2次ベテにならないための教訓シリーズ② by サトシ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一発合格道場ブログを
あなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」
ご登録ください!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

X(旧Twitter)もよろしくお願いします

みなさん、こんにちは。
元、超絶ベテラン受験生の「サトシ」です。

今日も「2次ベテ(超多年度生)にならないための教訓」シリーズをお送りします。

  • 私の自己紹介はこちら
  • 前回の記事(教訓・ストラテジーの1~6)についてはこちら

今回も記事が長くなっていますので、結論だけ知りたい方は以下にある「教訓&ストラテジー〇」のところだけ見ていただければと思います。

それでは、今回もよろしくお願いします。

2次ベテの定義・受験生別のこのシリーズの捉え方

今回もまず、2次ベテの定義と、受験生別のこのシリーズの捉え方について見ていきましょう。

2次ベテとは

2次試験の受験の有無に関わらず、2次対策経験年数が3年超の人。超多年度生のイメージ

このシリーズの捉え方

現在ストレートの受験生(初学者)、上級1年目の受験生(前年度ストレート生の方)
→「こうやると何年もかかっちゃうよ」という情報=2次ベテにならないための教訓


現在上級2年目の受験生、2次ベテ(超多年度生)
→「何年もかかっている人はこういうことをすれば合格に近づくよ」という情報、合格するためのカギ=2次ベテ勝利のストラテジー

今回は、私の受験に大きな影響を与えた津田先生と2次試験の80分のプロセスとの出会いを中心に、2018年から2020年についての受験歴を振り返りつつ、反面教師的な情報や、2次ベテ(超多年度生)が受かるための情報をお伝えいたします。

津田先生との出会い

2018年は、2017年度の2次試験に落ちた数日後から衝撃的なスタートを切りました。それがTAC名古屋校の津田先生と2次試験の80分のプロセスとの出会いでした。

まどか先生
まどか先生

私、津田まどかと申します

(一応、合格者は「津田先生」ではなく「まどか先生」と呼ぶのですが、ここは私の受験生時代を振り返るということで、文章では「津田先生」と書かせていただきます)

私は2017年度の2次試験は最初からダメだとわかっていたので、不合格になってもそこまで落ち込むことはありませんでした。なので、すぐにリスタートを切ることができました。

そんな中で、次の1年間の対策のためにTACの2次本科クラスの説明会の日程を調べていたら、梅田校の説明会の日は予定があって参加できなかったのですが、名古屋校の説明会の日は暇だったため、名古屋観光も兼ねて名古屋校の説明会に行ってみることにしました。

説明会の前と後の私の感想はこんな感じです。その衝撃は今でも忘れられません。

【説明会の前】

津田先生って、あのギャルみたいな先生か。どんな先生なんだろ?

※現在はそれなりに(?)落ち着いた写真になっていますが、当時のTACパンフレットにあった津田先生の写真は、まるでギャルでした。

【説明会の後】

なんじゃこりゃ!この先生すげぇ!

私は一発で津田先生についていこうと決めました。企業経営理論で言う「真のロイヤリティ」、事例Ⅱで言う「ロイヤリティ向上」ですね。

津田先生は毎年、「2次答案作成プロセス講義」というオプション講座を出すほど、2次試験の80分のプロセスに定評のある先生で、説明会ではそのプロセスの概要を説明してくれました。

私にはそれまで「80分のプロセス」という概念がありませんでした。今ではどの予備校も受験生もプロセスを意識するようになっています(ストレートの受講生も8月以降にプロセスのことを習いますから安心してください)が、当時はプロセスを意識している予備校や受験生は今より少なく、自己流や感覚で解いている受験生もいました。

私は京都に住んでいますが、名古屋校に通うことにしました。新幹線だと金銭的負担が大きいので、JRの在来線や近鉄を利用して通っていました。

受験仲間
受験仲間

京都在住のサトシが名古屋校に通うようになったのは、そういう経緯ね

元々名古屋が好きだったことも要因にあるけどね

2018年度(4年目)

2018年度の結果

1次試験:免除
2次試験:TAC名古屋校の2次本科クラスを受講。試験の結果はABCB(総合B)

この年は、津田先生のプロセスを身につけ、明らかに実力は増しました。しかし、①知識が不十分であった②当時の私の悪い癖であった「プライドの高さ・上から目線」が出てしまったことにより、不合格になってしまいました。

