社長に寄り添う、試験委員に寄り添う byさたっち
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全速前進ヨーソロー!さたっちです。
2次試験まであと10日!
私さたっちは、2次試験前の最後のレギュラー記事です。
最後にお届けするのは試験を突破するための心構えの話です。
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王道な方法ができない
中小企業診断士2次試験の王道な解き方って何でしょうか?
- 設問解釈を行い、情報整理か分析か助言問題か分類する。
- 設問に対し、解答すべきレイヤーを見抜く。
- 与件文を俯瞰しながら読み、6色のマーカーペンで要素を切り分ける。
- 要素と設問を対応させ、解答骨子を作成する。
- 解答の下書きを整え、字数を調整し、解答用紙に転記する。
といったところでしょうか?
私は全部できません。
これらの手法は、状況を俯瞰して整理し、適切なアドバイスをするためのものです。
そういった俯瞰力が身に着けばいいな、と考えて始めた診断士の勉強ですが、上記のような王道手順でやると
まるで頭が付いて行かない。
というのが悩みでした。
中小企業診断士はコンサルタントの国家資格であり、コンサルタントには上記のような視点が求められているはずです。
これらができないのは、私にとって完全な弱みでした。
では、どうしていたのか?
最初の1ヶ月は、王道(と思われる)手順に則り、
設問が情報整理か?分析か?助言か?
与件文を抽象化するとどうなるか?
答えるべきレイヤーは?
ということを忠実に実行しようとしました。
守破離の「守」!
しかし、こういったツールは状況を整理するためのものであるですが、頭が整理されるどころか余計なことを考えるように感じて、残り2ヶ月で使いこなせるようになるのは無理だと考えました。
そこで、試験の解答例に改めて着目してみると、そもそも「レイヤーを答えよ」といった問題は出題されません。
「『聞かれたことに素直に答える』を愚直に行えば、そもそも設問の種類やレイヤーなんて見分けなくても答えは書けるのでは?」と考えました。
いつものインプットしない病かしら?
※さたっちの一次対策より
(解答に必要ないなら)無駄無駄無駄無駄ァ!
今の何!?
※使いたかっただけです(2回目)
そこで、残りの2ヶ月で試験に間に合わせるために、今年の試験は以下の方針で取り組むことに決めました。
- 一次知識は過去問で出題されたところだけ覚える
- カラーペンは使わない ※カラーペンを使わない戦略はこちら
- 字数は書きながら調整。
- レイヤーや設問の分析(客観視)は行わない。
そして、もしダメだったら、1年かけて知識の整理、副読本の購読、カラーペンを使った与件文の整理を身に着けると決めました。
結果的にこの方法がたまたまうまくハマって、合格することができました。
まぁ、4事例中2事例B判定やったけどな。
まぁ、勝てば官軍よ。
振り返ってみれば、カラーペンによる色分け、レイヤー、設問分析は2次試験を解きやすくするツールです。そして、これらのツールは鳥の目で俯瞰できる人には使いこなせるものですが、私には合わなかったと思います。
虫の目、鳥の目、魚の目という言葉があって、それぞれミクロ、マクロ、トレンドで見ることの例えだよ!
ビジネスにおいては、これらの視点を使い分けるのが重要と言われてるよ。
さたっちは虫ってことやな!
はい、虫の目しかできません。
もうちょい、言葉選ばんかい、、、
ただ、私は俯瞰が苦手な代わりに、人の話を聴き、「この人はこう言ったら喜びそうだな」というのを見抜くことが得意です。
これこそが「設問に素直に答える」に特化することで、突破できた所以ではないかと考えています。
結果的に、与件文を社長の言葉と捉え、社長の言葉をよく聞いた上で設問に答えることで、合格点を取れたのではないかと考えています。
(これを実行するために、解答骨子作成後にもう一度与件文全体を読んでいました。記事はこちら。)
では、なぜ社長に寄り添うのが重要なんでしょうか?次節で語ります。
社長に寄り添うとは?
