【ゆるわだ】診断士1次試験の知識は本当に役に立つのか? 一日目
おはようございます。Ma.satoです。
今回はゆる〜い話題として、中小企業診断士1次試験が何の役に立ったのかを自分の体験談を書きます。
1次試験まであと28日!
ラストスパート、いかがお過ごしですか?
道場ブログを見てくださっている受験生はもれなく「うぉぉぉぉぉ〜〜〜!!!」と盛り上がっているのではないでしょうか。
自分も去年はそうでした。
私はPlanner for iPadというアプリで、計画とPDCAの管理していました。
2020年度の1次試験までの残り1ヶ月間のスケジュールは次の表が嘘偽りなしの実際です。
自分でいうのもなんですが、よく頑張っていた!(笑)
(毎朝オンライン英会話していたのが懐かしい!)
しかし、ラストスパートの中で「なんでこんな辛いことをしているんだろう?」と考えてしまう受験生もいるでしょう。
今回はそんな受験生に、1次試験の知識が役立った私の実体験を語ります。
ゆる〜く、息抜きとして読んでください。
A. 経済学・経済政策
経済学はほぼ全てと言っていいほどに役に立っています。
というよりも個人的に経済学が面白く、どっぷりとハマっていきました。
例えばミクロ経済では、限界費用価格形成理論は2021年4月の携帯料金の引き下げにおいて参考になります。
各社の携帯料金の引き下げや楽天mobileの参入は、まさしく政府による価格規制と平均費用価格形成理論が大きく影響しています。
今後も費用逓減産業化している携帯産業の動向は、毎日スマホを使用する一人のユーザーとして定期的にチェックしたいところです。
そして、社会的総余剰分析を学んだことで「なぜ世界中の政府は炭素税を課して、二酸化炭素の排出量に対して税金を課して経済をコントロールしているのか?」を理解できました。
この理論を知るまでは、「そりゃ問題になることには税金をとった方がいいでしょ!」というようなぼんやりとした理解しかありませんでした。
ちなみに、その答えは平成18年度 第17問にあります。
なお、厚生損失に関してはイラサムが「渾身記事」を記載しています。
また、マクロ経済学はやはり景気動向指数です。
どの項目が先行・一致・遅行系列なのか調べればわかるようになり今後の展望に関して理解しやすくなりました。
ここ最近は一致指数である木材の価格高騰が鮮明で、株高から遅れて住宅価格も上昇トレンドである現状に「あれ?近いうちにはじける??」なんて勝手に思ったりします。
(ご自身で判断しましょう。)
景気動向指数に関しては、masumiが「【渾身】<景気動向指数>まるっと解説サクッと暗記 by masumi」を記載しています。
Ma.satoは2017年からネット証券を通じて、株や投資信託の投資を行うようになり、2020年の中小企業診断士の1次試験の知識でより世界経済を理解できるようになりました。
この手の知識は今後の経済を読み解く上で間違いなく役に立ちますよ!
B. 財務・会計
財務・会計では間違いなく簿記の知識を得たことです。
B/S・P/Lの知識をもとに企業のIR分析を行う手法や、「減価償却」の考えなどの知識です。
私は、診断士の勉強をするまで「減価償却」という概念すら知りませんでした。
2020年にこれらの知識を得て、2021年は実際に自分の法人を設立し、PCなどを減価償却しています。
また、2次試験に触れてしまいますが、単にB/S・P/Lを作成するだけでなく、前年度や他社と比較する能力に関しては事例IVで訓練できました。
実際にIR分析したい方は、興味のある上場企業をIR BANKで行ってみましょう。
いい訓練になりますよ。(余裕のある時に!)
ちなみに、私は簿記の資格を持っていません。
簿記の取得の必要性に関しては、にのみが「迷っている方必見!診断士試験の関連資格はとるべき?」で記載しています。
個人の意見としては、仕事で給与アップや行える業務の拡大など職業上役立つなら取るべきでしょうが、そうでない場合には診断士に含まれる知識だけで事足りると判断します。
資本主義を生きる私たちは、B/S・P/Lなどの情報を少しでも読み解く能力がないと、既存の情報を鵜呑みする可能性があります。
また、損益分岐点分析で固定費を削減する重要性も学び、家計の固定費削減も徹底的に行いました!
大変ですが、学ぶ価値大です!