①については、この年は2次のみだったことと、2015年度から1次試験は科目合格積み重ね作戦でいっていた(企業経営理論は2015年度、運営管理は2016年度合格)ため、企業経営理論や運営管理の知識はすっかり抜けていました。

②については、TAC名古屋校では講義後に勉強会が開催されていて、私はそのリーダーに選ばれました。しかし、リーダーになったことでいつの間にかこんなことを言うようになってしまったのです。

2018年のサトシ
2018年のサトシ

●●さんはここがダメ。そんなんじゃ落ちるよ

2018年のサトシ
2018年のサトシ

みんな、このくらいのことができないとダメだよ

そんな言い方しなくてもいいんじゃない?

2018年度からの受験仲間
2018年度からの受験仲間

しかも、2次試験後の打ち上げの場面では、こんなことも言っていました。

2018年のサトシ
2018年のサトシ

先生、多分受かりましたわ

・・・・

まどか先生
まどか先生

これらの私の態度、どうですか?ぶっ飛ばしたくなるほどの態度ですよね。「お前も受験生なのに生意気な」と言いたくなりますよね(もちろん今は以下の「謙虚になれ」事件をきっかけに改善していますので、クレームは言わないでくださいね)。

このように、私は勘違いも甚だしいほどの上から目線の発言をしていました。いつの間にか、講師の気分になっていたのです。

私は2015年度から診断士の勉強をしていて、2次試験は受けていなくても2次対策は毎年行っていたので、この時点で2次ベテでした。2次ベテの特徴として、ノウハウや経験は周囲の受験生よりもあるので勉強会において他の受験生に頼りにされること、その際にあれこれ言ってしまいがちなことがあります。

私もノウハウや経験が不足している他の受験生に対し勉強会であれこれ教えるようになってしまいました。そして、なかなかうまくいかない他の受験生に対し、上から目線であれこれ言うようになっていました

当時の名古屋校のみんな。あのときは本当にごめん!

そこで、当時はそんな態度を取っていた私から、2次ベテにならないための教訓です。

教訓&ストラテジー 7

2次ベテにならないための教訓 7

勉強会では、ネガティブなことを言うな!他の受験生を批判するな!

2次ベテ勝利のストラテジー 7

勉強会で他の受験生に対し何か言いたいことがあったとしても、グッと我慢しましょう。あれこれ言わないことを心がけましょう。

どうしても言いたいなら、「こうすればできるようになる」とか「●●さんはここが良かった」など、ポジティブなことを言いましょう!

解説

これは津田先生も勉強会を開催する際(3月頃)に毎年言っています。2次ベテは確かにノウハウも経験も豊富にありますが、受かっていないことには変わりありません。耳の痛い話かもしれませんが、まだ2次試験の受験生であって合格者でも講師でもありません勝手に合格者や講師気取りでいると、落ちるフラグになります

確かに、2次ベテはノウハウや経験があるため、他の受験生から頼りにされることは事実です。時には受験生の先輩としてアドバイスをしたり相談に応じたりすることもあります。受験生からすると、講師にはなかなか言いにくいこともありますからね。

2次ベテには、企業経営理論で言う「連結ピン」のような役割や、クラスの精神的支柱としての役割も期待されています。これ自体は問題はありません(というか、次回の記事で出てきますが最後3年の私はこの役割がほとんどでした)。

しかし、「ここがダメ」とか「このままだと落ちる」など、ネガティブな意見を言うことは大問題です。そうではなく、「ここが良かった」とか「大丈夫だよ」など、ポジティブな意見を言うようにしましょう。それがもたらすメリットはいくつもあります。

ポジティブな意見を言うことのメリット

  • 自分自身のメンタルもポジティブなものになっていき不安などのネガティブなメンタルから解放されやすくなる(ネガティブな心境になりにくい)
  • ポジティブな表現で言うことで、プライドの高さや上から目線の態度が出にくくなる
  • 周囲の受験生が勇気と自信をもつことができる
  • 勉強会のメンバーどうしの仲間意識も高まり、組織の一体感の醸成が図れる

