カテゴリ「14 事例 IV | 中小企業診断士試験 一発合格道場」の記事


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いつもアクセスありがとうございます。さいちゃんです。

試験まで1か月を切りました。ゴールまであともう少しです。残りの期間後悔のないように走りきりましょう!
一方で、様々な理由で二次試験を回避された方もいらっしゃると思います。今年は二次試験の特例もありますし、機会を最大限活かして自身が選択された道を突き進んでくださいね。

 

今回は事例Ⅳの心得について、さいちゃん流にポイントをまとめます。すでにべりーやぴ。による記事があり一部重複もありますが、大切なことは冗長性を持って記憶・実践していただきたいという想いで書いています。(べりーの記事①べりーの記事②ぴ。の記事

事例Ⅳのなぜ

前回に続いて、事例Ⅳについて沸き立っていた疑念を挙げます。

 

なぜ手書きで計算する必要があるの?
なぜ経営分析が毎年出題されているの?
なぜ診断士試験の財務の問題は年々易化していると言われているの?

 

一つ一つのさいちゃんなりの答えを書いていきましょう。

手書き計算に関しては、もちろん試験のデジタル化が難しい側面もあるかもしれませんが、原理原則を覚えていないと現場で手足のように使えないため、手書きでの計算にこだわっているのだと考えます。もし、PCで表計算ソフトを使って回答する場合は、原理原則を知らなくてもテクニック論で解けてしまう可能性があります。実務的には、社長にインタビューしながら、その場で電卓をたたいて計算する場合もあり、PCがない環境での現場対応もあり得るので、ツールに頼らない本質的な理解が必要でしょう。

経営分析は、診断実務の基本になる印象です。実務補習では、社長にインタビューする前に一連の財務諸表を入手することができましたが、財務諸表をしっかり作っていない会社もあるため、一部インタビューで補完しながら財務の状況を把握します。社長の言葉を手掛かりに、「こんな財務データありますか」と情報をもらいながらあたりをつけて現状分析していきます。社長は問題点を認識しているとは限りませんので客観的に問題点を洗い出していきます。最終的に与件文のような現状分析と財務データが出来上がります。そこで初めて経営分析が可能になり、現状分析結果と財務データを行ったり来たりしながら事例企業の輪郭を明確にしていきます。診断は経営分析から始まるといっても過言ではありません。

年々易化しているかはよくわかりませんが、基本的な事柄が重要であることを感じます。
例えば、実際の中小企業には、CVP分析はもとより費用の固変分解をやっていない、そもそも用語も知らない場合もあります。そんな企業には分析に必要なデータの作り方を指導したり、データを継続して記録する仕組みづくりを行って、有用性を啓蒙しながら身につけてもらう必要があります。

診断士の試験は簿記や会計士の試験ではないので、自分自身で財務諸表を作り上げるような計算力が求められているわけではありませんが、診断先に説明できるレベルの財務会計知識が必要で、場合によっては簡単な解説資料を作ったり、自分で実践してやり方を教える必要があるでしょう。「何のために、どうやって計算するのかを誰かに説明できるレベルでしっかりと身に着けてほしい」、ということが診断士協会のメッセージなのかもしれません。

 

経営分析を逃さない

経営分析の大切さはよくわかってるけど、点数が伸びない方はいませんでしょうか。去年の私がその状態を抜け出すためにやったことは、よく出る指標や表現の暗記をしました。

私が作っていた経営分析のまとめ表を紹介します。

↑クリックして拡大してください

私は経営分析を18年分、模試や答練含めて27回分の模範解答をこの表に埋めて、表現や着眼点を暗記しました。著作権の関係で記入済みのものはお見せすることができませんが、こちらの表をベースにご自身でこれまで解いた&今後解いた問題の模範解答を埋めていって、自分だけの経営分析暗記シートを作ってください。

キャッシュフローを忘れない

キャッシュフローの考え方を定着させるためには、問題を繰り返し解くことが最善でしょう。

なかなか定着しない方は、キャッシュフローの歌でむりやり体に覚えさせたうえで、問題を解いてみてください。テキストを見ずに自分の知識だけで問題が解ければ、一つ壁を越えたことになります。中身の理解ができない場合は、道場右上の検索窓にキャッシュフローと打ち込むと様々な解説記事が出てきますので、こちらもご参考に。

 

基本に戻ることを恐れない

CVP、原価計算、取り換え投資、本当に理解していますか?過去問の解答を覚えただけで理解した気になってませんか?

そんな方は簿記二級の工業簿記や基本問題集に戻って原理原則を復習し、診断先に説明できるレベルで身に着けてください。

事例Ⅳは他の科目に比べ、解釈の余地が少なく持っている実力がそのまま出やすい科目といえます。基本問題集は何度繰り返したでしょうか?過去問を解いて粉砕されても、合格者が解けていた問題は復習していますか?

去年の私は、過去問がこんなに難しいのに、基本問題なんか解いていて大丈夫なのだろうか、という焦燥感を持っていましたが、まずは基本を100%取れることを目指しました。私の方針は、経営分析とCVP、原価計算に加え、キャッシュフロー計算とNPVの1問目は確実に点数を稼ぎ、その他の計算問題は解けそうなら解いて、記述問題はポイントを抑えた部分点狙いでした。

「基本ができてないかな」と不安に思っている方は、ぜひ基本に立ち返る勇気を持ってください。まだ時間はあります。

記述問題への意識づけ

記述問題は他の事例と似ていますが、与件ファーストが基本です。与件をベースに財務の視点で、飛躍を少なく、一次知識の基本に則って考えます。

実際の診断士活動には、与件や設問を作る能力が必要です、設問が示されているならば素直に解答するまでです。

 

まとめにかえて

今年はどんなD社に出会えるでしょうか。どんな問題が出てもひるまずに、設問の制約を守り経営分析と基本の論点を確実に押さえましょう。本試験でゃ最後の事例なので、体力が削られへろへろの状態になると思いますが、D社は診断士のあなたの力を必要としています。診断士として求められる役割をしっかり果たして、D社の成長への道をひらいてきてください。

以上、さいちゃんでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 


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どうも、Tomatsuです。

2次筆記試験まであと1月ちょっととなってきましたが、学習進捗はいかがでしょうか?

  • 一通り事例を回してご自身の課題が見えている・各事例の特徴が分かってきたという方 
    ← Goodです!課題を一つずつ潰していくことに集中してください。
  • 事例は回しているがご自身の課題が見えていない方 
    ← 事例をこなすことに集中しすぎていて、目的がずれている可能性があります。本試験で80分以内に60点以上取る実力を身につけるためにすべきことを洗い出すため、もう少し振り返りの時間を設けることをおすすめします。
  • 例年より時間があるので、ゆっくりしていましたという方
    ← これまでは1次試験の疲れを癒して下さい、と伝えてきましたがそろそろアクセルを踏む時期です。今からでも十分間に合いますが、残りの期間は本気で取り組みましょう。

残りの期間も精一杯応援させて頂きますので、引き続きよろしくお願いしますm(_ _)m

さて本題に移ります。

前回の記事では「除却損」について解説させて頂きましたが、固定資産を売却する際のキャッシュフローへの影響についても解説して欲しいというご要望を頂きました。

そこで本記事では「固定資産売却損益とは何か?」「キャッシュフローやNPV問題への影響」「除却損との違い?」について解説させて頂きます。

【こんな人におすすめの記事】
✅ 固定資産売却損益が分からない方
✅ キャッシュフロー、NPV問題への影響が分からない方
✅ 除却損との違いが分からない方

「固定資産売却益」「固定資産売却損」とは?

まずは簡単に「固定資産売却益」「固定資産売却損」とは何か?について説明します。

固定資産は反復使用を目的として「保有」されるモノですので、通常売却されることはありません。

一方、市況変化で製品需要が激減し設備が不要になったり、経営状況悪化により資金が必要になったり、とその固定資産を保有するよりも売却することの方がメリットが大きい状況に陥ることもあります。

もちろんモノを売却するには「買い手」が必要となります。

仮に買い手がつかない場合でも、資産を除却して、除却損の計上により節税効果を得る考えもありますので、不要になった設備の処分は常にオプションとして考えておく必要があります。

車両(固定資産)を売却する例

例えば、不要となった車両(固定資産)を売却する状況を考えます。

モノを売却するということは、当然「買い手」がおりますよね。

また、売却価格は売買契約を交わす「あなた」と「買い手」の交渉で決まるわけですが、この価格を決める上で一つの基準となるのが資産の帳簿価格です。

帳簿価格は、その固定資産を取得した価格(取得価格)から減価償却累計額を引いた価格を指します。

帳簿価格より高ければ「売却益」

仮に売却価格が帳簿価格よりも高ければ「固定資産売却益」が発生します。

例えば、売却時の帳簿価格が500万円、売却価格が600万円であるとすれば

売却価格と帳簿価格の差額である「100万円」が固定資産売却益に計上されます。

帳簿価格より低ければ「売却損」

一方、売却価格が帳簿価格よりも低ければ「固定資産売却損」が発生します。

売却時の帳簿価格が仮に先ほどと同じ500万円で、売却価格が300万円であった場合、

差額である「200万円」が固定資産売却損に計上されます。

固定資産売却「益」か「損」か見極めるには、取得価格と減価償却累計額をしっかり計算して、売却時の正しい帳簿価格を求められるようにしておく必要があります。

キャッシュフローへの影響は?

では、「固定資産売却益」「固定資産売却損」が生じた場合のキャッシュフローへの影響はどうなるのでしょうか?

例題を交えて一つずつ見ていきましょう。

[ケース]

  • 固定資産売却益が生じるケース
  • 固定資産売却損が生じるケース

①固定資産売却「益」が生じるケース

[例題]

D社は、X0年度初めに15,000千円(減価償却:定額法、残存価格ゼロ、耐用年数3年)の設備を取得した。

その後、市況が変化し設備が不要になったことから、X2年度初めに6,000千円で設備を売却した。

X2年度のD社の収益・費用が下記のとき、X2年度のCFを計算せよ。税率は40%とする。

  • 売上 = 10,000千円
  • 非資金費用以外の原価・販管費 = 6,400千円
  • 原価・販管費に該当する非資金費用 = 600千円

まずは、X3年度初めに固定資産を売却したことに伴い「固定資産売却益」または「売却損」が発生したかどうかを確認します。

売却時の帳簿価格 = 5,000千円で、売却価格 = 6,000千円ですので、

の売却益が発生します。

次に、設問文で与えられている収益・費用情報を基に情報を整理し、下記を得ます。

つまり、答えは

となります。

ここでポイントになるのが、

[ポイント]

  • P/Lの営業利益以下に「固定資産売却益」=1,000千円を計上
  • 固定資産売却益の発生に伴う税金を忘れない

ことです。

②固定資産売却「損」が生じるケース

[例題]

D社は、X0年度初めに15,000千円(減価償却:定額法、残存価格ゼロ、耐用年数3年)の設備を取得した。

その後、市況が変化し設備が不要になったことから、X2年度初めに3,000千円で設備を売却した。

X2年度のD社の収益・費用が下記のとき、X2年度のCFを計算せよ。税率は40%とする。

  • 売上 = 10,000千円
  • 非資金費用以外の原価・販管費 = 6,400千円
  • 原価・販管費に該当する非資金費用 = 600千円

先ほどとの違いは、売却価格が6,000千円から3,000千円になったことだけですが、少し複雑になります。

とは言えども最初のステップは先ほどと同様に、どの程度の「売却損」が発生したのかを計算することです。

売却時の帳簿価格 = 5,000千円で、売却価格 = 3,000千円ですので、

固定資産売却損 = 3,000千円 - 5,000千円
-2,000千円

の売却損が発生します。

次に、設問文で与えられている収益・費用情報を基に情報を整理し、下記を得ます。

いろいろ疑問があると思いますが、上記の通り、

となります。

ここでポイントになるのが、

[ポイント]

  • P/Lの営業利益以下に「固定資産売却損」=2,000千円を計上
  • 「固定資産売却損」は「非資金項目」なので、2000千円×0.4のタックスシールドが発生
  • C/Fの投資CFとして「固定資産売却による収入」 = 3,000千円を計上

することです。

このあたりは何度も練習してどこの項目に何が入るのかを体に叩き込みましょう。

参考:ケース①とケース②の比較

ケース①とケース②の売却価格は

であり、3,000千円の差がありますが、最終的なCFの差を比較すると

となり、差は縮まっていることが分かります。

これは

  • 固定資産売却益が課税対象であること
  • 固定資産売却損によってタックスシールドが発生していること

に起因します。

除却損との違いは?

最後に除却損について簡単に触れておきます。

あまり本質的な説明の仕方ではないのですが、

除却損は売却価格=0円の固定資産売却損と捉えることができます。

すなわち下記の通りです。

除却損は、売買処理ではなく設備の破棄であり、買い手からの入金がありませんので、投資CFのプラスは生じませんが、固定資産売却損と同様タックスシールドが発生します。

上図のイメージを保有しておくと、頭の中で整理されますので、是非ご活用頂ければとおもいます。

除却損の場合、破棄に費用が掛かる場合、投資CFにマイナスが生じる場合がありますので注意しましょう。

まとめ

本記事では「固定資産売却益」「固定資産売却損」のキャッシュフローへの影響について解説させて頂きました。

本記事が皆さまのお悩みにダイレクトにお答えできていれば嬉しいです。

もし、「この論点良く分かんない」「この論点もうちょっと深掘りして欲しい」みたいな要望があれば是非コメント下さい。

可能な限り解答させて頂きます。

それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。

明日は11代目の大黒柱・べりーの登場です!

深い知識と経験に裏打ちされた重厚感のあるコンテンツに定評がありますのでお楽しみに^^


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おはようございます。岩塩です。いつも道場をご覧いただきありがとうございます。

1次試験から2か月。例年であれば「直前期」を迎える頃ですが、今年はまだあと1か月以上あります。まだまだこれからです。停滞していると感じている方もいらっしゃると思いますが、ぐっと堪えて学習を続け、乗り越えていただきたいです。また、先日の道場合宿に参加された皆様におかれましては、誠にお疲れさまでした! 既に完成度の高い解答を作成されている方も多く、私も勉強させていただきました。皆さんと一緒にカレーを食べたのは良い思い出です。引き続き、がんばってください!

さて、本日は事例Ⅳの話題です。私は事例Ⅰ、Ⅲで60点をかなり割り込んでしまったのですが、そのマイナス分を事例Ⅱと事例Ⅳで挽回しました。特に事例Ⅳでは70点台後半を確保でき、本当に「ありがとう事例Ⅳ」状態でした。本記事では私が事例Ⅳでファイナルペーパーに書いた内容を淡々と書いてみます。試験当日に見直す目的で作成したものですので、基本的な数式はあまりなく、逆に細かい論点がありますが、押さえていない内容など何らかの気づきに繋がれば幸いです。

 


 

全体

● マイナスは『』で表記する。
単位を確認する。(百万円、千円など混ざっていたら要注意)
● 数値には単位(百万円など)を必ず書く。

財務会計初学者のため、「-(マイナス)」と書いてしまうことが多かったですが、模範解答に倣い、『△』と表記することに。単位混在は引っかかることがあったので注意しました。

 

 

経営分析

● 問題点・課題は与件から導く
  (与件に記述がない場合は、違いが大きい指標を選ぶ)
● 売上が前年より低下している場合、売上高総利益率を見る。
売上高経常利益率自己資本比率は同時に指摘しない。
棚卸資産が多い場合は当座比率も見る。
 
(参考)絶対評価できる指標
  流動比率:最低100%以上、理想200%
  当座比率:100%以上が望ましい
  固定長期適合率:100%以下が望ましい

経営分析はいきなり全部を計算せず、まず与件からヒントを探します。経営分析にお悩みの方は、ぴ。&べりーの記事必見です。

ビジネス実務に直接役立つ経営分析の知識と2次試験対策とは?!【中小企業診断士】

【診断士2次試験】経営分析は3点セット♪20分で8割を目指そう

 

 

CVP分析

価格変更時は注意!! 変動費率が変わる。
 (売上:変化、原価:そのまま)

営業レバレッジ限界利益÷営業利益
        限界利益÷(限界利益-固定費)
  – 固定費 ⇒ 営業レバレッジ
        ⇒ 売上変動に対する営業利益変動
        (売上増加時に利益が出やすいが、売上低下に弱い)
  – 固定費 ⇒ 営業レバレッジ
        ⇒ 売上変動に対する営業利益変動
        (売上低下に強いが、売上増加時に利益が出にくい)

● 記述問題は「損益分岐点が上がる/下がる」、「損益分岐点より上になる/下になる」の観点で記述。

価格変更のある問題でミスをした思い出が尾を引いています。変わるものと変わらないものをよく考えること。「営業レバレッジ」はCVP分析のポイントになるので、言葉の意味もしっかり覚えておいた方がよいですよ。覚え方は、べりーの記事をどうぞ。

【渾身】ごちゃっとしがちな財務会計知識と直前期の暗記法【中小企業診断士】

記述問題は損益分岐点の動き損益分岐点を超える or 超えないの観点で書くとわかりやすいです。

 

 

投資の経済性評価

減価償却費はとにかく注意。(ex. 旧設備と新設備を間違えない)

● 固定資産売却の税効果
  – 固定資産売却が発生 ⇒ CIF=売却額売却益×税率
  – 固定資産売却が発生 ⇒ CIF=売却額売却損×税率
   発生時期も注意

● 営業CF計算方法
  現金取引から計算
   営業CF= (CIF-COF)×(1-税率)+減価償却費×税率
      =(CIF-COF-減価償却費)×(1-税率)+減価償却費
  営業利益から計算
   営業CF= 税引前営業利益×(1-税率)+減価償却費

テキトーな計算メモのせいで減価償却費周りをよく間違えていたため、多少時間がかかっても丁寧にメモを書くように注意しました。税効果は直前期にやっと理解した論点です。「儲けたら税金を払わないといけない、損したら税金が安くなる」です。あやふやな方はTomatsuの記事を是非!

「除却損」を理解していますか?

キャッシュフローの計算に関しては、設問要求をよく確認してくださいませ。営業CFであれば上の式での計算結果、FCFであれば営業CF+投資CFで答えます。(私はこれで沼にはまっていました)

 

 

セールスミックス

● 生産するかしないか
  需要量から貢献利益を求める
  ⇒プラスなら生産、マイナスなら生産しない
 
● 優先順位
  単位時間当たりの限界利益を求める⇒高い製品を優先して生産
 
● 他の系との比較
  系全体の営業利益比較

セールスミックスは昨年も出題されました。「○○利益」の意味や、どの利益で比較するのか確認しておきましょう。

  • 売上高-変動費=限界利益
  • 限界利益-個別固定費=貢献利益
  • 各セグメントの貢献利益の合計-共通固定費=営業利益

 

 

原価計算

● 全部原価計算
  ⇒期末在庫(仕掛含)にも固定費が入り込む
   営業利益が大きく出てしまう
 
● 直接原価計算
  ⇒期末在庫(仕掛含)に固定費が入っていない

これはやや細かいですが・・・ 原価計算の手法により固定費の扱いが異なります。全部原価計算では、在庫に固定費が入るため資産として繰越し(=費用にならない)、直接原価計算では固定費はかかった段階で費用計上される、という違いがあります。

 

 

連結

● 連結:親会社が子会社の意思決定を支配
  一体的な事業遂行が可能
  – 同一企業集団として内部統制が必要
 
● B/S作成
  ① 資産と負債を合算
  ② [子] 純資産を0にする
  ③ [親] 子会社株式を0にする
  ④ (100%未満取得の場合) 非支配株主持分を貸方に記載する
  ⑤ 貸/借の差をのれん計上する
 
● P/L作成
  ① 全部連結
  ② (100%未満取得の場合) 当期純利益の手前で非支配株主損益を控除
  ※子会社の損益は、P/Lの非支配株主損益と持分比率から計算

連結会計は直近でH29、R01の2次試験に出ていますね。最近は事業承継やM&Aが重要な話題になっていますので、今後も出題されるかもしれません。財務諸表の作り方は覚えて損はないと思います。詳しくは11代目の連結会計マスター・おべんと君の記事をご覧ください!

【渾身】連結会計vol.1:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.2:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.3:中小企業診断士

 

 

企業価値

● 企業価値の計算方法
 DCF法:企業価値=1年後利益÷(WACC-成長率)
  ※WACCの計算に、買掛金などの無利子負債は含まない。
 収益還元法:企業価値=将来獲得する予測利益額÷資本還元利子率
 株式市価法:企業価値=発行済み株式数×株式の市場価格
  株価倍率法:企業価値=PER×P/Lの純利益額
  ※PER(株価収益率)=時価総額÷当期純利益
 純資産法(簿価・時価):企業価値=B/Sの総資産-B/Sの総負債
 
● ROA、ROE等式
  ROE=(1-t){ROA+(D/E)×(ROA-i)}
  ⇒ROAが借入利子率iを上回っていれば、D/Eの率だけROEが上がる。
 
● CAPM=リスクフリー利子率+β×(市場ポートフォリオ-リスクフリー利子率)
  ※市場ポートフォリオ:株式市場全体の平均投資利回り
  ※β:個別株式のリスクを意味する係数

企業価値はH30の2次試験に出ましたね。1次試験で勉強されたと思いますが、項目間の繋がりを意識して覚えておくことが必要です。「CAPMを株主資本コストとしてWACCを求め、そこから企業価値を計算する」のような形です。企業価値はM&Aにも関連する内容ですので、今後も問われるかもしれません。「公式の意味を理解していないと気が済まない」という方は、Tomatsuの記事をご覧ください。(←私は式導出して意味を理解したいタイプ)

【渾身】なぜ割引率から成長率を引くのか?【財務・会計】

 

 


 

最後に

事例Ⅳは2次試験の最終科目。疲労のピークで試験を受けなければいけませんので、反復練習を通して体で覚えることで対応力を高めていってください。取りこぼし論点に気づいたら、即チェックです!

そして事例Ⅳといえば電卓。皆さん、電卓は使いやすいもの、ルールに合ったものを用意されていますか?今一度ご確認ください。私は「売価」「原価」などの機能がある電卓を使っており、試験一週間前に、ルール違反なのでは、、、と気づいて買い直しました・・・。

 

以上、岩塩でした~

 


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日時:2020年9月5日(土) 9:00~18:00

(18時以降、懇親会を予定)

場所:オンライン (zoom)

内容:1日で令和元年度の事例Ⅰ~事例Ⅳまでを扱う予定です

‐ 道場メンバーによるワンポイント講義

‐ グループに分かれてディスカッション

人数:12名程度

受付開始8月25日(火) 12:00~  ※先着順となります※満員御礼!

受付方法こくちーず

※タイムスケジュール等の詳細は、こくちーずにてご案内いたします

🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋

どうも、Tomatsuです。

(前回までの記事はこちら

2次試験の事例IV(財務・会計)において頻繁に登場する除却損

1次の財務テキストではほぼノータッチの論点なので

「なんじゃそりゃ。。。?」

となっている方も多いのではないでしょうか?

除却損の理解は事例IVにおいて合否の分かれ目となる意思決定会計(NPV、回収期間など)問題を解く上で重要となります

本記事では「除却損とは何か?」「キャッシュフローやNPV問題への影響」について解説させて頂きます

【こんな人におすすめの記事】
✅ 除却損の意味が分からない方
✅ 減価償却費との違いが分からない方
✅ キャッシュフロー、NPV問題への影響が分からない方

除却損とは?

まず簡単に「除却損とは何か?」について説明します。

除却損とは事業運営において使わなくなった固定資産を除却(廃棄)する際に生じる損失を指します。

モノを捨てるだけですので基本的には非資金費用という扱いです。

その点は「減価償却費」と同じですね。

除却損は「特別損失」に費用計上できるため、除却を実行した年は節税効果が見込めます。

新たな設備を導入して、「不要になった旧設備などの除却処理を忘れてしまうと損する」ということですね。

[ポイント]

  • 使わなくなった資産の除却(廃棄)の際に生じる損失
  • 基本的には「非資金費用」である
  • 基本的には「特別損失」に計上する
  • 節税効果が見込める

廃棄コスト(例:取り壊し費用)などがかかる場合もありますが、この場合も除却損に含めます。

この場合「廃棄コスト分」は現金支出を伴う費用ですので、注意しましょう。

この辺りのキャッシュフローへの影響は後述します。

除却損の計算方法

計算方法は至って簡単です。

廃棄する固定資産の「残存簿価」をそのまま使うだけでOKです。

間接法の場合は、取得原価と減価償却累計額との差額となります。

例えば、取得原価150百万円(減価償却:定額法、残存価格ゼロ、耐用年数15年)の設備を5年間使用した後、当該設備が帳簿価格で除却された場合、

このように、

除却損 = 残存簿価 = 100百万円

となります。

[参考:有姿除却(ゆうしじょきゃく)]

余談ですが、設備を除却するからと言って文字通り「廃棄」する必要はありません。

使わなくなった設備をそのまま放置しているんだけど、廃棄したとみなす処理を「有姿除却」と言います。

設備の除却に伴い膨大な費用(撤去費、運搬費など大きな現金支出を伴う)が掛かる場合に採用されます。

キャッシュフローやNPVへの影響

では次にキャッシュフローへの影響について見ていきましょう。

ここさえ押さえておけばNPV問題も解けるようになります。

本記事では下記の2ケースについて見ていきます。

①廃棄コストがかからないケース

まずは廃棄コストがかからないケースを見ていきましょう。

[例題]

D社は、X1年度初めに取得原価100百万円(減価償却:定額法、残存価格ゼロ、耐用年数10年)の設備を取得した。

その後、従業員育成が成功し設備が不要となったため、4年間使用した後、第X5年度初めに当該設備を除却した。

設備投資後のD社の毎年の予想収益・費用が下記のとき、各年度のCFを計算せよ。税率は40%とする。

  • 売上 = 200百万円
  • 費用(減価償却費以外) = 100百万円

従業員育成に成功したため、除却後も予想収益・費用は維持されるものとする。

除却損の税金への影響は第X5年度末に生じるものとする。

まずは第X5年度の除却に伴う「除却損」を求めましょう。

上述のとおり取得原価と減価償却累計額の差を計算して、

を得ます。

除却損の税金への影響は「X5年度末」に生じます。

この情報をしっかりおさえて後は冷静にCFを解けば正解が導けます。

[ポイント]

NPV問題では時系列を押さえることが超重要です。

除却損の税金への影響が「いつ発生するのか?」を読み間違えないようにトレーニングを重ねましょう。

②廃棄コストがかかるケース

次に廃棄コストがかかるケースをみていきましょう。

ほんの少しだけ難しくなります。

[例題]

D社は、X1年度初めに取得原価100百万円(減価償却:定額法、残存価格ゼロ、耐用年数10年)の設備を取得した。

その後、従業員育成が成功し設備が不要となったため、4年間使用した後、第X5年度初めに当該設備を除却した。

処分には10百万円の支出が必要となった。

設備投資後のD社の毎年の予想収益・費用が下記のとき、各年度のCFを計算せよ。税率は40%とする。

  • 売上 = 200百万円
  • 費用(減価償却費以外) = 100百万円

従業員育成に成功したため、除却後も予想収益・費用は維持されるものとする。

なお、処分のための支出は第X5年度初めに、除却損の税金への影響は第X5年度末に生じるものとする。

まずは第X5年度の除却に伴う「除却損」を求めましょう。

今回は「処分に10百万円の支出が必要になった」とのことなので、

となります。

次に各期のCFを求める必要がありますが、この際ポイントになるのが

  1. 処分のための支出(10百万円)はX5年度初め(X4年度末)に生じる
  2. 除却損(70百万円)の税金への影響はX5年度に生じる

ことです。

この情報さえ取りこぼさず、冷静にCFを計算できれば正解は目の前です。

[ポイント]

有形固定資産の除却時に現金支出を伴った費用(廃棄コスト)は投資キャッシュフローに区分されます。

まとめ

受験生支援をやるようになって分かったのですが、受験生の方の結構な人数が「除却損」を適切に理解せずに事例IVに挑んでいます。

ご存知の通り、事例IVは「絶対的な答えがあります」ので細かい要素を理解していないだけで、×となるリスクがあります。

理解があやふやな所はそのままにせず、しっかり丁寧に理解を深めていって頂ければと思います。

それでは本日は以上です。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

【特集】
受験の女王ティアラ × 一発合格道場コラボ
2次試験直前!
プラス20点を実現する最終チェックリスト


雑誌「企業診断 10月号(9月28日発売)」に受験の女王ティアラことTACの津田まどか講師と当サイト「一発合格道場 11代目(2020年度のいつものメンバー)」によるコラボ記事が掲載されることになりました。
4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!


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日時:2020年9月5日(土) 9:00~18:00

(18時以降、懇親会を予定)

場所:オンライン (zoom)

内容:1日で令和元年度の事例Ⅰ~事例Ⅳまでを扱う予定です

‐ 道場メンバーによるワンポイント講義

‐ グループに分かれてディスカッション

人数:12名程度

受付開始:8月25日(火) 12:00~  ※先着順となります

受付方法:こくちーず(準備中)

※タイムスケジュール等の詳細は、こくちーずにてご案内いたします

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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

Final Paper」という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか。
中小企業診断士試験における造語だそうですが、どんなモノを、どんな風に作ったかは人によって様々。
作成すると得られる効用について、ご紹介したいと思います。

例年、試験当日の一か月くらい前になると「Final Paper」の記事がブログに載り出すのですが、あえてこの時期にお届けする理由は後ほど。

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

『「Final Paper」って何?それ作った方がいいの?』という疑問をお持ちの方

「Final Paper」って何?

「Final」というくらいですから、試験当日の行き返りや休憩の時間で最終確認するポイント集を指します。
9代目きゃずが詳しくまとめていますので、ぜひコチラの記事もご参照ください。
(参照:9代目きゃず「一発合格道場の「ファイナルペーパー」総論」)

試験直前になって参考書を見るよりも、自分が思う要点を集約したペーパーでぎゅぎゅっと確認するという仕立てです。
トイレ休憩時の行列待ち(本年の一次試験での様子を伺う限り、例年ほど時間がかかるものではないかしれませんが)のようなスキマ時間も有効活用できます
当日の「お守り」(精神安定剤)のような効果も期待できますね。

いずれにしても、作成するからには目的を持ち、作成自体が目的にならないようにしましょう。
丁寧に体裁を整えたとしても、それが自分の血肉にならなければ、意味がありません

何を盛り込むのか?

私の場合、事例別の知識やテクニックのうち、試験直前に確認しておきたいモノだけを抜粋し、純度を高めていきました
人によってやり方・まとめ方は様々でしょうが、代表的な内容を分類すると、以下のような形です。
(例:自分のFinal Paperから抜粋したものです)

試験当日の心得をまとめる
例)
「事例Ⅰから電卓を用意」
「受験番号・氏名は絶対に書くこと」
「どうせテンパるが、後には良い思い出になる。楽しむ」
「「選抜試験」であることを意識しつつ、企業診断を楽しむ」
「A~D社に対して、一貫して「親身」になって答える」

事例別の解答方針(タイムマネジメントを含む)・着眼点・関連知識をまとめる
例)事例Ⅰ:人事(さちのひも)・組織(けぶかいねこ)
事例Ⅱ:Target(デモジオサイコ)+4P/4C
事例Ⅲ:QCD・ECRS・4M
事例Ⅳ:対比が時系列なら「低下/上昇」(変化)、競合なら「低い/高い」(状態)

自分のミス・癖に関する反省点と対応策をまとめる
例)事例Ⅳ:
「計算問題は表を作成してモレを防ぐ」
「端数処理や桁数は解答欄に「xx.xxx%」等と先に記入」

事例別の活用キーワード(フレーズ)やフレームをまとめる
例)事例Ⅱ:
★キーワード:ピンとくる効果の〆を選ぶ
①顧客関係性→深化、②顧客認知度/満足度/愛顧→向上、③顧客生涯価値(LTV)→最大化
★フレーム
「(ターゲット層)の(効果)を目的に①②③(プロモーション)で来店を促す」

試験当日の心得」をわざわざ書き出しておく意味は何でしょうか。
試験当日は、どんな不測の事態が起こるかわかりません(試験開始後に検温漏れが発覚して検温に走らされるetc)。
想像だにしなかった出題のされ方として、頭が真っ白になったり浮足立つこともあるかもしれません。
歯が立たぬ事例の後、頭の切り替えが必要になることもあるでしょう。

そうした事態に備えるため、当日のメンタルコントロールを今からイメージしておくのです。
私の場合、各事例のペーパーの冒頭に、試験当日の自分への戒めを記載していました。
例えば、事例Ⅰ~Ⅲと解いてきてクタクタになって迎える事例Ⅳのペーパーには、「集中力と注意力。あと一歩」と記載していました。
持ち物リストを入れておいてもいいかもしれません。

いつ作るのか?

いつ作るのか、という点についても人それぞれですね。

試験直前に集大成としてまとめる

学習の過程でまとめる

個人的には、今日から学習上の気づき等をまとめ始めることをオススメします(②)。
あらためて時間を取ってやる(①)のでは、直前期の作業時間が勿体ないし、学習期間中の気づきをまとめる機会にならないと感じたからです。

私の場合、毎日、学習時間の初めにその時点でのFinal Paperを眺め、学習時間の終わり際には今日の気づきをまとめ、Final Paperを修正しました。
その際、Final Paperに記載したのに実行できなかったことを洗い出し、それが自分の能力不足によるものなのか、はたまた汎用性が乏しいテクニックで削除すべきか、自問自答していました。

自分の合格体験記でも記したのですが、「Final Paperを完成させていく作業は、結晶作りのようなもの」でした。
書き溜めたものがそのままFinal Paperになっていくイメージです。
①も良い方策かとは思いますが、試験直前に生煮えの知識や試したてのノウハウを混ぜてしまわないように、気をつけてください。
苦手なモノ、使い慣れていないモノを直前に見返しても、戸惑いの原因につながるような気がするからです。

いずれにしろ、まとめる過程で頭の中も整理されることが一番大事です。
先人が作ったFinal Paperをそのままお使いになるのも時間短縮のためには良いと思います。
今日から作り始めるなら、まだ時間はたっぷりありますので、ご自身での学習を進める過程でまとめてみてください

どう作り、当日持ち込むのか?

「手書き」派と「PC作成」派がいらっしゃると思います。
作り方は大方、こんな感じでしょうか。

ノートに論点ごとに付箋を貼り付けていく

Word、Excel、Powerpointでカッチリまとめる

スマホでも呼び出しやすいEvernote、Trelloでまとめる

私の場合、道場記事や参考書にある知識やテクニックを、Excelに打ち込んでいました
納得感、腹落ち感を重視しながら、新しい内容を取り込んでは見直し、修正していきました。

どのような内容を盛り込むにせよ、最終的な分量は絞込みましょう
例えば、各事例A4で1~2枚に留めるなど、最後に持ち込んで読めそうな分量から逆算して決めてしまうのも手です。
前の事例の出来が気になってる中で、頭を切り替えられるような内容・分量がオススメです。
試験当日にじっくり読み込む時間は限られていますし、最後まで残った「要点」こそが当日押さえるべきポイントです。

作成したファイルはタブレットで持ち込むのもよいですが、私の場合は印刷して持ち歩きました
学習の過程で常に脇に置いていたため、もはやFinal Paperに書いてあるような内容は覚えてしまっていたのですが、それでも試験当日に手元で確認できること自体が重要です。
学習の成果がそこにまとまっているので、「これだけ努力してきた」という安心材料になります。

作成の参考にしたもの

一発合格道場の過去記事でも、オススメのFinal Paperが紹介されています。
過去にこれだけの数、言及されています。
多くが各事例のポイントにわかりやすく言及している良記事です。

「ファイナルペーパー」での検索結果 276件
「Final paper」での検索結果 16件

インターネットの良さは、コピペして使えること。
掲載されている図表をスクリーンショットで貼り付けることも出来ます。
ぜひご活用ください。

また、私がFinal Paperを作成に役立つと感じた参考書をご紹介します。
(リンクは現時点での最新版)

2次試験合格者の頭の中にあった全知識

今回執筆者として加わっていてなんですが、一度取り込んだものの、後からピンとこなくなったものもありました。
特定の年度の過去問では該当しうるけど、その後の出題傾向に合わなくなっているように見受けられるものとかですかね。
そうしたものは学習の過程で消していきました。

前述したとおり、自分の中での納得感、腹落ち感が一番大事です。
(参照:11代目いけちゃん「【中小企業診断士試験】「全知識」「全ノウハウ」の活用方法」)

【参考にした箇所】
「最重要の切り口」「使える解法テクニック」「知っておきたい考え方のトレンド」

中小企業診断士2次試験 事例問題攻略マスター

過去問解説に加えて、各事例の特徴がまとまっています
非常にわかりやすく、学習初期に購入したものの、度々参照しました。

最近第2版が出版されてリニューアルされているので、特にオススメです!

【参考にした箇所】
「必要知識一問一答」

30日でマスターできる 中小企業診断士第2次試験 解き方の黄金手順

与件読解や設問解釈をマーカー付で解説してくれている良書です。
「ふぞろい」にせよ、「全ノウハウ」にせよ、カラー付ではないので、合格者のマーカーの使い方を知るにはブログが良いという話になるのですが、本書はその点をクリアしています。

こちらも私は前の版を使っていましたが、最近新版が出版されました。
直近の合格者が執筆に関わり、今回から「「黄金」手順」と改題されたようです。
文字通り金ぴかな装丁が目を引きますね(笑)

【参考にした箇所】
「切り口」「知識」

実は自分自身のものも作っていたのですが、共通部分は以下の記事にまとめました。
一次試験前に掲載したので、ご覧いただいていない方もいらっしゃると思うので、あらためてご紹介いたしました。
(参照:11代目いけちゃん「【中小企業診断士試験】2次試験対策:今知っておくべきこと part1」)
(参照:11代目いけちゃん「【中小企業診断士試験】2次試験対策:今知っておくべきこと part2」)

今日のまとめ

① 試験当日の行程や休憩時間で最終確認するポイント集
② まとめる過程が一番大事なので自分で作りましょう!

以上、いけちゃんでした!

それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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日時:2020年8月29日(土)23:00~25:00

場所:オンライン (zoom)

・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス」と「よろず相談会」
(相談会は6~7名/班を20~30分毎に入替形式)

人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力

・参加確認:8月22日(土)までにEメール連絡
(※抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

           

twitterもよろしくお願いします。

皆さま、こんにちは。ぴ。です。

暑っついですね皆さま体調はいかがでしょうか。

こんな暑い日は勉強の合間にガリガリザウルス・・・じゃなくてガリガリ君でも食べてリフレッシュしましょう♪

ただし、お腹を壊すといけないので、食べ過ぎには注意ですよっ。

さて、本日は2次対策向けに「いまやっておきたいこと」第2弾として、

事例Ⅳの経営分析についてご紹介していきます。

※前回の第1弾はweb勉強会の内容についてでした。

経営分析に関するおススメ記事です。是非こちらもご参考下さいね~。

ビジネス実務に直接役立つ経営分析の知識(by 11代目べりー)

事例Ⅳ弱者の戦略(by 10代目makino)

はじめに、私が学習初年度に「やらかしてしまった失敗談」をお話します。

事例Ⅳは、経営分析・CVP・NPVが頻出論点です。この中で経営分析に関しては過去問や予備校の演習・模試等でも比較的学習初期からなんとなく解けるんですよね。なので、私は学習にかける時間をCVPやNPV、その他の論点に費やしていました。

つまり、『経営分析はなんとなく解けるからきっと大丈夫だろう』と対策が不十分なまま本試験に臨んでしまったのです。

・・・これが失敗でした。

本試験では、経営分析を解き終えるまでに30分以上時間をかけてしまい、結果的に他の計算問題や文章問題を解く時間が無くなるという事態に陥ってしまいました。トホホ(泣)

先日のオン夏セミナーにて岩塩がこのようにプレゼンしておりました。

『経営分析は開始20分以内で解けるようにしよう』

私も初学者の時にこの岩塩の助言を知っておけばよかったと思いましたよ。トホホ×2(泣)

経営分析は、過去問をベースにしっかりと準備しておくことで、確実に得点することができますし、素早く正確に終わらせることで、個別計算問題にかける時間を確保することに繋がります。

・・・ということで、私の失敗談を踏まえて

今回の記事をおススメしたい方・2次試験の経営分析の概要を把握したい。

・経営分析を20分以内で解く上でどんな準備をすべきか知りたい。

今回、経営分析は3点セット♪をテーマに、「20分で8割を目指すコツ」についてお話したいと思います。

ありがとう事例Ⅳ!と言うためには必ずマスターしておきたい経営分析。今回の記事が少しでも学習の参考になれば幸いです。

それでは、本日も宜しくお願いします。


経営分析の概要

経営分析を攻略するにはまず全体像を確認しておきましょう。

【出題実績】

いきなり質問です。経営分析の出題率は過去の実績では何パーセントでしょうか?

答えは、H13から遡って出題実績をみると100%出題されています。2次試験の全事例で、唯一絶対出る論点と言えます。

また、上の図は過去10年間の出題実績表ですが、事例Ⅳでは主に経営分析、NPV、CVPの理解力が問われていることが分かりますね。

特に出題率100%の経営分析は唯一無二の存在で絶対に取らなければ合格点を確保することはムズカシイです。

【正答率の高さ】

ところで、昨年の経営分析の問題で一発合格道場11代目のメンバーはどのような経営指標を選んでいたでしょうか。

上の図では11代目メンバーの再現答案を載せていますが、数ある経営指標の中で、だいたいみんな同じ指標を選択していますね。

もちろん、この指標以外でも正解の可能性はあります。しかし、他の受験生と差別化して生産性の指標を選んでやろうとか、誰も選ばないようなマイナーな指標を選ぶよりも、みんなが書くであろう基本的な指標を選択していくことが、20分以内で確実に8割確保のために重要になると思います。

【出題パターンの3点セット】

経営分析の出題パターンは例年ほぼ一定です。

設問1では、①経営指標の名称と、②指標の値が求められ、

設問2では、③内容の説明(文章記述)が求められます。

この出題パターンの3点セットを基本としながら、いくつかの形式に細分化されます。

なお、③の内容の説明(文章記述)は、長所・短所、問題点、課題、改善策などが問われます。

ここで、令和元年の問題文を見てみましょう。

問題文のチェックについて、毎回出題パターンは同じですので、ケアレスミスを100%防ぐために、出題形式や小数点の桁数など問題文への書き込みかたもあらかじめルール化しておくとよいですね。

【攻略のコツの3点セット】

経営分析の目的は、「経営の革新・改善」ですので、良い点よりも、問題点や課題を指摘するケースが圧倒的に多いです。また、診断士試験では、精緻な分析を求められてはいません。

①短い時間で、②間違いでない指標を選択し、③多面的な視点から内容を説明することがコツになります。これが、攻略のコツの3点セットです。

①短い時間

⇒ 20分で解き終わることを目標にしましょう。

②間違いではない指標を選択

⇒ 最低限必要な指標だけ使うようにしましょう。

③多面的な視点で内容の説明をする

⇒ 安全性、効率性、収益性から一つずつ選びましょう。

①基本的な指標を短時間で挙げ、正確に計算することが求められています。

②の間違いではない指標とは、100%正解じゃなくてもいい指標という意味で、こだわりすぎてもいけません。

③の多面的な視点というのは、2次試験全事例で共通のコツで、事例Ⅳの経営分析においても例外ではありません。

試験本番で実力を十分に発揮するために、できるだけ武器を少なくして研ぎ澄ましていきましょう。

以上、概要でした。次から具体的なコツについてお話していきます。


与件文や財務諸表から課題を探す

出題者が期待する経営指標を選択するためには、当たり前ですが与件文や財務諸表から財務上の課題を見つけないといけませんよね。

私の失敗談として、学習初年度の頃は、与えられた財務諸表から、一次試験で学んだ経営指標を片っ端から計算していましたが、正直言って時間がかかりすぎるし無駄な作業でした。

100%正解の指標を選ぶ必要はないですし、そもそも数値の差だけで正解は分かりませんので、先ずは与件文のヒントを活かして、当たりをつけた指標だけ計算することをおススメします。

ここで、令和元年の与件文と財務諸表を確認してみましょう。

この事例であれば、D社の業種、各事業の特徴、財務諸表から財務上の課題を探します。

ポイントは、冒頭の与件文に記載されているキーワードと、財務諸表(主にB/S)の数字の動きをヒントに財務上の課題を抽出します。

また、後で紹介する指標選択の3点セットと結び付けることで時間の短縮化が図れます。

私の場合は、上の図の右側に記載した指標だけ抽出して計算していました。そして、数値的に悪化or改善に選んで問題なければ収益性、効率性、安全性の3つの視点で解答するという方法でした。

ちなみに、この令和元年の問題は、配送費の勘定科目が売上原価なのか、販管費なのかの判断が難しいと思います。そのため、収益性悪化の指標選択が、売上高総利益率か売上高営業利益率かで分かれると思います。しかしながら、道場メンバーの再現答案を見てもどちらを選んでも差がないことが分かりますので、このような場合にも迷って時間をかけすぎないことが大事になります。

なお、この指標値の計算から指標値選択の解法に関して、道場ブログに詳しい解法を説明した記事がありますので、ご自身に合う解法をパクって見て下さいね。特に冒頭におススメした10代目makinoの記事も是非ご覧頂ければと思います。

(参考)安全性の指標について

与件にヒントがない安全性指標は、一次試験で学んだ基準となる数値で判断する必要があります。

安全性の指標を選ぶ際の根拠は、与件文にヒントがないことが多いです。そのため、例えば当座比率又は流動比率が100%未満は資金繰りに問題があるとし、短期安全性を指摘するといった判断をする必要があります。


収益性、効率性、安全性から一つずつ

【指標選択の3点セット①】

経営指標は「収益性、効率性、安全性から一つずつ選ぶといいよ」とよく言われます。私も学習初年度の頃からこの話は聞いていました。

だがしかし・・・こじらせボーイの私は実は疑問に思っていました。皆さんは私のようにこじらせず、素直でいるのが一番です(笑)

ですが、私も学習を継続していく中で疑問は解消されていきましたので、以下に参考までにご紹介してみます。

疑問1.なぜ収益性、安全性、効率性の3つなの?一次試験で学んだ生産性も含めた4つじゃないの?

効率性と生産性は、投下した経営資源がいかに効率よく利益を生み出しているかを図る指標としてほぼ同じ概念です。生産性指標を挙げても大丈夫ですが、効率性指標でも十分に説得力のある指摘になります。

疑問2.なぜ一つずつなの?例えば効率性2つと収益性1つではだめなの?

極論を言えば、3つとも収益性を挙げたらどう評価されるでしょうか。診断士2次試験では全ての事例で偏った解答をすると点数が低い傾向にあります。多面的な解答がベストではないですが、ベターといえます。

・・・という解釈に至ったのですが、いかがでしょうか。

一方で例外として、過去問を見ると、H24のように「収益性が改善したか否かを判断する指標」など問題に制約条件があったり、H25のように「財務諸表がB/Sしかない」問題が出たら、収益性・効率性・安全性から一つずつ選ぶことはできません。このような制約条件などは出題者からのヒントだ!とポジティブに捉えて題意のままに解答しましょう。

ですが、制約などない通常のパターンの場合は、短時間でベターな解答にするため、指標を一つずつ選ぶことをあらかじめ決めておいたほうがラクですよね。

【指標選択の3点セット②】

よしっ。基本的には収益性、効率性、安全性から1つずつ選ぶのは分かった。

でもさぁ、それぞれの指標は何個覚えときゃいいのよ?・・・って思いますよね。

例えば、全国企業財務諸表分析統計というものを見ると、指標が多すぎて全て覚えることはできません。診断士試験においては、D社の財務上の課題の指摘に役立つ重要な指標だけに絞り込んでいきます。

(参照:全国企業財務諸表分析統計)

先ずは、予備校などが過去問の模範解答で挙げている指標の数に絞り込みました。

これならいけそうですか?・・・まだちょっと多いですよね。

ということで、更に絞り込みます。

これならいけそー!?ではないでしょうか。

収益性、効率性、安全性から3つずつ。私はこの指標だけを想定し、与件文や財務諸表から課題を見つけにいってました。そして、課題に合致した指標のみを電卓で計算するといった感じです。

この指標だけでも事例ⅣのD社の課題は指摘できるのではないでしょうか。


記述問題は解答パターンを準備する

最後は内容の説明(記述問題)です。

記述問題は、設問1で挙げた指標について「個々の指標ごとの説明」あるいは「総合的にまとめた説明」の2種類の出題形式が問われます。

上の図のように近年の問題は総合的な記述が多く、個々の指標の記述が出題されなくなってきています。しかしながら、念のため個々の指標の記述についても過去に出題頻度が多い60字をベースにあらかじめ解答パターンを準備しておくとよいです。

なお、この記述問題の対策も冒頭に紹介したべりーの記事はより詳しく紹介されていますので是非ご覧くださいませ!

