カテゴリ「初学者向け | 中小企業診断士試験 一発合格道場」の記事


           

<セミナー告知>
一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

一発合格道場 オンライン夏セミナー2020
日曜の回:7月26日(日) 14:00~17:50 (13:50から接続可能)

平日夜の回:7月29日(水) 20:00~21:30 (19:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!
7月14日(火) 12時より「こくちーず(告知’s)」で募集開始予定
日曜の回(7月26日)の申し込みはこちら

平日夜の回(7月29日)の申し込みはこちら

日曜の回は、【二次試験の事例ごとの対策等のセミナー】と【グループ相談会】の二部構成です。
平日夜の回は、【グループ相談会】がメインです。
ぜひご検討ください!

           

twitterもよろしくお願いします。

 

こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

週末に一次試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。

今年は試験会場からオペレーションまで、例年にないことづくめでさぞ大変だったと思います。

まずは二日間、戦い抜いたご自身を、協力してくれたご家族や周囲の方を、しっかり労って、感謝を伝えて下さいませ。

 

今日から一発合格道場の記事は、二次試験対策が中心になります。

「今年の受験は見送った、来年の合格を目指すのだ!」という方も、「二次試験ってなに? と調べていたらこのサイトに辿り着いた」という方も、もちろん「一次試験の前から読んでますよー」という方も、目標は皆同じ、中小企業診断士試験に合格することです。

(もちろん、その先に広がる世界もたくさん!)

一発合格道場11代目一同、引き続き皆様に伴走していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

そして、今日からはあの「ふぞろいな合格答案」と連携して、当「一発合格道場」メンバーが、二次試験対策教材「ふぞろいな合格答案」の使い方や、おすすめページを紹介するコラボ企画も始まります。

題して、「となりのふぞろい」!

 

くわしくは、記事の後半で…。

 

 

オンライン夏セミナー告知

ヘッダーにもある通り、二次試験合格を目指す皆様に向けて、オンライン夏セミナーを開催します。

二次試験の学習計画や事例ごとのポイント解説、グループ相談会等もりだくさんの内容となっております。

今回は、「日曜日の回」と「平日夜の回」をご用意しました。

ご提供する資料は同じですが、以下のように進め方が異なりますので、ご都合に合わせてご検討頂ければと思います。

 

◎日曜日の回

※タイムラインは、現時点での予定です。今後変更になることがございます。

 

<前半>14:00~16:40
道場メンバーによる説明
・学習計画
・事例別の解説
・80分の使い方
・復習法  など
※内容は予告なく変更になることもありますのであらかじめご了承願います。

<後半>16:50~17:50
班分けしたグループでの相談会
※Zoomブレイクアウトルーム機能を使用します。
※申込フォームのアンケートを参考にグループ分けを行います。

<懇親会>18:00~19:00
終了後に希望者でオンライン飲み会を行います!

⇒日曜日は、リアルタイムのセミナーとグループ相談会、その後希望者による懇親会と「フルコース」な内容になっております。

「初めての受験で、右も左もわからない」という方も、「過去に受験経験はあるが、疑問をしっかり解消したい」という方も、どちらも大歓迎です。

(ただし、前半のセミナーパートは初学者の方への説明を想定して作っておりますので、経験者の方には若干物足りない印象になるかもしれません。)

 

 

◎平日夜の回

※タイムラインは、現時点での予定です。今後変更になることがございます。

<前半>20:00~20:30
事前配布セミナー資料の質問会

<後半>20:30~21:30
少人数グループでの相談会(2部制)
※Zoomブレイクアウトルーム機能を使用します。
※申込フォームのアンケートを参考にグループ分けを行います。

<懇親会>21:35~22:30
終了後に希望者でオンライン飲み会を行います!

⇒平日夜は、お仕事や家事等で土日の都合が付きづらい方向けに、ぎゅぎゅっとコンパクトに実施します。

質疑応答をなるべく手厚くするため、定員少なめで募集いたします。

短時間で集中して情報を集めたい方におすすめです。

 

【共通】

・資料の配布について

事前にプレゼン資料をメール等で配布いたします。

 

・相談会のグループ分けについて

グループ相談会は、zoomのブレイクアウトルーム機能を使用し、初学者グループと経験者グループに分けて行う予定です。

セミナーの申し込みフォームに、どちらの相談会に参加したいか選ぶ欄がありますので、必ずご記入をお願いします。

1グループあたりの人数は応募状況によりますが、なるべく多くの方の質問を受け付けられるように運営していきたいと思います。

 

・申し込み開始日時について

両日程とも、明日7月14日(火)12:00~受付開始となります。

定員を設けておりますので、希望の日程が決まっている方は、早めの申し込みをおすすめいたします。

 

以上、オンライン夏セミナーの詳細でした!

 

 

これから二次試験の勉強を始める方へ

このブログを読まれている方の中に、「二次試験対策はゼロからのスタート」という方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

一次試験と並行してコツコツ進めてきた方も多いのかな、とは思いつつ、今日からスタートの方もいるかと思い、筆を執りました(おおげさ)。

 

ちなみに私は昨年、一次試験後にゼロからのスタートでしたが、そういうパターンは道場11代目で他にもいましたし、先代にもいます。

本日は、私の経験をふまえて、去年のこの時期にやったことと、やればよかったことをお伝えしたいと思います。

 

*やったこと*

1.中小企業診断協会の公式解答で、一次試験の自己採点をする

一次試験の公式解答は、例年週明け(つまり今日)の午前中に、中小企業診断協会のホームページ上で公表されます。

試験会場の出口で予備校の方々が解答速報を配っているのを受け取った方も多いと思いますが、予備校の解答は、速報性を優先するあまり、協会の公式解答と違うことがたまに(あくまでもたまに)あります。

やっかいなのは、予備校解答の自己採点で、40点とか60点とかボーダーにかかる点数になった時です。

あと、配点が2点なのか3点なのかわからない時とか。

これで二次に進めるかが決まりますので、公式解答と配点を確認して、しっかりと自己採点されることをおすすめします。

 

余談ですが、昨年の私は半ば当たって砕けろ精神で受験したため、公式解答で自己採点をして「受かったかも……」となった時に、なんともいえない複雑な気持ちになりました。

もちろん、「え、これでしばらく遊べると思ったのにまだ勉強続くの?」という衝撃もありましたが、心のどこかで、「もっと努力した方もいるはずなのに、自分なんかがパスするものなのか? いいのかそれで?」と、変な方向に落ち込んだ(?)記憶があります。

ですが、考えてみれば一次試験は絶対評価。

私が受かろうと落ちようと、それで誰かの合否に影響を与えることはありません。

それに、診断士試験の真の難関は二次試験っていうし!

落ちるならそこで落ちるだろ!

よし! 勉強しよ!

ということで、持ち前の単純さで復活し、二次の準備にとりかかりました。

しかし、この時はまだ、二次の勉強の大変さを知る由もなかった。

 

 

2.ネットで二次試験について調べる

さすがに、二次試験(※筆記試験のこと、以下同様)が経営に関する診断・助言を記述する試験だということくらいは知っていたのですが、あらためて協会のページや道場ブログ等で調べました。

すると、二次試験は正解が公表されず、そのために対策が難しいらしいということを知ります。

正解が発表されないので確かめようがないのですが、毎年の合格者数にそこまでブレがないから、どうやら相対評価なのではないか、ということも書いてあります。

これはなかなか手ごわそう。

 

また、いわゆる「得点開示」の制度についてもここで初めて知りました。

ご存知の方も多いと思いますが、道場の6代目岡崎教行さんのご活躍により、二次試験の得点は、本人が開示請求すれば協会から回答してもらえるシステムになっています。詳しくはこちら

そのため、高得点者の答案と自分の答案を見比べて、何がどう違うか分析する勉強法がある、ということもわかりました。

 

さらに、二次試験対策の教材についても少しわかってきました。

「ふぞろい」「全知全ノウ」「イケカコ」との出会いです。

どうやら、「ふぞろいな合格答案」通称「ふぞろい」という教材をみんなが使っているらしい。

どうやら、「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」「2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」という教材があり、二つ合わせて「全知全ノウ」と呼ばれているらしい。

さらに、事例Ⅳに特化した「全知全ノウ」があるらしい。

どうやら、事例Ⅳ対策に「意思決定会計講義ノート」通称「イケカコ」が使われているが、これは診断士試験に特化した教材ではないため、推奨派とそうでもない派がいるらしい。

こんな感じで教材についてざっと調べ、取り急ぎ前年度の「ふぞろい」、「全知全ノウ」、「事例Ⅳの全知全ノウ」の合計4冊を購入しました。

 

また余談ですが、今年の「全知全ノウ」の表紙はえらいおしゃれですね。とってもすてきじゃないですか。

こちら、私がお世話になった2019年度版の「全知全ノウ」です。

 

 

 

 

 

そういうことです。

 

3.道場セミナーに申し込む

もうあと、わかんないところは道場の人に聞こうというダメダメな感じで、試験の次の週末に予定されていた道場セミナーに申し込みました。

繰り返しになりますが、今年のセミナー申し込みは、明日14日の12:00~です。

 

 

 

*やればよかったこと*

1.とりあえず1年分、過去問を解いてみる。

個人的には、事前のインプットなくいきなり解くのがおすすめです。

おそらく、時間が全然足りない、設問の意図がよくわからない、解答が文章としてまとまらない等、「何これ?」みたいなことになると思います。

その後、「ふぞろい」や他の参考書の解説を読んだり、自己採点をしたりします。

多分深く絶望しますけど、その絶望があなたを成長させてくれます。

 

この段階ではどれだけ絶望してもよくて、理想と現実のギャップを直視することに意味があります。

むしろ、自分に甘く「なんとなくそれっぽいこと書けてるから、正解」としてしまうと、解答プロセスが確立できず、再現性のない解法になってしまいます。

最終的には半自動で解法をなぞれるくらい、再現性の鬼になる必要があるので、自分に厳しくまいりましょう。

 

2.(独学だったので)自分の答案にコメントしてくれる人を確保する

問題を解いたら、まずは一度、合格者や他の受験生からコメントをもらってください。

身近にいなければ、勉強会等に参加して、フィードバックしてくれる人を確保することを強くおすすめします。

独学者は、人からのフィードバックがないと、だんだん五里霧中感が出てきます。

「なんだかずっと、同じところで躓いている気がする」「自分の解答が良くないっぽいのはわかるけど、具体的にどうマズいのかわからない」そんな感じで途方に暮れます。

一人で悩んでいても仕方ないので、聞ける人やコミュニティを確保しておきましょう。

受験生支援団体の「タキプロ」「ココスタ」では、毎週勉強会を開催されています。

もちろん合う・合わないもあるかとは思いますが、食わず嫌いはもったいないです。

一度のぞいてみることをおすすめします。

 

 

(おまけ)

そうはいっても、一次試験の疲労が抜けないという方へ。

とりあえず以下をこなしつつ、体力を回復するのがおすすめです。

1.参考書を購入し、ビリビリ分冊する

(持ち歩きがラクになります♪ 肩こり軽減♪)

 

2.演習用に、問題用紙と解答用紙をひたすらコピーする

(まずは4事例×過去5年分。単純作業に癒される。コピーサイズは本番と同じ見開きB4にするのがおすすめ)

 

3.マーカー、一文字ずつ消せる消しゴム、電卓などの二次試験用アイテムを購入する

(人それぞれですが、二次試験は問題文を読みながら、数色のラインマーカーで解答構成要素をマークしていくという解法が比較的ポピュラーです。試してみて、ご自身に合わなければやめればよいと思います)。

以上、これから二次試験の勉強を始める方へ でした!

 

 

 

さて、本日は、もう一つお知らせがあります。

それがこちら!

となりのふぞろい。

あの、「ふぞろい」とのコラボ企画が実現しました。

団体の垣根を越えて、受験生の皆様のお役に立つ情報を…! ということで、当「一発合格道場」では、「ふぞろい」書籍の使い方や、おすすめ記事などをご紹介してまいります。

 

◎そもそも、「ふぞろい」って何?

今更ですが、これから二次試験の勉強を始める方のために、改めてご説明いたします。

「ふぞろい」とは多くの受験生が使っている二次試験対策参考書「ふぞろいな合格答案」のことであり、

その編集プロジェクトのことでもあります。

(すでにややこしい……ブログを見た方がイメージがわきやすいかもしれません)

この参考書は「前年度の受験生から再現答案を募集し、その年の合格者(+受験生メンバー)からなるプロジェクトチームが再現答案を分析して書籍を編集する」という形で作られています。

現在店頭に並んでいる最新の「ふぞろいな合格答案 エピソード13」は、令和元年度の受験生から再現答案を募って、令和元年度の合格者

が分析・編集したものになります。

(私もふぞろい13プロジェクトの末席に名を連ねているため、今回のコラボが実現しました。

道場メンバーもふぞろいメンバーも、「受験生のお役に立てるなら、ぜひやるべき!」ということで快諾してくれました。

診断士って本質を考えて、素直に協力しようという姿勢の方が多いなぁとつくづく思います)

 

◎ふぞろいの特徴は?

以前の記事でも書きましたが、最大の特徴は「実際に受験生が本番で書いた答案を【再現答案】の形で収集し、分析していること」です。

ここが、予備校の先生が作られる模範解答と違うところです。

とにかくリアル。等身大。

さらに、二次試験の合格発表時に通知される「合格・A・B・C・D」という結果も後日、収集しているため、「多くの合格答案には、このようなことが書いてあったようだ」という分析結果をまとめて、キーワード形式でランキング化しています。

そのため、過去問を解いた後の自己採点に使うことができます。

 

一方、これも以前書きましたが、注意点としては、ふぞろいのキーワード採点は完璧ではありません。

協会は、キーワードとは全く違う基準で採点しているかもしれませんし、実際に加点されたポイントはふぞろい分析とは不一致かもしれません。

そういった不完全さを認識したうえで、ご自身の解法や解答をブラッシュアップするツールとして使うとよいと思います。

 

◎意外と知られていない購入者特典

「ふぞろいな合格答案」では、購入者特典として、合格者の生問題用紙をダウンロードできるサービスがあります!

私も去年は知らなかったのですが、かなりリアルな、生々しい情報なので、一見の価値はあると思います。

一応、私の問題用紙もご覧頂けますが、当時はこんなことになるなんて思っていなかったため、ひたすら字が汚いです。ほんとごめんなさい。

どうしても読めない文字などありましたら、セミナー後の懇親会ででも聞いてくださいませ。

 

ちなみに、「ふぞろい」でも二次試験対策のセミナーを企画しております!

こちらは現在申し込み受付中ですので、チェックしてみてくださいね。

 

 

さぁ、今度は二次筆記試験。

冒険の第2章の幕開けであります。

 

特に今年は長丁場になりますので、あせらずたゆまず、コツコツ進んでまいりましょう。

ではでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~^^

 

 

 

 

 


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2020年7月26日(日)午後

2020年7月29日(水)夜 ← NEW
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内容は絶賛検討中

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おはようございます。岩塩です。

いよいよ1次試験が3日後に迫りました。

今日から3日間にわたり、歴代道場メンバーから届いた応援メッセージをお届けします!

 

今日は、初代から6代までの応援メッセージです。

 


 

◆初代ハカセ◆

いよいよこの日がきましたね。長い道のりでした。
特に今年は受験生にとってはジェットコースターのような思いだったでしょう。

思い通りの勉強できた人なんていません。
思い通りの勉強の質を確保できた人なんていません。
他の受験生も一緒です。
自分だけハンデがあった、なんて思わず、みんな横一線だと思いましょう。
胸を張りましょう。
その制約の中で、ここまでよくやりました。

自分を褒めてあげましょう。

受験生時代、僕も自分を褒めました(笑)。

大丈夫。頑張ってます。自分を褒めてあげましょう!

診断士資格で得るものは?「資格?」「それとも?」

はい。褒めましたか? 自分を褒めましたか? いいですね?
では、いざ決戦です。

Good Luck !

 

 

◆初代JC◆

診断士11年目に突入した初代JCです。
2009年の1次試験も難しかった。
初日を結構な安心感で終えた僕は、二日目は暗記三兄弟だからとなめてかかっていたらまさかの超強烈爆弾が仕掛けられていた・・・。

というわけで毎年なんらかのドラマが繰り広げられているわけです。

今年も必ずあなたの予想は裏切られるし、思いもよらない爆弾がどこかに転がっているはずです。

でも、大丈夫!
これまでやってきた努力は裏切ることはありません。

来年は診断士仲間として皆さんと向き合えることを楽しみにしています。

頑張って下さい。心から応援しています。

 

 

◆4代目イラサム◆

今まで、お疲れ様でした!
今年は、えらくイレギュラーで脱落した人も多かったと思います!

ここまで来ただけでも、ぐんとリードしてます(^^)

あとは出来ることをしっかりやって、楽しんでいきましょう!

 

 

◆5代目 butao◆

私は今年、会計士論文式試験を受けます。
今は平日の21:22ですが、仕事終わりにファミレスで勉強してます。
試験は違いますが、お互い頑張りましょう。

焦って勉強が手につかないこともあるかもしれません。
しかし、焦っても物事は前に進みません。

心を無にして一歩ずつ、一つずつ丁寧に、
目の前のことに集中してラストスパート頑張りましょう。

 

 

◆6代目なご◆

今年は受験までにいろいろな事がありましたね。
大変だった方も多いと思います。

そんな時こそ、皆さんがこの資格を目指そうとした最初の原点を思い出してください。

皆さんは、何のために診断士の扉を叩きましたか。

混沌とした変革の時だからこそ、ビジネスマンとして診断士の知識は最大の武器になります。
また多くの経営者が苦悩する中、診断士はかけがえのないパートナーとして、共に歩むこともできるでしょう。
仕事を進める上で、少し先の未来を客観的に想像できる力を持つ事ができるかもしれません。

その礎となる知識。
それを確かめる一次試験は、皆さんにとって、まず最初の登竜門です。

自分の持てる力を最大限に発揮する事、まずはそれが第一です。

合格目指して頑張ってください。

 

 

◆6代目 紫雲和尚◆

他の試験は中止になる中、
受けられるだけでも、あなたはツイてる!

そのツキをさらに昇華させましょう!

