2次ベテにならないための教訓シリーズ③ by サトシ
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みなさん、こんにちは。
昨日、しんに「PM(ポケモンマスター)」と言われ、気になって東京駅キャラクターストリートのポケモンセンターに行ってしまった、「サトシ」です。
やっぱりポケモンマスターでしょ?
今日は「2次ベテ(超多年度生)にならないための教訓」シリーズの3回目になります。私の受験歴の振り返りは今回が最後になります。
短時間でサクッと知りたい方は、以下にある「教訓&ストラテジー〇」のところだけ見ていただければと思います。
今回は、いよいよ私のラスト3年になる2021年から2023年についての受験歴を振り返りつつ、反面教師的な情報や、2次ベテ(超多年度生)が受かるための情報をお伝えいたします。
ラスト3年って、それだけでもすごい長さやな
ここで最後にして最大最強の壁が出てきたよ
それでは、今回もよろしくお願いします。
その前に・・・
1次試験の申込が4月25日から開始されました。郵送もしくは診断士協会の窓口での配布で願書を入手することができます。なお、科目合格がある方は診断士協会から自動的に郵送されます(もう着いていると思います)。
申込期間は5月29日までとなります。毎年必ず申し込みを忘れる方が何人かいますので、1次試験を受験される方は「まだ大丈夫だろ」と思って後回しにせず、今すぐに申し込みましょう。
2021年度(6年目)
2021年度の結果
1次対策: TAC名古屋校の1・2次上級クラスを受講。企業経営理論、財務、中小を受験し、全科目合格。
2次対策:1・2次上級クラスの2次対策部分を受講。試験の結果はBAAB(総合B)
この年から、私は再びTAC名古屋校の津田先生クラスの門を叩き、2次対策部分は津田先生(まどか先生)に再び教わることになりました。
サトシ君、久しぶり~
2018年度は勉強会で謙虚さのカケラもないようなことを言っていましたが、さすがに「謙虚になれ」事件で津田先生にガツンと言われたことや、それにより2019年度の充電期間にメンタルトレーニングを行ったことにより、2021年度からは勉強会でそのような発言はなくなりました。
2021年度からは、勉強会に参加している他の受験生に対しては「ここがダメ」ではなく、「こうすれば大丈夫」というポジティブな言い方を心がけるようにしました。また、他の受講生は「仲間」という意識をもつようになりました。
2次試験は団体戦!クラスのみんなで切磋琢磨して合格まで突っ走ろう!
そう、ここに来てようやく前回の記事に出てきた「2次ベテ勝利のストラテジー7」ができるようになりました。
2次ベテ勝利のストラテジー 7(再掲)
勉強会で他の受験生に対し何か言いたいことがあったとしても、グッと我慢しましょう。あれこれ言わないことを心がけましょう。
どうしても言いたいなら、「こうすればできるようになる」とか「●●さんはここが良かった」など、ポジティブなことを言いましょう!
私は勉強会のサブリーダーを任されました。その権限を利用(?)して、クラスに馴染めていない受講生を中心に誘っての懇親会も率先して行うようになりました。これも2018年度ではしていなかったことです。そのおかげで、後でまた出てきますがクラスの一体感はかなり強くなりました。
サトシさんに誘ってもらったおかげで、クラスに馴染むことができました
いえいえ、クラスみんなで合格に向けて頑張っていきましょう!
さて、肝心の試験ですが、1次試験(3科目)はすべて70点以上で突破しました。
また、2018年度に不合格の原因となった「①知識が不十分であった」については、知識の定期メンテナンスを行うようになったことで改善しました(知識の定期メンテナンスについては後の記事で紹介する予定ですが、簡単に言うと1ヶ月に1回、7科目のテキストを見直しています)。
もう1つの「②プライドの高さ・上から目線が出てしまった」については、「謙虚になれ」事件によって上記のようにポジティブな発言を心がけるようになったことで改善しました。
しかし、2次試験で「最後にして最大最強の壁」が現れました。それが「メンタルの壁」でした。
「メンタルの壁」というラスボス
私はすでに2次試験を2回受けていたこともあり、「2次試験に対する怖さ」をもってしまいました。
それにより試験に対する不安からネガティブ思考が先行してしまい、アリ地獄にハマったようにネガティブ思考に浸かってしまいました。
こうなると、「2次ベテにならないための教訓 6」はできるわけがありませんでした。試験当日もネガティブ思考のまま受験し、実力の30%も出せませんでした。
はい、ここで2次ベテにならないための教訓です。
教訓&ストラテジー 9
2次ベテ勝利のストラテジー 9
ネガティブ思考は、出せば出すほどアリ地獄の要領で重症化する性質があります。不安や焦りなどのネガティブな考えが出てきたら、すぐに気分を切り替えましょう。そうすると重症化を防ぐことができます。
試験前になると過度な不安や恐怖心が出てきてしまう方は、今のうちからメンタルトレーニングをしておき、ポジティブ思考を身体に染み込ませ、ネガティブ思考が襲ってきたら気分を切り替えられるようにしましょう!
