カテゴリ「初学者向け | 中小企業診断士試験 一発合格道場」の記事


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一発合格道場ブログをあなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」に
ご登録ください!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

おはようございます。岩塩です。いつも道場にお越しいただきありがとうございます。4連休明けです。学習は計画通りに進んだでしょうか?「あと1か月」のタイミングに差し掛かりました。箱根駅伝でいえば戸塚中継所を超え9区を走っているところでしょうか?ゴール地点が近づいてきましたが、勝敗はまだ決まっていません。ペース配分に気を付けて引き続きがんばってください!

 

本日は前回に続き、昨年私が作成したファイナルペーパーの紹介です。今回は事例Ⅱを。事例Ⅱは、覚えておくべき知識は事例Ⅰ・事例Ⅲより相対的に少ないと思います。では何を用意しておけばよいか?それは「切り口」のアイデアです。過去問を解きながら経験則で蓄積した切り口の例や解答時の心構えを紹介します。

 

 


 

 

事業の方向性差別化できる高付加価値商品を作り、説明しながら提案して売る

  • 高付加価値化
  • 差別化
  • 提案型営業
  • 少量多品種対応
  • 直接営業&直接取引
  • 絞り込み
  • 地域密着 etc.

まず大きな方向性として、上記のようなイメージを持っていました。「大量に安く」はできませんが、高い技術力こだわりの商品を作ったり、一人ひとりのお客様に丁寧に対応したりすることで付加価値を高めます。代理店を通した取引より、直接お客様と接することで、提案ニーズ調査もできます。とはいえ経営資源が限られていますから、あれこれ手を出すのは危険。取引を通して顧客との関係性を強め、ひいては地域全体の活性化に繋がっていく・・・ こんなイメージが基本の方向性です。

 

成長戦略(アンゾフ):

  • 市場浸透
  • 新市場開拓
  • 新製品開発
  • 多角化(シナジー重視)

競争戦略(ポーター):

  • 差別化
  • 差別化集中
  • コストリーダーシップ(中小企業は×)

※競争構造と言われたら市場シェアの話。

戦略について問われた場合は、成長戦略なのか競争戦略なのか、確認して答えます。事例Ⅱは競争戦略が問われやすいと思います。(事例Ⅰ・事例Ⅲは成長戦略) 成長戦略では、多角化には注意が必要。事業間にシナジーがある場合は有効ですが、無関連多角化経営資源の分散に繋がります。競争戦略で採るべきなのは差別化(または差別化集中)戦略です。中小企業が価格(コスト)だけで勝負するのはNGです。(ただしコストの改善は必要です)

 

強みになりえるもの:人、モノ、情報(ノウハウ、顧客)、関係性

キーワード

顧客ニーズ収集力、提案力、接客力、販売力、技術力、企画力、

独自性、他社先行、ブランド力、品質(原料、製法)、商品ラインナップ、品揃え(広い、深い、専門的、ニーズに合う)、店舗の雰囲気、

ノウハウ蓄積、専門知識、顧客からの信頼、顧客データベース、顧客接点、様々なネットワーク、

直販・直営店(顧客ニーズ把握→商品開発に活かす、ブランド訴求) etc.

こんな表現が出てきたら、強み候補として要チェックです。昨年のネイルサロンでは、提案力、技術力、貸衣装店とのネットワークなどでした。診断士としては多面性な解答を心がけ、「これだ!」と思われる表現を見つけても、他の視点でも強みがないか考えてみます。

 

★「誰に、何を、どのように、効果

事例Ⅱで施策を問われた際の基本フレームワークです。これは既に押さえているかと思います。要素の切り口を、それぞれ書いていきます。

 

「 誰に」デモ/ジオ/サイコ

  • 強みを活かせる機会
  • 他社との競争回避
  • 年齢等は具体的な数字を書く
  • 指定されていない場合は広めに書く。
  • 新規・既存に注意

ネイルサロンの例でいえば、

  • デモ:年齢、
  • ジオ:高級住宅街に住んでいる、
  • サイコ:デザイン重視

それぞれの観点を盛り込めば、多面的に記述できます。年齢は「30~50代」など、具体的に書くようにしていました。(具体的に書いた方が社長との認識の相違を防げます。ただし限定しすぎないように) また機会を捉えるときのポイントですが、強みを活かせて競合他社と重ならないような機会(顧客)を選び出します。昨年の例でいえば、「ネイルアートには一定の市場規模が存在する」ということは一見機会なのですが、競合である低価格サロンや自宅サロンにとっても同様に機会になりますので、B社の戦略を検討するための情報としては弱いです。市場の細分化ポジショニングの観点でもう少し深堀し、競合と差別化できる機会(顧客)を検討します。(競争戦略とは、競争しない戦略ともいえますね。)

 

「何を」強みを活かせる商品・サービス

  • 高品質
  • こだわりの製法、手作り
  • ニーズに対応
  • カスタマイズ etc.

※ 失敗する例:強み活かせない、ニーズ分析不足、単発、経営資源分散

商品戦略は、強みを活かすこと&ニーズに対応することです。私は強みを活かすことを強く意識していたため、解答では「強みである〇〇を活かした△△(商品・サービス)を・・」と書くようにしていました。方向性でも書きましたが、“丁寧に作ったもの”や、“きめ細かなサービス”など、付加価値の高いものを提供することが基本方針となります。そして、それが顧客のニーズに合っていることが必要です。ニーズが顧客層や時代によって変遷することも脅威になりますので、それに対応して商品を見直していきます。(与件文に過去の失敗経験が書かれている場合は、強みを活かせない事業をしたり、ニーズに対応できていない場合が多いです)新しい商品・サービスに踏み出す際は、経営資源の選択と集中の観点も忘れずに。

 

「どのように」プロモーションチャネル連携

※プロモーション:インターネット(定期メルマガ、ブログ、SNS、掲示板)、情報誌、店舗でPOP・チラシ、顧客情報収集→DB化→DM(顧客別カスタマイズ)送付・RFM分析・FSP導入、レンタル・宅配・アフターサービス、ポイントカード

プロモーションチャネルの観点や、地域や他社との連携などの観点で考えます。Webでのプロモーションはどんどん進化するため、上に挙げたような手法は古めかしく感じられるかもしれません。昨年もInstagramのような「写真共有アプリ」が登場しました。ただし顧客層によっては依然として紙媒体が主流だったりしますので、ターゲットに合わせたプロモーションを行います。チャネルはネット通販を活用して広げたり、地域のイベントに参加して店舗に呼び込んだりします。連携は特に重要。昨年は設問文で連携先を問われましたが、設問要求にない場合でも、連携によるシナジー創出を提案するのは超有効です。連携が新たなチャネル開拓やプロモーションに繋がります。

 

「効果」〇〇により売上向上

〇〇のキーワード

  • 差別化
  • 関係強化
  • 固定客化
  • ブランド力向上
  • 満足度向上
  • 口コミ誘発
  • ニーズ対応
  • 新規顧客獲得
  • 地域活性化


売上向上
客単価アップセル/クロスセル)
×来店客数既存顧客関係強化/新規顧客獲得)
×来店頻度手を変え品を変え)


収益向上:利益=売上(↑)-費用(↓)

施策の効果としては上記のようなものが想定できます。場合によりますが、売上向上に繋がる流れで記述できるとよいと思います。何に効果があり売上が向上するのか(客単価なのか、来店客数なのか etc.)ロジックがしっかり通るように留意します。昨年は客単価向上の制約条件で問われました。また「収益」と言われたら費用面についても検討します。

短期に低費用で収益向上するには・・既存商品・既存顧客に対応。

  • 継続的な改良
  • ブランド強化
  • 満足度向上
  • 関係強化
  • 固定客化

既存商品の改良や、既存顧客との関係強化の方が、収益を上げやすいです。逆に新しい商品を作ったり、新規顧客を獲得するのは不確実性も高く大変です。 とはいえ、既存の商品・顧客だけでは頭打ちとなるため、既存を守りつつ新規を開拓する方針で考えておくのが良いと思います。

 

インターネット販促戦略

  • 情報発信(商品の差別化ポイント訴求)
  • 情報収集(ニーズ、アイデアなど)
  • 相互交流、
  • ネット限定商品(他チャネルとの競合回避)
  • ネット専用ブランド

中小企業もWebを活用したマーケティング、プロモーションが求められてきます。Webでできることとしては、上記のようなことを想定しておくとよいかと思います。ネイルサロンはSNSで個別の情報発信を検討していましたね。

 

CRM:

  • 層別:RFM分析、FSP導入
  • 個別:ワントゥワンマーケティング

顧客関係性強化のための施策です。顧客を層別して対応する場合はRFMやFSP、個別対応する場合はワントゥワンマーケティングを検討します。ネイルサロンでは顧客に合わせた個別の施策を求められましたね。企業規模が大きいほど個別対応は難しくなるため、層別での施策を考えます。

 

サービスの特性:無形性、品質の変動性、不可分性、消滅性、需要の変動性

サービスの特性を覚えておくと、サービス業の場合に思考の軸になるかもしれません。各特性への対応策としては下記のようなことが考えられます。

  • 無形性⇒何らかの形で可視化
  • 品質の変動性⇒標準化して教育
  • 不可分性⇒一度に多数対応できる仕組み(録画など)
  • 消滅性・需要の変動性⇒非ピーク時の割引

今はWebを活用すればアフターフォローなどもしやすいですが、まずはサービスを提供するまさにその時(=サービスエンカウンター)に満足を感じてもらうことが非常に重要になります。昨年の事例Ⅱでも「初来店の際に評価が高ければ再来店に繋がる」とありました。まずはサービスを提供する瞬間に最大のパフォーマンスで対応し、加えて事前事後の対応を検討します。

 


 

 

本日は事例Ⅱの話題でした。

3chの記事にもありましたが、ここからは多面性を適切に高めていくことがポイントになります。切り口をいくつか持っておくと、多面的に考えるチェックリストになると思います。

一方で、経験に基づくこのようなリストに固執しすぎると、事例企業に寄り添わない解答になる可能性があります。おべんと君の記事でも注意されていますね。与件文ファーストで、根拠となる表現を探したうえでロジカルに組み立てていくことを重視してください!

 

 


 

 

最後に、全事例共通でファイナルペーパーの冒頭に書いたことを・・・

 

  • 受験番号
  • 設問の制約条件には黄色マーカーする。(「~以外」は入れない、「踏まえて」「考慮して」はヒントとして活用)
  • 誰もが思い付く当たり前に発想できる、実現性の高いことを書く。
  • 多面的に解答する。(組織構造、組織文化、人材、開発、生産、営業、販売、商品、財務/収益、業務効率、QCD)
  • 因果関係を重視し、原因/理由効果まで書く。(~のため・・・。理由は~。~を狙う。)
  • 解答を書き始める前に、課題社長の想い他、キーワード盛り込み漏れがないか確認する。

 

もう皆様にとっては耳タコであろう内容かと思います。私もこの注意書きを何度も読み、ファイナルペーパーに手書きで自分に念押しして、絶対に忘れないぞ!と思っていました。しかし本番では「本業の逆機能」や「解答を書かなきゃ!という焦り」で、おきて破りの行動をしてしまうことがありました。事前にそれなりに準備をしていても、本番の緊張下ではイレギュラーな行動をしてしまったり、普段ではありえないような思考回路で考えてしまう場合があります。ぜひぜひ飽きるほど何度も言い聞かせていただきたいと思います。

受験番号だけは絶対に忘れずに、最初に書く&最後にも確認してください。1次試験と違って、受験番号は試験時間内に書きますよ。(べりーの記事参照) 毎日の事例学習でも受験番号を書く練習を取り入れることをお勧めします。

 

そろそろ超直前期に入ってきます。気合と同時に不安な気持ちも大きくなってくると思います。気になることがあればお気軽に道場にコメントくださいね。我々も全力で伴走していきます。

 

以上、岩塩でした(^^)


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一発合格道場ブログをあなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」に
ご登録ください!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

twitterもよろしくお願いします。

 

カワサンです。

9月の中旬、私の地元北海道では山間部の初雪がニュースになる季節です。
「銀泉台」という付近では紅葉が見ごろになり、魚(秋サケ、サンマ)、新米やジャガイモなどの秋の恵みがお店に出回ります。

2次筆記試験は、昨日9月18日が申込締切日でした。

申込を決めた方、ここから10月25日まで突き進むのみです!

今年度は見送った方、来年に向けてしっかり計画立てて進めて下さい!

来年度1次試験から受ける方、今から全力だと息切れします。時々休憩、時々ストイックと、少しずつギアを上げていって下さい!

皆さん、それぞれの環境でそれぞれのご決断をされたと思いますが、皆さんの目標や夢に向かって、前に進むことには変わりないと思います。誤解を承知で言えば、それぞれの人生がありますので、そこに対して合格が早い遅いと言う考えは無いと思うのです。

============================

さて今日の本題です。
2次筆記試験、筆記用具の持ち込みのルールが以下の通り定められています。
(令和2年度中小企業診断士第2次試験案内より抜粋)

⑴ 試験当日に持参するもの
– 中 略 –
② 筆記用具等
ⅰ 黒鉛筆またはシャープペンシル(HB または B 程度)
ⅱ 消しゴム(プラスチック製)
ⅲ 鉛筆削り

– 中 略 –

注1 定規、マーカー・色鉛筆を使用しても構いませんが、マーカー・色鉛筆は解答用紙には使用できません。

– 以下略 –

そこで皆さん、黒鉛筆・シャープペン限定だった1次試験と違って、色ペン等の筆記用具で試験に臨まれる方が多いようです
当ブログでも色ペンマーカーを使った解法について多数の記事があります(検索バーから検索してみて下さい)。

しかし、私は色ペン使わない派でした。

また、勉強中の方で「ペンの使い方に悩んでいる」という方もおられるようです。
そこで今日は、ペンの使い方について参考になる内容をお届けしたいと思います。

 

1.問題用紙に色をつける必要があるのか?

そもそも、色で分ける必要性はあるのでしょうか。

人間は視覚から約90%の情報を得るという研究結果があります。
(深作秀春『視力を失わない生き方』より)

それを踏まえると、モノクロームの問題用紙を「見やすくしたい」という意図から色分けするのは、理に適っていると考えられます。

一方で「」と思う方も居るのではないでしょうか?

いきなり理屈っぽいですが、色分けすれば良いのではなく、分かり易くするために色分けするというのが、問題を解く手段の一つでしかないのです。

合格者が色ペンやマーカーを使っていたからといって、頑張ってそれを模倣するではなく、参考にしながら自分にとってやりやすい方法を決める、というスタンスが良いと思います。

2.自分が今まで筆記用具をどう使ってきたかに合わせる

いろんな方法を試しました。しかし、どうも地に足がつかない。

という方もいらっしゃるかと思います。

であれば、やり方を変えるしかありません。

一番手っ取り早いのは、仕事や日常生活での筆記用具の使い方に合わせるというものです。

この時期から新しいやり方を試して、道具の使い方で迷走するのは時間がもったいないです。

皆さん筆記用具は日常的に使っているはずです。
「いつもどおりの使い方」で臨まれるのが身体にもフィットしやすいと思うのです。

※オススメ筆記用具はこちらを参照

~私の場合はこうでした~

私は日常生活で4色ボールペン(赤・青・緑・黒)とシャープペンを使っていますが、試験本番ではシャープペン1本で挑みました。お守りに4色ボールペンは机上に置きましたが。

4色ボールペンを使うことになったのは、高校生の時に齋藤孝さんの「読書力」を読んで、そのやり方を取り入れたためです。試したところ、それが型にはまったという感じです。
大学生や社会人になってからも、少しずつアレンジして以下の方法で使っています。

 一番大事なところ、今後取り組むべきコト、次回の打ち合わせまでにやること

 他人が発言した重要なこと

 自分が考えたこと、思ったこと

 上記以外の、発言や要旨などのメモ

しかし、試験勉強で上記のやり方を試しましたが、あまりなじまず(強いて言えば緑が使えるかどうか)、シャープペン1本で片付けました(後述)。

ちなみに、私がシャープペン1本でいいんじゃね?と気づいたのは以下の記事を読んでからでした。

【劇薬注意】80分では時間が足りないあなたへ

ちょうど去年の今頃にこの記事を読んで、シャープペン1本で解くやり方を確立しました。

様々な方法を試した結果、色分けに時間がかかってしまい「これじゃ問題文を理解できない」となったのです。

私の場合は、4色ペンや蛍光ペンを試しましたが「この文言は何色で分けるべきか」という所に力が入りすぎて、最も大切な与件文の理解がおろそかになってしまいました

また、ペンを持ちかえる動作が(たった数秒とはいえ)非常に煩わしく感じられ、集中力も削がれていました。

そういう意味では、ゴルフ場でのアイアンを選びも私は苦手です。
(そもそも、基礎がおろそかで下手過ぎるんですが…)

 

3.シャープペン1本で、私の80分の過ごし方

【劇薬注意】の記事にありましたが、私の場合も常に書いていないと頭が回らない性格でして、読みながら、考えながら、余白にメモやべん図を書いておりました。

(1)試験開始~2分:与件文の1段落目を読む

・企業の概要を把握(業種、資本金、社長のパーソナリティ等)、下線ないし余白にメモして把握

・次の段落に読み進めたい衝動を抑えて設問文へ

 

(2)2分~5分:設問文を読み、答案の構文を決める

・第1問から順番に読む

・2回読んで理解できない設問文は「☆」マークを付けて要注意

・設問文を読み、答案の構文を決めて設問文の横にメモ

構文パターンの例

「60字以内で説明せよ」⇒「①~、②~」

「理由を60字以内で」⇒「理由は①~、②~だから」

「140字以内で助言せよ」⇒「現状は~である。今後は①~、②~により●●●を強化する」

 

(3)5分~20分:与件文を精読

1段落目から読み進め、とにかく線を引いたりメモしたり、筆を動かす

・設問に登場した文言:下線を引いて番号を振る(第1問なら”①”、第2問設問1なら”②-1″)

・接続詞:丸く囲う(”しかしながら” ”さらに” など)

・会社組織や製造工程:フリーハンドでべん図、表を描いて理解

・思った事や推定されることは余白に書きだす

 

(4)20分~65分:第1問から順番に解く

・出題順もまた出題側の意図がある、与件文で使う所と出題順はおおむねシンクロすると思ったため、☆マーク以外は順番に解くと決めていました

・前回の記事に書いたように設問文の図化、因果の図化をベースに答案骨子を余白上で作成

・骨子が決まったら、清書せずに答案に記入

・☆マークの設問は最後に着手し、(5)の確認時間を意識しながら熟考

 

(5)65~80分:答案の確認(因果、言葉づかいを意識的にチェック)

下書きをせずに、骨子だけ作り答案に書き込んでいたので、過去問で試験勉強していた際から、因果がおかしい事がありました。
これはクセで直しようがないと思ったので、残り時間で因果や誤字脱字をチェックし、収まり良くなっているか見直すようにしていました。

試験本番では、この時間は鉛筆で答案を書く音が会場中に響き渡る「カリカリタイム」であり、会場の空気というか、雰囲気には今まで経験したことのない独特なものがありました。
(さすが国家試験という感じがした)

 

では、また!


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一発合格道場ブログをあなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」に
ご登録ください!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

twitterもよろしくお願いします。

 

合格に十分な実力発揮の準備!

✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

おはようございます。べりーです(私の過去記事はこちら)。

今日も一発合格道場をご覧いただきありがとうございます。

先日「一発合格道場オンライン合宿」を実施しました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

その中で読者の方から素朴な質問を受けて「確かに。。」と思ったことがありました。この内容は早めにお伝えした方が良いと考えましたので、今回記事に書くことにしました。

ということで今回は、2次試験に合格するために必要な「読む」と「書く」のうち、「書く」に関する内容が中心の投稿です。

今回は直接いただいた質問に答える内容であるのと9月中にお伝えしたい!という思いからかなり力を入れてしまいもの凄く長文なので、気分転換に少しずつお読みいただく感じでどうぞ!

 

試験冒頭には名を名乗れ!

 

2次試験に必要な「書く」能力

たとえば実務補習などで初めて診断先企業の社長を訪問する際はやはり下記を意識します。

①冒頭でご挨拶しながら名乗る(大げさですが笑、当然ですね)
②「社長の思い(与件文と設問文)」に耳を傾ける
③社長の事前説明(与件文)から因果の因(診断・提案要素)を拾う
④診断や提案は上記③の「因」を組み入れて伝わりやすく説明する
⑤解答フレームを使って説得力向上、検討時間短縮、分析・提案の質の安定を図る
⑥社長の相談内容(設問文)の制約条件と意図(題意)は外さない
予定時間(今回の訪問は80分間)を厳守する
⑧社長への診断報告・助言は正確に伝わるよう配慮する

 

上で「やはり意識する」と書いた理由は、それが「私たちが2次試験対策として叩き込まれた思考法だから」です。

中小企業診断士試験は皆様が経済産業大臣認定のコンサルタントたりえる適正と資質を有しているかをはかるための試験ですが、上記の①~⑧を実行する力があるかを問われます。また、診断士仲間と組んで診断・提案を検討する際もこの「共通の思考法」があるためコミュニケーションが円滑となります。

その2次試験。形式は「筆記試験」ですので次のように姿を変えます。

①受験番号の記入
②前回の記事をご覧下さい(組織・人事事例は社長の思いに従え
③~⑥は解答骨子の作成
⑦解答プロセスの策定とプロセスごとの時間管理
⑧キーワードを詰め込み過ぎて文章として破綻しないよう気を付ける

⑨配点と難易度に合わせた対応

 

上記②は「読む作業」ですが、②以外の①~⑧は「書く作業」です。
付け足した⑨は筆記試験対策として当然無視できない点ですね。

今回の記事では①③④⑤⑥⑦⑧、そして⑨について書きます。

まずは試験に合格して「将来の活躍の舞台」に躍り出ることが目的です。

今回の記事が初学者にとって経験の差を一気に埋めて一発逆転の階段を駆け上がるために、経験者にとっては痛恨のミスを防ぎ差を維持したまま合格を手にするために、少しでも役に立つ記事なればいいなと願います。

 

「受験番号は試験開始前に書かないの?」

という質問を受けました。聞くと「なるほど」と思いました。
今年は1次試験の合格者が多いので今もそうした疑問を抱えている方も多いのかもしれません。

1次試験は、試験管が開始前に「それでは解答用紙を表にして下さい」と告げて受験番号と名前をマークさせ、正しくマークしたかを確認するよう促し、再び解答用紙を裏にして試験開始を待ちます。

これに対し、2次試験は「試験開始まで問題用紙と解答用紙には触れないで下さい」と言われて試験開始を待ちます。いくら問題・解答用紙に目を凝らしてもせいぜい解答用紙のマス目の分量を量れる程度。
ちなみに令和元年の事例Ⅱ 第1問の解答欄は「ん?文字数少な目の解答欄が4つ。去年の第1問は3CだったけどさてはSWOT・・・?」という想像ができましたが、通常は「うわ、140字の枠があるじゃん涙」が分かる程度です。

そして「試験を開始して下さい」の掛け声に合わせて受験生が一斉に紙をめくり、受験番号を記入します。
つまり「受験番号記入は80分間の中で行う」ということです。
普段、自宅やカフェや図書館にて80分間を測って事例問題を解く際もぜひ「まずは受験番号を記入する」というプロセスを省略しないで下さい。

なお解答用紙に書くのは受験番号だけです。終わったあとに「あれ?氏名書いたっけ?」という人がいますが、全員受験番号しか書いていません。

ちなみに試験開始前に、試験官は注意事項説明の中で「試験開始後に受験番号を記入して下さい」と言います。また終了5分前の掛け声の時にも、確か「終了5分前です。これからは退出できません。もう一度受験番号を確認して下さい。」と告げてくれたと思います。

その上で「書いていない」のですから、どの試験官も受験番号未記入のミスには周りが引くほど冷徹です。

受験生「すみません、ごめんなさい!書かせて下さい!」
試験官「絶対にダメです、説明したでしょ!認めると不公平になるから!」

よく聞く話ですが実際に見たことがあります。

・・・というお話をオンライン合宿でしたとき、質問者は「なぜ必ず最初に受験番号を書け!と言われるのかやっと理解した」と仰っていました。

80分必死に解いてしっかり書けたのに、他の科目は平均60点を超えたのに、受験番号の記入漏れはD判定。一発退場です。これは絶対に避けたい筈です。

私は終了5分前のアナウンス時に受験番号をチェックすることをルーティン化していました。どんな作業中であっても手を止めてチェックするというルールです。

 

正解のないマイ・ベスト・骨子

 

道場は「解答骨子推し」だけどマストなの?

解答の骨子、コッシ、kosshiです。解答の骨組み、なんて言われます。
骨子を作成する目的は、「解答用紙に書く前の情報整理」と「作文の設計」です。

注意すべき点は冒頭に書いた下記です。

③社長の事前説明(与件文)から因果の因(診断・提案要素)を拾う
④診断や提案は上記③の「因」を組み入れて伝わりやすく説明する
⑤解答フレームを使って説得力向上、検討時間短縮、分析・提案の質の安定を図る
⑥社長の相談内容(設問文)の制約条件と意図(題意)は外さない

上記⑤の「解答フレーム」は「ターゲット+4P」や「誰に、何を、どのように、+効果」などです。

さてこの骨子、私は「下書き」レベルの文字数で書くタイプでしたが、11代目メンバーでも骨子を作るか作らないかも含めて色々なタイプに分かれるようです。

 

①骨子を書く派
その1) 設問文の下の狭い余白に小さい文字で書く。(私がコレ)
その2) 問題用紙を活用して「白紙のメモ用紙」を作り広々と書く。

②与件文周りへのメモで済ませる派
与件文内の解答で使う箇所にマーカーで下線を引き、付加する文言を与件文の左右の余白にメモ。あとは答案書きながら考える。

③骨子を作らない派
先に設問文を読んで問われている内容を把握し、次に与件文を読みながら一番最初にどの設問を解くのか?とその設問の骨子を考える。そして1問目の解答を記入しながら次の設問の骨子を頭の中で考える。

 

すべて11代目メンバーが実行した手順です。あなたは上記のどれに当てはまりますか?いや、どれにも当てはまらない独自の手順を確立されているかもしれません。

ご自身にとって「最も満足のいく解答を書くための段取りとして、再現性が高い手法」であれば、骨子を書いても書かなくても、どんな在り方であっても問題ないと思います。

 

《 超重要:読むと書く 》

骨子作成は「書く」作業です。本番の限られた時間の中で書く方に時間を使いすぎると「与件文や設問文を読み込む」ための時間を削ることになります。

CKが3日前の記事の最後に「与件文しっかり読んで大まかな流れが掴めていればミスをしても及第点取れそう」と書いていましたが、実際にCKは骨子作成にかける時間を減らすため上記「②与件文周りへのメモで済ませる」という意志決定をしました。

私のように「文章を読む速度が遅いが解答の下書きはある程度しっかり作りたい」というタイプは、この「読む」と「書く」のバランスをよくご検討されることをお勧めします。

★令和元年の私は設問文を読む時間を削りすぎて危険な事故をいくつも起こしました。

 

以上を踏まえた上で、とはいえ「①骨子を書く派」が多数派かと思いますので、もう少し掘り下げたいと思います。

 

じゃあ、どこに骨子を書くのか

与件文を読む前に設問文(問題文)を読むことを「設問解釈」「設問分析」などと言います。
設問解釈で行うことは、大きく分けて3つあります。

《 設問解釈→骨子作成の流れ 》

※①②が設問解釈、与件文を読んで③で骨子完成

①解答の「型」を検討する
②設問解釈時に設問文だけから題意を推定し「キーワード」をメモ書き
③与件文中にある解答要素をコピペしつつ解答の下書き(骨子)を作成

 

上記①の「型」と、上記②の「設問文だけから推測するキーワード」について、令和元年 事例Ⅰを用いたサンプルを用意しました。以下の通りです(クリックすると画面が拡大します)。

見ての通り「型」は原則として設問文のオウム返しです。

「設問文だけから推測するキーワード」は、与件文を読む前なので「関連するかもしれない1次知識の列挙」でしかありません。ただこれをやっておくと、もし与件文を読んだときに「同じ文言」を見つけられたら「その文章かその周辺」が解答に直結する「因果の”因”」となる可能性が高いというメリットがあります。

 

さて、設問解釈した結果のメモや解答骨子は、皆さんどこに書いているのでしょうか?

 

設問文の下に書く派

私は事例Ⅰ~Ⅲに関しては各設問文の下の余白に全て書き込みました。

メリットは、すぐ上に設問文があるため設問文から離れるリスクが減ること。
デメリットは、①スペースが狭い、②与件文が何ページもあるときは「設問文下に骨子を作りながら与件文と行ったり来たりするために常にページをペラペラめくるのが大変なこと。

※ただし、特定の条件の時にこのデメリットをクリアできます。私は令和元年の事例Ⅱでこれができました。その条件は何か?次の「切り離す派」の【例外】をご覧下さい。

 

<メモ書きの色の意味>
オレンジ・・・社長の思い(前回記事

青文字・・・キーワード(設問文から推測)
赤文字・・・骨子を作るための「解答の型」

 

《令和元年 事例Ⅰ 設問ページ》

 

この余白、本当に狭いので自主学習する際の問題用紙はぜひ本試験の問題用紙と同じ「B5サイズ」で印刷して”慣れる”ことを強くお勧めします(オンライン合宿で3chも熱弁していましたね)。

 

白紙を問題用紙から切り離す派

2つやり方があります。

【白紙メモ派①】
表紙&背表紙だけを逆さ折りにしてビッと引っ張ると表紙と背表紙が取れて裏面(白紙)をメモ用紙にできる

【白紙メモ派②】
設問ページの次のページ以降に白紙ページがあるためアルミ定規でビリビリ破って切り離す

こうして用意した白紙を問題用紙の右に置けば問題用紙をペラペラめくりながら白紙にメモ書きできます。

設問が5つなら大体5等分の位置に「1問」「2問」「3-1問」「3-2問」「4問」と見出し的に書き込みスペースを分割します。

このやり方のメリットは、与件文から解答要素を抜き出しやすい(左右で一望できるから)、ページをペラペラと行ったり来たりしなくて済むこと。

デメリットは、うまく破れないとちょっとブルーになる、抜き出す箇所を間違えると設問が入れ替わるリスクがあること。


【例外】設問文下の余白メモ派だけど破るケース

設問文の裏が白紙の時は切り離しても混乱を招くことはありません。
その時は私もアルミ定規で切り離しました。
設問文を横に置いたまま与件文をペラペラめくれます(万能)。

 

結構色々ありますね。補足します。

実は私も「ペラペラめくるのが非効率じゃないか」と思い白紙を切り離す方式を試したことがありますが、白紙の「第2問」のスペースに第3問の型を、「第3問」のスペースに第2問の型を記入してしまう大事故。そのまま解答要素の抜出し→骨子作成→解答記入まで行ってしまった結果、大きな減点を食らったことがありました。

白紙に設問文を書き写す暇まではありませんから、記入場所がズレてしまっていることに気付きませんでした。予備校の答練だったからまだいいのですが、本番でこれは笑えません。

このように私にとっては切り離し方式はミスのリスクが高く感じたため、設問文の下に骨子を作る方式に戻しました。それ以降は一途を貫きます。

どの方式が良いか?は完全に「個人の好み」になります。残り約1カ月と10日ですからそろそろどちらでいくか決めたいですね!

なお、私は事例Ⅳに限っては「破ってメモ用紙を作る派」でした。
理由は計算用紙を作りしっかり書くことでミスを防ぐため。
詳細はコチラ→事例Ⅳの特徴と第2問&第3問のミス対策で+20点上積みする方法

 

全設問に骨子作成が必要か?

11代目も何人かが書いている「解答プロセス」と「プロセスごとの時間配分」は検討されましたか?

解答プロセスを”分単位”で計画すると、当日の進捗管理に役立ちます。
人の「計画」を完全にコピーしようとしてもできないことが多い(私も9代目きゃっしいの計画を試したものの時間的に全く足らず、結構な部分を断念しました)ため、色んなプロセスを集めてカスタマイズするなどで、ぜひご自身に最適な計画を立案しておくことをお勧めします。

ここで仮に「開始後40分経ったら解答を記入し始める」というプランにした場合、例えばこう計画したとします。

【~開始後5分】
・・・受験番号記入、第1段落と最終段落を読む、段落No.記入

【~開始後10分】
・・・設問解釈(5分間)

【~開始後20分】
・・・与件文を読む(10分間)※ざっと読み+解答要素チェック読み

【~開始後40分】
・・・骨子作成(20分間)※5問なら1問あたり4分間

この場合、骨子作成は各設問ごとに4分間ずつしかありません。与件文と設問文の行き来の回数を極力減らす訓練をしたとしても、たった4分です。どれか1問でもつまづいてしまうと4分なんてあっという間に過ぎてしまいます。特に配点の低い設問でつまづいてしまうと大切な高配点設問の骨子を作る時間を食ってしまう可能性があります。

ではどうするか?時間管理の視点から、次の整理をしてみませんか?

 

骨子を作る設問と作らない設問

■骨子が無くても解けそうな問題①
→40字とか70字など解答要素が少なそうな問題

■骨子が無くても解けそうな問題②
→SWOTや「成功した要因」など与件文から抜き出す系

■骨子が無いと解答記入が大変そうな問題①
→120字や140字など解答要素が多そうな問題

■骨子が無いと解答記入が大変そうな問題②
→与件文から根拠を見出すときに失敗しそうな問題
【その1】助言問題(どうすべきか診断士として助言せよ)
【その2】時制がややこしそうな問題(2代目?3代目の時?)

 

特に80分で解けずに困っている方にお勧めです。逆に「タイムマネジメントに困っていない方」はこんな整理は不要ですので、今までのやり方を継続して下さい。

私はよく答練で「配点15点の第1問 SWOT問題(100文字以内)」の骨子作成に10分以上も時間をかけてしまい、残りの設問の骨子が作れずに、どうやったらなるべく多くの設問で骨子が作れるかに悩みました。
その結果、何が何でも骨子を作ろうとしなくても良いのではないか、と考えました。

上記はあくまで一例ですが、これに限らず、皆様もご自身の課題に対してどうやったら実現できるか?を考え、それを実行可能なレベルの施策に落とし込むことをお勧めします。2次試験対策はずーっとこれの繰り返しです。

特に「設問によって骨子を作るor作らない」のように意思決定を伴う判断は事前に済ませておき、訓練を積んでおくと本番で間違いが起こりにくくなります。

 

配点コスパと時間管理

 

ここで言う「コスパ」とは

「コスパ」という言葉のイメージが強すぎなので先に申し上げたいですが、全ての設問に全力で臨んで下さい。

ラクして合格できる試験でないのは2次試験を3回受けた自分が一番知っています。ラクしたいのならこの試験には手を出さないのが正解です。

ここで言う「コスパ」は費用対効果が悪い問題に過分に時間を使い過ぎて、勝負の分かれ目となる問題」に割くべき時間までを消費してはならないという意味で使っています。

やっぱコスパ良くラクして合格したいよね!ではないのでご注意下さい。

 

無視すべきでない「配点」

各設問には「配点」が併記されています。
この「配点」。問題を解く際に注目したことはありますか?

当試験は「足切り科目なしで240点以上を取れたら合格」ですから「配点が高い設問で点を稼ぎたい」のは当然です。いや、この試験の特性上、正確には「配点が高くて皆ができた問題を自分が落とすことは絶対に避けたい」と言うべきでしょう。

したがって私は配点に気を配るようにしていました。

では実際に令和元年の事例問題をサンプルに配点を見てみたいと思います。

 

この表は令和元年の事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの各設問における情報をまとめたものです。

題 意 ・・・設問で問われたこと
文字数 ・・・設問が指定する解答文字数
配 点 ・・・設問毎の配点
配点/1字・・・1文字当たりの配点
文字コスパ・・・0.2点が「並」、0.2点超が「高」、0.2点未満が「低」
結果コスパ・・・文字コスパに設問毎の難易度を加味した主観的な「結果論」

 

結果コスパは、試験終了まで判明しないので完全に結果論です。では何故併記したのか。

ここでは「文字コスパ」だけで設問の優先度を判断することが正しいわけではなく、仮に文字コスパが高いとしても難し過ぎる問題に時間を多く割きすぎてしまうと結果コスパが悪くなり危険だ、ということをお伝えしたくて「結果コスパ」も並べて表示しました。

骨子作成を設問ごとに4分間ずつ割り振ったとします。
次のように考えてみると、結果コスパの罠にはまらずに済むのではないでしょうか。

①文字コスパが高く解きやすい問題は4分+1分までOKとして6割越えを狙う
②文字コスパが高いが難しい問題は、4分経ったら諦めて後回し
③文字コスパが低い問題は、難易度によらず4分で打ち切り後回し

 

実際には解いている最中に設問ごとの骨子作成時間を計測することは難しいと思います。時間は振り分けるリソース量の感覚的な目安とお考え下さい。

また開始後40分の時点で全設問の骨子が完成していないことはあり得ることです。というかよくあります笑。
したがって完全に骨子ができてないと受かりませんよ、などと言うつもりは皆無です。
むしろ、骨子ができていない設問でも最終的に解答用紙を埋めきる気構えと経験は絶対に必要です。

ただし、骨子を作ることができた方が解答記入時にラクなことは間違いありません。
理由は、①解答の骨組みがあるのでイチから文章を考えずに済む、②イチから文章を考える場合に比べて消しゴムを使う頻度が圧倒的に少なくて済む、③書きながら要素の抜けモレを点検できる、④書きながら「より読みやすい日本語」にブラッシュアップできる、からです。

だからなるべくなら骨子を作れた方が良い。

ただし、繰り返しますが「配点が低い設問に貴重な時間を過分に振り分けることは絶対に避けるべき」と考えます。「配点15点の第1問 SWOT問題(100文字以内)」の骨子作成で10分、15分を使ってしまうと、他の文字コスパが高い設問に振り分けられる時間が1、2分に減ってしまいます。骨子を作ることでより高い得点につながる設問にこそ貴重な時間を振り分けるべきではないでしょうか。

「なんでもコスパで判断する風潮は好かん!」という意見はある意味共感しますが、投資効率が悪い設備に過剰に投資すると会社が傾くように、タイムマネジメントは時間の費用対効果という判断基準が不可欠です。

 

■逆ザヤ沼問題(点数と労力が見合わないのに深追いしてズルズルとハマってしまう問題)
・そもそも配点が低い問題
・解答文字数が多くて、配点と労力が見合わない問題
・ヒントが分かりにくいなど難しくて、配点と労力が見合わない問題
沼にハマる人のイラスト(男性)

1次試験でも同様のことを言いましたが、2次試験も逆ザヤ沼問題にズルズルとハマってしまわないようにくれぐれもご注意下さい。

 

各事例の設問構成と配点

最後に事例Ⅳを除く各事例の設問構成と文字コスパを3年間ずつ振り返ってみたいと思います。

 

事例Ⅰ:組織と人事の事例

平成26年から令和元年までの6年間、ずっと5問×20点の構成です。
文字数も平成29年度の第5問を除いてすべて100字以内。
もしこの傾向が続くようであれば、設問ごとの文字コスパに差がないことになるため、難易度の違いが気になります。

事例Ⅰは他の事例に比べて「戦略レイヤーの要因分析問題」の割合が大きいです。
前回記事に書いた通り「組織・人事レイヤーの設問は企業戦略に従う」ため、過去における戦略レイヤーの要因分析を前半の設問で考えさせ、後半の設問で「組織構造問題」「人的資源管理問題」を問う形式であることが多いです。

また私の主観による分類では、第1問で「根拠探しに苦しむ設問(与件文にヒントが見つからない問題)」が来ることが多いようです。したがって気をつけないと、特に事例Ⅰは第1問の骨子作成で逆ザヤ沼問題にハマる可能性が高い。

そして第1問で出題されることが多い「最大の要因」。これも骨子を作らないと上手くまとまりづらく、手間のかかる問題です。

第2問以降では、「市場開拓の成功の背景にある要因」や「リスクの可能性」など、一見して「ん?」となる問題が出題されます。「成功の背景は?」でも「成功の要因は?」でもなく「成功の背景にある要因は?」なので、成功した理由ではなく「背景の要因」が問われています。こうした題意が複雑な場合も骨子を作りながら整理しないと対応が難しいと思います。

題意が複雑な時は、試験終了前に設問文と解答を読み返す中で「あ!誤解していた!」と気づき、慌てて消しゴムで1行か2行消して書き直すトラブルが起こりがちです。

以上の逆ザヤ沼問題にハマらないようご注意下さい。

 

事例Ⅱ:マーケティングと流通の事例

事例Ⅱはご覧の通り文字コスパが高めです。
総文字数も3事例中で最も少なく、設問数も毎年4問です。

事例Ⅱは「抜き出し問題」は結果コスパが高く「ヒント多すぎ問題」が逆ザヤ沼問題化する可能性が高い傾向です。

ただし例年「抜き出し問題」である第1問は例外です。
第1問は「戦略レイヤー(特に競争戦略レイヤー)/要因分析」問題であることが多いのですが、解答文字数が150字を超えて文字コスパが低いことが多いため、第1問の骨子作成に時間をかけ過ぎてしまうと非常に危険です。

第1問の時間かけ過ぎに気をつけろ!は事例Ⅰと事例Ⅱの共通点ですね。

第2問以降のレイヤーは「ターゲット+4P(製品・販促・販路・価格)」から頻度的には「販促>製品>販路>>>ごく稀に価格」が出題されます。

与件文には数多くの「解答要素になりそうな文言」がばら撒かれているので、設問文の題意に合わせて与件文から正しく過不足なく引っ張ってくることが重要です。

また事例Ⅱは設問の数が少ないため文字コスパだけ見ると青色セルの割合が多くて一見ウハウハですが、とんでもありません。設問の数が少なく1問当たりの配点が高いということは、うっかり題意を読み違えた時のマイナス・インパクトが大きく大事故に繋がりやすいということです。

さらに事例Ⅱは「店内の接客での提案」や「夜の活気を取り込んだ」「中小建設業と連携」のように制約付きの設問が多いです。制約を外せば「うっかり題意を読み違えた解答」と見なされ、配点の高い設問で他の受験生が点を得る中自分だけ点を失うことになりかねません。事例Ⅱでは特に制約に敏感になって下さい。

ちなみにターゲットを特定して施策を考えさせる問題が多いのですが、ターゲットが単一か複数か、10代&40代か、40代&50代かで「唯一絶対の正解を当てないと0点」とはならないようです。
とはいえ、ターゲット1つが最適な問題で複数ターゲットを書いてしまい、間違ったターゲットに対する余計な施策に結構な文字数を使ってしまうと失点が大きくなるので注意が必要です。
ターゲットを複数にするときは、施策や理由のバランスを半々にするのか、与件文により確かな根拠が書かれている方を多めに書くのかなど、事故リスクを下げる方策を検討して下さい。

最後になりますが、過去問は5年分を何周も解くと決めていらっしゃる方、いらっしゃると思います。
そのこと自体に問題はないのですが、その場合はとあるリスクに気付かない可能性があるためご注意下さい。

R1~H27の過去問では体験できない出題形式

H26年:PPM問題とデシル分析問題
第1問 PPMのフレーム分析を活用した戦略レイヤー/要因分析問題
第3問 デシル分析結果に基づく重要顧客の特定や今後の戦略

H25年:販売実績データ分析
第3問 イベント開催とPOP掲出が販売実績に与えた影響

どれも計算を要する設問や特徴的な図表問題ですが、2年連続出題された出題実績がある以上、今後も出ないとは限りません。

事例Ⅱは計算機を机に置いて受けなければならないこと、御承知おき下さい。

 

 

事例Ⅲ:生産の事例

事例Ⅲは相対的に文字コスパが悪いです。っていうか真っ赤ですね。

その中でも第1問だけは直近3年間において例年文字コスパが高めです。80文字のR1年、H30年は配点20点が与えられ、文字数が140文字のH29年は配点が30点と、比較的に文字数と配点が連動する傾向にあるためです。

それ以前は以下の通り。H27年から今の傾向に変わったようです。

H28年 80字、配点20点
→カット野菜業界における強み40字と弱み40字
H27年 80字、配点20点
→自動車部品業界参入時の強み40字と弱み40字
H26年 60字、配点10点
H27年 60字、配点10点

一方で、全設問を合わせた文字コスパは1文字0.18点と3事例中で最も低いです。
解答文字数も直近3年間の平均が560文字。事例Ⅰは517文字。事例Ⅱは463文字ですので、圧倒的に書かせる文字数が多く、試験全体の勝敗のカギを握る事例Ⅳの前に気力体力を削る大きな壁として立ちはだかります。

第1問の文字コスパが高いのに全体で見ると低い。つまり第2問以降の文字数が圧倒的に多いことを意味します。しかも「配点の割りに」です。実際に見てみると、第2問以降はどの設問も120字、140字で問われます。

またこの事例Ⅲ、上の画像の「題意」の列をご覧いただけるとお分かりになる通り、「効果とリスク」や「問題点と改善点」「課題と対応策」と、切り口を2つ書かせる形式の設問が多く出題される点が特徴になります。

例えば「C社が生産性を向上させるための問題点と改善点を120字以内で答えよ」と出題されたとします。本当に事例Ⅲでよく見る形式の設問ですね。

これに対しては、

問題点は、①~(20字)、②~(20字)であること。改善点は、①~して標準化、マニュアル化した上で計画的なOJTを実施(30字)、②~して内段取りの外段取り化や生産ロットサイズの適正化を図り(30字)、納期遵守と品質改善を実現する(締めに「効果」を20字書く)

みたいなバランスで書くと、問題点で2要素、改善点で2要素、+効果という構成で120字や140字は平気で埋まります。

事例Ⅲは「切り口2」つで問われることが多い、これはよく覚えておいて下さい。私が令和元年の第2問の「効果とリスク」に対してリスクしか書かなかった(大事故)みたいなミスは、絶対に避けたいです。

 

最後に、事例Ⅰは過去を問う設問が多く事例Ⅲは未来を問う設問が多いです。

繰り返しますが、事例Ⅰは

・過去における戦略レイヤーの要因分析を前半の設問で考えさせる
・後半の設問で「組織構造問題」「人的資源管理問題」を問う形式にする

これにより「A社の現在の戦略を理解した上で戦略に最適な組織構造と人的資源管理を考えさせる(組織は戦略に従う)」という構成です。

これに対し、事例Ⅲは令和元年に出題の幅が広がりました。

【これまでの事例Ⅲ】

★与件文に「問題点」を多数記述した上で、

・第1問で強みを認識(平成29年度は変化球の年でした)
・第2、3問で与件文中の問題点を解決させる
・最終問題で強みを活かして「社長の思い」を実現するための未来戦略を書かせる

 

という構成だったのに対し

【令和元年の事例Ⅲ】

★与件文に既存と新規の生産概要と今後のビジョンを記述した上で

・第1問で強みを認識
・第2、3問で既存と新規生産を両立させ事業拡大するための具体策を検討
・最終問題で強みを活かして「社長の思い」を実現するための未来戦略を書かせる

 

というパターンが登場して、言葉は悪いですがワン・パターンでなくなった印象です。もしかしたら今後もパターンを増やしてくるのかもしれませんが、令和2年度は逆に従来のパターンに戻る可能性もあります。

一方では、上の図の「解き易さ」の列に書いた「在り方?」「JIT知識必要」「図解、図解」「切り分け難、切り分け難」と受験生を悩ませる与件の登場は今後も続くと思われます。

いずれにしても「社長が何をしたいのか?どうありたいのか?」を事例Ⅲにおいても第一に考え、必ずヒントは与件文中にあるのでそれを探し出し、正しくお使いいただき骨子と解答を作成していただけたらと思います。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
✅ 対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ!