 

 


 

 

以上、初代から6代までの応援メッセージでした。

先代からの熱く優しいメッセージが、皆様が気持ちを整える一助となれば幸いです。

 

昨年の超直前期は私も緊張しましたが、これまでに問題を解いたノートや暗記カードを全部眺めながら、「けっこう勉強したなぁ~」と自画自賛して、不安にならないようにしていました(^^;)

ご自身の中の鬼教官とともに鍛錬してきた方も、そろそろ鬼教官に「君はよくがんばった」と言わせてみてください。初代ハカセのメッセージにもありますが、こんな状況の中でここまでやった自分を褒めてください。自分がした努力のことは、自分が一番よくわかっていると思います。

1次試験まで、あと3日です。最後の追い込み学習、体調管理、持ち物チェック。当日100%の力が出せるように、いずれもぬかりなく準備をしてくださいね!

 

以上、岩塩でした。

 


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おはようございます。岩塩です。(過去記事はこちら

ついに一次試験の超直前期に入ってきましたね。今年は新型コロナで他の資格試験の中止・延期が相次ぎ、診断協会からの公式アナウンスもなかなか出ず・・・受験生の皆さんのご心配を思うと、本当に胸が詰まりました。他の受験生支援団体でも、リアルなセミナーや勉強会の開催が難しく、ずっとお一人で戦って来られた方も多いのではないでしょうか。これまで誰も経験したことのない状況の中で、ここまで勉強を続けてきた皆さんは本当に強いと思います。

昨日も診断協会のWebサイトにお知らせが出ていましたが、試験の準備は着々と進んでいるようです!一次試験まであと16日。箱根駅伝でいえば、往路の小田原中継所あたりのイメージでしょうか?引き続き、がんばってください。我々も全力で伴走していきます

 

さて、本日は、試験当日に向けたリスクマネジメントについて考えてみます。試験当日の失敗談は話のネタにはなると思いますが、できれば余計なところでつまづきたくないですよね。今年は会場型模試での予行演習もできなかったと思いますので、ご自身で試験当日のシミュレーション&リスクの洗い出しをしてはいかがでしょうか。カワサンの法務解説記事でもありましたが、事前のKY(危険予知)は大事です。事故を未然に防ぐことはもちろん、万一何かが起こっても、想定していたリスクであればある程度冷静に対処できます。

 

①体調・メンタルの管理
なんといっても体調管理です。風邪や怪我にはいつも以上に気をつけてください。労災もそうですが、エラーは疲れているときに発生します。睡眠時間はそれなりに確保したほうがよいですよ。メンタルに関しては、仕事関係・人間関係で何かあると、直前の学習に支障をきたしてしまいます。不可抗力もありますが、出来るだけぐっと堪えて人と衝突しないなど、ストレスを生みそうな行動は避けるようにしましょう。

夜型で勉強する方も、試験前一週間くらいは、試験前日の就寝時刻に合わせて寝るようにした方がよいです。試験前日はただでさえ気持ちが高ぶって眠れないものです。スマホを見すぎたりするのも危険です。私は前日もいつも通り晩酌して寝ました。

 

②当日の交通手段
まだ試験会場が発表されていませんが、試験会場付近に初めて行く方も多いと思います。交通手段をあらかじめ調べておくことは勿論、その路線が止まってしまったときの交通手段の代替策も何パターンか考えておきましょう。(代替手段が乏しい方は、試験会場のそばに泊まるという作戦もありますが、おべんと君のように、枕が変わって眠れなくなってしまうリスクとトレードオフになります)

最寄り駅から会場までの道順は下見ができればベストですが、最寄り駅まで着けば、あとは駅員さんに聞くなり、他の受験生の流れに乗るなりで何とかなると思います。(試験会場への問い合わせや、会場内の下見はしないでくださいね!)私は試験会場が東大駒場キャンパスでしたが、久しぶりに来た下北沢駅が、工事後でけっこう変貌していました。試験室の掲示・入室は8:50から可能とのことだったので、8:30くらいに会場に到着しましたが、すでに受験生はたくさん集まっていましたよ。

言わずもがなですが、寝坊はもちろん、直前の知識確認のしすぎで電車の乗り過ごし、なども注意です。

 

③持ち物
持ち物は事前にチェックリスト化しておいたほうがいいですよ。そろそろ作りましょう。最低限必要なものは、受験票に書いてあります。その他、自分にとって必要なものを書いておきましょう。抜け漏れに気づいたら当日まで修正します。ありがちなのが、

  • シャープペンシルの芯がない
  • 時計が止まる
  • 暑い or 寒い  など。

持ち物ネタ3chが後日記事にする予定なので、そちらもご参考に!

 

④昼食の調達
診断士試験あるあるですが、最寄りのコンビニが受験生の影響で品薄となり、昼食が買えないことがあるようです。買う予定の方は、会場から離れたところで買ったほうがよいですよ。(私は下北沢駅構内で調達)

昼食は、できるだけいつも食べているものを食べることが重要です。場合によっては午後の試験に影響します。(特にコーヒーやエナジードリンクを普段飲みなれていない人は、飲みすぎ注意です!)

 

⑤お手洗い
休憩時間にお手洗いが混雑するのも診断士試験あるあるです。(例年では男性が圧倒的に不利、女性はけっこう有利) 心配な方は各科目の試験終了後、お早めにお立ちください。

(今年はいつも以上に試験会場を分散して、お手洗いの混雑が少し緩和されることを祈ります)

 

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もう少し続きます↓↓

 

⑥試験中の時間管理
最近、試験というものを受けたことがない方は、かーなも書いているように、60分または90分で解く練習をしておくことをおすすめします。最後の問題までたどり着き、ある程度解答欄が埋まっていれば精神的な余裕ができます。私は「20秒くらい考えてひらめかない問題は飛ばす」と決めてました。まずはあまり滞留せずに最後まで行った方がいいですよ。時間が足りずにAランク問題を落とすことのほうが痛いです。ぽんぽん行けば、けっこう時間は残りますので、戻って考えましょう。

 

⑦ルール違反
これは本当に気を付けていただきたいのですが、ルール違反をすると失格になってしまいます。脅すわけではないのですが、10代目いよっちの記事を読んでみてください。

【実録】圧倒的実力者に起きた悲劇~未合格体験記~

実力を備えながら、ルール違反で失格になってしまった方の出来事が書かれています。「このくらい大丈夫だろう」という甘い考えは危険です。そもそもルール違反だと気づかないような内容もあるかもしれません。受験票にある注意事項を少なくとも3回は読みましょう。そして隅々までルールに従ってください。

  • 受験票に規定の写真を貼っていますか?
  • 机の上に置いてはいけないものを置いていませんか?
  • かばんは机の下の置いていますか?(隣の席の椅子に置くのはNG)
  • スマホの電源は切りましたか?(電源OFFでもアラーム時刻に起動する設定になっていませんか?)

私が受験した際も、誰かのアラームが鳴り出しました。(結局、誰のものかはわかりませんでしたが・・) 机上のものやかばんの扱いは、開始前に試験官から注意事項の読み上げがあると思いますが、誤ると試験中に突然指摘されて不正行為とみなされる可能性もあります。

いよっちの記事に対するコメントにもありますが、診断士になると、決算書や個人情報などセンシティブな情報を預かる事も多くなります。ルールには常に気を配り、気づかずに違反することのないようにしましょう。

 

 

以上、厳しいことも書いてしまいましたが、皆様が準備万端で、当日100%の実力を発揮できることをお祈りしております!!

 

試験当日のシミュレーションには、さいちゃんいけちゃんの記事も参考にしてくださいね。

 

 

おまけ
もう十何年か前に受けたセンター試験の話ですが、試験会場に向かう途中、母から電話がかかってきて「受験票、忘れてるよ?」と・・・

( ̄口 ̄;)

慌てて帰宅すると、母がニヤニヤしながら玄関で待っていまして、おかげで事なきを得たのでした。(その後、数年はからかわれ続けましたが・・・)

その時に学んだことは、①いっぱいいっぱいな時は人の力を借りたほうがよい②時間に余裕を持っていればリカバリーできる、ということでした。ご自身の実力以外のところで後悔することのないように、身近な方(またはIT)の力を借りたり、余裕を持った行動をすることをおすすめします。

 

 

以上、岩塩でしたm(__)m

 


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カワサンです。

1次試験を受験する事に決めた皆さん、どんな時も1次試験の事を考えていますか?

今はウォームスタンバイでもいいですが、3日前くらいからホットスタンバイでいつでもトップギア入れられるようにしましょう!!

と、経営情報システムのワード連発ですが(参考)、今日は経営法務の話。

私が1次試験で最も恐れていたのは経営法務でした。
過去問も練習問題も出来なさ過ぎて、最後の最後まで知識の定着に苦戦した科目です。
同じように苦手な方もいらっしゃると聞きます。

そこで、この科目との向き合い方を、直前期という視点も交えて考えてみます。

 

1.まず、ダウンロード?

過去5年間に出題された法律、論点を羅列した資料を作りました。
(PDF:過去問データ頻度リスト)(Excel版)
中小企業診断協会HPに公開されている過去問に基づき独自編集

・羅列シート:試験年-問題順

・頻度別集計:法律/分類毎の出題頻度

でまとめています。

Excel版でオートフィルター、ピボットテーブル等活用して、ご自身で並べ替えてみてもいいです。
分類の括り方は小生の独断なので、Excelでご自身でまとめるのもオススメです。

このシートは直前期だから使える。活用方法

①ワードを見た瞬間に「この論点は○○がポイントだな」と連想する(≒試験で必要な力)

②押さえておきたい法律、何が問われやすいかをサッと確認→分からなかったら参考書開く

③超直前期、試験開始前にヤマを張りたい時に頻出度合いを参照→過去問を解く

等が考えられます。

 

2.ある司法試験合格者の見解

私は1次試験を2回受験したのですが、2018年は32点、2019年も56点と、最後まで60点に届きませんでした
2018年は過去最高の8点加点という得点調整をするほどの極難でしたが…

この時はあまりに悔しくて、試験直後に司法試験合格者の知人に「経営法務の出題レベルって、専門家的にどうなん??」とT○Cの参考書片手に聞きました。

すると、

 

「どんな事が聞かれるんですかァ~?(参考書をパラパラ眺めて)ん、知財法と会社法がメインなんですねェ。へェ~こんな感じで参考書で書かれているんですねェ(ちょっと読み込む)面白いですゥ(興味津々)」

 

とまあ、順調に「こういう所押さえて勉強すればいいですよォ♪」的なアドバイスをもらえそうな雰囲気。

だがしかし、駄菓子菓子…

 

「どっちも複雑な法律なんですよねェ。はっきり言ってムズいですよォ~

 

ム ズ い … ?

 

あなた、司法試験合格してるんでしょーーーーーーーー!!!

そんなこと言わないでよーと途方に暮れかけましたが、

「専門家でも難しいんだから、法律の素人が万全に理解するのは ☆ 限 界 あ り ☆ 」と割り切ることに。

参考に、過去の平均点と科目合格率の推移も確認しておきましょう。

直近は科目合格率が低空飛行…難易度が上がっている印象が…でもでも、

試験で良く出てくる論点を、丁寧に拾って覚えるのみ。これしかありません。

かーなが先日言っていたように、大切な問題(過去問集で言うABランク)を繰り返し解いて、論点を頭に刷り込んでいくイメージ。まさに、鶏ガラ学習法ですね。

頭に叩き込んだら、他に覚えたことが飛び出して逃げていきますので、丁寧に刷り込んでいきましょう。オイルマッサージみたいな感じです。

 

3.試験中に動揺しそうなポイント

試験中「なにこれ…えっ?」と思うようなことが出てきます。
当日、焦ったり混乱したりしないように、いくつか動揺ポイントを押さえて危険予知をしておきましょう。

※ちなみに、製造業では作業に入る前に安全上のリスクの洗い出しをします。これを危険予知(KY)と呼びます。

 

(1)出題の大まかな流れ

過去5年、問題の流れは以下の通りです(※2020年もそうなる確約は無いので注意!!)。

会社法に関する問題(会社の設置機関、日数要件、債権者保護手続きの要件はガッチリ固める)

知的財産権に関する問題(苦手な方はここを一番重きを置いて頭に刷り込む!)

民法その他の問題(最低限「相続」はここ最近毎年出題、押さえておきたい)

最後の民法パレードは、経営法務が苦手な方にとっては、かなり苦しいです。
疲労度MAX!!の所に、試験終了時間が差し迫る中でこん棒で叩かれるような気持ちでした。
もう痛みも何もありません。無の境地。

 

(2)なんかよく試される

べりーが1次試験の平均点・科目合格率の推移でも触れていますが、過去問解いていたら出てこない、過去出たのかも良く分からないような「逆ザヤ沼問題」がどの科目よりも厄介です。
(私は「捕まえる価値のないポケモン」と名付けていましたが…)

また、(改正含め)施行直後の法律をを論点として出題するタイムリー問題もあり、過去問回しが利かない問題もあります。

そんなことも知らずに試験本番に臨むと、基本論点を聞いている問題も難しく見えてきて余計に混乱します。

1日目の出来も引きずったり引きずらなかったり、あと2科目残っている精神状態で、2日目の朝っぱらから陽動作戦を展開されて鉛筆に汗が…となったら負けです!

なので、陽動作戦に躍らされないよう、以下を押さえておきましょう。

明らかに勉強していない問題が出てくる前提で臨む(全部解けると思わない)

ややこしい出題の直後に、基本論点の問題がシレッと出てくる。落ち着いて瞬殺する!

会話問題は、空欄や下線部しか関係ないケースがあるので、まず問題文を確認(時間短縮)

 

(3)毎年1か所は、お茶目なシーンがある

選択肢や架空の商品の設定に、遊び心が感じられる所があります。
試験中に見ると、冷静になりたい気持ちを逆なでされますが…
中小企業診断協会HPに公開されている過去問より引用

 

①突然の「魚の塩焼き」事件(2017年第18問ア)

ア 魚の塩焼きは、製造物責任法に定める製造物に該当しない。

(ポイント:出題者はなぜ魚の塩焼きをチョイスしたのか。正しくは「該当する」)

②『ABせん兵衛くん』事件(2015年第11問)

(前略)
X 氏:「なるほど、そう簡単なわけでもなさそうですね。実は、AB 市の公募で採用された『ABせん兵衛(べえ)くん』という、いわゆるゆるキャラがABせんべいの知名度向上に一役買っているのですが、最近、地元のイベントで『ABせん兵衛(べえ)くん』の偽物が現れましてね。よく似た着ぐるみを着て、『海老みそブシューッ!』と叫びながらエビ反りになってのたうち回るなんてギャグをやったりして、子供にはうけますが、下品だと言って嫌う人もいます。こういったゆるキャラの権利を知的財産で守るような法的手段はないのでしょうか。」
(後略)

(ポイント:現場を想像したらちょっと気持ち悪い…本家の梨さんはイベント中止で大変だろうな。。。)

アイスクリームのヒット商品「診断くん」事件(2016年第8問イ)

X 氏:弊社のアイスクリームのヒット商品「診断くん」のデザインを一新しました。ぜひとも意匠登録をして模倣品対策をしたいのですが、意匠登録は可能でしょうか。

あなた:はい、意匠登録は可能です。アイスクリームは、時間の経過によりその形態が変化してしまいます。しかし取引時には固定した形態を有しているので、意匠登録の対象となることはあります。

(ポイント:元ネタがもう分からない。ちなみにガ○ガ○君は「氷菓」です)

 

4.道場の記事で重要論点をチェック

過去問回しに身が入らない、何度も何度も間違える。

苦手な科目はそういうモチベーションになりますよね。
でも、試験は待ってくれません。道場の記事を読む等してでも、経営法務と付き合いましょう。

頻出論点の解説記事をいかにまとめますので、ぜひ隙間時間にご覧ください!
※特段の注記がないものは記事の投稿日時点の法令に基づきますのでご注意ください

 

 

 

■毎年出てくる英文問題
英文契約書諦めてませんか?

では、また!

 


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カワサンです。週のはじめの月曜日。
ということで、1次試験はじめの科目である経済学・経済政策です。

夜な夜な経済学・経済政策の過去問を見ていたら、毎年この平面図が登場していることに気付きました。

この青線、2パターン考えられます。

①2財の関連性(代替率や予算線)を表したもの

②需要曲線

今日は①について考えてみます。

 

1.「2財」の平面図

①に関する過去の出題。直近5年で毎年出ています。
(過去問はこちらを参照、以降紹介する過去問も同じ参照元)

このグラフ、聞きなれない言葉や概念がいろいろ出てきますね。
「無差別曲線」「効用」「限界代替率」
初学者の方は抽象的ワールドに「???」となって方も多いのでは。

ただ、今回取り上げる「無差別曲線」も「等費用線」も、ツボを押さえておけば同じグラフの眺め方で解けます。

 

2.無差別曲線について

無差別曲線は「財務・会計」のファイナンスの問題でも時々でるので、しっかり押さえておきましょう。
ファイナンスの問題は先日のべりーの記事で詳説してますのでチェックして下さい。

また、いろんなパターンは過去にも解説がありますので、ご参考下さい。
【渾身!論点シリーズ】個人の消費行動分析①

 

(1)曲線は空中に浮いている→平面に描いた

これは「効用」の度合いなんですが、なぜ平面図の右上に行くほど「効用が高い」と言えるのでしょうか。
これは、三次元のグラフを平面図に表現したものだからなんです。
(参考:外部サイト
地図で言う「等高線」、天気図で言う「等圧線」と同じですね。

上は数学チックに書いてますが、C1(リンゴ)とC2(バナナ)の消費する比率でU(満足度)が決まるということです。
無差別曲線は空中に浮いていて、右上に行くほど「高さ=効用」が高いということをまずは認識!

