【事例Ⅳ】記述問題の出題予想!! byヒロ
-1-1024x768.png)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
一発合格道場ブログを
あなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」に
ご登録ください!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
こんにちは!未経験で転職して、新米コンサルタントとして奮闘中のヒロです。
今回は、事例Ⅳの記述問題を出題予想してみました!!
はじめに
今年の事例Ⅳの記述問題は何が出るんだろう、、
道場の先輩方の力も借りて、記述問題の出題予想をしちゃいます!
事例Ⅳの記述問題対策はしていますか?事例Ⅳの中でも、出題傾向が掴みにくく対策に苦労している方も多いのではないでしょうか。
対策が難しい一方で、コツコツと積み重ねが重要な計算問題と比べて、「今からでも点数が伸びる可能性のある分野」だと思います。
そこで、今回は事例Ⅳの記述問題を勝手に出題予想してみました!!
内容が的中したらラッキー、しなくても出題傾向を掴むことができ、初見問題への対策に繋がるはずです!!
記述問題の対策を全くしていない、という方はまずは過去問分析を行い、出題傾向を掴むことがおすすめです。
診断士×会計士のせーでんきさんが5年分の記述問題解説をしてくれているので、こちらを参考にしてください。
出題予想の方法は、過去問で出題傾向を掴み、中小企業白書でトレンド論点の分析を行いました。
また、過去には道場の先輩方も記述問題の出題予想をしてくれていますので、これらの出題予想も参考にしています。
それでは、出題予測に行ってみましょう!!
出題予想①:M&A
個人的に、出題される可能性が非常に高いと考えている論点がM&Aです。
近年、中小企業でもM&A件数が大幅に増加しており、社会的にも注目を浴びている論点なため出題可能性が高いと考えました。

2024年版中小企業白書(https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2024/chusho/b2_3_2.html)より引用
M&A件数増加の背景は経営者の高齢化です。跡継ぎの確保のため、事業承継型M&Aのケースが増えています。
また、不適切な買い手問題や、中小企業庁がガイドライン整備など業界にも大きな流れが起きており、社会的にも関心が高いテーマです。中小企業白書でも、重要論点として触れられています。
M&A予想問題①
【例題】
D社では、廃業を予定しているX社とY社のM&Aを計画している。
D社の100%連結子会社として株式譲渡を受ける場合に、X社とY社でどのような会計処理が必要か、それぞれ40字以内で説明せよ。
X社:買収価格が純資産を上回る
Y社:買収価格が純資産を下回る
解答例は↓
解答例:
①買収価格と純資産の差額をのれんとして、無形固定資産に計上し20年以内に償却する。
②買収価格と純資産の差額を負ののれんとして、当期の特別利益に計上する。
コメント:
M&Aを行う上で必要な会計処理の「のれん」についての問題です。
「のれん」と「負ののれん」の会計処理の違いを理解しておきましょう。
M&A予想問題②
【例題】
M&Aにおける企業評価を算定する方法として、どのような方法が考えられるか80字以内で説明せよ。
解答例は↓
解答例:
①財務DDにより資産、負債を時価評価する方法②将来期待されるCFをもとに企業価値を算定する方法③類似企業の市場評価を基準に企業価値を算定する方法が考えられる。
コメント:
M&Aの買収価格を決めるために実施するDD(事業評価)についての問題です。
それぞれ、①コストアプローチ②インカムアプローチ③マーケットアプローチの説明です。インカムアプローチを用いた事業評価は、事例Ⅳでも出題されますね。
事例企業に適した企業評価の方法を問われる可能性も考えられますので、それぞれの方法の違いを理解しておきましょう。
M&Aは事例Ⅰでも出題可能性があるトレンド論点だよ!
以下の記事では、M&Aの具体的な流れを解説しているよ!!
出題予想②:為替
為替は、本試験でも何度か出題されている頻出論点です。
近年は特に社会情勢の変化による為替変動が激しく、ここ数年は出題されていないことから出題可能性が高いと考えました。