皆さんご存じの通り、2次試験は架空の事例企業4社の社長のお悩みを解決することを目指す試験です。
「社長の想いに寄り添う」ことが鉄則、と誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
では、その社長とはどのような方なのでしょうか?
VUCAの時代という言葉があるように、未来は予測不可能な世の中です。
その中で、中小企業の社長様は事業を存続させ、従業員とその家族を路頭に迷わせぬように懸命に努力を続けられています。修羅場を乗り越えた経験も1つや2つではありません。
その激しい環境変化のさなかで第一線で戦い続ける社長様には「事業の勘」というものが働きます。それこそが社長の想いです。論理では説明できない何かが、社長という立場だからこそ湧き上がってくるのです。
ただ、社長様はその想いを叶える手段がわからない。
そこでオールマイティに事業を見ることができる中小企業診断士の出番となるわけです。
診断士は社長の深い経験に敬意を払いながら、アドバイスをしていくことが求められます。
だからこそ、診断士試験においては、経営の知識(≒1次試験の知識)と社長に寄り添う姿勢が確かめられるわけです。
実務においては、
社長の想いが明らかに成功しない、
もしくは叶えるべきではないことであり、
その時に反対意見を申し立てることが必要な場面もあるかと思われます。
また、2代目・3代目の社長様で、創業者ほどの強い想いは持たれていない場合もあります。
しかしながら、2次試験は「あくまで試験」なので、全力で応えていくスタンスで行くべきです。
試験委員に寄り添うとは?
さて、ここまで合格後の診断士としての在り方を述べましたが、試験に合格するためには実はもう1人寄り添う必要のある人がいます。
それは試験委員(=出題者)です。
本当の意味で社長に寄り添った提案書を作成する場合、「SWOT分析とは何か?」から説明を始める必要があります。
実際、実務補習では診断報告書を作成するときに、そこから丁寧に説明するよ。
しかしながら、およそ100文字×5問で80分の時間制限ではそんなことを説明している余裕はありません。
だからこそ、試験委員(出題者)が「この事例企業にはこうアドバイスして欲しい」というのが、答案に書かれているかどうかで合否が判定されます。
(実はそういう意味では、「真に社長に寄り添った提案にはなっていない」のが2次試験です。)
実務補習を経験すると、2次試験は実務の80分短縮ver.なんだなって実感するよ!
じゃあ、どうするか?次節で解説します。
↓この辺りについて、Takeshiがロジカルな解説をしてくれていますので、合わせてご覧ください。
どうやって試験委員に寄り添う?
では、どうやったら試験委員に寄り添えるのでしょうか?
王道な手順は、試験委員の先生は名前が公表されていますので、ご出版されている書籍や論文を入手し、その先生の主義・主張を理解することでしょう。
とてもじゃないけど、やってられないな~。
やってみようかな?
しかし、20名以上いる試験委員の先生の全ての書籍・論文を読むことは、非効率的です。(予備校の先生では、しっかり読まれている方が多いようです。)
では、どうするか?
まず、試験委員の先生は多くが大学の先生であることを念頭におくべきです。
そして、ビジネスにおける研究は、ものすごくざっくり言えば、うまくいっている企業を何十社と調べ、社長からヒアリングして調査し、そこから共通の法則性を見つけ、論文に仕上げることになります。
そして、この発見した法則性を使えば、ビジネスがうまくいくというのが先生の主張であるわけです。
さすがにざっくり言い過ぎやろ・・・
概念を知って欲しいだけだから許して。
これを試験にするのであれば、試験委員の立場からすれば「この企業に自分が発見した法則を当てはめて、アドバイスする」が正解になります。
では、どうやってこの法則性を見つけるのか?
ここで大事なのが、2次試験の過去問です。
2次試験の高得点答案は皆似たようなことを書いていることはよく話題になります。
ありきたりな解答を書くのが大事!
しかしながら、その解答が具体性に欠けていて、本当に会社がよくなるとは思えない。という時はありませんか?