 

また長文となってしまい、すみませんでした。
いよいよ、猛暑withマスクの季節が終わりそうです。
涼しい日も増えてきましたが季節の変わり目は体調を壊しやすいので無理して自分を追い込みすぎないようご注意下さい。

べりーでした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

 

 

【特集】
受験の女王ティアラ × 一発合格道場コラボ
2次試験直前!
プラス20点を実現する最終チェックリスト


雑誌「企業診断 10月号(9月28日発売)」に受験の女王ティアラことTACの津田まどか講師と当サイト「一発合格道場 11代目(2020年度のいつものメンバー)」によるコラボ記事が掲載されることになりました。
4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!

 

おはようございます。岩塩です。いつも道場をご覧いただきありがとうございます。

1次試験から2か月。例年であれば「直前期」を迎える頃ですが、今年はまだあと1か月以上あります。まだまだこれからです。停滞していると感じている方もいらっしゃると思いますが、ぐっと堪えて学習を続け、乗り越えていただきたいです。また、先日の道場合宿に参加された皆様におかれましては、誠にお疲れさまでした! 既に完成度の高い解答を作成されている方も多く、私も勉強させていただきました。皆さんと一緒にカレーを食べたのは良い思い出です。引き続き、がんばってください!

さて、本日は事例Ⅳの話題です。私は事例Ⅰ、Ⅲで60点をかなり割り込んでしまったのですが、そのマイナス分を事例Ⅱと事例Ⅳで挽回しました。特に事例Ⅳでは70点台後半を確保でき、本当に「ありがとう事例Ⅳ」状態でした。本記事では私が事例Ⅳでファイナルペーパーに書いた内容を淡々と書いてみます。試験当日に見直す目的で作成したものですので、基本的な数式はあまりなく、逆に細かい論点がありますが、押さえていない内容など何らかの気づきに繋がれば幸いです。

 


 

全体

● マイナスは『』で表記する。
単位を確認する。(百万円、千円など混ざっていたら要注意)
● 数値には単位(百万円など)を必ず書く。

財務会計初学者のため、「-(マイナス)」と書いてしまうことが多かったですが、模範解答に倣い、『△』と表記することに。単位混在は引っかかることがあったので注意しました。

 

 

経営分析

● 問題点・課題は与件から導く
  (与件に記述がない場合は、違いが大きい指標を選ぶ)
● 売上が前年より低下している場合、売上高総利益率を見る。
売上高経常利益率自己資本比率は同時に指摘しない。
棚卸資産が多い場合は当座比率も見る。
 
(参考)絶対評価できる指標
  流動比率:最低100%以上、理想200%
  当座比率:100%以上が望ましい
  固定長期適合率:100%以下が望ましい

経営分析はいきなり全部を計算せず、まず与件からヒントを探します。経営分析にお悩みの方は、ぴ。&べりーの記事必見です。

ビジネス実務に直接役立つ経営分析の知識と2次試験対策とは?!【中小企業診断士】

【診断士2次試験】経営分析は3点セット♪20分で8割を目指そう

 

 

CVP分析

価格変更時は注意!! 変動費率が変わる。
 (売上:変化、原価:そのまま)

営業レバレッジ限界利益÷営業利益
        限界利益÷(限界利益-固定費)
  – 固定費 ⇒ 営業レバレッジ
        ⇒ 売上変動に対する営業利益変動
        (売上増加時に利益が出やすいが、売上低下に弱い)
  – 固定費 ⇒ 営業レバレッジ
        ⇒ 売上変動に対する営業利益変動
        (売上低下に強いが、売上増加時に利益が出にくい)

● 記述問題は「損益分岐点が上がる/下がる」、「損益分岐点より上になる/下になる」の観点で記述。

価格変更のある問題でミスをした思い出が尾を引いています。変わるものと変わらないものをよく考えること。「営業レバレッジ」はCVP分析のポイントになるので、言葉の意味もしっかり覚えておいた方がよいですよ。覚え方は、べりーの記事をどうぞ。

【渾身】ごちゃっとしがちな財務会計知識と直前期の暗記法【中小企業診断士】

記述問題は損益分岐点の動き損益分岐点を超える or 超えないの観点で書くとわかりやすいです。

 

 

投資の経済性評価

減価償却費はとにかく注意。(ex. 旧設備と新設備を間違えない)

● 固定資産売却の税効果
  – 固定資産売却が発生 ⇒ CIF=売却額売却益×税率
  – 固定資産売却が発生 ⇒ CIF=売却額売却損×税率
   発生時期も注意

● 営業CF計算方法
  現金取引から計算
   営業CF= (CIF-COF)×(1-税率)+減価償却費×税率
      =(CIF-COF-減価償却費)×(1-税率)+減価償却費
  営業利益から計算
   営業CF= 税引前営業利益×(1-税率)+減価償却費

テキトーな計算メモのせいで減価償却費周りをよく間違えていたため、多少時間がかかっても丁寧にメモを書くように注意しました。税効果は直前期にやっと理解した論点です。「儲けたら税金を払わないといけない、損したら税金が安くなる」です。あやふやな方はTomatsuの記事を是非!

「除却損」を理解していますか?

キャッシュフローの計算に関しては、設問要求をよく確認してくださいませ。営業CFであれば上の式での計算結果、FCFであれば営業CF+投資CFで答えます。(私はこれで沼にはまっていました)

 

 

セールスミックス

● 生産するかしないか
  需要量から貢献利益を求める
  ⇒プラスなら生産、マイナスなら生産しない
 
● 優先順位
  単位時間当たりの限界利益を求める⇒高い製品を優先して生産
 
● 他の系との比較
  系全体の営業利益比較

セールスミックスは昨年も出題されました。「○○利益」の意味や、どの利益で比較するのか確認しておきましょう。

  • 売上高-変動費=限界利益
  • 限界利益-個別固定費=貢献利益
  • 各セグメントの貢献利益の合計-共通固定費=営業利益

 

 

原価計算

● 全部原価計算
  ⇒期末在庫(仕掛含)にも固定費が入り込む
   営業利益が大きく出てしまう
 
● 直接原価計算
  ⇒期末在庫(仕掛含)に固定費が入っていない

これはやや細かいですが・・・ 原価計算の手法により固定費の扱いが異なります。全部原価計算では、在庫に固定費が入るため資産として繰越し(=費用にならない)、直接原価計算では固定費はかかった段階で費用計上される、という違いがあります。

 

 

連結

● 連結:親会社が子会社の意思決定を支配
  一体的な事業遂行が可能
  – 同一企業集団として内部統制が必要
 
● B/S作成
  ① 資産と負債を合算
  ② [子] 純資産を0にする
  ③ [親] 子会社株式を0にする
  ④ (100%未満取得の場合) 非支配株主持分を貸方に記載する
  ⑤ 貸/借の差をのれん計上する
 
● P/L作成
  ① 全部連結
  ② (100%未満取得の場合) 当期純利益の手前で非支配株主損益を控除
  ※子会社の損益は、P/Lの非支配株主損益と持分比率から計算

連結会計は直近でH29、R01の2次試験に出ていますね。最近は事業承継やM&Aが重要な話題になっていますので、今後も出題されるかもしれません。財務諸表の作り方は覚えて損はないと思います。詳しくは11代目の連結会計マスター・おべんと君の記事をご覧ください!

【渾身】連結会計vol.1:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.2:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.3:中小企業診断士

 

 

企業価値

● 企業価値の計算方法
 DCF法:企業価値=1年後利益÷(WACC-成長率)
  ※WACCの計算に、買掛金などの無利子負債は含まない。
 収益還元法:企業価値=将来獲得する予測利益額÷資本還元利子率
 株式市価法:企業価値=発行済み株式数×株式の市場価格
  株価倍率法:企業価値=PER×P/Lの純利益額
  ※PER(株価収益率)=時価総額÷当期純利益
 純資産法(簿価・時価):企業価値=B/Sの総資産-B/Sの総負債
 
● ROA、ROE等式
  ROE=(1-t){ROA+(D/E)×(ROA-i)}
  ⇒ROAが借入利子率iを上回っていれば、D/Eの率だけROEが上がる。
 
● CAPM=リスクフリー利子率+β×(市場ポートフォリオ-リスクフリー利子率)
  ※市場ポートフォリオ:株式市場全体の平均投資利回り
  ※β:個別株式のリスクを意味する係数

企業価値はH30の2次試験に出ましたね。1次試験で勉強されたと思いますが、項目間の繋がりを意識して覚えておくことが必要です。「CAPMを株主資本コストとしてWACCを求め、そこから企業価値を計算する」のような形です。企業価値はM&Aにも関連する内容ですので、今後も問われるかもしれません。「公式の意味を理解していないと気が済まない」という方は、Tomatsuの記事をご覧ください。(←私は式導出して意味を理解したいタイプ)

【渾身】なぜ割引率から成長率を引くのか?【財務・会計】

 

 


 

最後に

事例Ⅳは2次試験の最終科目。疲労のピークで試験を受けなければいけませんので、反復練習を通して体で覚えることで対応力を高めていってください。取りこぼし論点に気づいたら、即チェックです!

そして事例Ⅳといえば電卓。皆さん、電卓は使いやすいもの、ルールに合ったものを用意されていますか?今一度ご確認ください。私は「売価」「原価」などの機能がある電卓を使っており、試験一週間前に、ルール違反なのでは、、、と気づいて買い直しました・・・。

 

以上、岩塩でした~

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

 

【特集】
受験の女王ティアラ × 一発合格道場コラボ
2次試験直前!
プラス20点を実現する最終チェックリスト


雑誌「企業診断 10月号(9月28日発売)」に受験の女王ティアラことTACの津田まどか講師と当サイト「一発合格道場 11代目(2020年度のいつものメンバー)」によるコラボ記事が掲載されることになりました。
4科目それぞれでプラス5点=計プラス20点を実現するための事例Ⅰ~Ⅳの最終チェックリストと銘打って、発売時期にピッタリな実用的コンテンツを雑誌記事にて公開します。
本試験1カ月前という超直前期の入り口に立った時、「来た道の点検」と「進む道の確認」に、よろしければ活用し倒して下さい!

 

皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

本日は9月5日に開催しました一発合格道場主催のWeb勉強会「道場オンライン合宿2020」をレポートします。

1次試験合格発表の日に募集開始しましたが、12名の枠が募集開始20分弱で満員御礼となりました。参加したかったのに参加出来なかった方、誠に申し訳ございません。どうしても運営上、枠を増やせず12名での実施となりました。そして、ご参加いただいた方、ありがとうございました。

1.道場オンライン合宿2020概要

(1)道場の勉強会

道場オンライン合宿は、道場夏セミナーで参加者の方からのWeb勉強会開催の強いご要望を多数受け、企画致しました。一発合格道場でも過去、東京・大阪で年1回程度の勉強会(リアル)を開催しておりました。今年はWeb勉強会として企画しました。受験生の不安感や孤独感を解消し2次に向けて勉強を加速していただくことを目標に、1日濃縮型で4事例を行うようにスケジュールしました。タイムスケジュールは2次本番に合わせ、80分を事例時間とした構成にしております。

(2)Web勉強会

今年度になって各所で活発に行われているWeb勉強会では、過去問事例を扱ったディスカッションが中心となっています。私の昨年、ココスタに途中から参加し、道場11代目の「ぴ。」や「さいちゃん」とディスカッションを交わしました。私は初年度だったので右も左もわからず参加したのですが、ぴ。のように過去事例経験者が自分が落ちたときこうだったが失敗を教訓にこう工夫した、と言った生々しい意見がものすごく参考になり、一言一言メモしまくってました。ぴ。には受験生時代からホントにお世話になっています。こうした経験を踏まえつつ、道場メンバーがやるWeb勉強会とは、との議論を行い、細部まで検討を重ねて設計しました。

(3)道場合宿での工夫

今回、参加者のチームも経験者と初学者をなるべく織り交ぜ偏らないように工夫し、道場メンバーも高得点者とそうでない方を交ぜて構成しました。事例ディスカッションでは、道場メンバーも自分の再現答案を参加者と一緒に並べ、参加者と全く同列でディスカッションに参加して意見を交わすようにしました。参加者から道場メンバーがグーの根も出ない鋭いツッコミもあり、大いに盛り上がりました。事例Ⅰ〜Ⅲで取り扱う事例は我々が実際に本番で解いた令和元年度です。

 

2.道場オンライン合宿2020リアルレポート

では、実際どんな感じで行ったかをレポートします。道場メンバーも途中複数班に別れれたため、私がいた班の印象を中心に他のメンバーから聞いた内容を踏まえて記載します。各所詳細については道場メンバーが後日記事にすると思いますのでご期待ください。

<概要>

■開催日時:2020年9月5日(土) 9:00〜18:00

■開催場所:オンライン(Zoom)

■参加者:12名 (初学者:7名、経験者:5名)

■道場メンバー:9名

■対象:事例Ⅰ〜Ⅳ(令和元年度事例Ⅰ〜Ⅲ、事例Ⅳ:経営分析演習(H29))

 

<当日実施内容>


9:00-9:40 オリエンテーション

スケジュール説明・自己紹介

朝から集まっていただいた参加者の皆さんを前に、道場メンバー(8名)からワンポイントアドバイス付きの自己紹介。
また、参加者の方には自己紹介で今の課題と合宿で解決したいことを宣言していただく。参加者の方の意識の高さに道場メンバー一同身が引き締まります。
ずっと男性だったと思ってた道場執筆メンバーがまさかの女性!?という驚きの声も。


9:40-11:00 事例Ⅰ

道場メンバーミニプレゼン 担当:3ch

ポイント

・事例Ⅰが苦手なのは自分だけじゃない。夏セミ70人中苦手:60人(11代目事前アンケート 得意:3人、苦手:9人)

・他事例より必要な知識幅が少ないが、原理原則を外すと大きく失点するリスクが高い事例。苦手克服のためには組織・人事の原理原則をしっかりと理解する。

戦略レイヤを意識して体系を整理し、組織人事の原理原則を他人に説明できるレベルまでブラッシュアップ
→例:組織構造のメリット・デメリット(機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織)、同族経営のメリット・デメリット

・事例解き終わった後に「時制」を書き出すトレーニング、「組織は戦略に従う」を念頭に戦略と組織の整合性を意識して時制を捉える。

・多面的な解答を意識。そのためには対になる概念パターンを模範解答などから書き出して暗記する。片方を問われたらもう片方が想起できるように。

 

<事例ディスカッション:R01事例Ⅰ第5問>

参加者3名、道場メンバー2名で4班に分かれて事前提出いただいた解答を画面共有しながらディスカッションです。設問解釈や自分の解答の根拠を説明し、各参加メンバーから意見をもらう形で進行します。

事前解答は道場メンバーからも結構レベルが高い、突っ込むの大変だとの前評判でした。

始まると、因果の整合性が取れていない、後半の文章が意味が設問から飛躍しているなど、鋭い指摘が参加者からバンバン飛び交います。参加者の方も、自分がごまかそうとしてたところ、自信がなかったところをズバズバと突っ込んでもらい目が覚めたとの意見。

私が指摘させてもらった事項は、
・機能別組織のメリットでも「権限委譲」など解答の前後、設問文および与件文から直接設問で問われていることから必要ではないキーワードまでいれない方が良い。
・「改革」ではなく「経営改革」と与件文のキーワードをそのまま持ってくる。
・因果の因の羅列で終わっている。因→果となるように普段から文を書くとき意識する。
・事業部制のメリ・デメも想起した上で機能別組織を継続した理由として筋が通る理由になっているか、理論を元に検証する
等でした。

参加して思ったのは参加者の方の指摘が鋭い。結構いい点をついている。率直にそう思いました。去年の今頃の自分はそこまで意見を通せなかったな、と。


11:00-11:40 雑談・質問タイム+休憩

休憩時間もいくつか質問が出てました。拾いきれなかった質問はまた追って記事にしますね。

休憩時間もあっという間に過ぎ、事例Ⅰの熱が覚めやらぬ中、事例Ⅱに進みます。


11:40-13:00 事例Ⅱ

道場メンバーミニプレゼン 担当:CK

ポイント
(事例全般)
・「素直に」回答する。
設問で聞かれたことを、与件に書いてある内容に沿って、シンプルな書き方で回答する。(目の前の社長が座っていることをイメージして)
・回答に必要な要素は5つのみ。
①設問文、②与件文、③書き方、④フレーム、パターン、⑤1次知識
・個性は殺す。
自分の経験や専門知識、ひらめいたアイデアを使った個性的回答はNG。誰でも書ける内容を、完成度高く書くことが大事。
・過去問練習が進み、フレームやパターンが使えるようになってきたら、得点は伸びていくが、これらを使うことにこだわり過ぎないように。
あくまで①設問文や②与件文などが優先度高(事例Ⅱの経営の方向性)
・質>量(高い技術、品質)
・高価格帯>低価格帯
・地域を大事に
・大手とは戦わない
・お金をかけず工夫で勝負
・個性/専門 > 一般的/汎用
・高いCSと長いお付き合いだれに(D)+なにを(N)+どのように(D) +効果 DND+効果を設問要求内容に応じてパターン化しておく。

夏セミの内容をブラッシュし、CK流事例Ⅱ解法術を伝授してもらいました。

 

<ディスカッション R01事例Ⅱ 第3問(設問1、設問2)>

合格者でも議論が分かれる設問。参加者の回答は合格者と遜色ない回答。

・「理由と併せて」と設問文にあるので、「理由」がわかるような文章構成にする、
・デモ・ジオ・サイコで絞り込むターゲットは、抽象的な表現を避け、具体的に手に取るように社長がわかるように与件から持ってきて書く、

などなど、事例Ⅱも活発な議論が巻き起こりました。詳しくは追って道場メンバーが記事にします。


13:00-14:00 昼飯

昼休中、道場メンバーの提案で可能な方はZoomの前でカレーを食べることになりました。道場メンバーも参加者もZoomの前で和気あいあいとカレーを食べる図。いいですね。激しいディスカッションの後は皆んなでカレーを食べながらの昼食タイム。

ちなみに、私はチキンカレーでした。岩塩が食べてたグリーンカレーもスパイシーでいいですな。無印良品のグリーンカレーが最高です。試験勉強の合間に是非。
2次本番でも13時までお昼を食べることができません。結構普段とは違う空腹感が襲ってくるかもしれませんね。本番時は事例ⅠとⅡの間で軽く食べられるモノを用意しておいた方が良いです。
さて、お腹いっぱいになったところで事例Ⅲに進みます。


14:00-15:20 事例Ⅲ

道場メンバーミニプレゼン 担当:かーな

ポイント

・いい意味で、考えすぎない!遠慮しない!素直に書く!
・強みは生かす。課題は解決する。社長の思いは尊重する。

生産性向上生産管理(生産計画、生産統制)

・必読おすすめ記事
骨子作成のコツ(キーワード+矢印法)・絶対に見逃してはいけない3つのこと(かわとも)
だいまつが教える事例Ⅲ攻略の極意(だいまつ)

生産管理の知識押さえてますか?
□QCD(PQCDSME)
□4M+I
□生産方式
→ 多品種少量・小品種多量生産の特徴
→ 受注・見込生産・トヨタ式生産の特徴
→ 個別・ロット・連続生産の特徴(PQ分析との関連)
□ECRS
□5S
□SLP(PQ分析、レイアウト)
□在庫管理(材料の発注方式 [定期・定量]、ABC管理 )
□IE
□設備保全(事後保全、予防保全、予知保全、保全予防)

 

<事例ディスカッション R01事例Ⅲ 第2問>

午後に入ってからもディスカッションは活発に。チームをシャッフルして新たなメンバー構成で開始。私はかーなと一緒に参加。

設問文にある「C社における生産面での効果とリスク」の「生産面」という制約条件の取り扱いについて各チーム議論が白熱。経営リスクだけに飛躍した回答ではなく、生産技術戦略にしっかりフォーカスを当てて解答を作るのが良いとの方向に。どれもレベルの高い回答で、表現や慣れない方はいらっしゃったものの、考え方、着眼点、切り口など、この時期でかなりの段階に来ている方が多数いました。

「加工能力」も単に求めれられる、だけだと意味が伝わりにくいので与件文通り「大きな加工能力」とすると、リスク面が際立つなど、指摘させていただきました。さらに合格者の答案(基本的に全て60点以上のメンバーのみディスカッションに参加)に対しても容赦ないツッコミが。しかも的確。ここでの気づきはかーながきっと記事にしてくれるはず。


15:20-16:00 雑談・質問タイム

結構ここまでで疲れてきたはずも、画面の向こうの参加者の方はやる気満々。質疑応答もあり熱気が伝わってきます。最後の事例Ⅳに進みます。


16:00-17:20 事例Ⅳ

道場メンバーミニプレゼン 担当:ぴ。

ポイント
事例Ⅳは経営分析が重要
経営分析は
①短い時間で→20分で解き終わることを目標に
②間違いでない指標→ 最低限必要な指標だけ使うように
③多面的な視点→安全性、効率性、収益性から1つずつ選ぶ【収益性】P/L上の利益ベースに絞る
【効率性】運転資本+固定資産に絞る
【安全性】短期・長期視点に絞る文章問題
(個別記述の場合)
◎与件とキーワードを因果で
与件から因果の因の部分を引用し、あらかじめ準備しておいた指標ごとのキーワードで因果の果に使う
◎分子と分母の算出式を利用する。
安全性指標は与件に根拠(因果の因)がないので、分子と分母の両面のキーワードをあらかじめ準備しておき、貸借対照表の数値だけを根拠に記述する。(総合記述の場合)
◎収益性、効率性、安全性の区分を明確にする。
分析のキーワードを使うことで区分が明確になり文章が締まる。
◎与件の言葉や財務諸表の分析を引用する。
文字数が少ないので難しいが、与件の言葉や財務諸表の数値の動きの言葉を使うことで、説得力が高まる。
◎箇条書きの場合、設問1の番号と揃える。
設問1で①に悪化、②に優れている点、の場合、箇条書きにする時、番号を設問1と揃えることで、採点者に伝わりやすい。

<追加講義:非支配株主とは(おべんと君)>
連結といえばおべんと君の渾身記事、連結会計シリーズ。私も何度も読み返して勉強になりました。

【渾身】連結会計vol.1:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.2:中小企業診断士
【渾身】連結会計vol.3:中小企業診断士

今回演習では平成29年度の事例を扱い、連結会計における非支配株主とは、をわかりやすく講義してもらいました。自己資本比率の計算において、非支配株主持分は、親会社以外の株主の持分なので、D社の自己資本に含めないため、その分を除いて自己資本比率を計算しなければなりません。このポイントを掘り下げてわかりやすく説明してもらいました。

 

<経営分析事例演習:平成29年事例Ⅳ 経営分析>

プレゼンの後は予告なく平成29年度の事例Ⅳを画面に写しての演習です。20分の制限時間で指標計算と文章問題を一斉に解いて頂きます。すでに解かれた方もいらっしゃると思いましたが、ここまで事例3本やってきて疲れが溜まっているところでのいきなりの経営分析演習。本番はもっと疲労感と緊張感がたまっている中で解かないといけません。少しでも体感できたら良かったと思います。

オンラインでの演習は初めての試みでしたが、画面だけを見て解いてみて、「いかにメモが重要か、改めてその大事さをわかりました。貴重な経験でした。」とのご意見をいただきました。

その後のディスカッションでは、どの指標を選んだかを中心に議論しました。私の班は3人ともそれぞれ微妙に違い、意見が割れましたがそれぞれ根拠をしっかりと意見提示できていた点はよかったと思います。私の場合、与件文を読み込んだ上で指標計算するので、指標選定で迷ったときは必ず与件根拠で検証していました。B/S、P/Lの算出だけで判断ではなく、与件文からD社の経営状況を押さえた上で整合性を意識した指標の選定と根拠のピックアップが必要ですね。

ディスカッション終了後、ぴ。の丁寧な解答解説講義で終了。あっという間に事例Ⅳまで終わってしまいました。

 


17:30-18:00 クロージング

最後にクロージングということで質疑応答タイム、そして参加者全員から気づきについてコメントを頂きました。そして道場メンバーからのメッセージで終了!

クロージングの後は、残った方で懇親会。こちらでも質疑応答がいくつもありました。

参加者の方、長時間お疲れ様でした。多くの方が気づきを得れた、モチベーション向上につながったとご意見を多数いただきました。また、途中で退出した道場メンバーにも御礼言いたいとの暖かいコメントも頂戴しました。メンバーに確かに伝えてさせていただきました。

 

3.アンケート結果(速報)

参加者の皆様のアンケートから満足度5段階評価(5が最も良い)で回答者11名中10名から5、1名から4の評価を頂戴しました。ご回答いただき、ありがとうございました。

アンケート結果や頂いた質問事項、要望事項などはじっくり読ませていただき、今後の貴重な資料として道場の運営に役立てていきたいと思います。また詳細情報や当日お答えできなかったご質問、各班での気づきなどを、後日記事にする予定ですのでしばらくお待ちください。

最後に、参加者の方のアンケートから「この合宿でどのようか気づきを得たか」について、ご回答いただいた内容を記載させていただきます。

 

「得た気づき」参加者皆さんのアンケート結果より
・勝手に自分の理解で言葉や論理を省略しない。 社長の想い(与件)、設問に沿って回答をする。
・中小企業診断士試験として、要求されているものと、実務ギャップ。
・因果について、実践で使えるレベルの理解が初めてでき転換点になると思います。
・結論を最後まで書く
・知識の不足と新しい切り口
・解答に詰めの甘さがある点 勉強を重ねる内に知識寄りの解答になってしまった点です。
・他の方の答案のまとめ方や回答スタイルなどです。
・回答のフレーム。因果。
・文章の書き方、自分の思いつかなかった与件文の読み込み方、細かいテクニック、現場対応の方法等
・多面的な解答、効果や理由についてきちんと記載すること。 与件文からの抜き出しは概ねできていて(多分)、解答の方向性としても大きな間違いはなさそうなので、勉強の道筋は立ったと思います。
・自分として書きやすく、それなりに形になったと思った解答が、かなり不足している旨のアドバイスを頂いたり、反対に、自信がなくダメもとで与件文の内容をまとめた解答が一定の要素を拾えていると評価して頂いたりと、1人では気づけない視点や基準を感じられた。今の自分ができること(成長したこと)とこれから身に付けなければならないこと(成長できること)が明確になり、具体的な手段の発見に結びついた。

 

それぞれの勉強の進捗状況、バックボーンによって同じ時間・同じ空間でも感じることは多種多様。参加者の皆様にいろいろな気づきがあって、道場メンバー一同開催して良かったと思っております。唯一、これをリアルで開催できなかったのが残念です。

まだまだ2次試験まで時間があります。これから十分逆転可能。体調にはくれぐれもお気をつけて。その上で最後まで走り切ってください。

以上、3chでした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

日時:2020年9月5日(土) 9:00~18:00

(18時以降、懇親会を予定)

場所:オンライン (zoom)

内容:1日で令和元年度の事例Ⅰ~事例Ⅳまでを扱う予定です

‐ 道場メンバーによるワンポイント講義

‐ グループに分かれてディスカッション

人数:12名程度

受付開始:8月25日(火) 12:00~  ※先着順となります

受付方法こくちーず

※タイムスケジュール等の詳細は、こくちーずにてご案内いたします

🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋 🥋

twitterもよろしくお願いします。

カワサンです。
ヘッダーにシレっと「オンライン合宿」のお知らせを載せておりますが…

少人数 かつ 終日 というスタイルで事例Ⅰ~Ⅳについて徹底討論。
試験本番を疑似体験できます。

朝まで○テレビも顔負けなロングランスタイル。
ということで少人数です。本気な方を、師範?がお待ちしております。

========================================

さて本題。

独学の方向けで3回特集しましたが今回で最後です。

①徹底的に情報収集し、活用する参考書やWebサイト(=先達)を複数選ぶ ←説明済

②複数の模範解答・再現答案と自分の答案を徹底的に比較分析 ←説明済

③日本語の表現や言葉づかいに徹底的にこだわる ←今回説明

 

1.言葉ひとつで意味が変わる

何を書いていいのか分からない、という悩みを持つ方は…

「ちゃんと相手に伝える」

という意識を念頭に置いてほしいです。

たしかに、採点は基準があって(きっと)、そこに引っかかれば点数が加わるのだと思います。

しかしそれは、キーワードでもない。例えば、

問「既存顧客との関係性はどうあるべきか」

答案A「顧客関係性を強める」

答案B「顧客関係性を築く」

これ、似ているようで意味ぜんぜん違います。
そして、Bは得点できません。

なぜか。「既存顧客」とありますが、

答案A:強める=すでにあるものを高めていく(1→2にするイメージ)

答案B:築く=新たに構築する(0→1にするイメージ)

という理解になり、Bは「問いに答えていない」というコトになります。

この「○○を~する」という文体は同じでも、言葉のチョイス一つで大変な「事故」になるかもしれません。

採点基準は良く分かりませんが、言葉ひとつで意味が変わることに気を付けて記述するよう心がけておきたいものです。

 

2.日本語がややこしければ、図化すればいい

これは、設問を見た時に「回答はこんな文章構成でいこう」と、いわゆる「金型」をすぐ思い浮かべる事が大切です。脳内にある金型倉庫から瞬時に「これだな」と引き出せるかどうか。

しかし、問題を解いてみて、どんな文章構成にすべきか考えが至らない方もいらっしゃると思います。
私も最初、解答と問題が結びつかずかなり悩みました。

でも、この原因は割とシンプルで「問題文を理解できていない」ということに尽きるのです。
与件文や問題文が理解できていない、そこなのです。

別に日本語力がダメとか、そういう訳ではありません。
2次筆記試験の与件文と問題文を理解する練習が足りないだけです。

私は設問が理解できず困ったときは、以下のような手順で設問を図化していました。
例えばこれ、読んでいるだけで脳内マグマが活性化してきます。

令和元年度・事例Ⅱ 第2問(配点30点)
 B社社長は初回来店時に、予約受け付けや確認のために、インスタント・メッセンジャー(インターネットによるメッセージ交換サービス)のアカウント(ユーザーID)を顧客に尋ねている。インスタント・メッセンジャーでは個別にメッセージを配信できる。
このアカウントを用いて、デザインを重視する既存顧客の客単価を高めるためには、個別にどのような情報発信を行うべきか。100字以内で助言せよ。

漫才だったら「…なげぇわ!」とツッコミが出てきそうな設問の長さ。184字あります。

何が言いたいのこれ?と思ったときは、日本語を文節単位程度にバラしましょう。
絡み合った糸を解きほぐすようなイメージで、バラします。

 

手順①「何を聞いているのか」を主語と述語で捉える

主語:B社が(※本文明記無し)
→2段落目「(B社が)このアカウントを用いて~」と主語が隠れた文章と理解できます

述語:どのような情報発信を行うべきか。

ですね。ほかはすべて修飾部分です。

といっても要らない飾りじゃないですからね。設問の修飾部分は大事なスパイス
「制約条件」とか言われるヤツです。

ですから「●●●な】情報発信を行う」という文体に答案の大枠がまとまれば良いと考えられます。
※【】に具体的なワードを盛り込む

 

手順②修飾語を拾う

金型が出来たので、事例Ⅱの「DNDK=誰に・何を・どのように・効果」も浮かべて…
設問1でSWOTしていれば強みSを機会Oに投入する王道戦略も…と行きたい所ですが、

まず問題文をしっかり理解してから、教科書知識を刷り込みましょう。
材料の下ごしらえが終っていないのに調味料を混ぜるようなもの。
それでは美味しい料理になりません。

問題文に戻りましょう。次は修飾語を拾います。以下の青い部分です。

「既存顧客の客単価を高めるためには」「個別に」という一言が係っています。

ですから、答案イメージとしては「既存顧客の客単価を高めるために、【個別に●●●な】情報発信を行う」となります。かなりオウム返しな答案スタイルですね。
※「既存顧客の客単価を高める」は効果に繋がる一言なので、答案の一番最後に持ってくるのが王道。ですが、冒頭に効果から説明しても助言としては成り立つので、どちらでもよいと考えられます。

 

手順③修飾語の修飾語(=副詞)を拾う

オレンジ部分です。
ここはまさに「スパイス」要素であり、外すと点数に響きそうな「こだわりポイント」がモリモリです。

「デザイン重視の」既存顧客なので、顧客には「デザイン重視」の情報発信ということになりますし、発信方法も「このアカウントを用いて」とあるので1段落目の情報からインスタント・メッセンジャーを使うのが王道路線と考えられます。

このように、設問を紐解くと回答に盛り込む要素もつながってくるので文節くらいのレベルで整理するのはとても大切です。

 

手順④文節ごとにまとめて図化する

ここまでくると、本文に書き込んでいたらややこしいので、こんなイメージで図にします。

そして、上記イメージ図に基づいて、答案要旨を作成するわけですが、ここまで来れば「どのように」以外は設問からほぼ引用して文章構成出来そうだという考えに至ります。

 

3.知識も大事だが、まず問題にしっかり向き合う

テクニックや知識ばかりに目が行って、本当に大切なことまで至っていない/認識できていない事は、日々の生活でもよくあります。

上司から仕事で指摘されたり、役所の手続きで抜け漏れがあって不備になったり…

私は仕事で採用面接をやることがありますが、志望理由を尋ねると

「それ、どこの企業でも同じこと言えるじゃん」と思ってしまう時があります。

それは、どこでもいえるという意味ではとても素晴らしい
中小企業診断士で言う所の、1次試験の知識みたいなもんで、基本がしっかりできている

しかし、採用する側は「どこかの会社に行きたい人」なんて採りたくないですよね。
どんなに素晴らしいことを言っていても「なぜ弊社が第1希望なのか」という理由が足りていない

2次筆記試験も同じです。「どの事例でもいえるコト」だけでは点数になりません
「どの事例でもいえること」に加えて「この事例企業だから言えるコト」を盛り込む必要があります。

そして「この事例企業だから言えるコト」は与件文と設問のみから導かれます

だからこそ「問題文にしっかり向き合う」ことを大切にしてほしいと思うのです。

 

では、また!

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<よろず相談会のお知らせ>

日時:2020年8月29日(土)23:00~25:00

場所:オンライン (zoom)

・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス」と「よろず相談会」
(相談会は6~7名/班を20~30分毎に入替形式)

人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力

・参加確認:8月22日(土)までにEメール連絡
(※抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

           

twitterもよろしくお願いします。

こんにちは。CKです。

お盆休みが終わり今週から仕事に復帰という方も多いのではないでしょうか。今年は帰省の自粛など例年と違う夏を過ごされた方も多いと思いますが、皆さんしっかり勉強できましたか?

暑かったですしね。
頭が溶けそうですしね。
マスクすると余計に暑いですしね。
ビールも美味しいですしね。

気持ちはすごーく良くわかります。

私も昨年はお盆休み明けまでは全く勉強に身が入りませんでした。

でも、敢えて言います
そろそろエンジン掛けて行きましょう!

今年は例年と違い、1次試験から2次試験までの期間が1ヶ月長く初学者にとっては準備期間が長い年ですが、そのアドバンテージの期間も終わりました。本試験まで残り2ヶ月強です。

特に1次試験である程度自信のある結果を残せた方、油断大敵です。
2次は1次よりは科目も少なく暗記する内容も少ないですが、一定の「訓練」が必要な試験です。独特の作法を理解して、試験時間80分間で再現する訓練をしていくためには、実際に問題を解いていく「まとまった時間」が必要になります。

私自身、昨年8月は中々エンジンがかからずに9月以降に大いに焦りました。実際に問題を解いていくと時間がいくらあっても足らない。。8月のフワフワしていた時期を後悔しました。

しかし、今からなら全然間に合います。

勉強のリズムがまだ整っていない方やお盆休みで崩れた方は、是非このタイミングで残り日数を意識して立て直しを図ってみて頂けたらと思います。

 

自分なりの解答プロセスを作り上げましょう

そんな中で今日の話題は「80分のプロセス」です。先日の夏セミで岩塩からも紹介があったテーマです。

これ、すごく大事だと思っています。
1次試験と2次試験の一番大きな違いは、「会場に何を持っていけるか」です。

1次試験: 暗記した知識
2次試験: 自分なりの解答プロセス

1次試験は暗記した知識を持って本番に臨みますが、2次試験では暗記した知識だけでは解けません。また過去問の答えを暗記していても解けません。では、何を持っていくか。それは「自分なりの解答プロセス」だと思います。
2次独特の作法やパターンを理解した上で、過去問演習で犯したミスや反省への対応を落とし込んだ「自分なりの解答プロセス」を固めて、当日再現できるようにすることが2次試験対策の骨幹の部分ではないでしょうか。

何年分か過去問を解き模範解答を見て復習し「どういった事を解答しないといけないか」が分かってきたら(実際、自身の解答では出来てないヌケモレがあっても)、次は80分で答案を完成させるプロセスも意識した学習へ移行することをオススメします。プロセスを固めていく段階で、過去経験したミスや盲点などの反省点に対する対策を盛り込んでいくといった進め方です。

今回は参考までに私が昨年使用した解答プロセスをご紹介します。

 

CN法

私の場合は、9代目きゃっしいと10代目なおさんの多色ペンを使った解法(きゃっしい=Cとなおさん=Nの頭文字を取って、勝手に「CN法」と名付けてました)を昨年のこの時期からトライしていきました。

大まかな流れは、下記のようになります。

1.最初のルーチン
受験番号書く+問題用紙を切り離す+与件文に段落番号を振る

2.与件文の最初と最後の段落を読み企業概要だけ確認

3.設問解釈
設問文を読み、問われていること(=与件文から探す内容)を把握。解答の型などをメモ書き。

4.与件読み1回目
与件文を読み、重要な箇所に黄色マーキング

5.与件読み2回目
与件文を再度読みながら、対応する段落分けを行い、事例2では経営資源をリスト化する。

6.与件色分けマーキング
設問毎に色分けしたマーカーで解答に使う箇所にマーキングし①、②、、と番号をつける。

7.解答骨子メモ
5の与件内でマークした①、②、、を使い解答骨子メモを作成
(※ここまでで40分。時間が来たら骨子作成途中でも答案作成スタート。)

8.答案作成: 解答骨子をもとに答案を作成

2人の解法の詳しい説明は下記記事を御覧ください。
9代目きゃっしいの解法解説記事
10代目なおさんの解法解説記事

私も当初2人と同じような方法で解いてみたのですが、文章を読む速度が遅いためか、同じ様にやると骨子作成完了(上記の7番目のステップ)を40分で終わらせる事ができず、その後の答案作成の時間が足りなくなりました。

また、解答を組み立てる上で、経営方針や課題、強みや経営資源については使用する可能性が高いと感じたため、これらについてもマーキングを追加したいと考えました。

その他、設問の制約条件を忘れてしまったり、メモを書いても読めなくなったり、、

色々と試行錯誤の結果、最終的には下記のようにカスタマイズしたプロセスに落ち着きました。

※赤字の箇所がカスタマイズした内容です。

1.最初のルーチン
受験番号書く+問題用紙を切り離す+与件文に段落番号を振る

2.与件文の最初と最後の段落を読み企業概要だけ確認

3.設問解釈
とりあえず2回ずつ読んで、思いつく内容(1次知識、よくあるパターン、フレームワーク等)のみ書き出す。与件文を読んだ後に想定が変わることも多いので、あまり時間を掛けすぎない

4.与件読み1回目
与件文全体を読み、気になる箇所を黄色マーキング。これに加えて、
・経営方針、課題 → 解決せなあかんコトなので、赤で印付け
・強み、経営資源 → 戦略や施策に活用できるモノなので、青で印付け
を行い、一次知識などの思いついたワードは与件文脇に書き出ししながら、与件文読み1回目からしっかり読み込む様にしていました。

5.与件色分けマーキング
設問文を再度読んで制約条件にマーキングし再度確認した上で、与件文から各設問の解答に使う箇所を設問毎に色分けしたペンでマーキング。このとき、4で行った印付けやメモ書きも参考にしながら、黄色マーキングの箇所を中心に見返しながら解答要素を探していきます。

6.解答骨子作成
設問別に色分けしてマーキングした箇所を見ながら、頭の中で解答骨子を作成。別途メモを作成することまではせず、与件文脇や設問文付近に走り書きする程度
(※ここまでで40分。時間が来たら骨子作成途中でも答案作成スタート。)

7.答案作成: 解答骨子をもとに答案を作成

きゃっしい、なおさんの解法に比べて解答骨子作成部分に時間を割けないため、文章を組み立てながら答案に記入していく必要がありますが、最初の与件文の読み込みの際にしっかり時間を掛けるこの方法が自分には合っているという結論に落ち着きました。

実際の問題用紙(令和元年 事例Ⅲ)
※すみません。かなり字が汚く読み難いと思いますのでイメージだけご参照ください。

解法プロセスに絶対解はありません。シャーペン1本で解く人もいますし、文章を読む速度も、答案を書く速度も人それぞれだと思いますので、誰かの解法をそのまま使うのではなく、実際に自分で解いて行く中で、タイムマネジメントやミスの反省も踏まえながら自分にあったやり方に修正しながら固めていくことをオススメします。
(プロセスを固めることで、本番での対応のバラツキを抑え、練習に近い対応が取りやすくなります。)

そして、2ヶ月後の本試験の日には、「このやり方で勝負するぞ」というプロセスを持って会場に向かって頂けたらと思います。

※ただ、プロセスを固めていっても本番ではいくつかミスはします。現場対応も少し出てきます。
次回以降は令和元年の本試験での80分間を振り返り、その辺りの内容を書いて行きたいと思います。

今日も、最後までお読みいただき有難うございました。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<よろず相談会のお知らせ>

日時:2020年8月29日(土)23:00~25:00

場所:オンライン (zoom)

・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス」と「よろず相談会」
(相談会は6~7名/班を20~30分毎に入替形式)

人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力

・参加確認:8月22日(土)までにEメール連絡
(※抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

           

twitterもよろしくお願いします。

 

おはこんばんにちは。岩塩です。いつも道場にお立ち寄りいただきありがとうございます!

お盆休みも後半ですね。1次試験で力を出し尽くした、2次試験学習のスタートダッシュで疲れてしまった、など一休みしている方もいらっしゃるかと思います。疲れたらお休みも大事ですよー!リフレッシュ&頭をすっきりさせてまた進めていきましょう。

 

さて本日は、復習の作業手順を紹介します。下記のような方におすすめです。

過去問に取り組んでみたものの、
解答が全然書けずに途方に暮れている方

※1年前の岩塩です

 

こんな方は、まずは模範解答を研究&真似してみてはいかがでしょうか?