 

(2)いろんな無差別曲線

【経済学・経済政策】平成27年・第12問

常に一定の固定比率で一緒に消費されるような財を完全補完財という。完全補完財であるような2財の無差別曲線を示す図として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

これは図Bが答えなんですが、解くというよりも、曲線のパターンに注目して解説します。

■図A 基本形
縦軸方向がだんだん減ると、横軸方向がだんだん増加
ほとんどこれです。
縦軸をイチゴ、横軸をブドウで例えてみます。
イチゴを食べる量が減れば、だんだんブドウの量を増やして、同じ効用(満足度)にする。そんな感じです。
ただ、その比率は2つの点の取り方によって異なります

■図B 補完財
靴や自転車のタイヤなど、2つ1組でないと効果を得ない(=効用が生じない)もの。
縦軸を前輪、横軸を後輪としましょう。
自転車一台につき、前輪が何個あっても、必要な後輪は一個だけですよね。
反対に、自転車一台につき、後輪が何個あっても、必要な前輪は一個だけ。
なので、片方がどんな数であっても、もう片方は固定の数量を以って消費されることになります。
これを完全補完財と言います。

■図C 代替率一定
これは代替率が一定と書いてますが、グラフで言うところの「傾きが一定」てやつです。
曲線上のどこの点を取っても、その間の変化の割合が一定です。
縦軸をイチゴ、横軸をブドウで例えれば…
イチゴ4個→3個 ブドウ3個→4個
イチゴ3個→2個 ブドウ4個→5個
という具合に、常にイチゴ1個減に対してブドウ1個増で同じ効用という感じです。

■図D
これはひねくれ者です。
a→bへの変化よりc→dへの変化のほうが、代替率が大きいですね。
だんだん代替率が大きくなるので「逓増」と言います。
この時期なんで深追いせずに、「だんだんだいたいりつがおおきくなる」→ひらがなで書くとややこしいわ!!という程度で覚えましょう。

 

(3)予算線との関係

二つの気持ちが重なる点が最大値と覚えておきましょう。

無差別曲線くん予算線ちゃん、微妙な関係-

①無差別曲線くんの想いが強すぎて、予算線ちゃんを突き刺してます。一方的で、これは良くありません。

②無差別曲線くんがチキンハートで予算線ちゃんに声がかけられていません。想いは届かぬまま…

③無差別曲線くんの想いが、強すぎず弱すぎず重なる。お互いの想いが絶妙な距離感で結ばれました

 

【経済学・経済政策】平成27年・第14問

いま、2つの財、財X1と財X2を消費可能な個人の効用最大化行動を考える。当該の個人は、所得80 を有し、財X1の価格は2、財X2 の価格は4という条件のもとで、効用が最大になるよう財X1の消費量x1と財X2の消費量x2とを組み合わせることができる。この個人の効用関数はU=x1x2と与えられており、合理的な当該個人は、x1 =20x2=10という組み合わせを選択することが分かっている。
下図では、縦軸の切片aと横軸の切片bとを結ぶ予算制約線と無差別曲線U の接点として、効用最大化の行動が図示されている。
この状況を説明する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア この個人は、所得80の使い道として、x1=20x2=10以外の組み合わせを選択することで効用を一層高める余地が残されている。
イ 財X2の消費量がゼロならば、財X1を30 消費することで所得80を使い切ることができる。
ウ 縦軸の切片a の値は、財X1の価格に応じて変化する。
エ 無差別曲線U上の2財の組み合わせ(x1,x2)では、いずれも効用水準が200で一定である。

経済学・経済政策おなじみの「問題文が長い」やつです。
そして、条件は箇条書きでなく文章で記述。線と点は大文字と小文字を巧みに使い分けています。
試験1日目の最初の科目。紛らわしさに冷静さを失いそうになります。

ただこの問題、想いがどうこうもありつつ、素直に文字へ数字を代入すれば答えが出ます。長い問題文と関数は見掛け倒し。
他の科目(特に経営法務や中小企業政策の「対話形式」問題等)もそうですが、問題文が長いものは、問自体がシンプルなことも多いので、まず問いから見ることをオススメします。

…問題文が短い方が厄介な問いが多いような気がします。。。

ア x1=20x2=10以外の組み合わせは想いが重ならない→×
イ X1=2なので、30消費するときに使う所得は60だけ。20が余る→×
ウ X1の価格が変化した時は、X1の消費量が変化→b点が移動する→×
エ 唐突に「効用水準が200」とあるが、U=x1x2を素直に計算すれば10×20=200→○

ということで正解はエです。

 

3.2財が「資本」と「労働」~等費用線も同じコト言ってます

2財の関係を「労働」と「資本」とした問題が出てきます。
考え方はイチゴとブドウの場合と一緒です。

「労働=人力」「資本=機械」くらいのとらえ方でOKです。

【経済学・経済政策】平成30年・第18問 設問1

生産においては、生産要素を効率的に投入することが重要である。下図では、等産出量曲線と等費用線を用いて、最適な生産要素の投入量を考える。
この図に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 点A と点B は、労働と資本の投入による費用は同じであるが、生産量が異なる。
イ 点D では、労働と資本の投入による費用は点B より少ないが、生産量は多くなっている。
ウ 点F では、点D よりも資本の投入が少なく、労働の投入が多いので、費用が少なくてすむ。
エ 費用を一定とした場合、点A では、労働の投入を増加させ、資本の投入を減少させることによって、生産量が増加する余地がある。

この問題、こんな風に書き換えても(赤字部分)同じです。

【経済学・経済政策】平成30年・第18問 設問1の読み替え

下図では、無差別曲線と予算線を用いて、最適な2財消費量を考える。
この図に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 点A と点B は、財x2財x1消費による費用は同じであるが、効用が異なる。
イ 点D では、財x2財x1消費による費用は点B より少ないが、効用は多くなっている。
ウ 点F では、点D よりも財x1消費が少なく、財x2消費が多いので、効用が少なくてすむ。
エ 消費を一定とした場合、点A では、財x2消費を増加させ、財x1消費を減少させることによって、効用が増加する余地がある。

この場合「予算線」は「等費用線」と言います。

予算線が2財を消費するためのお小遣いの上限みたいなイメージ。
等費用線は生産するために使えるコストの上限って感じですね。
言葉自体を忘れてしまっても、2財と同じと思えば解けます。

ア 点A、Bともに同じ曲線上にあるので生産量(効用)は同じ→×
イ 点Bより点Dのほうが等費用線(予算線)が右上→費用が多くかかっている→×
ウ 点Dも点Fも同じ曲線上→生産量(効用)は同じ→×
エ 選択肢が言っていること。無差別曲線へ想いを重ねる動きですね!→重なったところが最大化→○

ということで正解はエです。

 

4.さいごに~残り約1か月なので

試験まで残り約1か月です。

インプット学習もアウトプット学習も、深追いせずに重要論点を磨きげて確実に得点する力を身に付けたい時期ですね。
なので、何度挑んで考えても正答にたどり着かぬ分野は、敢えて丸暗記という作戦でも良いと思います。

おべんと君も言ってたように、すべて60点を目指すのではなく、苦手科目は足切り回避、得意科目で平均60点ラインをカバーという作戦もありと考えます。

残り1か月の使い方次第で、得点の伸びは十分に期待できます。
私は中小政策に得意苦手の意識が無かったのですが、試験1か月前に模試を解くと30点レベル。。。
そこで、苦手な法務のペースを落として重要論点に注力。代わりにほぼ毎日中小政策に時間を費やして得点力を伸ばしました。結果、本番で60点近くまで伸ばせました。

今までの練習問題の出来不出来を振り返り、試験までの対策を少しだけ見直してもよいと思います。
ここまで来れば、結果まで突き進むのみです。

 

では、また!

(参考文献)ミクロ経済学 第3版(伊藤元重)

 


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おはようございます!おべんと君です。自己紹介はこちら
前回までの投稿記事はこちら
今日はいきなり結論からスタートします。

<本日のまとめ>
「1次試験って全科目60点取らないとダメ?」
「そんなことありません!得意不得意を活かしましょう!」

今回1次試験突破を目指す方へ、私おべんと君流の
この時期の1次試験との向き合い方について投稿いたします。

 

<本題>
1次試験当日まで約1ヶ月となりました。
今年受験される方々は追い込みの時期かと思いますが、
これから夏に向かって日々気温が上がっていきます。
くれぐれも体調に気を付けながら勉強されてください

5月から、11代目メンバーが1次試験に関する【渾身】記事
投稿しています。
ひとえに一発合格道場を読んでいただいている皆様に、
本番当日1点でも多く点を取っていただきたい!
という一心で、11代目一同全力で投稿しておりました。

当サイトの右上の検索から 渾身 と入れていただければ、
先代からの10年分の渾身記事が読めますので是非ご活用ください。

また、さとまるが書いた記事(記事はこちら)には1次試験までの
日程計画、当日を想定した過ごし方が書かれていますので
ぜひ参考にしてくださいませ。

「そうはいっても、試験に向けて不安なこといっぱいあるんだけど・・・」

そう思われる方もおられるかと思います。
チキンハートな私は、試験が迫ってくると色々考えてしまい眠れない
日々が増えました。
特に1次試験1ヶ月前、不安に思っていたのが、

「全科目60点以上取れる自信がない」ということです。

1科目60点以上を取るというのは、科目合格基準にもなっており、
できるだけクリアしたい点数ではあります。

だがしかし、駄菓子菓子、

「全科目60点以上取れる自信がない」

合格者には全科目得意な人もおられますが、少数ではないでしょうか。
11代目であればCK(556点)Tomatsu(502点)岩塩(499点)
1科目平均70点超の1次試験高得点者です。

が、こんな猛者ばかりではありません
得意不得意がある人の方が大多数かと思います。

私はその一人でした。

私の1次試験の戦歴と点数をご紹介いたします。

 

☆平成28年(2016年)
この年に1次を初受験をしましたが、経済と法務が苦手で、
特に法務は本質を理解せず、ただ暗記している状態で、
応用が利かないレベルだということを痛感していました。

私の場合、サブノート作りの失敗(記事はこちら)により、
科目合格制度を活用することになり、
この年は経済、運営、法務、中小の4科目を受験するつもりでした。
しかし、絶対法務は60点いかない と感じていました。

やはり結果は法務40点ギリ足切り回避のレベルです。

 

☆平成29年(2017年)
1次試験突破をかけて、残りの4科目を受けます。
1年間勉強してきましたが、それでも法務は苦手でした。
完全なる不得意科目の筆頭です。
そんな私ですが、得意科目が1つあります。それは財務・会計

1次試験突破は、「40点未満を取らず」「総得点で240点以上」です。

悩んだ私は、こんな青写真を描きました。
ちょうど今の時期、1次試験1ヶ月前だったと思います。

財務:80点
経営:60点
法務:40点
情報:60点
合計:240点

不得意科目は守り(足切り回避)、得意科目で攻める

「得意科目に逃げた」といえばそうかもしれません。

ただ、法務で60点取れないと思っていた私としては、
考えに考え抜いた合格する可能性が最も高い方法でした。

科目ごとの難易度の変動が毎年あるため、財務が難化する
可能性は当然覚悟のうえで、

法務は基礎論点の復習を中心に行い、
足切り回避

財務は時間を多めに難しめの問題演習も繰り返し行いました。
得意科目を伸ばす

科目の難易度にも助けられ、結果として
財務:80点→80点
経営:60点→60点
法務:40点→44点
情報:60点→72点
合計:240点→256点

と奇跡的に青写真と近くなり、1次試験突破できました。
情報が青写真より高得点だったのは、平成27年、28年は情報が
とてつもなく難化しており、この年はその反動があったと
考えています。

今思えば完全なる青写真であり、博打に近い選択ではあります。
題名のとおり「戦略か?邪道か?」どちらにも転ぶ方法ですが、
こんな戦い方もあります。

この時期は追い込みの時期と冒頭書きましたが、新型コロナの影響で
他の資格試験が延期・中止が相次ぐ中、開催の不安を抱えながら
1次試験の勉強をされている皆様は、私が勉強していた時よりも
厳しい状況の中で日々勉強されておられます。

そんな中で、点数が上がらない科目がある とお悩みの方がいましたら、
得意科目が難化する可能性はもちろんありますが、
ご自分の得意科目を伸ばして点数を稼ぎ苦手科目は足切り回避を狙う
という方法もご検討いただければと思います。

1次試験の科目ごとの難易度推移はべりーの記事に詳しく書いています。
記事はこちら

苦手科目の勉強よりも得意科目の勉強の方が楽しいので、
精神的な緩和剤にもなります。

ちなみに、、、
得意科目と言っておきながら、平成30年財務は52点とおそまつな
結果でした。この年の財務は平均点49点だったので難化しており、
私自身2次試験メインで勉強していたから、、、という言い訳です。。。
結局難易度次第じゃん って話なので、得意科目という思いは
ただの妄想だったのかもしれません・・・

<本日のまとめ>
「1次試験って全科目60点取らないとダメ?」
「そんなことありません!得意不得意を活かしましょう!」

この投稿が皆様のお役に立てば幸いです。

以上、おべんと君でした。


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受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

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本日もアクセスありがとうございます。さいちゃんです。

前回に引き続き、勉強中に気になるけど、時間をかけてまで調べなさそうな話題を取り上げます。
前半では事例IIIで時々顔を見せるプラスチック加工技術を紹介します。後半では、技術を持った中小企業がどのように活躍されているか、実際の事例を見ていきます。

プラスチック加工の系統図

プラスチック加工の過去問出題実績としては、一次試験はありませんが、二次試験では過去3回取り上げられています。個人的に射出成形のイメージが強いですね。

各加工について

射出成形

射出成形は、所望の形状が得られるように設計した金型の中に、液体化したプラスチックを注入し、主に冷やして固め、金型を開いて、部品を取り出す一連の流れで部品を製作します。「射出」の意味は、注射器のように、液体のプラスチックを金型に押し出す様から名付けられているそうです。H20の事例IIIでは、金型メーカが取り上げられていました。「複数どり提案」や、「金型の仕上げ加工」のボトルネック性など、特徴的なワードが出ていましたね。

金型の設計、材料の選択、液体のプラスチックをむらなく金型に充填する経路、冷やし固める時間、金型内で固めた部品を自動的に取り出す構造等、技術的なポイントは枚挙にいとまがありませんが、技術者の腕の見せ所だと思います。一度設計が完了すれば部品の製作はほぼ自動で行えるように思えますが、温度や湿度等、環境変数によって設定を微調整する必要があるので、熟練の職人の技能が欠かせません。

射出成形の動画:
プラスチック部品ができるまで ← 一連の流れがわかります。
射出成形のアニメーション ← 英語表記ですが、機械の中身がよくわかります。
レゴブロックの作り方 ← 動画ではありませんが、あの「レゴブロック」の射出成形の流れがわかります。

 

押出成形

熱をかけて柔らかくしたプラスチックの原料を押出して、そのまま空気中や水中で冷やして固め、必要なサイズで切断していきます。主にパイプやシートなど連続的な形状をしているものの製作に用いられます。射出成形より金型もシンプルです。

押出成形の動画:
押出成形の概要 ← 一連の流れがわかります。

ブロー成形

ペットボトルやヤクルトの容器のような中空の構造を作る工程になります。金型の中に熱して流動性をもたせたプラスチックを入れ、空気の噴射(エアーブロー)によりプラスチックを膨らませることで所望の形状を得ます。3次元的に複雑な構造の成形に適した、3次元ブロー成形もあります。

ブロー成形の動画:
ブロー成形の概要 ← 一連の流れがわかります。
ペットボトルの作り方 ← ペットボトル製作の一連の流れがわかります。
3次元ブロー成形 ← 3次元ブロー成形が丁寧に説明されています。

インサート成形

射出成形を応用した技術で、プラスチックの中に金属を挿入(インサート)した構造をしています。金型の中に金属部品を装着し、プラスチックを流し込むことで金属とプラスチックを一体化させます。金属部品の数が多い場合などは、ロボットを用いた全自動型のインサート成形機を用います。H30のC社では、特徴的な経営資源として取り上げられていました。

インサート成形の動画:
インサート成形の概要 ← 一連の流れがわかります。
全自動インサート成形機 ← 数多くの金属部品を使う部品の動画です。一つ一つ金属部品を置いていく繊細なロボットの動きがいいですね。

機械加工

金属加工と同様、フライス盤や旋盤、ボール盤といった切削機械で追加工を行います。射出成形のみでもある程度の精度を得ることができますが、高精度な面や穴あけが必要な場合に、機械加工が必要になります。動画は前回の記事を参照。

 

接着/溶接加工

金属加工と同様、部品を接合させるための工程です。プラスチックは金属より融点が低いため接合の自由度が高いです。接着や溶接といった加工のほか、リベット加工などの機械的に金具で固定する加工もあります。

リベット加工の動画:
ジーンズのリベット打ち ← プラスチック製品ではないですが、ジーンズのリベット打ちの様子から加工の概要がわかりやすいです。

 

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中小企業の活躍事例

皆さんは、世界に誇る技術を有する中小企業が日本にどれだけあるか、そしてどんな企業か知っていますか?。実際に活躍されている中小企業を知りたい場合には、こちらのサイトを見ると実例がわかります。

こちらは毎年中小企業庁がまとめているもので、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者・商店街を紹介しています。経済産業大臣も寄稿してしますが、本書のまえがきにある概要は以下の通り。政府が提示する、中小企業・小規模事業者・商店街の課題とあるべき姿が透けて見える気がしませんか?

