カテゴリ「合格のヒント | 中小企業診断士試験 一発合格道場」の記事


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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

前回までの記事はこちら

 

 

秋ですね。

今年は梅雨から夏への移行もきっぱりしてましたが、夏から秋も相当きっぱりですね。

過ごしやすく、誘惑も多い季節になってまいりました。

三月決算の会社では半期決算やら人事異動やらあり、なかなか思うように勉強時間がとれない方も多いかと思います。

あせる気持ちもありますが、実は企業内診断士の場合、資格をとってからも「本業と診断士活動(&プライベート)の両立」は永遠のテーマみたいです。

諸先輩方をみていると、うまく緩急をつけながら活動されている方が多いです。

一時的な負荷の増減はあまり気にせず、「今週一週間は本業に集中して、試験直前は有給をとろう」くらいのスパンで考えたらよいと思います。

 

 

さて本日は、昨年この時期に私が陥っていた「スランプ」について書いてみたいと思います。

結局、試験当日まで「スランプ脱出!」という感覚は無かったわけですが、それでもなんとか合格できました。

もし似たような状況の方がいらしたら、お役に立てば幸いです。

それでは、さっそくいってみましょう。

 

 

 

 

「そろそろ開眼か⁉」と思ったら、かわりにスランプがやってきた

それは昨年、2019年9月下旬のことでございました。

5年分の過去問を一通り解き終え、「ふぞろい」書籍や道場ブログで情報収集をし、ある程度各事例の「お作法」も分かってきた私は、意気揚々と過去問2周目に突入しておりました。

皆さんも経験があるかと思いますが、全く同じ過去問を2回、3回と解いていくと、解答をなんとなく覚えていることもあり、1回目より短時間で解けたりします。

私もそうで、平成30年度の問題を2回目に解いた時は、感覚としても解きやすく、ふぞろい採点による点数も、初回より高得点をマークしていました。

 

ちょうどその頃、道場ブログで「開眼」という言葉を知ります。

たとえばこちら↓

Chikaの開眼物語 ~二次試験の本質を理解する~ by9代目chika

結局、『開眼』ってなんぞや? By8代目ロック

 

これらの記事にもあるように、「開眼」とは、「二次試験の本質が、ある時急にわかるようになり、合格レベルの解答が書けるようになること」を表しているようです。

当時の私は迂闊にも、「二周目で早くもポイントを外さないようになってきたし、これはそろそろ、私にも『開眼』、来ちゃうんじゃないの?」と思っていました。

そして、平成29年度、28年度と年度をさかのぼって二周目の過去問を解いていくうちに、あることに気付くのです。

 

あれ? なんか思ったより点数が伸びていかないよ……?

 

「そろそろ開眼かな~♪」なんて舐めたことを考えていたら、かわりにスランプがやってきました。

やあ、スランプだよ!

 

ここから試験当日まで、長くて辛いスランプとの闘いが始まります。

 

 

 

わりと生々しいスランプの記憶

ご存知のように、二次試験は正解が公表されず、もともと唯一絶対の解答はありません。

私は、勉強を始めて早々に「予備校の先生が書いている参考書はレベルが高すぎる」とあきらめ、ずっと「ふぞろい」でキーワード採点をしていました。

スランプを自覚した頃に起きていたのは、具体的に次のようなことです。

 

・問題を解いている時は、「2回目だし、解答骨子の作成も慣れてきたし、これは70点くらいいけるんじゃないか」と感じる

 

・しかし、採点してみると思ったより点数が伸びない。

悪い時だと2回目に解いた過去問の点数が、1回目より10点近く下がっている

 

・いけると思った事例Ⅰの2回目で、自己最低のふぞろい採点41点をマークする

 

 

もう少し詳しく見ていくと、それまで練習してきた通り、解答欄の30字を一要素という目安で解答を書いているのに、キーワード採点で引っかかってきません。

もしくは、ふぞろい流でいうところの、配点が低いキーワードを書いてしまっています。

ちなみに、ふぞろい流採点は、合格者が多く書いていたキーワードは高配点、という方法で作成されているため、ふぞろい採点と実際の開示得点が一致しないケースはそこそこあります。

そのため、ふぞろい採点で点数が低い=不合格ではないのですが、当時の私の問題は、「みんなが書けることを書こうと意識しているのに、できていない」ことでした。

 

1回目に解いた時は、自己流と直感で解いたため、みんなが書ける内容に当たることも当たらないこともありました。

その反省から2回目は、なるべく直感を封印して、「普通っぽいこと」を意識して書いているつもりなのに、つまり「まずはふぞろい採点でしっかり得点できるようになろう」と思って解いているはずなのに、全然狙い通りになりません。

みんなが書けることを書けていないと、必然的にふぞろい採点では点数が低くなります。

 

 

正直予想外の展開すぎて、最初は「まぁでも、解答骨子は前より作れてるし大丈夫!」とか無理にでも自分を励ましていました。

ですが試験である以上、解答用紙に書いた解答が全てです。

どうにかして軌道修正しないと、本番でも相当厳しい戦いになる。

でも、打開策が全然わからない……。

 

こうなると気もそぞろになってきて、制約条件を見落とす、与件文の時制を読み間違えるといった凡ミスも頻発します。

結果、休日に一日通しで4事例を解いて4事例ともグダグダ、みたいな日もあり、何がダメなんだろう、とモヤモヤした状態のまま、過去問を解き続けていました。

 

 

 

私の対処法と、やればよかったこと

 

スランプになると、勉強自体のやる気が出なくなるケースもあるかと思います。

私の場合は、早くスランプを脱したい気持ちと、やる気だけはあったので(負けず嫌いともいう)、できることから立て直すことにしました。

 

①事例Ⅳを淡々と毎日解く

まず、事例Ⅳを毎日解く習慣は、事例Ⅰ~Ⅲのスランプに関係なく継続しました。

幸い事例Ⅳは「どうしたらいいか分からない」ということはなく、「事例Ⅳの全知全ノウ」を繰り返し解くうちに少しずつできる問題が多くなっている実感がありました。

 

事例Ⅳは唯一、ほぼ正解が分かっている事例です。

道場ブログなどでも「ストレート生は事例Ⅳで稼ぐ」との情報を目にしていたため、事例Ⅳをコツコツ解くことで精神の安定を図っていました。

事例Ⅳについてはべりーの記事もぜひ読んで下さいね。

 

②解答の方向性だけはしっかり固める

次に、制約条件を外す等の凡ミスをなくそうと思いました。

設問文は必ず2回読んで、「理由」「効果」等の解答の方向性をマルで囲み、解答の金型(岩塩の記事に詳しいです)を書くところまでは、どんなに気が急いていても作業として死守します。

足場(=制約条件や解答の金型)が不安定なまま上に中身を乗せようとすると、あとで別の要素(設問間のキーワード振り分け等)が出てきた時に混乱し、総崩れになる恐れがあります。

その結果、何度も推敲しているうちに「理由」を聞かれていたのに「対策」だけ書いている、みたいなことが起きていたため、推敲しても変えてはいけない箇所を明確にしました。

 

 

③色ペンの使い分けを見直す

もう一つ、解答が安定しない原因はどこかと考えたときに、「色ペンでマークするのがいまいち機能していない」ことに気付きました。

それまでの色ペン使い分けは、4事例共通で「強みが青弱みが赤外部環境が黄色」にしていました。

 

ですが、よくよく考えてみると、問題を解いていてやりにくいことがあります。

まず、事例Ⅰでは、正直与件文を1回読んだだけでは、どれが強みでどれが弱みかよくわからない。

ある時代には強みだったものが、時代の流れとともに問題になってくるケースも多く、うまく色を塗れないことがストレスになっていました。

思考を整理するために色を塗り分けているのに、うまく塗り分けられなくてストレスを感じるのは本末転倒です。

 

そこで事例Ⅰでは、いったん「過去・現在・未来」で塗り分ける方法に変えてみました。

その後、「過去・現在・未来は塗り分けやすいけど、解答に落とし込むときに使いにくい」と感じ、試行錯誤の末、最終的にスッキリ塗り分けることはあきらめました(あきらめるんかい)。

結果、「過去の遺物っぽいもの&弱みっぽいもの:赤」「現在有している強みっぽいもの&これから目指している姿:青」「外部環境:黄色」という、もはや自分しか分からないルールで落ち着きました。

 

次に事例Ⅱは、「外部環境」をひとくくりにしてしまうと、3Cの「顧客」と「競合」が同じ色で塗られてわかりにくい。

「だなどこ」の「誰に」を特定するとき、黄色の箇所が多すぎて要素を拾い忘れることがありました。

そのため事例Ⅱでは、顧客についての言及は別の色でマークし、「強み:青弱み:赤外部環境:黄色顧客:オレンジ」に変更しました。

 

ちなみに事例Ⅲでは、特にストレスを感じていなかったので従来通り進めました。

ただご存知の通り、本番(令和元年度)の事例Ⅲは明らかな「弱み」が例年より少なく、結果としてアンバランスや色合いの問題用紙が出来上がりました。

その際も「別に、色分けは万能じゃないから」と自分に言い聞かせて、シャープペンでカリカリ書き込んでいけたことは、結果として良かったかもしれません。

 

 

やればよかったこと

 

①人の意見を聞く

周囲に勉強仲間がいなかったので、このように一人で試行錯誤していたわけですが、正直遠回り感は否めません。

先日、一発合格道場の勉強会を開催させて頂いて感じたのですが、1回の勉強会で、自分では一生気付けないかもしれないことを次々にフィードバックしてもらえます。

人の意見を聞くことの有難さを感じました。

今年はリアルで集まることは難しいかもしれませんが、その分オンラインで遠くの受験生仲間とつながることもできるので、各種勉強会の機会を生かしてみてはいかがでしょうか。

 

 

②ふぞろいの後半ページをよむ

諸事情で人に意見をもらうことが難しい……という方は、ふぞろい後半の「80分間のドキュメントと再現答案」という章を熟読するのも効果があると思います。

(2年ごとの総集編は、「ふぞろいな再現答案」という書籍名で出版されています。)

この章は、合格者6名の試験中に考えたことが詳細に綴られているため、読み込むと他の人の思考がトレースできる仕組みになっています。

例えば、どういう基準で与件文をチェックしているのか、どうやって設問とキーワードを紐付けているのか、といったテクニックが満載です。

自分になかった視点を取り入れることで、80分間でできること/できないことの取捨選択をしていく中で大変役に立つページです。

ただし、間違った思い込み等もあえてそのまま書いていますので、知識面であやしい点は「全知全ノウ」等で確認してから使うようにして下さいね。

 

 

そして当日

結局、当日まで開眼どころかスランプ脱出の実感はなく、三歩進んで二歩下がって一回休み、のような大変もどかしいペースで勉強を続けていました。

当日は、自信満々なはずもなく、わりとテンションは低めでした。

「コレどうなるかなー……」くらいの気持ちで会場に入り、最終的に「まぁ、これでダメなら独学では無理だったってことだろうから、来年は通信とか考えよう」というところまで開き直って(?)いました。

これは初年度生の特権と言われればそれまでかもしれませんが、「今年ダメでも来年があるさ」と思えたことで、試験中もプチパニックは随所でありつつ、全体的に大崩れは防ぐことができました

(私の二次試験の開示得点は、63/56/68/60です)

もし、二次試験当日に同じような状態の方がいても、決してあきらめないでほしいです。

40点以下を取らなければ、苦しくても240点ジャストでも合格する可能性は十分あります。

大事故だけは気を付けて、勉強の成果を解答用紙にぶつけてきて下さい。

 

 

スランプについて、今振り返って思うこと

①スランプになるのは、努力しているから

一般的に、新しいことに挑戦して初級→中級に差し掛かるあたりでスランプを経験するケースは多いと思います。

私の場合もまさにそれで、8月~9月中旬くらいまでは新しい知識やノウハウを吸収しまくっていました。

新しい過去問を解くたびに、「今回は事業戦略と人事施策のレベル感をしっかり切り分けよう@事例Ⅰ」とか「だなどこ(誰に、何を、どのように、効果)の使い方、わかってきたかも!@事例Ⅱ」とか、毎回できることが増えていく感覚がありました。

 

それが9月下旬になると、はたと成長が止まってしまい、なんなら退化しているのでは? と感じるような出来事もありました。

でも、今考えてみると、これって自分の中で思い描く「あるべき姿」がどんどん高い位置に設定されていき、実力はそんなに急には付かないので、停滞しているように見えた側面があると思います。

グラフにするとこんな感じです。

何が言いたいかというと、努力しているからこそ「あるべき姿」が明確になってきて、努力しているからこそ「実力とのギャップ」がわかる、ということです。

もちろん「努力の方法は正しいのか?」という点は気にする必要があるわけですが、スランプに陥るのは頑張っているから、というのは、お世辞でもなんでもない事実だと思います。

 

 

あと、読んでいてツッコミを入れたくなった方も多いと思いますが、過去問を5年分×1周ちょっと解いたくらいで「開眼」きちゃうかも⁉ と思うのは、あまりに考えが甘いですね。笑

そんな簡単に開眼できるなら皆苦労してないわけで、スランプを迎えてやっと一人前くらいの試験なんだと思います。

 

 

②早めに新鮮な空気を取り入れる

あくまでイメージですが、独学は密室でうんうん唸っているような状態で、とかく酸欠になりやすいです。

そのため、早めに窓を開けて外の新鮮な空気を取り入れることをおすすめします。

先程書いた「人の意見を聞く」でも良いですし、「持っている参考書の、今まで読んでいなかったページを読む」でも良いです。

(残り1か月という時間制限を考えると、新しい参考書に手を出す等のスクラップ&ビルドはあまりおすすめしません。)

 

ちなみに、私が悩んでいた「みんなが書けることを書いているつもりなのに、できていない」というのは、後から考えれば「みんなが書けること」を「みんなが知っていること」、つまり知識面に寄せすぎて、与件文から抜き出す要素が少なくなっていたことが原因でした。

(本当はもっとこじらせてましたが、単純化するとそういうことだと思います。)

これって、ちょっと受験生仲間と話せば解決する問題だった気がします。

 

 

③本当に嫌になりそうになったら、一度離れて気分転換する

とはいえ、勉強自体が嫌になりそうだったら、思い切って勉強から離れることをおすすめします。

以前、カワサンも書いていた「描くのをやめる。(by魔女の宅急便より、ウルスラの名言」ってやつです。

二次試験は答えがない分、うっかりすると自分の失敗の原因を掘り下げ掘り下げ、自己探求モードに入ってしまうことがあります。

「昔から私、こういうとこあるよな……」

「仕事でもこないだ注意されたのに、なんで直らないんだろう……」

みたいな気持ちになっている方、いませんか。

 

ちょっと、いいですか。

あなたは疲れています。

休みましょう。

 

はい、チョコチップ。

 

あえて言いますが、二次試験はただの試験です。

問われているのは知識と、目の前の事例を分析し、課題解決に向けた助言をする能力であって、あなたの性格ではありません。

過去問演習がうまくいかなくて、「ちょっと深刻に考えすぎてるかも」と思ったら、家族や友達と話すでもカフェでのんびりするでもいいので、ぜひ休んで充電してくださいね。

あなたが元気じゃないと、社長さんにアドバイスできませんから。

 

 

 

 

 

本日は以上です!

最後までお読み頂きありがとうございます!

ではでは、引き続き一緒に勉強がんばりましょう~^^

 


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合格に十分な実力発揮の準備!

✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

おはようございます。べりーです(私の過去記事まとめ読みはこちら)。
今日も一発合格道場をご覧いただきありがとうございます。

前々回に投稿した記事で次のようなことを書きました。

 

試験に受かるために学んでいるのではなく、中小企業診断士になり、どこかに実在するA社長、B社長、C社長、D社長の思いを受け取り、社長がありたい姿を目指す上で力になるために「提案すべきことを提案できる人材」になる。

そのために、この一見答えのないような試験に向き合っていることを、皆様ぜひ忘れないで下さい。

そして、私はこの「社長の存在、社長の思い」を意識することが、当試験に臨むうえで非常に重要であると考えました。

 

A社長は事例Ⅰ、B社長は事例Ⅱ、C社長はⅢ、D社長はⅣの社長です。

そして社長の想いを意識することは試験対策的に言い換えると「題意に忠実に&与件ファースト」を意識するということ。今回も「社長の思い」にスポットを当てつつ各年度の本試験で出題された事例問題を横並びにして事例研究してみたいと思います。

ちなみに事例研究と言っていますが、正確には皆様が過去問や模試を解いた結果を振り返るときに「自分がなぜ間違えたのか?」を掘り下げて考えるためのヒントになれば、ということを考えて投稿しています。過去問の比較など手間や時間を要する部分を私たちがやらせていただくので、皆さんは自分のためになりそうな情報を選んで採用し、「自分なりの事例研究」を進めて下さい。そこには頼んでもいない他人の批評や地頭の良さなんて必要ありません。自分を知り、弱点を補強するための対策を検討し、手順化するだけです。そして残り1カ月弱でその手順を習慣化する。これが私が冒頭に掲げている「合格に十分な実力発揮の準備」です。

ということで事例研究編は事例Ⅳ、事故の話、事例Ⅰに次いで今回は「事例Ⅲ」です。

 

令和元年の事例Ⅲとは?(その①)

 

事例Ⅲの文字コスパは悪い

まず前回記事の振り返りです(全ての画像はクリックで拡大します)。

 

再度、「コスパ」という言葉のイメージが強すぎなので先に申し上げます。
全ての設問に全力で臨んで下さい。

ここで言う「コスパ」は
費用対効果が悪い問題に過分に時間を使い過ぎて、勝負の分かれ目となる問題」に割くべき時間までを消費してはならない
という意味で使っています。

ご覧の通り事例Ⅲの第1問は是非とも着実に6割獲得を狙いたい問題です。
配点が高い割に文字数が少なめなので、骨子を作る際に「1問平均4分」というルールで臨んだとしても、第1問は「4分+1分かけて骨子を作ってもいいから6割以上の得点を狙いに行くべき」と考えました。そして、

・第2問以降は文字コスパが低い(時間をかけ過ぎるリスクが高い)
・切り口を2つ書かせる設問が多い
・事例Ⅲは未来を問う問題が多い

ということも書かせていただきました(一応リンクを貼ります)。

 

令和元年の事例Ⅲは何がいつもと違ったのか?

令和元年は試験会場にいる多くの受験生を震撼させました。

ナニコレ、解決すべき問題点が見つからない!

出題傾向がガラっと変わって対応できなかった、、、試験後に肩を落とした受験生は沢山いました。ですが先日いけちゃんも言及している通り、試験委員から問われていること、出題された論点が変わったわけではなかった。

これは上記の図からも裏付けられます。図から「レイヤー」の列を抜き出してみます。

設問毎の論点(レイヤー)

いつもの構成です。

生産性向上(生産現場)と生産管理の問題が切り分けられたら、生産性向上の設問文左の余白に「生」、生産管理問題の設問文の左に「管」とメモ書きするようにしていました。

ちなみに上図の通り平成29年は設問No.とレイヤーの出題順が入れ替えられました。その上「標的/販促」を問う問題を入れ込むなど、特殊な年であったと言えます。その年は第1問に「管」、第2問に「生」と書き込みました。こういう変化球にも慌てず構えをキープして真っ直ぐセンター方向へ打ち返して下さい。

一方の令和元年はこの構成自体は変わっていませんでした。では何が受験生たちを混乱させたのか?令和元年とそれ以外の違いを「時制」の視点から比較してみます。

 

<事例企業の「現在」の比較>

これまで

令和元年

 

上の「これまで」では真ん中の現在問題にあった「生産現場&管理体制の混乱フェーズ」が下の「令和元年」では左(自制的により古い時期)に追いやられています。その上で「令和元年」の真ん中にある現在問題は「環境変化に対応して生産現場と管理体制、そして工場の在り方までも変える必要があるがどのように解決すべきか?」を問うています。

同じ「現在」を問う問題ですが「✕を〇にする」のがこれまでとすれば、令和元年は「〇を(別のマル)にする」という違いです。

 

〇をにするとは、従来の戦略に最適な形に整備した「既に〇な生産現場と管理体制」ではあるがこのままでは顧客と検討している大規模な業務移管計画に対応することは難しく、また業務移管計画を契機としてC社が新たに立てた成長戦略を実現するために「(別のマル)」な社内体制に変更するべく、生産現場と管理体制の更なる改善を提案する、・・・みたいなケースです。

言い換えると、になりたいC社長にとって〇は今となっては変える必要がある社内体制となります。後工程引き取り方式に対応した生産現場と管理体制にしないとX社業務の大規模移管もその後の野望も果たせないのですから。

今回の第2問、第3問は「新工場の在り方」と「生産管理上どのような検討が必要か」でした。

しかし今後は✕が見当たらない「〇をにする」出題パターンであっても「今後のC社の戦略における現在の生産現場(or 生産管理体制)の問題点と課題を述べよ」という問い方もあり得るのではないかと思います(過去にもあったかもしれません)。

その時には明確な問題点や課題に誘導する✕な記述がないため、C社がどうなろうとしているのか?を正しく認識して〇のどこを変えるべきか?を正確に提案することが重要になりそうです。

今年の出題における「現在」が「✕を〇にする」か「〇をにする」かは分かりませんが、リアルな診断・助言と同様に試験対策的にもどちらであっても対応できるようニュートラルな状態で臨んで下さい。

 

我々は✕を〇にする専門家ではない

実際に診断士が初めて入る企業の事案では「✕を〇にする」ケースの方が多いのかもしれません。相談窓口に来る時点で山積みとなった問題に首までつかり息をするのも難しいといったケース。「先生、助けて下さい!」と。

ただし当然ながら「今回大型案件の引き合いがあってどう対応したらいいか相談したい」という事案、つまり「〇を(別のマル)にする」相談も沢山ある筈で、それに対して「あー、僕(わたし)は✕を〇にする専門なんです」といって断ったら話になりません。

✕を〇も、〇をも、どちらの場合も「どう変えるべきか?」を提案するのは一緒です。

違うのは「〇をにする」場合は「C社が今後どうなりたいか?」を社長インタビュー(筆記試験では与件文と設問文)から正しく認識する必要があること。そのための重要なヒントは「C社の今後の戦略」であり、「社長の思い(社長が思う今後のあるべき姿)」だと私は考えていました。

 

事例Ⅲの特徴

 

改めて事例Ⅲとは

事例Ⅲのお作法はTomatsuのこちらの記事をご覧下さい。
事例Ⅲの効率的な与件文の読み方はぴ。のこちらの記事をご覧下さい。
また先日ぴ。が投稿した以下の記事も事例Ⅲに苦手意識を持つ方の助けになりそうです。
【診断士2次試験】事例Ⅲ~伝わりやすい記述のコツ編~

事例ⅠからⅣのどの事例にも共通して言えることですが、事例ⅢのC社長も「C社を変えたい」「変えなくては生き残れない」と考えているから中小企業診断士に「診断と助言」を相談します。

上述の通りC社長がC社を変えたい理由は「社長の思い」として与件文や設問文に必ず書かれており、設問全体を貫く、C社にとって重要な方針を示します。

あとで詳しく書きますが、「主要顧客への依存度を下げたい」「付加価値を高めて生き残りたい」「下請けから脱却したい」など様々であり、どれも中小企業の社長がリアルに抱えていそうなものばかりです。

実際に与件文を見てみます。

 

各年度の与件文を並べて比較する

年度ごとに見てもわからないこともあると思うので今回も並べて比較します。

事例Ⅲの与件文にはこれ見よがしに書かれた「見出し」があり、これがヒントになることが多いです。

たとえば生産性向上や生産管理の設問のヒントは「生産概要」から見出せることが多いですし、特に「自動車部品加工の受託生産計画」という見出しがあればそこから生産管理の設問の主たる要因が抜き出せることが多いです。

今回はそんな「見出し」をピンクの吹き出しで強調しました。

また四角い枠は次の意味です。

・オレンジ(ぬりつぶし)・・・ 社長の思い
・青いラインの枠線   ・・・ 強みや機会
・赤いラインの枠線   ・・・ 弱みや脅威

まだトライしていない方もいらっしゃるかもしれないので、青い枠線と赤い枠線は直近2年間だけ記入しました。もしその2年もこれからだから見たくない場合は飛ばして下さい。

 

<与件文の俯瞰比較>

 

まず平成30年度をご覧下さい。弱みや脅威を意味する赤い枠線に囲まれた文章の分量がより多く見えますが、例年これぐらいの量の弱みや脅威の記述がありました。企業概要には比較的「脅威」が多く、生産概要には「弱み」が多く書かれるのがよくある構図です。

平成30年度はそれ以外の特徴が多くて

・与件文が4ページもある
・図書館で見知らぬ人が解いているのを見て「あ、平成30の事例Ⅲ」と分かるほど(実話)存在感のあるマン・マシンチャート
・図表が2つもありかなりしっかりと図解させる設問構成
・インサート成形技術を第1問に書くとNGという時制問題
・「社長の思い」の記述箇所が圧倒的に少なく最終段落のみ

という点に混乱した受験生も多かったように思います。

これに対して令和元年の特徴は

・赤い枠線に囲まれた脅威や弱みが圧倒的に少ない
・機会と強みはいつも並みかいつもより多め(X社の支援)
・3つ目の見出しが新規事業に関する「受託生産の生産計画」であり与件文全体に占める割合が多い(対応を求めている?)
・「受託生産の生産計画」の中に「社長の思い」がかなりの文字数を占める形で集約されている

というように、平成30年に続いて受験生を混乱させるものでした。

私は特に最後の「社長の思いが最終段落の1つ前に凝縮されている」に戸惑いました。

上の図ではオレンジ色の枠が「社長の思い」が書かれた箇所です。社長の思いは「企業概要の最終段落付近」「生産概要の最終段落付近」にあることが多く「社長の思い」に導かれるように読み進めることで何となく全体の方向性がイメージできるものですが、平成30年と令和元年はそれがなかったので最後まで不安に思いながら読み進めるほかありませんでした。私は平成29年に得意だった事例Ⅲがその後は年を経るごとに苦手になりましたが、これが原因だったのかもしれません。

また社長の思いが与件文の最終段落に書かれていることが多いのは事例Ⅲにも共通している「定番の特徴」ですが、令和元年度はその量が圧倒的に多く、どこまで使っていいのか迷ったほどでした。

 

事例Ⅲの「C社長の思い」とは何か?

事例Ⅲにおける「社長の思い」は、与件文中だけでなく設問文、特に第4問の設問文中に書かれていることがあります。

例えば平成26年度の過去問は、与件文と第1問から第3問までの設問文を読んで「X社の商売を太くして共に成長していくんだろうな」と思っていたら第4問で「X社の商売を太くしながらX社以外の得意先も太くしていきたい、助言せよ」と書いてあって「したたかっ!」と驚きました。目の前のチャンスに全力で向かうだけでなく一石二鳥も狙っていく。これについては、実際にお会いする社長も「今こんなこと企んでいてさ、どう思う?」と楽しそうに企み事を話して下さったりするしたたかさがあり、社長の責任の重さに思いを巡らすとともに、そういう意味でもリアルでよく出来た試験だなと思います。

ここでは上記の与件文と設問文(主に第4問最終問題)から「社長の思い」を抜き出して並べてみました。

 

<社長の野望一覧>

「目前の課題」は第2問か第3問で生産面、生産管理面の問題点や課題を解決して実現します。

そして第4問は「社長の真に果たしたい野望を実現するために助言する場」であり、そのためのテクニックとして第4問は「第1問で解答した強みを活用するか弱みを補強して未来に向けた助言をする」ことが重要です。

各年度の第4問を並べて見てみます。

 

【令和元年度】(配点20点)
新工場が稼働した後の C 社の戦略について、120 字以内で述べよ。

【平成30年度】(配点20点)
わが国中小製造業の経営が厳しさを増す中で、C 社が立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について、中小企業診断士として 120 字以内で助言せよ。

【平成29年度】(配点30点)
C 社社長は、今後大きな設備投資や人員増をせずに、高付加価値な CNC 木工加工機事業を進めたいと思っている。これを実現するためには、製品やサービスについてどのような方策が考えられるか、140 字以内で述べよ。

【平成28年度】(配点30点)
C 社社長は、経営体質の強化を目指し、今後カット野菜の新事業による収益拡大を狙っている。またその内容は、顧客からの新たな取引の要望、および C 社の生産管理レベルや経営資源などを勘案して計画しようとしている。この計画について、中小企業診断士としてどのような新事業を提案するか、その理由、その事業を成功に導くために必要な社内対応策とともに 160 字以内で述べよ。

【平成27年度】(配点20点)
海外製品との競争が厳しい時代のなかで、今後も C 社は国内生産を維持する考えである。そのために C 社が強化すべき点は何か、その理由とともに 140 字以内で述べよ。

 

上記の青文字は、上の図<社長の野望一覧>に書いた社長の思いを設問文から見出したパターンです。設問文の制約条件も解答を導くヒントにもなる点にご注意下さい。

青文字以外は<社長の野望一覧>に書いた社長の思いを与件文から見出しました。上記の5年間では与件文から見出すパターンの方が多いですね。

与件文から「社長の真に果たしたい野望」を見出すにはそのための意識づけが必要です。

たとえば平成29年度ですが、「賃加工業者の常務が異業種交流会で仕入れたヒントを元にCNC木工加工機の開発を思い付いた開発してみたらできた営業のノウハウがない木工機械の展示会に出展したら意外と好評だったホームページでPRを開始社内の生産現場と管理体制の改善が必要になった」と、私はただ物語的に読んでしまいましたが、「経営を継いだ社長の息子が下請け業であり経営が不安定な賃加工業からの脱却を図るために、初の自社開発製品を製造・販売するべく試行錯誤する事例」と捉えると、各設問の解答に「大外しのリスクを伴うブレ幅」を生まずに済む効果が期待できます。

私は2度目の2次試験に失敗したあとにこのことに気付きました。

 

「社長の思いに従う」の意

事例Ⅰは

・第1問や第2問でA社の戦略の変遷を確認
・第3問や第4問で組織構造や人的資源管理の施策を提案

という設問構成を取ることが多いため前々回の事例Ⅰの記事では「組織は戦略に従う」とかけて「組織・人事事例は社長の思いに従う」というタイトルで投稿しました。「前半→後半」という構造です。

これに対し事例Ⅲは

・第1問でC社の強みと弱みの確認
・第2問と第3問で目前の課題を解決するための生産現場と管理体制の改善
・第4問で社長の思い(真に果たしたい野望)を実現するための戦略・施策の提案

という構成であることが多く、第1問で認識した企業戦略、事業戦略上の強みや弱みを第2、3、4問で回収していくという意味では事例Ⅰと同様に「第1問→後半」という矢印ではあるのですが、私はそれに加えて「第4問で社長の思い(今後の戦略)を確認→他の設問(第1~第3問)のブレ幅が大きすぎないか?の確認を行う」という矢印も考えるようにしていました。

設問を解く順番は第1問から2、3、4問の順でしたが、たとえば設問解釈→与件文を読んだ中で社長の想いを見いだせたら設問文上の余白に大きくメモしたり、骨子を作り解答を記入する前に社長の思いとブレ幅のチェックを行ってはいかがでしょうか。

なお、ここまで書いてきた「社長の思いに従う」は試験対策チックに書けば「題意に忠実に!」ということに他なりません。題意は与件文と設問文から見出す「出題の意図」です。

そして試験対策上「題意に忠実に」と並んで重要なのが「多面的に書く」です。これに関して、先日とても参考になる記事が投稿されました。

2次試験:多面的解答の切り口について by 3ch

骨子を作成する時だけでなく、与件文を読むときも頭の中は「題意に忠実に」「多面的に書く」。この2つを常に意識して80分間事例企業に没頭していただけたらどんな傾向変化にも対応できるのではないかと思います。

 

令和元年の事例Ⅲとは?(その②)

 

令和元年の事例Ⅲに似ている過去事例

出題傾向が変化したと言われる令和元年の事例Ⅲですが、実は設問の論点(題意)は例年と大きく変わりがなく、事例企業の事業変遷における「現在」のステータスが例年と違ったということは冒頭に書きました。

またモデルとなる事例企業も過去に似たような事例が存在します。平成26年度、2014年の事例企業である「超精密小型部品メーカー」です。

以下で比較してみました。
上段は事例企業の特徴で、ピンク部分は平成26年度にあって令和元年度になかった「現状の問題点」です。
下段は設問文を対比しています。黄色部分は互いに類似した設問がないもの。裏を返せばそれ以外は類似した設問が存在するためそれを表外右側にメモしました。

 

<令和元年 vs 平成26年 徹底比較>

 

黄色部分について、平成26年度は「✕を〇にする問題」であったのに対し、令和元年は「〇をにする問題」という違いであることは先述の通りです。また令和元年の「量産加工のための新工場の在り方」は独特な問い方でしたが「C社長は今後どう変えたいと考えているか?」を書かせる問題です。

それ以外は、ともに大手得意先X社からの大規模な業務移管計画を目前にして社内の整理を進めている最中であり、X社依存の脱却を画策しており、事業拡大を積極的に行おうとしているなど、生産技術や生産品に違いはあれどかなり類似点が多いです。

言いたいことの1つは、本試験で設問文と与件文を読んで一瞬「ナニコレ?」と思っても出題者が突飛な対応を要求していると思うべきでないこと。その事例問題も過去問を探れば似た事例が見つかるかもしれません。設問順の入替えや文言の変化はあるかもしれませんが、毎年出題者が要求することの根っこは変わらないと思った方が安定するし、上記の2事例の比較を見ても恐らくその通りなのではないでしょうか。

もう1つは、やはり過去問と向き合うことが重要であるということ。過去問5年を3周も4周もやり尽くして初見問題を解きたい!となったら、過去問の年度を遡ってみてもよいかもしれません。それにより本試験会場で他の受験生が「ナニコレ?」となっている時に「ハイハイハイ(にやり)」となるかもしれません。ただしそれを目的にせず副産物ぐらいに考えることが大事です。過去問を遡ることはあくまでご自身の学習進度によるため全員におススメするものではなく、ご自身が立てた本試験までの学習計画を貫いて下さい。その上で、残り1カ月は過去問からの学びをより増やして下さい。「解いた事例の数」や「遡った年数」が重要なのではなく、1事例ごとに解いて振り返り学びを得ることが非常に重要です。そして学びを得た内容はぜひノートに一元化して、事例問題を解く前に毎回読み返して下さい。

また直近10年間ぐらいの過去問で「今後も手が回りそうにないな」という年度については、例えば隙間時間にさっと流し読みしてみるだけでもいいと思います。その時は「設問文(問題文)を読む→設問ごとのレイヤーと題意を想像する→与件文(事例文)を読む→社長の真の野望を想像するという4工程でお読みいただくことを強くおススメします。

読むだけのトレーニングであっても、あくまでも「対策を手順化して身に着ける」ことにより「合格に十分な実力発揮の準備」とすることが重要です。

 

万が一社長の思いが見つからない時

本番の試験会場は、これぞ国家試験の会場といった独特な張り詰めた空気に包まれます。また直近2年間は社長の思いが最終段落にしか書かれていませんでした。そんな中、緊張状態で万が一どうしても社長の思いが見つからないとき、その時は社長の思いを見つけることにこだわりすぎずに各設問で問われていることに向き合って対応して下さい。しっかり設問と与件文に向き合えれば、社長の想いを見出すのと同等に近い効果が得られるはず。

完璧を目指し過ぎず、いつもの手順が通用しないなら適時意思決定して手順を切り替えて、なんとか答案のマス目を埋めきって来て下さい。この試験は時間との勝負です。前回も書きましたが逆ザヤ沼問題化して決してはまり過ぎぬよう、Tomatsuが先週に投稿した次の記事も参考にして下さい。
今こそ考えたい2次試験の心得(完璧は目指さないという意識)

 

まとめ

①令和元年事例Ⅲは言われているほど特殊ではない
・設問毎のレイヤーはいつも通りで変わらず
・事例のパターンも平成26年度とそっくり
・特殊だったのは「現在」のステータス

②中小企業診断士は✕を〇にする専門家ではない
・〇をにする問題にも備える
・社長は〇のどこを変えたいのか?を正しく認識することが重要
は「社長の思い」から見出す
・先入観なくニュートラルな意識で臨み臨機応変に対応する

③事例Ⅲの「社長の思い」も重要なヒント
・社長の思いの記述箇所がH30、R1年は1カ所集約型に
・それ以前は「C社の概要」の最終段落、「生産概要」の最終段落付近に「社長の思い」の記述あり
・社長の思いに目を向けることで各設問の解答に「大外しのリスクを伴うブレ幅」を生まずに済む効果
・社長の思いに従う=与件ファースト&題意に忠実に!
・第4問だけでなく第1~3問も社長の思いから大外ししていないか注意する

④事例Ⅲで問われること、解答することは大きく変わらない
・一瞬ナニコレと思ってもいつも通り対応できるはず
・やはり過去事例こそが最良な教材
・過去問は解くだけでなく振り返り学ぶことが重要(社長の思いと設問の関係など)

⑤社長の真の野望(5年間のおさらい)

青文字が社長の野望です。今年もこの中のどれかと同じ思いが出題されるかもしれません。

社長の野望を実現するために各設問では何を変え、どこを強化すべきか?
そして診断士としてC社にどんな施策を提案すべきなのか?

残り1カ月間を切った今、事例Ⅲでそうした視点を試してみてはいかがでしょうか。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
✅ 対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

 

いよいよ9月が終わり、10月に入ります。決戦の時が近づいてきました。
この試験は最後まで振り落とされず耐えきった人が合格します。
本番までは仕事、家族、天候など色々なことが起こるかもしれませんが、少ししか勉強できない日があってもいいので、毎日勉強を継続することをおススメします。
ここで振り落とされては本当にもったいないので走り切って下さい。

試験前のこのモヤモヤをスカッと晴らすまであと少しです!
べりーでした。


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いつもアクセスありがとうございます。さいちゃんです。

試験まで1か月を切りました。ゴールまであともう少しです。残りの期間後悔のないように走りきりましょう!
一方で、様々な理由で二次試験を回避された方もいらっしゃると思います。今年は二次試験の特例もありますし、機会を最大限活かして自身が選択された道を突き進んでくださいね。

 

今回は事例Ⅳの心得について、さいちゃん流にポイントをまとめます。すでにべりーやぴ。による記事があり一部重複もありますが、大切なことは冗長性を持って記憶・実践していただきたいという想いで書いています。(べりーの記事①べりーの記事②ぴ。の記事

事例Ⅳのなぜ

前回に続いて、事例Ⅳについて沸き立っていた疑念を挙げます。

 

なぜ手書きで計算する必要があるの?
なぜ経営分析が毎年出題されているの?
なぜ診断士試験の財務の問題は年々易化していると言われているの?

 

一つ一つのさいちゃんなりの答えを書いていきましょう。

手書き計算に関しては、もちろん試験のデジタル化が難しい側面もあるかもしれませんが、原理原則を覚えていないと現場で手足のように使えないため、手書きでの計算にこだわっているのだと考えます。もし、PCで表計算ソフトを使って回答する場合は、原理原則を知らなくてもテクニック論で解けてしまう可能性があります。実務的には、社長にインタビューしながら、その場で電卓をたたいて計算する場合もあり、PCがない環境での現場対応もあり得るので、ツールに頼らない本質的な理解が必要でしょう。

経営分析は、診断実務の基本になる印象です。実務補習では、社長にインタビューする前に一連の財務諸表を入手することができましたが、財務諸表をしっかり作っていない会社もあるため、一部インタビューで補完しながら財務の状況を把握します。社長の言葉を手掛かりに、「こんな財務データありますか」と情報をもらいながらあたりをつけて現状分析していきます。社長は問題点を認識しているとは限りませんので客観的に問題点を洗い出していきます。最終的に与件文のような現状分析と財務データが出来上がります。そこで初めて経営分析が可能になり、現状分析結果と財務データを行ったり来たりしながら事例企業の輪郭を明確にしていきます。診断は経営分析から始まるといっても過言ではありません。

年々易化しているかはよくわかりませんが、基本的な事柄が重要であることを感じます。
例えば、実際の中小企業には、CVP分析はもとより費用の固変分解をやっていない、そもそも用語も知らない場合もあります。そんな企業には分析に必要なデータの作り方を指導したり、データを継続して記録する仕組みづくりを行って、有用性を啓蒙しながら身につけてもらう必要があります。

診断士の試験は簿記や会計士の試験ではないので、自分自身で財務諸表を作り上げるような計算力が求められているわけではありませんが、診断先に説明できるレベルの財務会計知識が必要で、場合によっては簡単な解説資料を作ったり、自分で実践してやり方を教える必要があるでしょう。「何のために、どうやって計算するのかを誰かに説明できるレベルでしっかりと身に着けてほしい」、ということが診断士協会のメッセージなのかもしれません。

 

経営分析を逃さない

経営分析の大切さはよくわかってるけど、点数が伸びない方はいませんでしょうか。去年の私がその状態を抜け出すためにやったことは、よく出る指標や表現の暗記をしました。

私が作っていた経営分析のまとめ表を紹介します。

↑クリックして拡大してください

私は経営分析を18年分、模試や答練含めて27回分の模範解答をこの表に埋めて、表現や着眼点を暗記しました。著作権の関係で記入済みのものはお見せすることができませんが、こちらの表をベースにご自身でこれまで解いた&今後解いた問題の模範解答を埋めていって、自分だけの経営分析暗記シートを作ってください。

キャッシュフローを忘れない

キャッシュフローの考え方を定着させるためには、問題を繰り返し解くことが最善でしょう。

なかなか定着しない方は、キャッシュフローの歌でむりやり体に覚えさせたうえで、問題を解いてみてください。テキストを見ずに自分の知識だけで問題が解ければ、一つ壁を越えたことになります。中身の理解ができない場合は、道場右上の検索窓にキャッシュフローと打ち込むと様々な解説記事が出てきますので、こちらもご参考に。

 

基本に戻ることを恐れない

CVP、原価計算、取り換え投資、本当に理解していますか?過去問の解答を覚えただけで理解した気になってませんか?

そんな方は簿記二級の工業簿記や基本問題集に戻って原理原則を復習し、診断先に説明できるレベルで身に着けてください。

事例Ⅳは他の科目に比べ、解釈の余地が少なく持っている実力がそのまま出やすい科目といえます。基本問題集は何度繰り返したでしょうか?過去問を解いて粉砕されても、合格者が解けていた問題は復習していますか?