次回見ていく最後の3年は、他の受験生を「仲間」と捉えることポジティブな表現を心がけることを徹底したおかげで、上記のメリットを享受することができました。

「謙虚になれ」事件

さて、2018年度の2次試験は不合格でした。

そして、勉強会でこんな上から目線で偉そうなことを言っていたら当然ですが、私は不合格の報告をした際に津田先生からこう言われました。

まどか先生
まどか先生

サトシ君はもっと謙虚にならなきゃダメ。勉強会のときに他の人にあれこれ言っていたときから嫌な予感はしていた

当時の私には、1次試験からやり直しになったことも含めて二重のショックでした。希望が絶望に変わった瞬間でした。

2018年不合格直後のサトシ
2018年不合格直後のサトシ

あぁ、もう終わりだ。どうしたらいいかわからない

はい、ここでまた2次ベテにならないための教訓が出ました。

教訓&ストラテジー 8

2次ベテにならないための教訓 8

謙虚さがないうちは2次試験には合格できない特に、2次試験に関して謙虚さがない発言や態度があると、「落ちるフラグ」になって本試験で見事に回収される。

2次ベテ勝利のストラテジー 8

合格者はみんな謙虚です。合格後にも重要になる能力ですから、徐々にでいいので謙虚になりましょう!

2次試験の合格発表が終わるまでは、「落ちるフラグ」を立てるのはやめましょう!嬉しいことが起きても自分の中だけにとどめておきましょう!

解説

前回の記事でも紹介したとおり、診断士は受験においても合格後の活動においても、素直、謙虚、積極的、ポジティブな人のほうがうまくいきやすいです。

私以外の道場15代目メンバーも、先代の14代目メンバーも、そのさらに前の代のメンバーも、みなさん謙虚な方々です。「オレがオレが」と出しゃばってマウントを取りたがる人は1人もいません。承認欲求目的の自慢話を披露する人も全くいません。私が合格するまでの長い期間で先に合格された方も、ほとんどが謙虚な方でした

稀に謙虚ではないけど合格した人や、合格したときには謙虚だったけど診断士として活動しているうちに謙虚ではなくなった人もいますが、こういう人は徐々に周囲の人が離れていきます。

なので、当時の私のような謙虚さのカケラもないような上から目線の発言や態度はなくしていきましょう。私のことを反面教師にし、謙虚な態度を心掛けましょう

2018年のサトシ
2018年のサトシ

いや、謙虚になれって言うけどさ、急にできるものじゃないよ

もちろんプライドの高さや上から目線の言動は、なくせと言われて急になくなるものではありませんし、謙虚になれと言われて明日から謙虚になれるなら苦労はしません。
ですが、日々意識して少しずつ改善していけば対処可能です。上から目線の言動が出たときや、謙虚ではない態度が出たときは、それを認識しましょう。認識することで徐々になくなっていきます

上から目線の言動や謙虚ではない態度が認識できないくらいメンタルがキツくなってきたら、ストレス発散をしてメンタルを回復させましょう。

また、先ほどの合格者や講師気取りの例のように、2次試験に関して謙虚ではない発言や態度があると、落ちるフラグになります

刑事ドラマでもありますよね。同僚の刑事が「オレ、この事件が終わったらあいつにプロポーズするよ」と言ったら、その刑事は必ず途中で消えてしまいますよね。

これと同じです。例えば「この調子ならおそらく受かりますわ」と言ったり、「演習でクラス1位を取れたぜ。どうだ!」みたいに周囲に自慢したりしていると、本試験で落ちるフラグになりますこういうフラグは本試験で見事に「回収」されますので、絶対に避けましょう

また、本試験後にも「模範解答に近いことを書いたので、おそらくこの解答なら合格しますわ」とか「事例Ⅳで70点くらい取れそうだわ」などと言っていると、本来なら受かるはずだったのに「落ちるフラグ」が発動されたせいで落ちてしまうという、論理では説明できないスピリチュアル的なことが起きます。2次試験はそういうものです。

2019年度(充電期間)

この年は二重のショックもあり、充電期間として、診断士の受験から離れていました。完全に仕事と趣味(この頃はウォーキング)に没頭していました。あとはポジティブシンキングや謙虚さなどを身につけるメンタルトレーニングをしていました。

最近の出来事(2024年)