事例Ⅲの勉強初期で私が陥っていました。
「ベテランから若手に技術継承」ってわざわざ言わなくても自覚しているだろうし、むしろその具体的なやり方を経営者は知りたいはず。
反対に、本業の経験を入れると点が稼げないというのも有名な話です。
知り合いで、1回目の受験は「大企業のやり方を見せてやる!」と意気込んで、撃沈した人がいるよ。
これは、あなたの本業の経験が試験委員は知らないことだから、得点にならないと考えられます。
あなたの本業の経験はとても素晴らしいものです。実務においては、血肉の通った経験に基づいたアドバイスをした方が、相手先の社長様もすごく助かります。本当に社長に寄り添うのであれば、そちらで提案するべきでしょう。
しかし、試験に受かるという点では、試験委員の先生が絶対です。
仮にあなたの経験でアドバイスした方が企業様の売上をアップできるとしても、机上の試験ではそれを評価できません。
2次試験はビジネスコンテストではないです。
そのため、提案の独創性よりも、
与件文をちゃんと読めているか?
与件文から論理的に考えられる範囲の解答になっているか?
1次試験で問われる知識が使われているか?
を見て、公平に採点されているはずです。
だからこそ、例年と似通ったことを書く(≒独自の解答を書かない)ことが点数アップへの近道となるわけです。
これこそが試験委員に寄り添うということです。
最後に:2次試験に合格するには?
本日は2次試験前のレギュラー記事としては最後になります。
イレギュラーで登場しちゃうけどね。
最後に合格への心構えをお伝えします。
道場ブログファンの方は下の画像は何度かご覧になっているかもしれません。
2次試験は鉄棒ぶら下がり大会!
言い出しっぺは11代目おべんと君さん、そして13代目あらきちさんに次いで、14代目うっかりアッパが先日の記事で紹介してくれました。
2次試験は合格ラインの240点±15点ゾーンに多くの受験生が団子状態でいますから、ミスしない破綻しない折れないが出来た人から良い順位でゴールすると思うんです。(アッパ記事から引用)
私もあらきちさんの記事を読んで、我慢大会ということを念頭に試験を駆け抜けました。
2次試験の勉強を始めた頃は、解答もまともに書けず、なんとかひねり出した解答もふぞろいと全然違うことを書いていて愕然となったかと思います。
その状態から今日まで自分と向き合い続けたあなたには間違いなく実力が身についています。
あとはその実力を本番で発揮するだけです!
そのためには、これまで通りの解答を心掛けましょう。わからない問題が出ても、空欄は作らず、なおかつポエムにならないように我慢して、与件文から根拠を探し続けます。(試験委員に寄り添って下さい。)
事例Ⅳの終了の鐘がなるまで、我慢してぶら下がり続ければあなたの勝ちです!
やればできる!
次回予告
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
珍しく次回予告をさせて頂きます。
次回の私のレギュラー記事は2次試験後の11/2(木)です。
5月に投稿した大人気(?)企画「おかんにインタビュー~養成課程編~」をお届けします!
1次試験6回、2次試験3回にチャレンジした後に養成課程で中小企業診断士を取得した私の母に、養成課程受験の話や実際の講義の様子など、いろいろ聞いてきます。
↓前回のインタビュー記事はこちら。腹筋を鍛えたい方にオススメ。(私の書いた記事の中で、ダントツで好評でした。なんでや、、、)
おまけ
レギュラー記事、最後ということで聴くと元気になるAqours楽曲も最終回!
最後を飾ってくれるのは「Future flight」です!
PVのある試聴版の方を掲載します。
フルも良いのでぜひ!
Future flight
どこまでも飛んで(Let’s fly!)
これからどんなことが始まるのか
想像超えた何か起こるってば…Future flight!!
Aqours「Future flight」作詞:畑亜貴
明るい曲調で、明るい未来を予感させてくれる楽曲です!
試験は苦しいですが、それを乗り越えた先にはきっと良い未来が待っています!
読者の皆様の合格を心から応援しています!
明日ははっしーです!
2次試験にすべらな~い話!
最後に道場からのお知らせです!!!
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