本書は、ITサービス導入経営資源の有効活用等による生産性向上積極的な海外展開インバウンド需要の取り込み、多様な人材活用円滑な事業承継など、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者を『はばたく中小企業・小規模事業者300社』として、また、地域の特性・ニーズを把握し創意工夫を凝らした取組により、地域の暮らしを支える生活基盤として商店街の活性化や地域の発展に貢献している商店街を『はばたく商店街30選』として選定し、取りまとめたものである。(ホームページ抜粋)

「はばたく中小企業・小規模事業者300社」

概要にも挙げられている通り、本書では中小企業の活躍を以下の3つの区分けでジャンル分けされており、ものづくり企業とサービス企業について書かれています。ものづくり企業については、ほぼ100%の企業が差別化された技術を持っているといっても過言ではありません。

また、生産性向上は事例III、需要獲得は事例II、担い手確保は事例Iといった形で各事例と関係性が深いと思います。

 

「はばたく商店街30選」

過去、事例IIで商店街が出たことがありますが、具体的な商店街の活動を見ることができます。私のような普段商店街の活動になじみのない方には、商店街の活動の雰囲気がわかって参考になることと思います。

さいちゃんの印象

はばたく企業・小規模事業者300社を読んでみての感想です。

1.中小企業の成功への「フレームワーク」がありそうだ。

各企業の紹介を分析していくと、中小企業庁が指し示す中小企業のあるべき姿が見えてきます。以下の図は、生産性向上事例の企業のうち、60社をランダムに抜き取って、企業の説明に使われているワードを使用回数順にパネル化したものになります。四角形の面積が大きいものほど使用頻度が高いワードになっています。

この図からわかることは、技術面のワードももちろん含まれていますが、生産性向上を成し遂げるためには、生産効率が高い新規設備を導入し、設計から生産・販売までの一貫生産で、高付加価値・短納期・低コスト・高品質の製品を生産、人材活用としては、女性や高齢者活躍の素地を作り、多能工化・自動化・標準化・情報化を図って、人手不足の解消に向けて省人化と脱属人化を図る、というストーリーが見えてきます。なんだか、事例IIIの解答に使うワードのオンパレードですね。

このように、(本当に正しいかの議論は置いておいて、)中小企業の成功のためのフレームワークが提示されており、診断士試験にも反映されていることがよくわかります。今回は概要の解説にとどめますが、次回以降より詳細な分析を行っていきたいと思います。

 

2.有効性が高い用語の、「定型化」があるようだ。

事例を解く際の型を強固なものにするために、中小企業庁が示す有効性が高いホットワードのシャワーを浴び続けることが効果的かと思います。1.でも取り上げましたが、事例企業では有効性が高い用語も定型化されています。各社の成功事例を見ますと、事例IIIの鉄板のDRINK(D:データベース化、R:リアルタイム管理、I:一元化、N:IoTを活用したネットワーク、K:定例会などのコミュニケーション共有化)といった施策がよくでてきますし、「インターネットの黎明期」とか、「手書きの礼状」とかどこかで見たようなワードが出てきます。試験の作問においてこの企業リストを参考にされているんじゃないかと訝しんでおりますが、事例企業の取り組みを示す具体的な施策を把握することは、与件に出てくる施策のイメージ化が図れるだけでなく、今後の診断士活動での参考となる良き先発事例となるはずです。ただし、試験では与件にかかれていないアイディア解答は避けるべきなので、ご注意ください。

 

3.定性的だが、「定量性が乏しい」感じがする。

各事例企業の有効的な取り組み内容がよくわかりますが、実際にどれほどの効果が上がっているか見えずらい印象です。事例IIIの解答作成方針も、より定性的に書くイメージがあったので、試験に近い感覚がありました。有効的な取り組みのアイディアの源泉として活用するとよいと思います。

 

まとめ

前回と今回で、運営管理と事例IIIに出てくる加工技術と、実際にモノづくりで活躍されている企業の事例をご紹介しました。今現在、一次試験の勉強の真っ最中の方や、二次試験対策で数多くの事例を解いている方にとっては、「ちょっと気になるけど(正直あまり興味ない方が多数かも)、調べている時間がない話題」だと思いますが、今回の記事で中小企業のものづくりのイメージ化に貢献できていれば幸いです。

以上さいちゃんでした。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 


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カワサンです。

前回、渾身シリーズとして経済成長理論を触れましたが、リクエストの中身に不足があるとのご指摘がありましたので、補論します。
その前段に、1次試験まで40日少々という時期ですから、経済学・経済政策の試験対策について少し話します。
(今日取り上げる過去問は中小企業診断協会HPから引用しています)

 

1.経済学・経済政策との向き合い方

あらためて過去問を見て思う、3つの要点。

(1)用語に惑わされるな

問題文を見ると、参考書に載ってない(もしくは注釈に書いてあるレベルの)用語を出したり、惑わそうとするリード文(「最近、○○が話題になっている」等)が出てきたり、出題者の陽動作戦が展開される場面があります。
それらは大概、衣をまとっただけの、きわめて教科書的な問いだったりします。

参考書を見ると人名がしょっちゅう出てきますが「ノーベル賞狙いで名付けたんでしょ!」と上から目線で深く追わず、何の頻出論点に絡んでいるのかを、解説から理解すべきです。
基本は頻出論点から抑えましょう(オススメ記事のpick upを後述)。

 

(2)グラフは数式系とビジュアル系

グラフ問題もさまざま。

・リード文で条件を読ませまくった後「これどうなるの?」と問うてくる数式系。リード文が長いせいで選択肢が次のページに記載。ページめくる手間&周囲のペラペラ音にイライラ。

・関数の式も与えられず「画像はイメージです」的なことしか書かれていないビジュアル系

例えばビジュアル系はこちら。

【経済学・経済政策】平成24年・第18問
下図は、2つの生産要素のみを用いて、2つの最終生産財を生産する場合を想定したものである。この図の説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 生産関数1の限界生産物は逓減している。
b 生産関数1は、規模に関する収穫逓増を示している。
c 生産関数2の限界生産物は逓増している。
d 他の条件が等しく、同じ生産量を実現しているとき、生産関数1を有する企業が生産に要する費用は、生産関数2を有する企業のそれよりも小さい。
〔解答群〕
ア aとd
イ bとc
ウ bとd
エ cとd

正解は「ア」です。

「逓増」「逓減」は普段使わない言葉ですが「逓=だんだん」と押さえておきましょう。
「だんだん増」「だんだん減」です。これで選択肢a,b,cは倒せます。

dはどうでしょう。ここは「同じ生産量」で補助線ですね。

「要素投入量」を「費用」と言い換えている点に出題者の陽動作戦を感じますが、言っていることは同じです。こういう風に、しれっと言い換えられている表現を見抜くことも大切です。

※数式系は「3.」で取り上げます

 

(3)残り日数注意!「分からない」といって深追いしない

凛々しい事いえば、理論が腹落ちした状態で解けるのが望ましい姿です。
が、試験は待ってくれません。どこまでやるべきか絞りながら、確実な得点力を伸ばし60点に届くことを目指すしかありません。
先日3chが、今時期から経営情報システムを深追いしすぎないでと言ってましたが、経済学も同じような事が言えます。

診断士試験における経営情報では、皆が解ける基本論点を確実に押さえることが重要で、広げすぎない深追いしないことが得策です。もし深追いできる余裕があるのであれば、その時間は財務会計、経営法務または中小企業経営・政策に使い、その中でも特に中小企業政策の細かな施策(過去問の後半部分)の暗記に投入する方がトータルでの点数は伸びると思います。

経済学・経済政策も全く同じです。
「幸先よく高得点取ってやる」と思うとハマりますので、1日目の他の3科目(財務・会計、企業経営理論、運営管理)の論点を抑え、平均60点越えを狙うほうが戦略として手堅いと思います。

 

2.押さえておきたい頻出論点

リクエストの解説前に、ほぼ毎年のように出る論点、直接問われなくても理解しておきたい論点を並べておきます。まずこちらを「しっかり」押さえて下さい。そうでなければ、3.を読んでも得点力には直結しません。

■マクロ経済

【渾身】経済学・経済政策のツボ ~IS・LM曲線~
・AS曲線:【経済学】 労働市場(雇用の理論)
経済:AD-AS分析のときの経済政策の効果
きちんと理解するマンデル=フレミングその1(経済学・経済政策)
・マクロ論点総合:【経済学】 4.グラフ対策part3
・とりあえずグラフ!【渾身】グラフを一気見して理解する経済学

■ミクロ経済・需要と供給(市場メカニズム)

【独学者向け】経済学解説①「費用関数」
【独学者向け】経済学解説②「消費者行動の分析」
【独学者向け】経済学解説③「余剰分析、貿易、ゲーム理論」
【経済学】 5.ミクロ経済学知識問題

■その他の論点

【独学者向け】経済解説④「時事問題」
【経済】最初の1マーク

 

ちなみに、過去の記事これだけストックありますので、皆さんが悩んでいる所のヒントがあるかもしれません。ぜひキーワード検索等も使って探してみて下さい。

 


 

3.リクエスト論点の解説

経済成長に関する理論(45度線、IS-LM、AD-AS分析は除く)の出題傾向を。

手を変え品を変え出てくる傾向ですかね。頻出論点の解法が確立出来たら、手は付けておいても損はないと思います。
反対に、ミクロ経済やマクロ経済の頻出論点の理解に苦戦してる方は、この時期にココを深追いするのは危険な香りがします。まずはグラフ見てしっかり解けるようにしましょう。

ではリクエストのあった問題です。
この問題、理屈まで腹落ちして解けた人は免除要件満たせるレベルかと。

【経済学・経済政策】平成27年・第11問
昨今、外国人労働者の受け入れの是非が議論されている。
2種類の生産要素、資本Kと労働Nを用いて、生産Yが行われる。資本と労働、そして生産との関係を、労働1単位あたりの資本と労働1単位あたりの生産との対応関係である、次の生産関数で表す。
 y=f(k)
ここでk=K/Nは資本・労働比率を、y は労働1単位あたりの生産量を表している。また、労働供給は一定率nで増加し、常に完全雇用が実現しているとする。
また人々は、所得の一定割合sを常に貯蓄するとする。
新古典派の経済成長モデルの下図を参照した上で、外国人労働者の継続的な受け入れによる労働成長率の上昇が、定常状態における資本・労働比率と労働1単位あたり生産量に与える影響に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただしk1は、定常状態の資本・労働比率を表している。
〔解答群〕
ア 資本・労働比率は上昇し、労働1単位あたり生産量は減少する。
イ 資本・労働比率は上昇し、労働1単位あたり生産量は増加する。
ウ 資本・労働比率は低下し、労働1単位あたり生産量は減少する。
エ 資本・労働比率は低下し、労働1単位あたり生産量は増加する。

(1)この問題(に限らず、経済学・経済政策の出題スタイル)が嫌らしいところ

①見慣れないグラフ
・生産関数だが捻りが入っている

②時事ネタを織り交ぜる長いリード文
・グラフと設問を見て陽動作戦と見抜きたい

③いろんな用語オンパレード
・「単位当たりの…」微積が分かる方、Δ(デルタ)で認識。分からない人「ちょっと増やす」で認識。
・「資本・労働比率」(←実は「要素投入量」でしかない)
・「完全雇用」45度線やAD-ASじゃないの!?(←と思ったら知識レベル◎)
・「新古典派の経済成長モデル」(←???でも安心してください)
・「定常状態」もはや化学?(←一呼吸おくべし)

これを前にして、冷静に解ける心を試験会場で持てるかどうか。
それが正答へ向けた最初のカギ。解法のアプローチが2個あります。

 

(2)学術的アプローチ

過去に解説がございますので、こちらを参照ください。
貯蓄率sが出てきていますので、投資I→IS曲線の定義から導出できます。

 

(3)見ながらかじりついてみるアプローチ

設問から、式に代入できるところに落書きしましょう。

生産関数」というワードで思い浮かべたいのが「収穫
私の頭には小麦畑が広がります。

今回は「一定」と「逓減」が登場していると見抜けますね。そして問いから「逓減」が論点と分かります。

さて、ここで問題を見ましょう。
「労働成長率」カッコよく書いていますが、要は労働供給率nの増加。つまりこのモデルで、Nの数値を増やしたらどうなんの?いうことですね。

ここまで来たら数学の関数の問題。
f=n(k)nが増→急な傾き→k1は左方シフト。
nが増⇒労働供給N増加→K/Nの分母(労働=N)が増加→k=K/Nより f=(k)傾きは緩やかになる→資本・労働比率(=K/ N )は低下
k=K/Nより f=(k)は減少する。⇒単位当たり生産量は減少する

正解は「ウ」

という事なんですが、深く考えてしまった方に1つの疑問。
N増えていくとき、Kの変化ってどうなるんですか?」

ここなんです。厄介なの。

だがしかし、
駄菓子菓子、

落ち着いて考えてみましょう。
N増えたらK増える条件って何だ?」

つまり「人口増えたら資本が増えるんか?」という話です。

「資本が増えるのは貯蓄率sが増加」じゃないですかァ~?

人口N増⇒貯蓄増⇒投資I増⇒資本Kが増加
(補足:投資Iが増加する要因は貯蓄の増加⇒IS曲線の導出過程より)

なんですが、でも「貯蓄」があがっても K/Nの比率って上がります???
絶対額が増えても、比率は一定ですね?
1/1だって100/100だって「1」じゃないですか。

貯蓄率が上がるから、労働Nに対して資本Kの比率が変化するのです。

この問題、新古典派経済学の「ソロー=スワン・モデル」に関係するのですが、式の理解をするとめちゃくちゃ難しいので深追い注意ですね。
この問題、やはり理屈で攻めると難しいです。

 

【参考サイト・文献】
経済学道場
マクロ経済学 第2版(伊藤元重)

 

では、また!


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おはようございます。岩塩です。今週、緊急事態宣言が全国的に解除されたことを受け、私も久しぶりに職場に出勤しました。やはり場所が変わるとON/OFFの切り替えがしやすいですね。試験まであと一カ月半、皆様の学習は計画的に進んでいるでしょうか??先日のさとまるの記事にもありましたが、現在の達成状況を確認して受験戦略の見直しを行い、学習計画の修正を考えるのも良いと思います。マイナー論点にハマって、重要論点の学習が手薄になっていませんか??頻出論点は確実に得点できるように調整していきましょう。

 

さて、本日は株式会社の機関設計の話題です。経営法務はとにかく覚えることが多くて大変ですよね。私も法務は苦手科目で、日々どんどん増える暗記カードを見ては気が遠くなっていました。どうにか効率的に覚えたいと思っていたところ、株式会社の機関設計についてとても便利な覚え方を見つけて活用していたので紹介します。

 

<根拠条文>

せっかくなので、まずは株式会社の機関設計に関する根拠条文を確認してみましょう。下記のようになっています。

  • 株主総会は、この法律(会社法)に規定する事項及び株式会社の組織、運営、管理その他株式会社に関する一切の事項について決議をすることができる。
  • 株式会社には、一人又は二人以上の取締役を置かなければならない。
  • 株式会社は、定款の定めによって、取締役会会計参与監査役監査役会会計監査人監査等委員会又は指名委員会等を置くことができる。
  • 次に掲げる株式会社は、取締役会を置かなければならない
    公開会社
    監査役会設置会社
    監査等委員会設置会社
    指名委員会等設置会社
  • 取締役会設置会社(監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社を除く。)は、監査役を置かなければならない。ただし、公開会社でない会計参与設置会社については、この限りでない。
  • 会計監査人設置会社(監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社を除く。)は、監査役を置かなければならない。
  • 監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社は、監査役を置いてはならない。
  • 監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社は、会計監査人を置かなければならない。
  • 指名委員会等設置会社は、監査等委員会を置いてはならない。
  • 大会社(公開会社でないもの、監査等委員会設置会社及び指名委員会等設置会社を除く。)は、監査役会及び会計監査人を置かなければならない。
  • 公開会社でない大会社は、会計監査人を置かなければならない。

    (条項号略)

ずらずら書きましたが、それぞれを読んでしっくり来るでしょうか? 文章での理解が得意な方は大丈夫だと思いますが、字面だけではなかなか読みづらいものがありますね。しかしながら、悩むことがあればこの原点に立ち返るのがよいと思います。

 

<機関設計まとめ表>

診断士のテキストでは、次のような表の形で掲載されていることが多いと思います。

(スタディングを参考に作成)

このくらいまとまっていると、暗記が得意な方はパッと覚えられるかもしれません。しかし、やはりちょっと情報量が多い感じがします。

 

<図で覚える機関設計>

そこで、株式会社の機関設計を図で覚える方法です。※商学系の方が書かれていたブログの2009年頃の記事にから引用させていただきます。(Yahoo!ブログが2019年12月15日でサービスを終了してしまったようで、今は見られなくなっています。)

■図の特徴

(引用元:https://blogs.yahoo.co.jp/ tatsurou801185/27838673.htmlを参考に作成)

 

この図は、会社設計のパターンを示したものです。

この図の特徴は・・・

①下から、

  • 株主総会
  • 経営層(取締役、取締役会)
  • 内部監査機関(監査役、監査役会、委員会)
  • 外部監査機関(会計監査人)

となっています。

②左から右へ行くほど機関が組織化します。

  • 取締役取締役会
  • 監査役監査役会委員会

※委員会は1つのノードにしていますが、監査等委員会と指名委員会等を同時に設置することはできないため、どちらかを選択する形になります。

 

■図の使い方

 

(引用元:同上)

この図の使い方は・・・

  • 通れるルートが矢印で示されています。
  • 必ず「株主総会」からスタートします。
  • 上にだけ進めます。(下には戻れません)
  • のルートを選ぶほどより適正な会社経営を確保します。
  • 四角囲みの機関で機関設計を終了することができます
  • 丸囲みの機関では機関設計を終了させることはできず、必ず次のポイントに進まないといけません

【例1】
株主総会取締役 と進んだ場合
機関設計を終了してOKです
株主総会と取締役がいる株式会社が設計されました。

【例2】
株主総会取締役会 と進んだ場合
これだけでは終われません
監査役、監査役会、委員会のうちどれかに進まなければいけません。委員会を選んだ場合は、必ず会計監査役まで進まなければいけません。

まずは以上の基本的な使い方をご確認ください。

これだけ!と言いたいところですが、会社の規模や株式の公開/非公開によって、制約条件が変わってきますので、以下でそれを書き加えていきます。

 

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■制約条件

(引用元:同上)

 

①大会社
必ず会計監査人まで到達(設置)しないといけません。

②大会社かつ公開会社
監査役から会計監査人には進めません。(監査役会 or 委員会を経由する必要あり)

③公開会社
必ず取締役会を通過しなければいけません

④非大会社かつ非公開会社
取締役会から会計参与に進む裏ルートが使えます。

⑤全ての株式会社
会計参与全てのパターンで自由に設置できます。

 

以上、図の説明でした。機関設計ゲームという感じですね。図はノートや紙に何回か書いてみると結構すぐに覚えられますよ。この図を見ながら条文や表を見ると、それぞれの項目が1つの図でカバーできていることがわかると思います。

 

では、過去問を見てみましょう。

 

【法務 H24 第18問】
会社法では、機関の設計が柔軟化され監査役を設置しない株式会社も認められる。監査役の設置に関連した説明として最も適切なものはどれか。

〔解答群〕
(ア) 株式会社が委員会設置会社の場合は、監査役を設置することはできない。
(イ) 株式会社が、公開会社でも会計監査人設置会社でもない場合は、監査役を設置することはできない。
(ウ) 株式会社が、大会社でも委員会設置会社でもない場合は、監査役の設置は任意となる。
(エ) 株式会社が、大会社でも公開会社でもない場合は、監査役の設置は任意となる。

正解は(ア)です

(ア)委員会を通るルートは、監査役通れません。ですのでこれが正解です。
(イ)非公開会社会計監査人がいない場合でも監査役を設置することはできます
(ウ)公開会社の場合は、取締役会では止まれないので、監査役監査役会に進まないといけません。
(エ)株主総会取締役と進んだ場合や、株主総会取締役会会計参与と進んだ場合は、監査役設置しなくてもよいですが、株主総会取締役会と進んで会計参与を設置しない場合は、監査役監査役会設置しないといけません

 