守破離の記事でも書きましたが、私は2次試験学習当初は解答が全然書けなかったため、模範解答をとことん真似る作戦で、問題文や模範解答の写経を行っていました。この写経ですが、ただ書き写して安心していたわけではありません。写経+αで模範解答を分析してみると、習得が捗ります。その手順を紹介します。

 


 

模範解答から解答技術を真似る手順

模範解答は主に以下のような内容で構成されています。

  ①与件文からの引用
  ②汎用表現
  ③知識(&一般論)

①は与件文に書かれている内容です。適切な表現を抜き出して解答に盛り込みます。②は2次試験の解答でよく使われる汎用表現です。これを解答パターンとして自分の中に蓄積し、適切に使えるようにします。③解答に必要となる知識です。1次知識の知識を2次試験向けに再整理し頭に入れておくことで、適切に使えるようにします。

(「適切」とたくさん書きましたが、最後のおまけで触れますね)

これらを習得していくことで、「何も書けない・・」という状況からは徐々に脱却できると思います。そこで、復習では以下のの作業を行います。

(1)与件文から適切な引用ができたかを確認する
(2)汎用表現を記録する (⇒覚える)
(3)知識を記録する (⇒覚える)
(4)全体感(ルール)を確認し記録する (⇒覚える)

 

では例で書いてみます。

【H30 事例Ⅰ 第1問】
研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか?その理由を、競争戦略の観点から100字以内で答えよ。
<模範解答>
理由は、規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少なく、独自製品の開発に集中して差別化することで競争優位に立つことができると考えたため。研究開発により製品領域を拡大するA社の強みを活かすことができる。

(スタディングより引用)

模範解答を、下記のように塗り分けてみます。

与件文からの引用
汎用表現
知識(&一般論)

理由は、規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少なく独自製品の開発に集中して差別化することで競争優位に立つことができると考えたため。研究開発により製品領域を拡大するA社の強みを活かすことができる。

 

(1)与件文から適切な箇所を引用できたかを確認する

①は与件文にある下記の表現を言い換えたものです。

・A社は(中略)研究開発中心の企業である。
・残りの4割を、同社が受託し独自で開発している(中略)など、多様で幅広い製品が占めている。
・自社技術を応用した様々な新製品開発にチャレンジせざるを得ない状況に追い込まれた。⇒(言い換え)⇒「独自製品の開発」「研究開発により製品領域を拡大

与件文の読み込みの際に、模範解答と同じ部分に着目できていたかどうかを確認します。

 

(2)汎用表現を記録する

下記のような、「使えそうな表現」を記録しておきます。

  • ○○に集中する
  • 差別化する
  • 競争優位に立つ
  • 強みを活かす

どれが「使えそうな表現」なんだ?と思われるかもしれませんが、このような表現はよく登場たり、同じような論点が問われたりするため、事例を解くうちに感度が高まると思います。ご自身の経験を通して感度を高めていってください。私は過去問を数年分解いた後に、模範解答をまとめてタテ読みしてチェックしました。

 

(3)必要な知識を記録する

③は知識(&一般論)です。
規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少ない

頭に入っていない内容があれば、知識リストとして記録しておきます。

 

(4)全体感(ルール)を確認し記録する

最後に全体感を見ます。模範解答から、下記のようなルールを掴み、他の事例でも応用できるようにします。

<例>

・経営資源を集中したほうがいいんだな~
[対策] 与件文を読むときに、経営資源の分散にも注意しよう

・強みを活かして差別化する(⇒競争優位に立つ)ことが大事なんだな~
[対策] 強みとしては、他社と差別化できる経営資源を抽出しよう

以上のように模範解答の方向性を捉えることで、与件文で着目すべきポイントや、中小企業診断士としての解答の仕方が身についてくると思います。

 

以上で記録したことを何度も見返し、表現や解答の方向性を自分のものとして使えるようにしていきます。私はエクセルにまとめて、移動時間などに随時眺めていました。

 


 

複数の模範解答を比較する

複数の模範解答を比較することで、多面性を高めます。私はスタディングとふぞろいの模範解答を比較していました。比較する際のポイントは以下です。

<解答比較のポイント>

複数の模範解答で使われる表現は、みんなが書く解答要素と認識する
⇒この方向性で解答できるように、自分の思考回路を補正する

新たに出てきた表現は、ひとまず記録に追加する

 

先ほどのスタディングの模範解答をふぞろいと比較してみると・・・

(a) スタディング
理由は、規模の小さな市場のほうが大手企業の参入が少なく、独自製品の開発に集中して差別化することで競争優位に立つことができると考えたため。研究開発により製品領域を拡大するA社の強みを生かすことができる。
(スタディングより引用)
(b) ふぞろい
理由は、①ニッチ市場に経営資源を集中し、センサー技術を強みとした差別化集中戦略をとることで、他社との競合を回避し競争優位を築くため、②主力取引先への依存を避け、環境変化のリスクを分散するためである。

(ふぞろいな合格答案12より引用)

 

以上を比較してみると、下記の内容についてはいずれの解答にも盛り込まれており、みんなが書く解答要素(=目指すべき方向性)と捉えます。

  • 経営資源を集中する
  • 強みを活かす
  • 差別化する
  • 競争優位に立つ

 

一方、下記の部分は異なっています。

  • (b)では、主力取引先への依存に言及している
  • 強みについて、(a)では「研究開発」としているが、(b)では「センサー技術」と限定している
  • 競争環境について、(a)では「大手企業」としているが、(b)では「他社」としている

1つ目の内容は、記録に追加しておきます。

・主力取引先への依存するのはリスクが高い。
取引先依存度にも注意して与件文を読む

2つ目と3つ目の内容については、方向性は同様で、抽象⇔具体の違いです。「与件文の内容によって抽象度を調整する」と考えておきます。

以上のように模範解答を比較することで、多面性を高められると思います。ふぞろいを使っている方は、再現答案の後にある会話の部分に解答要素のポイントが書かれているので、ここから抜粋してメモに加えることをお勧めします。

 


 

まとめ

本日は模範解答をとことん真似る手順について書かせていただきました。

最初からある程度の記述ができる人もいれば、全く書けない方もいらっしゃると思います。現時点で解答が全然書けないのは、先入観がない点でむしろメリットと前向きに捉えることもできます。模範解答を真似ていくことで、「中小企業診断士として」正解となる解答の仕方を吸収していってください。

 


 

おまけ(大事)

本日の記事は、主に「解答要素や知識のストックを増やす」ことを重視しています。合格レベルに持っていくためには、加えて、与件文から離れずロジックが適切で読みやすい文章構成の解答文に仕上げる必要があります。つまり、覚えたことを適切に使うことです。

この内容については、メンバーが様々な視点から記事を書いていますので、未読の方はぜひご覧ください。

【診断士2次試験】出題形式や採点基準の傾向を考察する(byぴ。)
ぴ。「特に思い当たるフシがあったのは、「キーワードの詰め込みで、与件が使えていない」こと。

診断士1次/2次試験の潮流・俯瞰・設問「3つの目」(byべりー)
べりー「2次試験対策は「キーワード詰め込み」「過去ノウハウ等の機械的・断片的知識に頼る」といったテクニックに走ってしまうと合格が遠ざかる傾向にあります。

×答え合わせ ○考え方合わせ(byカワサン)
カワサン「過去問や参考書に染まったキーワードを並べて書こうとする→与件や制約からズレたイマイチ答案

 

「キーワードやパターンを覚えるのはダメなの?」と心配になる方がいるかもしれませんが、そうではありません。手持ちのキーワードやパターンが全くなければ、「何も書けない」という状況が続いてしまいます。大事なのは、覚えたものを杓子定規に手当たり次第繰り出すのではなく、与件文に合わせて適切に使うこと。

キーワードやパターンを覚える
↓↓↓
キーワードやパターンを適切に使う
(または使わない)

逆説的ではありますが、ポイントは「覚えるけど、覚えたことに執着せず、柔軟性を持つ」ことなんですね。

 

「何を書くか?」より「どう書くか?」(byおべんと君)
おべんと君「文章構成をパターン化しつつ、柔軟性を維持

 

ゲームなら、魔法はとりあえず色々覚えておいて、敵の属性に合った魔法を使えばいいですよね。(すみません、あまりゲームは詳しくないのですが例えてみました・・) たくさん覚えておけば選択肢は増えます。あとは敵の属性をしっかり読み解いて適切に対応すること。

独自性の高い解答は求められていないので、お手本を真似ていけばできるようになっていきます。まだまだ時間はありますので、引き続きがんばってください!

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<よろず相談会のお知らせ>

日時:2020年8月29日(土)23:00~25:00

場所:オンライン (zoom)

・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス」と「よろず相談会」
(相談会は6~7名/班を20~30分毎に入替形式)

人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力

・参加確認:8月22日(土)までにEメール連絡
(※抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

           

twitterもよろしくお願いします。

皆さま、こんにちは。ぴ。です。

暑っついですね皆さま体調はいかがでしょうか。

こんな暑い日は勉強の合間にガリガリザウルス・・・じゃなくてガリガリ君でも食べてリフレッシュしましょう♪

ただし、お腹を壊すといけないので、食べ過ぎには注意ですよっ。

さて、本日は2次対策向けに「いまやっておきたいこと」第2弾として、

事例Ⅳの経営分析についてご紹介していきます。

※前回の第1弾はweb勉強会の内容についてでした。

経営分析に関するおススメ記事です。是非こちらもご参考下さいね~。

ビジネス実務に直接役立つ経営分析の知識(by 11代目べりー)

事例Ⅳ弱者の戦略(by 10代目makino)

はじめに、私が学習初年度に「やらかしてしまった失敗談」をお話します。

事例Ⅳは、経営分析・CVP・NPVが頻出論点です。この中で経営分析に関しては過去問や予備校の演習・模試等でも比較的学習初期からなんとなく解けるんですよね。なので、私は学習にかける時間をCVPやNPV、その他の論点に費やしていました。

つまり、『経営分析はなんとなく解けるからきっと大丈夫だろう』と対策が不十分なまま本試験に臨んでしまったのです。

・・・これが失敗でした。

本試験では、経営分析を解き終えるまでに30分以上時間をかけてしまい、結果的に他の計算問題や文章問題を解く時間が無くなるという事態に陥ってしまいました。トホホ(泣)

先日のオン夏セミナーにて岩塩がこのようにプレゼンしておりました。

『経営分析は開始20分以内で解けるようにしよう』

私も初学者の時にこの岩塩の助言を知っておけばよかったと思いましたよ。トホホ×2(泣)

経営分析は、過去問をベースにしっかりと準備しておくことで、確実に得点することができますし、素早く正確に終わらせることで、個別計算問題にかける時間を確保することに繋がります。

・・・ということで、私の失敗談を踏まえて

今回の記事をおススメしたい方・2次試験の経営分析の概要を把握したい。

・経営分析を20分以内で解く上でどんな準備をすべきか知りたい。

今回、経営分析は3点セット♪をテーマに、「20分で8割を目指すコツ」についてお話したいと思います。

ありがとう事例Ⅳ!と言うためには必ずマスターしておきたい経営分析。今回の記事が少しでも学習の参考になれば幸いです。

それでは、本日も宜しくお願いします。


経営分析の概要

経営分析を攻略するにはまず全体像を確認しておきましょう。

【出題実績】

いきなり質問です。経営分析の出題率は過去の実績では何パーセントでしょうか?

答えは、H13から遡って出題実績をみると100%出題されています。2次試験の全事例で、唯一絶対出る論点と言えます。

また、上の図は過去10年間の出題実績表ですが、事例Ⅳでは主に経営分析、NPV、CVPの理解力が問われていることが分かりますね。

特に出題率100%の経営分析は唯一無二の存在で絶対に取らなければ合格点を確保することはムズカシイです。

【正答率の高さ】

ところで、昨年の経営分析の問題で一発合格道場11代目のメンバーはどのような経営指標を選んでいたでしょうか。

上の図では11代目メンバーの再現答案を載せていますが、数ある経営指標の中で、だいたいみんな同じ指標を選択していますね。

もちろん、この指標以外でも正解の可能性はあります。しかし、他の受験生と差別化して生産性の指標を選んでやろうとか、誰も選ばないようなマイナーな指標を選ぶよりも、みんなが書くであろう基本的な指標を選択していくことが、20分以内で確実に8割確保のために重要になると思います。

【出題パターンの3点セット】

経営分析の出題パターンは例年ほぼ一定です。

設問1では、①経営指標の名称と、②指標の値が求められ、

設問2では、③内容の説明(文章記述)が求められます。

この出題パターンの3点セットを基本としながら、いくつかの形式に細分化されます。

なお、③の内容の説明(文章記述)は、長所・短所、問題点、課題、改善策などが問われます。

ここで、令和元年の問題文を見てみましょう。

問題文のチェックについて、毎回出題パターンは同じですので、ケアレスミスを100%防ぐために、出題形式や小数点の桁数など問題文への書き込みかたもあらかじめルール化しておくとよいですね。

【攻略のコツの3点セット】

経営分析の目的は、「経営の革新・改善」ですので、良い点よりも、問題点や課題を指摘するケースが圧倒的に多いです。また、診断士試験では、精緻な分析を求められてはいません。

①短い時間で、②間違いでない指標を選択し、③多面的な視点から内容を説明することがコツになります。これが、攻略のコツの3点セットです。

①短い時間

⇒ 20分で解き終わることを目標にしましょう。

②間違いではない指標を選択

⇒ 最低限必要な指標だけ使うようにしましょう。

③多面的な視点で内容の説明をする

⇒ 安全性、効率性、収益性から一つずつ選びましょう。

①基本的な指標を短時間で挙げ、正確に計算することが求められています。

②の間違いではない指標とは、100%正解じゃなくてもいい指標という意味で、こだわりすぎてもいけません。

③の多面的な視点というのは、2次試験全事例で共通のコツで、事例Ⅳの経営分析においても例外ではありません。

試験本番で実力を十分に発揮するために、できるだけ武器を少なくして研ぎ澄ましていきましょう。

以上、概要でした。次から具体的なコツについてお話していきます。


与件文や財務諸表から課題を探す

出題者が期待する経営指標を選択するためには、当たり前ですが与件文や財務諸表から財務上の課題を見つけないといけませんよね。

私の失敗談として、学習初年度の頃は、与えられた財務諸表から、一次試験で学んだ経営指標を片っ端から計算していましたが、正直言って時間がかかりすぎるし無駄な作業でした。

100%正解の指標を選ぶ必要はないですし、そもそも数値の差だけで正解は分かりませんので、先ずは与件文のヒントを活かして、当たりをつけた指標だけ計算することをおススメします。

ここで、令和元年の与件文と財務諸表を確認してみましょう。

この事例であれば、D社の業種、各事業の特徴、財務諸表から財務上の課題を探します。

ポイントは、冒頭の与件文に記載されているキーワードと、財務諸表(主にB/S)の数字の動きをヒントに財務上の課題を抽出します。

また、後で紹介する指標選択の3点セットと結び付けることで時間の短縮化が図れます。

私の場合は、上の図の右側に記載した指標だけ抽出して計算していました。そして、数値的に悪化or改善に選んで問題なければ収益性、効率性、安全性の3つの視点で解答するという方法でした。

ちなみに、この令和元年の問題は、配送費の勘定科目が売上原価なのか、販管費なのかの判断が難しいと思います。そのため、収益性悪化の指標選択が、売上高総利益率か売上高営業利益率かで分かれると思います。しかしながら、道場メンバーの再現答案を見てもどちらを選んでも差がないことが分かりますので、このような場合にも迷って時間をかけすぎないことが大事になります。

なお、この指標値の計算から指標値選択の解法に関して、道場ブログに詳しい解法を説明した記事がありますので、ご自身に合う解法をパクって見て下さいね。特に冒頭におススメした10代目makinoの記事も是非ご覧頂ければと思います。

(参考)安全性の指標について

与件にヒントがない安全性指標は、一次試験で学んだ基準となる数値で判断する必要があります。

安全性の指標を選ぶ際の根拠は、与件文にヒントがないことが多いです。そのため、例えば当座比率又は流動比率が100%未満は資金繰りに問題があるとし、短期安全性を指摘するといった判断をする必要があります。


収益性、効率性、安全性から一つずつ

【指標選択の3点セット①】

経営指標は「収益性、効率性、安全性から一つずつ選ぶといいよ」とよく言われます。私も学習初年度の頃からこの話は聞いていました。

だがしかし・・・こじらせボーイの私は実は疑問に思っていました。皆さんは私のようにこじらせず、素直でいるのが一番です(笑)

ですが、私も学習を継続していく中で疑問は解消されていきましたので、以下に参考までにご紹介してみます。

疑問1.なぜ収益性、安全性、効率性の3つなの?一次試験で学んだ生産性も含めた4つじゃないの?

効率性と生産性は、投下した経営資源がいかに効率よく利益を生み出しているかを図る指標としてほぼ同じ概念です。生産性指標を挙げても大丈夫ですが、効率性指標でも十分に説得力のある指摘になります。

疑問2.なぜ一つずつなの?例えば効率性2つと収益性1つではだめなの?

極論を言えば、3つとも収益性を挙げたらどう評価されるでしょうか。診断士2次試験では全ての事例で偏った解答をすると点数が低い傾向にあります。多面的な解答がベストではないですが、ベターといえます。

・・・という解釈に至ったのですが、いかがでしょうか。

一方で例外として、過去問を見ると、H24のように「収益性が改善したか否かを判断する指標」など問題に制約条件があったり、H25のように「財務諸表がB/Sしかない」問題が出たら、収益性・効率性・安全性から一つずつ選ぶことはできません。このような制約条件などは出題者からのヒントだ!とポジティブに捉えて題意のままに解答しましょう。

ですが、制約などない通常のパターンの場合は、短時間でベターな解答にするため、指標を一つずつ選ぶことをあらかじめ決めておいたほうがラクですよね。

【指標選択の3点セット②】

よしっ。基本的には収益性、効率性、安全性から1つずつ選ぶのは分かった。

でもさぁ、それぞれの指標は何個覚えときゃいいのよ?・・・って思いますよね。

例えば、全国企業財務諸表分析統計というものを見ると、指標が多すぎて全て覚えることはできません。診断士試験においては、D社の財務上の課題の指摘に役立つ重要な指標だけに絞り込んでいきます。

(参照:全国企業財務諸表分析統計)

先ずは、予備校などが過去問の模範解答で挙げている指標の数に絞り込みました。

これならいけそうですか?・・・まだちょっと多いですよね。

ということで、更に絞り込みます。

これならいけそー!?ではないでしょうか。

収益性、効率性、安全性から3つずつ。私はこの指標だけを想定し、与件文や財務諸表から課題を見つけにいってました。そして、課題に合致した指標のみを電卓で計算するといった感じです。

この指標だけでも事例ⅣのD社の課題は指摘できるのではないでしょうか。


記述問題は解答パターンを準備する

最後は内容の説明(記述問題)です。

記述問題は、設問1で挙げた指標について「個々の指標ごとの説明」あるいは「総合的にまとめた説明」の2種類の出題形式が問われます。

上の図のように近年の問題は総合的な記述が多く、個々の指標の記述が出題されなくなってきています。しかしながら、念のため個々の指標の記述についても過去に出題頻度が多い60字をベースにあらかじめ解答パターンを準備しておくとよいです。

なお、この記述問題の対策も冒頭に紹介したべりーの記事はより詳しく紹介されていますので是非ご覧くださいませ!

【個々の指標ごとの記述】

ポイントは、与件(またはB/S)とキーワードを因果関係で記述することです。

具体的には、与件文から因果の因の部分を引用し、あらかじめ準備しておいた指標ごとのキーワードを因果の果に使います。

また、安全性指標は与件に根拠が無い場合、B/Sの勘定科目の動きを根拠とする必要があります。

(例)売上高営業利益率の問題点

(与件の根拠)のため、本業の収益性が低下した。

(例)棚卸資産回転率の問題点

(与件の根拠)のため、棚卸資産の投資効率が低下した。

(例)自己資本比率の問題点

(B/Sの根拠)のため、資本構成が悪化し安全性が低下した。

【総合的にまとめた記述】

先にも書きましたが、近年はこちらの形式のほうが出題頻度が高いので、より準備の必要性も高いと思います。

総合的な形式での記述問題は、文字数が少ないほど難しくなりますので、少ない文字数でコンパクトにまとめるための準備が必要です。

ポイントは、①コンパクトにまとめつつも、②与件の根拠の言葉を引用することに加え、③収益性・効率性・安全性の区分を明確にすることです。

ここで、令和元年の11代目メンバーの再現答案からおススメの解答を2点ご紹介します。

CK:一部の分譲住宅の販売が滞り短期安全性低下、建材の価格高騰で収益性も落ちたが、物件の賃貸好調で効率性高い。

べりー:①建材の価格高騰や分譲住宅の販売不振で収益性が低下し②借入依存で安全性が低下し③資産効率が改善した。

2名共に、与件の根拠を引用しつつも、収益性低下、安全性低下、効率性改善と区分が明確化されています。

特にCKの解答は、3指標共にバランスよく与件の根拠の記述があり、説得力の高い内容になっています。

べりーの解答の良いところは、設問1で解答した指標の順番(収益性悪化、安全性悪化、効率性改善)が箇条書きで連動しているため、採点者に伝わりやすい書き方になっていることです。

是非、皆さまも上記の解答を参考に解答パターンを準備していただけたらと思います。


さいごに

経営分析について、3点セットをテーマにご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

出題パターンを把握し、指摘に役立つ指標を絞り込み、記述の解答パターンを準備することによって、20分以内で8割の解答が目指せると思います。

また、経営分析は徹底的に過去問をやりこむことで十分対応可能です。少なくとも過去問10年分を経営分析だけのタテ串で解いてみることをおススメします。慣れてきたら時間を計ってやってみましょう。

今回は以上となります。長い記事をお読みいただきありがとうございます。

ぴ。でした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

 

 

 

 

 

           

<よろず相談会のお知らせ>

日時:2020年8月29日(土)23:00~25:00

場所:オンライン (zoom)

・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス」と「よろず相談会」
(相談会は6~7名/班を20~30分毎に入替形式)

人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力

・参加確認:8月22日(土)までにEメール連絡
(※抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

           

twitterもよろしくお願いします。

おはようございます。さとまるです。過去問へのトライは進んでいますか?初めて解いてみて、合格答案と自分の答案とのレベルと差にガックリきた方も少なくないはずです。でも、レベルの差は「伸びしろ」とも言いかえ可能。その部分にあなただけの合格への処方箋が隠されているはずです。

2次試験対策の手始めに過去3年間の過去問を解いた結果、この伸びしろ(レベルの差)を一番感じたのが事例Ⅳだったため、去年、道場、ふぞろい、タキプロと主だった受験生支援団体の夏セミナーに参加した際も、事例Ⅳの強化方法を聞く!というのが主目的でした。

今年はオンラインセミナー一色で、リアルのセミナーはあまり開催されていませんが、去年参加したリアルのセミナーでは、合格者が利用した教材やノートなどがサンプルとして置かれていて、休み時間に手にとって見ることができるというケースが多かったです。

去年のこの時期はとにかく事例Ⅳの強化が急務。その視点で眺めていたところ、一番置かれている率が高かったのが、以下の2冊でした。

30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集(以下「30日完成!」とします)
事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ(以下「全知全ノウⅣ」とします)

ワラにもすがる思いで、この2冊は迷わず購入。実際有益でしたので、今日は使い方や特徴を書いてみたいと思います。

「30日完成!」と「全知全ノウⅣ」の共通点

経営指標、CVP分析など、テーマごとに問題が分かれているところが、これら2冊の共通点です。年度ごとに出題されるテーマは違いますが、年度を横断してテーマごとに問題がまとめられているので、理解の足りない分野を重点的に補強することができます。

また、両者とも計算過程に沿って丁寧に回答を解説している点も共通しています。ここでポイントなのが、昨日のカワサンの「考え方合わせ」と同様、事例Ⅳでも解答があっていたかだけではなくて、なぜこのような回答になったか、計算過程やその計算をした理由を振返ることです。

例えば、経営指標の選択で、自分の回答と模範解答が同じ「売上高営業利益率」になったとして、そこで正解だから次へ進むのではなく、なぜ「売上高総利益率」や「売上高経常利益率」ではなく「売上高営業利益率」という判断をしたのかまで説明できるようにすること。模範解答の過程を含めて、確実に当てにいくという復習方法をオススメしたいです。

使い方としては、どちらもまず一通り解いてみて、自分の得意・不得意なテーマを炙り出すところから始めてみましょう。私は通しで2周してみて、正答率の低い分野、自信のない分野だけ3周目をやりました。

1周にかかった時間は、両者合わせて、1周目は1ヶ月弱(1冊あたりだと10日ほどでしょうか)。2周目はその半分、3週目は問題を絞って直前まで復習していました。

「30日完成!」ってどんな本?

全知識全ノウハウに比べて、比較的内容が易しく、事例Ⅳがあまり得意でない方は、先にこちらに取り組むことをオススメします。
というのも。「30日完成!」の「はじめに」に書いてあるように、

STEP1:1次試験から2次試験の橋渡しとなるレベルの問題
STEP2:2次試験レベルの問題

と、いきなり2次試験の問題が難しいと感じる受験生が、STEPを踏んで学べる構成になっているためです。

ただし、「30日完成!」だけで自信を持って2次試験を解けるようになるかというと、個人的にはやや疑問が。。一問一問をできるだけ1ページに収めて編集する、という紙面上の方針のためだと思うのですが、問題が1ページにまとめられているせいで、本来、長い事例Ⅳの与件文や設問文の中に散りばめられ、自分で丁寧に文章を読んで見つける必要のある解答のポイントが見つけやすくなっており、STEP2の問題のレベルが、2次試験レベルよりも若干落ちているように感じました。

そのため、いきなり事例Ⅳを解くのは難しく、一次試験と二次試験の橋渡し的な位置づけの問題集が欲しいという方には、最適な問題集だと思います。

「全知全ノウⅣ」ってどんな本?

「30日完成!」に比べて、より過去問に近い形式で取り組めるのが「全知全ノウⅣ」です。平成18年度以降の過去問を元に、テーマごとに問題が掲載されており、30日間よりさらに過去問に近い形で事例Ⅳの学習を進めることができます。

特に参考になったのが、第2章の損益分岐点分析と、第3章の意思決定会計の解答部分です。これらのテーマは頻出ですが、解答に至るまでの手順を抜かしたり、条件を見落としてしまい、受験生の間で差がつきやすいテーマでもあります。

全知識全ノウの解答部分では、これらのテーマの解答手順ができるだけ一般化され、条件を漏れなく見つけるためのポイントが掲載されており、自分の解答との「考え方合わせ」を細かくチェックすることができる、という点でオススメです。

なお、各設問には(1)レベルで重要度がA〜Cまでついていて、Cが一番難しい問題という位置づけになっています。ただ、この本の序章にもある通り、重要度は解答手順通りに解けるかどうか(条件抽出の複雑さなど、ひねりがあるかどうか)を表しており、得点への繋がりやすさを表すものではないことに注意が必要です。

オン夏!のセミナーでは「Cまでやるべき?」というご質問をいただきましたが、本番を意識して、単純に手順通りに解けない問題、ひねりのある問題にトライし、変化球に慣れておくというのも手だと思います。

■過去問自体はいつやるべき?

ここまで、事例Ⅳがあまり得意でない方は、まずは問題集から着手すべきという話をしてきました。では年度別の過去問をやらなくていいかというと、結論は否ではないかと。

それは、問題集を解くだけでは、80分で事例Ⅳを解く練習ができないからです。個別の設問を完璧に解けたとしても、80分で終わらないと意味がない。

・確実に解く問題と余った時間でできればいい問題の見極め
・問題を解く順番の決め方

のような内容は、実際に年度別の問題を80分で解いてみないと、感覚として分からないと思います。

問題集ばかり解いていた私は、去年10月に入ったところでこの事実にやっと気づき、最後の2週間、仕上げとして過去5年分を解くことにしました。すると、8月時点で全く手応えのなかった問題が、60〜70点取れるようになっており、成長を感じたことを覚えています。

問題集で手応えを感じるようになった暁には、ぜひ過去問も忘れずチェックしてみてください。

さて。目隠ししてスイカを割りに行くが如く、今は「事例Ⅳ、どこに向かえばいいんだろう。。わからん。。」という方も。 ここからの取り組み次第で、事例Ⅳを得点源にするチャンスは大いにあると思っています。

先日のオン夏!セミナーでは、事例Ⅳ担当のかーなから、「ありがとう事例Ⅳ!」という名言が飛び出しました。2次試験後に心置きなく「ありがとう事例Ⅳ!」と言えるように、毎日の勉強を積み上げていきましょう。

以上、さとまるでした。

 

☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

twitterもよろしくお願いします。

カワサンです。

今日は独学の方以外にも当てはまる「考え方合わせ」の話です。

その前に…

==================================

0.告知するわよ

皆さん、梅雨も明けて夏真っ盛りです!

田畑に映える青空、木々からけたたましく鳴り響くセミ、モクモク天に伸びる入道雲を眺めながら「あちい…今日も夕立かな~」と思いながら過ごす季節がやってきました。

そんな中!道場オンライン夏セミナー(オン夏!)の参加者から好評だった「相談会」

 

ななななななあqwせdrftgyふじこlp;@:…んと

 

追 加 開 催 決 定 !

 

ただし、

 

土曜日の深夜!

・2次筆記試験・今年受験の独学者対象!

少人数開催!(※応募多数の場合は抽選と致します)

 

名付けて「土曜だから夜ふかし

※2丁目のデラックスな方や、∞な彼は出てきません

勉強にお休みも週末もありませんが、平日よりは多くの方が参加しやすそうな、週末の深夜帯に開催します。

 

毎日の勉強、お盆を挟んでちょっと気が緩みそうな気がしませんか?
(機械も人間も同じで、休んだ後にいきなりトップギア入れたらぶっ壊れます)

1次試験終了から約1か月「うまくいかねえ!分からねえ!」葛藤の日々…

様々なセミナーや相談会、参加したかったけどできなかった…不安だ。

そんな試験勉強に「喝?」と「癒し??」を送る土曜の深夜

「よろず相談会」で悩みや不安を共有+解消しちゃいましょう!!

■ 土曜日だから夜ふかし 開催概要

・日時:8月29日(土)23:00~25:00

・場所:オンライン(Zoom)

・内容:独学者向けの「ユルいアドバイス(約20分)」と「よろず相談会」
※深夜帯なのでガチなセミナーではありません
※相談会の形式:6~7名/班を20~30分毎に入替する形式

・人数:約20名(※応募多数の場合は抽選といたします)

・受付期間:8月11日(火)6:00~8月21日(金)24:00

・受付方法:Googleフォームにて必要事項入力後、送信(←申し込みフォームへジャンプします)

・参加確認:8月22日(土)にEメール連絡(抽選の場合、外れた方への連絡は致しかねます)

孤独に黙々と、来る日に向けて「独学」で合格を目指す全国のアナタに届けたい。

日中のセミナーが時間で都合がつかなかった方、お待ちしています!

セミナー参加できずにちょっと寂しい思いの方、お待ちしています!

 

なお、今回は独学者の方限定としていますが、2次筆記試験受験予定の全員を対象にした企画を9月に開催予定(近日情報解禁)ですので、こうご期待!!!

 

==================================

 

1.「答え合わせ」ではなく「考え方合わせ」

ここから、今日の本題。

前回の私の投稿に続いて独学シリーズ。
と言っても、今回は独学以外の方にも参考になる部分があると思います。

①徹底的に情報収集し、活用する参考書やWebサイト(=先達)を複数選ぶ ←前回説明済

②複数の模範解答・再現答案と自分の答案を徹底的に比較分析 ←今回説明

③日本語の表現や言葉づかいに徹底的にこだわる ←次回説明

2次筆記試験は「解答が無い」だけに暗中模索な日々の方も多いかと。
特に模範解答と自分の答案とを「答え合わせ」する時に悶々としていないでしょうか。
その中で、ここ最近の道場メンバーが繰り返すのは「考え方」に関する示唆

問題を解いた後、大切にして頂きたいのが自分の答案と模範回答との「考え方合わせ」です。

 

(1)2次筆記試験は能動的な思考が必要

1次試験は「得られた知識から選ぶ」点で受動的です。

「夜ご飯はラーメン、うどん、そば…どれにする?」というのと同じです。
↑のように言われたら、3つから選びますよね。パスタにしたくても選択肢がありません。

 

一方で2次筆記試験は「得られた知識で判断し、書く」という点で能動的です。

「夜ご飯は…麺類の中で何にする?」というのと同じです。
条件に合致していれば良くて「汁なし担々麺」と言っても「ナポリタン」と言ってもいいのです。

一方で、今、仮にあなたが「かつ丼」とか「唐揚げ」と言ったらどうでしょうか。

 

これは答えになっていませんよね。「麺類の中で」という制約条件を無視しています
ポイントはこの後です。

 

「あー答え違った。そうか、そばとかうどんだな」と思うだけでは、まだまだです。

ここで「麺類の中で」を読み落とした、というコトに気付けたら、まあまあ

「なぜ『麺類の中で』を私は読み落としたのか」まで掘り下げられたら、OKです。

 

模範解答と自分の答案に重なる点が無い場合は、自分の答案と模範解答とを「なぜその答案に至ったのか」という観点で比較するコトが大切です。

ただ日本語の因果やキーワードだけで「合ってなかった、こういう模範解答を書けばいいのか」と写経しておしまい、ではいけません

なぜか。

1次試験みたいに過去問と似たような文章は出てこないし、同じキーワードを書いて得点できる可能性なんて極めて低いからなんです。一定程度暗記で乗り切れた1次試験とは大きく違います。
(だから「ふぞろい」は「キーワード採点」という言葉を使って自らその良し悪しを本の最初に説明している…手元にある方は冒頭10ページ程度読んでみて下さい)

一方で「どう考えてその答えに至ったのか」(おべんと君のいう「どう書くか」)には共通項が多い

そこを極めていくしかないのです。つまり、

・過去問や参考書に染まったキーワードを並べて書こうとする→与件や制約からズレたイマイチ答案

・文章になっていなくても、答案作成(=その答案に至るまでの考え方)のプロセスが模範解答に近い→回数を重ねれば伸びるし、当日の初見問題への対応力もついてくる

 

(2)模範解答は「解説」を熟読すべき

「なぜ、自分はそう考えたのか」を掘り下げていく

「なぜ、模範解答はこのような記述になっているのか」を掘り下げていく

この2点を行うためには、模範解答の解説をしっかり読みます

なぜか。

1次試験と明らかに違うのは「正誤判定」だけで終わりじゃないからです。

いま時点で「模範解答を見てパッとしないな~なぜこの答えになるのかな?」と思っている方は、この点を強く意識してください。正誤判定で終わりにしない。

問題集や過去問で間違えたのなら、
本番で間違えずに済んだ、今気付けたと思って徹底的に分析して潰し込みましょう。

■オススメ手順

①模範解答から「なぜこのキーワードになるのか」「論理構成はなぜこれが望ましいのか」を、解説文を読んで理解。与件文と設問に記載されている内容も併せて確認。

②自分が答案を作ったプロセスを確認(メモ書きや解答骨子をもとに、どう考えたかを振り返る)

③ ①と②を比較して「合っていた考え方」「ズレていた考え方」「そもそも知識で抜けているポイント」を確認し、次回以降軌道修正すべきコト、覚えるコトを書きだす

ちなみに、独学の方に特にオススメされている勉強会、これがなぜオススメなのかというと、上記③を討論にてフィードバックしてもらえるからです。しかも、抜け漏れが少ない形で。

模範解答は一方的なので自分で咀嚼する必要がありますが、勉強会は自分のために周囲が咀嚼してくれるので、できなかったポイントを分かりやすく把握できます。

 

(3)ご参考:自分が答案を作ったプロセス

解いているときは夢中なので、いちいち「こう考えました」なんて残したら面倒です。

なので、私は↓のように過去問を解く時のノートを作っていました。

↓平成28年度・事例Ⅰを解いたときのノート

ワードで答案作成する方も居ると伺いましたが、私の場合は手書きを徹底しました。

試験本番を想定して手で書く練習しておくべき(1日中鉛筆で何か書き続けるのは、体力消耗しますよ)と思ったからです。

私の過去問ノートのこだわり

「ドット入り罫線」の大学ノートを使用(東大合格生愛用との触れ込みに惹かれ…)

②見開き1ページ 左半分:答案/右半分:答案骨子・ポイントのメモ作成←「考え方合わせ」の際にメモから答案作成プロセスの「合っていた」「ズレていた」「そもそも抜けていた知識」をチェック

③問題文はコンビニでコピー、線引いたりメモ書いたりして使い捨て

文字数の感覚を養うため、回答のマス目作成~答案作成は毎回手書きでやっていました。

また、試験本番で記述するマス目は思いのほか小さかったので、大学ノートの罫線幅で文字で書いたのは結果的に良かったと思っています。

人に見せる文字を書くので、丁寧に書かねばなりません。

しかし手書きで文字が小さいと、字がつぶれて読みにくくなりがちです。
ペン習字でもやっていれば問題ないでしょうが、今からユー○ャンに申し込むには時間が…

日ごろから手書きで何かやっている方も少ないはずなんで、練習したほうがイイです。
思いのほか、手首が疲れますよ!

 

今日のまとめ

・自分の答案と模範解答、それぞれが「なぜそのように書いたのか」を比較し、自分ができたこと、できなかったことを明確にする

・模範解答は答案ではなく解説をしっかり読む

・今間違えたことは「本番にミスせずに済んだ」と思ってしっかり振り返る

 

3.おまけ:私の使っていた過去問集

私は事例Ⅰ~Ⅲについては過去問のみで対策を行いましたが、その際に以下の書籍を活用しました。


同友館:2次試験過去問題集(amazon)

個人的には使ってよかったと思っています。
なぜか…

執筆陣がLEC、KEC、MMC、AAS、クレアール等といった(受験生時代はよく知らなかったんですが)2次筆記試験では名が知れた予備校の講師陣なんです。

ということは、予備校の解説を部分的に教わっているようなものなんです。

前回も書きましたが、独学はノウハウを自分で積み上げるがゆえ、遠回りになりがちです。

一方、2次筆記試験で頼るべき(というか、そこしか拠り所が無い)経験則やノウハウは、予備校がいっぱい持っています
(一発合格道場も10年のノウハウや経験則が蓄積されています)

私はこの1冊と「ふぞろい」を併用し、たまに「全知識」「全ノウハウ」をめくりながら事例Ⅰ~Ⅲの対策を仕上げていきました。(参考:合格体験記

1次試験と違って、2次筆記試験は予備校によって解答速報の要旨も異なります。
ですから、複数の参考書や模範解答から多面的な意見や考えを持ち寄り、それらの共通項から「結局自分の考え方は良かったんだろうか、ズレや抜けは無いか」と振り返る事が大切です。

特に、過去問の事例ごとに「今後の学習ポイント」が記載されている点は特に活用しました。

2次筆記対策の参考書の中でも、一番マーカーで線を引いていたのはこの本の「今後の学習ポイント」でした。

「こういう視点でちゃんと考えろよ」「ここの知識おろそかにするなよ」というコトが簡潔に書かれているので、反省にはもってこいだったのです。

過去問は無料でもゲットできますが、解説付きの参考書を買うのが個人的にはオススメです。

 

では、また!

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

おはようございます!おべんと君です。自己紹介はこちら
前回までの投稿記事はこちら

暑い日が続きますが、体調にはお気を付けください!

<告知>
個人的な内容で恐縮ですが、告知をさせてください。
現在一発合格道場は2次試験の記事真っ只中ですが、
1次試験を今勉強している方、これから勉強を始める方
向けたオンライン座談会に、おべんと君として参加させて
いただくことになりました。

アロエちゃんとおべんと君の診断士一次試験対策会議

診断士同期合格のアロエさんからお誘いいただいて、
8月6日木曜日夜8時~ こちらに参加します。

1次試験に向けた勉強をされている方がおられましたら、
ゆる~く楽しい会にしますので、ぜひご参加ください!
(道場メンバーの乱入もあるかも?)

 

<本題>
予備校の解答やふぞろい等を見ると、書かれている内容や
使われているキーワードはともかく、
「この答案読みやすいな~」と思うことありませんか?
また、解答作成にあたり、
「因果関係を大事に」という指摘を良く目にしませんか?

今日は、この2つを同時に行う文章構成の作り方を説明します。
これは、私の受験生時代の師匠7代目フェイマオから教わったものです。

Twitter上でも反響をいただきまして、反応いただいた皆様ありがとう
ございました。少しでもお役に立てれば幸いです。

 

<師匠の言葉>
彼が私に常々言っていたのは、

ふぞろいや予備校の解答を見て、
「与件からこの言葉抜き出してないわ」
「この1次知識の用語使ってないわ」とか、
『何』を書くかは、みんなが注目するし、その情報は多いけど、
『どう』書くか?は案外着目されていないんだよね。

でもこの『どう』書くか?がすごく大事で、
これが崩れると文章として支離滅裂な文章になってしまう

だから、この『どう』書くか?を養った方がいい。
これをやれば解答骨子が作れるし、
自然に因果関係が整った文章になるよ。

「キーワードを盛り込みすぎて、一見それっぽい解答だけど、
_ちょっとなに言っているか分からない
とサンドウィッチマンに突っ込まれるような解答にならないように
するための方法です。

※『どう』書くか→以後「文章構成」と呼ばせていただきます。

 

<やること>
因果関係が整った文章構成を作るためにすべきことは下記の1点です。

設問分析の時に、文章構成を決めてしまう。

過去問を使って、具体的にプロセスを見ていきたいと思います。
平成30年度事例Ⅲです。

①設問を見て何が問われているのか?を確認

ここで問われているのは、赤い下線
作業方法に関する問題点」「(問題点に対しての)改善策
の2つになります。

制約条件として、「図2を分析し」と書いてあります。
これは「図2に書いていないことは分析してはいけない」
とも読み取れます。

 

②問われていることに沿った文章構成を書く

問われている問題点と改善策を書くための文章構成を書きます。
この時点では与件文を読んでいないので、実際に『何を』書くかは
考えず、文章の構成を固めてしまいます。
こんな感じでメモ用紙に書きます。字が汚いのはお許しを・・・

このメモ書きの意味は、

上段部
主語を「問題点は」にする→問題点を問われているため
・その後に続く要素として「真因:問題が発生する主原因」を書く
・更にその後に続く要素として「問題:発生している悪い影響」を書く

下段部
主語を「改善策は」にする→改善策を問われているため
・その後に続く要素として「施策:実施すべき対応策」を書く
・更にその後に続く要素として「効果:施策から得られる効果」を書く

上下の文章を”てにをは”に注意して組み合わせると、
下記の文章が想定できます。

問題点は 「真因」 のため 「問題」 が発生していること。
改善策は 「施策」 を行い 「効果」 を得る。

文章構成の因果関係に着目すると、下記のようになります。
上段部:「真因=」「問題=
下段部:「施策=」「効果=

これで因果関係が整った文章が書けそうですね。

この後何をするのかと言うと、

③要素を当てはめる
与件文を読み、1次知識を想起し、メモで下線が引いてある要素に
合致する言葉や文章を当てはめていきます。

設問要求:図2(マン・マシンチャート)を分析します。

・成形機1の段取り作業の詳細を見ると、移動が多い
作業者の待ちや段取り作業による成形機の停止が多い
・特に昼休みの時間帯に成形機が2台とも停止している

1次知識:図2に関連する知識を想起します。
・マン・マシンチャート=連合作業分析
_→人と機械、二人以上の協同作業の効率UPのための分析
・段取り作業の移動が多い運搬のムダ(トヨタ7つのムダ)
内段取りを外段取り化することで、機械を止める段取り作業を削減する
・機械の停止が多い生産性が低い

前述した文章構成とマン・マシンチャート=生産効率UP という軸で、
これらの要素を整理して、最終的に下記の解答を書きました。
解答内容が正しいかはさておき・・・

必要な言葉を書きつつ、割とすっきりした文章になります。
この年の2次試験は不合格だったのですが、事例Ⅲは69点だったので、
多分この設問も一定の点数は入っているかと思います(思いたい)。
金型の移動を外段取り化して~、なんて書ければかっこいいのですが、
80分の中でそんな余裕はありませんでした。

 

<習得までの道のり>
日々の練習で、設問を読んですぐにこの文章構成が書きだせるように
何度も練習してきました。具体的には、

①解答構成を書く練習だけをする
事例Ⅰ~Ⅲまでの設問だけを読んで、文章構成がすぐに書けるように
する練習をしていました。
また、通勤電車の中で過去問の設問だけを読んで頭の中で文章構成を
考える
だけでも十分効果があります。非常に泥臭いですが、
練習あるのみです。

②パターンをまとめる
何度も繰り返し練習していくと、上述のように
「対応策を聞かれたら、対策は~『施策』+『効果』」と書こう!
というように文章構成のパターンが集約できてきますので、
ブラッシュアップしながらパターン化します。
そのパターンが正しいかどうかは、過去問であればふぞろいの
合格者やA答案を読んで、「何を」ではなく「どう」書いているか?
という観点で読むことでさらに洗練されます。

③過去問演習
45分以内に解答骨子までを書き終える練習を毎日行っていまして、
その毎日の中で繰り返し練習していました。

④初見問題
私はTBC通信講座を受講していまして、初見の演習が文章構成練習の
成果を発揮する場としてとても役に立ちました。
初見問題の演習を受講していない方は、ぜひ模試を受けていただき、
練習していただければと思います。

 

<注意点>
この文章構成ですが、どんなに洗練したとしても完璧ではありません
①文章構成に固執しすぎず、設問や与件によっては最初に決めた
_文章構成を壊す柔軟さを持つこと
②初めて出る問われ方であっても、何かしら今までの文章構成が
_使える可能性が高いが、無理にあてはめないこと

_例)令和元年度事例Ⅲ、第3問(設問1)

C 社社長の新工場計画についての方針に基づいて、生産性を高める量産加工のための新工場の在り方について 120 字以内で述べよ。

あ、在り方?何それ?今までそんな問われ方したことないよ??
でも焦らずに。設問を咀嚼すると、
「生産性を高める量産加工を実現するために新工場をどうすべきか?
_社長の方針を踏まえて答えよ」 という感じです。
対応策の文章構成を流用できそうですので、この場合は、

在り方は 「施策」を行い、生産性を高める。

のような文章構成が使えそうですね。最終的に私の解答は、

在り方は①技能士資格を持つベテラン作業者等が作業の標準化、マニュアル化を行い、②それに沿ってOJTで作業方法の教育を行い、③作業容易性を高めた設計、④SLPを活用した工程レイアウト設計などを行う、等で生産性を高めること。

となりました。設備選定については書けませんでした。

解答構成は私が勝手に考えている構成なので、
採点者が要求した構成かどうかは全く分かりません
そのため、解答構成を決めていても、設問に沿った構成に
変化させる柔軟性は必要です。

 

<まとめ>
いかがでしたでしょうか。
文章構成=「どう」書くかをあらかじめ想定できていれば、
本試験で文章の書き方を悩む確率が減り考える時間を捻出できます。

<本日のまとめ>
因果関係が整った文章を書くためには、
①日々設問を読んで文章構成
がすぐに出てくる練習をする
②文章構成をパターン化しつつ、柔軟性を維持

もし文章構成にお悩みの方は、ぜひ実践してみてくださいませ。

なお、7代目フェイマオによる文章構成作成も踏まえた2次試験の記事で
おすすめは下記の3部作です。
80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その1~
80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その2~
80分で合格答案を書くために何をすべきか?~その3~

この文章構成の考え方は、仕事での報告書文章作成や執筆時の文章を
作る上でも大いに役立ちますよ!