【個々の指標ごとの記述】

ポイントは、与件(またはB/S)とキーワードを因果関係で記述することです。

具体的には、与件文から因果の因の部分を引用し、あらかじめ準備しておいた指標ごとのキーワードを因果の果に使います。

また、安全性指標は与件に根拠が無い場合、B/Sの勘定科目の動きを根拠とする必要があります。

(例)売上高営業利益率の問題点

(与件の根拠)のため、本業の収益性が低下した。

(例)棚卸資産回転率の問題点

(与件の根拠)のため、棚卸資産の投資効率が低下した。

(例)自己資本比率の問題点

(B/Sの根拠)のため、資本構成が悪化し安全性が低下した。

【総合的にまとめた記述】

先にも書きましたが、近年はこちらの形式のほうが出題頻度が高いので、より準備の必要性も高いと思います。

総合的な形式での記述問題は、文字数が少ないほど難しくなりますので、少ない文字数でコンパクトにまとめるための準備が必要です。

ポイントは、①コンパクトにまとめつつも、②与件の根拠の言葉を引用することに加え、③収益性・効率性・安全性の区分を明確にすることです。

ここで、令和元年の11代目メンバーの再現答案からおススメの解答を2点ご紹介します。

CK:一部の分譲住宅の販売が滞り短期安全性低下、建材の価格高騰で収益性も落ちたが、物件の賃貸好調で効率性高い。

べりー:①建材の価格高騰や分譲住宅の販売不振で収益性が低下し②借入依存で安全性が低下し③資産効率が改善した。

2名共に、与件の根拠を引用しつつも、収益性低下、安全性低下、効率性改善と区分が明確化されています。

特にCKの解答は、3指標共にバランスよく与件の根拠の記述があり、説得力の高い内容になっています。

べりーの解答の良いところは、設問1で解答した指標の順番(収益性悪化、安全性悪化、効率性改善)が箇条書きで連動しているため、採点者に伝わりやすい書き方になっていることです。

是非、皆さまも上記の解答を参考に解答パターンを準備していただけたらと思います。


さいごに

経営分析について、3点セットをテーマにご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

出題パターンを把握し、指摘に役立つ指標を絞り込み、記述の解答パターンを準備することによって、20分以内で8割の解答が目指せると思います。

また、経営分析は徹底的に過去問をやりこむことで十分対応可能です。少なくとも過去問10年分を経営分析だけのタテ串で解いてみることをおススメします。慣れてきたら時間を計ってやってみましょう。

今回は以上となります。長い記事をお読みいただきありがとうございます。

ぴ。でした。


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(相談会は6~7名/班を20~30分毎に入替形式)

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おはようございます。さとまるです。過去問へのトライは進んでいますか?初めて解いてみて、合格答案と自分の答案とのレベルと差にガックリきた方も少なくないはずです。でも、レベルの差は「伸びしろ」とも言いかえ可能。その部分にあなただけの合格への処方箋が隠されているはずです。

2次試験対策の手始めに過去3年間の過去問を解いた結果、この伸びしろ(レベルの差)を一番感じたのが事例Ⅳだったため、去年、道場、ふぞろい、タキプロと主だった受験生支援団体の夏セミナーに参加した際も、事例Ⅳの強化方法を聞く!というのが主目的でした。

今年はオンラインセミナー一色で、リアルのセミナーはあまり開催されていませんが、去年参加したリアルのセミナーでは、合格者が利用した教材やノートなどがサンプルとして置かれていて、休み時間に手にとって見ることができるというケースが多かったです。

去年のこの時期はとにかく事例Ⅳの強化が急務。その視点で眺めていたところ、一番置かれている率が高かったのが、以下の2冊でした。

30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集(以下「30日完成!」とします)
事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ(以下「全知全ノウⅣ」とします)

ワラにもすがる思いで、この2冊は迷わず購入。実際有益でしたので、今日は使い方や特徴を書いてみたいと思います。

「30日完成!」と「全知全ノウⅣ」の共通点

経営指標、CVP分析など、テーマごとに問題が分かれているところが、これら2冊の共通点です。年度ごとに出題されるテーマは違いますが、年度を横断してテーマごとに問題がまとめられているので、理解の足りない分野を重点的に補強することができます。

また、両者とも計算過程に沿って丁寧に回答を解説している点も共通しています。ここでポイントなのが、昨日のカワサンの「考え方合わせ」と同様、事例Ⅳでも解答があっていたかだけではなくて、なぜこのような回答になったか、計算過程やその計算をした理由を振返ることです。

例えば、経営指標の選択で、自分の回答と模範解答が同じ「売上高営業利益率」になったとして、そこで正解だから次へ進むのではなく、なぜ「売上高総利益率」や「売上高経常利益率」ではなく「売上高営業利益率」という判断をしたのかまで説明できるようにすること。模範解答の過程を含めて、確実に当てにいくという復習方法をオススメしたいです。

使い方としては、どちらもまず一通り解いてみて、自分の得意・不得意なテーマを炙り出すところから始めてみましょう。私は通しで2周してみて、正答率の低い分野、自信のない分野だけ3周目をやりました。

1周にかかった時間は、両者合わせて、1周目は1ヶ月弱(1冊あたりだと10日ほどでしょうか)。2周目はその半分、3週目は問題を絞って直前まで復習していました。

「30日完成!」ってどんな本?

全知識全ノウハウに比べて、比較的内容が易しく、事例Ⅳがあまり得意でない方は、先にこちらに取り組むことをオススメします。
というのも。「30日完成!」の「はじめに」に書いてあるように、

STEP1:1次試験から2次試験の橋渡しとなるレベルの問題
STEP2:2次試験レベルの問題

と、いきなり2次試験の問題が難しいと感じる受験生が、STEPを踏んで学べる構成になっているためです。

ただし、「30日完成!」だけで自信を持って2次試験を解けるようになるかというと、個人的にはやや疑問が。。一問一問をできるだけ1ページに収めて編集する、という紙面上の方針のためだと思うのですが、問題が1ページにまとめられているせいで、本来、長い事例Ⅳの与件文や設問文の中に散りばめられ、自分で丁寧に文章を読んで見つける必要のある解答のポイントが見つけやすくなっており、STEP2の問題のレベルが、2次試験レベルよりも若干落ちているように感じました。

そのため、いきなり事例Ⅳを解くのは難しく、一次試験と二次試験の橋渡し的な位置づけの問題集が欲しいという方には、最適な問題集だと思います。

「全知全ノウⅣ」ってどんな本?

「30日完成!」に比べて、より過去問に近い形式で取り組めるのが「全知全ノウⅣ」です。平成18年度以降の過去問を元に、テーマごとに問題が掲載されており、30日間よりさらに過去問に近い形で事例Ⅳの学習を進めることができます。

特に参考になったのが、第2章の損益分岐点分析と、第3章の意思決定会計の解答部分です。これらのテーマは頻出ですが、解答に至るまでの手順を抜かしたり、条件を見落としてしまい、受験生の間で差がつきやすいテーマでもあります。

全知識全ノウの解答部分では、これらのテーマの解答手順ができるだけ一般化され、条件を漏れなく見つけるためのポイントが掲載されており、自分の解答との「考え方合わせ」を細かくチェックすることができる、という点でオススメです。

なお、各設問には(1)レベルで重要度がA〜Cまでついていて、Cが一番難しい問題という位置づけになっています。ただ、この本の序章にもある通り、重要度は解答手順通りに解けるかどうか(条件抽出の複雑さなど、ひねりがあるかどうか)を表しており、得点への繋がりやすさを表すものではないことに注意が必要です。

オン夏!のセミナーでは「Cまでやるべき?」というご質問をいただきましたが、本番を意識して、単純に手順通りに解けない問題、ひねりのある問題にトライし、変化球に慣れておくというのも手だと思います。

■過去問自体はいつやるべき?

ここまで、事例Ⅳがあまり得意でない方は、まずは問題集から着手すべきという話をしてきました。では年度別の過去問をやらなくていいかというと、結論は否ではないかと。

それは、問題集を解くだけでは、80分で事例Ⅳを解く練習ができないからです。個別の設問を完璧に解けたとしても、80分で終わらないと意味がない。

・確実に解く問題と余った時間でできればいい問題の見極め
・問題を解く順番の決め方

のような内容は、実際に年度別の問題を80分で解いてみないと、感覚として分からないと思います。

問題集ばかり解いていた私は、去年10月に入ったところでこの事実にやっと気づき、最後の2週間、仕上げとして過去5年分を解くことにしました。すると、8月時点で全く手応えのなかった問題が、60〜70点取れるようになっており、成長を感じたことを覚えています。

問題集で手応えを感じるようになった暁には、ぜひ過去問も忘れずチェックしてみてください。

さて。目隠ししてスイカを割りに行くが如く、今は「事例Ⅳ、どこに向かえばいいんだろう。。わからん。。」という方も。 ここからの取り組み次第で、事例Ⅳを得点源にするチャンスは大いにあると思っています。

先日のオン夏!セミナーでは、事例Ⅳ担当のかーなから、「ありがとう事例Ⅳ!」という名言が飛び出しました。2次試験後に心置きなく「ありがとう事例Ⅳ!」と言えるように、毎日の勉強を積み上げていきましょう。

以上、さとまるでした。

 

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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

あのアツい一次試験から約一か月、学習は順調に進んでらっしゃいますでしょうか
「順調」だとお感じの方には、本日の記事は不要なので、そっと閉じてください。(そっとね…笑)
いまいち手応えがないな…」という方には、少しはヒントになる部分があるかもしれません。

さて、一次試験から受験されてストレート生の方は、設問文の選択肢に関する正誤判定に磨きをかけてきた「一次脳」を作ってこられたと思います。
あんまり良いネーミングではないかもしれません…ごめんなさい)。

二次試験で活用すべき知識は一次試験の範囲のうち、相当限定されています
なので、「一次試験に合格したんだし、復習の必要なんかないよ」というご意見もよく聞きます。
でも、二次試験の過去問題を解いてみて「全く別物の試験だから」だと感じる部分があるなら、「全知識」「全ノウハウ」の出番です。

私はご縁があって2020年版の「全知識」「全ノウハウ」の執筆に関わりました
今回は、道場メンバーに聞いた赤裸々な使用体験記(2919年版)や4人の執筆者オススメの使い方、注意点(2020年版)をご紹介しながら、先日のオンライン夏セミナーにて際中・事後にご質問いただいた「全知識」「全ノウハウ」を上手く活用する方法を一緒に探り、「手がかり」をご提供できればと思っています。
※執筆者が書くと「プロモーション」っぽくなってしまいます(笑)が、注意点も併記しますのでご容赦ください

2次試験合格者の頭の中にあった全知識 (2020年版)」(以下、「全知」)
2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ (2020年版) 」(以下、「全ノウ」)
2020年版 事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ」(以下、「事例Ⅳ全知全ノウ」)

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

「全知識」「全ノウハウ」の活用方法を知りたい方

各書籍の内容

「全知」「全ノウ」シリーズは、「ふぞろい」シリーズと異なり、派生書籍は少ないです。
本日初めてこの書籍を知った方に向けて、それぞれの違いを最初にお知らせしておきます。
なお、「ふぞろい」シリーズの差異については、以下の過去記事が詳しいです。
(参照:10代目かわとも「よくわかる!ふぞろい書籍一覧表」)

「全知」「全ノウ」
事例Ⅰ~Ⅳを網羅し、口述試験までカバーしています。
全知識では、事例ごとのパターンや切り口(着眼点)をご紹介しつつ、関連する一次知識をご紹介しています。
全ノウハウでは、二次試験に共通のノウハウの他、直近二か年分の事例分析を掲載しています。

「事例Ⅳ全知全ノウ」
事例Ⅳ対策に特化した一冊です。
論点ごとに知識・ノウハウをまとめており、過去問を演習問題としている点が特徴です。
また、「事例Ⅳ全知全ノウ」はあえて前年度の事例は扱っていません
その理由は、前年度事例は「80分通した演習に使うべき(本書のように反復練習する対象とするべきでない)という考え」に基づいています。

各書籍の目次をご紹介します(事例ごと重複する部分は一部省略しています)。
ピンとくるようでしたら、次項(「活用方法」)もご確認の上で、ぜひご活用ください。

2次試験合格者の頭の中にあった全知識

第1章 事例別対策【事例Ⅰ】
■事例Ⅰの概要
Ⅰ 代表的SWOT項目
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.事例Ⅰの基本的な考え方
2.大枠戦略検討
3.リーダーシップとマネジメント
4.組織形態(組織デザイン)
5.組織の成立と存続要件
6.組織風土・組織文化
7.組織のライフサイクル
8.モチベーションアップ
9.能力開発
10.インターナルマーケティング
11.評価
12.報酬
13.キャリアコース
14.非正規社員の活用
15.採用・退職
16.同族会社,非同族会社
17.事業承継
18.M&A(合併と買収)
19.アウトソーシング
20.ダイバーシティ・マネジメント
21.業務の定型化
22.IT活用
Ⅳ 使える解法テクニック
Ⅴ 知っておきたい考え方のトレンド
第2章 事例別対策【事例Ⅱ】
■事例Ⅱの概要
Ⅰ 代表的SWOT項目
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.大枠戦略検討
2.競争戦略
3.市場細分化(標的市場の選定)
4.PPM
5.Product① 品揃え拡充
6.Product② 共同開発
7.Product③ カニバリゼーション
8.Product④ サービス財
9.Place① 直販
10.Place② OEM
11.Place③ 主要顧客依存
12.Place④ 企業間連携(事業連携)
13.Place⑤ 外注(アウトソーシング)
14.Price① 価格設定
15.Price② ロスリーダー政策
16.Price③ メニュー選択式価格設定
17.Price④ プライスライニング政策
18.Promotion① パブリシティ(プル戦略1)
19.Promotion② 口コミ(プル戦略2)
20.Promotion③ ホームページ,BBS,SNSなど
21.Promotion④ 人的販売
22.Promotion⑤ 具体的なPromotion案
23.ブランド
24.IT
25.店舗販売
26.インストアマーチャンダイジング(ISM)
27.POSシステム
28.商店街
29.合併・買収
30.地域資源の活用
31.リスクマネジメント:危機管理
32.4C
Ⅳ 使える解法テクニック
Ⅴ 知っておきたい考え方のトレンド
第3章 事例別対策【事例Ⅲ】
■事例Ⅲの概要
Ⅰ 代表的SWOT項目
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.生産計画はどうあるべきか
2.生産方式
3.管理方式
4.PQ分析
5.コミュニケーション
6.Q(品質)
7.C(コスト)
8.D(納期)
9.IT活用
10.営業と工場の役割分担
11.製造現場のチェックポイント
12.工場設置のSLP
13.IE
14.設備保全
15.製品開発
16.アウトソーシング
17.販売に関する事項
18.出荷・配送
19.CAD/CAM
20.コンカレントエンジニアリング
21.技術継承
22.工作機械
23.海外進出
Ⅳ 使える解法テクニック
Ⅴ 知っておきたい考え方のトレンド
第4章 事例別対策【事例Ⅳ】
■事例Ⅳの概要
Ⅰ 出題のポイント
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.B/S,P/L分析
2.CF計算書の作成と基本分析
3.投資(プロジェクト)の評価とリスクの計算
4.損益分岐点分析(セールスミックス)
5.企業価値と株価
6.原価計算
7.連結会計
8.他の科目の関連知識
9.場合分け問題
10.デリバティブ(金融派生商品)
11.その他
Ⅳ 使える解法テクニック

2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ

第1部 2次試験のノウハウ(基本パート)
Ⅰ 2次試験における5つの基本的心構え
Ⅱ 2次試験全体の重要な切り口
Ⅲ 2次試験全体のノウハウ
1.設問文の読み方
2.与件文(事例文)の読み方
3.注意すべき与件文のポイント
4.解答の構築ポイント
5.解答の書き方
6.80分間のタイムマネジメント(基本例)
7.試験会場での緊張対策
8.ツールの活用法
9.戦略的に得点を確保する
10.学習上、必ず行うべきこと
11.解答における考え方のトレンド(全体)
Ⅳ 設問のタイプ別対応パターン
Ⅴ 2次試験事例別のノウハウ
第2部 本試験問題でのノウハウ活用例
第1章 令和元年度2次筆記試験考察
Ⅰ ノウハウ活用例―事例Ⅰ
1.設問分析
2.与件分析とSWOT分析
3.各問題の分析と活用できるノウハウ
Ⅱ ノウハウ活用例―事例Ⅱ
Ⅲ ノウハウ活用例―事例Ⅲ
Ⅳ ノウハウ活用例―事例Ⅳ
1.大枠戦略の検討
2.実際の与件文チェック
3.各問題の分析と活用できるノウハウ
第2章 平成30年度2次筆記試験考察
Ⅰ ノウハウ活用例―事例Ⅰ
1.設問分析
2.与件分析とSWOT分析
3.各問題の分析と活用できるノウハウ
Ⅱ ノウハウ活用例―事例Ⅱ
Ⅲ ノウハウ活用例―事例Ⅲ
Ⅳ ノウハウ活用例―事例Ⅳ
第3部 2次試験のノウハウ(詳細パート)
第1章 2次筆記試験対策
Ⅰ 与件文を読むときに注意しておきたいフレーズ集
1.LEVEL1 「  」で括られた言葉
2.LEVEL2 繰り返される類似表現
3.LEVEL3 強調表現(強調語・数字・接続詞)、欄外注記、別表
4.LEVEL4 顧客ニーズ、伸ばすべき強み、解決すべき課題や問題点、環境変化により求められている要求
5.LEVEL5 ニュアンスを読み取る
6.<補足>与件文と財務諸表の両方から内容を検討する
Ⅱ 解答を記述する際に活用できるフレーズ集
1.文字数の調整に活用できるフレーズ集
2.事例Ⅰ(組織・人事)に活用できるフレーズ集
3.事例Ⅱ(マーケティング・流通)に活用できるフレーズ集
4.事例Ⅲ(生産・技術)に活用できるフレーズ集
5.事例Ⅳ(財務・会計)に活用できるフレーズ集
Ⅲ 合格者が実践していた苦手克服法
Ⅳ 診断士2次試験の『よくある疑問』に答えます!
1.解答プロセス編
2.勉強方法編
3.その他
Ⅴ ファイナルペーパーを作ろう!
1.ファイナルペーバーについて
2.ファイナルペーパーの例
Ⅵ 合格者の成長グラフ
第2章 事例別最頻出テーマと令和2年度予測
Ⅰ 過去問題分析表
Ⅱ 事例Ⅰ(組織・人事)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
1.最頻出テーマ
2.令和2年度傾向予測
Ⅲ 事例Ⅱ(マーケティング・流通)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
Ⅳ 事例Ⅲ(生産・技術)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
Ⅴ 事例Ⅳ(財務・会計)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
第3章 2次口述試験対策
Ⅰ 口述試験の考え方
Ⅱ 口述試験ノウハウ
1.試験の概要
2.実際の質問内容
3.基本的対策

2020年版 事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ

序章 本書の使い方
第1章 経営分析
Ⅰ 経営分析の知識・ノウハウ
Ⅱ 経営分析の過去問
第2章 損益分岐点分析(CVP)
Ⅰ 損益分岐点分析(CVP)の知識・ノウハウ
Ⅱ 損益分岐点分析(CVP)の過去問
第3章 意思決定会計
Ⅰ 意思決定会計の知識・ノウハウ
Ⅱ 意思決定会計の過去問
第4章 セグメント別会計
Ⅰ セグメント別会計の知識・ノウハウ
Ⅱ セグメント別会計の過去問
第5章 キャッシュフロー分析
Ⅰ キャッシュフロー分析の知識・ノウハウ
Ⅱ キャッシュフロー分析の過去問
第6章 その他計算問題
Ⅰ その他計算問題の知識・ノウハウ
Ⅱ その他計算問題の過去問

あなたにあった活用方法は?

それでは、道場メンバーに聞いた赤裸々な使用体験記(2919年版)や4人の執筆者オススメの使い方、注意点(2020年版)をご紹介していきます。

2次試験合格者の頭の中にあった全知識

【道場メンバーの使用体験記】
●一次試験後の二次の情報収集の際に、1回読んで、必要となる知識をざっくり掴んだ。(その後は過去問等の学習に専念)二次試験の一週間前に再度読み、取りこぼしの知識がないかを確認した。全知識の上手な活用方法がわからなかった。(お守りのような感じだったかも・・・)(岩塩
●二次試験で使う知識の補足。二次試験知識インプットはTBCが軸。ある程度二次試験の学習が進んだ後に、補足復習用として知識、論点、ノウハウに抜け漏れないかの確認に使った。(3ch
●一次知識の確認知識解答にならないようにするため、サラッと確認する程度にして、読み込まないようにした。(ぴ。
●一次試験の知識の振り返り。(カワサン

【執筆者 オススメの使い方】
・二次試験で求められる「知識の応用」のためには、これまで学んできた「点」を「線」や「面」で結びつける必要があります。
・そして、設問文を読んだとき、サッと頭の引き出しから出せる「瞬発力」も大事です。
フレームワーク(切り口)を自在に使いこなす「二次脳」への切り替えが必要だと感じる方に、ぜひ手に取っていただきたいと思います。
・各知識のレベル感を知っていただくのにも使えます。ご職業の中で精通している分野があると、稚拙に見える部分も正直あると思います。「ちょっとこれはどうかな…」と思う部分、私も事例Ⅳでちょこちょこあって、執筆者としてある程度削ったり、修正をかけたりしたのですけど、はたと思ったのは、「二次試験対策としてそんな精緻に知っておく必要ある?」ということでした。本試験でも、ご自身の経験に拘りすぎると黄色信号が点灯します。
・本書で記載されている知識のレベルが「適温」で、それ以上に詳しい内容は「不要」の可能性が高いです。一度通読したら、その後は辞書的な位置づけで使うのが良いと思います。
※とはいえ、ちょっと時代錯誤/的外れの部分も残ってしまっているようです。
それを見直すために前年度の合格者が執筆に参加しているので、私たち執筆者にとっては反省点ですね…スイマセン。

【注意点】
前年度版を持っているなら、改訂部分が限られるので、あらためて買う必要はありません
・過去問に基づいて網羅的に記載されていますので、丸暗記するような使い方は、二次試験が択一問題ではない以上、あまり意味がありません
ぴ。が指摘しているように、二次試験は「知識解答」が求められているわけではありません。詳細に読み込むより、どんな切り口があるのか、どういう観点を持って二次試験にあたればいいのかを探ってみてください。
・事例Ⅳについては基本的な内容にしか触れていません。対策は「事例Ⅳ全知全ノウ」が鉄板です。早めに読みつぶしましょう

2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ

【道場メンバーの使用体験記】
回答パターン、切り口の習得。(3ch
合格者がどんなことを大切にして問題を解いたかを参考にした。通読せず必要に応じて開く、箸休めに体験記を読むあくまでアウトプットの参考にする。(カワサン

【執筆者 オススメの使い方】
・掲載している思考プロセスは、執筆者(合格者n=1)のノウハウではありますが、切り口や戦略/戦術レベルを意識しつつ、出来る限り標準的なものに寄せるよう工夫しています。ぜひ思考プロセスのトレースにお使いください。道場が日頃提唱している“パクってカスタマイズ”です。
「全知識」の関連部分とリンクさせているので、ピンとこなければ、「全知識」の該当箇所を読んでみるのがオススメです。
・(ちょっと気が早いようですが)筆記試験合格後、口述試験に関する情報は主にネット上で収集することになります。本書は口述試験についても言及している、数少ない参考書ですので、ぜひご参照ください。

【注意点】
・二か年分の事例が掲載されているので、二年続けて本書をお求めになると、一か年分がかぶってしまいます
・各事例の解答内容は執筆者・監修者の一見解に過ぎません多数の再現答案に触れられる「ふぞろい」との併用をオススメします。

2020年版 事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ

【道場メンバーの使用体験記】
確実に解答できるまで、間違えた問題は繰り返し解いた解答に納得できない問題があったので他の解説も見ていた。残存価額を入れるかとか、解説によって解答が異なる場合があった。(岩塩
計算問題の繰り返し、解法理解。初期段階から利用し、最終的に3、4周回した。(3ch
3回解いた。解答プロセスの確認に使った。「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」を併用。両者の解答が違う時があったので、相互確認。(さとまる
●読んだら予備校で教わる作法や知識を教えてくれる書籍だったので「事例ⅣはMMCと心中しよう」と決めてからは封印した(予備校は双方向で質問できるので)。(べりー
●「30日完成!」を解いた後、一通り解いた。苦手な論点については2周解いた。事例4では、80分の時間配分が重要で、優先度付けについては別途過去問を解く必要あり。一次試験の学習期間中にも並行学習でやっておけば良かった。(CK
●評判良かったのでやっておけばよかった。(ぴ。

【執筆者 オススメの使い方】
最初は「財務・会計」との違いに苦しむ部分もあるかもしれませんが、道場メンバーが言うように「繰り返し」解いていくことで、反応できるようになっていきます。(わからなければ悩まずに解説を読んでしまいましょう!)
・事例Ⅳでは、やや複雑な計算が求められる意思決定会計を除き計算問題で点数を稼ぐことはもはや必須です。出来れば、掲載されている計算問題を毎日解きましょう積み重ねが活き、得点源だと唯一自信を持てる科目、それが事例Ⅳ。「ありがとう事例Ⅳ」(byかーな)です。
直前期からはどの単元を強化するか意識しながら取り組むのがオススメです。
・事例Ⅳに苦手意識をお持ちの方も、計算過程を途中まででも書くと部分点がもらえる可能性(極端な話、解答の方向性を文章で記述するだけでも部分点があるのでは、という話も)があります。正答できたかどうかではなく、丁寧な計算過程の記載を本書で身につけてください。
・実は記述問題の割合も高く、ここでいかに堅い対応を出来るかが勝負になります。本書で記述対策もバッチリです。

【注意点】
・「いや、全然わからないよ?どうすりゃいいのさ」という感触でしたら、「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」もオススメです。本書よりも平易なレベルの問題が掲載されており、まずは「計算」に慣れるにはもってこいです。
・本書ではかなり難易度が高い部分も紹介されていますが、試験までの時間が限られる中で、どの程度注力するかは、ご自身でバランスを考える必要があります
・先述のとおり、前年度の事例は取り扱っていません。令和元年度事例Ⅳについて詳しく知りたい場合は、「全ノウハウ」をご参照ください。
・本書では80分の使い方はあまり学べないので、直前期からは過去問タテ解きも取り入れましょう

来年はあなたが執筆者になるかも!

「全知識」「全ノウハウ」は前年度の試験合格者4名を執筆メンバーに迎えます。
私もたまたまTwitterで知り合った執筆者の方からご紹介いただいて、本シリーズの執筆に関わることが出来ました。
自分が使っていた参考書に執筆メンバーとして参画できたのは、一年前には想像できなかった変化でした。
校正を経て、書店で平積みになっている姿を見た時は、ちょっと感動

自慢話、失礼しました(笑)

ここからが本題
先日のTomatsuの記事にもありましたが、このバトン、読者の皆様のどなたかにぜひお渡ししたいと思っています。
(参照:11代目Tomatsu「【2次対策】事例毎の特徴・お作法を知る~事例②編~」)
この部分、なんか変じゃない?」「ココ、こういう風に書いてくれたら、もっとわかりやすいのに」など、様々なご意見・ご感想をいただいております。
ぜひ、ホットな目をお持ちのあなたに、来年本書を手に取る方によりよいものを届けるため、バトンをお渡ししたいのです
※過去の執筆者には、マスターコースでヘッドを務める先輩診断士もいらっしゃれば、普段は診断士資格の保有者であることを全く意識していないという独立独歩のコンサルタントもいらっしゃって、そうした人たちとつながるきっかけになりました。

「全知識」「全ノウハウ」に限らず、試験に合格すると、前年度の合格者として様々な参考書の執筆・校正のオファーに触れる機会があります
一発合格道場」「ふぞろい」「タキプロ」といったリレーブログも同様ですが、合格者がバトンをつないでいく文化は、中小企業診断士ならではの姿かもしれません。
連携や協働が診断士の本分ゆえでしょうか。
※「そんな鬱陶しいモンいらん!ワシは一人でええんじゃ!」と言う方、それもステキな道の切り拓き方だと思います。

応募方法の詳細は、合格発表後にあらためてご案内します
条件やタイミングが合えばというお話にはなりますが、執筆や校正にご興味がある方は、ぜひ合格後の楽しみの一つに。
診断士になると、誰かと一緒に何かを成し遂げる「プロジェクト」に入る機会も多いと思いますが、その前哨戦としても、ぜひご検討くださいね。

今日のまとめ

① 「全知識」でフレームワーク・切り口をマスターしよう!
②  「全ノウハウ」でパクってカスタマイズしよう!
③ 「事例Ⅳ全知全ノウ」を使い潰して得点源にしよう!

以上、いけちゃんでした!

それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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合格に十分な実力発揮の準備!

✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

おはようございます。べりーです(過去投稿記事はこちら)。
今日も一発合格道場をご覧いただきありがとうございます。

先日、オンライン夏セミナーにご参加いただいた皆様、お忙しい中誠に有難うございました。

2次試験に向けて順調に情報収集を進めていそうな方、様々な事情を踏まえて今年の受験自体を見送った方、来年の1次試験に再挑戦となりそうな方。

一発合格道場は本当に色んな方にお読みいただいているんだと、改めて夏セミナーで知ることができました。
そして、私が道場に恩返しすることイコール受験生の皆様を応援することだし、今年合格するために道場記事を見に来て下さっている方が来年には12代目となりまた新たな記事を書いて下さるわけですし、みたいなご縁を改めて感じて、ものすごく色んなことを考えました。

一つ言えるのは、26日と29日を合わせて145名の皆様にご参加いただきましたが、どなたも前向きであったこと。
ぜひそのまま一直線に合格へ至る道を進んでいただきたいし、できるだけ価値を感じていただけるような投稿をしたいと強く思いました。

 

事例Ⅳを味方につける

26日のセミナーで、とあるメンバーから「ありがとう事例Ⅳ」というキラーフレーズが飛び出しました。
初学者にとって「やればやっただけ成果が期待できる」「事例Ⅰ~Ⅲは60点以上を目指して取るのが難しいが相対的に事例Ⅳは60点以上を目指しやすい」という意味での発言でした。
去年の事例Ⅳの問題はかなり素直であり、それ以前2年間の荒れ方との対比で尚更そう思わせる年だったかもしれません。

また事例Ⅳが難化した年は初学者優位との説もあります。
経験者が点を伸ばすことが難しく、更に難化年の事例Ⅳには得点調整が入るため、経験者と初学者の点差が縮まるというものです。
「結構ミスして素点は50点なのに60点超えてた~!」というやつです。

ではそもそも経験者が不利なのかというと、全くそんなことはありません。
経験者は初学者の急成長を迎え撃つための準備に掛けられる時間と経験があります。
ぜひ2次経験者の皆様も事例Ⅳで得点を下支えするイメージを持っておき、初学者との勝負ではなく、自分の過去の得点からどれだけ上積みできるか?を目標にしていただけたらと思います。

ということで、
皆で「ありがとう事例Ⅳ」を目指す!ため
今回は事例Ⅳを取り上げます。

 

事例Ⅳを知る

先に申し上げますが私の令和元年度事例Ⅳは79点でした。
自慢でも何でもなくて、そもそもH29年43点、H30年54点だったので実力的には全く自慢にならないのですが、最後の1年間はどうやって得点を安定化させ+25点も積み増せたのか、そして設問ごとにどういった得点の稼ぎ方をすると70点を超えてくるのか?みたいなことをここから全部さらけ出すつもりで書きます。
ですから点数はその際の「目安」として参考にしていただけたらと思います。

事例Ⅳの出題傾向

事例Ⅳの出題傾向(直近4年間)

まずは各設問のごとに出題傾向をまとめてみました。
(画像をクリックすると拡大します ※以下同)

第1問は、経営分析問題の指定席です。
設問1:各種指標を挙げて数値を示す
設問2:D社の財政状態や経営状況の優劣や、原因、課題を分析する
※設問2の解答字数(升目の数)が年々急激に減り要素を漏らすことなく文章を短文化する編集能力が問われています

第2問と第3問は、CVP分析(損益分岐点分析)、CF計算書、設備投資の意思決定(NPV法・回収期間法)、企業価値算定が入り乱れて出題されます。
CVP分析とNPV法(正味現在価値法)は「予想P/L(損益計算書)」でミスしがちですが、これについては後述します。

第4問は、「知識問題半分、事例文(与件文)の読解力を問う問題半分」です。
上記の通り事例企業の施策に絡めた「メリット・デメリット」や「リスク」を書かせる問題が多いのですが、単なる知識問題と考えず事例文の要素を絡めて書くと、道を踏み外すリスクが回避できます。
事例Ⅰ~Ⅲの鉄則である「事例文に寄り添い、事例文から因果の『因』を拾う」に似ていますね。

 

「予想P/L(損益計算書)」について補足します。

第2問と第3問では、与件にある当年度のP/Lに対して「D社は施策を実施することにより来年度は売上が何%増加し、〇〇費が何%減少し・・・(中略)・・・となった結果、さてどうなるでしょう?」と出題されることがあります。

例えば平成30年度の第3問をご覧下さい。

来年度は外注費が 7 %上昇すると予測される。また、営業所の開設により売上高が 550 百万円、固定費が 34 百万円増加すると予測される。その他の事項に関しては、今年度と同様であるとする。

 

変化の内容と幅について、このような与えられ方をします。

これに対し初学者の時の私は、与件の当年度P/Lの右側にあるイイ感じの余白に「増減した結果の金額」をメモ書きして対応していました。
そしてその結果、大量の計算ミスを繰り返すことになります。

ごちゃっとメモが書いてあるため「どの科目か分からない」「ある科目の増減を計算ミスしたが気づかない」「与件P/Lにない勘定科目が登場したが該当する科目の欄がないため強引にメモを書き込んで見落とした」等々、ミスのオンパレードです。

これに対して私が「これをやろう」と決めたことがあります。
「各勘定科目ごとの来年度の予測値」を与件文中の「当年度のP/L」の余白にチョチョっとメモ書きするのではなく、別途で「予想P/Lの表」として手書きすることです。

最初は「そんな時間は勿体ない」と思うかもしれませんが、慣れたら思ったほど時間がかからなくなりますし、それでいて検算や異常値のチェックの精度が格段に高まります。
恐らくやる前は「遠回り」だと感じてしまうと思いますがそんなことはなく、絶対に「近道」になります。

私はこれを「予想P/L」CVP分析の「勘定科目法によって固変分解したP/L」で実行していました。

このことは、後半で実例を用いて詳しく触れたいと思います。

 

事例Ⅳの付き合いにくい側面

ちなみに上記の与件文は個人的に「忘れられない衝撃」を受けた文章でした。文字通り読むと、

・外注費は7%増加(782百万円に+54.74百万円)
・売上高は550百万円増加(対前年136.59・・・%)
・固定費は34百万円増加
・その他の勘定科目は増減なし

と考えそうですがこのまま計算すると莫大な利益増となります。
お分かりになりますか?

そうなんです。外注費の単価を7%上昇させた上で「外注費782×1.07+その他232+販管費33の合計」を売上高に連動して136.59・・・%増加させなければならなりませんでした。
変わらないと言っているのは「変動費額」ではなく「変動比率(費用構造)」であり、「その他の事項は今年度と同様」と書いてあるのにおかしいじゃないか!という言い分は通りません。

私は予備校の答練で「与件に書いてなくても売上高が増えたらその分変動費が増えるのは常識です」と叱られた経験があるにも関わらず、平成30年度の本試験で莫大な利益を記入しこの問題を落としました。

事例Ⅳはこのようにミスを誘うような意地悪にも感じる出題をしてくることがあります。
ただ、後で落ち着いて考えると「同一事業の拡大で売上が550百万円も増えたのに変動費が54.74百万円しか増えないわけがない」と気づけるはずなのです。
この「ちょっと考えれば気づけたのに!涙」が明暗の差を分けます。

これから過去問を解く方も多いでしょうから詳細には挙げませんが、ほぼ毎年何かしら「試験後、再現答案作成時に気付いて頭の中が真っ白になるような出題」があると考えて下さい。

例えば上記の「事例Ⅳの出題傾向」で表にした第1問経営分析の設問1も、①②③に書くべき内容が「悪化」「改善」「優れた」「課題の」で毎年位置が変わりますが、地味にミスを誘います。
こうした事例Ⅳの引っ掛けに対しては、「引っ掛からないよう気をつけよう」で片づけるのではなく、どうやったらミスしないか?を検討して対策を立てるようにして下さい。

さらに例えば私の場合、令和元年の第1問(設問1)の与件文で「悪化×2、改善×1」と見た瞬間に、解答用紙の①と②の左欄外に「あっか」、③の左欄外に「かいぜん」とシャープペンシルで薄く書き込みました。
そのあと指標を検討して解答を記入したら「あっか」と「かいぜん」を消しました。

このように事例Ⅳの過去問、答練、模試を使った学習の中で、これから皆様は数多くのミスを繰り返される筈です。
これに対して「ミスをミスのまま放っておかない」ために、私は前回も書きましたが「ミスノート作成」をお勧めしますミスノート作成のすゝめ

「ミスの種別」「ミスの内容」「具体的な再発防止策」をノートに一元化することで「今後はミスしないよう気を付ける」という根性論で片づけるのではなく、ミスに対して「対策を実行たか?それとも実行し忘れたのか?」「実行した上でミスしたならば対策が不適切なのではないか?」をチェックしPDCAサイクルを回す形にできることが最大のメリットです(そのままファイナルペーパーとして使えることも副産物的なメリットです)。

そうやって適切な対策が見つかったら、上記の「あっか」「かいぜん」のように「対策を手順化して習慣化するところまで持っていくこと」が非常に重要です。

 

ここでお知らせですが、月刊『企業診断』(同友館)という雑誌の「10月号特集」の一部ページで、事例Ⅳのミスノート(チェックリスト)に関する渾身の記事を執筆する機会をいただきました。診断士業界で超有名な方とのコラボ記事です。
もしご興味がおありでしたらそちらもご覧いただけたらと思います。

 

設問を解く順と時間管理の話

私は事例Ⅳに関しては第1問→第4問→第2問 or 第3問の順に行うと決めていました。
第1問と第4問は他の受験生と差が開きづらく、ここで失点すると苦しい戦いになります。
取るべき問題を優先して取りに行く。これは事例Ⅳに限らない2次試験の鉄則です。その代わり時間をかけ過ぎない。
そこで私の場合、第1問は20分間第4問は10分間を目標とし、開始30分後には「残り50分間で第2問、第3問をやっつけて見直しを十分に行う」という状況を作り出すようにしていました。

 

 

事例Ⅳの各論点に踏み込む

事例Ⅳの全体像と特徴がなんとなく分かってきたところで、「各論点の中身」に踏み込んでみたいと思います。
ここから先は1次試験が終わるまで封印してきた内容であり、これまでの投稿に比べたらグッと実践的な内容になってきます。
まずは第1問の経営分析問題から。

 

第1問の経営分析

前回も紹介しましたが経営分析に関する記事を5月9日に書きました(コチラ)。

Checkポイント11項目に分けてかなり詳細に書きましたのでまだご覧いただいていないようでしたらぜひご参考下さい。

 

第2問と第3問の「CF計算書」

キャッシュフロー計算書(CF計算書)は次の記事をご存じでしょうか?
歌って覚えるキャッシュフロー計算書 by 7代目nori

CF計算書は全然まだこれから、という方はぜひご一読下さい。
その上で過去問学習や問題集で訓練を積めば、間違いなく得点源にできます。
もちろん、他の受験生もCF計算書は得点源と位置付けてくるはずです。
他の受験生たちが得点GETする問題で失点することは2次試験では致命的なミスに繋がりかねないため、出題されたらぜひ手堅く得点するレベルに仕上げて下さい。

 

第2問と第3問の「CVP分析」と「設備投資の意思決定」
※R1年度の実物問題用紙を公開

まずCVP分析の「営業レバレッジ」は理解できていますか?
これに関して当サイト「一発合格道場」には超有名な記事があります。

学校では(多分)教えてくれない公式2 「営業レバレッジと安全余裕率」

初代アックルによって書かれた伝説的な記事ですが、私も助けられました。

「課題は、営業レバレッジを低下させることにより不況に強い費用構造とすること」みたいな使い方をします。

 

さて「CVP分析」と「設備投資の意思決定(NPV法)」ですが、どちらも計算プロセスが多いため、最大の敵は「計算ミス」だと考えていました。

ではどうしたか。繰り返しになりますが、私は、CVP分析の「勘定科目法による固変分解」「設備投資の意思決定(NPV法)」は、与件にある「当年度のP/L」の余白にチョチョっとメモ書きするのではなく、自分で表を手書きすることを強くお勧めします。

ということで今回は「令和元年度の事例Ⅳ 第2問ならびに第3問」の問題用紙(実際に本試験から持ち帰った現物)をご覧頂こうと思います。
走り書きで文字がお見苦しい点はご容赦下さい。

また、まだ令和元年度の事例Ⅳの過去問を解いてない方は、一度ご自身の「今の実力」で試していただいてからこの先をご覧頂けたらと思います。

準備は良いですか?

それでは行きましょう。

 

令和元年度 第2問(CVP分析)

まずは第2問の設問1です。
設問文をご確認下さい。

 


設問1は、まさかの「変動比率を求めるだけ」問題。
これはさすがに、欄外にチャチャっとメモするだけで終了すべきパターンです。
試験終了後の答え合わせのためにも数字は丁寧に書きます。

ん?今年は易化なのか?という考えが頭をかすめますが気を緩めるわけにはいきません。

 

続いて設問2です。
まずは設問文をご確認下さい。

 

 

これは、罠の香りがプンプンする設問文です。
設問文を読み切った後、私は下記の黒文字をシャープペンシルで書きました(色付き文字は当時の自分の心の中を振り返った解説文です)。

乱筆含め見づらくて恐れ入りますがご覧下さい。

 

 

 

設問2の(a)は「損益分岐点売上高」を求めさせる問題です。

自分は「損益分岐点売上高」と「損益分岐点売上高比率」を取り違えるがあったため、売上高の「高」をグリグリ囲ってポカヨケを設置しています。

また設問2は、「設問1で答えさせた変動比率を利用しろ」という制約をかけることで「小数点第3位で四捨五入した状態のまま設問2でも計算させる」という引っ掛け的な問題となっています。
それに気づいた瞬間、「小数点」と記入しポカヨケ設置しています。
もし端数処理しないで計算してしまうと損益分岐点売上高は「4,343百万円」となってしまい、「4,345百万円」になりません。

実は私は受験校の答練でこの制約条件にやられて悔しい想いを経験したことがあり、上記の通り非常に警戒し慎重に臨むことができました。

もう一つ触れておきたいのは、計算式をしっかり書いていること。
理由は「検算のときにその方が楽だから」。

計算式をしっかり書いておくと検算が楽
これはぜひ覚えて頂けたらと思います。

 

設問2の(b)は与件の注釈を意識して作文しました。
画像右下の「相殺前でないと・・・」の記述ですが、予備校の模範解答によると部分点が入ったかどうかも怪しいです。

 

最後に設問3です。

予想P/Lの問題です。
設問を読んだ時点で「予想P/Lを作ろう」と意思決定します。
手書きの表を作ることに迷いはありません。

 

走り書きではありますが、しっかりと表を手書きしています。
そんなに行数が増えそうになかったので今回は罫線を省きましたが、行数が多そうだなと思った時は罫線を引くようにしていました。

この問題は数値を算出するのはそれほど難しくはありませんでした。
ただし、それも上記のように別表を手作りで作ったからであって、与件の「当年度のP/L」の余白にチョチョっとメモ書きした場合、かなり見づらくなったんじゃないかと思います。

私の場合はそんなごちゃごちゃした中で「マーケット事業部の売上高が10%増加したなら変動費も10%増加だ!」と気づけたかどうか分かりません。メモ「×1.1」からの矢印が売上と変動費に伸びているのがポイントです。

またご覧の通り「表を手書きした」といってもかかった時間は「余白にチョチョっとメモ書き」した場合とそう変わらなかったと思います。

・・・ということで第2問の計算問題は全問正解でした。

 

令和元年度 第3問(設備投資の意思決定)

※6ページ下部にメモ書きした数値は設問1~設問3の解答メモ(自己採点用)です

 

設問1は、各期のキャッシュフローです。
非常にオーソドックスな出題形式であり、またも易化の予感です。

今回の与件で注意すべき点は以下の通りです。

・新規設備投資は残存価値がない
・全社的利益(課税所得)は十分にある
・運転資本は無視する
・税率は30%

これは・・・、非常に単純な予測P/Lの作成で済みそうです。

さて、メモ用紙を用意しましょう。

問題用紙は破る派?

自分の場合は事例Ⅰ~Ⅲは設問文の下に骨子を書くのが体に合いました。
ただし事例Ⅳは「予想P/Lを手作りする」と決めていたので令和元年も問題用紙の9~12ページをアルミ製の定規を用いて破りました。
これで裏表白紙の計算用紙が2枚用意できました。

 

計算用紙の冒頭に、非常に重要な「設備投資関連の情報」を整理します。

『とう』は「設備投資額」、『げ』は「減価償却費」です。

 

ちなみに残存価値が取得価額の10%、売却収入が5百万の場合は以下のように書きます。
項目数が急に増えてしまいます。

 

・設備投資:20百万円(与件より)
・減価償却費:3.6百万円(=20×0.9÷5年)
・残存価値:2百万円(=20×0.1)
・売却収入:5百万円(与件より)
・売却益 :+3百万円(売却損は▲マイナス)
・TS(タックスシールド):▲0.9百万円(=3×▲1×0.3)

という具合です。

この「とう げ ざん 売収 売益・損 TS」はセットでバーッと書いてから、与件文を確認し埋めていきます。
売却益・損が無い場合は「TS」が空欄ということもあり得ます。

次にその下に「予想P/L」を手書きします。

ここが重要なのですが、予測P/Lに上記の要素を用いたら設備関連情報の数字を消し込みます。
それによって「使い漏れ」をなくします。

このように、これまで犯したミスに対して残さず「対策」を立て、対策を手順に落とし込みます。
私が述べている「ミスをミスとして終わらせない」というのはこの「対策を手順に落とし込んで実行する」ことです。

私の場合、このようになりました(本人の実物です)

「とう」と「げ」は下の予想P/Lで使用したらシャープペンシルでピッと消し込みます。
勘定科目名は真面目に漢字で書くと手間なので平仮名&略語でサラっと書きます。

「税引後利益」に書いた「×0.7」や「うんなし(運転資本変動なし)」は自分が散々ミスを重ねてきた末に手順に組み込まれた重要なポカヨケです。

ちなみに初年度(X1年)は税引前で▲0.7百万円の赤字ですが、与件に「全社的利益(課税所得)は十分にある」と書いてあるため、他の年度と同様に税を考慮する必要がある点に注意します。

 

続いて設問2です。

設備投資の意思決定で回収期間法とNPV法を計算させる問題です。
きわめてオーソドックスな問題です。
先の第2問と第3問の設問1、設問2を経て、今年は易化だと確信しました。

先ほどの設問1の予想P/LのCFの行を使って(a)回収期間と(b)正味現在価値を計算します。

(a)は、3年間の累計で残り0.3百万円の所まで回収するので、4年目のCF9.6百万円÷残り0.3百万円の結果に3(年間)を足して「3.03年間」。

(b)は、各年度のCFに複利現価係数を乗じて投資総額を差し引くだけです。

▲20-(-0.9×0.952+6.1×0.907+14.5×0.864+9.6×0.823+9.6×0.784)=12.6311でした。

※ちなみに「複利現価係数」と「年金現価係数」に関する知識もアップデートしておきましょう。
過去記事:【事例Ⅳ】複利現価係数と年金現価係数をまず理解しよう! by 5代目まさや~ん

現在価値に割り引く計算は、計算機のメモリ機能を使って慣れるまで繰り返して下さい。

私の場合はその点かなり特訓したので、割引計算の式まではメモしませんでしたが、それ以外の計算は可能な限り丁寧にメモしました。

そうすることで検算が容易になり、精度を高められるからです。
精度を高めるための手間は、遠回りなようで結果的に近道になる...ということを何度目か分かりませんがお伝えします。

以上の計算により今回の設問は「正味現在価値を答えよ」なので「12.63百万円」と答えます。
もし設問が「投資の意思決定をせよ」であれば「正味現在価値が正のため投資する」と答えます。

 

正味現在価値計算を更に掘り下げる

と、ここで設問2から少し脱線します。

令和元年の第3問は新規機械設備に残存価値がないパターンの問題でしたが、もし残存価値がある場合の正味現在価値計算はどのようになるでしょうか。

今回、道場用に「残存価値が2百万円、売却収入が5百万円である場合の正味現在価値」を計算してみました。

この時の「予想P/L」は減価償却費と税引前利益の金額が与件のP/Lと変わるため、別途P/Lを手書きでイチから作り直そうと考えます。

もしかしたら「何で与件のP/Lと変わるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今はそれで大丈夫です。
今から2カ月半、過去問や問題集をやり込むことによって「あーはいはい」となりますから。

ということでこの場合、行数が増えるだろうと予想して罫線を引くことにします。
具体的には「あ、これは行数が多そうだ」と思った瞬間にババッと13本ぐらいの横線を並行に引いて、表にしていきます。

今回も本試験の時と同様に冒頭に設備投資関連の情報を書き出します。
そして予想P/Lで使用したら即時に消し込んでいくことで抜けモレを防ぎます。

 

横線を13本引く時間は、意外と1分もかかりません。
慣れてくればタテ6列を区切るところまで含めても1分かかりません。

合格者の計算用紙(問題用紙を切り取ったもの)にはきれいな表が書かれていることが多い、という話をどこかで聞きました。
その真相は分かりませんが、メリットとして

・検算がしやすい
・異常値が発見しやすい
・抜け漏れに気付きやすい

といったことが挙げられます。
特にこの表に慣れると「あるべき所に数値が入っていない」ことに直感的に気付くこともあったりして、それはかなり大きなメリットだと感じておりました。

私の場合は最終的に「表を書かない方が不安になる」という体になってしまったほどです。

ちなみに設備投資関連情報の一番右にある「T/S(タックスシールド)」は売却益や売却損が出た際にキャッシュフローで考慮すべき要素で、忘れがちです。
上でも書きましたが、最初にこの「とう げ ざん 売収 売益・損 T/S」という見出し群をセットでバーッと書いてから、与件文を確認し金額を埋めていくやり方をお勧めします。

 

ということで、各年度の減価償却費が減る分、上記の設問1に比べると税額が増加して各年度のCFは減りました。

続いて各年度のCFを現在価値に割り引きますが、私は「投資案における最終年度に行う売却等の処理」等で抜けモレを多発したため、下記のようなBOX図を手書きしていました。

 

 

このBOX図は、上下でCIF(キャッシュ・イン・フロー)COF(キャッシュ・アウト・フロー)に分けて、CFの動きがある度に当該年度のCIFかCOFの枠内に「CFのBOX」を積み上げるイメージです。

今回は資産が機械設備だけだったのでそうでもありませんが、事例によって「土地」「建物」「機械設備」と種類が増えると、投資案の最終年度の枠内にCFのBOXがいくつも積みあがることになります。
そのような時ほど抜けモレが発生しやすくなります

もし、表を手書きして計算しているのにどうしても抜けモレが発生してしまうというお方がいらっしゃいましたら、ぜひこのBOX図を併用してみることをお勧めします。

以上の結果、先に書いた通り各年度ごとのCFは「残存価値がない場合」の方が大きかったものの、設備の売却収入など最終年度のキャッシュ・インが増えるため(T/Sのマイナスも吸収)、設備投資案の正味現在価値としては残存価値がなかった設問1よりは優れた結果となりました。
(12.63百万円<15.33百万円)

設問2の脱線は以上です。
いかがですか?本試験の設問2はこれと比べると手間の量が圧倒的に少ないことがご理解いただけたと思います。

どちらも本試験で出題される可能性がありますので、これから本試験の間は「残存価値がある」とか「資産の種類が複数ある(土地・建物等)」とか「運転資本が毎年増減する」など、顔をそむけたくなるような面倒臭い問題にも積極的に手を出して免疫をつけておくことをお勧めします。

その点で私にとっては「MMC(受験校です)の事例Ⅳ 講座」で配られた問題集が非常に役に立ちました。

 

最後に設問3ですが、かなり手間がかかる難問であったと思います。
私も、正答10.52のところを30.96と書いてしまいました。
ただし、計算過程を書かせる問題であり、あきらめずに何かしら書いたので幾分かは得点できたかもしれません。
計算過程を書かせる問題はとにかく何かを書くこと。
結論だけでも点が入ります。関連しそうな科目名をそれらしく書いただけでも1点や2点入るかもしれません。
今回は紙面の関係もあるので飛ばさせていただきますが、事例Ⅳの記述問題は「空欄は悪。根性で食い下がって何かを書くこと」を鉄則として下さい。

・・・ということで第3問は設問3以外の計算問題は全問正解でした。

 

第4問は知識問題半分、事例文の読解力を問う問題半分

先に述べた通り、事例企業の施策に絡めた「メリット・デメリット」や「リスク」を書かせる問題が多いのですが、単なる知識問題と考えず事例文の要素を含めて書くようにすると、道を踏み外すリスクを回避することができます。
事例Ⅰ~Ⅲの鉄則である「事例文に寄り添い、事例文から因果の『因』を拾う」に似ており、題意から逸れないように注意しながら知識を整理して、なるべく多面的な要素で解答して下さい。

第4問も平成30年度こそ配点は15点でしたが他の年度は25~28点と得点に占める割合が大きい大問です。
ぜひ最後まであきらめずにマス目を埋めきって来て下さい。

 

まとめ

事例Ⅳも「事例研究」が有効です。
そして計算問題でミスをせず、持ちこたえた人は「勝ち抜け」の可能性がグッと高まります。
難化した年は得点調整が入るとはいえ、やはり計算問題でミスが少ない方がより強いのは変わらないはずです。

私の場合は結果的に前年から25点積み増せましたが、前年が悪過ぎたとも言えます。
ですのでタイトルは派手にぶち上げたものの、どちらかと言えば「〇点積み上げるぞ!」というよりは「ミスをしないぞ!」という意識を持つ方が重要です。

あと2カ月半もありますので、今回の記事を参考にしていただきながら愚直に過去問と向き合い、計算力を磨いていただけたらと思います。

そして「ミス発生→原因分析→対策検討→手順に落とし込み→習慣化」を徹底することが重要です。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
✅ 対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

 

遅れてきた夏の暑さが厳しいです。
生まれて初めて経験する「マスク着用で猛暑に立ち向かう夏」ですが、くれぐれも体調にお気遣い下さい。

べりーでした。

 


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日曜の回は、【二次試験の事例ごとの対策等のセミナー】と【グループ相談会】の二部構成です。
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おはようございます!おべんと君です。自己紹介はこちら
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既に協会から回答も公表されているかと思います。

<告知>
一発合格道場では2次試験に関するセミナー、オン夏!を
7月26日日曜日、7月29日水曜日に予定していますので、
ぜひご参加くださいませ!