もう一問。

【法務 H19 第4問】
A、B、C、Dの4人は、4人で共同して、株式会社を設立することを予定しており、4人が役員となるとの前提で設立する会社の機関設計について検討している。このときの4人の会話から結論づけられる株式会社の機関設計として最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、( Ⅰ )から( Ⅳ )には、それぞれ株式会社の異なる機関名が入るが、解答する必要はない。A :
「4人とも( Ⅰ )になることでどうだろうか。」
B : 「それでは、会社の会計責任者が誰なのか、対外的にはっきりしなくなってしまうから、今回は適当でないと思う。Dは税理士でもあるのだから、Dに( Ⅱ )か( Ⅲ )になってもらった方がよいのではないか。」
A、B、C :
「もっともだ。」
C : 「そうすると、Dは、( Ⅱ )でも( Ⅲ )でも、どちらでもよいのかい。」
D :
「いや。私が( Ⅱ )となって、A、B、Cの3人が( Ⅰ )ということになると、大会社となったときに改めて( Ⅲ )を設置しなければならない。それを避けて、( Ⅰ )を2人として、1人が( Ⅱ )となるとすると、今度は( Ⅳ )を設置できなくなって、結局、後で、( Ⅰ )を1人以上増やして( Ⅳ )を設置しなければならなくなるから、やはり面倒だ。最初から( Ⅳ )も設置して、私が( Ⅲ )になる方がよい。」
A、B、C : 「では、そうしよう。」
【解答群】
(ア) 取締役及び会計参与が設置されている会社
(イ) 取締役及び監査役が設置されている会社
(ウ) 取締役、取締役会及び会計参与が設置されている会社
(エ) 取締役、取締役会及び監査役が設置されている会社

正解は(エ)です

(Ⅰ)取締役
株式会社には少なくとも、株主総会取締役が必要です。そのため4人全員が取締役というパターンがあります。

(Ⅱ)会計参与
(Ⅲ)監査役
会計責任者として考えられるのは、会計監査人会計参与監査役です。Dは税理士のため会計監査人にはなれないので、会計参与監査役になります。大会社になったら必ず会計監査人まで到達しなければいけないので、その前に監査役監査役会を通る必要があります。よって(Ⅲ)が監査役、(Ⅱ)が会計参与となります。(会計監査人になれるのは公認会計士か監査法人です)

(Ⅳ)取締役会
取締役3人以上いないと取締役会は設置できません。(なお、この会社が非公開会社の場合は取締役会の設置は任意です。)

 

(機関設計の問題を解く前提として、各機関の特徴もしっかり覚えておかないといけないですね)

 

最近の経営法務はかなり細かい論点まで問われているので、機関設計はこの図でサクッと片付け、他の論点の学習に時間をかけていきましょう。

 

※引用元の著者の方には、この場を借りて御礼を申し上げますm(__)m

 

 

おまけ

十分に理解さている方には蛇足ですが、「大会社」というのは会社法上の概念で、以下のいずれかの要件を充たす株式会社をいいます。

資本金として計上した額が5億円以上
負債として計上した額の合計額が200億円以上

 

また、「中小法人等」という言葉も出てきますが、これは法人税法のお話になります。

① 普通法人のうち、資本金の額もしくは出資金の額1億円以下であるもの(大法人との間に大法人による完全支配関係がある普通法人または複数の完全支配関係がある大法人に発行済株式等の全部を保有されている法人を除く)または資本もしくは出資を有しないもの(相互会社を除く)
② 公益法人等または協同組合等
③ 人格のない社団等

 

この辺は、中小企業基本法の定義(資本金、従業員数)とは異なりますので、根拠法と併せてご確認ください。

 

以上、岩塩でしたm(__)m

 


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代々の合格者が
勉強のコツ
診断士としての活動の様子
などを書き綴っています。

受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に
少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

おはようございます。岩塩です。一次試験まで2カ月を切りましたね。初学者の方は過去問には取り組み始めていますか??昨年の私は6/1からTAC過去問集に着手し、約2か月間は過去問を使った鶏ガラ学習法を行っていましたよ。まだインプット学習を続けている方は、早めに過去問学習を始めましょう!

※鶏ガラ学習法:正しい選択肢を選べたことに満足することなく、設問文・選択肢・解説まで使い倒す学習法。詳しくは初代ハカセの記事で!

さて、本日は統計学(前回記事)の続編として、回帰と、機械学習を少しを取り上げてみたいと思います。経営情報システムの第20問以降に登場する、後回し推奨な論点ですが、覚えていれば解ける内容も多いので、気になる方はご覧ください。

 

<回帰>

早速ですが、過去問です。

【H29 情報 第24問】

ある企業では、ここ数年の月当たり販売促進費とその月の売上高を整理したところ、下図のような関係が観察された。 販売促進費と売上高の関係式を求めるための分析手法として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア 因子分析
イ 回帰分析
ウ クラスター分析
エ コンジョイント分析

直球の出題ですが、正解は(イ)の回帰分析です。

この問題では、分析手法の名前が問われただけでしたが、回帰分析について少し深堀りをしてみます。

 

■単回帰

なんとなく、上記のような線が引けそうですよね。販売促進費をx、売上高をyとしてざっくり見積もると、

y=9x・・・①

という直線になりそうです。この式がわかれば、販売促進費から売上高が予測できます。例えば販売促進費を40万円かければ、売上高は360万円くらいになりそうですね。これが回帰分析の基本的な考え方です。

xを説明変数(独立変数)、yを目的変数といいます。このxとyのセットから式を作ることをモデリングといいます。できたy = 9xが回帰モデルです。

①のように説明変数が1つの場合を単回帰分析といいます。

 

■重回帰

回帰分析では、回帰モデルをうまく作ることが重要です。よいモデルが作れない場合は、精度の高い予測ができません。この問題では、説明変数は販売促進費だけですが、販売促進費だけではうまくモデルが作れない場合もあります。そういう時は、他の説明変数も組み合わせて考えると、よいモデルが作れるかもしれません。例えば以下のような式です。

y = 8x1 + 2x2 + 20・・・②

(y:売上高、x1:販売促進費、x2:広告宣伝費)

販売促進費に加えて、広告宣伝費も説明変数としてみました。販売促進費40万円、広告宣伝費10万円をかければ360万円の売上が上がりそうだな~ということが予測できます。①のように図で説明できるとよいのですが、説明変数が2つ以上になると、二次元のグラフで表せないので、イメージがしにくくなります… (説明変数が2つの場合は、三次元でなんとか表せますが、3つ以上になるともはや認識できません)

②のように2つ以上の場合を重回帰分析といいます。

 

■回帰モデルを作る手法

モデルを作るには、xとyの組み合わせを何個か用意して、Excelなどに入力すると、あれやこれやして作ってくれます。彼らは最小二乗法というテクニックで係数を決めていきます。これは、モデル式と各データとの間の距離(下図の青い矢印)を二乗した合計が最小になるようなモデル式を作るやり方です。説明変数が2つ以上の場合や、曲線の場合などもこの方法でモデルを作っていきます。

 

■回帰モデルの精度

さて、よいモデルってどういうものでしょうか? 

①のグラフでいうと、それぞれの点が赤い直線に近い方がよさそうな気がしますよね。今は、けっこう近いけど完全には直線の上に載っていませんね。理論値(直線上の点)と実測値(点)にはずれが生じています。現実的には大体の場合はそうなります。あとは程度の問題です。

左の図だと、販売促進費から売上高は予測できそうですが、右の図だと、販売促進費から売上高を予測するのはあまり意味がなさそうに思えます。 (先輩から「それ、相関あるって言えんの?」と言われちゃいそうです・・)

そこで、回帰モデルの精度(理論値と実測値のずれ具合)を示す指標というものがあります。

  • 重相関係数:理論値と実測値との間の相関係数です。0~1の値になります。1に近づくほど理論値と実測値が近くなって精度が高いといえます。
  • 決定係数:(理論値の偏差平方和)÷(実測値の偏差平方和)です。重相関係数を二乗することでも計算できます。

ややこしくなってきましたが、回帰モデルの精度と言われたら、この辺の指標を使うんだな~とお考え下さい。(先ほどの先輩にも、決定係数を伝えて説明するとよいと思います) どちらの指標も、大きい方が精度が高い言えます。上のグラフでは、左のほうが決定係数が大きくなります。ちなみに、説明変数を増やせば、これらの値は大きくなります

 

■自由度調整

ここからは少し細かい話になります。決定係数が高い=回帰モデルの精度が高い なので、決定係数が高いことを基本的には良いことです。ただし、決定係数を高めるために説明変数を増やしすぎるのはよろしくないです。説明変数を増やすことはいわばズル行為のようなものなのです。説明が難しいですが、PCを自分流に色々カスタマイズすると、自分にとってはすごく使いやすくなりますけど、他の人が使おうとするとすごく使いにくくてダメなPCになってしまうようなものです。回帰モデルも説明変数をたくさん使ってカスタマイズしすぎると、今あるデータにはよく合う回帰モデルができるのですが、他のデータを持ってきたときに使えない回帰モデルになってしまいます。これを過学習(オーバーフィッティング)といったりします

そこで、説明変数を増やした分だけ罰(ペナルティ)を与える自由度調整という処罰が行われます。

「キミ、決定係数、高いね。あれ?でも説明変数が多いな・・。その分、減点ね。」

こんな感じで決定係数が減点されます。減点後の決定係数を自由度調整済み決定係数といいます。状況によってはマイナスになったりします。ただし、データ数が多ければ、大きく減点はされません。すなわち、減点のされ具合は、説明変数の数と、データ数で決まります。(だから「自由度」調整という言い方をします) 共用のPCを自分勝手にあれこれカスタマイズするのはよくないですが、他の人と相談してみんなが使いやすいようなカスタマイズならばOKという感じです。

このことに関連して、いくつかの説明変数を合体して説明変数の数を少なくする主成分分析という手法もありますよ。

 

【H24 情報 第24問】

あるコンビニエンスストアチェーンの調査部では、各店舗の売上高を、半径1 km圏内の大学などの重要拠点数と地域人口で説明する重回帰モデルで分析している。 これに関連する記述として最も適切なものはどれか。

〔解答群〕
ア 重相関係数が負の値をとることはない。
イ 自由度調整を行っても、決定係数が負になることはない。
ウ 自由度調整を行うのは、パラメータの数に比べてデータの数が相対的に多い回帰式で、見かけ上の決定係数が高くなるからである。
エ 独立変数が2つなので、最小二乗法は使えない。

正解は(ア)です 

 
記事の途中ですが・・・
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<機械学習>

上の過去問で、「クラスター分析」という選択肢が出てきたので、機械学習についても少しだけ触れてみたいと思います。

機械学習は、コンピュータにデータを読み込ませて、色々な手法(アルゴリズム)に基づいて分析させる手法のことです。大きくは、「教師あり学習」と「教師なし学習」があります。

 

■教師あり学習

問題と正解のセット(教師データ)を、コンピュータに学習させます。そうすると、コンピュータが答えの出し方(アルゴリズム)を学習し、問題だけを入力した時に正解を出せるようになります。上で紹介した「回帰」も教師あり学習で使われます。他にも「分類」という手法があります。これは、例えば過去の顧客に関する情報と、ある商品を購入した orしなかった のセットを学習させ、新たな顧客がその商品を購入するかどうかを予測する、というようなものです。出力結果は「購入する」「購入しない」のような”クラス”に分類されます。顧客が購入するかどうかを事前に予測することができるので、効率的に営業活動ができますね。

 

■教師なし学習

データの特徴や傾向を学習させて、特徴によってグループ分けできるようにします。これがクラスター分析です。グループ分けすると何がよいかというと、例えば顧客の細分化(セグメンテーション)ができ、ターゲットを絞ったマーケティングができるようになります。

[階層型クラスタリング]

似ているもの同士を同じクラスタに、似てないものを別のクラスタにグルーピングします。トーナメント表のような図(デンドログラム)を作ります。

 

[非階層型クラスタリング]

あらかじめいくつのクラスターに分けるのかを決め、決めた数の塊にサンプルを分割します。

こんな図が出てきたら、教師なし学習だな~とお考え下さい。

 

**********

 

以上、過去2回にわたり統計関連の話題を書かせていただきました。多くのデータを扱う統計学はますます重要になってくると思うので、試験でも引き続き出題される可能性があると思います。重箱の隅をつつくような論点かもしれませんが、深入りしない程度に勉強してみてください。

私は仕事でマテリアルズインフォマティクスを少しやっているので、引き続き勉強をしています

※過去の実験データ、シミュレーションデータなどを統計的に活用して材料開発を行う取り組み  

 

おまけ

経営情報システムは、ITに疎い人にとっては知らない用語や略語が多くて辛いですよね。私も以前は、職場の隣の席のおじさんが「私の頭は揮発性メモリですから・・w」なんて冗談を言ってきても、うまい返しができませんでした。 オン春でも紹介しましたが、私は、「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 というWebサイトを参考にしていました。過去問を解いていて、珍紛漢紛な内容が出てきた時に、こちらのサイトで検索すると、IT用語をざっくり説明してくれているので便利ですよ。

経営情報システムに関しては、おべんと君の単語帳3chの 略語リストCKの語呂合わせも参考にしてください!

引き続き応援しています! 以上、岩塩でした。

 

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皆さま、こんにちは。ぴ。です。過去記事はコチラ。

本日は、財務会計の原価計算の内容です。

原価計算の領域は、毎年1~2問、多いときは3問出題されます。

具体的には、原価の分類の問題、個別原価計算と総合原価計算に関するオーソドックスな問題、標準原価計算の差異分析の問題が多く見られます。

(※R1の材料消費価格差異の問題は、標準原価でなく実際原価計算の予定価格法ですが、差異分析の解きかたは一緒なので便宜上標準原価の領域にしています。)

直前期に入りましたので、特にご自身がちょっと苦手かも・・・と思う領域を強化しておきましょう。

原価計算のオススメ記事をご紹介します。

【渾身!論点シリーズ】財務会計/総合原価計算

【渾身】財務会計 原価計算ブラザーズの計算問題を攻略せよ!

標準原価計算(予定原価計算)

11代目Tomatsuの個人ブログでも原価計算が体系的に分かりやすく紹介されています。以下のような体系図が盛りだくさんです。

本試験までまだ時間はありますっ今苦手なかたも本試験までにどの領域が出ても対応できるようにしておきましょう。


今回は「原価の分類」について、過去問で出題された論点をまとめてみましたので、一緒に確認していけたらと思います。

余談ですが、私は、先ず初めに原価計算の問題から取り組み、次に経営指標値計算の問題を解くという順番を決めていました。原価計算と経営指標値計算は、オーソドックスな問題が2問~3問ずつ出題され、慎重に時間をかければ正解できる可能性が高いためです。相対的にファイナンスの問題に自信がなかったこともありますが・・・。

財務会計は60分という短い時間との闘いでもあります。初めに原価計算と経営指標計算で4~5問ゲットしておくと、残りの問題も落ち着いて取り組むことができます。

いつも時間が足りないと思われているかた。もしよろしければ、実際に60分で過去問学習をされる際など、原価計算から解くことを試してみてはいかがでしょうか。

それでは本日の記事をスタートします。宜しくお願いします。

原価の分類


原価には色んな分類がありますよね。工業簿記では、原価とは通常、製造原価のことを言いますが、その他の分類についても過去出題が見られるので確認していきましょう。

■総原価の分類

先ず、総原価の3つの分類。

例えば、簿記2級では試験対策上、どの場所で発生したかで判断していました。

1.製造原価工場で、製造のために発生する費用

2.販売費営業所で、製品販売のために発生する費用

3.一般管理費:本社で、企業全般の管理のために発生する費用

販売費と一般管理費をまとめて「営業費」と呼ぶこともあります。

※非原価項目

一方で、製造原価、販売費、一般管理費以外の費用を「非原価項目」といいます。非原価という名の通り、製品の原価の計算には含めてはならない、原価に非(あら)ざる項目です

原価計算基準には以下の4項目が記載され、更に具体的な項目がありますが、全て覚える必要はありません。(参照元:WIKIBOOKS)

(1)経営目的に関連しない価値の減少

支払利息、工場で未稼働設備の減価償却費

(2)異常な状態を原因とする価値の減少

⇒とにかく異常なもの

(3)税法上とくに認められている損金算入項目

⇒試験での出題可能性低いのでスルー

(4)その他の利益剰余金に課する項目

⇒法人税などの税金、配当金などの純資産で動くもの

これだけチェックしておけば、万が一出た場合でも十分です。

■製造原価の分類

次に、製造原価の3つの分類。それぞれの原価計算の領域に関わってくる大事な分類です。

大きく分けると「形態別」、「製品との関連別」、「操業度との関連別」の3つに分類できます。

(1)形態別分類

財務会計における費用の発生を基礎とし、どのようなものに対して支払った費用なのか?で分類します。

製造原価の分類の中でも基本的な分類です。

1.材料費

2.労務費

(注)製造に関わらない、営業マンの給与は販売費、本社の事務職員などの給与は一般管理費です。

3.経費

直接経費は「外注加工賃」と「特許権使用料」など限られたものしか無く、差異分析しても改善の余地が少ないです。そのため、直接経費の差異分析は問われないんですね。

(2)製品との関連における分類

製品に対して跡付けできるか?で分類します。

上図の赤枠の「直接〇〇費に何があるのか」を先ず覚えて、それ以外は間接費と区別しておきましょう。

1.製造直接費

消費した原価が製品に個別・直接的に計算できるもの。

2.製造間接費

消費した原価が各製品に共通的に発生するもの。

形態別分類と製品との関連別分類をまとめると以下の表になります。

製造原価の分類が出題されたら、問題用紙の余白にサッと書けるようにしておくと解きやすいです。

※直接材料費以外を、まとめて「加工費」といいます。

製造原価の分類による原価計算の問題に紐づくポイント

・個別原価計算は、「製造間接費」の配賦がポイントです。

・総合原価計算は、「直接材料費」と「加工費」に分類して計算することがポイントです。

・標準原価計算は、「直接材料費」と「直接労務費」と「製造間接費」の原価差異がポイントです。

(3)操業度との関連における分類

1.変動費

工場の操業度の増減に比例的に増減する原価

2.固定費

工場の操業度の増減に無関係に発生する原価

実務的には、発生するコストの多くは操業度との関係が不明確なので、各勘定科目ごとに半ば強引に固定費と変動費のどっちかに分類してしまいます。この方法を勘定科目法といって、例えば中小企業庁の「中小企業の原価指標」を参考に分類したりします。(参照元:中小企業庁