ちなみに、昨日の岩塩の記事と私の記事、書いていること似てませんか?
正直、「やべ、俺の記事、岩塩の内容パクッてるわ・・・」
思ったくらいです、いやいや、パクってませんよ!

なぜかというと、合格するためにやってきたことは自然と似てしまう
のだと思います。

オン夏!でCKが言っていましたが、2次筆記は
誰でも書ける内容を、完成度高く書くことが大事。」なのです。

そのためにすべきことは何だろう?と考えていくと、自然と考えや
行動が合格者間でも似てくる
 という理由だと思います。

まぁ、岩塩が私とやっていたことが似ていたのがうれしいかどうかは
分かりませんが・・・笑

ご参考になれば幸いです。
以上、おべんと君でした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

twitterもよろしくお願いします

 

おはようございます。岩塩です。

先日は貴重なお時間を割いてオンライン夏セミナーにご参加いただきありがとうございました! いつも道場を読んでくださっている皆様と、(Zoomを通してではありますが)直接お話することができ楽しかったです。皆様の2次試験に向けた熱量を直に感じました。

セミナーのダイジェスト版はさとまるが、相談会でのQ&Aは3chぴ。が記事にしておりますので是非ご覧ください。

ご質問にうまくお答えできなかったところもあるかと思いますが、疑問点は引き続きブログのコメント欄にメッセージをいただければ道場メンバーで検討し回答させていただきます。

引き続き、皆様の学習の一助となるよう、全力で記事を書いていきますのでよろしくお願いいたします!m(__)m

 


 

さて、本日の話題です。先日のセミナーで「80分の過ごし方」をご説明しましたが、設問解釈の後に行う解答型の作成についてご質問をいただきましたので、私が行っていた内容について補足をさせていただきます。

解答「」というか、解答「」と言った方がよかったかもしれません。本記事では解答枠という言葉で説明していきます。

受験生時代に参考にした記事はこちら

 

解答枠を作るメリット

  • 文章構成の一部を作業化でき、文章構成がラクになる
  • 設問で問われていることに真正面から答える解答文を作成できる
  • 制約条件ハズシを防止できる

 

解答枠の作り方

  1.  問われていることをオウム返し
  2.  30字枠に区切る
  3.  制約条件をメモする

 

以下、例を使って説明します。

【H30 事例Ⅰ 第1問】
研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか?その理由を、競争戦略の観点から100字以内で答えよ。

 

1.問われていることをオウム返し

設問文で、問われていることは何でしょうか?設問文の修飾をそぎ落とすとこうなります。

研究開発型企業であるA社が、相対的に規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか?その理由を、競争戦略の観点から100字以内で答えよ。

「理由を答えよ」と言われていますので、素直に答えます。

理由は        である

「理由は」とオウム返ししました。これは「私は設問に真正面から答えています」というアピールでありコミットメントです。採点者は「この受験者は聞かれたことに答えようとしている」と評価するでしょう。

「オウム返しなんて恥ずかしい・・・」と思うかもしれませんが、2次試験ではこのくらいの素直さが丁度良いと思います。(ちなみに口述試験では、オウム返しを口頭でやることになりますから、今から修行をしておいてください)

末尾もしっかり締めておきます。「理由は」に呼応していれば、「~である」でも「~のため」でもOKです。

 

2.30字枠に区切る

次に文字数を確認します。30文字のセットが何個作れるか考えてみてください。この問題では100字での解答が要求されていますので、30字が3個は作れますね。そこで、下記のようにします。

理由は
          
          
          
である。

          は30字ずつのセクションです。

使い方は後ほど説明します。

 

3.制約条件をメモする

最後に制約条件をメモします。

<小規模市場がターゲットの>
理由は <競争戦略観点>
          
          
          
である。

※メモ(<  >の部分)は自分用です。解答には書きません。

これで解答枠ができました。いかがでしょうか? 全ての設問について解答枠を作成してから、与件文の読み込みに入る、という流れになります。

 

解答枠の使い方

30字のセクション3つをどう使うか?これは、与件文を読んでみないとわかりませんが、下記のようなパターンを考えておきます。

理由30字で3つ書く
理由60字で1つ30字で1つ書く
理由60字で1つ補足30字で1つ書く  etc…

 ※「補足」は、例えば「理由」の原因や結果など。

どのようなパターンでいくかは、実際には与件文を読んでから内容に応じて検討します。(ふぞろいのベスト解答は②形式、スタディングの模範解答は③形式で書かれていました)

なぜ30字のセクションを作るかというと、いきなり100字の文を考えるのは大変ですが、30字ずつなら考えやすいからです。もちろん30字にこだわりすぎる必要はなく、45字+45字などでもOK。

(参考:与件文は1行38文字のため、1行弱を抜き出すと約30字となります。)

与件文から解答根拠を抽出し、知識を組み合わせて、解答枠に入る内容を考えていきます。この際、制約条件を外した内容を書きそうになってしまっても、制約条件のメモを見れば「おっと、これは書いてはいけない内容だ」と気づくことができます。

解答枠を埋めれば、解答骨子の完成です。

 

色々な解答枠

いくつかのパターンについて、解答枠を作ってみます。上の例より少し複雑知識が必要なものを紹介します。

【H30 事例Ⅰ 第4問】
A社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。
【解答枠】
<チャレンジ・独創性維持の>
取り組みは<金・モノ×>
           、
          
以上により
   (効果)   を図る。

ポイント:施策の提案には効果も併せて書きましょう。どんな効果があるかがわかれば、社長も理解しやすいです。

 

【H30 事例Ⅱ 第1問】
B社の現状について3C分析の観点から150字以内で述べよ。
【解答枠】
顧客は          
競合は          
自社は   (強み)   
   (弱み)   

ポイント:3C分析の知識を使い、「顧客」「競合」「自社」に分解します。自社(内部環境)については強み・弱みいずれも入れるとbetterです。

 

【H30 事例Ⅱ 第4問】
B社は、X市の夜の活気を取り込んで、B社への宿泊需要を生み出したいと考えている。B社はどのような施策を行うべきか、100字以内で述べよ。
【解答枠】
施策は  ↓<夜のサービス>
 (誰に・何を)  
 (どのように)  行い、
   (効果)   を図る。
↑<宿泊需要の創出>

ポイント:事例Ⅱで施策が問われたら、「誰に+何を+どのように+効果」フレームワークを使います。(超重要なので必ず覚えましょう)

 

【H30 事例Ⅲ 第2問】
C社の成型加工課の成型加工にかかわる作業内容(図2)を分析し、作業方法に関する問題点とその改善策を120字以内で述べよ。
【解答枠】
<成型加工・作業の>
問題点は          
改善策は          を行い、
   (効果)   を図る。

ポイント:事例Ⅲでは「当たり前のことができていない企業」が出てくる場合が多いので、改善策が問われることがあります。改善策には効果を併せて書きましょう。

 

お気づきかと思いますが、施策を提案する際には効果も書いています。これは施策の内容に説得力を持たせるためです。

※施策と効果は、一般的に考えて因果関係が納得できるものであることが重要です。ここの論理が飛躍しすぎていたり、ある業界でしか認知されていない話だったりすると、社長に意義を理解してもらうことができません。事例企業の社長は「ありきたりな提案だな~」なんて言いませんのでご心配なく・・。多くの診断士が推奨する施策であれば社長も安心して実行できるというものです。

 

作成時の注意点

・問われていることに答えているか?

上で紹介した設問は比較的問われやすい形式ですが、見たことのない問われ方をすることもあると思います。その場合も、基本は「問われていることに答えているか?」です。設問に対して真正面から解答しているか?を確認してください。

・慣れに注意

練習を繰り返すと、解答枠の作成にも慣れてくると思います。慣れるのは良いことですが「お、これは前に見たパターンだな」と、ささっと作りたくなると思います。思い込みや先入観は要注意です。よく見たら、いつもと違う要求事項が書いてあるかもしれません。油断せず、設問文にチェックを入れながらしっかり設問解釈をします。

 

使用上の注意点

・作った解答枠を放棄する勇気も持つ

与件文の読み込み後に、いざ解答枠に当てはめようとしても、うまくいかないことがあると思います。そういう時は、解答枠にこだわりすぎないようにしましょう。解答枠はあくまで自分で作ったもの。特に30字のセクションは合わないと思ったら真っ先に切り捨てます。作っておいて言うのもなんですが、30字はただの字数カウントの目安です。字数が溢れる場合は、オウム返しや末尾の文言も(意味が通れば)削除してもよいと思います。ただし、見直しをより慎重に行う必要が出てきます。

 

まとめ

2次試験は、社長とのコミュニケーションを模した試験です。面談時間は80分しかありません。限られた時間が有意義なものになるよう、自分が話したいことを話すのではなく、相手が聞きたいことに優先的に答える必要があります。だから、まずは相手の話をしっかり聞く(=設問をしっかり解釈する)ことから始めます。

いざ与件文を読み始めると、話したいことが色々と湧いてきます。自分が話したいことを優先してしまわないように、解答枠は与件文を読み込む前に作っておくことが有効です。

「長々話されたけど、こちらが質問したことには答えてくれなかった・・orz」というご経験はないでしょうか。日常的にも「質問に素直に答えているか?」ということを意識してみるとよいと思います。

 

以上、本日はテクニック的な内容を紹介させていただきました。解答の書き方の本質に関しては、おべんと君が先代直伝の内容を記事にする予定なのでお楽しみに!

 

 

おまけ

~1次知識をどう使うか?~

2次試験では、ワードを見た瞬間に条件反射的に着想すべき1次知識があります。

例えば上の例で出てきた「競争戦略」。競争戦略と言われたら、ポーターの3つの基本戦略(コストリーダーシップ戦略、差別化戦略、集中戦略)をパッと思い出せる必要があります。

私は以下を参考に1次知識の再整理をしていました。

◆道場の記事◆
【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅰ(組織・人事)~
【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅱ~ + 事例Ⅱで安定して得点を取るためのコツ
【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅲ~ + 事例Ⅲの基礎
【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅳ・経営分析~

◆書籍◆

事例ごとに「必要知識一問一答」というリストが載っており、それを覚えていました。(1事例あたり50~70個)

 

1次試験では、経営理論の全体像を俯瞰したと思いますが、2次試験で使うのはその中の一部です。また、中小企業に合うか合わないかという視点も気にしてみるとよいですよ。

例えば、中小企業は経営資源が限られているため、ポーターの戦略の中でコストリーダーシップ戦略を取ることは難しく、差別化戦略(または差別化集中戦略)を取るのが適切な考え方です。強みを活かして差別化する(=競争しない)ことが中小企業にとっては重要なのです。

設問文では、「中小企業診断士として」助言することが求められています。これも制約条件の一つですよね。人それぞれ多様な助言のアイデアがあると思いますが、「中小企業診断士として」という制約条件の下では、助言にも正解と不正解が出てきます。この辺も意識しながら1次知識の再整理を進めてみてください!

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

 

皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場Blogをご覧頂きありがとうございます。

7/26(日)、7/29(水)に開催されました、一発合格道場夏オンラインセミナー。昨日のさとまるの記事の通り、満員御礼にて終了致しました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。運営側が不慣れな部分で至らなかった点が多々あったかと思いますが、何卒ご容赦ください。

また、去る7/23(水)には関西道場メンバーを中心とした相談会を実施しました。こちらもご参加いただいた皆様、ありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

今回、あいにく定員オーバーでご参加いただけなかった方、参加したけれども相談会で質問する時間がなかった方、もうちょっと他の人のQAを知りたいと思った方に向け、オン夏の相談会(7/26)及び関西相談会でご質問を頂いた内容についてご紹介します。大変申し訳ありませんが、活発な質疑応答で沢山のご質問を頂戴したため、すべてはここに書ききれず、主に初学者向けの内容を中心にピックアップさせて頂きました。

ここに掲載されていないQAについては順次各記事にて補足していきますのでよろしくお願いいたします。

 

オン夏!2次試験のQ&A(抜粋)


過去問は何年分くらい、どれくらいやったか?

・過去5年分(CK)

・過去10年分(岩塩)

 


過去問は遡って複数年解くのがよいか、それとも最近の年度を繰り返しとくのが良いか?

・直近の出題傾向の変化を踏まえると、事例1~3は最近3年分くらいを繰り返し解くとよい。ぴ。の「出題傾向を考察する」の記事を参考にして(ぴ。)

・事例Ⅰ~Ⅲは過去5年を解いた。特に過去3年は3-4回転した。事例Ⅳは過去10年ほど。(3ch)

 


過去問を初めて解く際におススメの年度・事例は?

・一番最新の傾向という意味で、令和元年度がおすすめかと思います。早めに事例Ⅰ~Ⅳを解いた方が良い。(さとまる)

 


過去問を繰り返し解くと、初見問題への対応力がなくなってしまう気がして不安です。

・過去問、2回転くらいなら正直結構忘れるから気にしなくていい。(かーな)

・模試で初見問題への対処を練習できる。(CK)

 


オンラインの勉強会はメリットありますか?

・他人から答案についてフィードバックを貰うことで、自分だけでは分からない課題が見つかること。また反面、自分ではダメだと思っていることが意外と良いと評価されることなど気づきが得られる。(ぴ)

・他人の良いところは、ぱくってカスタマイズしてました。(きゃっしい)

・自分の表現のくせなどを指摘してもらえる機会として、過去問復習の一環で何回か出たら良いと思う。(時間との相談)(CK)

・同じ時期に勉強している人の答案を見たり考え方を聞くことで、自分の立ち位置が分かります。いいなと思うところはどんどんパクる(おべんと君)

 


オンライン勉強会のおススメはありますか?匿名参加できるか?

・ココスタ、タキプロはwebでやってる。その他もやってるとこあるので調べてみると良い。ただ、ココスタが一番オススメです。(ぴ。)

・ココスタは匿名参加、タキプロは原則実名。ココスタは受験生主体、タキプロは昨年度合格者が積極的に入ってもらえる。(3ch)

 


模試は受けたほうが良い?

・初見問題に対して自分のプロセスを試せる貴重な機会。自宅受験であっても、本番同様の時間帯意識して受けた方いい。(CK)

・母集団が多い模試だと自分のポジションがわかる。ただ採点返却のタイミングなども考慮して検討を。(3ch)

 


子どもが小さくて子育てが大変で時間がない/仕事で平日時間が全然取れない。このような状況で2次試験の勉強、平日スキマ時間をどう使って工夫しましたか

・子育てが大変なら、あと3ヶ月の我慢なので、土日は旦那さんに全面協力してもらおう!平日は、歩いていてもできること、座ってやることのように時間の特性を見極めて時間を有効活用してはどうでしょうか。(さとまる)

・設問解釈。ひたすら設問文のみ読んで問われていること、制約条件を確認するトレーニング。(CK)

・まとまった時間が取れない時は、プロセスをスライスして少しずづ進めてた。設問1つだけでも、与件を読むだけでも。あとは事例Ⅳの計算問題、1次知識整理など時間に応じてやれることをやった。どれだけ忙しくても、とにかく過去問に触れない日はないようにした。(3ch)

・設問だけ読むとか、与件だけ読むとか、80分の中の工程を細分化して電車の中とかで学習する。事例Ⅳは1問でも2問でも時間があれば解けるように電卓と計算問題集は必ずカバンに入れとく(ぴ。)

 


事例Ⅳで過去問以外にオススメの教材は?

・「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」が良い。(かーな)

・同じく「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」。あと自分は入手できなかったが、TACのオプション講座「2次事例Ⅳ特訓」のテキスト(非売品)が良いと聞いた。(3ch)

・「中小企業診断士2次試験事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」もオススメ。(さとまる)

 


事例Ⅳの問題集は何回くらい回したらよいですか?

・事例Ⅳはトレーニングと同じで、数日やらないとできなくなることが多いので、少しで触れておくべき。3周は回した方が良い(Tomatsu)

・ミスノートを作成して、同じミスをしないようになるまで回転数にこだわらず何回転もこなした(おべんと君)

 


予備校の模範解答を見ても、書ける気がしない。知識の補充が足りないのでしょうか?

・予備校の模範解答はかなり高度に練られていて80分で書ける内容ではない。ふぞろいや他の予備校の解答と見比べて、本当に知識が足りないのかをまず判断すべき。その上でやはり知識が足りない時は、知識の補充を考えては。(さとまる)

・予備校の模範解答に達しなくても合格できる。目指してギャップを分析するのはよいが、最初から到達することは無理なものだと割り切ってエッセンスを学ぶ方が良い。(CK)

 


知識不足が心配。2次試験に必要な知識(1次知識)はどう習得すればよいですか?

・TBCの「速修2次テキスト」にある「抽象化ブロックシート」を写真に撮ってReminDOに登録して1次試験の段階から何度も見返してた。正直なところ、抽象化ブロックシートが腹落ちして事例とつながった感覚は事例を何度もこなしてきた2次直前の10月入ってから。(3ch)

・2次試験で求められる1次知識は少ないので、1次のテキストを再学習する必要はなく、全知全ノウなどの2次対策用テキストで十分(ぴ。)

・頻出で出る知識のメリット、デメリットを勉強するとよい(かーな)

 


解答の型ってどんなものですか。どうやって習得しましたか?

・設問で問われている内容について、どう答えるかをあらかじめ自分で決めておくもの。自分が書きやすい(再現しやすい)ものがよい。(CK)

・予備校テキストの模範解答を写経しながら習得した。(3ch)

・多少は持っていたが、あまりこだわっていなかった。(Tomatsu)

・型は持っていたが、型にはまらない問われ方をする場合は柔軟に対応する。(おべんと君)

 


80分で解答を書ききれない。まずどうしたらよいか?

・まずは内容はともかく、80分で書ききれるように80分の過ごし方を見て訓練してほしい。内容はその後で大丈夫。(Tomatsu)

 


切り口がなかなか思いつかないことがある。どうしたらいいでしょうか?

・事例毎のフレームワークを元に切り口をあらかじめ準備しておく(おべんと君)

・フレームワークなど型に当てはめていくことで、書く時に自分が楽になる(きゃっしい)

 


2次でマーカーは使っていましたか。マーカーを使いすぎて混乱することが多いのですがどうしたらいいでしょうか。

・マーカーの使い方は、SWOTで引く、大事なところに引く、設問に合わせて引く、など人それぞれ。そもそもマーカーを使わず、鉛筆一本の方もいる。マーカーを使うとよくわからなくなるのなら、他の方法を試して見てもよいのでは。(さとまる)

(参考)11代目2次のマーカー利用(by岩塩)

12人中10人が色ペンを使ってた!(画像クリックで拡大)

※3chはカラーペンを使いこなせず結果1次も2次も黒一色でした。診断士試験は色ペン派がめっちゃ多いイメージ。

 


解答文字数の感覚をどう掴んだか。骨子の段階で字数を数えて書きましたか?

・カウントしていたら時間無いので①箇条書きにする、②30文字の感覚を身に着ける、③100字制限なら、30文字×3など練習する。(ぴ。)

・与件文の一行が40字なので目安に使っていた。(かーな)

・骨子段階では数えてない。回数を重ねるたびに感覚が身につく。(きゃっしぃ)

・20マス1行のノートを使って本番になれる意識をした(3ch) ※ちなみに使ってたノートはこれです。

 


過去問を解いたが、字数に満たないスカスカの解答になってしまった。与件文から必要な要素を拾うためのやり方を教えてほしい。

・最初のうちはあまり深く考えず、「使うかも」というところに多めに線を引く。特に、「事例企業の強みと弱み」「社内の変化と社外の変化」は必ずマークするといったことからはじめてみる。最初は全然書けないので焦る必要はない。(かーな)

 


2次試験の問題用紙と解答用紙の紙サイズは実際どうだったか

・問題用紙はB5、解答用紙はA3(おべんと君)

・再生紙で破れやすいので注意(Tomatsu)

・普段練習していた紙より本番は字が濃く出た気がする。初めての紙質。BにしていたがHBでよかったかもと思った。(3ch)

 


10月の試験直前で、ふぞろい流の採点で何点取れていましたか。

・6、7割は取れていたが、何度も解いた結果なので点数はあまり参考にならない。解答の文章構成、切り口、読みやすさなどを気にした方が良いと思います。(さとまる)

 


ふぞろいはどれを揃えればよいですか?

・私は10年データブック、ふぞろい11、12を購入しました。(3ch)

 


以上が主要なQAになります。
明日のぴ。の記事でも紹介しますが、掲載しきれなかった質問や回答は多数あります。後日各メンバーが順次記事にしていきますのでお待ちください。特にリクエストがありましたらコメント下さい。

 

シリーズ「となりのふぞろい」(最終回)

さて、QAでふぞろいの話題が出たところで、コラボ企画となりのふぞろい。道場側もふぞろい側も今日で最終回です。
相談会でもふぞろいの話題は必ず出てきました。2次受験生の必須アイテムですね。

私の「ふぞろい」の位置づけと活用術を紹介するにあたり、私の2次対策をざっと紹介します。

(1)スタートアップ
2次初受験のため何をしてよいのかわからず、最初は「速修2次テキスト」(TBC受験研究会)を軸に2次とはどんな感じか、考え方、電卓の使い方を動画を見ながら習得。特に知識はQAにあるように「抽象化ブロックシート」を軸に整理。事例Ⅳは「全知識全ノウハウ」「30日特訓」を軸に1次対策と並行して演習。

(2)過去問
過去問軸とした2次対策は「解き方がわかる!2次試験対策解答例集」(AAS)を軸に「因果で答える」「戦略レイヤを意識」する手法を習得。(習得というスマートな感じではなく、もがきながら必死にかじりついた感じ。)メソッドを取得はAAS名古屋のオプション講座(通信・単発の通学)にて。

(3)Web勉強会
これでも中々コツを掴めず一進一退。そこで9月中旬からWeb勉強会(私の場合ココスタ)に参加。自分の考えを人前で言葉にして発することで考えがブラッシュされることで少しずつ前進する。この中でもふぞろいを根拠にした議論はあったので、その際には勉強会が終わった後、該当箇所周辺を再度読み込み。(特に、ココスタ同期のぴ。が勉強会でふぞろいでは・・と触れた箇所は、終わった後に必死にマークして読みまくってました。)

(4)そしてふぞろいの活用
(2)でも(3)でももやもやする設問の解答、解釈・切り分けについては、ふぞろいを参照。その個所の設問や内容は深く読み込み、キーワード、切り口、多面的な解答方法、フレーズを写経してノートに記載。そこから関連する設問についても広げて参照。

といった感じで、ふぞろいは、2次の「最後の砦」、「駆け込み寺」と位置付けて活用していました。結果的にふぞろいがあったおかげで腹落ちした箇所が何度もありました。ふぞろいを参考にする際の私のポイントは、高得点再現答案や合格解答より「どういう解答がB,C,Dになっているか」を徹底的に参考にしたことです。自分の解答に同じような思考ルーチンや癖がないか、比較しながら振り返ってました。

ふぞろい流採点も実は1回も行ったことはありません。特定の設問だけやったことはありますが、事例全体ではやりませんでした。信用してないとかそんなことではなく、落ち着いてやる暇がなかったという感じです。(今思えばやっておけばより進捗が明確になったのに、と思ってます。)

色々と2次の情報収集すると定番といえばふぞろいということで、私も2次学習の初期のころ迷わず買いましたが、お恥ずかしい話、当時は具体的な活用方法等全く分かっておりませんでした。私の場合、動画解説や通学のような何かブースターがないとどうも進まず、どうやって合格者がふぞろいを自分のものにしてくのか、どうもよくわかってませんでした。ふぞろいに公式Blogがあることすら知らず・・・(すみません) 今思えば、ふぞろいBlogや道場、他のBlogでも具体的な活用術が詳細に紹介されており、ふぞろい公式Blog等をもっとチェックしておけばよかったなと思った次第です。皆さんはぜひ多様な活用方法を収取して頂きたいと思います。

 

ちなみに、最近、私が一番印象に残ったふぞろいBlogはこちらです。

キーワード採点って信用できるの?(ふぞろいな合格答案公式Blog)

ふぞろい11の後半にもH29年度を分析した同様の記事がありました。実開示点数とふぞろい流キーワード採点の乖離度が掲載されています。令和元年に関して言えば、直感的にブレ幅が大きいと感じている事例Ⅰの乖離度が他事例に比較してやや大きめにでてきていて、私の勝手な直感と合ってると思いました。本試験の実採点とは一定の乖離度があること、その乖離度がどれくらいかを上記Blogで理解した上で活用するのが良いと思います。ふぞろい流採点手法は100%では決してないけれど一定レベルで信用が置ける指標の一つに間違いない、と改めて感じた次第です。

 

<これまでのとなりのふぞろいシリーズ 道場記事>
ふぞろいって何?(かーなの記事)
勉強会での活用(ぴ。の記事)
ふぞろいの魅力的な仕掛け(岩塩の記事)
ふぞろい13で採点してみたR1・事例Ⅰ(いけちゃんの記事)
ふぞろい13で採点してみたR1・事例Ⅱ(いけちゃんの記事)
模範解答の一つとしての活用法(さいちゃんの記事)
ふぞろいは心の拠り所(Tomatsuの記事)
キーワードだけにこだわらない(CKの記事)
渾身の過去問徹底学習活用法(べりーの記事)
思考プロセスの安定のために(おべんと君の記事)
C、D答案から学ぶふぞろいの良さ(カワサンの記事)

 

道場11代目の記事でわかるように、多様性のあるメンバー、ふぞろい一つとっても捉え方や活用方法は多種多様。

まさに”ふぞろい”。

共通項や参考になる箇所をパクってカスタマイズして下さいね。

 

ふぞろい公式Twitter。よろしければ是非!

 

以上、3chでした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<セミナー告知>

一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

一発合格道場 オンライン夏セミナー2020 日曜の回:7月26日(日) 14:00~17:50 (13:50から接続可能)
→終了しました。ありがとうございました!

平日夜の回:7月29日(水) 20:00~21:30 (19:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!

日曜の回(7月26日)の申し込みはこちら ※満員御礼!

平日夜の回(7月29日)の申し込みはこちら ※満員御礼!

~参加者の皆さまへお願い~

29日のセミナーに使用するzoomのリンクと
セミナー資料を26日に送付しましたので、
届いていない方はこくちーずの連絡先までご連絡をお願いいたします。
29日のセミナー冒頭で事前送付資料に関する質問会を行いますので、
事前に内容の把握をお願いいたします。
セミナー当日は、資料の中身に関する説明の時間は設けませんので、ご注意ください。

           

twitterもよろしくお願いします。

 

カワサンです。(自己紹介合格体験記
今日は雑談交じりな独学生向けの話です。

セミナーや勉強会にも頼らず、独学で2次筆記試験へ挑もうとしている方、まずは2次筆記試験の合格者がどんな風に合格したのかをリサーチしましょう!

①まずはチェック道場の合格体験記
経験者の意見を比較検討し、自分にフィットしそうな方法を考えることをお勧めします。年齢、受験回数、シチュエーション…ご自身に近い合格者を探してみて下さい。

2019年 2次筆記試験合格体験記まとめを読む
体験記1個1個読むのは大変!という方は、こちらで直近合格者の手法を俯瞰できます。

独学合格者の合格体験記まとめを読む
独学合格者のトレンド、共通項をできるだけまとめています。「独学しか選べないです」という方は、こちらを参考に。

 

先日、2次筆記試験を独学合格するためには以下の3点を徹底し、各論は次回から!と書きました。

①徹底的に情報収集し、活用する参考書やWebサイト(=先達)を複数選ぶ

②複数の模範解答・再現答案と自分の答案を徹底的に比較分析

③日本語の表現や言葉づかいに徹底的にこだわる

ということで、今日は①を取り上げます…と思ったのですが、

2次試験合格への羅針盤【中小企業診断士試験】(さいちゃん)

2次試験の作法?ふぞろい活用法?そしてミスノート作成のすゝめ【2次試験の準備】(べりー)

↑を読んだら、情報収集のスタートラインには立てますので、今日は触れません。

 

今日は「合格ラインのイメージを、どう持っておくか」という話をします。

 

1.PDCAサイクルから合格ラインに近づけ!

初めて2次筆記試験に向き合う方には、まず合格ラインのイメージをもって欲しいです。

「事例Ⅰ~事例Ⅳで各科目60点以上を取るためには、どんな形の回答を書かねばならないか」

それを持たぬまま、過去問をやっても…何を目指さなきゃいけないか、分からないじゃないですか。
特に、独学は「誰も教えてくれない」という弱みを補っていかねばなりません

 

なぜ記述式の試験に「イメージ」なのかというと

いきなりテクニックやロジックをインプットした所で、解答にたどり着けるはずがないから。

もっというと、技術から学んでしまったら、中途半端でぎこちない、全体感を踏まえない答案になってしまうと思うのです。

野球だって、まずキャッチボールから教わります。
いきなり「ストレートの握り方」「流し打ちのやり方」なんて教わりません。

まず、試験全体のイメージを押さえる。相手の全体像を知っておく。そこから手を付ける。

個人的には、独学の方は参考書等の最初のほうに載っている「試験の傾向」や「そもそも2次筆記試験とは」といった解説を読んで、スケジュール感や試験の全体像把握をお勧めします。

①まず試験の全体像(≒野球ってなに?)を知り、スケジュールを立てる

②テクニックやロジック無しで過去問に手を付る(≒まずボールを投げてみる)

③模範解答と自分の回答を対比する中で、その差(≒不足する技術やテクニック)を明確にする

④理想の形と自分の立ち位置とのギャップ(≒野球が求めるボールの投げ方と自分の投げ方の違い)を埋める方法を考え、次の問題に生かす

①~④は、PDCAサイクルになっています。

もしセミナー等参加された方が読まれていましたら、気を付けて欲しいのは「いい事教わったゾ!」と思って過去問や問題集にとりあえず手を付けること。そのまま闇雲に10月25日の試験本番に臨む…

これはP(Plan)が欠け落ちています。

これでは、8月や9月でどこまでできた方が良いのか(≒マイルストーン)あいまいなまま突っ走ることになり、前倒しで出来たのか、遅れているのかを自認できません。

================================

もう少し話を掘り下げます。

今から60%書ける必要はありません

8月に0%でも、10月25日に60%以上書ければ合格です。

問題に着手してみると、最初は「わかんねーマジで。笑」状態です。
どんなに考えても白紙答案、という方もいるのではないでしょうか。
最初の半月は模範解答や「ふぞろい」のAB答案に2割くらい掠るレベルでした。

そこから「なぜ模範解答のような理屈に至るのか」という思考のプロセスを、「うーん、うーん」と深夜のマク○ナル○で唸りながら、「自分は何をはき違えたんだ」と反省し続ける。

そうすることで、2次筆記試験で求められる理想の「思考のプロセス」を自分に形作っていく
具体的な話は、またの機会に取りあげます。

 

2.2次筆記試験の合格ライン=ノリの良いお化粧に同じ

先日、同期合格者の方と会話して気づいた話をします。

試験本番への向き合い方・スケジュールの話なんですが、独学ストレート合格者には、まれにスケジュールが「メチャクチャ」なまま挑んで合格する人もいます

・仕事で時間が確保できなかった

・模試の出来が悪すぎて1か月ほどゲームに没頭して現実逃避した

・2次試験の前日に友達の結婚式で12時過ぎまで飲んで、試験会場に引出物を持ち込んだ

これでも受かる人は受かるんです。そして本人曰く「受かったんですよね~」と涼しい顔。

様々な感情が交錯しますが、これもまた現実なのです。もちろん、結果論と言えば結果論。

2次筆記試験の合格率は、毎年約20%です。

なぜ、上記のような方も「約20%圏内」の合格ラインに「入り込める」のか。

 

そんな疑問に迫るべく、彼らに話を迫り続けた結果、共通するのは以下の事だと分かりました。

・試験直前期には時間を取って勉強して、無意識のうちにノウハウをガッチリ吸収している(≒自然とPDCAが回せている

自分なりにテクニックやコツを確立し臨んでいる(≠予備校等で教わるノウハウ)

・手広くやらず、手を付けたものはしっかり掘り下げていく(≠回数をこなす)

別に、試験前日にゲームしまくってたわけじゃないんです。

何かの理論をそのまま鵜呑みにしていたわけじゃなく、自分で考えていたのです。

闇雲に数や時間を投じていたわけじゃないんです。

 

2次筆記の合格ラインっていわば「お化粧」と同じなんです。

・何もわからない→すっぴん;どう回答して良いのか分からない

・やりすぎる→厚化粧;部分を掘り下げすぎて全体のバランスを失い、結果的に的外れな回答

・ちょうどよい→今日もバッチリ☆彡:合格約20%圏内

先日某芸能人のメイク動画を見ながら、2次筆記試験の合格ラインは同じ概念だなと。
といっても、世間の約20%だけお化粧上手で、約80%の方がお化粧が下手と言いたいわけではないです。

 

与件文を読む、事例を掘り下げるというのは、シチュエーションに合わせてどんなメイクにすべきか考えるようなもの。
結婚式ならラメ入りかな。弔事ならナチュラルに。そういう事です。

「設問を解釈する」というのは、どこの部位に何を塗るのかを考えるということ。
瞼に口紅塗らないじゃないですか。そういう事です。

「解答を作成する」というのは、塗る順番を組み立てる様なこと。
チークの後にファンデーション塗らないじゃないですか。そういう事です。

予備校で「解答のフィードバックをもらう」というのは、デパート1階の化粧品コーナーの方からアドバイスをもらうようなもの。
勉強会は「合格経験者」なんで、モデルさんからアドバイスをもらう、みたいな感じですかね。

鏡の自分(=答案)を見ながら評価してもらわないと、いいメイクか分からないじゃないですか。そういう事です。

 

私のように勉強会もセミナーも経験なく合格した経験をなぞると、

「自分で化粧してみて、ファッション誌やYouTubeの動画を参考に、鏡を見ながら自分のメイクの良し悪しを徹底的に分析し続けた」

という感じです。

 

先の「短期集中で一気に合格した人」は、いわば

「朝が弱くて短時間ずぼらメイクでもバッチリ決めちゃっている人」

みたいな感じです。私もこのタイプになりたい。

 

朝1時間かけようが、10分で済ませようが

「ちょうどよいメイク」を決められるかどうか。

その上位約20%が合格圏内です。

 

やみくもに過去問○年分やるとか、2次筆記向けの参考書を通読するとか、そういうことでは無いんです。

試験本番に「バッチリメイク」を決めるための練習を計画的にするのです。

そりゃ確かに短時間でマスターしたいですが、それで確実に「バッチリメイク」できる自信はありますか?

しかも相手は、すべて初見です。

どんなシチュエーションにも対応できるよう、練習し準備するに越したことはない、ですよね?

 

 

3.今は分からなくて全然OK

初めて過去問を解くと、自分の回答と模範解答の共通項が「とりあえずマス目に何か書いてあるくらい」という感じです。

前述のとおり「わかんねーマジで。笑」状態です。

「こんなんで10月25日間に合う?」ってなります。

でも、この状態はチャンスなんです。

それでいい。○平慈英さんにも「いいんです」って言ってほしいくらい。

全くできないというコトは、何もできていないから一から学べば「いいんです」

さっきのお化粧で言えば「化粧水の塗り方から始める」という感じです。

個人的には、過去問に取り組み始めた段階から模範解答やふぞろいのキーワードが引っかかる方のほうが注意すべきと思います。

たまたま、それっぽいことを書いて「まあまあ、こんな感じかー」と、設問や論理構成もよく理解もしないまま、過去問を回し続けるリスクがあるからです。

これもまた、PDCAがちゃんと回っていないから起きることです。

この状態で試験に臨むと、先日のべりーの「因果」の話みたいな事が起きます。

================================

肌の調子なんて毎日どうなるか分かりません。相当に気を遣わないと。

それと同じです。たまたま「今日がノリが良かった」で合格した方も居るかもしれませんが、誰しも「たまたま」を狙っている訳ではない。

今は何を試しても上手くお化粧ができない!
でも、10月25日には「確実に」ノリ良くお化粧するイメージで試験勉強に向かってほしいです。

そんなイメージを掴みつつ、次回からは独学で過去問を解く際の留意点を説明しようと思います。

繰り返しますが、まずは参考書等の冒頭文や情報収集の中で「2次筆記試験とは何ぞや」というコトをしっかりイメージして計画を立てて下さい。そこが最初です。

 

4.となりのふぞろい

昨年の1次試験終了後、ネット上の情報で「ふぞろい」は買うべしとの話を受けて買いました。(道場メンバー以外の)同期合格者の方と話していても、予備校生や通信の方も使っている方は多いように感じます。

そもそも「ふぞろい」って何なん?という方はこちらを参考に
(記事の後半に詳しく書いてありますよ)

 

私の活用法は以下の3点です。特に(2)のC・D答案から学べる点は「ふぞろい」の良さだと思っています。

(1)過去問を解いた後、合格者のAB答案、ふぞろい流ベスト答案から「自分でも書けそうな」文章に注目

ふぞろいに掲載されている再現答案を見ると「これはすごいな」「よく試験本番でここまで書けるよな」と思う回答に出会いますが「自分もこれと同じような答案が試験本番に書けるか?」という視点を持って答案分析のページ(冊子の前半部分)を見ていました。

自分の実力からして、A答案のような論理構成・着眼点まで考えつかないと思ったら「これは天才が書くやつだから無理っす」と割り切ってました。背伸びしても試験本番で書ける自信が無かったからです。

他方、B答案なら書けそうだったと感じたら、論理構成を書きだして理解し、文章の流れを把握したうえで写経しました。

B答案も50点以上~60点未満なので合格ラインに届いていませんが「先ず隗より始めよ」精神で徐々にA答案に近づける、というスタンスでしたね。

 

(2)C・D答案がダメな理由をチェック&考える→反面教師にする

合格した方の再現答案はネット上に多数ありますが、失敗答案はネット上であまり見かけません
C・D答案はいわば「届かなかった解答」であり、このためにお金払って買っていると考えても良いです。

もしC・D答案を書いてしまっていたら、それはダメな答案を書いてしまったというコト。
なんでダメなのかを徹底的に調べてる。後ページの会話も読みながら、論点を確認

加えて、何がダメだったのかを自分なりに考えてみる。「4Pの要素が1個抜けていたな」「因果の『果』が分かりにくいな」「理由の背景が抜けていたな」など。

私はそれでも不足すれば、「全知識」あたりで解法のお作法も確認して、ダメなポイントをしっかり掘り下げるように心がけておりました。

試験本番では「自分で考える」ことが出来ないと何も書けません。テキスト類も参照できませんから、今のうちに「どう考えるか」を徹底的に刷り込みました。

 

(3)合格者の勉強方法、80分の過ごし方をチェック

冊子の後半は(※「10年データブック」を除く)合格者の80分間のドキュメントと、その方の勉強方法等が記載されています。

こちらは(個人的には)読み物として、どんな人が合格したのか、10月の試験までどんな過ごし方をしたのか、大変参考になりました。

たしかにネット上でも同じようなものはいっぱい存在しますし、道場も10年分の合格体験記というノウハウが蓄積されているんですが、これらはフリーフォーマットで好き好き書いており、比較しにくいです。

他方、「ふぞろい」の場合同じフォーマットで勉強方法や個々人がポイントとして考えている事が書いてあり、比較しやすいです。私はこの点がとても好きでした。

 

5.今日のまとめ

参考書等に載っている「試験の傾向」や「そもそも2次筆記試験とは」といった解説を読んで、試験のイメージをつかむ。

・PDCAサイクルを回しながら、「ちょうどよいお化粧のノリ」に同じ答案作成能力を身につけていく。

・「ふぞろい」は失敗事案から学べる点が良い

 

では、また!

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<セミナー告知>

一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

一発合格道場 オンライン夏セミナー2020

日曜の回:7月26日(日) 14:00~17:50 (13:50から接続可能)
平日夜の回:7月29日(水) 20:00~21:30 (19:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!

日曜の回(7月26日)の申し込みはこちら ※満員御礼!

平日夜の回(7月29日)の申し込みはこちら ※満員御礼!

~参加者の皆さまへお願い~

当日になっても最終案内メールが届いていない方は、

お問い合わせの前に必ず受信設定の確認をお願いします。

           

twitterもよろしくお願いします。

 

合格に十分な実力発揮の準備!

✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ

おはようございます。べりーです(過去投稿記事はこちら)。

1次試験を受験された方は、改めまして大変おつかれさまでした。
2次試験専願の皆様、大変お待たせしました。

いよいよ明日と29日(水)は一発合格道場が主催するオンライン夏セミナー当日です。
大変ご好評を賜りました春セミナーに続いてのオンラインセミナーとなり、皆様と2次試験に向けた勉強方法や心構えなどの情報交換、そして盛大な景気付けをリアルな会場で行いたかったのですが、その点では非常に残念です。

けれども、今年はもう抗いようのない天災に襲われてしまったため、今年受験生である皆様と今年道場の当代メンバーである私たちはオンラインで繋がり合う宿命(大げさですね💦)と思い定め、明日はオンラインでも目一杯楽しんじゃいましょう!

私たちも資料作成やプレゼンを全力でやらせていただきます。
皆様も道場メンバーから必要な情報を引き出すとともに、令和二年度の2次試験を共に戦う同志であり、未来の診断士同期となる皆様との出会いをお楽しみ下さい。

※今回も長文ですみません。お急ぎの方は申し訳ありませんが目次から記事を選んでご覧下さい

 

2次試験の準備

準備の重要性

私の担当回としては本日から完全に2次試験対策に模様替えということで、個人的にひっそりと掲げていた冒頭の看板をかけ替えました(どーでもいい話でスミマセン!)。

------------
合格に十分な実力発揮の準備!

✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ

------------

「2次試験の事例研究とは?」については、もしよろしければ下記の過去投稿をお読み下さい。
私自身の実体験をサンプルに、受験校とは?模試と本試験の違いとは?本試験に必要な準備と実力とは?そして、事例研究とは結局何なのか?を整理してお伝えするために書いた過去記事です。

2次試験の準備と実力の話【診断士試験の模試と過去問と本試験】

もう一つの「対策を~」の方ですが、非常に重要なことだと私自身思っていることです。これは後半で触れます。

ちなみに「合格に十分な実力」とは、自己満足な実力ではなく、仲間内や予備校内順位で最高位の実力でもなく、いわゆる「合格レベルの実力」ということですが、2次試験の場合はどこまで行けば合格レベルか?が明文化できません。

私も2次試験直前(9月)のMMC模擬試験で事例Ⅰが1位、4事例総合でも上位20%以内に入り「これで合格レベルかな」と安心したものでしたが、落ちました(MMCとは2次試験専門の受験校です。当然ながらMMCに落ち度があるのではなく自分の準備不足と実力不足が原因であり、その辺りを上記の過去記事で書かせていただきました)。

この「ゴールが見えない感」が中小企業診断士試験で「1次と2次は全くの別物」と言われる所以です。

次に「実力発揮」とは、文字通り実力、つまり「自分の持てる知識とスキル、経験をフル動員して答案を作成する力を普段通り発揮すること」に他なりませんが、2次試験の場合、これも簡単ではありません。
繰り返しますが様々な意味で「1次と2次は全くの別物」です。
この辺りは本試験までの3カ月間で沢山書いていく予定ですが、普段通りの実力を発揮することも難しいということだけ頭の片隅にしまっておいて下さい。

最後に「準備」ですが、「合格に十分な実力発揮」を可能にできるのが「準備」です。
「十分な準備」はあなたが育て上げた「合格に十分な実力」を試験会場で「普段通り存分に発揮」する上で必要不可欠な役割を果たします。
2次試験に関しては実に様々な準備があります。知識面、テクニック面、メンタル面、武器面(みんな大好き文房具 笑)、、、等々。
今回は知識面における準備の一つのお話です。

 

道場記事から2次試験の作法を知る

まず、2次試験の各事例には「作法」というものがあります。
初めて2次試験に挑戦する人はコレが分からずに苦労します。

今の時期、初挑戦する方(初学の方)は一発合格道場の過去記事を読み漁ることを強くお勧めします。
検索機能を利用いただくのも良いですし、下記の「カテゴリ」からリンク先に飛んでいただきタイトルに「2次試験」が含まれる記事をご覧いただくのも1つのやり方です。

ちなみに(カッコ)内の数字は、カテゴリ内の記事の数です。

二次試験 (1,279)
事例 I (190)
事例 II (171)
事例 III (183)
事例 IV (247)

ちなみにこの数字、日々増え続けています。
直近では昨日のTomatsuの記事で事例Ⅰの作法を説明していましたが、今後も私たち11代目メンバーが続々と充実させていく予定です。

なお、当サイト「一発合格道場」は過去10年間に渡り100名以上の”前年合格者”がほぼ毎日記事を書き続けてきたブログサイトです。11年目を担当する私達12名が「11代目」と名乗っているのもそのためです。

一発合格道場には「パクってカスタマイズ」という言葉があります。
他人の知識や解法をパクり(拝借し)、自分流にカスタマイズ(改良)して取り入れちゃおう!という意味です。
代々の道場記事+α(参考書や受験校)からパクってカスタマイズで学んできた「学びの系譜がバラバラのメンバー」が、合格後に自分にとって役立った情報を10年間毎年投稿し続けてきた結果蓄積した「年数×多様性」こそが一発合格道場の強みであると感じています。

パクってカスタマイズ(70件)
※2015年に6代目が提唱して以来、道場の奥義の一つになりました

この時期、道場記事の読み漁りをお勧めするのは「自分に合う解法や80分の過ごし方」を見つけていただくためであり、見つけたら遠慮なくパクってカスタマイズして本試験に臨んで下さい。

なお「作法」とはどのようなものか?をイメージしていただくために、私も「事例Ⅳの第1問」の作法について説明した記事を書きましたので、参考までにご覧いただければと思います。

ビジネス実務に直接役立つ経営分析の知識と2次試験対策とは?!
第1問だけでCheckポイントが1~11までありますが、これを知ってるのと知らないのとで差がでるのが2次試験です。

ちなみに明日のセミナーでは事例Ⅰ~事例Ⅳの作法はもちろん、それ以外の「準備」についても沢山お話させていただく予定ですので参加予定の皆様はぜひ楽しみにして下さい。

以上は「道場記事から2次試験の作法を知る」についてでした。

ミスノート作成のすゝめ

まず作法を知り、自分なりの対策として吸収し身に着けていく訳ですが、その過程で皆さんが行うことの中心に置くべきなのは「過去問学習」です。

例えば事例Ⅳの令和元年度の過去問を解いたら「1事例解いた」とカウントするとして、4事例の5年分を3回ずつ解いた場合は「60事例解いた」ことになります。

ここからが大事なのですが、「解いた事例の数が多いほど実力がついた」ということには絶対になりません。

個人的には「5年分を3周回す(60事例)」のはぜひやっておいた方が良いレベルだと考えますが、肝心なのは「数」ではなく「いかに事例と向き合うか?」だと思います。

よく言われることですが、各事例の出題委員は学者の先生方であり、先生方が作成する事例文は読み込むほどに「こんなところにそういう意図が!」といった「気づき」が得られる「深さ」があると感じます。
事例文の「言い回し」や「キーワード」、突然語られる「社長の想い」だけでなく、設問の順番や設問文に込められたヒントなど、非常に考え尽くされて作問されていると感じることが、私も多々ありました。

事例文を研究し、設問文を研究する。
それも、重要度で言えば「過去問>>>予備校答練・模試」だと私は考えます。

念のため申し上げますが、予備校の答練や模試も過去問をよく分析して作問されているのは間違いありません。過去問以外の初見の問題が入手できるのも予備校のメリットです。しかし、学者の先生方が1年間じっくり時間をかけて作問するのに対し、予備校講師講師や関係者の皆様は次々と作問する必要に迫られるはずで、その両者を比較すること自体に意味がないと考えます。

 

過去問の話に戻ります。
ご存じのように2次試験は正答が発表されません。では過去問を解くのは良いとしてどうやって採点するのか?という疑問に直面するのですが、私はこの目的において「ふぞろいな答案分析」(以下「ふぞろい」)を超える教材を知りません。

 

過去問学習法

過去問を解く
→ ふぞろいで採点する
→ 点数は参考。犯したミスはライブラリ化。

自習とはいえ、自己採点した結果が高いと嬉しいでしょう。
しかし、サッカーのシュート練習でゴール右上隅にボールを放り込めたとしてもピッチを走り回って喜ぶことはないはずです。
練習は練習。なぜうまく蹴れたのか?良かったのはイメージの持ち方?軸足を置く位置?ボールへの足の当て方?インサイドの強いキックを選択したから?・・・等々、様々な要因分析を積み重ねて身に着けようと心がけるはずです。

なお、上記は「上手くいった要因の分析」ですが、診断士試験の過去問学習の場合はこの「上手くいった要因の分析」が難しいと感じます。

例えば過去問学習で何度も同じ事例を解くうちに「この年の事例問題のふぞろいで加点になるキーワード」を覚えてしまう事が多々あります。
そうした状態で過去問学習した時に、

「覚えているキーワードを沢山盛り込む→ふぞろいで採点する→高得点だ、ひゃっほう→成功した要因(キーワード)を振り返る」

という学習を重ねてもあまり意味がないと思います。

逆に「ミスを徹底的に振り返ること」、これをお勧めします。
私はミスを一元化するために「ミスノート」を作っていました。
ミスノートは2冊。1冊は事例Ⅳのみ、もう1冊は残りの3事例のミスを書き溜めます。

事例Ⅳのミスノートは10ページ位ずつページを空けて「経営分析」「CVP分析」「CF計算書」というようにブロックを分けて、「何年度の事例で、ミスの種別は何で(計算ミス、知識不足、思い込み、大事故みたいな分類)、ミスの内容は何か?」をミスする度にこのノートに記入していきました。

そしてミスを記入したら必ず対策を手順に落とし込んで併記し、以後の過去問学習でその通りに手を動かし体で覚えるまで繰り返します。

ミスをミスのまま放っておかない。非常に重要です。
これを今回、冒頭と末尾の看板に載せました。

なお事例Ⅳのミスノートですが、1事例で1冊は枚数が多すぎて余ると思いますか?
とんでもない。事例Ⅳは自分で自分が信じられなくなるほど多彩なミスを、心が折れそうになるほど繰り返したりします。
どんどん埋まっていくノートに心が冷え冷えとしていく感覚が味わえます。

注意点としては、初学者の場合は各事例の作法が身に着くまではありとあらゆるミスをしでかすため、ある程度作法が理解できてくるまではミスノートを取ることはお勧めしません。

そこまで焦らなくても大丈夫です。5年分の1周目はミスノートなしにして、2周目からどんどんミスを記録していく形でも問題ないかと思います。
「9月からミスノートを始める」でも良いでしょう。

この「ミスノート」。過去問を解く前にざっと読み返して自戒したり、隙間時間の確認ツールにするのも良いのですが、最も役に立つのが「自分専用のファイナルペーパーのネタ元」になることです。

ミスノートのミスは、あなたの弱点が詰まっています。
体調が良いとき悪いとき。仕事が快調な時、行き詰った時。様々な心理・シチュエーションで過去問学習した結果、多面的な記録として蓄積された自分の弱点をファイナルペーパーとして一元化すれば、最強のツールが出来上がるはずです。

ミスノート作成、ぜひお勧めします。

となりのふぞろい

 

 

自分も「ふぞろいな合格答案」は毎年買っていました。
特に最終年度、私は予備校も通わず模試も受けず独学で臨みましたがふぞろいが無かったら全く成立しませんでした。

上では次のことを書きました。

そうした状態で過去問学習した時に
「覚えているキーワードを沢山盛り込む→ふぞろいで採点する→高得点だ、ひゃっほう→成功した要因(キーワード)を振り返る」
という学習を重ねてもあまり意味がないと思います。

これは「ふぞろいを使った学習に意味がない」と言っているのではありません。
ふぞろいを使って自主学習する場合、キーワードの暗記量をチェックする使い方ではなく、「どういう時に点が取れてどういう時に点が低かったかの違い」に注目し、ミスを徹底的に振り返る学習の仕方を「超個人的に」お勧めしているのです。

繰り返しますが、ふぞろいは決してキーワードを覚えるための教材ではないと思っています。
多面的な切り口で、その事例で逃してはならない要点をピックアップできているか?を確かめるツールだと私は考えました。

具体的な事例を使って振り返ります。

 

【過去問徹底学習】ふぞろい活用法

平成21年 事例Ⅱ 第3問(設問1)と(設問2)

私がふぞろいの凄さを感じたのは、例が古くて恐れ入りますが平成21年の事例Ⅱです。
X銀座商店街のスポーツ用品店が近隣の銭湯とコラボ、っていう割と無茶振りな事例です。

この事例問題の第3問が2つの設問で構成されていたのですが、(設問1)と(設問2)でふぞろい採点の結果が大きく分かれた時に、本気で「何故だろう?」と考えました。

これだけ古いと「初見問題はなるべく取っておきたい」と考える皆様にもご迷惑をおかけしないで済むと思いますので、以下をお読みいただくにあたってはぜひ実際の問題文(コチラ)を先にご覧頂けたらと思います。事例文と第3問の設問文を読んで、自分なりの答えをイメージしてみて下さい。

 

・・・読みましたか?では、設問文は次の通りです。

第3問(配点40点)
B社は顧客の拡大と自社へのロイヤルティ(愛顧)を高めるために、新しい事業を考えている。どのような事業が考えられるか。

(設問1)
B社は自社だけで行えるサービス事業を考えている。それはどのようなものか、120字以内で答えよ。

(設問2)
B社は商店街の裏通りにある銭湯との共同事業を考えている。どのようなサービス事業が考えられるか。120字以内で答えよ。

設問を読む限りどちらも「新規事業」を答えさせようとしています。

私の場合、事例Ⅱで新規事業が問われたら「予めピックアップした経営資源」を活用して、次の「型(かた)」にはめて解答することを「作法」としていました。

 

事例Ⅱの新規事業問題への対応(私流)

誰に(ターゲット)
何を(4P)
どのように(経営資源を活用して)
※必要あらば「効果」も書く(施策系の設問)

ということで作法は頭に入っている。
なのに私が書いた過去問の答案は設問1と設問2でくっきりと明暗が分かれました(失敗例としてご覧下さい)。

 

 

 

設問1が6点(MAX20点)、設問2が18点(MAX20点)です。

最初は「経営資源を拾うと決めたのに全く使えていないのではないか?」と考えました。
ちなみに私が事例文から抽出した「経営資源」は次の通りです。

 

<経営資源>
①学校や団体との関係
②顧客対応の評判
③本社裏土地
④観光客
⑤体操ユニフォーム一手に注文
⑥B社本店事務局→安定受注
⑦ミニコミ誌、HP
⑧フットサル需要

こうしてみると、抽出した資源を使えていないわけでも無さそう。
なのに点に開きが出たのは何故か。

そこで私は答案から離れて再度「ふぞろい」を開き、「●解答ランキングとふぞろい流採点基準」をしげしげと眺めてあることに気付いたのです。

 

(設問1)

出典:ふぞろいな合格答案10年データブック

 

これ ↑ と、これ ↓ です。

が付く場所が全然違うのが一目瞭然です。

 

(設問2)

出典:ふぞろいな合格答案10年データブック

 

上に書いた通り私は「新規事業=誰が、何を、どのように(経営資源)」と考えていたのですが、ふぞろいは「活用する経営資源と機会」と「新規事業の具体案」を切り口に答えよ、と言っているのです。

しかも私は設問1で新規事業の提案をがっつり書いたのですが、配点の割合を見ると

・活用する経営資源と機会・・・60%
・新規事業の具体案   ・・・40%

となっており、自分は配点60%側で1つも要点を押さえられず、配点40%側でちまちまと2つの要点を挙げていました。

一方、高得点となった設問2は、配点60点側で3つの要点を押さえて13点を稼ぎ、配点40点側で1位で5点の要点を1つのみ挙げている。
この結果、設問1と2でこれだけの点が開いたのです。

設問1と2で要点の押さえ方が違っているのは分かった。では何故その違いは生まれたのか。

ていうか、何故ふぞろいは「活用する経営資源と機会」に6割も傾斜配点しているのか?を考え、ようやく自分の理解が足りていないことに気付きました。

 

事例Ⅱの新規事業問題への対応(ふぞろい流?)

【配点60点】
活用する経営資源と機会:
(この資源と機会があるから)


【配点40点】
新規事業の具体案(施策):
(誰に、何を、どのように)

※施策は、誰に(ターゲット)、何を(4P)、どのように(経営資源を活用)

自分はどうも事例Ⅱの点が安定しないと思っていたのですが、今回の設問1のように「因果の”因”」をすっ飛ばしてしまう癖が強くあったのだと気づきました。

恐らく本試験の設問委員の先生方にとっても「因があっての果、活用できる資源と機会があってこその新規事業」として「因」により高い配点を割り振っている可能性は高いと私も思います。
これをふぞろいが気づかせてくれました。

整理すると...

【今回の失敗】

・設問1は全く因を活用できてなく、設問2はたまたま因果で書こうと思いつけた
・設問1は因を押さえてないから新規事業案も一か八かのギャンブル
・因を押さえていないと事例文から離れた「思いつき答案化」リスクが高い
・自分はこうして思いついた「施策」だけを書き連ねようとする癖がある!
・設問1は配点4割の施策だけで勝負し、最初から配点6割12点を捨てていた!
・なぜ設問1で「因」をすっ飛ばして施策を書いたか?はヒントが見つからず諦めたため

 

これに対し、この事例からの学びとして自分の中の「事例Ⅱにおける作法」を以下のようにアップデートしました。

【失敗から得た気づき】

・新規事業(施策)の提案は絶対に事例文中から「因(資源・機会)」を探す
・「因」を押さえることは即ち「事例企業に寄り添うこと」
・「因」を押さえることは即ち「思いつき答案化を避けること」
・自分の癖を知ることは重要で、因をすっ飛ばす癖は多年度の素(もと)
・施策を問われた事例で「経営資源」を探すときは「ニーズと機会」は最重要!
・経営資源(ニーズと機会を含む)を見つけたら、目立つ印をつけ逃がさない!
・「経営資源」をリストアップして終わりにせず、「経営資源があるから(因)、この施策をやる(果)」とセットで書くこと
・因が見つからなくても諦めない、絶対に事例文中から見出した因を絡めて解答する

 

これだけの気づきを大問1問から得られたことは、自分にとって転機となりました。
事例Ⅱのファイナルペーパーにも取り入れたほどです。

 

こういう言葉を聞いたことはありますか?

「ふぞろい=キーワード主義」

もしかしたら今後こうした言葉を聞く機会もあるかもしれませんが、私はこの平成21年度の事例で「自分の重要な弱点」を気づかせてもらった経験から、ふぞろいは「設問ごと」から更に掘り下げた「設問内の多面的な切り口の特定」と「切り口ごとへの配点の割り振り(傾斜配点)」が真骨頂であると勝手に考えました。
そして、それを自主学習に落とし込むための「より具体的な手段(ツール)」が「キーワード」であり、この「主従」を取り違えると、ふぞろいの本当の価値を見誤ってしまうのかなと思いました。

切り口と配点の視点でふぞろいを読み「ふぞろいメンバーは何故そのようにしたのか?」を考えることは、私にとっては「事例を研究することの1つ」だったと言えるのです。

と、格好つけたことを言った割には令和元年の事例Ⅱは59点の「未達のオヤジ」なわけですが、本番でやらかした「第2問」も、ある意味で徹底的に事例文に寄り添った結果の珍解答(泣)であったと言えます。言えるはず。いや、苦しいかも・・・。

ふぞろいの真価がどういうところにあって、例えばどのように活用することができるのか?の一例として、皆様の学習の一助となれば幸いです。

 

ということで、本日は「2次試験の作法」「ミスノート作成のすゝめ」そして「ふぞろいの活用法」の視点から「2次試験に向けた今の時期の準備」について書かせていただきました。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?
✅ 対策を手順化して身に着けたら当日実行するのみ

 

今回の記事でも片鱗を表していますが、2次試験対策の勉強は「できない自分と向き合う」場面の連続です。これは1次試験対策時の比ではありません。

ですがいま皆様がそれぞれの年齢にあって、現業以外の部分でこの辛い経験を得られることは何にも代え難い貴重な機会なると信じています(自分がそうだったので)。

明日の夏セミナーもそのような機会にできるようお互いに楽しみましょう!

べりーでした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<セミナー告知>

一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

一発合格道場 オンライン夏セミナー2020

日曜の回:7月26日(日) 14:00~17:50 (13:50から接続可能)

平日夜の回:7月29日(水) 20:00~21:30 (19:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!

日曜の回(7月26日)の申し込みはこちら※満員御礼!

平日夜の回(7月29日)の申し込みはこちら※満員御礼!

※【緊急追加】関西道場(関西メンバー)主催の
オンライン相談会・更新会も開催します!(7月23日)
申し込みはこちら
※満員御礼!

~参加者の皆さまへお願い~

キャンセル待ちの方がいらっしゃいますので、
もし参加できなくなってしまった場合には、
お手数ですが申込フォームの問合わせにて、
キャンセルのご連絡を宜しくお願い致します。

また、参加者の方全員に案内メールをお送りしましたので、
まだ届いてないかたは必ずお問い合わせいただきますようお願い致します。

           

twitterもよろしくお願いします。

 

皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場Blogをご覧頂きありがとうございます。

今回は、これから2次対策を本格化される方に加え、2021年の1次に向けて勉強をスタートされる方に向けて、学習時間の管理方法の一つとして「StudyPlus(スタディプラス)」を紹介します。

 

1.StudyPlus(通称:スタプラ)とは

公式サイトはこちら


画像出典:スタディプラス公式サイト(https://www.studyplus.jp/)

大学受験生の3人に1人が利用しているという自分の学習実績を記録できる無料のツールです。SNS機能もあり、自分の同じ目標を持つ勉強仲間とつながれます。モチベーション維持のために有効なツールです。

大学受験生をメインターゲットにした学習記録ツールなのですが、診断士をはじめ資格取得の勉強にも十分活用可能です。既に過去の道場メンバー(9代目きゃっしぃ10代目ぐっち 他多数)も活用しておりますし、道場に寄せられた合格体験記からも多数利用されていることがわかります。

私はこのツールがなければ診断士の勉強を途中で断念していたと思います。それくらい私にとっては必須のツールでした。

 

2.メリット①:勉強を記録できる(レコーディング機能)

スタプラでは自分の利用教材を登録し、教材に対してどれくらい学習したかをストップウォッチ機能で測定して記録できます。(ストップウォッチを使わなくても時間だけでも記録できます。)これを教材毎、カテゴリー毎、日、週、月単位でグラフで集計できます。

私は1次、2次とも科目ごとのカテゴリに分類しておりました。日々の記録をつけることと、週単位、月単位で見返して科目ごとへの工数投入比率がどれくらいなのかを振り返ってました。

<3ch利用中の実際の画面:当時>

診断士試験については勉強時間の物理確保が必要、バックボーンによって違うので一概に言えませんが一般的に1,000時間以上とか言われます。スタプラの有効性について合格者の方と議論したことがあるのですが、”時間ではなく質を重視しているから単純な時間の記録は不要、だからスタプラも使っていない”、という意見もありました。

しかしながら、その域の意見を言える前提としては、最低限度の物理勉強時間を確保し、ある一定の量はこなした上での話かと思います。それ以前に学習が続かない、何となくやったつもりでいる、そういう可能性のある方(=私です)が多いのではないでしょうか。受験生の方は会社勤めの方が大半で、稼ぎの本業である仕事が忙しいという理由で学習時間や(体力的、精神的な)余力を捻出できないで断念する方も少なくはないはずです。

スタプラはそういう可能性のある方が、資格試験に必要な勉強時間の絶対量を確保するために、勉強そのものを軌道に乗るスターターであり、勉強が軌道に乗ってからも途中で失速しないためのツールです。

診断士の学習をこれから始める方、来年1次からリベンジする方、ここから2次を本格化する方、何とか立て直したい方、、まずはスタプラで定量的な成果である学習時間を記録し、少なくとも自分がどれくらいやったかを把握することから始めてはどうでしょうか。

実際に記録して過去を振り返ってみると、これまでに相当な時間を費やしてきたことがわかります。7代目フェイマオの記事にもありますが、「軌跡の可視化」によりモチベーションを維持できる点がスタプラの最大の魅力です。

ただし、質までは可視化できません。時間を記録する際のルール(例えば集中した時間のみストップウォッチを進めて計上するとか)は自ら設定しておかないといけません。

参考までに昨年度の私の学習記録です。(なお、スタプラ上HN:3chでそのまま公開しています。)

<3ch実際の月次の学習時間の記録:2019年4-10月>

<3chの週次の学習時間の記録:2019年1次終了後~2次試験終了>

 

3.メリット②:週次の目標設定・達成度管理ができる(目標管理機能)

週次で目標時間を定めて達成度を測定することができます。これを上手く使ってモチベーションを維持することができます。

私にとってこの機能が非常に重要でした。平日で時間がなければ土日でどれくらい覚悟が必要かがわかります。私は週次で目標を定めて予実管理するのが一番合ってました。月次ですとスパンが長すぎますし、月中くらいにどう考えても達成できない状況になります。

私のセルフコントロールとしては、週次単位で進捗管理し、実績も週次の積み上げていくイメージです。週次の積み上げで月100時間を達成できるように週次目標を設定していました。スタプラを使ってからは、週次の目標は何が何でも達成するということだけ決めてました。基本的には20~25時間/週あたりを目標にしていました。(1次直後の1週間だけは緩めてました。。)

スタプラのおかげで、何かと「仕事が忙しい」を言い訳にサボりがちだった私が、週次の学習時間という短期に刻んだ目標を達成し続けることで、後から振り返ると自分でもびっくりするぐらいの時間を捻出して勉強をやり切れた次第です。ここがスタプラを活用する重要なポイントだと思います。

(スタプラと併用していたExcelの学習計画)

スタプラについてはあくまで実績管理がメインです。実際の計画についてどうしたか、参考までに紹介します。
1次の時は科目ややることが多く並行して2次も絡めようとしていたので、Excelで粗く大日程(年次計画として週単位でやること)、小日程(タイムスケジュールとして時間単位で1日でいつ何をどれくらやるか)の学習計画を立ててました。
特に後者は、1次試験の途中、スタプラの目標達成が苦しくなった時期があり、その自己分析のために、日ごとに時間単位でやろうしていた予定の達成度を色で分けて、黄色→達成灰色→仕事水色→計画的な休息時間紫→勉強を計画してたのに未達として区別していました。
この表に実績を落としてから、自分の週次のペース感を掴みやすくなってきました。具体的には、土日の時間に期待しすぎると、どうしても予定通り進まないことが分かったので、平日空いている時間(特に週の前半)に少しでも前倒しで勉強し、週間目標としている勉強時間を稼ぐという癖がつきました。それ以降は達成度が高まりました。

(参考資料)3chの実際の学習計画イメージ

大日程計画イメージ(週単位の年次計画)

小日程計画イメージ(日毎、時間単位の計画)

1次の時は比較的やすく、投入工数と比例して点数が伸びる感覚を掴めたのでこれでよかったのですが、正直なところ、2次は手探りの中で情報収集しながら試行錯誤して進めていたのとで、1次と同じような計画を作ろうとしたもののどうもしっくりこず、ブラッシュしている時間が無駄で作成途中でやめました。結果的に2次以降はスタプラでの管理だけになりました。

計画立てていなかった私がいうのもなんですが、これから2次対策を本格化される方は、道場の記事や各種合格者の体験記etcから情報収集し、この連休中に2次本番から逆算してザクっといつまでにどれくらいのことを達成しておくか、概略のスケジュールを立てて今後のやるべきことを可視化しておいた方がよいと思います。私は恥ずかしながら昨年そんなことをじっくり考えて取り組む余裕がなく、走りながら考えていたのが実態です。今思えば無駄な動きがあったのも事実で、その反省を込めて申し上げます。

なお、これから来年の1次を目指す方は予備校のスケジュールを参考に是非年次の大日程計画を策定してみてください。
その上で、実績管理をスタプラで。

あと、スタプラには試験日までのカウントダウン機能があります。試験まであと何日かをいちいち考えなくてもよいのでこれは地味に便利でした。

 

4.メリット③:勉強仲間ができる(SNS機能)

スタプラにはSNS機能があり、自分の勉強した記録をスタプラ会員に公開可能です。(非公開のままでも利用できますが、是非公開した方がよいです。)同じ目標を持った同志が集まってきますので、ぜひ相互フォローしてみてください。自分の勉強記録にいいねが付くとやる気が出てきます。

周囲に勉強している人がいない私にとって、スタプラ仲間は非常に心強いものでした。リアルで勉強仲間がいる方は中々少ないと思います。とにかく同じ仲間がこれだけやっているんだから、もっとやらなければという思いにさせられます。自分の学習目標や学習記録が公開されると何人から「いいね」が付くため、心の奥底にある自己顕示欲と承認欲求を満たそうと無理やりにでも頑張ろうとします。また、他の人が目標を達成していると自分も達成したくなるため、それを週次で続けることで気が付けば一定時間勉強するクセが気が付いたら身に付きます。ここがこのツールの最大のポイントだと思います。

スタプラの仲間とは道場セミナーやWeb勉強会でリアルにお会いしたり、またずっとお互いにコメントしていた方と合格後に直接お会いし、合格後も研究会をご一緒している方もいらしゃいます。全国で同じ目標に向かってまさに今戦っている同志とつながることで、長期的にモチベーションの維持ができます。受験勉強は孤独な闘いであり、特にリアルで会えない昨今、スタプラ上でつながることはとても有益と思います。
SNSツールは他にも多数あります。個人的にTwitter等は積極的に使ってないのでわかりませんが、スタプラは受験に特化している点で、受験勉強用として活用するならその中でも使い勝手が良いと思ってます。

さらに、モチベーション維持以外にも勉強仲間とつながることで、

①他の人がどのような教材を多く使っているか(しかも今時点で)を知れる。

②教材単位でのレビューが見れる(個人的にはあまり活用せず)、その教材を使っている人の学習記録が参照できる。

③学習教材だけでなく、勉強に関連する書籍や試験に関するネタ(例えばツールや文具とか去年の情報とか)を仕入れることができる。

等のメリットがあります。
特に、仲間が読んでいるおススメの本については何冊か購入してみました。気になる教材やツールについてはコメント、DMで質問できます。

まさにオンラインでの勉強仲間とともに試験を戦える、そんな秀逸なツールです。

 

5.最後に

スタプラを使ったことがない方、無料なので合わなければやめればよいので、是非登録してみてください。
既にお使いの方、自らの計画とセットで使い倒してみてください。

なお、自分で設定した目標達成後は以下の画面が出ます。

この画面が出たときに、思わずウルっときましたね。

スタプラ仲間のいいねや温かいコメントに何度も何度も助けられました。本当にありがとうございました。

 

暑い日が続きます。皆様、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

以上、3chでした。

画像出典:StudyPlusアプリ(iPhone)


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<セミナー告知>

一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

一発合格道場 オンライン夏セミナー2020

日曜の回:7月26日(日) 14:00~17:50 (13:50から接続可能)

平日夜の回:7月29日(水) 20:00~21:30 (19:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!

7月14日(火) 12時より「こくちーず(告知’s)」で募集開始予定

日曜の回(7月26日)の申し込みはこちら ※満員御礼!

平日夜の回(7月29日)の申し込みはこちら ※満員御礼!

※【緊急追加】関西道場(関西メンバー)主催の
オンライン相談会・更新会も開催します!(7月23日)
申し込みはこちら
※詳しくはCKの記事を御覧ください。

~参加者の皆さまへお願い~

キャンセル待ちの方がいらっしゃいますので、

もし参加できなくなってしまった場合には、

お手数ですが申込フォームの問合わせにて、

キャンセルのご連絡を宜しくお願い致します。

また、参加者のかた全員に案内メールをお送りしましたので、

まだ届いてないかたは必ずお問い合わせいただきますようお願い致します。

           

twitterもよろしくお願いします。

 

おはようございます。岩塩です。一次試験を受けられた皆様、2日間の一次試験、本当にお疲れ様でした。自己採点の結果、めでたく合格見込みとなった方は、2次試験の情報収集や学習準備を始めていることと思います。カワサンの記事にもありましたが、情報収集がとても大事です。一発合格道場でも2次試験対策セミナーを開催しますが、有難いことに両日とも満員御礼をいただいております。懇親会にはまだ人数の余裕がありますので、『懇親会だけ参加したい』という方がいらっしゃいましたら、こくちーずの【お問い合わせ】からご連絡ください!

 

さて、本日の話題です。

 

<2次試験学習における守破離>

私は仕事で新卒社員研修を担当することがあるのですが、その際に新卒社員の皆さんからしばしば耳にするのが「守・破・離」という言葉です。もともとは千利休の訓によるものだそうですが、修行における過程を示したものです。

 

修業に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修業が始まる。

師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。

さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる。このようにして新たな流派が生まれるのである。

(Wikipediaより引用)

 

初学者の皆さんにとっては、診断士2次試験の学習はいわば修行のようなものかと思います。2次試験を「守・破・離」の観点から考えてみると、次のような過程になると思います。

 

「守」
  模範解答を忠実に真似する、解答に至るロジックを理解する

「破」
  模範解答を分析し、自分に合った解答プロセスを確立する

「離」
  模範解答にとらわれず、独自の診断・提案ができるようになる

 

このように定義すると、2次試験で求められているのは「守」「破」まで。「離」は危険な行為となってしまいます。

診断士は国家資格ですので、標準的なというものがあります。を習得しているかどうかを確認するのが2次試験ですから、「自分ははもうしっかり理解しているよ!」ということを強くアピールした方がよいです。オリジナリティのある「離」の解答を書きたい気持ちをぐっと堪えて、通りの解答をすることが大切です。(出題内容がご自身の専門分野に近い場合は、特に要注意です。)

社会人をやっていると、「人と同じじゃ意味がない」「独自性を持て」と言われることが多いと思いますが、2次試験では「人と同じことを書く」「独自性を封印する」を意識することが重要です。

 

 

<「守」「破」 習得のプロセス>

私は過去問10年分を2周しましたが、1周目は「守」の視点、2週目は「破」の視点を重視して学習を進めました。

 

(1) 1周目「守」(8月)

  • スタディングから問題を印刷して、40分間で問題に取り組む
    • ①問題への与件文の対応付け、②解答骨子のメモを作成をする程度で終了
  • スタディングのロジックマップを見ながら解説を聴く
    • ①適切な対応付けができていたか、②解答文を書けそうな骨子ができていたか、を確認
  • 問題文と模範解答を写経する。(書き写すということ)
    • 模範解答で、他問題にも応用できそうな表現はチェック
    • エクセルにまとめていました
  • まとめたエクセルを通勤時間に眺める

(解答はスタディングより引用)

この段階では真似によるインプットを重視していたので、解答全文は書かず。ニュートラルな気持ちで「なるほど~」「そう考えるのね~」と模範解答から学ぶ。できなくても自分を怒らない。問題経験数を増やし、出題傾向と「こんな問題に対してはこんな解答を書く」という切り口&キーワードことをざっくり掴む。ロジックを意識しながら練習すると、だんだんと的を得た抜き出しや解答骨子ができるようになると思います。

 

(2)2週目「破」(9月)

  • AASのWebサイトから本番形式の問題と解答用紙を入手し、80分間で取り組む。
  • 「ふぞろい」で答え合わせ
    • 解答のロジックが適切だったか、②解答要素が盛り込めていたか、を確認する。
  • 「ふぞろい」の模範解答を写経
    • スタディングの模範解答とも比較しながら、応用できそうな表現があればチェックし、多面性を高める(同じくエクセルで作業)
  • まとめたエクセルを通勤時間に眺める

この段階ではアウトプットを重視し、時間・字数とも本番形式で。大外ししたら、「違うだろー!」と脳内で自分をこきおろし反省メモを作る。同時に蛍光ペンや色ペンなど筆記用具の使い方の調整を図る。

 

概要としては、上記のようなイメージで進めていました。戒めの意味も込めて写経を活用していました。

「わかってきたかも?」と調子に乗って油断すると、独自色の強い解答を書いてしまったりして・・・。自制心を持って一定の枠から飛び出ない解答を書くことが大事!と何度も自分に言い聞かせた次第です。

また、もしも再度2次試験を受けるとしたら、やはり「勉強会」「模試」を活用すると思います。自分が型通りにできているかどうかは、自分ではわからないことが多いので、他者からの客観的なフィードバックが有効だと思います。点数が伸び悩む場合は、もしかすると気づかずに少し変な癖がついているかもしれません・・・

 

「型があるから型破り、型が無ければ形無し」

 

合格後はそれぞれの独自性を発揮することが診断士としての強みに繋がると思います。ひとまず2次試験では、中小企業診断士の基本的な型で勝負し、合格をもぎ取ってください!

 

 

<試験ではなく、支援>

二次試験に向けた「気持ち」の面でも一言・・・

昨年の10月19日、私は東京理科大の飯田橋キャンパスで2次試験の開始を待っていました。その時、どこかで読んだこの言葉をふと思い出しました。

2次試験は、あなたが中小企業診断士の卵として行う
初めての経営診断です

この言葉を思い出した瞬間、それまで高めてきた集中力や緊張感がさらに高まるとともに、使命感がこみ上げてきたのを覚えています。10代目ブブの言葉を借りると、

「試験ではなく、支援」

この視点に立ち全力で事例企業に寄り添うことが、試験合格の鍵であり、合格後の活動にも繋がっていくと思います。実際、2次試験で作ったファイナルペーパーは実務補習でも役に立ちましたし、これから先の活動でも基本になり立ち返るものになるでしょう。

診断士は中小企業に寄り添う羅針盤のような存在です(いけちゃんの記事参照)。「2次試験の勉強は支援の練習」と捉えれば、試験勉強という性質を超えた貴重な時間が過ごせることと思います。皆さんの学習が順調に進むことをお祈りしています!

 

※協会に入会しました

 

 

最後に、となりのふぞろい企画です。

受験生の時分、ふぞろいにはお世話になりました。m(__)m

特に独学で診断士を目指す方にとっては必携の教材だと思います。主コンテンツである再現答案は言わずもがな、その他にも魅力的な仕掛けがいっぱいですよ~。

試験って、問題を解くだけじゃなく、忙しい中勉強時間を作ったり、体調に気を付けたり、準備して試験会場に向かったり・・・、色々なハードルを超えないといけないんですよね。そんなことも含め、診断士試験のリアルをまるっと先取り体感できるのも、ふぞろいの素晴らしいところ。以下、特に気に入っていたコンテンツを紹介します。

 

【事例別10年まとめ表】(10年データブックより)

問題ごとに切り口キーワードがまとまっている非常に便利な一覧表です。模範解答を写経したあとに、この切り口とキーワードも一緒に書いておき、インプットに使っていました。キーワードのシャワーを浴びることで二次試験向けの語彙力が高まったと思います。

(ふぞろいな合格答案10年データブックより引用)

 

【80分のドキュメント】

合格者の当日の行動や、思考回路が詳細に記録されています。解答プロセスが参考になるし、臨場感を持った形で当日のイメージトレーニングができます。色々なバックグラウンドを持った受験生が、それぞれの思いを抱えて全力で挑んだドキュメント。熱いです。色んな気づきがあると思います。

ふぞろい・タキプロ・道場を掛け持ちしていた10代目かわとも

(ふぞろいな合格答案12より引用)

 

【コラム&フッターのTips】

密かにファンが多いであろうこのコンテンツ。人間味あふれるコラムや様々なテーマでの一言メッセージが参考になる&息抜きや精神安定剤にもなります。

胸が熱くなる体験談の数々

(ふぞろいな合格答案12より引用)

 

*私が使っていたふぞろい*

  • ふぞろい12(H30答案収録)
  • 10年データブック(H19~H28答案収録)

悲しいことに、ふぞろい11は品薄のため入手できませんでした(泣)先手必勝ですね。

あと3か月、ふぞろいがボロボロになるまで使い倒してください!

 

以上、岩塩でした。

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<セミナー告知>
一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

一発合格道場 オンライン夏セミナー2020
日曜の回:7月26日(日) 14:00~17:50 (13:50から接続可能)

平日夜の回:7月29日(水) 20:00~21:30 (19:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!
7月14日(火) 12時より「こくちーず(告知’s)」で募集開始予定
日曜の回(7月26日)の申し込みはこちら ※満員御礼!

平日夜の回(7月29日)の申し込みはこちら ※残りわずか

日曜の回は、【二次試験の事例ごとの対策等のセミナー】と【グループ相談会】の二部構成です。
平日夜の回は、【グループ相談会】がメインです。
ぜひご検討ください!

~参加者の皆さまへお願い~

キャンセル待ちのかたがいらっしゃいますので、

もし参加できなくなってしまった場合には、

お手数ですが申込フォームの問い合わせにて、

キャンセルのご連絡を宜しくお願い致します。

           

twitterもよろしくお願いします。

 

おはようございます。さとまるです。

まずは、一次試験お疲れさまでした!今年は受験勉強そのものに加えて、乗り越えるべき困難が多く、例年にない大変さがあったと思います。

■早速ですが、自己採点はされましたか?

風のように過ぎ去っていた一次試験。終わってしまえば早いもの。採点をするのが怖くて、そっと問題用紙をしまいたくなる気持ちもわかります。

でもでも、もし2次試験に受かっていた場合、協会の採点結果が届くまで何もしないで待っているのはちょっと時間がもったいない。

一次試験の勉強の総仕上げという意味でも、自己採点をしてみることをオススメします。例年にない大変な状況の中、自分はどこまで食らいつき、やり遂げることができたのか。

また、試験当日、予備校の解答速報をみて「うぬぬ。。」となった方。予備校の解答速報は速報であるが故に、協会発表の解答と違っている場合も多々あります。実際の協会の解答でじっくり自己採点してみましょう。

そして、協会の解答ですでに自己採点済みだが「うぬぬ。。」と言う結果の方。諦めるのはまだ早いです。後日協会から得点調整が入る場合があります。例えば、直近では平成30年度の一次試験の法務で8点の得点調整が発表(平成30年9月4日)されています。

さらに、これからあるかもしれない、得点調整を経ても「うぬぬ。。」と言う結果の方。私も一次試験で一回落ちており、あの時のガッカリ感は憶えています。一次試験を受けるまで、心の中で蓋をしていた「育児と仕事と診断士の勉強の両立なんてかなり無理があるんだよ」とか「診断士をとってその後どうするの?」と言う考えが一気に出てきて、2ヶ月くらいすっぱり勉強するのをやめました。

でも不思議なもので、勉強から離れていると逆に勉強したい気持ちになってきたのです。そして、仕事やプロボノ活動をする中で「診断士をとってその後どうするの?」と言う考えへの答えがだんだんと明確になり「じゃあまたやるか!」と気持ちが変化したのを覚えています。

一次試験の終わった今、すっぱり勉強をやめてみて、一度客観的に診断士試験と自分の関係を考え直すのも手だと思います。それでやっぱり必要だったら、来年でもその先でも、もう一度トライしてみる。ガッカリした気分を引きずったまま勉強を再開するより、実は合格までの近道になるかもしれません。

そんなわけで、今一度自己採点で振り返って、一段落つけたところで、次の道に進んでいきましょう。

さて、一次試験2回目の去年、試験終了後の心境はと言うと。「7科目も自己採点するの大変だなあ」とか「結果を見たいようなみたくないような」気分で、自己採点をしたのは、試験終了後3日くらい経ってからでした。

合格した時の気持ちは、うれしさが半分。もう半分は、ここまできたら二次試験まで合格したいが二次試験てどう勉強すればいいの?と言う迷いの気持ちでいっぱいでした。マーク式でわかりやすい一次試験とはガラリと違う、真っ暗な未体験ゾーンに放り込まれたイメージです。

■さて、ここからどう動くか。

2次試験初学者を対象にすると、今から2次試験までの時間は、大きく3つのフェーズに分かれると思っています。以下では各フェーズについて簡単にご紹介します。

①2次試験とは?&自分の実力を知るフェーズ(8月頃)

②勉強法&解法について試行錯誤するフェーズ(9月頃)

③解法を確立&微調整をかけるフェーズ(10月頃)

①2次試験とは?&実力を知るフェーズ(8月頃)

森の中で無闇に歩き回ってもきっと余計迷ってしまうと考え、まずは2次試験の全体像を捉えて、自分なりのイメージを持つことにしました。具体的には、

まずは情報を集める。カワサンの言うとおり、先達はあらまほしきことなりです。特に、私と同じような、独学の合格者の2次試験の勉強法や解法の情報を集め、その中で共通していることを探し、合格する上で「どうやら必須らしい」ことをまとめる作業をしました。

その上で、実際に出題された4つの事例✖️過去3年間に挑戦し、ゴール(2次試験の合格)と、8月時点の自分の実力の差がどれくらいあるのかを体感することにしました。

いや、正確に言うと「体感することにしました」と言うのは間違いです。昨年の道場の夏セミナーで、かもよさんに「やることがわからない?じゃあ過去問3年間を8月中に解いてみようか!!」と言われ、「じゃあやろうか!!」と直感でやってみたと言うのが正しいです。

過去問3年間を8月中に解く理由は詳しく聞きませんでしたが、今では、8月中に自分の実力を把握して、9月以降で取り組むべき勉強に反映させるためだったのだろうと思っています。

この時点では1事例解くのに、1日か2日かかっていました。
ゴールなんて霞んで見えもしなかったです。

②勉強法&解法を試行錯誤するフェーズ(9月頃)

一通り4つの事例✖️過去3年間を解くと、自分の実力が把握でき、具体的な改善項目が見えてくるので、打ち手を考えて、カイゼン活動を続けていきます。

2次試験の取り組み方はあまたあれど、文章を読むスピード、読解力、文章力、そして前提となる一次知識は個人によって違うので、この解法がベスト!これ以外に方法はない!とはならないのが難しいところ。

①で見つけた合格者に共通する「どうやら必須らしいこと」を実践してみて、ダメだったら違う方法や道具を試してみる。このフェーズでは、一つの方法に固執せず、自分に合ったやり方を試して、見つけることが重要だと思っています。

例えば、自分のカイゼン項目→ カイゼン例を挙げてみると。

  • 時間内に終わらないこと→時間内に終わるには、解答過程のどの時間を削れば良い?使っている筆記用具を見直して解決できる問題はない?
  • 字数制限目いっぱい書いても、内容が薄く、指摘できている論点が少ないこと→表現方法や文章構成で文字数を節約できる部分はない?
  • 事例Ⅳは歯が立たないこと→毎日問題を解く。「2018年改訂版-30日完成-事例IV合格点突破-計算問題集-」「2020年改訂版中小企業診断士2次試験事例IVの全知識&全ノウハウ」を3周ずつまわして、ひっかかりやすいポイントの回避方法をストックする、弱者の戦略で確実に解ける問題を抑える

③解法を確立&微調整のフェーズ(10月頃)

こうして改善を重ねて、自分の解法が確立でき、安定的に得点できるようになったら、後は当日に向けて微調整するのみ。先代の言う、開眼と言う境地でしょうか。

とは言っても、結局私は1週間前まで試行錯誤を重ねていて、この境地に達することが出来たかどうかは疑問なのですが。。

以上、10月までの3つのフェーズのご紹介でした。

まずは1次試験でがんばった自分にごほうび。そして、支えてくれた周りの人たちにささやかでも感謝を伝えたら、また次に向けて走り出しましょう。

二次試験に挑戦される方にとって、残された時間は3ヶ月と、長いようで短い。初学者は、情報収集と自分の実力の把握からです。

さとまるでした!


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<セミナー告知>
一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

一発合格道場 オンライン夏セミナー2020
日曜の回:7月26日(日) 14:00~17:50 (13:50から接続可能)

平日夜の回:7月29日(水) 20:00~21:30 (19:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!
7月14日(火) 12時より「こくちーず(告知’s)」で募集開始予定
日曜の回(7月26日)の申し込みはこちら ※満員御礼!

平日夜の回(7月29日)の申し込みはこちら ※残りわずか

日曜の回は、【二次試験の事例ごとの対策等のセミナー】と【グループ相談会】の二部構成です。
平日夜の回は、【グループ相談会】がメインです。
ぜひご検討ください!

           

twitterもよろしくお願いします。

 

カワサンです。(自己紹介合格体験記

1次試験受験された皆さま、まずはお疲れさまでした。
自己採点した方、していない方、しようと思っているけどバーンアウトな方…さまざまおられると思いますが、

まずは、戦いの終わった体をしっかり休めて下さい。
試験から数日たってますが、手がつかないなら、それで良いのです。
気が向かない時にやったって、前に進みません。

機械だって人間だって、動き続けたら壊れます。ちゃんとメンテナンスしましょう!!

