チャ.ラ.オーが教える経済学講座 ~1次直前対策~ by s.t.o
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お疲れ様です!
地方受験生の味方、s.t.oです!
いよいよ1次試験まで残り半月となりましたね。
本日もチャ.ラ.オーの経済学の授業をお届けします。
重要な用語について、意味や暗記法を教えるよ~
今日は『1次直前対策』!
過去の授業へのリンク
今までやってきた授業はここから振り返れるよ~
今日は1次試験の得点に直結しそうな用語を厳選してお届けするよ。
GDPに含まれるもの、含まれないもの
基本的には日本国内の市場でお金で取引するものはGDPに含まれます。
そのため、お金で取引しないもの(家事など)はGDPには含まれません。
例外的なケースを覚えておきましょう。
例外① お金で取引しないがGDPに含まれるもの
・農家が自分で農作物を食べたもの(他の人に販売できたものと考えます)
・持ち家の家賃収入(他の人に賃貸できたものと考えます)
例外② お金で取引するがGDPに含まれないもの
・土地の売買(名義が変わっただけで付加価値は生まれていない)
※不動産会社等が仲介した場合は、仲介手数料が付加価値(GDP)に含まれます。
名目GDPと実質GDP
物価を考慮しているか、考慮していないかです。
これは言葉通りではないでしょうか?
物価の影響を考慮しない実質のGDPが、実質GDPです。
実質GDP=名目GDP÷物価だよ。
ラスパイレス指数とパーシェ指数
次の3点に注意しよう。
①どちらも物価指数を表す
単純な暗記だけでなく、そもそも何を計算しているのか知っておくことは大事です。
②物価=今の価値÷昔(基準時点)の価値
計算するのは昔(基準時点)と比べて物価がどうなったか(何倍になったか)です。
そのため、今の価値を昔(基準時点)の価値で割るという考え方はどちらの指標も同じです。
③価値=単価×数量
ポイントはいつの数量を使うかです。
ラスパイレス指数
ラスパイレスの「ラス」は「last(ラスト)」の「ラス」です。
last yearは(去年=昔)だからね。
なお、ラスパイレス指標は、消費者物価指数に使われています。
パーシェ指数
「last(ラスト)」の「ラス」がないから「今」の数量だね。
なお、パーシェ指数は、GDPデフレーターに使われています。
パーシェ指数はGDPデフレーターに使われているんだね。
上記について詳しく知りたい方は、masumiさんの記事を読んでみてください。
今回の指標の紹介順(ラスパイレス(昔)→パーシェ(今))と覚えても良いかも!
乗数効果
国民所得の需給均衡式 Y = C+I+G = c(Y-T)+I+G について、T、I、Gの増加がそれぞれYにどの程度影響を与えるかという問題です。
Y = c(Y-T)+I+G の計算式を覚えておけば自力で計算できるよ。
基本的には1/(1-c)
租税乗数は-c/(1-c)
税金の増加(=増税)はマイナスのイメージだから-c/(1-c)だね。
補完財・代替財・独立財
グラフの形と具体例を覚えておこう。
暗記には、はっしーのビジュ合わせを参考にしてね。
公共財とフリーライダー
公共財の特徴は、①消費の非競合性、②排除不可能性です。
こちらも他の財も含めて具体例を押さえておこう。
公共財の関連ワードとして、フリーライダー問題があります。
フリーライダー問題
公共財の排除不可能性(お金を払わなくても利用できる)と非競合性(自由参加が可能)から、お金を払わず財を消費する人が大量に発生すること。
例えば、花火大会に皆さん無料で参加されていると思います。一方で、大量の人が参加することで警備の強化やゴミの処理に費用が発生してしまいます。その結果、財の消費(花火大会の開催)が困難となってきています。
スルツキー分解(価格効果=代替効果+所得効果)
先代が分かりやすい記事を書いてくださっているので、そちらを参考にしてください。
代替効果は常にプラスです。
逆選択とモラルハザード
ポイントは取引の前か後か。
事例も含めて覚えておこう。
逆選択
取引開始前に情報の非対称性で問題が発生すること。
例:中古車市場
中古車市場では、買い手(消費者)より売り手(店側)の方が、中古車の品質について多くの情報を持っています。その結果、売り手は品質の悪い車を早く販売したいと思うため、品質の良い車を買おうとした消費者が品質の悪い車を選ぶ(逆選択)問題が発生していました。
モラルハザード
取引開始後に情報の非対称性で問題が発生すること。
例:自動車保険
自動車保険契約後、いざとなったら保険料をもらえるという安心感から危険な運転をする。
パレート最適とナッシュ均衡
混乱しやすいし、説明も難しい・・・
パレート最適
お互いが得をする選択をした場合、両者にとって得といえる(最適な)状態のこと。
自分の利益を高めようと思うと、相手の利益を下げるしかない状態でもある。
相手のことを思ってこそ最適解を選べるんだね。
平和な世界だ~
ナッシュ均衡
相手が裏切ると思うと、この選択しかできない(均衡している)状態のこと。
パレート最適と一致しないこともある(例:囚人のジレンマ)。
相手を信用しないと間違った選択をしてしまうんだね・・・
ちなみにナッシュ均衡は1つとは限らないぞ。
おまけ
お疲れ様!
確認テストとしてベスト作成の問題に挑戦してみてね。
こちらからどうぞ~。
トロオドンの経済指標の予想もチェックしてね。
こちらからどうぞ~。
さいごに
明日はおのDの経営システム対策です。
Let’sスタD!
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