去年の私は、過去問がこんなに難しいのに、基本問題なんか解いていて大丈夫なのだろうか、という焦燥感を持っていましたが、まずは基本を100%取れることを目指しました。私の方針は、経営分析とCVP、原価計算に加え、キャッシュフロー計算とNPVの1問目は確実に点数を稼ぎ、その他の計算問題は解けそうなら解いて、記述問題はポイントを抑えた部分点狙いでした。

「基本ができてないかな」と不安に思っている方は、ぜひ基本に立ち返る勇気を持ってください。まだ時間はあります。

記述問題への意識づけ

記述問題は他の事例と似ていますが、与件ファーストが基本です。与件をベースに財務の視点で、飛躍を少なく、一次知識の基本に則って考えます。

実際の診断士活動には、与件や設問を作る能力が必要です、設問が示されているならば素直に解答するまでです。

 

まとめにかえて

今年はどんなD社に出会えるでしょうか。どんな問題が出てもひるまずに、設問の制約を守り経営分析と基本の論点を確実に押さえましょう。本試験でゃ最後の事例なので、体力が削られへろへろの状態になると思いますが、D社は診断士のあなたの力を必要としています。診断士として求められる役割をしっかり果たして、D社の成長への道をひらいてきてください。

以上、さいちゃんでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

4連休の勉強の進捗状況はいかがですか?今年は2次試験までこれが最後の連休ですね。
私も昨年のこのあたりから勉強を加速させました。今のままでは絶対に受からない、これまでこれだけ時間とお金をかけてきて受からないともったいない。来年同じだけ勉強できる機会があるとは限らないですからね。是非連休後半も悔いの残らないように時間を使いましょう。

さて、本日は、一年前を振り返り、与件の読み方や設問解釈の精度が、ダメダメだった以前に比べてたら少し上がってきた(ような気がした)ときの気付きについて、記事にしたいと思います。

それは、「多面的解答」についてです。

1.多面的解答-大事だとわかってても出来ない

特に初学者の方、過去問・模試の事例数を解いた後、それなりに解答を書けたつもりでいても、現実は中々点数が伸びない、模範解答と比較すると全然ズレている、、そんな状況で苦しんでいませんか。

日本語表現力や論理展開の次元の課題もありますが、私の場合、そもそも多面性をもった与件の読み込み、記述ができていない、といったことがありました。

「強み」を問われる設問でも与件文でこれだ!と思った例えば長年蓄積された生産技術力についてのみ飛びついて記載し、そこそこ書けたつもりで予備校の模範解答を読むと、例えば地域密着の営業力について記載が漏れているといったことが何度もありました。「生産技術面」で強みがあれば、もう一方「営業面」はどうなのか。中小企業診断士として、もう一面に即座に回り込ん多面的視点で即座に与件企業を把握・分析する、という観点が、言葉でわかっていても実践できていない。限られた時間でアウトプットできていない。そんな自分の解答レベルがもどかしく、相当しんどい思いを持っていました。(当時は時間をものすごく掛けたらできるかもしれない、と思っていましたが、それは自分への言い訳で多分時間を掛けても大してできてなかったはず。)

ここが私が診断士試験で苦しいと思った点の一つです。私は高度情報処理技術者試験をいくつか経験してきましたが、基本的に記述内容は具体的で一意に特定される。(論文はまた別です。)試験といえばそうした問題・解答に慣れていたので、逆に診断士は一層苦しく感じました。「診断士脳」に切り替えないとダメだなと思い立ちました。

2.抜け出した(と後から振り返って思える)方法

そのような状況を抜け出した方法をご紹介します。といっても、スマートな手法や凄いノウハウで切り抜けたわけではありません。

道場BlogやStudyPlusの投稿等を参考に以下の通りの泥臭い手順を試行錯誤しながら、焦りもがきながら掴んだ(気がする)感じです。これが効率的な方法で、万人受けするとは全く思っていませんが、もともとそんなに素養があるわけではない私が診断士脳になって「多面的解答」ができるようになるために、試行した1つの参考事例としてお読みいただけると幸いです。

(実際にやった内容)

①設問文と模範解答を写経。
ただ、単純に写経ではなく、一文の言い回しを覚えるように写経しながら覚える。全体をそのまま。

②模範解答がどのような面で切っているか、切り口を記載。
「設備(ハード)面」「ノウハウ(ソフト)面」とか、「組織構造」「組織文化」とか。模範解答を読みながら切り口のセット(基本は対)をノートに記載します。ちなみに2次試験対策では、書く力をつけるため、ひたすら手書きでノートにアウトプットすることを意識していました。(Excelなどで綺麗な資料を作ることは一切していません)
※自分のノートをベースに具体的な切り口集を最後に記載していますので、参考にしてください。

③切り口に対応する模範解答を転記
抽出した言い回しで、自分が納得する言い回しをそれぞれの切り口に応じて追記。これにより、切り口に具体性を持たせるためです。ここでは自分の思いついたベスト解答ではなく、あくまで自分が持ってない(すっと解答を書けない)解答を取得するという観点から、予備校の模範解答としました。ここを自分の力で考え抜いて書くというのがベストなのかも知れませんが、私の文書力がその域に達していなかったので、とにかく慣れることを重視して模範解答を切り出していました。

④スキマ時間で思い出してメモ書き
これが私にとって結構重要でした。最初翌日にやってみたら、全然できないことに気づきました。つまり、ノートに書いたものの上っ面だけで自分自身に十分浸透していない。そのため、②・③に戻ってもう一回清書しながら覚える。あと、重要なポイントは暗記ツールReminDOをつかってある程度暗記ルーチンに回すことで補強しました。知らないパターンは最初は暗記しないと始まらないので、1次試験で使い慣れた暗記ツールを活用してスキマ時間に思い出すようにしていました。

⑤「抽象化ブロックシート」との紐づけ
たんなる多面的な切り口については、英語の試験のように単純な対義語を覚えるような感覚ではなく、いわゆる1次知識との紐づけ(経営学的根拠)が重要だと考え、「抽象化ブロックシート」の該当ページを見て必要な1次知識と紐づけをしてみました。抽象化ブロックシートはReminDOに登録していたため、そこに追記する形で気づきを入力し、切り口に加えて関連知識も合わせて振り返るようにしておりました。
過去問を進めていきながら⑤の繰り返しの中で、抽象化ブロックシートが過去問で問われた論点を的確に整理されていて、そのすばらしさを実感するに至ります。(正確には試験が終わってから振り返ってみてですが・・遅い。。)

⑥ファイナルペーパー化
結果的に上記の成果物が自分にとっての2次の”ファイナルペーパー”となりました。最初からそこまで意識していませんでしたが、本番の各事例の直前に読み返し、とにかく多面的解答を強く意識して書く」と念じ、本番に臨みました。

振り返って評価すると①の写経が効率的だったのかという疑問はあります。私にとっては、書いて覚えることが合ってたので模範解答のような語句や言い回しが引き出しから出せるようになるための唯一の手段と考えてました。混乱期には自己満足に近かったかも知れません。ただ、非効率でも少しでも前に進める感触があったので精神安定にはなっていたと思います。

手書きに慣れていなかった私としては、1次終了から2次までの短期間で、ひたすら手書きで書くという行為を繰り返すことで、字を書くスピードを上げる、20字1行の字数感覚を身につける、という点で”筋トレ”として有効であったと考えます。実際、これだけ書いたから初見問題でも解答用紙埋めることくらいはできるだろう、という(今思えばよくわからない)自信につながったのは良かったですね。手法が合う・合わないは人によって違うのでご参考まで。

 

3.外部の力を借りて検証・ブラッシュアップ

(1)予備校、模試

上記の学習を続けていましたが、AASのオプション講座、模試で試してみるということを行いました。AASのオプション講座の場合、新作事例をその場で解いて当日採点・解説なので気づきを得る点で有効だったと思います。模試はどうしても採点結果がわかるまでのタイムラグがありますからね。模試はあくまで参考程度と位置付けてました。実際先輩方から2次模試の採点は本番とは関係ない、当てにならないと聞いていたので、あまり気にしていませんでした。

(2)勉強会

9月中旬頃からはWeb勉強会(ココスタ)の門戸を叩きました。正直焦っていたのと、他の方の多面的思考を盗みつつ、自分は恥ずかしい思いをして他人から突っ込んでもらおう、と思ったところもあります。
自分の解答は全然自信がなかったのですが、大きくズレていてない部分もありつつ、設問にフィットしていない切り口も見つかり、プラスもマイナスも多くの気づきを得て、モチベーションは高まりましたね。
当時は必死でしたが、今振り返ると他の方へその場で口頭で意見を言うというプロセスにおいて、ものすごく(診断士的)思考を頑張ってしようとしていることに気づきました。勉強会では確かに自分の解答をさらして多面的な意見をもらう、気づきを得ることの効果が高いと思っているのですが、それ以上に他人の解答を分析し、コメントを考えるプロセスが重要と感じます。自分と同じ受験生を目の前に、人前で恥ずかしいアホなコメントはできないというプライドが自分に程よい緊張感を与え、無理やりでも深い思考を促進し、結果多面的思考がブラッシュされた気がします。
私の時は今思えば参加者のレベルが高かったので、片面からしか論じていない人はいないので、もっと違う次元での議論でしたが、(自分も出来ていないことは棚に上げて)「ほかに切り口がないのか」という観点で考える、という点で鍛えられたと思います。中身はともかくも、リアルなディスカッションでこのスピードが上がったように思えます。勉強会でもこうした観点のみを集中的にトレーニングするディスカッションがあっても良いかもしれません。

 

4.普段から意識して定着させる

普段からこの思考プロセスを徹底して定着させいないとダメだと思い、仕事でも多面的思考を心掛けるように強く意識しました。今までしていなかったわけではないですが、常にもう一つの視点がないか、立ち止まって考える癖を付けました。「営業」と「開発」、「自部門」と「他部門」、「自社」と「顧客」、「自社」と「競合他社」。改めて並べたところで、当たり前といえば当たり前なんですが、意外と社内の議論は目先の損得重視で近視眼的になっていることが多く、「もう一つの切り口」に気づけていない。なるべくそういった観点を短い時間で取り入れるように意識しました。

 

5.切り口集

では具体的にどういう内容のものを作ったかを記載します。実際のノートそのものには模試や予備校、各種書籍の模範解答をそのまま転記しているため著作権等を考慮しそのままは公開できません。「切り口」については実際に使ったものと、いくつか追加しましたのでご参考になればと思います。

(1)作成例(上記2.②、③のプロセス)

実際に自分の再現答案を「模範解答」と見立てて、どのように切り口集を作成していたかを以下に記します。

例)

<参考にする回答>
理由は、①葉たばこ生産者の後継者不足や高齢化が急速に進み、市場が縮小して売上が低下したため、②補修用部品の在庫管理が不十分で計数管理が行われていないため、費用が増大したから、である。
(収益悪化の要因)
「売上(低下)」・・葉たばこ生産者の後継者不足や高齢化が急速に進み、市場が縮小
「費用(増大)」・・補修用部品の在庫管理が不十分で計数管理が行われていない

といった感じで模範解答を切り出し、2つの切り口のセットを整理しながら覚えます。

(2)切り口集(ご参考まで)

相反する観点のものと、並列の別観点のものと混在しています。実際の模範解答ではこうした切り口で解答している、という着眼点を理解することがポイントです。

(切り口)
「外部」と「内部」
「生産面」と「営業面」
「組織面」と「人事面」
「組織構造」と「組織文化」
「能力開発」と「モラール向上」
「既存事業」と「新規事業」
「研究開発力」と「営業力」
「衛生要因」と「動機付け要因」
「顧客」と「競合」
「短期(成果、効果)」と「長期(成果、効果)」
「機会」と「脅威」
「自社」と「協力者」
「自社」と「顧客」
「事業構造」と「事業展開」
「良い影響」と「悪い影響」
「有形」と「無形」
「商品」と「サービス」
「商品」と「プロモーション」
「プロモーション戦略」と「販売戦略」
「特注品」と「一般品」
「不特定多数」と「地域密着」
「新規顧客」と「既存顧客」
「直接」と「間接」
「客数」と「客単価」
「規模」と「効率」
「ロイヤルティ」と「顧客関係性」
「売上拡大」と「社会貢献」
「人的販売」と「口コミ」
「立地」と「経営資源」
「生産技術」と「営業」
「計画」と「統制」
「製品面」と「サービス面」
「情報発信」と「情報収集・受信」
「作業工程」と「作業員配置」
「進捗管理」と「余力管理」
「生産計画」と「在庫管理」

この辺りを意識して使いこなせ流ようになってくると、事例を解くのが(少しだけ)面白く感じてきます。

私は、特に最後の方の戦略助言の設問などが最初の頃さっぱり出来ずでしたが、多面的な切り口を意識して解答を構成できるようになってくると、それなりに書けるようになって来ました。今回の記事をヒントに自分の中で多面的思考を意識して頂ければ、グッと合格に近づけると思います。

以上、3chでした。


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おはようございます。さとまるです。ちょうど季節も涼しくなり、秋めいてきた今日この頃。この週末は4連休、まとまった勉強時間を確保できる方も多いのではないでしょうか。お仕事などで連休が取れなかった方も、これから1ヶ月、どこかで時間を確保できると良いですね。

さて今日は、試験本番を意識したOPTION B、つまり「次善の選択肢」の考え方と具体例をお届けしたいと思います。あと1ヶ月後の試験本番。練習通りに与件文をサクサク読めて、設問文の意図もバッチリわかる、解答の作成もスラスラ終わって余裕で合格!という方は少なく、想定外の出来事が起こって焦る方が多いもの。実際私も、こんなに一日で気持ちがアップダウンした経験は久しぶり!と振り返って思いました。

ただ、どんな想定外が起こりそうか事前に用意しておけば、多少の出来事には動揺しないはずです。全ての想定外を準備するのは不可能ですが、こんなこともありえるよ、というわけで、実際試験本番で体験した想定外の出来事と、考えられる次善の選択肢について書いてみたいと思います。

想定外①自分の時計と実際の試験時間がズレる

忘れもしない、事例Ⅰの試験時間のことです。試験当日は、設問文を読んで解答の型を書くのに10分、与件文で10分と、自分としては、なかなかいいペースで試験を進めていました。ただ、骨子作りのフェーズでどうしても問4の解答がわからず、迷っているまま残り40分を切ってしまいました。問4は残っているものの、他の問題を道連れにして解答できない事態は避けたかったため、40分を切ったところで解答に着手することに。

しかし、問題用紙に解答を書き始めると、抜けている視点や盛り込むべきキーワードなどに気づき始め、気づけば終了10分前に。この時点で考えた割に問4が真っ白でしたが、残り10分あると考えて急いで書き始めたものの、6割書いたところで無情にも試験が終了しました。

試験の開始時刻は自分の時計とぴったり合っていたはずなのに、終わりは試験官の時計の方が早く終わるの??と思っても、時すでに遅しです。試験当日はあまり配点まで意識していませんでしたが、事例Ⅰは5問あったので、20点落としたかなと絶望的な気持ちになりました。なお結果は50点で、やっぱり一番得点は低かったです。試験後、試験官同士で時計を指差しながら何事か話していたので、厳しい視線を送っておきました。意味のないことだと思いつつも。

ただ、この時思ったのは、80分まるまる時間があると思わない方が良いということ。どんなに素晴らしい解答が頭にあっても、解答用紙にかけなければ考えていないのと同じです。事例Ⅱ以降は、70〜75分で一旦解答を仕上げるようにし、残りの5分はおまけや見直しの時間と捉えて時間を調整するように切り替えました。

想定外②みんなが解ける問題=最初に解く問題ではないことに気づく

これは事例Ⅱの問1、SWOT分析の問題で感じたことです。SWOT分析は、ふぞろいな合格答案などを見ると、例年みんなが解ける問題、差がつきにくい問題に分類されていることが多く、本番当日も、解答用紙が配られ、SWOT分析の解答欄がうっすら見えた時点で「最初にサクッと」解答するつもりでいました。

ところが実際は、サクッとどころか、どうしてもWが見つからず、かなりの時間をロスしてしまいました。Wが見つからなかった原因としては、与件文中に散らばっている解答候補のキーワードの選択で迷い、さらに、B社との連携先が自分の中ですぐに決まらず、問1のSWOT分析の結果と問2・問3との繋がりが見えなかったことが挙げられます。

それまで解いた過去問では、SWOT分析の部分をサクッと解いてしまっても、後の設問との整合性がついてしまっていたので、設問を解く順番を深く考えていなかったのだと思います。本番では、連携先の特性が極端に異なる点が気になり(地元密着orブランド店など)、指摘しておくべきSWOT分析のポイントが連携先によって結構変わるかも?と思い、悩んでしまったんですね。

そして、みんなが解ける問題だから、最初に解けるだろう、いや解いてしまうべきだと思い込みも時間のロスにつながりました。これは完全な思い込みで、他の合格者と話した際、特に事例ⅡのようにSWOTに書けそうな内容がたくさんある場合は、他の設問の解答との整合性を考えて、あえてSWOT分析を最後に解答するという方も多数いました。逆に、そんなにSWOT分析で点数の差はつかないのだから、深く考えずに解答してしまうべきという考えの方もいましたが。

そんなわけで、一般に言われる、現在や過去の事実をまとめるだけの解答でも、上記の理由で解答に悩む場合もありえるので、設問を解く順番は柔軟に考えて。悩んだ設問について、迷いが生じた部分を簡単にメモしたら、解きやすい設問が他にないかさっさと次に移りましょう。思考のメモを残すことで、また悩んだ設問に戻ってきたときに、ゼロから考えたり、前に考えていたことを思い出す時間を節約することができます。

想定外③骨子を書く時間すらない場合がある

骨子を作成する時間については、型を作った上で、なるべく文字ではなく記号を使って作成する(解答で使用する与件文のキーワードに①、②のようにナンバリングし、型に①、②を当てはめて作成)ことで、できるだけ時間の短縮を図っていました。しかし、試験当日はやはり時間がない。特に私自身は試験会場の雰囲気に慣れるまで時間がかかり、事例Ⅰは時間切れという結果に終わりました。

解答は頭の中にあったのに、解答欄を埋められず、点数が入らないという事態はどうしても避けたい。そんなわけで、骨子作成もそこそこに解答を書き始めた設問もいくつかありました。

そこで意識したのは、まず結論を先に書いてしまうことです。例えば、事例Ⅲの問4はこんな感じで書きました。

戦略はx社向け自動車部品以外の量産の機械加工の販路開拓を進める。①営業体制強化し、産業機械や建設機械の顧客ニーズを把握し製品開発に繋げる。②設計から金属熱処理までの一貫生産体制を活かし、量産型の設計や金属熱処理技術を取得し差別化する。

結論を最初に書いてしまうことで、自分の中の解答の方向性が明確になり、その後に続く具体例が書きやすくなります。また、解答の方向性が明確になることで、試験官にとっては解答の趣旨が分かりやすくなるというメリットも。そして、「枝葉末節は別にして、幹の部分、大事な部分はわかってますよ」というささやかなアピールにもなるかなという期待も少しありました。

想定外【番外編】本番4日前に子供の骨折が判明

これは、試験が始まる4日前の話です。2歳になる私の子供が、右腕を動かせるものの、なんだか数日前から痛そうにしていたので、念のため病院に連れていき、また医師からも「念のため…」と言われてレントゲンを撮ったところ、骨折していることが判明しました。文字通り、頭が真っ白に。

夜中の病院の待合室で「早く気づいてあげられなかったのは勉強のせいかな」「夫に任せっきりだったのかも」「でもここまで来たら勉強したい」などといろんな思いが頭をぐるぐると回ったことを昨日のことのように思い出します。当然ながら、かなり動揺しました。最後の最後に一踏ん張りしたいところで、大ピンチ。

ただ、今だから言えることかもしれませんが、勉強時間がその分減ったことで、結果的にそこまで試験に支障はなかったです。それは、2次試験に必要な文章力や財務の知識は、すぐ身につくものでもないし、すぐに忘れるものでもないからだったのだろうと思います。そのため、試験本番の直前に急な出張や、子供の病気など、想定外の出来事が生じて勉強に時間を割けなくても、そこまで焦る必要はないと思います。

もちろん、2次試験の直前に休暇を取って勉強し、2次試験モードのまま試験に突入できるのがベストではありますが、、想定外の出来事に心を乱されるよりは、それまでやってきた自分を信じて試験に臨むことの方がずっと大事。もっと言えば、直前に勉強時間がないと焦るよりは、今のうちに焦って、勉強を進めておくべきだろうと思います。まだ1ヶ月あるのですから、挽回するには十分です。

覚悟していても伏兵のように現れる想定外の出来事。出逢ってしまったら、事実を受け止めつつも「やっぱりきた!今、試されている!」「合格後に語るネタができた!」くらいの気持ちで受け流せると良いですね。

しかし、読者の皆様も、ご家族も、くれぐれも健康第一で過ごせますように。願っております。

以上、さとまるでした。


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おはようございます!おべんと君🍱です。
自己紹介はこちら。前回までの投稿記事はこちら

今日から本試験までの投稿は「実録失敗談」をお送りします。

「2次試験こうすべし!」という投稿は他のメンバーに託して、私の記事は「2次試験これはするな!」という反面教師としてご活用ください。

 

早速ですが、今日は「過去問に引っ張られるな!」と題して、過去問を中心にアウトプットしてきたがために失敗してしまった内容です。

2次試験の合格に欠かせない過去問は日々一発合格道場記事をお読みの方は、ほぼ100%の方が日々取り組まれているかと思います。

なので、逆に言えば100%の方がこの失敗にはまる可能性があります。

そんなことにはなって欲しくない!ので是非私の失敗をお読みいただき、合格につなげてください!

 

<本題>
これは予備校に通学して満を持して臨んだ2回目の2次筆記での失敗です。

私の中では事例Ⅱはつかみどころがない事例で、苦手でした。そのため、過去問を念入りに繰り返し解いて何とか本質を理解しようとしていました。

平成30年度の事例Ⅱは、老舗日本旅館を題材にしていました。私が完全に頭が真っ白になった問題はこれです。

第2問(配点25 点)
B社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。そこで、B社のホームページや旅行サイトにB社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。B社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100字以内で述べよ。

メインターゲット層までは抜き出せたのですが、好意的な反応をどうやって獲得するか?全く出てこなくなってしまいました。

事例Ⅱは与件にある情報量がほかの事例よりも多いので整理ができていなかった、というのも大きな理由なのですが、

最も大きな理由は、、、過去問に引っ張られました。

どういうことかというと、事例Ⅱで温泉旅館が出題されたのはこの年が初めてではありません

平成20年度も老舗の温泉旅館が出題されていました。平成20年度の温泉旅館は、宿泊客へのきめ細かい対応評価されているという旅館でした。

つまり「きめ細かい対応=高評価」です。

そして、ここで頭の中でありえない変換が起こります。

「きめ細かい反応=高評価→→→好意的な反応→顧客満足向上

今思えば、どう考えてもありえない変換です。この記事を書いていて恥ずかしくなってきました・・・

冷静にこの時の私の頭の中を解説すると、
_与件読んでもよく分からないなぁ。どうしよう・・・
_平成20年度の温泉旅館の記憶が湧いてくる
_③あの時の温泉旅館は「きめ細かい対応」で評価を得ていたな
_④与件を再度読む、、、やっぱりよく分かんないな
__→というかこの時点で思考が停止していたはず
_もう分かんないから、過去問の答えを書いちゃうか(汗

という感じだったと思います。

「きめ細かい対応」なんて言葉は、与件のどこにも書いていません。すなわち、この旅館がきめ細かい対応をしているかなんて全く分かりません。

根拠が全くないということになります。

この年の事例Ⅱはかなりグダグダで、結局53点という結果でした。

 

<原因>
「過去問でも同じようなことを問われたから、今回もそれを書いても少しは点になるだろう」という甘い考え木端微塵にされました(当たり前)。

この失敗は「過去問の答えを書いてしまった」ことが直接的な原因なのですが、本質的な原因は、

与件に沿っていないことを書いた」という一言に尽きます。

仮に過去問と同じ解答を書いたとしても、与件にも同じことが書いてあれば得点が入ったかもしれません。

与件から必要な情報が抜き出せなかったために、過去問に似た事例があったのをいいことに、この年の事例企業に合っているか根拠が与件に全く書いていないのに、安易に過去問の解答を書いてしまったことが最大の失敗です。

 

<対応策>
では実際の本試験でこんな状態になった場合、どうするべきか?

①それでも与件から探して書く
1次知識から書く

結局これしかありません。
私のように「過去問で同じような解答があったから」という安易な考えは止めましょう。残念ながら与件に根拠がなければダメです。私の前回の投稿に当てはめると、B→C評価へ一直線です。

悩んでもこの①、②を抜き出せるように、道場メンバーの記事をお読みいただき日々学習してください。

過去問に引っ張られる内容としては、他にも

「○○年の過去問の問われ方が同じだな」「○○年の過去問と同じようなパターンの解答が書けそうだな」と感じたときです。このような軽度であれば、それが本当に事例企業に当てはまるのか? 何度も自問自答すれば事例企業のところに戻れるかもしれません。

ですが「○○年の過去問の問われ方が同じだからこの解答に違いない」「○○年の過去問と同じようなパターンの解答が書けそうだからこの解答に違いない」と思ってしまうと、ほぼ100%事例企業には戻れません。ただの思い込みです。

過去問をやればやるほどパターンが見えてきて、色々分かってきます色々見えてきます。そしてさらに突き進むと思い込みが強くなります。私は2次試験3回受けているので、正にそうでした。でもそれだと合格が遠のきます。

 

もし本試験で、過去問のことを思い出しすぎてしまったときは、
私の失敗談を「逆ベストプラクティス」として
思い出していただき、失点を防いでください!

この投稿が皆様のお役に立てば幸いです。
以上、おべんと君でした。


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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

今回は、7月に実施していたふぞろいさんとのコラボ企画「ふぞろい13で採点してみた」の続きです。
事例Ⅰ・Ⅱだけやって、事例Ⅲをやらないのはもったいない気がしたので(笑)、このタイミングで投下させていただきます。

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

昨年度の事例Ⅲで出題傾向が変わった?と思ってらっしゃる方

ふぞろい13で採点してみた

これまで同様、まだ一度もこの事例問題に取りかかっていない方は、ぜひご自分で解いてみてから、ご覧くださいね。
初見」で解いた際に「考えたこと」「答案」を分析対象としていただきたいからです。

この事例、私は開示得点49点(評価C)というイマイチな結果となりました。
今回は一発合格道場11代目メンバーの再現答案をS~Cまで比較してみたいと思います。

S : CK 【ふぞろい評価】69点/100点 【実際の得点】77点/100点
ご存知、「一発合格道場」11代目のCK。タキプロ(関西)でも活躍しています。
(他の事例も含むCKの再現答案はコチラ
A:おべんと君  【ふぞろい評価】58点/100点 【実際の得点】68点/100点

見かけによらず(失礼)チャーミングな人。セミナーでは徳光さんばりの名司会です。
(他の事例も含むおべんと君の再現答案はコチラ
B:べりー 【ふぞろい評価】61点/100点 【実際の得点】59点/100点
ぴ。と同じく女性と勘違いされやすい人。一発合格道場で熱のこもった記事を量産中。
(他の事例も含むべりーの再現答案はコチラ
C : いけちゃん 【ふぞろい評価】42点/100点 【実際の得点】49点/100点
「今年の俺はちょっと違うぜ!」と意気込むも、苦戦して試験時間中に冷や汗をかいた人。

ふぞろい流採点基準に従って、なるべく厳しめに採点してみました。

第1問(配点20点)

設問文

C社の事業変遷を理解した上で、C社の強みを80 字以内で述べよ。

出題の趣旨
金属熱処理業として創業し事業拡大を図ってきたC社のこれまでの事業変遷を把握して、C社の強みを分析する能力を問う問題である。

S:CK 【ふぞろい流採点結果】14点/20点
特殊な技術の蓄積[3]設備投資負担が重く[1]各社外注する傾向が強い熱処理加工を自社で持ち[2]設計[2]や機械加工[3]も内製化することで前工程含めた要望に対応できる[3]点。

A :おべんと君 【ふぞろい流採点結果】10点/20点
強みは①創業当初から熱処理専業企業[2]として他社の金属部品を受け入れて蓄積した特殊な技術力[3]、②依頼に応じて設立した設計部門[2]と機械加工部門[3]による生産体制で受注を増加させたこと。

B:べりー 【ふぞろい流採点結果】14点/20点
強みは①設計部門[2]機械加工部門[3]の新設による機械加工から熱処理加工迄の一貫生産体制[3]技能士や熟練作業員[4]による品質保持体制[2]、③X社からの熱処理・機械加工移管の引合い。

C:いけちゃん 【ふぞろい流採点結果】5点/20点
強みは①金属材料の素材や形状による温度管理等の特殊な技術を有する事[3]②多品種少量の受注ロット生産に対応可能な汎用機械加工機とその加工品質が維持[2]されている事である。

【考察】
CK、おべんと君、べりーは、金属熱処理業としてのC社の強みを網羅的に説明出来ていますね。
対して、私はカネの匂いがしない解答になっています。
つまり、その強みによって競合とどう差別化し、営業しているのかが見えてこない浅い解答だということです。

また、致命的だったのは、前工程の新設による受注増加を表現していないことです。
思えば、この第1問での整理の失敗が、全体としてしょっぱい答案になった要因でした。
第1問をしっかり解けることが、6割に届く必要条件なのでしょう。

第2問(配点20点)

設問文

自動車部品メーカーX社からの機械加工の受託生産に応じる場合、C社における生産面での効果とリスクを100字以内で述べよ。

出題の趣旨
X社からの新規受託生産に応じる場合のC社の生産面における効果とリスクについて、分析する能力を問う問題である。

S:CK 【ふぞろい流採点結果】11点/20点
効果は、機械加工の生産量が約2倍[3]となり売上増加と部品調達コストの低減で収益向上。リスクは、①生産量増大で仕掛品の増加、②人や物の移動の困難化[4]、③X社依存度が高くなり[4]経営不安定化することである。

A :おべんと君 【ふぞろい流採点結果】10点/20点
効果は①稼働率向上[5]によるコスト削減、②新しい自動車部品の加工によるノウハウの蓄積[6-1]。リスクは①社内原価よりも安い価格で加工を要請されるリスク、②10種類の部品在庫管理

B:べりー 【ふぞろい流採点結果】7点/20点
リスクは①X社の熱処理部品全ての機械加工の受託で初めての本格的量産機械加工のため生産ラインが混乱[4]②混乱による納期遅延[3]③新たな工作機械の導入や機械加工能力を2倍にする資金不足や④既存取引先との関係悪化等。

C:いけちゃん 【ふぞろい流採点結果】12点/20点
効果は、設備投資負担に見合う受託量の拡大によって規模の経済性が働く[3]と共に、量産機械加工のノウハウを蓄積[6]できる事。リスクは、機械加工部門の工程能力を超える受託によって納期遅延[3]が生じうる事である。

【考察】
おべんと君の解答は、時間切れで書ききれなかったそうです。
それでも、効果面をしっかり押さえており、事故にはならなかったのではないかと考えられます。
(参照:11代目おべんと君「本番で途中までしか書けなかった・・・でも諦めるのはまだ早い!【中小企業診断士2次】」)

べりーの解答は、リスクしか挙げていない点や後半が生産面の話ではない点がもったいないですが、管理方式の併存による生産現場の混乱という現実的な問題を指摘できています。

第3問(配点40点)

設問文

X社から求められている新規受託生産の実現に向けたC社の対応について、以下の設問に答えよ。
(設問1)C社社長の新工場計画についての方針に基づいて、生産性を高める量産加工のための新工場の在り方について120字以内で述べよ。
(設問2)X社とC社間で外注かんばんを使った後工程引取方式の構築と運用を進めるために、これまで受注ロット生産体制であったC社では生産管理上どのような検討が必要なのか、140字以内で述べよ。

出題の趣旨
(設問1)C社社長の方針に基づいた新規受託生産のための新工場の在り方について、助言する能力を問う問題である。
(設問2)X社とC社間で後工程引取方式の構築と運用を進めるために、C社で必要な生産管理上の検討内容について、助言する能力を問う問題である。

設問1

S:CK 【ふぞろい流1採点結果】14点/20点
新工場は、①X社向け部品の専用ライン化せず[1]、②作業員個別保有のノウハウをマニュアル化[3]し共有し多能工化[2]し、作業の標準化と標準時間[4-3]を設け生産性を高めて[3]、③最終工程を熱処理への運搬しやすい位置にする[1]等、物の流れ、人の流れに合わせたレイアウト[3]にする。

A :おべんと君 【ふぞろい流採点結果】14点/20点
在り方は①技能士資格を持つベテラン作業者等が作業の標準化、マニュアル化[4]を行い、②それに沿ってOJTで作業方法の教育[3-1]を行い、③作業容易性を高めた設計[3]、④SLPを活用した工程レイアウト設計[2]などを行う、等で生産性を高める[3]こと。

B:べりー 【ふぞろい流採点結果】13点/20点
新工場は、自働化等のICT[4]も活用した最先端工場として少人数による効率的オペレーションを実現[3]する。具体的には①有資格者や熟練技術者によらず標準化、マニュアル化[4]した加工品質体制②SLP[2]や5S徹底で生産性を高め③TPMで更なる品質体制強化を図る。

C:いけちゃん 【ふぞろい流採点結果】8点/20点
新工場は①作業者のスキルに頼らず作業標準化[4]による多台持ち化[2]・品質維持を可能とし②作業設計、工程レイアウト設計の工程計画に基づくSLP[2]で効率性重視の設備・作業者配置とし③作業方法のOJT[3-3]によって練度の高い作業者を中心に省人化を目指す。

設問2

S:CK 【ふぞろい流採点結果】15点/20点
後工程引取方式と従来の生産方法が併存するため、機械加工工程、熱処理工程を統合した組織的な生産管理[5]が必要。具体的には①機械工程・熱処理工程間を後工程引取方式[2]にする、②外注かんばんに合わせた生産指示[2-2]、③納品内示に基づく発注[4]で在庫の適正化を行い、④進度、余力、現品を統制[4]していく。

A :おべんと君 【ふぞろい流採点結果】12点/20点
構築面では①機械加工部と熱処理部間の連携強化の体制、②その他の部品を区分した進捗管理の体制を構築[4]すること。運用面では①機械加工部と熱処理部を同期化した生産計画[5]月次、週次[3]で作成し、専任者を設置しそれに沿った進捗管理で統制する。②その他の部品についても進捗管理で統制する。

B:べりー 【ふぞろい流採点結果】17点/20点
必要なのはリーン生産体制構築の検討である。具体的には①機械加工部と熱処理部を横断する全体生産計画の立案[5]統制[4]②週次の生産計画を納品3日前に届くX社の外注かんばんに合わせて日次化[2]③日程計画が確定する都度発注している材料の調達をかんばんに合わせて[4]リアルタイム化[2]するための仕入先との連携。

C:いけちゃん 【ふぞろい流採点結果】6点/20点
検討課題は、X社自動車部品の機械加工工程および自動車部品専用の熱処理工程に限定して、①3ヵ月前の納品予定内示やその見直しを納期優先の月次の日程計画に連携・運用する事②材料調達にあたって発注・納品契約を見直し[4]、材料在庫水準の適正化を図る事で、後工程引取方式に対応[2]する事である。

【考察】
第3問に共通して指摘できることは、事例Ⅲで学ぶべきことは変わっていないということです。
生産管理について、計画面と統制面で適切に助言できる知識の下地を求められています
出題のされ方を少し捻られたくらいで、途端に混乱してしまった私は、鍛錬が足りなかったということでしょう。

(設問1)
「社長の方針」が与件文に記載されているのに、この上どのくらい掘り下げろということなのか、試験当日は相当悩みました。
人材面やレイアウトについては、ほとんどの受験生が言及できた一方、設備面では出題趣旨に迫れなかった方が多かったようです。
事後、TACの解答速報会において、設備面で「マシニングセンタの導入」を言い当てさせる趣旨だったと説明を受けた時は、衝撃を受けました。
運営管理のテキストを開いてみると、確かにこのシーンで適切に機能する設備だったわけです。
試験委員は、一次知識の応用を求めていたのだと実感できた瞬間です。

(設問2)
明確に問題点が見出しにくい中で、目指すべき方向性とのギャップを自分から洗い出す必要がありました。
CKの答案が切り口的な観点からも、非常にきれいなことが見て取れると思います。

第4問(配点20点)

設問文

新工場が稼働した後のC社の戦略について、120字以内で述べよ。

出題の趣旨
新工場が稼働し、X社からの新規受託生産が開始された後のC社の戦略について、助言する能力を問う問題である。

S:CK 【ふぞろい流採点結果】15点/20点
戦略は、熱処理の技術力[3]と、増設した生産能力を活用し、X社自動車部品以外の機械加工顧客を開拓[4]する。その為に①営業担当を設け営業力を強化[4]し、②かんばん方式で小ロット対応し、③設計部門強化し多品種化に対応[2]して、事業の高付加価値化[2]を図る。

A :おべんと君 【ふぞろい流採点結果】12点/20点
戦略は①機械加工・熱処理加工が可能な生産体制[2]を強みとして、②営業体制を強化[4]して、③商談会等で新規顧客開拓を行い、④稼働率の向上[2]売上増加[2]で新工場の投資回収を行い、他社と差別化[2]すること。

B:べりー 【ふぞろい流採点結果】10点/20点
C社は①X社からの受託ノウハウを活用して工業会の商談会に参加しX社以外の自動車メーカーに営業をかけ[2]②短納期を可能とする生産体制と本格的量産機械加工能力[4]を活用し自動車部品以外のメーカーにも拡販し、経営資源のフル稼働による売上拡大[4]図る。

C:いけちゃん 【ふぞろい流採点結果】11点/20点
戦略は、熱処理・機械工程における特殊技術[3]を活かして受託量拡大[4]を図るべく、X社向け自動車部品以外の本格的量産機械加工にも対応しうる[2]工程能力を磨き、装置産業の色彩が強い金属熱処理の受注に留まらない、さらなる高付加価値化[2]で成長を図る。

【考察】
事例Ⅲで販売・営業面を考える意味、皆さんはどう捉えてらっしゃいますか?
先日、実務補習で製造業を診断した際に、あらためて感じたことは、「生産効率を追求する」だけでは生産性の向上に結び付かないということです。
最終目標は、生産効率を上げることではなく、収益性を向上すること(損益を改善すること)なんです。
この辺、『ザ・ゴール』を読んで、理解した気になっていたのですが、実感出来ていなかったと悔いが残りました
そして、経営資源が限定されている中小企業が成長するためには、何をすべきなのか
「ふぞろい13」の特別企画「損益で考える事例Ⅲ」はマジで必読です。

C社でしばしば営業組織が存在しないのは、販売・営業面に目を向けさせるヒントなのかもしれません。
最近の記事ですが、以下の記事が大変参考になりますので、ぜひご参照ください。
(参照:11代目ぴ。「【診断士2次試験】事例Ⅲ~効率的な与件文の読み方編~」)

令和元年度の事例Ⅲについては、タキプロ関西のつよぽんさんの記事もぜひ読んでみてください。
CK同様、開示77点の再現答案が紹介されています(第3問設問1で「マシニングセンタ導入」に言及しています!)。

(参照:つよぽん「【再現答案あり】事例Ⅲ解法(実践編)~34点から77点まで引き上げた方法~ byつよぽん」)

今後の事例Ⅲ(いけちゃん私見)

令和元年度の事例Ⅲは、強みを活かして成長を目指していくストーリーでした。

中小製造業は、リードタイムの縮小(短納期化)を顧客から強く求められています
ただ、短納期対応だけで生き残ることは難しいでしょう。
中小企業白書でも、再三指摘されているとおり、「高付加価値化」を実現できる生産体制の構築が生き残りのカギになります。

中小企業政策に関するKPIとして、「(中小企業より規模の大きい)中堅企業に年400社以上が成長する」という目標が盛り込まれると報道される中(日本経済新聞2020年7月21日付「「中小企業減」容認へ、成長戦略で転換 新陳代謝促す」)、生産性を高めていくステージにある企業が積極的に取り上げられることになるのではないでしょうか。

試験委員が「学んできてほしい」と思っていることは根本の部分では変わりようがないのだと思います。
ですが、今後の事例Ⅲの出題のされ方という点では、従来のC社のように問題点を指摘しやすいケースは少なくなっていくような予感がしています。
あくまで私見ですので、お聞き流しいただければと思います。

今日のまとめ

① 基本的に学ぶべきことは変わらない
② C社が目指すべき方向性を強く意識させる事例が増える予感(いけちゃん私見)

以上、いけちゃんでした!

それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

前回までの記事はこちら

 

 

9月も半ばを過ぎ、ようやく日中出歩いても大丈夫かな? くらいの気候になってきましたね。

夏の疲れが出やすい時期です。

まだまだ残暑も油断できません。

とはいえ二次試験の4事例を一日戦い抜く体力作りは、着実に進めていかなくてはなりません。

そろそろ試験本番までのピーキングも意識しながら、健康第一で過ごして参りましょう。

 

 

 

さて、先日の道場オンライン合宿にご参加頂いた皆様、丸一日の勉強会にお付き合い頂き、本当にありがとうございました!

当日の様子は、3chがこちらの記事にがっつりまとめてくれています。

本日は勉強会に参加できなかった方のために、実はこれが初めての勉強会体験だった私が、どんな刺激や気付きを得たのかを綴ってみたいと思います。

「これから勉強会に参加してみたい」という読者の方を想定して、勉強会のおおまかな流れと併せて紹介していきます。

未経験者向けに細かく書いていきますので、「知ってるよ」という箇所は適宜読み飛ばして下さいね。

なお、各種勉強会の紹介についてはいけちゃんの記事も必読です。

 

 

①勉強会の事前準備

1.過去問を解く

勉強会はディスカッションが中心なので、過去問を解き答案を作成するところまでは、各自で事前に済ませておきます。

勉強会で扱う年度や事例は事前に決めておきます。

今回の道場合宿では、運営側から事前に令和元年度の事例を扱う旨、お伝えさせて頂きました。

設問については、5問全て取り上げられないことも多いかと思います。

その場合は、皆がさらっと解ける問題よりも、多少意見が分かれそうな問題を取り上げた方が、実り多い勉強会になると思います。

自分以外の考えや着眼点を聞いて、切り口を増やすのがディスカッションの目的の一つですからね!

参加者同士で話し合ってもいいですし、ふぞろいの難易度等を参考にする手もあります。

 

 

2.答案提出

当日zoomで共有しやすい形に編集しておくため、事前に答案を主催者やリーダーに提出します。

できのいい答案を人に見せたい気持ちもありますが、できれば80分で解いたありのままの答案を差し出す方が良いと思います。

その方が指摘された点を忘れにくいので、結果的にその後の勉強がはかどる可能性大です。

 

 

3.自分が答案作成にあたり考えたことを整理する

ここからは勉強会当日のイメトレです。

勉強会では、自分が解答作成にあたり辿った思考のプロセスを、他の参加者に説明することになります。

特に初めて参加する方は、「自分はこんな風に考えました」という説明ができるように、80分間を振り返って発表する内容を軽く整理しておくと良いと思います。

 

なお、この時点では過去問自体の答え合わせも済んでいることと思いますので、「人から指摘されるまでもなく、ここがまずかった」というポイントも浮き彫りになっています。

それはそれとして、書き留めておけばOKです。

当日は、それ以外の点もフィードバックを受けることと思いますので、ドキドキしながら当日を待ちます。

 

②勉強会当日

事前に集めた参加者の答案を、ディスカッションするグループ(3~4人)ごとにまとめて一覧にしておきます。

この答案をzoomで共有し、まずは他の人の解答を読み込みます。

 

↓こんな感じです。11代目の再現答案をもとに作成。

お題は令和元年度 事例Ⅰの第1問。

(図はクリックで拡大します)

まずは一人ずつ、自分の答案を読み上げ、この解答に至ったプロセスや根拠を説明します。

「まず、設問に『最大の理由』とあったので、最大の理由を一つ述べ、その背景を複数書くように意識しました。具体的には、第四段落の『二重苦』が使えると思ったので、これを中心に第四、第五段落から二重苦の説明になりそうな箇所を抜き出してみました」

みたいな感じです。

 

理路整然と隙無く話せれば良いのですが、実際はそんな人ばかりではありません。

「ここは●段落目の内容を使ったのですが、あとから考えたらその次の段落まで含めてもよかったと思います」

「正直、因果が分かりづらいのは自覚してるんですが、時間がなくてこれが限界でした」

という感想戦(?)もありです。

というか私自身はそればっかりでした。

他の人の答案が素晴らしいと、つい「私のはダメダメなので、次の方」と言いたくなりますが、勉強会の学びはみんなのものです。

どこに自分の課題があったのかを明文化し、口に出すことで少なからず他の参加者にも気付きがあるはず。

自分への戒めも含めて、積極的に発言するのが吉です。

 

(蛇足ですが、他の参加者の中には、答案としては書けているけれど、意識せずなんとなく書けてしまった人もいます。

良くいえば勘がいい、が、悪くいえば偶然できただけなので再現性があるか微妙です。

自分が偶然できていた場合は、涼しい顔で聞きながら、手元で猛然とメモをとりましょう。)

 

一通り答案の説明が終わったら、いよいよディスカッションです。

先日の道場合宿では、ファシリテーターの仕切りで、他の人の答案の①良いと思った点、真似したい点と②疑問点、ここは違うのでは?と思う点を一つずつ述べていく形式をとりました。

 

↓あくまで一例ですが、こんな感じで進んでいきます。

 

ファシリテーター(以下、ファシリ)「それではまず、いけちゃん、かーなの解答について、①良いと思った点と②指摘事項を一つずつお願いします。」

いけちゃん「良い点は、与件文の単語をなるべくそのまま使って書いている点だと思います。一方、若干A社の周辺のことに偏りすぎているので、もう少しスコープを広くして市場環境についても入れても良いのかな、と思いました。」

ファシリ「かーな、いかがでしょうか」

かーな「確かにそうですね。というか、私以外はみんな、多かれ少なかれ市場のことを書けているんですね。全然思い至りませんでした。確かにその方がバランスの良い解答になりそうです」

ファシリ「それでは次に、おべんと君、かーなの解答について①②のコメントお願いします」

(以下、一周するまで続く。)

 

 

特に②では、自分の泣き所を的確に突かれることもあり、一種の爽快感と、悔しさをバネに湧き上がってくるモチベーションを感じることができます(個人差は、あります)。

また、質問や指摘に答えていく中で、自分になかった視点や切り口、もっと言うと知らなかった知識にも触れることができ、今後やるべきことが明確になっていきます。

 

 

ここで、せっかくなので(?)先日の道場合宿で私が受けたフィードバックをご紹介します。

合格後にこんな機会に恵まれるとは思ってもみなかったぜ。

 

お題は令和元年度 事例Ⅲの第2問です。

【設問文】

自動車部品メーカーX社からの機械加工の受託生産に応じる場合、C社における生産面での効果とリスクを100字以内で述べよ。

 

【かーな解答】

効果は①少品種多量生産による効率化とコスト削減②X社かの受注案件のノウハウ蓄積で、リスクはX社優先になると他の顧客の案件でQCDが乱れ、信頼を失う恐れがある事。

 

ファシリ「それでは、かーなの解答について、忌憚なき意見をお願いします」

Aさん「まず、他の3人の解答と比べてご自身でまとめた部分が多いというか…あまり与件文の表現は使わなかった感じですかね」

私「言われてみれば…自分では与件文に忠実派だと思っていたんですが、全然そうなってないですね。正直、半分くらいは本業の知識で考えてしまってますね。」

Bさん「リスクの『QCDが乱れ』という表現は、ご自身でもイマイチだとおっしゃってましたが、前半の『効率化』と『C(コスト)が乱れる』は矛盾している気がするのですが?」

私「……矛盾しています。おっしゃる通りでございます。ここは納期と品質の話だけの方がよかったですね」

Cさん「ちなみに、少品種多量生産というのは、与件文に書いてありましたっけ?