また先日のOPEN DAYや月曜日の解答公表後は、たくさんのコメント頂きありがとうございます。
毎日のどこか、悩んだとき、疲れたとき…皆様のそれぞれの時間で今後も道場へ来ていただければと思います。

1.1次試験を独学で合格→2次筆記も独学か?

私は予備校も通信教材も使わず、参考書と過去問、ネット上の情報を活用して合格しました。
勉強会などのコミュニティ、各種セミナーにも一切参加していません。

ひたすら過去問を解き、自分の答案を分析して反省して、試験に臨みました(参考:合格体験記)。
しかし、個人的にはこれが最適解だったとは思っていません

 

約20%の合格率の1次試験の先にあるのは、約20%の合格率の2次筆記試験と、99.9%の合格率の2次口述試験です。

1次試験を突破したら、まずこの現実に向き合わなければなりません。

 

1次試験は、とにかく重要論点の過去問や問題集を解いて60点を目指す―
1次試験を突破できた方は、参考書や過去問集を何度も何度も見て解いてきたかと思います。

しかし2次筆記は、同じやり方で合格するとは限りません。
正解が公表されない中で、試験本番に正解を書く力が求められています。

正解があれば、独学で問題を解いても、不正解の理由や原因を探れば、試験対策の知識へ昇華できます

しかし正解がないと、「何が正しいのか」を測れません
正解がない中で問題を解いてしまうのは、樹海の中を手掛かりなく脱出するような行為に同じ。

 

そこで知って頼っておきたいのは「2次筆記試験合格者はどのようにして合格したのか」という経験

すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり。徒然草

まずは、2次筆記試験の合格者がどんな風に合格したのかをリサーチして欲しいです。

①まずはチェック道場の合格体験記
経験者の意見を比較検討し、自分にフィットしそうな方法を考えることをお勧めします。年齢、受験回数、シチュエーション…ご自身に近い合格者を探してみて下さい。

2019年 2次筆記試験合格体験記まとめを読む
体験記1個1個読むのは大変!という方は、こちらで直近合格者の手法を俯瞰できます。

独学合格者の合格体験記まとめを読む
独学合格者のトレンド、共通項をできるだけまとめています。「独学しか選べないです」という方は、こちらを参考に。

 


 

・2次試験は過去問の正解がなく、何がポイントかよくわからない。
・参考書で言うポイントが、問題文のどこと紐づくのか見抜けない
・模範解答がなぜそう書かれるのか、よくわからない

私は前提知識ゼロで過去問に着手したとき、上記のような樹海に入り込んでしまいました。
そこから参考書や道場はじめネット上の情報を頼りに樹海から抜けたものの、最後の最後まで霧の晴れない感じが続く試験勉強でした。

そんな経験を踏まえれば、予備校や通信教材でノウハウを「買ってしまう」というのも選択肢としては一理あると私は思うのです。
独学は孤独でフィードバックが無いところを補完できないと、かなりのリスクが伴います

約20%しか合格しない現実があります。
ならば、やみくもに問題に手を付ける前に、徹底的に情報収集して作戦を練ったほうがいいです。

 

2次筆記試験はもう「戦い」です。試験会場の雰囲気も、1次試験以上にピリッとします
戦う時は情報収集して相手を把握して作戦を立ててから前に進みますよね。それと同じです。

 

2.2次筆記・こんな方は独学を選ぶしかない

私の場合は、合格体験記のリサーチを通じて「結果的に、独学しかない」という結論に達しました。

独学の方に特に推奨されている勉強会、興味はありましたが、開催している日時に縁がありませんでした。
勉強時間、夜な夜なやるしかなかったんです。土日は子供と遊ぶ時間です。
子育て世代の方、遅くまで毎日激務な方、土日関係ない方、夜勤な方…私が味方です。

道場では7/26、7/29にセミナーを行います
しかし、私は仕事や家庭の都合があり、セミナーに参加できませんでした。
ちなみに、今年も上記理由で主催者側になっても参加できません。。。
「セミナーに参加したくてもできない」方…私が味方です。

通信や予備校…初期投資高いですよね。100%合格するなら考えますが…
メルカリ…中古の参考書がちょっと安い。これで受かった人も「居なくはない」
(※転売ヤーが出てくる前に参考書は買いそろえましょう)
コスパを優先したい方…私が味方です。

上記に掲げたように「結果的に独学の選択肢しかないです」という方に、これから10月まで私の記事で少しでも参考になるノウハウを届けていく予定です。

 

.独学しか無い方にまず伝えたい、3つのこと

2次筆記試験、独学で挑むと決めた方にまずお伝え&お願いしたいのは「何に頼るかを決めること」です。

2次筆記は過去問を解いて答案分析するのが王道の勉強法ですが、採点してもらえる機会が無いのはかなり不利です。

だからこそ、以下の3点を徹底してください。今後、私の投稿で各論を取り上げていきます。

①徹底的に情報収集し、活用する参考書やWebサイト(=先達)を複数選ぶ

複数の模範解答・再現答案と自分の答案を徹底的に比較分析

③日本語の表現や言葉づかいに徹底的にこだわる

模範解答・再現答案は「ふぞろい」や過去問集などの参考書やネット上から沢山ゲットできます。
ネット上の再現答案は合格者がほとんど。じゃあ合格者に共通する表現や論点は何?自分はそこに掠っていたの?等と検証すれば、独学でも客観性が伴う分析は出来ます。

ただ、疑問点を疑問点のままにしない、という点は最後の最後まで苦しめられます

模範解答を見ても「与件文からこの着眼点にどうやって導けるの?」「この数式どうやって出せるの?」というのは割とあって、参考になる情報を三日三晩探し回ったようなこともありました。

独学は、こういった非効率さも1次試験より目立ってくるので、勉強時間がタイトと感じている方は、ここも気を付けておきたい所です。

 

では、また!

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<セミナー告知>
一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

一発合格道場 オンライン夏セミナー2020
日曜の回:7月26日(日) 14:00~17:50 (13:50から接続可能)

平日夜の回:7月29日(水) 20:00~21:30 (19:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!
7月14日(火) 12時より「こくちーず(告知’s)」で募集開始予定
日曜の回(7月26日)の申し込みはこちら

平日夜の回(7月29日)の申し込みはこちら

日曜の回は、【二次試験の事例ごとの対策等のセミナー】と【グループ相談会】の二部構成です。
平日夜の回は、【グループ相談会】がメインです。
ぜひご検討ください!

           

twitterもよろしくお願いします。

 

こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

週末に一次試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。

今年は試験会場からオペレーションまで、例年にないことづくめでさぞ大変だったと思います。

まずは二日間、戦い抜いたご自身を、協力してくれたご家族や周囲の方を、しっかり労って、感謝を伝えて下さいませ。

 

今日から一発合格道場の記事は、二次試験対策が中心になります。

「今年の受験は見送った、来年の合格を目指すのだ!」という方も、「二次試験ってなに? と調べていたらこのサイトに辿り着いた」という方も、もちろん「一次試験の前から読んでますよー」という方も、目標は皆同じ、中小企業診断士試験に合格することです。

(もちろん、その先に広がる世界もたくさん!)

一発合格道場11代目一同、引き続き皆様に伴走していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

そして、今日からはあの「ふぞろいな合格答案」と連携して、当「一発合格道場」メンバーが、二次試験対策教材「ふぞろいな合格答案」の使い方や、おすすめページを紹介するコラボ企画も始まります。

題して、「となりのふぞろい」!

 

くわしくは、記事の後半で…。

 

 

オンライン夏セミナー告知

ヘッダーにもある通り、二次試験合格を目指す皆様に向けて、オンライン夏セミナーを開催します。

二次試験の学習計画や事例ごとのポイント解説、グループ相談会等もりだくさんの内容となっております。

今回は、「日曜日の回」と「平日夜の回」をご用意しました。

ご提供する資料は同じですが、以下のように進め方が異なりますので、ご都合に合わせてご検討頂ければと思います。

 

◎日曜日の回

※タイムラインは、現時点での予定です。今後変更になることがございます。

 

<前半>14:00~16:40
道場メンバーによる説明
・学習計画
・事例別の解説
・80分の使い方
・復習法  など
※内容は予告なく変更になることもありますのであらかじめご了承願います。

<後半>16:50~17:50
班分けしたグループでの相談会
※Zoomブレイクアウトルーム機能を使用します。
※申込フォームのアンケートを参考にグループ分けを行います。

<懇親会>18:00~19:00
終了後に希望者でオンライン飲み会を行います!

⇒日曜日は、リアルタイムのセミナーとグループ相談会、その後希望者による懇親会と「フルコース」な内容になっております。

「初めての受験で、右も左もわからない」という方も、「過去に受験経験はあるが、疑問をしっかり解消したい」という方も、どちらも大歓迎です。

(ただし、前半のセミナーパートは初学者の方への説明を想定して作っておりますので、経験者の方には若干物足りない印象になるかもしれません。)

 

 

◎平日夜の回

※タイムラインは、現時点での予定です。今後変更になることがございます。

<前半>20:00~20:30
事前配布セミナー資料の質問会

<後半>20:30~21:30
少人数グループでの相談会(2部制)
※Zoomブレイクアウトルーム機能を使用します。
※申込フォームのアンケートを参考にグループ分けを行います。

<懇親会>21:35~22:30
終了後に希望者でオンライン飲み会を行います!

⇒平日夜は、お仕事や家事等で土日の都合が付きづらい方向けに、ぎゅぎゅっとコンパクトに実施します。

質疑応答をなるべく手厚くするため、定員少なめで募集いたします。

短時間で集中して情報を集めたい方におすすめです。

 

【共通】

・資料の配布について

事前にプレゼン資料をメール等で配布いたします。

 

・相談会のグループ分けについて

グループ相談会は、zoomのブレイクアウトルーム機能を使用し、初学者グループと経験者グループに分けて行う予定です。

セミナーの申し込みフォームに、どちらの相談会に参加したいか選ぶ欄がありますので、必ずご記入をお願いします。

1グループあたりの人数は応募状況によりますが、なるべく多くの方の質問を受け付けられるように運営していきたいと思います。

 

・申し込み開始日時について

両日程とも、明日7月14日(火)12:00~受付開始となります。

定員を設けておりますので、希望の日程が決まっている方は、早めの申し込みをおすすめいたします。

 

以上、オンライン夏セミナーの詳細でした!

 

 

これから二次試験の勉強を始める方へ

このブログを読まれている方の中に、「二次試験対策はゼロからのスタート」という方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

一次試験と並行してコツコツ進めてきた方も多いのかな、とは思いつつ、今日からスタートの方もいるかと思い、筆を執りました(おおげさ)。

 

ちなみに私は昨年、一次試験後にゼロからのスタートでしたが、そういうパターンは道場11代目で他にもいましたし、先代にもいます。

本日は、私の経験をふまえて、去年のこの時期にやったことと、やればよかったことをお伝えしたいと思います。

 

*やったこと*

1.中小企業診断協会の公式解答で、一次試験の自己採点をする

一次試験の公式解答は、例年週明け(つまり今日)の午前中に、中小企業診断協会のホームページ上で公表されます。

試験会場の出口で予備校の方々が解答速報を配っているのを受け取った方も多いと思いますが、予備校の解答は、速報性を優先するあまり、協会の公式解答と違うことがたまに(あくまでもたまに)あります。

やっかいなのは、予備校解答の自己採点で、40点とか60点とかボーダーにかかる点数になった時です。

あと、配点が2点なのか3点なのかわからない時とか。

これで二次に進めるかが決まりますので、公式解答と配点を確認して、しっかりと自己採点されることをおすすめします。

 

余談ですが、昨年の私は半ば当たって砕けろ精神で受験したため、公式解答で自己採点をして「受かったかも……」となった時に、なんともいえない複雑な気持ちになりました。

もちろん、「え、これでしばらく遊べると思ったのにまだ勉強続くの?」という衝撃もありましたが、心のどこかで、「もっと努力した方もいるはずなのに、自分なんかがパスするものなのか? いいのかそれで?」と、変な方向に落ち込んだ(?)記憶があります。

ですが、考えてみれば一次試験は絶対評価。

私が受かろうと落ちようと、それで誰かの合否に影響を与えることはありません。

それに、診断士試験の真の難関は二次試験っていうし!

落ちるならそこで落ちるだろ!

よし! 勉強しよ!

ということで、持ち前の単純さで復活し、二次の準備にとりかかりました。

しかし、この時はまだ、二次の勉強の大変さを知る由もなかった。

 

 

2.ネットで二次試験について調べる

さすがに、二次試験(※筆記試験のこと、以下同様)が経営に関する診断・助言を記述する試験だということくらいは知っていたのですが、あらためて協会のページや道場ブログ等で調べました。

すると、二次試験は正解が公表されず、そのために対策が難しいらしいということを知ります。

正解が発表されないので確かめようがないのですが、毎年の合格者数にそこまでブレがないから、どうやら相対評価なのではないか、ということも書いてあります。

これはなかなか手ごわそう。

 

また、いわゆる「得点開示」の制度についてもここで初めて知りました。

ご存知の方も多いと思いますが、道場の6代目岡崎教行さんのご活躍により、二次試験の得点は、本人が開示請求すれば協会から回答してもらえるシステムになっています。詳しくはこちら

そのため、高得点者の答案と自分の答案を見比べて、何がどう違うか分析する勉強法がある、ということもわかりました。

 

さらに、二次試験対策の教材についても少しわかってきました。

「ふぞろい」「全知全ノウ」「イケカコ」との出会いです。

どうやら、「ふぞろいな合格答案」通称「ふぞろい」という教材をみんなが使っているらしい。

どうやら、「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」「2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」という教材があり、二つ合わせて「全知全ノウ」と呼ばれているらしい。

さらに、事例Ⅳに特化した「全知全ノウ」があるらしい。

どうやら、事例Ⅳ対策に「意思決定会計講義ノート」通称「イケカコ」が使われているが、これは診断士試験に特化した教材ではないため、推奨派とそうでもない派がいるらしい。

こんな感じで教材についてざっと調べ、取り急ぎ前年度の「ふぞろい」、「全知全ノウ」、「事例Ⅳの全知全ノウ」の合計4冊を購入しました。

 

また余談ですが、今年の「全知全ノウ」の表紙はえらいおしゃれですね。とってもすてきじゃないですか。

こちら、私がお世話になった2019年度版の「全知全ノウ」です。

 

 

 

 

 

そういうことです。

 

3.道場セミナーに申し込む

もうあと、わかんないところは道場の人に聞こうというダメダメな感じで、試験の次の週末に予定されていた道場セミナーに申し込みました。

繰り返しになりますが、今年のセミナー申し込みは、明日14日の12:00~です。

 

 

 

*やればよかったこと*

1.とりあえず1年分、過去問を解いてみる。

個人的には、事前のインプットなくいきなり解くのがおすすめです。

おそらく、時間が全然足りない、設問の意図がよくわからない、解答が文章としてまとまらない等、「何これ?」みたいなことになると思います。

その後、「ふぞろい」や他の参考書の解説を読んだり、自己採点をしたりします。

多分深く絶望しますけど、その絶望があなたを成長させてくれます。

 

この段階ではどれだけ絶望してもよくて、理想と現実のギャップを直視することに意味があります。

むしろ、自分に甘く「なんとなくそれっぽいこと書けてるから、正解」としてしまうと、解答プロセスが確立できず、再現性のない解法になってしまいます。

最終的には半自動で解法をなぞれるくらい、再現性の鬼になる必要があるので、自分に厳しくまいりましょう。

 

2.(独学だったので)自分の答案にコメントしてくれる人を確保する

問題を解いたら、まずは一度、合格者や他の受験生からコメントをもらってください。

身近にいなければ、勉強会等に参加して、フィードバックしてくれる人を確保することを強くおすすめします。

独学者は、人からのフィードバックがないと、だんだん五里霧中感が出てきます。

「なんだかずっと、同じところで躓いている気がする」「自分の解答が良くないっぽいのはわかるけど、具体的にどうマズいのかわからない」そんな感じで途方に暮れます。

一人で悩んでいても仕方ないので、聞ける人やコミュニティを確保しておきましょう。

受験生支援団体の「タキプロ」「ココスタ」では、毎週勉強会を開催されています。

もちろん合う・合わないもあるかとは思いますが、食わず嫌いはもったいないです。

一度のぞいてみることをおすすめします。

 

 

(おまけ)

そうはいっても、一次試験の疲労が抜けないという方へ。

とりあえず以下をこなしつつ、体力を回復するのがおすすめです。

1.参考書を購入し、ビリビリ分冊する

(持ち歩きがラクになります♪ 肩こり軽減♪)

 

2.演習用に、問題用紙と解答用紙をひたすらコピーする

(まずは4事例×過去5年分。単純作業に癒される。コピーサイズは本番と同じ見開きB4にするのがおすすめ)

 

3.マーカー、一文字ずつ消せる消しゴム、電卓などの二次試験用アイテムを購入する

(人それぞれですが、二次試験は問題文を読みながら、数色のラインマーカーで解答構成要素をマークしていくという解法が比較的ポピュラーです。試してみて、ご自身に合わなければやめればよいと思います)。

以上、これから二次試験の勉強を始める方へ でした!

 

 

 

さて、本日は、もう一つお知らせがあります。

それがこちら!

となりのふぞろい。

あの、「ふぞろい」とのコラボ企画が実現しました。

団体の垣根を越えて、受験生の皆様のお役に立つ情報を…! ということで、当「一発合格道場」では、「ふぞろい」書籍の使い方や、おすすめ記事などをご紹介してまいります。

 

◎そもそも、「ふぞろい」って何?

今更ですが、これから二次試験の勉強を始める方のために、改めてご説明いたします。

「ふぞろい」とは多くの受験生が使っている二次試験対策参考書「ふぞろいな合格答案」のことであり、

その編集プロジェクトのことでもあります。

(すでにややこしい……ブログを見た方がイメージがわきやすいかもしれません)

この参考書は「前年度の受験生から再現答案を募集し、その年の合格者(+受験生メンバー)からなるプロジェクトチームが再現答案を分析して書籍を編集する」という形で作られています。

現在店頭に並んでいる最新の「ふぞろいな合格答案 エピソード13」は、令和元年度の受験生から再現答案を募って、令和元年度の合格者

が分析・編集したものになります。

(私もふぞろい13プロジェクトの末席に名を連ねているため、今回のコラボが実現しました。

道場メンバーもふぞろいメンバーも、「受験生のお役に立てるなら、ぜひやるべき!」ということで快諾してくれました。

診断士って本質を考えて、素直に協力しようという姿勢の方が多いなぁとつくづく思います)

 

◎ふぞろいの特徴は?

以前の記事でも書きましたが、最大の特徴は「実際に受験生が本番で書いた答案を【再現答案】の形で収集し、分析していること」です。

ここが、予備校の先生が作られる模範解答と違うところです。

とにかくリアル。等身大。

さらに、二次試験の合格発表時に通知される「合格・A・B・C・D」という結果も後日、収集しているため、「多くの合格答案には、このようなことが書いてあったようだ」という分析結果をまとめて、キーワード形式でランキング化しています。

そのため、過去問を解いた後の自己採点に使うことができます。

 

一方、これも以前書きましたが、注意点としては、ふぞろいのキーワード採点は完璧ではありません。

協会は、キーワードとは全く違う基準で採点しているかもしれませんし、実際に加点されたポイントはふぞろい分析とは不一致かもしれません。

そういった不完全さを認識したうえで、ご自身の解法や解答をブラッシュアップするツールとして使うとよいと思います。

 

◎意外と知られていない購入者特典

「ふぞろいな合格答案」では、購入者特典として、合格者の生問題用紙をダウンロードできるサービスがあります!

私も去年は知らなかったのですが、かなりリアルな、生々しい情報なので、一見の価値はあると思います。

一応、私の問題用紙もご覧頂けますが、当時はこんなことになるなんて思っていなかったため、ひたすら字が汚いです。ほんとごめんなさい。

どうしても読めない文字などありましたら、セミナー後の懇親会ででも聞いてくださいませ。

 

ちなみに、「ふぞろい」でも二次試験対策のセミナーを企画しております!

こちらは現在申し込み受付中ですので、チェックしてみてくださいね。

 

 

さぁ、今度は二次筆記試験。

冒険の第2章の幕開けであります。

 

特に今年は長丁場になりますので、あせらずたゆまず、コツコツ進んでまいりましょう。

ではでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~^^

 

 

 

 

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

 

 

 

 

           

<セミナー告知>
一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

2020年7月26日(日)午後

2020年7月29日(水)夜 ← NEW
オンライン (多分zoomです)
内容は絶賛検討中

お申込み開始日や方法など、追って連絡してまいります

11代目一同、全力で頑張ります!

           

twitterもよろしくお願いします

 

おはようございます。岩塩です。

いよいよ1次試験が3日後に迫りました。

今日から3日間にわたり、歴代道場メンバーから届いた応援メッセージをお届けします!

 

今日は、初代から6代までの応援メッセージです。

 


 

◆初代ハカセ◆

いよいよこの日がきましたね。長い道のりでした。
特に今年は受験生にとってはジェットコースターのような思いだったでしょう。

思い通りの勉強できた人なんていません。
思い通りの勉強の質を確保できた人なんていません。
他の受験生も一緒です。
自分だけハンデがあった、なんて思わず、みんな横一線だと思いましょう。
胸を張りましょう。
その制約の中で、ここまでよくやりました。

自分を褒めてあげましょう。

受験生時代、僕も自分を褒めました(笑)。

大丈夫。頑張ってます。自分を褒めてあげましょう!

診断士資格で得るものは?「資格?」「それとも?」

はい。褒めましたか? 自分を褒めましたか? いいですね?
では、いざ決戦です。

Good Luck !

 

 

◆初代JC◆

診断士11年目に突入した初代JCです。
2009年の1次試験も難しかった。
初日を結構な安心感で終えた僕は、二日目は暗記三兄弟だからとなめてかかっていたらまさかの超強烈爆弾が仕掛けられていた・・・。

というわけで毎年なんらかのドラマが繰り広げられているわけです。

今年も必ずあなたの予想は裏切られるし、思いもよらない爆弾がどこかに転がっているはずです。

でも、大丈夫!
これまでやってきた努力は裏切ることはありません。

来年は診断士仲間として皆さんと向き合えることを楽しみにしています。

頑張って下さい。心から応援しています。

 

 

◆4代目イラサム◆

今まで、お疲れ様でした!
今年は、えらくイレギュラーで脱落した人も多かったと思います!

ここまで来ただけでも、ぐんとリードしてます(^^)

あとは出来ることをしっかりやって、楽しんでいきましょう!

 

 

◆5代目 butao◆

私は今年、会計士論文式試験を受けます。
今は平日の21:22ですが、仕事終わりにファミレスで勉強してます。
試験は違いますが、お互い頑張りましょう。

焦って勉強が手につかないこともあるかもしれません。
しかし、焦っても物事は前に進みません。

心を無にして一歩ずつ、一つずつ丁寧に、
目の前のことに集中してラストスパート頑張りましょう。

 

 

◆6代目なご◆

今年は受験までにいろいろな事がありましたね。
大変だった方も多いと思います。

そんな時こそ、皆さんがこの資格を目指そうとした最初の原点を思い出してください。

皆さんは、何のために診断士の扉を叩きましたか。

混沌とした変革の時だからこそ、ビジネスマンとして診断士の知識は最大の武器になります。
また多くの経営者が苦悩する中、診断士はかけがえのないパートナーとして、共に歩むこともできるでしょう。
仕事を進める上で、少し先の未来を客観的に想像できる力を持つ事ができるかもしれません。

その礎となる知識。
それを確かめる一次試験は、皆さんにとって、まず最初の登竜門です。

自分の持てる力を最大限に発揮する事、まずはそれが第一です。

合格目指して頑張ってください。

 

 

◆6代目 紫雲和尚◆

他の試験は中止になる中、
受けられるだけでも、あなたはツイてる!

そのツキをさらに昇華させましょう!

 

 


 

 

以上、初代から6代までの応援メッセージでした。

先代からの熱く優しいメッセージが、皆様が気持ちを整える一助となれば幸いです。

 

昨年の超直前期は私も緊張しましたが、これまでに問題を解いたノートや暗記カードを全部眺めながら、「けっこう勉強したなぁ~」と自画自賛して、不安にならないようにしていました(^^;)

ご自身の中の鬼教官とともに鍛錬してきた方も、そろそろ鬼教官に「君はよくがんばった」と言わせてみてください。初代ハカセのメッセージにもありますが、こんな状況の中でここまでやった自分を褒めてください。自分がした努力のことは、自分が一番よくわかっていると思います。

1次試験まで、あと3日です。最後の追い込み学習、体調管理、持ち物チェック。当日100%の力が出せるように、いずれもぬかりなく準備をしてくださいね!

 

以上、岩塩でした。

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

           

<セミナー告知>
一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

2020年7月26日(日)午後
オンライン (多分zoomです)
内容は絶賛検討中
twitterでアンケート実施中!(6/21~28)

お申込み開始日や方法など、追って連絡してまいります。

11代目一同、全力で頑張ります!

 

おはようございます。岩塩です。(過去記事はこちら

ついに一次試験の超直前期に入ってきましたね。今年は新型コロナで他の資格試験の中止・延期が相次ぎ、診断協会からの公式アナウンスもなかなか出ず・・・受験生の皆さんのご心配を思うと、本当に胸が詰まりました。他の受験生支援団体でも、リアルなセミナーや勉強会の開催が難しく、ずっとお一人で戦って来られた方も多いのではないでしょうか。これまで誰も経験したことのない状況の中で、ここまで勉強を続けてきた皆さんは本当に強いと思います。

昨日も診断協会のWebサイトにお知らせが出ていましたが、試験の準備は着々と進んでいるようです!一次試験まであと16日。箱根駅伝でいえば、往路の小田原中継所あたりのイメージでしょうか?引き続き、がんばってください。我々も全力で伴走していきます

 

さて、本日は、試験当日に向けたリスクマネジメントについて考えてみます。試験当日の失敗談は話のネタにはなると思いますが、できれば余計なところでつまづきたくないですよね。今年は会場型模試での予行演習もできなかったと思いますので、ご自身で試験当日のシミュレーション&リスクの洗い出しをしてはいかがでしょうか。カワサンの法務解説記事でもありましたが、事前のKY(危険予知)は大事です。事故を未然に防ぐことはもちろん、万一何かが起こっても、想定していたリスクであればある程度冷静に対処できます。

 

①体調・メンタルの管理
なんといっても体調管理です。風邪や怪我にはいつも以上に気をつけてください。労災もそうですが、エラーは疲れているときに発生します。睡眠時間はそれなりに確保したほうがよいですよ。メンタルに関しては、仕事関係・人間関係で何かあると、直前の学習に支障をきたしてしまいます。不可抗力もありますが、出来るだけぐっと堪えて人と衝突しないなど、ストレスを生みそうな行動は避けるようにしましょう。

夜型で勉強する方も、試験前一週間くらいは、試験前日の就寝時刻に合わせて寝るようにした方がよいです。試験前日はただでさえ気持ちが高ぶって眠れないものです。スマホを見すぎたりするのも危険です。私は前日もいつも通り晩酌して寝ました。

 

②当日の交通手段
まだ試験会場が発表されていませんが、試験会場付近に初めて行く方も多いと思います。交通手段をあらかじめ調べておくことは勿論、その路線が止まってしまったときの交通手段の代替策も何パターンか考えておきましょう。(代替手段が乏しい方は、試験会場のそばに泊まるという作戦もありますが、おべんと君のように、枕が変わって眠れなくなってしまうリスクとトレードオフになります)

最寄り駅から会場までの道順は下見ができればベストですが、最寄り駅まで着けば、あとは駅員さんに聞くなり、他の受験生の流れに乗るなりで何とかなると思います。(試験会場への問い合わせや、会場内の下見はしないでくださいね!)私は試験会場が東大駒場キャンパスでしたが、久しぶりに来た下北沢駅が、工事後でけっこう変貌していました。試験室の掲示・入室は8:50から可能とのことだったので、8:30くらいに会場に到着しましたが、すでに受験生はたくさん集まっていましたよ。

言わずもがなですが、寝坊はもちろん、直前の知識確認のしすぎで電車の乗り過ごし、なども注意です。

 

③持ち物
持ち物は事前にチェックリスト化しておいたほうがいいですよ。そろそろ作りましょう。最低限必要なものは、受験票に書いてあります。その他、自分にとって必要なものを書いておきましょう。抜け漏れに気づいたら当日まで修正します。ありがちなのが、

  • シャープペンシルの芯がない
  • 時計が止まる
  • 暑い or 寒い  など。

持ち物ネタ3chが後日記事にする予定なので、そちらもご参考に!

 

④昼食の調達
診断士試験あるあるですが、最寄りのコンビニが受験生の影響で品薄となり、昼食が買えないことがあるようです。買う予定の方は、会場から離れたところで買ったほうがよいですよ。(私は下北沢駅構内で調達)

昼食は、できるだけいつも食べているものを食べることが重要です。場合によっては午後の試験に影響します。(特にコーヒーやエナジードリンクを普段飲みなれていない人は、飲みすぎ注意です!)

 

⑤お手洗い
休憩時間にお手洗いが混雑するのも診断士試験あるあるです。(例年では男性が圧倒的に不利、女性はけっこう有利) 心配な方は各科目の試験終了後、お早めにお立ちください。

(今年はいつも以上に試験会場を分散して、お手洗いの混雑が少し緩和されることを祈ります)

 

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
もう少し続きます↓↓

 

⑥試験中の時間管理
最近、試験というものを受けたことがない方は、かーなも書いているように、60分または90分で解く練習をしておくことをおすすめします。最後の問題までたどり着き、ある程度解答欄が埋まっていれば精神的な余裕ができます。私は「20秒くらい考えてひらめかない問題は飛ばす」と決めてました。まずはあまり滞留せずに最後まで行った方がいいですよ。時間が足りずにAランク問題を落とすことのほうが痛いです。ぽんぽん行けば、けっこう時間は残りますので、戻って考えましょう。

 

⑦ルール違反
これは本当に気を付けていただきたいのですが、ルール違反をすると失格になってしまいます。脅すわけではないのですが、10代目いよっちの記事を読んでみてください。

【実録】圧倒的実力者に起きた悲劇~未合格体験記~

実力を備えながら、ルール違反で失格になってしまった方の出来事が書かれています。「このくらい大丈夫だろう」という甘い考えは危険です。そもそもルール違反だと気づかないような内容もあるかもしれません。受験票にある注意事項を少なくとも3回は読みましょう。そして隅々までルールに従ってください。

  • 受験票に規定の写真を貼っていますか?
  • 机の上に置いてはいけないものを置いていませんか?
  • かばんは机の下の置いていますか?(隣の席の椅子に置くのはNG)
  • スマホの電源は切りましたか?(電源OFFでもアラーム時刻に起動する設定になっていませんか?)

私が受験した際も、誰かのアラームが鳴り出しました。(結局、誰のものかはわかりませんでしたが・・) 机上のものやかばんの扱いは、開始前に試験官から注意事項の読み上げがあると思いますが、誤ると試験中に突然指摘されて不正行為とみなされる可能性もあります。

いよっちの記事に対するコメントにもありますが、診断士になると、決算書や個人情報などセンシティブな情報を預かる事も多くなります。ルールには常に気を配り、気づかずに違反することのないようにしましょう。

 

 

以上、厳しいことも書いてしまいましたが、皆様が準備万端で、当日100%の実力を発揮できることをお祈りしております!!

 

試験当日のシミュレーションには、さいちゃんいけちゃんの記事も参考にしてくださいね。

 

 

おまけ
もう十何年か前に受けたセンター試験の話ですが、試験会場に向かう途中、母から電話がかかってきて「受験票、忘れてるよ?」と・・・

( ̄口 ̄;)

慌てて帰宅すると、母がニヤニヤしながら玄関で待っていまして、おかげで事なきを得たのでした。(その後、数年はからかわれ続けましたが・・・)

その時に学んだことは、①いっぱいいっぱいな時は人の力を借りたほうがよい②時間に余裕を持っていればリカバリーできる、ということでした。ご自身の実力以外のところで後悔することのないように、身近な方(またはIT)の力を借りたり、余裕を持った行動をすることをおすすめします。

 

 

以上、岩塩でしたm(__)m

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

【当サイトを初めてご覧になる方へ】

「中小企業診断士試験 一発合格道場」
近年、社会人の関心を高めている
中小企業診断士試験の合格を目指す方へ、
体系的な知識、語呂合わせ、
勉強意欲向上、診断士の活動等々を
ほぼ毎日10年間発信してきました。

毎年、直近年の合格者達が書き綴った
リアルで豊富な受験情報
日々の勉強にお役立て下さい!

たまたまお立ち寄り下さった方も
ぜひ中小企業診断士の存在に
興味を持って頂けたら嬉しいです^^

twitterもよろしくお願いします。

           

<セミナー告知>
一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

2020年7月26日(日)午後
オンライン (多分zoomです)
内容は絶賛検討中
twitterで内容のアンケート実施(6/21~28)

お申込み開始日や方法など、追って連絡してまいります。

11代目一同、全力で頑張ります!

           

 

カワサンです。

1次試験を受験する事に決めた皆さん、どんな時も1次試験の事を考えていますか?

今はウォームスタンバイでもいいですが、3日前くらいからホットスタンバイでいつでもトップギア入れられるようにしましょう!!

と、経営情報システムのワード連発ですが(参考)、今日は経営法務の話。

私が1次試験で最も恐れていたのは経営法務でした。
過去問も練習問題も出来なさ過ぎて、最後の最後まで知識の定着に苦戦した科目です。
同じように苦手な方もいらっしゃると聞きます。

そこで、この科目との向き合い方を、直前期という視点も交えて考えてみます。

 

1.まず、ダウンロード?

過去5年間に出題された法律、論点を羅列した資料を作りました。
(PDF:過去問データ頻度リスト)(Excel版)
中小企業診断協会HPに公開されている過去問に基づき独自編集

・羅列シート:試験年-問題順

・頻度別集計:法律/分類毎の出題頻度

でまとめています。

Excel版でオートフィルター、ピボットテーブル等活用して、ご自身で並べ替えてみてもいいです。
分類の括り方は小生の独断なので、Excelでご自身でまとめるのもオススメです。

このシートは直前期だから使える。活用方法

①ワードを見た瞬間に「この論点は○○がポイントだな」と連想する(≒試験で必要な力)

②押さえておきたい法律、何が問われやすいかをサッと確認→分からなかったら参考書開く

③超直前期、試験開始前にヤマを張りたい時に頻出度合いを参照→過去問を解く

等が考えられます。

 

2.ある司法試験合格者の見解

私は1次試験を2回受験したのですが、2018年は32点、2019年も56点と、最後まで60点に届きませんでした
2018年は過去最高の8点加点という得点調整をするほどの極難でしたが…

この時はあまりに悔しくて、試験直後に司法試験合格者の知人に「経営法務の出題レベルって、専門家的にどうなん??」とT○Cの参考書片手に聞きました。

すると、

 

「どんな事が聞かれるんですかァ~?(参考書をパラパラ眺めて)ん、知財法と会社法がメインなんですねェ。へェ~こんな感じで参考書で書かれているんですねェ(ちょっと読み込む)面白いですゥ(興味津々)」

 

とまあ、順調に「こういう所押さえて勉強すればいいですよォ♪」的なアドバイスをもらえそうな雰囲気。

だがしかし、駄菓子菓子…

 

「どっちも複雑な法律なんですよねェ。はっきり言ってムズいですよォ~

 

ム ズ い … ?

 

あなた、司法試験合格してるんでしょーーーーーーーー!!!

そんなこと言わないでよーと途方に暮れかけましたが、

「専門家でも難しいんだから、法律の素人が万全に理解するのは ☆ 限 界 あ り ☆ 」と割り切ることに。

参考に、過去の平均点と科目合格率の推移も確認しておきましょう。

直近は科目合格率が低空飛行…難易度が上がっている印象が…でもでも、

試験で良く出てくる論点を、丁寧に拾って覚えるのみ。これしかありません。

かーなが先日言っていたように、大切な問題(過去問集で言うABランク)を繰り返し解いて、論点を頭に刷り込んでいくイメージ。まさに、鶏ガラ学習法ですね。

頭に叩き込んだら、他に覚えたことが飛び出して逃げていきますので、丁寧に刷り込んでいきましょう。オイルマッサージみたいな感じです。

 

3.試験中に動揺しそうなポイント

試験中「なにこれ…えっ?」と思うようなことが出てきます。
当日、焦ったり混乱したりしないように、いくつか動揺ポイントを押さえて危険予知をしておきましょう。

※ちなみに、製造業では作業に入る前に安全上のリスクの洗い出しをします。これを危険予知(KY)と呼びます。

 

(1)出題の大まかな流れ

過去5年、問題の流れは以下の通りです(※2020年もそうなる確約は無いので注意!!)。

会社法に関する問題(会社の設置機関、日数要件、債権者保護手続きの要件はガッチリ固める)

知的財産権に関する問題(苦手な方はここを一番重きを置いて頭に刷り込む!)

民法その他の問題(最低限「相続」はここ最近毎年出題、押さえておきたい)

最後の民法パレードは、経営法務が苦手な方にとっては、かなり苦しいです。
疲労度MAX!!の所に、試験終了時間が差し迫る中でこん棒で叩かれるような気持ちでした。
もう痛みも何もありません。無の境地。

 

(2)なんかよく試される

べりーが1次試験の平均点・科目合格率の推移でも触れていますが、過去問解いていたら出てこない、過去出たのかも良く分からないような「逆ザヤ沼問題」がどの科目よりも厄介です。
(私は「捕まえる価値のないポケモン」と名付けていましたが…)

また、(改正含め)施行直後の法律をを論点として出題するタイムリー問題もあり、過去問回しが利かない問題もあります。

そんなことも知らずに試験本番に臨むと、基本論点を聞いている問題も難しく見えてきて余計に混乱します。

1日目の出来も引きずったり引きずらなかったり、あと2科目残っている精神状態で、2日目の朝っぱらから陽動作戦を展開されて鉛筆に汗が…となったら負けです!

なので、陽動作戦に躍らされないよう、以下を押さえておきましょう。

明らかに勉強していない問題が出てくる前提で臨む(全部解けると思わない)

ややこしい出題の直後に、基本論点の問題がシレッと出てくる。落ち着いて瞬殺する!

会話問題は、空欄や下線部しか関係ないケースがあるので、まず問題文を確認(時間短縮)

 

(3)毎年1か所は、お茶目なシーンがある

選択肢や架空の商品の設定に、遊び心が感じられる所があります。
試験中に見ると、冷静になりたい気持ちを逆なでされますが…
中小企業診断協会HPに公開されている過去問より引用

 

①突然の「魚の塩焼き」事件(2017年第18問ア)

ア 魚の塩焼きは、製造物責任法に定める製造物に該当しない。

(ポイント:出題者はなぜ魚の塩焼きをチョイスしたのか。正しくは「該当する」)

②『ABせん兵衛くん』事件(2015年第11問)

(前略)
X 氏:「なるほど、そう簡単なわけでもなさそうですね。実は、AB 市の公募で採用された『ABせん兵衛(べえ)くん』という、いわゆるゆるキャラがABせんべいの知名度向上に一役買っているのですが、最近、地元のイベントで『ABせん兵衛(べえ)くん』の偽物が現れましてね。よく似た着ぐるみを着て、『海老みそブシューッ!』と叫びながらエビ反りになってのたうち回るなんてギャグをやったりして、子供にはうけますが、下品だと言って嫌う人もいます。こういったゆるキャラの権利を知的財産で守るような法的手段はないのでしょうか。」
(後略)

(ポイント:現場を想像したらちょっと気持ち悪い…本家の梨さんはイベント中止で大変だろうな。。。)

アイスクリームのヒット商品「診断くん」事件(2016年第8問イ)

X 氏:弊社のアイスクリームのヒット商品「診断くん」のデザインを一新しました。ぜひとも意匠登録をして模倣品対策をしたいのですが、意匠登録は可能でしょうか。

あなた:はい、意匠登録は可能です。アイスクリームは、時間の経過によりその形態が変化してしまいます。しかし取引時には固定した形態を有しているので、意匠登録の対象となることはあります。

(ポイント:元ネタがもう分からない。ちなみにガ○ガ○君は「氷菓」です)

 

4.道場の記事で重要論点をチェック

過去問回しに身が入らない、何度も何度も間違える。

苦手な科目はそういうモチベーションになりますよね。
でも、試験は待ってくれません。道場の記事を読む等してでも、経営法務と付き合いましょう。

頻出論点の解説記事をいかにまとめますので、ぜひ隙間時間にご覧ください!
※特段の注記がないものは記事の投稿日時点の法令に基づきますのでご注意ください

 

 

 

■毎年出てくる英文問題
英文契約書諦めてませんか?

では、また!

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

【当サイトを初めてご覧になる方へ】

「中小企業診断士試験 一発合格道場」
近年、社会人の関心を高めている
中小企業診断士試験の合格を目指す方へ、
体系的な知識、語呂合わせ、
勉強意欲向上、診断士の活動等々を
ほぼ毎日10年間発信してきました。

毎年、直近年の合格者達が書き綴った
リアルで豊富な受験情報
日々の勉強にお役立て下さい!

たまたまお立ち寄り下さった方も
ぜひ中小企業診断士の存在に
興味を持って頂けたら嬉しいです^^

twitterもよろしくお願いします。

 

カワサンです。週のはじめの月曜日。
ということで、1次試験はじめの科目である経済学・経済政策です。

夜な夜な経済学・経済政策の過去問を見ていたら、毎年この平面図が登場していることに気付きました。

この青線、2パターン考えられます。

①2財の関連性(代替率や予算線)を表したもの

②需要曲線

今日は①について考えてみます。

 

1.「2財」の平面図

①に関する過去の出題。直近5年で毎年出ています。
(過去問はこちらを参照、以降紹介する過去問も同じ参照元)

このグラフ、聞きなれない言葉や概念がいろいろ出てきますね。
「無差別曲線」「効用」「限界代替率」
初学者の方は抽象的ワールドに「???」となって方も多いのでは。

ただ、今回取り上げる「無差別曲線」も「等費用線」も、ツボを押さえておけば同じグラフの眺め方で解けます。

 

2.無差別曲線について

無差別曲線は「財務・会計」のファイナンスの問題でも時々でるので、しっかり押さえておきましょう。
ファイナンスの問題は先日のべりーの記事で詳説してますのでチェックして下さい。

また、いろんなパターンは過去にも解説がありますので、ご参考下さい。
【渾身!論点シリーズ】個人の消費行動分析①

 

(1)曲線は空中に浮いている→平面に描いた

これは「効用」の度合いなんですが、なぜ平面図の右上に行くほど「効用が高い」と言えるのでしょうか。
これは、三次元のグラフを平面図に表現したものだからなんです。
(参考:外部サイト
地図で言う「等高線」、天気図で言う「等圧線」と同じですね。

上は数学チックに書いてますが、C1(リンゴ)とC2(バナナ)の消費する比率でU(満足度)が決まるということです。
無差別曲線は空中に浮いていて、右上に行くほど「高さ=効用」が高いということをまずは認識!

