【1次試験前の最終調整】当日の工夫で点数を上げるヒント by みっきー
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記事を開いて下さり、ありがとうございます!
「少数派受験生」を自称している、みっきーです。
何が少数派なのか、自己紹介記事はこちらです。
いよいよ、2023年度の1次試験本番は今週末となりました。
もう少し時間が欲しい方、ここまで来たらもう早く挑戦したい方、
不安でいっぱいの方、実力が形になってきた自信がある方、様々だと思います。
有給をとっている、取る予定の方もいらっしゃるかもしれません。
環境が許すのであればここからは体調調整でしっかり休息や睡眠をとりつつ、
ぜひ最後まで諦めず、粘ってあがいていただけたらと思います。
また、最後の持ち物確認はすんでいるでしょうか?
暑さ対策、天気が崩れそうな地域の方は靴下の持参など、チェックしてみてください。
今回は、本番当日までの直前期からでもできる、ちょっとした工夫を紹介していきます。
最近、そういう記事が多いような気がする
はい。ここのところ14代目の発信では本番の心構えや準備等の記事が続いていますが、今回もそうです。
試験本番で実力を発揮するには、知識だけではなく、事前準備や心構えもとても大切です。
診断士試験が初めての本格的な資格試験だった私は、準備・心構え・テクニックについてかなり道場に助けてもらいました。
今回は「知っていればすぐ使える、ちょっと得する工夫」の発信を目指して記事を書きました。
前置きが長くなりましたが、ぜひお付き合いください。
読んでいる時間がないよという方は こちらをクリック でまとめだけでもご覧ください!
または、目次を開いて興味があるところだけでもぜひ読んでみてください。
問題を解く順番の工夫
1次試験の科目の「問題を解く順番」については、2つの段階があると思っています。
①予め、どの分野から問題を解くか決めておく。
②本番当日、問題の難易度を確認して、臨機応変に解く順番を決める。
②が重要なのは、理解していただきやすいかと思います。
1問に時間をかけすぎる事で、時間配分がめちゃくちゃになってしまうリスクがあります。
特に時間がタイトになりやすい経済・財務などでは、
分からない問題はいったん飛ばす勇気も必要です。
今回ご紹介したいのは、①の事前に解く順番を決めておくことについてです。
私は当初、1次試験に関しては、問題を解く順番をあまり意識していませんでした。
初見の過去問や予備校の答練や模試で、試験時間内に問題を解き終わることの方が多かったからです。
(分からない問題は、長時間考えても分からないし!)
むしろ、マークシートの記入がずれるのが怖いので、1問目から順番に解くのが安全だと考えていました。
その考えが変わったのは、通っていた予備校の経済学の先生からのお話です。
「経済学の場合は、毎年1問目は事前に対策がしづらい経済指標に関する問題。
万が一ここで時間を使いすぎてしまったりうまく解けないと、
パニックに陥ってしまってその後の問題に詰まったり時間切れになるリスクがある。
経済学は、毎年必ず出題されるIS・LM分析等の問題から解くのがお勧め!
1日目の1番最初の科目である経済学は、その後のメンタルにもかかわってくる。
絶対に解ける問題から始めてください。」
私はアドバイスに従い、
試験本番はあえて経済指標の問題には目を通さずにIS・LM分析から解きました。
ここ、過去問で何度もやった論点だ。
解ける!わかる!!
何も分からず勉強を始めた私でも、中小企業診断士試験に通用する実力を持てたんだ!
…と、幸先の良い1日のスタートをきることができ、
そのまま1次試験合格という予想外に良い結果を得ることもできました。
(何が予想外だったのは、自己紹介記事に記載の通りです。)
私の場合は初めての受験は最後まで自分に自信が持てなかったので、
本番で1問目が解けた時の感動は今でも覚えています。
ということで、解答順序を決める方法について書いていこうと思っていたのですが、
さすが道場、先代が完璧に記事をまとめてくれていました。
12代目こんちゃんの記事です。
記事内で紹介されている具体例は令和2年の問題の分析についてですが、今でも十分に通用します。
今まで解答順序について考えていなかったという方や、
ヨコ解きと道場で呼んでいる論点ごとの過去問対策をメインにやっていた方は、
ぜひ一読してみてください。
「対策がしづらい」という話が出た経済指標の時事問題については、
先日の大予想もぜひご参考に!