2次試験のCVP分析ではその他、高低点法による固変分解が出題(H15とH19)されていますので、機会があればまたご紹介したいと思います。

ちょっとブレイク

原価計算の目的は、財務諸表を作成するだけでなく、販売価格を決める上で目標原価を考えたり、経営の意思決定に役立てるものでもあります。

駄菓子菓子・・・だがしかし、(カワサンごめん、どうしても使いたかったっ)

世の中には物の価値よりも原価が高い物が存在したりしますね。例えば、1円玉の原価はいくらでしょうか。

調べてみると、造幣局では正式な原価を発表していないのですが、1円の原価は約3円とか言われています。

もしそうだとすると1円玉は作れば作るほど赤字になってしまいます。

キャッシュレス化が進む日本ですが、先進国と比べるとまだまだ遅れているようです。

このような原価を削減するためにも更にキャッシュレス化を加速させてほしいですね。

■過去問で確認しよう

〇H27第6問 原価の目的・分類

×ア:総原価は、製造原価、販売費、一般管理費の合計なので誤りです。

×イ:原価計算は財務諸表の作成だけではなく、原価管理や利益管理、経営判断などその他の目的にも使うことができますので誤りです。

×ウ:製造業のみならず、非製造業でも当然に必要とされる計算手続きですので誤りです。

〇エ:材料費、労務費、経費は形態別分類と言われ、費用の発生を基礎とする分類です。

〇H24第第6問 原価の分類、非原価項目

×ア:支払利息は営業外費用に計上されるので誤りです。原価計算基準では経営目的に関連しない価値の減少として非原価項目とされています。

×イ:任意積立金繰入額は費用でなく、純資産で動くため誤りです。原価計算基準ではその他の利益剰余金に課する項目として非原価項目とされています。

〇ウ:製造部門で働く従業員の福利厚生費は経費に該当し製造原価に含みます。

×エ:臨時多額の退職手当は異常なものなので誤りです。原価計算基準では異常な状態を原因とする価値の減少として非原価項目とされています。その他、固定資産売却損や除却損などが該当します。

〇H29第10問 製造原価の分類

×ア:直接工賃金であっても、間接作業時間や手待ち時間は間接労務費ですので誤りです。直接工賃金且つ直接作業時間の場合のみが直接労務費です。

×イ:経費は、製造原価のうち材料費・労務費以外の費用のため誤りです。なお、本社建物や営業車両の減価償却費は販売費一般管理費に含みますが、ここでは製造原価の形態別分類が論点ですので、製造に直接関わる機械設備等の減価償却にあたるため間接経費となります。

〇ウ:製品に直接関連するものを直接費、製品に直接関連せず共通的に発生するものを間接費といいます。

×エ:加工費は、直接材料費以外の原価要素をいうため誤りです。

〇H25第9問 製造原価の分類、労務費、経費

〇正解イ

aは直接経費、bは間接労務費、cは間接労務費、dは費用ではなく負債、eは割増賃金も賃金に含むため労務費です。

dの判断が難しいですが、aが経費と瞬殺で判断できるため、アかイに絞れます。bの雑給は労務費と分かるため、消去法でイを選ぶことができますね。

おまけ(労務費の計算)


私は、原価の基本分類の中で、労務費(賃金)の計算が苦手でした。もしかしたら同じような悩みのかたがいらっしゃるかも?と思いましたのでご紹介してみます。

■賃金の支払と消費

原価計算で仕訳の問題は出ないですが、賃金の支払と消費のポイントだけ確認しておきましょう。

当月賃金消費額=当月賃金支払額+当月末未払額-※前月末未払額

※前月末未払は、当月の月初未払と同じ意味です。

労務費(賃金)の計算は、給与計算期間(支払額)と原価計算期間(消費額)のズレによる未払の調整がポイントです。

(例)給与計算期間は20日締めの25日払い。原価計算期間は月初・月末。

当月の賃金支払額が5,000円で、前月末の未払額が400円、当月末の未払額500円だった場合の当月の賃金消費額(労務費)はいくらでしょうか?

先ほどの計算式を以下のように変形させて覚えたほうが分かりやすいです。

当月賃金支払額+当月末未払額=※前月末未払額+当月賃金消費額
下図の2本の横棒のように、当月支払と当月末未払をセットに、前月末未払と当月賃金消費をセットにして覚えます。

計算は、上図のようなBOXを書き、左側に当月支払と月末未払のセットを入れ、右側に前月末未払と当月消費のセットを入れて計算します。

すると、左側と右側の差額で当月賃金消費額(労務費)は5,100円となります。

■過去問で確認しよう。

H20年第10問でこのような出題がありました。

上記で紹介した月次の消費額の計算ではなく年次の計算ですが、同じBOX図で算出することができます。

左側、当期支払額11,100千円とセットなのは当期末未払額2,500千円です。

右側、前期末(期首)未払額3,600千円とセットなのは当期消費額でした。

よって差額でAは10,000千円です。

労務費の計算の問題は頻出ではないですが、万が一出たときに上記の計算を思い出して頂けたら幸いです。

今回は以上となります。お読みいただきありがとうございます。
ぴ。でした。


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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

(過去記事はこちら

 

昨日のべりーの記事でもありましたが、最近当サイトに新規で訪問して下さる方が増えているようです。ありがとうございます。

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受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

 

 

さてさて、おととい5月8日は、中小企業診断士試験の申込期限でしたね。

専用の払込用紙を握りしめて郵便局まで振り込みをしに行った皆様、お疲れ様でした。

さぁ、申し込んだからにはあと2ヶ月、腹をくくって勉強しましょう。

私自身、昨年の5月に10代目かわともさんの記事を読んで「うん、3ヶ月死ぬ気で勉強しよう!」と鵜呑みにした 腹をくくった結果、運よく合格することができました。

今年に関してはあと2ヶ月です。泣いても笑ってもあと2ヶ月。やってやりましょう。天は自ら助くる者を助く。

 

 

本日は【渾身】有形固定資産の一生からみる財務会計(後編)と題して、(前編)に続いて有形固定資産に絡む論点を確認していきたいと思います。

前編はこちら

 

その前に、ざっくり前編の振り返りを。

前編では、長期借入金を借り入れて10,000,000円の機械を買いました。

期初に購入し、即事業に使用し、メンテナンスしたりしながら使用しております。

 

前編で

1.購入の検討

2.有形固定資産の購入

3.有形固定資産の使用と修理

をみてきましたので、今回は

4.決算処理

5.処分(除却・売却)

をみていきたいと思います。

 

 

4.決算処理

さて、新しい機械を導入して、初めての決算期が来ました。

この機械の減価償却費を計上し、長期借入金を一部返済しましょう。

 

◆減価償却◆

ここでは定額法で考えます。

ご存知の方も多いと思いますが、「こういう機械なら耐用年数は10年」というように、減価償却の計算に用いる耐用年数はちゃんとルールが決まっています。

ここでは、耐用年数10年、残存価額0円、期初に取得したものとします。

今期の減価償却費は

(10,000,000-0)÷10=1,000,000 円となります。

 

【仕訳】  (単位:千円)

減価償却費   1,000 減価償却累計額  1,000

 

※間接法を使っています。

 

減価償却については、10代目そーやさんの記事もおもしろくてためになります。

減価償却がちょっとだけ好きになるお話 by10代目そーや

 

減価償却費の計上だけだと簡単なのですが、試験問題では他の要素との組み合わせて聞かれることが多い
です。
令和元年度の第2問は圧縮記帳とのコンボ問題、同じく令和元年度の第8問は繰延税金資産とのコンボ問題でした。

↓令和元年度 第2問

(出典:中小企業診断協会ホームページ、以下同じ)

圧縮記帳は「補助金=圧縮損の金額」、「減価償却は圧縮後の(減額された)固定資産価額で計算する」の2点を覚えておけば、試験対策上は問題ないと思います。

正解は

 

↓令和元年度 第8問

決算にあたり計上した減価償却費:(1,200-0)÷4=300千円。

税法上の計算に従った減価償却費:(1,200-0)÷6=200千円。

税法上の計算の方が費用が減る⇒利益が増える⇒今期の税金が多くとられる⇒その代わり将来の税金が軽減される ということで、繰延税金「資産」になります。

また、金額は税率が30%なので(300-200)×30%=30千円となります。

よって、正解は

 

他にも、平成25年度の事例Ⅳで200%定率法が出題されたりと、たかが減価償却、されど減価償却、軽視できない論点であります。

パニック回避のため、簡単な問題でもボックス図を書いて整理するなど、取り組み方を決めて確実に得点できるようにしましょう。

 

 

◆借入金の返済と利息の支払い◆

新規機械導入のために銀行から借りた1,000万円は、毎年期末に利息を支払い、200万円ずつ返済するものとします。

まず、利息の支払いです。

仮に利率を1%とすると、支払利息は

10,000,000×1%=100,000円となります。

 

【仕訳】 (単位:千円)

支払利息    100 現金  100

 

ちなみに、支払利息は(借入金残高)×(利率)で計算するので、毎年返済していけば、徐々に利息が少なくなっていきます。

 

 

次に、借入金の返済です。200万円返済しましょう。

 

【仕訳】(単位:千円)

長期借入金   2,000 現金  2,000

 

 

 

【P/L,B/S,C/Fの動き】

P/L減価償却費という費用(売上原価)を計上し、支払利息という費用(営業外)を計上します。

なお、新規機械導入の効果が出ていれば、売上高は導入前と比較して増加しているはずです。

 

B/S:左側は、減価償却により、有形固定資産が減ります(厳密には減価償却累計額=資産の控除が増えます)。

また、借入金返済利息の支払いにより、現金が減ります

右側は、借入金返済により固定負債が減ります

また、減価償却費と支払利息は費用なので、P/Lを通って純資産(当期純利益)に影響します(理屈ではその分純資産が減ります)。

 

C/F:新規機械導入の効果が出ていれば、営業CFは増えているはずです。

利息の支払により、営業CFマイナス方向に動きます。(支払利息は営業CFです!)

借入金返済により、財務CFマイナス方向に動きます。

 

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5.処分(除却、売却)

この機械を5年間使ったところで、もっと良い性能の機械が出たため、買い替えることにしました。

捨てるのももったいないので引き取り先を探したところ、知り合いの社長さんが400万円で買ってくれるというので、売ることにしました。

売却や除却など、有形固定資産を処分する際は、「それって財務上、得するの? 損するの?」ということを考える必要があります。

帳簿上の簿価(取得価額―その時点までの減価償却費)と実際の売却価格を比べて、売却価格の方が高ければ「得する=売却益が出る」と考えるわけですね。

この場合、まず当該装置の帳簿価額は

10,000,000-(10,000,000-0)÷10×5=5,000,000円です。

 

買い取り価格は4,000,000円なので、

5,000,000-4,000,000=1,000,000円の損が出ます。

 

【仕訳】

減価償却累計額     5,000,000 機械装置    10,000,000
現金             4,000,000
固定資産売却損     1,000,000

 

蛇足ですが、機械を除却する際の撤去工事費用なんかも「固定資産除却損」として計上します。

 

なお、固定資産の売却に関しては平成30年度の第2問でばっちり出題されています。

→正解は

 

【P/L,B/S,C/Fの動き】

P/L固定資産売却損という費用を計上します(特別損失になります)。

 

B/S:右側は、機械の売却により、有形固定資産が減ります

売却時に現金を受け取っているので、流動資産が増えます

左側は、固定資産売却損は費用なので、P/Lを通って純資産(当期純利益)に影響します(理屈ではその分純資産が減ります)。

 

C/F有形固定資産の売却により、投資CFプラス方向に動きます。

 

 

ということで、最後に、この過去問を解いてみましょう。

 

【令和元年度 第12問】

ここまでの内容が理解できていれば、解けるはず!

キャッシュフローとB/S、二つの切り口から聞かれていますが、一つずつ整理していけば難しくありません。

まず、キャッシュフローです。

「有形固定資産を売却してキャッシュを得た」、これは投資活動によるキャッシュフローです。キャッシュが増えたので、プラスです。

「キャッシュを使って長期借入金を返済した」、これは財務活動によるキャッシュフローです。キャッシュが減ったので、マイナスです。

 

一方、B/Sでは①固定資産が減り、現金(流動資産)が増える ②現金(流動資産)が減り、長期借入金(固定負債)が減るという二段階の動きがあり、結果的に固定資産と固定負債が同じだけ減ってバランスしています。

そのため、流動比率には変化がなく自己資本比率は上がります

 

以上より、が正解となります。

いかがでしたか?

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

(渾身シリーズがこんなに大変だったとは……。二度と書けないかも)

 

 

最後に、少し気が早い話ですが、本番に向けた体調管理も、そろそろ気にしてみましょう。

一次試験は炎天下の真夏に実施されます。

(例年は8月、今年は7月)

朝、試験会場に行くだけでも汗だくなのに、そこからクーラーの効いた寒い部屋で午後まで試験を受けるのです。

私は当日になって「知力以前に体力勝負じゃないか!!」となかばヤケクソになりましたが、以前からそのつもりで過ごしていれば、そんな事態は避けられたと思います。

(事実、これに懲りて二次試験の前は筋トレとかしました。いやほんとに。)

特に今年は体がなまりがちだと思いますので、体力に自信の無い方は、気分転換を兼ねてランニングや自宅でできる筋トレ等を日々取り入れることをおすすめします。

勉強で背中がばりばりになるので背筋とか……。

さてさて、明日はいけちゃんの登場です。

いけちゃんの記事は毎回、中小企業診断士としての矜持と細やかな心配りにあふれていますよね。

明日もお楽しみに!

 

ではでは、引き続き一緒に勉強がんばりましょう~^^

 

 


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それでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~。

 

本日もアクセスいただきありがとうございます。さいちゃんです。過去記事はこちら

本日は三本立てでお送りします。①診断士合格後の話、②一次試験体験記、③科学ネタの順です。興味が持てる話があれば幸いです。

診断士合格後の話

オン春セミナーのアンケートでご要望をいただきました、以下の質問についてお答えします。

Q : 2次筆記試験合格後からの体験談を知りたいです。どんなことがあったか、どうしていこうと思っているか。

2次試験合格後、お世話になった道場への恩返しのつもりで道場に参加し、ココスタの運営に携わっておりますが、診断士の本分である中小企業支援活動には残念ながら携われておりません。

当初の計画としては、家庭と仕事の都合もあり今年の夏に実務補習を受けて今年度中に診断士登録を進める予定でしたが、コロナの影響で計画の変更を余儀なくされそうです。

診断士試験にあたって独学で頑張ってらっしゃる方はたくさんいらっしゃると思いますが、診断士は独学(一人)で活動することが難しいということを日々痛感しています。それは、(当たり前ですが)誰でも手に入れられる診断士のテキストが存在しないということが大きいです。すでに、本業でコンサル業務をされている方は問題ないと思いますが、私のような診断士に関係のない製造業の企業内診断士(登録予定)にとっては、先達から学ばなければならないことがたくさんあります。というか、何を学べばいいのかも正確には分かっておりません。

中小企業と一緒に伴走するために、コンサルのノウハウを学び、診断士業務の場数をこなすために、機会と人脈を得る必要がありますが、それは時間的にも金銭的にもとても難しいことだと感じています。
現状、私の会社でも何人か診断士試験に合格した人を知っていますが、多くが診断士活動をせず、資格を失効しているそうです。

一方で、今の社会情勢の中では、診断士の力が求められていることも肌で感じています。例えば、東京都感染拡大防止協力金の申請において専門家の確認が必要となっていますが、専門家の一人として診断士が挙げられています。診断士合格同期には、診断士登録を間近に控え前線に立って活動している方がいますが、私はというとまだ足踏みしている状態です。今、倒産の危機に瀕している多くの中小企業から診断士のサポートが求められているのに、直接サポートできない自分がもどかしく悶々とする日々送っています

でも、足踏みするばかりでなく、自分でできることもあることがわかりました。例えば、身近な飲食店や個人商店、理容店等、自分の周りにいる方への顧客側からの支援と中小企業支援情報の提供により、即効性をもったサポートをすることができています。また、診断士活動の準備として、会計知識のブラッシュアップと診断士活動の情報収集をしている毎日です。

診断士に出会ってしまったばかりに、一生勉強しなくちゃいけない生活になってしまいましたが、勉強したことで実生活や実務に確実に身になること、そして、誰かの役に立つことも学びました。これからももどかしい日々が続くと思いますが、未来を見て前に進んでいきます。

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一次試験受験体験記

みなさん、一次試験申し込みはされましたでしょうか?5/8までが受付期間となりますので、まだの方はお急ぎください。
こちらでは、今年初めて一次試験を受けられる方向けに、さいちゃんの一次試験の体験記をご紹介します。一部はすでに合格体験記で書いています。

すでに一次試験を受けられている方は参考にならないと思いますが、私がそうだったように、初めて一次試験を受けられる方は今後どのような日程で試験が進んでいくかわからない不安があると思います。一例として参考にしていただき、今後の日程感のご参考になれば幸いです。ただし、今年度は例年にない変則日程ですので、昨年度の目安となります。

 

時期やったことと感想 の順で記載しています。

受験2か月前(5月25日):一次試験受験申込。郵便局に行くのが大変。日商簿記のように早くネット申し込み対応してほしい。郵便局のペイジー決済で入金し、出力されるご利用明細表を大切に保管した。

受験1か月前(7月10日→【今年は6月15日以降になります。】)受験票が書留で届く。封筒に入っているわけではなく簡素な感じ。証明写真を準備し糊付けして、注意事項を読み込む。受験場所は日本大学 三軒茶屋キャンパス。自宅から2時間ほどかかる。当日の移動ルートを検討。前泊する必要はなさそうだが、電車の不通などがあると、間に合わないリスクある。私は前泊が苦手だったこともあり、最悪の事態を想定して車で移動しても試験会場まで2時間以内でいけそうなので、前泊しないことに決めた。

図1 令和元年度一次試験受験票のはがき

~1週間前までTACの最終講義が終わり、これまでやった問題集と答練、模試の復習を2周実施。最終講義レジュメに間違えた問題を書き留める。

~試験日家族を実家に送っていき、追い込み体制を構築。問題集の復習を完了し、時間がなくてできていなかった過去問に取り組む。AB問題を中心に解くも焦りに拍車がかかる。特に法務と中小(政策のみ)は知識不足で全然歯が立たない。二日前から睡眠時間も削って猛烈追い込みで詰め込み。