私「えっと……ない……ですね。一応、今までは多品種少量生産とは書いてあって、X社の仕事では10種類になるので、少品種多量生産になるのかなと思って書きました。ですがおっしゃる通り、与件文のどこにも10種類=少品種とは書いていないですね。これも本業の感覚で「少品種多量生産」と断定してしまいました。与件文にある『量産機械加工』という言葉で十分意味が通じるので、素直にこちらを使う方がよかったと思います……」

妖怪シドロモドロ、参上。

こちらは妖怪おとろし。

 

たしか当日、ファシリ役だった3chが私のやらかしを「本業の逆機能」と表現していました。

本業で経験のあるトピックが試験に出た際、ついつい与件文より自己の経験を優先した解答を書いてしまう現象を指しています。

これは出題者の想定する模範解答に合致すれば良いのですが、外すと与件文という根拠がないため、大量失点のリスクがあります。恐ろしいですね。

「本業、マーケターだけど事例Ⅱイマイチだった…」ということが普通にある、診断士試験ならではの現象でしょうか。

初めて聞いた言葉でしたが、言いえて妙だと思いました。

 

 

私がこの回で気付いたことは、大きく以下3点です。

① 自分では「与件文に忠実な受験生」だと思っていたが、全然そんなことなかった。

言い換える必要のない表現をわざわざ言い換えているし、なんなら「この問題はもらったな」と自分で思っている設問ほど言い換えが多いという、本当に危ないタイプ。

 

② ①と関連するが、特に事例Ⅲでは「本業の逆機能」にまんまと捕まっていた。本業に似ている業種こそ、現実世界と切り離して考えることが大切。

 

③ 100字の中で(!)矛盾する内容を書いていた。「一貫性が大事」とか言いながら、文章の前半と後半の一貫性を点検するクセが十分についていなかった。

 

 

こんな感じで、ぐうの音も出ない指摘を多々頂き、目の覚める思いでした。

特に独学は視野がせまくなりがちなので、人からのフィードバックは本当に有難いものです。

そもそも、私が曲がりなりにもストレート合格できたのは、普段仕事を通じて上司や同僚に資料をフィードバックしてもらっていたからだと思います。

 

 

今回、勉強会に参加してフィードバックの有難さを再認識しました。

皆様、率直なご意見をありがとうございました。

 

なお、賢明な皆様はお気付きかと思いますが、勉強会で他の人の解答を指摘する時は、「相手をコテンパ(死語?)にすること」を目的にするのではありません。

「よりよい解答を作るために、皆で意見を出し合うこと」が目的です。

ぜひぜひ、建設的にまいりましょう。

 

 

 

 

③勉強会後

自分の反省点、他の人の解答やプロセスで取り入れたいところを、改めて整理してアクションプランに落とし込みます。

私は過去問を解くたびに気付きや改善点をノートに書いていたので、そこにコメントを追加するイメージですね。

「勉強会に使った時間とエネルギーは、必ず点数として刈り取ってやる」くらいの意気込みで、余すところなく書いていきましょう。

 

 

 

本日は以上です!

最後までお付き合い頂きありがとうございました!

ではでは、引き続き一緒に勉強がんばりましょう~^^

 


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合格に十分な実力発揮の準備!

✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

おはようございます。べりーです(私の過去記事はこちら)。

今日も一発合格道場をご覧いただきありがとうございます。

先日「一発合格道場オンライン合宿」を実施しました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

その中で読者の方から素朴な質問を受けて「確かに。。」と思ったことがありました。この内容は早めにお伝えした方が良いと考えましたので、今回記事に書くことにしました。

ということで今回は、2次試験に合格するために必要な「読む」と「書く」のうち、「書く」に関する内容が中心の投稿です。

今回は直接いただいた質問に答える内容であるのと9月中にお伝えしたい!という思いからかなり力を入れてしまいもの凄く長文なので、気分転換に少しずつお読みいただく感じでどうぞ!

 

試験冒頭には名を名乗れ!

 

2次試験に必要な「書く」能力

たとえば実務補習などで初めて診断先企業の社長を訪問する際はやはり下記を意識します。

①冒頭でご挨拶しながら名乗る(大げさですが笑、当然ですね)
②「社長の思い(与件文と設問文)」に耳を傾ける
③社長の事前説明(与件文)から因果の因(診断・提案要素)を拾う
④診断や提案は上記③の「因」を組み入れて伝わりやすく説明する
⑤解答フレームを使って説得力向上、検討時間短縮、分析・提案の質の安定を図る
⑥社長の相談内容(設問文)の制約条件と意図(題意)は外さない
予定時間(今回の訪問は80分間)を厳守する
⑧社長への診断報告・助言は正確に伝わるよう配慮する

 

上で「やはり意識する」と書いた理由は、それが「私たちが2次試験対策として叩き込まれた思考法だから」です。

中小企業診断士試験は皆様が経済産業大臣認定のコンサルタントたりえる適正と資質を有しているかをはかるための試験ですが、上記の①~⑧を実行する力があるかを問われます。また、診断士仲間と組んで診断・提案を検討する際もこの「共通の思考法」があるためコミュニケーションが円滑となります。

その2次試験。形式は「筆記試験」ですので次のように姿を変えます。

①受験番号の記入
②前回の記事をご覧下さい(組織・人事事例は社長の思いに従え
③~⑥は解答骨子の作成
⑦解答プロセスの策定とプロセスごとの時間管理
⑧キーワードを詰め込み過ぎて文章として破綻しないよう気を付ける

⑨配点と難易度に合わせた対応

 

上記②は「読む作業」ですが、②以外の①~⑧は「書く作業」です。
付け足した⑨は筆記試験対策として当然無視できない点ですね。

今回の記事では①③④⑤⑥⑦⑧、そして⑨について書きます。

まずは試験に合格して「将来の活躍の舞台」に躍り出ることが目的です。

今回の記事が初学者にとって経験の差を一気に埋めて一発逆転の階段を駆け上がるために、経験者にとっては痛恨のミスを防ぎ差を維持したまま合格を手にするために、少しでも役に立つ記事なればいいなと願います。

 

「受験番号は試験開始前に書かないの?」

という質問を受けました。聞くと「なるほど」と思いました。
今年は1次試験の合格者が多いので今もそうした疑問を抱えている方も多いのかもしれません。

1次試験は、試験管が開始前に「それでは解答用紙を表にして下さい」と告げて受験番号と名前をマークさせ、正しくマークしたかを確認するよう促し、再び解答用紙を裏にして試験開始を待ちます。

これに対し、2次試験は「試験開始まで問題用紙と解答用紙には触れないで下さい」と言われて試験開始を待ちます。いくら問題・解答用紙に目を凝らしてもせいぜい解答用紙のマス目の分量を量れる程度。
ちなみに令和元年の事例Ⅱ 第1問の解答欄は「ん?文字数少な目の解答欄が4つ。去年の第1問は3CだったけどさてはSWOT・・・?」という想像ができましたが、通常は「うわ、140字の枠があるじゃん涙」が分かる程度です。

そして「試験を開始して下さい」の掛け声に合わせて受験生が一斉に紙をめくり、受験番号を記入します。
つまり「受験番号記入は80分間の中で行う」ということです。
普段、自宅やカフェや図書館にて80分間を測って事例問題を解く際もぜひ「まずは受験番号を記入する」というプロセスを省略しないで下さい。

なお解答用紙に書くのは受験番号だけです。終わったあとに「あれ?氏名書いたっけ?」という人がいますが、全員受験番号しか書いていません。

ちなみに試験開始前に、試験官は注意事項説明の中で「試験開始後に受験番号を記入して下さい」と言います。また終了5分前の掛け声の時にも、確か「終了5分前です。これからは退出できません。もう一度受験番号を確認して下さい。」と告げてくれたと思います。

その上で「書いていない」のですから、どの試験官も受験番号未記入のミスには周りが引くほど冷徹です。

受験生「すみません、ごめんなさい!書かせて下さい!」
試験官「絶対にダメです、説明したでしょ!認めると不公平になるから!」

よく聞く話ですが実際に見たことがあります。

・・・というお話をオンライン合宿でしたとき、質問者は「なぜ必ず最初に受験番号を書け!と言われるのかやっと理解した」と仰っていました。

80分必死に解いてしっかり書けたのに、他の科目は平均60点を超えたのに、受験番号の記入漏れはD判定。一発退場です。これは絶対に避けたい筈です。

私は終了5分前のアナウンス時に受験番号をチェックすることをルーティン化していました。どんな作業中であっても手を止めてチェックするというルールです。

 

正解のないマイ・ベスト・骨子

 

道場は「解答骨子推し」だけどマストなの?

解答の骨子、コッシ、kosshiです。解答の骨組み、なんて言われます。
骨子を作成する目的は、「解答用紙に書く前の情報整理」と「作文の設計」です。

注意すべき点は冒頭に書いた下記です。

③社長の事前説明(与件文)から因果の因(診断・提案要素)を拾う
④診断や提案は上記③の「因」を組み入れて伝わりやすく説明する
⑤解答フレームを使って説得力向上、検討時間短縮、分析・提案の質の安定を図る
⑥社長の相談内容(設問文)の制約条件と意図(題意)は外さない

上記⑤の「解答フレーム」は「ターゲット+4P」や「誰に、何を、どのように、+効果」などです。

さてこの骨子、私は「下書き」レベルの文字数で書くタイプでしたが、11代目メンバーでも骨子を作るか作らないかも含めて色々なタイプに分かれるようです。

 

①骨子を書く派
その1) 設問文の下の狭い余白に小さい文字で書く。(私がコレ)
その2) 問題用紙を活用して「白紙のメモ用紙」を作り広々と書く。

②与件文周りへのメモで済ませる派
与件文内の解答で使う箇所にマーカーで下線を引き、付加する文言を与件文の左右の余白にメモ。あとは答案書きながら考える。

③骨子を作らない派
先に設問文を読んで問われている内容を把握し、次に与件文を読みながら一番最初にどの設問を解くのか?とその設問の骨子を考える。そして1問目の解答を記入しながら次の設問の骨子を頭の中で考える。

 

すべて11代目メンバーが実行した手順です。あなたは上記のどれに当てはまりますか?いや、どれにも当てはまらない独自の手順を確立されているかもしれません。

ご自身にとって「最も満足のいく解答を書くための段取りとして、再現性が高い手法」であれば、骨子を書いても書かなくても、どんな在り方であっても問題ないと思います。

 

《 超重要:読むと書く 》

骨子作成は「書く」作業です。本番の限られた時間の中で書く方に時間を使いすぎると「与件文や設問文を読み込む」ための時間を削ることになります。

CKが3日前の記事の最後に「与件文しっかり読んで大まかな流れが掴めていればミスをしても及第点取れそう」と書いていましたが、実際にCKは骨子作成にかける時間を減らすため上記「②与件文周りへのメモで済ませる」という意志決定をしました。

私のように「文章を読む速度が遅いが解答の下書きはある程度しっかり作りたい」というタイプは、この「読む」と「書く」のバランスをよくご検討されることをお勧めします。

★令和元年の私は設問文を読む時間を削りすぎて危険な事故をいくつも起こしました。

 

以上を踏まえた上で、とはいえ「①骨子を書く派」が多数派かと思いますので、もう少し掘り下げたいと思います。

 

じゃあ、どこに骨子を書くのか

与件文を読む前に設問文(問題文)を読むことを「設問解釈」「設問分析」などと言います。
設問解釈で行うことは、大きく分けて3つあります。

《 設問解釈→骨子作成の流れ 》

※①②が設問解釈、与件文を読んで③で骨子完成

①解答の「型」を検討する
②設問解釈時に設問文だけから題意を推定し「キーワード」をメモ書き
③与件文中にある解答要素をコピペしつつ解答の下書き(骨子)を作成

 

上記①の「型」と、上記②の「設問文だけから推測するキーワード」について、令和元年 事例Ⅰを用いたサンプルを用意しました。以下の通りです(クリックすると画面が拡大します)。

見ての通り「型」は原則として設問文のオウム返しです。

「設問文だけから推測するキーワード」は、与件文を読む前なので「関連するかもしれない1次知識の列挙」でしかありません。ただこれをやっておくと、もし与件文を読んだときに「同じ文言」を見つけられたら「その文章かその周辺」が解答に直結する「因果の”因”」となる可能性が高いというメリットがあります。

 

さて、設問解釈した結果のメモや解答骨子は、皆さんどこに書いているのでしょうか?

 

設問文の下に書く派

私は事例Ⅰ~Ⅲに関しては各設問文の下の余白に全て書き込みました。

メリットは、すぐ上に設問文があるため設問文から離れるリスクが減ること。
デメリットは、①スペースが狭い、②与件文が何ページもあるときは「設問文下に骨子を作りながら与件文と行ったり来たりするために常にページをペラペラめくるのが大変なこと。

※ただし、特定の条件の時にこのデメリットをクリアできます。私は令和元年の事例Ⅱでこれができました。その条件は何か?次の「切り離す派」の【例外】をご覧下さい。

 

<メモ書きの色の意味>
オレンジ・・・社長の思い(前回記事

青文字・・・キーワード(設問文から推測)
赤文字・・・骨子を作るための「解答の型」

 

《令和元年 事例Ⅰ 設問ページ》

 

この余白、本当に狭いので自主学習する際の問題用紙はぜひ本試験の問題用紙と同じ「B5サイズ」で印刷して”慣れる”ことを強くお勧めします(オンライン合宿で3chも熱弁していましたね)。

 

白紙を問題用紙から切り離す派

2つやり方があります。

【白紙メモ派①】
表紙&背表紙だけを逆さ折りにしてビッと引っ張ると表紙と背表紙が取れて裏面(白紙)をメモ用紙にできる

【白紙メモ派②】
設問ページの次のページ以降に白紙ページがあるためアルミ定規でビリビリ破って切り離す

こうして用意した白紙を問題用紙の右に置けば問題用紙をペラペラめくりながら白紙にメモ書きできます。

設問が5つなら大体5等分の位置に「1問」「2問」「3-1問」「3-2問」「4問」と見出し的に書き込みスペースを分割します。

このやり方のメリットは、与件文から解答要素を抜き出しやすい(左右で一望できるから)、ページをペラペラと行ったり来たりしなくて済むこと。

デメリットは、うまく破れないとちょっとブルーになる、抜き出す箇所を間違えると設問が入れ替わるリスクがあること。


【例外】設問文下の余白メモ派だけど破るケース

設問文の裏が白紙の時は切り離しても混乱を招くことはありません。
その時は私もアルミ定規で切り離しました。
設問文を横に置いたまま与件文をペラペラめくれます(万能)。

 

結構色々ありますね。補足します。

実は私も「ペラペラめくるのが非効率じゃないか」と思い白紙を切り離す方式を試したことがありますが、白紙の「第2問」のスペースに第3問の型を、「第3問」のスペースに第2問の型を記入してしまう大事故。そのまま解答要素の抜出し→骨子作成→解答記入まで行ってしまった結果、大きな減点を食らったことがありました。

白紙に設問文を書き写す暇まではありませんから、記入場所がズレてしまっていることに気付きませんでした。予備校の答練だったからまだいいのですが、本番でこれは笑えません。

このように私にとっては切り離し方式はミスのリスクが高く感じたため、設問文の下に骨子を作る方式に戻しました。それ以降は一途を貫きます。

どの方式が良いか?は完全に「個人の好み」になります。残り約1カ月と10日ですからそろそろどちらでいくか決めたいですね!

なお、私は事例Ⅳに限っては「破ってメモ用紙を作る派」でした。
理由は計算用紙を作りしっかり書くことでミスを防ぐため。
詳細はコチラ→事例Ⅳの特徴と第2問&第3問のミス対策で+20点上積みする方法

 

全設問に骨子作成が必要か?

11代目も何人かが書いている「解答プロセス」と「プロセスごとの時間配分」は検討されましたか?

解答プロセスを”分単位”で計画すると、当日の進捗管理に役立ちます。
人の「計画」を完全にコピーしようとしてもできないことが多い(私も9代目きゃっしいの計画を試したものの時間的に全く足らず、結構な部分を断念しました)ため、色んなプロセスを集めてカスタマイズするなどで、ぜひご自身に最適な計画を立案しておくことをお勧めします。

ここで仮に「開始後40分経ったら解答を記入し始める」というプランにした場合、例えばこう計画したとします。

【~開始後5分】
・・・受験番号記入、第1段落と最終段落を読む、段落No.記入

【~開始後10分】
・・・設問解釈(5分間)

【~開始後20分】
・・・与件文を読む(10分間)※ざっと読み+解答要素チェック読み

【~開始後40分】
・・・骨子作成(20分間)※5問なら1問あたり4分間

この場合、骨子作成は各設問ごとに4分間ずつしかありません。与件文と設問文の行き来の回数を極力減らす訓練をしたとしても、たった4分です。どれか1問でもつまづいてしまうと4分なんてあっという間に過ぎてしまいます。特に配点の低い設問でつまづいてしまうと大切な高配点設問の骨子を作る時間を食ってしまう可能性があります。

ではどうするか?時間管理の視点から、次の整理をしてみませんか?

 

骨子を作る設問と作らない設問

■骨子が無くても解けそうな問題①
→40字とか70字など解答要素が少なそうな問題

■骨子が無くても解けそうな問題②
→SWOTや「成功した要因」など与件文から抜き出す系

■骨子が無いと解答記入が大変そうな問題①
→120字や140字など解答要素が多そうな問題

■骨子が無いと解答記入が大変そうな問題②
→与件文から根拠を見出すときに失敗しそうな問題
【その1】助言問題(どうすべきか診断士として助言せよ)
【その2】時制がややこしそうな問題(2代目?3代目の時?)

 

特に80分で解けずに困っている方にお勧めです。逆に「タイムマネジメントに困っていない方」はこんな整理は不要ですので、今までのやり方を継続して下さい。

私はよく答練で「配点15点の第1問 SWOT問題(100文字以内)」の骨子作成に10分以上も時間をかけてしまい、残りの設問の骨子が作れずに、どうやったらなるべく多くの設問で骨子が作れるかに悩みました。
その結果、何が何でも骨子を作ろうとしなくても良いのではないか、と考えました。

上記はあくまで一例ですが、これに限らず、皆様もご自身の課題に対してどうやったら実現できるか?を考え、それを実行可能なレベルの施策に落とし込むことをお勧めします。2次試験対策はずーっとこれの繰り返しです。

特に「設問によって骨子を作るor作らない」のように意思決定を伴う判断は事前に済ませておき、訓練を積んでおくと本番で間違いが起こりにくくなります。

 

配点コスパと時間管理

 

ここで言う「コスパ」とは

「コスパ」という言葉のイメージが強すぎなので先に申し上げたいですが、全ての設問に全力で臨んで下さい。

ラクして合格できる試験でないのは2次試験を3回受けた自分が一番知っています。ラクしたいのならこの試験には手を出さないのが正解です。

ここで言う「コスパ」は費用対効果が悪い問題に過分に時間を使い過ぎて、勝負の分かれ目となる問題」に割くべき時間までを消費してはならないという意味で使っています。

やっぱコスパ良くラクして合格したいよね!ではないのでご注意下さい。

 

無視すべきでない「配点」

各設問には「配点」が併記されています。
この「配点」。問題を解く際に注目したことはありますか?

当試験は「足切り科目なしで240点以上を取れたら合格」ですから「配点が高い設問で点を稼ぎたい」のは当然です。いや、この試験の特性上、正確には「配点が高くて皆ができた問題を自分が落とすことは絶対に避けたい」と言うべきでしょう。

したがって私は配点に気を配るようにしていました。

では実際に令和元年の事例問題をサンプルに配点を見てみたいと思います。

 

この表は令和元年の事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの各設問における情報をまとめたものです。

題 意 ・・・設問で問われたこと
文字数 ・・・設問が指定する解答文字数
配 点 ・・・設問毎の配点
配点/1字・・・1文字当たりの配点
文字コスパ・・・0.2点が「並」、0.2点超が「高」、0.2点未満が「低」
結果コスパ・・・文字コスパに設問毎の難易度を加味した主観的な「結果論」

 

結果コスパは、試験終了まで判明しないので完全に結果論です。では何故併記したのか。

ここでは「文字コスパ」だけで設問の優先度を判断することが正しいわけではなく、仮に文字コスパが高いとしても難し過ぎる問題に時間を多く割きすぎてしまうと結果コスパが悪くなり危険だ、ということをお伝えしたくて「結果コスパ」も並べて表示しました。

骨子作成を設問ごとに4分間ずつ割り振ったとします。
次のように考えてみると、結果コスパの罠にはまらずに済むのではないでしょうか。

①文字コスパが高く解きやすい問題は4分+1分までOKとして6割越えを狙う
②文字コスパが高いが難しい問題は、4分経ったら諦めて後回し
③文字コスパが低い問題は、難易度によらず4分で打ち切り後回し

 

実際には解いている最中に設問ごとの骨子作成時間を計測することは難しいと思います。時間は振り分けるリソース量の感覚的な目安とお考え下さい。

また開始後40分の時点で全設問の骨子が完成していないことはあり得ることです。というかよくあります笑。
したがって完全に骨子ができてないと受かりませんよ、などと言うつもりは皆無です。
むしろ、骨子ができていない設問でも最終的に解答用紙を埋めきる気構えと経験は絶対に必要です。

ただし、骨子を作ることができた方が解答記入時にラクなことは間違いありません。
理由は、①解答の骨組みがあるのでイチから文章を考えずに済む、②イチから文章を考える場合に比べて消しゴムを使う頻度が圧倒的に少なくて済む、③書きながら要素の抜けモレを点検できる、④書きながら「より読みやすい日本語」にブラッシュアップできる、からです。

だからなるべくなら骨子を作れた方が良い。

ただし、繰り返しますが「配点が低い設問に貴重な時間を過分に振り分けることは絶対に避けるべき」と考えます。「配点15点の第1問 SWOT問題(100文字以内)」の骨子作成で10分、15分を使ってしまうと、他の文字コスパが高い設問に振り分けられる時間が1、2分に減ってしまいます。骨子を作ることでより高い得点につながる設問にこそ貴重な時間を振り分けるべきではないでしょうか。

「なんでもコスパで判断する風潮は好かん!」という意見はある意味共感しますが、投資効率が悪い設備に過剰に投資すると会社が傾くように、タイムマネジメントは時間の費用対効果という判断基準が不可欠です。

 

■逆ザヤ沼問題(点数と労力が見合わないのに深追いしてズルズルとハマってしまう問題)
・そもそも配点が低い問題
・解答文字数が多くて、配点と労力が見合わない問題
・ヒントが分かりにくいなど難しくて、配点と労力が見合わない問題
沼にハマる人のイラスト(男性)

1次試験でも同様のことを言いましたが、2次試験も逆ザヤ沼問題にズルズルとハマってしまわないようにくれぐれもご注意下さい。

 

各事例の設問構成と配点

最後に事例Ⅳを除く各事例の設問構成と文字コスパを3年間ずつ振り返ってみたいと思います。

 

事例Ⅰ:組織と人事の事例

平成26年から令和元年までの6年間、ずっと5問×20点の構成です。
文字数も平成29年度の第5問を除いてすべて100字以内。
もしこの傾向が続くようであれば、設問ごとの文字コスパに差がないことになるため、難易度の違いが気になります。

事例Ⅰは他の事例に比べて「戦略レイヤーの要因分析問題」の割合が大きいです。
前回記事に書いた通り「組織・人事レイヤーの設問は企業戦略に従う」ため、過去における戦略レイヤーの要因分析を前半の設問で考えさせ、後半の設問で「組織構造問題」「人的資源管理問題」を問う形式であることが多いです。

また私の主観による分類では、第1問で「根拠探しに苦しむ設問(与件文にヒントが見つからない問題)」が来ることが多いようです。したがって気をつけないと、特に事例Ⅰは第1問の骨子作成で逆ザヤ沼問題にハマる可能性が高い。

そして第1問で出題されることが多い「最大の要因」。これも骨子を作らないと上手くまとまりづらく、手間のかかる問題です。

第2問以降では、「市場開拓の成功の背景にある要因」や「リスクの可能性」など、一見して「ん?」となる問題が出題されます。「成功の背景は?」でも「成功の要因は?」でもなく「成功の背景にある要因は?」なので、成功した理由ではなく「背景の要因」が問われています。こうした題意が複雑な場合も骨子を作りながら整理しないと対応が難しいと思います。

題意が複雑な時は、試験終了前に設問文と解答を読み返す中で「あ!誤解していた!」と気づき、慌てて消しゴムで1行か2行消して書き直すトラブルが起こりがちです。

以上の逆ザヤ沼問題にハマらないようご注意下さい。

 

事例Ⅱ:マーケティングと流通の事例

事例Ⅱはご覧の通り文字コスパが高めです。
総文字数も3事例中で最も少なく、設問数も毎年4問です。

事例Ⅱは「抜き出し問題」は結果コスパが高く「ヒント多すぎ問題」が逆ザヤ沼問題化する可能性が高い傾向です。

ただし例年「抜き出し問題」である第1問は例外です。
第1問は「戦略レイヤー(特に競争戦略レイヤー)/要因分析」問題であることが多いのですが、解答文字数が150字を超えて文字コスパが低いことが多いため、第1問の骨子作成に時間をかけ過ぎてしまうと非常に危険です。

第1問の時間かけ過ぎに気をつけろ!は事例Ⅰと事例Ⅱの共通点ですね。

第2問以降のレイヤーは「ターゲット+4P(製品・販促・販路・価格)」から頻度的には「販促>製品>販路>>>ごく稀に価格」が出題されます。

与件文には数多くの「解答要素になりそうな文言」がばら撒かれているので、設問文の題意に合わせて与件文から正しく過不足なく引っ張ってくることが重要です。

また事例Ⅱは設問の数が少ないため文字コスパだけ見ると青色セルの割合が多くて一見ウハウハですが、とんでもありません。設問の数が少なく1問当たりの配点が高いということは、うっかり題意を読み違えた時のマイナス・インパクトが大きく大事故に繋がりやすいということです。

さらに事例Ⅱは「店内の接客での提案」や「夜の活気を取り込んだ」「中小建設業と連携」のように制約付きの設問が多いです。制約を外せば「うっかり題意を読み違えた解答」と見なされ、配点の高い設問で他の受験生が点を得る中自分だけ点を失うことになりかねません。事例Ⅱでは特に制約に敏感になって下さい。

ちなみにターゲットを特定して施策を考えさせる問題が多いのですが、ターゲットが単一か複数か、10代&40代か、40代&50代かで「唯一絶対の正解を当てないと0点」とはならないようです。
とはいえ、ターゲット1つが最適な問題で複数ターゲットを書いてしまい、間違ったターゲットに対する余計な施策に結構な文字数を使ってしまうと失点が大きくなるので注意が必要です。
ターゲットを複数にするときは、施策や理由のバランスを半々にするのか、与件文により確かな根拠が書かれている方を多めに書くのかなど、事故リスクを下げる方策を検討して下さい。

最後になりますが、過去問は5年分を何周も解くと決めていらっしゃる方、いらっしゃると思います。
そのこと自体に問題はないのですが、その場合はとあるリスクに気付かない可能性があるためご注意下さい。

R1~H27の過去問では体験できない出題形式

H26年:PPM問題とデシル分析問題
第1問 PPMのフレーム分析を活用した戦略レイヤー/要因分析問題
第3問 デシル分析結果に基づく重要顧客の特定や今後の戦略

H25年:販売実績データ分析
第3問 イベント開催とPOP掲出が販売実績に与えた影響

どれも計算を要する設問や特徴的な図表問題ですが、2年連続出題された出題実績がある以上、今後も出ないとは限りません。

事例Ⅱは計算機を机に置いて受けなければならないこと、御承知おき下さい。

 

 

事例Ⅲ:生産の事例

事例Ⅲは相対的に文字コスパが悪いです。っていうか真っ赤ですね。

その中でも第1問だけは直近3年間において例年文字コスパが高めです。80文字のR1年、H30年は配点20点が与えられ、文字数が140文字のH29年は配点が30点と、比較的に文字数と配点が連動する傾向にあるためです。

それ以前は以下の通り。H27年から今の傾向に変わったようです。

H28年 80字、配点20点
→カット野菜業界における強み40字と弱み40字
H27年 80字、配点20点
→自動車部品業界参入時の強み40字と弱み40字
H26年 60字、配点10点
H27年 60字、配点10点

一方で、全設問を合わせた文字コスパは1文字0.18点と3事例中で最も低いです。
解答文字数も直近3年間の平均が560文字。事例Ⅰは517文字。事例Ⅱは463文字ですので、圧倒的に書かせる文字数が多く、試験全体の勝敗のカギを握る事例Ⅳの前に気力体力を削る大きな壁として立ちはだかります。

第1問の文字コスパが高いのに全体で見ると低い。つまり第2問以降の文字数が圧倒的に多いことを意味します。しかも「配点の割りに」です。実際に見てみると、第2問以降はどの設問も120字、140字で問われます。

またこの事例Ⅲ、上の画像の「題意」の列をご覧いただけるとお分かりになる通り、「効果とリスク」や「問題点と改善点」「課題と対応策」と、切り口を2つ書かせる形式の設問が多く出題される点が特徴になります。

例えば「C社が生産性を向上させるための問題点と改善点を120字以内で答えよ」と出題されたとします。本当に事例Ⅲでよく見る形式の設問ですね。

これに対しては、

問題点は、①~(20字)、②~(20字)であること。改善点は、①~して標準化、マニュアル化した上で計画的なOJTを実施(30字)、②~して内段取りの外段取り化や生産ロットサイズの適正化を図り(30字)、納期遵守と品質改善を実現する(締めに「効果」を20字書く)

みたいなバランスで書くと、問題点で2要素、改善点で2要素、+効果という構成で120字や140字は平気で埋まります。

事例Ⅲは「切り口2」つで問われることが多い、これはよく覚えておいて下さい。私が令和元年の第2問の「効果とリスク」に対してリスクしか書かなかった(大事故)みたいなミスは、絶対に避けたいです。

 

最後に、事例Ⅰは過去を問う設問が多く事例Ⅲは未来を問う設問が多いです。

繰り返しますが、事例Ⅰは

・過去における戦略レイヤーの要因分析を前半の設問で考えさせる
・後半の設問で「組織構造問題」「人的資源管理問題」を問う形式にする

これにより「A社の現在の戦略を理解した上で戦略に最適な組織構造と人的資源管理を考えさせる(組織は戦略に従う)」という構成です。

これに対し、事例Ⅲは令和元年に出題の幅が広がりました。

【これまでの事例Ⅲ】

★与件文に「問題点」を多数記述した上で、

・第1問で強みを認識(平成29年度は変化球の年でした)
・第2、3問で与件文中の問題点を解決させる
・最終問題で強みを活かして「社長の思い」を実現するための未来戦略を書かせる

 

という構成だったのに対し

【令和元年の事例Ⅲ】

★与件文に既存と新規の生産概要と今後のビジョンを記述した上で

・第1問で強みを認識
・第2、3問で既存と新規生産を両立させ事業拡大するための具体策を検討
・最終問題で強みを活かして「社長の思い」を実現するための未来戦略を書かせる

 

というパターンが登場して、言葉は悪いですがワン・パターンでなくなった印象です。もしかしたら今後もパターンを増やしてくるのかもしれませんが、令和2年度は逆に従来のパターンに戻る可能性もあります。

一方では、上の図の「解き易さ」の列に書いた「在り方?」「JIT知識必要」「図解、図解」「切り分け難、切り分け難」と受験生を悩ませる与件の登場は今後も続くと思われます。

いずれにしても「社長が何をしたいのか?どうありたいのか?」を事例Ⅲにおいても第一に考え、必ずヒントは与件文中にあるのでそれを探し出し、正しくお使いいただき骨子と解答を作成していただけたらと思います。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
✅ 対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

 

また長文となってしまい、すみませんでした。
いよいよ、猛暑withマスクの季節が終わりそうです。
涼しい日も増えてきましたが季節の変わり目は体調を壊しやすいので無理して自分を追い込みすぎないようご注意下さい。

べりーでした。


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4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!

 

本日もアクセスいただきありがとうございます。さいちゃんです。
今回は短めの内容ですが、今の時期にお伝えしたいことをぎゅっとまとめましたので、さらっと読んでいただければ幸いです。

 

二次試験へ沸き立つ疑念

いよいよ、二次試験本番まで1か月と少し。去年の自分はひたすら問題を解いていた時期です。

ふと、こんな疑念がわいてきたことはありませんか。少なくとも、私は得点が伸びずにむしゃくしゃしていた時に感じていました。

手書きで解答を書く必要ある?
80分で解く必要ある?
紙面上の解答プロセスを身に着けることに意味はある?
こんな当たり前のことを当たり前に答える必要ある?
助言にあたっては、もっと先を見据えた次の一手を答えないといけないんじゃない?

 

上の疑念の末尾にはすべて怒りマークがついています。。今振り返ると、できないことを言い訳にした疑念で、当時はこの問いに対する解答を持ち合わせていませんでした。

先日、実務補習を受けてみて診断士の診断実務がなんとなくわかってくると、上記の疑念の中身にあるような二次試験に必要なプロセスや考え方が、実は診断士の素養を養うために必要だったと気づかされています。逆に言うと解答のテクニック論などの本質的でないノウハウは、診断士試験にも不要といえます。

以下に診断士試験に必要な考え方と、その考え方についての実務補習での体験から考えた意義をいくつかあげましょう。

「与件ファーストであるべき」 → 事例企業のあるべき姿に基づいた、課題設定と施策決定が必要であるため。

「80分で解く」 → 限られた時間で事例企業を理解し、適切な診断と助言を行うため。短時間で情報を整理して的確な診断を行うために、フレームワークや解答のフォーマットを持っておくと時間を短縮できます。

「手書きで解答を書く」→ヒアリングの途中などで社長から質問があった時に、その場でフレームワークを使って回答を組み立て、ロジカルな回答ができるようにするため。本当は筆記試験ではなくすべて口頭試験がいいのかもしれません。

「設問に正面から答える」→ 聞かれていることに対して確実に答え、あるべき姿とのギャップを埋めるために適切な診断を行うため。

「社長の想いに寄り添う」→ 提案する施策にモチベーション高く参画していただくため。基本的に社長の想いをアシストする方針ですが、リスクを確実に挙げておいて社長の判断材料にしてもらいます。

「アイディア解答を避ける」→ 一般的な観点で、まずは成功確率が高そうな当たり前のことを実行してもらうため。会ったばかりの社長に対して、すぐにできなそうなことを提案しても抵抗感が強いです。

皆さんそれぞれが二次試験に対していろんな想いを抱いている事かと思います。その想いを大切に、なぜ二次試験が存在するかを時々考えながら身になる学習を続けていってください。

さいちゃんがこの時期に伝えたい3つのこと

すでに同じ内容を聞いているかと思いますが、大切なことなので何度も繰り返させてください。

 

①事例企業に自分をあわせる。

診断士試験では、正確な現状分析により診断と助言を行います。

社長が診断士の助言を聞いたときに、刺さる提案ができるかということが大切です。少しでも飛躍があると、「それってどういうこと?」となってしまいますし、制限字数を超えるような長文では社長の頭の中に残らないでしょう。ロジカルに飛躍を少なく、ポイントを押さえてまとめることが大切です。自分も実践しましたが、他者に説明をしたときに、すっと理解できる内容にするために、勉強会でフィードバックをもらったり、常に自分の中に「他者の目」を持ち確実に言いたいことが伝わる内容かを反芻することが有効でした。

事例を解いていると、実際の中小企業への助言を求められているような気になってきますが、あくまでも与件文の範囲内で具体化されたあるモデル企業に対する助言をするという意識が必要になります。本当の中小企業はもっと人間臭く、時には見栄を張り、自社を過小評価しながらも、勢いと情熱、悩みや不安を併せ持つもっと複雑な存在です。実際の企業と比べれば、診断士試験に出てくる企業はより抽象化された存在に感じます。与えられた与件文の中の事例企業の具体度に合わせて、事例企業に寄り添った具体的な方法で対処したり、時には一般論で攻めたりといった臨機応変な対応を意識しましょう。

 

②診断士試験に自分をあわせる。

①に加えて、診断士試験にも自分をあわせていきましょう。そのために、自分の経験や知識といった一般的には当たり前でないものを排除し、診断士試験の当たり前をしみこませていきます。診断士試験の当たり前とは、各事例のフレームワークです。それぞれのフェーズにおいて自分に求められていることを把握して、適切に役回りを演じることが必要だと考えています。実務補習では、特定の事例企業にピンポイントで刺さる尖ったことを助言することが求められていましたが、診断士試験では、一般的な事例企業に確実にあたるような当たり前のことを助言する必要があるため、診断士試験での自分の役回りを守って、事例企業に対してTPOに応じた対応をしていきましょう。実務補習と診断士試験で求められている事のイメージを以下にまとめました。

③診断士になっても使える、本質をとらえた自分の型を磨き上げる。

小手先のテクニックでは、試験本番の大事な時にぶれます。なぜこの解き方をするかを、惰性でなく必要性や有効性を考える時間を取って試験本番まで自分の型を磨き上げていきます。診断士試験の段階では、「当たり前のことを当たり前に答えるロボット」になりましょう。与えられた与件文に対して、問われる設問に誰でもわかりやすい内容で的確に答えます。

実務では、与件文もなく、設問もなく、解答の制約も明示されていません。与件文の内容を適切にヒアリングする能力、設問を適切に設定する能力、模範解答を設定できる能力、それらは社長・会社を適切に導く能力に繋がるため、将来的に身につけなくてはいけないものだといえます。診断士試験の段階では、診断士の基本を押さえることを意識して、合格後に実務を意識したフェーズに移行していきましょう。

当たり前のこと回答ロボット

中小企業の実例から見えてくる課題と施策(事例Ⅰ編)

前回に引き続き、今回は事例Ⅰ編です。
関連する課題は、事業承継人材確保・育成がありました。事業承継に関しては23社の実例があり、企業に応じた具体的な施策が適用されていました。

人材確保・育成に関しては、以下のパネルのような施策がありました。多い順に、女性活用教育制度働き方改革IT活用といった施策が目立ちます。少数ながら、インターンシップ、従業員のモチベーション向上、評価制度といった人事施策の鉄板ワードが出てきます。今後の試験では、定番の「茶化」に加えて、働き方改革といった新しい話題が出てくるかもしれません。気になる施策がありましたら、ぜひ「はばたく中小企業」の本文を読んでみてください。

以上さいちゃんでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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おはようございます。さとまるです。

早くも9月。2次試験まで1ヶ月半となりました。ご自分の課題を把握し、課題克服のための打ち手は発見できていますか。打ち手が見つかっている方は、そのまま邁進して改善を図っていきましょう!課題の把握がまだの方は、もう少し過去問など事例にあたってみるか、勉強会などに参加して、他人の目を入れた復習をしてみても良いかもしれません。

勉強会の効用はいくつかありますが、自分が実感したのは、以下の2点です。

・成功・失敗を共有できること:自分の失敗に気付き、他者の失敗を追体験できる。
・自分が気づかない癖に気付ける:自分の癖(自分にとって普通にやっていること)が、他者にとって普通で無いことを知ることができる。さらに、あわよくば癖の直し方のアドバイスを受けられる。

まとめれば、一人で勉強するより経験値をアップできる効果があるのかなと思います。周囲には、何年も受からなかった方が、2次試験まで数週間で参加した勉強会での指摘によって解答法を軌道修正した所、すんなり受かった!という例もあり。どうしても課題が見えない、打ち手が見つからないという方、自分の解答を持って、勉強会に参加してみるのも手かもしれません。

さて今日は、自宅で集中して勉強する際のポイントをお届けしたいと思います。今の時期は、ちょうど季節の変わり目で、夏の疲れが出てくる頃。集中したくても台風が気になったり、外出して気分転換しようにもコロナが気になって自宅で。。でも自宅では集中できなくて。。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は気分転換を兼ねて、主に自宅や会社周辺のカフェで勉強するのが日課でしたが、夜の勉強はどうしても深夜になるので、自宅で勉強していました。でも、なかなか勉強にとりかかれず、集中が続かず。自宅で集中できる方法を試行錯誤しているうちに受験日を迎えた記憶があります。

また、今回、コロナで在宅勤務が認められたこともあり、自宅で集中して仕事をするのはどうしたら良いか考える機会を得ました。そんなわけで、去年の経験と今年のリサーチから、自宅で集中して勉強する方法を真面目に考えてみたいと思います。

■集中できる環境をつくる

集中を遮る音や、視界に入る情報はみんな遮断してしまいましょう。例えばスマホの着信音。何か連絡がきた!と気づくからスマホを見てしまい、ついでにネットサーフィンに繋がることも。。勉強中は機内モードにして、ネットを遮断するようにしていました。

また、去年1次試験の勉強中に聞いたのが、目の前にモノがバラバラ置いてあると集中しにくいという話。一説によると、置いてあるものを一つ一つ認識するために、脳のリソースが使われてしまうからなのだとか。整理整頓して傍に置いておくか、整理が面倒な時はカバーをかけて見えなくするのもおすすめです。

例えば、ダイニングテーブルで勉強するとき、使用済みの食器が目に入ると洗いたくなるのでシンクに一時待避、子供のおもちゃが目に入ると片付けたくなるのでタオルをかけて視界に入らないようにしていました。

また、大学受験のサイトでお勧めされていたのが、部屋をカーテンで仕切ってその中で勉強する方法です。大学受験なので子供部屋で勉強するのを前提としたアドバイスでしたが、要は視界に余計なものを入れないというのがポイントだと思います。

オンオフ切替えスイッチを作る

これをしたら勉強開始!となるスイッチを作りましょう。カフェで勉強していた時は、席について熱いコーヒーを一口啜る、というのが私にとっての勉強のオンとオフを切り替えるスイッチになっていました。

また、1次試験に受かってからはかなり夫も受験を応援してくれるようになったため(それまでは半信半疑でまあ頑張って、程度だったのですが)子供たちの寝かしつけは夫にお願いしていました。子供たちの「おやすみなさーい」を聞くと、ここからは自分の勉強時間ということが意識でき、やはりスイッチが入っていました。

その他、在宅学習の子供達向けに紹介されていたのが、学校のチャイムを鳴らす方法。実際チャイムを鳴らすと、パブロフの犬的に家でも机に向かってくれるという声が寄せられていました。すでに学校で習慣化されており、意識を向けやすいのかもしれませんね。

逆に、リラックスしすぎるというか、集中が途切れるスイッチというのもあるので要注意です。職場に、一級建築士を始めとする難関資格ホルダーがいるのですが、その方はスーツを脱ぐと一気にリラックスするので、スーツのまま毎日帰宅後3時間資格勉強をしていたそうです。私もメガネやコンタクトを外して視界がぼやけると、時間に関わらず眠気が襲ってくる習性があるので、そこだけは注意していました。

■勉強の終了時刻を決める

勉強を始めるときに、何時まで勉強するか目安を決めておきましょう。辛くて大変な仕事、どうしても終わりそうにない仕事も、終わりが見えているとあともう少し!と頑張れたり、締め切りを守るために集中力がアップしたりするものです。

2次試験の勉強の際、最初の1ヶ月は「納得いくまで解答を書く」という方針で時間をあまり意識せずに事例を解いていましたが、どうやら80分に全く収まりそうにないことに気づき無理をしてでも「本番と同じ80分で解く」という方針にしてから、俄然集中力が高まった記憶があります。

また、特に土日は時間を意識せず、つい勉強をしがちだったため、ある時から昼食や夕食は家族と一緒に食べると決めて、その時間までに勉強が終わるよう学習を進めるようにしました。結局復習などは予定時間をオーバーすることも多かったのですが、勉強の終了時間を決めないより、時間の質は格段にアップしたのではないかと思っています。

そして、一番大事なのが、

■「今やること」を明確化する

いくら環境作り、スイッチ作り、終わりの時間を決めていたとしても、今やることが決まっていなければ、勉強に没頭するのは難しいのではないでしょうか。

冒頭でお話しした、自分の課題と打ち手の話にもつながりますが、
「今やることが明確である」の逆を考えてみると「今やることが不明確(何をすべきかわからない、迷う)」。

その理由として、「自分にあった学習計画が立てられていないから」。

さらに、学習計画が立てられない理由を深掘りすると「自分の課題の打ち手(解決方法)がわからないから」。

さらにさらに、課題の打ち手がわからない理由を深掘りすると「自分の課題がわかっていないから」。多くの方は、ここに行き着くのではないかと。

特に初学者の方は、現時点で経験者と圧倒的な実力の差がある場合が多く、すでに何も課題がないという場合は稀だと思います。課題がわかっておらず「今やることが不明確」の場合は、課題出しから始めてみましょう。

逆に、課題は認識しているが、課題が多すぎたり大きすぎたりして「今やることが不明確」の場合もあるかもしれません。その場合は、課題の優先順位付けやもう一段階小さく課題を分解して少しずつ解決していくアプローチをとることで、今やることを明確化してみてください。

例えば、「事例Ⅳで60点確保する」だとしたら、事例Ⅳの問題を経営分析やNPVなどの分野に分けてみて、どこから先に仕上げていくのかを考える。
「80分で解答する」だとしたら、設問の分析、与件文読み、解答などの、工程ごとに時間を短縮できないか工夫してみる、など。

今回はコロナで外出できない、外出しにくいことを前提に、自宅で集中して勉強する際のポイントをお届けしました。

秋は台風シーズンであると同時に、実りのシーズンでもあります。勉強すると脳がカロリーを大量消費する(はず)、ということで勉強会の仲間とは、もぐもぐタイムを必ず設けて一息入れていました。実りの秋を楽しみつつ、残り1ヶ月半頑張っていきましょう!

