析や顧客分析も行うことがあるので分析能力は重要です。業務の為にSQLの知識を必須としている企業もあります。

これらの情報を取るために会計用ERPやBIツールの使い方に慣れている必要がありますし、そもそもこれらのシステム導入に駆り出されることもあります。

加えて、事業計画の策定には、数値データを用いて将来の業績の予測シナリオを作る「財務モデリング」というスキルも必要です。このスキルの裏にも分析能力やITに関する知識が大事になってきます。

【語学力】

外資系のFP&Aで働く場合、国内の経営陣のみならず、海外にある親会社も業績報告の相手となってきます。(そもそも国内の経営陣が外国の人の場合もありますが・・・。)

この場合、だいたいは外国語での業績報告が必要となります。流ちょうな言葉でなくとも、わかりやすく、論理的に外国語(だいたい英語)で説明するスキルが必要です。(特に「追加予算くれ」などの交渉は論理的な説明が求められます。)

また、プロジェクトに参加したり、業務を引継ぎしたりする場合も国をまたいで行われるケースが多いので外国語の能力が求められます。

【事業や戦略に関する知識】

計画を作ったり、業績を報告したりするときに、ただ数字だけを見ていても説明にならないことがあります。その数字の裏にある背景、例えば天候、為替、国際経済などの外部環境、自社製品の特長や競合の動きも理解しておく必要があります。

特に計画策定時は事業方針や各部門の目標をきちんと理解していないと不十分なものができてしまうため、事業に対する理解は経営陣と同じ視点で持っておくべき、と言われています。(上で紹介した記事で、ミニCFOと言われてる理由です。)

兄ちゃん、ぜんぶ持ってるの?

トラ柄のおばちゃん
トラ柄のおばちゃん
ひろし
ひろし

正直、微妙なやつもあります。

FP&Aで重要なソフトスキル

【コミュニケーションスキル】

社内の各部門、様々な人と仕事をすることになるので多くのコミュニケーションが発生します。自分の考えをわかりやすく端的に説明したり、人々の話を聞き取ったりする機会が非常に多いです。特に会計以外の部門の人と話をするときは専門用語を使わない相手の分野でよく使われる言葉は理解しておく、などの注意もコミュニケーションの中では必要となります。

【プロジェクトマネジメント】

予算策定やシステム導入は、複数の関係者を巻き込んで決められた期限までに準備する必要があるため、プロジェクトマネジメントのスキルが必要になります。「目標利益」→「目標売上」→「必要な投資とコスト削減」などのように、情報を集める順序も大事です。全体の動きと個々のタスクの進捗状況、両方を見る必要があります。

【柔軟性】

計画通りに事業が進むように準備し、情報を出していくのがFP&Aの仕事ですが、まぁビジネスなんてだいたい思ったようにいきません。常に計画通りに進むわけではなく、様々な要因から計画と現実に乖離が現れます。このときに、状況を判断して新たな情報を提供し、事業の方向性を修正する柔軟性が求められます。環境や状況の変化に対する適応能力と言い換えることもできるかもしれません。

【論理的思考】

経営陣に事業の状況を説明したり、あるいは計画を作ったりするときに直感で進めるわけにいきません。物事のつながりや因果関係を理解して、表現できる論理性が必要となります。特に、業績報告をするときは「何が原因でこの結果になったのか?」「改善させるには何が必要なのか?」などを説明しなければいけないので、

兄ちゃん・・・
ほんまにぜんぶ持ってるん・・・?

トラ柄のおばちゃん
トラ柄のおばちゃん
ひろし
ひろし

ほっといてください!

FP&Aのポジションで優遇される資格や経験

では具体的にどんな人がFP&Aのポジションに求められるのでしょうか?