 

<本題>
今日は、「電卓は利き手じゃない方で打つのが有利?」について
投稿いたします。

事例Ⅳには欠かせない電卓のお話です。
意外と侮るなかれ、これから10月の2次筆記までの間、
皆さんに欠かせない相棒となります!

電卓については先代も投稿しています。内容は、
本試験で役に立つ電卓の操作方法が詰まった先代投稿です。

先代投稿 ↓ ↓ ↓
【事例Ⅳ】時間短縮・ケアレスミスを同時に防げる電卓機能!! by イラサム
電卓の使い方を確認しよう【事例Ⅳ】 by どいこう

本日は、電卓を利き手じゃない方で打ってみたいな~という方に、
電卓を利き手じゃない方で打つことは有利なのかどうか?
利き手じゃないときのメリットデメリットは?
をお送りしたいと思います。

最初にご了承いただきたいのは、電卓は利き手でも試験合格します
また、利き手じゃない方で打て!という記事でもございませんので、
その点ご理解お願い致します・・・

 

☆11代目アンケート

11代目にアンケートをとってみました。
Q1:電卓は利き手じゃない方で打ちますか?
A1:5人 / 12人中 (7人は利き手で電卓打ち)

Q2:5人へ。利き手じゃない方で打つようになった動機は?
A2:「勝間さんの本を読んで」
___公認会計士が左手で電卓叩いてるのを見て」
___効率重視で二刀流目指して」

Q3:7人へ。利き手じゃない方で打たなかった理由は?
A3:「やろうとしたけど断念
___試験以外電卓を使わないから」
___不器用なので」
___誤入力が多くて」

といった内容でした。利き手で電卓を使うメンバーは7人いましたが、
そのうち、5人は一度は利き手じゃない方で電卓を打つことに
取り組んでいた
ようです。

 

☆有利かどうか?

これは有利です。
ひとえに、書く行為と電卓操作が同時にできることで時間の捻出
できるからです。

事例Ⅳは事例Ⅰから事例Ⅲまでの80分×3ラウンドをこなした最後に
やってくる科目です。

そして、80分では終わらない問題量・難易度をぶち込んできます
検算も欠かせません
そのため、80分では足りないことがほとんどです。

そんな事例Ⅳの時に、書く行為と電卓操作を並行に行えれば、
少しでも時間の捻出ができます。

私が所属する経理部には、簿記1級取得者や公認会計士・税理士の
学習経験者が数人いますが、彼らは利き手じゃない方で
操作してます。それもドン引きするくらい早いです。
やはり時間の捻出が大きい理由のようです。

まあ簿記1級や公認会計士・税理士の資格まで行くと、電卓も
ブラインドタッチでバンバン打つ人ばかりの中で戦うので、
診断士試験とは毛色がだいぶ違いますが・・・

 

☆メリット

①利き手が空く
私の利き手は右手ですが、左手で電卓をたたくことで、
右手が書くこと、メモすることに集中できます
右手で電卓を打って、少し電卓をずらして右手で紙に書く、
のようなほんの少しの動作が省略できます。

 

②机のスペース確保
地味な話ですが、私の場合ですと、
机の右側:筆記用具
机の左側:時計と電卓
というように机に置く道具の配置を決めていました。

この場合、机の右側には筆記用具しか置いていないので、
一定の書けるスペースが確保できます。

もし電卓を利き手で叩くと、電卓も机の右側になります。
机が広い場合はいいのですが、机が狭い場合、
道具が机の右側に集中してしまい、道具の場所を変更するなど
余計な作業が発生したり、以前投稿していたべりーのように
狭い机のために集中力が乱される可能性もあります。

べりーの記事 ↓ ↓ ↓
2次試験の準備と実力の話【診断士試験の模試と過去問と本試験】

電卓を左に置いた場合、電卓を打つときに体を左に傾けて、
答えなどを書くときに体を右に戻す という動きも発生します。

今年はコロナ影響で机が広く使える可能性がありますが、
メリットとして一応上げておきます。

 

③ちょっとした心の余裕
11代目のアンケートを見てもお分かりのように、診断士試験においては、
電卓を利き手で操作している方が相対的に多いと想定できます。
その中で、自分は利き手じゃない方で電卓を使うことで、
他の人よりも80分が少しでも有効に使える・・・
という自己暗示に近い、ほんの小さな心の余裕が持てます。
これも、80分×3ラウンドをこなして疲弊しまくった心身に、
少しでも活力を与えることができます。
・・・私はそうでした・・・

 

☆デメリット

①習熟に時間がかかる
挑戦したけど断念した11代目メンバーが多かったように、
利き手じゃない方で電卓を打てるようになるには、日々の練習と
時間が必要
になることです。

私は仕事が経理なので、毎日電卓を叩いていても周囲から
怪しまれることはありませんでしたが、11代目の中には、仕事で
電卓を使わないメンバーもいるため、時間的余裕がない場合は
無理に挑戦する必要はないかと思います。

 

②利き手じゃない方で叩いても使い道が少ない
電卓を利き手じゃない方で打てるようになったからといって、
直接仕事が栄転したり、資格が取れるわけではないため、
重要性が低いことです。当たり前だって話なのですが・・・

ですが、もし今後上位の会計系資格を目指しているような方は、
利き手じゃない方で電卓が打てるのは必要条件になってきますので、
ご活用いただけるかと思います。

 

☆私のこと

①電卓は何を使っているか?
SHARP EL-N942-X
診断士試験のために、当時使っていた電卓に近いキー配列の
商品を探したところ、これにたどり着きました。
ちなみに私の職場で前述した上位会計系資格学習経験者を見ると、
SHARP製とCASIO製以外の電卓を使っている人はいませんでした。

 

②利き手じゃない方で打てるまでの期間は?
1か月
ほどかかりました。
平日は仕事でゆっくりながら左手で打ち、夜は家で事例Ⅳを解くときに
左手で打ち、というのを毎日繰り返しました。

 

③左手打ちのために参考にしたものは?
ネットで、「SHARP 左打ち」と検索して、出てきたサイトを
見ながら練習しました。安直ですいません・・・
先ほど書いたSHARP製とCASIO製の電卓は、キー配列が違います。

モデルにもよりますが、一般的な電卓のキー配列を比べると、
SHARP:「1」の真下に「0」、「2」の真下に「00」がある
CASIO:「1」の下に「0」、「」の真下に「00」がある
といった違いがあります。もちろんこれ以外にもありますが・・・

そのため、もし利き手じゃない方で電卓を打つことに挑戦される方は、
ご自分の電卓のキー配列をご確認いただくことがよろしいかと思います。

 

<最後に>
電卓操作をする手について投稿しましたが、
「電卓」自体にこだわるのも必要なことかもしれません。
私は同じキー配列でいろいろな機種を探しましたが、

・ルート「√」があること
_標準偏差の計算にはルートが必須のためです。

・診断士の2次試験受験申込書にある電卓サイズに当てはまるか?
_2次試験申込書には、電卓サイズが下記のように明確な記載があります。
_サイズはおよそ縦180ミリ、横100ミリ、高さ30ミリ以内程度
_私の電卓は少しこの規定より大きいのですが、申込書には「以内程度」と
_書いてあるので、「以内程度の範囲かな~」と思っていました。
実際、厳密にチェックされているのか分かりませんが・・・

・簿記受験者などの口コミや評判はどうか?

など、電卓を「事例Ⅳの相棒」として時間をかけて探しました。

もし電卓について一考されている方がおられましたら、
何かの一助になれば幸いです。

以上、おべんと君でした。


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「中小企業診断士試験 一発合格道場」
近年、社会人の関心を高めている
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ほぼ毎日10年間発信してきました。

毎年、直近年の合格者達が書き綴った
リアルで豊富な受験情報
日々の勉強にお役立て下さい!

たまたまお立ち寄り下さった方も
ぜひ中小企業診断士の存在に
興味を持って頂けたら嬉しいです^^

twitterもよろしくお願いします。

 

合格に十分な実力発揮の準備

✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?

おはようございます。
べりーです(過去投稿記事はこちらです)。

ご覧の「一発合格道場ブログ」では毎年この時期に「渾身記事」と銘打って、各メンバーが渾身の気力と知識を振り絞った記事を投稿します。
基本的にある論点を深堀して解説し、特定の論点に関する知識をより強固にしていただくことを目的にした内容が多くなります。

またメンバーは去年まで自分達自身が受験生かつ「一発合格道場の読者」だったので、リクエストがあったテーマは別ですが、自身のフレッシュな記憶と体験に照らして「こんなのが読みたかった」あるいは「こういった記事に助けられた」という経験などから、テーマを決めています。
※11代目は、例外なく全員が令和元年の2次試験合格者です

そのような中、今回私はあえて「深堀」でなく「広く浅い記事」を書くことにしました。ごちゃっとしがちな財務会計の知識をいくつかピックアップして一元化したような記事です。
基本は1次試験対策ですが、ちょこちょこ2次試験対策になる内容も含まれます。
チェックシート的にご活用することで、ぜひ1点でも多く勝ち取っていただけたらと願います。

なお、前回投稿した運営管理の「生産オペレーション(IE等)」の暗記法については、思いのほか「自分も頭に入らなくて困ってたから助かった」という反響をいただきました。しかし今回は手広い範囲からピックアップする形なので、もしかしたら「こんなの知ってて当たり前」ばかりになってしまうかもしれません。
と思いながらも、もしこの時期に万が一何か1つでも「なるほど!」が発見できて本試験での4点に繋がったら、試験戦略上、非常に大きいよなーと思い直して投稿させていただきます。
ブロックごとの読み切り型で分割しやすくなっていますので、恐れ入りますがご興味なきところは飛ばし読みして下さい。

 

ごちゃっとしがちな財務会計知識と直前期の暗記法

今回は1次試験合格の鍵を握る重要科目、財務会計についてです。
参考までに財務会計の平均点と科目合格率の推移は次の通りです。

一次試験の平均点と科目合格率の推移2020(~令和元年最新版)

1次試験は難化と易化の差が波があるのが特徴であり、その中でも財務会計は年度ごとの差が激しいです。したがって財務会計は「難化に耐えうる実力を備えておく」ことで、①難化したら何とか足切りを免れる②易化したら得点源にする、という対策で臨むべきでしょう。

財務会計の主要論点は次の通りです。

ざっとご覧いただいて、何だっけコレ?はありませんか?

そろそろ超直前期という時期にこのレイヤー(テキスト目次の大見出しレベル)で「何だっけコレ?」は中々ないと思いますが、もしドキッとした項目(論点)がありましたら、とてもラッキーです。
なぜなら今ならまだ、本試験までに知識を増強する時間はあるから。
その論点は過去問のタテ解き(年度を跨いで論点別に解く過去問の解法)で知識を補強することをお勧めします。

今回取り上げた「ごちゃっとしがちな財務会計知識」は大きく分けて7論点。
暗記法は一発合格道場名物の「くだらないほど忘れない」方式です。それではどうぞ!

 

【財務諸表概論】財務諸表の種類

会社法(計算書類)

会社法では、以下の4つを「計算書類」といい、株式会社に作成を義務付けています。

①貸借対照表(B/S)
②損益計算書(P/L)
主資本等変動計算書
別注記表

覚え方会社BP株子

← 株子さん

①のB/Sと、②のP/Lは大丈夫ですよね。会社の「ストック(ある時期で切り取った会社の状態)」と「フロー(ある期間における会社の業績)」を把握できる重要な書類です。
なので「BP」はあまり深く考えないで「BP=B/SとP/Lね」と覚えて下さい(注:BPは造語で一般には通用しません💦)。

会社法株子さんを守ります!

 

金融商品取引法(財務諸表)

主として上場企業では、金融商品取引法(財務諸表規則)により、以下の「財務諸表」の作成が義務付けられています。

①貸借対照表(B/S)
②損益計算書(P/L)
主資本等変動計算書
キャッシュフロー計算書
属明細表

覚え方:金融BP株キャップ

今年最も株取引で稼いだ投資家に贈られるキャップです。・・・そんなことはありませんが、金融商品取引法は「いつものBP」+「株キャップ」です。

ちなみにこの「株キャップ」、昨日Tomatsuが紹介してくれた1億円つくった元お笑い診断士の井村俊哉さんがとっても似合いそうですね(笑

 

株主総会招集時に必要な書類

取締役会を置く株主総会の定時株主総会の招集通知には事前に取締役会の承認を受けた以下の書類を添付しなければなりません。規定されているのは会社法です。

①計算書類
②会計監査報告書(大会社等)
③監査報告書
④事業報告書
連結計算書類

株主総会通知に添付する資料には、会社法の計算書類(会社BP株子)に加えて上記の②~⑤が必要です。会計監査人による監査報告、監査役及び監査役会の監査報告、事業報告、の「報告書3点セット」です。

ここまでの3つを横並びで見比べると、記憶に必要な脳の海馬が刺激されるはず!です。(クリックすると拡大します)

 

【簿記の基本】割引と割り戻し

よく混同しがちな「これ割引?割り戻し?問題」です。

割引:期日前支払いに対し、支払いが早かった分だけ金利相当分を安くする(だから営業外)
割戻ボリュームディスカウント(量に対するディスカウント)

覚え方:早割引、大量戻し


(ヴィッセル神戸HPより)

 

【CF計算書】運転資本と正味運転資本

CF計算書は我ら一発合格道場に超人気記事があります。
歌って覚えるキャッシュフロー計算書 by 7代目nori

前回記事で私は「文言と配置を暗記することで柱を築き、さらに知識を肉付けすることにより強固な橋げたを構築する」手法を説明しました(生産オペレーションを俯瞰する暗記法)。今気づきましたが、7代目noriのこの記事の狙いもそこです。
ちなみにCF計算書は2次試験では絶対に避けて通れず配点もそれなりな論点ですが、1次試験対策時点では「捨て問」としている方もいるかもしれません。
確かに1次試験対策としては仕上がり具合次第でスルーしても良いと思いますが、多少余裕がある方や2次試験再挑戦組の皆様は7代目noriの記事をぜひご覧下さい。

さて「ごちゃっとしがちな財務会計知識」の方に戻りますが、CF計算書(間接法)における「営業CF」の小計の上あたり、noriの記事で「運転♪」と言っているのが「運転資本」です。

これとごっちゃになりがちなのが、経営指標で出てくる「正味運転資本」です。

運転資本

論点:CF計算書、意思決定会計のフリーキャッシュフロー(FCF)
内容:企業が営業活動を行う上で使用した資金
算出:運転資本=売上債権+棚卸資産-仕入債務
CF計算書:運転資本の増⇒マイナス値運転資本の減⇒プラス値と、正負が逆転する
意思決定会計:FCF=営業利益×(1-税率)+減価償却費-運転資本の増減―投資額

 

正味運転資本

論点:経営指標
内容:1年以内に現金として利用可能な資金(正味運転資本が大きいと資金繰りは安定していると言える)
算出:正味運転資本=流動資産-流動負債(手元資金―返済が近い債務)

 

覚え方:
運転資本・・・売掛金などCFを減らすもの
正味運転資本・・・正味が付くとプラスの意味に(支払能力)

 

 

【経営分析】改善 or 悪化?

財務会計は時間との戦いです。以前、次の記事を書きました。
1次試験の財務指標は計算しない?! 財務会計「経営分析指標」のヒント①

経営分析問題との向き合い方はこの記事をご参考下さい。
その上で必要になるのが、計算結果から「上昇 or 低下」「改善 or 悪化」を判定することです。
経営指標は状態を可視化するための指標ですから、「値が大きいほど良い指標」と「値が大きいほど悪い指標」の違いを正しく認識する必要があります
※今回の説明では「各回転期間」を除いています

値が大きいほど良い指標

いかがでしょうか?どれも「大きいほど良さそう」ですよね。
利益率、回転率、自己資本比率、インタレストカバレッジレシオは迷わず「大、即ち『良好』」です。

一方、逆を行くのが次の指標たちです。

値が小さいほど良い指標

どちらも分子より分母が大きい方が安心ですよね。
分母が大きいほど数値としては小さくなります。
固定資産よりも自己資本(+長期借入)、負債(他人資本)よりも自己資本が多い方が安定していると言えます。

覚え方:小さいほど良い「コテコテの負債」

※コテコテ・・・固定比率(コテ)と固定長期適合率(コテ)
※負債・・・負債比率


「小さいほど良い『コテコテの負債』」(イメージです)

 

ここまでが前半です。
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では後半も行ってみましょう!

 

【CVP分析】安全余裕率と営業レバレッジ

安全余裕率です。

安全余裕率=(実際売上―損益分岐点売上高)÷実際売上高×100(%)

もしくは

安全余裕率=100-損益分岐点比率(%)

で計算するのはご存じの通りです。

この安全余裕率には第3の計算方法があるのをご存じでしょうか。
私は以前にこのサイトの記事を読み漁っているときにある記事に出会い初めて知りました。
これを知っておくと「損益分岐点売上高」や「損益分岐点比率」を計算せずともP/Lから直接計算できます。
記事のタイトルには「学校では教えてくれない公式」とありますが、確かにその通りでした。
その記事はこちら(↓)です。

学校では(多分)教えてくれない公式2 「営業レバレッジと安全余裕率」 by 初代アックル

このやり方なら安全余裕率はP/Lから一発で計算できます。

安全余裕率=営業利益÷限界利益×100(%)

この公式、知っておくと本当に助かります。
ご存じなかった方はすぐに過去問で試してみて下さい。
私は本試験では、1周目にはの計算式を使って瞬殺し、検算の時にはいつもの式を使っていました。

さて、この式なんだか見覚えがありませんか?
実はある指標の逆数なのです。

営業レバレッジ=限界利益÷営業利益(倍)

営業レバレッジは、売上高のブレ幅が営業利益に影響を及ぼす度合いです。固定費の割合が大きい費用構造であるほど、売上のブレにより営業利益が大きくブレます。
売上高が固定費を下回るとすぐに赤字転落してしまいますが、逆に売上高が固定費を上回る限り売上高の増加はそのまま営業利益の増加に繋がります。
売上高の増減に対して固定費が「テコ(lever)」のような働き(leverage)をして、営業利益の増減率を増幅しているから「営業レバレッジ」と言います。

ということで私は安全余裕率と営業レバレッジをセットで覚えましたが、たまに「どっちがどっちだっけ?」とごっちゃになることがありました。基本的には知識として理解すべきと思いますが、いざという時の保険として下記を考えました。

安全余裕率=営業利益÷限界利益×100
下から上を割り算

営業レバレッジ=限界利益÷営業利益
上から下を割り算

覚え方:安全余裕な下克上 VS トップダウンでテコ入れ

「倍返しだぁ」って・・・現実ではなかなか。。

 

 

【利益差異分析】売上高差異と費用差異

売上差異分析と費用差異分析です。

このテーマは先日、11代目メンバーの「ぴ。」が渾身記事を投稿しました。
読者からの質問に応える形でしたが、過去問を例に説明してくれて分かり易く丁寧な記事です。

【渾身】財務・差異分析~有利不利で混乱しない解法~

このテーマ、ちょうど私も取り上げようと考えていました。
そして、だとするとこの論点を「視界良好」にしたい方が結構多いのではないかと思いました。
そこで、ぴ。の記事を踏まえてスピンアウト的に取り上げます。

ぴ。の記事にはある重要人物が登場します。そう、工場長です。
売上や費用について、計画に対する進捗状況を事細かに把握し、厳しく追及してくる工場長がいたとして、その工場長が気に入る結果が「有利差異」気に入らない結果が「不利差異」と考えます。

工場長は、

売上・・・売上高が予算越え(実際-予算がプラス値)だと喜ぶ
費用・・・実際の費用が予算内(予算-実際がプラス値)だと喜ぶ

このように、売上は実際>予算(標準)、費用は実際<予算(標準)になればなるほど、有利差異(工場長のご機嫌具合)がUPします。

この「ぴ。理論」で考えれば、ごちゃっとしがちな「売上差異分析と費用差異分析」がすーっと腹落ちします。

 

<その前に…BOX図の再確認>
①差異分析のBOXは大きく四角形を書き内部をT字で3ブロックに区切る
②Tの上側が「価格差異(青)」右下が「数量差異(赤)」の計算エリア
③左下は「計画」または「標準」であり「実際」と突合するあるべき姿
※今回は差異分析が目的なので青と赤を極端に大きくデフォルメしている
④価格(単価)はBOXの左辺の外、数量はBOXの下辺の外に書く
⑤価格も数量も内側から外側に「標準→実際」の順で書くので、「ひ→じ」内側から外側に、ひじ」と覚える
※正確には左下が「計画/標準のBOX」だから「その外周は『ひ』」です。

 

売上高差異分析 

(クリックしたら拡大します)

費用差異分析 

(クリックしたら拡大します)

 

売上高差異分析と費用差異分析は上の2つの図の通りです。

BOX図の作法は覚えるしかないし、覚えられます!
ごちゃっとしがちなのは「何から何を引くべきか?」です。

覚え方:
売上・・・実際売上が予算越えだと工場長が喜ぶ
実際-予算(がプラス値なら「有利差異」)
費用・・・実際の費用が予算内だと工場長が喜ぶ
予算-実際(がプラス値なら「有利差異」)

 

【注意】

ぴ。の記事は、売上高と費用ともに式を「実際-予算」としており、
売上・・・「実際-予算がプラス値」なら有利差異
費用・・・「実際-予算がマイナス値」なら有利差異
と計算結果の方で工場長のご機嫌を伺っています。
工場長の性格さえ理解していれば、どちらでもお好みの方をお選び下さい。

 

 

【証券投資論】投資家の選好(グラフ)

証券投資論の投資家の選好です。

ごちゃっとしがちな「投資家の選好に関するグラフ問題」は、過去7年間に本試験で出題されたのは令和元年度、平成30年度、平成25年度と3回。不定期ながらも頻出問題と言えます。

グラフは経済学で慣れている頃と思いますが、基本は同じです。
ここから先はかなり簡素化した内容にしますが、立ち戻るべきは経済学のグラフです。

①何を表すのか?

・無差別曲線・・・Y軸 期待収益率(リターン)、Y軸 標準偏差(リスク)
・効用関数・・・Y軸 効用、X軸 富(とみ)

②どんなパターンが登場するのか?

・リスク回避者
・リスク中立者
・リスク愛好者

リスクに対するスタンスの違いによってそれぞれグラフの形が違っており、そこを問われます。
上記①と②の組み合わせを覚えて下さい。

ここからは実際の過去問を使います。

 

無差別曲線:期待収益率と標準偏差(リスク)

Y軸・・・期待収益率(リターン)
X軸・・・標準偏差(リスク)

 

<平成25年度 第19問>

期待収益率(Y)と標準偏差(X)のグラフで「リスク回避者の無差別曲線」を選ばせる問題です。
グラフ4つ(3つのタイプ+ワナが1つ)ありますが、リスク回避者のパターンが頭に入っていたら瞬殺です。
以下で見てみましょう。

 

【リスク回避者】

左上のグラフです。
リスク回避者はリスクが嫌いなのでリスクが増えることを望みませんが、もし標準偏差(リスク)が増える場合は期待収益率も増えることを望みます。望まずにはいられません、どうせなら!💦
仮に青ラインのように「期待収益率が同一」なパターン①~③があったならば、よりリスクが小さい①を選びます。

【リスク中立者】

右下のグラフです。
リスク中立者はリスクと無関係により高いリターンを求めるため、X軸と水平の曲線になります。
リスクに関係なく高いリターンを求めるため、①~③であれば一番上にある①を選びます。

【リスク愛好者】

左下のグラフです。
リスク愛好者はリスクが大好きなので、もともと標準偏差(リスク)が高いのですが、それ以上にリスクが増えるとリスクに慣れて徐々に期待収益率が下がり、「右下がりの効用曲線」になります。
仮に青ラインのように「期待収益率が同一」なパターン①~③があればよりリスクが大きな①を選びます。

ということで正解は「ア」です。
右上のグラフはワナです。

続いて同じく無差別曲線のグラフの問題です。
昨年度、令和元年の第13問ですが、ご覧下さい。

 

<令和元年 第13問>

 

いかがでしょうか。
Y軸がリターン(期待収益率)、X軸がリスク(標準偏差)のグラフです。

グラフの形から、これはリスク回避者のグラフです。
リスク回避者がA~Dのどれを最も好むか?という問題です。

無差別曲線は位置が高くなるほど効用が大きくなるため、最も外側の無差別曲線上の点Dは選ばれません。
点Aと点Bはほとんど横並びで同一のリターンですが、点Bはよりリスクが高いので点Aを選びます。
なお同一曲線上の効用は同レベルであるため、リスク回避者にとっては点C(点Bと同一曲線上)も点Aより劣ることになります。

ということで正解は「ア」です。

 

効用関数:効用と富

Y軸・・・効用待収益率
X軸・・・

 

<平成28年度 第11問>

 

こちらは経済学でも見ました「収穫遁減/遁増のグラフ」です。

「リスク回避者」にとって、富が増えれば増えるほど逆に効用(限界効用)は徐々に減少します(遁減)。リスクが嫌だから、無限に富を追い求めないイメージです。上記の設問で言えば、②がリスク回避者です。

一方の「リスク愛好者」にとっては、富が増えれば増えるほど効用はうなぎ上りに高まります。富を得るほど富が欲しくなる。上記のグラフで言えば④がリスク愛好者です。

その中間で、富の増加に対する効用の高まりが常に一定であるのが「リスク中立者」です。上記のグラフで言えば①がリスク中立者です。

ということで正解は「ア」です。

 

覚え方:
1)無差別曲線:期待収益率(リターン)と標準偏差(リスク)

無差別曲線は、矢印型(←型)で、上から「回避」「中立」「愛好」

 

覚え方:
2)効用関数:効用と富

効用関数は、ラグビーボール型(右上がり)で、上から「回避」「中立」「愛好者」

 

 

まとめ

この時期は知識の増強はもちろんですが、いつもの論点をテキストや問題集の流れに沿わず見たり話したりすることで、記憶に残る何かもあるんじゃないかというのが今回の趣旨です。

そして「くだらないほど忘れない」シリーズの記事でもあります。

もし今回の記事から何か発見がありましたら、必ず会場に持ち込む教材やノート(当道場では「ファイナルペーパー」と呼びます)に「覚え方」と共にメモ書きして下さい。

ということで、今回は少し実験的ではありましたが結局いつも通り「特盛」サイズの記事になってしまい申し訳ありませんでした。何かヒットするものがあるのか本当に心配なので、もし今回の記事から何かが得られました場合はぜひコメントに一言置いて行っていただけると大変励みになります。

それでは、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

今年は超直前期が梅雨に当たりますが季節の変わり目で気候も安定しません。ぜひ体調に気を付けて、本試験会場で実力を発揮するための準備を粛々と進めて下さい。

べりーでした。

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当サイトを初めてご覧になる方へ。

当サイト「中小企業診断士試験 一発合格道場」は、中小企業診断士試験の合格を目指す方向けに、代々の合格者が勉強のコツ診断士としての活動の様子などを書き綴っています。

受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

twitterもよろしくお願いします。

 

おはようございます!おべんと君です。

今日は、11代目初となる、ゆる~い話題=【ゆるわだ】を
書かせていただきます。ほかのメンバーが渾身記事を書いて
いる中ではありますが・・・

題して、
意思決定会計講義ノート(通称イケカコ)のゆる~い取り組み方」です。

1次試験の財務・会計対策、2次筆記の事例Ⅳ対策として、
取り組む方が一定数いらっしゃる意思決定会計講義ノートとの
おべんと君流の向き合い方についてです。

 

<意思決定会計とは>
企業活動において、経営者が行う意思決定(将来の取り組みや投資に
ついて代替案の中から選択する行為)のために有益な会計データを提供し、
支援する会計 のことを言います。

ちなみに、会計は
・財務会計:企業の外部(株主・投資家等のステークホルダー)に
_有用な情報を提供する会計
・管理会計:企業の内部で経営者を支援する会計
の2つの領域に区分され、意思決定会計は管理会計に属されます。

 

<意思決定会計講義ノート(通称イケカコ)とは>
表紙には、「公認会計士試験、簿記検定受験者の必読書!」と書いてあり、
公認会計士及び簿記検定受験者で試験範囲となっている意思決定会計に
特化した書籍です。ここの「簿記検定」とは、「簿記1級」のことです。

イケカコという通称の由来は、
っていいけいうぎノート」から来ているようです。

 

<中小企業診断士試験とイケカコ>
中小企業診断士の使命は
「中小企業支援事業における経営診断又は助言を担うもの」です。
経営者の意思決定の支援もその対象となることから、意思決定会計が
中小企業診断士において重要視され、試験出題頻度が高い要因だと
推測できます。
そして、その意思決定会計に特化した参考書がイケカコのため、
中小企業診断士受験者で取り組む人が多いのだと考えられます。

また、平成25年の事例Ⅳの第3問で、下記の問題が出題されました。

第3問(配点 30 点)
植物工場で栽培した植物は一定の品質が保証される限り、
すべて生産した期に販売されると見込まれているが、
前提とされる品質基準に適合しないものが生産されるリスクがある。
植物工場において生産計画から納品までのそれぞれのプロセスの中で、
考慮すべきリスクに関連するコストを大きい順に4つ、
90 字以内で述べよ。

この4つのコストに関しては、各予備校やふぞろいの解答では
品質原価計算」であるという説が最有力です。
そしてイケカコでは、Lecture 11に「品質原価計算」についての
解説が掲載されています。
このことも、診断士試験とイケカコが身近になった要因だと思います。

なお、イケカコに関する記事は、道場でも既に先代のメンバーが
投稿しています。
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点 (序論)
リスク許諾書:イケカコ7つの効果と4つのコスト
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点#1
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点#2
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点#3
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点#4
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点#5
『イケカコ』はやるべきか否か

 

<11代目アンケート>
11代目執筆陣にイケカコについてアンケートを取りました。
Q1)イケカコに取り組んだ?
12人中2人

Q2)取り組んだ人は何周した?
1周:2人
2周以上:0人

この結果から言えるのは、
「イケカコは試験合格の絶対条件ではない」
ということです。

・いやいや、令和元年度の事例Ⅳは難易度が平易だったから
_そんなこと言えんじゃないの?
・やらなくてもいいんなら、なんでこんな記事書くんだよ!

なぜこの記事を書いたのか?理由は下記のとおりです。

中小企業診断士「試験」合格が目的ならば、イケカコなしでもOK
☆試験合格後、財務・会計の知識を仕事に使いたい
_考えるならば、イケカコをやって損はない

 

中小企業診断士「試験」合格が目的ならば、イケカコなしでもOK

試験合格を考えるのであれば、イケカコよりも予備校の講座
市販の診断士試験用の問題集過去問を何度もこなす方が、
・制限時間内でどのような順番で問題を解いていくか?
・各設問で求められている計算方法の手順は正しいか?
・計算ミスはどの手順でいつもしてしまうのか?
など、本試験で必要なことが実践的に身につくからです。

具体的な数値がなく肌感覚で大変恐縮ですが、
合格年度が違う周りの診断士の方々に聞いてみても、
イケカコを完走したという人よりも、
知らない、全くやらなかった、買ったけど見てない、途中で挫折した、
と言った方が多数です。

また、ストレート合格狙いの方は遠回りになりますので、

イケカコはお勧めしません。

以上のことから、イケカコは験合格の絶対条件ではない
といえるかと思います。もちろん、やって損はないですが。。。

ちなみに税理士保持者や簿記1級保持者にイケカコを聞いてみても、
「あーなんか聞いたことあるな~。」みたいな反応です。

 

試験合格後、財務・会計の知識を仕事に使いたい
_考えるならば、イケカコをやって損はない

・そもそも意思決定会計とは何ぞや?
・意思決定会計には何が求められているのか?
・だからこういう計算が必要なんです

など、意思決定会計とは?というのをきちんとインプットする
ことにおいては、非常に勉強になる書籍だと思います。

特に私個人としては、本業が会計に携わっている身なので、
会社経営における意思決定会計とは?を勉強できたことは
大きかったです。

例えば、イケカコの中には、
事業部を評価する利益と、事業部長を評価する利益は違う方が望ましい
という内容の記述があります。

理由は、事業部としては管理不能個別固定費(事業部に紐づけられるが
事業部としてコントロールできない費用、減価償却費など)もカバーする
利益を稼ぐ必要があるが、管理不能個別固定費は事業部長がコントロール
できない固定費であるため、事業部長の評価としてこの費用まで含めた
利益を使うのはいかがなものか?ということです。

これは事業部長のモチベーションに関係した話になっています。
実務上は貢献利益で事業部・事業部長ともに評価したり、
共通固定費までをカバーする営業利益で評価する会社もあるかと思います。

現実問題としてイケカコのとおりに会社に落とし込めるかは難しいですが、
そもそもの考え方が書いてあるため、インプットとしては
勉強になります。

ですが、試験勉強中にここまで必要なのかどうか、判断が難しいところです。

また、会計の書籍にありがちなのですが、説明文が難しい表現で
書かれているので、読むだけで疲労が蓄積します・・・

なので、イケカコは絶対条件ではないと思いますが、
それでも「財務が苦手なんだけど、イケカコやってみたい」という方へ、
私の「ゆる~い取り組み方」を提案させていただきたいと思います。

 

 

<おべんと君流 イケカコのゆる~い取り組み方>
イケカコを買ったのは1回目の2次試験不合格後(2017年末)でしたが、
取り組んでは挫折、また挑戦して挫折・・・を何度か繰り返し
私なりのゆる~い方法で一通り終えたのが2019年でした。

私はイケカコをアウトプット教材ではなく、インプット教材だと
割り切りました。そして診断士に関係する必要な論点に絞り、
イケカコを使いました。そのため、あくまでゆるく一通りです。
その時のゆる~い方法はこんな感じです。

①事例Ⅳに出ない(出題可能性が低いと思われる)章は飛ばす

過去問や診断協会で確認できる受験案内資料を参考に、
試験に出なそうな章はバッサリ飛ばしました。

 

②「1限目」をしっかり読む

文字通り説明文を読んで、重要なところに線を引き、メモする
のように完全に参考書としてインプットします。
単純に計算問題をこなすだけでなく、
・なぜこの計算が必要なのか?
_目的の明確化

・で、結局何を導き出したいのか?
_結果/効果の明確化

など、それぞれの章の概要を理解するインプットを行いました。

 

③「2限目」の例題を解いて解説を読む

冒頭のインプットを行ってから、例題に取り組みました。
解いた例題の答えの正誤に関わらず、必ず解説に目を通して
問題を解くステップや考え方を復習しました。
解いてて「難しいな~」と思う例題は、バッサリ飛ばしました

 

④「3限目」の実力を試してみよう!問題は飛ばす

例題の後に、実力を試してみよう!の問題が掲載されています。
これが結構難しいんです。
私はここには手を付けませんでした。理由は下記の通りです。

インプット中心と割り切っていた
上述のとおりイケカコをインプット教材として活用していたので、
無理に難しいアウトプットはしないと割り切っていました。
アウトプットは、冒頭で書いたように診断士の過去問
予備校の演習問題を何度も繰り返すことが一番だと思います。

難しいから
おいっ!なんだその理由?とお叱りを受けると思いますが・・・
イケカコは前述のように公認会計士試験や簿記1級の受験者を
対象としているため、ここまで難しい問題は解けなくても
いいでしょ、勝手に割り切りました。ゆる~いというか、
甘いというか・・・

一方、イケカコレベルの問題も解けるようになると、
診断士の事例Ⅳへの対応力も相当身につくと思います。
ですが、イケカコに割く時間と他の科目や事例練習に使う
時間とのトレードオフ
になりますのでご注意ください。

 

<本日のまとめ>
☆中小企業診断士「試験」合格が目的ならば、イケカコなしでも
OK
☆試験合格後、財務・会計の知識を仕事に使いたい
_考えるならば、イケカコをやって損はない
☆もし取り組むなら、他科目とのトレードオフに注意しながら
_ゆる~く

 

 

以上が私のゆる~い取り組み方です。
ゆるい話題なのに長文になってしまいました・・・

以上、おべんと君でした。


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合格に十分な実力発揮の準備

✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?

おはようございます。
べりーです(前回までの記事はこちら)。

 

突然ですが、最近、大変ありがたいことにご新規に当サイトを訪問いただく方々が多くいらっしゃいます
記事をよりお楽しみいただくためにも、はじめての方は是非こちら(サイト内リンクです!)をご覧いただけると幸いです。

 

さて、明日でStayHomeなゴールデンウィークも終わりです。そして昨日、中小企業診断士1次試験の申し込みが締め切られました。いよいよ1次試験まで残り2カ月間です。

また2次試験に再挑戦で今年は2次に専念という方は2次試験まで5カ月半です。こちらもいよいよ半年を切りました。

 

1次直前期の過去問演習でこれだけは言いたい!

まず1次試験を知る上で令和元年を含む直近数年間における中小企業診断士1次試験の科目別平均点の推移をまとめた記事があるので、まだの方はこちらをご確認下さい(診断士一次試験の平均点と科目合格率【令和Ver.14年間推移】)。

そして、1次試験をご予定の方は過去問のアウトプット学習に入られている方が多いと思います。
私は道場記事を読み漁り大いに参考にしましたが、直前期の過去問学習は次のイメージを持っていました。

①~試験1カ月前まで・・・何日か連続して集中的に1科目を「タテ解き」
※タテ解きとは過去問の学習法同一論点を年度を跨いで解くやり方

②1カ月前~(超直前期)1日に複数科目を高速回転

①~試験1カ月前まで

2週間か1週間ずつに分割して、各科目に専念しました。7科目を2週間ずつなら計14週。1週間ずつなら計7週間です。各科目ごと、各論点ごとに堅牢な橋げたを構築し橋板を繋いでいくイメージ「科目全体を俯瞰」します。参考書の目次を見て「ナニコレ?」がないレベルを目指したいです。

②1カ月前~(超直前期)

仮に①で「1科目=1週間」で回した場合、7科目が完了する頃には7週間前の記憶が薄れ始めています。11代目も3ch(こちら)が記事にしている通りこれは仕方のないことです。
だから超直前期は1日に複数科目を並行することにより記憶の維持に努めます。道場では「皿回し学習法」と言われています。

私の場合、1日に3科目ずつ過去問を回しました。これは結構大変です。朝に早起きして1科目、夜帰宅して2科目で何とか3科目。
論点別タテ解きであれば「この問題が終わったら次の科目」と切り替え易いですが、年度別ヨコ解きの場合は本番と同じ60分、90分などまとまった時間が必要なため「朝早起きして優先的に90分科目を済ませる」など工夫が必要です。毎日3科目ずつを回すことで7科目の記憶の劣化を防ぎます。

まさに皿回し。大道芸で7本の棒の先でそれぞれ皿を回すイメージ。7つの皿の回転力(記憶力・理解力)が衰えて皿が地面に落ちないよう、全ての棒に気を配り7枚の皿の回転力を維持するのが「皿回し学習法」です。

ただし、絶対に回転数を増やすことで満足してはいけません。
初代ハカセが「直前期にアタフタしない」という記事の中で「アウトプットの注意」として説明している「きっちり考えて自分に説明しながら骨までしゃぶるように解くべし」は皆さま必ずチェックして下さい。いわゆる「鳥ガラ学習法」です。
直前期は「皿回し」で範囲をカバーするだけでなく鶏ガラ学習法で深みを組み合わせることが非常に重要です。

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2次試験の第1問「経営分析」の傾向と対策とは?!

2次試験専念の方は、事例研究に励まれていることと思います。令和元年の2次試験は非常に倍率が高い年でした。今年こそ!の意気込みで臨まれている方もきっと多いでしょう。その気持ち、本当によく分かります。私も3度目の2次試験として去年の10月に皆様と受験した者として、2次試験の事例研究に一緒に取り組みたいと思っています。

今回は事例Ⅳ(財務事例)の第1問、経営分析がテーマです。
正解があるようでいて、毎年「正解はコレ」とは今一つ明言できず掴みづらい印象もある経営分析問題について、出題の傾向と対策の観点からCheckポイントを11項目挙げて掘り下げてみました。

なお事例研究について、私は過去問を使うことを絶賛おススメしていますので(過去記事:2次試験の準備と実力の話)、今回も過去問を見てみたいと思います。過去7年間の事例Ⅳ過去問を確認しました。

 

第1問 全体について①

過去7年間、事例Ⅳの第1問は必ず「財務指標を用いた経営分析」です。
ちなみに各予備校の解答解説会等を参考に事例Ⅳ全体としての難易度を勝手判定しましたが、令和元年は比較的「普通レベル」の問題だったと思います。その前の2年間は試験翌日以降に怒り悲しむ声がネットを騒がせていましたが、令和元年はそうはなりませんでした。
このように年度により難易度は変化します。業種もご覧の通りバラバラ。ですが、毎年第1問は必ず経営分析問題です。財務指標による経営分析で事例企業を知ることから、事例Ⅳの第2問以降に展開される構成なのです。
Check1:事例Ⅳの第1問は必ず「財務指標を用いた経営分析」

事例Ⅳは4つの事例の中でも唯一「学習量と得点が比例する」と言われますが、事例Ⅳの中でも特に「第1問」は対策しやすい論点と言えます。
またご覧の通り、第1問の配点は「25点前後」と非常に大きいです。全受験生がここでの得点の積み上げを狙います。よって自分だけ第1問を落とすことは絶対に避けたい、それは肝に銘じて下さい。他の受験生が取る設問は絶対に落とさず、他の受験生の得点がばらける設問でより多く得点を積めた方が合格する。2次試験はそういう試験ですから。
Check2:皆が点を取りに来るため絶対に落とすべきでない

なお例年第1問は2つの小問で構成されており、設問1が最適な経営指標の特定と計算設問2が特定した経営指標による診断や助言という構成がほとんどです。平成24年(温泉旅館の事例)と平成23年(水産加工業)みたいに昔は第1問で予想P/L作成や、投資評価、営業CF計算過程を記述させる年もありましたが、直近7年間ではそのようなことはありません。
Check3:設問1と設問2の問われ方が毎年あまり変わらない

 

第1問 設問1

設問1です。表をクリックすると拡大してご覧になれます。

事例Ⅳの経営分析ではベンチマークを取って比較することでD社の財政状態や経営成績を分析する方法です。
比較対象は直近7年間の出題回数を見ると「同業他社」が4回、「前年実績」が2回、「出資の前と後の比較」が1回です。
その比較対象に対して数値が「優れているor劣っている(vs同業他社)」「改善or悪化(vs前年実績)」のどれか?を分析して最も適している経営指標を特定します。
ここで重要になるのが前回記事で書いた「1次試験対策の知識」です。「固定比率」は数値が下がったら「改善」ですが、1次知識が曖昧だと計算結果は合っているのに解答は✕となりかねません。しかも設問1と2を両方減点されるリスクが高いのです。
経営分析指標の知識について、下記の「10代目どいこう」による記事が大変参考になるのでご確認下さい。
【渾身】財務指標を理解しよう(収益性・効率性・資本構造)
【渾身】財務指標を理解しよう(安全性)
Check4:財務指標は1次の知識が重要

上記の表の「取り上げる財務指標」にある通り毎年問われる内容と解答欄が微妙に変化します。これが結構やっかいです。①②③はそれぞれ解答欄に振られる番号ですが、例えば令和元年は「①と②は悪化した指標、③は改善した指標」が問われましたが、この解答として平成30年度のテンションで①が改善、②と③が悪化と勘違いしてしまうと②しかマルがもらえません。年によっては「課題を3つ」という年もあります。
何を問われているのか、つまり「題意」を正確に把握すること、これは事例Ⅰ~Ⅲの鉄則ですが事例Ⅳにも同じことが言えるのです。
「①は改善のはず!」などと思いこまないためにも、2次試験を「診断の実務」になぞらえ、「毎年違う社長が違う聞き方をしてくるから気を付ける」ぐらいに思っていると良いと思います。
小数点第何位で四捨五入すべきか?なども設問によって変化したりするので題意には要注意です。
「小数点第何位」や「単位の要・不要」はマーカーでチェックすべきです。
Check5:題意を外さない解答を心がけること、事例Ⅳでも重要!