以上、さとまるでした。


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

本日は9月5日に開催しました一発合格道場主催のWeb勉強会「道場オンライン合宿2020」をレポートします。

1次試験合格発表の日に募集開始しましたが、12名の枠が募集開始20分弱で満員御礼となりました。参加したかったのに参加出来なかった方、誠に申し訳ございません。どうしても運営上、枠を増やせず12名での実施となりました。そして、ご参加いただいた方、ありがとうございました。

1.道場オンライン合宿2020概要

(1)道場の勉強会

道場オンライン合宿は、道場夏セミナーで参加者の方からのWeb勉強会開催の強いご要望を多数受け、企画致しました。一発合格道場でも過去、東京・大阪で年1回程度の勉強会(リアル)を開催しておりました。今年はWeb勉強会として企画しました。受験生の不安感や孤独感を解消し2次に向けて勉強を加速していただくことを目標に、1日濃縮型で4事例を行うようにスケジュールしました。タイムスケジュールは2次本番に合わせ、80分を事例時間とした構成にしております。

(2)Web勉強会

今年度になって各所で活発に行われているWeb勉強会では、過去問事例を扱ったディスカッションが中心となっています。私の昨年、ココスタに途中から参加し、道場11代目の「ぴ。」や「さいちゃん」とディスカッションを交わしました。私は初年度だったので右も左もわからず参加したのですが、ぴ。のように過去事例経験者が自分が落ちたときこうだったが失敗を教訓にこう工夫した、と言った生々しい意見がものすごく参考になり、一言一言メモしまくってました。ぴ。には受験生時代からホントにお世話になっています。こうした経験を踏まえつつ、道場メンバーがやるWeb勉強会とは、との議論を行い、細部まで検討を重ねて設計しました。

(3)道場合宿での工夫

今回、参加者のチームも経験者と初学者をなるべく織り交ぜ偏らないように工夫し、道場メンバーも高得点者とそうでない方を交ぜて構成しました。事例ディスカッションでは、道場メンバーも自分の再現答案を参加者と一緒に並べ、参加者と全く同列でディスカッションに参加して意見を交わすようにしました。参加者から道場メンバーがグーの根も出ない鋭いツッコミもあり、大いに盛り上がりました。事例Ⅰ〜Ⅲで取り扱う事例は我々が実際に本番で解いた令和元年度です。

 

2.道場オンライン合宿2020リアルレポート

では、実際どんな感じで行ったかをレポートします。道場メンバーも途中複数班に別れれたため、私がいた班の印象を中心に他のメンバーから聞いた内容を踏まえて記載します。各所詳細については道場メンバーが後日記事にすると思いますのでご期待ください。

<概要>

■開催日時:2020年9月5日(土) 9:00〜18:00

■開催場所:オンライン(Zoom)

■参加者:12名 (初学者:7名、経験者:5名)

■道場メンバー:9名

■対象:事例Ⅰ〜Ⅳ(令和元年度事例Ⅰ〜Ⅲ、事例Ⅳ:経営分析演習(H29))

 

<当日実施内容>


9:00-9:40 オリエンテーション

スケジュール説明・自己紹介

朝から集まっていただいた参加者の皆さんを前に、道場メンバー(8名)からワンポイントアドバイス付きの自己紹介。
また、参加者の方には自己紹介で今の課題と合宿で解決したいことを宣言していただく。参加者の方の意識の高さに道場メンバー一同身が引き締まります。
ずっと男性だったと思ってた道場執筆メンバーがまさかの女性!?という驚きの声も。


9:40-11:00 事例Ⅰ

道場メンバーミニプレゼン 担当:3ch

ポイント

・事例Ⅰが苦手なのは自分だけじゃない。夏セミ70人中苦手:60人(11代目事前アンケート 得意:3人、苦手:9人)

・他事例より必要な知識幅が少ないが、原理原則を外すと大きく失点するリスクが高い事例。苦手克服のためには組織・人事の原理原則をしっかりと理解する。

戦略レイヤを意識して体系を整理し、組織人事の原理原則を他人に説明できるレベルまでブラッシュアップ
→例:組織構造のメリット・デメリット(機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織)、同族経営のメリット・デメリット

・事例解き終わった後に「時制」を書き出すトレーニング、「組織は戦略に従う」を念頭に戦略と組織の整合性を意識して時制を捉える。

・多面的な解答を意識。そのためには対になる概念パターンを模範解答などから書き出して暗記する。片方を問われたらもう片方が想起できるように。

 

<事例ディスカッション:R01事例Ⅰ第5問>

参加者3名、道場メンバー2名で4班に分かれて事前提出いただいた解答を画面共有しながらディスカッションです。設問解釈や自分の解答の根拠を説明し、各参加メンバーから意見をもらう形で進行します。

事前解答は道場メンバーからも結構レベルが高い、突っ込むの大変だとの前評判でした。

始まると、因果の整合性が取れていない、後半の文章が意味が設問から飛躍しているなど、鋭い指摘が参加者からバンバン飛び交います。参加者の方も、自分がごまかそうとしてたところ、自信がなかったところをズバズバと突っ込んでもらい目が覚めたとの意見。

私が指摘させてもらった事項は、
・機能別組織のメリットでも「権限委譲」など解答の前後、設問文および与件文から直接設問で問われていることから必要ではないキーワードまでいれない方が良い。
・「改革」ではなく「経営改革」と与件文のキーワードをそのまま持ってくる。
・因果の因の羅列で終わっている。因→果となるように普段から文を書くとき意識する。
・事業部制のメリ・デメも想起した上で機能別組織を継続した理由として筋が通る理由になっているか、理論を元に検証する
等でした。

参加して思ったのは参加者の方の指摘が鋭い。結構いい点をついている。率直にそう思いました。去年の今頃の自分はそこまで意見を通せなかったな、と。


11:00-11:40 雑談・質問タイム+休憩

休憩時間もいくつか質問が出てました。拾いきれなかった質問はまた追って記事にしますね。

休憩時間もあっという間に過ぎ、事例Ⅰの熱が覚めやらぬ中、事例Ⅱに進みます。


11:40-13:00 事例Ⅱ

道場メンバーミニプレゼン 担当:CK

ポイント
(事例全般)
・「素直に」回答する。
設問で聞かれたことを、与件に書いてある内容に沿って、シンプルな書き方で回答する。(目の前の社長が座っていることをイメージして)
・回答に必要な要素は5つのみ。
①設問文、②与件文、③書き方、④フレーム、パターン、⑤1次知識
・個性は殺す。
自分の経験や専門知識、ひらめいたアイデアを使った個性的回答はNG。誰でも書ける内容を、完成度高く書くことが大事。
・過去問練習が進み、フレームやパターンが使えるようになってきたら、得点は伸びていくが、これらを使うことにこだわり過ぎないように。
あくまで①設問文や②与件文などが優先度高(事例Ⅱの経営の方向性)
・質>量(高い技術、品質)
・高価格帯>低価格帯
・地域を大事に
・大手とは戦わない
・お金をかけず工夫で勝負
・個性/専門 > 一般的/汎用
・高いCSと長いお付き合いだれに(D)+なにを(N)+どのように(D) +効果 DND+効果を設問要求内容に応じてパターン化しておく。

夏セミの内容をブラッシュし、CK流事例Ⅱ解法術を伝授してもらいました。

 

<ディスカッション R01事例Ⅱ 第3問(設問1、設問2)>

合格者でも議論が分かれる設問。参加者の回答は合格者と遜色ない回答。

・「理由と併せて」と設問文にあるので、「理由」がわかるような文章構成にする、
・デモ・ジオ・サイコで絞り込むターゲットは、抽象的な表現を避け、具体的に手に取るように社長がわかるように与件から持ってきて書く、

などなど、事例Ⅱも活発な議論が巻き起こりました。詳しくは追って道場メンバーが記事にします。


13:00-14:00 昼飯

昼休中、道場メンバーの提案で可能な方はZoomの前でカレーを食べることになりました。道場メンバーも参加者もZoomの前で和気あいあいとカレーを食べる図。いいですね。激しいディスカッションの後は皆んなでカレーを食べながらの昼食タイム。

ちなみに、私はチキンカレーでした。岩塩が食べてたグリーンカレーもスパイシーでいいですな。無印良品のグリーンカレーが最高です。試験勉強の合間に是非。
2次本番でも13時までお昼を食べることができません。結構普段とは違う空腹感が襲ってくるかもしれませんね。本番時は事例ⅠとⅡの間で軽く食べられるモノを用意しておいた方が良いです。
さて、お腹いっぱいになったところで事例Ⅲに進みます。


14:00-15:20 事例Ⅲ

道場メンバーミニプレゼン 担当:かーな

ポイント

・いい意味で、考えすぎない!遠慮しない!素直に書く!
・強みは生かす。課題は解決する。社長の思いは尊重する。

生産性向上生産管理(生産計画、生産統制)

・必読おすすめ記事
骨子作成のコツ(キーワード+矢印法)・絶対に見逃してはいけない3つのこと(かわとも)
だいまつが教える事例Ⅲ攻略の極意(だいまつ)

生産管理の知識押さえてますか?
□QCD(PQCDSME)
□4M+I
□生産方式
→ 多品種少量・小品種多量生産の特徴
→ 受注・見込生産・トヨタ式生産の特徴
→ 個別・ロット・連続生産の特徴(PQ分析との関連)
□ECRS
□5S
□SLP(PQ分析、レイアウト)
□在庫管理(材料の発注方式 [定期・定量]、ABC管理 )
□IE
□設備保全(事後保全、予防保全、予知保全、保全予防)

 

<事例ディスカッション R01事例Ⅲ 第2問>

午後に入ってからもディスカッションは活発に。チームをシャッフルして新たなメンバー構成で開始。私はかーなと一緒に参加。

設問文にある「C社における生産面での効果とリスク」の「生産面」という制約条件の取り扱いについて各チーム議論が白熱。経営リスクだけに飛躍した回答ではなく、生産技術戦略にしっかりフォーカスを当てて解答を作るのが良いとの方向に。どれもレベルの高い回答で、表現や慣れない方はいらっしゃったものの、考え方、着眼点、切り口など、この時期でかなりの段階に来ている方が多数いました。

「加工能力」も単に求めれられる、だけだと意味が伝わりにくいので与件文通り「大きな加工能力」とすると、リスク面が際立つなど、指摘させていただきました。さらに合格者の答案(基本的に全て60点以上のメンバーのみディスカッションに参加)に対しても容赦ないツッコミが。しかも的確。ここでの気づきはかーながきっと記事にしてくれるはず。


15:20-16:00 雑談・質問タイム

結構ここまでで疲れてきたはずも、画面の向こうの参加者の方はやる気満々。質疑応答もあり熱気が伝わってきます。最後の事例Ⅳに進みます。


16:00-17:20 事例Ⅳ

道場メンバーミニプレゼン 担当:ぴ。

ポイント
事例Ⅳは経営分析が重要
経営分析は
①短い時間で→20分で解き終わることを目標に
②間違いでない指標→ 最低限必要な指標だけ使うように
③多面的な視点→安全性、効率性、収益性から1つずつ選ぶ【収益性】P/L上の利益ベースに絞る
【効率性】運転資本+固定資産に絞る
【安全性】短期・長期視点に絞る文章問題
(個別記述の場合)
◎与件とキーワードを因果で
与件から因果の因の部分を引用し、あらかじめ準備しておいた指標ごとのキーワードで因果の果に使う
◎分子と分母の算出式を利用する。
安全性指標は与件に根拠(因果の因)がないので、分子と分母の両面のキーワードをあらかじめ準備しておき、貸借対照表の数値だけを根拠に記述する。(総合記述の場合)
◎収益性、効率性、安全性の区分を明確にする。
分析のキーワードを使うことで区分が明確になり文章が締まる。
◎与件の言葉や財務諸表の分析を引用する。
文字数が少ないので難しいが、与件の言葉や財務諸表の数値の動きの言葉を使うことで、説得力が高まる。
◎箇条書きの場合、設問1の番号と揃える。
設問1で①に悪化、②に優れている点、の場合、箇条書きにする時、番号を設問1と揃えることで、採点者に伝わりやすい。

<追加講義:非支配株主とは(おべんと君)>
連結といえばおべんと君の渾身記事、連結会計シリーズ。私も何度も読み返して勉強になりました。

【渾身】連結会計vol.1:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.2:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.3:中小企業診断士

今回演習では平成29年度の事例を扱い、連結会計における非支配株主とは、をわかりやすく講義してもらいました。自己資本比率の計算において、非支配株主持分は、親会社以外の株主の持分なので、D社の自己資本に含めないため、その分を除いて自己資本比率を計算しなければなりません。このポイントを掘り下げてわかりやすく説明してもらいました。

 

<経営分析事例演習:平成29年事例Ⅳ 経営分析>

プレゼンの後は予告なく平成29年度の事例Ⅳを画面に写しての演習です。20分の制限時間で指標計算と文章問題を一斉に解いて頂きます。すでに解かれた方もいらっしゃると思いましたが、ここまで事例3本やってきて疲れが溜まっているところでのいきなりの経営分析演習。本番はもっと疲労感と緊張感がたまっている中で解かないといけません。少しでも体感できたら良かったと思います。

オンラインでの演習は初めての試みでしたが、画面だけを見て解いてみて、「いかにメモが重要か、改めてその大事さをわかりました。貴重な経験でした。」とのご意見をいただきました。

その後のディスカッションでは、どの指標を選んだかを中心に議論しました。私の班は3人ともそれぞれ微妙に違い、意見が割れましたがそれぞれ根拠をしっかりと意見提示できていた点はよかったと思います。私の場合、与件文を読み込んだ上で指標計算するので、指標選定で迷ったときは必ず与件根拠で検証していました。B/S、P/Lの算出だけで判断ではなく、与件文からD社の経営状況を押さえた上で整合性を意識した指標の選定と根拠のピックアップが必要ですね。

ディスカッション終了後、ぴ。の丁寧な解答解説講義で終了。あっという間に事例Ⅳまで終わってしまいました。

 


17:30-18:00 クロージング

最後にクロージングということで質疑応答タイム、そして参加者全員から気づきについてコメントを頂きました。そして道場メンバーからのメッセージで終了!

クロージングの後は、残った方で懇親会。こちらでも質疑応答がいくつもありました。

参加者の方、長時間お疲れ様でした。多くの方が気づきを得れた、モチベーション向上につながったとご意見を多数いただきました。また、途中で退出した道場メンバーにも御礼言いたいとの暖かいコメントも頂戴しました。メンバーに確かに伝えてさせていただきました。

 

3.アンケート結果(速報)

参加者の皆様のアンケートから満足度5段階評価(5が最も良い)で回答者11名中10名から5、1名から4の評価を頂戴しました。ご回答いただき、ありがとうございました。

アンケート結果や頂いた質問事項、要望事項などはじっくり読ませていただき、今後の貴重な資料として道場の運営に役立てていきたいと思います。また詳細情報や当日お答えできなかったご質問、各班での気づきなどを、後日記事にする予定ですのでしばらくお待ちください。

最後に、参加者の方のアンケートから「この合宿でどのようか気づきを得たか」について、ご回答いただいた内容を記載させていただきます。

 

「得た気づき」参加者皆さんのアンケート結果より
・勝手に自分の理解で言葉や論理を省略しない。 社長の想い(与件)、設問に沿って回答をする。
・中小企業診断士試験として、要求されているものと、実務ギャップ。
・因果について、実践で使えるレベルの理解が初めてでき転換点になると思います。
・結論を最後まで書く
・知識の不足と新しい切り口
・解答に詰めの甘さがある点 勉強を重ねる内に知識寄りの解答になってしまった点です。
・他の方の答案のまとめ方や回答スタイルなどです。
・回答のフレーム。因果。
・文章の書き方、自分の思いつかなかった与件文の読み込み方、細かいテクニック、現場対応の方法等
・多面的な解答、効果や理由についてきちんと記載すること。 与件文からの抜き出しは概ねできていて(多分)、解答の方向性としても大きな間違いはなさそうなので、勉強の道筋は立ったと思います。
・自分として書きやすく、それなりに形になったと思った解答が、かなり不足している旨のアドバイスを頂いたり、反対に、自信がなくダメもとで与件文の内容をまとめた解答が一定の要素を拾えていると評価して頂いたりと、1人では気づけない視点や基準を感じられた。今の自分ができること(成長したこと)とこれから身に付けなければならないこと(成長できること)が明確になり、具体的な手段の発見に結びついた。

 

それぞれの勉強の進捗状況、バックボーンによって同じ時間・同じ空間でも感じることは多種多様。参加者の皆様にいろいろな気づきがあって、道場メンバー一同開催して良かったと思っております。唯一、これをリアルで開催できなかったのが残念です。

まだまだ2次試験まで時間があります。これから十分逆転可能。体調にはくれぐれもお気をつけて。その上で最後まで走り切ってください。

以上、3chでした。


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日時:2020年9月5日(土) 9:00~18:00
(18時以降、懇親会を予定)

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内容:1日で令和元年度の事例Ⅰ~事例Ⅳまでを扱う予定です
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受付開始8月25日(火) 12:00~  ※先着順となります※満員御礼!
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ご無沙汰しております。さいちゃんです。

9月に入り、台風のシーズンになりました。昨日に加え、週末も九州に来るということでお近くにお住いの方、どうか厳重な警戒をおこたらず、無事に乗り切れることを心より願っております。

私の話ですが、昨年の二次試験の一週間前に大雨で避難しました。幸いにも大きな被害はなかったのですが、あと一週間ずれていたらと思うと、今でもぞっとします。
試験を受けること、勉強できること自体が幸せなことなんだと痛感しました。

きっと今年もいろんな巡りあわせがあることでしょう。その時々の目標に対して「最善を尽くす」ことができればきっと前に進めるはずだと信じています。残り一か月半がんばっていきましょう!

 

中小企業の実例から見えてくる課題と施策(事例Ⅱ編)

さて、今回も前回に引き続き「はばたく中小企業」のデータベースを用いて、中小企業のあるべき姿を探っていきます。いつもながらマクロ話で恐縮です。

今回は事例Ⅱ編ということでマーケディング・流通に関する課題と施策を見ていきます。

課題を、①ブランド確立、②海外展開・事業開拓、③商品・サービス開発の大きく3項目に分けて、それぞれの施策キーワードを調査していきます。

 

ブランド確立について

地域連携に関わる施策が最も多く、高付加価値化や女性活用・地域雇用創出といったワードが並びます。ブランド確立には、地域の資源を活用することが重要で、高付加価値を狙うことで自然とブランド化されていくのかもしれません。女性ならではの発想を採用していたり、女性を活用している事がブランドの確立につながっているところもあるようです。
数は少ないですが、農商工連携の補助金も活用されています

 

 

海外展開・事業開拓について

先ほどと同様、地域関連が多いです。続くのは海外販路開拓としての展示会出展、現地法人の設立、公的機関との連携が目立ちます。
やはり、一社単独で海外展開するのはハードルが高いため、地域や公的機関との連携を通して海外展開する例が多いようです。また、B2Bビジネスの場合は、取引先が海外工場を建てるにあたって一緒に海外法人を設立することがあるようです。

 

 

商品・サービス開発について

こちらも地域関連が多いです。高付加価値化、販路開拓、産学連携と続き、環境商品といった尖ったワードが見えてきます。

マーケティング関連の施策の中に出てくる尖ったワードをいくつか下表に挙げます。気になるワードがあったら、上記のデータベースから検索して該当企業を除いてみてください。実際の試験で出てきたら「きたー」と思ってさっと線を引きましょう。

ベジタリアン市場
アフターフォロー
レシピ本とのセット販売
シェフとの連携
人を大切にする経営
省・創エネルギー
ワンストップサービス
災害対策商品
医療ツーリズム
ユニバーサルデザイン

 

まとめ

事例Ⅱに関連する施策のキーワードとしては、地域、高付加価値化、連携、といったことが挙げられます。自社資源に乏しいB社は、地域や他業種との連携を通じて新規市場開拓や、高付加価値化によって新製品開発戦略をとることにより、アンゾフの成長マトリックスをベースに成長戦略を描いている、といったところでしょうか。

試験に出てくる事例企業が、実際の中小企業を参考にしている事は明白で、普段から課題や施策に関するワードのシャワーを浴びていると、全くなじみのない分野の企業が出てきた際も、知識の連想からなんとなく関連付けができるようになる効果を狙っています。

とはいえ、たとえ全く知らない業界やワードが出たとしても、与件に忠実に基本のフレームワーク(3C, ダナドコなど)を使っていけば確実に解ける問題のつくりになっているので気にしすぎることもありません。

たまに俯瞰的な視点をもつために、決して覚える必要はないので、気楽にデータベースを読んでみてください。

 

 

趣味の話(さらに診断士試験から遠ざかりますがついてきてください)

 

私の趣味の一つは、将棋です。昔は将棋を指していたのですが、負けると悔しいのと覚えることが膨大なために、2012年ごろから指すのをやめて観るのを専門としています。いわゆる”観る将(観る専門の将棋ファン)”というやつです。

最近の将棋界は、藤井聡太さんの話題で持ちきりですね。対局日はワードショーで取り上げられ、お昼ごはんやおやつまで予想され、ひと昔前からは想像がつかない事態になっています。昨日発売されたNumber(スポーツ雑誌)は初の将棋特集とのことで、普段将棋に触れない層が盛り上がっていることを実感します。

将棋界はAIとの関係が重要になってきており、藤井聡太さんもAIをベースにした将棋ソフトを研究に活用されているそうです。将棋の強さとしてはAIが人を超えたといわれて久しいですが、人が指す将棋にこれだけ価値が見いだされていることがとてもすごいと思っています。

先にご紹介したNumberの一説に、次のような趣旨の藤井聡太さんの発言が載っています。こちらのネットニュースでは発言がわかる記者会見の動画も見られます。

”(AIと棋士との共存期において)今の時代においても、将棋界の盤上の物語の価値は不変だし、自分としてもそういう価値を伝えていけたらと思う”

AIの方が棋士より強いとはいえ、棋士が将棋盤の上で指し示す物語の普遍性とその価値を、自らの言葉で語っています。人が奏でるからこそ、人を熱く熱狂させることができることを体現しているんですね。藤井聡太さん、時代を共にできるのを本当に幸せに思える方の一人です。

診断士に話を戻しますと、中小企業診断士は、AIに置き換えにくい士業だといわれています。それは、顧客や仲間とのコミュニケーションなどの人と人のやり取り、すなわちヒューマンスキルが必要となる領域を、AIが苦手としているためのようです。

私が想像する未来は、将棋と同様に診断士とAIとが共存する未来です。例えば、今回の「はばたく中小企業」のような成功事例をデータベース化して、顧客に当てはまる成功事例を引っ張ってきたり、環境変数を設定して全体最適を見据えた成長戦略を出力させるなど、得意分野はAIに任せて人と人とのコミュニケーションの部分は人間が携わることで、AIとの共存により、診断士と企業の物語が続いていくような未来を願っています。

以上、さいちゃんでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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【特集】
受験の女王ティアラ × 一発合格道場コラボ
2次試験直前!
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雑誌「企業診断 10月号(9月28日発売)」に受験の女王ティアラことTACの津田まどか講師と当サイト「一発合格道場 11代目(2020年度のいつものメンバー)」によるコラボ記事が掲載されることになりました。
4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!

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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

先日、令和2年度夏期(8月)の実務補習に参加してきました。
その中で一次試験、二次試験で学習した事項が次々にリンクしていく体験をしました。
本日はその辺のお話を絡めながら、実務補習の体験談を載せたいと思います。

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

①『この勉強、役に立つの?』という疑問をお持ちの方
② 合格後の『実務補習』の中身をざっくり知りたい方

実務補習とは?

二次試験に合格した後、中小企業診断士として中小企業庁に登録申請するためには、①3年以内に「実務補習」を15日分(5日間コース×3回 or 15日間コース)以上受講するか、②診断実務に15日以上従事(以下、「実務従事」)する必要があります。

実務補習の概要

実務補習は、中小企業を経営診断するトレーニングです。
その目的は、経営診断の知識を実際の企業にて応用・実践することで、経営診断のプロセス・スキル等を習得することにあるそうです。
経営診断に関する知識については、一次試験・二次試験で習得していることを前提に、実践に取り組ませるということですね。
(そのため、実務従事した者は実務補習を経ずに登録できるようにしている)

「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」(以下、「規則」)に基づき、登録実務補習機関が実施しています。
登録実務補習機関は、現時点で中小企業診断協会の他、実践クオリティシステムズだけです。
実際には、二次試験合格者向けに実務従事を斡旋している団体もあり、そちらを利用する方も多いです。
この辺の話はまた後日。

メンバー

実務補習は規則に基づき、6人以下の受講者で班を組み、1人以上の指導者(以下、「指導員」)がつくことが定められています。

指導員は「経営コンサルタント業を主たる事業として五年以上営む中小企業診断士(従業員として経営コンサルタントに従事する期間が五年以上の中小企業診断士を含む。)であつて、中小企業の経営方法又は技術に関する研修に係る実習の指導経験を有する者であること。」とされており、実際には独立診断士であることがほとんどのようです。
実際、私が教わった方は、大手製造業で部長職を務められた後退職され、現在は東京協会某支部に所属して忙しく活躍されているベテランの先生でした。
登録後に不稼働となっている診断士もかなり多いと聞きますが、彼方此方に飛び回っている方だけに、どれも的確で、豊かで深く経験に裏打ちされた含蓄のあるご指導をいただきました。
幸運にも、私の班には金融機関で長くお勤めになり実務従事の経験も多い副指導員にもついていただき、お二人から多角的な視点でご指導いただけました。

受講者は、住所が比較的近いメンバーで集められるようです。
経験回数や勤務先の業種も考慮されるようなので、多様なメンバーが集まります。
私の班は、初めて補習を受けるメンバーが私を入れて3名、経験者が3名という構成でした。
すでに経験がある方からは、進め方のポイントをシェアいただけたので、大変助かりました。

よく聞く話ではありますが、他の受講者に当初圧倒されました
金融機関の部長級、製造業・建設業・コンサル業の部課長級、中小企業の取締役といった錚々たる面々で、役職にもついてないペーペー社員なんて私だけだったのです(笑)
とはいえ、所属している業界や経験してきた仕事が全く異なるメンバーで、各自の知見を持ち寄って一つの提言を作り上げていくのは、大変エキサイティングな体験でした。

診断先の業種は、飲食業・サービス業・小売業・卸売業・製造業・NPO等、千差万別です。
私の場合は製造業が診断先でした。
ほとんどの場合は社長が相手をしてくれますが、稀に社長ではない他の方が出てこられたり、時には他の経営陣も初日/2日目の「社長ヒアリング」や最終日の「報告会」に同席することがあるようです。
基本的には、社長からヒアリングし、社長に提言報告します。

スケジュール

協会が実施する実務補習の場合は、開催時期が例年固定されており、合格直後ですと2月に5日間・15日間コース(3月にまたがる)が実施されます。
7~9月にも各月開催されますが、5日間コースだけです。
従って、合格同期の中で最速登録を目指す場合は、来年2月~3月にかけての15日間コースに参加する必要があります。
※実務従事の経験が認められる状況にある方は、もっと早く登録できますが、かなり例外的だと思います。

平日+土日で開催されるので、勤務先で休暇を取得する必要がありましたが、幸い仕事の都合をつけられたので参加できました。
補習日でない日も作業・討議する必要があるため、可能であればもっと長期で休暇を取得したかったです。
来年15日間コースに参加したい方は、2月~3月中旬まで1カ月半の間、時間を確保する必要があります。
今から覚悟と周囲への根回しを!

補習日の拘束時間は9時~17時が原則ですが、進捗が悪いと延長が発生してしまいます。
また、例年であれば、飲み会で毎回親睦を深める班が多いようです。

実録・私の実務補習

実務補習については、以下のような形で進行しました。

【実施前】事前連絡

協会からは事前に実務補習テキストが送付されてきます。

実施の一週間前を目途に、指導員からメールが来て、診断先の情報や決算書が展開されました。
診断先の業界やビジネスについて下調べするよう指示されます。
また、チームビルディングについても指示があり、班長と各担当の割り振りが提示されました(最終的に提示案どおりに決定)。
メールで自己紹介し合った後、コミュニケーション・ファイル共有のツールをどうするか決定します。

担当の割り振りについては、指導員によって様々な考え方があるようです。
私の班は、班長を補習経験者から選出し、所属業界や経験してきた仕事に基づいて主・副の担当が決められました。
パート分けは「経営戦略、財務会計、営業・マーケティング、生産・技術、人事・労務、IT・環境」で、私は金融機関勤務ということで財務会計を担当することになりました。

なお、実務補習において、財務担当はCRDビジネスサポート社の「McSS(中小企業経営診断システム)」を利用して財務分析することになります。
ちょうど出版されたばかりの『中小企業の財務分析(第5版)』を勝手に副読本にして、臨むことにしました。
(この一冊、おススメです。事例Ⅳ対策にはちょっと大げさなので、合格後にぜひ!)

【1日目】キックオフ・社長ヒアリング

例年、東京会場では、銀座の中小企業会館に集合して、オリエンテーションが開催するようです。
しかし、コロナ禍の中での開催ということで、今回は診断協会による集合説明会は開催されず、事前にYoutubeに限定公開された動画と資料で実務補習の内容を把握しておくという形になりました。

都内某所に集合し、指導員から診断先のざっくりとしたニーズについて説明を受けました。
以下のような指示を受けました。

①社長がやりたいと思ってくれる具体的な提案を全員で協力して案出すること
②担当パートで全力を尽くし、満遍なく診断・助言できるよう準備すること

また、工場で見るべきポイントについても指導を受けます。
その後、社長へのヒアリング事項についてメンバー間ですり合わせし、診断先へ向かいます。

診断先では工場を見学させていただいた後、社長ヒアリングを実施しました。
ここでどのくらい深くヒアリング出来たかが勝負となりますが、今思うと大分浅かったですね…。

【2日目】現状・課題・提言を討議

指導員が独自に借りてくださった公的施設の会議室にて、方向性を議論します。
まずは定番のSWOT分析、課題の洗い出しと提言内容のアウトラインを決めます。
(ここでの議論の甘さが、後半で混乱を招くことになりました…)
追加で社長に質問したい事項が出てきたので、指導員にヒアリングを依頼しました。
この日に大枠を固め、報告書に関するルールをまとめておかないと、地獄を見ます(迫真)

【2~3日目の間】自主学習期間

各自が担当パートについて報告書を作成します。
忙しい合間を縫って、指導員と副指導員が中間チェックをしてくれました(ここまでしてくださるケースは珍しいようです)。
その結果、整合性や伝え方について注意がされ、メンバーで緊急Zoom会議を開催しました。
この期間に密に連絡を取って、担当パートごとに齟齬が生じないようにすることが重要です。

【3日目・4日目】整合・最終調整

修正した報告書を持ち寄り、整合性を確認します。
一貫性を持った提言となるよう、指導員から熱を帯びた指導を受けました。
診断先の状況、社長の想いに寄り添う重要性についても、説かれました。
また、報告書のまとめ方についても、ごもっともな指摘を受けます。

4日目には、報告書を印刷・製本して報告会発表のリハーサルまでやる…つもりが、延長が発生。
前述のSWOT・提言のアウトラインの決め方の甘さが露呈した結果、方向性を大きく修正することとなりました。
総論から各論に落とすだけでなく、妥当な各論から総論を巻くという視点が足りていませんでした。
とはいえ、何とか報告書の製本まで終えました。
指導員がご自身のプリンターを持ち込んでくださったので(普通は印刷屋へ持ち込むそうです)、助かりました。

【5日目】社長報告会

午後の報告会に先駆けて、両国の国際ファッションセンターに集合します。
東京会場では相当数の班が動いていたハズですが、時間帯をずらして集合しているようでした。
久しぶりに複数の合格同期と再会できて、感慨もひとしお

事務局に報告書を提出した後、実務補習3回目の方向けの修了式が開催されるまでの間、会場で報告のリハーサルをします。

その後、腹ごなしをしたうえで診断先へ移動し、報告会(プレゼン)を実施しました。
想像以上に社長から質問をいただいた結果、2時間以上の長丁場となり、社長も最後は相当お疲れの様子でした。
いくつかの提言については、「やってみます」というお言葉もいただけたので、メンバー一同達成感を感じました。

コロナ禍で飲み会を自粛していたものの、この日ばかりは3密を避けつつ短時間一本勝負で反省会を実施。
「実務補習修了証書」を頂戴します(これで5ポイント)。
今までで一番打ち解けて、大変盛り上がりました。
指導員・副指導員とメンバーに恵まれたことを実感しました。

二次試験を振り返って

二次試験については、私は「紙上のコンサルティング」だと思っているのですが、こういうと「いやいや答えがあるペーパーテストだからコンサルティングとは違うよ」と反論されたことが複数回あります。
「採点」がなされる以上、出題者の想定解答が存在している二次試験と、の意味での正解が存在しない実際のコンサルティングは異なる、という意味では間違いではないでしょう。

でも、二次試験合格はゴールでなく、なんなら診断士登録もスタート地点に過ぎないということを考えるとき、上記の考え方は非常にもったいないし危険な考え方だと感じます。

整理された与件文をどう料理する?

実務補習が終わった後、診断先と同じ製造業である事例Ⅲの与件文と設問文を読むと、本当によく出来た構成だと感じました。

近年の与件文は、意図的に時系列を乱したり、次元が異なる話の中に重要な情報を突っ込んだりきたりして、混乱を誘っています
でも、社長ヒアリングの際に行われた、「文字になっていない」「あちこちに話が飛ぶ」、そうした拡散的な話に比べれば、はるかに整理された、そして必要十分な情報なのです。
ご丁寧に分析された図表までついています。
こんなに親切なことはない気がしてきました。

上手く情報整理できるスキルは、コンサルティングするうえで大変重要なのです。
二次試験は「国語の試験だ」という言われ方もしますが、「情報をきっちりと整理して因果関係を明らかに表現する」という面では的確だと思っています。

そして、この「一発合格道場」で何度も言及されてきた具体性の問題。
一般論で提言の穴を埋めようとする私たちに、指導員から厳しく指導が入ります。

具体的にイメージがわくよう、提言を一本でまとめることが必要。言葉をいくら並べたって仕方がない!この診断先に何をしてほしいの?

総花的では戸惑わせるだけ。何に取り組む必要があるかを緊急度・重要度に応じて示すんだ

「これを食べたい」と思ってもらえるように、スパイスを加えよう。社長にどう行動してほしいのか、よく考えよう

資源制約のある中小企業が、「これなら手が届くし、ノらないと損」と思えるような具体的で実現可能な提案をしろということですね。
これって、二次試験の助言問題でもアテはまる話ですよね?

試験を合格したからといって、自分の行動に深く反映出来ているかは別の話なのですね…(遠い目)

事例が4つある意味

実務補習における「経営戦略、財務会計、営業・マーケティング、生産・技術、人事・労務、IT・環境」という割り振りは、比較的オーソドックスな分け方であるようです。
これって筆記試験における事例ごとのテーマに対応していますよね。

事例Ⅰ=「人事・労務」
事例Ⅱ=「営業・マーケティング」
事例Ⅲ=「生産・技術」
事例Ⅳ=「財務会計」

「経営戦略」は事例Ⅰ~Ⅲに共通して出題されますし、「IT・環境」は各事例で出題された実績があります。
総合診断に必要な各論をがっちり固めなさい、ということなのですよね。

ちなみに、先日Tomatsuが触れていた「除却損」、診断先への提言で検討した論点の一つです(結局、提言には盛り込みませんでした)。
(参照:11代目Tomatsu「「除却損」を理解していますか?」)

一次試験対策で学習された内容、二次試験に向けて学習されている内容、決してムダにはなりません!
むしろ、合格後も学習を続けていく必要がある中で、(領域を選択・特化していくにせよ)大切な基盤になってくれると感じます。

白書を舐めるべからず

診断先の現状や課題について議論している際、指導員から何度も「中小企業白書」への言及がありました。
現実のコンサルティングでも、「白書」が示している課題解決の方向性は参照しているそうです。
診断士たる者、「白書」の問題意識や方向性は理解しておけ、ということでしょう。

その点、時々の「白書」の方向性を反映している二次試験は、「活きた教材」であり、貴重な「ケーススタディ」です。
登録後の活動でも役立ちそうなので、今後も毎年チェックしようと思っています。

(余談)養成課程との関係性

実務補習中、養成課程の話題が出ました。
私は時間とお金が許せば、養成課程に行きたかったクチなので、当時色々と調べており、盛り上がりました。

養成課程(中小企業大学校)・登録養成課程(民間の養成課程実施機関)における演習・実習の内容と、二次試験・実務補習/実務従事を対応させると、以下のような形になると思われます。
(参照:中小企業庁「中小企業診断士制度の見直しについて」)

【養成課程・経営診断Ⅰ】=二次試験中小企業診断士となるのに必要な学識を応用能力の修得
(経営戦略など中小企業の個別経営課題に対する診断・助言能力の修得を目指す)

ここにタイトルを入力

【養成課程・経営診断Ⅱ】=実務補習、実務従事経営診断Ⅰで習得した能力を活用し、診断士として必要な実務能力の修得
中小企業を全社的な視点に立った経営課題に対する診断・助言の実務能力の修得を目指す)

ここにタイトルを入力養成課程出身の方は、最大15日間の実務補習/実務従事よりも、時間ベースで計算されたカリキュラムだけによりみっちりと実習されているんですね。

(学校によっては、実習時間がもっと多かったりするようです)
元々実務でも中小企業に関与している方が多いので、大変有意義な議論が行われているようですね。

商工会出身で中小企業大学校に通われた方にインタビューをした記事を以前に執筆しているので、ご興味がある方は、ぜひご一読ください。

中小企業診断士ポータルサイト「シンポタ」
特集企画:【有川紘文さんインタビュー】 小規模事業者の想いに寄り添うために

【第1回 中小企業大学校での受講を決意】
【第2回 奮い立った社長の言葉】
【第3回 感性を大事にしたコラボレーション】

今日のまとめ

① 今学んでいるコトはきっと合格後も役立ちます!
② 二次試験は「活きた教材」、美味しく食べましょう

以上、いけちゃんでした!

それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!

 

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2次試験直前!
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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

前回までの記事はこちら

 

 

何が何やらよく分からないまま8月が終わっていました。

夏休みもお盆の帰省さえも、ままならない方も多かったことと思います。

一次試験後、二次の勉強をしようにもなかなか勉強に身が入らなかった方も

そろそろ!

そろそろ本腰入れて参りましょう!

 

大丈夫、死ぬ気でやってもあと50日。

その後は二次筆記試験の合格発表まで、いろいろ我慢していた気持ちを解放するボーナスタイムが始まります!!

(よく言われることですが、筆記試験の勉強をしっかりしていれば、口述対策は筆記試験の合格発表後に始めても間に合います。昨年の二次筆記試験後の道場の懇親会・いわゆる事例Ⅴでも先代がそう言っていましたし、事実私もそれで間に合いました。)

筆記試験後は世界を救う旅に出た、という話も複数名から聞きました。

 

いいですか? 筆記試験後の解放感は、勉強を頑張れば頑張るほど味わえるものです。

全力で味わいにいきましょう! そのために今は勉強だ!

 

 

 

さてさて、皆様二次試験の過去問を解いていらっしゃる頃だと思います。

今回は私が過去問演習→答え合わせの後にやっていた、「ストックフレーズの収集」についてご紹介したいと思います。

 

 

【はじめに】ストックフレーズとは

 

私は二次試験の勉強中、ふぞろいやネットの記事で見かけた単語や言い回しで「これ、使えそうだな」というものをノートに書き留めてストックしていました。

これを便宜上、ストックフレーズと呼ぶことにします。

 

内容は二字熟語程度の短いものから、長めの文節まで様々です。

ポイントは、本番の試験でも使えそうな汎用性のあるフレーズを探すこと。

解答に使う時は多少語尾などアレンジしても良いので、とりあえず「使えるかも」と思ったら、どんどん過去問演習用ノートにメモしていきます。

そして、通勤時間にパラパラめくって眺めたり、過去問演習の前に目を通したりして、自分の語彙として定着させるよう意識していました。

あくまで単語や言い回しなので、丸暗記するというよりは、「こんな表現もあったな」となんとなく覚えておく程度でOKです。

道場のサイト内検索で「ストック フレーズ」で検索すると数件ヒットしましたので、先達の方々も実践していた方法のようです。

 

 

ストックフレーズをおすすめする理由

①解答の要旨を明確にできるから

②字数制限に対応しやすくなるから

 

実例を挙げた方が分かりやすいと思いますので、以下例題をご覧ください。

 

まずは①解答の要旨を明確にできる からいってみましょう。

例題は、平成30年 事例Ⅰ 第2問(設問2)。

※研究開発中心のA社の話です。

「A社長は経営危機に直面した時に、それまでとは異なる考え方に立って、複写機関連製品事業に着手した。それ以前に同社が開発してきた製品の事業特性と、複写機関連製品の事業特性には、どのような違いがあるか、100字以内で答えよ。」

 

まず、私が過去問を解いて書いた解答がこちらです。

以前の製品は、製品を販売した時点で取引が完了する売り切り型の事業であり、安定性の面で限界があったが、複写機関連製品は複写機本体を売った後も複写機の再生品や関連部品、トナーなどの消耗品が売れる。(96字)

 

 

いかがでしょうか?

大きく間違ってはいないけど、イマイチですね。

基礎力不足から具体に逃げていますが、「一言でいうと何なの?」と詰め寄られた時に返事に窮するパターンです。実生活と大して変わらんなぁ。

 

例によって「ふぞろい」で採点し、より多くの再現答案に触れるため道場記事を検索しました。

すると、合格者の答案は、文中の言葉を使って「安定的な事業の柱となる」「継続的な収益を確保できる」などと結論付けた解答が多いことがわかりました。

そう、一言でいうと、「継続的な収益源になるか否か」なんですよね。

言われてみればその通りなんですが、正直、自分ではそこまでまとめて書くことができませんでした。

でもこの言い回しを知っていれば、「安定性の面で限界があった」より、ずっと明確で芯を食った解答になると思います。

このフレーズは、わりと普遍的なので他の年度でも(そして本番の試験でも)使えそうだと思い、ストックフレーズにいたしました。

 

ちなみに、この時参考にした道場記事はこちら。

10代目高得点解答にみる2次試験合格のポイント!平成30年度事例Ⅰ  by10代目なおさん

 

 

次に、②字数制限に対応しやすくなる についてです。

 

例題は、平成29年 事例Ⅱ 第1問。

※家族経営のふとん店の話です。

「B社について、(a)自社の強みと(b)競合の状況をそれぞれ60字以内で説明せよ。」

 

(a)自社の強みについて、私が書いた解答がこちらです。

①睡眠状況を聞きながら商品を薦めるこだわりの接客②ノベルティ目当てに来店する顧客の存在③井戸端会議で人と情報が集まる。(59字)

 

60字だから要素は3つかな、と思いつつ、字数が足りない……うまく書けない……となかなか苦しかった問題でした。

本当は他にも強みあるけど(日用品販売で顧客との継続的な接点のくだり等)、とも思いましたが、そこまで余裕が無かったのでこれで切り上げています。

 

その後、「全ノウハウ」で答え合わせをして、もう少し違う視点も取り入れるためネット検索です。

(余談ですが、ふぞろい11が手に入らなかったため、H29年度のみ「全ノウハウ」で答え合わせをしていました。

今はふぞろい11と12を合わせた総集編が出ていますので、そちらでキーワード採点ができます。)

 

すると、こちらの道場記事がヒット。

【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅱ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント by9代目だいまつ

 

この中で、9代目きゃっしいの答案が目にとまりました。

「強みは①睡眠状況を聞きながら商品を薦める接客力と信頼②ノベリティの誘客力③休憩コーナーや日用品販売による継続的な接点。」

 

特になるほど、と思ったのが②の「誘客力」です。そんな言葉があったのね。

これは事例Ⅱで使えそうだし、何より少ない字数で事例Ⅱの重要項目である「来店客数の増加」を表現できます。

こんな風に字数が少なくて便利な単語を知っていれば、「本当はもう一要素入れたいが字数が足りない」という時に対応しやすくなると思い、ストックフレーズ入りさせました。

ちなみに、個人的に「誘客力」は普段あまり使わない言葉だったので、「誘客力・集客力」とメモして使いやすい方を使うことにしました。

 

 

またまた余談ですが、私は過去問を解いた後、「マイベスト答案」は作らない派でした。

理由は、一度マイベスト答案を作りこんでしまうと、2回目に同じ過去問を解く際に実力なのか答えを覚えているだけなのか、分からなくなると思ったからです。

でも、吸収できること、覚えた方がいいことは記録したい。

そう考えた結果、ストックフレーズを抜き出してメモしておき、どの年度から拾ったフレーズが分からない形で見返すことで、解答おぼえちゃう問題を回避していました。

 

 

 

ストックフレーズを使う際の注意点

・与件文に沿っているか、確認する

 

これはストックフレーズに限りませんが、二次試験では、与件文と設問文に沿った解答になっているか? が最重要チェックポイントです。

そのため、与件文にある単語を不必要に言い換えたり(例:「マニュアルを使って教育する」→「技能伝承」など)しないよう、その点はくれぐれも注意してお使い下さい。

意味がズレてしまいますし、何より「与件文をきちんと読んでいない」という印象を採点者に与えかねません。

要は、「このフレーズを使う時が来たぜっ!」とか、ストックフレーズありきではしゃいでると失敗する、ということです。

基本的には与件文の言葉を使い、足りないところをストックフレーズで補い、整えて解答を書くイメージで参りましょう。

 

 

 

このように注意点はありますが、フレーズは知っておけばおくほど、本番で気持ちの余裕ができます。

緊張しやすい人にこそおすすめしたいストックフレーズ、よろしければ取り入れてみてください。

 

 

それでは最後に、私が勉強しながらストックしたフレーズをご紹介します。

備えあれば憂いなし。

「使えそう」と思うものがあれば、ぜひパクってカスタマイズ♪してくださいね。

 

 

【事例Ⅰ】

 

・継続的な収益の確保

・安定的な事業の柱

・経営資源を集中させる

・経営リスクの分散

・環境変化への対応力

・正社員はコア業務に集中

・非正規社員の戦力化

・人材確保

・(人材の)流出防止

・(従業員の)定着率を高める

・(女性、中途社員など)の活躍を促す研修を実施する

・~に関する裁量を与える

・長期的な視点で評価する

・セクショナリズムの抑制

 

 

【事例Ⅱ】

 

・~の集客力/誘客力

・訴求(~を訴求する)

・リピート率を高める

・客単価向上

・認知度、知名度の向上

・固定客化

・需要予測精度の向上

・機械損失防止

・定期的に~する(メルマガ配信、DM等)

・セット販売

・関連購買を促す

・オーダーメイド対応

・オプションメニュー(を設定する、勧める等)

・高級志向の(顧客層)

 

 

【事例Ⅲ】

 

・属人化を排除する

・動線確保

・ロットサイズを適正化する

・ラインバランシングによる生産効率向上

・生産計画をこまめに見直し、精度向上

・在庫コストの削減

・~化と~化で●●に対応する(例:多能工化と多工程持ち化で短納期に対応する)

・販路開拓

・~の一元化

・管理項目を見直す

・工程間の相互支援

・作業の同期化

・全社的な生産計画

・外注管理の徹底

・調達機能の早期立ち上げ

・~の明確化(例:材料発注基準の明確化)

・~に合わせた生産計画

 

 

【事例Ⅳ】

・業績不振、業績低下

・依存度が高い

・委託先の管理

 

 

 

本日は以上です!