【ゆるわだ】経済指標・大予想 – 中小企業診断士試験 一発合格道場 (rmc-oden.com)
なお、Takeshiの記事では、1問目から問題を解くことが推奨されています。
試験の解き方には正解があるわけではないので、ご自身に合いそうな形を選択いただければと思います。
いずれの解き順でも、マークシートと解答にズレがないかはご注意下さい!
マークシートは、記入ミスがないか指差しでの確認推奨です!
問題を解く順番を変えて落ち着いて試験に対処できたけど、
マークシートへの転記がずれていた…という最悪のパターンが発生しませんように。
マークシートの解答を絞り込む時の工夫
試験問題で知識だけでは解けない問題があった場合、
基本的には、はっしーの記事にあるように最後まで諦めず、
2択に迷った時はさたっちの記事にあるように自分を信じて、
まずは全力を尽くしていただくことが前提です。
それでもどうしても考えても分からない問題がある時には、
作問者の視点になって知識外の視点から解答を絞り込んでみることも1つの手段です。
企業経営理論等でのひっかけ問題で選択肢を減らすことにも使えます。
簡単に、マークシート試験で解答を絞り込む際の「あるある」をまとめます。
①「絶対」や「必ず」などの断定表現は誤りの場合が多い。言い切りも怪しい。
稀に「絶対に~である。」「必ず~である。」という表現の選択肢が出てくることがありますが、
不正解の選択肢である可能性が高いです。
万が一、1つでも例外があるとクレームが入れば、その解答は無効になってしまいます。
同様の理由で不自然に言い切られている選択肢も正答として怪しいです。
例えば、下記の選択肢アは、〇、×、どちらでしょうか。
令和4年度 企業経営理論 第28問
ブランドに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 既存ブランドの下で分野や用途、特徴などが異なる新製品を発売することをブランド拡張と呼び、流通側から見た場合にはさまざまなメリットがある。しかしメーカー側から見ると、ブランド拡張には当該新製品が失敗した場合に既存ブランドを毀損するリスクがある一方で、メリットは特にない。
正解は×です。
メーカー側と限定しているとはいえ、戦略について「メリットは特にない」と言い切れるものでしょうか。
これも、1つでも「メーカーにもこういうメリットがあります」と反論されてしまってはおしまいです。
作問者であれば、避けたい表現だと思います。
仮にこの問題についての知識がなく、具体的にメリットが何であるか言えなくても、
「メーカーにメリットが特にない戦略なんてあるかな…きっと×だな」と判断していくのが、
マークシートあるあるによる絞り込みです。
同様の理由で、妙に短絡的な表現がされているケースも注意です。
「~さえすれば良い」等。
「本当にそうですか?」と突っ込まれてしまうような表現は、正答としては避けられるはずです。
逆に正答は、「原則的に~である」等の逃げ道を残した表現が多いように感じます。
本当に答えに困った時は、ぜひ、表現に注目してみてください。
②常識的に考えておかしい解答、救いのない解答は、間違えである可能性が高い。
中小企業診断士試験は、国家資格です。モラルも要求される仕事です。
常識で考えて、社会的・道徳的・道義的におかしい選択肢は解答から除外されます。
また、弱者にとって救いのない解答も正答ではない可能性が高いです。
例えば、下記の選択肢は、「〇」「×」どちらでしょうか。
令和4年度 企業経営理論 第25問
労働基準法における災害補償又は労働者災害補償保険法の定めに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 業務上負傷し労働者災害補償保険法に基づく休業補償給付を受ける労働者に対しては、使用者は、休業の初日から労働基準法第 76 条の規定による休業補償を行う必要がない。
労働者災害補償保険法の休業補償給付は休業4日目から支給されるため、
初日から3日目までは使用者が休業補償を行う必要があります。
つまり、正解は「×」です。
仮にこの知識がなくても、
「業務上の負傷なのに、休業補償を行う必要がない…弱者に救いがない表現だ、妙だな」
と、私なら×までいかなくとも△にして、より正解に近い選択肢がないか探していくと思います。
もちろん、実際の世の中には弱者に救いのないケースも多々、それはもう多々あります。
国家資格である中小企業診断士試験の正答にそういったケースが選ばれるかどうかという、
メタ的な視点による判断です。
この救いのあるなし、常識的におかしいかどうかは、法務でもあるあるです。
例えば、経営者が診断士に何か相談を持ち掛けており、
診断士の解答を穴埋めしていくという会話形式の問題。
解答の選択肢に「~の場合は何もできません」と消極的な回答が混ざっていることがありますが、
診断士が経営者から相談を持ち掛けられ、そんな解答をしてしまっては身も蓋もありません。
もちろん現実ではそういったこともあるでしょうが、
試験問題の正解選択肢である可能性は低いと思います。
ここで紹介した①②については当たり前だと感じられるかもしれませんが、
試験本番になると他の部分に目がいって選択肢を誤ってしまったり、
「こんな簡単な選択肢、逆にひっかけじゃないのか」
等の邪念が頭をよぎることがあります。
あとで、自分のことを愚か者だと嘆かなくてすむよう、
試験本番も少し冷静な目を持ってもらえたらと思います!