参照する財務諸表はベンチマークとなる「同業他社」か「前年実績」と「今期のD社」のP/LとB/Sを併記するパターンがほとんどですが、令和元年は「連結財務諸表」が与件として出題されました。連結会計は1次試験でも出題頻度が高く、連結財務諸表を用いた経営分析も対応可能なように備えておくべきでしょう。テキストとしては、11代目おべんと君の前回記事が最適でしょう(こちら)。
Check6:連結財務諸表が与件となるパターンもある

 

第1問 設問2

設問2です。表をクリックすると拡大してご覧になれます。

設問2は、設問1で自分が抽出した財務指標を用いて診断と助言をします。
ここでも重要なのが「題意」です。設問文を読んで「特徴」「課題」「課題が生じた原因」のどれが問われたか?を絶対に外さないようにして下さい。
理由はどれが問われたか?によって解答の仕方が異なるからです。
直近7年間の出題回数を見ると「特徴」が4回、「課題」が1回、「課題が生じた原因」が1回、「その他(出資による影響)」が1回です。

仮に各指標を分析したところ「当座比率が悪化」しており、原因は機材購入による現金の減少と短期借入への依存だったとします。

【特徴】
「比較した場合の特徴」が問われたら、「優れているor劣っている(vs同業他社)」「改善or悪化(vs前年実績)」の比較結果を述べれば良いです。『機材購入による手元現金の減少で短期支払い能力が低下した』と書きます。なお「(原因)〇〇による(結果の状態)〇〇」と「因果」のセットにすることが大切です。結果の状態だけを書くと内容がペラペラになります。

【課題】
「課題」は「問題を解消するための解決策」ですから、必ずポジティブに書いて下さい。「短期支払い能力が低下した」という状態ならば『課題は短期借入金の返済による短期支払い能力の改善』と書きます。

【課題が生じた原因(問題点)】
「課題が生じた原因」イコール「問題点」です。課題はポジティブに、問題点はネガティブに書くのが鉄則です。『機材購入による手元現金の減少で短期支払い能力が低下した』と書きます。こちらも「因果」のセットにすることが大切です。

以上の違いは理解する必要があります。
「課題」を聞かれているのに「問題点」のようにネガティブに書いてしまったときのダメージは、かなり重いです。本試験でやってしまったら後悔しきれません。
Check7:設問2は比較・課題・問題の区別と「因果」が重要

過去問を遡ると昔は平成26年のように「3つ指標を挙げさせてそれぞれに分析結果を記述させる」形式が中心でした。この形式は「30字×3指標」と文字数が増えますがある程度パターン化できるし対応しやすいです。
しかし、最近は1つの解答欄で3指標に触れなければならないため、編集能力を要します。これが80文字とか70文字であればまだ楽なのですが、50字ともなると事前の訓練が必要です。まして40字なんて・・・平成29年は本試験会場でどうにも字数が収まらず、時間ばかりが過ぎて冷や汗をかきました。
Check8:設問2が「解答欄1つ」の場合は編集能力が重要

 

第1問 全体について②

設問1と設問2は密にリンクします。設問1で挙げた財務指標について、設問2で分析するからです。
ここで気を付けたいのが問1の3つの指標を「収益性」「効率性」「安全性」の3つの切り口からバランスよく選ぶことです。そうしておけば設問2で「D社の特徴は、①収益性は~、②効率性は~、③安全性は~」と書けます。もし設問1で収益性だけから3つ挙げてしまうと設問2で収益性しか書けなくなり大きく点を失うことになります。
ちなみに令和元年は、各予備校の模範解答は「効率性×2、収益性×1(安全性なし)」が主流派でしたが私はいつも通り「収益性」「効率性」「安全性」から選びました。
設問1は設問が「悪化×2、改善×1」だったので計算が合っていれば切り口が3つか2つかに関係なく点を取れたと思います。
問題は設問2で安全性を書いたことが失点に繋がったどうかです。2次試験は相対評価ですので、大多数の方が「安全性なし」としていたら大きく失点された可能性もありますが、今回はそうした減点は無かったのではないかと思います。
Check9:設問1は切り口をバランス良く選ぶと設問2が楽

設問1でどの指標を挙げるかは絶対に与件(与件の事例文・財務諸表)から考えて下さい。
財務指標は多数ありますが、採点しなければいけない国家試験ですから「何でもOK」にはできず、ある程度は正答を絞り込めるようにヒントが与件に仕込まれています。
ヒントがあると知っていたら備えられます。私の場合「このヒントが来たらこの指標を書く」を予め用意していました。「商品力が衰えている」「価格競争に巻き込まれている」を拾うなら「売上高総利益率の低下」という具合です。
もちろん、財務諸表から計算してみたら総利益率は低下していなかった!という場合は別の指標を検討します。そういうパターンもあるので、思い込みには気を付けるようにして下さい。
設問2の分析も与件から離れてはなりません。そして設問2もパターンを作って備えておくことを勧めます。有形固定資産回転率が悪化していたら「固定資産が売上貢献していない」、自己資本比率が下がっていたら「資本構成が脆弱である」、という具合です。
Check10:必ず与件(事例文&財務諸表)から考え、パターンを作って備えておく

最後に、事例Ⅳも時間勝負です。事例Ⅳの第1問は20分以内を目標にしてみて下さい。次に第4問に着手し、開始後30分経過時点で第1問、第4問を解き終えている状態を目指したいです。
第1問を20分以内に終わらせるためには訓練が必要です。何度も取り組むことで上記のパターンや自分なりの型ができてくれば、20分内を目標にすることは可能です。
第4問は15点~28点と幅がありますが、第1問と合わせて40~50点と非常に大きな配点を占めますし、第2問、第3問に比べて取り組みやすい問題であることが多いです。
ぜひ第1問を20分間以内に解くことを目標に訓練を重ねて下さい。
Check11:第1問は開始後20分間以内に解くことを目標に訓練する

 

まとめ

2次試験 事例Ⅳの第1問「財務指標による経営分析」は2次試験を攻略する上で非常に重要です。
今回の記事をまとめると以下の通りです。

Check1:事例Ⅳの第1問は必ず「財務指標を用いた経営分析」
Check2:皆が点を取りに来るため絶対に落とすべきでない
Check3:設問1と設問2の問われ方が毎年あまり変わらない
Check4:財務指標は1次の知識が重要
Check5:題意を外さない解答を心がけること、事例Ⅳでも重要!
Check6:連結財務諸表が与件となるパターンもある
Check7:設問2は比較・課題・問題の区別と「因果」が重要
Check8:設問2が「解答欄1つ」の場合は編集能力が重要
Check9:設問1は切り口をバランス良く選ぶと設問2が楽
Check10:必ず与件(事例文&財務諸表)から考え、パターンを作って備えておく
Check11:第1問は開始後20分間以内に解くことを目標に訓練する

令和元年は「効率性×2、収益性×1」であるべし!の意見が多い中、私は「収益性、効率性、安全性」からバランスよく3つ選びました。その結果、大きな減点があったとも思えず、恐らく不正解にはならなかったんじゃないかと思います。

そう考えると何が正解で何が不正解かが曖昧になる気がしますが、記述式の国家試験なので必ずOK/NGラインがあるはずです。私の場合は上記のCheck4~10を外してしまうと大きく点を失ってしまうのかなと思っていました。

逆に言えば特徴4~特徴10から外れなければ得点源にできるチャンスであるとも言えます。
今回も過去累々と積み上げた私の失敗を元に書きましたがぜひ今回の投稿をご参考にしていただき、「事例研究」と「訓練」に励んでいただけたらと願います。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

冒頭に書きましたが、1次試験の直前期は「皿回し」で範囲をカバーするだけでなく「鶏ガラ学習法」で深みを組み合わせることが非常に重要です。

べりーでした。

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【中小企業診断士試験 一発合格道場とは】
当サイトは、中小企業診断士という資格に興味を持ったばかりの情報収集目的の方から、受験勉強中の方、また試験に無事合格した後に診断士としての将来をご検討中の方々まで、幅広い層の皆様に向けて、ほぼ毎日情報発信しているブログサイトです。
「中小企業診断士」は、大手の資格受験校であるTACが発表した「2020年 人気資格ランキング」でも簿記・宅建に次いでTOP3に入る近年人気上昇中の資格です。「唯一の国家公認であるコンサル資格」という特性もさることながら、「ビジネス実務に直接役立つ学習内容」がビジネスパーソンの注目を集めている最大の理由かと思います。
現実世界はますます不確実性が高まるばかりですが、今の内に経済学・財務会計・経営学・生産/店舗運営管理・法務・ITC(と中小企業政策)を体系的に学び直す良い機会と捉える方と、現状に危機感を覚えている方が増えているのではないでしょうか。
私は40代半ばで当資格試験にトライしましたが、これまで独学で身に着けてきたバラバラの知識が一気に体系化されていく感覚が新鮮で非常に驚きましたし、当試験への挑戦はいくつになっても遅すぎることはないと感じました。
令和2年度の1次試験は昨日5月8日に試験申込受付を締め切りましたが、来年の受験を見据えて情報収集目的で定期的に目を通していただくなど、まずは気楽にお付き合いいただけたらと願っております。
【一発合格道場の豊富なコンテンツ】
コンテンツとしては当試験や資格に関する10年分の投稿記事、合格体験記、2次試験の再現答案(※1)など、中小企業診断士に関心をお持ちの方にとって参考になる筈の「診断士に受かるためと受かった後のための情報」が膨大に蓄積されています。
なるほどそういうことだったのか!と膝を手で打つような納得性の高い解説もあれば、語呂合わせみたいな思わず通勤中に吹き出してしまうような柔らかい記事もあり、非常に多様です。
数多くのノウハウはもちろん、試験にかける熱い想いや戸惑いといった心に訴えかけるような記事が多く投稿されているのも一発合格道場の特色です。
なお当ブログは今年で11年目になりますが、毎年、前年度の直近合格者数名が運営を引き継ぐ形式で継続してきました。今年も12名のメンバーが日替わりでハンドルネーム(HN)にて投稿しています。
是非、業種も年齢も勉強方法もバラバラなメンバーによる多面的な記事をお楽しみ下さい!
(※1)当試験は1次試験と2次試験があり、1次はマークシートなので正答が発表されますが2次は記述式で模範解答すら発表されないため、受験生が試験後に作成する”再現答案”が貴重な情報となります)
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おはようございます!おべんと君です。

過去2回紹介した【渾身】連結会計シリーズも、本日が最後の
投稿となります。
今回は、具体的な連結会計処理の残った2つの論点について
見ていきます。前回の記事はこちら

前回同様、クリックしていただくと画像が拡大致します。
また、便宜上親会社をP社、子会社をS社と表現することも
過去2回と同様です。

<題目>
vol.1:連結会計準備 ←前々回
・連結会計の基本
・連結の範囲
vol.2:連結会計処理 ←前回
・連結会計の流れ
・内部取引高/債権債務の消去
・投資と資本の消去

vol.3:連結会計処理 ←今回
・未実現損益の消去
・持分法

 

<連結会計処理の流れ(おさらい)>

前回紹介した連結会計の処理の流れは下記のとおりです。

今日は下の2つについて説明いたします。

 

<未実現損益の消去>

未実現損益の消去とは、
外部へまだ販売していない棚卸資産に含まれている、
企業集団内部で取引された内部利益を連結仕訳で消去する
という内容です。
・外部へ販売済=利益が実現された
・外部へ未販売=利益が実現されていない
_実現されていない利益=未実現利益 という解釈です。

事例を画像で見てみます。

この事例は、
・P社がS社に商品5個(単価100円)販売
・S社は商品3個を外部顧客へ販売
・S社には商品2個が在庫として残った状態で決算を迎える

この時に、S社が持っている商品は、2個×100円=200円であり、
これが棚卸資産に計上されています。
一方企業集団としてこの棚卸資産200円の内訳をみると、
P社の利益が20%計上されています。
金額では200円×20%=40円となります。
この40円が内部利益にあたります。

この未実現利益40円を、連結仕訳で消去します。
ただし、こちらも複数パターン存在しますので、
代表的なものを1つずつ見ていきます。

 

1.ダウンストリーム(親会社→子会社)

ダウンストリームとは、親会社から子会社へ販売する取引のことです。
事例は先ほどの内容と同じです。

P社からS社へ販売し、S社の棚卸資産の中に、P社の内部利益である
未実現利益が40円含まれています。
この場合の連結仕訳は下記のようになります。

借方売上原価は、画像左下に書いてありますが、
売上原価(P社分)を増加させ、売上総利益(P社分)を減少させる
という効果があります。この仕訳で40円の内部利益を消去します。
画像では内部利益はP社の利益のため、「P社損益」という項目で
イメージ図として記載しています。実際のP社の個社財務諸表には
影響はなく、連結財務諸表上で40の利益が減少している状態です。

また貸方棚卸資産は、画像右下の図ですが、棚卸資産に含まれていた
内部利益40円が消去されるので、棚卸資産も40円分減少されます。

これがダウンストリームの簡単な流れです。

 

2-1.アップストリーム(100%子会社→親会社)

アップストリームとは、子会社から親会社へ販売する取引のことです。
S社がP社の100%子会社だった場合で見てみます。
そのほかの金額前提は先ほどと一緒です。

この場合の未実現損益の消去はどのようになるのでしょうか?

先ほどの「1.ダウンストリーム」と全く同じです。
100%子会社へ販売した時の未実現損益の消去も割とシンプルです。

 

2-2.アップストリーム(非支配株主がいる子会社→親会社)

アップストリームのもう1つの事例は、非支配株主がいる子会社が
親会社に販売した場合です。
金額前提は上記と同じですが、子会社に20%の非支配株主がいることが
上記事例と異なります。
この時の未実現損益の消去はどうなるのでしょうか?

仕訳が2行になっています。上段の「売上原価40 / 棚卸資産40」は
今までと同じです。違うのは、下段の
「非支配株主持分8 / 非支配株主に帰属する当期純利益8」です。

これは、S社の20%を非支配株主が保持しています。
また、消去される内部利益40はS社がP社に販売した時に得たS社の利益です。
以上から、
消去される内部利益40のうち20%8は非支配株主に配分(負担)する
という考え方です。

通常、会社の利益が増える収益計上については、貸方計上されますが、
「非支配株主に帰属する当期純利益」の増加は、逆で借方計上されます。
今回はS社の「非支配株主に帰属する当期純利益」減少させるため、
貸方計上します。またそれにより、
非支配株主が出資した資本金+非支配株主がもらえる利益」で構成され、
純資産科目である「非支配株主持分」減少するため、借方計上されます。

非支配株主と未実現損益の論点に関しては、
平成24年第5問
に出題されています。

仕訳云々はここまで中小企業診断士試験では問われないと思いますが、
非支配株主がいるときの未実現損益の論点が過去問で出題されていたため、
取り上げさせていただきました。
ただしTAC過去問題集に記載の正答ランクではDランクだったようなので、
当時解けた方は少なかったようです。

以上が未実現損益の消去の説明となります。
なお、未実現損益の消去に係る税効果会計の仕訳については、
省略させていただきます。

 

<持分法>

最後の論点として、持分法を取り上げさせていただきます。
ここでは、親会社をP社、持分法適用会社をA社と表現します。

持分法とは、連結仕訳の1分類ではありますが、
「消す」のではなく、「取り込む」といった意味合いです。
連結会社間の今まで説明してきた連結会計処理を行わず、
親会社の出資に対応する分(持分)だけの利益を
連結財務諸表に取り込むものです。
今までは親会社目線で利益を考えてきましたが、
この持分法では、自分が非支配株主になった状況です。

持分法で利益を取り込む対象となる持分法適用会社は、
・非連結子会社
・関連会社 です。

また会計処理としては、
・BS計上:
_投資その他の資産に属する「投資有価証券
_すなわち、P社が保有するA社の株式。
・PL計上:営業外損益に属する「持分法による投資損益
_すなわち、P社が得られるA社の当期純損益の金額。
の科目を用います。

なお、関連会社に該当する条件は、大まかに下記のとおりです。

それでは実際に、持分法を用いて利益を取り込んでみます。
前提として、
・P社は関連会社A社の議決権(=株式)を30%所有
・関連会社A社は、当期純利益を1,000計上した
この場合、持分法ではどのようになるでしょうか。

P社が得られる利益
=A社当期純利益1,000×P社議決権所有持分30%
=300

この300はP社の収益となるので、
貸方に「持分法による投資利益300」が計上され、
PLでは営業外収益となります。

また利益300が計上されたことで、
P社が出資した資本金+P社がもらえる利益」で
構成されている投資有価証券が増加するため、
借方に「投資有価証券300」が計上されます。

もしA社が当期純損失(赤字)だった場合は、
借:持分法による投資損失300 / 貸:投資有価証券300
という仕訳となり、投資損失は営業外費用に計上されます。

持分法の論点に関しては、
平成26年第8問
に出題されています。

 

<最後に>
以上、3回にわたって連結会計を投稿致しました。
会計に詳しい方には「物足りない」「突っ込みどころ満載」な
内容だと思います。
また、「こんなの試験に出ないよ」とお思いの方も多数おられるかと
思います。

私自身、書きながら「誰がこの記事を求めているのか?」を
悩みながら書いていたのも事実です。

ですが、vol.1で申し上げた
-------------------------------
・1次は定期的に出題、2次は直近で出題頻度が増加傾向
簿記2級の範囲に加わった→今より知識の習得が必要
・しかし診断士用テキストの連結会計の分量は少ない

という中で、連結会計をかみ砕き、
「今までの診断士テキスト」を補足できる「簿記のテキスト」未満
記事を書こう!というのが渾身シリーズとして取り上げた思いです。
-------------------------------
の思いで書かせていただきました。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

以上、おべんと君でした。


☆☆☆☆☆☆☆

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おはようございます!おべんと君です。

今回は、【渾身】連結会計vol.2と題して、具体的な連結会計処理に
ついて見ていきたいと思います。
ちなみに前回は、会計処理に入る前の事前準備について
簡単に触れました。→記事はこちら。

前回同様、クリックしていただくと画像が拡大致します。
また、便宜上親会社をP社、子会社をS社と表現します。

最初に謝罪です・・・
気合いを入れて書きすぎてしまいました・・・
よろしければ、本日だけでなく、学習中の問題を解かれている時の
不明点の解消にお使いいただければ幸いです。

<題目>
vol.1:連結会計準備 ←前回
・連結会計の基本
・連結の範囲
vol.2:連結会計処理 ←今回
・連結会計の流れ
・内部取引高/債権債務の消去
・投資と資本の消去

vol.3:連結会計処理 ←次回
・未実現損益の消去
・持分法

 

<連結会計の流れ>

初めに、連結会計処理の大まかな流れについて説明します。
大まかな流れは下記の画像のとおりです。

合算財務諸表の作成以降は、実務上は順番が前後しますが、
以下、項目別に説明していきます。

 

★合算財務諸表の作成

まず親会社・子会社が各社で財務諸表を確定したのち、
各社の財務諸表を合算し、合算財務諸表を作成します。
この状態では、各社の財務諸表を単純合算しただけです。

連結財務諸表は企業グループを一つの会社とみなして、
企業集団全体の状況を把握することを目的として作成されます。
つまり、企業グループの外部との取引が計上される必要があります
企業グループ内の取引は、各社の財務諸表では売上・仕入の計上が
正しいのですが、企業グループ内という観点では、内部で振替処理を
行っているような状態です。

そのため、合算財務諸表に計上されている企業グループ内で
発生した内部の取引や、債権債務などを連結仕訳にて相殺
します。
それをこれから見ていきます。

 

<内部取引高・債権債務の消去>

企業グループ内における取引や、債権債務などを連結仕訳にて相殺します。

P社がS社に100円の商品を販売しました。
この場合、どのような連結仕訳が計上されるでしょうか?

まず個社仕訳を見ていくと、
・P社では「売掛金」と「売上」を計上
・S社では「仕入」と「買掛金」を計上 しています。
先ほど申し上げた通り、P社とS社間は企業グループ内取引であり、
連結仕訳にて相殺します。
・買掛金 / 売掛金
・売上 / 売上原価(仕入)
なお、S社の「仕入」を消去する際に「売上原価」という科目を
使っていますが、これはS社の「仕入」にあたります。

貸付金借入金、受取利息支払利息の取引も同様です。

このように親会社と子会社、子会社同士の金銭取引に生じて
発生した収益費用、債権債務を合算財務諸表から消去するのが
内部取引高・債権債務の消去になります。

ちなみに、現在弊社では年度末の連結決算真っ只中です。
例年いつもこの時期でして、こういった状況なので
出社有無の違いはありますが、GWは無しです。
むしろGW中は業務量MAX、メンバー全員アクセル踏みまくりですw

そして内部取引高・債権債務の消去は私の担当業務でして、
ちょうど昨日までひたすらこの業務をしていました。
例示では少ししか書きませんでしたが、実務では
・一方が売上計上、相手先は固定資産計上
・一方は売上計上、相手先は期をまたいだので仕入未計上
・海外子会社が絡むと上記理由+為替影響で取引高の差異が大
など、会社間取引の内容を逐次見て、連結仕訳や修正をしていました。

 

<投資と資本の消去>

次に投資と資本の消去についてです。これは、大まかには
親会社の「子会社株式」と子会社の「純資産」を消去するもので、
資本連結ともいわれます。
本来純資産は「資本金」「資本剰余金」「利益剰余金」など
詳細な科目ごとに仕訳を計上していきますが、2-1以降は
「純資産」という表現でまとめさせていただきます。
また、子会社株式は「関係会社株式」という科目が使われることも
あります。

この処理は、発生パターンがいろいろあるため、主たるパターンに
まとめたのですが、少し多くなってしまいました・・・

1つずつ見ていきます。

1.子会社設立時

親会社が現金100を出資し、子会社を設立しました。
個社仕訳では、親会社の現金100は子会社株式100となり、
子会社は現金100を受け取り、資本金100とします。
これは企業グループ内では、現金を振り替えているような
状態になっています。連結仕訳で消去します。

もし設立時に「資本金」のみを計上している場合は、
画像の通り「資本金」での仕訳となります。
一方、設立時に「資本剰余金」を計上している場合や、
設立後に営業活動を行ったことで「利益剰余金」が計上されている
場合は、冒頭説明の通り「資本剰余金」「利益剰余金」も
連結仕訳で消去します。

 

2-1.子会社買収時(買収額=S社純資産)

S社の純資産と同額の100で、P社がS社を買収した場合です。
この場合も「1.子会社設立時」と同様、P社の子会社株式と
S社の純資産を連結仕訳で消去します。

 

2-2.子会社買収時(買収額>S社純資産)

S社純資産は80ですが、P社はS社を100で買収した場合です。
一般的なM&Aは、こんな感じで被買収会社の純資産より高く
買収するケースが多いですね。
この場合も、P社の子会社株式とS社の純資産を連結仕訳で消去しますが、
借方側に金額差が出ます。
この差はS社の純資産より高く買収したという差額です。
この差額は「のれん」として連結仕訳で計上します。
のれん」という科目は、連結のみで登場し、連結貸借対照表の
無形固定資産に計上されます。

 

2-3.子会社買収時(買収額<S社純資産)

S社純資産は120ですが、P社はS社を100で買収した場合です。
S社という会社を、お得に買収したという状況です。
この場合も、P社の子会社株式とS社の純資産を連結仕訳で消去しますが、
貸方側に金額差が出ます。
この差はS社の純資産より安く買収したという差額です。
値が負の値(マイナスの値)となることから、「負ののれん」として
連結仕訳で計上します。
負ののれん」という科目も連結のみで登場し、連結損益計算書の
特別利益として計上されます。

 

ここで、のれんってどういうことなの?をまとめてみました。
ちょっと一息。

こののれんに関しては、
平成20年第7問
平成23年第5問

平成25年第6問
平成28年第3問
平成30年第4問
と割と出題されていることが多い論点ですのでご注意ください。

 

3-1.100%ではない子会社の買収(設立)

P社はS社の親会社ですが、100%株式を保有しているわけではなく、
残りの株式は別のだれかが保有している場合です。
説明では買収としていますが、別のだれかとS社を設立した時も
考え方は同様です。

この場合も、P社の子会社株式とS社の純資産を連結仕訳で消去しますが、
貸方側に金額差が出ます。
この差は別のだれか=非支配株主が保有している株式の持ち分となります。
そのため、「非支配株主持分」として連結仕訳で計上します。
非支配株主持分」の科目は、連結貸借対照表の純資産に計上されます。

 

3-2.100%ではない子会社の損益

先ほどの事例(P社80%保有、非支配株主20%保有)の場合で、
S社が当期純利益を1,000計上した場合、この1,000は連結財務諸表上、
どのような取扱いになるのか?という内容です。
S社が100%子会社ならば、100%を保有する親会社がすべてもらえる
権利がありますが、本事例では20%分を非支配株主が保有しています。
この場合はS社の当期純利益はどうなるのでしょうか?

P社、非支配株主がもらえる利益は、下記のように計算します。

もらえる利益=子会社の利益×株式保有分

よって、

・P社がもらえる利益:1,000×80%=800
・非支配株主の利益:1,000×20%=200

となります。
そして、200は連結損益計算書上どうなるかといいますと・・・

まず前提として、連結損益計算書の当期純利益の計算は、
下記のように行います。

<仮の連結損益計算書>
税金等調整前当期純利益     1,000:
法人税、住民税及び事業税     300:
法人税等調整額         △_50:
法人税等合計           250:④(②+③)
当期純利益            750:⑤(①-④)
(内訳)
非支配株主に帰属する当期純利益  200:
親会社に帰属する当期純利益    550:⑦(⑤-⑥)

連結損益計算書は、最終的に「親会社に帰属する当期純利益
を計算します。
そして、その金額を算出するためには、
当期純利益から親会社に帰属しない当期純利益は控除する
必要があります。

この200は、まさに親会社に帰属しない当期純利益となります。
そしてこの200は、
非支配株主に帰属する当期純利益」という科目を用いて
連結損益計算書に計上されている当期純利益を減少させ、
親会社に帰属する当期純利益を計算します
損益計算書では費用科目(=利益を減らす科目)は借方計上されますが、
非支配株主に帰属する当期純利益も増加は借方計上で表現します。
「非支配株主に帰属する当期純利益」という「利益」という名称ですが、
連結損益計算書上では費用科目の役割を果たす というイメージを
お持ちいただければよろしいかと思います。

また、「非支配株主持分」とは、大まかには
非支配株主が出資した資本金+非支配株主がもらえる利益」で
構成されており、連結貸借対照表では純資産に計上されます。

非支配株主の論点に関しては、
平成20年第7問
平成24年第5問
平成30年第4問
に出題されています。

こういったものが投資と資本の消去になります。

 

<まとめ>
だいぶ端折って書いたのですが、すごく長くなってしまいました。
大変申し訳ありません・・・

特に投資と資本については、出題実績はあるものの、
今回記載した細かい仕訳については、診断士では問われないと思います。
「こんな処理して、こんな考え方で連結ってやってんのね」くらいで
よろしいかと思います。

次回vol.3で論点2つ書かせていただき、【渾身】連結会計をいったんの
区切りとさせていただきます!
次回は5月3日日曜日に投稿致します!

以上、おべんと君でした。


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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

新型肺炎に伴う休業で異例のG.W.を迎えている方も多そうですが、なかなか学習に身が入らず、苦労されている方も多いのではと拝察しております。
この試験の受験はあくまでプラスアルファです。
ご自分やご家族の心身の健康を最優先に、学習にお取組みいただく性質のものだと思っています。
決して無理はなさいませんように。

さて、本日の記事は、前回に続き、1次試験前のこの時期に今知っておくべき2次試験対策のお話です。

私がこのブログ「一発合格道場」の読者だったとき、心がけていたことを一つご紹介したいと思います。
それは、先代から伝わる名言。

要するに “パクってカスタマイズ” だよ。
(参照:6代目Xレイ「独学スト生の二次試験」)

これはいいな」「そんなやり方もあるのか」、そう思えた部分を取り入れてきました。
大事なのは自分に合うやり方かどうか!
・・・なので実験してみて、肌が合わない手法だったらやめました
ハイスペック・ストイックな先代も多いため、「こんなん自分には無理やで」というやり方もありましたが、自分に合うやり方を模索するのには本当に役に立ちました

これからご紹介する「私の解答手順」は、過去の道場記事や勉強会で得た知見に基づいて築いていったもので、「Final Paper」にまとめて昨年の試験当日に実施したものを編集したものです。

万人に当てはまるわけではないでしょうが、よかったら参考にしてみてください。
比較的オーソドックスな方法にまとまったと考えていますが、カンペキに実行できた訳では勿論ありません

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

① 2次試験対策をまだ始めていない方
② 2次試験の性質がいまひとつよくわからないという方

取りかかる順番について

二次試験は事例企業であるA~D社の情報を読み取り、4~5問程度の大問に解答していくという形式です。
まだ試験問題を一度もご覧になったことがなければ、中小企業診断協会が公表している過去問題を確認してみてください。

各年度の試験情報も見に行くと、設問毎の「出題の趣旨」が公表されています(2019年度はコチラ)。
「出題の趣旨」は参考になるような、ならないような、ただ時々「え、そんな事聞かれていたの?(汗)」という観点が記載されていることもあるので、過去問にあたったら一度は参照してみてくださいね。

さて、二次試験に向けた私個人の解答手順をご紹介します。
本記事が対象にした方からすると、「この時期にそんな細かい話をされても」と思われるかもしれませんが、ざっくりした解き方のイメージだけでもお持ち帰りください
本格的に二次試験対策を始められた後、また読み返していただけたら幸いです。

一部、令和元年度(2019年度)の事例Ⅰ(以下、「R1」)を題材にご説明していきますので、「まだ解いてないから見たくないよー」という方は本記事はスキップしてくださいね。

解答手順① 与件文の冒頭・最終段落だけを最初に読む
解答手順② 設問文を読み、要求事項を解釈する
解答手順③ 与件文に戻り、残りの部分から材料を探す・拾う
解答手順④ 答案骨子を作成する
解答手順⑤ 答案を作成する

解答手順① 与件文の冒頭・最終段落だけを最初に読む

出題者が意図するシナリオを意識

なぜ冒頭と最終段落を読むようにしていたのか。
それは事例企業がどのような企業で、どのような課題を抱えているのか、この冒頭・最終の二段落に端的に表現されていることが多いからです。
与件文を最初から最後まで読んで、設問文を参照しに行くのではなく、まずは企業の概要をつかむことを最優先します。

出題者は、事例問題を出題するにあたって、シナリオ(外部環境の変化→成功までの道筋を解答者につけさせる)を意識しているハズです。
R1のA社は「リストラなどの経営改革に取り組んだこと」「創業当時の機能別組織について組織再編を検討したが見送った」ことが読み取れます。
この二つの段落に、本事例のテーマが濃縮されて記載されているのです。

経営的特徴の把握

経営的特徴とは、たとえば業種、現況、課題が挙げられます。
二次試験は、製造業・小売業・卸売業・サービス業など、様々な業種から出題されていますが、経営の構造をこの時点で推察しておきます。
R1のA社は「中小メーカー」かつ「地方の同族企業」であると記載されていますから、サプライチェーン上の位置付けや同族企業ならではの事象に直面していないか、留意します。

先週公表された2020年版中小企業白書・小規模企業白書概要でも、

【総論②】 中小企業の4つの役割・機能と目指す姿
●中小企業・小規模事業者を、役割や機能に着目した4つの類型(①グローバル型、②サプライチェーン型、③地域資源型、④生活インフラ関連型)に分類し、比較・分析。
●中小企業の「目指す姿」は多様であり、業績や成長意向も、類型ごとに傾向が異なる。企業の役割や機能を意識した支援が重要に。

とまとめられていますね。
少し脱線しますが、一次試験の「中小企業経営・中小企業政策」は2019年版白書からの出題が中心となりますので、試験対策上は参照の必要がないことになります。
(参照:11代目いけちゃん「【中小企業診断士試験】「中小企業経営」について」)

しかし、今回は「新型コロナウイルス関連部分」という最新情報も盛り込まれており、コレだけはぜひお目通しいただきたいと思います。宿泊業・飲食サービス業の資金繰り難に強い懸念が表明されています)

解答手順② 設問文を読み、要求事項を解釈する

「制約条件」を確認

前回の記事でも触れましたので割愛。

「題意」「設問間の関連性」に対する仮説を組み立て

一つの設問文を読んだだけでは「題意」を読み取ることが難しい場合もありますが、全ての設問文を読むと、一つの線としてつながることがあります。
例えば、R1のA社は「古い営業体質」に苦しみながらも、そこから脱却したことが第2問と第4問から読み取れます。
設問全体を俯瞰してヒントを炙り出し、「題意」や「設問間の関連性」について仮説を組み立ててみます。

後で与件文にあたってみたとき、その仮説が間違っていたなんてことも当然あるわけで、「変な先入観につながるのではないか」とご心配になるかもしれませんが、仮説を修正する柔軟さを身につければ心配ご無用です。
仮説はあくまで仮説であって、出発点に過ぎません。

仮説を組むことで、与件文を読んで材料を探すための「着眼点」を設定できます。
事例Ⅰのように類推問題が多い場合、「着眼点」を設定できるかが勝負の分かれ道になりそうです。

表裏・因数分解で解答フレームを決定

(1)の制約を踏まえて、設問文での問われ方を念頭に、一次知識で「切り口」を決定します。
その際、表⇔裏、因数分解を意識すると、「切り口」が出てきやすくなります。
例えば、売上向上が目標なのだとすれば、単価を上げる方法もあれば、客数を上げる方法もありますよね。

この「切り口」に基づいて解答フレーム(答案型)を決め、設問文の横に記載しておきます。
ex)「要因は①~、②~。」

施策を問う設問なら、狙うべき効果も先に記載しておけば、因果を意識した解答が作成できます。
設問の定義が曖昧で、何を問われているか判断がつかない場合、理由を明確にして絞り込んでしまうのも手です。

解答手順③ 与件文に戻り、残りの部分から材料を探す・拾う

「着眼点」に基づいた課題抽出

②(2)の「着眼点」を念頭に、与件文を丁寧に読んでいきます。
読み方としては、接頭辞(「しかし」「もっとも」etc)や時制に注意しながら、情報を整理していきます。
時系列順に与件文が記述されているとは限りません(そうでないことが多い)。
(参照:6代目なご「2次試験の取り組み方について(前半) ~時系列を意識する~」)

※実際に社長にインタビューする場面を想像してみてほしいのですが、時系列に沿って話を引き出せることはむしろ稀で、あっちに飛んではこっちに飛んだ話を自分で整理する必要がありそうですよね。

細かくメモを取る時間があればよいのですが、80分という限られた時間の中で詳細にメモすることは不可能です。
メモは最小限に留められるよう、解答手順を自分なりに工夫する必要があります。
究極、一切メモしないという解答スタイルも(情報整理が出来るなら)全然アリですが、私は脳内メモリーが小さいため出来ませんでした。

注意したいのは、「図表の読み取り方」です。
与件中、最重要情報が仕込まれている箇所と言っても過言ではありません。
図表は縦/横軸、絶対/相対値の観点で分析するのがコツです。

特異表現はコアワード

先代も多く言及していますが、繰り返される表現、一見余計に見える表現はヒントになります。
R1のA社の場合、「前近代的な経理体制」でしょうか。
「前近代的」って、「そこまで言わんでもええんちゃうんか」とツッコミたくなるほどインパクトのある表現ですが、出題者が強調したいポイントであることが明らかですよね。

また、成功体験、失敗からの教訓は将来も有効なケースが多いため、マークして解答の方向性を考えるうえで必ず参照するようにします。
但し、過去の成功体験がそのまま妥当するわけではなく、「形を変えて活かす」という視点を持つことが大事です。
なお、未利用の経営資源については、すぐに飛びつきたくなるのが人情だと思いますが、その利用方法が事例企業の方向性にそぐわないチグハグを生じないように注意が必要です。

設問文→与件文、与件文→与件文の対応づけ

与件文を読む際は、漫然と情報整理をしていくのではなく、②(2)の「着眼点」を念頭に探す・拾うことを心がけます
設問文と与件文、与件文と与件文を紐づけ、関連付けていきます。
この対応づけの力は、訓練すれば間違いなく向上します。

独りで二次試験と格闘していたときは、全く見当はずれの箇所を与件文から拾ってきた解答をしてしまったこともありました。
勉強会に参加するようになり、他の受験生の解答を横に並べて拝見してわかったのは、この「対応づけ」さえ外さなければ、一枚の答案にまとまりが出てくるように問題が作られているということでした。
この辺については、また後日詳しくご紹介できればと思います。

解答手順④ 答案骨子を作成する

いきなり答案に書き始めるという仲間もいましたが、骨子を作るのが一般的かと思います。
以下、具体的な手順というよりも、答案骨子を作成するにあたって、意識したい目標です。

一貫性:設問間の関連性を整理、ストーリーライン

設問要求解釈で仮説を組み立て、与件読解で確信できた「設問間の関連性」を整理し、ストーリーラインとしてまとめます。
一枚の答案が「診断報告書」としてまとまっていれば、合格点だと思います。

具体性:事例企業に即した問題解決・課題達成

一般論ではなく、事例企業に向けたリアリティを掘り込みます。
答案骨子の内容について、主語を「事例企業」から「全く別の企業」に変えてみても違和感がないなら、深さが足らないかもしれません。
例えば、事例企業が研究開発型企業ならば、「社内研修制度で人材を育成する」というような一般論ではなく、多くの社員が技術者であるという事実に着目して、「技術者の意欲向上につながって、事例企業が実現可能な施策」を提言します。

合理性:多面的な切り口、論点をモレなく盛り込む

中小企業診断士は「多面的」な見方が求められています。
ある側面からみると合理的なことが、他面では不合理なことは沢山あります。
現状分析にしろ、課題達成のための提言にしろ、ある一面的な問題意識からだけ事象を見るのではなく、様々な切り口で見ていく必要があります。
・・・と口で言うのは簡単ですが、自分も最後まで未熟だった点だと感じています。

例えば、R1のA社がメンテナンス事業をビジネスとして成功させられなかった理由(第1問)について、私は試験当日に外部環境要因からだけ説明しようとしてしまいましたが、A社自身の問題点も指摘すべきでした。
「多面的」な見方に欠ける典型例ですね。

※合理性については、「診断士に求められるスキル」から、考えてみるアプローチがいいかもしれません。
(参照:3代目こぐま「【スト生向け2次対策】多面的に与件を整理する」)

明瞭性:与件の根拠に基づいて論理的に構成

採点者が一読して意味を理解できる構成が大事です。
共通言語とも言うべき与件文の表現をなるべくそのまま利用して、言い換えは極力しない方が無難です。
せっかくの名案も、採点者(=その後ろには事例企業の社長がいる)に伝わらなければ意味がありません
また、多面的な切り口を意識する余り、前段と後段の対応関係がよくわからない文章になってしまわないように注意が必要です。。

解答手順⑤ 答案を作成する

与件文の「課題」+不使用部の潰し込み、組み込み

与件文中の「問題(社長の悩み)」は必ず解決、「課題」は必ず達成に向けて方向付けます

与件読解の時点でマークをつけたものの、答案骨子に活かせず、使用できていない要素が残ってしまうことがあります。
骨子作成の時点で見切りをつけたならよいのですが、未練が残るような要素なのであれば、時間が許す限り、不使用部を潰し込み、組み込む努力をすることで、解答としての過不足感を解消していきます。
文章量のバランスが極端におかしいと感じるときは、何かが欠けているか、何かが余分だという証拠です。

他の受験生の解答や加点要素を意識してリスク抑制

せっかくの「診断報告書」だし、斬新な切り口やドンピシャなワードをぶち込んでアピールする・・・必要はありません!

「他の受験生ならこう書くだろうな」(=書かずに減点を回避
「なんかこの辺が匂うぞ」(=加点要素を盛り込む

そういう直感を大事にして、リスクを抑制します。
勉強会に参加すると、この辺の「相場観」みたいなものが身につきます
参加のハードルを高く感じるようなら、インターネットを活用して複数の答案を集め、横に並べて比較するだけでも見えてくるものがあります。

あくまでテクニックに過ぎませんので、「相場観」にこだわり過ぎると迷路に一直線です。
大事なことは、設問に正面から答えられているかどうか
診断士試験を「現代文の問題だ」と評する声を耳にしてきましたが、「聞かれたことに応え、書かれたことで判断」するためには、紛れもなく読解・表現能力が不可欠ということになります。

論理構成(事実・推論[根拠]・結論)を意識

与件文中の事実に基づいて根拠や推論を示し、結論にもっていくという流れを意識します。
こういうと堅苦しいのですが、

構文の主語が不一致にならないように気をつける

なるべく短文化して因果関係を明確にする

だけで出来栄えが変わってきます。
一文一文をしっかり句読点で句切るだけで、はるかに読みやすい答案が完成します。
「診断報告書」の出来上がりです。

今日のまとめ

① 設問から仮説を組み立て、与件に合わせて修正する
② 答案をストーリーラインに沿った「診断報告書」としてまとめる

【渾身! 論点シリーズ】についても引き続き、リクエストを募集中です!

以上、いけちゃんでした!
それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


☆☆☆☆☆☆☆

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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

(過去記事はこちら

 

月曜日です。皆さま、本当に毎日お疲れ様です。

通勤されている方も、テレワークの方も、自宅待機の方も、家でするお仕事の方も、学生さんも、ほんとに毎日お疲れ様です。

土日だって、いつものようにお出かけって訳にもいかないし。

ゴールデンウィークの過ごし方だって悩みの種。

疲れますよねぇ、今の状況。

 

勉強が気分転換になる方は、ゾーンに入るまで勉強するもよし。

勉強が手に付かない方は、それはそれでいいと思います。

今の至上命題は、「心身ともに健康でいること」です。あなたも私も。

もう一度言いますよ! 心と体の健康が一番ですから。

勉強はそれぞれのペースとタイミングで大丈夫です。

 

さて、先日のオンライン春セミナー(略してオン春)で、「財務・会計の攻略方法を教えて下さい」という質問を頂きました。

昨日のベリーの記事でも攻略法をたっぷり紹介しているので、こちらもぜひ。

 

財務・会計攻略法というと、一つには簿記の勉強をするというのがあると思います。

先日オン春で、さいちゃんも言ってましたね。

 

私も簿記学習に賛成です。

一応、仕事の関係で簿記2級までは持っているのですが、仕訳や原価計算、財務諸表の成り立ち等は診断士の「財務・会計」の範囲と重なるので、2級を持っていると診断士の学習がラクです。

たとえば2ヶ年計画で合格を目指している方は、今年は簿記2級の取得を目標に勉強するのも良いと思います。

簿記の試験は年に3回あるので、受験機会が多いのも魅力です。

 

 

もう一つはずばり、実務を経験することですが、「そんなの今の職場じゃ無理だよ!」という方も多いと思います。

実務の何が良いかというと、問題演習のような断片の知識だけでなく、全社的な視点や項目と項目の関連性、中長期的な時間の連続性を体験する中で理解が深まることです。

 

なんとかそれを記事で再現できないか……と考えた結果、本日のテーマは

【渾身】有形固定資産の一生で考える財務・会計(前編)になりました。

書き始めたら長くなったので、次回(後編)もあります。

「一生」というのは、つまり企業に選ばれて、導入されて、減価償却されたり修理されたりしながら使われて、売却or除却されるまでの一連の流れのことです。

 

有形固定資産、何でもいいんですけど、ここはひとつ「工作機械」でいってみたいと思います。

マシニングセンタでもレーザー加工機でも、好きな工作機械を想像して読んでみて下さい。

「そんなん知らん」という方は、ポチっとボタンを押したら自動で金属を削ってくれる機械を想像して頂ければ。

適宜注をつけてはいきますが、全体的に簡略化しておりますので、厳密さというよりは「流れ」や「全体像」をつかむための記事としてお読み頂ければと思います。

 

 購入の検討

それではさっそく、工作機械を買いましょう。

どんな機械がいいのか、スペックは、用途は、それによって生産性はどれだけ上がるのか。

カタログを見ていると心が躍ります(多分)。

購入にかかる資金と導入によって得られる効果を、お金ベースで検討します。

これが意思決定会計です。

 

◆意思決定会計◆

いきなり他力本願で恐縮ですが、意思決定会計については過去の良記事があるのでそちらをご参照下さい。

なぜなら、これだけで今日の記事が終わってしまうような重量級の話題のため……。

それと、意思決定会計は一次・二次とも重要論点ですが、配点からすると二次試験が本戦です。

なので、その時にまた取り上げましょう。

 

財務会計:意思決定会計を得点源にする! (by初代ふうじんさん)

 

超シンプル事例でNPV・IRRに慣れてみる (by10代目どいこうさん)

 

なおさんの2次試験 解答&解説:令和元年度事例Ⅳ(by10代目なおさん)

(令和元年度=2019年度の二次試験事例Ⅳ 第3問は、新規設備導入に関する設問でした)

 

平成29年度=2017年度の事例Ⅳ 第3問でも設備更新に関する問題が出ていますので、二次試験でも重要論点だということは、くれぐれも覚えておきましょう。

 

 

【仕訳】

特にありません。まだ検討しているだけですから。

 

【P/L,B/S,C/Fの動き】

P/L,B/S,C/Fとも、特に変化はありません。

 

 

 有形固定資産の購入

新規機械導入の効果を十分に検討したうえで、この機械を購入することにしました。

仮に購入価格を1,000万円としましょう。

1,000万円……自社の事業規模からすると大金なので、銀行からお金を借りることにします。

借入金の発生です。

短期借入金か、長期借入金か? 即答できますでしょうか?(答えは後ほど。)

 

無事銀行から1,000万円を借り入れることができたため、念願の新しい機械を購入しました。

※当該機械は期初(3月決算の場合は、4月1日)に導入し、その日から稼働することとします。

 

では、このときの仕訳と、P/L、B/S、C/Fの動きを見てみましょう。

 

【仕訳】  単位:千円

①銀行から資金を借り入れた時

 借方:(現金)10,000       貸方:(長期借入金)10,000

※「普通預金」「当座預金」で仕訳を行うこともあります。その場合は借方が「普通預金」「当座預金」になります。以下同じ。

※以下、借方/貸方は省略します。

 

新規機械などの設備投資に使うのは、長期借入金です。

B/S上では返済期間が1年を切ったものは流動負債になるのでややこしいですが、ざっくり、短期借入金は買掛金の支払いや人件費等の日々の運転資金、長期借入金は設備投資等の長期投資資金といったイメージです。

ちなみに、長期借入金は貸す方のリスクも相対的に高くなるので、審査が厳しく、金利が高くなる傾向にあります。

そのため長期借入金の形で借りて運転資金に使っても悪くはないですが、すぐ返せる予定の資金は短期借入金の条件で借りるのが普通ですかね。

 

②機械を購入した時 単位:千円

 (機械装置)10,000       (現金)10,000

 

【P/L,B/S,C/Fの動き】

P/L:特になし ※借入金の支払利息は、期末に発生するものとします。

 

B/S:有形固定資産(固定資産)と長期借入金(固定負債)が増える

念のため、①と②を細かく見てみましょう。

①銀行からお金を借りた時

現金が増え、長期借入金が増えます。

 

②機械を購入した時

現金が減り、有形固定資産が増えます。

 

この結果、機械装置という有形固定資産が増え、長期借入金という固定負債が増えました

 

 

C/F:①で財務活動CFが増える動き、②で投資活動CFが減る動き。

銀行から借りた1,000万円をそのまま機械の購入にあてているので、キャッシュの残高としてはプラマイゼロです。

ただし、「営業活動CF」「投資活動CF」「財務活動CF」のどこがどう動くのかは、しっかり確認しておきましょう。

 

 

◆ソフトウェアに関する会計知識◆

関連項目として、無形固定資産であるソフトウェアの資産計上方法もチェックしておきましょう。

平成30年度に出題されています。

(引用元:一般社団法人 中小企業診断協会HP)※以下同じ

【平成30年度 第5問】

(図はクリックで拡大します。)

 

→正解はア。

細かいので覚える必要はないですが、選択肢アの「機械装置等に組み込まれたものを除き」というのは、ソフトウェアであっても機械装置に組み込まれたものは、原則、機械装置(=有形固定資産)として資産計上されるということです。

ですが、この問題はイ~エの選択肢を消していくことで対応可能と思います。

 

 

 

◆資金調達◆

もう一問、資金調達に関する知識の整理は大丈夫ですか?

令和元年度の第20問が資金調達について問う設問でした。

【令和元年度 第20問】

→答えはエです。

 

資金調達は、覚えることも少ないですし、覚えていれば瞬殺できるので、おさえておきましょう。

どうやって覚えるか? この図をメモ用紙に10回~20回書けば覚えます。

(すみません、ド根性系の文系なので、こんなことしか言えなくて。)

書きましょう。手を動かして覚えましょう。

余談ですが、私は「手を動かして覚える系の知識」は項目を書き出しておいて、忘れた頃にセルフ抜き打ちテストをしていました。

突然、「標準偏差の求め方、覚えてる?」とか自分に問題を出すのです。

皿回しのいちバリエーションと言えるかもしれません。

 

 

 有形固定資産の使用と修理

ついに、念願の新しい機械が工場に導入されました。

作業の効率が上がり、利便性や安全性も向上して従業員もニコニコです。

 

◆労働装備率◆

従業員……機械……ここで「労働装備率」という単語が浮かんだ方。

素晴らしいです。勉強の成果が出てきているんじゃないでしょうか。

 

改めて、「労働装備率」とは? おさらいしましょう。

「率」と言いつつ単位が「円」であることに注意して下さい。

 

労働装備率は、平成30年度に他の指標と絡めて出題されています。

【平成30年度 第10問】

※下線は私が引いています。

 

→ウが正解ですね。

有形固定資産が増、従業員数が減なので、これは瞬殺問題でした。

 

 

 

◆設備保全◆

ついでに、運営管理の出題範囲ですが、「設備保全」についても確認しておきましょう。

工作機械を安全かつ精度を保って使用するためには、日々の保全が欠かせません。

令和元年度 運営管理の第18問で保全活動の問題が出ました。

【令和元年度 運営管理 第18問】

→正解はイです。

設備保全については、平成30年度にも出題されていましたね(第19問)。

さらに、こちらの記事もチェックして下さい!

【渾身】設備保全のあれこれ (by 8代目たっしーさん)

 

不幸にも機械が故障してしまい、業者に修理を頼むとどうなるでしょうか。

修理代は50万円、現金で支払いました。

 

【仕訳】単位:千円

 修繕費  500            現金  500

 

【P/L,B/S,C/Fの動き】

P/L:修繕費という「費用」が発生しているので、売上原価が増えます

 

B/S:左側は、現金が減ります。右側は、普段ここだけ取り出して考えることはあまりないですが、理屈でいうと純資産が減ります

実際には、P/Lで費用が増えたので、その分当期純利益が減り、それがB/Sの純資産に影響するという流れになります。

このあたりのことは、岩塩のこちらの記事に詳しく書いてあります。

【診断士1次試験】財務会計初学者は項目間の”繋がり”を意識しましょう

 

C/F営業活動CFがマイナスの動き

機械の修繕は本業での費用発生なので、営業活動CFにカウントされます。

 

以上、前半はここまでです。

4.決算処理

5.処分(除却・売却)

については、後編でみていきますので、お楽しみに。

 

いかがでしたでしょうか?