ではでは、引き続き一緒に勉強がんばりましょう~^^

 

 

 

 

【特集】
受験の女王ティアラ × 一発合格道場コラボ
2次試験直前!
プラス20点を実現する最終チェックリスト


雑誌「企業診断 10月号(9月28日発売)」に受験の女王ティアラことTACの津田まどか講師と当サイト「一発合格道場 11代目(2020年度のいつものメンバー)」によるコラボ記事が掲載されることになりました。
4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!

 


☆☆☆☆☆☆☆

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皆様からの応援が我々のモチベーション!!

日時:2020年9月5日(土) 9:00~18:00
(18時以降、懇親会を予定)

場所:オンライン (zoom)
内容:1日で令和元年度の事例Ⅰ~事例Ⅳまでを扱う予定です
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合格に十分な実力発揮の準備!

✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

おはようございます。べりーです(過去投稿記事はこちら)。
今日も一発合格道場をご覧いただきありがとうございます。

さあ9月に入りました。
皆様、勉強の進捗具合はいかがでしょうか?

去る8月29日(土)の23時から25時まで、新・道場企画「土曜だから夜ふかし」を開催しました。
これまでの大規模イベントでは難しかった深い話もあり、結果的に25時では終わらず、27時までオンラインかつノンアルコールでひたすら相談会を行うストイックな会となりました。
試験勉強後にお疲れの中ご参加下さった皆様、誠に有難うございました。

この中でやはり痛感したのは「この時期、多くの方がご自身の成長の手ごたえが感じられず、とても悩んでいらっしゃること」です。

独学の方、2次試験初挑戦の方は特にそうだと思いますが、「80分で終わらない」「120分かけて解いて、キーワードはかなり書けたのに全体的に題意を外している気がする」「全く成長している気がせず途方に暮れている」「手ごたえが無さ過ぎてかなり意欲が低下している」、等々の悩みを沢山の方から伺いました。

自分の初年度を振り返ると、1次試験後1カ月半というと9月中旬ですから、本試験まで1カ月しかないという時期でした。
この時期は確か、80分で解くことを自分に課し続けた結果、ようやく5、6回に1回ぐらいの割合で80分間でマス目を埋められるようになってきたばかりの頃。
右も左も分からないまま受けた直前模試の出来の悪さに衝撃を受け、それでも本番まであと1カ月しかないのでとにかく足掻きまくっていました。
もうがむしゃらにやるほかないというか、周りと比較する余裕もありませんでした。

このように、似たような状況の初学者は少なくないはずです。

たとえ今「全く成長が感じられない・・・」と途方に暮れていても、10月に入る頃、もしくは試験の直前1週間になるかも分かりませんが、きっと「恐ろしく成長している自分」に気付くときが来るはずです。

「インプット面」は、そろそろ9月、10月に学習の中心に置く教材を絞り込んで下さい。
「アウトプット面」は、解答時に自分がやらかした事故を「デスノート」に一元化することを始めて下さい。
あわせて、勉強会等に参加して人の意見を取り入れて、これは!と思うことをデスノートに追記して下さい。

今年限りでもう終わらせてNEXTステージへ進みたいじゃありませんか。

今は思う存分に足掻きましょう。

ただし、睡眠時間をなるべく確保してぜひ体調を壊さないようにして下さい。

 

2次試験とは何か

事例Ⅰに入る前に、大きなところから確認です。

2次試験は、問題用紙にズバリと書いてありますが「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例問題」を記述式で4科目解答する試験です。

 

「診断及び助言に関する実務の事例問題」の事例企業は、中小企業庁に集約された過去実績データの中から選ばれた企業がモデルとなっているケースもあるようです。

また、診断と助言の内容は何でも良いわけではなく、「作法」と呼ばれる解答の方向性や決まり事のようなものがあります。

「作法」はぜひ下記をご覧下さい。

11代目Tomatsuによる3部作、学びが多いです。

【2次対策】事例毎の特徴・お作法を知る~事例①編~
【2次対策】事例毎の特徴・お作法を知る~事例②編~
【2次対策】事例毎の特徴・お作法を知る~事例③編~

 

各事例横断で重要なノウハウがこちら。
どちらも知っておくべき重要テクニックです。

解答枠の作り方【中小企業診断士2次試験】 by 岩塩
因果関係はこれでばっちり!「何を書くか?」より「どう書くか?」 by おべんと君

ぜひまだご覧になっていない方はまとめて目を通して下さい。
その結果、これからの2次試験対策の学習において得点が安定することが期待できる筈です。

 

2次試験の作法とテクニック

さて、ここで今一度振り返りたいのは、「作法」や「解答枠や因果関係といった重要なテクニック」がなぜ必要かということ。

なぜか。それは、そこを知っていると「診断及び助言に関する実務の事例問題」へより上手く対応でき、得点の安定化が見込まれるからです。

では「作法」や「重要なテクニック」はあくまで筆記試験対策であり実用的でないのか?

答えは「否」です。

2次試験は「論述試験」と「口述試験」で構成されますが、論述試験だけでなく「口述試験」においても「この切り口にはこの1次知識を答える」といった「作法や重要なテクニックに知見があるか、実践できるか?」が試されていると、ひしひしと感じます。
やはりそこがコンサルとしての素養ということだと思いました。

また、合格後に「実務補習」として班分けして実在する企業を訪問し「診断及び助言の実務」を行いますが、その時も2次試験で学習した「作法」や「重要なテクニック」をベースに思考すると、チーム内のコミュニケーションや合意形成も円滑に進みますし、何より診断先企業の社長にも受け入れていただき易くなります。

試験に受かるために学んでいるのではなく、中小企業診断士になり、どこかに実在するA社長、B社長、C社長、D社長の思いを受け取り、社長がありたい姿を目指す上で力になるために「提案すべきことを提案できる人材」になる。

そのために、この一見答えのないような試験に向き合っていることを、皆様ぜひ忘れないで下さい。

そして、私はこの「社長の存在、社長の思い」を意識することが、当試験に臨むうえで非常に重要であると考えました。

 

【全事例共通の重要ポイント】

①「社長の思い」が最優先すべき「最大のヒント」
・・・したい、・・・を目指している、
・・・をモットーに、
・・・という夢、
・・・を志向した、ビジョンである・・・、等々


②その設問が「企業戦略・事業戦略(SWOTや競争戦略)」なのか、それともより具体的な「オペレーションレベル」なのかを正確に把握する

③聞かれたことに素直に答えるために「解答の型」と「因果を押さえる」ことが重要

 

②はTomatsuの記事にあった「(2)人事・組織に絡めた解答を意識」および「(3)レベル感(レイヤー)を意識」で説明されている通りです。

③は上記の岩塩とおべんと君の記事に書かれている通りです。

そして今回付け足したのが①です。
「事例問題全体の題意」を把むために非常に重要であると考えておりました。

※題意・・・問題の意味

 

社長の思い

前回の記事にも書きましたが、「与件文(=問題用紙の冒頭にある事例企業の沿革や状態を”与件”として書かれた文章」は診断先社長からの「説明内容」であり、「設問文(=問題1、問題2等の問題文)」は診断先社長からの「相談内容」と考えて下さい。

 

例えば、あなたが中小企業診断士として診断先企業の社長室で社長から沿革と状況説明を聞き、さらに具体的に「新規事業の拡大と、旧態依然の経営体質の改革を実現したいんだ」という思いを説明されたとします。

その上であなたが「それで社長、この度はどのようなご用向きでしょうか」と話の続きを促すと、社長から「当社にとって今後の事業展開に最適な組織構造はどのようなものだろうか?」と質問されたとします。

これに対して、「技術伝承のためにベテラン社員による計画的なOJTを実施しましょう」とか「全社横断PJを設置して現在の主力事業へ製造・開発・販売のリソースを集約し、更なるシェアップを目指しましょう」と答える人はいないと思います。

言われた通り”素直”に、社長の思いとして伺った「新規事業の拡大」と「経営体質の改革」を軸として「社長が気づいていない施策」のうち、他の受験生も書くであろう当たり前の提案を当たり前に書く。
私は、これが何よりも重要であると考えるようにしていました。

もし今回の相談内容(設問文)だけ告げられて提案内容を考えなければならなかったとすると、題意を踏み外す可能性は99.999・・・%です。
当たり前ですよね。そうならないために社長は事前に「事例企業の沿革や現在の状況」(与件文)を説明してくれたのですから、その内容を真っ先に踏まえる必要があります。

その中でも最重要な情報「与件文中に散りばめられた社長の思い」です。

これを拾えるかどうか。
特に事例Ⅰではここが勝負の分かれ目になると考えていました。

では実際にどのように散りばめられているのか?を事例Ⅰを題材に見てみたいと思います。

 

事例Ⅰの解答の糸口(ヒント)

事例Ⅰは組織と人事の事例問題です。
事例Ⅰとは何か?については上記のTomatsuの記事に丁寧に書かれていますので、そちらをご参考下さい。

この事例Ⅰ。事例ⅡとⅢに比べて圧倒的にヒントが少ないと言われており、それを理由に苦手とされる方も多くおられます。

具体的には、事例Ⅱはヒントとなる要素が多数登場する中で「SWOT(強み・弱み・機会・脅威)やターゲット等の正しいヒントを抽出し正しく使うこと」が求められるため、「ヒントが少ない」とは真逆です。

事例Ⅲは、問題点がはっきり書かれている中で「生産管理・生産実施・情報管理等のレイヤーを正しく切り分けて、問題点を解決・提案すること」が求められるため、「ヒントが見つからない」ということはあまり起こりません(事例Ⅲは出題傾向が変化している部分もありますが、概ね上記の通りかと思います)。

一方の事例Ⅰは、事例Ⅱのような分かり易いヒントはあまりなく、事例Ⅲのような分かり易い問題点もあまり書かれておりません。

それでもA社社長は「組織構造」と「人的資源管理」についてテコ入れを図りたいと考えているわけで、そこには社長の思いがあるはずであり、実はきちんと与件文に書かれています。

そこ、つまり「与件文中の社長の思い」をガチっとロックオンして各設問すべてに取り込むつもりで臨む。

それを踏まえてポイントをまとめてみました。

 

【事例Ⅰの重要ポイント】

①特に「社長の思い」が大事!最優先すべき「社長の思い」は今後の方向性を指し示す指針

②「組織構造」「人的資源管理」のどちらも社長は思いを持っているから現状を変えたい

③解答の文末に「効果」を入れたいときは「社長の思い」をそっと置くのが吉

④可能な限り「社長の思い」を書きたいが、不自然に感じるなら絶対NG

 

事例Ⅰの「A社長の思い」は重要なヒント

ところで先日、おべんと君が制約条件を守るとは何か?社長の思いに沿っているか?という記事を投稿しました。

この記事は「設問文の制約条件=社長の思い」であり、そこを外すと「話を聞いていない」と判断されて一発退場になりかねないと、制約条件を押さえて解答作成することの重要さを説いています。
私もその通りだと思います。

上にも書いた通り、「設問文」は診断先社長からの「相談内容」ですから、このコミュニケーションでエラーがあっては診断・助言の内容も社長の期待に応えることが難しいでしょう。

上記の例で組織構造を問われているのに「ベテラン社員によるOJT」を提案したのがこの例です。

社長が「人を増やしたくない」といったら採用は提案できないし、「給与やインセンティブ以外で」と言ったらそれら待遇面の提案は絶対に避けるべきなのです。

与件文中の社長の思いが題意から逸れないための重要なヒントであるのと同時に、設問文中の制約条件もまた社長が与えてくれた重要なヒントであるとお考え下さい。

ちなみに上記の例で「既存事業にリソースを集約」と提案したのは「与件文の題意(社長の思い)から逸れた事故」の例です。

 

さて、事例Ⅰの与件文の中には社長が「こうありたい」と考えるビジョンや課題が必ず含まれています。
ここから先では、そこを押さえるということの意味を考えるために、具体的に与件文を見てまいりたいと思います。

 

【注意!】
ここから先は実際に出題された与件文を用いた内容になります。
特に令和元年の過去問学習を超直前期にとっておきたいという方は読み飛ばしていただきたく、うっかりご覧にならないようにご注意下さい。

 

令和元年の事例Ⅰ

下記の画像は左から問題用紙の1ページ目、2ページ目、3ページ目です。

そしてオレンジの枠で囲った部分は私が「社長の思い」だと考えた箇所です。

 

 

1ページ目の「社長の思い」
・(若い経営トップとともに)事業拡大に取り組んでいる

 

2ページ目の「社長の思い」
・長年問題視してきた高コスト体質の見直し
・時代に合わせて再生するため経営改革
・苦渋の決断でコストカットした部分を賞与に回す
・新規事業の拡大

 

3ページ目の「社長の思い」
・再生に向けて経営改革に取り組む
・熟慮して組織再編を見送り

 

これらを踏まえ、社長の思い・ありたい姿を要約するとこうなります。
要約すると「2つ」に集約される年が多いのですが令和元年は3つでした。

【社長の思い(要約後)】

時代に合わせて再生するための経営改革

利益体質の改善

新規事業の拡大

 

この社長の思いを要約した文言を設問文の最上部余白に大きく書き入れると、設問解釈時や骨子作成時に道を外れずにすむと考えました。

※私は「設問文下の余白に骨子を書き込む派」だったので特に。

 

 

「解答プロセス」として書くと、私はこのような手順でした。

①与件文の第1段落(企業概要)と最終段落を読む
②設問解釈する
③与件文を読む

までは一緒ですが骨子作成の前に④を行いました。

④社長の思いを設問用紙の上部余白に書く
⑤骨子作成する(ここまでで開始後40分間)
⑥解答用紙に記入

この順番であれば骨子に社長の思いを反映しやすくなるかと思います。

「工程」を増やすことは時間を割く「重要な意思決定」になるので、ご自身に合う合わないはよく吟味して下さい

 

さて、ここで令和元年から直近5年間の与件文を並べてみます。

※「まだ手を付けていない」という方もいらっしゃると思うので、上の令和元年のように具体的に要素を書き出すこともしませんし、画像も拡大しないようにしておきます。

 

直近5年間の与件文を俯瞰する

先ほどと同様に与件文3ページの画像です

上から令和元年→平成30年→平成29年…と並べました。

 

 

■令和元年の長文化

各年度とも1ページの行数が29行である構成は変わらないため、横並びで比較できます。
それを踏まえると、改めて年度ごとに「3ページ目のボリュームの違い」がはっきりと分かります。

特に与件文が長いのが平成28年度と令和元年度。
しかし、平成28年度も長文とはいえ、文字数で比較すると令和元年は直近5年間では別格です。

・平成30年 2,368字
・平成29年 2,221字
・平成28年 2,739字

に対して、

・令和元年 2,958字でした。

確かに長文化したが、はたして今後もこの傾向が続くのでしょうか?

 

■与件文から社長の思いを見出す

令和元年度と同様に各年度の与件文中に書かれたA社長の思いをオレンジ色の枠で囲みました。

与件文はざっくりいうと「現在→過去→未来」という構成で書かれることが多いため、社長の思いが記述される「位置」も何となく規則性が見出せそうな気がしますが、「そこに書かれている筈!」と決めてかかることは非常にリスクが高いのでおススメしません。
あくまで「この辺りにあることが多いんだ」ぐらいに覚えておいて、どうしてもヒントが見つからないときに「手掛かりになれば良いな」程度にしておいて下さい。

ただし、「最終段落に社長の思いが書かれている年度が多い」ということは上記の通り「事実」であり、当てにして良さそうです。

私は、設問解釈を始める前に「第1段落の事業の概要」と「最終段落の社長の思い」を先に読む!と決めていました。

ということで、ここで注目したいのは位置ではなく「オレンジ色の枠の数」です。
社長の思いが「重要なヒント」だとすると、毎年結構な数の「重要なヒント」が与えられていることが分かります。

これを拾うことができれば、「SWOT(強み・弱み・機会・脅威)」や「過去の成功例、失敗例」といった分かり易いヒントがもし見つけづらかったとしても、題意を大きく踏み外すリスクが減ると考えます。

私は社長の思いを見つけたらオレンジ色のマーカーで目立つように線を引きました。

 

【閑話休題】
事例Ⅰでヒントが見つからない時の奥の手

・過去の成功例や失敗例を活かす
・設問文中の文言と同じ文言を与件文から探す
・繰り返し登場する文言に注目する
・設問文中にある「制約」から推測する
・「つまり」など強調する接続詞に続く文章に注目する
・「圧倒的に」「劇的に」等のパワーワードに注目する
,
(順不同)

 

 

■今後は与件文3ページが常態化する?

繰り返しになりますが、令和元年の与件文は長文化しました。

・平成30年 2ページ+9行(2.3ページ)
・平成29年 2ページ+3行(2.1ページ)
・平成28年 2ページ+19行(2.7ページ)

に対して、

・令和元年 2ページ+24行(2.8ページ)でした。

このまま「与件文3ページ時代」に突入するのでしょうか?

上記の与件文を見比べると、令和元年は他の年度よりも「社長の思い」の記述の数(オレンジ色の枠の数)が多いことに気付きます。

もしかしたら・・・ですが、令和元年の事例はそのままだと解きづらい等の理由で「社長の思い」を随所に入れ込んだ結果、与件文が長文化したのかもしれません。

だとすると、「事例Ⅰの与件文はいよいよ3ページ時代に突入した」「与件文は長文化のトレンドだ」と一足飛びに考えるべきではなく、単発的であったかもしれないという想定もしておくべきでは、と。

もちろん、令和2年度も与件文の長文化を想定して備えておくことは必要です。
当日、そんなことでいちいちショックを受けている暇はないからです。
令和2年度も長文化したら「ヒントが多く埋め込まれているかも」と前向きに捉えましょう。

ただ、与件文が長いと疲れます。
本試験ではヒントを探しながら限られた時間で読まなければならないため、単なる文字数以上の負担を感じます。
令和2年度の与件文がまた2.1ページ、2.3ページ程度に戻ることを願って、そのような推測をしてみました。

そして最後にもう一つ。

令和元年の事例Ⅰは「社長の思い」がヒントとして多く与えられたと書きました。
だとすると、もしかしたらこの年に点が伸びなかったとしたら「社長の思いを上手く受け取れなかった」ということはないでしょうか。

ではここから検証を、、、と思ったのですが、既にかなりの長文となってしまったため、今回はここでまとめに入ります。

 

まとめ

組織・人事の事例は社長の思いに従う

 

まとめ①

相対的にヒントが少ない事例Ⅰは「社長の思い」を汲み取りまくる

まとめ②

与件文(事前説明)の中の「社長の思い」は過去/現在を問う設問でも、未来を問う設問でもどちらも重要な解答要素となる

■過去/現在
A社はの強みは何か?成長を遂げた要因は?
=機会+強み+社長の思い

■未来①(組織構造)
A 社の存続にとって懸念すべき組織的課題は?
社長のありたい姿-現状の弱み

■未来②(人的資源管理)
社員のチャレンジ精神や独創性を維持するために必要な施策は?
社長のありたい姿-現状の弱み

まとめ③

「組織構造」と「人的資源管理」の設問(幸の日も毛深い猫)で社長が組織・人事を変革したい理由を「社長の思い」から探してみる

組織(人事を含む)は戦略に従う。戦略は社長のありたい姿を実現するための方策。
→→組織は社長のありたい姿(思い)に従う

まとめ④

外すと怖い「設問文中の制約条件」は実は社長からの大切なヒント

解答のブレ幅が広すぎる際にその幅を絞り込むための重要なナビゲーション
→→絞り込まれたブレ幅に収まり切らないと振り落とされかねない

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
✅ 対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

 

今回はピンクの枠に挟まれて肩身が狭い、です。

べりーでした。

 

【特集】
受験の女王ティアラ × 一発合格道場コラボ
2次試験直前!
プラス20点を実現する最終チェックリスト


雑誌「企業診断 10月号(9月28日発売)」に受験の女王ティアラことTACの津田まどか講師と当サイト「一発合格道場 11代目(2020年度のいつものメンバー)」によるコラボ記事が掲載されることになりました。
4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!


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日時:2020年9月5日(土) 9:00~18:00

(18時以降、懇親会を予定)

場所:オンライン (zoom)

内容:1日で令和元年度の事例Ⅰ~事例Ⅳまでを扱う予定です

‐ 道場メンバーによるワンポイント講義

‐ グループに分かれてディスカッション

人数:12名程度

受付開始8月25日(火) 12:00~  ※先着順となります※満員御礼!

受付方法こくちーず

※タイムスケジュール等の詳細は、こくちーずにてご案内いたします

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おはようございます!おべんと君🍱です。
自己紹介はこちら。前回までの投稿記事はこちら

今日は、2次筆記で重要になる制約条件と事例企業の社長との関係性について投稿したいと思います。

これは私が2回目の2次筆記が不合格だった時に考えていたことです。

<本題>
2次筆記試験はその言葉通り「試験」です。なので基本的には机上での話ですが、問題用紙には「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例」と書かれています。言い換えると「机上で経営診断を行うもの」とも言えるのではないでしょうか。

不合格だった場合、診断協会より簡易書留ではがきが届き、その中には各科目の評価がA~Dの4段階で記載されています。

左は最初の2次結果、右は2回目の2次結果です。

ちなみに合格された方にはこのはがきは送られず、得点開示請求を診断協会に申請することで評点が分かります。

中小企業診断協会HP(一番下に得点開示請求の記載あり)

このA~D評価というのは、
A:60%以上
B:50%以上60%未満
C:40%以上50%未満
D:40%未満
と規定されており、”%”は、”点”とほぼ同義語です。

これらは自分の解答に対する得点評価なのですが、2次筆記が「机上で経営診断を行うもの」と考えたときに、このA~D評価が意味するものとは何なのか?を2回目の2次筆記が不合格になった時に、私なりに考えました。

今日はそのことをお伝えしたいと思います。

 

<2次筆記と診断を行う実務補習の関連>
合格後の実務補習を通じて思うのは、実務補習の一連の流れと2次筆記はすごく似ています。

※実務補習とは:
2次試験合格後に協会に申込を行い、試験合格者で1班5~6人構成され、ベテラン診断士の引率の下実際に会社を訪問して診断実務を行う研修です。

設問:社長が知りたいこと、社長が悩んでいること
与件:その会社の歴史、強み弱み問題将来課題などが詰まった情報
解答:社長へお答えする内容

実務補習は、
①社長や従業員の方からお話を伺い、情報をいただき(設問・与件)、
②それをチームで社長へお答えする内容(設問・解答)をまとめる
というものです。順序の違いはあれど2次筆記と実務補習の関連性は強いです。

私はコンサル業ではないので分かりませんが、現実社会では、社長がやろうとしていることが間違ってます!と言わなければいけない場面があるかもしれません。

ですが2次筆記に登場する社長は、ほとんどの確率で間違ったことをしようとしている方は出てきません

令和元年度の事例Ⅰ第5問では、組織変更を考えていたがコンサルタントに止められたという内容になっていますが、結構稀なケースです。

その前提から考えると、社長の思いをとして、いかにそれに応えていくか?が2次筆記で問われています。

 

<4段階評価と制約条件の関連(想像)>
感覚的な話で大変恐縮ですが、制約条件を外す=社長の話を聞いていない=社長のイライラが表出=点数が取れないと思っていました。つまり4段階評価だと、C以下の可能性が高いと勝手に思っていました。

制約条件を外すとは、具体的には「新規顧客獲得のために必要な施策」を問うているのに、「既存顧客に対する施策」を書いてしまう といったことです。

実務補習の場面で、

社長:「新しい顧客を開拓したいんですよ」

面と向かって我々に問うているのに、

我々:「いや社長、既存顧客にこういうことした方がいいですよ」

と答えるのは、どう考えても「いやいや、話聞いてる?」と思われます。

(実際の実務補習では、新規顧客開拓の施策を最初に提案したうえで、既存顧客の施策もお話しするということはあるかもしれませんが・・・)

あくまで試験で「新規顧客獲得のために必要な施策」を問われているのであれば、新規顧客獲得のことだけを書くべきです。

制約条件を外さないことは、社長の話を最低限聞いていることになり、それだけは絶対守ろう と考えていました。

逆に言えば、制約条件を守らないことは、社長の話を聞いていないので、試験上は一発退場、というくらいシビアに考えていました。
(本当のところは分かりません)

ただ思うだけでは本試験で何が起こるか分からないので、私が実際していたことは、
〇設問に制約条件を大きく丸でぐるぐる囲む
〇メモ用紙に「〇〇以外は×」と大きく書く
〇解答用紙にも「〇〇以外は×」と大きく書く
と3段階のことをして、制約条件は守るようにしていました。

 

<まとめ>

<本日のまとめ>
制約条件を守らないことは、社長の話を聞いていないと思うべし

本試験で制約条件を順守できるような手順を作っておくこと

今年2次筆記に専念されてきた方はもちろんのこと、今年から2次筆記の学習を始められた方もこの時期は少しずつ80分の過ごし方が身につき、設問や与件、1次知識が使えるようになってきた頃かと思います。

テクニックもちろん重要です!その一方で、こういった2次筆記そもそもの思考といったことも少し頭の片隅に入れていただけますと、また2次筆記が違った観点で見えるかと思います。

この投稿が皆様のお役に立てば幸いです。
以上、おべんと君でした。

 

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おはようございます。岩塩です。いつも道場をご覧いただきありがとうございます。

もう8月も終わりですね。今週は1次試験の合格発表がありました。合格を確実にされた皆様、改めておめでとうございます! 昨年を更に上回る合格率に、「2次試験が熾烈な戦いに・・・」と不安になっている方も多いと思います。こんなときこそ冷静に! 「周りの受験生に勝つ」イメージで臨むと、周りを出し抜こうと超理論展開をして大外しする危険性があるかと思います。大事なのはいつも、与件から離れない&基本から外れないこと。いかに冷静に対処できるか、自分との戦いと捉えていただければと思います。2次試験まであと2か月、がんばってください!

 

**********

 

さて、道場は2次試験学習の記事をメインに受験生の皆様と伴走中ですが、本日は少し異なる趣向で、昨年の合格者であるM診断士のインタビュー記事をお送りします。M診断士は昨年の2次試験に最高齢で合格された方です。 岩塩は今年2-3月の実務補習で15日間ご一緒させていただきました。試験のこと、今後の活動などについてオンラインでお聞きしました。

 


 

岩塩:Mさん、お久しぶりです!お元気そうで安心しました。本日は色々とお話を聞かせてください。

M診断士:お久しぶりです。岩塩さんから連絡が来るとは思いもよりませんでした(笑)可能な範囲でインタビューにお答えします。

 

自己紹介&診断士を目指したきっかけ

M診断士:私は1945年生まれの75歳、神奈川在住歴70年です。昨年の2次試験の統計資料で、合格者の中の最高齢であるとわかりました。

(出展:中小企業診断協会Webサイト R1 2次試験 統計資料)

私は某大学の政治経済学部を卒業し、民間企業の管理部門(経理・人事総務分野)で約50年勤務しました。家族は妻、息子1人・娘1人。他の保有資格としては、MBATOEICスコア910税理士試験(財務諸表論、簿記論)日商簿記2級知的財産管理検定2級などがあります。

岩塩:錚々たる資格の数々ですね・・・ では、経営理論や財務、知財関係などの知識は既にお持ちだったのですね。

M診断士:そうですね。ちなみに資格マニアというわけではなく、その時々の仕事で必要なことを学習してきた結果、このような形になりました。

診断士を目指したきっかけですが、60歳を過ぎた頃に「生涯現役」を見据えて起業したいと考え、複数の創業セミナーに参加していました。そこで講師をしていたのが、著名な中小企業診断士の方々でして、経営コンサルティングに事業機会を見出したのです。他の事業に比べて、コンサルタントはこれまで培った自分のノウハウを活かせることに加え、資金面でのリスクも少ないと感じました。

 

受験歴

M診断士:最初に受験したのは2010年です。数年は独学でしたが、このままでは難しいと感じ、2013年からT○○(有名予備校)に通いました。2018年に1次試験の全科目に合格。2次試験はL○○が良いとの評判を聞いたため、1次試験合格後、直ちにL○○(有名予備校)に切り替えました。2回の挑戦の後、昨年2次試験に合格しました。通算10年。資格試験の勉強の中では一番長かったですね。

 

1次試験について

岩塩:1次試験は9回受験されたのですね。大変お疲れ様でした。1次試験の経験談をお聞かせください。

M診断士:受験校から「合格した科目は免除申請した方が良いとの指導があったため、それに従って受験した結果、多年度受験となってしまいました。年により難易度が変わるため、科目を絞ることは必ずしも正解ではないと感じました。経営情報システムと経営法務が苦手で、情報は4回、法務は3回受けました。

また結果論ですが、2次に直結する企業経営理論運営管理財務会計は免除申請せずに受験したのが正解だったと思いました。自分が1次に合格した年(2018年)の受験科目は経営、運営、財務、および法務でした。私は1次の最終年度にこれらの科目を受験していたことが2次試験の合格にも繋がったと思っています。経営、運営、財務が不得意な方は、得意科目となるよう、よく勉強する必要があると思います。

 

2次試験について

岩塩:2次に直結する科目を最終年に受験したことが合格に繋がったのですね。2次試験の経験談についても教えてください。合格のポイントは何だったと思われますか?

M診断士:2次の学習時間は、1年目250時間、2年目(2次専念)1,000時間程度でした。2次試験は解答が公表されないため、難しい試験と捉えられていると思います。予備校の講師によると「出題者に忖度する解答が書ければ合格できる」ということでした。ポイントは過去問学習を重視することです。私は受験校でたくさんの受験生に出会いましたが、たしかに合格者の共通点は、徹底的に過去問に取り組んでいることです。2次試験を4回受けた人や7回受けた方にも会いましたが、合格年はやはり過去問を中心に取り組んでいました。

 

岩塩:具体的な学習プロセスについても教えてください。

M診断士:「忖度する解答」を書くため、受験校で教えられた方法は下記になります。

  1. 実際の設問と協会の発表する「出題の趣旨」を参考にしながら、自分自身の解答を80分かけて作成する。
  2. 予備校数社の解答を見ながら、自分の解答に不足する部分を補う。

予備校各社で解答が異なるので、3社くらいの解答を比較した方が良いとのこと。授業では6社の解答の比較をしてくれました。

また、私はふぞろいな合格答案も使っていました。採点の際には90%以上の点数になるよう、不足のキーワードを追加し、自分自身で「出題者の要求するであろう合格答案」を検討し作成していました。ただし、キーワードの取り込みはストーリー性が損なわれない範囲に留めます。

このプロセスで、事例IからⅢまでは、最新年度のものは残し、6年間分を繰り返し解きました。(事例Ⅳは過去14年間分)何回か同じ問題を繰り返し解くうちに、解答方法が身についたと感じる瞬間が訪れました。その段階で、初めて最新年度(前年度)の問題を解き、ふぞろいな合格答案で採点し、合格できそうか?のあたりをつけました。

また、T○○とL○○の模試を受験しました。2019年の8月にT○○の全国模試では「合格レベルA」の判定が得られましたが、その後も油断することなく本試験まで過去問を繰り返し解き続けました。講師によれば、「答練や模試は本試験に「似せた」試験なので、あくまでも過去問を重視する戦略をとって下さい」とのことでしたので、予備校の答練や模試は、単に「現時点で自分が持っている実力はこの程度のもの」と考える材料とし、あまり深く復習はしませんでした。(とはいえ得点レベルの低い部分は数回復習しました)

2次試験2年目は、不合格だったら再受験はせず撤退する覚悟で臨みました。崖っ淵、All or Nothingの状況のため、講師から得た合格のノウハウや、自分自身で考えた方法を徹底的に追及しました。どうしたら「協会に忖度した解答」が書けるかを考え続けた2019年の10か月間でした。

 

実務補習について

岩塩:合格後、実務補習はいかがだったでしょうか?

M診断士:これまで受験勉強のみにフォーカスしてきたため、実務補習を通して自分自身のスキルが十分でないことを実感し、今後活動するうえで補強すべきことが分かりました。例えば、PC、Web、マーケティング、補助金申請、事業承継、M&Aなどです。また、これまで共同作業というものをあまり経験していなかったため、実務補習を通して、役割分担共同作業の流れなどがよく理解できました。反省としては、最後まで周りの人に迷惑をかけっぱなしだったことです。タイトなスケジュールについていく実力が不足していたこと、試験で得たノウハウをうまく活用できなかったこと、体調管理が十分でなかったこと、Wordのスキルが不足し頻繁に人の助けを借りたこと・・・。反省すべき点が多々あります。

岩塩:「5日間」と言えど、その外枠で調査や報告書作成を行わなければいけませんから、なかなかハードでしたね。途中、少し体調を崩されていたようで心配でしたが、最後に全員で終了証を受け取ったときは安心しました。我々のグループにはWordが得意な方がいらっしゃったので助かりましたね(笑)診断士活動では連携や相互補完も重要だと感じました。

 

今後の診断士活動

岩塩:今後はどのような活動を計画されていますか?

M診断士:今年の6月に個人事業主として登録しました。得意分野である財務・経理人事総務英語(翻訳)の経験を活かしていきたいです。年齢的なこともありますので、あまり多くのことには手を出さない予定ですが、マーケティングについても研究会などで勉強し、支援できるようにしていきたいと思っています。

岩塩:これまでの知識・ご経験を活かしつつ、新たな分野についても更に勉強していかれるのですね。そういえば、Mさんの息子さんも診断士資格をお持ちだと伺ったような・・

M診断士:はい。息子は企業内診断士です。受験中は学習計画のマネジメントなどについてアドバイスをもらっていました。彼は朝早めに出社し、途中で喫茶店に寄って学習していたようですが、店員さんに顔を覚えられて、黙っていても同じコーヒーが出てくるようになったそうです(笑)また、協会支部からの情報誌は毎月見せてもらっていました。自分とは専門分野が異なりますので、ノウハウやリソース補完のため、ゆくゆくは一緒に活動するかもしれません。

岩塩:Mさんが合格されて、ご家族も喜ばれたことでしょう。今後、息子さんと一緒に活動されるのも楽しみですね。

 

受験生へのメッセージ

岩塩:最後に、受験生へのメッセージをお願いします。

M診断士:私は2次試験では、講師の話を参考にしつつ、それを妄信するだけではなく自分で必要と考えたことを組み合わせたことが、合格に繋がったと思っています。人により置かれた状況はそれぞれ異なるため、自分に足りないもの、合格答案を書くために必要なプロセスは何かを自ら模索し、自分に合った方法を実践することが重要だと思います。

また、1次試験でもう一歩及ばずに涙を飲んだ方もいらっしゃると思います。中小企業診断士試験では、知力もさることながら、何回失敗してもくじけず頑張る気持ちを持ち続けること、不合格が分かったらただちに気持ちを切り替え次の年の受験に向けての合格戦略を考え、早めにスタートすることが重要になると思います。私も諦めずに挑戦し続けたことで、最終的に合格することができました。皆様のご健闘をお祈りします。

岩塩:Mさん、お忙しい中、どうもありがとうございました!今後のご活躍をお祈りしております。

 


 

 

本日は、M診断士のインタビューをお送りしました。過去問学習を重視する、複数の解答を比較するなど、合格者の戦術には共通点が多いと改めて感じました。またM診断士も、予備校で教わったことを参考にして「パクってカスタマイズ」を実践していましたね。

「読み込みが○分で終わらない・・」や「○色ペンが使いこなせない・・」など、他の人のやり方を真似してもうまくいかないと悩まれている方もいると思います。他の人のやり方はあくまで「参考」と捉えて、カスタマイズを繰り返して、ご自身に合った方法を確立していっていただければと思います。

 

以上、岩塩でした(^^)

 

 

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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

2次試験まであと2か月。1次の合格発表ですね。そして、8月も終わりに近づいているのに猛暑が続きます。気が付けば日は少し短くなってきてますが、まだまだ熱中症のリスクは高いですので水分補給をお忘れなく。道場オンライン合宿も本日12時から申し込みを受け付けますので、2次の切符を掴んだ方は、水分補給をしたのち、よろしければ是非お申し込みを。

 

さて、本日は、2次試験初学者向けに「初年度どれだけの事例数を解いたか」について述べたいと思います。

2次試験の勉強については、いろいろな情報を収集されている皆様が良くご存じの通り、単純に事例数を重ねれば合格できるわけではありません。よって単に解いた数がどうこうという議論はあまり意味がありません。数々の道場過去記事を参考頂いてもわかると思いますが、単純な解いた量よりその取り組みの質が重要であります。

とはいえ、「質」を確保する、ある一定の「質」を得るまでには、試行錯誤を含めて一定の「量」をこなす必要があります。その「量」っていったいどれくらいか、特に初学者の方は見当もつかない方もいらっしゃると思います。私もそうでした。

今回は、去年の私のような方に向け、どんな感じかを掴んでもらう参考情報として、11代目が初年度で解いた事例数と、私が去年いつ頃どれくらい解いたのか、あえて「事例数」に着目してお伝えしたいと思います。

 

1.初年度解いた事例数

多年度の場合はどうしても事例数が多くなりますし、重ねてきた経験の分で多い少ないの意味が変わってくるため、単純比較はより意味がないと考えました。よって、今回は2次受験初年度でどれくらいの事例数を解いたかだけに着目しました。

1.1.初年度合格者が解いた事例数

(以下「事例数」は同じ事例を2回解いた場合は2とカウントします。)

まず、2次を1回で合格した道場11代目メンバーについて。

11代目12人中、2次初年度の合格者は8名、

平均は63事例(最大:102事例、最低:40事例 中央値:57事例)

でした。

<解いた事例数>(R1)
102事例(過去問:98、模試など: 4)(さとまる)
86事例(過去問:62、模試など:24)(3ch)
80事例(過去問:80、模試など: 0)(岩塩)
59事例(過去問:35、模試など:24)(CK)
54事例(過去問:30、模試など:24)(Tomatsu)
43事例(過去問:16、模試など:27)(さいちゃん )
40事例(過去問:40、模試など: 0)(かーな )
40事例(過去問:40、模試など: 0)(カワサン)

<道場11代目2次初年度合格者の事例数詳細>(画像クリックで拡大)

40事例から102事例までと意外にも倍以上の差がありばらついてます。
また、事例Ⅳは過去問に加えて「中小企業診断士2次試験事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」で過去問の計算問題にカテゴリ別に触れていた、という方が多かったです。

※記事訂正(8/25):さとまるの数値を訂正しました。98事例→102事例

1.2.初年度不合格者が解いた事例数

では一方で2次を2回以上受験経験のある道場11代目メンバーについて。

計4名ですが、不合格であった初年度でどれくらいかというと、

平均で約47事例(最大:96事例、最低:23事例 中央値:35事例)

でした。

<解いた事例数>(2次初回年次)
96事例(過去問:80、模試など:16)(べりー H29)
46事例(過去問:26、模試など:20)(ぴ。 H27)
24事例(過去問:20、模試など: 4) (おべんと君 H29)
23事例(過去問:23、模試など: 0) (いけちゃん H30)

<道場11代目2次初年度不合格者の事例数詳細>(画像クリックで拡大)

初年度失敗した道場メンバーのコメントは「事例一つ一つに時間をかけた割に全く深堀りも出来てなかった」「80分で取り組んだ事例本数が不足してた」「事例数少なすぎて話にならなかった・・・」など、事例数が足りなかったという意見が3名から。

一方ベリーは96事例と多いですが、本人に直接聞いたところ「初年度最大の敗因は圧倒的な振り返り不足。1次合格後の2か月で何となく数をこなして質が伴ってなかった」と。ベリーの失敗談は過去記事に詳しく書かれてて参考になりますのでご参照ください。

個別の事情は異なるものの、事例数をこなしたから必ずしも受かるわけではないが、事例数の絶対的な不足は不合格の原因の一つに十分なりえると考えられます。

1.3.まとめ

数は関係ない、質が重要と言われているものの、初年度合格のためには結果的にある程度の事例数をこなす必要はある。
それは人によって倍以上(40~102事例)異なるため、絶対的な指標はないけれども、

道場11代目のデータからは概ね60事例くらいが一つの目安
(ただしかなり個人差があり、あまり事例数にこだわりすぎるのは得策ではない)

ということになります。ちなみに、

なお、道場10代目(H30年度合格)の初年度組の平均は53事例

でありました。なので見当つかない方は大体初年度50~60事例が一つの目安にはなるということです。

それから、過去問の対象年次については大体過去5年分を解いている方が大半。

また、模試等で過去問以外の事例については意外にも両極端な結果となりました。模試や演習などを経験した方が半数いて24事例ほどこなしているが、0(過去問のみ)で合格している方も半数近くいます。ここから、過去問に重点を置いた学習は必須であることは言うまでもないですね。

今年度は1次と2次の期間が長いため、さらに量をこなしている受験生が増えると想定され、単純な数は増えると想定されます。特に初年度の方でどれくらいやればいいのかさっぱりわからん方にとって、こうした数値が少しでも参考になればと思います。

 

2.事例を解いた時期(私の場合)

2.1.2次試験勉強の概要

私の昨年度の2次試験全体の勉強概要(1次終了後~)については以下の図の通りです。

<2次スケジュール>(画像クリックで拡大)

<実績時間(スタプラ週次実績グラフ)>(画像クリックで拡大)

上記のスケジュールは今振り返って勉強記録をもとに作成しました。

昨年は正直なところスタプラで記録するだけ(過去記事参照)でこんなスケジュールを策定することもなく、情報収集と試行錯誤をしながらこなしていった感じです。初めての2次試験であり不安でしかありませんでした。

過去問を一定数は解かないといけないとわかっていても、いざ過去問を解いても時間も掛かり非効率と考え、とにかく模試で80分に慣れる、1次知識の再整理(TBC)、2次のメソッド収集(AAS)などをやりつつ過去問を回し始めたのは9月に入ってからでした。

過去問を回すのは後の方にして先行して知識やお作法の習得、といえばそれらしいのですが、実際のところはあまりにも模試もサッパリ、過去問を解いてもサッパリなので仕方なく上記のようなスケジュールを取ったという感じです。

2.2.過去問をいつ頃どれくらい解いたか

私が昨年事例Ⅰについて、何年度をいつ頃を解いたかは以下の通りです。大体事例Ⅱ、Ⅲも時期的にも同じサイクルです。(事例Ⅳは対象年度を深くやったので、もう少し細かく刻んでますが概ね時期は同じです。計算問題等は1次試験期間から薄くやってました。)過去問を回す際には、概ね事例Ⅰ→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳのサイクルで年度を深めながら順に解いていました。

<2019年に解いた事例(事例Ⅰ)とその時期>(画像クリックで拡大)

 

スケジュールに表現しているように、本格的に過去問を回し始めた(正確には、何とか”回せる状態になった”)のは10月に突入してからです。直近3年間は3周して解法や回答の型を覚えることに徹しました。ある程度やったことある事例を少し忘れたころにもう一度解いて、前回との比較を行い気づきをノートにメモするということを行ってました。あとは、必ず設問文と模範解答を写経してましたね。

過去記事でも書きましたが、何とか自分の想定した時間配分の通り80分内でそれらしい解答を埋めれるようになってきたのは、試験の数でした。

よって、初年度の方は今の段階でできていなくても全く焦ることはないです。10月に入って急にコツを掴む人も多いと思います。去年の道場夏セミナーでも同じことをアドバイスされました。が、全然つかみどころがない2次試験に時間だけが過ぎていき、過去記事にあるように今頃の自分はとても焦ってました。当時は焦っていることすら客観的に考える余裕もない状態でしたが。

そんな時には今回の事例数を一つの指標に活用して、自分が達成すべき計画に具体性を持たせてみましょう。2次試験から逆算するとどれくらいのペース感で事例を解いていけばよいか、バックキャスティング方式で大体の目安を持っておく。

ちなみに、初年度の方については細かい日単位のスケジュール立案は私はおススメしません。私ができていなかったのでアレコレ言う立場にないですが、2次試験初めての場合は試行錯誤しながら補正することが多く、スケジュールを作ったり都度細かく修正すること自体、結構時間が掛かります。情報収集した内容を整理して、せいぜい上記のような粗いマスタースケジュールを描いておければ十分と考えます。

 

3.最後に

2次試験まであと2か月。CKの記事にもあるように、エンジンを掛け、そしてアクセルを踏み込む時期になってきました。私のようにたとえタイヤが空回りしても。

私は昨年度の9月、10月は上記スタプラの実績の通り、サボりがちな私でもそれなりに勉強時間を投入しました。試験に近づくにつれ1時間当たりの重要度が高まっていきます。ここかからの2か月(特に最後の1カ月)は、どのような状況であれ、言い訳無用で本気を出す時期です。そして、意識してほしいことは、8/25現在、十分合格ラインを超えることができる位置に自分は立っている、と思うことです。到達可能性が高い目標だと思い込むとやる気が出ます。事実、初学者の方でも2カ月で急上昇する人は山ほどいるので。

昨年、この暑い時期、自分を奮い立たせたのは、私が初めて道場セミナーで会話した道場9代目chikaの言葉です。

 

死ぬ気でやれよ、死なないから!!!!