③前半・後半で矛盾がある選択肢は除外する。
選択肢の中には、前半と後半で矛盾のある表現がされているケースがよくあります。
例えば、下記の選択肢です。
令和4年度 企業経営理論 第22問
ア 360 度評価では、評価者からのフィードバックの客観性を高めるために、従業
員が所属している部門内の直属の上司、同僚、部下に範囲を絞って評価者を設定
することが望ましい。
仮に「360度評価」という単語を知らなくても、
前半で「フィードバックの客観性を高めるため」と目的を記載しているのに、
後半で「範囲を絞って評価者を設定する」と書かれているのは表現として違和感を感じます。
客観性を高めたいのであれば、評価者の範囲を広げる方が妥当だと思います。
実際、「360度評価」は、従業員の上司、同僚、部下だけではなく、取引先や顧客などの組織外が評価者になることもあるため、上記の選択肢は「×」です。
こうして冷静に見ると違和感を感じる表現も、
部分的に知識があることでひっかかってしまうことがあります。
「360度評価」って、1人の従業員に様々な人が評価を行う方法だよね。
上司や人事だけじゃなく、同僚や部下も評価を行うのが特徴。
つまり、アは「〇」だ!
…という事があり得るのが、試験本番です。
なお、実際に360度評価では、上司・同僚・部下が評価をする例は多くあると思います。
上記の選択肢に「範囲を絞って」という表現がなく、単に「従業員が所属している部門内の直属の上司、同僚、部下を評価者に設定することが望ましい。」という表現だったらどうでしょうか。
私なら、合っているような、「直属」に限定しているので間違っているような…と、判断に悩んでしまいます。
極端な表現、違和感を感じる表現は、解答を絞るための作問者からのヒントでもあります。
このよく読むと矛盾している・表現に違和感があるパターンは、企業経営理論でとても多いです。
知識があることで判断が鈍るケースがありますが、ぜひ客観的に選択肢を読んでみてください。
④正解の選択肢は隠したくなる心理を予想する。
これはあまり根拠があるものではなく、鉛筆を転がすよりはマシ…という悪あがきの1つになります。
もし自分が作問者である場合、できるだけ正解の選択肢は分かりづらくしたいと考えるはずです。
それを逆手に取り、正解の選択肢を予想するという手法です。
例えば、何の知識もなく下記の選択肢だけを見た時に、どれが正答っぽいと思うでしょうか。
選択肢
ア A:減少 B:増加 C:変動しない D:株主総会の特別決議
イ A:減少 B:増加 C:変動する D:株主総会の特別決議
ウ A:増加 B:減少 C:変動しない D:株主総会の普通決議
エ A:増加 B:増加 C:変動しない D:株主総会の普通決議
・Aは「減少」と「増加」が2つずつ。
・Bは「増加」が3つ、「減少」が1つ。
・Cは「変動しない」が3つ、「変動する」が1つ。
・Dは「株主総会の特別決議」と「株主総会の普通決議」が2つずつ。
AとDからは答えが絞れませんが、Bは「増加」、Cは「変動しない」という個数が多い方が正答なんじゃないかという気がします。
作問者が、答えを隠すために選択肢を作っているうちに、正答を示すものが増えているんじゃないかと思うからです。
上記2つの要素を満たしたしている選択肢は「ア」となります。
ということで、私なら選択肢のみから解答を絞るなら「ア」をマークすると思います。
過去問をやり込んだ皆さまならすぐわかったかもしれませんが、
上記の選択肢は「令和4年度 経営法務 第1問」のものです。
令和4年度 経営法務 第1問
下表は、取締役会設置会社における株式の併合と株式の分割との比較に関する事項をまとめたものである。空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
ア A:減少 B:増加 C:変動しない D:株主総会の特別決議
イ A:減少 B:増加 C:変動する D:株主総会の特別決議