 

(2)いろんな無差別曲線

【経済学・経済政策】平成27年・第12問

常に一定の固定比率で一緒に消費されるような財を完全補完財という。完全補完財であるような2財の無差別曲線を示す図として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

これは図Bが答えなんですが、解くというよりも、曲線のパターンに注目して解説します。

■図A 基本形
縦軸方向がだんだん減ると、横軸方向がだんだん増加
ほとんどこれです。
縦軸をイチゴ、横軸をブドウで例えてみます。
イチゴを食べる量が減れば、だんだんブドウの量を増やして、同じ効用(満足度)にする。そんな感じです。
ただ、その比率は2つの点の取り方によって異なります

■図B 補完財
靴や自転車のタイヤなど、2つ1組でないと効果を得ない(=効用が生じない)もの。
縦軸を前輪、横軸を後輪としましょう。
自転車一台につき、前輪が何個あっても、必要な後輪は一個だけですよね。
反対に、自転車一台につき、後輪が何個あっても、必要な前輪は一個だけ。
なので、片方がどんな数であっても、もう片方は固定の数量を以って消費されることになります。
これを完全補完財と言います。

■図C 代替率一定
これは代替率が一定と書いてますが、グラフで言うところの「傾きが一定」てやつです。
曲線上のどこの点を取っても、その間の変化の割合が一定です。
縦軸をイチゴ、横軸をブドウで例えれば…
イチゴ4個→3個 ブドウ3個→4個
イチゴ3個→2個 ブドウ4個→5個
という具合に、常にイチゴ1個減に対してブドウ1個増で同じ効用という感じです。

■図D
これはひねくれ者です。
a→bへの変化よりc→dへの変化のほうが、代替率が大きいですね。
だんだん代替率が大きくなるので「逓増」と言います。
この時期なんで深追いせずに、「だんだんだいたいりつがおおきくなる」→ひらがなで書くとややこしいわ!!という程度で覚えましょう。

 

(3)予算線との関係

二つの気持ちが重なる点が最大値と覚えておきましょう。

無差別曲線くん予算線ちゃん、微妙な関係-

①無差別曲線くんの想いが強すぎて、予算線ちゃんを突き刺してます。一方的で、これは良くありません。

②無差別曲線くんがチキンハートで予算線ちゃんに声がかけられていません。想いは届かぬまま…

③無差別曲線くんの想いが、強すぎず弱すぎず重なる。お互いの想いが絶妙な距離感で結ばれました

 

【経済学・経済政策】平成27年・第14問

いま、2つの財、財X1と財X2を消費可能な個人の効用最大化行動を考える。当該の個人は、所得80 を有し、財X1の価格は2、財X2 の価格は4という条件のもとで、効用が最大になるよう財X1の消費量x1と財X2の消費量x2とを組み合わせることができる。この個人の効用関数はU=x1x2と与えられており、合理的な当該個人は、x1 =20x2=10という組み合わせを選択することが分かっている。
下図では、縦軸の切片aと横軸の切片bとを結ぶ予算制約線と無差別曲線U の接点として、効用最大化の行動が図示されている。
この状況を説明する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア この個人は、所得80の使い道として、x1=20x2=10以外の組み合わせを選択することで効用を一層高める余地が残されている。
イ 財X2の消費量がゼロならば、財X1を30 消費することで所得80を使い切ることができる。
ウ 縦軸の切片a の値は、財X1の価格に応じて変化する。
エ 無差別曲線U上の2財の組み合わせ(x1,x2)では、いずれも効用水準が200で一定である。

経済学・経済政策おなじみの「問題文が長い」やつです。
そして、条件は箇条書きでなく文章で記述。線と点は大文字と小文字を巧みに使い分けています。
試験1日目の最初の科目。紛らわしさに冷静さを失いそうになります。

ただこの問題、想いがどうこうもありつつ、素直に文字へ数字を代入すれば答えが出ます。長い問題文と関数は見掛け倒し。
他の科目(特に経営法務や中小企業政策の「対話形式」問題等)もそうですが、問題文が長いものは、問自体がシンプルなことも多いので、まず問いから見ることをオススメします。

…問題文が短い方が厄介な問いが多いような気がします。。。

ア x1=20x2=10以外の組み合わせは想いが重ならない→×
イ X1=2なので、30消費するときに使う所得は60だけ。20が余る→×
ウ X1の価格が変化した時は、X1の消費量が変化→b点が移動する→×
エ 唐突に「効用水準が200」とあるが、U=x1x2を素直に計算すれば10×20=200→○

ということで正解はエです。

 

3.2財が「資本」と「労働」~等費用線も同じコト言ってます

2財の関係を「労働」と「資本」とした問題が出てきます。
考え方はイチゴとブドウの場合と一緒です。

「労働=人力」「資本=機械」くらいのとらえ方でOKです。

【経済学・経済政策】平成30年・第18問 設問1

生産においては、生産要素を効率的に投入することが重要である。下図では、等産出量曲線と等費用線を用いて、最適な生産要素の投入量を考える。
この図に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 点A と点B は、労働と資本の投入による費用は同じであるが、生産量が異なる。
イ 点D では、労働と資本の投入による費用は点B より少ないが、生産量は多くなっている。
ウ 点F では、点D よりも資本の投入が少なく、労働の投入が多いので、費用が少なくてすむ。
エ 費用を一定とした場合、点A では、労働の投入を増加させ、資本の投入を減少させることによって、生産量が増加する余地がある。

この問題、こんな風に書き換えても(赤字部分)同じです。

【経済学・経済政策】平成30年・第18問 設問1の読み替え

下図では、無差別曲線と予算線を用いて、最適な2財消費量を考える。
この図に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 点A と点B は、財x2財x1消費による費用は同じであるが、効用が異なる。
イ 点D では、財x2財x1消費による費用は点B より少ないが、効用は多くなっている。
ウ 点F では、点D よりも財x1消費が少なく、財x2消費が多いので、効用が少なくてすむ。
エ 消費を一定とした場合、点A では、財x2消費を増加させ、財x1消費を減少させることによって、効用が増加する余地がある。

この場合「予算線」は「等費用線」と言います。

予算線が2財を消費するためのお小遣いの上限みたいなイメージ。
等費用線は生産するために使えるコストの上限って感じですね。
言葉自体を忘れてしまっても、2財と同じと思えば解けます。

ア 点A、Bともに同じ曲線上にあるので生産量(効用)は同じ→×
イ 点Bより点Dのほうが等費用線(予算線)が右上→費用が多くかかっている→×
ウ 点Dも点Fも同じ曲線上→生産量(効用)は同じ→×
エ 選択肢が言っていること。無差別曲線へ想いを重ねる動きですね!→重なったところが最大化→○

ということで正解はエです。

 

4.さいごに~残り約1か月なので

試験まで残り約1か月です。

インプット学習もアウトプット学習も、深追いせずに重要論点を磨きげて確実に得点する力を身に付けたい時期ですね。
なので、何度挑んで考えても正答にたどり着かぬ分野は、敢えて丸暗記という作戦でも良いと思います。

おべんと君も言ってたように、すべて60点を目指すのではなく、苦手科目は足切り回避、得意科目で平均60点ラインをカバーという作戦もありと考えます。

残り1か月の使い方次第で、得点の伸びは十分に期待できます。
私は中小政策に得意苦手の意識が無かったのですが、試験1か月前に模試を解くと30点レベル。。。
そこで、苦手な法務のペースを落として重要論点に注力。代わりにほぼ毎日中小政策に時間を費やして得点力を伸ばしました。結果、本番で60点近くまで伸ばせました。

今までの練習問題の出来不出来を振り返り、試験までの対策を少しだけ見直してもよいと思います。
ここまで来れば、結果まで突き進むのみです。

 

では、また!

(参考文献)ミクロ経済学 第3版(伊藤元重)

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

【当サイトを初めてご覧になる方へ】

「中小企業診断士試験 一発合格道場」
近年、社会人の関心を高めている
中小企業診断士試験の合格を目指す方へ、
体系的な知識、語呂合わせ、
勉強意欲向上、診断士の活動等々を
ほぼ毎日10年間発信してきました。

毎年、直近年の合格者達が書き綴った
リアルで豊富な受験情報
日々の勉強にお役立て下さい!

たまたまお立ち寄り下さった方も
ぜひ中小企業診断士の存在に
興味を持って頂けたら嬉しいです^^

twitterもよろしくお願いします。

————————————————————————————————

おはようございます!おべんと君です。自己紹介はこちら
前回までの投稿記事はこちら
今日はいきなり結論からスタートします。

<本日のまとめ>
「1次試験って全科目60点取らないとダメ?」
「そんなことありません!得意不得意を活かしましょう!」

今回1次試験突破を目指す方へ、私おべんと君流の
この時期の1次試験との向き合い方について投稿いたします。

 

<本題>
1次試験当日まで約1ヶ月となりました。
今年受験される方々は追い込みの時期かと思いますが、
これから夏に向かって日々気温が上がっていきます。
くれぐれも体調に気を付けながら勉強されてください

5月から、11代目メンバーが1次試験に関する【渾身】記事
投稿しています。
ひとえに一発合格道場を読んでいただいている皆様に、
本番当日1点でも多く点を取っていただきたい!
という一心で、11代目一同全力で投稿しておりました。

当サイトの右上の検索から 渾身 と入れていただければ、
先代からの10年分の渾身記事が読めますので是非ご活用ください。

また、さとまるが書いた記事(記事はこちら)には1次試験までの
日程計画、当日を想定した過ごし方が書かれていますので
ぜひ参考にしてくださいませ。

「そうはいっても、試験に向けて不安なこといっぱいあるんだけど・・・」

そう思われる方もおられるかと思います。
チキンハートな私は、試験が迫ってくると色々考えてしまい眠れない
日々が増えました。
特に1次試験1ヶ月前、不安に思っていたのが、

「全科目60点以上取れる自信がない」ということです。

1科目60点以上を取るというのは、科目合格基準にもなっており、
できるだけクリアしたい点数ではあります。

だがしかし、駄菓子菓子、

「全科目60点以上取れる自信がない」

合格者には全科目得意な人もおられますが、少数ではないでしょうか。
11代目であればCK(556点)Tomatsu(502点)岩塩(499点)
1科目平均70点超の1次試験高得点者です。

が、こんな猛者ばかりではありません
得意不得意がある人の方が大多数かと思います。

私はその一人でした。

私の1次試験の戦歴と点数をご紹介いたします。

 

☆平成28年(2016年)
この年に1次を初受験をしましたが、経済と法務が苦手で、
特に法務は本質を理解せず、ただ暗記している状態で、
応用が利かないレベルだということを痛感していました。

私の場合、サブノート作りの失敗(記事はこちら)により、
科目合格制度を活用することになり、
この年は経済、運営、法務、中小の4科目を受験するつもりでした。
しかし、絶対法務は60点いかない と感じていました。

やはり結果は法務40点ギリ足切り回避のレベルです。

 

☆平成29年(2017年)
1次試験突破をかけて、残りの4科目を受けます。
1年間勉強してきましたが、それでも法務は苦手でした。
完全なる不得意科目の筆頭です。
そんな私ですが、得意科目が1つあります。それは財務・会計

1次試験突破は、「40点未満を取らず」「総得点で240点以上」です。

悩んだ私は、こんな青写真を描きました。
ちょうど今の時期、1次試験1ヶ月前だったと思います。

財務:80点
経営:60点
法務:40点
情報:60点
合計:240点

不得意科目は守り(足切り回避)、得意科目で攻める

「得意科目に逃げた」といえばそうかもしれません。

ただ、法務で60点取れないと思っていた私としては、
考えに考え抜いた合格する可能性が最も高い方法でした。

科目ごとの難易度の変動が毎年あるため、財務が難化する
可能性は当然覚悟のうえで、

法務は基礎論点の復習を中心に行い、
足切り回避

財務は時間を多めに難しめの問題演習も繰り返し行いました。
得意科目を伸ばす

科目の難易度にも助けられ、結果として
財務:80点→80点
経営:60点→60点
法務:40点→44点
情報:60点→72点
合計:240点→256点

と奇跡的に青写真と近くなり、1次試験突破できました。
情報が青写真より高得点だったのは、平成27年、28年は情報が
とてつもなく難化しており、この年はその反動があったと
考えています。

今思えば完全なる青写真であり、博打に近い選択ではあります。
題名のとおり「戦略か?邪道か?」どちらにも転ぶ方法ですが、
こんな戦い方もあります。

この時期は追い込みの時期と冒頭書きましたが、新型コロナの影響で
他の資格試験が延期・中止が相次ぐ中、開催の不安を抱えながら
1次試験の勉強をされている皆様は、私が勉強していた時よりも
厳しい状況の中で日々勉強されておられます。

そんな中で、点数が上がらない科目がある とお悩みの方がいましたら、
得意科目が難化する可能性はもちろんありますが、
ご自分の得意科目を伸ばして点数を稼ぎ苦手科目は足切り回避を狙う
という方法もご検討いただければと思います。

1次試験の科目ごとの難易度推移はべりーの記事に詳しく書いています。
記事はこちら

苦手科目の勉強よりも得意科目の勉強の方が楽しいので、
精神的な緩和剤にもなります。

ちなみに、、、
得意科目と言っておきながら、平成30年財務は52点とおそまつな
結果でした。この年の財務は平均点49点だったので難化しており、
私自身2次試験メインで勉強していたから、、、という言い訳です。。。
結局難易度次第じゃん って話なので、得意科目という思いは
ただの妄想だったのかもしれません・・・

<本日のまとめ>
「1次試験って全科目60点取らないとダメ?」
「そんなことありません!得意不得意を活かしましょう!」

この投稿が皆様のお役に立てば幸いです。

以上、おべんと君でした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

当サイトを初めてご覧になる方へ。

当サイト「中小企業診断士試験 一発合格道場」は、中小企業診断士試験の合格を目指す方向けに、代々の合格者が勉強のコツ診断士としての活動の様子などを書き綴っています。

受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

twitterもよろしくお願いします。

 

本日もアクセスありがとうございます。さいちゃんです。

前回に引き続き、勉強中に気になるけど、時間をかけてまで調べなさそうな話題を取り上げます。
前半では事例IIIで時々顔を見せるプラスチック加工技術を紹介します。後半では、技術を持った中小企業がどのように活躍されているか、実際の事例を見ていきます。

プラスチック加工の系統図

プラスチック加工の過去問出題実績としては、一次試験はありませんが、二次試験では過去3回取り上げられています。個人的に射出成形のイメージが強いですね。

各加工について

射出成形

射出成形は、所望の形状が得られるように設計した金型の中に、液体化したプラスチックを注入し、主に冷やして固め、金型を開いて、部品を取り出す一連の流れで部品を製作します。「射出」の意味は、注射器のように、液体のプラスチックを金型に押し出す様から名付けられているそうです。H20の事例IIIでは、金型メーカが取り上げられていました。「複数どり提案」や、「金型の仕上げ加工」のボトルネック性など、特徴的なワードが出ていましたね。

金型の設計、材料の選択、液体のプラスチックをむらなく金型に充填する経路、冷やし固める時間、金型内で固めた部品を自動的に取り出す構造等、技術的なポイントは枚挙にいとまがありませんが、技術者の腕の見せ所だと思います。一度設計が完了すれば部品の製作はほぼ自動で行えるように思えますが、温度や湿度等、環境変数によって設定を微調整する必要があるので、熟練の職人の技能が欠かせません。

射出成形の動画:
プラスチック部品ができるまで ← 一連の流れがわかります。
射出成形のアニメーション ← 英語表記ですが、機械の中身がよくわかります。
レゴブロックの作り方 ← 動画ではありませんが、あの「レゴブロック」の射出成形の流れがわかります。

 

押出成形

熱をかけて柔らかくしたプラスチックの原料を押出して、そのまま空気中や水中で冷やして固め、必要なサイズで切断していきます。主にパイプやシートなど連続的な形状をしているものの製作に用いられます。射出成形より金型もシンプルです。

押出成形の動画:
押出成形の概要 ← 一連の流れがわかります。

ブロー成形

ペットボトルやヤクルトの容器のような中空の構造を作る工程になります。金型の中に熱して流動性をもたせたプラスチックを入れ、空気の噴射(エアーブロー)によりプラスチックを膨らませることで所望の形状を得ます。3次元的に複雑な構造の成形に適した、3次元ブロー成形もあります。

ブロー成形の動画:
ブロー成形の概要 ← 一連の流れがわかります。
ペットボトルの作り方 ← ペットボトル製作の一連の流れがわかります。
3次元ブロー成形 ← 3次元ブロー成形が丁寧に説明されています。

インサート成形

射出成形を応用した技術で、プラスチックの中に金属を挿入(インサート)した構造をしています。金型の中に金属部品を装着し、プラスチックを流し込むことで金属とプラスチックを一体化させます。金属部品の数が多い場合などは、ロボットを用いた全自動型のインサート成形機を用います。H30のC社では、特徴的な経営資源として取り上げられていました。

インサート成形の動画:
インサート成形の概要 ← 一連の流れがわかります。
全自動インサート成形機 ← 数多くの金属部品を使う部品の動画です。一つ一つ金属部品を置いていく繊細なロボットの動きがいいですね。

機械加工

金属加工と同様、フライス盤や旋盤、ボール盤といった切削機械で追加工を行います。射出成形のみでもある程度の精度を得ることができますが、高精度な面や穴あけが必要な場合に、機械加工が必要になります。動画は前回の記事を参照。

 

接着/溶接加工

金属加工と同様、部品を接合させるための工程です。プラスチックは金属より融点が低いため接合の自由度が高いです。接着や溶接といった加工のほか、リベット加工などの機械的に金具で固定する加工もあります。

リベット加工の動画:
ジーンズのリベット打ち ← プラスチック製品ではないですが、ジーンズのリベット打ちの様子から加工の概要がわかりやすいです。

 

☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

 

 

中小企業の活躍事例

皆さんは、世界に誇る技術を有する中小企業が日本にどれだけあるか、そしてどんな企業か知っていますか?。実際に活躍されている中小企業を知りたい場合には、こちらのサイトを見ると実例がわかります。

こちらは毎年中小企業庁がまとめているもので、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者・商店街を紹介しています。経済産業大臣も寄稿してしますが、本書のまえがきにある概要は以下の通り。政府が提示する、中小企業・小規模事業者・商店街の課題とあるべき姿が透けて見える気がしませんか?

本書は、ITサービス導入経営資源の有効活用等による生産性向上積極的な海外展開インバウンド需要の取り込み、多様な人材活用円滑な事業承継など、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者を『はばたく中小企業・小規模事業者300社』として、また、地域の特性・ニーズを把握し創意工夫を凝らした取組により、地域の暮らしを支える生活基盤として商店街の活性化や地域の発展に貢献している商店街を『はばたく商店街30選』として選定し、取りまとめたものである。(ホームページ抜粋)

「はばたく中小企業・小規模事業者300社」

概要にも挙げられている通り、本書では中小企業の活躍を以下の3つの区分けでジャンル分けされており、ものづくり企業とサービス企業について書かれています。ものづくり企業については、ほぼ100%の企業が差別化された技術を持っているといっても過言ではありません。

また、生産性向上は事例III、需要獲得は事例II、担い手確保は事例Iといった形で各事例と関係性が深いと思います。

 

「はばたく商店街30選」

過去、事例IIで商店街が出たことがありますが、具体的な商店街の活動を見ることができます。私のような普段商店街の活動になじみのない方には、商店街の活動の雰囲気がわかって参考になることと思います。

さいちゃんの印象

はばたく企業・小規模事業者300社を読んでみての感想です。

1.中小企業の成功への「フレームワーク」がありそうだ。

各企業の紹介を分析していくと、中小企業庁が指し示す中小企業のあるべき姿が見えてきます。以下の図は、生産性向上事例の企業のうち、60社をランダムに抜き取って、企業の説明に使われているワードを使用回数順にパネル化したものになります。四角形の面積が大きいものほど使用頻度が高いワードになっています。

この図からわかることは、技術面のワードももちろん含まれていますが、生産性向上を成し遂げるためには、生産効率が高い新規設備を導入し、設計から生産・販売までの一貫生産で、高付加価値・短納期・低コスト・高品質の製品を生産、人材活用としては、女性や高齢者活躍の素地を作り、多能工化・自動化・標準化・情報化を図って、人手不足の解消に向けて省人化と脱属人化を図る、というストーリーが見えてきます。なんだか、事例IIIの解答に使うワードのオンパレードですね。

このように、(本当に正しいかの議論は置いておいて、)中小企業の成功のためのフレームワークが提示されており、診断士試験にも反映されていることがよくわかります。今回は概要の解説にとどめますが、次回以降より詳細な分析を行っていきたいと思います。

 

2.有効性が高い用語の、「定型化」があるようだ。

事例を解く際の型を強固なものにするために、中小企業庁が示す有効性が高いホットワードのシャワーを浴び続けることが効果的かと思います。1.でも取り上げましたが、事例企業では有効性が高い用語も定型化されています。各社の成功事例を見ますと、事例IIIの鉄板のDRINK(D:データベース化、R:リアルタイム管理、I:一元化、N:IoTを活用したネットワーク、K:定例会などのコミュニケーション共有化)といった施策がよくでてきますし、「インターネットの黎明期」とか、「手書きの礼状」とかどこかで見たようなワードが出てきます。試験の作問においてこの企業リストを参考にされているんじゃないかと訝しんでおりますが、事例企業の取り組みを示す具体的な施策を把握することは、与件に出てくる施策のイメージ化が図れるだけでなく、今後の診断士活動での参考となる良き先発事例となるはずです。ただし、試験では与件にかかれていないアイディア解答は避けるべきなので、ご注意ください。

 

3.定性的だが、「定量性が乏しい」感じがする。

各事例企業の有効的な取り組み内容がよくわかりますが、実際にどれほどの効果が上がっているか見えずらい印象です。事例IIIの解答作成方針も、より定性的に書くイメージがあったので、試験に近い感覚がありました。有効的な取り組みのアイディアの源泉として活用するとよいと思います。

 

まとめ

前回と今回で、運営管理と事例IIIに出てくる加工技術と、実際にモノづくりで活躍されている企業の事例をご紹介しました。今現在、一次試験の勉強の真っ最中の方や、二次試験対策で数多くの事例を解いている方にとっては、「ちょっと気になるけど(正直あまり興味ない方が多数かも)、調べている時間がない話題」だと思いますが、今回の記事で中小企業のものづくりのイメージ化に貢献できていれば幸いです。

以上さいちゃんでした。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

当サイトを初めてご覧になる方へ。

当サイト「中小企業診断士試験 一発合格道場」は、中小企業診断士試験の合格を目指す方向けに、代々の合格者が勉強のコツ診断士としての活動の様子などを書き綴っています。

受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

twitterもよろしくお願いします。

カワサンです。

前回、渾身シリーズとして経済成長理論を触れましたが、リクエストの中身に不足があるとのご指摘がありましたので、補論します。
その前段に、1次試験まで40日少々という時期ですから、経済学・経済政策の試験対策について少し話します。
(今日取り上げる過去問は中小企業診断協会HPから引用しています)

 

1.経済学・経済政策との向き合い方

あらためて過去問を見て思う、3つの要点。

(1)用語に惑わされるな

問題文を見ると、参考書に載ってない(もしくは注釈に書いてあるレベルの)用語を出したり、惑わそうとするリード文(「最近、○○が話題になっている」等)が出てきたり、出題者の陽動作戦が展開される場面があります。
それらは大概、衣をまとっただけの、きわめて教科書的な問いだったりします。

参考書を見ると人名がしょっちゅう出てきますが「ノーベル賞狙いで名付けたんでしょ!」と上から目線で深く追わず、何の頻出論点に絡んでいるのかを、解説から理解すべきです。
基本は頻出論点から抑えましょう(オススメ記事のpick upを後述)。

 

(2)グラフは数式系とビジュアル系

グラフ問題もさまざま。

・リード文で条件を読ませまくった後「これどうなるの?」と問うてくる数式系。リード文が長いせいで選択肢が次のページに記載。ページめくる手間&周囲のペラペラ音にイライラ。

・関数の式も与えられず「画像はイメージです」的なことしか書かれていないビジュアル系

例えばビジュアル系はこちら。

【経済学・経済政策】平成24年・第18問
下図は、2つの生産要素のみを用いて、2つの最終生産財を生産する場合を想定したものである。この図の説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 生産関数1の限界生産物は逓減している。
b 生産関数1は、規模に関する収穫逓増を示している。
c 生産関数2の限界生産物は逓増している。
d 他の条件が等しく、同じ生産量を実現しているとき、生産関数1を有する企業が生産に要する費用は、生産関数2を有する企業のそれよりも小さい。
〔解答群〕
ア aとd
イ bとc
ウ bとd
エ cとd

正解は「ア」です。

「逓増」「逓減」は普段使わない言葉ですが「逓=だんだん」と押さえておきましょう。
「だんだん増」「だんだん減」です。これで選択肢a,b,cは倒せます。

dはどうでしょう。ここは「同じ生産量」で補助線ですね。

「要素投入量」を「費用」と言い換えている点に出題者の陽動作戦を感じますが、言っていることは同じです。こういう風に、しれっと言い換えられている表現を見抜くことも大切です。

※数式系は「3.」で取り上げます

 

(3)残り日数注意!「分からない」といって深追いしない

凛々しい事いえば、理論が腹落ちした状態で解けるのが望ましい姿です。
が、試験は待ってくれません。どこまでやるべきか絞りながら、確実な得点力を伸ばし60点に届くことを目指すしかありません。
先日3chが、今時期から経営情報システムを深追いしすぎないでと言ってましたが、経済学も同じような事が言えます。

診断士試験における経営情報では、皆が解ける基本論点を確実に押さえることが重要で、広げすぎない深追いしないことが得策です。もし深追いできる余裕があるのであれば、その時間は財務会計、経営法務または中小企業経営・政策に使い、その中でも特に中小企業政策の細かな施策(過去問の後半部分)の暗記に投入する方がトータルでの点数は伸びると思います。

経済学・経済政策も全く同じです。
「幸先よく高得点取ってやる」と思うとハマりますので、1日目の他の3科目(財務・会計、企業経営理論、運営管理)の論点を抑え、平均60点越えを狙うほうが戦略として手堅いと思います。

 

2.押さえておきたい頻出論点

リクエストの解説前に、ほぼ毎年のように出る論点、直接問われなくても理解しておきたい論点を並べておきます。まずこちらを「しっかり」押さえて下さい。そうでなければ、3.を読んでも得点力には直結しません。

■マクロ経済

【渾身】経済学・経済政策のツボ ~IS・LM曲線~
・AS曲線:【経済学】 労働市場(雇用の理論)
経済:AD-AS分析のときの経済政策の効果
きちんと理解するマンデル=フレミングその1(経済学・経済政策)
・マクロ論点総合:【経済学】 4.グラフ対策part3
・とりあえずグラフ!【渾身】グラフを一気見して理解する経済学

■ミクロ経済・需要と供給(市場メカニズム)

【独学者向け】経済学解説①「費用関数」
【独学者向け】経済学解説②「消費者行動の分析」
【独学者向け】経済学解説③「余剰分析、貿易、ゲーム理論」
【経済学】 5.ミクロ経済学知識問題

■その他の論点

【独学者向け】経済解説④「時事問題」
【経済】最初の1マーク

 

ちなみに、過去の記事これだけストックありますので、皆さんが悩んでいる所のヒントがあるかもしれません。ぜひキーワード検索等も使って探してみて下さい。

 


 

3.リクエスト論点の解説

経済成長に関する理論(45度線、IS-LM、AD-AS分析は除く)の出題傾向を。

手を変え品を変え出てくる傾向ですかね。頻出論点の解法が確立出来たら、手は付けておいても損はないと思います。
反対に、ミクロ経済やマクロ経済の頻出論点の理解に苦戦してる方は、この時期にココを深追いするのは危険な香りがします。まずはグラフ見てしっかり解けるようにしましょう。

ではリクエストのあった問題です。
この問題、理屈まで腹落ちして解けた人は免除要件満たせるレベルかと。

【経済学・経済政策】平成27年・第11問
昨今、外国人労働者の受け入れの是非が議論されている。
2種類の生産要素、資本Kと労働Nを用いて、生産Yが行われる。資本と労働、そして生産との関係を、労働1単位あたりの資本と労働1単位あたりの生産との対応関係である、次の生産関数で表す。
 y=f(k)
ここでk=K/Nは資本・労働比率を、y は労働1単位あたりの生産量を表している。また、労働供給は一定率nで増加し、常に完全雇用が実現しているとする。
また人々は、所得の一定割合sを常に貯蓄するとする。
新古典派の経済成長モデルの下図を参照した上で、外国人労働者の継続的な受け入れによる労働成長率の上昇が、定常状態における資本・労働比率と労働1単位あたり生産量に与える影響に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただしk1は、定常状態の資本・労働比率を表している。
〔解答群〕
ア 資本・労働比率は上昇し、労働1単位あたり生産量は減少する。
イ 資本・労働比率は上昇し、労働1単位あたり生産量は増加する。
ウ 資本・労働比率は低下し、労働1単位あたり生産量は減少する。
エ 資本・労働比率は低下し、労働1単位あたり生産量は増加する。

(1)この問題(に限らず、経済学・経済政策の出題スタイル)が嫌らしいところ

①見慣れないグラフ
・生産関数だが捻りが入っている

②時事ネタを織り交ぜる長いリード文
・グラフと設問を見て陽動作戦と見抜きたい

③いろんな用語オンパレード
・「単位当たりの…」微積が分かる方、Δ(デルタ)で認識。分からない人「ちょっと増やす」で認識。
・「資本・労働比率」(←実は「要素投入量」でしかない)
・「完全雇用」45度線やAD-ASじゃないの!?(←と思ったら知識レベル◎)
・「新古典派の経済成長モデル」(←???でも安心してください)
・「定常状態」もはや化学?(←一呼吸おくべし)

これを前にして、冷静に解ける心を試験会場で持てるかどうか。
それが正答へ向けた最初のカギ。解法のアプローチが2個あります。

 

(2)学術的アプローチ

過去に解説がございますので、こちらを参照ください。
貯蓄率sが出てきていますので、投資I→IS曲線の定義から導出できます。

 

(3)見ながらかじりついてみるアプローチ

設問から、式に代入できるところに落書きしましょう。

生産関数」というワードで思い浮かべたいのが「収穫
私の頭には小麦畑が広がります。

今回は「一定」と「逓減」が登場していると見抜けますね。そして問いから「逓減」が論点と分かります。

さて、ここで問題を見ましょう。
「労働成長率」カッコよく書いていますが、要は労働供給率nの増加。つまりこのモデルで、Nの数値を増やしたらどうなんの?いうことですね。

ここまで来たら数学の関数の問題。
f=n(k)nが増→急な傾き→k1は左方シフト。
nが増⇒労働供給N増加→K/Nの分母(労働=N)が増加→k=K/Nより f=(k)傾きは緩やかになる→資本・労働比率(=K/ N )は低下
k=K/Nより f=(k)は減少する。⇒単位当たり生産量は減少する

正解は「ウ」

という事なんですが、深く考えてしまった方に1つの疑問。
N増えていくとき、Kの変化ってどうなるんですか?」

ここなんです。厄介なの。

だがしかし、
駄菓子菓子、

落ち着いて考えてみましょう。
N増えたらK増える条件って何だ?」

つまり「人口増えたら資本が増えるんか?」という話です。

「資本が増えるのは貯蓄率sが増加」じゃないですかァ~?

人口N増⇒貯蓄増⇒投資I増⇒資本Kが増加
(補足:投資Iが増加する要因は貯蓄の増加⇒IS曲線の導出過程より)

なんですが、でも「貯蓄」があがっても K/Nの比率って上がります???
絶対額が増えても、比率は一定ですね?
1/1だって100/100だって「1」じゃないですか。

貯蓄率が上がるから、労働Nに対して資本Kの比率が変化するのです。

この問題、新古典派経済学の「ソロー=スワン・モデル」に関係するのですが、式の理解をするとめちゃくちゃ難しいので深追い注意ですね。
この問題、やはり理屈で攻めると難しいです。

 

【参考サイト・文献】
経済学道場
マクロ経済学 第2版(伊藤元重)

 

では、また!


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!
当サイトを初めてご覧になる方へ。
当サイト「中小企業診断士試験 一発合格道場」は、
中小企業診断士試験の合格を目指す方向けに、
代々の合格者が
勉強のコツ
診断士としての活動の様子
などを書き綴っています。

受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に
少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

twitterもよろしくお願いします

 

おはようございます。岩塩です。今週、緊急事態宣言が全国的に解除されたことを受け、私も久しぶりに職場に出勤しました。やはり場所が変わるとON/OFFの切り替えがしやすいですね。試験まであと一カ月半、皆様の学習は計画的に進んでいるでしょうか??先日のさとまるの記事にもありましたが、現在の達成状況を確認して受験戦略の見直しを行い、学習計画の修正を考えるのも良いと思います。マイナー論点にハマって、重要論点の学習が手薄になっていませんか??頻出論点は確実に得点できるように調整していきましょう。

 

さて、本日は株式会社の機関設計の話題です。経営法務はとにかく覚えることが多くて大変ですよね。私も法務は苦手科目で、日々どんどん増える暗記カードを見ては気が遠くなっていました。どうにか効率的に覚えたいと思っていたところ、株式会社の機関設計についてとても便利な覚え方を見つけて活用していたので紹介します。

 

<根拠条文>

せっかくなので、まずは株式会社の機関設計に関する根拠条文を確認してみましょう。下記のようになっています。

  • 株主総会は、この法律(会社法)に規定する事項及び株式会社の組織、運営、管理その他株式会社に関する一切の事項について決議をすることができる。
  • 株式会社には、一人又は二人以上の取締役を置かなければならない。
  • 株式会社は、定款の定めによって、取締役会会計参与監査役監査役会会計監査人監査等委員会又は指名委員会等を置くことができる。
  • 次に掲げる株式会社は、取締役会を置かなければならない
    公開会社
    監査役会設置会社
    監査等委員会設置会社
    指名委員会等設置会社
  • 取締役会設置会社(監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社を除く。)は、監査役を置かなければならない。ただし、公開会社でない会計参与設置会社については、この限りでない。
  • 会計監査人設置会社(監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社を除く。)は、監査役を置かなければならない。
  • 監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社は、監査役を置いてはならない。
  • 監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社は、会計監査人を置かなければならない。
  • 指名委員会等設置会社は、監査等委員会を置いてはならない。
  • 大会社(公開会社でないもの、監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社を除く。)は、監査役会及び会計監査人を置かなければならない。
  • 公開会社でない大会社は、会計監査人を置かなければならない。

    (条項号略)

ずらずら書きましたが、それぞれを読んでしっくり来るでしょうか? 文章での理解が得意な方は大丈夫だと思いますが、字面だけではなかなか読みづらいものがありますね。しかしながら、悩むことがあればこの原点に立ち返るのがよいと思います。

 

<機関設計まとめ表>

診断士のテキストでは、次のような表の形で掲載されていることが多いと思います。

(スタディングを参考に作成)

このくらいまとまっていると、暗記が得意な方はパッと覚えられるかもしれません。しかし、やはりちょっと情報量が多い感じがします。

 

<図で覚える機関設計>

そこで、株式会社の機関設計を図で覚える方法です。※商学系の方が書かれていたブログの2009年頃の記事にから引用させていただきます。(Yahoo!ブログが2019年12月15日でサービスを終了してしまったようで、今は見られなくなっています。)

■図の特徴

(引用元:https://blogs.yahoo.co.jp/ tatsurou801185/27838673.htmlを参考に作成)

 

この図は、会社設計のパターンを示したものです。

この図の特徴は・・・

①下から、

  • 株主総会
  • 経営層(取締役、取締役会)
  • 内部監査機関(監査役、監査役会、委員会)
  • 外部監査機関(会計監査人)

となっています。

②左から右へ行くほど機関が組織化します。

  • 取締役取締役会
  • 監査役監査役会委員会

※委員会は1つのノードにしていますが、監査等委員会と指名委員会等を同時に設置することはできないため、どちらかを選択する形になります。

 

■図の使い方

 

(引用元:同上)

この図の使い方は・・・

  • 通れるルートが矢印で示されています。
  • 必ず「株主総会」からスタートします。
  • 上にだけ進めます。(下には戻れません)
  • のルートを選ぶほどより適正な会社経営を確保します。
  • 四角囲みの機関で機関設計を終了することができます
  • 丸囲みの機関では機関設計を終了させることはできず、必ず次のポイントに進まないといけません

【例1】
株主総会取締役 と進んだ場合
機関設計を終了してOKです
株主総会と取締役がいる株式会社が設計されました。

【例2】
株主総会取締役会 と進んだ場合
これだけでは終われません
監査役、監査役会、委員会のうちどれかに進まなければいけません。委員会を選んだ場合は、必ず会計監査役まで進まなければいけません。

まずは以上の基本的な使い方をご確認ください。

これだけ!と言いたいところですが、会社の規模や株式の公開/非公開によって、制約条件が変わってきますので、以下でそれを書き加えていきます。

 

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

 

 

■制約条件

(引用元:同上)

 

①大会社
必ず会計監査人まで到達(設置)しないといけません。

②大会社かつ公開会社
監査役から会計監査人には進めません。(監査役会 or 委員会を経由する必要あり)

③公開会社
必ず取締役会を通過しなければいけません

④非大会社かつ非公開会社
取締役会から会計参与に進む裏ルートが使えます。

⑤全ての株式会社
会計参与全てのパターンで自由に設置できます。

 

以上、図の説明でした。機関設計ゲームという感じですね。図はノートや紙に何回か書いてみると結構すぐに覚えられますよ。この図を見ながら条文や表を見ると、それぞれの項目が1つの図でカバーできていることがわかると思います。

 

では、過去問を見てみましょう。

 

【法務 H24 第18問】
会社法では、機関の設計が柔軟化され監査役を設置しない株式会社も認められる。監査役の設置に関連した説明として最も適切なものはどれか。

〔解答群〕
(ア) 株式会社が委員会設置会社の場合は、監査役を設置することはできない。
(イ) 株式会社が、公開会社でも会計監査人設置会社でもない場合は、監査役を設置することはできない。
(ウ) 株式会社が、大会社でも委員会設置会社でもない場合は、監査役の設置は任意となる。
(エ) 株式会社が、大会社でも公開会社でもない場合は、監査役の設置は任意となる。

正解は(ア)です

(ア)委員会を通るルートは、監査役通れません。ですのでこれが正解です。
(イ)非公開会社会計監査人がいない場合でも監査役を設置することはできます
(ウ)公開会社の場合は、取締役会では止まれないので、監査役監査役会に進まないといけません。
(エ)株主総会取締役と進んだ場合や、株主総会取締役会会計参与と進んだ場合は、監査役設置しなくてもよいですが、株主総会取締役会と進んで会計参与を設置しない場合は、監査役監査役会設置しないといけません

 

もう一問。

【法務 H19 第4問】
A、B、C、Dの4人は、4人で共同して、株式会社を設立することを予定しており、4人が役員となるとの前提で設立する会社の機関設計について検討している。このときの4人の会話から結論づけられる株式会社の機関設計として最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、( Ⅰ )から( Ⅳ )には、それぞれ株式会社の異なる機関名が入るが、解答する必要はない。A :
「4人とも( Ⅰ )になることでどうだろうか。」
B : 「それでは、会社の会計責任者が誰なのか、対外的にはっきりしなくなってしまうから、今回は適当でないと思う。Dは税理士でもあるのだから、Dに( Ⅱ )か( Ⅲ )になってもらった方がよいのではないか。」
A、B、C :
「もっともだ。」
C : 「そうすると、Dは、( Ⅱ )でも( Ⅲ )でも、どちらでもよいのかい。」
D :
「いや。私が( Ⅱ )となって、A、B、Cの3人が( Ⅰ )ということになると、大会社となったときに改めて( Ⅲ )を設置しなければならない。それを避けて、( Ⅰ )を2人として、1人が( Ⅱ )となるとすると、今度は( Ⅳ )を設置できなくなって、結局、後で、( Ⅰ )を1人以上増やして( Ⅳ )を設置しなければならなくなるから、やはり面倒だ。最初から( Ⅳ )も設置して、私が( Ⅲ )になる方がよい。」
A、B、C : 「では、そうしよう。」
【解答群】
(ア) 取締役及び会計参与が設置されている会社
(イ) 取締役及び監査役が設置されている会社
(ウ) 取締役、取締役会及び会計参与が設置されている会社
(エ) 取締役、取締役会及び監査役が設置されている会社

正解は(エ)です

(Ⅰ)取締役
株式会社には少なくとも、株主総会取締役が必要です。そのため4人全員が取締役というパターンがあります。

(Ⅱ)会計参与
(Ⅲ)監査役
会計責任者として考えられるのは、会計監査人会計参与監査役です。Dは税理士のため会計監査人にはなれないので、会計参与監査役になります。大会社になったら必ず会計監査人まで到達しなければいけないので、その前に監査役監査役会を通る必要があります。よって(Ⅲ)が監査役、(Ⅱ)が会計参与となります。(会計監査人になれるのは公認会計士か監査法人です)

(Ⅳ)取締役会
取締役3人以上いないと取締役会は設置できません。(なお、この会社が非公開会社の場合は取締役会の設置は任意です。)

 

(機関設計の問題を解く前提として、各機関の特徴もしっかり覚えておかないといけないですね)

 

最近の経営法務はかなり細かい論点まで問われているので、機関設計はこの図でサクッと片付け、他の論点の学習に時間をかけていきましょう。

 

※引用元の著者の方には、この場を借りて御礼を申し上げますm(__)m

 

 

おまけ

十分に理解さている方には蛇足ですが、「大会社」というのは会社法上の概念で、以下のいずれかの要件を充たす株式会社をいいます。

資本金として計上した額が5億円以上
負債として計上した額の合計額が200億円以上

 

また、「中小法人等」という言葉も出てきますが、これは法人税法のお話になります。

① 普通法人のうち、資本金の額もしくは出資金の額1億円以下であるもの(大法人との間に大法人による完全支配関係がある普通法人または複数の完全支配関係がある大法人に発行済株式等の全部を保有されている法人を除く)または資本もしくは出資を有しないもの(相互会社を除く)
② 公益法人等または協同組合等
③ 人格のない社団等

 

この辺は、中小企業基本法の定義(資本金、従業員数)とは異なりますので、根拠法と併せてご確認ください。

 

以上、岩塩でしたm(__)m

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

twitterもよろしくお願いします。

当サイトを初めてご覧になる方へ。
当サイト「中小企業診断士試験 一発合格道場」は、
中小企業診断士試験の合格を目指す方向けに、
代々の合格者が
勉強のコツ
診断士としての活動の様子
などを書き綴っています。

受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に
少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

おはようございます。岩塩です。一次試験まで2カ月を切りましたね。初学者の方は過去問には取り組み始めていますか??昨年の私は6/1からTAC過去問集に着手し、約2か月間は過去問を使った鶏ガラ学習法を行っていましたよ。まだインプット学習を続けている方は、早めに過去問学習を始めましょう!

※鶏ガラ学習法:正しい選択肢を選べたことに満足することなく、設問文・選択肢・解説まで使い倒す学習法。詳しくは初代ハカセの記事で!

さて、本日は統計学(前回記事)の続編として、回帰と、機械学習を少しを取り上げてみたいと思います。経営情報システムの第20問以降に登場する、後回し推奨な論点ですが、覚えていれば解ける内容も多いので、気になる方はご覧ください。

 

<回帰>

早速ですが、過去問です。

【H29 情報 第24問】

ある企業では、ここ数年の月当たり販売促進費とその月の売上高を整理したところ、下図のような関係が観察された。 販売促進費と売上高の関係式を求めるための分析手法として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア 因子分析
イ 回帰分析
ウ クラスター分析
エ コンジョイント分析

直球の出題ですが、正解は(イ)の回帰分析です。

この問題では、分析手法の名前が問われただけでしたが、回帰分析について少し深堀りをしてみます。

 

■単回帰

なんとなく、上記のような線が引けそうですよね。販売促進費をx、売上高をyとしてざっくり見積もると、

y=9x・・・①

という直線になりそうです。この式がわかれば、販売促進費から売上高が予測できます。例えば販売促進費を40万円かければ、売上高は360万円くらいになりそうですね。これが回帰分析の基本的な考え方です。

xを説明変数(独立変数)、yを目的変数といいます。このxとyのセットから式を作ることをモデリングといいます。できたy = 9xが回帰モデルです。

①のように説明変数が1つの場合を単回帰分析といいます。

 

■重回帰

回帰分析では、回帰モデルをうまく作ることが重要です。よいモデルが作れない場合は、精度の高い予測ができません。この問題では、説明変数は販売促進費だけですが、販売促進費だけではうまくモデルが作れない場合もあります。そういう時は、他の説明変数も組み合わせて考えると、よいモデルが作れるかもしれません。例えば以下のような式です。

y = 8x1 + 2x2 + 20・・・②

(y:売上高、x1:販売促進費、x2:広告宣伝費)

販売促進費に加えて、広告宣伝費も説明変数としてみました。販売促進費40万円、広告宣伝費10万円をかければ360万円の売上が上がりそうだな~ということが予測できます。①のように図で説明できるとよいのですが、説明変数が2つ以上になると、二次元のグラフで表せないので、イメージがしにくくなります… (説明変数が2つの場合は、三次元でなんとか表せますが、3つ以上になるともはや認識できません)

②のように2つ以上の場合を重回帰分析といいます。

 

■回帰モデルを作る手法

モデルを作るには、xとyの組み合わせを何個か用意して、Excelなどに入力すると、あれやこれやして作ってくれます。彼らは最小二乗法というテクニックで係数を決めていきます。これは、モデル式と各データとの間の距離(下図の青い矢印)を二乗した合計が最小になるようなモデル式を作るやり方です。説明変数が2つ以上の場合や、曲線の場合などもこの方法でモデルを作っていきます。

 

■回帰モデルの精度

さて、よいモデルってどういうものでしょうか? 