私が転職サイトで見たり、エージェントから受け取ったりするFP&Aのジョブディスクリプションには以下のような条件が書かれています。

【職務経験】

年次や管理職/非管理職などにもよりますが、

監査法人やコンサルティングファームでの勤務経験

同業種での業務経験

・グローバル企業やスタートアップなど、似たような環境での勤務経験

などが優遇されます。特にマネージャー以上のポジションだと即戦力とするために同業種や類似環境の経験は評価される傾向が強いようです。

【資格】

  • US CPA(米国公認会計士)
  • MBA(経営学修士)

が、よく優遇される資格として書かれています。

なかなか重い資格を求められますね。

ひろし
ひろし

残念ながら私は両方とも持っておりません。

【知識】

資格として必須ではないですが、会計の知識や語学力が求められることが多いです。

日本人が面接官の場合は、

  • 簿記など会計知識
  • TOEICなどの語学系資格

などが評価されることもあります。

日系企業のFP&Aだと語学力の重要性は下がるかもしれません。一方、外資系や在外子会社を持つ企業だと英語はほぼ必須となってきます。

ひろし
ひろし

こっちは一応もっています。

15~20年くらい前の話やん。

トラ柄のおばちゃん
トラ柄のおばちゃん

FP&Aと診断士資格の関連性

さて、FP&Aとはどんな業務か、をお話ししてきましたが、それが中小企業診断士とどのように関係していくのでしょうか?

まず、今までの経験上、FP&Aポジションの転職で中小企業診断士の資格がプラスになる、と明記されているのを見たことはありません。MBAやUS CPAの保有が推奨されることはありますが、外資系に多いポジションという性格もあって日本特有の資格は国際資格に比べて評価されにくいのかもしれません。

一方で、実態としては中小企業診断士の資格はFP&Aの業務と親和性が高いのではないかと考えています。

上で紹介したFP&Aに必要なソフトスキル、ハードスキル共に診断士の業務とつよい関連を持っています。

会計やIT、事業戦略は診断士の1次試験にも出てくるしな。

トラ柄のおばちゃん
トラ柄のおばちゃん

他にも、日本国内でFP&A業務を行うのであれば、国内の法や規制に関する知識は非常に重要です。経営法務企業経営理論(特に労働法規)、中小企業政策(外資系企業は税制等の有利さや手間も鑑みて、資本金を抑えて国内では中小企業に該当する場合も多い)などが役に立ちます。

また、他の部門と協業することが多い点から、幅広い範囲を勉強する診断士試験は今までに触ったことがない分野の勉強をするという観点でも役に立ちました。

ソフトウェア開発のチームと話するときに開発プロジェクトの進め方についての基礎情報を持っているだけでも、わざわざ「それってどういう意味ですか?」って聞く必要がなく、スムーズな会話ができ、相手から信頼を得られやすくなります。

中小企業診断士が「経営コンサルタント」の資格ですが、FP&Aの役割は会計バックグラウンドを持った「社内コンサルタント」だと考えています。

日本でFP&Aの業務がメジャーになることに合わせて、そこに中小企業診断士が入っていけると両者の活性化につながるんではないかと思ったりする今日この頃です

なるほど、なるほど

なんか、わかったよーな、わからんよーな

トラ柄のおばちゃん
トラ柄のおばちゃん
ひろし
ひろし

実際の業務ってわかりにくいですよね
日系大手の経営企画にいるさやの仕事も聞いてみたいところです。

ぜひ、他のメンバーのお仕事もきいてみて!

トラ柄のおばちゃん
トラ柄のおばちゃん
ひろし
ひろし

少しでもFP&Aという業務に興味をもってもらえればうれしいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

明日はアストロです!

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FP&Aって何する人? by ひろし”へ6件のコメント

  1. まさの より:

    ひろしさん
    丁寧な返信を頂きありがとうございます。

    ご存じのように先日2次筆記試験の合否が発表がされましたが、
    無事に合格していました。

    合格するとは思っておらず、登録養成課程に進みつもりで各学校のカリキュラムと学費の調査、入試時に提出する論文の作成、奨学金・給付金・教育ローンの手続き方法の確認などは入念にしていたのですが、合格していた場合の行動についてはまったく検討していなかったので、何をやればよいかわからず、一発合格道場のBlogを読んだり、口述試験対策を行っています。

    FP&Aについては石橋先生の本を読んでいますが、中小企業診断士の試験と被る部分が多く、以前よりも深く興味がわいてきました。キャリアチェンジが可能か引き続き検討していきます。

    皆様、OPEN DAYのコメント欄に合否の報告をしていますが、こちらの記事が一番、自分の人生に影響を与える可能性が高いですのでこちらに報告させて頂きました。

    ひろしさんを始め、皆様の記事を見られるのは後わずかですが最後まで楽しみにしております。

    1. ひろし より:

      まさのさん、

      ひろしです。コメントありがとうございます、そして筆記試験合格おめでとうございます!!
      自分が書いた文章を読んだ方から「人生に影響を与える可能性がある」という言葉とともに、合格報告をいただけるとは夢にも思っていなかったです。感無量です。
      ぜひ、受験の経緯やこれからの目標も込めて、合格体験記にもつづっていただければうれしいです。

      おっしゃる通りFP&Aの業務は診断士の知識や業務と重なる部分が多く親和性が高いと思っています。今後、FP&Aのポジションが企業内診断士のキャリアパスの一つの選択肢になればいいな、と考えていました。中小企業診断士という資格やそこから得ることができる知識・経験がまさのさんの今後のキャリアにも繋がれば幸いです。

      我々14代目が書く記事は残り数回となりました。私の受験生支援団体としての活動も少しずつ終わりが近づいています。
      これからは中小企業診断士仲間として、今後ともよろしくお願いいたします。

      ひろし

  2. まさの より:

    大変興味深い内容ありがとうございました。

    自分はまったく畑違いの分野にいるのですが、FP&Aという業務があることを初めて知りました。
    現在、2次試験(筆記)の結果待ちの身で、落ちていることを前提に養成課程進学を検討
    しているのですが、MBA&診断士資格の大学院も検討しているところだったので大変
    参考になりました。
    自分のキャリアパスとして可能かどうか検討したく、出来れば関連団体や
    業界の著名な方の書籍等がありましたら教えて頂けないでしょうか。

    中小企業診断士試験とは関係の無い話題で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

    1. ひろし より:

      まさのさん、
      コメントありがとうございます。また、FP&Aの業務に興味を持っていただいてとてもうれしいです。正直なことをいうと、私自身はFP&Aとして出世した優秀な人間ではないので、あくまで参考と捉えてください。

      国内の関連団体であれば、私が知っているのは「日本CFO協会」でしょうか。
      私自身が所属しているわけではないので詳細はご自身でご確認いただければと思います。
      https://www.cfo.jp/

      また、業界で著名な方であれば、石橋善一郎先生や池側千絵先生が思いつきます。お二方とも、外資系企業で日本法人のCFOをつとめられたFP&Aの専門家で、大学・大学院でも教鞭をとっておられます。
      石橋先生はFP&Aに関する書籍を複数執筆されています。また、池側先生は中小企業診断士の資格を持つ、という点でも我々にとって繋がるところがあります。
      (残念ながら、お二方とも私はお話ししたことがありませんが)

      もし、会計系のバックグランドをお持ちであれば、中央経済社の「会計人材のキャリア名鑑」という本が参考になるかもしれません。FP&A以外にも会計という知識を活用する職種が多く載っており、キャリアを検討する材料の一つになるかと思います。

      中小企業診断士試験は皆様のキャリアを考える上で重要なことだと考えています。事実、診断士試験を経て、転職や独立などキャリアチェンジを考える人が多くいます。ご自身のキャリアに関するご質問やご相談も大歓迎です。

      1. まさの より:

        ひろしさん

        まさのです。丁寧な返信を頂きありがとうございます。
        石橋善一郎先生や池側千絵先生の本を注文しました。なかなか読み応えがありそうな物量ですので、気合いを入れて読みたいと思います。
        自分は元々IT系なのでバックグランドが異なる上に昭和生まれのオジさんなので、キャリアチェンジが現実的な選択肢なのか、キャリアチェンジしたとして自分の能力で社会に継続して貢献可能なのかなど、いろいろと考慮しながら、今後のキャリアについて考えたいと思います。

        重ね重ねのお礼になりますが、ありがとうございました。

        1. ひろし より:

          まさのさん、

          ご返信ありがとうございます。ひろしです。
          確かに少々重めの本かもしれませんね・・・。

          IT系の分野にもよりますが、会計の知識を活かされる企業・職種は多いです。実際、道場のおのDもIT畑ですが、会計系のERPの導入をしていましたし。

          ITの知識はFP&Aの職種でも他の職種でも、DXの観点から重要になってくると思います。
          まさのさんのキャリアが素晴らしいものになることを祈っております。

          ひろし

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