勉強のパフォーマンスを最大化する「体の整え方」 byりょう

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令和7年度中小企業診断士第1次試験申し込み案内

まずは試験日程の案内から!

締め切りも迫ってきています。お忘れなく!

試験日程

試験実施試験案内配布・申込受付期間合格発表日
1次試験令和7年 8月2日(土)・3日(日)4月24日(木)~5月28日(水)9月2日(火)
2次筆記試験令和7年 10月26日(日)9月2日(火)~9月22日(月)1月14日(水)
2次口述試験令和8年 1月25日(日)2月4日(水)

はじめに

りょう
りょう

こんにちは!りょうです


試験勉強といえば、まず教材や勉強時間の確保に目が向きがちです。
しかし、私が資格試験に取り組む中で痛感したのは、「日常生活そのものを整えること」が、結果として最も大きな勉強効率の改善につながるということです。

なんといっても体が資本ですので、日常生活の改善によってベースとなる体を最適な状態に保つことが大事になってくるのではないでしょうか。

具体的には「食事・運動・睡眠」。この3つを適切に整えることで、集中力・記憶力・判断力が劇的に変わります。今回はこの3要素の生理学的背景と、勉強への実践的な効果をご紹介します。

食事:脳にとって直接のエネルギー源

血糖値の安定が集中力の鍵

脳は体重のわずか2%しか占めませんが、全体の20%以上のエネルギーを消費します。
そのエネルギー源は主にブドウ糖。一方で血糖値の急上昇と急降下は、「眠気・集中力低下・イライラ」の原因となり、まさに勉強の天敵です。

→ 推奨:低GI食品(玄米・全粒粉パン・オートミール)を取り入れた朝食が、午前中の学習効率を保ちます。

「菓子パン+甘い飲料」の罠

手軽だからと選びがちな菓子パンと清涼飲料水の組み合わせは、急激な血糖値上昇とその反動による眠気を誘発します。
糖質は「摂ること」自体よりも、「いつ・どう摂るか」がパフォーマンスに直結します。特に朝食は慎重に選びたいところです。

試験が近づくとつい栄養ドリンクに頼りがちですが、持続的な集中力を生むのは“毎日の食事”。バランスの取れた一汁三菜+αを意識したいですね。

菓子パン、アカンの・・・?

ダイキ
ダイキ
なつ
なつ

菓子パンはアカンやろ

記憶力を支える栄養素

  • オメガ3脂肪酸(DHA/EPA):神経細胞の膜構成に関わり、情報伝達をスムーズにしてくれます。
     → 食品例:サバ、イワシ、アジ、サバ缶、スモークサーモン
  • ビタミンB群(B6・B12・葉酸):神経伝達物質の合成に必須で、疲れにくい脳を作る助けにもなります。
     → 食品例:レバー、卵、納豆、ほうれん草、ブロッコリー、雑穀米
  • 鉄・亜鉛・マグネシウム:これらは集中力・意欲・精神安定の維持に欠かせません。
     → 食品例:赤身肉、アサリ・シジミ、海藻、豆腐、ダークチョコレート

これらの栄養素は、単体で摂るよりもバランスよく組み合わせることが大切です。例えば、DHA・EPAの吸収には脂質が必要ですが、ビタミンB群やミネラルは水溶性のため、一度に過剰摂取しても体外に排出されてしまいます。

「毎日サバを食べなきゃ」などと極端に考えるのではなく、週に何度か魚料理を取り入れたり、昼食に納豆や卵をプラスするなど、“できる範囲で継続する”ことが最も効果的です。

また、鉄や亜鉛はビタミンCと一緒に摂ると吸収が高まりやすくなります。赤身肉と一緒に野菜や果物を添えるのも良い組み合わせです。

受験勉強では「脳を鍛える」イメージばかりが先行しますが、まずは“脳を養う”ための素材(栄養)をきちんと届けることが、本質的な学習パフォーマンス向上につながるのです。

運動:思考力と意欲を底上げする“脳へのブースト”