 

以上、3chでした。


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おはようございます!おべんと君です。
自己紹介はこちら。前回までの投稿記事はこちら

今日は、
「本番で途中までしか書けなかった・・・でも諦めるのはまだ早い!」と題して、令和元年度事例Ⅲで私の身に起きたことから推察できる本試験の採点について解析していきたいと思います。

 

<令和元年度事例Ⅲについて>
トヨタ生産方式についてバッチリ問われた
問題点がはっきり書かれていない
・いわく、難化  という事例です。

 

<何が起きたか>
私の再現答案をご覧ください。試験当日の夜に再現したので、95%くらいは再現できていると思います。内容はさておきさらっとお読みください。

第1問
強みは①創業当初から熱処理専業企業として他社の金属部品を受け入れて蓄積した特殊な技術力、②依頼に応じて設立した設計部門と機械加工部門による生産体制で受注を増加させたこと。

第2問
効果は①稼働率向上によるコスト削減、②新しい自動車部品の加工によるノウハウの蓄積。リスクは①社内原価よりも安い価格で加工を要請されるリスク、②10種類の部品在庫管理

第3問
(設問1)
在り方は①技能士資格を持つベテラン作業者等が作業の標準化、マニュアル化を行い、②それに沿ってOJTで作業方法の教育を行い、③作業容易性を高めた設計、④SLPを活用した工程レイアウト設計などを行う、等で生産性を高めること。

(設問2)
構築面では①機械加工部と熱処理部間の連携強化の体制、②その他の部品を区分した進捗管理の体制を構築すること。運用面では①機械加工部と熱処理部を同期化した生産計画を月次、週次で作成し、専任者を設置しそれに沿った進捗管理で統制する。②その他の部品についても進捗管理で統制する。

第4問
戦略は①機械加工・熱処理加工が可能な生産体制を強みとして、②営業体制を強化して、③商談会等で新規顧客開拓を行い、④稼働率の向上と売上増加で新工場の投資回収を行い、他社と差別化すること

内容はさておき、違和感のある解答が1つありませんか?

第2問
効果は①稼働率向上によるコスト削減、②新しい自動車部品の加工によるノウハウの蓄積。リスクは①社内原価よりも安い価格で加工を要請されるリスク、②10種類の部品在庫管理

この解答、途中で解答が終わってしまっています。そうなんです、時間を読み違えて最後まで書けませんでした

ちなみに第2問はこんな内容です。

問われていることは「効果」と「リスク」。制約条件は「生産面」。

「効果」は与件と1次知識で割とスパッとまとまりましたが、「リスク」をまとめるのに手間取り、いったん後回しにしました。

前述しましたが、この年の事例Ⅲはいろんな人に聞いても難しかったと言われており、全ての問題に手間取ってしまい、解答用紙に一通り記入して、再度この問題に戻ってきた時には時間が足らず、

「ただちに筆記用具を置いてください!」

という試験監督の大声が響き、頭が真っ白になりました。

マジか、書き終えてない・・・

でもこのまま書き続けると失格です。シャレになりません。呆然としながら、愛用のDr.Gripを机に置きました。

前年事例Ⅲは69点と少し自信があり、何とかここで稼ぎたい!と思っていましたが、このミスで「今年もダメか・・・」と休憩しようにもできなかったのを覚えています。

 

<得点開示請求>
ところが、実際得点開示請求をすると、事例Ⅲは68点でした。
11代目ではCKが77点ぴ。が72点と70点越えとなっており、68点が高得点とは思いませんが、解答を途中までで終えてしまった私としては御の字、いやできすぎ君です。非常にありがたい!と思ったとともに、第2問の採点はどういう風に行われたのか?と疑問でした。

 

<この事象から言えること>
採点基準、採点者のお考えは私には分かりませんが、状況証拠から推定できるものがあります。

☆一定の底上げ(の可能性)
令和元年度事例Ⅲは、トヨタ生産方式について真正面から問われました。
トヨタ生産方式は1次試験では必ず勉強するものの、過去2次筆記でここまでばっちり問われた年はあまり見受けれず、私の解答をお読みいただいても、トヨタ生産方式に関する記述は一切していません。

厳密には、知識不足で書けませんでした・・・

そのため、試験直後には「あー終わったなー」なんて思っていました。

ところが一定の点数をありがたくいただいたことを鑑みると、基準は分かりませんが一定の底上げがされているものと想定できます。

これについては、「2次筆記は相対評価」という説から考えても合理性があります。

 

☆ちゃんと読んでくださっている
「そりゃそうだろ!」って話なのですが・・・
私の他の設問の解答を読んでも、際立って「すげえ!」と言われる解答は書いていません。そのため、第2問が0点で、それ以外の設問で68点を稼いでるとは思えません。そうすると、途中までを読んでくれて、中までを採点し、加点していただいている可能性が高いと考えられます。

だとすると、本試験で
頭真っ白、何を書いていいか分からなくなってしまった!
もう時間が足りない!

という非常事態になったときは、「設問」「与件」「1次知識」から
想定される要素を使って、採点者に伝えようという思いで頑張って書けば、途中で終わってしまっても、採点者はそれを読んでくれて、採点してくれるのではないか?と思います。

が、あくまで途中で終わってしまうのは非常事態の場合です。きちんと最後まで書き終える練習を、2ヶ月弱の間こなしてください。

そしてただの単語やキーワードの羅列は、読み手としては全く意味不明な文章になるので当たり前ですがダメです。
そのため、私の解答のリスクの「②10種類の部品在庫管理」という言葉は、本当はこの後に文章が続く予定でしたが、採点者から見れば単語の羅列であり、点数は入っていないと思います。

 

<まとめ>

<本日のまとめ>
・難化の年は、一定の底上げの可能性がある
・採点者は、解答が途中で終わっていたとしても、途中までを読み、途中までを採点し、加点していただいている可能性が高い

なので、本試験で非常事態に陥っても、途中で終わっても「採点者に伝えよう」という思いであきらめずに書くこと。

 

閑話休題、、、

<オン夏!のご質問について>
オン夏!へのご参加いただいた方々誠にありがとうございました。
その中で、TBC通信講座に関してのご質問を頂戴しておりましたので、この場を借りてお答えいたします。
TBC通信講座以外の方には、いささか関係のない話になってしまいますが、お許しくださいませ。

★TBC通信講座の復習の仕方
・前提として、TBCの演習は各事例でテーマとなる1次知識を想起させて(具体→抽象)、解答を書かせる(抽象→具体)ことを訓練する作りになっています。

①模範解答の復習
・私が模範解答で行っていた復習で重要視していたのは、
__1.想起した知識が正しかったか?
__2.想起できなかった知識は何だったか?の確認をする

・設問や与件で使われていた文章や、演習で気づいたことを抽象化ブロックシートにメモしていました。

・メモが蓄積された抽象化ブロックシートを毎日通勤時間に読むことで、「設問や与件⇔1次知識」の想起力を強化していました。

 

②優秀答案ともう一息答案の比較
・解答の比較という点では、優秀答案ともう一息答案の比較が重要です。実際に自分と同じ期間に勉強している方々の解答と自分との違いを見て、自分の解答の出来具合が分かります。

・こちらを見て、ご自分の答案の良し悪し、活用したいところは練習で取り入れる、ということを繰り返し行い、解答精度を高めていきました。

・ちなみに、私は事例Ⅰ~Ⅲそれぞれ1回ずつもう一息答案に選ばれ、事例Ⅲのみ1回だけ優秀答案に選んでいただきました。優秀答案に選ばれたことはもちろん嬉しかったですが、もう一息答案に選ばれて、自分の答案を直接指摘してもらえたことはすごく貴重でした。

こんな感じでTBC通信講座を活用していました。

この投稿が皆様のお役に立てば幸いです。
以上、おべんと君でした。


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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

Final Paper」という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか。
中小企業診断士試験における造語だそうですが、どんなモノを、どんな風に作ったかは人によって様々。
作成すると得られる効用について、ご紹介したいと思います。

例年、試験当日の一か月くらい前になると「Final Paper」の記事がブログに載り出すのですが、あえてこの時期にお届けする理由は後ほど。

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

『「Final Paper」って何?それ作った方がいいの?』という疑問をお持ちの方

「Final Paper」って何?

「Final」というくらいですから、試験当日の行き返りや休憩の時間で最終確認するポイント集を指します。
9代目きゃずが詳しくまとめていますので、ぜひコチラの記事もご参照ください。
(参照:9代目きゃず「一発合格道場の「ファイナルペーパー」総論」)

試験直前になって参考書を見るよりも、自分が思う要点を集約したペーパーでぎゅぎゅっと確認するという仕立てです。
トイレ休憩時の行列待ち(本年の一次試験での様子を伺う限り、例年ほど時間がかかるものではないかしれませんが)のようなスキマ時間も有効活用できます
当日の「お守り」(精神安定剤)のような効果も期待できますね。

いずれにしても、作成するからには目的を持ち、作成自体が目的にならないようにしましょう。
丁寧に体裁を整えたとしても、それが自分の血肉にならなければ、意味がありません

何を盛り込むのか?

私の場合、事例別の知識やテクニックのうち、試験直前に確認しておきたいモノだけを抜粋し、純度を高めていきました
人によってやり方・まとめ方は様々でしょうが、代表的な内容を分類すると、以下のような形です。
(例:自分のFinal Paperから抜粋したものです)

試験当日の心得をまとめる
例)
「事例Ⅰから電卓を用意」
「受験番号・氏名は絶対に書くこと」
「どうせテンパるが、後には良い思い出になる。楽しむ」
「「選抜試験」であることを意識しつつ、企業診断を楽しむ」
「A~D社に対して、一貫して「親身」になって答える」

事例別の解答方針(タイムマネジメントを含む)・着眼点・関連知識をまとめる
例)事例Ⅰ:人事(さちのひも)・組織(けぶかいねこ)
事例Ⅱ:Target(デモジオサイコ)+4P/4C
事例Ⅲ:QCD・ECRS・4M
事例Ⅳ:対比が時系列なら「低下/上昇」(変化)、競合なら「低い/高い」(状態)

自分のミス・癖に関する反省点と対応策をまとめる
例)事例Ⅳ:
「計算問題は表を作成してモレを防ぐ」
「端数処理や桁数は解答欄に「xx.xxx%」等と先に記入」

事例別の活用キーワード(フレーズ)やフレームをまとめる
例)事例Ⅱ:
★キーワード:ピンとくる効果の〆を選ぶ
①顧客関係性→深化、②顧客認知度/満足度/愛顧→向上、③顧客生涯価値(LTV)→最大化
★フレーム
「(ターゲット層)の(効果)を目的に①②③(プロモーション)で来店を促す」

試験当日の心得」をわざわざ書き出しておく意味は何でしょうか。
試験当日は、どんな不測の事態が起こるかわかりません(試験開始後に検温漏れが発覚して検温に走らされるetc)。
想像だにしなかった出題のされ方として、頭が真っ白になったり浮足立つこともあるかもしれません。
歯が立たぬ事例の後、頭の切り替えが必要になることもあるでしょう。

そうした事態に備えるため、当日のメンタルコントロールを今からイメージしておくのです。
私の場合、各事例のペーパーの冒頭に、試験当日の自分への戒めを記載していました。
例えば、事例Ⅰ~Ⅲと解いてきてクタクタになって迎える事例Ⅳのペーパーには、「集中力と注意力。あと一歩」と記載していました。
持ち物リストを入れておいてもいいかもしれません。

いつ作るのか?

いつ作るのか、という点についても人それぞれですね。

試験直前に集大成としてまとめる

学習の過程でまとめる

個人的には、今日から学習上の気づき等をまとめ始めることをオススメします(②)。
あらためて時間を取ってやる(①)のでは、直前期の作業時間が勿体ないし、学習期間中の気づきをまとめる機会にならないと感じたからです。

私の場合、毎日、学習時間の初めにその時点でのFinal Paperを眺め、学習時間の終わり際には今日の気づきをまとめ、Final Paperを修正しました。
その際、Final Paperに記載したのに実行できなかったことを洗い出し、それが自分の能力不足によるものなのか、はたまた汎用性が乏しいテクニックで削除すべきか、自問自答していました。

自分の合格体験記でも記したのですが、「Final Paperを完成させていく作業は、結晶作りのようなもの」でした。
書き溜めたものがそのままFinal Paperになっていくイメージです。
①も良い方策かとは思いますが、試験直前に生煮えの知識や試したてのノウハウを混ぜてしまわないように、気をつけてください。
苦手なモノ、使い慣れていないモノを直前に見返しても、戸惑いの原因につながるような気がするからです。

いずれにしろ、まとめる過程で頭の中も整理されることが一番大事です。
先人が作ったFinal Paperをそのままお使いになるのも時間短縮のためには良いと思います。
今日から作り始めるなら、まだ時間はたっぷりありますので、ご自身での学習を進める過程でまとめてみてください

どう作り、当日持ち込むのか?

「手書き」派と「PC作成」派がいらっしゃると思います。
作り方は大方、こんな感じでしょうか。

ノートに論点ごとに付箋を貼り付けていく

Word、Excel、Powerpointでカッチリまとめる

スマホでも呼び出しやすいEvernote、Trelloでまとめる

私の場合、道場記事や参考書にある知識やテクニックを、Excelに打ち込んでいました
納得感、腹落ち感を重視しながら、新しい内容を取り込んでは見直し、修正していきました。

どのような内容を盛り込むにせよ、最終的な分量は絞込みましょう
例えば、各事例A4で1~2枚に留めるなど、最後に持ち込んで読めそうな分量から逆算して決めてしまうのも手です。
前の事例の出来が気になってる中で、頭を切り替えられるような内容・分量がオススメです。
試験当日にじっくり読み込む時間は限られていますし、最後まで残った「要点」こそが当日押さえるべきポイントです。

作成したファイルはタブレットで持ち込むのもよいですが、私の場合は印刷して持ち歩きました
学習の過程で常に脇に置いていたため、もはやFinal Paperに書いてあるような内容は覚えてしまっていたのですが、それでも試験当日に手元で確認できること自体が重要です。
学習の成果がそこにまとまっているので、「これだけ努力してきた」という安心材料になります。

作成の参考にしたもの

一発合格道場の過去記事でも、オススメのFinal Paperが紹介されています。
過去にこれだけの数、言及されています。
多くが各事例のポイントにわかりやすく言及している良記事です。

「ファイナルペーパー」での検索結果 276件
「Final paper」での検索結果 16件

インターネットの良さは、コピペして使えること。
掲載されている図表をスクリーンショットで貼り付けることも出来ます。
ぜひご活用ください。

また、私がFinal Paperを作成に役立つと感じた参考書をご紹介します。
(リンクは現時点での最新版)

2次試験合格者の頭の中にあった全知識

今回執筆者として加わっていてなんですが、一度取り込んだものの、後からピンとこなくなったものもありました。
特定の年度の過去問では該当しうるけど、その後の出題傾向に合わなくなっているように見受けられるものとかですかね。
そうしたものは学習の過程で消していきました。

前述したとおり、自分の中での納得感、腹落ち感が一番大事です。
(参照:11代目いけちゃん「【中小企業診断士試験】「全知識」「全ノウハウ」の活用方法」)

【参考にした箇所】
「最重要の切り口」「使える解法テクニック」「知っておきたい考え方のトレンド」

中小企業診断士2次試験 事例問題攻略マスター

過去問解説に加えて、各事例の特徴がまとまっています
非常にわかりやすく、学習初期に購入したものの、度々参照しました。

最近第2版が出版されてリニューアルされているので、特にオススメです!

【参考にした箇所】
「必要知識一問一答」

30日でマスターできる 中小企業診断士第2次試験 解き方の黄金手順

与件読解や設問解釈をマーカー付で解説してくれている良書です。
「ふぞろい」にせよ、「全ノウハウ」にせよ、カラー付ではないので、合格者のマーカーの使い方を知るにはブログが良いという話になるのですが、本書はその点をクリアしています。

こちらも私は前の版を使っていましたが、最近新版が出版されました。
直近の合格者が執筆に関わり、今回から「「黄金」手順」と改題されたようです。
文字通り金ぴかな装丁が目を引きますね(笑)

【参考にした箇所】
「切り口」「知識」

実は自分自身のものも作っていたのですが、共通部分は以下の記事にまとめました。
一次試験前に掲載したので、ご覧いただいていない方もいらっしゃると思うので、あらためてご紹介いたしました。
(参照:11代目いけちゃん「【中小企業診断士試験】2次試験対策:今知っておくべきこと part1」)
(参照:11代目いけちゃん「【中小企業診断士試験】2次試験対策:今知っておくべきこと part2」)

今日のまとめ

① 試験当日の行程や休憩時間で最終確認するポイント集
② まとめる過程が一番大事なので自分で作りましょう!

以上、いけちゃんでした!

それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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<よろず相談会のお知らせ>

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・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス」と「よろず相談会」
(相談会は6~7名/班を20~30分毎に入替形式)

人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力

・参加確認:8月22日(土)までにEメール連絡
(※抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

           

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本日もアクセスありがとうございます!さいちゃんです。

今年のお盆が終わってしまいました。私の実家の方では、13日から15日がお盆の期間ですが、茨城の知り合いのところは13日から16日だそうです。地域によってお盆の期間が異なることに少し驚いたのはさておき、コロナ禍&酷暑の中、家でじっと過ごすのはある意味新鮮でしたが、来年は実家のお墓参りにいけることを強く願っています。

さて本題です。

前回の記事では診断士試験に合格するためのあるべき姿と現状とのギャップ、そして、ギャップを埋めるための課題と具体的な施策という観点で学習法を考えてきましたが、今日は中小企業の課題と施策について考えていきます。毎度ながらマクロ的な話で試験にすぐに役に立つ話でなく恐縮ですが、具体的な勉強法については他の道場メンバーの記事を参照ください。該当する記事がない場合都度リクエストをいただければ可能な限りお答えしますので、よろしくお願いいたします。

中小企業のあるべき姿とは

中小企業のあるべき姿とは何でしょうか。中小企業白書に書いてあるでしょうか。定義する人の立ち位置によって、相対的なものなのかもしれません。昨今は中小企業のあるべき論が活発になっており、中小企業政策にも転換点がくるかもしれません。

当然ながら、診断士試験の合格を目指す方にとっては、中小企業庁や診断士協会が示すあるべき姿に則るべきです。
今回は、中小企業庁が発行する資料を用いて、実際の中小企業の課題と施策から中小企業庁が示す中小企業のあるべき姿を探っていきます。

活用する資料は、「はばたく中小企業・小規模事業者300社」です。概要は以下の引用をご覧ください。

本書は、ITサービス導入や経営資源の有効活用等による生産性向上、積極的な海外展開やインバウンド需要の取り込み、多様な人材活用や円滑な事業承継など、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者を『はばたく中小企業・小規模事業者300社』として(中略)、取りまとめたものである。

まえがきより引用

以前の記事で、「はばたく中小企業・小規模事業者300社」のまとめた記事をアップするとお伝えしておりましたが、素晴らしいまとめ記事を発見してしまいました。それは、神奈川県診断士協会の湘南診断士ネットさんが紹介している記事になります。2018年度と2019年度の合計600社の中小・小規模企業の成功事例をまとめたものがエクセル化されており、誰でもダウンロードできるようになっています。

このツールの素晴らしいところは、各企業の課題と施策とその結果を検索できるところです。記事によると、成長戦略を提言する際のデータベース(DB)としての活用が主目的とのことですが、課題と施策の組み合わせが実際の企業にどのような成果を生み出しているかが理解できるツールとなります。また、取り上げられている企業は中小企業庁が関わって選定しているため、診断士試験に必要な中小企業のあるべき姿を、課題と施策の面から把握することができると考えています。

注意点としては、ツールに書かれている課題と施策のキーワード間のつながりが直接的にわかりづらい部分があるので、「はばたく中小企業・小規模事業者」の文章を読み解いて関係性を把握してみるとよいと思います。時間がない場合はそこまでの深堀は不要ですのでさらっと読みもの的に読んでみてください。

 

中小企業の実例から見えてくる課題と施策(事例Ⅲ編)

診断士試験に出てくるほとんどの事例企業は、その企業のあるべき姿と現状の間にギャップがあります。ギャップを埋めるための課題設定と施策の要素について、実際の中小企業の成功事例から抽出してみたいと思います。

例えば、生産性向上という課題がある場合、「はばたく中小企業・小規模事業者600社」の成功事例の中から生産性向上に関する課題の分類と施策をまとめると以下のような表になります。

表1:生産性向上に関する課題と施策一覧

  課題の分類 施策キーワード 関連キーワード
技術活用 外部
技術
IT,IoT,AI,
ビッグデータ
活用
「DRINK」や自動化技術に関連。
自動化 トヨタ生産方式は「自働化」
設備導入 補助金を活用している例が多い。
他企業・
公的機関・
地域との連携
工業団地、
産学官連携、
地域資源活用
先端技術導入 上流・下流の企業と共同開発。CAD,CAM,CAE等
アウト
ソーシング
自社の強みに
注力するための施策
内部
技術
経験と勘を
形式知化
多能工化にも関連する。マニュアル化、標準化
コミュニケーション 「DRINK」のK。~共有化
自社ネット
ワークの活用
「DRINK」のN。
自社開発設備  ―
特許取得 知財戦略、ライセンス収入
独自技術  ―
顧客訴求力向上 売価
向上
高付加価値化  ―
一貫生産 熱処理と機械加工の~
人材育成  ― 多能工化 多台持ち、多品種少量生産
技術継承 標準化と関連
職人技術 標準化と関連
生産管理
強化
 ― 5S 「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」
TPM活動 Total Productive Maintenance
参考
平準化 生産計画・
生産統制
品質保証体制
の確立
QCDのQ
コストダウン QCDのC
短納期 QCDのD

 

図1:施策キーワードと関連企業数(クリックすると拡大します)

 

最も多いのは最新のIT技術関連のワードで、全体の約20%を占めます。流行を意識しているのかもしれません。
2番目に多いのは設備導入に関してでした。最新設備の導入による生産性向上はわかりやすい施策で、補助金の主な使い道になっているようです。
3番目に多いのは外部との連携関係です。他企業や産学官に加え、地域資源との連携に関する記述が多いです。地域の中で役割を果たすという意味合いの企業を多く拝見しました。

他に気になるワードは、5S、QCD、DRINKといった事例Ⅲの鉄板ワードに加え、高付加価値化や一貫生産といった顧客訴求力の向上施策や、知財関係、人材育成に関わるものが目立っています。

以上からわかるのは、実際の中小企業の事例で有効だった施策は、2次試験でよく使用する「当たり前のこと」ばかりです。実は「当たり前のこと」を当たり前に実行するのができていない企業が多く、そこに切り込むために診断士の存在意義があることを実感します。同様の話がかーなのリアル事例Ⅲの話にもありましたが、事例Ⅲを解くときの前提ですね。診断士は、様々な知識の組み合わせから事例企業に最適な施策を選択し、限られた時間の中でわかりやすい言葉で提言する、まさに2次試験で求められている能力が必要だと感じます。

なお、今回のDBでは余力管理や現品管理といった生産管理面についてはあまり触れられておりませんでしたが、具体的なワードの意味と使い方は、だいまつの記事を参照ください。

まとめ

中小企業のあるべき姿は、企業に応じた課題に対して的確な施策を実行して成長していくことで、各企業に寄り添った形で具現化されているようです。

施策については、まずは「当たり前のこと」を当たり前に実行して着実な成功を図るべきということが、「はばたく~」の事例企業からわかりました。「当たり前のこと」というのは、過去の成功体験を集積したフレームワークで、生産性向上を課題とする企業においては今回の表に出てくるようなキーワードになるはずです。実際の中小企業の成功事例を知ることで知識やイメージのストックが可能となり、事例を解く際の引き出しを増やすことができると思いますので、お時間があればDBを活用してみてください。

最後に、今回DBの引用を許可いただいた湘南診断士ネットさんには、改めて感謝いたします。

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ちょっと余談:比較的成功している中小企業の課題と施策

比較的成功している中小企業が実行すべき施策はどんなものがあるでしょうか。

一つの解答として、2つの著書をご紹介します。

「日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義」

Amazonより引用

 

「日本企業の勝算―人材確保×生産性×企業成長」

Amazonより引用

 

著者はデービット・アトキンソンさん。ゴールドマン・サックスで伝説的なアナリストとして活躍されていた方です。賛否両論ある本書ですが、最新のデータを使った説得力がある内容が書かれています。(さいちゃんは、データドリブンで物事を説明する人が好きです。)

日本の中小企業に対する主な主張として、「最低賃金引き上げによる、労働生産性の向上」、「高価格・高付加価値化による収益の増加」、「中小規模でとどまるべきではない、ポテンシャルがある中小企業の規模の拡大」が挙げられています。

上記は、記事の内容からおそらくコロナ前の世界での提言でしたが、こちらの書籍によるとコロナ後も同様の趣旨の提言をされています。

最低賃金の引き上げという熱い話題は置いておいて、中小企業の規模の拡大の推進については、中小企業政策審議会制度設計ワーキンググループ等でも議論されている内容であったり、労働生産性の向上や高価格・高付加価値化は、「はばたく~」でも提示されているように(方法は別として)施策としては一般的な提言です。

比較的成功している中小企業にとっては、生産性と収益性の向上という観点で当たり前のことを実行し、規模の拡大を通じた大企業化をめざすといった施策が見えてきます。ただし、規模の拡大については、中小規模だからこそ成長できる要素があるという意見もあり、一概に規模の拡大のみが有効な施策ではないかもしれませんが、事業承継やM&Aを絡めた規模の拡大の議論もあるようです。

診断士試験で求められることとは、「当たり前のこと」ができていない事例企業に「当たり前のこと」ができるように診断する、ということだと前述しましたが、「当たり前のこと」とは定型化されているフレームワークです。フレームワークを用いて事例企業に寄り添った提案をすれば、企業が成長するべきという前提に立っています。

一方で、比較的成功している企業に対する診断は、「当たり前のこと」ができている場合が多いため、診断士試験では問題になりにくいと考えます(令和元年度の事例Ⅲは例外でした)。そのような企業に対して診断する場合は、基本的には既存のフレームワークを基に、課題を設定し施策を検討することになると思いますが、診断先の状態によっては診断士の専門性に基づくフレームワークから飛躍した支援が必要になる場合があるかもしれません。岩塩のいう守破離の離ですね。そこに診断士の面白さが眠っているはずで、私もいずれ携わりたいと思っております。今はひたすら守を身に着けるために勉強している日々です。

以上、さいちゃんの考察には解釈の飛躍が多分に含まれていると思いますので、興味ある方にはぜひコメントいただいてお話させてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。読んでいただいたみなさんに、何か気づきがあれば幸いです。


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おはこんばんにちは。岩塩です。いつも道場にお立ち寄りいただきありがとうございます!

お盆休みも後半ですね。1次試験で力を出し尽くした、2次試験学習のスタートダッシュで疲れてしまった、など一休みしている方もいらっしゃるかと思います。疲れたらお休みも大事ですよー!リフレッシュ&頭をすっきりさせてまた進めていきましょう。

 

さて本日は、復習の作業手順を紹介します。下記のような方におすすめです。

過去問に取り組んでみたものの、
解答が全然書けずに途方に暮れている方

※1年前の岩塩です

 

こんな方は、まずは模範解答を研究&真似してみてはいかがでしょうか?

守破離の記事でも書きましたが、私は2次試験学習当初は解答が全然書けなかったため、模範解答をとことん真似る作戦で、問題文や模範解答の写経を行っていました。この写経ですが、ただ書き写して安心していたわけではありません。写経+αで模範解答を分析してみると、習得が捗ります。その手順を紹介します。

 


 

模範解答から解答技術を真似る手順

模範解答は主に以下のような内容で構成されています。

  ①与件文からの引用
  ②汎用表現
  ③知識(&一般論)

①は与件文に書かれている内容です。適切な表現を抜き出して解答に盛り込みます。②は2次試験の解答でよく使われる汎用表現です。これを解答パターンとして自分の中に蓄積し、適切に使えるようにします。③解答に必要となる知識です。1次知識の知識を2次試験向けに再整理し頭に入れておくことで、適切に使えるようにします。

(「適切」とたくさん書きましたが、最後のおまけで触れますね)

これらを習得していくことで、「何も書けない・・」という状況からは徐々に脱却できると思います。そこで、復習では以下のの作業を行います。

(1)与件文から適切な引用ができたかを確認する
(2)汎用表現を記録する (⇒覚える)
(3)知識を記録する (⇒覚える)
(4)全体感(ルール)を確認し記録する (⇒覚える)

 

では例で書いてみます。

【H30 事例Ⅰ 第1問】
研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか?その理由を、競争戦略の観点から100字以内で答えよ。
<模範解答>
理由は、規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少なく、独自製品の開発に集中して差別化することで競争優位に立つことができると考えたため。研究開発により製品領域を拡大するA社の強みを活かすことができる。

(スタディングより引用)

模範解答を、下記のように塗り分けてみます。

与件文からの引用
汎用表現
知識(&一般論)

理由は、規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少なく独自製品の開発に集中して差別化することで競争優位に立つことができると考えたため。研究開発により製品領域を拡大するA社の強みを活かすことができる。

 

(1)与件文から適切な箇所を引用できたかを確認する

①は与件文にある下記の表現を言い換えたものです。

・A社は(中略)研究開発中心の企業である。
・残りの4割を、同社が受託し独自で開発している(中略)など、多様で幅広い製品が占めている。
・自社技術を応用した様々な新製品開発にチャレンジせざるを得ない状況に追い込まれた。⇒(言い換え)⇒「独自製品の開発」「研究開発により製品領域を拡大

与件文の読み込みの際に、模範解答と同じ部分に着目できていたかどうかを確認します。

 

(2)汎用表現を記録する

下記のような、「使えそうな表現」を記録しておきます。

  • ○○に集中する
  • 差別化する
  • 競争優位に立つ
  • 強みを活かす

どれが「使えそうな表現」なんだ?と思われるかもしれませんが、このような表現はよく登場たり、同じような論点が問われたりするため、事例を解くうちに感度が高まると思います。ご自身の経験を通して感度を高めていってください。私は過去問を数年分解いた後に、模範解答をまとめてタテ読みしてチェックしました。

 

(3)必要な知識を記録する

③は知識(&一般論)です。
規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少ない

頭に入っていない内容があれば、知識リストとして記録しておきます。

 

(4)全体感(ルール)を確認し記録する

最後に全体感を見ます。模範解答から、下記のようなルールを掴み、他の事例でも応用できるようにします。

<例>

・経営資源を集中したほうがいいんだな~
[対策] 与件文を読むときに、経営資源の分散にも注意しよう

・強みを活かして差別化する(⇒競争優位に立つ)ことが大事なんだな~
[対策] 強みとしては、他社と差別化できる経営資源を抽出しよう

以上のように模範解答の方向性を捉えることで、与件文で着目すべきポイントや、中小企業診断士としての解答の仕方が身についてくると思います。

 

以上で記録したことを何度も見返し、表現や解答の方向性を自分のものとして使えるようにしていきます。私はエクセルにまとめて、移動時間などに随時眺めていました。

 


 

複数の模範解答を比較する

複数の模範解答を比較することで、多面性を高めます。私はスタディングとふぞろいの模範解答を比較していました。比較する際のポイントは以下です。

<解答比較のポイント>

複数の模範解答で使われる表現は、みんなが書く解答要素と認識する
⇒この方向性で解答できるように、自分の思考回路を補正する

新たに出てきた表現は、ひとまず記録に追加する

 

先ほどのスタディングの模範解答をふぞろいと比較してみると・・・

(a) スタディング
理由は、規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少なく、独自製品の開発に集中して差別化することで競争優位に立つことができると考えたため。研究開発により製品領域を拡大するA社の強みを生かすことができる。
(スタディングより引用)
(b) ふぞろい
理由は、①ニッチ市場に経営資源を集中し、センサー技術を強みとした差別化集中戦略をとることで、他社との競合を回避し競争優位を築くため、②主力取引先への依存を避け、環境変化のリスクを分散するためである。

(ふぞろいな合格答案12より引用)

 

以上を比較してみると、下記の内容についてはいずれの解答にも盛り込まれており、みんなが書く解答要素(=目指すべき方向性)と捉えます。

  • 経営資源を集中する
  • 強みを活かす
  • 差別化する
  • 競争優位に立つ

 

一方、下記の部分は異なっています。

  • (b)では、主力取引先への依存に言及している
  • 強みについて、(a)では「研究開発」としているが、(b)では「センサー技術」と限定している
  • 競争環境について、(a)では「大手企業」としているが、(b)では「他社」としている

1つ目の内容は、記録に追加しておきます。

・主力取引先への依存するのはリスクが高い。
取引先依存度にも注意して与件文を読む

2つ目と3つ目の内容については、方向性は同様で、抽象⇔具体の違いです。「与件文の内容によって抽象度を調整する」と考えておきます。

以上のように模範解答を比較することで、多面性を高められると思います。ふぞろいを使っている方は、再現答案の後にある会話の部分に解答要素のポイントが書かれているので、ここから抜粋してメモに加えることをお勧めします。

 


 

まとめ

本日は模範解答をとことん真似る手順について書かせていただきました。

最初からある程度の記述ができる人もいれば、全く書けない方もいらっしゃると思います。現時点で解答が全然書けないのは、先入観がない点でむしろメリットと前向きに捉えることもできます。模範解答を真似ていくことで、「中小企業診断士として」正解となる解答の仕方を吸収していってください。

 


 

おまけ(大事)

本日の記事は、主に「解答要素や知識のストックを増やす」ことを重視しています。合格レベルに持っていくためには、加えて、与件文から離れずロジックが適切で読みやすい文章構成の解答文に仕上げる必要があります。つまり、覚えたことを適切に使うことです。

この内容については、メンバーが様々な視点から記事を書いていますので、未読の方はぜひご覧ください。

【診断士2次試験】出題形式や採点基準の傾向を考察する(byぴ。)
ぴ。「特に思い当たるフシがあったのは、「キーワードの詰め込みで、与件が使えていない」こと。

診断士1次/2次試験の潮流・俯瞰・設問「3つの目」(byべりー)
べりー「2次試験対策は「キーワード詰め込み」「過去ノウハウ等の機械的・断片的知識に頼る」といったテクニックに走ってしまうと合格が遠ざかる傾向にあります。

×答え合わせ ○考え方合わせ(byカワサン)
カワサン「過去問や参考書に染まったキーワードを並べて書こうとする→与件や制約からズレたイマイチ答案

 

「キーワードやパターンを覚えるのはダメなの?」と心配になる方がいるかもしれませんが、そうではありません。手持ちのキーワードやパターンが全くなければ、「何も書けない」という状況が続いてしまいます。大事なのは、覚えたものを杓子定規に手当たり次第繰り出すのではなく、与件文に合わせて適切に使うこと。

キーワードやパターンを覚える
↓↓↓
キーワードやパターンを適切に使う
(または使わない)

逆説的ではありますが、ポイントは「覚えるけど、覚えたことに執着せず、柔軟性を持つ」ことなんですね。

 

「何を書くか?」より「どう書くか?」(byおべんと君)
おべんと君「文章構成をパターン化しつつ、柔軟性を維持

 

ゲームなら、魔法はとりあえず色々覚えておいて、敵の属性に合った魔法を使えばいいですよね。(すみません、あまりゲームは詳しくないのですが例えてみました・・) たくさん覚えておけば選択肢は増えます。あとは敵の属性をしっかり読み解いて適切に対応すること。

独自性の高い解答は求められていないので、お手本を真似ていけばできるようになっていきます。まだまだ時間はありますので、引き続きがんばってください!

 


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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

あのアツい一次試験から約一か月、学習は順調に進んでらっしゃいますでしょうか
「順調」だとお感じの方には、本日の記事は不要なので、そっと閉じてください。(そっとね…笑)
いまいち手応えがないな…」という方には、少しはヒントになる部分があるかもしれません。

さて、一次試験から受験されてストレート生の方は、設問文の選択肢に関する正誤判定に磨きをかけてきた「一次脳」を作ってこられたと思います。
あんまり良いネーミングではないかもしれません…ごめんなさい)。

二次試験で活用すべき知識は一次試験の範囲のうち、相当限定されています
なので、「一次試験に合格したんだし、復習の必要なんかないよ」というご意見もよく聞きます。
でも、二次試験の過去問題を解いてみて「全く別物の試験だから」だと感じる部分があるなら、「全知識」「全ノウハウ」の出番です。

私はご縁があって2020年版の「全知識」「全ノウハウ」の執筆に関わりました
今回は、道場メンバーに聞いた赤裸々な使用体験記(2919年版)や4人の執筆者オススメの使い方、注意点(2020年版)をご紹介しながら、先日のオンライン夏セミナーにて際中・事後にご質問いただいた「全知識」「全ノウハウ」を上手く活用する方法を一緒に探り、「手がかり」をご提供できればと思っています。
※執筆者が書くと「プロモーション」っぽくなってしまいます(笑)が、注意点も併記しますのでご容赦ください

2次試験合格者の頭の中にあった全知識 (2020年版)」(以下、「全知」)
2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ (2020年版) 」(以下、「全ノウ」)
2020年版 事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ」(以下、「事例Ⅳ全知全ノウ」)

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

「全知識」「全ノウハウ」の活用方法を知りたい方

各書籍の内容

「全知」「全ノウ」シリーズは、「ふぞろい」シリーズと異なり、派生書籍は少ないです。
本日初めてこの書籍を知った方に向けて、それぞれの違いを最初にお知らせしておきます。
なお、「ふぞろい」シリーズの差異については、以下の過去記事が詳しいです。
(参照:10代目かわとも「よくわかる!ふぞろい書籍一覧表」)

「全知」「全ノウ」
事例Ⅰ~Ⅳを網羅し、口述試験までカバーしています。
全知識では、事例ごとのパターンや切り口(着眼点)をご紹介しつつ、関連する一次知識をご紹介しています。
全ノウハウでは、二次試験に共通のノウハウの他、直近二か年分の事例分析を掲載しています。

「事例Ⅳ全知全ノウ」
事例Ⅳ対策に特化した一冊です。
論点ごとに知識・ノウハウをまとめており、過去問を演習問題としている点が特徴です。
また、「事例Ⅳ全知全ノウ」はあえて前年度の事例は扱っていません
その理由は、前年度事例は「80分通した演習に使うべき(本書のように反復練習する対象とするべきでない)という考え」に基づいています。

各書籍の目次をご紹介します(事例ごと重複する部分は一部省略しています)。
ピンとくるようでしたら、次項(「活用方法」)もご確認の上で、ぜひご活用ください。

2次試験合格者の頭の中にあった全知識

第1章 事例別対策【事例Ⅰ】
■事例Ⅰの概要
Ⅰ 代表的SWOT項目
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.事例Ⅰの基本的な考え方
2.大枠戦略検討
3.リーダーシップとマネジメント
4.組織形態(組織デザイン)
5.組織の成立と存続要件
6.組織風土・組織文化
7.組織のライフサイクル
8.モチベーションアップ
9.能力開発
10.インターナルマーケティング
11.評価
12.報酬
13.キャリアコース
14.非正規社員の活用
15.採用・退職
16.同族会社,非同族会社
17.事業承継
18.M&A(合併と買収)
19.アウトソーシング
20.ダイバーシティ・マネジメント
21.業務の定型化
22.IT活用
Ⅳ 使える解法テクニック
Ⅴ 知っておきたい考え方のトレンド
第2章 事例別対策【事例Ⅱ】
■事例Ⅱの概要
Ⅰ 代表的SWOT項目
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.大枠戦略検討
2.競争戦略
3.市場細分化(標的市場の選定)
4.PPM
5.Product① 品揃え拡充
6.Product② 共同開発
7.Product③ カニバリゼーション
8.Product④ サービス財
9.Place① 直販
10.Place② OEM
11.Place③ 主要顧客依存
12.Place④ 企業間連携(事業連携)
13.Place⑤ 外注(アウトソーシング)
14.Price① 価格設定
15.Price② ロスリーダー政策
16.Price③ メニュー選択式価格設定
17.Price④ プライスライニング政策
18.Promotion① パブリシティ(プル戦略1)
19.Promotion② 口コミ(プル戦略2)
20.Promotion③ ホームページ,BBS,SNSなど
21.Promotion④ 人的販売
22.Promotion⑤ 具体的なPromotion案
23.ブランド
24.IT
25.店舗販売
26.インストアマーチャンダイジング(ISM)
27.POSシステム
28.商店街
29.合併・買収
30.地域資源の活用
31.リスクマネジメント:危機管理
32.4C
Ⅳ 使える解法テクニック
Ⅴ 知っておきたい考え方のトレンド
第3章 事例別対策【事例Ⅲ】
■事例Ⅲの概要
Ⅰ 代表的SWOT項目
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.生産計画はどうあるべきか
2.生産方式
3.管理方式
4.PQ分析
5.コミュニケーション
6.Q(品質)
7.C(コスト)
8.D(納期)
9.IT活用
10.営業と工場の役割分担
11.製造現場のチェックポイント
12.工場設置のSLP
13.IE
14.設備保全
15.製品開発
16.アウトソーシング
17.販売に関する事項
18.出荷・配送
19.CAD/CAM
20.コンカレントエンジニアリング
21.技術継承
22.工作機械
23.海外進出
Ⅳ 使える解法テクニック
Ⅴ 知っておきたい考え方のトレンド
第4章 事例別対策【事例Ⅳ】
■事例Ⅳの概要
Ⅰ 出題のポイント
Ⅱ 最重要の切り口
Ⅲ 項目別パッケージ
1.B/S,P/L分析
2.CF計算書の作成と基本分析
3.投資(プロジェクト)の評価とリスクの計算
4.損益分岐点分析(セールスミックス)
5.企業価値と株価
6.原価計算
7.連結会計
8.他の科目の関連知識
9.場合分け問題
10.デリバティブ(金融派生商品)
11.その他
Ⅳ 使える解法テクニック

2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ

第1部 2次試験のノウハウ(基本パート)
Ⅰ 2次試験における5つの基本的心構え
Ⅱ 2次試験全体の重要な切り口
Ⅲ 2次試験全体のノウハウ
1.設問文の読み方
2.与件文(事例文)の読み方
3.注意すべき与件文のポイント
4.解答の構築ポイント
5.解答の書き方
6.80分間のタイムマネジメント(基本例)
7.試験会場での緊張対策
8.ツールの活用法
9.戦略的に得点を確保する
10.学習上、必ず行うべきこと
11.解答における考え方のトレンド(全体)
Ⅳ 設問のタイプ別対応パターン
Ⅴ 2次試験事例別のノウハウ
第2部 本試験問題でのノウハウ活用例
第1章 令和元年度2次筆記試験考察
Ⅰ ノウハウ活用例―事例Ⅰ
1.設問分析
2.与件分析とSWOT分析
3.各問題の分析と活用できるノウハウ
Ⅱ ノウハウ活用例―事例Ⅱ
Ⅲ ノウハウ活用例―事例Ⅲ
Ⅳ ノウハウ活用例―事例Ⅳ
1.大枠戦略の検討
2.実際の与件文チェック
3.各問題の分析と活用できるノウハウ
第2章 平成30年度2次筆記試験考察
Ⅰ ノウハウ活用例―事例Ⅰ
1.設問分析
2.与件分析とSWOT分析
3.各問題の分析と活用できるノウハウ
Ⅱ ノウハウ活用例―事例Ⅱ
Ⅲ ノウハウ活用例―事例Ⅲ
Ⅳ ノウハウ活用例―事例Ⅳ
第3部 2次試験のノウハウ(詳細パート)
第1章 2次筆記試験対策
Ⅰ 与件文を読むときに注意しておきたいフレーズ集
1.LEVEL1 「  」で括られた言葉
2.LEVEL2 繰り返される類似表現
3.LEVEL3 強調表現(強調語・数字・接続詞)、欄外注記、別表
4.LEVEL4 顧客ニーズ、伸ばすべき強み、解決すべき課題や問題点、環境変化により求められている要求
5.LEVEL5 ニュアンスを読み取る
6.<補足>与件文と財務諸表の両方から内容を検討する
Ⅱ 解答を記述する際に活用できるフレーズ集
1.文字数の調整に活用できるフレーズ集
2.事例Ⅰ(組織・人事)に活用できるフレーズ集
3.事例Ⅱ(マーケティング・流通)に活用できるフレーズ集
4.事例Ⅲ(生産・技術)に活用できるフレーズ集
5.事例Ⅳ(財務・会計)に活用できるフレーズ集
Ⅲ 合格者が実践していた苦手克服法
Ⅳ 診断士2次試験の『よくある疑問』に答えます!
1.解答プロセス編
2.勉強方法編
3.その他
Ⅴ ファイナルペーパーを作ろう!
1.ファイナルペーバーについて
2.ファイナルペーパーの例
Ⅵ 合格者の成長グラフ
第2章 事例別最頻出テーマと令和2年度予測
Ⅰ 過去問題分析表
Ⅱ 事例Ⅰ(組織・人事)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
1.最頻出テーマ
2.令和2年度傾向予測
Ⅲ 事例Ⅱ(マーケティング・流通)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
Ⅳ 事例Ⅲ(生産・技術)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
Ⅴ 事例Ⅳ(財務・会計)の最頻出テーマと令和2年度傾向予測
第3章 2次口述試験対策
Ⅰ 口述試験の考え方
Ⅱ 口述試験ノウハウ
1.試験の概要
2.実際の質問内容
3.基本的対策

2020年版 事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ

序章 本書の使い方
第1章 経営分析
Ⅰ 経営分析の知識・ノウハウ
Ⅱ 経営分析の過去問
第2章 損益分岐点分析(CVP)
Ⅰ 損益分岐点分析(CVP)の知識・ノウハウ
Ⅱ 損益分岐点分析(CVP)の過去問
第3章 意思決定会計
Ⅰ 意思決定会計の知識・ノウハウ
Ⅱ 意思決定会計の過去問
第4章 セグメント別会計
Ⅰ セグメント別会計の知識・ノウハウ
Ⅱ セグメント別会計の過去問
第5章 キャッシュフロー分析
Ⅰ キャッシュフロー分析の知識・ノウハウ
Ⅱ キャッシュフロー分析の過去問
第6章 その他計算問題
Ⅰ その他計算問題の知識・ノウハウ
Ⅱ その他計算問題の過去問

あなたにあった活用方法は?

