チャ.ラ.オーが教える経済学講座 ~お金(貨幣市場)の話~ by s.t.o

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お疲れ様です!
地方受験生の味方、s.t.oです!

本日もチャ.ラ.オーの経済学の授業をお届けします。

重要な用語について、意味や暗記法を教えるよ~

今日は『お金(貨幣市場)』の話!
過去の授業へのリンク

今までやってきた授業はここから振り返れるよ~
貨幣と債券

まずは基本的な用語から。
意味
・『貨幣=お金』という理解でOK。
・債券は、将来お金がもらえるチケットのようなもの。
・債券には、国債(国の債券)や社債(会社の債券)などがある。
・債券は、満期までの期間や発行元の信頼によってもらえる金額(購入金額+金利)が変わってくる。

・短期(主に1年以内に満期到来)の社債をCP(コマーシャルペーパー)という。
暗記法
将来お金がもらえる可能性によって金利が決まります。
= 金利によって、将来お金がもらえる可能性(債券の安全度)が分かります。
貨幣の投機的需要(L2)

貨幣と債券どっちを選びますか?
意味
・債券はいらないから代わりにお金がほしいという状態のこと。
・お金と債券のどちらを選ぶかは金利によって変わります。
金利が高い時 | 金利で儲かる可能性が高いため、債券を選びます。 |
金利が低い時 | 債券を持っていても損をする(債券が紙切れになる)可能性が高いためお金を選びます。 |
・このお金を選ぶ(貨幣が欲しくなる)ことを貨幣の『投機的需要』と言い、L2と表記します。
暗記法
金利が上がると債券が欲しくなる。
⇔ 金利が下がると債券は欲しくない。
=お金が欲しくなる。

金利が上がると債券が欲しくなるのは何となくわかるよね。
投機的需要はその『逆』のことを言ってるよ。

『投機的需要』って聞くと投資するためにお金が必要なように聞こえるけど間違わないようにね。
貨幣の取引需要(L1)

こっちは分かりやすいから安心して。
意味
・買い物するためにお金が必要ですよね。このことを『貨幣の取引需要』と言い、L1と表記します。
・所得が増えれば、取引需要も増えます。
暗記法

こっちはそのままかな。
貨幣需要

さっきの2つの合わせ技!
意味
・貨幣需要は、L1+L2(取引需要+投機的需要)で計算できます。
暗記法

ここは、ふ~んそうなんだ、で良いかな。
貨幣供給(マネーサプライ、マネーストック)

ここから重要度が上がるよ。
意味
・世の中に出回るお金(供給される貨幣)のことをマネーサプライ(またはマネーストック)と言います。

出張・巻末ゴゲン講座!
貨幣(マネー)供給(サプライ)だね。
・マネーサプライには、M1、M2、M3があります。
M1 | 手持ちの現金+普通・当座預金 |
M2 | M1+定期預金 |
M3 | M2+郵便局などの預金 |
暗記法
・後ほど登場しますが、間違えやすい言葉に、『マネタリーベース』や『ハイパワードマネー』があります。

覚え方には次のようなものがあるよ。
①英語の意味そのままを覚える。
②マネー○○は同じ意味と覚える。
③マネーS(Supply、Stockの頭文字)は同じ意味と覚える。

似たような言葉を入れ替えて選択肢が作られることがあるので注意だよ。
・マネーサプライの種類に関しては、M2に定期預金が含まれていることを覚えておくと良いでしょう。
法定準備預金(R)

銀行のお金を日本銀行が管理しているよ。
意味
・銀行は人から預かったお金(預金)を人に貸して金利で儲けるというビジネスモデルです。
・しかし、銀行に全ての預金の管理を任せると、緊急時に銀行のお金が無くなる危険があるため、日本銀行が預金の一部を管理しています。そのお金を法定準備預金(R)と言います。
・また、預金(D)のうち、法定準備預金に回す割合のことを法定準備率(r)と言います。

暗記法
法律で定められた、日本銀行に預ける準備が必要な預金です。
ハイパワードマネー(H)・マネタリーベース

マネーサプライやマネーストックとの違いに注意しよう。
意味
・日本銀行が供給するお金の合計をハイパワードマネーと言います。
・日本銀行は、ハイパワードマネーの量をコントロールして、景気をコントロールします。
暗記法
日本銀行が景気をコントロールするために供給する凄い力のある(ハイパワード)お金(マネー)です。
貨幣乗数(信用乗数)

ここまで来たらもう一息!
意味
・皆さんはたくさん貯金してますよね?(笑)でも、その全てが実物では存在しないことはご存じかと思います(銀行にそんな大金ないですよね)。
・つまり、日本銀行が供給するお金(ハイパワードマネー)以上に世の中にお金が供給(マネーサプライ)されていることになります。
・それでは、ハイパワードマネーの何倍のお金が世の中に供給されているのでしょうか。式で表すと以下の通りとなります。

・この時、mを貨幣乗数(信用乗数)と言います。
暗記法
貨幣供給量(M:マネーサプライ)がハイパワードマネー(H)の何倍(乗数)かを表す指標です。
まとめ

今日の授業をザックリまとめてみたよ。

さいごに

明日はおのDです!
まかせて~。

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