今回の記事が、すらすら読めて、過去問もすらすら解けた方、素晴らしいです。

本番までその実力をキープすべく、「皿回し」を続けて下さい。

理解が曖昧な論点、記憶できていなかった論点が見つかった方は、そこを重点的に潰しにいきましょう。

大丈夫、まだ本番まで2ヶ月以上あります。

落ち着いて、一つずつ潰していきましょう。

 

明日はいけちゃんの登場です。

GWを前に何をすればいいか分からなくて途方に暮れ気味のあなた。

ぜひ、明日のいけちゃんの投稿をチェックしてみて下さいね。

 

 

それでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~。


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おはようございます!おべんと君です。

今回から不定期で3回にわたり、【渾身】シリーズとして、
私の本業でもある『連結会計』について投稿します。

<なぜ連結会計を取り上げるのか?>
連結会計なんてマニアックな論点を渾身?と思われた方、
確かにそうです!マニアックなんです。・・・今までは。

なぜ私が連結会計の渾身シリーズを書こうと思ったのか?
理由は以下の5点です。

①連結会計は試験範囲
こちらは1次試験案内申込書からの抜粋ですが、
連結決算は試験範囲として明記されています。※クリックで拡大

 

②過去の出題実績
まず1次試験の出題実績です。※クリックで拡大

1次試験では過去13年のうち9年で出題されています。
また出題内容としては、「のれん」「持分比率」「連結の範囲」が
多く出題されています。

次に2次筆記試験の出題実績です。※クリックで拡大

直近で連結会計が2次筆記にも顔を出すようになりました。
実は2次筆記で連結が初めて出題された平成29年は、
日商簿記検定2級の範囲に連結会計が加わった時期と同じタイミング
なのです。親和性がないとは言い切れないかなと思います。

 

③中小企業白書
2019年度版中小企業白書第2部は『経営者の世代交代』について
書かれており、その第1章には『経営資源の引継ぎ』という内容に
なっています。その中には、
親族外承継の類型の1つに「M&A等」が定義されている
・事業承継関連施策の「事業承継補助金」にはM&Aに対する補助
_明記されている
合併であれば連結会計は不要ですが、買収となった場合は、
連結会計が必要となる可能性もあります。

 

④日商簿記検定2級の範囲に連結会計が加わった
前述しましたが、簿記2級の試験範囲に連結会計が加わっています。
社会人の方で2級までを目指す方は多く、中小企業診断士を目指す
過程で、簿記2級を取得する人も多いです。
そんな方々が多数受験する2級に連結会計が加わったというのは、
連結会計を今まで以上に理解する必要があるのでは?と感じています。

 

⑤診断士用テキストの分量が少ない
診断士用テキストに記載されている連結決算の分量は非常に少ないです。
私のテキストは本文300ページ中5ページ程度。
今までの出題実績を見ると、その程度で十分だと思います。
ただ、簿記2級の出題範囲に連結決算が加わったということは、
今後問われる論点が広がる可能性があるかもしれません。

以上から、
・1次は定期的に出題、2次は直近で出題頻度が増加傾向
簿記2級の範囲に加わった→今より知識の習得が必要
・しかし診断士用テキストの連結会計の分量は少ない

という中で、連結会計をかみ砕き、
「今までの診断士テキスト」を補足できる「簿記のテキスト」未満
記事を書こう!というのが渾身シリーズとして取り上げた思いです。

 

<題目>
渾身シリーズとして取り上げる連結会計の項目は下記のとおりです。
vol.1:連結会計準備 ←今日
・連結会計の基本
・連結の範囲

vol.2:連結会計処理 ←4/29投稿予定
・連結会計の流れ
・内部取引高/債権債務の消去
・投資と資本の消去
vol.3:連結会計処理 ←5/3投稿予定
・未実現損益の消去
・持分法

また、本記事は連結会計をより理解していただきたいという思いから、
・連結仕訳に係る税効果会計仕訳の省略
・連結子会社に在外子会社がいない前提
・仕訳例はよくある事例のみ
など、一部連結会計を簡略化していること、ご了承ください。
以下、画像を掲載しながら、説明をさせていただきます。
画像はクリックで拡大します。

 

<連結会計の基本>

それでは、早速連結会計の基本から説明いたします。

◎そもそもなんで連結財務諸表が必要なのか?

昨今のグローバル化により、複数の会社による
企業グループ経営を行う会社が増加しています。

そのため、個社の財務諸表を見ても、グループ経営が
儲かっているのかが分かりずらい状態です。

その解消策として、複数の会社を持っている
企業グループを一つの会社としてみなして、
企業集団全体の状況を把握するために
連結財務諸表作成が必要
 となっています。

また中小企業白書にも事業承継の1つの手段として
M&Aによる手法の記載がありますし、11代目の
実務補習先の財務諸表として、連結財務諸表が
出てきたという話もありますので、連結財務諸表を
目にする場面は今後増えてくるかもしれません。

◎連結財務諸表の作成基本


連結財務諸表の作成基本は、
足して:連結会社の財務諸表を合算する
消す:連結会社間の取引を相殺消去する
というものです。こちらはvol.2で詳しく記載します。
とにかく、「足して、消す」です。

 

<連結の範囲>

連結決算を始めるにあたり、まずどの会社を連結対象とするか?
という「連結の範囲」を決めます。
★親会社:P社(Parent company)
★子会社:S社(Subsidiary company)と省略いたします。

この論点は、平成23年第6問、令和元年第3問の1次試験に
出題されています。

原則は、親会社とすべての子会社が連結の範囲となります。
ではどういった条件の場合、「子会社」になるのでしょうか?
主に6パターンをこちらで紹介します。

1.議決権の過半数(50%超)の所有


最も一般的な内容です。

2-1.自社+賛同者の議決権で過半数(50%超)の所有


賛同者というのは、厳密には「緊密な関係がある者」という
表現になっており、自社に賛同する者や言いなりにできる者と
いったイメージです。

2-2.自社+契約


子会社となりうる会社と特別な契約を結んでいる場合です。

2-3.自社+取締役会等の構成員の過半数


意思決定機関である取締役会を実質支配している場合です。

3-1.子会社経由


いわゆる孫会社の関係です。

3-2.自社+子会社の議決権で過半数(50%超)の所有


2-1.に類似したパターンです。

他にも、S社の貸借対照表の負債総額の過半数の融資を
行っている場合も、S社は子会社となります。

細かい論点は多々ありますが、大まかには以上になります。

ちなみに、連結の範囲は、
原則は、親会社とすべての子会社が連結の範囲 と書きました。
原則があるということは、例外があります。

財務諸表に大きな影響を与えない場合、投資家の判断を誤らせてしまう
場合は、連結の範囲に含めません。

 

<まとめ>
今日は連結会計の準備として2点を取り上げました。
次回は4月29日水曜日に、実際の連結会計の処理について取り上げます。

以上、おべんと君でした。


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   お礼   

一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土)に無事開催できました
ご参加いただきましてどうもありがとうございました

         

twitterもよろしくお願いします。

おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

前回の記事で2次試験に絡めた「中小企業政策」の記事を投稿するとお伝えしたのですが、予定を変更します。
オンライン春セミナー2020(開催報告:1次試験編2次試験編)で、事前配布した資料についてご説明できませんでしたので、内容を再編集してお届けできればと思います。
セミナー当日にお答えし切れなかった質問への回答も絡めながら、参加いただいた方にも、参加いただけなかった方にも、参考にしていただければ幸いです。

本日の記事は、1次試験前のこの時期に今知っておくべき2次試験対策のお話です。
私は1次試験前に2次試験対策を開始しておくことをオススメしていますが、「1次試験を合格する前に2次試験のことなんか考えられないよ・・・」というお気持ちもよくわかります。
ですから、まずは2次試験で出題される「事例企業に共通する方向性」をざっくりと確認しておき、「与件に忠実な解答を書くためには」何が必要なのかを探っておくだけでも有効かと思います。
この前提を理解しておくことで、今後2次試験対策を始める(=過去問と向かい合う)にあたって何をすればよいかが明確となり、学習効果を高めることが可能だと考えています。

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

① 2次試験対策をまだ始めていない方
② 2次試験の性質がいまひとつよくわからないという方

事例企業に共通する方向性

私はよく、奥さんと江の島方面に出かけて海を眺めに行きます(※現在は新型肺炎の感染対策で外出を控えています)。
多数のヨットがハーバーにひしめき合い、海に浮かんでいるのが見ていると、まるで一隻一隻が中小企業のようにも思えてきます。
以前、中小企業を「小型ヨット」にたとえた話を聞いたからでしょうか。

2次試験に出題される事例企業A~D社は、年度や事例によって規模にバラつきがあるものの(事例ⅡのB社は他の事例と比較して小規模なことが多い)、まさに中小企業の定義に合致する「小型ヨット」です。
「サーファー」(個人事業主)ほど個人芸の色彩は強くなく、他に乗員(従業員)もいて、小さいながらに組織としてのまとまりが必要です。
でも、「大型客船」(大企業)のように大人数の乗員を抱えているわけでもないし、最新鋭のエンジン(設備)を備えているわけでもありません

漕ぎ出していく海は凪いでいる時間は短く、常に波立っています
時に大波が寄せることもある大海を、「小型ヨット」が渡っていかなくてはいけないのです。

でも、なにも一隻だけで、一人だけで海を渡っていかなければいけないわけではありません。
頼もしい熟練の乗員(技能者)がいたりします(いなくなったら困るけど!)。
船団を組んで助け合いながら渡ってもいい(外部連携)し、羅針盤に頼ることも出来ます(中小企業診断士)

少々くどいかもしれませんが、前回の記事でも引用した「第1次試験案内・申込書」の科目設置の目的の一節を見ておきましょう。

中小企業診断士は、中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されており、中小企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行う必要がある。
そこで、企業経営の実態や各種統計等により、経済・産業における中小企業の役割や位置づけを理解するとともに、中小企業の経営特質や経営における大企業との相違を把握する必要がある

ご存知かもしれませんが、中小企業診断士バッジは羅針盤がモチーフです。
中小企業が「小型ヨット」で、中小企業診断士が「羅針盤」、なかなかわかりやすい構図ですよね。

さて、「小型ヨット」が向かうべき方向性は、以下のように言い表せると思います。

自ら漕ぎ出し、これからも漕ぎ続ける(経営理念と経営方針)

船長(創業者)によって、「小型ヨット」はハーバーから自ら漕ぎ出しました。
そのときの想いを今も抱いているかもしれませんし、航海(経営)をしていく中で想いの変化もあったかもしれません
いずれにしても、船長の想いの結晶が経営理念だと思っています。

現実には、これらが言語化(明文化)されているケースばかりではないと思いますが、2次試験では必ず与件文の中から見出すことが出来ます
それは、この2次試験が紙上のコンサルティングだからです。
現在の船長は創業者ではなく、代替わりした経営者かもしれませんが、経営理念を元に、経営方針を策定している(したい)ハズです。

ここで、船長(経営者)の年代や生き方も、与件文にハッキリ書かれているとは限らないため、憶測や妄想は禁物ですが、解答にあたって念頭におくべき要素だと考えます。
たとえば、大手企業の技術者が地元にUターンして研究開発型企業を設立したなら、その「小型ヨット」は今後も研究開発を続けていくことでしょう。
また、研究開発をリードしてきた船長(経営者)の年齢が70歳を超えていたら、今後は組織的に研究開発が進めていけるように対策を打つでしょうし、後継者の育成も当然視野に入っていると考えるべきでしょう。

実際のコンサルティングの場でも、提案を受ける側がどのような背景を持っているか、詳細にリサーチして、なるべく「刺さる」ように提案すると思います。
相手が「大型客船」だったら有効な助言も、「小ヨット」では実現できないかもしれません。
与件文に記載のある範囲で経営者の想いを汲みながら、資源制約を踏まえて、この先も漕ぎ続けられるように伴走(解答)しましょう。

追い風に帆を上げる(強み×機会)

ヨットは、帆に風を受けることで推進力を獲得し、前に進んでいきます。

事例企業もまた、追い風(外部環境の変化)を利用して、経営していくのがよいでしょう。
そのためには風を捉える帆(内部資源)を、すぐに上げられるように準備しておく必要があります。
帆の内容は、現在は利用していない遊休資源かもしれないし、効率化によって生み出した余力かもしれません。

いずれにしても、強み (Strengths)を整理することなくして、機会(Opportunities)を捉えることは出来ません。
SWOT分析は、事例Ⅳも含む全ての事例において基本の手法だと言えます。

大事なことは、生き残り、成長を続けていくために追い風に帆を上げる(機会に強みをぶつける)ことです。

向かい風がきたら回れ右(脅威は回避)

船長(経営者)がいかに手練れで風を読む天才であっても、天候・風向きは一瞬にして変わることがあります。
それまで順風満帆で来ていても、あるとき突然向かい風(脅威)に変わってしまったら、当然ヨットは停滞か逆走する羽目に陥ります
酷い場合には転覆(倒産)のリスクに晒されることもあるでしょう。

そうしたときは、回れ右(発想転換)して向かい風を避け、追い風に変えます
航路を変えればいいだけかもしれませんし、他の工夫が必要かもしれません。
経営革新・改善なのか、新規事業開発なのか、それは与件から方向性を読み取る必要があります。

ここで、有名な冒険家の言葉を引用させていただきます。

状況は変わらなくても、向きを変えれば見え方が違ってくる
──白石康次郎さんの言葉 (ヨット世界一周を3度実現)

与件に忠実な解答を書くためには

2次試験が紙上のコンサルティングだとすれば、私たちが書いた診断・助言(報告書)を読む相手はどういう方でしょうか

答えはズバリ「採点者」です。
でも、解答内容は「出題者」の出題意図になるべく沿ったものが望まれているハズです(そうしないと採点できない)。
2次試験の学習における出題者とのコミュニケーション」という言葉、皆さん覚えてらっしゃいますでしょうか。
(参照:11代目ぴ。「【診断士2次試験】伝わる答案へ|コミュニケーションを意識する~前編~」)

そのために必要なこと、目指すべきことは何なのでしょうか。
事例企業の経営者が実在したとして、その報告書(答案)を見て、どう受け取めるかまで考えられたら最高です。
でも、それって簡単なことではないです。
だって実在しないし、会って話すことすら出来ないのですから。

実は、先輩たちの多くが語り継ぎ、今年の合格者の多くもポリシーに掲げていたであろう共通項があります。
それは「与件に忠実な解答を書く」ということ。
そのために心がけるべきことは何でしょうか。

制約条件を踏まえる

制約条件とは、形式的には解答内容を一定の幅に集束させるためのものですが、本質的には資源制約や経営者の想いを踏まえているのかという点にあります。

事例企業は、ヒト・モノ・カネ・情報という資源に制約があります。
例えば、足元でキャッシュ不足に陥っている企業に、無邪気に設備投資を勧めるのは酷ですよね。
未来のための投資ではありますが、足元の状況を改善することなしに勧められる選択肢ではないと思います(フェーズが違うということ)。
これは極端な例なので「当たり前じゃん」とお思いになるかもしれませんが、結構やりがち
実現可能性が高く、今すぐにでも実行出来る改善策を提案すべきです。

まずは事例企業の姿を思い浮かべられるように情報を整理し、80分という短い時間を有効に活用して、寄り添うことが求められています。
事例企業に親身に接して行動変容を引き出す、と言い換えることもできます。

1次知識で切り口を設定し、書かれたことで判断する

過去問を一度でも眺めたことがあればおわかりになると思いますが、切り口の設定の仕方は様々あるようにも一見思われます。
ですが、自分の経験が深い業種や領域の話であるほど、注意
2次試験は、1次知識の「応用」が問われていることを思い出す必要があります。

事例ごと頻繁に利用可能なキーワードは存在するものの、1次知識に基づく分析の上に立ってはじめて活きることになります。
キーワードありきで作成した解答では、的を外してしまう恐れさえあります。
キーワード採点で有名な『ふぞろいな合格答案』も、「合格答案を分析して抽出されたキーワードを覚えろ」なんて言ってるわけではなくて、「試験合格者や当時の受験生が考えついた切り口が何だったのか」というところまで踏み込んで分析すべき資料です。
その点で『ふぞろい』に勝る有力な資料は、今後も出てくることはないと思っています。
すでにAmazonで予約を開始しているようなので、まだ2次試験対策に手をつけていない方も、とりあえず確保しておくことをオススメします。
試験には合格しましたが、昨年度の2次試験についてもっと深く知りたいので、私も早速予約しちゃいました。
(参照:11代目かーな「中小企業診断士二次試験 「ふぞろい」どう使う?」)

本題に戻します。
ありがちなミスとしては、過去問で同じような問題が出たからと、実際は問われ方が変わっているのに、それを無視して無理やり使ってしまうことです。
与件文にない設定を妄想していて、参加した勉強会で他の方からご指摘をいただくまで、それに気づかなかったことがありました(反省)。

あくまでも与件文(書かれたこと)で判断しなければいけません
ちなみに、2次試験におけるNGについては以下の記事がよくまとまっているので、後ほどぜひご参照ください。
(参照:9代目Chika「2次試験、これを書いたらNG集」)

わかりやすい文章を書く

文章を書くうえで様々な方法論・テクニックが存在します。
その全てが「伝わる」ことを主眼に置いています
因果関係しかり、与件の言葉を使用することしかり・・・。
前提を共有しながら、採点者が理解できる文章にする必要があります。
聞かれたことに応えなければいけません。

「伝える」のではなく「伝わる」
「2次試験は国語の問題だ」なんてよく言われますが、口で言うほど簡単ではないですよね。
コミュニケーションの場で、こちらが想像もしない形で相手が受け止めていることなんて、日常茶飯事じゃないですか?
自分もあらためて心がけていきたいと思っています。

今日のまとめ

① 「小型ヨット」が大波を超えていくイメージを持とう
② 聞かれたことに応え、書かれたことで判断しよう

診断士として活躍されている先輩の美点は、相手の立場に配慮したコミュニケーションに優れていることだと拝察しています。

合格後に、多くの先輩診断士とお会いする機会に恵まれましたが、類まれなコミュニケーション能力を発揮して、多くの仲間(注:診断士に限らない)を巻き込みながら活動されています。
他の士業と比べてネットワークが充実した世界であることは合格前から知っていましたが、間近で実感して、尊敬の念を強めました。

顧客を獲得し、同志・仲間を増やすことが出来る診断士は、株式会社コーエーテクモゲームスが手掛ける歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」でいえば統率(人望)のパラメータがメチャメチャ高い軍師殿というイメージです。
伝わらない人には伝わらない悪例!絶対やっちゃダメなヤツ・・・!)

(※上記のイラストは豊臣秀吉の名軍師、黒田官兵衛だそうです)

次回は、私の解答手順を一例としてご紹介する予定です。
【渾身! 論点シリーズ】についても引き続き、リクエストを募集中です!

以上、いけちゃんでした!
それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土)に無事開催できました
ご参加いただきましてどうもありがとうございました

         

twitterもよろしくお願いします。

 

こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

先日のオンライン春セミナー(略してオン春!)にご参加いただいた皆様、改めまして、本当にありがとうございました。

事前アンケート、当日のslidoを合わせてたくさんの質問を頂いたおかげで、盛会(?)と相成りました。感謝。

 

我々11代目としてはあっと言う間の2時間でした。

個人的には二次試験並みのスピード感で頭を回転させ、皆さまの質問にお答えしたつもりでしたが、まだまだ答え切れていない質問が山ほどあります。

ということで、11代目一同、日々道場ブログでも頂いた質問に答えていく予定です。セミナーに参加頂いた方も、参加できなかった方も、ぜひチェックしてみてください。

 

 

本日は2次試験に関する質問で多かった、「ふぞろい」の使い方について、僭越ながらふぞろい13プロジェクトに参加している身として、お答えしたいと思います。

 

時間のない方は3と4だけでもお読み頂ければと思います。

そもそも、「ふぞろい」とは

中小企業診断士試験(特に二次試験)の勉強をした人なら一度は耳にする「ふぞろい」。

ここで取り上げるのは、正式名称を「ふぞろいな合格答案」という書籍です。

今、店頭に並んでいる最新版はこちら→「ふぞろいな合格答案 エピソード12」

 

他にも、同友館さんからいくつかの「ふぞろい」シリーズが出ておりますが、これについてはふぞろい12メンバーでもあるかわともさんの、こちらのまとめ記事がわかりやすいです。

「よくわかる!ふぞろい書籍一覧表」 by10代目かわともさん

「ふぞろい」の特徴は、なんといっても実際の受験生から頂いた、膨大な数の再現答案を分析していることです。

昨日のべりーの記事にもありましたが、再現答案(必ず採点結果がわかるもの)を収集して見比べるのは、二次試験の鉄板の勉強方法です。

それを大量のデータをもとに行い、まとめているのが、「ふぞろい」シリーズの分析結果です。

実際に試験を受けた先輩たちの戦いの記録が反映されているという点で、多くの受験生が信頼を寄せるのも頷けます。

 

「ふぞろい」の目次は以下のようになっています。(ふぞろいな合格答案 エピソード12を参照)

第1章 巻頭企画

第2章 ふぞろいな答案分析~実際の答案を多面的に分析しました~

第3章 合格者による、ふぞろいな再現答案~80分のドキュメントと合格者再現答案~

第4章 合格者による、ふぞろいな特集記事~2次試験に臨む受験生に贈る勉強のヒント~

 

具体的にどうやって使うの? ということについては、私自身の経験をふまえてご紹介したいと思います。

 

 センスのなかった私の「ふぞろい」の使い方

どうにか1次試験をパスした後、道場ブログで「ふぞろい」の存在を知り、あわててエピソード12を購入しました。

パラパラとページをめくり、第2章に過去問の採点基準が載ってるじゃん! と嬉しくなった私は、以降、試験本番まで「ふぞろい」を次のように使います。

①過去問を解いたら、第2章 ふぞろいな答案分析に載っているふぞろい流採点基準をもとに自己採点をする。

②その後、第2章の解説を読み、自分に足りなかった視点や、与件文にあるのに見落としてしまったポイントを洗い出して反省ノートにまとめる。

③一通り過去問の復習をして疲れたら、第1章、第3章、第4章を読み物として楽しく読む。

 

……全然活用できてないですね。

第2章しか全力で向き合ってません。

いや、第2章はこれで良かったのですが、他の章、特に第3章 合格者による、ふぞろいな再現答案~80分のドキュメントと合格者再現答案~ をただの読み物にしてしまうのは、非常にもったいない使い方です。

それは、ふぞろい13プロジェクトに参加してみて、痛感しました。

 

 

今だから言える「ふぞろい」はこう使う

「ふぞろい」には二次試験突破のために必要な知識とノウハウが詰まっています。

ざっくり言うと、受験生が必ずと言っていいほど使っている分析パートの第2章は知識面、合格者の80分間のドキュメントと再現答案が載っている第3章はノウハウ面、第4章は知識・ノウハウ両面の強化に有効だと思います。

これから「ふぞろい」を使って過去問の答え合わせと復習をする方におすすめの使い方は、以下の通りです。

 

①過去問を解いたら、第2章 ふぞろいな答案分析に載っているふぞろい流採点基準をもとに自己採点をする。
→二次試験の過去問を初めて解いた方は、おそらくここで軽く絶望します。

大丈夫です、みんなが通る道です。

 

②その後、第2章の解説を読み、自分に足りなかった視点や、与件文にあるのに見落としてしまったポイントを洗い出して反省ノートにまとめる。

→この時、特に知識面で抜けていたものや、自分の書いた答案では意味が不明瞭なものはないかを厳しくチェックする。

目安として、「みんなが書けていることを書く」「みんなができている問題で確実に得点できる」ことを一つのマイルストーンにします。

「みんなが書けていること」は 「解答ランキングとふぞろい流採点基準」を見ればわかります。

ここですね。(ふぞろいな合格答案 エピソード12より抜粋)

「みんなができている問題」は、設問ごとの「難易度」でわかります。

ここです。(ふぞろいな合格答案 エピソード12より抜粋)

これは、最終的に★2つの「勝負の分かれ目」まで得点できるようにします。

 

真偽のほどはわかりませんが、一説には相対評価とも言われる二次試験。

みんなが書けていることを書き、みんなが解けている問題をミスなく得点する、これを4事例とも達成することが、まずは合格のために外せない要素と考えるべきと思います。

 

③合格者と自分のノウハウ面のギャップを知るため、第3章(合格者による、ふぞろいな再現答案)の該当の事例を6人分全部読む。

→このパートは、試験会場で実際に合格者が考えたこと、やったこと等がかなり細かく書かれています。

例えば、与件文や設問のどこにチェックを入れたか、どんな風に与件文と設問を紐づけたか。

その事例において、ルーティンにしていた作業は何か。

後回しにした設問や、捨てることにした設問は、どんな状況でどんな情報をもとに、その判断に至ったのか。

6人分のノウハウを読んだところで、「これ、自分は既に全部できている」と言える人は、かなり少ないのではないでしょうか。

盗みましょう。先人のノウハウを。

パクリましょう。パクってカスタマイズしましょう。

 

さらに

④第4章(合格者による、ふぞろいな特集記事)で知識面、ノウハウ面をさらに補強

→このパートには、第2章、第3章に入りきらなかった情報が詰め込まれています。

「ふぞろい12」を例にとると、勉強方法や答案をもっとブラッシュアップする方法など。

ここも、パクってカスタマイズです。

 

さて、ここまで徹底的に「ふぞろい」と向き合うと、かなり体力的にも精神的にもかなり疲れると思います。

そこでようやく

⑤巻頭企画やコラムでなごむ

→息抜きやモチベーションアップに効きます。

なんだかんだ、ふぞろい13のメンバーも「ページ下部の一行コラムが好きだった」という人、多かったです。

以上が、ふぞろいを使い倒す、おすすめの活用方法です。

 

ふぞろいを使うメリットとデメリット

メリット

①合格者の答案の「幅」と、自分の答案の現在地が掴める

最大のメリットは、「各事例200以上の再現答案を分析したからこそできる、リアルな受験生の答案の実態把握」と「自分の書いた答案を母集団と比較できること」だと思います。

ふぞろいな合格答案プロジェクトでは、毎年、試験を受けた方から多くの再現答案を寄せて頂いており、その数は250以上に及びます(仮に250人から4事例分集まると、4×250=1,000件の再現答案が分析の元データとなります)。

さらに、再現答案の評価(合格、A、B、C、D)と合わせて分析を行うため、「多くの合格+A答案に書いてあったことは何か」「合格+A答案にあって、C答案になかったものは何か」といった分析が可能になります。

念のためにお伝えしておくと、このキーワード分析は、独自のノウハウによるかなり客観的なものです。

プロジェクトメンバーも人間なので、ついつい自分が書いたキーワードを推したくなるのですが、そこは分析ルールにより見事に弾かれます。

あくまで、リアルな答案を客観的に分析し、読者の皆様にお伝えするスキームになっていますので、ご安心下さい。

さらにさらに、キーワード分析を通して、合格答案やA評価の答案の「幅」もある程度把握できています。

毎年合格者が900名~1,000名程度いるとして、全員がぴったり同じ解答を書いているわけではありませんよね。

それでも、250以上の(令和元年度は過去最高数だったとか!)再現答案のおかげで、「だいたいこの辺りのことを書いている答案が、合格ラインらしい」という推測が可能になっているわけです。

そのため、ふぞろい流採点基準で自己採点をしていくと、

合格答案+A評価答案/B答案/C答案以下がどんなものか、大体の「幅」が分かり

自分の答案と比較することによって、相対的な自分のポジションや足りないものが分かる

というメリットがあります。

採点基準も模範解答も公表されない二次試験において、これはかなり画期的なことだと思います。

 

②合格者の答案を見て、「これならできるかも」と勇気が出る
個人的には、これも重要なポイントでした。

予備校が出している模範解答って、「80分でこんなの書けません……」としょんぼりしちゃいませんか?

確かにその模範解答から学ぶことはたくさんあるのですが、ベンチマークとしては使いづらい、というのが大半の受験生の本音ではないかと思います。

その点「ふぞろい」に載っている再現答案は、合格者が当日80分の中で書いたものです。

洗練度では予備校の模範解答に劣るかもしれませんが、受験生が目指すラインとしては、より「これならできそう」と思える内容になっています。

 

③つまづきやすいポイントも確認できる

第2章(ふぞろいな答案分析)でも、第3章(合格者による、ふぞろいな再現答案)でも、実際に試験を受けた人がミスしたところ、多かった勘違い等もリアルに記されています。

(第2章の方では、キャラクターの会話部分に盛り込まれています。)

多くの人がつまづいたポイントとその対応策を押さえることで、より安定的に得点できるよう、80分間のパフォーマンスを仕上げていくことができます。

 

デメリット
「ふぞろい流採点が完璧な採点基準である」とは誰も言えないこと。

これにつきると思います。

ふぞろいのデメリットというか、「限界」と言った方が現実に近いかもしれません。

ふぞろい流採点では、独自のノウハウをもとに「キーワード」に基づく採点方法を採用しています。

つまり、「◎◎というキーワードが入っていれば5点、△△というキーワードが入っていれば3点」というように、キーワード積み上げ式で自己採点をする仕様になっています。

毎年5,000名程度が受験する資格試験ですから、なんらかの採点基準があるはずで、キーワード加点方式というのは常識的に考えて有り得る基準だと思います。

ですが、あくまで二次試験の採点方式や採点基準はブラックボックス。

受験生から寄せられた再現答案のみを手掛かりに、なるべく客観的にキーワードを抽出し、配点を設定している「ふぞろい流採点基準」と全く違う手法がとられている可能性もゼロではありません。

ふぞろい流だと必然的に、キーワードを多く盛り込めた答案が高得点になりがちですが、実際に高得点をとった方の再現答案は、むしろ論点が絞られてシンプルだった、なんてのもわりと聞く話です。
「キーワードが正義!」と思い込んでしまうと、人が読んでわかりづらい答案を書いてしまうリスクは、確かにあります。

それを頭に入れたうえで、「どうしたら上位20%に入れるか=合格できるか」を掴むためにふぞろいを活用するのがよいと思います。

 

 

なお、令和元年度の二次試験を分析した「ふぞろいな合格答案 エピソード13」は、アマゾンで予約を開始した模様です!

アマゾンのページはこちら

発売は6月24日と2ヶ月以上先ですが(予約はやいな……)、初学者の方も2年目以上の方も、ぜひチェックしてみてください。

 

いかがでしたでしょうか?

明日はいけちゃんの登場です。

ではでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~^^

 

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新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催を見送ることとなりました

         

 

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こんにちは。べりーです。(前回までの記事はこちら

今年はオリンピックイヤーです。
本来であればそろそろ色んなイベントが行われ、世界中がオリンピック一色でお祭り騒ぎし始めている頃であったと思いますが、現実といえば新型コロナウィルスが感染拡大して世界中で猛威を振るい、感染者、重症者、死亡者が日ごとに増えている事態です。

もしこの記事をご覧の皆様の中にご家族や大切に思っている方で感染被害にあわれた方がいらっしゃいましたら、謹んでお見舞い申し上げます。

とにかく一刻も早い事態の収束と罹患された皆様の回復を心より願います。
いまの状況を考えるとあまりにも気楽すぎて大人として無責任すぎる願いだと思いますが、ただただそう願います。

 

3月7日に東京都中小企業診断士協会のHP上で次のメッセージが発信されたそうです(こちら)。

(前略)観光業、小売業、飲食業、製造業など様々な業種の中小企業の業績や資金繰りに影響が出始めています。中小企業診断士の総力を挙げて、この危機を乗り越えて参りたいと存じます(後略)

中小企業診断士の総力を挙げてこの危機を乗り越えたい・・・

私達が取得を目指す資格が、もしこの困難のさ中に不安を抱いている誰かを助ける力を持つのであればこんなに遣り甲斐があることはないなと、勝手に熱い思い🔥を抱きました。

こんな時だからこそ、やる気魂にスイッチを。
あなたの勉強にはきっと意味があると信じます。

 

<学習環境について

もしかしたら皆様の中にも、この1ヵ月間で学習環境が変わってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

勤め先の方針で在宅勤務となった方は、通勤中や昼休みなどの隙間時間がなくなるため学習のリズムが取りづらくなったかもしれません。
お子様がいらっしゃる方は、学校休校もあいまって、学習ペースが狂ってしまっている方も多いかもしれません。
翌日に学校がないから子供が夜遅めの時間まで起きていて「遊ぼ!」とせがまれたり・・・(可愛いしこんな時だから断りづらかったり)

そのような場合になんとか以前の学習ペースを取り戻そうと工夫するのもいいと思いますが、家族に協力依頼するのはできれば最後の手段にしたいですよね。
むしろやり方をガラッと変えることで、まとまった時間が作れるかもしれません

ひとつ具体的に例を挙げるとするならば、「朝勉強(朝勉)」です(既に導入済みの方はすみません)。

生粋の夜型人間であり大の深夜番組好きである私も合格年に取り入れたのですが、朝7時から9時までマッ〇にこもって勉強する習慣を取り入れたことにより、毎日最低でも2時間の「まとまった勉強時間」を確保しました。
繁忙期に残業が続いて夜に勉強時間が取れなくても、朝の内に勉強できているため精神的に追い込まれずに済みました。

もし在宅勤務だとしたら「自宅で家族が起きて来る前の時間を朝勉に当てる」というやり方を考えたと思います。

あくまで一例にすぎませんが、朝学習に関しては先代たちも記事にしていましたので、ご興味おありの方は下記をご覧下さい。

僕は朝型!ついでにうち勉派! by 初代JC
夫・父親業と勉強の両立 by 5代目u-ta

3つ目は朝勉強というか、丑三つ時勉強法?
意外と在宅勤務の方に向いているかもしれない「時間の作り方」を考えさせてくれる記事です。
決めておきたい、時間の過ごし方、使い方。 by 11代目カワサン

 

<1次試験中の時間管理と得点の積み上げ>

昨日の記事(こちら)でTomatsuも書いていますがTACでは4月6日から完成答練が始まり1次直前期に入ります。

そこで今回は1次試験の「本試験」ならびに「過去問演習(年度別ヨコ解き)時」にどのように時間管理(タイムマネジメント)を行い、どのように60点を超すための「得点の土台」を積み上げていくか?について、自分の例をサンプルに取り上げさせていただこうと思います。

※ヨコ解きとは?・・・過去問を年度別に解くのが「ヨコ解き」年度をまたいで論点別に解くのが「タテ解き」です

まず、得点を積み上げるためには「必勝問題」の対策が重要です。

 

~必勝問題とは?~

道場の過去記事でも一貫して語られている通り、1次試験には「絶対に落としてはいけない皆が点を取る問題」つまりその問題を落とすと合格ラインから遠ざかってしまう重要な問題と、「そこまで追いかけると点数と労力が見合わないのにズルズルとハマってしまう“逆ザヤ沼”問題」があります。

 

■必勝問題(絶対に落としてはいけない皆が点を取る問題)
・TAC過去問集のABCランク問題
・過去問完全マスターのABランク問題

著作権フリーイラスト, ベクター, EPS, 人形(ドール), 達磨(だるま), 縁起物

 

■逆ザヤ沼問題(そこまで追いかけると点数と労力が見合わないのにズルズルとハマってしまう問題)
・TAC過去問集のDEランク問題
・過去問完全マスターのCランク問題

なぜ必勝問題を重視し、逆ザヤ沼問題を捨てるべきか?は以下の記事が大変分かりやすいので、もし違和感をお感じの方はぜひご覧下さい。

1次試験分析結果から見えた!~DE問題はやっぱり後回し!~ by 9代目だいまつ
【一次データ分析②】勝負の別れ目Cランク!~企業経営理論~ by 9代目Chika

 

当然ながら「必勝問題」は人によって得手不得手があるため一様ではない、・・・とはなるべく思わない方が良いです。
そう思ってしまうと追い込みが甘くなるだけでしょう

TAC過去問集のABC問題、過去問完全マスターのAB問題に限れば、できれば9割は正解できるというところまで目指すことで、きっと科目ごとの点数のバラツキを減らせる筈です。

そうすると合格がグッと近づく筈ですので、最初からあまり得手不得手を自認しすぎず、必勝問題の9割正答を目指してみてはいかがでしょうか

 

~1次試験中の時間管理と「必勝問題」による得点の積み上げ~

診断士試験は、1次試験も2次試験も非常に時間に追われる試験です。
1次試験は選択式(マークシート式)ですが、25問を60分間で解く経済や財務は単純に割り算すると1問あたり約2分20秒しか時間を使えません。

このタイムマネジメントをいかに安定して行うか?に関しては、私は道場の過去記事を読み漁り、どんどん取り入れていきました。
学習期間中、本当に一発合格道場の記事にはお世話になっていました。

様々なお役立ち情報を組み合わせた結果、「財務会計」について、以下のような「型」「決まった手順」「ルーティン」「MYルール」にカスタマイズして本試験や過去問演習(ヨコ解き時)に取り組みましたので、具体的な例、サンプルとしてそちらをご紹介させていただきます。

なお、以下は私の「試験持ち込み用サブテキスト(財務会計用)」である「ポケテキ」にメモ書きした「実物のMYルール」なので、属人的な内容が含まれることをご承知おき下さい(下記②と③)。

【財務会計】
①最初から 3~4周する前提で臨む
・1周目は、「瞬殺できる必勝問題」のみを30分間で解きそれ以外は躊躇せず飛ばす ※疾走感が重要!
・2周目は、残った知識問題とピンと来る計算問題を解く
・3周目は、気合の要る計算問題を解く

② 必ず5分以上は見直しの時間を確保する
・経営指標分析の「>」の向きや「値が大→改善?悪化?」が逆になるミスはないか?
・「t」か「1-t」か?
・フリーキャッシュフローの計算は設備投資額を引いたか?
・そもそもマークミスはないか?

③ ア~エのそれぞれを計算させるパターンは、途中で「これじゃね?」と出会っても必ずすべて計算する
・もう1つ「これじゃね?」が出てきたらどちらかが誤り(よくある)

②と③はミスを連発したため書いた戒めのメモです(属人的)

上記①「1周目」スピード感を大切にして「瞬殺できる必勝問題」を一網打尽にします
逆に言えば「瞬殺できる必勝問題」以外は着手しません。
絶対に1周目で「逆ザヤ沼問題」にハマるわけにはいきません。

特に1周目で計算問題を深追いしすぎないように十分に注意して下さい。
なぜなら計算問題は「解いてみたけど選択肢と全然合致しない」ときに逆ザヤ沼問題化しやすいためです。
それほど1周目はハマらないよう警戒し尽くしました。
勿論これまでの学習であまりそういった事態に陥らなかった論点であれば計算問題も瞬殺していきます。
以前の記事「経済と財務はトコトン理解系」にも書きましたが、財務会計の問題構成上、知識問題と計算問題の割合は大体「半々」か計算問題の方が多いぐらいなので、計算問題にも「瞬殺できる必殺問題」を作っておくことが必須です。

また、前回の記事(診断士1次/2次試験の潮流・俯瞰・設問の「3つの目」)の鳥の目に通じますが、私の場合は「30分間で今回試験の難易度と論点を俯瞰して掌握する」ことを第一に考え、瞬殺できる必勝問題を着実に解ききった上で、開始30分間で最終問題まで辿り着くことを重視しました。
30分間経った時点でマークシートが半分以上埋まっている状態を最低限の目安にしました。

このように「何周も回すことを前提にする(予め決断しておく)」ことで「必勝問題から優先的に解ききる」ことを可能にします

2周目は20~25分間ほどかけて、気合の要る「経営指標比較」を除くすべての設問を解ききるぐらいの気持ちで臨みます。
ただし、逆ザヤ沼問題化しそうならやはり躊躇せず飛ばします。
なんなら3周、4周と回すことも辞さないつもりで、沼にハマる前に飛ばします。
ここで、2周目はいつでも20~25分かけて良いと考えるのは危険です。
飛ばす問題が多いほど2周目にかかる所要時間は減るべきなので、その分は差し引くべき点にお気を付け下さい。
なお「経営指標比較」は計算回数が多いため、私はいつでも最後に回していました。

3周目は、イイ感じの時なら「経営指標比較」のみが残っているはずです。
ただし、難化年に当たってしまったら3周目といえど他にも何問か残っているはずなので、4周目を前提に解ききる設問と飛ばす設問を選択して進めます。

最終ラップは、解けないもしくは時間切れの設問が残るはずなので、私の場合は「ウ」で全マークを埋めきりました。

 

上記はあくまで一例でしかありませんが、私の場合、予め手順や判断基準を決めておくことで実地で迷わずに済む効果がありました。

そして「今回試験の難易度と論点を俯瞰して掌握する」というプロセスが最も効果を発揮するのが「難化年」の対応になります。

 

~難化年にどう対応する?~

ちなみに、難化年は大変恐ろしいことに、1周目を15~20分間ほどで終えてしまい、その時点で7~8問しか解けてないという恐怖体験をすることになります。
設問を飛ばしまくるため、時間がかからない。当然ですね。
もしそうなったら、俯瞰した「鳥の目」により「今回は難化年である」ことを把握できたわけですから、人より優位に立てたとお考え下さい。

そしてその後の2周目が重要です。
絶対に逆ザヤ沼問題にハマらないよう「解き始めて5分を超えたら次に進む」など予めMYルールを定めておき、解く問題と飛ばす問題を慎重に見極めながら進めると良いと思います。

実話として、私がこのやり方を試した初期の頃、平成24年の過去問が超難しすぎて1周目完了時点で大量の「飛ばした問題」が残り愕然とした覚えがあります。
あとで知ったのですがこの年の合格率は3.8%と超難化した年でした。

予め「必殺問題の9割は解ける」ところまで仕上がっている感覚があれば、そういうときは「解けなかったのは自分だけじゃない、難化だ!」と思ってよい筈ですが、難易度判定ができないとそこの判定ができずパニック寸前となりかねません。

ちなみにちなみに、この数年間は財務会計は易化傾向が続いたため、この「俯瞰して難易度を図る」プロセスは正直あまり重要でありませんでした。
しかし前回の記事(こちら)に書きました通り、今年の1次試験はどの科目が難化してもおかしくないような状況にあるため、各科目の難易度を俯瞰して把握できると優位になれるかもしれません

 

以上がの説明ですが、最後に1つだけ注意点を申し添えます。
この方式、不規則に設問を飛ばしまくるのでマークミスにはくれぐれもご注意下さい!

 

~試験終了前の見直し~

次の②と③はミスを連発したために書いた個人的な「戒めのメモ」ですみません。

見直しについてですが、私は財務会計の見直しは特に重要だと考えていて、こちらも複数回の回転方式で行う様にしていました。

1周目:マークミスのチェック
2周目:瞬殺できる必勝問題の見直し/検算
3周目:それ以外の必勝問題の見直し/検算
4周目:逆ザヤ沼問題以外の見直し/検算
5周目:逆ザヤ沼問題の見直し/検算

見直し時間が十分に確保できれば「5周目」まで行えますし、年度によっては「3周目」までで時間切れ終了となることもありました。
ただ、マークミスがなく、必勝問題の間違えを最低限に抑えられれば60点レベルに到達できている可能性が高まります
時間ギリギリ、最後まできっちり拾いきるイメージを大事にしました。

 

さて「1次試験中の時間管理と得点の積み上げ」は以上です。

実は上記の様な「MYルール」を財務会計だけでなく「企業経営理論」「運営管理」についても作っていたのですが、今回は記事の分量を鑑みて割愛しました。
もしご興味がおありでしたらコメントに記入いただけましたら後日ご紹介させていただきたく思います。

 

・・・ここまで読んで「いまさら解法テクニックの紹介か」と思われる方もいれば、「聞いたことなかったから部分的には参考になった」という方もいらっしゃるかもしれません。
決して「このやり方なら受かります」というつもりもないですし、正直どれほど需要があるのかも分かりません。

ただ、私は上で「お世話になった」と書きましたが、道場の過去記事には初代から実に10年分もの「目から鱗」のお役立ち情報がたっぷり蓄積されているため、それを知ることで他の受験生に差をつけることができる点は間違いないかと思います。

もしよかったら、ぜひ日々更新される11代目の記事や、検索窓を活用して過去記事からもお役立ち情報を発見・収集して下さい。

その上でご自身のスタイルにあった形で取り入れることにより「合格に十分な実力発揮の準備」を進めていただけたらと思います。

 

<GWから2次事例Ⅳ学習のススメ>

~GWは2次の世界を覗く良いタイミング~

GW・・・ゴールデン・ウィーク

繰り返しになりますが、今年は1次試験が1ヵ月近く前倒しで実施されるため、各予備校も例年より1ヵ月早めて1次試験対策のカリキュラムを組んでいるようです。
そのような状況下では「1次試験を合格するまでは2次試験の学習は不要(物理的精神的に無理)」という声も例年よりも強いかもしれません。

それが正しいかどうかは分かりませんが、今のうちに念のためご紹介しておきたいのが「GWのオプション講座は結構おススメでした」ということです。

サンプルとして具体例を挙げますが、私が受講したのはMMCの事例Ⅳ対策講座でした(「MMC」は予備校の名称です)。
正式な講座名は次の通りです。

①GW財務アカウントゼミ(講座+問題集)
②GW財務ファイナンスゼミ(講座+問題集)

それぞれ10時~16時まで、計2日間のオプション講座です。

私はMMCしか経験がないので1例として挙げていますが、この講座に参加して何が良かったかというと、参加者に配られた「アカウントとファイナンスの問題集」の素晴らしさと、絶妙なタイミングの良さでした。

私が参加したのは2018年度の講座でしたが、合格年である2019年度にはこの2冊の問題集を繰り返し何回転も回しました。
MMCは特に事例Ⅳ学習の質の高さが有名かと思いますが、この2冊の問題集が得られて、2日間の講義で2次試験事例Ⅳの情報収集に短期集中できる機会というのは、結構貴重ではないかと思っています。

1次試験を受験する予定の方は、1次試験を合格するまでは「毎週末のみ2冊の問題集に少しずつ取り組む」でも良いと思います。
今年2次再挑戦の方は、2次試験直前期まで毎日この問題集に取り組むことにして何周も回転させるのも良いでしょう。
そのいずれの場合も5月というのは丁度良いタイミングなのではないでしょうか。

もちろん私はMMCの関係者でも何でもありませんが、事例Ⅳで得点を稼ぐ重要さは身に染みて理解していることもあり、「やってみて良かった勉強法の一例」としてご紹介致しました。

もし他のオプション講座や単科講座等で「これが良かった」という情報をお持ちでしたら、コメント欄に記入いただけると嬉しいです。
同じ講座を受講した経験がある11代目メンバーから熱いメッセージが返ってくるかもしれません。

 

~なぜこの時期に記事にしたのか?~

それは「MMC GWオプション講座」の申込受付が先週末から始まったからです。

2020年GW集中ゼミのご案内

①GW財務アカウントゼミ(講座+問題集) ・・・4月25日(土)
②GW財務ファイナンスゼミ(講座+問題集)・・・4月26日(日)

今年は通学生用にZOOMによる教室講義のリアルタイム視聴も用意されているみたいです。
ご興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。
(念のため申し上げますが、それなりに費用が発生しますし、問題集が配られるかどうかや講義ならびに問題集の質などは一切保証しかねますので、くれぐれもご自身の判断にてお願いします)

 

<まとめ>

1次試験中の時間管理と得点の積み上げ

「過去問は論点別にタテ解きすべし!」と何度も提案しておきながら今回年度別ヨコ解きの手順を提案したのは
・1次試験も時間管理(タイムマネジメント)が重要
・「逆ザヤ沼問題」にハマらず「必勝問題」を残さず解ききって「合格点の土台を築く」ことが重要
・上記の2点を理解し「(本試験で)合格に十分な実力を発揮する」ためには相応の『準備』が必要
であるため。
※ただし「ヨコ解き演習」は初学でも各科目とも月2~3回程度で十分かと思われます

 

GWから2次事例Ⅳ学習のススメ

自分はMMCの2冊の問題集が「知識の土台作り」に非常に良かったのですが、人によるかもしれません。
オプション講座も安くないですし、教材はご自身の好みやポリシーに合わせてお選びいただくのが良いと思いますが、先日のぴ。の記事(R1年度 合格体験記まとめ~1次試験編~)を思い出して下さい。
・2次試験を見据えて1次試験を学習されている人が多い(おわりに)
・特に独学は学習計画を自分で管理する必要がある(独学のデメリット)
とありました。

この2点を踏まえると、
・「自分はいつから2次学習を開始するか」を決断しておく必要がある
のではないでしょうか?