ウ A:増加 B:減少 C:変動しない D:株主総会の普通決議
エ A:増加 B:増加 C:変動しない D:株主総会の普通決議
正解は、選択肢のみから予想したのと同様、「ア」でした。
もちろん、この法則が全然あてはまらない問題もあります。
「情報」などでこういった選択肢が多いですが、他と共通点が少ないものが正解であることも多々あります。
こちらがメタ的な視点で見ていることを予測した上で、作問者が裏をかいてくるパターンですね。
それでも、本当のあて勘でマークをするよりはまだマシ、かもしれません。
財務・会計等の数値の問題でも、他の選択肢と答えが近い方から選ぶ、という使い方ができます。
「途中までは分かるが、あとの2択が全く絞れない!」なんて時に、判断の最後のひとおしになってくれる…かもしれません。
その他の工夫
①緊張にのまれないようにする
試験開始前、休み時間にどのような資料を見るかなど、過ごし方を決めている方は多いと思います。
盲点なのは、問題用紙の配布後です。
問題用紙が配られ始めると、受験生は何も資料などみることができません。ただ座って待つのみです。
そこから試験開始までの5~10分間、試験会場は、静まり返り緊張感が漂う独特の雰囲気に包まれます。
特に初めて試験に挑戦する方は、この雰囲気で緊張が高まってしまうリスクがあります。
初受験時の私がそうでした。
私はこの時間、両手の指を合わせ、指回しをして過ごす事にしていました。
そうすると頭脳の回転が良くなる…という話を昔どこかでみかけたからです。
⇒ テスト前は、指をグルグル回そう! | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
いつか皆にインタビューしてみたいと思っているのですが、この試験前の過ごし方は14代目でもそれぞれです。
周囲を観察するのでもよし、
目を閉じて自分の世界に入るのでもよし、
直前まで暗記していたことを必死に頭の中に思い浮かべるでもよし、
試験の直前の緊張を乗り切る工夫をしていただけたらと思います。
②ケアレスミスに注意する
ケアレスミスで点数を落とすほど、悔しいことはありません。
私が過去問学習で良くやらかしたケアレスミスは、
「適切なものはどれか」と「不適切なものはどれか」の間違えです。
本番では、適切・不適切を必ず確認し、
「不適切」を選ぶ場合はシャーペンでその部分をグルグル囲って対応していました。
また、試験本番では、冷静であれば発生しないようなミスが起きる場合があります。
日頃ならやらないような見落としをしてしまうかもしれません。
冷静に選択肢を見る、時間に余裕があれば見直しを行う事をお勧めします。
なお、私は1度解いた問題を、見直しで答えに迷うのがとても嫌でした。
解答を変えても変えなくても、間違っていた場合に余計に悔しくなってしまうからです。
1次試験では時間が余る科目の方が多かったので、
後で答えを変えなくて済むよう、
解答を選ぶ前にその場で少し時間をかけて見直しをするように意識していました。
(それでも、見直しで2択に迷うことはあるあるなんですが…。)
③1科目終わるごとに気分を立て直す
本番では、必ず難易度の高い問題が出てきます。
しれっと初見の問題が出てくることも必ずあります。
また、試験が終わってからケアレスミスや解答の違いに気づくのはよくあることです。
逆に、妙に良くできて変な興奮状態になってしまう場合もあります。
1科目終わるごとに、気分を切り替えてください!
ひろしの記事にもあったように、
自分ではダメだと思っても、実は点数が上乗せされているケースが多々あります。
苦手科目が、本番で最高点が出るケースがあります。
1科目だめでも、他の科目でカバーできれば大丈夫。
1日目がうまくいかなくても、2日目で全力を尽くせば間に合います!
私は、ノー準備で臨んだ財務・会計が44点でまさかの足切り回避していましたし、
1年目では苦手科目だったはずの経済が80点、情報が88点でした。
最後まで結果は分かりません!