C. 企業経営理論
企業経営理論の中で、自分自身に最も貢献してくれた知識はモチベーション理論の「ハーズバーグの2要因理論(動機付け・衛生理論)」でした。
この理論を学んで、今自分が属しているコミュニティーや組織に対して「自分はどんな欲求や要因を抱き、求めているのだろう?」と当時分析したことを鮮明に覚えています。
あなたは今どんな欲求を抱き、そして社会や組織に要求していますか?
「自己実現の欲求」は単に仕事でやりたいことやチャレンジしたいことだけではなく、自分の人生の中で叶えたいこと全てに当てはまると個人的に拡大解釈しています。
細分化して考えると、思考がスッキリするので試験勉強の合間に自己分析してみてはどうでしょうか。
再度、あなたは今どんな欲求を抱き、そして社会や組織、ひいてはあなた自身の人生に欲求していますか?
当時の分析で、自分はその時に所属している組織に対して衛生要因ばかりな現実に「ハッ!」となりました。
今は、私というオリジナルの人生の自己実現の欲求を叶えるために全力で活動しています。
といっても、後からどんどん自己実現したい欲求が増殖することに困っているんですが(笑)
D. 運営管理(オペレーション・マネジメント)
運営管理は、特に生産管理の「Q(品質)・C(原価)・D(納期)」の見える化を体系的に学べたことです。
私も医師という医療職で、製品管理などの分野とは大きく異なりますが、QCDを自分の仕事に落とし込み、どう活動すればいいかを日々考えてPDCAを回しています。
ここからは医療分野のお話になります。
例えば、
- Q(品質):診療の質
- C(原価):人件費、材料費
- D(納期):診療や処置の速さ
と設定しましょう。
外来の診察において、患者さん(顧客)の満足度として大切な因子は、
- 診療の質
- 待ち時間が短いこと
- 接遇
この3つになります。
仮に、私が医療従事者として多能工である場合に、全てを自分自身で行うことも可能です。
しかし、私一人で全てを行うともちろん時間がかかり非効率的になります。
例え、診療の質が高かったとしても待ち時間の増大(納期の遅延)により患者さんの満足度は下がり、診療時間の延長により人件費の増大を招きます。
この状態を、看護師や医療事務などの医療従事者と、どのようにそれぞれの強みを活かし、連携し、いかに速く、質を下げず、患者さんの満足度を向上させるかを検討します。
その上で、自分も含めてそれぞれの医療従事者にしかできないことを客観的に捉え、最も効率がいい手法がないか常に考えます。
こういったことを改善する手法の一つして、アローダイヤグラムはどんな作業のフローにも落とし込める有用な方法です。
読者の方は、ご自身が担当している業務のクリティカル・パスを把握されていますか?
仕事を円滑に進めるためには、客観的にこのような分析を行ってみることが有効です。
他の方をコンサルする前に、まずは自分自身を分析・改善すると得た知識を実践してさらに高次に落とし込むことができますよ!
さいごに
今回は【ゆるわだ】として、「1次試験の知識が役に立つのかどうか」、Ma.satoの体験談をもとに書きました。
今回の記事はあくまで私の1例です。
私は、「これほどまでに生きる上で有用な情報をall in oneで学べる試験はない」と実感しています。
たとえ診断士試験に不合格だったとして、今得ている知識はこの世の中を生きる上で有用な情報で、学んだこと自体が合格よりも大きな報酬です。
学んだうえで、さらに一つの成果物として「合格」を手中にできるように努力してください。
そして、2022年度にはその知識を共にアウトプットしていきましょう!
ムリはせず、マイペースに頑張りましょうね。
明日はお休み!明後日は「のき」から14周目です!
せ〜の!ばいび〜
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Ma.satoさん、ゆるわだ記事をありがとうございます。
そして先日は夏セミナー、お疲れさまでした!
自分は昨年経済学を合格しておりますが、最後まで苦手意識が消えずに合格点をもぎ取った瞬間に知識が頭から消えてしまいました……。
テキストと過去問だけの独学だけだと、分からない部分が分かるようにならなかったので、仮に試験を合格したら改めて分かりやすい教材で勉強してみたいなぁと思います。
中小企業診断士だけでなく、世界情勢を読み解く上で必要になると思いますし!
連休も折り返しになってしまいましたが、まだまだ一次試験に向けて勉強をこなします!