私はGWは早すぎず遅すぎずのタイミングなのではないかと思っていますが、そのきっかけと自分に合う教材を与えてくれたMMCのGWオプション講座をご紹介させていただきました(繰り返しますが決して同校の関係者ではありません)。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験と各科目の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

今回も1次試験についてと、少しだけ2次試験のお話をさせていただきました。

べりーでした。


☆☆☆☆☆☆☆

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ロケットスタートセミナー@東京
1月11日(土)13:40~16:30

TIME SHARING 四谷(東京都新宿区四谷3-9 第一光明堂ビル 9F)

※12月25日(水)12:00~申込開始を予定しています。

※大阪、名古屋はロケットスタートセミナーの予定はございません。
あらかじめご了承ください。

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●合格・不合格問わず!受験体験記募集!!
一発合格道場の強みは「積み重ねられた数多くの体験記」です。
道場をつくるのは、あなたの体験記。また、あなたの貴重な経験が、多くの人たちのために役立ちます。
ぜひ、体験記をおよせください。※公開先はコチラ

□募集要項□

対 象:2019年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
–> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量  :自由。目安として2,000字(原稿用紙5枚)程度
ファイル形式:Word(.docxまたは.doc)
ファイル題名:合格体験記(HN).docx (例:合格体験記(道場くん).docx)
特典   : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
期限   :2019年12月31日
応募方法 :Googleフォームにて募集(こちらから
問い合わせ:ippatsugoukaku10th@gmail.com
※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。

□受験体験記テンプレ□

(0)受験生情報 名前(HN)・年齢
(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと(40字目安)
(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ
(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット
・独学、通信、○○(予備校)通学
①メリット
②デメリット
(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
②一次学習時間
③ニ次学習時間
(6)合格までの学習法
①1次
②2次筆記
③再現答案
(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

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こんにちは、どいこうです。
次回以降は合格体験記をご紹介する予定ですので、私が担当回でまとまった記事を書くのはおそらくこれで最後となりそうです。

独立・脱サラを検討する診断士は多い

中小企業診断士の約7割が企業に勤務しているといわれ、独立している人は少数派のようです。
ただ、私も合格後に多くの診断士と交流しましたところ、総じて「独立=脱サラ」や「副業」に興味をもつ方が多いことがわかってきました。
(自分が独立志向の研究会等で活動しているため、少しバイアスがかかっているかも知れません)

そこで、本稿ではこれを題材にし、自身も脱サラ組である自分の経験談をまじえつつ考えたいと思います。

独立前に考慮すべきこと

独立の意思があったとしても、準備せずに勢いだけで会社を辞めることはあまりおすすめできません。
会社をやめると、これまで安定していた給与所得が途絶えることになりますから、独立後の仕事で収入が安定するまで、生活費と事業費をどのように確保するかが重要な課題となります。

多くの方にとって、診断士としての仕事(経営コンサルティング業)は「新規事業」になるかと思います。
新規事業には、一般的には計画立案と(時間および金銭的な)投資が必要になりますし、投資の結果がすぐに出るとは限りません。このため、最初はなかなか収益が安定化しない方が多いのではないでしょうか。

独立準備の考え方として、①会社勤務と並行して診断業務を行う、②他の安定収入源を確保する、③当面の資金需要を貯金でまかなう、④準備なし、という考え方があるかと思います。

会社勤務と並行して診断業務を行う

基本的にはこのスタイルを採用する方が多いと思います。会社勤務で生活費を安定して稼ぎながら、勤務時間外に診断士としての仕事をゆっくりスタートさせます。そして、一定の経験を積み、収益を確保できる目処がたったタイミングで会社勤務を卒業するという形です。

診断業務で収益化できるまでの期間は、「およそ1年」「いや2年」などと人によって見解が異なります。要するに、「やってみないとわからない」ということです。なので、生活基盤を安定させながら実験的にスタートするこのアプローチは、地に足がついており、とても良いと思います。

他の安定収益源を確保する

経営コンサルティング業以外の収益を確保する方法も考えられます。例えば、株式や投資信託などの配当収入や不動産の賃料収入、年金収入、配偶者の収入等で生活を維持できるようにする方法です。

この方法をとった場合、診断業務にほぼ全力を投じることができます。仮に成果がなかなかでなかったとしても、生活基盤が揺らぎませんので精神的にも安定して過ごすことができそうです。

ただ、一般的な会社員等にとっては、少しハードルが高い面があります。

当面の資金需要を貯金でまかなう

3つ目は、貯金で当面の生活費・事業費をまかなう方法です。「一刻も早く診断業務を立ち上げたい」「とにかく早く会社を辞めたい」という場合に採用する形態だと思います。

この方法は、当面の資金ショートは発生しないのですが、預金残高が一直線に減っていくという点がプレッシャーになりかねません。事業の立ち上がりに時間がかかってしまった場合に、焦りが生じたり、本当はやりたくない仕事を受けてしまったりするリスクがあると思います。

準備なし

最後は、準備なしで飛び込んでしまうという方法です。

この方法は、当面の資金繰りの課題がありますから、業務を斡旋してくれる人や団体との関係を作り、単価が多少低くても仕事を受けていく、という考え方になると思います。貯金がない分、焦りが出たり、仕事を選びにくい状況になる可能性があると思います。

私の独立経験談

きっかけは転職検討

以下は、私の独立体験談を記載しました。私の場合はあまり周到な計画をたてた計画的独立ではありませんでしたが、結果的には上の②「他の安定収益源を確保する」の事例であり、独立前に不動産賃貸業を創業しました。

当時の勤務先で将来の姿をいまひとつ思い描けなかったため、転職しようと考えはじめたことが最初のきっかけでした。
ただ、転職すると、勤続年数が短くなって住宅ローン融資を受けにくくなるなあと考えました。
そこで住宅ローンを借りて自宅を取得する検討に入りました。

定量分析からの住宅購入

当時の勤務先では企業の買収を支援していました。そこでは、事業計画の損益計算書・貸借対照表、キャシュフロー計算書をモデル化し、計画の確度や市場動向等を踏まえてモデルを修正し、合理的と思われる企業価値を計算していました。

そこで、自分の住宅投資に関しても、やや精密に評価すべく、Excelでモデルを作成して解析しました。そして、収益(貸した場合の家賃・家賃が不要になる効果を加味)、運営経費(管理費、修繕費、固定資産税等、損害保険料など)、住宅ローン減税によるメリット、将来の予想売却価格、等をモデルに投入して定量的に評価しました。

その結果、私の「住宅購入プロジェクト」は、借入を最大化すればNPV / IRRを非常に大きくできることがわかり、購入する決定をしました。

「Excel起業」

私の住宅購入プロジェクトはこれで終わりませんでした。

住宅取得に向けて作成した定量モデルに、ネット上に掲載されている売り物件の情報をいくつか当てはめてみたところ、事業化できるものがあることが定量的に確認できてしまったのです。その結果、お金を借りていくつかの土地・建物を購入して、事業を運営することになりました。事業の概略の予測をExcel上で立てることができましたので、「Excel起業」とでも言えそうです。

結果的に、その後、会社勤めを辞めて独立・脱サラしました。

昨今、脚光を浴びる「社会起業家」は、「ほしい未来を創造する」といった理念駆動型が多いのですが、私の起業はそれとは正反対の「完全現実立脚型」でした。良く言えば「地に足が着いている」、悪く言えば「セクシーではない」となるのでしょうか。
なお、事業開始のきっかけが理念先行でなかっただけで、私の事業においても経営理念を明文化し、実行しています。

コンサルティングに注力し始める

そして、経営コンサルティングを本気で事業化しようと思いたち、中小企業診断士の資格を取得しました。

資格の登録後は、それなりに精力的に診断士の研究会等に参加したと思っています。
現在は、コンサルタントとしての案件獲得方法を学ぶ研究会に所属しています。ほかに、道場とタキプロの受験支援コミュニティにも所属しています。

実際のコンサルティングを実施例はといいますと、診断士の研究会がきっかけで紹介を受けた経営計画の策定、知人からの紹介を受けた技術ベンチャーの経営と資金調達の支援、等です。このほか自主セミナーを2回開催しました。

私の場合、経営コンサルティング事業の収益化はまだまだ道半ばです。当初思っていた理想には届きませんでしたが、振り返ると、1年で急激に立ち上げるというのはなかなかハードルが高いと思います。

不動産賃貸業ってどうなの?

私が携わっている不動産賃貸業について少し言及します。

不動産賃貸業にはよい点があり、会社員が片手間でスタートすることに適しています。
・小規模でも問題なく経営できる(大手企業とガチンコ勝負しなくてよい)
・少ない元手で大きな資産を取得できる(担保提供で借入を活用)
・変動が緩やかな業種なので落ち着いて経営できる(Googleの方針如何で大打撃を受けるIT業界とは違う)
・時間をかけず片手間で経営できる(外部委託サービスが発達している)
・会社の就業規則に抵触しない(不動産保有を禁止することは、相続等を考えると考えにくい)

もちろん、リスクも数多く指摘されます
・人口減少時代の賃貸業は斜陽産業である。How dare you(絶叫)!
・多額の借金するなんてとんでもない
・不動産業界は詐欺師がうごめいている

私の立場は、リスクも含めて事業計画で定量化するというものです。リスクを補いきれないのであれば手を出さない、リスクをカバーできるリターンがあれば実施する、という簡単な考え方です。

中小企業診断士資格を受験するほどの方々であれば、世間の風説を鵜呑みにすることなく、実現可能な事業計画を作れる可能性が高いと思います。

おわりに

世の中には、「持ち家と賃貸、どっちがトクなの?」という永遠の(?)テーマがあります。残念なことに論者によって回答がばらばらで、定性的な答えとしては「人それぞれ」という結論に落ち着きます。それは当然のことです。各人それぞれ、購入したい物件、借入条件、所得額や所得税率、住宅手当の有無などなど、前提条件が違うからです。

ところが、診断士になる皆さん(或いは既に診断士の皆さん)は、定量分析ができます。自分の条件をモデルに投入して解析すれば、揺るぎない自分の答えを出すことができて、Webや雑誌の記事に右往左往しなくて良くなります。

自宅の取得を検討中の方には、財務分析&事例4の勉強を兼ねて、DCF・NPV・IRRを計算するモデルを作ることをおすすめしたいと思います。実利が関わると学習意欲が倍増するのが人情ではないでしょうか?

それではまた!

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

本日は、「なおさんの2次試験 解答&解説:令和元年度事例Ⅳ」をお送りしたいと思います。

前回の事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと同様にご注意いただきたいのは【あくまで現時点での私の見立て】です。

口述試験の受験資格者の発表時に公開される「出題の趣旨」がまだですので、はっきり言って「合ってるかどうかわかりません。」(^^;
あくまで「なおさんはこう考えた」ということで、皆様のご参考になれば幸いです。

それでは「なおさんの2次筆記試験 解答&解説:令和元年度事例Ⅳ」行ってみましょう。(^^)/


第1問(配点25点)

(設問1)
D社の前期および当期の連結財務諸表を用いて比率分析を行い、前期と比較した場合のD社の財務指標のうち、①悪化していると思われるものを2つ、②改善していると思われるものを1つ取り上げ、それぞれについて、名称を⒜欄に、当期の連結財務諸表をもとに計算した財務指標の値を⒝欄に記入せよ。なお、⒝欄の値については、小数点第3位を四捨五入し、カッコ内に単位を明記すること。
(設問2 )
D社の当期の財政状態および経営成績について、前期と比較した場合の特徴を50字以内で述べよ。

【設問要求の確認】

・第1問は鉄板の経営分析です。
・財務指標の名称と値を問われています。
・制約条件は「①悪化していると思われるものを2つ、②改善していると思われるものを1つ」です。
・「値については、小数点第3位を四捨五入し、カッコ内に単位を明記すること」という条件にも注意します。
・設問2では、前期と比較した場合の特徴を問われています。

【戦術レベルの視点】

・財務指標は、基本的には「収益性」からひとつ、「効率性」からひとつ、「安全性」からひとつ取り上げます
・与件文の中にもヒントがありますので、そちらも合わせて検討します。
やみくもにすべての財務指標を計算しだすのは時間の無駄です。与件文を参考にあたりをつけてから計算します。
・設問2では、基本的に設問1で指摘した財務指標について制限文字数にまとめていきます。

【解答要素の確認】

※カッコ内の数字は段落番号です。
・建材事業部においては、地域における住宅着工戸数が順調に推移しているため受注が増加している(③)
・一方で円安や自然災害による建材の価格高騰などによって業績は低迷している(③)
・今後は着工戸数の減少が見込まれており、地域の中小工務店等ではすでに厳しい状況が見られている(③)
・建材配送の小口化による配送コストの増大や非効率な建材調達・在庫保有が恒常的な収益性の低下を招いていると認識している(③)
・マーケット事業部の業績は低下傾向であり、とくに、当期は一部の分譲住宅の販売が滞ったことから事業部の損益は赤字となった(④)
・不動産事業部は本社所在地域において マンション等の複数の物件を所有し賃貸しており、それによって得られる収入はかなり安定的で、全社的な利益の確保に貢献している(⑤)

【解答例】

【解説】

経営分析の問題では、まず最初に売上高の比較を行います。今期は前期に比べて4,994÷4,576=1.0913倍になっています。これは与件文中にある「建材事業部においては、地域における住宅着工戸数が順調に推移しているため受注が増加している」とも符合しています。損益計算書で売上高の比較をしましたので、そのまま収益性の検討を行ってしまいましょう。
前期の売上総利益874に「売上高の比:1.0913」を掛けると953.80となりますが、今期の売上総利益は837ですので、△116.8、昨比95.77%とだいぶ悪くなっています。「円安や自然災害による建材の価格高騰」の影響を受けていますね。
営業利益はどうでしょうか。前期の営業利益156に「売上高の比:1.0913」を掛けると170.24ですが、今期の営業利益は49ですので、△121.24、昨比31.41%と大きく落としています。
しかし、ここで「収益性は売上高営業利益率だ」と判断するのは早計です。粗利率は変わらないのに販管費が増加して営業利益が減少したのであれば「売上高営業利益率」で構わないのですが、D社の場合は本当にそうなのでしょうか。
ここで利益の額に着目します。営業利益の減少額△121.24のうち△116.8については「原価高騰による粗利の減少」でしたよね。ということは「建材配送の小口化による配送コストの増大」による販管費の増加分は121.24-116.8=4.44と利益減少額の3.66%にすぎません。ということは「収益性悪化」の原因としては「原価高騰による粗利益の減少」が主な理由になりますので、指摘すべき経営指標は「売上高総利益率」で837÷4,994×100=16.7601…で16.76%となります。

次は効率性の指標です。効率性の指標で代表的なものは「棚卸資産回転率」と「有形固定資産回転率」です。それぞれ、
棚卸資産回転率:4.74→3.13と悪化
有形固定資産回転率:1.49→1.64と改善
となっています。「非効率な建材調達・在庫保有が恒常的な収益性の低下を招いている」とありますし、一方で「マンション等の複数の物件を所有し賃貸しており、それによって得られる収入はかなり安定的」ともありますので、どちらも選択肢になりそうです。設問要求は「①悪化していると思われるものを2つ、②改善していると思われるものを1つ取り上げ」でしたし、収益性で「悪化しているもの」の席がひとつ埋まっていますので、残りの安全性が悪化しているか、改善しているかによって、どちらを選べばよいかが決まってきます。今年は問題の作り方がちょっといやらしいですね。(^^;

さて、安全性をみていきましょう。貸借対照表をみていきます。純資産は1.025倍とほとんど変わりませんが、負債が1.17倍(17%アップ)と大きく増加しています。この時点で効率性の指標は「改善しているもの:有形固定資産回転率」に決まりですね。指標の値は、4,994÷3,052=1.6363…で1.64回となります。

残る安全性の指標は、この段階で「負債比率:71.39%(68.53%から悪化)」としたくなりますが、もう少し詳しく見てみましょう。
資産の部では、効率性の指標も検討した棚卸資産が165.2%と大きく増えているのが目を引きます。一方、負債の部では、仕入債権が対前年151.5%、短期借入金が対前年174.4%と大きく伸長し、流動負債全体でも138.6%となっていますし、流動比率を見ても96.5→88.7%と悪化しています。やはり「円安や自然災害による建材の価格高騰などによって業績は低迷」や「非効率な建材調達・在庫保有」の影響が大きいですね。
前述の通り、D社は棚卸資産が増加していました。そこで、棚卸資産を除外して流動性を見る指標である当座比率を計算してみます。
前年度:(541+876)÷2,517×100=56.297…
今年度:(524+916)÷3,489×100=41.272…
と50%を割り込んじゃってます。当座比率の目安は100%以上と言われていますが、日本の会社の平均は80~90%だそうです。70%を下回ると支払い能力に問題があると判断されてしまう可能性が高くなるそうですので、これはマズイ!
もし融資枠の上限が近く、追加の融資を得られなかったら「黒字倒産」目前です。資本構成(自己資本比率、負債比率)の変化よりも緊急の課題になりますので、是非この事実を社長に報告してあげましょう。

設問2は、設問1で選んだ指標の特徴を、「収益性」「効率性」「安全性」の言葉を使いながら50文字に収めてきます。

受注増加による売上増で効率性は改善しているが、建材の価格高騰と在庫増加で収益性と安全性が悪化している。

 

第2問(配点25点)

D社のセグメント情報(当期実績)は以下のとおりである。

(設問1)
事業部および全社(連結ベース)レベルの変動費率を計算せよ。なお、%表示で小数点第3位を四捨五入すること。

【設問要求の確認】

・事業部および全社(連結ベース)レベルの変動費率について問われています。
・制約条件は、「%表示で小数点第3位を四捨五入すること」になります。

【戦術レベルの視点】

・各事業部、および全社の変動比率を計算します。
・変動比率=変動費÷売上高×100(%)です。

【解答例】

【解説】

これは解説不要ですね。受験者のほぼ全員が正解できていると思われます。

第2問(設問2)

当期実績を前提とした全社的な損益分岐点売上高を⒜欄に計算せよ。なお、(設問1)の解答を利用して経常利益段階の損益分岐点売上高を計算し、百万円未満を四捨五入すること。
また、このような損益分岐点分析の結果を利益計画の資料として使うことには、重大な問題がある。その問題について⒝欄に30 字以内で説明せよ。

【設問要求の確認】

・全社的な損益分岐点売上高について問われています。
・制約条件は、「百万円未満を四捨五入すること」になります。
・(b)については、全社的な損益分岐点分析の結果を利益計画の資料として使うことには、重大な問題があることの説明を問われています。

【戦術レベルの視点】

・全社的な損益分岐点売上高を計算します。
・損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動比率)です。

【解答例】

(a) 4,345(百万円)
(b) 市況や費用構造の異なる事業部を一概に扱うと分析精度が下がる為。

【解説】

(a)の計算も解説不要だと思います。一応計算結果を書いておきますね。
損益分岐点売上高=固定費474÷(1ー全社変動比率0.8909)=4,344.6379…
(b)ですが、セグメントの市況や利益構造を無視して、全社全体の損益分岐点分析を元に利益計画を検討すると、「売上10%アップ(建材事業では今後着工戸数の減少が見込まれているのに、、、)」とか、「固定費10%削減(不動産事業部は30百万円、全社の6.3%しかないのに、、、)」など、実効性に欠けたものになりがちです。本来であれば、セグメントごとの状況に合わせて、「建材事業部は、調達・在庫の改革により、棚卸資産の半減により流動性を向上する」、「マーケット事業部は、多様な広告媒体を利用して販売促進を図ると共に、新規事業として古民家再生事業を開発する」、「不動産事業部は、優良物件への新たな投資を行い事業拡大を図る」など、セグメントに合わせた戦略と利益計画を策定し、その合算値として全社の利益計画としたいものです。(この考え方が、設問3へとつながっていきます)

第2問(設問3)

次期に目標としている全社的な経常利益は250百万円である。不動産事業部の損益は不変で、マーケット事業部の売上高が10%増加し、建材事業部の売上高が不変であることが見込まれている。この場合、建材事業部の変動費率が何%であれば、目標利益が達成できるか、⒜欄に答えよ。⒝欄には計算過程を示すこと。なお、(設問1 )の解答を利用し、最終的な解答において%表示で小数点第3位を四捨五入すること。

【設問要求の確認】

・全社の目標経常利益を250百万円としたときの建材事業部の変動比率について問われています。
・制約条件は「不動産事業部の損益は不変」であることと、「マーケット事業部の売上高が10%増加」、「建材事業部の売上高が不変」であることです。
・最終的な解答は、「%表示で小数点第3位を四捨五入」します。

【戦術レベルの視点】

・各事業部の見込みを踏まえて、建材事業部の変動比率を計算していきます。
・全社の目標経常利益が250百万円と与えられていますので、各セグメントの目標経常利益を算出します。
・建材事業部の目標経常利益と売上高(不変)から変動比率を計算します。

【解答例】

【解説】

こちらも特に問題ないかと思われます。丁寧にセグメント別に計算していけば、手間はかかりますが複雑な問題ではありません。

第3問(配点30点)

D社は、マーケット事業部の損益改善に向けて、木材の質感を生かした音響関連の新製品の製造販売を計画中である。当該プロジェクトに関する資料は以下のとおりである。

<資料>
大手音響メーカーから部品供給を受け、新規機械設備を利用して加工した木材にこの部品を取り付けることによって製品を製造する。
・新規機械設備の取得原価は20百万円であり、定額法によって減価償却する(耐用年数5年、残存価値なし)。
・損益予測は以下のとおりである。

・ キャッシュフロー予測においては、全社的利益(課税所得)は十分にあるものとする。また、運転資本は僅少であるため無視する。なお、利益(課税所得)に対する税率は30 % とする。

(設問1)
各期のキャッシュフローを計算せよ。

【設問要求の確認】

・各期のキャッシュフローを問われています。
・「全社的利益(課税所得)は十分にあるものとする」とありますので、税効果が発生します。
・制約条件は、「運転資本は僅少であるため無視する」、「利益(課税所得)に対する税率は30 % とする」です。

【戦術レベルの視点】

・計算式は「キャッシュフロー=税引後利益+減価償却費±運転資金の増減」でしたね。

【解答例】

【解説】

NPVの問題ですが、設問1は単純にキャッシュフローを計算するだけです。運転資金の増減もありませんし、キャッシュフローの計算式「キャッシュフロー=税引後利益+減価償却費±運転資金の増減」を覚えていれば簡単に解ける問題です。利益の部分が「税引き後の利益」になることに注意しておいてください。(税金は企業が自由にできるお金ではありませんので、当然と言えば当然ですね)

第3問(設問2)

当該プロジェクトについて、⒜回収期間と⒝正味現在価値を計算せよ。なお、資本コストは5%であり、利子率5%のときの現価係数は以下のとおりである。解答は小数点第3位を四捨五入すること。

【設問要求の確認】

・「回収期間」と「正味現在価値」を問われています。
・制約条件は「資本コストは5%」、「解答は小数点第3位を四捨五入すること」です。

【戦術レベルの視点】

・設問1で算出した各期のキャッシュフローを利用して回収期間を計算します。
・その後、各期のキャッシュフローを現価係数を利用して現在価値に割引、正味現在価値を計算します。

【解答例】

【解説】

新規機械設備の取得原価20百万円が、各年のキャッシュフローで何年で回収できるか確認します。1年目から3年目までのキャッシュフローの合計額が19.7百万円、1年目から4年目までの合計額が29.3百万円ですので、回収期間は「3年ちょっと」であることがわかります。取得原価20百万円から3年目までのCF合計額19.7百万円を引いた残りの0.3百万円が4年目のキャッシュフローである9.6百万円のどれくらいの割合に当たるかを計算します。
0.3÷9.6=0.03125
「小数点第3位を四捨五入」ですので、回収期間は3.03年となります。

続いて正味現在価値ですが、こちらも難しい計算ではありません。設問1で求めた各年のキャッシュフローにそれぞれ現価係数を乗じて求めます。
NPV=-0.9×0.952+6.1×0.907+14.5×0.864+9.6×0.823+9.6×0.784ー20
=12.6311…
=12.63(百万円)
昨年は出題されなかったNPVですが、妙に素直な形で復活してきました。設問3はちょっとややこしいですが、設問1と設問2は確実に得点したいですね。

第3問(設問3)

<資料>記載の機械設備に替えて、高性能な機械設備の導入により原材料費および労務費が削減されることによって新製品の収益性を向上させることができる。高性能な機械設備の取得原価は30百万円であり、定額法によって減価償却する(耐用年数5年、残存価値なし)。このとき、これによって原材料費と労務費の合計が何%削減される場合に、高性能の機械設備の導入が<資料>記載の機械設備より有利になるか、⒜欄に答えよ。⒝欄には計算過程を示すこと。なお、資本コストは5%であり、利子率5%のときの現価係数は(設問2)記載のとおりである。解答は、%表示で小数点第3位を四捨五入すること。

【設問要求の確認】

・「原材料費および労務費が削減できる高性能な機械設備」を導入した場合、削減率がどれほどであれば有利になるかを問われています。
・制約条件は、「資本コストは5%」、「解答は小数点第3位を四捨五入すること」です。

【戦術レベルの視点】

・ちょっとややこしい設問ですが、新しい条件を丁寧に読み解いていきます。

【解答例】

(a) 10.52%
(b)
〇税引後CFの差額(原材料費と労務費の削減率をXとする)
第1期:{(-9+16X)×(1-0.3)+6}-(-0.9)=11.2X+0.6
第2期:{(1+27X)×(1-0.3)+6}-6.1=18.9X+0.6
第3期:{(13+32X)×(1-0.3)+6}-14.5=22.4X+0.6
第4期:{(6+25X)×(1-0.3)+6}-9.6=17.5X+0.6
第5期:{(6+16X)×(1-0.3)+6}-9.6=11.2X+0.6
〇原材料費と労務費の削減率
差額NPV=(11.2X+0.6)×0.952+(18.9X+0.6)×0.907+(22.4X+0.6)×0.864+(17.5X+0.6)×0.823+(11.2X+0.6)×0.784
=70.3416X+2.598 > 10
X > 0.105229… ・・・> X > 10.52%以上

【解説】

高性能な機械設備を導入した場合の各年のCF計算は以下の様になります。

ここから設問2で検討した20百万円の設備機器との差額を算出します。

この各年の差額をそれぞれ現価係数で割り引いて求めた現在価値が、投資金額の差額である10百万円を上回れば、高性能設備の方が有利であると考えられます。
差額NPV=(11.2X+0.6)×0.952+(18.9X+0.6)×0.907+(22.4X+0.6)×0.864+(17.5X+0.6)×0.823+(11.2X+0.6)×0.784
=70.3416X+2.598 > 10
X > 0.105229… ・・・> X > 10.52%以上

第4問(配点20点)

(設問1 )
D社は建材事業部の配送業務を分離し連結子会社としている。その⒜メリットと⒝デメリットを、それぞれ30字以内で説明せよ。

【設問要求の確認】

・配送業務を連結子会社としているメリットとデメリットについて問われています。

【戦術レベルの視点】

・一般知識から子会社のメリットとデメリットについて解答します。

【解答例】

(a)<メリット>
配送事業単独で収益性や効率性の投資効果・成果管理が行えること。(30文字)
(b)<デメリット>
会社としての運営や連結会計に関わる管理工数が増加すること。(30文字)

【解説】

分社化のメリットには以下のようなものが考えられますが、今回のD社に該当するのは◎をつけた「事業の成果や責任を明確にすることができる」でしょう。その点を30文字にまとめていきます。
◎事業の成果や責任を明確にすることができる。
・事業内容や目的がより明確になる。
・異質な事業文化や事業構造を独立させて専門化する。
・事業に対しての権限が大きくなり後継者育成に有効。
・万が一の際には切り離せるため、倒産リスクを分散できる。
・会社の肥大化や大企業病に陥ることを防ぐことができる。

デメリットについてもいくつか考えられますが、やはり「建材配送の小口化による配送コストの増大」という課題を抱えていますので、コスト面のデメリットに言及出来ればと思います。
◎会社が増えることで管理コストが増加する。
・親会社の意向が伝わりにくく、意思統一が難しくなる。
・事業によっては本体とのシナジー効果が得られないことがある。
・必ずしも業績が良くなるとは限らない。

第4問(設問2)

(設問2)
建材事業部では、EDIの導入を検討している。どのような財務的効果が期待できるか。60字以内で説明せよ。

【設問要求の確認】

・EDIの導入により期待される効果について問われています。
・制約条件は「財務的効果」です。

【戦術レベルの視点】

・効果を問われていますので、「効果は、①~、②~である。」のスタイルで解答します。
・EDI導入による効果を財務的な視点でまとめていきます。

【解答例】

効果は①伝票処理や在庫照会の時間短縮による販管費削減②タイムリーな配送による在庫削減に伴う資本効率の向上が期待できる。(60文字)

【解説】

EDI(Electronic Data Interchange)は、受発注や見積もり、入出荷や決済などの取引を企業間で電子的に行う仕組みです。紙の伝票をやり取りするのに比べて情報伝達のスピードが大幅にアップし、事務工数や人員の削減につながります。また、受発注や入出庫にかかる時間が短縮されるということは、受注から出庫(先方への着荷)までの「配送リードタイム」が短縮されるということですので、倉庫在庫も削減することができます。
D社の建材事業部では「建材配送の小口化による配送コストの増大」、「非効率な建材調達・在庫保有が恒常的な収益性の低下を招いている」等の課題があり、「地域の工務店等の取引先と連携を深める」とともに「よりタイムリーな建材配送を実現するため、受発注のみならず在庫情報についてもEDIを導入することによって情報を共有」したいと考えていますので、この与件文の方向性に沿った形で解答を構成します。

解答要素確認後の問題用紙

いかがでしたでしょうか。令和元年の事例Ⅳは、例年に比べて易しかった印象です。平均点が高めに出た場合には、計算式への配点が少なくなるような気もしますので、「みんなが解ける問題は、確実に解答する」というセオリーが重要になると思います。

以上、なおさんでした。(^^)/

 

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こんにちは!ちこまる(仮)です。今日の記事は22回目。過去記事はこちらから。

さて、今日はなんの日かご存知ですか?ポッ◯ーの日の翌日、洋服の日とか、皮膚(いいひふ、のひ)ということが言われてるそうですが、どれも違います。今日はうちの息子の誕生日!6歳になりました!!ぱちぱち
…道場ブログであんまり冗談言わないので、すでにドキドキしています笑。お付き合いいただきありがとうございました。

 

さて、真面目モードに戻りまして、事例Ⅴにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。会場隅でうちの息子と、かもよの長女と遊びつつ、皆さんのお話聞かせていただきました。いやー、本当に本当に、お疲れさまでした!!

手応えがあった方も、そう出なかった方もいらしたと思いますが、今の時期は皮算用し放題ですので!!(笑)今日は口述試験対策のコツをご紹介したいと思います。

口述試験ってどんな感じ?

口述試験については過去にも記事がありますのでぜひそちらも合わせてご覧ください。

口述試験は、文字通り口頭で質問に答える試験ですので、試験場では完全に手ぶら、身ひとつの勝負です。
一人当たり目安の時間は10分程度、事例1から4のうち、2つが取り扱われ、それぞれの事例について大体2問の出題です。合計4問ですね。そして2分程度で答えてください、という制限時間付きです。これで大体8分。問題を読む時間などを合わせると概ね10分といったところです。

当日の流れはなおさんが先日記事にしていますので、そちらも併せてご覧下さい。
2分、皆さんどのくらい話せるか検討つきますか?多分、皆さんが思った以上にたくさん話せます。というか、時間が余ります。むしろ。時間が余るとどうなるか?問題が増えます(*_*)

普通の人は4問ですが、短く答えると5問、6問と増えていくのです。私は去年2分耐久レースができず、5問出ましたので皆さんくれぐれも2分間話し続けてくださいね。2分は結構たっぷり話せるというつもりで準備をしておく必要があります。

 

長い長い2分のレース

で、この2分がね。本当に長く感じられるのです。
ちなみに私は事例2と事例4の質問で、事例4のことはあんまり想定していなかったので完全にテンパりました。やべ、なんだっけ。。となりまして。。試験官の方が見かねて、「ほら、◯とか△とか、あるでしょ!!もう僕が答え言ってどうするんだか。。」というセルフツッコミをもらいながらもなんとか10分が過ぎ、順路に従って大学から出て終了、という感じで、そりゃもう焦りまくりでした。
たっつーも先日の記事で書いてましたが、相当な人件費がかかった贅沢仕様な試験となっています。そして私のような人にはたくさんヒントが出る…かも(こら)。

 

2分間の乗り切れるか?

というわけでヒントもらいまくりで受かった私がいうのもなんですが笑、2分間をどう乗り切るかのコツをお伝えしたいと思います。
口述セミナーでも聞くと思いますが、先行して頭出しだけでも。

まず、質問されたことを繰り返します。
(私が去年聞かれたことを使って文例をご紹介します)

試験官「B社についてお聞きします。B社が持つ施設の強みと弱みについて答えてください」(H30年B社は老舗旅館でした)
ちこまる(仮)「はい。B社の持つ施設の強みと弱みについて、お答えします。

ここで一度、おうむのように繰り返します。これでまぁ、たかだか10秒くらいですが、稼げます。

そのあと、自分の答えを話していくんですが、この質問、すごーく時間を使うわけではないですね。確か駐車場があること、日本庭園があることを強みとして答えて、施設が古いことをもう少し具体的に答えた覚えがあります。2分は長いです。。本当に。

試しに事例の与件本文を声に出して2分間音読してみてください。結構なところまで読めると思います。2分で話せることの量をまずは掴んでみるといいですね。
実際試験官はそんなに熱心にうなづいたりしてくれません。ノーリアクションで2分間話し続けるのは、結構メンタルにきます笑。反応して聞いてくださる方のありがたさを身を以て実感。

 

秘技!関連知識の術

たかだか1分程度の答えが一般的な中、どう引き延ばすか(!!)。一つは関連したことを付け加えたり、その先に何が起こるのか、と言った効果やリスクなどを説明するというのが挙げられます。(今なら…)。質問にシンプルに答える、をモットーにすると確実に質問数が増えます。関連しそうなあんなことやこんなことも、さくっと出せるように事例を読み込んでおきましょう。また、知らない言葉は調べておくといいですよ。連想ゲームをするという手もあります。こう聞かれたら、こういう関連知識もまとめて答えておこう、というリストを作っておくと安心です。

ちなみに一番良くないのは、沈黙です。過去にずっと沈黙し続けて落ちた人がいるとかいないとか、そういう伝説があります。

わかんない!!と思っても黙らずに、答え続けることが大事。質問を聞き逃してしまった場合はもう一度聞けば教えてくれますし、どーーーーーしても、わからん、となったら、それっぽく関連知識にいきなり持ち込むという離れ業も、なくはないです。また、試験官も補足の質問があれば追加してきますから、焦らず関連知識戦に持ち込むといいでしょう。

今年で言うとネイルサロンが事例2で出てますので、行ったことない人は行ってみる…もとい、お近くでジェルネイルをされているお店の看板を覗いてみたり、愛用している方に話を聞いてみたり、と言う情報収集も有効だと思います。男性でも頼めばやってくれると思いますので、(女性専用でなければ)体験してみるのもアリですね。周りはびっくりするかもしれませんが、人生経験としては面白い、かも。

ちなみにジェルネイルは一度つけると、簡単にはがれませんので、取り外す際もお店に行く必要があります。オフというメニューですので、本気でジェルネイルを試される方は2回はお店に通うつもりで行ってくださいね。

概ね、質問おうむ返し⇨概略について答える⇨具体例を出しながら補足する⇨まとめ、みたいな流れがスムーズかなと思います。

 

頭真っ白…にならないために

滅多に落ちる人がいないとはいえ、丸腰で行くのはお勧めしません。落ちないと分かっていても、もしかしたらちゃんと受けたけど落ちる第1号になるかもしれませんし、そんな伝説を作った日にはもう泣くに泣けませんし、今年の合格を賭してまでやることではないと思います。

2分てどれくらい?の練習、2分話し続ける訓練、事例の質問から始まる関連語句の説明や具体例の補足などの引き出しを持つこと、などなどが、これからできるトレーニングとしてあげられると思います。

今からがっつり用意する必要はありませんが、2分の感覚は意識してね!ということを伝えたかった記事でした。120秒4本勝負、気持ちで負けないように準備していきましょう!

今日も読んでくださってありがとうございます!!
以上、ちこまるでした〜(*´ω`*)

 

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口述セミナー@東京のお知らせ
12月7日(土)午後を予定
場所、時間の詳細は後日告知いたします。

※大阪、名古屋は口述セミナーの予定はございません。
あらかじめご了承ください。

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事例Ⅵ(@大阪)
11月16日(土)18:00~ 大阪駅周辺にて。
※お申し込み受付は修了しました。

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どーも、そーやです。

先日のラグビーW杯は南アフリカの優勝で幕を閉じました。
記憶に新しい2015年のイングランドW杯で起きた「ブライトンの奇跡」で日本代表が南アフリカに劇的な勝利をしたことから、準々決勝で再度対戦が決まった時はもしかしたら今回も、と期待した日本人ファンもいたでしょう。ただし自力に勝る南アフリカを崩せず、トライも出来ないまま試合は終わってしまいました。そんな日本代表を破った南アフリカ代表が強豪イングランドを破って優勝したことは、少しだけ誇らしくも思えました。金髪の小さなスクラムハーフ、デクラークは今後日本でも人気が出そうですね!

さて本日はそんな南アフリカ、ではなくイングランドからのお話です。(え?イングランド?)

 

診断士に必要な科目

中小企業診断士として避けたくても避けられない科目があります。それが財務会計です。

一次試験では「財務・会計」として、二次試験では「事例Ⅳ」として受験生に立ちはだかります。財務会計が得意であれば診断士試験の勉強時間は大幅に短縮することができます。また中小企業診断士合格後にある協会主催の実務補習では、診断企業へ提出する経営報告書のレポートに経営分析を必ずつけて提出しなければなりません。(そういうお作法みたいです)
もちろん実務の場でコンサルティングを行う際ににも企業経営状態を把握するためには決算書等が読めなければいけません。

そんな財務会計の論点でも頻出なのが減価償却です。

令和元年一次試験「財務・会計」第2問では、圧縮記帳と減価償却の混合問題として出題されました。

(答えはア)

また直近の令和元年二次試験「事例Ⅳ」では、第3問のキャッシュフロー計算で減価償却を考慮する計算が含まれていました。

間接法によるキャッシュフロー計算書では、利益額に減価償却額を加えた額が営業CFとなりますよね。(今回はそれに加え税金30%を考慮しなければなりませんでした)

 

ちなみに減価償却とは、

土地以外の固定資産は、使用することや時の経過によって老朽化し、徐々にその価値が減少する。そこで決算において、土地以外の固定資産の取得価額をその使用する各期間に「費用」として計上し、固定資産の価値を減少させていく必要がある。この手続きを「減価償却」といい、減価償却によって生じる費用を「減価償却費」という。
(TAC出版 スピードテキスト財務・会計より)

 

簿記の仕訳処理ではこの説明でどうすればいいか分かりますが、なかなか本質を捉えづらいものです。

では減価償却はどのようにして誕生したのか、そのルーツを探っていきます。

 

鉄道会社から生まれた減価償却

舞台はイギリス(イングランド)

1830年に世界で初めて鉄道がリバプール・マンチェスター間で開業されました。そこから鉄道ブームが起き、鉄道会社への投資がブームになりました。

鉄道会社は、汽車や駅舎の他にレールや枕木、設備施設などの莫大な固定資産を必要とする事業であり、前近代的な事業とは一線を画していました。

そこで問題が発生します。

鉄道会社は株主に配当を出しますが、家計簿的な考えで利益計算すると、鉄道拡大のために大規模な設備投資をした年は業績が悪くなり、反対に設備投資をしない年は業績が良くなります

これだと株主になった期間に積極的投資が行われてしまうと配当が少なくなり、株主間で不公平が生じてしまいます。

それに悩んだ経営者は、このように考えました。

「投資した固定資産は将来の利益につながるものだから、その投資した金額は将来に渡って分けよう」

これが減価償却の考えの基礎となります。もっともより以前より似たような考えはありましたが、本格的に企業会計に取り入れられたのは鉄道会社からと言われています。

 

つまり減価償却は、
当該会計年度の適切な利益計算を行うために、理論的に生み出されたものなのです。

だからキャッシュフロー計算書では、すでに支払ったものだから減価償却は除いて考えるものなのです。似たような考えとして引当金→将来の発生する支出を合理的に見込んで事前に費用化して準備しておく、などがあります

この内容をもっと詳しく知りたいかたは、「会計の世界史」をご覧ください。特に二次試験が終わって一息ついている方にはちょうどいい読書になるかと思います。(ksknと同様にこれを宣伝しても私に一切利益はございません。ただ読んでためになったので紹介しております)

会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語(田中靖浩 著、2018年、日本経済新聞出版社)

 

本来、診断士試験を合格するだけであればこういった減価償却の歴史などは知らなくても十分対応可能ですが、知っているとより知識の定着に繋がるかと思います。会計がどうしても苦手な人は、歴史と紐づけたり、日々の生活と紐づけたりして会計のイメージをより身近に感じると理解が深まるかもしれません。

以上、そーやでした。

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2次試験終了後、打ち上げやります!ふるってご参加ください♪
10月21日12時より受付開始!

事例Ⅴ(@東京)
11月1日(金)18:30~21:30 新宿駅周辺にて。
お申し込みはこちら

事例Ⅵ(@大阪)
11月16日(土)18:00~ 大阪駅周辺にて。
お申し込みはこちら

事例Ⅶ(@名古屋)
11月2日(土)18:00~20:00 名古屋駅周辺にて。
お申し込みはこちら

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*:*:*:*:*っz

こんにちは!ちこまる(仮)です。今日の記事は20回目。過去記事はこちらから。

さて、いよいよ試験まで残り2日!昨日のいよっちの記事から道場メンバーズからの応援メッセージをお届けしています。今日は8代目から9代目まで。熱いメッセージをどうぞ!

8代目(執筆2017年)

◆8代目たっしー

ようやくここまで来ましたね。

当日は緊張も不安もあると思いますが、それが普通です。
それだけ頑張ってきたからだと思います。

今まで応援してくれた方々に感謝の気持ちをもって、
せっかくの大舞台ですので、思いっきり楽しんできてください。
合格をお祈りしています。

 

◆8代目ロック

これまで培ってきた「やれること」をやってくるだけです。明鏡止水の心で粛々と合格を勝ち取ってきてください!

 

◆8代目ますけん

さあ、いよいよ2次試験です!ここからできることは限られています。今だからこそ1次試験知識の再確認を行いましょう。あせらず、あわてず、あきらめず、頑張ってください!

 

◆8代目TOM

二次試験は他の受験生との闘いです。ポイントが大きくズレると致命傷を負います。
社長を取り巻く内外の環境とその変化、また、発生している問題点を捉えた上で、それらを解決するための課題を設定し、社長が実行可能な対応策(一次知識)の提案を行えば、大きくポイントを外すことはないはずですが、コンサル時間(試験時間)は限られています。
まずは、社長の関心事(設問)を押さえ、社長との面談(与件文)に臨みましょう。
ご健闘をお祈りしています。

 

◆8代目なが

いよいよですね!

参考になるかは分かりませんが、自分が二次試験時に意識していたことを少しだけ。
与件本文から絶対に離れない
記述内容がすべて。制限字数の中で漏れなく伝えきる
・ミスする前提でミスに気付ける注意力をもつ
回答する順番に気を付ける

これまでやってきたことをすべて出しきりましょう!

9代目(執筆2018年)

◆9代目きゃっしい

いよいよ本番ですね。
ここまで来たらあとは焦らず、自分のこれまでやってきたことを全てぶつけてきましょう。
・聞かれたことに素直に答える
・経験やアイディアよりも1次知識や与件文
の2つを忘れなければ、きっと道は拓けます。
頑張ってください!

 

◆9代目よこよこ

朝起きたら「やった!今日は調子がいい。ラッキー!」

設問を見た瞬間「やった!これなら出来る。ラッキー!」

科目が終る毎に「やった!なんとか合格点、ラッキー!」

寝不足でも、初見設問でも、ポジティブシンキング!終わった科目はスパッと忘れる。4科目全部60点超えは滅多にいない大丈夫(^o^)v、そして再現答案はすぐ書くと何故か合格する不思議。そう、あなたは絶対合格!!

 

◆9代目きゃず

2次試験は誰にでも受けられる試験ではありません。
ここに来るまでに積み重ねてきた努力は、あなたのテキストやノート、ファイナルペーパーが何よりも雄弁に物語っているはずです。

支えてくれた周囲の方たちに感謝の気持ちを持ちつつ、やるべきことを整理して、試験会場に向かってください。
心技体を整えられれば最高です。が、うまく寝られなかった人も、そわそわしてしまう人も、ここまできたら開き直って、自分にできるすべてのことをやりきるだけ。

大事なのは、どれだけ4つの事例(≒社長の話)を思い込みをなくして素直に、丁寧に読み、多面的に捉え、我慢しながら回答用紙に診断報告を置いてこられるか、です。
「診断士」として、最後の一秒まで諦めず、真摯に社長の悩みや課題と向き合ってくれば、結果はおのずとついてくるはずです。

あなたが新しいドアを開けられるよう、心から応援しています…!!

 

◆9代目zenzen

とうとう二次試験本番ですね。

準備万端という方も、
そうでもないという方にも
等しくその日は訪れます。

問題が難しいと思っても、
周りが皆賢く見えても、
予想外のトラブルが発生しても、
ただ、その日の自分が出来ることをやるだけです。

山口一郎さんも言うてはります。

「丁寧 丁寧 丁寧に描くと決めていたよ」って。

何があっても雑にならず 、
最後まで社長の話に耳を傾けて、
最高じゃなくても、最適な提案をしてきてくださいね。

 

◆9代目ヒロちゃん

試験当日は気負わずに、いつも通りに事例と向き合ってください。
決して難しいことや、カッコイイことを解答しようとしちゃダメですよ。与件文と設問で聞かれたことに丁寧に答えてくださいね。大丈夫です、あなたが出来ない問題は、他の受験生も出来ませんから。
実力×体調=結果!
しっかり睡眠とって、美味しいもの食べて本番当日を迎えましょう!

 

◆9代目ゆう

一次試験は、正解は一つですが、
二次試験は、正解は一つではありません。

正解を当てに行ったり、満点を狙う必要はなくって、
みんなが書いているレベルの解答を書けば合格です。

膨大な答案を読むであろう採点者が合格させたくなるような解答は、
おそらく以下の3つにまとめられると思います。

①文字が読みやすい。文字が大きくて、濃い。
②因果関係が分かりやすい文章である。
③要素(キーワード)と理論を、十分に盛り込んでいる。

これまで頑張ってきた自分を、誰よりも信じて、
事例Ⅳが終わるまで、試験当日、諦めないでやりきってください。

道場を愛する皆様の合格をお祈りしています!

 

◆9代目へんりー

今回は例年よりも大人数が受験する2次試験。「ほんのわずかなハナ差で勝敗が決まる」がますます顕著になるはずです。そうなると、試験中、特に残り数分間の思考やアクションでアナタの未来が変わりうるということです。本番まで積み上げてきたものや勉強時間よりも、その一瞬の判断の方が、合否に寄与しえます。

つまりは、誰も諦める必要はないし、最後の一瞬までトライする価値がある。

どうか、自分の限界を自分で勝手に決めず、とにかく冷静に、最後まであがいてください。応援しています!

 

◆9代目たかじん

さあて、いよいよですね!
ここまでの長い道のりを勉強して来られた皆さま、本当にお疲れ様でした。あとはこれまで培ってきた底力を思う存分発揮するだけです。
その普段の力を出し切る、というのが実は難しかったりしますが、普段の力を出し切るために大事なことは・・・

①自分が出来ない問題はみんな出来ない、と思いこむ!
解答が浮かばなかった時に焦る気持ちは分かりますが、そんな時は一つ深呼吸をしてこう思いましょう。「自分が出来ない問題はみんな出来ない!あせることはない!」
焦ると普段の力が余計に出せなくなります。まずは落ち着きましょう!

②終わったことは忘れる!
仮に良い答案が書けなかったからと言って、次の事例まで引きずってくよくよしている暇はありません。過去は変えられませんので、もうスカッと忘れましょう!次の事例に悪影響を及ぼさないように!

③普段と違うことをしない!
いつもやっている通りに問題を解きましょう。皆さんならもう二次試験の取り組み方はルーティン化出来ていると思います。いきなり舞い上がって、普段と違うことをしてはいけませんよ!

あとは試験官にも分かりやすく、誰が読んでも誤読しないようなシンプルな答案を書くように心がければ、大丈夫です!

応援しております!!

 

◆9代目桃ちゃん

いよいよ、二次試験ですね。今まで努力してきたのですから、大丈夫です。
息をすってーーーーー!吐いてーーーーーー!
一度深呼吸をして、落ち着いて取り組みましょう。

もしかすると、あなたの机がものすごく狭いかもしれない。
もしかすると、ものすごく冷房がきいてるかもしれない。
もしかすると、周りのみんなが出来るっぽい雰囲気かもしれない。
もしかすると、事例Ⅰが想定より難しいと感じるかもしれない。

でもそんなのも、「ぜーんぶ、想定内!」と思ってくだささい。大丈夫です。実力を出し切れば、上位20%に入ります。落ち着いて頑張ってきてください。応援しています

 

◆9代目だいまつ

皆さん、私の永久保存版シリーズは読んでいただけたでしょうか。
実は道場の記事を読んでいる人は、意外と少なかったりします。
なので、10代目も含めて2次試験の本質に迫る道場の記事をしっかり読んでいただいている皆さんには、「かなりのアドバンテージ」があります。自信を持ってください。

ただ、その持てる能力・実力も当日に発揮できなければ意味がありません。当日に持てる力を発揮するとは、それはつまり「いつも通りやる」ということに他なりません。当日だからと、いつもと違うことをしてはいけません。答えが思い浮かばず、焦ることが、「必ず起きる」でしょう。その時こそ、いつも通り、「設問文、設問文、与件文、与件文」です。いつも通り設問文と与件文に寄り添うのです。

皆さんの合格体験記を楽しみにしています。

以上、だいまつでした。

☆☆☆☆☆☆☆

残すところあと2日。ここまでよく頑張ってこられました。やってきたことはあなたを裏切りません。あとはその蓄積した実力を、思う存分発揮していきましょう。明後日に出会うA社からD社は、皆さんが最初に救う企業4社になるでしょう。気持ちを落ち着けて、よく寝て、しっかり食べて、抜群のコンディションで迎えてくださいね!

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!