有酸素運動と記憶力の相関

軽い有酸素運動は、記憶形成に重要な役割を果たす「海馬」の神経細胞を刺激し、脳の可塑性(柔軟性)を高めることが知られていますが、実はこの効果の背景にはいくつかのホルモンの働きが関係しています。運動により分泌される「BDNF(脳由来神経栄養因子)」は、神経細胞の成長や再生を促進し、学習能力や長期記憶の形成を強力にサポートします。また、「セロトニン」「ドーパミン」といった神経伝達物質も増加し、気分の安定、集中力、意欲の向上にもつながります。さらに、軽度のストレスにより分泌される「コルチゾール」も、短時間であれば記憶の固定を助ける働きがあります。週3回、30分ほどのウォーキングや軽いジョギングを継続するだけでも、これらのホルモンの分泌が促され、脳の働き全体に好影響をもたらすとされています。まさに、身体を動かすことが脳の健康への最短ルートと言えるでしょう。

ストレスホルモン「コルチゾール」

コルチゾールは副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンで、ストレスを受けた際に増加し、血糖値の上昇や炎症の抑制、免疫機能の調整、覚醒状態の維持など多様な働きを担うが、短期的には集中力や記憶の固定を助ける一方、慢性的な過剰分泌は脳の海馬を萎縮させたり、免疫低下や不眠、うつ症状の要因にもなるため、適度な分泌と回復が重要とされている。

実際に取り組んでいたこと

私は休日、朝起きてすぐに30分ほどウォーキングを取り入れています。日光を浴びることで体内時計がリセットされ、概日リズムが整います。
セロトニン分泌により心も安定し、午前中の学習が非常にはかどります。また朝一に体を動かすと、1日にメリハリが生まれます。

幸せホルモン「セロトニン」

セロトニンは脳内の神経伝達物質の一つで、主に中枢神経系および消化管に分布し、感情や気分の安定、睡眠リズムの調整、痛みの抑制、食欲や体温の制御、攻撃性の抑制など幅広い生理機能に関与しており、「幸せホルモン」とも呼ばれるが、分泌が不足すると意欲や快感の低下、イライラ、不安、不眠、過食や偏食などの症状が現れやすく、特にうつ病との関連が深く、セロトニン神経の機能低下がその発症要因の一つとされており、現在の抗うつ薬の多くはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)のようにシナプス間隙でのセロトニン濃度を高めることでその効果を発揮するため、セロトニンの恒常性は精神の健康維持に極めて重要である。

「運動=疲れる」は誤解?

「運動すると疲れるからやりたくない」と思っていませんか? 適度な運動は一時的な身体の疲労感こそあれ、脳にとってはむしろ“活性剤”になります。たとえば、軽い有酸素運動をすると、脳内でドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質が分泌され、気分がすっきりしたり、集中力が高まることが知られています。また、運動によって前頭前野や海馬の血流が一時的に増加し、情報処理能力や記憶力が向上することも研究で示されています。つまり、運動は単なる「体力を消耗するもの」ではなく、むしろ頭をクリアにし、心身のパフォーマンスを高める“脳に優しい行為”なのです。長時間のデスクワークでぼんやりしてきたときこそ、立ち上がって体を動かしてみる価値があります。

習慣化が自己効力感を育てる

運動を続けることで、「自分はやればできる」という感覚=自己効力感が育ちます。
この感覚は、勉強に向かうエネルギーの源にもなり、意志力の土台として非常に有効です。
「朝の散歩」「夜のストレッチ」など、日常のルーティンに組み込んで習慣化してしまいましょう。

運動についてはヒロの運動のススメも併せてご覧ください!

ハッ

ヒロ
ヒロ

睡眠:記憶を「定着させる」工程

記憶の定着は“寝ている間”に起こる

学習内容は、まず海馬に保存され、睡眠中に大脳皮質へと整理・移動されて定着します。
このプロセスには特に深い眠り(ノンレム睡眠)が重要で、睡眠不足は記憶の固定を妨げます。

→ 推奨:最低でも6.5時間以上、できれば7〜8時間の質の高い睡眠を。

レム睡眠・ノンレム睡眠

レム睡眠は脳が活発に働いている浅い眠りの状態で、夢を見たり記憶の整理・定着が行われる時間帯であり、一方のノンレム睡眠は脳活動が低下した深い眠りの状態で、心身の回復や成長ホルモンの分泌が促進される重要なフェーズであり、これらは90分前後の周期で交互に現れ、質の高い睡眠には両者のバランスが欠かせない。