うまく気分を切り替えられる工夫をしてみてください。
私は気分を切り替えるために、
休み時間ごとにトイレに行った際に鏡の中の自分と目を合わせて少し口角を上げて
「次は絶対に良い結果になる!」
と心の中でつぶやいていました。
コロナ禍なので、鏡の自分はマスクをしているんですが、ちょっと元気が出ました。
なお、鏡の自分にメッセージは女子トレイで人が少ないからできた…というのはありますが、
同じ空間に人が居てもあまり気にせずやっていました。
試験本番で点数を上げるためには、他人の目を気にしていてはいけないからです。
そんなちょっとした工夫が効果を出す場合もあります、ぜひお試しください。
まとめ
今回の記事のまとめ
▷試験問題を解く順番を工夫することも、すぐにできる有効な試験対策です。
(※解く順番を変える場合は特に、マークシートへの解答転記漏れがないようご確認下さい。)
参考リンク:【1次試験】解答順序の戦略について – 中小企業診断士試験 一発合格道場 (rmc-oden.com)
▷どうしても解答が分からない時は、「マークシートあるある」で解答を絞り込むというのも最後の手段になります。
①「絶対」や「必ず」などの断定表現は誤りの場合が多い。言い切りも怪しい。
②常識的に考えておかしい問題、救いのない解答は間違えである可能性が高い。
③前半・後半で矛盾がある選択肢は除外する。
④正解の選択肢は隠したくなる心理を予想する。
▷問題用紙が配布されてから、試験開始まで、何も資料等みることができない緊張の数分間があります。どんな過ごし方をするか、簡単にイメージしておきましょう。
▷本番では、ケアレスミスのリスクが上がっていることを意識して、いつも以上に注意しましょう。
▷結果が良くても悪くても、1科目おわるごとに気分を切り替えましょう。
私は初めての1次試験本番前、とても緊張していました。
自分なりに頑張ったと思った分、もし実力が通用しなければ…ということを不安に感じていました。
努力を続けて自分の実力が上がることで、自然と自分自身へのハードルを上げてしまうことがあります。
「このぐらいできて当たり前」とか「どうしてこんなところ間違えちゃったんだろう」とか。
ずっと前を見て努力されてきた方ほど、試験前は少し後ろを振り返る時間をとってみて欲しいです。
初めて問題集を解いた時には歯が立たなかった問題を、いつの間にか当たり前に解けるようになっていませんか?
全然知らなかった世の中の仕組みについて、少し理解が深まっていたりしませんか?
勉強に費やしてきた時間の分だけ、必ず、自分自身に変わった部分があるはずです。
試験の結果とは関係なく、ぜひこのタイミングで、ご自身の頑張りを振り返って労わってもらえたらと思います。
1次試験に合格できた場合、2次試験対策は怒涛の忙しさです。
ちょっと感傷に浸れるのも今だからこそです。
試験は、頑張ってきたことについての実力を試せる場です。
緊張した分、大変だった分、良い結果だった時の嬉しさは増します。
私は、初回の1次試験、冷静でいるため1日目は自己採点しないと決めていました。
が、全く我慢できず予備校の経済学の解答速報をみました。
しかも、帰宅するまですら我慢できず、駅のホームで採点してしまいました。
全く自制心がありません。
恐怖で震えながら、答案用紙を開き、何度も深呼吸しました。
何やら思い詰めている人に見えたと思います。
結果、経済学は80点でした。
採点しながら、〇が6割を超えた時、手が震えていました。
勉強を始めた当初、全く歯が立たなかった、全くわからなった経済学で科目合格できた。
本当に本当に嬉しかったです。
運ではなく、努力が実って実力で掴んだ結果だと思えたからこそ、嬉しかったです。
読んでくださっている皆さまが、今まで準備してきた実力を発揮できますように!
そのために、ぜひこれまで14代目が発信してきた心構えや事前準備、工夫に関する記事を活かして下さい。
今年の1次試験が皆さまにとって1番良い結果になるよう、心の底から願っています。
本日も読んでいただき、ありがとうございました!
明日は、『s.t.o』です!
いよいよ1次試験の前日。14代目から、今まで頑張ってきた皆さんにお伝えしたい事があります。
楽しみにお待ちください。
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