①のグラフでいうと、それぞれの点が赤い直線に近い方がよさそうな気がしますよね。今は、けっこう近いけど完全には直線の上に載っていませんね。理論値(直線上の点)と実測値(点)にはずれが生じています。現実的には大体の場合はそうなります。あとは程度の問題です。

左の図だと、販売促進費から売上高は予測できそうですが、右の図だと、販売促進費から売上高を予測するのはあまり意味がなさそうに思えます。 (先輩から「それ、相関あるって言えんの?」と言われちゃいそうです・・)

そこで、回帰モデルの精度(理論値と実測値のずれ具合)を示す指標というものがあります。

  • 重相関係数:理論値と実測値との間の相関係数です。0~1の値になります。1に近づくほど理論値と実測値が近くなって精度が高いといえます。
  • 決定係数:(理論値の偏差平方和)÷(実測値の偏差平方和)です。重相関係数を二乗することでも計算できます。

ややこしくなってきましたが、回帰モデルの精度と言われたら、この辺の指標を使うんだな~とお考え下さい。(先ほどの先輩にも、決定係数を伝えて説明するとよいと思います) どちらの指標も、大きい方が精度が高い言えます。上のグラフでは、左のほうが決定係数が大きくなります。ちなみに、説明変数を増やせば、これらの値は大きくなります

 

■自由度調整

ここからは少し細かい話になります。決定係数が高い=回帰モデルの精度が高い なので、決定係数が高いことを基本的には良いことです。ただし、決定係数を高めるために説明変数を増やしすぎるのはよろしくないです。説明変数を増やすことはいわばズル行為のようなものなのです。説明が難しいですが、PCを自分流に色々カスタマイズすると、自分にとってはすごく使いやすくなりますけど、他の人が使おうとするとすごく使いにくくてダメなPCになってしまうようなものです。回帰モデルも説明変数をたくさん使ってカスタマイズしすぎると、今あるデータにはよく合う回帰モデルができるのですが、他のデータを持ってきたときに使えない回帰モデルになってしまいます。これを過学習(オーバーフィッティング)といったりします

そこで、説明変数を増やした分だけ罰(ペナルティ)を与える自由度調整という処罰が行われます。

「キミ、決定係数、高いね。あれ?でも説明変数が多いな・・。その分、減点ね。」

こんな感じで決定係数が減点されます。減点後の決定係数を自由度調整済み決定係数といいます。状況によってはマイナスになったりします。ただし、データ数が多ければ、大きく減点はされません。すなわち、減点のされ具合は、説明変数の数と、データ数で決まります。(だから「自由度」調整という言い方をします) 共用のPCを自分勝手にあれこれカスタマイズするのはよくないですが、他の人と相談してみんなが使いやすいようなカスタマイズならばOKという感じです。

このことに関連して、いくつかの説明変数を合体して説明変数の数を少なくする主成分分析という手法もありますよ。

 

【H24 情報 第24問】

あるコンビニエンスストアチェーンの調査部では、各店舗の売上高を、半径1 km圏内の大学などの重要拠点数と地域人口で説明する重回帰モデルで分析している。 これに関連する記述として最も適切なものはどれか。

〔解答群〕
ア 重相関係数が負の値をとることはない。
イ 自由度調整を行っても、決定係数が負になることはない。
ウ 自由度調整を行うのは、パラメータの数に比べてデータの数が相対的に多い回帰式で、見かけ上の決定係数が高くなるからである。
エ 独立変数が2つなので、最小二乗法は使えない。

正解は(ア)です 

 
記事の途中ですが・・・
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ポチっとしていただけると嬉しいです(^^)
 
 

<機械学習>

上の過去問で、「クラスター分析」という選択肢が出てきたので、機械学習についても少しだけ触れてみたいと思います。

機械学習は、コンピュータにデータを読み込ませて、色々な手法(アルゴリズム)に基づいて分析させる手法のことです。大きくは、「教師あり学習」と「教師なし学習」があります。

 

■教師あり学習

問題と正解のセット(教師データ)を、コンピュータに学習させます。そうすると、コンピュータが答えの出し方(アルゴリズム)を学習し、問題だけを入力した時に正解を出せるようになります。上で紹介した「回帰」も教師あり学習で使われます。他にも「分類」という手法があります。これは、例えば過去の顧客に関する情報と、ある商品を購入した orしなかった のセットを学習させ、新たな顧客がその商品を購入するかどうかを予測する、というようなものです。出力結果は「購入する」「購入しない」のような”クラス”に分類されます。顧客が購入するかどうかを事前に予測することができるので、効率的に営業活動ができますね。

 

■教師なし学習

データの特徴や傾向を学習させて、特徴によってグループ分けできるようにします。これがクラスター分析です。グループ分けすると何がよいかというと、例えば顧客の細分化(セグメンテーション)ができ、ターゲットを絞ったマーケティングができるようになります。

[階層型クラスタリング]

似ているもの同士を同じクラスタに、似てないものを別のクラスタにグルーピングします。トーナメント表のような図(デンドログラム)を作ります。

 

[非階層型クラスタリング]

あらかじめいくつのクラスターに分けるのかを決め、決めた数の塊にサンプルを分割します。

こんな図が出てきたら、教師なし学習だな~とお考え下さい。

 

**********

 

以上、過去2回にわたり統計関連の話題を書かせていただきました。多くのデータを扱う統計学はますます重要になってくると思うので、試験でも引き続き出題される可能性があると思います。重箱の隅をつつくような論点かもしれませんが、深入りしない程度に勉強してみてください。

私は仕事でマテリアルズインフォマティクスを少しやっているので、引き続き勉強をしています

※過去の実験データ、シミュレーションデータなどを統計的に活用して材料開発を行う取り組み  

 

おまけ

経営情報システムは、ITに疎い人にとっては知らない用語や略語が多くて辛いですよね。私も以前は、職場の隣の席のおじさんが「私の頭は揮発性メモリですから・・w」なんて冗談を言ってきても、うまい返しができませんでした。 オン春でも紹介しましたが、私は、「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 というWebサイトを参考にしていました。過去問を解いていて、珍紛漢紛な内容が出てきた時に、こちらのサイトで検索すると、IT用語をざっくり説明してくれているので便利ですよ。

経営情報システムに関しては、おべんと君の単語帳3chの 略語リストCKの語呂合わせも参考にしてください!

引き続き応援しています! 以上、岩塩でした。

 

☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!
皆様からの応援が我々のモチベーション!!

twitterもよろしくお願いします。

当サイトを初めてご覧になる方へ。

当サイト「中小企業診断士試験 一発合格道場」は、中小企業診断士試験の合格を目指す方向けに、代々の合格者が勉強のコツ診断士としての活動の様子などを書き綴っています。

受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

皆さま、こんにちは。ぴ。です。過去記事はコチラ。

本日は、財務会計の原価計算の内容です。

原価計算の領域は、毎年1~2問、多いときは3問出題されます。

具体的には、原価の分類の問題、個別原価計算と総合原価計算に関するオーソドックスな問題、標準原価計算の差異分析の問題が多く見られます。

(※R1の材料消費価格差異の問題は、標準原価でなく実際原価計算の予定価格法ですが、差異分析の解きかたは一緒なので便宜上標準原価の領域にしています。)

直前期に入りましたので、特にご自身がちょっと苦手かも・・・と思う領域を強化しておきましょう。

原価計算のオススメ記事をご紹介します。

【渾身!論点シリーズ】財務会計/総合原価計算

【渾身】財務会計 原価計算ブラザーズの計算問題を攻略せよ!

標準原価計算(予定原価計算)

11代目Tomatsuの個人ブログでも原価計算が体系的に分かりやすく紹介されています。以下のような体系図が盛りだくさんです。

本試験までまだ時間はありますっ今苦手なかたも本試験までにどの領域が出ても対応できるようにしておきましょう。


今回は「原価の分類」について、過去問で出題された論点をまとめてみましたので、一緒に確認していけたらと思います。

余談ですが、私は、先ず初めに原価計算の問題から取り組み、次に経営指標値計算の問題を解くという順番を決めていました。原価計算と経営指標値計算は、オーソドックスな問題が2問~3問ずつ出題され、慎重に時間をかければ正解できる可能性が高いためです。相対的にファイナンスの問題に自信がなかったこともありますが・・・。

財務会計は60分という短い時間との闘いでもあります。初めに原価計算と経営指標計算で4~5問ゲットしておくと、残りの問題も落ち着いて取り組むことができます。

いつも時間が足りないと思われているかた。もしよろしければ、実際に60分で過去問学習をされる際など、原価計算から解くことを試してみてはいかがでしょうか。

それでは本日の記事をスタートします。宜しくお願いします。

原価の分類


原価には色んな分類がありますよね。工業簿記では、原価とは通常、製造原価のことを言いますが、その他の分類についても過去出題が見られるので確認していきましょう。

■総原価の分類

先ず、総原価の3つの分類。

例えば、簿記2級では試験対策上、どの場所で発生したかで判断していました。

1.製造原価工場で、製造のために発生する費用

2.販売費営業所で、製品販売のために発生する費用

3.一般管理費:本社で、企業全般の管理のために発生する費用

販売費と一般管理費をまとめて「営業費」と呼ぶこともあります。

※非原価項目

一方で、製造原価、販売費、一般管理費以外の費用を「非原価項目」といいます。非原価という名の通り、製品の原価の計算には含めてはならない、原価に非(あら)ざる項目です

原価計算基準には以下の4項目が記載され、更に具体的な項目がありますが、全て覚える必要はありません。(参照元:WIKIBOOKS)

(1)経営目的に関連しない価値の減少

支払利息、工場で未稼働設備の減価償却費

(2)異常な状態を原因とする価値の減少

⇒とにかく異常なもの

(3)税法上とくに認められている損金算入項目

⇒試験での出題可能性低いのでスルー

(4)その他の利益剰余金に課する項目

⇒法人税などの税金、配当金などの純資産で動くもの

これだけチェックしておけば、万が一出た場合でも十分です。

■製造原価の分類

次に、製造原価の3つの分類。それぞれの原価計算の領域に関わってくる大事な分類です。

大きく分けると「形態別」、「製品との関連別」、「操業度との関連別」の3つに分類できます。

(1)形態別分類

財務会計における費用の発生を基礎とし、どのようなものに対して支払った費用なのか?で分類します。

製造原価の分類の中でも基本的な分類です。

1.材料費

2.労務費

(注)製造に関わらない、営業マンの給与は販売費、本社の事務職員などの給与は一般管理費です。

3.経費

直接経費は「外注加工賃」と「特許権使用料」など限られたものしか無く、差異分析しても改善の余地が少ないです。そのため、直接経費の差異分析は問われないんですね。

(2)製品との関連における分類

製品に対して跡付けできるか?で分類します。

上図の赤枠の「直接〇〇費に何があるのか」を先ず覚えて、それ以外は間接費と区別しておきましょう。

1.製造直接費

消費した原価が製品に個別・直接的に計算できるもの。

2.製造間接費

消費した原価が各製品に共通的に発生するもの。

形態別分類と製品との関連別分類をまとめると以下の表になります。

製造原価の分類が出題されたら、問題用紙の余白にサッと書けるようにしておくと解きやすいです。

※直接材料費以外を、まとめて「加工費」といいます。

製造原価の分類による原価計算の問題に紐づくポイント

・個別原価計算は、「製造間接費」の配賦がポイントです。

・総合原価計算は、「直接材料費」と「加工費」に分類して計算することがポイントです。

・標準原価計算は、「直接材料費」と「直接労務費」と「製造間接費」の原価差異がポイントです。

(3)操業度との関連における分類

1.変動費

工場の操業度の増減に比例的に増減する原価

2.固定費

工場の操業度の増減に無関係に発生する原価

実務的には、発生するコストの多くは操業度との関係が不明確なので、各勘定科目ごとに半ば強引に固定費と変動費のどっちかに分類してしまいます。この方法を勘定科目法といって、例えば中小企業庁の「中小企業の原価指標」を参考に分類したりします。(参照元:中小企業庁

2次試験のCVP分析ではその他、高低点法による固変分解が出題(H15とH19)されていますので、機会があればまたご紹介したいと思います。

ちょっとブレイク

原価計算の目的は、財務諸表を作成するだけでなく、販売価格を決める上で目標原価を考えたり、経営の意思決定に役立てるものでもあります。

駄菓子菓子・・・だがしかし、(カワサンごめん、どうしても使いたかったっ)

世の中には物の価値よりも原価が高い物が存在したりしますね。例えば、1円玉の原価はいくらでしょうか。

調べてみると、造幣局では正式な原価を発表していないのですが、1円の原価は約3円とか言われています。

もしそうだとすると1円玉は作れば作るほど赤字になってしまいます。

キャッシュレス化が進む日本ですが、先進国と比べるとまだまだ遅れているようです。

このような原価を削減するためにも更にキャッシュレス化を加速させてほしいですね。

■過去問で確認しよう

〇H27第6問 原価の目的・分類

×ア:総原価は、製造原価、販売費、一般管理費の合計なので誤りです。

×イ:原価計算は財務諸表の作成だけではなく、原価管理や利益管理、経営判断などその他の目的にも使うことができますので誤りです。

×ウ:製造業のみならず、非製造業でも当然に必要とされる計算手続きですので誤りです。

〇エ:材料費、労務費、経費は形態別分類と言われ、費用の発生を基礎とする分類です。

〇H24第第6問 原価の分類、非原価項目

×ア:支払利息は営業外費用に計上されるので誤りです。原価計算基準では経営目的に関連しない価値の減少として非原価項目とされています。

×イ:任意積立金繰入額は費用でなく、純資産で動くため誤りです。原価計算基準ではその他の利益剰余金に課する項目として非原価項目とされています。

〇ウ:製造部門で働く従業員の福利厚生費は経費に該当し製造原価に含みます。

×エ:臨時多額の退職手当は異常なものなので誤りです。原価計算基準では異常な状態を原因とする価値の減少として非原価項目とされています。その他、固定資産売却損や除却損などが該当します。

〇H29第10問 製造原価の分類

×ア:直接工賃金であっても、間接作業時間や手待ち時間は間接労務費ですので誤りです。直接工賃金且つ直接作業時間の場合のみが直接労務費です。

×イ:経費は、製造原価のうち材料費・労務費以外の費用のため誤りです。なお、本社建物や営業車両の減価償却費は販売費一般管理費に含みますが、ここでは製造原価の形態別分類が論点ですので、製造に直接関わる機械設備等の減価償却にあたるため間接経費となります。

〇ウ:製品に直接関連するものを直接費、製品に直接関連せず共通的に発生するものを間接費といいます。

×エ:加工費は、直接材料費以外の原価要素をいうため誤りです。

〇H25第9問 製造原価の分類、労務費、経費

〇正解イ

aは直接経費、bは間接労務費、cは間接労務費、dは費用ではなく負債、eは割増賃金も賃金に含むため労務費です。

dの判断が難しいですが、aが経費と瞬殺で判断できるため、アかイに絞れます。bの雑給は労務費と分かるため、消去法でイを選ぶことができますね。

おまけ(労務費の計算)


私は、原価の基本分類の中で、労務費(賃金)の計算が苦手でした。もしかしたら同じような悩みのかたがいらっしゃるかも?と思いましたのでご紹介してみます。

■賃金の支払と消費

原価計算で仕訳の問題は出ないですが、賃金の支払と消費のポイントだけ確認しておきましょう。

当月賃金消費額=当月賃金支払額+当月末未払額-※前月末未払額

※前月末未払は、当月の月初未払と同じ意味です。

労務費(賃金)の計算は、給与計算期間(支払額)と原価計算期間(消費額)のズレによる未払の調整がポイントです。

(例)給与計算期間は20日締めの25日払い。原価計算期間は月初・月末。

当月の賃金支払額が5,000円で、前月末の未払額が400円、当月末の未払額500円だった場合の当月の賃金消費額(労務費)はいくらでしょうか?

先ほどの計算式を以下のように変形させて覚えたほうが分かりやすいです。

当月賃金支払額+当月末未払額=※前月末未払額+当月賃金消費額
下図の2本の横棒のように、当月支払と当月末未払をセットに、前月末未払と当月賃金消費をセットにして覚えます。

計算は、上図のようなBOXを書き、左側に当月支払と月末未払のセットを入れ、右側に前月末未払と当月消費のセットを入れて計算します。

すると、左側と右側の差額で当月賃金消費額(労務費)は5,100円となります。

■過去問で確認しよう。

H20年第10問でこのような出題がありました。

上記で紹介した月次の消費額の計算ではなく年次の計算ですが、同じBOX図で算出することができます。

左側、当期支払額11,100千円とセットなのは当期末未払額2,500千円です。

右側、前期末(期首)未払額3,600千円とセットなのは当期消費額でした。

よって差額でAは10,000千円です。

労務費の計算の問題は頻出ではないですが、万が一出たときに上記の計算を思い出して頂けたら幸いです。

今回は以上となります。お読みいただきありがとうございます。
ぴ。でした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

twitterもよろしくお願いします。

 

こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

(過去記事はこちら

 

昨日のべりーの記事でもありましたが、最近当サイトに新規で訪問して下さる方が増えているようです。ありがとうございます。

当サイトを初めてご覧になる方へ。

当サイト「中小企業診断士試験 一発合格道場」は、中小企業診断士試験の合格を目指す方向けに、代々の合格者が勉強のコツ診断士としての活動の様子などを書き綴っています。

受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

 

 

さてさて、おととい5月8日は、中小企業診断士試験の申込期限でしたね。

専用の払込用紙を握りしめて郵便局まで振り込みをしに行った皆様、お疲れ様でした。

さぁ、申し込んだからにはあと2ヶ月、腹をくくって勉強しましょう。

私自身、昨年の5月に10代目かわともさんの記事を読んで「うん、3ヶ月死ぬ気で勉強しよう!」と鵜呑みにした 腹をくくった結果、運よく合格することができました。

今年に関してはあと2ヶ月です。泣いても笑ってもあと2ヶ月。やってやりましょう。天は自ら助くる者を助く。

 

 

本日は【渾身】有形固定資産の一生からみる財務会計(後編)と題して、(前編)に続いて有形固定資産に絡む論点を確認していきたいと思います。

前編はこちら

 

その前に、ざっくり前編の振り返りを。

前編では、長期借入金を借り入れて10,000,000円の機械を買いました。

期初に購入し、即事業に使用し、メンテナンスしたりしながら使用しております。

 

前編で

1.購入の検討

2.有形固定資産の購入

3.有形固定資産の使用と修理

をみてきましたので、今回は

4.決算処理

5.処分(除却・売却)

をみていきたいと思います。

 

 

4.決算処理

さて、新しい機械を導入して、初めての決算期が来ました。

この機械の減価償却費を計上し、長期借入金を一部返済しましょう。

 

◆減価償却◆

ここでは定額法で考えます。

ご存知の方も多いと思いますが、「こういう機械なら耐用年数は10年」というように、減価償却の計算に用いる耐用年数はちゃんとルールが決まっています。

ここでは、耐用年数10年、残存価額0円、期初に取得したものとします。

今期の減価償却費は

(10,000,000-0)÷10=1,000,000 円となります。

 

【仕訳】  (単位:千円)

減価償却費   1,000 減価償却累計額  1,000

 

※間接法を使っています。

 

減価償却については、10代目そーやさんの記事もおもしろくてためになります。

減価償却がちょっとだけ好きになるお話 by10代目そーや

 

減価償却費の計上だけだと簡単なのですが、試験問題では他の要素との組み合わせて聞かれることが多い
です。
令和元年度の第2問は圧縮記帳とのコンボ問題、同じく令和元年度の第8問は繰延税金資産とのコンボ問題でした。

↓令和元年度 第2問

(出典:中小企業診断協会ホームページ、以下同じ)

圧縮記帳は「補助金=圧縮損の金額」、「減価償却は圧縮後の(減額された)固定資産価額で計算する」の2点を覚えておけば、試験対策上は問題ないと思います。

正解は

 

↓令和元年度 第8問

決算にあたり計上した減価償却費:(1,200-0)÷4=300千円。

税法上の計算に従った減価償却費:(1,200-0)÷6=200千円。

税法上の計算の方が費用が減る⇒利益が増える⇒今期の税金が多くとられる⇒その代わり将来の税金が軽減される ということで、繰延税金「資産」になります。

また、金額は税率が30%なので(300-200)×30%=30千円となります。

よって、正解は

 

他にも、平成25年度の事例Ⅳで200%定率法が出題されたりと、たかが減価償却、されど減価償却、軽視できない論点であります。

パニック回避のため、簡単な問題でもボックス図を書いて整理するなど、取り組み方を決めて確実に得点できるようにしましょう。

 

 

◆借入金の返済と利息の支払い◆

新規機械導入のために銀行から借りた1,000万円は、毎年期末に利息を支払い、200万円ずつ返済するものとします。

まず、利息の支払いです。

仮に利率を1%とすると、支払利息は

10,000,000×1%=100,000円となります。

 

【仕訳】 (単位:千円)

支払利息    100 現金  100

 

ちなみに、支払利息は(借入金残高)×(利率)で計算するので、毎年返済していけば、徐々に利息が少なくなっていきます。

 

 

次に、借入金の返済です。200万円返済しましょう。

 

【仕訳】(単位:千円)

長期借入金   2,000 現金  2,000

 

 

 

【P/L,B/S,C/Fの動き】

P/L減価償却費という費用(売上原価)を計上し、支払利息という費用(営業外)を計上します。

なお、新規機械導入の効果が出ていれば、売上高は導入前と比較して増加しているはずです。

 

B/S:左側は、減価償却により、有形固定資産が減ります(厳密には減価償却累計額=資産の控除が増えます)。

また、借入金返済利息の支払いにより、現金が減ります

右側は、借入金返済により固定負債が減ります

また、減価償却費と支払利息は費用なので、P/Lを通って純資産(当期純利益)に影響します(理屈ではその分純資産が減ります)。

 

C/F:新規機械導入の効果が出ていれば、営業CFは増えているはずです。

利息の支払により、営業CFマイナス方向に動きます。(支払利息は営業CFです!)

借入金返済により、財務CFマイナス方向に動きます。

 

いいね!と思っていただけたら、ぜひクリック(投票)お願いします!

 

5.処分(除却、売却)

この機械を5年間使ったところで、もっと良い性能の機械が出たため、買い替えることにしました。

捨てるのももったいないので引き取り先を探したところ、知り合いの社長さんが400万円で買ってくれるというので、売ることにしました。

売却や除却など、有形固定資産を処分する際は、「それって財務上、得するの? 損するの?」ということを考える必要があります。

帳簿上の簿価(取得価額―その時点までの減価償却費)と実際の売却価格を比べて、売却価格の方が高ければ「得する=売却益が出る」と考えるわけですね。

この場合、まず当該装置の帳簿価額は

10,000,000-(10,000,000-0)÷10×5=5,000,000円です。

 

買い取り価格は4,000,000円なので、

5,000,000-4,000,000=1,000,000円の損が出ます。

 

【仕訳】

減価償却累計額     5,000,000 機械装置    10,000,000
現金             4,000,000
固定資産売却損     1,000,000

 

蛇足ですが、機械を除却する際の撤去工事費用なんかも「固定資産除却損」として計上します。

 

なお、固定資産の売却に関しては平成30年度の第2問でばっちり出題されています。

→正解は

 

【P/L,B/S,C/Fの動き】

P/L固定資産売却損という費用を計上します(特別損失になります)。

 

B/S:右側は、機械の売却により、有形固定資産が減ります

売却時に現金を受け取っているので、流動資産が増えます

左側は、固定資産売却損は費用なので、P/Lを通って純資産(当期純利益)に影響します(理屈ではその分純資産が減ります)。

 

C/F有形固定資産の売却により、投資CFプラス方向に動きます。

 

 

ということで、最後に、この過去問を解いてみましょう。

 

【令和元年度 第12問】

ここまでの内容が理解できていれば、解けるはず!

キャッシュフローとB/S、二つの切り口から聞かれていますが、一つずつ整理していけば難しくありません。

まず、キャッシュフローです。

「有形固定資産を売却してキャッシュを得た」、これは投資活動によるキャッシュフローです。キャッシュが増えたので、プラスです。

「キャッシュを使って長期借入金を返済した」、これは財務活動によるキャッシュフローです。キャッシュが減ったので、マイナスです。

 

一方、B/Sでは①固定資産が減り、現金(流動資産)が増える ②現金(流動資産)が減り、長期借入金(固定負債)が減るという二段階の動きがあり、結果的に固定資産と固定負債が同じだけ減ってバランスしています。

そのため、流動比率には変化がなく自己資本比率は上がります

 

以上より、が正解となります。

いかがでしたか?

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

(渾身シリーズがこんなに大変だったとは……。二度と書けないかも)

 

 

最後に、少し気が早い話ですが、本番に向けた体調管理も、そろそろ気にしてみましょう。

一次試験は炎天下の真夏に実施されます。

(例年は8月、今年は7月)

朝、試験会場に行くだけでも汗だくなのに、そこからクーラーの効いた寒い部屋で午後まで試験を受けるのです。

私は当日になって「知力以前に体力勝負じゃないか!!」となかばヤケクソになりましたが、以前からそのつもりで過ごしていれば、そんな事態は避けられたと思います。

(事実、これに懲りて二次試験の前は筋トレとかしました。いやほんとに。)

特に今年は体がなまりがちだと思いますので、体力に自信の無い方は、気分転換を兼ねてランニングや自宅でできる筋トレ等を日々取り入れることをおすすめします。

勉強で背中がばりばりになるので背筋とか……。

さてさて、明日はいけちゃんの登場です。

いけちゃんの記事は毎回、中小企業診断士としての矜持と細やかな心配りにあふれていますよね。

明日もお楽しみに!

 

ではでは、引き続き一緒に勉強がんばりましょう~^^

 

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

 

 

それでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~。

 

本日もアクセスいただきありがとうございます。さいちゃんです。過去記事はこちら

本日は三本立てでお送りします。①診断士合格後の話、②一次試験体験記、③科学ネタの順です。興味が持てる話があれば幸いです。

診断士合格後の話

オン春セミナーのアンケートでご要望をいただきました、以下の質問についてお答えします。

Q : 2次筆記試験合格後からの体験談を知りたいです。どんなことがあったか、どうしていこうと思っているか。

2次試験合格後、お世話になった道場への恩返しのつもりで道場に参加し、ココスタの運営に携わっておりますが、診断士の本分である中小企業支援活動には残念ながら携われておりません。

当初の計画としては、家庭と仕事の都合もあり今年の夏に実務補習を受けて今年度中に診断士登録を進める予定でしたが、コロナの影響で計画の変更を余儀なくされそうです。

診断士試験にあたって独学で頑張ってらっしゃる方はたくさんいらっしゃると思いますが、診断士は独学(一人)で活動することが難しいということを日々痛感しています。それは、(当たり前ですが)誰でも手に入れられる診断士のテキストが存在しないということが大きいです。すでに、本業でコンサル業務をされている方は問題ないと思いますが、私のような診断士に関係のない製造業の企業内診断士(登録予定)にとっては、先達から学ばなければならないことがたくさんあります。というか、何を学べばいいのかも正確には分かっておりません。

中小企業と一緒に伴走するために、コンサルのノウハウを学び、診断士業務の場数をこなすために、機会と人脈を得る必要がありますが、それは時間的にも金銭的にもとても難しいことだと感じています。
現状、私の会社でも何人か診断士試験に合格した人を知っていますが、多くが診断士活動をせず、資格を失効しているそうです。

一方で、今の社会情勢の中では、診断士の力が求められていることも肌で感じています。例えば、東京都感染拡大防止協力金の申請において専門家の確認が必要となっていますが、専門家の一人として診断士が挙げられています。診断士合格同期には、診断士登録を間近に控え前線に立って活動している方がいますが、私はというとまだ足踏みしている状態です。今、倒産の危機に瀕している多くの中小企業から診断士のサポートが求められているのに、直接サポートできない自分がもどかしく悶々とする日々送っています

でも、足踏みするばかりでなく、自分でできることもあることがわかりました。例えば、身近な飲食店や個人商店、理容店等、自分の周りにいる方への顧客側からの支援と中小企業支援情報の提供により、即効性をもったサポートをすることができています。また、診断士活動の準備として、会計知識のブラッシュアップと診断士活動の情報収集をしている毎日です。

診断士に出会ってしまったばかりに、一生勉強しなくちゃいけない生活になってしまいましたが、勉強したことで実生活や実務に確実に身になること、そして、誰かの役に立つことも学びました。これからももどかしい日々が続くと思いますが、未来を見て前に進んでいきます。

☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

 

一次試験受験体験記

みなさん、一次試験申し込みはされましたでしょうか?5/8までが受付期間となりますので、まだの方はお急ぎください。
こちらでは、今年初めて一次試験を受けられる方向けに、さいちゃんの一次試験の体験記をご紹介します。一部はすでに合格体験記で書いています。

すでに一次試験を受けられている方は参考にならないと思いますが、私がそうだったように、初めて一次試験を受けられる方は今後どのような日程で試験が進んでいくかわからない不安があると思います。一例として参考にしていただき、今後の日程感のご参考になれば幸いです。ただし、今年度は例年にない変則日程ですので、昨年度の目安となります。

 

時期やったことと感想 の順で記載しています。

受験2か月前(5月25日):一次試験受験申込。郵便局に行くのが大変。日商簿記のように早くネット申し込み対応してほしい。郵便局のペイジー決済で入金し、出力されるご利用明細表を大切に保管した。

受験1か月前(7月10日→【今年は6月15日以降になります。】)受験票が書留で届く。封筒に入っているわけではなく簡素な感じ。証明写真を準備し糊付けして、注意事項を読み込む。受験場所は日本大学 三軒茶屋キャンパス。自宅から2時間ほどかかる。当日の移動ルートを検討。前泊する必要はなさそうだが、電車の不通などがあると、間に合わないリスクある。私は前泊が苦手だったこともあり、最悪の事態を想定して車で移動しても試験会場まで2時間以内でいけそうなので、前泊しないことに決めた。

図1 令和元年度一次試験受験票のはがき

~1週間前までTACの最終講義が終わり、これまでやった問題集と答練、模試の復習を2周実施。最終講義レジュメに間違えた問題を書き留める。

~試験日家族を実家に送っていき、追い込み体制を構築。問題集の復習を完了し、時間がなくてできていなかった過去問に取り組む。AB問題を中心に解くも焦りに拍車がかかる。特に法務と中小(政策のみ)は知識不足で全然歯が立たない。二日前から睡眠時間も削って猛烈追い込みで詰め込み。

〇一次試験1日目(8月3日


・始発のバスと電車で会場に向かう。都会に慣れていないので、最寄り駅について地上に上がると方向感覚がなくなる。地図を見てもよくわからんので焦っていると、予備校の服を着ている人を発見。よく見ると点々と立っていて何か配りものをしている様子。この人たちを目印に進む。最寄り駅から会場まで10分ほど歩く。とても暑い夏の日で、途中のコンビニによって休憩しながら進む。
・道すがら診断士試験関係の配布物をもらう。クレアールがウエットティッシュを配っていてありがたい。試験会場前にTACの先生方が見える。
・会場は空いているようなので、入り口付近に設けられている休憩スペースの机に陣取り、最後の確認。持参したテキストと、TAC最終講義レジュメを読み込む。周りを見ると若者から結構年配(一目70代以上)の方もいる。時間になると試験室に案内される。

試験中
・部屋は100人くらいの受験番号が並んでおり、席は8割程度埋まっている。女性は内数で5名ほどで男性受験生が多いことを認識。
・机は意外と広く、4人掛けの席を2人で使うイメージ。
・試験室は結構寒く、持ってきた上着を羽織る。
・試験監督者は4人。科目ごとの試験開始1分前に4人が集合して、「よしっ」てな感じで時計合わせをしていたのがツボで笑いそうになった。(キムタクドラマの「誤差なし!」を思い出した。)
・一科目目の経済の途中、左の席と前の席の人が開始30分ぐらいで途中退席。それ以降帰ってこなかった。ガチャガチャ音がうるさくて少し集中が乱される。あの人達は何のために受験してるんだろうと思いつつ、何とか態勢を整える。最後の科目の運営終了後には、席は5割くらいの埋まりになっている。
・科目間の休憩時間が40分に伸びたことで、休憩時間の前半で男子トイレへ多くの行列をなしていたが、後半では空いていて落ち着くことができた

試験終了後
会場前で解答速報を配っている人がいるが、とても見る気がしない。ぞろぞろと駅まで行列で帰り、帰りの電車で法務と中小の詰め込みをしながらそのまま帰宅。帰宅後も、法務、中小の詰め込みをする。結局睡眠時間は2時間程度。。

 

〇一次試験2日目(8月4日)

:昨日と同様に始発のバスで向かって無事試験会場に到着。会場前には昨日とは違うTACの先生が立っていた。お疲れ様です。

試験中:法務の手ごたえのなさに呆然としたが、免除にしていた情報の時間で精神を立て直し中小の最終確認をする。中小も難しかったが試験時間を40分近く残して解答完了。途中退出はせず、最後まで残って、自信のない問題の答えのヒントがないか試験問題全体をさがし、記憶を掘り起こしまくってヒントの痕跡を探し、時間ぎりぎりですべての問題について根拠をもって解答することができた。

試験終了後:帰りの電車でテキストを見ながら反省会。二択まで絞った後で、一度正解をマークしたものの、最後に修正して間違った問題がいくつかあった。二択で迷った場合は、もう二度と最後に修正しないことを心に誓う。

試験終了後一週目TACリサーチ(TACの採点サービス)に解答を登録して何とか合格していることを確認。TACの二次試験を受講していたがあまりしっくりこなかったので、慌てて二次試験の準備を進める。

一次試験得点開示結果経済80、財務80、企経57、運営84、法務48、情報免除、中小67 合計416点 自己採点と全く同じ点だった。

一次試験の注意事項をまとめます。

・通信教育のカリキュラムをこなしている方は、与えられている問題集で手一杯になるかもしれませんが、過去問演習(最低でもAB問題)の時間も取りましょう。さもなくば直前でめちゃくちゃ焦ることになります。
・試験要綱をよく読んでください。試験中に試験官から指摘されると、たとえ些細なことでも動揺してしまうので、注意事項は必ず把握しておきます。
・試験中には、まったく予期していないことが起こります。起こりうる出来事を事前想定しておき、起きてしまったことを客観的にみるメンタリティが必要かと思います。
・自己採点は、公式の解答で実施してください。予備校のものでは得点や正誤が異なる場合があります。

☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

 

科学ネタ

本日は恐竜ネタ。診断士業界で科学好きの裾野を少しでも広げたいと思っており、書かせていただいております。

4/29付けのNatureという科学雑誌に、スピノサウルスの最新の研究結果が掲載されました。
スピノサウルスは、ジュラシックパーク3でティラノサウルスと戦っていたこんな感じの恐竜です。

図2 以前のスピノサウルスの想像図

引用:https://www.kyouryu.info/spinosaurus.php

背びれが特徴で、映画では陸上の獰猛な恐竜と表現されていますが、最新の研究では泳ぎが得意だったという尾びれの痕跡があることが判明しました。

図3 最新の研究結果による、スピノサウルスの想像図。泳ぎに適した尾が特徴。

引用:https://www.nature.com/articles/s41586-020-2190-3#MOESM1

研究者は化石の発掘からモデリングまでを行い、現代の生き物との類推から恐竜の動き方まで明らかにしています。何万年も前の世界を想像する研究者の逆算能力ともいうべき検証能力には驚かされます。
診断士のプロフェッショナルの方々も、企業のデータやインタビュー等から得られる様々な企業活動の痕跡を拾い集め、検証を行っているはずです。一つ目の話題でも書きましたが、私は本業では診断士とは関係ない業務を行っているので、いかにして診断士に必要な検証能力を身に着けていくかが近々の課題です。

なお、Natureは科学雑誌として歴史があり、研究者にとってはインパクトファクターが大きい有名雑誌ですが、一般の方でもとっつきやすいトピックを扱っているので、専門家でなくても読みやすい話題がありお勧めです。無料でも抄録を見ることができますし、原文を読むと英語の勉強にもなるので、興味をお持ちの方は定期的にのぞいてみてください。

以上、さいちゃんでした。

 


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

twitterもよろしくお願いします。

おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

新型肺炎に伴う休業で異例のG.W.を迎えている方も多そうですが、なかなか学習に身が入らず、苦労されている方も多いのではと拝察しております。
この試験の受験はあくまでプラスアルファです。
ご自分やご家族の心身の健康を最優先に、学習にお取組みいただく性質のものだと思っています。
決して無理はなさいませんように。

さて、本日の記事は、前回に続き、1次試験前のこの時期に今知っておくべき2次試験対策のお話です。

私がこのブログ「一発合格道場」の読者だったとき、心がけていたことを一つご紹介したいと思います。
それは、先代から伝わる名言。

要するに “パクってカスタマイズ” だよ。
(参照:6代目Xレイ「独学スト生の二次試験」)

これはいいな」「そんなやり方もあるのか」、そう思えた部分を取り入れてきました。
大事なのは自分に合うやり方かどうか!
・・・なので実験してみて、肌が合わない手法だったらやめました
ハイスペック・ストイックな先代も多いため、「こんなん自分には無理やで」というやり方もありましたが、自分に合うやり方を模索するのには本当に役に立ちました

これからご紹介する「私の解答手順」は、過去の道場記事や勉強会で得た知見に基づいて築いていったもので、「Final Paper」にまとめて昨年の試験当日に実施したものを編集したものです。

万人に当てはまるわけではないでしょうが、よかったら参考にしてみてください。
比較的オーソドックスな方法にまとまったと考えていますが、カンペキに実行できた訳では勿論ありません

本記事をお届けしたいのは、このような方々です。

① 2次試験対策をまだ始めていない方
② 2次試験の性質がいまひとつよくわからないという方

取りかかる順番について

二次試験は事例企業であるA~D社の情報を読み取り、4~5問程度の大問に解答していくという形式です。
まだ試験問題を一度もご覧になったことがなければ、中小企業診断協会が公表している過去問題を確認してみてください。

各年度の試験情報も見に行くと、設問毎の「出題の趣旨」が公表されています(2019年度はコチラ)。
「出題の趣旨」は参考になるような、ならないような、ただ時々「え、そんな事聞かれていたの?(汗)」という観点が記載されていることもあるので、過去問にあたったら一度は参照してみてくださいね。

さて、二次試験に向けた私個人の解答手順をご紹介します。
本記事が対象にした方からすると、「この時期にそんな細かい話をされても」と思われるかもしれませんが、ざっくりした解き方のイメージだけでもお持ち帰りください
本格的に二次試験対策を始められた後、また読み返していただけたら幸いです。

一部、令和元年度(2019年度)の事例Ⅰ(以下、「R1」)を題材にご説明していきますので、「まだ解いてないから見たくないよー」という方は本記事はスキップしてくださいね。

解答手順① 与件文の冒頭・最終段落だけを最初に読む
解答手順② 設問文を読み、要求事項を解釈する
解答手順③ 与件文に戻り、残りの部分から材料を探す・拾う
解答手順④ 答案骨子を作成する
解答手順⑤ 答案を作成する

解答手順① 与件文の冒頭・最終段落だけを最初に読む

出題者が意図するシナリオを意識

なぜ冒頭と最終段落を読むようにしていたのか。
それは事例企業がどのような企業で、どのような課題を抱えているのか、この冒頭・最終の二段落に端的に表現されていることが多いからです。
与件文を最初から最後まで読んで、設問文を参照しに行くのではなく、まずは企業の概要をつかむことを最優先します。

出題者は、事例問題を出題するにあたって、シナリオ(外部環境の変化→成功までの道筋を解答者につけさせる)を意識しているハズです。
R1のA社は「リストラなどの経営改革に取り組んだこと」「創業当時の機能別組織について組織再編を検討したが見送った」ことが読み取れます。
この二つの段落に、本事例のテーマが濃縮されて記載されているのです。

経営的特徴の把握

経営的特徴とは、たとえば業種、現況、課題が挙げられます。
二次試験は、製造業・小売業・卸売業・サービス業など、様々な業種から出題されていますが、経営の構造をこの時点で推察しておきます。
R1のA社は「中小メーカー」かつ「地方の同族企業」であると記載されていますから、サプライチェーン上の位置付けや同族企業ならではの事象に直面していないか、留意します。

先週公表された2020年版中小企業白書・小規模企業白書概要でも、

【総論②】 中小企業の4つの役割・機能と目指す姿
●中小企業・小規模事業者を、役割や機能に着目した4つの類型(①グローバル型、②サプライチェーン型、③地域資源型、④生活インフラ関連型)に分類し、比較・分析。
●中小企業の「目指す姿」は多様であり、業績や成長意向も、類型ごとに傾向が異なる。企業の役割や機能を意識した支援が重要に。

とまとめられていますね。
少し脱線しますが、一次試験の「中小企業経営・中小企業政策」は2019年版白書からの出題が中心となりますので、試験対策上は参照の必要がないことになります。
(参照:11代目いけちゃん「【中小企業診断士試験】「中小企業経営」について」)

しかし、今回は「新型コロナウイルス関連部分」という最新情報も盛り込まれており、コレだけはぜひお目通しいただきたいと思います。宿泊業・飲食サービス業の資金繰り難に強い懸念が表明されています)

解答手順② 設問文を読み、要求事項を解釈する

「制約条件」を確認

前回の記事でも触れましたので割愛。

「題意」「設問間の関連性」に対する仮説を組み立て

一つの設問文を読んだだけでは「題意」を読み取ることが難しい場合もありますが、全ての設問文を読むと、一つの線としてつながることがあります。
例えば、R1のA社は「古い営業体質」に苦しみながらも、そこから脱却したことが第2問と第4問から読み取れます。
設問全体を俯瞰してヒントを炙り出し、「題意」や「設問間の関連性」について仮説を組み立ててみます。

後で与件文にあたってみたとき、その仮説が間違っていたなんてことも当然あるわけで、「変な先入観につながるのではないか」とご心配になるかもしれませんが、仮説を修正する柔軟さを身につければ心配ご無用です。
仮説はあくまで仮説であって、出発点に過ぎません。

仮説を組むことで、与件文を読んで材料を探すための「着眼点」を設定できます。
事例Ⅰのように類推問題が多い場合、「着眼点」を設定できるかが勝負の分かれ道になりそうです。

表裏・因数分解で解答フレームを決定

(1)の制約を踏まえて、設問文での問われ方を念頭に、一次知識で「切り口」を決定します。
その際、表⇔裏、因数分解を意識すると、「切り口」が出てきやすくなります。
例えば、売上向上が目標なのだとすれば、単価を上げる方法もあれば、客数を上げる方法もありますよね。

この「切り口」に基づいて解答フレーム(答案型)を決め、設問文の横に記載しておきます。
ex)「要因は①~、②~。」

施策を問う設問なら、狙うべき効果も先に記載しておけば、因果を意識した解答が作成できます。
設問の定義が曖昧で、何を問われているか判断がつかない場合、理由を明確にして絞り込んでしまうのも手です。

解答手順③ 与件文に戻り、残りの部分から材料を探す・拾う

「着眼点」に基づいた課題抽出

②(2)の「着眼点」を念頭に、与件文を丁寧に読んでいきます。
読み方としては、接頭辞(「しかし」「もっとも」etc)や時制に注意しながら、情報を整理していきます。
時系列順に与件文が記述されているとは限りません(そうでないことが多い)。
(参照:6代目なご「2次試験の取り組み方について(前半) ~時系列を意識する~」)

※実際に社長にインタビューする場面を想像してみてほしいのですが、時系列に沿って話を引き出せることはむしろ稀で、あっちに飛んではこっちに飛んだ話を自分で整理する必要がありそうですよね。

細かくメモを取る時間があればよいのですが、80分という限られた時間の中で詳細にメモすることは不可能です。
メモは最小限に留められるよう、解答手順を自分なりに工夫する必要があります。
究極、一切メモしないという解答スタイルも(情報整理が出来るなら)全然アリですが、私は脳内メモリーが小さいため出来ませんでした。

注意したいのは、「図表の読み取り方」です。
与件中、最重要情報が仕込まれている箇所と言っても過言ではありません。
図表は縦/横軸、絶対/相対値の観点で分析するのがコツです。

特異表現はコアワード

先代も多く言及していますが、繰り返される表現、一見余計に見える表現はヒントになります。
R1のA社の場合、「前近代的な経理体制」でしょうか。
「前近代的」って、「そこまで言わんでもええんちゃうんか」とツッコミたくなるほどインパクトのある表現ですが、出題者が強調したいポイントであることが明らかですよね。

また、成功体験、失敗からの教訓は将来も有効なケースが多いため、マークして解答の方向性を考えるうえで必ず参照するようにします。
但し、過去の成功体験がそのまま妥当するわけではなく、「形を変えて活かす」という視点を持つことが大事です。
なお、未利用の経営資源については、すぐに飛びつきたくなるのが人情だと思いますが、その利用方法が事例企業の方向性にそぐわないチグハグを生じないように注意が必要です。

設問文→与件文、与件文→与件文の対応づけ

与件文を読む際は、漫然と情報整理をしていくのではなく、②(2)の「着眼点」を念頭に探す・拾うことを心がけます
設問文と与件文、与件文と与件文を紐づけ、関連付けていきます。
この対応づけの力は、訓練すれば間違いなく向上します。

独りで二次試験と格闘していたときは、全く見当はずれの箇所を与件文から拾ってきた解答をしてしまったこともありました。
勉強会に参加するようになり、他の受験生の解答を横に並べて拝見してわかったのは、この「対応づけ」さえ外さなければ、一枚の答案にまとまりが出てくるように問題が作られているということでした。
この辺については、また後日詳しくご紹介できればと思います。

解答手順④ 答案骨子を作成する

いきなり答案に書き始めるという仲間もいましたが、骨子を作るのが一般的かと思います。
以下、具体的な手順というよりも、答案骨子を作成するにあたって、意識したい目標です。

一貫性:設問間の関連性を整理、ストーリーライン

設問要求解釈で仮説を組み立て、与件読解で確信できた「設問間の関連性」を整理し、ストーリーラインとしてまとめます。
一枚の答案が「診断報告書」としてまとまっていれば、合格点だと思います。

具体性:事例企業に即した問題解決・課題達成

一般論ではなく、事例企業に向けたリアリティを掘り込みます。
答案骨子の内容について、主語を「事例企業」から「全く別の企業」に変えてみても違和感がないなら、深さが足らないかもしれません。
例えば、事例企業が研究開発型企業ならば、「社内研修制度で人材を育成する」というような一般論ではなく、多くの社員が技術者であるという事実に着目して、「技術者の意欲向上につながって、事例企業が実現可能な施策」を提言します。

合理性:多面的な切り口、論点をモレなく盛り込む

中小企業診断士は「多面的」な見方が求められています。
ある側面からみると合理的なことが、他面では不合理なことは沢山あります。
現状分析にしろ、課題達成のための提言にしろ、ある一面的な問題意識からだけ事象を見るのではなく、様々な切り口で見ていく必要があります。
・・・と口で言うのは簡単ですが、自分も最後まで未熟だっ