解説
これは前々回に出た「教訓・ストラテジー6」に近い内容ですが、それだけメンタルの要素が2次試験では大きく作用するということです。
2次ベテの方は、勇気と自信をもって受験できるようになるだけでも一気に状況が好転します。私のように、勇気と自信をもって受験できさえすれば合格できるようなこともあります。
メンタルを改善し勇気と自信が出るようにするには、ネガティブ思考を抑え、ポジティブ思考にしていく必要があります。もちろん、ネガティブ思考が襲ってくる人に「ネガティブ思考はやめてポジティブになりましょう」と言ってすぐにポジティブ思考に変わるなら苦労はしません。ですが、ある程度のスパンでメンタルトレーニングをすると、ポジティブ思考が徐々に身体に染み付いてきます。
何でも構いません。メンタル系の適当な自己啓発本(1冊でいいです)を買って、不安などネガティブ思考が襲ってきたらその本に書かれていることを実践してみましょう。
2022年度(7年目)
2022年度の結果
1次試験:免除
2次試験:TAC名古屋校の2次本科クラス+EBAの教材でフォロー。試験の結果はB(55) C(42) A(67) A(74) 合計238
(この年度から2次試験の各事例の点数と合計点がわかるようになりました)
この年も、TACについては基本的には2021年度と同じことをしていました。勉強会はサブリーダーでしたし、受講生どうしをつなげクラスの一体感醸成につながる懇親会も何回か開きました。
サトシさん、懇親会に誘っていただきありがとうございます!
クラスのみんなで一緒に頑張りましょう!
ただ、私自身は2次試験に必要な知識(理論)が不十分だと思っていたので、ノウハウコレクターにならないように注意しながら、EBAの教材で知識のフォローをしていました。
EBAでは以下のことを教わりました。
EBAで得たもの
- 知識(理論)の補充、理論の流れの把握(この質と量はEBAの強みです)
- 2次の内容に関する横串学習法(例えば事例Ⅰの組織活性化なら、組織活性化が解答内容になる過去問を並行して見ることで、どういう問題だと組織活性化が出てくるかを把握しました)
- 事例Ⅳに対する意識の変え方(事例Ⅰ~Ⅲで60点以上を安定して取り、事例Ⅳは55点でもいいと割り切る)
もちろん、2つの予備校の教材を使っていたため、負担はかなり大きく、自分が1次試験免除であることを忘れるくらいあっという間に2次試験の10月を迎えました。
しかし、2次試験1週間くらい前になり、また「ラスボス」であるメンタルの壁にぶつかり、メンタルの不調が訪れました。アリ地獄のようにネガティブな考えがどんどん出てきてしまい、不安に押し潰されてしまって、メンタルは絶不調でした。そのせいで、2次試験の受験生がみんな頭が良く才能のある人に見えてしまいました。
また落ちるんじゃないか。合格する自信がないよ。
あぁ、みんな頭良さそうだ。この人達に勝てる気がしない・・・
これは無理だよ、、、2次試験が怖いよ・・・
このように、湯水のようにネガティブな考えが出てきていました。
そんな状況でしたので、前年と同じく「戦う顔」をもっての受験ができませんでした。
こうして再び1次試験からやり直しになりました。
そこで、当時はそんなメンタルになっていた私から、2次ベテにならないための教訓です。
教訓&ストラテジー 10
2次ベテ勝利のストラテジー 10
2次ベテにはこれまで培ってきた圧倒的なノウハウと経験があります。それに対抗できる受験生はほとんどいません。ほとんどの受験生は脅威にはなりません。だから他の受験生を見て「自分より頭が良さそう」などという妄想をする必要もありません。ポジティブ思考でいき、勇気と自信をもって受験しましょう!
