【渾身】運営管理のアローダイアグラムを料理で考える【中小企業診断士】

親子 クッキング
みなさん、こんにちは。
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いよいよ5月も中旬に入り、新緑の季節になりましたね。最近次男を幼稚園に送る際は、ちょっと寄り道をして大きめの公園に連れていき、一緒に新緑を楽しんでいます。とても気持ちよくて朝の良いリフレッシュ時間になっています。みなさんも勉強の合間に季節を感じてリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

本日は、運営管理で登場するアローダイアグラムについてです。

私はシステム開発案件に参画した経験があるので、どちらかと言えば「経営情報システム」じゃないのかな、と当初感じていました。しかし、製造業においては製品を完成させるため、そして「納期」を遵守する必要性が高いという点において、進捗管理が重要なんだな、と納得しました。QCDのD「納期」、生産統制の「進捗管理」がキーワードだということですね。

アローダイアグラムとは

アローダイアグラムは、複数の独立した作業や工程が連続して実施される際に、各作業の時間・順序を図形と数字で可視化することにより、クリティカル・パスを特定し、品質の管理を行い、円滑な作業や工程の完了を目指します。アローダイアグラムは、「PERT(Program Evaluation and Review Technique)図」とも呼ばれています。

なお、アローダイアグラムは、新QC7つ道具の1つでもあります。

アローダイアグラムの見方

それでは、料理を題材にシンプルなアローダイアグラムで内容を見ていきましょう。料理じゃなくても何でも良いのですが、理解を深めるにあたり、身近な事例を使ってみるのがポイントです。

上記のアローダイアグラムは、以下の表をあらわしています。

作業番号 作業名作業時間(日数)先行作業
A米を研ぐ20なし
B野菜を切る15A
Cサラダを作る10B
Dカレーを作る30B
E盛り付ける5C、D

念のためお伝えしておきますが、上記のアローダイアグラムはあくまでも簡易版です。「米を研ぐ」後に、「米を炊く」じゃないか、などのツッコミはなしでお願いします!

アローダイアグラムで使用する3つの記号 

以下の図表の中の3つが、アローダイアグラムで使用する記号および内容です。

アローダイアグラムの作成手順

手順1:作業A「米を研ぐ」をアローダイアグラムに描く

はじめの作業は、作業A「米を研ぐ」です。

美味しいお米を炊くために、①愛情を込めて手早くお米を研ぎ、②お米に水をたっぷり吸わせ、③最適な水加減で、炊飯器をセットします。これに20分かけます。

手順2:作業B「野菜を切る」をアローダイアグラムに描く

次の作業は、作業B「野菜を切る」です。

本来であれば「野菜を切る」前に、「野菜を洗う」、「野菜の皮をむく」などありますが、込々です。ここは、ザクザク切っちゃいます。

アローダイアグラム的には、作業B「野菜を切る」」に着手するためには、作業A「米を研ぐ」が終了していることが条件です。そのため作業Bは、作業Aの後に描きます。

手順3:作業C「サラダを作る」、作業D「カレーを作る」をアローダイアグラムに描く

次の作業は、作業C「サラダを作る」と作業D「カレーを作る」です。

作業C「サラダを作る」、作業D「カレーを作る」に着手するためには、作業B「野菜を切る」が終了していることが条件です。というわけで、作業B「野菜を切る」の後に描きます。

まずは、作業C「サラダを作る」から。

メインがカレーなので、サラダは優しい味の豆腐サラダにしましょう。水菜との相性がバッチリ!

ここがポイントです。アローダイアグラムは1つの結合点からは、1つの作業しか線を引くことが出来ませんので、こちらでは点線(ダミー作業)を使います。

次にメインの登場です。作業D「カレーを作る」をアローダイアグラムに描きましょう。

手順4:作業E「盛り付ける」をアローダイアグラムに描く

最後に作業E「盛り付ける」です。

作業E「盛り付ける」に着手するためには、作業C「サラダを作る」と作業D「カレーを作る」が終了していることが条件です。そのため、作業E「盛り付ける」は、作業C「サラダを作る」と作業D「カレーを作る」の後に描きます。

これでやっと食べれますね(笑)

アローダイアグラムの頻出用語

ここでアローダイアグラムの頻出用語をおさえておきましょう。

最早結合点時刻

最早結合点時刻は、最も早く作業できる日時のことです。最早結合点時刻を求めることにより、その作業が「いつから作業を開始することができるか」が分かります。

今回の図上で、⑤の最早結合点時刻は、20分(A)+15分(B)+30分(D)=65分となります。作業E「盛り付ける」の開始条件は、作業C「サラダを作る」、作業D「カレーを作る」が完了していることです。そのため、作業C「サラダを作る」の10分ではなく、時間のかかる作業D「カレーを作る」の30分を加算する必要があるのです。

最遅結合点時刻

最遅結合点時刻は、計画通りに作業を終了するため、最も遅く作業を開始できる(作業の開始をどのくらい遅らせても平気かをあらわす)日時のことです。

今回の図上で、④は本来であれば作業B「野菜を切る」が完了後に作業を開始できます。しかし、⑤の最早結合点時刻が65分のため、65分-10分(作業C「サラダを作る」)=55分から作業を開始しても全体の進捗に影響はありません。これが④の最遅結合点時刻となります。

クリティカル・パス

クリティカル・パスは、ルート上のどの作業が遅れても作業全体に影響が出るルートのことです。また、クリティカル・パスでは、最早結合点時刻と最遅結合点時刻が同じルートになります。

今回の場合は、上図のように ①→②→③→⑤→⑥ がクリティカル・パスのルートとなります。

クリティカル・パス上にない作業C「サラダを作る」は、多少の作業遅延(全体に影響が出ない時間)があっても全体の進捗には影響しません。

しかし、クリティカル・パス上にある作業A「米を研ぐ」、作業B「野菜を切る」、作業D「カレーを作る」、作業E「盛り付ける」については、作業遅延が全体の進捗に影響してしまいます。逆に、クリティカル・パス上の作業を短縮することができると、全体の時刻(日数)を短縮することができるのです。つまり、お腹を空かせている家族に美味しい食事を早く提供するために、とっても大事なルートだということです。

私自身、最初は作業と結合点(ノード)を勘違いしてしまうことがありました。みなさんも同じような経験があるかもしれません。ただ、しっかりと理解してアローダイアグラムを作成するときちんと出来上がりますので、何度かチャレンジしてみて、得点に繋げてくださいね!

運営管理は、なおさんの「【渾身】運営管理(生産管理)」など、参考になるものが多くありますので、ぜひご活用ください。

明日は子煩悩パパよがです。お楽しみに~!!!

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【渾身】運営管理のアローダイアグラムを料理で考える【中小企業診断士】”へ2件のコメント

  1. ロム より:

    アローダイヤグラムについては、テキストを読み、問題集に取り組んでも理解ができず、捨て問にしようと考えておりました。
    ただ、今回の池やんさんの記事を拝見して、もうちょっと足掻いてみようかなと考えなおしました。
    原因は結合点を作業だと勘違いしていたことでした……。
    少しずつ整理ができてきましたが、ダミー作業についてはもうちょっとテキストを読み直してみようと思います。

    1. 池やん より:

      ロムさん

      コメントありがとうございます。
      足掻いてみようと考え直すキッカケとなり嬉しく思います。
      結合点と作業って勘違いしてしまいますよね。そこがクリアになって良かったです!

      ダミー作業は複数の作業がある場合に使いますが、
      理由は1つの結合点から複数の作業を開始できないからです。

      何度か試してみると手が勝手に動くようになるかもしれないですね。
      応援しています!

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