〇一次試験1日目(8月3日


・始発のバスと電車で会場に向かう。都会に慣れていないので、最寄り駅について地上に上がると方向感覚がなくなる。地図を見てもよくわからんので焦っていると、予備校の服を着ている人を発見。よく見ると点々と立っていて何か配りものをしている様子。この人たちを目印に進む。最寄り駅から会場まで10分ほど歩く。とても暑い夏の日で、途中のコンビニによって休憩しながら進む。
・道すがら診断士試験関係の配布物をもらう。クレアールがウエットティッシュを配っていてありがたい。試験会場前にTACの先生方が見える。
・会場は空いているようなので、入り口付近に設けられている休憩スペースの机に陣取り、最後の確認。持参したテキストと、TAC最終講義レジュメを読み込む。周りを見ると若者から結構年配(一目70代以上)の方もいる。時間になると試験室に案内される。

試験中
・部屋は100人くらいの受験番号が並んでおり、席は8割程度埋まっている。女性は内数で5名ほどで男性受験生が多いことを認識。
・机は意外と広く、4人掛けの席を2人で使うイメージ。
・試験室は結構寒く、持ってきた上着を羽織る。
・試験監督者は4人。科目ごとの試験開始1分前に4人が集合して、「よしっ」てな感じで時計合わせをしていたのがツボで笑いそうになった。(キムタクドラマの「誤差なし!」を思い出した。)
・一科目目の経済の途中、左の席と前の席の人が開始30分ぐらいで途中退席。それ以降帰ってこなかった。ガチャガチャ音がうるさくて少し集中が乱される。あの人達は何のために受験してるんだろうと思いつつ、何とか態勢を整える。最後の科目の運営終了後には、席は5割くらいの埋まりになっている。
・科目間の休憩時間が40分に伸びたことで、休憩時間の前半で男子トイレへ多くの行列をなしていたが、後半では空いていて落ち着くことができた

試験終了後
会場前で解答速報を配っている人がいるが、とても見る気がしない。ぞろぞろと駅まで行列で帰り、帰りの電車で法務と中小の詰め込みをしながらそのまま帰宅。帰宅後も、法務、中小の詰め込みをする。結局睡眠時間は2時間程度。。

 

〇一次試験2日目(8月4日)

:昨日と同様に始発のバスで向かって無事試験会場に到着。会場前には昨日とは違うTACの先生が立っていた。お疲れ様です。

試験中:法務の手ごたえのなさに呆然としたが、免除にしていた情報の時間で精神を立て直し中小の最終確認をする。中小も難しかったが試験時間を40分近く残して解答完了。途中退出はせず、最後まで残って、自信のない問題の答えのヒントがないか試験問題全体をさがし、記憶を掘り起こしまくってヒントの痕跡を探し、時間ぎりぎりですべての問題について根拠をもって解答することができた。

試験終了後:帰りの電車でテキストを見ながら反省会。二択まで絞った後で、一度正解をマークしたものの、最後に修正して間違った問題がいくつかあった。二択で迷った場合は、もう二度と最後に修正しないことを心に誓う。

試験終了後一週目TACリサーチ(TACの採点サービス)に解答を登録して何とか合格していることを確認。TACの二次試験を受講していたがあまりしっくりこなかったので、慌てて二次試験の準備を進める。

一次試験得点開示結果経済80、財務80、企経57、運営84、法務48、情報免除、中小67 合計416点 自己採点と全く同じ点だった。

一次試験の注意事項をまとめます。

・通信教育のカリキュラムをこなしている方は、与えられている問題集で手一杯になるかもしれませんが、過去問演習(最低でもAB問題)の時間も取りましょう。さもなくば直前でめちゃくちゃ焦ることになります。
・試験要綱をよく読んでください。試験中に試験官から指摘されると、たとえ些細なことでも動揺してしまうので、注意事項は必ず把握しておきます。
・試験中には、まったく予期していないことが起こります。起こりうる出来事を事前想定しておき、起きてしまったことを客観的にみるメンタリティが必要かと思います。
・自己採点は、公式の解答で実施してください。予備校のものでは得点や正誤が異なる場合があります。

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科学ネタ

本日は恐竜ネタ。診断士業界で科学好きの裾野を少しでも広げたいと思っており、書かせていただいております。

4/29付けのNatureという科学雑誌に、スピノサウルスの最新の研究結果が掲載されました。
スピノサウルスは、ジュラシックパーク3でティラノサウルスと戦っていたこんな感じの恐竜です。

図2 以前のスピノサウルスの想像図

引用:https://www.kyouryu.info/spinosaurus.php

背びれが特徴で、映画では陸上の獰猛な恐竜と表現されていますが、最新の研究では泳ぎが得意だったという尾びれの痕跡があることが判明しました。

図3 最新の研究結果による、スピノサウルスの想像図。泳ぎに適した尾が特徴。

引用:https://www.nature.com/articles/s41586-020-2190-3#MOESM1

研究者は化石の発掘からモデリングまでを行い、現代の生き物との類推から恐竜の動き方まで明らかにしています。何万年も前の世界を想像する研究者の逆算能力ともいうべき検証能力には驚かされます。
診断士のプロフェッショナルの方々も、企業のデータやインタビュー等から得られる様々な企業活動の痕跡を拾い集め、検証を行っているはずです。一つ目の話題でも書きましたが、私は本業では診断士とは関係ない業務を行っているので、いかにして診断士に必要な検証能力を身に着けていくかが近々の課題です。

なお、Natureは科学雑誌として歴史があり、研究者にとってはインパクトファクターが大きい有名雑誌ですが、一般の方でもとっつきやすいトピックを扱っているので、専門家でなくても読みやすい話題がありお勧めです。無料でも抄録を見ることができますし、原文を読むと英語の勉強にもなるので、興味をお持ちの方は定期的にのぞいてみてください。

以上、さいちゃんでした。

 


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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

新型肺炎に伴う休業で異例のG.W.を迎えている方も多そうですが、なかなか学習に身が入らず、苦労されている方も多いのではと拝察しております。
この試験の受験はあくまでプラスアルファです。
ご自分やご家族の心身の健康を最優先に、学習にお取組みいただく性質のものだと思っています。
決して無理はなさいませんように。

さて、本日の記事は、前回に続き、1次試験前のこの時期に今知っておくべき2次試験対策のお話です。

私がこのブログ「一発合格道場」の読者だったとき、心がけていたことを一つご紹介したいと思います。
それは、先代から伝わる名言。

要するに “パクってカスタマイズ” だよ。
(参照:6代目Xレイ「独学スト生の二次試験」)

これはいいな」「そんなやり方もあるのか」、そう思えた部分を取り入れてきました。
大事なのは自分に合うやり方かどうか!
・・・なので実験してみて、肌が合わない手法だったらやめました
ハイスペック・ストイックな先代も多いため、「こんなん自分には無理やで」というやり方もありましたが、自分に合うやり方を模索するのには本当に役に立ちました

これからご紹介する「私の解答手順」は、過去の道場記事や勉強会で得た知見に基づいて築いていったもので、「Final Paper」にまとめて昨年の試験当日に実施したものを編集したものです。

万人に当てはまるわけではないでしょうが、よかったら参考にしてみてください。
比較的オーソドックスな方法にまとまったと考えていますが、カンペキに実行できた訳では勿論ありません

お届けしたいのは、こんな方向けです。

① 2次試験対策をまだ始めていない方
② 2次試験の性質がいまひとつよくわからないという方

取りかかる順番について

二次試験は事例企業であるA~D社の情報を読み取り、4~5問程度の大問に解答していくという形式です。
まだ試験問題を一度もご覧になったことがなければ、中小企業診断協会が公表している過去問題を確認してみてください。

各年度の試験情報も見に行くと、設問毎の「出題の趣旨」が公表されています(2019年度はコチラ)。
「出題の趣旨」は参考になるような、ならないような、ただ時々「え、そんな事聞かれていたの?(汗)」という観点が記載されていることもあるので、過去問にあたったら一度は参照してみてくださいね。

さて、二次試験に向けた私個人の解答手順をご紹介します。
本記事が対象にした方からすると、「この時期にそんな細かい話をされても」と思われるかもしれませんが、ざっくりした解き方のイメージだけでもお持ち帰りください
本格的に二次試験対策を始められた後、また読み返していただけたら幸いです。

一部、令和元年度(2019年度)の事例Ⅰ(以下、「R1」)を題材にご説明していきますので、「まだ解いてないから見たくないよー」という方は本記事はスキップしてくださいね。

解答手順① 与件文の冒頭・最終段落だけを最初に読む
解答手順② 設問文を読み、要求事項を解釈する
解答手順③ 与件文に戻り、残りの部分から材料を探す・拾う
解答手順④ 答案骨子を作成する
解答手順⑤ 答案を作成する

解答手順① 与件文の冒頭・最終段落だけを最初に読む

出題者が意図するシナリオを意識

なぜ冒頭と最終段落を読むようにしていたのか。
それは事例企業がどのような企業で、どのような課題を抱えているのか、この冒頭・最終の二段落に端的に表現されていることが多いからです。
与件文を最初から最後まで読んで、設問文を参照しに行くのではなく、まずは企業の概要をつかむことを最優先します。

出題者は、事例問題を出題するにあたって、シナリオ(外部環境の変化→成功までの道筋を解答者につけさせる)を意識しているハズです。
R1のA社は「リストラなどの経営改革に取り組んだこと」「創業当時の機能別組織について組織再編を検討したが見送った」ことが読み取れます。
この二つの段落に、本事例のテーマが濃縮されて記載されているのです。

経営的特徴の把握

経営的特徴とは、たとえば業種、現況、課題が挙げられます。
二次試験は、製造業・小売業・卸売業・サービス業など、様々な業種から出題されていますが、経営の構造をこの時点で推察しておきます。
R1のA社は「中小メーカー」かつ「地方の同族企業」であると記載されていますから、サプライチェーン上の位置付けや同族企業ならではの事象に直面していないか、留意します。

先週公表された2020年版中小企業白書・小規模企業白書概要でも、

【総論②】 中小企業の4つの役割・機能と目指す姿
●中小企業・小規模事業者を、役割や機能に着目した4つの類型(①グローバル型、②サプライチェーン型、③地域資源型、④生活インフラ関連型)に分類し、比較・分析。
●中小企業の「目指す姿」は多様であり、業績や成長意向も、類型ごとに傾向が異なる。企業の役割や機能を意識した支援が重要に。

とまとめられていますね。
少し脱線しますが、一次試験の「中小企業経営・中小企業政策」は2019年版白書からの出題が中心となりますので、試験対策上は参照の必要がないことになります。
(参照:11代目いけちゃん「【中小企業診断士試験】「中小企業経営」について」)

しかし、今回は「新型コロナウイルス関連部分」という最新情報も盛り込まれており、コレだけはぜひお目通しいただきたいと思います。宿泊業・飲食サービス業の資金繰り難に強い懸念が表明されています)

解答手順② 設問文を読み、要求事項を解釈する

「制約条件」を確認

前回の記事でも触れましたので割愛。

「題意」「設問間の関連性」に対する仮説を組み立て

一つの設問文を読んだだけでは「題意」を読み取ることが難しい場合もありますが、全ての設問文を読むと、一つの線としてつながることがあります。
例えば、R1のA社は「古い営業体質」に苦しみながらも、そこから脱却したことが第2問と第4問から読み取れます。
設問全体を俯瞰してヒントを炙り出し、「題意」や「設問間の関連性」について仮説を組み立ててみます。

後で与件文にあたってみたとき、その仮説が間違っていたなんてことも当然あるわけで、「変な先入観につながるのではないか」とご心配になるかもしれませんが、仮説を修正する柔軟さを身につければ心配ご無用です。
仮説はあくまで仮説であって、出発点に過ぎません。

仮説を組むことで、与件文を読んで材料を探すための「着眼点」を設定できます。
事例Ⅰのように類推問題が多い場合、「着眼点」を設定できるかが勝負の分かれ道になりそうです。

表裏・因数分解で解答フレームを決定

(1)の制約を踏まえて、設問文での問われ方を念頭に、一次知識で「切り口」を決定します。
その際、表⇔裏、因数分解を意識すると、「切り口」が出てきやすくなります。
例えば、売上向上が目標なのだとすれば、単価を上げる方法もあれば、客数を上げる方法もありますよね。

この「切り口」に基づいて解答フレーム(答案型)を決め、設問文の横に記載しておきます。
ex)「要因は①~、②~。」

施策を問う設問なら、狙うべき効果も先に記載しておけば、因果を意識した解答が作成できます。
設問の定義が曖昧で、何を問われているか判断がつかない場合、理由を明確にして絞り込んでしまうのも手です。

解答手順③ 与件文に戻り、残りの部分から材料を探す・拾う

「着眼点」に基づいた課題抽出

②(2)の「着眼点」を念頭に、与件文を丁寧に読んでいきます。
読み方としては、接頭辞(「しかし」「もっとも」etc)や時制に注意しながら、情報を整理していきます。
時系列順に与件文が記述されているとは限りません(そうでないことが多い)。
(参照:6代目なご「2次試験の取り組み方について(前半) ~時系列を意識する~」)

※実際に社長にインタビューする場面を想像してみてほしいのですが、時系列に沿って話を引き出せることはむしろ稀で、あっちに飛んではこっちに飛んだ話を自分で整理する必要がありそうですよね。

細かくメモを取る時間があればよいのですが、80分という限られた時間の中で詳細にメモすることは不可能です。
メモは最小限に留められるよう、解答手順を自分なりに工夫する必要があります。
究極、一切メモしないという解答スタイルも(情報整理が出来るなら)全然アリですが、私は脳内メモリーが小さいため出来ませんでした。

注意したいのは、「図表の読み取り方」です。
与件中、最重要情報が仕込まれている箇所と言っても過言ではありません。
図表は縦/横軸、絶対/相対値の観点で分析するのがコツです。

特異表現はコアワード

先代も多く言及していますが、繰り返される表現、一見余計に見える表現はヒントになります。
R1のA社の場合、「前近代的な経理体制」でしょうか。
「前近代的」って、「そこまで言わんでもええんちゃうんか」とツッコミたくなるほどインパクトのある表現ですが、出題者が強調したいポイントであることが明らかですよね。

また、成功体験、失敗からの教訓は将来も有効なケースが多いため、マークして解答の方向性を考えるうえで必ず参照するようにします。
但し、過去の成功体験がそのまま妥当するわけではなく、「形を変えて活かす」という視点を持つことが大事です。
なお、未利用の経営資源については、すぐに飛びつきたくなるのが人情だと思いますが、その利用方法が事例企業の方向性にそぐわないチグハグを生じないように注意が必要です。

設問文→与件文、与件文→与件文の対応づけ

与件文を読む際は、漫然と情報整理をしていくのではなく、②(2)の「着眼点」を念頭に探す・拾うことを心がけます
設問文と与件文、与件文と与件文を紐づけ、関連付けていきます。
この対応づけの力は、訓練すれば間違いなく向上します。

独りで二次試験と格闘していたときは、全く見当はずれの箇所を与件文から拾ってきた解答をしてしまったこともありました。
勉強会に参加するようになり、他の受験生の解答を横に並べて拝見してわかったのは、この「対応づけ」さえ外さなければ、一枚の答案にまとまりが出てくるように問題が作られているということでした。
この辺については、また後日詳しくご紹介できればと思います。

解答手順④ 答案骨子を作成する

いきなり答案に書き始めるという仲間もいましたが、骨子を作るのが一般的かと思います。
以下、具体的な手順というよりも、答案骨子を作成するにあたって、意識したい目標です。

一貫性:設問間の関連性を整理、ストーリーライン

設問要求解釈で仮説を組み立て、与件読解で確信できた「設問間の関連性」を整理し、ストーリーラインとしてまとめます。
一枚の答案が「診断報告書」としてまとまっていれば、合格点だと思います。

具体性:事例企業に即した問題解決・課題達成

一般論ではなく、事例企業に向けたリアリティを掘り込みます。
答案骨子の内容について、主語を「事例企業」から「全く別の企業」に変えてみても違和感がないなら、深さが足らないかもしれません。
例えば、事例企業が研究開発型企業ならば、「社内研修制度で人材を育成する」というような一般論ではなく、多くの社員が技術者であるという事実に着目して、「技術者の意欲向上につながって、事例企業が実現可能な施策」を提言します。

合理性:多面的な切り口、論点をモレなく盛り込む

中小企業診断士は「多面的」な見方が求められています。
ある側面からみると合理的なことが、他面では不合理なことは沢山あります。
現状分析にしろ、課題達成のための提言にしろ、ある一面的な問題意識からだけ事象を見るのではなく、様々な切り口で見ていく必要があります。
・・・と口で言うのは簡単ですが、自分も最後まで未熟だった点だと感じています。

例えば、R1のA社がメンテナンス事業をビジネスとして成功させられなかった理由(第1問)について、私は試験当日に外部環境要因からだけ説明しようとしてしまいましたが、A社自身の問題点も指摘すべきでした。
「多面的」な見方に欠ける典型例ですね。

※合理性については、「診断士に求められるスキル」から、考えてみるアプローチがいいかもしれません。
(参照:3代目こぐま「【スト生向け2次対策】多面的に与件を整理する」)

明瞭性:与件の根拠に基づいて論理的に構成

採点者が一読して意味を理解できる構成が大事です。
共通言語とも言うべき与件文の表現をなるべくそのまま利用して、言い換えは極力しない方が無難です。
せっかくの名案も、採点者(=その後ろには事例企業の社長がいる)に伝わらなければ意味がありません
また、多面的な切り口を意識する余り、前段と後段の対応関係がよくわからない文章になってしまわないように注意が必要です。。

解答手順⑤ 答案を作成する

与件文の「課題」+不使用部の潰し込み、組み込み

与件文中の「問題(社長の悩み)」は必ず解決、「課題」は必ず達成に向けて方向付けます

与件読解の時点でマークをつけたものの、答案骨子に活かせず、使用できていない要素が残ってしまうことがあります。
骨子作成の時点で見切りをつけたならよいのですが、未練が残るような要素なのであれば、時間が許す限り、不使用部を潰し込み、組み込む努力をすることで、解答としての過不足感を解消していきます。
文章量のバランスが極端におかしいと感じるときは、何かが欠けているか、何かが余分だという証拠です。

他の受験生の解答や加点要素を意識してリスク抑制

せっかくの「診断報告書」だし、斬新な切り口やドンピシャなワードをぶち込んでアピールする・・・必要はありません!