解説
確かに、2次試験は1次試験を勝ち抜いてきた受験生だけが受ける試験です。受験生の相対的なレベルは1次試験より高いことは確かです。
しかし、2次試験は1次試験とは性質が違います。そもそもマーク式試験と記述試験の違いもありますし、知識を「知っている」だけで1次試験はいけますが、2次試験はその知識を「使える」ようになっている必要があります。
そのような性質の違いがあるため、1次試験の実力がそのまま比例して2次試験の実力につながっているわけではありません。1次試験には何年もかかったけど2次試験は1回で合格した人もいますし、その逆の人もいます。
2次試験の受験生は、「2次試験に一度も受かっていない人」では共通しており、一部の天才を除けば実力は拮抗しています。
実は、このことを理屈ではわかっていても本心では納得していないのが、2次ベテの特徴です。2次試験の受験生を過度に神聖視して「勝てないよ、俺には無理だよ」と思う必要はありません。
大丈夫です。ポジティブ思考でいきましょう。前回も見たように、ポジティブな意見を言うことで、このようなメリットを得ることができます。
ポジティブな意見を言うことのメリット(再掲)
- 自分自身のメンタルもポジティブなものになっていき、不安などのネガティブなメンタルから解放されやすくなる(ネガティブな心境になりにくい)
- ポジティブな表現で言うことで、プライドの高さや上から目線の態度が出にくくなる
- 周囲の受験生が勇気と自信をもつことができる
- 勉強会のメンバーどうしの仲間意識も高まり、組織の一体感の醸成が図れる
仲間がいると一体感が醸成できる
私が名古屋校に復帰してからは他の受験生を「仲間」と捉えることとポジティブな表現を心がけることを徹底したおかげで、上記のメリットを得ることができました。また、私は2次ベテで経験が豊富ということで、クラスの受講生の相談役や精神的支柱のような役割も担うようになっていました。
そして、2021年度、2022年度、この後見ていく2023年度と進むにつれ、明らかにTAC名古屋校の津田先生クラスの組織文化が良いもの・強いものになりました。組織文化の強さ、クラスの一体感、ポジティブな雰囲気は名古屋校の強みになっていました。
津田先生は常々、「2次試験は団体戦」と言っています。これは名古屋校のクラスの受講生みんなで切磋琢磨し、お互いに励まし合うことで実力を高めあい、クラス全体で合格しようというものです。
だからでしょうか、この2022年度は、私は不合格でしたが、名古屋校では例年よりも多くの合格者を輩出することができました。
サトシ君。私合格したよ!今度はサトシ君の番だからね!
サトシさん、いろいろありがとうございました
「近いから」事件
さて、TAC名古屋校に通い津田先生に教わっていた2018年度・2021年度・2022年度に共通することが、不合格になったこと以外にもう1つありました。
それが、試験会場を「名古屋」ではなく「大阪」にしていたことです。実は、私はTACの名古屋校に通いながら、2次試験は家(京都府)から近い大阪の会場で受けていました。
2023年度向けの対策に入る前、私は2022年度に名古屋校で合格した受験仲間(今だと私の1年先輩)からこう言われました。
いつも名古屋校にいるサトシさんが試験会場にいないので変な感じでした
いつも名古屋校で受講しているのに、なんで2次試験は大阪で受けるの?
近いから
(スラムダンクの)流川かよ!
私は京都府民なので、名古屋だと台風や人身事故などの影響で朝に新幹線が止まってしまうとアウトです。新幹線の場合、止まってしまったら代替手段はありません。止まってしまうことを避けるためには名古屋での前泊が必要になりますが、ホテルで眠れなかったときのことを考えるとなかなか厳しいと判断し、家から通える大阪で受験していました。
今思うと、これが「失われた2年」の原因になっていました。
大阪の会場は知り合いが1人もいません。かつての梅田校の知り合いもこの頃にはいませんでした。つまり仲間やサポーターが0の環境です。そんな中での受験ですから、サッカー日本代表の超絶アウェーの中での試合と同じく、パフォーマンスが下がる(上がらない)のは当たり前でした。
京都府民のサトシさんが事件に巻き込まれたことによって「失われた2年」につながったのね。ここは京都●警の科捜研の私が、科学で解決しますわ
一課長大岩。なに!近いから事件?