以上、ちこまる(仮)でした(о´∀`о)

 

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

いよいよ2次筆記試験まであと6日。準備が順調な人も、ちょっと遅れがちな人も、まだまだ大丈夫です。あと6日もあります。
本日は、試験本番に向けて幾つかアドバイスをしたいと思います。

1.最後の一週間は総合学習としましょう

これは私の実体験の「裏返し」です。昨年の2次筆記試験では「事例Ⅳで稼ごう」という方針の下に早くから事例Ⅳの学習に時間をかけました。
9月を終えるころには問題集も一通りこなし、過去問も70~80点台が取れるようになってきましたので、10月は不安の残っていた事例Ⅰを中心に事例Ⅰ~Ⅲの学習に多くの時間を割き、事例Ⅳはほとんどやりませんでした。(事例Ⅰ~Ⅲは過去問も10年分やりましたが、事例Ⅳは5年分しかしませんでした。)

その結果、事例Ⅳはまさかの53点、、、orz

事例Ⅰ~Ⅲがすべて60点を超えましたのでなんとか合格しましたが、冷や汗ものですよね。ナメていたとしか言いようがありません。

ということで、最後の一週間は「総合学習期間」として事例Ⅰ~Ⅳを一通り押さえておいた方が良いと思います。もちろん事例Ⅰ~Ⅳを均等にやりつつも、不安な事例にウェイトをかけるのは問題ありません。私の様に特定の事例を「放置プレイ」するのは危険ですよ、ということです。

2.試験に向けてのコンディショニングを行いましょう

筆記試験は、朝から夕方までの長丁場になりますので、心身ともにベストの状態で臨みたいものです。
コンディショニングについては、1次試験前に書いた以下の記事と重複しますので、こちらを読んで参考にしてください。

阻害要因を排除して100%パフォーマンスを発揮する

3.試験当日に再現答案を作りましょう

一日の試験が終わって疲労困憊の中、一刻も早くビールで自分を労ってあげたいですよね。でも、1時間だけでいいので、ちょっとだけ我慢して再現答案を作ってしまいましょう。
ご存知の通り、2次試験は2次筆記試験と口述試験に分かれています。2次筆記試験に合格された方は、12月に行われる口述試験を受験することになります。
口述試験では、メモなどを見ることなく、2次筆記試験の事例企業4社について、口頭で質問され口頭で回答します。2次筆記試験が終わると、口述試験に備えて事例企業の状況をより深く理解することに時間をかけていくことになりますが、その時に頼りになるのが自分の再現答案です。

また、受験校によっては採点サービスもありますので、再現答案があればそれらのサービスを利用することができます。

4.おまけ「なおさんのFinal Note」

記事当番と投稿記事の関係で出しそびれていましたが、私もFinal Noteを作っていました。
私の場合は紙のノートに、事例ごとのポイント、道場で良かった記事、参考書で使えそうな部分、過去問を解いた後の反省点、などを随時メモしていました。で、このノートを通勤電車の車内で読んでいたのですが、毎日読んでいると完全に覚えてしまった部分も出てきたりして、ゴチャゴチャした非効率なものになってくるんですよね。
で、このノートの必要な部分だけをWordで書き直したのが以下のファイルです。私は当日の休憩時間にはこれだけを繰り返し読んでいました。みなさんのご参考になれば幸いです。

なおさんのFinalNote

あと一週間、コンディショニングに最大限配慮しながら、最後までアクセルを踏み続けましょう。
みなさんの頑張りを応援しています。

以上、なおさんでした。(^^)/

 

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こんにちは!ちこまる(仮)です。今日の記事は19回目。過去記事はこちらから。

今日はちょっと長くて4,000文字程度です。お昼ご飯の記事なのでお昼のお供に8分ほどで読めます。

二次試験までいよいよあと2週間というところまで来ました。あー残り2週間しかない!!と思う方、あと2週間で解放だーーー!!と思う方、どちらも入り混じってる方、色々いらっしゃると思います。私もそうでした。

勉強を始めてから、最低でも3ヶ月弱は立ってると思います。私のように3年かかった方もいらっしゃるでしょう。これにかけてきた時間のすべての結果が、2週間後の80分×4本の5時間ちょっとで下されてしまうのは残酷だなぁという気もします。

でも、勝負の世界である以上、どーのこーの言っても仕方がない部分もあります。そこでいかにメンタルを平静に保って、実力を出していけるかに集中して過ごしていただきたいなと思います。

前書きが長くなりましたが、今日はお昼ご飯の話です。なんやねんそれ、と思われた方、試験当日に何食べるか決めましたか?今日はそんな話。当日の過ごし方として、参考になればと思います。

そんなことより勉強したい!というあなたへ。1行でわかる今日の要点は、

「試験当日のお昼は前日夜もしくは当日朝に近所で買って持参すべし。メニューは野菜のお惣菜+そばまたはベーグル。おやつはラムネがいいよ!ペットボトルは500ml以上のものを2本持参すべし」です。

試験日のお昼ご飯問題

試験の当日、脳はめちゃくちゃたくさんの決断を下します。与件のどの部分からキーワードを拾うのか?使う知識は何か?電卓たたく順番など…挙げればきりがありません。できるだけその決断に脳のエネルギーを残しておく必要があります。なので、お昼ご飯のメニューでコンビニをウロウロすべからず笑。メニューは前日までに決めましょう。

試験場付近のコンビニはだいたい激混みで、男性は特にトイレでも行列に並ぶことになるのでそんなところで時間を無駄にするのももったいない!自宅の近所などで調達してから向かいましょう。一次試験の時にも経験済みかもしれませんが、近所のコンビニからは温めなくて済むお弁当類、おにぎり、パンなどが軒並み無くなります。私は初めて一次試験を受けた年にコンビニ強盗が通った後みたいに空っぽな棚を目の前に、明日のお昼は持参しよう、と心に決めました。あったかいものを食べたいと思ってお昼ご飯をお昼になってから買いたいという方もいるかもしれませんが、時間が勿体無いのでお勧めしません。あったかくて美味しいものは試験が終わってからじっくり味わいましょう。

さて何食べよう?

当然ながら試験場には自由に使える電子レンジがないので、温め不要で食べられるものが中心になると思います。ここで考えたいのが、血糖値。以前にも書きましたが、私は予備校の授業の合間にチョコの糖分が脳にいい!と思って食べ続けた結果、血糖値の乱高下で頭痛がするようになってしまいました。。(今考えてもやりすぎだ。。)

その時、会社の同僚にアイアンマン(トライアスロンを完走する人)がいたので、これこれあーでこうで、という話をしたところ、チョコはやめたほうがいい、と言われました笑。

脳のエネルギーの元となるのはブドウ糖ですが、急激にたくさん摂取すると血糖値がガツンと上がります。そこでインスリンが出てきて血糖を各臓器が吸収するんですが、吸収した後もしばらく出っ放しです。血糖を全て吸収し尽くして、一気に血糖値が下がります。この乱高下が、体調不良を引き起こすことがあります。

ちなみにこのインスリンの過剰分泌により、脂肪も吸収しやすくするため、結果太ります。最近話題のダイエットには低GIというのは、そういう流れから来ています。GIが低いとインスリンの分泌が緩やかなので血糖値の乱高下が起こりにくく、脂肪の吸収も穏やかです。

主食でいうと、白米や小麦でできた食パンなどが最も高く、続いてベーグル、焼きそば、ラーメンなど小麦系、さらに低いものはそば、玄米、雑穀などが続きます。ざるそばやとろろそばがいいのかもしれませんが、汁どうする?問題もあるので、気になる方は雑穀おにぎりや全粒粉のパン、ベーグルがいいでしょう。

野菜系は概ねGI値が低いので、食事の最初に食べると血糖値が上がりにくくなります。芋類はできれば避けたほうがいいでしょう。ひじきなど火の通った野菜のおかずだと、生野菜と違ってたくさん食べられていいですね。試験場でひじきをばらまくと悲惨なので、水平に持ちましょう笑。ひじきとベーグルの相性は、この際気にしないことにします。。背に腹は変えられません。

最近はコンビニのご飯にも低GIと書かれたものが出回っています。それを目安に選ぶのもいいですね。

私は雑穀のおにぎりと、豆腐・小松菜・のり・生姜入りのお味噌汁をスープジャーに入れて持参しました。朝沸騰直前のものを入れればお昼ご飯もアツアツです。他のスープでもいいんですが、お味噌汁すきなんです笑。喘息があるので少しでも咳が楽になるように!試験場が寒くても乗り切れるように!と思って生姜たっぷりにしてました。ま、これはお好みで。

さておやつはどうする?

事例ひとつひとつを集中してとくと、あっという間に脳はエネルギー切れになります。だからここでおやつの出番!チョコなど砂糖がたくさん入ったお菓子をどか食いすると私のように頭痛が起こることがありますので要注意。オススメはラムネです。(これは今年に入ってからアイアンマンに聞いたこと)ラムネの成分はブドウ糖なので、消化吸収プロセスが短く、あっという間に脳に届きます。これもたくさん食べては意味がないので、適量に。某ボトル入りラムネだと3粒くらいでしょうか。ちなみにこのボトル入りラムネ、今年から大人や受験生をターゲットにし、脳にすぐ届くエネルギー源としてマーケティングの方向性を変えたことで、売り上げが伸張したという、マーケティングの好事例でもあります。なんかあやかりたい。

チョコだめと言いましたが、ダークチョコは比較的低GIなのでチョコが好きな人はカカオ多めの苦いやつにしておいてください。

試験中に飲むもの

昨日のいよっちの記事 にもありましたが、試験案内と受験票のハガキに書かれていることは「神のお告げ」くらい絶対です。何千人と受験する試験で、しかも合格率も低く、高難易度と言われている試験ですから、何年も、人生をかけて受験している人がわんさかいる世界です。そんな決闘場のような場で試験監督の恣意を挟む余地は一ミリもありません。そう思った方がいいです。情状酌量ゼロの世界。禁止事項をやってしまえばもれなくその年が終わります。

試験案内にも書いてありますが、試験中の飲み物の持ち込みは可です。サイズ規定があり、700ml程度までです。2Lのコーラを持ち込むことはできません。カバーをかけることもできません。また、エコですがマイボトルもだめです。机に置くことができないので、それも要注意。床置きなので瓶とカンもだめです。(つまりエナドリもだいたいだめ)ゼリー飲料は飲み物ですか?と聞かれるとちょっと答えられないので避けておいたほうが無難でしょう。試験中は飴やガムも含め飲食はできません。

私はというと、コーヒーはトイレに行きたくなりそうだったので避けて、微糖の紅茶飲料を持ち込みました。ちびちび飲んだらエネルギー切れをほどよく防げるような気がしたのです。途中で買いに行くのが嫌だったので、500mlを2本持ち込み、試験中にはそれを飲んでいました。好きな飲み物ほどしっかり調達しときましょう!

水分量も、トイレとの兼ね合いで気をつけた方がいいポイントです。特に男性はトイレの行列がすごいですので、飲み過ぎ厳禁です。途中でトイレに行きたくなるのも嫌ですしね。

食べ物もトレーニング!

筆記用具も目薬も、おやつもお昼も飲み物も、ぶっつけ本番は避けた方がいいです。この時期なら土日はきっと4本ぶっ通しで解いたりもするでしょうから、床置きの飲み物、合間のおやつ、お昼のメニューも一緒に練習しておきましょう。食べる量は適切か、眠くならないか、事例Ⅳの最中にお腹がなったりしないか、間に食べるラムネは何粒がいいのか、飲み物は何がいいのかなどなど、試験の日を特別な日にせず、いつもとおんなじ日にするんです。

いつもと同じ実力で、(そして当日は二次試験1年目の私のように、0と6を書き間違えて勝手に落ちていく人がいるものです…)しっかり合格を勝ち取ってください。最後の2週間、悔いのないように、しっかり寝て、しっかりトレーニングをして、こころ穏やかに過ごしてくださいね。

おまけ!ちこまる(仮)のファイナルペーパー差し上げます

これまでも春・夏セミナーでボロボロのファイナルペーパーを持参した際、何人か写真で持ち帰ってくださる方がいました。手書き&付箋で張り替えまくった上、2年間持ち歩いてましたので、かなりごちゃついていて読みづらく恐縮ですが、皆さんのお役に立てるなら、と公開してみます。

あ、これ知らなかった!というのが一つでもあれば心のメモにしまっておいてください。(付箋形式なので下に書かれた内容はほとんど読めないと思いますが、どのキーワードをどうマーキングするかなど、知識やフレームというよりは自分ルールです)

事例1

事例2

事例3

ファイナルペーパーを直前期に作るという方もいらっしゃると思います。ご自身に合ったものを作って、当日のお守りにしてくださいね。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

以上、ちこまる(仮)でした(о´∀`о)

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!

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どうも、kskn(きしけん)です。

先日のmakinoさんの記事でも経営分析について書かれていましたが、あえて僕も同じく経営分析に触れようと思います。
自慢ではないですが、僕はmakinoさんとは逆で経営分析をほとんど外したことがありません。
なので、makinoさんとは違った角度でお話できたらいいなと思い、書こうと考えました。

 

最初に、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)を読むのが苦手な方へ

苦手な方は、まず下記の2つのリンク先記事を読んでみてください。特に損益計算書はかなり理解しやすいと思います。

貸借対照表の読み方

損益計算書の読み方

ちなみに、これは大手町のランダムウォーカー(Twitter:@OTE_WALK)という公認会計士の方が書かれた記事で、この方はTwitterとInstagramで毎週「会計クイズ」を出題されています。
すごく気軽に会計とビジネスの結び付きを学べるクイズなので、勉強の息抜きに解いてみることをオススメします!
(僕も受験生時代に会計クイズを知って、財務会計の面白さに気付きました)

 

財務諸表の読み方が分かったら

次は答案の作り方です。
経営指標は3つ問われることが多いので、基本的には収益性・安全性・効率性の3種類を網羅できるように検討しましょう。
とは言え、必ず上記3種類が答えになるとは限りません。限りませんが、そうなるケースが非常に多いです。
ですので、まずは3種類書けないかを検討し、どうしても難しそうであればいずれかの指標を重複させる、という方向で考えるようにしましょう。

どの経営指標を選ぶかは与件文とB/S、P/Lを見比べながら総合的に考えていくことになります。
ここから、どうやって選んでいくかのポイントを書いていきます。

 

収益性指標

収益性指標はいくつか種類がありますが、個人的には売上高総利益率か売上高営業利益率の2択でいいと思っています。
というのも、経常利益は基本的には営業利益から本業に関係のない収益・費用を差し引いたものなので経営課題と直結するケースが少ないからです。

また、回答の際には売上高総利益率や売上高営業利益率など利益の指標で答えるのが適切だと思いますが、指標を選ぶ際には、どの費用項目に特徴がありそうかを与件文とB/Sから想像するのが良いです。

例えば平成29年度では与件文を見ると、


と書いてありますので、売上原価が高いであろうことが読み取れ、売上高総利益率に課題があることが分かります。

また、平成27年度では与件文を見ると、

と書いてあり、技術が高い→価格が高くても許容されやすい→売上総利益が大きくなりやすいという判断ができます。

このように、与件文の記載から売上もしくは費用に影響を与えられそうな内容を抽出し、判断していくことが必要となります。
以下に僕の考える、それぞれの項目に影響を与えそうな要素を挙げました。全て指標を良くする視点で書いていますが、逆にすれば指標は悪くなります。

売上高が大きくなる(=売上総利益が大きくなる)要素→技術力が高い、希少性が高い、ブランド化している、特許を持っている(≒他の物で代替することが難しい)等

売上原価が小さくなる(=売上総利益が大きくなる)要素→調達力がある、品質が高い(不良が少なく歩留まりが良い)、作業が標準化されている(オペレーションの効率が良く、労務費が小さくなる)等

販管費が小さくなる(=営業利益が大きくなる)要素→設備投資をしていない(減価償却費が少ない)、作業が標準化されている(管理部門の人件費が小さくなる)、事業所が少ない(賃料や人件費が小さくなる)等

※追記:コメント欄にて「減価償却は原価にも含まれるので販管費抑制の要素ではない」とご指摘いただきましたが、確かにその通りだと思いますので売上原価抑制にも影響を与えるということでご理解ください!

と、ここまで書いてきましたが、実は売上高経常利益率が答えになることもあります。笑
平成28年度がそうなのかなと思うのですが、見てみると

前期に比べ当期で短期借入金が大幅に増加しており

それによって営業外費用(支払利息)が増加したことによって売上高経常利益率が低下しています。
なので、基本は売上高総利益率か売上高営業利益率の2択でいいと思いますが、B/Sの負債の部だけ確認しておくと間違いないかなと思います。
(完全に余談ですが、この会社は短期借入金318百万円に対し、現預金が195百万円しかないので大変そうですね。何で長期で借りなかったんだろう。。。)

なお、特別損失は一時的な損失なので無視して大丈夫です。

 

効率性指標

事例Ⅳの事例として出題される企業はこれまで、製造業とサービス業が交互に出題されているようです。
平成30年度がサービス業だったので今年は製造業の可能性が高いですが、万が一toCのサービス業であれば効率性指標はすごく簡単です。ほぼ有形固定資産回転率の一択です。
というのも、効率性指標は主に棚卸資産回転率、売上債権回転率、有形固定資産回転率の3つが候補となりますが、サービス業は在庫を持つことがないので棚卸資産が少なく、またtoCでは現金取引が多いので売上債権が少ないという特徴があります。
(キャッシュレスの導入が進んでクレジットカード決済が多いという記述があれば売上債権が多い可能性もありますが)
つまり、toCのサービス業では棚卸資産回転率、売上債権回転率はそもそも重要な経営指標ではないということが分かります。

次に製造業の場合ですが、こちらは総合的に考える必要があります。
基本的には棚卸資産回転率と有形固定資産回転率の両方を計算して、数値を確認してから与件文を読むのがいいでしょう。
考え得る記述例は下記のようなものが挙げられます。

棚卸資産回転率が優れている→生産計画や納品計画の精度が高い、小ロット生産が可能、生産LTが短い(よって在庫の滞留が少ない)等
棚卸資産回転率が課題→大ロット生産である、多品種少量生産で死に筋がある、生産LTが長い(よって在庫の滞留がある)等

有形固定資産回転率が優れている→受注が安定している(機械の手待ちが少ない)、技術力が高い(人的な付加価値が大きい)、設備更新を行った(生産効率の良い設備を使用している)等
有形固定資産回転率が課題→受注にバラつきがある、技術力が低い、設備が老朽化している等

また、売上債権回転率も見るべき指標ではあるのですが、仮にこの指標が悪いとして改善できる方法があまりない(支払サイト短縮の交渉をする、ファクタリングを利用するなど)ので個人的にはあまり重要な指標ではなく、棚卸資産回転率も有形固定資産回転率もどちらも適切でないと感じたときのみ、検討するくらいで良いのかなと思います。

最後に、過去5年はサービス業と製造業しか出題されていないのですが、小売業が出題される可能性もあると思っています。
小売も在庫を持つ業種なので、基本的には製造業と同じ見方で良いでしょう。(与件文の記述は異なるでしょうが)

 

安全性指標

安全性指標ではまず自己資本比率を検討しましょう。
多くの場合、無理な借入をして自己資本比率が悪くなっているか、利益剰余金が大きく自己資本比率が良いかのどちらかに当てはまるでしょう。
与件文の記述を見ると分かりやすいです。

例えば平成29年度。

新規事業を立ち上げる際に出資も受けていますが、それよりはるかに大きい借入をしていますので、結果として自己資本比率が低くなっています。

次に平成28年度。

積極的な出店をしていますが、出資を受けるような先もないでしょうから、おそらく借入によって出店費用をまかなっていることが推察できます。
そして結果、自己資本比率が低くなっています。

また、平成30年度や平成27年度にはこういった記述はなく、B/Sを見ると自己資本比率が優れているということが分かります。
つまり目立った投資をしていないので、大きな借入も必要ない→よって自己資本比率が優れている、ということですね。

このように、安全性指標は自己資本比率が取り上げられることが多いので、まず自己資本比率を計算することをオススメします。
そしてもし比較対象とほとんど差がないということが分かれば、そこから初めて固定比率や固定長期適合率を検討すればいいと思います。

 

まとめ

このように、数ある経営指標の中にも優先度の高い低いはありますし、また最終的にどの指標を選ぶかは与件文から導き出すことができます。
この記事を参考にしていただいて、経営指標は必ず満点を取れるように練習してください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!

 

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こんにちは、どいこうです。

今日は特に事例Ⅳで相棒となる「電卓」の利用法を確認します。

電卓に関するルール

2次の試験案内には、以下の記載があります。よく読んで違反をしないようにしてください。

1)使用できる電卓はいわゆる携帯用電卓で、右の図(省略)に例示する機能のような、四則計算(加減乗除)、√、%、数値メモリなどの単純な計算機能を持つものです(サイズはおおよそ縦180ミリ、横100ミリ、高さ30ミリ以内程度)。机上に1台だけ置くことができます。
2)次のような電卓の使用は禁止します。
a.関数電卓
b.プログラムの入力機能や記憶機能を持つもの。
c.電子手帳・携帯電話などに付属する電卓。
d.記録紙の出るもの。
e.他の受験者の妨げになるような音の出るもの。
f.電源コードを使用するもの。
3)上記基準に適合するかどうかは、監督員が試験室において判定し、適合しないものについては、その使用が禁止されます。使用を禁止した場合でも、電卓を貸与しません。

電卓「2個持参」のすすめ

万一の故障に備えて、試験会場には2個電卓を持参する方が多いようです。私も2個持参しました。

「まさか試験当日に電卓の故障なんて起きないだろう・・・」と思ったのですが、万一が起きて1年間を棒に振ることになってはイヤですよね?

キーの配列やピッチが変わると打ち間違いが生じうるので、同じ電卓を2個持参すると良いと思います。

2種類のメモリーを意識する

電卓には「GT(グランドトータル)メモリー」と「独立メモリー」の2種類の記憶領域(メモリー)があります。独立メモリーは、単に「メモリー」と呼ぶこともありますが、本稿では「独立メモリー」と記載します。

これらのメモリー機能を正しく理解することで、①「計算速度を速める」ことができ、また、②「計算ミス・転記ミスを減らす」ことができると思われます。

すでに確立された方は読み流していただければと思います。まだの方、一緒に確認しましょう!

GTメモリーの使い方

[GT]: グランドトータル
GTメモリー(グランドトータル:総計)の内容を表示します。
2回続けて押すと、GTメモリーの内容を消去します。

[=]: イコール
ご存知のイコールです。計算結果を表示します。同時に、GTメモリーに加算する役割もします。

《計算例》
問1) 100円3個、50円4個、10円15個で合計何円?

100 [×] 3 [=] → 300
50 [×] 4 [=] → 200
10 [×] 15 [=] → 150
[GT] → 650

※計算内容: (100×3)+(50×4)+(10×15) = 650

独立メモリーの使い方

[M+]: メモリープラス
入力数値や計算結果を独立メモリーに加算します。

[M-]: メモリーマイナス
入力数値や計算結果を独立メモリーから減算します。

[RM]: リコールメモリー
独立メモリーに記憶されている内容(数値)を呼び出します。

[CM]: クリアメモリー
独立メモリーに記憶されている内容(数値)を消去します。

《計算例》
問2) 100円3個、50円4個、10円15個入っていた財布から、500円の買い物をしたら残りは何円?

100 [×] 3 [M+] → 300
50 [×] 4 [M+] → 200
10 [×] 15 [M+] → 150
500[Mー]→500
[RM] → 150

※計算内容: (100×3) + (50×4) + (10×15) – 500 = 150

クリア関連

[CA]: クリアオール
表示数値、計算過程、GTメモリー、独立メモリーの内容を含めて、電卓内をすべて消去(ご破算)します。

[C]: クリア
GTメモリーと独立メモリー以外の数値が消去されます。
電卓内部の数値や計算命令を消去するときに押します。

[CE]: クリアエントリー
数字入力直後や独立メモリーの内容を呼び出したときなどに押すと、表示数値がクリア(消去)されます。
入力した数値全体を訂正するときに使います。

[→]: 桁下げ(右向き三角形の絵柄の機種もあります。)
最も右側に表示されている数字を一つ消します。 続けて押すと、押した数だけ数字が消されていきます。BackSpaceのような役割です。

定数計算

定数(同じ数)を足す/引く/掛ける場合や定数(同じ数)で割る場合に、特別の操作があります。定数計算の方法は、CASIOとCASIO以外(Sharp、Canon等)とで方法が異なります。

<CASIOの場合>
定数を先に入力して、四則演算と[=]を入力する(1回目)。2回目以降は[=]を入力する。

《計算例》

問3a-1)512に2を5回足す
2[+][=]512[=][=][=][=]→ 522

問3a-2)512から2を5回引く
2[-][=]512[=][=][=][=]→ 502

問3a-3)512に2を5回掛ける
2[×][=]512[=][=][=][=]→ 16,384

問3a-4)512を2で5回割る
2[÷][=]512[=][=][=][=]→ 16

 

<CASIO以外の場合>

計算対象(定数以外の数値)を先に入力した後に定数を入力して[=]を入力(1回目)し、2回目以降は[=]を入力する。
ただし、掛け算の場合は、先に定数を入力した後に計算対象(定数以外の数値)を入力する。

《計算例》

問3b-1)512に2を5回足す
512[+]2[=][=][=][=][=]→ 522

問3b-2)512から2を5回引く
512[-]2[=][=][=][=][=]→ 502

問3b-3)512に2を5回掛ける (注:掛け算の時だけ入力順序が違います
2[×]512[=][=][=][=][=]→ 16,384

問3b-4)512を2で5回割る
512[÷]2[=][=][=][=][=]→ 16

定数計算の例題(NPV計算)

《計算例》
問4) 各年度のキャッシュフロー(CF)と割引率(5%)を用いて正味現在価値(NPV)を計算しなさい
ただし、各年度のCFは以下のとおり。
CF(0)=-300, CF(1)=200, CF(2)=150, CF(3)=200

<CASIOの場合>
300[M-]→ 300
200[÷]1.05[M+]→ 190.476xxx
1.05[÷][=]150[=][M+]→ 136.054xxx
1.05[÷][=]200[=][=][M+]→ 172.767xxx
[RM] → 199.298xxx

<CASIO以外の場合>
300[M-]→ 300
200[÷]1.05[M+]→ 190.476xxx
150[÷]1.05 [=][=][M+]→ 136.054xxx
200[÷]1.05 [=][=][=][M+]→ 172.767xxx
[RM] → 199.298xxx

※独立メモリー計算内容: -300 + (200÷1.05) + (150÷1.05÷1.05) + (200÷1.05÷1.05÷1.05)= 199.298xxx

その他

[+/-]: プラス・マイナス
表示されている数値の「正(+)」と「負(-)」を入れ替えます。

[%]: パーセント
百分率(パーセント)の計算をします。

《計算例》
10000 [×] 10 [%]→  1000
3 [÷] 10 [%]→  30

まとめ

私自身は最初に手にとったのがSHARP電卓であったため、今でもSHARPを利用しています。

電卓は大切な相棒ですので、しっかり理解して生産性を高めたいものですね!


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お久しぶりです、9代目のchikaです!
そうです、平成生まれアラサー独身女子のchikaです。
平成生まれの私ですが先月ついに30歳になりました。
(もう時代は令和ですね・・・。)
でもまだ独身です。え?予定?まったくありません。
日々アンチエイジングにいそしんでおり、友人から「美容オバケ」と呼ばれるようになりました。
(そんな話はどうでもいいですね・・・。)
過去記事はコチラです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

試験テクニック、ノウハウ的な情報は10代目のみんなが届けてくれているので、今回私から皆様にお伝えしたいことはこちら。

中小企業の経営コンサルを実体験して気付いた、二次試験の本質

私は現在、旅館の経営コンサルタントを目指して修行中です。
とある温泉街の小規模の旅館にハンズオンで入りこみ、経営改善を行っています。
そんなコンサルの実体験から気づいた、二次試験の本質について書きたいと思います。

 

①事実を正しく把握することが重要

私がコンサルとして現場に入り、最初にぶつかった壁は「事実の認識」です。
私がみている旅館は、どこから手をつけていいか分からないほどたくさんの問題が起こっていました。。
多分、経営がうまくいっていない中小企業はどこもそうだと思います。
そこで、診断士試験で得た知識からたくさんの改善策が思い浮かびました。
(キーワード解答法として紹介したような改善策が思いつくわけです→事例Ⅰ事例Ⅱ事例Ⅲ事例Ⅳ

しかし!それはあくまでも、与件文に書いてあるヒントを元に立てられる改善策
リアルな現場では、当たり前ですが与件文がありません。
リアルな現場では、与件文に書かれるような情報(事実)を自分で把握することが第一歩だと気づいたのです。
この事実の正しい認識が本当に大事で、間違った認識(つまり妄想、安易な仮説)で改善策を立ててしまうと、それは間違った改善策なのでうまくいくわけがありません。てか、実行すらできません。
外部環境分析、内部環境分析、そもそもこれが間違ってたら全て崩れます。

そこでふと気づきました。
二次試験の掟として、”与件文から離れないこと”が重要というのはこういうことだったのか・・・!
そう、
与件文に書いてある情報を見落とさない。
与件文に書いていないことを勝手に妄想しない。
ということ。

与件文という「事実」がそこに書いてあるわけです。(これってすごく有難いことですよ!!)
その与件文(事実)を見逃すのはご法度!!
与件文(事実)から離れて、妄想するのはご法度!

いやー、二次試験ってほんとよくできてますよ。
与件文から離れた妄想解答に点数が入らないのは当たり前なのです。

 

②経営者の気持ちに寄り添うことが重要

二次試験のもう一つのポイントとして、経営者(社長)の気持ちに寄り添うこと、というのもご存じの通りだと思います。
与件文に書かれている「社長のビジョン」や「社長の想い」、そこに寄り添った解答を書く、ということです。
・・・・・・・・
コンサルの現場に入ってみて痛感したのは、全員の味方ができないということ。
全員、つまり、経営者にも、社員にも、パートさんにも。その企業にいる全員の気持ちに寄り添うことは本当に難しい。
「会社を良くしたい」という経営者の気持ちはもちろん分かる。
一方で、「変化を嫌う」「めんどくさいことはしたくない」という現場の従業員の気持ちも、分かる。
ただでさえよそ者扱いされて心を開いてくれない従業員。コンサルに入った当初、従業員に嫌われるのが怖くて、何も施策を実行できなくなってしまいました。”会社を良くしたい社長”と、”変化を嫌う従業員”の板挟み状態になっていました。
でも私のミッションはこの会社をよくすることだと考えたとき、やっと気づきました。
唯一、絶対に寄りそわないといけないのは、経営者の気持ちだということに

会社の舵を切るのは経営者。
経営者の気持ちに寄り添った提案(施策)じゃないと、経営者が本気で舵をきれない。
だから、コンサルタントの独りよがりな提案はNG。

逆に、コンサルタントが従業員には嫌われるのはしょうがない。
結果を出して会社が良い方向にいけば、従業員からもいつか信頼されるはず。
極論、結果を出して経営者に信頼してもらえれば、いくら従業員に嫌われてもOK。
(・・・だってコンサルフィーを払うのは経営者だしね。)

だから今は、従業員から嫌われ者になる覚悟をして、
経営者の気持ちに一番に寄り添うことを大事にしています。

長々書きましたが、結論、経営者の気持ちに寄り添った提案じゃないと点数が入りません!きっと!!

 

③実行可能性のある提案をすることが重要

これも、二次試験の掟の一つだと思います。
大がかりな投資はNG。
高度なスキルが必要な施策はNG。
だって中小企業だから。ヒト・モノ・カネ、ありません。
でも、大企業に勤めている方だとうっかり大企業目線になって実行可能性の低い施策を書いちゃう。
ありがちなのかな、と思います。

実際にコンサルの現場に入ると、実行フェーズが何より大変。。。
実行できる施策じゃないと、ただの机上の空論。
社長から「できるもんならやってみて」と何回言われたことか。
そして、自分でも実感しました。そんなに簡単に実行できない。
だってまず資金が潤沢にない。実行する従業員は現場で手一杯。
実行可能性はあるか?これ、重要。てか、当たり前っちゃ当たり前。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長々と偉そうに書きましたが、私もまだまだコンサルの卵。
ただ、独立して一年経ち、受験生時代には実感できなかった経営コンサルのリアルを知ることができたので、本日共有させていただきました。
いや~~~、二次試験ってほんとによくできてます。まじで実感しました。
二次試験を受験される方は、今日お伝えした3つのポイントを改めて意識してほしいなと思います!

そして、何より実感するのは、勉強した知識を活かして仕事ができること、これ、ほんとーーーに楽しい!診断士の勉強を始めてよかった。合格を諦めなくてよかった。診断士になって本当によかった。

合格した皆さんと、診断士仲間としてお会いできる日を楽しみにしています♪
以上、chikaでした★

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おはようございます。makinoです。本日も、読んでくださってありがとうございます。

 

 

突然ですが、先日、生まれて初めて、大阪城ホールに行きました。

 

「おかあさんといっしょスペシャルステージ2019」というイベントを家族で楽しんできたのですが、どえらく混雑していて、本当に驚きました。そして、3月に卒業したブンバボーンの小林よしひさお兄さんが、実は歌もかなり上手だった事にも、驚いて帰ってきました。

 

「おかあさんといっしょ」は、みなさんご存知の番組かと思います。今年でなんと60周年だそうです。確かに、自分が子供のころから、やっている番組ですし、現役の子供時代に、見ていた覚えがあります。毎朝楽しんでご覧になっていた方も多いのではないでしょうか。

 

記憶に残る、懐かしいキャラクターが、いますか?自分は、トラのキャラクターのシャツを持っていたと思うのですが、なにせ小さい頃なので、曖昧です。

 

おかあさんといっしょ歴代キャラクター一覧【写真付・年代別】

 

 

ちなみに、BSで放送している「おとうさんといっしょ」という姉妹番組の出演者も、イベントに参加されていました。その出演者のひとり、たいせい君が、幕をくぐってステージ裏に戻る際に、会場に一礼してから去っていく姿を見て、深く感動しました。テレビ番組を見ていても、好青年な人柄が伝わってくるのですが、実際の人物もその通りでした(そして、暑くて混んでいる事に疲れていた、自分の至らなさを恥じました)。

 

たいせい君は、こちらの方です。

 

いったい、何を書いているのでしょうか。誰かから怒られる前に、今日はこの辺で。

 

 

——
さて、ようやく本日の本題です。

 

事例Ⅳについて、書かせて頂きます。

事例Ⅳの記事を書くのは、だいたいがこの事例の高得点者であり、説得力があります。半面、私は決して、そうではありません。ですので、弱者の立場から「弱者の戦略」を書いてみたいと思います。

 

事例Ⅳの強者・黒帯の方、今回は申し訳ありません。

 

 

◆事例Ⅳ 弱者が必ずやるべきこと

はい、それは少なくとも1つあります。経営分析を15分以内に終わらせて、満点を取る事です。割り引いても20分以内です。

 

経営分析は、ご存知の通り、毎年必ず出ます。ここで失点をする人は、事例Ⅳで60点を超える事は、まずできません(断言します)。なぜなら、第一問は、受験者に等しく配られる基礎点だからです。

以下の事例Ⅳ出題論点の傾向からも、お分かりいただけると思います。

 

 

何やらずいぶんと偉そうに書いておりますが…、ちなみに、自分は「どの程度の弱者だったか」と言いますと、実は事例Ⅳに苦手意識はありませんでした(おい、偉そうだぞ)。

 

ただし、経営分析は、なかなか3つの指標全てでマルがもらえず、割と苦戦していました(営業利益率でも経常利益率でも、どちらでも良いじゃないか、と理屈をこねていた、点の取れない受験生でした)。

 

ちなみに、本試験の結果は、60点ちょうどで、高得点ではありませんが、最低限の仕事はできた、と思います。

 

◆経営分析は、横に計算する

さて、私のような弱者の皆様に、本日お勧めしたいのは、横計算です。

既に、ご存知の方もおられるとは思いますが、道場名古屋セミナーと、ゲスト参加させて頂いたタキプロ名古屋セミナーで、ご存じない方が過半数でしたので、ここで公開いたしたいと思います。そして、ご存知でなかった方の、お役に立てば、嬉しいです。

 

例示して、ご説明いたします。以下は平成30年事例Ⅳの第一問です。

 

 

はい、典型的な第一問ですね。何のひねりもありません。ど真ん中のストレートです。これをフルスイングでホームランにして、満点を頂きましょう。

 

 

それをするための「横に計算」です。こういう事ですね。

 

 

具体的に見ていきましょう。PLとBSで、D社と同業他社を「D社÷同業他社」で横に計算すると、こうなります。

 

 

D社の売上は、同業他社の0.82倍ですが、営業利益は0.30倍と、低い水準にとどまっています。さらに、売上総利益が、2.01倍ですから、販管費が大きく、営業利益が少ないことがわかります。

 

ですので、収益性は「売上高営業利益率 悪し」にメドがつきます。いきなり、D社と同業他社の、主要な経営指標を計算するよりも、電卓をたたく回数が少ないですよね(お分かりいただけますか?)

 

しかも、横計算なら、D社と同業他社の数値が真横に並んでいるので、電卓打ち間違いも起きにくいです。

 

次はBSです。

 

こちらも、青枠で囲んだ主要項目を、「D社÷同業他社」で横に計算します。

 

D社の負債・純資産(総資産額)は、同業他社の0.81倍でしたが、それに比べて、突出しているのが、純資産2.41倍と、固定資産1.79倍です。

 

ですので、安全性は自己資本比率(=純資産÷総資産)にメドが立ちます。

 

もう1つの固定資産ですが、3指標のうち残るは、効率性です。

 

固定資産を用いる経営指標のうち、効率性で用いられる代表選手は、有形固定資産回転率ですから、以下のような考察で、有形固定資産回転率に見当がつきます。

 

 

ここまでメドが立ったら、再び電卓登場。経営指標を計算します。選択した3指標が、適切な比較であることが確認できます。実際、与件文でも、吸収合併を繰り返すD社の記述があります(これで固定資産が膨らんだか、と推測がつきます)。

 

 

◆おまけ 電卓使用回数を極力減らす

いきなり指標を計算する場合に比べて、前述の「横に計算する場合」は、指標を導き出すまでの、電卓使用回数が少ない傾向にあります。これは、1つのメリットです。

 

どういう事かといいますと、電卓をたたく、というのは、作業工程です。そして、計算方法が頭に浮かんで、解答への筋道が見えた後、電卓の出番が来ます(いきなり電卓をたたき始める方、それは要注意ですよ)。

 

ここで考えたいのは、工程が増えるほど、歩留まりによる不良が発生する、という事です。

 

はい、そうです、運営管理で学びましたね。ECRSです。この視点から、工程は減らした方が良いのです(ECRSが分からない方はいないと思いますが、もし忘れていたら、2次試験本番までに、知識として使えるようにしましょうね)。

 

– – – – – – – –

そして、設問2の記述問題は、分析内容を、50字にまとめるだけです。さして難しい事ではないと思いますし、本日ご紹介したい内容では無いので、省略いたします。もし、ここの解説が欲しい方がおられましたら、コメントを頂ければ、と思います。

 

– – – – – – – –

2019/09/22 追記

設問2のポイントは、50字という限られた字数で、収益性・安全性・効率性の3指標を記載する事です。例年、字数が少ない記述を求められますので、文字数の要約がポイントになります。

 

一方で、記載する内容は、さほど難しくありません。なぜなら、設問1で解答した3指標の背景を記載するだけですから。

 

ですので、記載すべき要素、は設問1で、ほぼ出そろっています(与件文との整合性確認も含めて)。繰り返しますが、あとは文字数を合わせて記載する事に注力しましょう。

 

その際、自分の「解答の型」を持っていると、そこに当てはめるだけで済みます。経営分析の記載問題は、(私の場合)以下の「解答の型」を持っていました。

○○が高いが、△△と××は低い。

 

はい、なんて事はありません。みなさん、似たものを既にお持ちかと思います。
唯一ポイントとしてあげますと、「低い」指標は併記します。目的は、字数節約です。つまり…、

 

併記しない場合  △△が低く××も低い
併記する場合   △△と××は低い   <-2文字節約

 

 

という事ですね。文字数が50字と少ないので、こんな事に気を使っていました。
以下が、模範解答です(図らずも、ふぞろい12の解答とほぼ同じでした)。

 

はい、こんな感じで、追記終了いたします。

 

さて、3連休も2日目。自宅で予備校模試や、セルフ模試の方もいらっしゃるかと思います。ここでおおいに、勉強時間を確保して、ますます努力を積み上げましょう!

追記終わり

 

 

 

– – – – – – – –

最後に、御礼を。

2次試験対策動画をダウンロードしてくださいました皆様、ありがとうございました。多くの皆様にご活用いただいている事を、そして少しでも、お役に立っておりましたら、とても嬉しいです。

 

また、ダウンロードされていない皆様。

有料になってしまいますので、慎重にお勧め致します。2次試験まで、残り1か月。悔いの無い受験勉強をなさってください。まだ、2次対策に、迷いや上手くいかないお悩みがあるようでしたら、ご活用頂ければ、と思います。

 

解答の切り口が安定しない方、事例Ⅰ-Ⅲの解き方や設問の要求にお悩みの方、解答要素の抜け漏れがある方、80分で事例問題が解けない方には、ご自身のお悩み解決に、お役に立つと思います。また、テキストやブログの文書に比べて、動画は脳への負担が少ない事、通勤中のながら視聴もできる事を、今の時期のメリットとして感じて頂ける方は、どうぞご検討ください(無料のダイジェスト版はこちら)。

 

そして「セミナーには出られなかったけど、2次対策動画が、ほんの少しだけ役立ちました。そして、何よりも、合格しました。」という声を、12月に頂ける事があれば、この上ない喜びです(前回と同じ気持ちで、同じ事を書きました)。

– – – – – – – –

 

さてさて、本日の記事は以上です。私同様、事例Ⅳに苦労されている方にお役に立てば、とても嬉しいです。

 

他人のものさし
自分のものさし
それぞれ寸法がちがうんだな

 

そうですね。弱きものには、それに応じた戦い方があります。そんな事をお分かり頂ければ、と思います。

 

最後まで、読んでくださってありがとうございました。感謝いたします。

 

 

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はじめに

みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら

 

さて、明日は、遂に二次筆記試験対策勉強会ですね。少しでも皆さんのお役に立てるよう、全力でご支援させていただきますので、ご参加いただく方は、よろしくお願いいたします。

今回の記事では、タイトルの通り、事例Ⅲと事例Ⅳのポイントについて、私が受験生時代に作成したファイナルペーパー(FP)を使いながらご紹介させていただきます。前回同様となりますが、是非FPを見ながら記事を読んでいただければと思います。再掲になりますが、FPのリンクを以下に記載させていただきます。

ファイナルペーパー(ぐっち)

 

事例Ⅲのポイント

【基本】

事例Ⅲは、生産管理(生産計画・統制)が中心となります(+αとして営業もありますが)。生産管理に関して何かしらの問題点を抱えており、その問題を解決することでQCD(特にCD)の改善を図ることとなります。

 

【基礎知識】

直接的に知識を問われることはあまりないですが、基礎的な知識は押さえておいた方が安心です。どこまできっちり覚えるかは悩みどころですが、QC7つ道具ぐらいは、ぱっとイメージできるようにしておきたいかなと思います。ちなみに、見慣れない図表に試験で出くわしたとしても、しっかり読み解けば基本的に対応できますので、焦らずに冷静に対処することが重要です。

 

【生産管理】

生産管理は、計画→統制、を如何にしっかりやるかにかかっています。個別最適ではなく全体最適を見据えて生産計画を策定し、その計画に基づき生産統制(進捗管理、余力管理、現品管理)を図る、という形になります。また経営資源の限られている中小企業において多能工化は非常に有効であり、柔軟な体制が組めるようになることで、様々な課題に対応可能となります。

作業方法は、標準化→マニュアル化・OJTで教育、が特に鉄板のパターンかと思います。外注管理強化の施策や設備の予防保全についても押さえておきたいですね。

 

【情報システム】

情報システムといえばDRINKのフレームワークを活用しましょう。D:データベース化、R:リアルタイム共有、I:一元管理、N:ネットワーク、K:コミュニケーション、となりますが、これらの要素をうまく盛り込むことで、多面的な解答を作成することができます。

 

【生産方法・発注方式】

見込生産と受注生産の特徴については、しっかりと押さえておく必要があります。何がネックとなり、どんな対応策が考えられるのか、ということをイメージできるようにしておきたいです。また、定期発注方式と定量発注方式のメリット・デメリットも押さえておきましょう。

 

【よくあるパターン】

一部上記の記載と重複しますが、設計や作業の標準化・マニュアル化→教育・OJTDB化で一元管理→情報共有CAD/CAM化→データ共有と再利用で効率化、等は本当によく使われるフレーズですので、是非、うまく活用してもらえればと思います。また、事例Ⅲの最終問題のよくあるパターンとして、成長戦略に対して強みを活かして対応する、というものがあります。あくまで傾向ですが、意識しておくと対応しやすいかもしれません。

 

事例Ⅳのポイント

【心構え(超重要)】

事例Ⅳは、もちろん計算問題を解くためのスキルを身につけることは必須ですが、最終的にはタイムマネジメントが最重要だと思っています。財務・会計が得意な方は是非得点源にしてほしいですが(とはいえ直近の文章問題が多めの傾向を踏まえると、超高得点は中々難しいと思われますが)、一番重要なのは、みんなが解ける問題は絶対取る、ということです。逆に言うと、そこでミスを犯すことは致命傷となります。得点配分についてもかなり不明瞭なところもありますので(お時間のある方は興味深いこちらの記事もどうぞ)、初見の問題で安定して(事故を起こすことなく)6割近くを確保するためには、ここは本当に重要です。

 

【解答の優先順位】

上記の心構えを踏まえ、確実に得点できる問題から解く、という指針に基づき、初めに設問をざっと眺めた上で、解答の優先順位を検討します。私の場合は、基本的には、経営分析→NPV以外→NPV、という感じで決めていました。経営分析は効率的かつ確実に解くことが重要ですので、試験開始後20分までに完了させる検算も含めてしっかり確認する、ということを徹底していました。NPV以外については、設問を見ながら難易度を想定しざっくり決める感じですが、概ね、文章問題→CVP分析→その他、ということが多かったです。

ちなみに、少し余談にはなりますが、平成30年度の本試験において私が解いた順番は、第1問(経営分析)→第4問(文章問題)→第3問(CVP分析)→第2問(企業価値)、となります。設問の難易度を考えると順番としては良かったと思いますが、第3問までそれぞれの見直しを完了させてから第2問に突入した結果、第2問を解く時間は10分強しか残っていませんでした。その結果、焦ってしまい、設問理解で勘違いしてしまう失態を犯してしまいましたが、トータルで考えると、確実に得点しておきたかった第2問以外はそれなりの出来だったので、悪くはなかったかなと思っています(でも若干6割に届いていないですが・・・)

 

【経営分析】

大事なことなので繰り返しますが、経営分析は効率的かつ確実に解くことが重要です。効率的とは、全ての指標を計算するのではなく、与件文の内容や比率(例えば、売上が同じと仮定して他の要素を比較)からあたりをつけ、指標の選択に悩まない、ということになります。また、財務状況の説明は、パターン化しておいた方が、編集に時間もかからないのでお勧めです(例えば「○○なので収益性が高いが、△△で××なので効率性と安全性が低い」)。確実に、という観点では、如何にミスを撲滅するか、ということになります。過去問をやっていて、間違って同業他社の数値で計算していた、営業利益のつもりが経常利益で計算していた、電卓を押し間違っていた、なんてミスをしたことがある方はいると思います(私はありました)。もしこのミスを本番で犯してしまったら、それこそ悔やみ切れませんので、検算を含めた見直しは必ず行うべきです

ちなみに、FPには念のため覚えておくべき指標を一通り書いていますが、その中でも特に頻出の指標は、「売上高総利益率」「売上高営業利益率」「有形固定資産回転率」「棚卸資産回転率」「自己資本比率」「負債比率」あたりになりますので、その点も意識しておくと良い思います。

 

【CVP分析・意思決定会計・セールスミックス・企業価値】

どこが出るかはわかりませんが、この辺の分野は、しっかり公式を覚えて、解法を手に馴染ませておく必要があります(企業価値は、昨年久しぶりに出題されたので、今年は出題可能性は低いと思いますが)。特にNPVの問題で多いですが、基本的に問題の設定が複雑(かつ場合によっては理解しづらい)ですので、初見の問題において、しっかり読み解くことが重要となります。そして、ざっと設問を眺めることで難易度を想定し、優先順位を付けることも重要です。

 

【キャッシュフロー計算書】

キャッシュフロー計算書は、何も見なくても書けるようになる必要がありますが、なかなか覚えられないこともあり、FPにまとめて眺めていました。ちなみに、キャッシュフロー計算書の覚え方としては、こちらの記事もお勧めです。

 

【為替予約/オプション取引・リース取引・その他】

この辺の知識系は、何をどこまで覚えるか正直悩みますが、少なくとも過去問で問われたことのある領域は、しっかり対応できるようにしたいです。同じ問題が出るとは考えにくいですが、もし出題された場合、しっかり過去問を学習している方は解けるはずなので、結構な差がついてしまいます。

 

終わりに

事例Ⅲと事例Ⅳのポイントについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。事例Ⅲは、FPのボリュームからもわかるように、覚えるべきことは少なめです。頻出論点である生産管理を中心に確実に押さえて、対応してほしいと思います。事例Ⅳは、心構え的なお話が多くなってしまいましたが、ここが非常に重要だと思います(飛び抜けて財務・会計が得意な方は別ですが)。頻出分野の計算問題は繰り返し解いて手に馴染ませることは当然必須ですが、極度の緊張感に包まれ、疲れ切った状態で臨むことになる最後の事例Ⅳですので、是非、安定して6割確保を目指すために意識していただければと思います。

 

 

以上、ぐっちでした!