それでは、道場メンバーに聞いた赤裸々な使用体験記(2919年版)や4人の執筆者オススメの使い方、注意点(2020年版)をご紹介していきます。

2次試験合格者の頭の中にあった全知識

【道場メンバーの使用体験記】
●一次試験後の二次の情報収集の際に、1回読んで、必要となる知識をざっくり掴んだ。(その後は過去問等の学習に専念)二次試験の一週間前に再度読み、取りこぼしの知識がないかを確認した。全知識の上手な活用方法がわからなかった。(お守りのような感じだったかも・・・)(岩塩
●二次試験で使う知識の補足。二次試験知識インプットはTBCが軸。ある程度二次試験の学習が進んだ後に、補足復習用として知識、論点、ノウハウに抜け漏れないかの確認に使った。(3ch
●一次知識の確認知識解答にならないようにするため、サラッと確認する程度にして、読み込まないようにした。(ぴ。
●一次試験の知識の振り返り。(カワサン

【執筆者 オススメの使い方】
・二次試験で求められる「知識の応用」のためには、これまで学んできた「点」を「線」や「面」で結びつける必要があります。
・そして、設問文を読んだとき、サッと頭の引き出しから出せる「瞬発力」も大事です。
フレームワーク(切り口)を自在に使いこなす「二次脳」への切り替えが必要だと感じる方に、ぜひ手に取っていただきたいと思います。
・各知識のレベル感を知っていただくのにも使えます。ご職業の中で精通している分野があると、稚拙に見える部分も正直あると思います。「ちょっとこれはどうかな…」と思う部分、私も事例Ⅳでちょこちょこあって、執筆者としてある程度削ったり、修正をかけたりしたのですけど、はたと思ったのは、「二次試験対策としてそんな精緻に知っておく必要ある?」ということでした。本試験でも、ご自身の経験に拘りすぎると黄色信号が点灯します。
・本書で記載されている知識のレベルが「適温」で、それ以上に詳しい内容は「不要」の可能性が高いです。一度通読したら、その後は辞書的な位置づけで使うのが良いと思います。
※とはいえ、ちょっと時代錯誤/的外れの部分も残ってしまっているようです。
それを見直すために前年度の合格者が執筆に参加しているので、私たち執筆者にとっては反省点ですね…スイマセン。

【注意点】
前年度版を持っているなら、改訂部分が限られるので、あらためて買う必要はありません
・過去問に基づいて網羅的に記載されていますので、丸暗記するような使い方は、二次試験が択一問題ではない以上、あまり意味がありません
ぴ。が指摘しているように、二次試験は「知識解答」が求められているわけではありません。詳細に読み込むより、どんな切り口があるのか、どういう観点を持って二次試験にあたればいいのかを探ってみてください。
・事例Ⅳについては基本的な内容にしか触れていません。対策は「事例Ⅳ全知全ノウ」が鉄板です。早めに読みつぶしましょう

2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ

【道場メンバーの使用体験記】
回答パターン、切り口の習得。(3ch
合格者がどんなことを大切にして問題を解いたかを参考にした。通読せず必要に応じて開く、箸休めに体験記を読むあくまでアウトプットの参考にする。(カワサン

【執筆者 オススメの使い方】
・掲載している思考プロセスは、執筆者(合格者n=1)のノウハウではありますが、切り口や戦略/戦術レベルを意識しつつ、出来る限り標準的なものに寄せるよう工夫しています。ぜひ思考プロセスのトレースにお使いください。道場が日頃提唱している“パクってカスタマイズ”です。
「全知識」の関連部分とリンクさせているので、ピンとこなければ、「全知識」の該当箇所を読んでみるのがオススメです。
・(ちょっと気が早いようですが)筆記試験合格後、口述試験に関する情報は主にネット上で収集することになります。本書は口述試験についても言及している、数少ない参考書ですので、ぜひご参照ください。

【注意点】
・二か年分の事例が掲載されているので、二年続けて本書をお求めになると、一か年分がかぶってしまいます
・各事例の解答内容は執筆者・監修者の一見解に過ぎません多数の再現答案に触れられる「ふぞろい」との併用をオススメします。

2020年版 事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ

【道場メンバーの使用体験記】
確実に解答できるまで、間違えた問題は繰り返し解いた解答に納得できない問題があったので他の解説も見ていた。残存価額を入れるかとか、解説によって解答が異なる場合があった。(岩塩
計算問題の繰り返し、解法理解。初期段階から利用し、最終的に3、4周回した。(3ch
3回解いた。解答プロセスの確認に使った。「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」を併用。両者の解答が違う時があったので、相互確認。(さとまる
●読んだら予備校で教わる作法や知識を教えてくれる書籍だったので「事例ⅣはMMCと心中しよう」と決めてからは封印した(予備校は双方向で質問できるので)。(べりー
●「30日完成!」を解いた後、一通り解いた。苦手な論点については2周解いた。事例4では、80分の時間配分が重要で、優先度付けについては別途過去問を解く必要あり。一次試験の学習期間中にも並行学習でやっておけば良かった。(CK
●評判良かったのでやっておけばよかった。(ぴ。

【執筆者 オススメの使い方】
最初は「財務・会計」との違いに苦しむ部分もあるかもしれませんが、道場メンバーが言うように「繰り返し」解いていくことで、反応できるようになっていきます。(わからなければ悩まずに解説を読んでしまいましょう!)
・事例Ⅳでは、やや複雑な計算が求められる意思決定会計を除き計算問題で点数を稼ぐことはもはや必須です。出来れば、掲載されている計算問題を毎日解きましょう積み重ねが活き、得点源だと唯一自信を持てる科目、それが事例Ⅳ。「ありがとう事例Ⅳ」(byかーな)です。
直前期からはどの単元を強化するか意識しながら取り組むのがオススメです。
・事例Ⅳに苦手意識をお持ちの方も、計算過程を途中まででも書くと部分点がもらえる可能性(極端な話、解答の方向性を文章で記述するだけでも部分点があるのでは、という話も)があります。正答できたかどうかではなく、丁寧な計算過程の記載を本書で身につけてください。
・実は記述問題の割合も高く、ここでいかに堅い対応を出来るかが勝負になります。本書で記述対策もバッチリです。

【注意点】
・「いや、全然わからないよ?どうすりゃいいのさ」という感触でしたら、「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」もオススメです。本書よりも平易なレベルの問題が掲載されており、まずは「計算」に慣れるにはもってこいです。
・本書ではかなり難易度が高い部分も紹介されていますが、試験までの時間が限られる中で、どの程度注力するかは、ご自身でバランスを考える必要があります
・先述のとおり、前年度の事例は取り扱っていません。令和元年度事例Ⅳについて詳しく知りたい場合は、「全ノウハウ」をご参照ください。
・本書では80分の使い方はあまり学べないので、直前期からは過去問タテ解きも取り入れましょう

来年はあなたが執筆者になるかも!

「全知識」「全ノウハウ」は前年度の試験合格者4名を執筆メンバーに迎えます。
私もたまたまTwitterで知り合った執筆者の方からご紹介いただいて、本シリーズの執筆に関わることが出来ました。
自分が使っていた参考書に執筆メンバーとして参画できたのは、一年前には想像できなかった変化でした。
校正を経て、書店で平積みになっている姿を見た時は、ちょっと感動

自慢話、失礼しました(笑)

ここからが本題
先日のTomatsuの記事にもありましたが、このバトン、読者の皆様のどなたかにぜひお渡ししたいと思っています。
(参照:11代目Tomatsu「【2次対策】事例毎の特徴・お作法を知る~事例②編~」)
この部分、なんか変じゃない?」「ココ、こういう風に書いてくれたら、もっとわかりやすいのに」など、様々なご意見・ご感想をいただいております。
ぜひ、ホットな目をお持ちのあなたに、来年本書を手に取る方によりよいものを届けるため、バトンをお渡ししたいのです
※過去の執筆者には、マスターコースでヘッドを務める先輩診断士もいらっしゃれば、普段は診断士資格の保有者であることを全く意識していないという独立独歩のコンサルタントもいらっしゃって、そうした人たちとつながるきっかけになりました。

「全知識」「全ノウハウ」に限らず、試験に合格すると、前年度の合格者として様々な参考書の執筆・校正のオファーに触れる機会があります
一発合格道場」「ふぞろい」「タキプロ」といったリレーブログも同様ですが、合格者がバトンをつないでいく文化は、中小企業診断士ならではの姿かもしれません。
連携や協働が診断士の本分ゆえでしょうか。
※「そんな鬱陶しいモンいらん!ワシは一人でええんじゃ!」と言う方、それもステキな道の切り拓き方だと思います。

応募方法の詳細は、合格発表後にあらためてご案内します
条件やタイミングが合えばというお話にはなりますが、執筆や校正にご興味がある方は、ぜひ合格後の楽しみの一つに。
診断士になると、誰かと一緒に何かを成し遂げる「プロジェクト」に入る機会も多いと思いますが、その前哨戦としても、ぜひご検討くださいね。

今日のまとめ

① 「全知識」でフレームワーク・切り口をマスターしよう!
②  「全ノウハウ」でパクってカスタマイズしよう!
③ 「事例Ⅳ全知全ノウ」を使い潰して得点源にしよう!

以上、いけちゃんでした!

それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

前回までの記事はこちら

 

 

本日は、前回に引き続き、【実録】リアル事例Ⅲ&運営管理の世界~後編~をお届けします。

「二次試験の事例Ⅲ(生産・技術)が苦手で、もう少し背景を知りたい」という方向けに書いてみました。

前回(前編)はこちら

 

 

こちらは得点に直結する試験対策というよりは、「事例Ⅲに対する心理的なハードルを下げる」「診断士になった後を視野に入れ、製造業の理解を深める」目的でお届けしております。

改めて、こんな方におすすめ&この記事のトリセツです。

 

 

【こんな方におすすめ】

・事例Ⅲの世界観や背景を、なんとなくイメージできるようになりたい方

・「C社って、なんであんなにダメダメなの?」とモヤモヤしている方

・事例Ⅲで書く解答が「当たり前のこと」すぎて自信が持てない方

 

 

【トリセツ・注意点】

・試験では与件文を何よりも優先してください。(与件文がカミサマ。設問文がホトケサマ

・私の個人的な体験と一般論に基づいておりますので、あくまで世界観をつかむための参考としてください。

 

 

では、後半いってみましょー。

 

 

 

匠の技と生産管理

事例Ⅲで毎年出題されるテーマとして、「生産管理」というのがあります。

よく言われることですが、「生産管理」は「生産計画」「生産統制」に分解できます。

要はムリ・ムダ・ムラのない計画を立て、その計画に沿ってせいせいと作業を進めていきましょうね、という話です。

そんなの別にわざわざ言うほどのことじゃないじゃん、と思うかもしれませんが、C社のような中小製造業だと、これがけっこう難しいんです。

どういうことか、生産計画→生産統制の順に見ていきましょう。

 

まずは生産計画です。

以下、事例Ⅲによくある大企業の下請けの中小企業を前提に話をしていきます。

製品にもよりますが、例えば金型のような「受注生産で、毎回違うものを作る」業態だと、そもそも正確な生産計画を立てることができません。

極端な言い方をすると、「初めて作る製品の生産計画を立てる」ことになるからです。やってみないとわからない。

さすがに実際は、長年の経験やノウハウの蓄積があるため、過去の類似事例や製品の特徴から、およその加工内容や必要工数は想定できます。

できますが、蓋を開けたら…ということは往々にして起こります。これについては後述します。

 

また、中小企業に発注される仕事は、多品種少量生産の、いわば手間のかかる仕事が多いです。

そういった仕事に対応するため、例えば金属加工の(=工作機械で金属を切削して加工する)会社であれば、少しずつ種類や能力の異なる機械を、何台か保有していることが一般的です。

そこで、生産計画を立てる時も、「この加工は機械Aでも機械Bでもできるけれど、機械Aの方が切削速度は速いんだよな。でも深い場所の切削があったら、機械Aは不向きだなぁ」とか「機械Cは古くてマニュアル操作が多いから、ベテランの人じゃないと扱えないんだよな」とか、個別の事情が多々あって まぁめんどくさい。

生産計画担当者としては、もっとスマートに計画作れないかと思うものの、変数が多すぎて難しいんですよね。

 

 

ちなみに、現場の作業者も生産計画が完璧でないことは、経験上なんとなくわかっています。

とにもかくにも生産計画を作り、それに従って作業を始めます。

 

 

そして、生産統制

実際に生産を始めてからの話です。

見積もりや生産計画の段階で予想はしていたけれど、いざ正式に受注してみたら、いろいろと「計画と違うこと」が起こります。

詳細な設計図を書いたら予想より複雑な構造になったとか、加工する場所が狭すぎて、一気に削れると思ってたけど少しずついかないと無理だったとか……。

「計画が狂ってきた……これ来週の納期までに終わらないかもどうしよう……」みたいな状況になります。

青ざめている生産管理担当者のところに、この道何十年のベテランがやってきて言います。

 

「いいから、急ぎの仕事とやっかいな仕事、全部こっちに回して。なんとかするから」

 

!!!

すみません! おっ、お願いします!!!

 

こんな感じで、混乱した現場はたびたび腕利きの職人によって救われています。

通常なら機械Aを使って自動で加工する工程だけど、古いタイプの機械Cしか空いてないのでベテランさんがほぼマニュアル操作で加工する(ただし技術が必要だし、会社としては自動化を目指しているので緊急時しかやらない)みたいなことがあるのです。

また、予想外に難しい加工だったけど、匠の技に助けられてなんとか収められた、というパターンもあります。

品質面だけでなく、納期面でも、匠の技に支えられているんですね。

 

 

現場がバタついても、最後の最後には匠が回収してくれるなら良いね! と思うかもしれませんが、企業として安定的な利益を出すことを考えると、そんな綱渡りは よろしくないですよね。

しかもこれには弊害があって、

匠の技が助けてくれて、いつも結局なんとかなる。

喉元過ぎればなんとやらで、生産管理がなかなか仕組化できない。

でも、せっかくの匠の技は現場の混乱を収拾する(マイナスをゼロにする)ためではなく、より高付加価値なモノを作って顧客に訴求する(プラスにする)ために使うべきなんです。

 

生産管理は、システム化できる部分もたくさんあります。

生産計画を立てるスパンを短くしたり、仕事を流しながら少しずつ計画とのズレを修正したりすれば、そこまでの大惨事にならないことだってあるんです。

診断士に求められるのは、「うちの業界に生産管理は不要」とか「システム化なんて絶対無理」と思っている社長さんの話を聞いて、できることは「できる」と、やるべきことは「やるべき」と、伝えることだと思います。

 

 

 

 

建て増し、建て増しの第一工場

創業から数十年経っているような会社だと、最初は小さな工場から始めて、会社が成長するにつれ、次第に工場を増築していくことがあります。

最初は小さな機械を数台並べただけのガレージみたいだった工場が、少しずつ、顧客からの信頼を積み重ね、受注する品目が増えたり、新規顧客を獲得したりして、そのたびにできる限り生産設備を充実させ、敷地を拡げて工場を拡大し、5年経って、10年、15年経って、がむしゃらに働いてきた日々を思い、ある日あらためて工場を仰ぎ見て社長はつぶやきます。

 

 

よくここまで大きくしたなぁ

 

あと、よくここまでツギハギな建て増ししたなぁ

 

 

冷静に考えたら工程②の隣は工程③にした方がいいけど工程④になってるし、

資材の搬入路もせまくて不便だし、

全然最適な配置になってない。

 

いや、でも仕方ないんだよな、当時を思い出すと、たしか現在の工程③の場所には数年前に処分した別の機械があったんだ。

搬入路だって、今ならもっと広くとれるけど、当時はまだ隣が民家だったから、こっちの方向に伸ばすしかなかったんだ。

 

そうなんです。歴史があるんです。

少しずつ、少しずつ手元資金を増やして工場を広げたので、その都度最善の投資判断をしたけれど、ふと立ち止まってみると全体としてまとまりがない。作業効率が悪い。いわゆるSLPになってない。

(某リフォームのテレビ番組でも、そんな物件ありましたよね。増築の結果、キッチンの隣が脱衣所なくていきなりお風呂、洗濯機置き場はその向こう側、みたいなやつです)

 

社長だって、これが工場として正解と思っているわけではないのです。

事実、建て増しのせいでレイアウトにところどころムリ・ムダ・ムラがあるし、気になる点はいくらでもあります。

将来にむけて改善したいこと、今だったらこうするってこともたくさんあるんです。

 

だから、令和元年度のように「新工場を建てる」となれば、社長が張り切るのは当然ともいえます。

 

新しい工場には、まるごと新しい機械を入れられる!

今までできなかった、直線的で効率的なレイアウトにできる!

 

などなど、夢が広がるんですよね。

一棟目の工場は、どうしても建て増し、建て増しになりがちですから。

 

 

 

 

 

 

職人、背中で語る

 

最後に、技術・技能の継承について少しだけ。

今まで見てきたように、C社のような製造業の会社は、熟練の職人さんの持つ技術が強みになっているところがあります。

 

ですが、「熟練の職人しかできない仕事」「〇〇さんしかできない仕事」みたいなこともあり、助言として「作業を標準化、マニュアル化し、作業員教育を徹底する」系のフレーズもよく出てきます。

 

当社の話になりますが、工場の管理職に「次世代に技術・技能を伝えるために、もっと体系的に教育して下さい」と言っても、なかなか着手してもらえないことがありました。

 

最初は、「自分の技を教えてしまうのが嫌なのかな?」なんて思ってましたが、話を聞いてみると、皆、教育の大切さは感じていました。

なのになぜ進まないのか聞いてみたところ、「自分がちゃんとした(体系的な)教育を受けてこなかったから、教え方がわからない」という答えが。

自分は先輩から「とにかく慣れろ」「技は聞かずとも見て盗め」「みんな先輩の背中見て育ったんだ」式に育てられたので、人に教えるにも、何からどう教えていいかわからないそうです。

 

標準化、マニュアル化という言葉の意味はわかるけど、「標準化といっても、標準の示し方がよくわからない」という声もありました。

 

その後、作業手順や限度見本を作ったりして、若手の作業員に「これでわかる?」とか聞きながら進めていったわけですが、改めて「作業ができる」ことと「人に教えられる」ことは別物なんだと思った次第です。

 

「背中を見て育った」人たちが「背中で語る」から「対面で教える」ようになるためには、標準化、マニュアル化が不可欠です。

 

「標準化って、そんなに意味ある?」と思うかもしれませんが、標準化すれば、誰でも「何をすればいいか」がわかるようになるので、大事なことです

例えば料理をするときに、「肉を適当な大きさに切る」とか言われても、慣れていない人は「適当ってどれくらい?」ってなりますよね。焼くと縮んだりするし。

標準化により「縦〇センチ以内、横●センチ以内の大きさに切る」という指示にすれば、初心者でも迷うことなく求められるアウトプット(大げさだな…)をつくることができます。

 

工業製品は完成品の規格や仕様が決まっていますから、設計書通りに作るためにも標準化は必要なのです。

 

 

 

最後に、9代目だいまつによる、道場の事例Ⅲ対策名物記事のご紹介です。こちらもぜひ。

だいまつが教える事例Ⅲ攻略の極意

 

工場のイメージをビジュアルで見たい方には、さいちゃんの記事がおすすめです。

【中小企業診断士試験】加工技術 金属加工編【渾身】

【中小企業診断士試験】プラスチック加工&中小企業の活躍事例~気になるけど調べる時間がとれない話題~

 

いかがでしたか?

冒頭に書いたとおり、あくまで一般論なので、くれぐれも無理に事例企業にあてはめないようにして下さいね。

この記事を読んで「C社、困ってそうだし、事例Ⅲの勉強もうちょっと頑張ってみるか」と思って下さる人が一人でもいれば、執筆者冥利に尽きます。

今後ともC社をよろしくお願いします。

 

 

ではでは、引き続き、一緒に勉強がんばりましょう~^^

 


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オンライン夏セミナー(オン夏)に参加いただいたみなさん、
長時間にわたりお疲れさまでした!

2次試験の学習の指針になるいい気づきがあれば幸いです。

twitterもよろしくお願いします。

 

 

本日は、私が29日のオン夏セミナーに参加して気になったポイントを補足したいと思います。

以前も似たような記事を書いたのですが、さいちゃんが最も大切だと信じている考え方なので、改めて詳細を描きながらお伝えします。

 

漫然とした目標設定で2次試験に挑もうとしていないか

1次試験直後から2次試験対策をはじめられた方にとっては、そろそろ2次試験に向けての情報収集の期間は終わりです。得られた情報の中から自分に合うものを取捨選択してください。

ご自身の現状の把握はされてますか。まだ事例を解いたことがない方はいないと思いますが、とりあえず事例Ⅰから事例Ⅳまで80分で一通り解いてみた結果はいかがでしたでしょうか。模範解答とのずれの確認はふぞろいで。できれば勉強会等で外部からフィードバックを受けるとよいです。

事例を解いた後の感想はどれでしょうか。

①結構解けてしまった。ふぞろいの内容と遜色ない。

②ある程度解けたと思ったけど、ふぞろいとずれがある。

③全然解けなかったと思ったけど、ふぞろいと近い部分がある。

④全然解けなかった。ふぞろい解答レベル高すぎてついていけない。

⑤ふぞろいが間違っている。自分の解答が正しいに決まってる。

 

以下、それぞれに対するさいちゃんの処方箋です。

①の方、あなたは天才です。そのまま合格してください。
もしくは、解けたと勘違いされている可能性もあります。キーワードだけでなく読みやすさはどうでしょうか。解法が安定してますでしょうか。2次試験合格のあるべき姿を考えて客観的な現状分析をお勧めします。

②の方、あなたはポジティブ思考です。少し試験のポイントを勘違いされているかもしれません。あるべき姿と現状のギャップがある可能性があります。問題を明確化し適切な課題設定をしましょう。

③の方、あなたはネガティブ思考です。意外と試験のポイントをとらえているのかもしれません。ただ、あるべき姿と現状のギャップがある可能性があります。問題を明確化し適切な課題設定をしましょう。

④と⑤の方、あなたは試験合格のあるべき姿と現状のギャップが大きいです。客観的な現状分析を急ぎましょう。

以上のように、天才以外の方は、①客観的な現状分析、②問題の明確化、③適切な課題設定+To do(やること)リスト作成の順でアクションが必要になります。ここからは、現状分析、問題の明確化、課題設定(To do(やること)リスト作成)をすべてひっくるめて「目標設定」と呼ぶことにします。

   現状とあるべき姿、問題と課題の関係

 

客観的な現状分析

問題を明確化し、適切な課題を設定するためには、まずは現状とあるべき姿とのギャップ=問題を知る必要があります。しかしながら、勉強初期の状態では正しく現状を理解するのは難しいと思います。

1次試験後に事例を解いた私の感想は④で、自分の置かれた現状を正しく理解できませんでした。解けないならと様々な情報収集をしたのは前回の記事で挙げました。そして、「まとめシート流」2次対策に出会い、書いてあることを真似して問題を解きました。テキストを見ながら時間も無制限で解いてみると、2次試験をプロセスで解いた経験が大きな一歩になります。1を2にする(身に着けたことを発展させる)より0を1にする(新しいことを身に着ける)方が難しいので、岩塩の言う守のベースとなる考え方を纏うために、既存のプロセスを有効活用(パクってみる)することが近道です。

不思議なもので、ある型を身に纏うことで自分の現状がわかるようになります。予備校の模試を受けるのもそうです。予備校の型の中での自分の現状がわかります。とりあえず自分に合いそうな型を見つけたら、まずはそれをベースとして事例を解いてみてください。できればフィードバック付きで。私は同じ型で12事例程度を解いて、おぼろげながら解き方が身に付き、自分に合わない型や自分に足りないところが見えてきました。頭で考えてもわからないことは、手を動かすことから始めてみましょう。

 

問題の明確化

模範解答と照らし合わせたときに、何ができていて何ができなかったか、勉強会などで他人に解答を見てもらったときに指摘されたポイントなどから、現状とあるべき姿のギャップ=問題を明確化します。注意点としては、模範解答や勉強会の仲間によってそれぞれ2次試験合格のためのあるべき姿が異なるため、フィードバックを自分自身で読み替えたり取捨選択する必要があります。フィードバックを活用する際の心構えについてはこちらを参考にしてください。

適切な課題設定

課題設定は、現状とあるべき姿のギャップ(問題)を把握し、ギャップを埋めるために課題を設定し、具体的な施策に落とし込むというプロセスの中で実行します。オペレーションレベルでの課題設定は、単純作業レベルでTo doリストを作りることで、事例を解く際のプロセスを明確化できます。

 

事例を解く前の目標設定例

事例を解く前の課題設定と、オペレーションレベルのto doがアウトプットになります。あくまでも一例ですので、個人の趣味嗜好によりTo doは異なるはずです。

解答方法に関して①

問題:診断士試験の解答らしい言い回しができない。書けた場合でも時間を多く割いてしまう。

課題:解答の書き方を把握して、解答作成能力を向上させる。

To do:解答の書き方を把握するために模範解答を写経する、金型を覚えて活用する。(直接的な手段ではないが、春秋要約などの国語力を鍛える方法もある。)

 

解答方法に関して②

問題:模範解答に出てくる1次知識を盛り込もうとする発想が出てこない。知っていても活用できない。

課題;適切な1次知識を盛り込んだ解答が書けるようになる。

To do:過去問に出てくる知識を中心に、2次試験に必要な1次知識を補う。定着が弱いのであれば、100字訓練法などによって手で書いて体に覚えさせる。

 

解答方法に関して③

問題;与件の文言を自分なりに言い換えてしまい、採点者にわかりずらい文章になってしまう。

課題:与件のキーワードを忠実に使い、採点者に意図を伝えやすい文章を書けるようになる。

To do:与件文のワードそのまま使うことを、自分の中の制約条件にする。絶対に守る。長いカタカナ語は同意の漢字に置き換える。

置き換えに関する参考:ksknの記事

 

与件の読み方、使い方①

問題:与件中のキーワードを見落としてしまう。

課題:与件から適切なキーワードを引っ張ってこれるようになる。

To do:マーカーで色分けして、注目すべきキーワードをビジュアル化。それぞれのキーワードどの設問に当てはめるか、パズルのピースを合わせるイメージ。

 

与件の読み方、使い方②

問題:与件中のキーワードを使うべき設問に使えず、別の設問の解答に使ってしまった。

課題:与件のキーワードについて、設問への切り分けができるようになる。

To do:設問に対して正面に応え、適切な振り分けに時間が使えるように金型解答をつかう。切り分けが難しい場合は、無理に切り分けず重複を認める。
参考:岩塩おべんと君の記事

 

タイムマネジメントに関して

問題:80分以内に解き終わらず、空欄が残る。時間がなく余裕なく冷静な解答が書けない。

課題:80分以内に余裕をもって解き終わるようになる。

To do:タイムスケジュールを固定するなどのタイムマネジメントを行う。「あと5分あればできるのに」ではなく、80分以内に収めるための時間割が肝要。
参考 3chの80分の使い方 なおさんの80分の使い方

 

初学者あるある

問題:何を書いていいやらさっぱりわからない。

課題:何を書いていいかわからない状態から脱却する。

To do:やるべきことをすべてプロセスに落とし込み自動で手が動くようにする。参考書をまねしてみる。

 

ケアレスミス

問題:ケアレスミスで失点する。

課題:ケアレスミスをできるだけ減らす。

To do:個人的に後で見直しをしてもケアレスミスに気づきにくい。一回目の記入でミスがなく完璧に収めるつもりで対応するために、見落としを防ぐ施策(マーカー、金型解答)を用いる。

 

事例Ⅳ

問題:事例Ⅳでつまらない計算ミスで失点する。

課題:計算ミスをできるだけ減らす。

To do:限られた時間で正確な解答ができるよう、計算ごとにマイルストーンを設けて定期的に見直しする仕組みを作り、できれば毎日問題を解く。皆が取れそうな問題に優先順位をつけ、できる問題から正確に解く意識を持つ。

 

目標設定の注意点

目標設定で決めた具体的なTo doは、コストや時間、自分に合うかどうか、自分ができるかどうかによって、取捨選択すべきです。惰性でやる必要はありません。自分にあわないと思ったらスパッとあきらめて次のツールを選んでください。

ツールありきではなく、目標ありきで進めるべきです。「自分の課題は〇〇なので、〇〇のツールを使うことで課題を達成する。」ということを心の中に留めておきましょう。

ただし、事例Ⅳは手段ありきで進めてもよい科目だと思います。例えば、30日完成全知全ノウ、各予備校の事例Ⅳ特訓など。過去問と照らし合わせながら、2次試験の範囲を網羅しているツールを選んで、毎日少しずつ進めていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまで読んでいただいた方の中には、もっと手っ取り早く2次試験の勉強法を知りたい、ノウハウを知りたいと感じる人も多いと思います。ご期待に沿えず申し訳ございません。

ただ、さいちゃんが申し上げたいことは、知識やノウハウといったツールはたくさん用意されているということです。好きか嫌いか、できそうかできなそうかという恣意的な基準で、様々な選択ができる余地があります。だからこそ、ツールを適切に活用する意識が重要になるのです。

2次試験合格のためのあるべき姿って何でしょうか。ふぞろいでしょうか。予備校の模範解答でしょうか。それは誰もわかりません。こちらから見れば、キーワードが重要そう、あちらから見れば、読みやすい日本語と論理構成(因果)が重要そう。はたまたきれいな字がいいのか。様々なフィルターをかけてみることでしか2次試験の本質をイメージすることができません。誰も試験の正解はわかりません。その中で、多くの合格者が有効だと考えた手法を取り入れるのは自然な考えだと思います。

試験全体を通して大切なことは、うまくいかなかった時の振り返りと次のアクションです。しっかりと目標設定ができていれば、達成度確認も容易で、復習も適切に行えます。できるだけ早く、目標設定→達成度確認→目標再設定のサイクルの確立を図ってください。最初はTo do からいろいろ試すことをお勧めしますが、慣れてきたらサイクルの順番を守って効率的に学習を進めていってください。

2次試験本番まで2か月以上と時間はたっぷり残されています。まだまだこれからです。迷ったときはいつでも道場の入り口の扉を開いて、記事検索してもいいですが、ぜひコメントをください。

以上さいちゃんでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 


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おはようございます!おべんと君です。自己紹介はこちら
前回までの投稿記事はこちら

暑い日が続きますが、体調にはお気を付けください!

<告知>
個人的な内容で恐縮ですが、告知をさせてください。
現在一発合格道場は2次試験の記事真っ只中ですが、
1次試験を今勉強している方、これから勉強を始める方
向けたオンライン座談会に、おべんと君として参加させて
いただくことになりました。

アロエちゃんとおべんと君の診断士一次試験対策会議

診断士同期合格のアロエさんからお誘いいただいて、
8月6日木曜日夜8時~ こちらに参加します。

1次試験に向けた勉強をされている方がおられましたら、
ゆる~く楽しい会にしますので、ぜひご参加ください!
(道場メンバーの乱入もあるかも?)

 

<本題>
予備校の解答やふぞろい等を見ると、書かれている内容や
使われているキーワードはともかく、
「この答案読みやすいな~」と思うことありませんか?
また、解答作成にあたり、
「因果関係を大事に」という指摘を良く目にしませんか?

今日は、この2つを同時に行う文章構成の作り方を説明します。
これは、私の受験生時代の師匠7代目フェイマオから教わったものです。

Twitter上でも反響をいただきまして、反応いただいた皆様ありがとう
ございました。少しでもお役に立てれば幸いです。

 

<師匠の言葉>
彼が私に常々言っていたのは、

ふぞろいや予備校の解答を見て、
「与件からこの言葉抜き出してないわ」
「この1次知識の用語使ってないわ」とか、
『何』を書くかは、みんなが注目するし、その情報は多いけど、
『どう』書くか?は案外着目されていないんだよね。

でもこの『どう』書くか?がすごく大事で、
これが崩れると文章として支離滅裂な文章になってしまう

だから、この『どう』書くか?を養った方がいい。
これをやれば解答骨子が作れるし、
自然に因果関係が整った文章になるよ。

「キーワードを盛り込みすぎて、一見それっぽい解答だけど、
_ちょっとなに言っているか分からない
とサンドウィッチマンに突っ込まれるような解答にならないように
するための方法です。

※『どう』書くか→以後「文章構成」と呼ばせていただきます。

 

<やること>
因果関係が整った文章構成を作るためにすべきことは下記の1点です。

設問分析の時に、文章構成を決めてしまう。

過去問を使って、具体的にプロセスを見ていきたいと思います。
平成30年度事例Ⅲです。

①設問を見て何が問われているのか?を確認

ここで問われているのは、赤い下線
作業方法に関する問題点」「(問題点に対しての)改善策
の2つになります。

制約条件として、「図2を分析し」と書いてあります。
これは「図2に書いていないことは分析してはいけない」
とも読み取れます。

 

②問われていることに沿った文章構成を書く

問われている問題点と改善策を書くための文章構成を書きます。
この時点では与件文を読んでいないので、実際に『何を』書くかは
考えず、文章の構成を固めてしまいます。
こんな感じでメモ用紙に書きます。字が汚いのはお許しを・・・

このメモ書きの意味は、

上段部
主語を「問題点は」にする→問題点を問われているため
・その後に続く要素として「真因:問題が発生する主原因」を書く
・更にその後に続く要素として「問題:発生している悪い影響」を書く

下段部
主語を「改善策は」にする→改善策を問われているため
・その後に続く要素として「施策:実施すべき対応策」を書く
・更にその後に続く要素として「効果:施策から得られる効果」を書く

上下の文章を”てにをは”に注意して組み合わせると、
下記の文章が想定できます。

問題点は 「真因」 のため 「問題」 が発生していること。
改善策は 「施策」 を行い 「効果」 を得る。

文章構成の因果関係に着目すると、下記のようになります。
上段部:「真因=」「問題=
下段部:「施策=」「効果=

これで因果関係が整った文章が書けそうですね。

この後何をするのかと言うと、

③要素を当てはめる
与件文を読み、1次知識を想起し、メモで下線が引いてある要素に
合致する言葉や文章を当てはめていきます。

設問要求:図2(マン・マシンチャート)を分析します。

・成形機1の段取り作業の詳細を見ると、移動が多い
作業者の待ちや段取り作業による成形機の停止が多い
・特に昼休みの時間帯に成形機が2台とも停止している

1次知識:図2に関連する知識を想起します。
・マン・マシンチャート=連合作業分析
_→人と機械、二人以上の協同作業の効率UPのための分析
・段取り作業の移動が多い運搬のムダ(トヨタ7つのムダ)
内段取りを外段取り化することで、機械を止める段取り作業を削減する
・機械の停止が多い生産性が低い

前述した文章構成とマン・マシンチャート=生産効率UP という軸で、
これらの要素を整理して、最終的に下記の解答を書きました。
解答内容が正しいかはさておき・・・

必要な言葉を書きつつ、割とすっきりした文章になります。
この年の2次試験は不合格だったのですが、事例Ⅲは69点だったので、
多分この設問も一定の点数は入っているかと思います(思いたい)。
金型の移動を外段取り化して~、なんて書ければかっこいいのですが、
80分の中でそんな余裕はありませんでした。

 

<習得までの道のり>
日々の練習で、設問を読んですぐにこの文章構成が書きだせるように
何度も練習してきました。具体的には、

①解答構成を書く練習だけをする
事例Ⅰ~Ⅲまでの設問だけを読んで、文章構成がすぐに書けるように
する練習をしていました。
また、通勤電車の中で過去問の設問だけを読んで頭の中で文章構成を
考える
だけでも十分効果があります。非常に泥臭いですが、
練習あるのみです。

②パターンをまとめる
何度も繰り返し練習していくと、上述のように
「対応策を聞かれたら、対策は~『施策』+『効果』」と書こう!
というように文章構成のパターンが集約できてきますので、
ブラッシュアップしながらパターン化します。
そのパターンが正しいかどうかは、過去問であればふぞろいの
合格者やA答案を読んで、「何を」ではなく「どう」書いているか?
という観点で読むことでさらに洗練されます。

③過去問演習
45分以内に解答骨子までを書き終える練習を毎日行っていまして、
その毎日の中で繰り返し練習していました。

④初見問題
私はTBC通信講座を受講していまして、初見の演習が文章構成練習の
成果を発揮する場としてとても役に立ちました。
初見問題の演習を受講していない方は、ぜひ模試を受けていただき、
練習していただければと思います。

 

<注意点>
この文章構成ですが、どんなに洗練したとしても完璧ではありません
①文章構成に固執しすぎず、設問や与件によっては最初に決めた
_文章構成を壊す柔軟さを持つこと
②初めて出る問われ方であっても、何かしら今までの文章構成が
_使える可能性が高いが、無理にあてはめないこと

_例)令和元年度事例Ⅲ、第3問(設問1)

C 社社長の新工場計画についての方針に基づいて、生産性を高める量産加工のための新工場の在り方について 120 字以内で述べよ。

あ、在り方?何それ?今までそんな問われ方したことないよ??
でも焦らずに。設問を咀嚼すると、
「生産性を高める量産加工を実現するために新工場をどうすべきか?
_社長の方針を踏まえて答えよ」 という感じです。
対応策の文章構成を流用できそうですので、この場合は、

在り方は 「施策」を行い、生産性を高める。

のような文章構成が使えそうですね。最終的に私の解答は、

在り方は①技能士資格を持つベテラン作業者等が作業の標準化、マニュアル化を行い、②それに沿ってOJTで作業方法の教育を行い、③作業容易性を高めた設計、④SLPを活用した工程レイアウト設計などを行う、等で生産性を高めること。

となりました。設備選定については書けませんでした。

解答構成は私が勝手に考えている構成なので、
採点者が要求した構成かどうかは全く分かりません
そのため、解答構成を決めていても、設問に沿った構成に
変化させる柔軟性は必要です。

 

<まとめ>
いかがでしたでしょうか。
文章構成=「どう」書くかをあらかじめ想定できていれば、
本試験で文章の書き方を悩む確率が減り考える時間を捻出できます。

<本日のまとめ>
因果関係が整った文章を書くためには、
①日々設問を読んで文章構成
がすぐに出てくる練習をする
②文章構成をパターン化しつつ、柔軟性を維持

もし文章構成にお悩みの方は、ぜひ実践してみてくださいませ。

なお、7代目フェイマオによる文章構成作成も踏まえた2次試験の記事で
おすすめは下記の3部作です。
80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その1~
80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その2~
80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その3~

この文章構成の考え方は、仕事での報告書文章作成や執筆時の文章を
作る上でも大いに役立ちますよ!

ちなみに、昨日の岩塩の記事と私の記事、書いていること似てませんか?
正直、「やべ、俺の記事、岩塩の内容パクッてるわ・・・」
思ったくらいです、いやいや、パクってませんよ!

なぜかというと、合格するためにやってきたことは自然と似てしまう
のだと思います。

オン夏!でCKが言っていましたが、2次筆記は
誰でも書ける内容を、完成度高く書くことが大事。」なのです。

そのためにすべきことは何だろう?と考えていくと、自然と考えや
行動が合格者間でも似てくる
 という理由だと思います。

まぁ、岩塩が私とやっていたことが似ていたのがうれしいかどうかは
分かりませんが・・・笑

ご参考になれば幸いです。
以上、おべんと君でした。


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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場Blogをご覧頂きありがとうございます。

7/26(日)、7/29(水)に開催されました、一発合格道場夏オンラインセミナー。昨日のさとまるの記事の通り、満員御礼にて終了致しました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。運営側が不慣れな部分で至らなかった点が多々あったかと思いますが、何卒ご容赦ください。

また、去る7/23(水)には関西道場メンバーを中心とした相談会を実施しました。こちらもご参加いただいた皆様、ありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

今回、あいにく定員オーバーでご参加いただけなかった方、参加したけれども相談会で質問する時間がなかった方、もうちょっと他の人のQAを知りたいと思った方に向け、オン夏の相談会(7/26)及び関西相談会でご質問を頂いた内容についてご紹介します。大変申し訳ありませんが、活発な質疑応答で沢山のご質問を頂戴したため、すべてはここに書ききれず、主に初学者向けの内容を中心にピックアップさせて頂きました。

ここに掲載されていないQAについては順次各記事にて補足していきますのでよろしくお願いいたします。

 

オン夏!2次試験のQ&A(抜粋)


過去問は何年分くらい、どれくらいやったか?

・過去5年分(CK)

・過去10年分(岩塩)

 


過去問は遡って複数年解くのがよいか、それとも最近の年度を繰り返しとくのが良いか?

・直近の出題傾向の変化を踏まえると、事例1~3は最近3年分くらいを繰り返し解くとよい。ぴ。の「出題傾向を考察する」の記事を参考にして(ぴ。)

・事例Ⅰ~Ⅲは過去5年を解いた。特に過去3年は3-4回転した。事例Ⅳは過去10年ほど。(3ch)

 


過去問を初めて解く際におススメの年度・事例は?

・一番最新の傾向という意味で、令和元年度がおすすめかと思います。早めに事例Ⅰ~Ⅳを解いた方が良い。(さとまる)

 


過去問を繰り返し解くと、初見問題への対応力がなくなってしまう気がして不安です。

・過去問、2回転くらいなら正直結構忘れるから気にしなくていい。(かーな)

・模試で初見問題への対処を練習できる。(CK)

 


オンラインの勉強会はメリットありますか?

・他人から答案についてフィードバックを貰うことで、自分だけでは分からない課題が見つかること。また反面、自分ではダメだと思っていることが意外と良いと評価されることなど気づきが得られる。(ぴ)

・他人の良いところは、ぱくってカスタマイズしてました。(きゃっしい)

・自分の表現のくせなどを指摘してもらえる機会として、過去問復習の一環で何回か出たら良いと思う。(時間との相談)(CK)

・同じ時期に勉強している人の答案を見たり考え方を聞くことで、自分の立ち位置が分かります。いいなと思うところはどんどんパクる(おべんと君)

 


オンライン勉強会のおススメはありますか?匿名参加できるか?

・ココスタ、タキプロはwebでやってる。その他もやってるとこあるので調べてみると良い。ただ、ココスタが一番オススメです。(ぴ。)

・ココスタは匿名参加、タキプロは原則実名。ココスタは受験生主体、タキプロは昨年度合格者が積極的に入ってもらえる。(3ch)

 


模試は受けたほうが良い?