マネクリ(https://media.monex.co.jp/articles/-/25380)より引用
ドル円の10年チャートを見ても、為替相場の大幅な変動が確認できます。直近でも、トランプ政権の関税政策により、じわじわと円安ドル高が進行している状況です。
中小企業でも、仕入れや輸出など海外との取引を行っている企業も多く、為替の変動による経営への影響は大きいです。
為替予想問題①
【例題】
D社は、原材料を海外からの仕入れ先に依存している状態であるが、為替レートが安定せず、先行きの不透明感を感じている。
この事業リスクについて、中小企業診断士として相談を受けた場合、どのような助言をするか、60字以内で述べよ。
解答例は↓
解答例:
為替予約やコールオプションの購入で仕入れ値の安定、仕入先開拓で仕入れ依存を脱却を検討すべきである。
コメント:
為替リスクへの対応策についての問題です。
為替リスク回避のため為替ヘッジ、仕入れ先の分散によるリスク回避の2方向から回答するのがポイントです。
為替予想問題②
【例題】
D社は、原材料を海外からの仕入れに依存している状態であるが、為替差損の計上額が多額であることが課題である。
(a)為替リスクを軽減する手段を2つ挙げ、(b)それぞれ円安・円高になった場合の影響(メリット・デメリット)について述べよ。
※字数制限なしで、以下のような解答用紙の枠内に記述するイメージです。

解答例は↓
解答例:
①
(a)為替予約
(b)メリットは、円安の場合に為替差損を回避することができる。デメリットは、円高の場合に為替差益を受けることができない。
②
(a)コールオプションの購入
(b)メリットは円安の場合、権利行使することで為替差損を回避できる。デメリットは円高の場合、権利行使しなくてもオプションプレミアム分の費用が発生する。
コメント:
為替ヘッジを深堀した問題です。
H26問題と同じ問題を出題してみました。似た問題の出題可能性は高いと考えました。
コールオプション、プットオプションは、の区別がつくように把握しておきましょう。
(正しく理解するのがベストですが、どうしても理解ができないという方は、ゴロで機械的に覚えてしまうのもアリかもしれません)
為替を予測して、為替差益で爆益を目指す助言はどうかな?
予測は難しいので、適切なリスクヘッジを助言しよう!
出題予想③:エクイティファイナンス
M&A、為替と比べると出題可能性は低いと思いますが、エクイティファイナンスは中小企業白書にも記載されているトレンドワードです。
中小企業では活用事例が少ないですが、特に新規事業を行う上での資金調達手段として多くのメリットがあります。
差をつけるためにも、出題される可能性が十分あると考えました。

中小企業庁(https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/shikinguri/equityfinance/download/001.pdf)より引用
中小企業庁のアンケートでは、事業者の4割が今後、エクイティ・ファイナンスを活用したいと回答しているそうです。
エクイティ予想問題①
【例題】
D社は、新規事業に必要な資金調達の手段としてベンチャーキャピタルを割当先とした第三者割当増資を検討している。
この資金調達方法のメリットとデメリットを60字以内で説明せよ。
解答例は↓
解答例:
メリットは返済義務が無く、外部株主からの様々な支援が得られる。デメリットは、新しい株主が関与し、経営の自由度が低下する。
コメント:
エクイティファイナンスの基本的な特徴についての問題です。
恐らくノーマークな受験生が多いと思いますので、出題されるとすれば大きく差がつく問題となるはずです。
まずは基礎となるメリット、デメリットを理解しておきましょう。
エクイティ予想問題②
【例題】
D社は、新規事業に必要な資金調達の手段としてベンチャーキャピタルを割当先とした第三者割当増資を検討している。
借入と比較して、どのような財務的効果が期待できるか60字以内で説明せよ。
解答例は↓
解答例:
自己資本が増加し、自己資本比率が高まり安全性向上。株主資本は利息が発生しないため、売上高経常利益率が高まり収益性向上。
コメント:
エクイティファイナンスを活用した際の、財務諸表への影響を問う問題です。
財務に関する問題が問われた際には、安全性、収益性、効率性の切り口から考えることが重要です。
自分で作成しておいてですが、文字数の制約に苦労して窮屈な文章になっていますね。自分なりのベスト解答を考えてみてください。
解答できれば、他の受験生と差をつけられる大穴論点です。
てことは、オッズの高い激アツ論点だ!
終わりに
いかがでしたでしょうか。記述問題を大予想してみました。
解答例は、一般論を記載していますので、事例企業や制約条件に沿って回答してくださいね。
出題予想が的中して皆さんの力になれると嬉しいです。

的中しますように!!
試験まで残り約2週間とラストスパートの時期ですね。
まずは体調管理から。万全の体制で試験に臨めるようにしてくださいね!
睡眠、食事、適度な運動を意識していきましょう。
ブログを読んでくれた皆さんが合格できることを祈っております!
明日は毎週火曜日のひでまるの記事です。
お楽しみに!
☆☆☆☆☆
いいね!と思っていただけたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加しています。
(クリックしても個人が特定されることはありません)