僕は睡眠時間削らないと勉強時間がありません

まさき
まさき

寝る直前の暗記は効果的

「寝る前に覚えたことは記憶に残りやすい」とよく言われますが、これは科学的にも裏付けがあります。睡眠中、特に深いノンレム睡眠の間に脳は日中に得た情報を整理し、重要なものを長期記憶として海馬から大脳皮質へと定着させていきます。さらに、レム睡眠ではその記憶の関連づけや統合が行われ、創造性や問題解決能力にもつながると考えられています。つまり、寝る前に暗記した情報は、すぐに睡眠による“脳の編集作業”にかけられるため、効率よく定着しやすいのです。加えて、翌朝にもう一度軽く復習することで、前夜の記憶が再活性化され、記憶痕跡がより強固になります。この「就寝前のインプット+起床後のアウトプット」というセットを習慣化すれば、学習効率は飛躍的に高まるでしょう。

メラトニン分泌と生活リズム

睡眠ホルモン「メラトニン」は、夜間に自然に分泌が高まり、眠気を誘導します。
しかし、強い光刺激やストレス、生活リズムの乱れによってその分泌は簡単に阻害されてしまいます。
メラトニンの分泌をサポートするには、以下のような“入眠準備”が効果的です

  • 寝る1時間前からスマホ・PCを閉じ、読書や軽いストレッチへ切り替え
  • 明るい照明は避け、間接照明や電球色のライトでリラックス
  • 寝る90分前の入浴で一度体温を上げ、就寝時に自然に下がることで入眠しやすくする

食事・睡眠は相互に影響し合う

食事と睡眠は切り離せない関係にあり、特に食べる時間や内容は、睡眠の質に大きく影響を及ぼします。例えば、夜遅くの食事や暴飲暴食は、消化器が活発に働いたまま眠りにつくことになり、副交感神経の優位な睡眠モードに切り替わりにくくなるため、深いノンレム睡眠が妨げられ翌朝の疲労感にもつながります。さらに、糖質の過剰摂取などによる血糖値の急激な上下動(いわゆる“血糖値スパイク”)は、交感神経を刺激して脳を覚醒状態にしやすく、入眠や睡眠の深さに悪影響を及ぼします。この背景には、ホルモンの働きも大きく関与しています。たとえば「インスリン」は食後に血糖値を下げるホルモンですが、その変動が急すぎるとアドレナリンコルチゾールといった覚醒系ホルモンが分泌されやすくなり、眠りが浅くなってしまいます。良質な睡眠を確保するには、寝る3時間前までに軽めの夕食を終える低GI(血糖上昇が緩やかな)食品を選ぶなど、ホルモンのリズムを意識した食習慣が鍵になります。

さくら
さくら

睡眠も食事も密接に関わっているのね

インスリン

インスリンは膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されるホルモンで、血液中のブドウ糖(血糖)を筋肉や肝臓などの細胞に取り込み、エネルギーとして利用・貯蔵させる働きを担っており、食後に血糖値が上昇するとそれを下げるために分泌が促進されるが、インスリンの分泌量が不足したり、分泌されても効きにくくなる状態(インスリン抵抗性)になると、血糖値が慢性的に高くなる「糖尿病」が発症し、特に1型糖尿病は自己免疫によるインスリン分泌の欠乏、2型糖尿病は生活習慣によるインスリン作用の低下が主な原因である。

まとめ:勉強は“脳の筋トレ”。だから「体」も整える

合格に必要なのは、テクニックでも気合も大事ですが、「コンディションの維持」も非常に重要です。
体調・生活習慣・心の安定——これらがあってこそ、学んだ知識が血肉となって身につきます。

資格試験に向けて頑張るあなた自身が「最適な自分」であり続けるために、
まずは今日の夕食、少しの散歩、そして早めの就寝から始めてみませんか?

明日はかえるがまとめシートを活用した勉強方法を解説します

愛読書です

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勉強のパフォーマンスを最大化する「体の整え方」 byりょう”へ2件のコメント

  1. テセ より:

    こんにちわ!
    いつも執筆ありがとうございます。

    ドラゴン桜で朝は数学、夜は記憶科目的なことを言っていたので、1次対策時はそのような勉強をした記憶があります笑

    記事を拝見して2次試験に向けて勉強を言い訳にトレーニングや食事制限をしなくなったのが、良くない方向に影響してたのかもな・・・と思いました。
    今年は、心技体で臨みたいと思います!

    1. りょう より:

      テセさん

      コメントありがとうございます!
      私も学生時代は勉強以外のストレスは受けたくないと、気ままに食事をとり運動もしなかったのですが
      振り返るとあまりいいコンディションではなかったことを記憶しています。
      ぜひ無理のない範囲で少しずつ取り入れてみてください!

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