・初見問題に対して自分のプロセスを試せる貴重な機会。自宅受験であっても、本番同様の時間帯意識して受けた方いい。(CK)

・母集団が多い模試だと自分のポジションがわかる。ただ採点返却のタイミングなども考慮して検討を。(3ch)

 


子どもが小さくて子育てが大変で時間がない/仕事で平日時間が全然取れない。このような状況で2次試験の勉強、平日スキマ時間をどう使って工夫しましたか

・子育てが大変なら、あと3ヶ月の我慢なので、土日は旦那さんに全面協力してもらおう!平日は、歩いていてもできること、座ってやることのように時間の特性を見極めて時間を有効活用してはどうでしょうか。(さとまる)

・設問解釈。ひたすら設問文のみ読んで問われていること、制約条件を確認するトレーニング。(CK)

・まとまった時間が取れない時は、プロセスをスライスして少しずづ進めてた。設問1つだけでも、与件を読むだけでも。あとは事例Ⅳの計算問題、1次知識整理など時間に応じてやれることをやった。どれだけ忙しくても、とにかく過去問に触れない日はないようにした。(3ch)

・設問だけ読むとか、与件だけ読むとか、80分の中の工程を細分化して電車の中とかで学習する。事例Ⅳは1問でも2問でも時間があれば解けるように電卓と計算問題集は必ずカバンに入れとく(ぴ。)

 


事例Ⅳで過去問以外にオススメの教材は?

・「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」が良い。(かーな)

・同じく「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」。あと自分は入手できなかったが、TACのオプション講座「2次事例Ⅳ特訓」のテキスト(非売品)が良いと聞いた。(3ch)

・「中小企業診断士2次試験事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」もオススメ。(さとまる)

 


事例Ⅳの問題集は何回くらい回したらよいですか?

・事例Ⅳはトレーニングと同じで、数日やらないとできなくなることが多いので、少しで触れておくべき。3周は回した方が良い(Tomatsu)

・ミスノートを作成して、同じミスをしないようになるまで回転数にこだわらず何回転もこなした(おべんと君)

 


予備校の模範解答を見ても、書ける気がしない。知識の補充が足りないのでしょうか?

・予備校の模範解答はかなり高度に練られていて80分で書ける内容ではない。ふぞろいや他の予備校の解答と見比べて、本当に知識が足りないのかをまず判断すべき。その上でやはり知識が足りない時は、知識の補充を考えては。(さとまる)

・予備校の模範解答に達しなくても合格できる。目指してギャップを分析するのはよいが、最初から到達することは無理なものだと割り切ってエッセンスを学ぶ方が良い。(CK)

 


知識不足が心配。2次試験に必要な知識(1次知識)はどう習得すればよいですか?

・TBCの「速修2次テキスト」にある「抽象化ブロックシート」を写真に撮ってReminDOに登録して1次試験の段階から何度も見返してた。正直なところ、抽象化ブロックシートが腹落ちして事例とつながった感覚は事例を何度もこなしてきた2次直前の10月入ってから。(3ch)

・2次試験で求められる1次知識は少ないので、1次のテキストを再学習する必要はなく、全知全ノウなどの2次対策用テキストで十分(ぴ。)

・頻出で出る知識のメリット、デメリットを勉強するとよい(かーな)

 


解答の型ってどんなものですか。どうやって習得しましたか?

・設問で問われている内容について、どう答えるかをあらかじめ自分で決めておくもの。自分が書きやすい(再現しやすい)ものがよい。(CK)

・予備校テキストの模範解答を写経しながら習得した。(3ch)

・多少は持っていたが、あまりこだわっていなかった。(Tomatsu)

・型は持っていたが、型にはまらない問われ方をする場合は柔軟に対応する。(おべんと君)

 


80分で解答を書ききれない。まずどうしたらよいか?

・まずは内容はともかく、80分で書ききれるように80分の過ごし方を見て訓練してほしい。内容はその後で大丈夫。(Tomatsu)

 


切り口がなかなか思いつかないことがある。どうしたらいいでしょうか?

・事例毎のフレームワークを元に切り口をあらかじめ準備しておく(おべんと君)

・フレームワークなど型に当てはめていくことで、書く時に自分が楽になる(きゃっしい)

 


2次でマーカーは使っていましたか。マーカーを使いすぎて混乱することが多いのですがどうしたらいいでしょうか。

・マーカーの使い方は、SWOTで引く、大事なところに引く、設問に合わせて引く、など人それぞれ。そもそもマーカーを使わず、鉛筆一本の方もいる。マーカーを使うとよくわからなくなるのなら、他の方法を試して見てもよいのでは。(さとまる)

(参考)11代目2次のマーカー利用(by岩塩)

12人中10人が色ペンを使ってた!(画像クリックで拡大)

※3chはカラーペンを使いこなせず結果1次も2次も黒一色でした。診断士試験は色ペン派がめっちゃ多いイメージ。

 


解答文字数の感覚をどう掴んだか。骨子の段階で字数を数えて書きましたか?

・カウントしていたら時間無いので①箇条書きにする、②30文字の感覚を身に着ける、③100字制限なら、30文字×3など練習する。(ぴ。)

・与件文の一行が40字なので目安に使っていた。(かーな)

・骨子段階では数えてない。回数を重ねるたびに感覚が身につく。(きゃっしぃ)

・20マス1行のノートを使って本番になれる意識をした(3ch) ※ちなみに使ってたノートはこれです。

 


過去問を解いたが、字数に満たないスカスカの解答になってしまった。与件文から必要な要素を拾うためのやり方を教えてほしい。

・最初のうちはあまり深く考えず、「使うかも」というところに多めに線を引く。特に、「事例企業の強みと弱み」「社内の変化と社外の変化」は必ずマークするといったことからはじめてみる。最初は全然書けないので焦る必要はない。(かーな)

 


2次試験の問題用紙と解答用紙の紙サイズは実際どうだったか

・問題用紙はB5、解答用紙はA3(おべんと君)

・再生紙で破れやすいので注意(Tomatsu)

・普段練習していた紙より本番は字が濃く出た気がする。初めての紙質。BにしていたがHBでよかったかもと思った。(3ch)

 


10月の試験直前で、ふぞろい流の採点で何点取れていましたか。

・6、7割は取れていたが、何度も解いた結果なので点数はあまり参考にならない。解答の文章構成、切り口、読みやすさなどを気にした方が良いと思います。(さとまる)

 


ふぞろいはどれを揃えればよいですか?

・私は10年データブック、ふぞろい11、12を購入しました。(3ch)

 


以上が主要なQAになります。
明日のぴ。の記事でも紹介しますが、掲載しきれなかった質問や回答は多数あります。後日各メンバーが順次記事にしていきますのでお待ちください。特にリクエストがありましたらコメント下さい。

 

シリーズ「となりのふぞろい」(最終回)

さて、QAでふぞろいの話題が出たところで、コラボ企画となりのふぞろい。道場側もふぞろい側も今日で最終回です。
相談会でもふぞろいの話題は必ず出てきました。2次受験生の必須アイテムですね。

私の「ふぞろい」の位置づけと活用術を紹介するにあたり、私の2次対策をざっと紹介します。

(1)スタートアップ
2次初受験のため何をしてよいのかわからず、最初は「速修2次テキスト」(TBC受験研究会)を軸に2次とはどんな感じか、考え方、電卓の使い方を動画を見ながら習得。特に知識はQAにあるように「抽象化ブロックシート」を軸に整理。事例Ⅳは「全知識全ノウハウ」「30日特訓」を軸に1次対策と並行して演習。

(2)過去問
過去問軸とした2次対策は「解き方がわかる!2次試験対策解答例集」(AAS)を軸に「因果で答える」「戦略レイヤを意識」する手法を習得。(習得というスマートな感じではなく、もがきながら必死にかじりついた感じ。)メソッドを取得はAAS名古屋のオプション講座(通信・単発の通学)にて。

(3)Web勉強会
これでも中々コツを掴めず一進一退。そこで9月中旬からWeb勉強会(私の場合ココスタ)に参加。自分の考えを人前で言葉にして発することで考えがブラッシュされることで少しずつ前進する。この中でもふぞろいを根拠にした議論はあったので、その際には勉強会が終わった後、該当箇所周辺を再度読み込み。(特に、ココスタ同期のぴ。が勉強会でふぞろいでは・・と触れた箇所は、終わった後に必死にマークして読みまくってました。)

(4)そしてふぞろいの活用
(2)でも(3)でももやもやする設問の解答、解釈・切り分けについては、ふぞろいを参照。その個所の設問や内容は深く読み込み、キーワード、切り口、多面的な解答方法、フレーズを写経してノートに記載。そこから関連する設問についても広げて参照。

といった感じで、ふぞろいは、2次の「最後の砦」、「駆け込み寺」と位置付けて活用していました。結果的にふぞろいがあったおかげで腹落ちした箇所が何度もありました。ふぞろいを参考にする際の私のポイントは、高得点再現答案や合格解答より「どういう解答がB,C,Dになっているか」を徹底的に参考にしたことです。自分の解答に同じような思考ルーチンや癖がないか、比較しながら振り返ってました。

ふぞろい流採点も実は1回も行ったことはありません。特定の設問だけやったことはありますが、事例全体ではやりませんでした。信用してないとかそんなことではなく、落ち着いてやる暇がなかったという感じです。(今思えばやっておけばより進捗が明確になったのに、と思ってます。)

色々と2次の情報収集すると定番といえばふぞろいということで、私も2次学習の初期のころ迷わず買いましたが、お恥ずかしい話、当時は具体的な活用方法等全く分かっておりませんでした。私の場合、動画解説や通学のような何かブースターがないとどうも進まず、どうやって合格者がふぞろいを自分のものにしてくのか、どうもよくわかってませんでした。ふぞろいに公式Blogがあることすら知らず・・・(すみません) 今思えば、ふぞろいBlogや道場、他のBlogでも具体的な活用術が詳細に紹介されており、ふぞろい公式Blog等をもっとチェックしておけばよかったなと思った次第です。皆さんはぜひ多様な活用方法を収取して頂きたいと思います。

 

ちなみに、最近、私が一番印象に残ったふぞろいBlogはこちらです。

キーワード採点って信用できるの?(ふぞろいな合格答案公式Blog)

ふぞろい11の後半にもH29年度を分析した同様の記事がありました。実開示点数とふぞろい流キーワード採点の乖離度が掲載されています。令和元年に関して言えば、直感的にブレ幅が大きいと感じている事例Ⅰの乖離度が他事例に比較してやや大きめにでてきていて、私の勝手な直感と合ってると思いました。本試験の実採点とは一定の乖離度があること、その乖離度がどれくらいかを上記Blogで理解した上で活用するのが良いと思います。ふぞろい流採点手法は100%では決してないけれど一定レベルで信用が置ける指標の一つに間違いない、と改めて感じた次第です。

 

<これまでのとなりのふぞろいシリーズ 道場記事>
ふぞろいって何?(かーなの記事)
勉強会での活用(ぴ。の記事)
ふぞろいの魅力的な仕掛け(岩塩の記事)
ふぞろい13で採点してみたR1・事例Ⅰ(いけちゃんの記事)
ふぞろい13で採点してみたR1・事例Ⅱ(いけちゃんの記事)
模範解答の一つとしての活用法(さいちゃんの記事)
ふぞろいは心の拠り所(Tomatsuの記事)
キーワードだけにこだわらない(CKの記事)
渾身の過去問徹底学習活用法(べりーの記事)
思考プロセスの安定のために(おべんと君の記事)
C、D答案から学ぶふぞろいの良さ(カワサンの記事)

 

道場11代目の記事でわかるように、多様性のあるメンバー、ふぞろい一つとっても捉え方や活用方法は多種多様。

まさに”ふぞろい”。

共通項や参考になる箇所をパクってカスタマイズして下さいね。

 

ふぞろい公式Twitter。よろしければ是非!

 

以上、3chでした。


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おはようございます!さとまるです。さて道場では、日曜日にオンライン夏セミナー(略して「オン夏!」)を開催しました。多数のご参加、どうもありがとうございました

オン夏!は、この暑い&湿度高めな環境の上、プレゼン3時間+ブレイクアウトルームに分かれての質疑応答1時間+αという長丁場。学習計画&復習法から事例の解き方まで、まさにフルコースの内容となっておりました。


うう、聞いただけで胸焼けしそう。この時期にお伝えしたいことを全力で全部乗せした結果ではあるのですが、参加者の方々の反応はいかに??と思いつつの開催でした。

しかし、胸焼け必至な内容にも関わらず、皆様熱心にメモを取りながら、頷きながら、プレゼンに質疑応答にとご参加されていました。改めてありがとうございました

一方、日程やご都合が合わず、参加したくてもできなかったという方もいらっしゃるかもしれません。そんなあなたのために、各発表者がプレゼンでどうしても伝えたかった内容をぎゅぎゅっと絞り込み、オン夏!のエッセンスとしてお届けします。

気になる部分だけでも結構です。オン夏!にご参加の皆様も、復習がてらお目通しくださいね。では、行ってみましょう。

学習計画(初学者向け) by さとまる

【月次と日次の計画】
1ヶ月ごとにテーマを持って過ごし、歩く・座る・落ち着くなど時間の性質によって勉強できることを見つけて、時間を有効利用しよう。

・8月は情報収集と実力の把握から。9月は解法を試行錯誤し、10月は解法確立&微調整、と過ごせると理想的。

【最初の1ヶ月の過ごし方】
・まずは情報収集から:さまざまなタイプの2次試験合格者の話を聞いて、共通すること、納得する方法を試そう。
・自分の実力を知る:現時点でどのレベルまで解けるのか、過去問で腕試し。実力を知り、対策を練ろう。
・教材・模試チェック:まずは全体感がつかめる教材を購入。ペースメーカー、本番練習に1回は模試受験をおすすめ。

学習計画(経験者向け) by べりー

【2次試験に向けた学習計画】
・7月まで
2次専願者は「2次専願の特権を生かしてきた」はず
1次再受験者は「新鮮な1次知識で脳内を満たした」はず
・8月
2次専願者は「1年ぶりの1次知識と弱点科目の立て直し」
1次再受験者は「事例Ⅳの復習と弱点科目の洗い直し」
・9月~10月
過去問を掘り下げて掘り下げて自分と向き合う
10月ファイナルペーパー作成(当日の自分に届けるプレゼント)

【今年こそ合格するために、過去の失敗を繰り返さない】
・去年未合格となった理由は把握できている?
・自分の悪癖を把握できている? Ex) 7/25記事
・過去の失敗を直視せず曖昧にしたまま次に進む
ような勉強法では、経験が仇となる

※プレゼンの中でお話しした「上記以外の内容」は、今後記事に書いていきます!

復習法(初学者向け) by さいちゃん

【学習の方針】
初学の最初の頃は、問題を解くこと手を動かすことで精いっぱいかもしれませんが、復習の意識を持つこと、ポイントを押さえることで効率的な学習につなげましょう。

【復習に大切な要素】
①問題を解く前の、目標設定と達成度確認を徹底する
②繰り返し学ぶことを意識する

【具体的な手段】
①目標設定は、参考書や予備校のテキストを参考に設定する。
 達成度確認は、勉強会や予備校を活用して客観的な目を用いる。
②ミスノートを作成し、問題を解く前後に毎回確認し、情報を更新していく。

復習法(経験者向け) by ぴ。

【これから3か月の方針】
高得点は無理に狙わず、60点を安定的に取るための学習をしよう。
本番を見据え、点数を安定させるためには、徹底的にご自身の弱点を克服することが重要です。例えば、昨年合格点に届かなかった事例について、根本的な原因を3つ挙げられますか。このように、ご自身の最も重要な課題を明確にし、過去問演習を通じて、一つずつ克服していくことで、実力を底上げしていきましょう。

【CAP,Doサイクル復習法】
過去問演習の効果を高めるためには、「CAP,Doサイクル復習法」をおススメします。
これは、PDCAサイクルを変形させて、C(現状把握)とA(改善効果)を重要視します。
具体的には、復習シートを用意して、演習実施前に現状の課題と改善策を、実施後に改善の効果を記入して、全体を見える化することで改善効果が高まります。
なお、改善効果の評価はご自身だけでなく、勉強会の参加者など他人のフィードバックも評価に加えることで、過去問演習の効果の最大化が図れると思います。是非試してみてください!

事例Ⅰ〜Ⅲ共通のスタンス by CK

・「素直に」回答する。
 設問で聞かれたことを、与件に書いてある内容に沿って、シンプルな書き方で回答する。(目の前の社長が座っていることをイメージして)

・回答に必要な要素は5つのみ。
 ①設問文、②与件文、③書き方、④フレーム、パターン、⑤1次知識

・個性は殺す。
 自分の経験や専門知識、ひらめいたアイデアを使った個性的回答はNG。誰でも書ける内容を、完成度高く書くことが大事。

・過去問練習が進み、フレームやパターンが使えるようになってきたら、得点は伸びていくが、これらを使うことにこだわり過ぎないように。あくまで①設問文や②与件文などが優先度高

事例Ⅰ by 3ch

【基本スタンス】
・事例Ⅰが苦手なのは自分だけじゃない。
 ★参加者当日挙手 得意:10人、苦手:60人 (11代目事前アンケート 得意:3人、苦手:9人)

・他事例より必要な知識が少なくコスパはよいが原理原則を外すと大きく失点するリスクが高い事例。

【挑み方】
・戦略レイヤを意識して体系を整理し、組織人事の原理原則を他人に説明できるレベルまでブラッシュアップ

・事例解き終わった後に「時制」を書き出すトレーニング、「組織は戦略に従う」を念頭に戦略と組織の整合性を意識して時制を捉える。

・大事な3要素は「原理原則」(経営理論)、「応用事例」(過去問・白書の実例)、「現場適用」(読解・分析力etc) +試験テク

事例Ⅱ by いけちゃん

【基本スタンス】
・事例Ⅱは、セオリーどおりの分析・助言が出来た人が「勝ち」。

・差別化すべき要素は、アイデアではなく、思考フロー、解答プロセス。

【特徴】
・B社をめぐって、新規と既存の顧客、競合先、協業先という四者が登場するのが事例Ⅱのパターンです。

・B社はこだわりを持つ経営者の下、前向きに進んでいこうとする企業です。これを手助けするのが解答者であり、診断士になろうとしているあなたの役割です。

・事例Ⅱの特徴①情報量が多いのに、解答字数が減少傾向にあること。優先順位をつけて情報を取捨選択する必要があります。そして、設問ごとに与件文のどの部分と紐づけるのか、リンクさせていきます。

・特徴②助言問題が多いこと。情報をパズルのように整理すると、実は「極めて順当な提案」があぶり出されます。

【考えるヒント】
・「専門性・地域密着・関係性管理」が武器。

事例Ⅲ by Tomatsu

【基本スタンス】
・C社は「ダメダメな製造業」。与件文に記載されている「問題点」をそのまま裏返して助言とすればOK。

【挑み方】
・C社のあるべき姿を理解しよう。 だいまつが教える事例III攻略の極意より(https://rmc-oden.com/blog/archives/108190)がおススメ。

・最終問題で使う「強み」と1問目のSWOTで聞かれる強みは一致させよう。最終問題から解くと良い。

・「問題点」と「課題」は別物。問題点の例:「品質にばらつきがあること」、課題の例:「品質のばらつきを是正すること」。

事例Ⅳ by かーな

【基本スタンス】
・事例Ⅳは、過去問をやればやるだけ点数が上がる。本番で「ありがとう事例Ⅳ!!」と言えるように、できれば毎日、コツコツ問題を解きましょう。

・事例Ⅳは財務分析をベースにした計算問題と記述問題。両方大事なので記述問題対策も忘れずに。

【挑み方】
・計算問題は、頻出論点を繰り返し解いて自信をつけておく。

・記述問題は、解答のパターンがある程度決まっているので、過去問を解いてよく出る「型」をマスターしておく。

・与件文と財務諸表と自分の答案(=分析・助言)、矛盾や見落としがないか確認するクセをつける。

以上、健闘を祈ります!!

80分の過ごし方 by 岩塩

【80分の過ごし方 一例】
0~1分 受験番号の記入
1~3分 与件文の下見(最初&最後の段落)
3~10分 設問解釈・解答型の作成
10~20分 与件文の読み込み
20~40分 与件文から解答要素を抽出・解答骨子の作成
40~70分 解答用紙に記入
70~80分 見直し

【ポイント】
・受験番号を忘れずに(べりーも念押し)
・解答型で問われていること&制約条件を死守
・タイムマネジメント重視(「40分で書き始める」など)
・問題演習を通して自分に合った解答プロセスに調整
・柔らかい芯(B、2B)がおすすめ
・採点者を気遣いきれいな字で!(byおべんと君)

※事例Ⅳ
・経営分析は開始20分以内に解けるように
・出題内容によって解答順や時間配分を調整
・見直し(検算)の時間を多めに確保(15-20分程度)

最後に一言 by おべんと君

字は丁寧に相手を想って書きましょう。心理的バイアスはかかるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。この他にも、個別の質問や会最後のアンケートで、2次試験についての具体的な質問をたくさんいただいています。
明日は、3chが特に多かったご質問についてお答えします。その他、個々のプレゼンやご質問については今後の記事でアップして参りますので、お楽しみに。

以上、さとまるでした。

 

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<セミナー告知>

一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

一発合格道場 オンライン夏セミナー2020 日曜の回:7月26日(日) 14:00~17:50 (13:50から接続可能)
→終了しました。ありがとうございました!

平日夜の回:7月29日(水) 20:00~21:30 (19:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!

日曜の回(7月26日)の申し込みはこちら ※満員御礼!

平日夜の回(7月29日)の申し込みはこちら ※満員御礼!

~参加者の皆さまへお願い~

29日のセミナーに使用するzoomのリンクと
セミナー資料を26日に送付しましたので、
届いていない方はこくちーずの連絡先までご連絡をお願いいたします。
29日のセミナー冒頭で事前送付資料に関する質問会を行いますので、
事前に内容の把握をお願いいたします。
セミナー当日は、資料の中身に関する説明の時間は設けませんので、ご注意ください。

           

twitterもよろしくお願いします。

 

カワサンです。(自己紹介合格体験記
今日は雑談交じりな独学生向けの話です。

セミナーや勉強会にも頼らず、独学で2次筆記試験へ挑もうとしている方、まずは2次筆記試験の合格者がどんな風に合格したのかをリサーチしましょう!

①まずはチェック道場の合格体験記
経験者の意見を比較検討し、自分にフィットしそうな方法を考えることをお勧めします。年齢、受験回数、シチュエーション…ご自身に近い合格者を探してみて下さい。

2019年 2次筆記試験合格体験記まとめを読む
体験記1個1個読むのは大変!という方は、こちらで直近合格者の手法を俯瞰できます。

独学合格者の合格体験記まとめを読む
独学合格者のトレンド、共通項をできるだけまとめています。「独学しか選べないです」という方は、こちらを参考に。

 

先日、2次筆記試験を独学合格するためには以下の3点を徹底し、各論は次回から!と書きました。

①徹底的に情報収集し、活用する参考書やWebサイト(=先達)を複数選ぶ

②複数の模範解答・再現答案と自分の答案を徹底的に比較分析

③日本語の表現や言葉づかいに徹底的にこだわる

ということで、今日は①を取り上げます…と思ったのですが、

2次試験合格への羅針盤【中小企業診断士試験】(さいちゃん)

2次試験の作法?ふぞろい活用法?そしてミスノート作成のすゝめ【2次試験の準備】(べりー)

↑を読んだら、情報収集のスタートラインには立てますので、今日は触れません。

 

今日は「合格ラインのイメージを、どう持っておくか」という話をします。

 

1.PDCAサイクルから合格ラインに近づけ!

初めて2次筆記試験に向き合う方には、まず合格ラインのイメージをもって欲しいです。

「事例Ⅰ~事例Ⅳで各科目60点以上を取るためには、どんな形の回答を書かねばならないか」

それを持たぬまま、過去問をやっても…何を目指さなきゃいけないか、分からないじゃないですか。
特に、独学は「誰も教えてくれない」という弱みを補っていかねばなりません

 

なぜ記述式の試験に「イメージ」なのかというと

いきなりテクニックやロジックをインプットした所で、解答にたどり着けるはずがないから。

もっというと、技術から学んでしまったら、中途半端でぎこちない、全体感を踏まえない答案になってしまうと思うのです。

野球だって、まずキャッチボールから教わります。
いきなり「ストレートの握り方」「流し打ちのやり方」なんて教わりません。

まず、試験全体のイメージを押さえる。相手の全体像を知っておく。そこから手を付ける。

個人的には、独学の方は参考書等の最初のほうに載っている「試験の傾向」や「そもそも2次筆記試験とは」といった解説を読んで、スケジュール感や試験の全体像把握をお勧めします。

①まず試験の全体像(≒野球ってなに?)を知り、スケジュールを立てる

②テクニックやロジック無しで過去問に手を付る(≒まずボールを投げてみる)

③模範解答と自分の回答を対比する中で、その差(≒不足する技術やテクニック)を明確にする

④理想の形と自分の立ち位置とのギャップ(≒野球が求めるボールの投げ方と自分の投げ方の違い)を埋める方法を考え、次の問題に生かす

①~④は、PDCAサイクルになっています。

もしセミナー等参加された方が読まれていましたら、気を付けて欲しいのは「いい事教わったゾ!」と思って過去問や問題集にとりあえず手を付けること。そのまま闇雲に10月25日の試験本番に臨む…

これはP(Plan)が欠け落ちています。

これでは、8月や9月でどこまでできた方が良いのか(≒マイルストーン)あいまいなまま突っ走ることになり、前倒しで出来たのか、遅れているのかを自認できません。

================================

もう少し話を掘り下げます。

今から60%書ける必要はありません

8月に0%でも、10月25日に60%以上書ければ合格です。

問題に着手してみると、最初は「わかんねーマジで。笑」状態です。
どんなに考えても白紙答案、という方もいるのではないでしょうか。
最初の半月は模範解答や「ふぞろい」のAB答案に2割くらい掠るレベルでした。

そこから「なぜ模範解答のような理屈に至るのか」という思考のプロセスを、「うーん、うーん」と深夜のマク○ナル○で唸りながら、「自分は何をはき違えたんだ」と反省し続ける。

そうすることで、2次筆記試験で求められる理想の「思考のプロセス」を自分に形作っていく
具体的な話は、またの機会に取りあげます。

 

2.2次筆記試験の合格ライン=ノリの良いお化粧に同じ

先日、同期合格者の方と会話して気づいた話をします。

試験本番への向き合い方・スケジュールの話なんですが、独学ストレート合格者には、まれにスケジュールが「メチャクチャ」なまま挑んで合格する人もいます

・仕事で時間が確保できなかった

・模試の出来が悪すぎて1か月ほどゲームに没頭して現実逃避した

・2次試験の前日に友達の結婚式で12時過ぎまで飲んで、試験会場に引出物を持ち込んだ

これでも受かる人は受かるんです。そして本人曰く「受かったんですよね~」と涼しい顔。

様々な感情が交錯しますが、これもまた現実なのです。もちろん、結果論と言えば結果論。

2次筆記試験の合格率は、毎年約20%です。

なぜ、上記のような方も「約20%圏内」の合格ラインに「入り込める」のか。

 

そんな疑問に迫るべく、彼らに話を迫り続けた結果、共通するのは以下の事だと分かりました。

・試験直前期には時間を取って勉強して、無意識のうちにノウハウをガッチリ吸収している(≒自然とPDCAが回せている

自分なりにテクニックやコツを確立し臨んでいる(≠予備校等で教わるノウハウ)

・手広くやらず、手を付けたものはしっかり掘り下げていく(≠回数をこなす)

別に、試験前日にゲームしまくってたわけじゃないんです。

何かの理論をそのまま鵜呑みにしていたわけじゃなく、自分で考えていたのです。

闇雲に数や時間を投じていたわけじゃないんです。

 

2次筆記の合格ラインっていわば「お化粧」と同じなんです。

・何もわからない→すっぴん;どう回答して良いのか分からない

・やりすぎる→厚化粧;部分を掘り下げすぎて全体のバランスを失い、結果的に的外れな回答

・ちょうどよい→今日もバッチリ☆彡:合格約20%圏内

先日某芸能人のメイク動画を見ながら、2次筆記試験の合格ラインは同じ概念だなと。
といっても、世間の約20%だけお化粧上手で、約80%の方がお化粧が下手と言いたいわけではないです。

 

与件文を読む、事例を掘り下げるというのは、シチュエーションに合わせてどんなメイクにすべきか考えるようなもの。
結婚式ならラメ入りかな。弔事ならナチュラルに。そういう事です。

「設問を解釈する」というのは、どこの部位に何を塗るのかを考えるということ。
瞼に口紅塗らないじゃないですか。そういう事です。

「解答を作成する」というのは、塗る順番を組み立てる様なこと。
チークの後にファンデーション塗らないじゃないですか。そういう事です。

予備校で「解答のフィードバックをもらう」というのは、デパート1階の化粧品コーナーの方からアドバイスをもらうようなもの。
勉強会は「合格経験者」なんで、モデルさんからアドバイスをもらう、みたいな感じですかね。

鏡の自分(=答案)を見ながら評価してもらわないと、いいメイクか分からないじゃないですか。そういう事です。

 

私のように勉強会もセミナーも経験なく合格した経験をなぞると、

「自分で化粧してみて、ファッション誌やYouTubeの動画を参考に、鏡を見ながら自分のメイクの良し悪しを徹底的に分析し続けた」

という感じです。

 

先の「短期集中で一気に合格した人」は、いわば

「朝が弱くて短時間ずぼらメイクでもバッチリ決めちゃっている人」

みたいな感じです。私もこのタイプになりたい。

 

朝1時間かけようが、10分で済ませようが

「ちょうどよいメイク」を決められるかどうか。

その上位約20%が合格圏内です。

 

やみくもに過去問○年分やるとか、2次筆記向けの参考書を通読するとか、そういうことでは無いんです。

試験本番に「バッチリメイク」を決めるための練習を計画的にするのです。

そりゃ確かに短時間でマスターしたいですが、それで確実に「バッチリメイク」できる自信はありますか?

しかも相手は、すべて初見です。

どんなシチュエーションにも対応できるよう、練習し準備するに越したことはない、ですよね?

 

 

3.今は分からなくて全然OK

初めて過去問を解くと、自分の回答と模範解答の共通項が「とりあえずマス目に何か書いてあるくらい」という感じです。

前述のとおり「わかんねーマジで。笑」状態です。

「こんなんで10月25日間に合う?」ってなります。

でも、この状態はチャンスなんです。

それでいい。○平慈英さんにも「いいんです」って言ってほしいくらい。

全くできないというコトは、何もできていないから一から学べば「いいんです」

さっきのお化粧で言えば「化粧水の塗り方から始める」という感じです。

個人的には、過去問に取り組み始めた段階から模範解答やふぞろいのキーワードが引っかかる方のほうが注意すべきと思います。

たまたま、それっぽいことを書いて「まあまあ、こんな感じかー」と、設問や論理構成もよく理解もしないまま、過去問を回し続けるリスクがあるからです。

これもまた、PDCAがちゃんと回っていないから起きることです。

この状態で試験に臨むと、先日のべりーの「因果」の話みたいな事が起きます。

================================

肌の調子なんて毎日どうなるか分かりません。相当に気を遣わないと。

それと同じです。たまたま「今日がノリが良かった」で合格した方も居るかもしれませんが、誰しも「たまたま」を狙っている訳ではない。

今は何を試しても上手くお化粧ができない!
でも、10月25日には「確実に」ノリ良くお化粧するイメージで試験勉強に向かってほしいです。

そんなイメージを掴みつつ、次回からは独学で過去問を解く際の留意点を説明しようと思います。

繰り返しますが、まずは参考書等の冒頭文や情報収集の中で「2次筆記試験とは何ぞや」というコトをしっかりイメージして計画を立てて下さい。そこが最初です。

 

4.となりのふぞろい

昨年の1次試験終了後、ネット上の情報で「ふぞろい」は買うべしとの話を受けて買いました。(道場メンバー以外の)同期合格者の方と話していても、予備校生や通信の方も使っている方は多いように感じます。

そもそも「ふぞろい」って何なん?という方はこちらを参考に
(記事の後半に詳しく書いてありますよ)

 

私の活用法は以下の3点です。特に(2)のC・D答案から学べる点は「ふぞろい」の良さだと思っています。

(1)過去問を解いた後、合格者のAB答案、ふぞろい流ベスト答案から「自分でも書けそうな」文章に注目

ふぞろいに掲載されている再現答案を見ると「これはすごいな」「よく試験本番でここまで書けるよな」と思う回答に出会いますが「自分もこれと同じような答案が試験本番に書けるか?」という視点を持って答案分析のページ(冊子の前半部分)を見ていました。

自分の実力からして、A答案のような論理構成・着眼点まで考えつかないと思ったら「これは天才が書くやつだから無理っす」と割り切ってました。背伸びしても試験本番で書ける自信が無かったからです。

他方、B答案なら書けそうだったと感じたら、論理構成を書きだして理解し、文章の流れを把握したうえで写経しました。

B答案も50点以上~60点未満なので合格ラインに届いていませんが「先ず隗より始めよ」精神で徐々にA答案に近づける、というスタンスでしたね。

 

(2)C・D答案がダメな理由をチェック&考える→反面教師にする

合格した方の再現答案はネット上に多数ありますが、失敗答案はネット上であまり見かけません
C・D答案はいわば「届かなかった解答」であり、このためにお金払って買っていると考えても良いです。

もしC・D答案を書いてしまっていたら、それはダメな答案を書いてしまったというコト。
なんでダメなのかを徹底的に調べてる。後ページの会話も読みながら、論点を確認

加えて、何がダメだったのかを自分なりに考えてみる。「4Pの要素が1個抜けていたな」「因果の『果』が分かりにくいな」「理由の背景が抜けていたな」など。

私はそれでも不足すれば、「全知識」あたりで解法のお作法も確認して、ダメなポイントをしっかり掘り下げるように心がけておりました。

試験本番では「自分で考える」ことが出来ないと何も書けません。テキスト類も参照できませんから、今のうちに「どう考えるか」を徹底的に刷り込みました。

 

(3)合格者の勉強方法、80分の過ごし方をチェック

冊子の後半は(※「10年データブック」を除く)合格者の80分間のドキュメントと、その方の勉強方法等が記載されています。

こちらは(個人的には)読み物として、どんな人が合格したのか、10月の試験までどんな過ごし方をしたのか、大変参考になりました。

たしかにネット上でも同じようなものはいっぱい存在しますし、道場も10年分の合格体験記というノウハウが蓄積されているんですが、これらはフリーフォーマットで好き好き書いており、比較しにくいです。

他方、「ふぞろい」の場合同じフォーマットで勉強方法や個々人がポイントとして考えている事が書いてあり、比較しやすいです。私はこの点がとても好きでした。

 

5.今日のまとめ

参考書等に載っている「試験の傾向」や「そもそも2次筆記試験とは」といった解説を読んで、試験のイメージをつかむ。

・PDCAサイクルを回しながら、「ちょうどよいお化粧のノリ」に同じ答案作成能力を身につけていく。

・「ふぞろい」は失敗事案から学べる点が良い

 

では、また!

 


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<本題>
今回は実録失敗談分かったつもりの罠と題して投稿します。
これは、2回目の2次試験に向けて予備校へ通学していた時に陥った
実録失敗談です。

なお、通学していた予備校のことが出てきますが、
あくまで私の取り組み姿勢が招いた失敗であり、
予備校の問題ではないことを最初に明記させていただきます。

今診断士の勉強をされている方々に、
こんな状態に陥らないように気を付けて!という思いで
投稿いたします。

 

<予備校通学前>
私は1次試験は一貫して独学でした。ネット検索で情報収集を
行っていたものの、セミナーなどには参加せず基本1人で勉強でした。

そのまま独学で2次試験を初めて受けて不合格となった時に、
「解答が公表されないのに独学でいけるのか?」
「1次試験のように独学で試行錯誤したくない!」
「2回目で合格したい!」
「きちんと予備校で学ぼう!」

と思い、通学を選択しました。1次試験は独学でTBCのテキストを
使っていたのですが、サブノート作りで遠回りしてしまっていて、
試行錯誤はしたくない! と強く思っていました。
複数の予備校を調べて無料体験講義を受講し、1番いいなと感じた
予備校を受講しました。

 

<予備校通学時>
一般的に予備校では、過去問や試験委員を研究した上で2次試験に
対する考え方や解法のインプット、演習のアウトプットが行われます。
今まで独学だった私には、予備校の論理的で確立された考え方や解法
新鮮に感じました。

講義のディスカッションを通じて2次試験に対する理解や考え方を深め、
また気の合う戦友と出会えたことも独学では絶対にできない経験で、
高いモチベーションを維持しながら勉強していました。

 

<陥った失敗>
失敗点は、予備校で学んだことを自宅で復習するときの姿勢です。

本来は予備校で学んだ解法をそのままこなして
同じような解答を書けるようにすることだけでなく、
「なぜこの解法でこの解答になるのか?」
「どういう考え方でこの解答にたどり着くのか?」
という思考プロセスを自分なりにかみ砕いて理解すること
最も必要だったと感じています。
解答は思考の結果生まれる最終成果物であって、途中の
思考プロセスが安定していないと、出てくる解答はバラバラです。

そこに気づいていなかったため、
予備校と同じような答えが家でも書ける=これでOK」と
思ってしまっていました。
答えも授業中に学んでいるわけで、同じ解答が書けるのは
当たり前の話なのにも関わらず。

結局、予備校の講義中に学んだことを、家に帰っても
「分かったつもり」になっており、本質的には分かっていなかった
という状況でした。

 

<失敗に陥った結果>
そして私としては2回目となる平成30年2次筆記試験の結果がこれです。
事例Ⅰ:57点
事例Ⅱ:53点
事例Ⅲ:69点
事例Ⅳ:51点
合計 :230点

やはり・・・不合格でした。

ですが、、、他の事例と比べて、事例Ⅲだけ違和感のある点数でした。
実は唯一、事例Ⅲだけは自宅で思考プロセスをかみ砕き、
本質を理解しようと復習していました

 

<思考プロセスのかみ砕き方>
どういう風に思考プロセスをかみ砕いていたか?を
平成27年事例Ⅲの第4問を例にあげさせていただきます。

平成27年事例Ⅲ企業の主な特徴は、
・建設資材、農業機械部品や産業機械部品などの鋳物製品を生産販売
・強み:鋳造工程、一貫生産体制、営業部
・弱み:高齢化、計画立案、現品管理、機械加工工程
・機会:新規受注となる自動車部品の生産依頼
・脅威:公共事業予算縮小、海外製品との競争
というものです。

例示させていただく第4問は、

海外製品との競争が激しい時代のなかで、今後もC社は国内生産を維持する考えである。そのためにC社が強化すべき点は何か、その理由とともに140字以内で述べよ。

と問われています。

それを踏まえて、下の画像が振り返りを行ったノートの一部です。
字が汚いのはごめんなさい・・・(これでも合格できます)
赤枠の部分は文章の細かい解説です。


※クリックで拡大します。

 

これは既に学んだ「予備校の解答」を正として、
どうやってその解答にたどり着いたのか?を上から下にたどっています。
上段1行目___:設問の理解
中段2~4行目_:根拠となる与件文の抽出
下段5~最終行目:骨子

初年度事例Ⅲが42点と苦手意識が強かったのですが、過去問を使って
予備校の思考プロセスをかみ砕いて理解したおかげで、
事例Ⅲの苦手意識は消えました。
70点以上は取れないけど他の1事例分くらいのカバーはできそうかな?
という感覚は持っていました。

これを事例Ⅰ、事例Ⅱもやってれば、勉強期間が1年短縮できたのに・・・
と思ってもあとの祭りです。
なぜやらなかったのか・・・事例Ⅲの思考プロセスをかみ砕いたことで、
事例Ⅰ、事例Ⅱも「分かったつもり」になっていたのかもしれません。
つくづくダメダメ人間ですね。昔取った杵柄で右ストレートですね

平成30年はマンマシンチャートの図表や設問間の切り分けが難しく、
そちらで苦戦した人が多かったという話もあります。2次筆記試験は
相対評価の採点と言われており、実際のところはわかりませんが、
少なくともこの年の私の点数を見る限りでは、
「分かったつもりになっている科目の点数は60点を超えられなかった」
と言えるかと思います。
(これ以外の要因もありますが、それはまた後日・・・)

 

ところ変わって・・・

となりのふぞろい。

<おべんと君流ふぞろい活用法>
ふぞろいな合格答案と一発合格道場のコラボ企画です。
上述の思考プロセスの理解と絡めて、おべんと君流ふぞろい活用法を
お教えします!

診断士を勉強されている方の大多数が読んでいる「ふぞろい」。
これには合格者の解答が掲載されています。
もちろん「何を書いているか?」の理解がとても大事なのですが、
「何を」だけ見てしまうと、「与件切り貼り」とか「キーワード詰込み
になります。そうではなく、
なぜこの解答になったのか?なぜこれを書いたのか?」まで
さかのぼって考えることが必要だと思います。

「なぜ?」をさかのぼるためによく読んでいたのは、
その年の話題の有名人に似た名前の先生と生徒2名が、
事例ごとに会話をしながら設問と解答を解説する部分です。
上述の平成27年の解説が載っている「ふぞろい合格答案9」は、
吉多様子先生、立花素菜緒さん、多浪丸渉さんが登場します。

この部分は、ふぞろいで抽出した合格・A答案を書くためには
どういうところに着目すればいいか?という観点で書かれており、
まさに思考プロセスをかみ砕くために欠かせない文章です。

読み物としても面白いですし、ぜひ思考プロセスを紐解く!という
観点でお読みいただければ、違った発見が出てくるものと思います。

お勧め勉強法としては、
①合格答案・A答案に「何が」書いているか?を確認する。
②先生と生徒2名の会話を読み、
_なぜ合格・A答案作成者が「何が」を答案に書くに至ったのか?の
_思考プロセスをふぞろいと比較しながら自分なりに考える。

この時の注意点は、自分なりに考えた思考プロセスが、
「設問文」「与件文」「1次知識」と紐づいていないと、
その考え方は正しくない可能性
があります。

先に例示した平成27年事例Ⅲの第4問で考えると、
・海外製品:
_設問文与件文より
・国内生産を維持=長期的視点
_設問文与件文より
・海外製品と競争=価格競争、差別化
_1次知識(白書)より
・顧客からの軽量化、複雑形状化要求、鋳造技術の向上
_与件文より
・3K職場
_与件文より

と、全て「設問文」「与件文」「1次知識」と紐づいています。
特に与件文と紐づいているのが一番多いことが分かります。
これが世に言う「与件から離れない」ということかと思います。

 

<まとめ>

・解答は思考の結果生まれる最終成果物にすぎない
・そのため、思考プロセスを安定させることが重要
・思考プロセスは、予備校やふぞろいの解答を見てさかのぼること
・その際に「設問文」「与件文」「1次知識」から離れないこと

 

<最後に>
当時の私のように「もー分かってるから大丈夫だよ」とお思いの方、
私が陥った「分かったつもり」の罠に落ちているかもしれません。
私の失敗談を「逆ベストプラクティス」として
お読みいただき、皆様の勉強の一助になれば幸いです。

なお、2次試験編では、数々の失敗を経験してきているので、
今後定期的に「逆プラクティス」記事を投稿いたします。
ぜひ反面教師として乞うご期待?ください!

以上、おべんと君でした。

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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

昨日のオンライン夏セミナー2020 日曜の回にご参加いただいた方、ありがとうございました。
道場メンバーも非常に楽しかったです。
皆さんの気づきやモチベーション向上につながれば幸いです。
後日さとまるが開催レポートを掲載しますので、楽しみにお待ちください。

本日もふぞろいさんとのコラボ企画「ふぞろい13で採点してみた」。
前回取り上げた事例Ⅰに続き、事例Ⅱ編です。

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

「ふぞろい」がどういう書籍なのかよく知らない方

ふぞろい13で採点してみた

前回同様、まだ一度もこの事例問題に取りかかっていない方は、ぜひご自分で解いてみてから、ご覧くださいね。
初見」で解いた際に「考えたこと」「答案」を分析対象としていただきたいからです。

この事例、私は開示得点78点(評価A)という当日の手応え以上の結果になりました。
今回も、合格同期の皆さんにもご協力をいただき、答案を三つ揃えました。

S : いけちゃん 【ふぞろい評価】75点/100点 【実際の得点】78点/100点
この事例の成功なくして合格できなかった人。
A : CK 【ふぞろい評価】71点/100点 【実際の得点】65点/100点
ご存知、「一発合格道場」11代目のCK。タキプロ(関西)でも活躍しています。
(他の事例も含むCKの再現答案はコチラ
B:ぴ。  【ふぞろい評価】48点/100点 【実際の得点】53点/100点

ご存知、「一発合格道場」11代目のぴ。。女性と勘違いされやすい人。「ココスタ」では見事な経営分析セミナーを開催。
(他の事例も含むぴ。の再現答案はコチラ

ふぞろい流採点基準に従って、なるべく厳しめに採点してみたつもりです。

第1問(配点20点)

設問文

小型ショッピングモール開業を控えた2019 年10 月末時点のB 社の状況について、SWOT 分析をせよ。各要素について、①~④の解答欄にそれぞれ40 字以内で説明すること。

出題の趣旨
B社内外の経営環境を分析する能力を問う問題である。

S:いけちゃん 【ふぞろい流採点結果】17点/20点
S:①美大卒業の経歴で高い技術力[1]