 

 

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。今日の記事は17回目!およそ3,500文字です。7分ほどお付き合いください。

二次試験まであと1ヶ月と少し。早いものです。(過去記事はこちらから)2次試験に進まれる方は、早めの申し込みを!

今日は道場初の勉強会の直前ですので、勉強会歴が10代目の中で一番長いと思われる経験を活かして、勉強会の心技体を考えてみました。週末に参加してくださる方も、そうでない方ですでに勉強会を実施している方も、これから検討しようという方も、参考にしていただければと思います。

勉強会の心技体 「体」編

勉強会も種類がいくつかありますが、今回も含めてこれからの直前期に実施するものの多くが、長丁場になると思います。朝から夕方までもなかなかの長丁場でしたが、私の場合は21時が終了時刻だったので、さらに長いです。1日12時間は勉強仲間と一緒にいるという、家屋以上の付き合いになっていきます。もはや。仲も良くなりますよね笑。

で、それはいいのですが、いくら楽しいと言っても長丁場になると体力や集中力が低下するのが、如実にわかります。話していることがまとまらなくなったり、ディスカッション中の会話が耳に入ってこなくなったりするんですね。人間の脳が集中力を発揮できるのは、だいたい起きてから14時間程度(酒酔い運転と同程度まで下がる)だそうですので、まぁ最後の方は本当にフラフラです。でもそのフラフラの時にやる事例Ⅳは珍解答が続出しますので、それはそれでやっておいたほうがいいのですが笑。あぁこうなるんだな、というのがよくわかります。そして本番の最後に受ける事例Ⅳも、そんな感じです。

なのでまず必要なのは体力と集中力、また、切れた時のリブートの仕方です。ちなみに私が実施していた勉強会では、グループの中で役割をいくつか決めていて、おやつ係を設けていました。毎回全員がコンビニに寄るのは時間的にも無駄が多いので、あらかじめ幾らか集金して、おやつを買ってきてもらうのです。係を設けるほどでなくても、エネルギー補給を何らかの形で随時できるようにしておくといいと思います。あとは休憩時の程よいお散歩。コンビニまで行って帰ってくる間に、多少リフレッシュができます。

また、勉強に明け暮れる日々だと、運動量がどうしても減りますので、無理のない範囲で続けられる運動があるようでしたら、それも組み込んでおくといいですね。

勉強会の心技体 「技」編

技については2つあるかなと思っています。一つ目は自分が考えたプロセスを言語化する能力!これがとても大切だと思っています。勉強会にも様々あるかと思いますが、大事なのは10月の二次試験で妥当性の高い解答を書けるようになる、ということです。新しい問題しか出ないので、新しい問題にもびっくりせずに良質な解答を作るプロセスを身につけることが必要です。ディスカッションする場合は、どうしてこの解答になったのか、ということを「なんとなく」「覚えてたから(過去問の場合)」ということ以外の言葉で語る必要があります。

これまで10代目もいろいろな言葉で自分が得た知識やプロセスを言語化していますが、試験が日本語で行われる以上、適切な言語化の能力は必須です。

言語化能力が高まらないと、説明がとりとめもなく長いものになり、みんなの時間を奪います…直前期にみんなの時間を奪わないように、簡潔に、わかりやすく伝えるスキルを身につけていただきたいと思います。子育て中の方、子供との会話は簡潔でわかりやすくないとまず通じません笑。ここぞとばかりにたくさんトレーニングしていただければと思います。

もう一つは、質問力です。時々現れる、天才肌タイプの方は自分の能力を言語化することができないケースがあります。根拠はよくわかっていないけど、ここが解答ポイントだ、と思うことを外さないのです。その、根拠のよくわからない勘のようなものを言語化できれば、再現性は格段に高まります。どうしてこのキーワードにしたの?優先順位をこうしたのはなぜ?というオープンクエスチョン(はい・いいえで答えられない質問)では「なんとなく」で答えられてしまうことがあっても、めげずに「私は○○○という観点と、△△△という観点があると思っていて、△△△の方が優先順位が高いと思ったけれど、なぜあなたは○○○だと思ったの?」というように具体化したり、「与件本文のどの部分を読んでそう思ったの?」という論拠を尋ねる質問もいいと思います。天才の人にとっても言語化の助けとなりますのでウィンウィンです。こちらも、子供との会話で鍛えることができます笑。日常でもトレーニングできますね。

勉強会の心技体 「心」編

さて、心技体で一番大事なのは心なんですが、勉強会でも同じだと思っています。つまり、あり方のことですね。以前の記事でも同じ内容を書いたのですが、大事だと思っているのでもう一度。

同じ試験を受けて、受かる人と落ちる人がいる以上、一緒に勉強する仲間は、仲間でありライバルです。が、「ライバル」と思って自分の知識を出し惜しみしたり、間違ったことを教えて落としてやろうと思うことは絶対にやめてください。恨まれるという以上に自分にとって学びになりません。時間の無駄になってしまうでしょう。目の前の相手が受かるために、自分の言語化能力と知識を使って最大限の貢献をするというのがとても大切です。目指すは一緒に合格しよう、です。俺だけ受かろう、という精神は学びには結びつきません。

また、自分の方がよく知っていそう、模試の点数が高い、といった理由で教えてあげよう、というスタンスもやめた方がいいと思います。なんであなたに教わらにゃならんのだ、という気持ちになる人から、喧嘩を売られるかもしれません(ないと思うけど)笑。目的は合格ですから、お互いが合格のためにできることをやっていく、というスタンスでいると楽し組みのりある時間になるでしょう。勉強会の仲間はあくまでもフラットな関係であり、会社とは違って上下はないはずです。そのフラットな関係でたくさんの人と切磋琢磨しあえる環境は、実は社会人になってからはたいへん貴重なんですが、つい上下関係を持ち込んでしまう人もいます。。慣れていないから、ということだと思いますが、お互いにフラットで行きましょう、というのは確認した方がいいかもしれません。

フラットという前提条件の上で、手加減なしで思いっきり議論するのがコツです。丁寧な言葉で伝えつつ、こんなこと言ったら傷つくかな?と思わないことです。丁寧な、というのは相手の回答に対して根拠を示しながらダメ出ししたり、真似したいと伝えたりする、という感じでしょうか。相手ではなく相手の回答がコメントの対象であるということを忘れないようにしましょう。

そして、コメントをもらっても「いい解答のためであり自分がダメだからではない」という受け取り方をしていきましょう。こんな解答しか書けないなんてダメなんじゃないか、と思う必要はありません。勉強会でプロセスの穴に気づくことができれば、埋められるチャンスで、本番より前に見つかったのはむしろラッキーです。存分に活用しましょう。

終わりに

以上、勉強会の心技体、という形でまとめてみました。妥当性の高い解答を作るために、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨する環境はとても貴重だと思います。勉強会に参加される方の参考になれば嬉しいですし、これから仲間を探してやってみようかな、という方も応援しています!一緒に合格を勝ち取れたときの喜びもひとしおですよ♪

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!以上、ちこまる(仮)でした*\(^o^)/*

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どうも、kskn(きしけん)です。

最近、とてもありがたいことにいろいろなところで「ksknのオンラインコミュニティに入ってる人に会ったよ」と言ってもらえます。
正直なところ、僕は特段何もしていないのですが、それでも参加している方が発信してくださっているからこそ僕の耳に伝わってくるわけですし、発信していただけるような価値を感じてもらえていることにすごくありがたいなと思います。
今後も受験生同士で交流を深めていってもらえれば嬉しいし、そこに微力ながらも関わっていけたらいいなぁと思っています。ハイ。

もしこれを読んで「オンラインコミュニティ?何それ?」ってなった方はぜひこの記事のイントロだけ読んで、興味があればご参加ください。
よろしくお願いします。

 


さて、今日の話題は「意思決定会計講義ノート」、通称「イケカコ」についてです。

 

僕は夏セミナーで事例Ⅳを担当し、その際にこの教材を推薦したのですが、その後いろんな質問を受けたのでみんな興味があると思ってここで答えることにしました。笑
※これから書くことはあくまで個人的な意見です。

 

1.  イケカコやった方がいいですか?

事例Ⅳで75点以上目指すならやった方がいいと思います。
イケカコの問題を躓かず解けるようになれば、事例Ⅳの計算問題は大して難しくないと感じるはずです。

 

2.  イケカコやらない方がいい人ってありますか?

イケカコは解説があまり親切でないので、そもそも財務会計が苦手な人にはオススメしません。
苦手な人は「事例Ⅳの全知・全ノウ」をやりましょう。

 

3. イケカコ1周解くのにどれくらい負担ありますか?

正直、解説を読み解くのにどれくらい時間がかかるかによるので一概には言えないのですが、ページ数はそれほど多くないので1~2週間あれば十分じゃないかなと思います。
本気出せば土日の2日間だけでも解ききれるくらいの問題量です。

 

4.イケカコを買ったら彼女ができますか?

できません。

 

5. イケカコって診断士に関係ない範囲もあるから時間がもったいなくないですか?

関係ない範囲は飛ばせばいいだけなので、僕は別にもったいないとは思いません。

 

6. イケカコを解くのに簿記の知識は要りますか?

無くて大丈夫です。僕も簿記分かりません。

 

7. 何から手を付けたらいいのか分からないのでとりあえずイケカコ買った方がいいですか?

まず「ふぞろい」を買いましょう。

 

8.イケカコを解いたら彼女ができますか?

マッチングアプリ始めましょう。

 

以上です!

もし他にも聞きたい質問があればコメントで何でも聞いてください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!

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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。今日は16回目の担当です。今日の記事は約3,600文字。7分程度お時間ください。前回ちょっと書きすぎて、猛省しました。。笑。

東京はちょっと暑さが和らいできましたね。こんな時ほど体調管理には気をつけてくださいね。

さて今日はちこまる(仮)流ファイナルペーパーの作り方、をご紹介したいと思います。そーやさんにiPadの使い方指南も受けたので、もし去年これを使っていたら、という観点も入れてお伝えしたいと思います。

ファイナルペーパーって何?

ファイナルペーパーって何なんだろう?と(私もちょっとふわっとしながら)思うのですが、最後の追い込みの時期に自分が忘れやすいものをまとめているもの、のことだと思っています。ファイナルペーパーの作り方は人によって色々で、10代目も今後またご紹介する機会があると思いますが、今日は私が作ったファイナルペーパーのご紹介です。

なんで今ファイナルペーパー?ということなんですが、ちこまる(仮)流は日々日々作ってイプタイプなので、今から作っていくとわざわざファイナルペーパーをまとめる時間を直前期に取らなくて済むという利点があります。ということで今日から作れるファイナルペーパーのご紹介です。

ちなみに本日8月28日時点のファイナルペーパーのブログ検索結果は236件!めっちゃありますね。いろんなやり方でこれまでの先人たちも作っているんだと思います。皆さんもご自身に合ったやり方で作られることをお勧めします。でも直前に試行錯誤する心の余裕はなかなかないと思うので、今のうちからどんなものを持っていくといいかなぁ、追い込みの時にまとめるといいかなぁ、というのを考えてみてくださいね。

ちこまる(仮)流ファイナルペーパー

これまでセミナーに参加していただいた方にはお見せしてきているんですが、改めてご紹介です。

大変ごちゃごちゃしてますね。。。(・_・; 我ながら。。。

ちこまる(仮)のファイナルペーパーはご覧の通り付箋式です。付箋を使っているメリットとしては

  1. 貼ってはがせるのでいつもちゃんと覚えていないことだけを残せる
  2. 一つのテーマを1枚にまとめるので、まとめるトレーニングになる
  3. 覚えたら剥がしてスッキリ
  4. 常にA3で1枚分におさめるように覚えていくと、あ、自分が掌握しないといけないのはこれだけだな、と安心できる
  5. 気軽に、今日から作れる

というのがあります。事例をひとつ解いて、復習するときに付箋紙を用意して、自分が覚えていなかった知識ストック、仲間から聞いたいい感じのフレーム、この言葉使いやすい、などなど、これ覚えておこうと思ったものをメモして貼り付けます。そのときにすでに貼られているもので、まだ覚えていないものがあったら、補足したり目立つ位置に張り替えたりして優先順位が上がるようにします。

KJ法を使って関連するものをまとめて配置します。そうすると、近くに貼ったものも目に入るので合わせて覚えられます。

付箋のサイズはそれぞれですが、4種類を書き込む内容の量に応じて使い分けていました。

この写真は事例Ⅰですが今貼られているものの一例として…

 

商社(卸売)のビジネスモデル

複数のメーカー→商社→複数のリテール。付加価値が上流・下流どっちにもつけられ、モデルが複雑。商流・物流・情報流(に注意)

 

組織の三角形

縦方向:職務充実

横方向:職務拡大

 

失敗するパターン語呂合わせ まきせゆるして

ま:埋没コスト

き:既得権益

せ:成功体験

ゆ:有能性の罠

る:ルーティーン化

し:失敗を恐れる

て:低次学習

 

みたいなことがつらつらと書いてあります。

で、覚えたものははがしていくとそのときに覚えないといけないと思っているものが、この1枚に収められるようになります。逆にはみ出すと、ちょっとちゃんと一度覚えようという気にもなります。そうすると、あ、これだけか、、と思えてちょっと安心します。試験直前にあれもこれもまだ覚えられてない…!と思うとドキドキしますが、まぁこれだけか、と思えれば安心です。

で、もしこれをiPadでやろうとすると

私は手書きで色々メモするタイプだったんですが、書いたメモを紛失する!という欠陥が最近気になってきてiPadのペンで手書きしてノートを取るように練習しています。iPadといえばそーやさん!ということで、そーやさんに取材してiPadの使い方をいろいろ指南してもらいました。これから2次試験対策の中で使ってみようかな、という方がいたら、参考にしてください。

iPadの手書き機能は、メモでも使うことができますが、フォルダ分けをしたり他のデバイスで見るということを考えると、アプリの購入はとってもオススメです。私が使っているのは、Notabilityというアプリですが、そーやさんはGood noteというアプリを(勉強用では)使ってました。どちらもPDFを取り込んで手書きができるという点では同じですが、Good noteの特徴として、フォルダ管理ができる、というのがあります。事例ごとにフォルダを分けたり、年度ごとに分けたりして、自分が書いたファイナルペーパーや事例の復習をどこでもすることができます。

やっぱりこうしたツールのいいところは、デバイスを複数使えること。手書きでいろいろ書くのはiPadでやるとして、読むのは電車の中で、といったようにデバイスを行ったり来たりして隙間時間を活用することができます。

私が先ほど紹介したファイナルペーパーも、四角枠の中に書き込んでまとめておけば、電車の中でも確認できそうです。

そーやさんの活用術

そーやさんは事例を解くのもiPadでやっていたそうです。参考書のスキャンをすることで、教材の持ち歩きがなくなり圧倒的に身軽になったと聞きました。(あ、書籍のスキャンはあくまで購入の上、個人の使用にとどめてくださいね。業者に依頼したり、他の人にシェアするのは違法です)回答欄だけコピーすることもできるので、何度でも解き直しができるというメリットも。また、道場ブログもスクショにとったりして活用していたそうです。アクセシビリティ機能を使うと、スクショボタンのショートカットを作ることができて便利。これも知らなかった〜。

他の工夫としては、iPadの画面を2分割することで、問題用紙と回答用紙を行ったり来たりすることもできるとのこと。どこでも勉強できる環境を作るには、いろいろ使えるツールだということがわかりました。

ただしデメリットもあります…

やっぱり手書きの感覚とは少し異なります。ので、そこは要注意。画面に貼り付けるシートを工夫すれば、手書きの感覚に近づけることはできますが、シャーペンではないのでノックをする動作は必要ないですし、消しゴムもワンタッチです。その分、本番を想定した練習とは少し異なるトレーニングであることは認識が必要です。土日にがっつり勉強ができる日は紙とシャーペンを使うなど、工夫ができるといいですね。多色ペンを使う方もペンの持ち替えの動作が必要になるので、使い方については工夫したほうがいいでしょう。

とはいえ、どこでも勉強できる環境を作れるのはやっぱり大きいな〜というのが個人的な感想です。教材って重たいですもんね。3年使ったリュックのファスナーが壊れる重さでした笑。

おまけ。お仕事で使うときは

診断士になった後ももちろん活用することができます。私が使っているNotabilityというアプリでは、録音機能があるので、セミナーなどに参加して主催者と講師の許可が下りれば、録音して記録することもできます。こちらも無断録音はNGですのでご注意を。

会議などの時にも便利ですね。ノートに写真を貼ったり、それをpdfにして参加者にメールなどですぐ展開できるので、情報共有が早いです。電子書籍として使えたりと汎用性は高いですよね。今後の活用も見越して買っちゃうのも十分アリだと思います。

まとめ

さて、今日はファイナルペーパーの作り方とiPadの活用法の2本立てでした。ファイナルペーパーはまだ早いかな?という方、直前に時間とるのもったいないな〜と思われる方は付箋式、ぜひお試しあれ。私の場合はボロボロになるくらいいつでもどこでも一緒でした。もはや戦友(笑)状態でした。多分これ、一生手放さないと思います。そのくらい思い入れができました。セミナーなどでもファイナルペーパーの写真撮らせて!というリクエストをいただくことがあるので、関心を持ってくださる方もいらっしゃるようで嬉しいです。皆さんにも参考になれば作ってみてくださいね。

今日も読んでいただいてありがとうございました!ちこまる(仮)でしたo(^▽^)o

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

本日より「10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント!」と題しまして、平成30年度2次筆記試験の10代目の再現答案を分析して、2次試験の本質に迫っていきたいと思います。
どこかで見たことのあるようなタイトルだなぁと思われた道場通のあなた!

正解です。(^o^)/~

ご察し則り、9代目だいまつ兄さんのパクリ&アレンジ版でございます。私の中では、きゃっしいさんの「実況解説シリーズ」と合わせて「後世に残したい名作シリーズ」と(勝手に)位置付けております。

今回は、10代目の再現答案の中から再現度の高いもの(7人分)を選択し、開示得点と合わせて「診断協会が想定する答え」をあぶりだしていきます。
「再現答案」ですので、当たり前ですが「平成30年度の合格者が80分で書き上げたもの」になります。私もそうでしたが、受験校の練り上げられた模範解答を前に「どうやったらこういう解答が書けるのだろう???」と悩まれている方には「目指すべき等身大の解答例」として、これから2次試験の準備を始める方には「回り道をせずに済む合理的な目標」としてお伝えできればと思います。

この記事のために快く再現答案を提供してくれた10代目のみんなに感謝します。そして、これから書き始めるのでどうなるかわかりませんが、、、、切り捨て御免! (^^;

さて、平成30年度の事例Ⅳは、従来と少し傾向が変わって文章問題が多くなりました。また、第2問、第3問は問われ方が少し変わっていましたので、これに戸惑った受験生も多かったと思います。
(間違いなく私もその一人です。(^^;)

しかし、平成30年度のように計算式を書かせるということは「部分点を与えようとしている」ことに他なりませんので、最終的な答えが間違っていてもそれほど落ち込まなくて良いと思います。
尚、各設問の詳細な事例分析&解説につきましては、以下の記事も参考にしてください。
なおさんの解法実況&事例研究:平成30年度事例Ⅳ

※本記事は、平成30年度の問題を事前に解いてから読んでいただけると効果的です。

さて、そろそろ始めていきましょうか。(^^)/


第1 問(配点24点)
(設問1)
D社と同業他社の財務諸表を用いて経営分析を行い、同業他社と比較してD 社が優れていると考えられる財務指標を1つ、D社の課題を示すと考えられる財務指標を2つ取り上げ、それぞれについて、名称を(a)欄に、その値を(b)欄に記入せよ。なお、優れていると考えられる指標を①の欄に、課題を示すと考えられる指標を②、③の欄に記入し、(b)欄の値については、小数点第3位を四捨五入し、単位をカッコ内に明記すること。
【出題の趣旨】
財務諸表の数値に基づき、財務状態の評価目的に適合する財務比率を求めることで、診断及び助言の基礎となる数値を算出する能力を問う問題である。

最初は鉄板の経営分析です。「優れている指標一つ、課題となる指標二つを選択して計算し、その説明を50字以内で説明する」というスタイルも例年通りでしたね。ここは配点も24点と高いので確実に得点したいところです。さて、10代目の結果です。

驚くべきことに全員完全正解です。(@o@)/
やはり、合格するには経営分析あたりで躓いていてはいけないということでしょうかね。まだ時間がありますので、皆さんもキッチリ仕上げておくようにしてください。

第1 問(配点24点)
(設問2)
D社の財政状態および経営成績について、同業他社と比較してD社が優れている点とD社の課題を50字以内で述べよ。
【出題の趣旨】
適切な財務比率に基づき、同業他社と比較することで、財政状態及び経営成績を把握し評価する能力を問う問題である。

こちらも例年通りの同業他社比較です。設問1が正解であれば解答要素は問題ありませんが、50文字という短い文章に押し込むのに苦労しますね。しかも設問で「優れている点と課題を述べよ」と問われていますので、「優れている点は~、課題は~。」と書ければ非常にわかりやすい解答になります。では10代目の再現答案です。

ぐっち(59点):
優れている点は内部留保が多く安全性が高い、課題は資産の効率が悪く販管費が大きく収益性と効率性が低い。

解答パターンを実直に使っていますが、文字数制限のため少し読みにくい文章になってしまっているのが残念です。何れにせよ「安全性が高い」「収益性と効率性が低い」が必須要素ですので、これが抜けなければ問題ありません。

kskn(74点):
安全性は高く優れているが、外部委託が多く、また複数の拠点を持つことから効率性や収益性の低さが課題。

こちらは事例Ⅳ最高得点のksknの再現答案です。見事な編集能力で読みやすい解答に仕上げています。
他の10代目も3つの必須要素を盛り込みながら文章を構成できていますので、やはり経営分析は確実に解答できるようになることが「合格への第一歩」だと思われます。

第2問(配点31点)
(設問1)
今年度の財務諸表をもとに①加重平均資本コスト(WACC)と、②吸収合併により増加した資産に対して要求されるキャッシュフロー(単位:百万円)を求め、その値を(a)欄に、計算過程を(b)欄に記入せよ。
【出題の趣旨】
財務諸表等の数値から加重平均資本コストを求め、吸収合併で取得した資産に対する要求キャッシュフローを算出する能力を問う問題である。

(設問2)
吸収合併により増加したキャッシュフロー(単位:百万円)を求め、その値を(a)欄に、計算過程を(b)欄に記入せよ。
また、吸収合併によるインテリアのトータルサポート事業のサービス拡充が企業価値の向上につながったかについて、(設問1)で求めた値も用いて理由を示して(c)欄に70字以内で述べよ。
【出題の趣旨】
営業損益数値から増分キャッシュフローを求め、要求キャッシュフローとの関係に基づき、吸収合併を企業価値の視点から評価する能力を問う問題である。

(設問3)
(設問2)で求めたキャッシュフローが将来にわたって一定率で成長するものとする。その場合、キャッシュフローの現在価値合計が吸収合併により増加した資産の金額に一致するのは、キャッシュフローが毎年度何パーセント成長するときか。キャッシュフローの成長率を(a)欄に、計算過程を(b)欄に記入せよ。
【出題の趣旨】
加重平均資本コストと増分キャッシュフローに基づき、資産価値の維持に必要な成長率を求めることで、診断及び助言の基礎となる数値を算出する能力を問う問題である。

合併により増加した資産に対する要求キャッシュフローと、実際の営業成績から見たキャッシュフローを計算させその評価を記述させる問題です。
設問1-①が正解しないと設問1-②が正解できない、設問1-②と設問2-(a)が正解しないと設問2-(c)および設問3が正解できない、という多重構造になっていますので、いわゆる「難問」だと思います。計算過程を書かせるのは、部分点を与えるための「救済策」だと思われます。

ここでも10代目の成績を一覧表で見てみましょう。

下の2人はヤバいですね。(^^;
第2問で正解しておきたい問題は、「設問1-①:加重平均資本コスト3.30%」と「設問2:増加したキャッシュフロー3.8百万円」ですね。この2つの答えと式の両方が正解できれば合格ラインに大きく近付くと思います。上の一覧表ではmakino(60点)がモデルケースになりますね。

さて、設問2の文章問題です。

(設問2-c)
また、吸収合併によるインテリアのトータルサポート事業のサービス拡充が企業価値の向上につながったかについて、(設問1)で求めた値も用いて理由を示して(c)欄に70字以内で述べよ。
【出題の趣旨】
営業損益数値から増分キャッシュフローを求め、要求キャッシュフローとの関係に基づき、吸収合併を企業価値の視点から評価する能力を問う問題である。

設問要求に「企業価値の向上につながったか否か」「設問1で求めた値も示して理由を示して」とありますので、「要求CFの6.27百万円」と「実際に増加したCFの3.8百万円」の数字を文章として入れ込みながら解答する必要があります。完全解答出来ていたのはこの方お一人だけ。素晴らしいですね。

かわとも(72点):
吸収合併による増加資産に対する要求CFは6.27百万円だが、実際の増加CFは3.8百万円と少ない為、サービス拡充は企業価値向上につながらなかった。

ただ、この問題、冷静に考えると部分点は十分にとれるんですよね。
設問3で「実際のCFが一定率で成長した場合に要求CFに追いつくのには何%必要?」と問われていますので、計算しなくても実際CFの方が低いことがわかります。ですので、
「企業価値の向上につながっていない。理由は、実際の増加CFが吸収合併により増加した資産に対する要求CFよりも少ないため」という解答までは書けたはずです。
この「数字無し、企業価値向上につながっていない」という解答を書いていたのがksknです。さすが、抑えがきいています。

 

第3問(配点30点)
(設問1)
来年度は外注費が7%上昇すると予測される。また、営業所の開設により売上高が550百万円、固定費が34百万円増加すると予測される。その他の事項に関しては、今年度と同様であるとする。
予測される以下の数値を求め、その値を(a)欄に、計算過程を(b)欄に記入せよ。
①変動費率(小数点第3位を四捨五入すること)
②営業利益(百万円未満を四捨五入すること)
【出題の趣旨】
営業損益の内訳とその変動の予測に基づき、予測の営業損益を求めることで、診断及び助言の基礎となる数値を算出する能力を問う問題である。

出題の趣旨で「診断及び助言の基礎となる数値を算出する能力を問う」と書かれると心が痛いですが(^^;、ここは恥を忍んで10代目の一覧表です。

意外と正答率は高くありません。kskn、どいこうは安定の正解。かわともはやっちゃってますね。いよっち、makinoは第2問を取って第3問を落とす、ぐっちは逆に第2問の失点を挽回しています。

第3問(配点30点)
(設問2)
D社が新たに営業拠点を開設する際の固定資産への投資規模と費用構造の特徴について、60字以内で説明せよ。
【出題の趣旨】
サービス提供形態及び営業費用の内訳から、営業拠点の費用構造と開設投資の特徴について、分析する能力を問う問題である。

営業拠点の費用構造と開設投資の特徴について問われています。設問3の「営業拠点を増やし続けたらどうなる」につながる問題ですね。
営業拠点の費用構造については、外注を利用しているため「変動費が大きい」ことが特徴です。また、開設投資については貸借で拠点を開設しているために「固定資産への投資規模は小さい」ことが特徴です。この2つの要素を両方入れられれば良いですね。

kskn(74点):
売上増加に対する固定費増加は約6%と投資規模は小さい。費用構造は変動費、特に外注費の割合が大きい。

かわとも(72点):
固定資産への投資規模は少ない。費用構造は34百万円の増加と少ない固定費で営業拠点を開設でき、変動費率が高い。

さすが高得点のお二人さん、ベストアンサーですね。

気が付いたらここまで「いい人」風のコメントしかしてませんねぇ。では、ここで二人ほど軽く切り捨てておきます。(^^;

いよっち(65 点):
費用構造は外注費等の変動費の比率が高く、固定費の比率が低い特徴がある。固定資産への投資規模は1拠点あたり38百万円と適正水準である。

「費用構造」は「変動費の比率が高い」と押さえられていますが、「固定資産への投資規模」は「適正水準」と言い切っちゃってます。何をもって適正と判断したんでしょうかね。(^^;

ぐっち(59 点):
売上・有形固定資産より固定資産への投資は約30百万円。費用構造は変動費率が高いが販管費の固定費が大きく回収し営業利益向上。

ぐっちも「費用構造」は「変動費の比率が高い」と押さえられていますが、「固定資産への投資規模」は「約30百万円」と数字を書いてしまっています。設問では「特徴について説明せよ」となってますので、★設問要求に応えていない見本★です。
良い子は真似しちゃだめですよ。(^^)/

第3問(配点30点)
(設問3)
(設問2)の特徴を有する営業拠点の開設がD社の成長性に及ぼす当面の影響、および営業拠点のさらなる開設と成長性の将来的な見通しについて、60字以内で説明せよ。
【出題の趣旨】
営業拠点の新たな開設と成長性の関係について、売上高及び利益への短期的・長期的な影響の視点から分析する能力を問う問題である。

これは難問だと思います。出題の趣旨には「売上高及び利益への短期的・長期的な影響の視点から分析」とありますので、「短期的には~だが、長期的には~。」という2つの要素からなる解答が要求されています。
「解法実況&事例研究」の記事で書きましたが、「D社の営業利益率は1.20%と低いので、開設した営業所の営業利益率20.52%はD社の売上・利益の拡大に好影響」を与えます。こちらは短期的な影響の分析ですね。
長期的には、同様に売り上げは拡大していきますが、徐々にD社全体の営業利益率が高くなりますので「利益率の伸び」は逓減していきます。要するに20.52%に収斂していくということです。

かわとも(72点):
当面の影響は営業利益が113百万円増加する。今後は営業拠点の更なる開設により少ない投資で売上増加による成長が見込める。

いよっち(65点)
拠点開設により、売上増加による収益性向上等の好影響が期待でき、更なる開設により設備の効率性や長期安全性の向上が期待できる。

10代目の再現答案では、短期的な売上高と利益の向上に言及できているメンバーは多かったですが、長期的な利益率の伸びに言及できているメンバーはいませんでした。この問題は「短期的には売上・利益に好影響を与える」を正解して部分点が取れれば十分だと思います。いよっちの後半部分(長期的な影響)は事実として間違ってはいませんが、設問要求にある「成長性の将来的な見通し」ではありませんので点は入っていないと思われます。

第4問(配点15点)
D社が受注したサポート業務にあたる際に業務委託を行うことについて、同社の事業展開や業績に悪影響を及ぼす可能性があるのはどのような場合か。また、それを防ぐにはどのような方策が考えられるか。70字以内で説明せよ。
【出題の趣旨】
業務委託によるサービス業務の遂行について、事業展開や業績の視点から課題を把握し、方策を提言する能力を問う問題である。

与件文には、5段落目に「協力個人事業主等の確保・育成および加盟物流業者との緊密な連携とサービス水準の把握・向上がビジネスを展開するうえで重要な要素になっている」という記述と、6段落目に「配送ネットワークの強化とともに、協力個人事業主等ならびに自社の支店・営業所の拡大が必要」とありますし、「昨今の人手不足の状況下で、優秀な人材の採用および社員の教育にも注力する方針」とありますので、「サービスレベル」と「人員の採用・教育」「自社の支店・営業所の拡大」が切り口として考えられると思われます。

■サービスレベルに着目

かわとも(72点)
①委託先のサービス水準が低い場合②顧客情報が流出する場合に悪影響の可能性がある。防止策は①研修や定期的見回りを実施し②秘密保持契約を結ぶ。

ぐっち(59点):
悪影響は、委託先との連携不足や委託先のサービス水準が低い時。防ぐ方策は、委託先と緊密な連携を行い、委託先にサービス向上の教育を実施する。

なおさん(53点):
業務委託する個人事業主や物流業者の顧客サービスレベルが低下した場合に受注減のリスクがあるので、品質レベルの高い委託先の選択と教育が必要である。

■人材不足に着目

いよっち(65点)
リスクは①人手不足で協力個人事業主が確保できない②加盟物流業者との連携ができない場合。方策は①協力者の確保・育成②システム共通化等の連携の強化。

makino(60点):
人手不足による人件費高騰と人材不足の悪影響がある。予防策は長期契約・人材育成・サポートを行いする事

■外注費の高止まり→自社体制の構築に着目

kskn(74点):
限界利益率が低いため、外注費の高騰により営業利益がマイナスになる可能性がある。それを防ぐため、自社内でも業務を遂行できる体制作りが必要となる。

どいこう(70点):
外注費が高止まりして貢献利益がマイナスとなる場合に悪影響がある。対策としては自社社員による業務範囲を広げることなどがある。

この問題はおそらく上記3つの切り口のどれが正解でどれが間違っているということはないと思いますので、みんなそれなりに得点していると思われます。


いかがでしたでしょうか。
次回は事例Ⅰについて分析を進めます。
以上、なおさんでした。(^^)/

 

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おはようございます。makinoです。本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。

 

 

タイトル通り、本日は号外記事をお送りいたします。

makinoらしく無く、余談無しで行かせて頂きます。早速、どうぞ!

 

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<ダイジェスト版 無料配信>

夏セミナー本編の配信に先立ち、ダイジェスト版の動画(約1分50秒)を、サンプルとして無料で公開いたします。

 

各セミナーパートの、ほんの一部ですが、みなさまの興味のありそうなポイントをお送りいたしますので、夏セミナー本編購入をご検討の方は、是非とも検討材料として、ご参照ください。

 

<無料ダイジェスト版>

(YouTubeが開きます)

<https://youtu.be/QT0zOPfDvKU>

 

 

<本編 有料配信>
夏セミナーの本編配信(総時間約80分:有料)は、8/24(土)の名古屋夏セミナー終了後、8月下旬を予定しております。詳細な日時等に関しましては、こちらのブログでお知らせいたしますので、もう少々、お待ちください。

 

<本編に含まれる内容(予定)>

2次勉強の仕方&復習の仕方(約15分)
80分の過ごし方(約20分)
解説 事例Ⅰ(約15分)
解説 事例Ⅱ(約10分)
解説 事例Ⅲ(約10分)
解説 事例Ⅳ(約15分)

 

どうぞお楽しみに!。

 


すみません、本日はお知らせのみで、以上です。

 

セミナー動画の内容と質は、私よりも、きっと雄弁に、本日ご紹介したダイジェスト版の動画が語ってくれると思いますので、この辺で。

 

最後になりますが、本日1本目の記事でご紹介いたしました、9代目の電子書籍無料公開キャンペーンも、最大限ご活用いただき、2次試験の学習を力強く進めて頂ければ、と思います。

 

本日も読んでくださってありがとうございます。感謝いたします。

 

 

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

1次試験から一週間弱が経ちましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
自己採点で1次試験突破を確認された方、おめでとうございます。ご自分を褒めてあげましたか?協力してくれた家族に感謝の気持ちを伝えましたか?いよいよ2次筆記試験に向けてラストスパートです。ギアを上げてアクセルを踏み込みましょう。
自己採点で少し点が足りなかった方、まだ望みはあります。昨年は経営法務で8点の得点加算がありました。なかなか気持ちの切り替えが難しいと思いますが、9月3日の合格発表までただ待っているだけではもったいないです。1次試験は合格したつもりで、2次試験の準備を始めてしまいましょう。

さて、今週末の10日(土)と11日(日)は、東京と大阪で一発合格道場の夏セミナーが開催されます。道場もここから一気に2次試験対策にアクセルを踏んでいきます。
私は東京と大阪の両方に登壇しますので、セミナーに参加者される方は会場でお会いしましょう。(^^)/

さて、本日は「あと5点延ばすための2次試験のポイント」と題しまして、各事例ごとに事例を読み解く視点や、解答構築の際のフレームワークをお伝えします。
今年の2月26日に「80分間の過ごし方」の記事の中で書きました「第三段階:多面的な解答で得点を積み上げる」が本日の記事になります。

既に一部は「解法実況&事例研究」シリーズの解説中にもちらほら出てきていますが、それらを体系的にまとめたものになります。
以下に書かれているポイントを常に意識しながら解答構成することで、各事例ごとに5ポイント程度の加点要素を作り出し、事例全体の底上げができればと思います。

それでは、なおさんの「あと5点延ばすための2次試験のポイント」いってみましょう。


事例Ⅰ~Ⅲ共通

「80分間のプロセスも馴染んできた」、「与件文から解答要素の抜き出しもできるようになってきた」、ここまで来たら合格はもう手の届くところまで来ています。
ここでは2次筆記試験事例Ⅰ~Ⅲに共通する解答作成ポイントについて解説していきたいと思います。

1.設問要求に沿って解答する

「設問要求に沿って解答する」というアドバイスを聞いたことがあると思います。ただ、実際には「設問要求に沿う」ことがなかなか難しいですよね。例えば平成30年度事例Ⅲの第5問で「C社が立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について助言せよ」と問われたときに、漠然と「付加価値を高める戦略を答えるのだな」と考えただけでは不十分です。
設問でわざわざ「立地環境(O:Opportunity)」と「経営資源(S:Strong)」と異なる側面が書かれているのですから、「立地環境を生かした戦略をひとつと、経営資源を生かした戦略をひとつ、合わせて二つの解答要素で構成するのだな」と理解して解答することが「設問要求に沿う」ということです。
2次筆記試験は、日常生活ではありえないくらい「ロジカル」ですし、ロジックの構成密度は「予備校模試」とはレベルが違います。多くの方が2次筆記試験の勉強教材として「過去問」を上げるのは、本試験のレベルでロジックを練り上げられた教材が他には見当たらないからです。
設問文に「○○や△△」という並列表記が出てきたら、二つの要素が要求されていないか確認するようにしましょう。

2.回答内容は与件文を根拠とし、当たり前に考えられる内容を書く

二次試験は「設定された箱庭世界の中で行う推理ゲーム」のようなものだと思います。受験者の知識や経験が問われているのではなく、「仮想世界の中で、ルールに基づいて、設定された条件をクリアして、ゴールする」のです。与件文から証拠を探し出し、与えられたヒントに沿って展開を推測し、条件に従って解答を組み立てる。私は「これはゲームだ」と思うようになってから、与件文からの証拠の抜き出しに漏れがなくなり、得点が安定してきました。
診断士は、中小企業経営者の価値観の世界に入り込み、その世界の中で経営者に寄り添って問題を解決することが求められます。中小企業診断士の試験は将来の診断士を選抜するための試験なのですから、中小企業の限られた経営資源、条件、材料(=箱庭)の中で、社長が理解し、納得し、行動に移すことができる(突飛なアイデアではなく、一般人が理解できる)提案(=解答)を行わなければいけない(=合格しない)のは当然ですね。

3.因果は大切、ロジカルに書く

ロジカルシンキングは自分の考えを相手に分かりやすく伝えるビジネススキルとして、問題解決や情報整理など仕事のさまざまなシーンで活用されています。因果とは原因と結果のこと。「AだからB」という因果が、論理的で矛盾がないことで相手が理解し、納得することができます。
対応策を問われているということは、中小企業の社長さんに「どうしたらいいでしょう?」と聞かれているということですから、「〇〇が原因ですので、対応策は〇〇を行います。そうすると〇〇になって利益が増えますよ。」と答えてあげたいですよね。
2次筆記試験は、机上の「模擬診断」を通じて中小企業診断士として適性のある人を選抜する試験なのです。

例)
対応策は、購買業務を製造部に移管することである。

対応策は、業務量が多くて業務が滞ることもある設計要員から購買業務を製造部に移管し、設計要員の業務負荷を軽減することで本来の設計業務に関わる時間を確保することである。


事例Ⅰ

1.「強み」を聞かれたら

強みを聞かれたら、与件文のキーワードを散りばめながら、締めくくりは「〇〇が可能な営業力」、「〇〇〇をする△△技術力」でまとめます。事例Ⅰは「組織・人事」が問われていますので、経営資源としての組織力であることが明確になるようにします。

2.特徴を表す言葉は省略しない

特徴を表す言葉、特に形容詞は省略してはいけません。これは組織としての特徴を表しているからです。例)高品質な、創業以来、

3.人的資源管理のキーワード(さちのひもけぶかいねこ)

人的資源管理では、「さちのひもけぶかいねこ(幸の日も毛深い猫)」というキーワードで検討すると、抜け・モレが無く要素を洗い出すことができます。

サ(採用・配置):適材適所の配置、経験者中途採用、非正規社員の活用
チ(賃金・報酬):成果主義的な給与体系
ノ(能力開発):OJT、OFF-JT、外部研修
ヒ(評価):成果主義、公平・公正な評価、目標管理制度
モ(モチベーション):士気向上、モラール向上
ケ(権限移譲):~について権限移譲する、迅速な意思決定、後継者育成
ブ(部門):専門部署の設置
カイ(階層):フラット化、組織化
ネ(ネットワーク):外部連携、産官学連携
コ(コミュニケーション):会議体の設置、意思疎通の向上


事例Ⅱ

1.グラフや表の読み取り

グラフや表の読み取りが出されたら、「分析結果」を必ず解答に表現します。
・人口構成比の高い30~40台の子育て世代をターゲットにし(H.29)
・購入数量や消費量が減少傾向にある醤油の大容器アイテムはラインナップを整理し(H.28)

2.ターゲット(誰に)

事例Ⅱで「ターゲット(誰に)」を問われて解答を作るときは、「デモ・ジオ・サイコ」の切り口で考えてターゲット層を明確にします。

・近隣のオフィス街に通う(ジオ)日本酒好きな(サイコ)50代男性(デモ)
・マンションに住む(ジオ)子供の健康に敏感な(サイコ)30代子育て世代(デモ)

3.インターナルマーケティングのフレームワーク

①研修による能力開発、②表彰制度、③権限委譲によるモラール向上により、従業員満足度の向上→当事者意識の向上→顧客満足度の向上→固定客化

4.口コミ促進のフレームワーク

顧客関係性強化→顧客満足度の向上→口コミの発生を促進→新規顧客獲得

5.「売り上げ」

売り上げに関する問いには、売り上げを分解してそれぞれについて回答します。
  売上=客数(既存顧客、新規顧客)×客単価
※客数は「固定客(リピーター)の囲い込み」と「新規顧客の開拓」の2側面から検討します。

6.ブランドのメリット

①売上安定
リピーター、ファン(固定客)がつくため売り上げが安定します。
②広告宣伝費の削減
固定客がいるため、多大な広告宣伝費をかけなくても売れます。
③新商品開発しやすい
知名度があり、価値が浸透しているため、従来とは異なる商品でも同じブランドで販売すると売り上げを確保しやすいです。
④価格競争からの脱却
知名度が高いと指名買いが発生し、価格競争に巻き込まれにくいです。
⑤従業員の忠誠心・士気向上
従業員がブランドのある自社で働くことを誇りに思えるようになります。

7.サービスの特性

①無形性
サービスには形がない。
②非貯蓄性
サービスは保存できない。在庫を持つことができない。
③非均一性
サービスは提供する人のスキルによって質が変動する。
④生産と消費の同時性
サービスは生産と消費が同時に行われる。
⑤非可逆性
一度提供されたサービスは元に戻せない。
⑥需要の時期集中
需要が、季節や曜日、時間帯によって大きく異なり、繁忙と閑散の差がある。


事例Ⅲ

1.事例Ⅲのポイント

事例Ⅲでは、「生産管理」が論点として多く取り上げられています。生産管理とは、①需要予測、②生産計画、③生産統制(進捗管理、現品管理、余力管理)、④在庫管理で構成される一連の管理サイクルのことですが、事例企業は「生産計画」「生産統制」「在庫管理」に問題のあることが多いですね。大手メーカーでは、管理が仕組み化され、日々統制されているのでしょうが、人的資源に乏しい中小企業では現実でもさまざまな問題を抱えているところが多いように思います。
また、事例Ⅲでは、「〇〇はできていない」「〇〇が過大である」等、問題点や課題が明示されることが多いので「できていない→やる」「過大→適正化する」がひとつの解答パターンになります。

2.生産計画

生産計画の課題については、「全社的な計画を立てる」→「生産統制((進捗管理、現品管理、余力管理)を行う」→「効果」という流れが解答のパターンになります。計画がなかったり個別最適な計画だったりすると、A班では問題がないがB班では長時間残業が発生していたりして全社的な非効率や人件費の増大を発生させることになります。また、段取り替えの時間を短くしようとしてロットサイズが実需より大きく設定されると、在庫が過大になってしまいます。(H30の事例)
生産計画には、材料調達計画、生産数量計画、人員計画も含まれますので、ムリ・ムラ・ムダなく工場が円滑に稼働するような計画を立てることが必要になってきます。また、需要や受注の状況に応じて、適切なタイミングで生産計画を見直すことも大切ですね。

<着眼点>
・計画がない/個別最適な計画である→全体最適な計画を作る
・計画の作成/見直しタイミングがおかしい→適切なタイミングと頻度で計画を見直す

3.生産統制(進捗管理、現品管理、余力管理)

正しい生産計画を立てたら、予定通りに生産が進行するように生産統制を行います。日々進捗状況を確認し、材料不足や納期遅延が発生しないように、問題が小さいうちに適切に対処していきます。要員管理や余力管理も行い、残業発生によるコストアップも防止します。
また、作業のムダを点検し、手待ち・機械待ちが発生しないように作業手順も最適化していきます。(H30、マン-マシンチャート)

4.在庫管理

完成品在庫の量については、生産計画と密接に関係しますので「適切な生産計画」と「適切なロットサイズ」が重要です。
工程間の仕掛品在庫については、①工程間の作業時間にばらつきがある場合、②工程間に距離があり、仕掛品の移動が必要な場合に仕掛品在庫が増える可能性があります。

<着眼点>
・工程間の作業時間の違い→平準化して工程間のばらつきをなくす
・工程間に距離がある→工程の再配置を行って移動距離を減らす

5.生産性向上・生産効率向上

「作業標準がなくバラバラに作業している」「その日の作業内容が明示されていない」「置き場所が指定されておらず探すのに時間がかかる」など、作業効率や生産性に問題がある現場の場合には、「標準化→マニュアル化→教育(OJT)」や「情報をDB化→一元管理→共有化」することが鉄板の解決策になります。


事例Ⅳ

1.マーカーを使って設問要求を確認する

すぐに計算するのではなく、マーカーを引きながら設問要求と制約条件を確認することで事故を無くします。特に計算結果の表示桁数(小数第〇位で四捨五入するのか)に注意してください。これを間違うと計算プロセスが合っていても点になりません。

2.設問ごとの解答順を考える

基本的に事例Ⅳは計算させる問題が大半です。問題によって計算量、つまり必要な時間が異なりますので、「NPVに時間がかかりすぎて、最後の簡単な文章問題が書けなかった」というもったいないことにならないように、時間がかかり、かつ多くの受験生が部分回答しかできないような難問は後に回した方が良いと思います。要するに「取れる問題は早い時間帯に解いて確実に得点する」、「難問は最後に回し、仮に時間切れで半分しか解けなかったとしても他の受験生と大差ない」ということですね。時間がかかり、ミスをしやすく、正解率の低いNPVは最後に回すのがベターです。

3.経営分析

基本的には「収益性」「効率性」「安全性」からひとつずつ解答します。

<収益性> 売り上げから利益を生み出せているか
●売上高総利益率:売上総利益÷売上高×100(%)
※商品力、高付加価値、ブランド力、販売単価
●売上高営業利益率: 営業利益÷売上高×100(%)
※販管費が課題となるケースで指摘
●売上高経常利益率:経常利益÷売上高×100(%)
※通常は使用しない。「支払利息」は負債比率の問題。

<効率性> 資産を売り上げにつなげているか
●売上債権回転率:売上高÷売上債権(回)
※不良債権がある、回収が滞っている→引当金計上というようなケースで指摘。
●棚卸資産回転率:売上高÷棚卸資産(回)
※在庫、仕掛品、在庫管理、不良品
●有形固定資産回転率:売上高÷有形固定資産(回)
※建物、工場、土地、店舗、設備投資
※効率性においては、一般的に算出式の分母には「期中平均値」を用いますが、前期末の値が不明の場合には、両方とも当期末の値を用いて指標値を算出します。

<安全性> 支払い能力があるか、資金調達は安全か
●自己資本比率:自己資本÷総資本×100(%)
●負債比率:負債÷自己資本×100(%)
※借入金、設備投資、累積赤字、自己資本、内部留保
※自己資本比率と負債比率は、計算に用いる勘定科目が本質的に同一ですので、片方のみが正解となることは考えにくく、試験対策上はいずれか一方の経営指標を考慮すれば十分です。どちらを選択するかは「センスの問題」だと予備校の講師が教えてくれました。自己資金が潤沢→自己資本比率、借り入れが多い→負債比率、という感じですね。
●流動比率:流動資産÷流動負債×100(%)
※現金、売掛金、短期借入金
●当座比率:当座資産÷流動負債×100(%)
※在庫が多く、当座資産が少ないケースで指摘
●固定比率:固定資産÷自己資本×100(%)
※固定資産、長期借入金、自己資本
●長期固定適合率:固定資産÷(自己資本+固定負債)×100(%)
※固定資産、設備投資、有形固定資産、自己資本

4.経営指標と記述問題

経営分析の記述問題で書くべき要素は以下の通りです。
主語+原因+収益性・効率性・安全性が高い・低い(向上・低下)+ため・こと+である。
・問題点は、設備投資を借入金で行ったために長期借入金が増え、安全性が低下したことである。
・特徴は、高付加価値商品が顧客に好評で売上総利益が高く、収益性が高いことである。

5.フリーキャッシュフロ―

フリーキャッシュフロー(FCF)とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資などの投資活動によるキャッシュフローを控除したもので、企業の設備投資が本業で獲得したキャッシュで賄われているかどうかを示すものです。
FCF=営業利益×(1-法人税率)+減価償却費-運転資金増減額-設備投資額

6.のれん

のれんは、無形固定資産に計上し、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって、定額法その他の合理的な方法により規則的に償却します。のれんの当期償却額は、販売費及び一般管理費の区分に表示します。なお、負ののれんが生じると見込まれる場合は、負ののれんが生じた事