【鶏ガラ学習法】知識量 x INPUT効率 x OUTPUT効率 を向上して「合格力」をUPする!

こんにちは。ハカセ です。

最近の道場、新メンバーの気合いの入った投稿が多いですね!

そんな中、個人的にはオリジナルメンバーである ZonE の「大人ならではの”忘れにくい”記憶法 」がお勧め。なぜならば、僕が考えていることとピタリ一致していたから。(自己中心的でスミマセン) 今日はZonEが述べてくれたことを僕なりの言葉で説明してみたいと思います。

■合格力とは■

皆さんは診断士試験に合格するために勉強を重ねていますね。どうすれば合格できるのでしょうか? それはズバリ、「合格力」のレベルを向上させること。ここでは、一次試験における「合格力」を、「知識量」、「INPUT効率」、「OUTPUT効率」という具合に分解して考えたいと思います。

■ INPUTする知識量はテキストに頼れ ■

まず、INPUTする知識量公認会計士や社会保険労務士などのスペシャリストを目指す資格と異なり、経営コンサルタントの公的資格たる中小企業診断士資格は経営全般をアドバイスするゼネラリストとしての能力が問われます。そのため診断士資格の学習範囲は他の資格に比べ非常に広範囲になっています。それをカバーするべく資格学校の講義やテキストが質・量ともに十分な知識を提供してくれます。無論、受験校テキストでカバーされない範囲から出題される可能性もありますが、それを心配するとキリがありません。自分の社会人としてのこれまでの一般知識にも期待しつつ、受験校テキストが提供する知識・ノウハウに依存するのが最も効率的と言えるでしょう。

逆にいえば、受験校のテキストの内容に不安・不満があると、「これだけで十分だろうか」、「他校はどういう内容をやっているのだろう」と心配になり、その結果、手持ちのテキスト以外にも手を広げざるを得ません。モレを心配してダブりを発生させてしまうという、MECE には程遠い状態になってしまいます。だから、(今更ですが)受験校を選択する際には、「こことなら心中出来る」、「ここでダメなら他でもダメだろう」と、信頼して任せられる受験校を選ぶことが大事です。こうなると、受験校選びの基準もおのずから見えてきそうですね。

また、「診断士試験に役に立ちそうだから」と、「簿記一級」や「ビジネス法務」、「知財管理士」などに盲目的に手を出すのは合格への近道とは言えません。それが無駄だとは言いませんが、「合格への最短距離のために自分に必要な知識量な何なのか」をしっかり確認しましょう。

■ 予習中心の能動学習でINPUT効率アップ ■

では、「INPUTの効率」を考えます。シャワーを浴びるときに両手いっぱいに広げてもシャワーの水を集めることはできません。これと同様に折角提供された知識・情報も、これをしっかりキャッチして、頭の中で消化できなければ意味がありません。そのため、ボクの場合は知識を「もらう」のではなく「拾いに行く」姿勢を大事にしました

具体的には講義前に100%予習を済ませることです。期待効果は二つ。予習という前傾姿勢を保つことで膨大な知識量に負けない気持ちの能動性の確保することと、知識を積極的に消化して自分のものにすること。「予習で得た知識」と「講義で得た知識」。たとえ得た知識が同じだとしても、前者は「自発的な気づき」があるのが特徴です。他人に教えてもらった知識よりも自分で気づいた知識の方が定着率は高いはずです。このような工夫をすることで、受験校テキストや講義が提供する知識を自分の中に効率的にINPUTされ、定着率を高めることができます

■ 鶏ガラ学習法でOUTPUT効率アップ ■

次は、「OUTPUTの効率」です。INPUTされた知識を効率的にOUTPUTできる工夫をご紹介しましょう。皆さんは問題集をどのように解いているでしょうか。問題の設問文を読む。選択肢を読み比べて正答と思われる選択肢をマークする、合っている。次の問題にいく・・・。こんな勉強法をしていないでしょうか

診断士試験がクイズの問題ならば、これでもよいかもしれません。しかし、診断士試験ではINPUTされた知識がそのまま出題されるケースは稀です。INPUTされた知識はあくまでも問題を解く基礎知識。それを色々な形に活用・応用して問題を解く必要に迫られます。そこでお勧めするのが「鶏ガラ学習法」です。

「鶏がら学習法」のポイントは、問題集を解くときには、設問文・選択肢・解説をフル活用することです。

  •  選択肢のどこが誤りだったのか(知識の確認)
  •  どのようになっていたら正答だったのか(選択肢の作成・修正イメージ)
  •  より難しくするとしたらどんな問題になるか、他に問われそうな類似論点はないか(設問そのものの作成イメージ)
  •  解説にはどのようなことが書いていると推測されるか(自分で自分に説明)

このように、正しい選択肢を選べたことに満足することなく、設問文・選択肢・解説まで含めて「骨までしゃぶるように」、形を変え、品を変え、角度を変えて検討し尽くすことで、INPUTされた知識を体内で消化し、自分の血・肉・骨に変えて、「自分の知識」に昇華させることができます。この段階になれば、「与えられた知識」をベースに問題に答えるのではなく、「自分の知識」で答えることができるようになり、OUTPUT効率を飛躍的に向上させることができます。

知識の定着には、吸収・理解・体得の三段階があります。

予習で吸収し、講義で理解、その後の復習とアウトプットで体得のレベルまで引き上げ、自分の言葉で説明できるようになるまで知識を内部化して、「自分の知識」にする。これが一次試験で問われる知識力向上のポイントでしょう。

■ まとめ ■

ストレート合格は簡単に実現できるものではありません。しかし、「知識量」・「INPUT効率」・「OUTPUT効率」の3つをしっかりコントロールすることで、ストレート合格率を高めることは可能です。予習を中心とした能動学習でINPUT効率を高め、問題集を骨までしゃぶる「鶏ガラ学習法」でOUTPUT効率を高めます。

診断士試験挑戦者には、すでに他の資格の保持者が大勢いますね。それは、出題範囲に類似性があり、診断士試験に使える知識を持っているから、という理由以外に、彼らは他資格の学習を通して、「どうやったら効率的にINPUT出来るか、どうやったら無駄なくOUTPUT出来るか」を知っているからなのです。

もう一つの重要なファクターは「日常生活や社会人生活を通して得られた経験値」の多寡。この経験値が多いヒト、すなわち、コンビニに行って買い物する時に、「どうしてレジのそばに大福が売っているんだろう」と素朴に疑問を感じていた人は、INPUT効率も OUTPUT効率も自然と向上することでしょう。逆にいえば、これまでコンビニに行って漫然と買い物していた残念なヒトは、日常生活で経験値を積む訓練をすれば、INPUT効率や OUTPUT効率の向上が期待できるかもしれません。

今からでも遅くありません。「INPUT効率」と「OUTPUT効率」を最大化する努力を試みることをお勧めします。

by ハカセ

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