まどか先生
まどか先生

サトシ君って、いつも楽しそうだよね。落ち込んでいるところを見たことがない

合格後のイベントで私は津田先生にこのように言われました。それは2019年にメンタルトレーニングをしてポジティブシンキングを身につけたことと、謙虚さや相手への敬意・感謝の気持ちを身につけたこと、ほめ達を取得したことが原因だと思います。

もちろん私も落ち込むときは落ち込みますが、一時的なことが多いです。

ちなみに、2次ベテは適度なレベルのモチベーションを長期間維持できることが特徴ですが、1次試験からやり直しになったタイミングで充電期間を1〜2年置くことも2次ベテの特徴です。

2020年度(5年目)

2020年度の結果

1次対策:科目によりTACの上級講義を通信で受講。企業経営理論、運営、経済、情報、法務を受験し、運営、経済、情報、法務が科目合格
2次対策:未受講

この年はコロナの影響で在宅勤務も増えたこともあり、予定では2021年から再開しようと考えていた診断士試験の勉強を2020年の5月から再開しました。

5月からの勉強ではさすがに7科目は厳しかったので、ここも科目合格積み重ね作戦でいきました。ただし3年ではなく2年に短縮しました。そのため、ここでは「2次ベテ勝利のストラテジー1」を実行しています。

2次ベテ勝利のストラテジー 1(再掲)

1次の科目合格積み重ね作戦は2年まで。3年計画はやめましょう!

このときに採用して良かったと思うやり方が、論点別の横串勉強法でした。こちらについては「2次ベテの1次試験得点戦略」の際にお伝えしようと思いますが、簡単に言うと論点ごとに過去問や問題集・答練の問題を横串しで解くことにより、出題パターンや不適切な選択肢の作り方を把握し、正答率を高める(安定させる)やり方です。

ちなみに…

2019年度と2020年度は津田先生のもとでの受講はしておりませんでした。これを聞くと2018年の「謙虚になれ」事件のせいで私が津田先生のことを嫌いになってしまったように思えてしまいますが、全くそんなことはありませんよ(笑)

津田先生があのタイミングでガツンと私に言ってくれたから、今の私があります。小中学校の担任の先生ならまだしも、社会人の資格試験の予備校の講師がここまで言ってくれることは普通はありません(普通の講師は問題児と認識するだけで何も言いません)。だからこそ、当時の私にはかなり響きました。そこから2019年にメンタルを見直すことにもつながりました。

この「謙虚になれ」事件がなければ、謙虚な態度は身につかなかったでしょう。他人への敬意や感謝の気持ちをもてるようにもならなかったでしょう。プライドが高く上から目線の態度を取る人間のままだったでしょう。何かにつけてマウントを取りたがる人になっていたでしょう。名古屋校で一緒に受けていた受講生を「仲間」と捉えることもなかったでしょうし、ポジティブな表現を心がけることもなかったと思います

詳しくは次回見ていきますが、2021~2023年はTAC名古屋校で津田先生に教わっています。もちろん、津田先生のもとで合格できるまでかなりの年数がかかってしまいましたが、それは先生のせいではなく、私自身のメンタルの弱さのせいでした(次回見ていきます)。

私を合格に導いてくれたのは間違いなく津田先生です。だからこそ、合格後の今でも津田先生から合格者向けのイベントなど案内や依頼があれば、私には「はい」か「イエス」しかありません(笑)そう、先生にこのような似顔絵アイコンを作って出してほしいと言われたら、私は従いますよ(笑)

まどか先生?
まどか先生?

いいこと言うね~、サトシ君

次回予告

今回はここまでにします。今回はメンタルの教訓が中心になりましたね。

次回は、最後の3年間である2021年から2023年についての受験歴を振り返りつつ、反面教師的な情報や、2次ベテ(超多年度生)が受かるための情報をお伝えいたします。

明日は、ブログの投稿は果たして間に合うか、「ごり」がお届けします!

サトシのブログの投稿が早すぎるんだよー

☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加しています。
(クリックしても個人が特定されることはありません)

記事へのコメントについて

記事へのご感想やご要望があれば、下部の入力フォームから是非コメントをお寄せください!
執筆メンバーの励みになりますので、よろしくお願いいたします。

※コメント送信後、サイトへ即時反映はされません。反映まで数日要することもあります。
※コメントの内容によっては反映を見送る場合がございますので、予めご了承ください。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です