わかった。すぐ臨場する。そして必ずホシをあげる!
いや、科学じゃ解決できないものでしたし、ホシは関係ありませんでした
と、警察じゃ解決できない「近いから」事件の衝撃は津田先生の耳にも入ったらしく、すぐにこう指示(というより命令)されました。
サトシ君。今年は絶対名古屋で受けてね
そりゃ当たり前ですよね。ホームとアウェーの戦いを選べるとしたら、みんなホームでの戦いを選びますよね。サッカーの日本代表もサポーターがたくさんいる日本国内での試合のほうが高いパフォーマンスを出せます。
私は多くの受験仲間がいる名古屋で受けたほうがいい(仲間がいない大阪では受けないほうがいい)ことにようやく気づきました(笑)
って、遅いよ!
2023年度(8年目・合格年)
2023年度の結果
1次試験:7科目を受験。全科目合格。
経済(80)、財務(84)、企経(63)、運営(80)、法務(68)、情報(72)、中小(74) 合計521
2次試験:TAC名古屋校の2次本科クラスを受講(前年度のEBAの教材の復習も定期的に実施)。試験の結果は A(67) A(65)C(49) A(62) 合計243
ついに合格だーーーー!
合格ゲットだぜーーー!
先生!合格しました!
サトシ君、おめでと~
(合格発表があって津田先生に合格の報告をしたらすぐに津田先生からLINE通話が来まして、途中から本当に涙声になっていました)
僕も受かったーーー
(今回の記事の最初に出てきた彼、実は2016年度からの付き合いですが、このたび一緒に2次試験に合格できました。つい先日、大阪で祝賀会を行いました)
ついに、私が合格する年(合格をゲットする年)がやってまいりました。苦節8年、途中の充電期間も入れたら9年、ついにゴールを迎えることができました。
この年は、2次試験を名古屋で受けることから、妙な自信に満ち溢れていました。
実力は1次も2次も津田先生からお墨付きをいただいていましたし、定期的にEBAの復習も行ったことで理論の質も高まりました。プロセスも事例Ⅳへの取り組み方もシンプルになっていったことで、何とかなりそうという意識が出てきていました。
また、2次試験の会場には勝手知れている多くの仲間(サポーター)が一緒にいることもあり、先ほどの「2次ベテにならないための教訓10」で出た、「2次試験の受験生を神聖視する」ということもなくなりました。
今までは超絶アウェーでの戦いでしたが、今度はホームでの戦いです。試験中も休憩時間も多くの仲間(サポーター)がすぐ近くにいます。これがものすごく大きな安心材料になりました。
そのため2次試験前も、多少の緊張感や不安はありましたが、それでも前の2年に比べたらネガティブ思考は半分から1/3くらいの量で済み、メンタルも不調になりませんでした。
結果的にようやく「戦う顔」をもっての受験ができ、実力を100%(本音だと90%くらい)発揮することができました。
このあたりのメンタルについては、2次試験前にまた記事にします
ちなみに、この年はリーダーでもサブリーダーでもなく、「オブザーバー」という役割でした。リーダーとサブリーダーになった方がどちらも津田先生のクラスが初めてで勉強会の運営の仕方がわからなかったため、それを経験者としてサポートする役割でした。今思うと、津田先生が気を遣って僕に何らかの役職を与えてくださったのかもしれませんね。
津田先生、いろいろありがとうございました!
私の合格は津田先生とたくさんの受験仲間のおかげです
これでやっと診断士として一緒に仕事ができるね。これからもよろしくね!
次回予告
ここまで、長々とした私の受験歴の振り返りにお付き合いいただき、ありがとうございました。
実は、2次ベテにならないための教訓はまだあります。次回はシリーズの最終回として、ここまでとは違った切り口で2次ベテにならないための教訓をお伝えします。
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