「他の受験生ならこう書くだろうな」(=書かずに減点を回避
「なんかこの辺が匂うぞ」(=加点要素を盛り込む

そういう直感を大事にして、リスクを抑制します。
勉強会に参加すると、この辺の「相場観」みたいなものが身につきます
参加のハードルを高く感じるようなら、インターネットを活用して複数の答案を集め、横に並べて比較するだけでも見えてくるものがあります。

あくまでテクニックに過ぎませんので、「相場観」にこだわり過ぎると迷路に一直線です。
大事なことは、設問に正面から答えられているかどうか
診断士試験を「現代文の問題だ」と評する声を耳にしてきましたが、「聞かれたことに応え、書かれたことで判断」するためには、紛れもなく読解・表現能力が不可欠ということになります。

論理構成(事実・推論[根拠]・結論)を意識

与件文中の事実に基づいて根拠や推論を示し、結論にもっていくという流れを意識します。
こういうと堅苦しいのですが、

構文の主語が不一致にならないように気をつける

なるべく短文化して因果関係を明確にする

だけで出来栄えが変わってきます。
一文一文をしっかり句読点で句切るだけで、はるかに読みやすい答案が完成します。
「診断報告書」の出来上がりです。

今日のまとめ

① 設問から仮説を組み立て、与件に合わせて修正する
② 答案をストーリーラインに沿った「診断報告書」としてまとめる

【渾身! 論点シリーズ】についても引き続き、リクエストを募集中です!

以上、いけちゃんでした!
それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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   心よりのお礼   

一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土)に無事開催できました
ご参加いただきましてどうもありがとうございました

         

twitterもよろしくお願いします。

 

こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

先日のオンライン春セミナー(略してオン春!)にご参加いただいた皆様、改めまして、本当にありがとうございました。

事前アンケート、当日のslidoを合わせてたくさんの質問を頂いたおかげで、盛会(?)と相成りました。感謝。

 

我々11代目としてはあっと言う間の2時間でした。

個人的には二次試験並みのスピード感で頭を回転させ、皆さまの質問にお答えしたつもりでしたが、まだまだ答え切れていない質問が山ほどあります。

ということで、11代目一同、日々道場ブログでも頂いた質問に答えていく予定です。セミナーに参加頂いた方も、参加できなかった方も、ぜひチェックしてみてください。

 

 

本日は2次試験に関する質問で多かった、「ふぞろい」の使い方について、僭越ながらふぞろい13プロジェクトに参加している身として、お答えしたいと思います。

 

時間のない方は3と4だけでもお読み頂ければと思います。

そもそも、「ふぞろい」とは

中小企業診断士試験(特に二次試験)の勉強をした人なら一度は耳にする「ふぞろい」。

ここで取り上げるのは、正式名称を「ふぞろいな合格答案」という書籍です。

今、店頭に並んでいる最新版はこちら→「ふぞろいな合格答案 エピソード12」

 

他にも、同友館さんからいくつかの「ふぞろい」シリーズが出ておりますが、これについてはふぞろい12メンバーでもあるかわともさんの、こちらのまとめ記事がわかりやすいです。

「よくわかる!ふぞろい書籍一覧表」 by10代目かわともさん

「ふぞろい」の特徴は、なんといっても実際の受験生から頂いた、膨大な数の再現答案を分析していることです。

昨日のべりーの記事にもありましたが、再現答案(必ず採点結果がわかるもの)を収集して見比べるのは、二次試験の鉄板の勉強方法です。

それを大量のデータをもとに行い、まとめているのが、「ふぞろい」シリーズの分析結果です。

実際に試験を受けた先輩たちの戦いの記録が反映されているという点で、多くの受験生が信頼を寄せるのも頷けます。

 

「ふぞろい」の目次は以下のようになっています。(ふぞろいな合格答案 エピソード12を参照)

第1章 巻頭企画

第2章 ふぞろいな答案分析~実際の答案を多面的に分析しました~

第3章 合格者による、ふぞろいな再現答案~80分のドキュメントと合格者再現答案~

第4章 合格者による、ふぞろいな特集記事~2次試験に臨む受験生に贈る勉強のヒント~

 

具体的にどうやって使うの? ということについては、私自身の経験をふまえてご紹介したいと思います。

 

 センスのなかった私の「ふぞろい」の使い方

どうにか1次試験をパスした後、道場ブログで「ふぞろい」の存在を知り、あわててエピソード12を購入しました。

パラパラとページをめくり、第2章に過去問の採点基準が載ってるじゃん! と嬉しくなった私は、以降、試験本番まで「ふぞろい」を次のように使います。

①過去問を解いたら、第2章 ふぞろいな答案分析に載っているふぞろい流採点基準をもとに自己採点をする。

②その後、第2章の解説を読み、自分に足りなかった視点や、与件文にあるのに見落としてしまったポイントを洗い出して反省ノートにまとめる。

③一通り過去問の復習をして疲れたら、第1章、第3章、第4章を読み物として楽しく読む。

 

……全然活用できてないですね。

第2章しか全力で向き合ってません。

いや、第2章はこれで良かったのですが、他の章、特に第3章 合格者による、ふぞろいな再現答案~80分のドキュメントと合格者再現答案~ をただの読み物にしてしまうのは、非常にもったいない使い方です。

それは、ふぞろい13プロジェクトに参加してみて、痛感しました。

 

 

今だから言える「ふぞろい」はこう使う

「ふぞろい」には二次試験突破のために必要な知識とノウハウが詰まっています。

ざっくり言うと、受験生が必ずと言っていいほど使っている分析パートの第2章は知識面、合格者の80分間のドキュメントと再現答案が載っている第3章はノウハウ面、第4章は知識・ノウハウ両面の強化に有効だと思います。

これから「ふぞろい」を使って過去問の答え合わせと復習をする方におすすめの使い方は、以下の通りです。

 

①過去問を解いたら、第2章 ふぞろいな答案分析に載っているふぞろい流採点基準をもとに自己採点をする。
→二次試験の過去問を初めて解いた方は、おそらくここで軽く絶望します。

大丈夫です、みんなが通る道です。

 

②その後、第2章の解説を読み、自分に足りなかった視点や、与件文にあるのに見落としてしまったポイントを洗い出して反省ノートにまとめる。

→この時、特に知識面で抜けていたものや、自分の書いた答案では意味が不明瞭なものはないかを厳しくチェックする。

目安として、「みんなが書けていることを書く」「みんなができている問題で確実に得点できる」ことを一つのマイルストーンにします。

「みんなが書けていること」は 「解答ランキングとふぞろい流採点基準」を見ればわかります。

ここですね。(ふぞろいな合格答案 エピソード12より抜粋)

「みんなができている問題」は、設問ごとの「難易度」でわかります。

ここです。(ふぞろいな合格答案 エピソード12より抜粋)

これは、最終的に★2つの「勝負の分かれ目」まで得点できるようにします。

 

真偽のほどはわかりませんが、一説には相対評価とも言われる二次試験。

みんなが書けていることを書き、みんなが解けている問題をミスなく得点する、これを4事例とも達成することが、まずは合格のために外せない要素と考えるべきと思います。

 

③合格者と自分のノウハウ面のギャップを知るため、第3章(合格者による、ふぞろいな再現答案)の該当の事例を6人分全部読む。

→このパートは、試験会場で実際に合格者が考えたこと、やったこと等がかなり細かく書かれています。

例えば、与件文や設問のどこにチェックを入れたか、どんな風に与件文と設問を紐づけたか。

その事例において、ルーティンにしていた作業は何か。

後回しにした設問や、捨てることにした設問は、どんな状況でどんな情報をもとに、その判断に至ったのか。

6人分のノウハウを読んだところで、「これ、自分は既に全部できている」と言える人は、かなり少ないのではないでしょうか。

盗みましょう。先人のノウハウを。

パクリましょう。パクってカスタマイズしましょう。

 

さらに

④第4章(合格者による、ふぞろいな特集記事)で知識面、ノウハウ面をさらに補強

→このパートには、第2章、第3章に入りきらなかった情報が詰め込まれています。

「ふぞろい12」を例にとると、勉強方法や答案をもっとブラッシュアップする方法など。

ここも、パクってカスタマイズです。

 

さて、ここまで徹底的に「ふぞろい」と向き合うと、かなり体力的にも精神的にもかなり疲れると思います。

そこでようやく

⑤巻頭企画やコラムでなごむ

→息抜きやモチベーションアップに効きます。

なんだかんだ、ふぞろい13のメンバーも「ページ下部の一行コラムが好きだった」という人、多かったです。

以上が、ふぞろいを使い倒す、おすすめの活用方法です。

 

ふぞろいを使うメリットとデメリット

メリット

①合格者の答案の「幅」と、自分の答案の現在地が掴める

最大のメリットは、「各事例200以上の再現答案を分析したからこそできる、リアルな受験生の答案の実態把握」と「自分の書いた答案を母集団と比較できること」だと思います。

ふぞろいな合格答案プロジェクトでは、毎年、試験を受けた方から多くの再現答案を寄せて頂いており、その数は250以上に及びます(仮に250人から4事例分集まると、4×250=1,000件の再現答案が分析の元データとなります)。

さらに、再現答案の評価(合格、A、B、C、D)と合わせて分析を行うため、「多くの合格+A答案に書いてあったことは何か」「合格+A答案にあって、C答案になかったものは何か」といった分析が可能になります。

念のためにお伝えしておくと、このキーワード分析は、独自のノウハウによるかなり客観的なものです。

プロジェクトメンバーも人間なので、ついつい自分が書いたキーワードを推したくなるのですが、そこは分析ルールにより見事に弾かれます。

あくまで、リアルな答案を客観的に分析し、読者の皆様にお伝えするスキームになっていますので、ご安心下さい。

さらにさらに、キーワード分析を通して、合格答案やA評価の答案の「幅」もある程度把握できています。

毎年合格者が900名~1,000名程度いるとして、全員がぴったり同じ解答を書いているわけではありませんよね。

それでも、250以上の(令和元年度は過去最高数だったとか!)再現答案のおかげで、「だいたいこの辺りのことを書いている答案が、合格ラインらしい」という推測が可能になっているわけです。

そのため、ふぞろい流採点基準で自己採点をしていくと、

合格答案+A評価答案/B答案/C答案以下がどんなものか、大体の「幅」が分かり

自分の答案と比較することによって、相対的な自分のポジションや足りないものが分かる

というメリットがあります。

採点基準も模範解答も公表されない二次試験において、これはかなり画期的なことだと思います。

 

②合格者の答案を見て、「これならできるかも」と勇気が出る
個人的には、これも重要なポイントでした。

予備校が出している模範解答って、「80分でこんなの書けません……」としょんぼりしちゃいませんか?

確かにその模範解答から学ぶことはたくさんあるのですが、ベンチマークとしては使いづらい、というのが大半の受験生の本音ではないかと思います。

その点「ふぞろい」に載っている再現答案は、合格者が当日80分の中で書いたものです。

洗練度では予備校の模範解答に劣るかもしれませんが、受験生が目指すラインとしては、より「これならできそう」と思える内容になっています。

 

③つまづきやすいポイントも確認できる

第2章(ふぞろいな答案分析)でも、第3章(合格者による、ふぞろいな再現答案)でも、実際に試験を受けた人がミスしたところ、多かった勘違い等もリアルに記されています。

(第2章の方では、キャラクターの会話部分に盛り込まれています。)

多くの人がつまづいたポイントとその対応策を押さえることで、より安定的に得点できるよう、80分間のパフォーマンスを仕上げていくことができます。

 

デメリット
「ふぞろい流採点が完璧な採点基準である」とは誰も言えないこと。

これにつきると思います。

ふぞろいのデメリットというか、「限界」と言った方が現実に近いかもしれません。

ふぞろい流採点では、独自のノウハウをもとに「キーワード」に基づく採点方法を採用しています。

つまり、「◎◎というキーワードが入っていれば5点、△△というキーワードが入っていれば3点」というように、キーワード積み上げ式で自己採点をする仕様になっています。

毎年5,000名程度が受験する資格試験ですから、なんらかの採点基準があるはずで、キーワード加点方式というのは常識的に考えて有り得る基準だと思います。

ですが、あくまで二次試験の採点方式や採点基準はブラックボックス。

受験生から寄せられた再現答案のみを手掛かりに、なるべく客観的にキーワードを抽出し、配点を設定している「ふぞろい流採点基準」と全く違う手法がとられている可能性もゼロではありません。

ふぞろい流だと必然的に、キーワードを多く盛り込めた答案が高得点になりがちですが、実際に高得点をとった方の再現答案は、むしろ論点が絞られてシンプルだった、なんてのもわりと聞く話です。
「キーワードが正義!」と思い込んでしまうと、人が読んでわかりづらい答案を書いてしまうリスクは、確かにあります。

それを頭に入れたうえで、「どうしたら上位20%に入れるか=合格できるか」を掴むためにふぞろいを活用するのがよいと思います。

 

 

なお、令和元年度の二次試験を分析した「ふぞろいな合格答案 エピソード13」は、アマゾンで予約を開始した模様です!

アマゾンのページはこちら

発売は6月24日と2ヶ月以上先ですが(予約はやいな……)、初学者の方も2年目以上の方も、ぜひチェックしてみてください。

 

いかがでしたでしょうか?

明日はいけちゃんの登場です。

ではでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~^^

 

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おはようございます。べりーです。
(前回までの記事はこちら

本日は2次試験の話です。
昨日はTomatsuによる「1次試験対策での模試活用」に関する記事(こちら)でしたが、今回は「2次試験の模試活用」についても触れさせていただきます。模試シリーズとしてもご活用下さい。

長文ですので、とっても時間がない方は目次の「3.3.」からご覧下さい。
あまり時間がない方と模試活用だけ読みたい方は「3.1.」からご覧下さい。

 

はじめに

私は2017、2018、2019年と3回、2次試験にチャレンジしました。
2回落ちた後、何ができていなかったのか?を振り返ったのですが、結局のところ次の理由に尽きたかなと思っています。

①本番で実力を発揮する準備ができていなかった
②合格するのに十分な実力が備わっていなかった

文字にすると「さらり」として何てことないです。そりゃそうでしょうと。
もちろん自分なりに準備もしたし必死に勉強しました。
が、足りていませんでした。

今回はその辺りを振り返り「失敗のサンプル」としてご参考いただきたいと思います。
アンケートに要望の多かった2次学習法や学習計画のご質問に対して、検討する材料となれば幸いです。

ちなみに1次試験合格までの過程をさらっと振り返ると、

2016年2月    ・・・勉強開始
2016年8月    ・・・経営情報システム(情シ)足切り+運営・法務が未達
2016年9~10月 ・・・応用情報処理者の試験勉強に集中(情シ免除狙い)
2016年11~12月・・・応用情報の合格発表まで「心の放牧期間」
2016年12月  ・・・応用情報処理者を一発合格(情シとおさらば!)
2017年1~8月頭・・・1次試験に集中(運営・法務+保険で財務と経営)

という過ごし方でした。
つまり1次合格まで、2次試験の勉強を1秒たりともやりませんでした。
大学受験対策は高校受験に受かってからでしょ、みたいな思い込みをしていました。

 

本番で実力を発揮する準備ができていなかった

2次試験対策ですが、初回2017年度は自己採点で1次合格が分かってから慌てて行いました。
勉強期間は8月中旬から10月中旬までの2カ月間です。

2回目2018年度は、2017年12月に不合格通知を受け取ってすぐにMMC通学講座(通年)に申し込み、1月から本試験がある10月までたっぷり時間をかけて勉強できました。

結果、2回とも合格できなかった訳ですが「準備不足」の観点から振り返ります。

 

2017年度(1回目)

情シの悪夢を乗り越えて1次に合格した当時、道場で2次を一発合格した先代の記事に深く頷き「絶対に受かるぞ!」と机に向かう『勢い』だけが自分の「強み」でした。

MMCのメソッドを通信講座で学び、見よう見真似で実践しようとするも、9月末ぐらいまで「80分間で解ける気がしない」という状態が続きました。
10月に入ってからはMMCメソッドの理解も高まり、道場記事に導かれながら何とか升目を埋められるようになったものの、過去問を解いても事例Ⅳの点数がどうしても伸びません。
2次試験の作法や解法といった「2次試験とは」という部分への知識や準備が明らかに足りていませんでした。

この年の結果はABACの総合Bです。

ちなみに「脅威」に書いた「会場の机とトイレ」は本当に驚きました。
都内某大学の5号館、いつもの長机を想定して教室(狭め)に入ると1人1セットの独立型の机だったのですが、どう見ても小さい💦


写真は同大学の1号館(5号館の机はもう少し小さかったような・・・)

ネットで見ると寸法を測った人がいて、幅56cm×奥行40cmとのこと。
だから写真の机は実物より奥行きが贅沢仕様ですね、これでも(涙
これは想定していなかったというか、問題用紙と解答用紙を重ねて何とか省スペースでやろうとするのですが縁に落下防止の段差もないため、紙に押されてペンやマーカーが落ちそう、、あ、消しゴム落ちた(涙)そんな感じです(詳しく知りたい方は「税理士 机 狭い」で検索!)。

加えて、男性トイレの数が少なくて休み時間のたびに長蛇の列ができ、次の科目の試験開始時間に席に戻れなかった方が私の教室にも何人かいました。
この翌年から休み時間が10分間延長されたほどですから(トイレ少ない前提かいっ!)。

加えてさらに、季節外れで超大型の非常に勢力が強い台風が10月22日試験当日に東海・関東地方を直撃しました(嘘みたいな本当の話です)。

top
(画像:ウェザーニュース)

朝から雨がざあざあ降る中、駅から会場までの歩道を紳士淑女が列を成して黙々と足元を見つめ歩く様は、異様でした(当日夜に関東上陸予想だったため皆帰りも急ぎ足でした)。

しかし、台風には大して動揺しませんでした。何日も前から分かっていたので。
トイレも「ここは比較的空いてる!」場所を見つけたので対応できましたが、机には最後まで苦しみました。
事例Ⅳは、計算機 on 問題用紙 on 解答用紙のミルフィーユ状態ですから。

かなり言い訳がましい「脅威3連発」でしたが、実際にこの年の東京会場の合格率が16.9%と極端に悪化。ここ数年で最低と言われてきました(2015年17.8%、2016年18.6%、2017年16.9%、2018年19.2%)。

※「きました」と過去形なのは、2019年が15.9%であったため

 

2018年度(2回目)

2回目2018年度は1月に開講するMMCの通年通学講座に通いました。
前年の通信講座でも思いましたが、MMCはメソッドをまとめた様々な教材が素晴らしく、講師のフィードバックや助言も丁寧で、特に事例Ⅳの教材は「これはすごいな」と思う程度でした。。
私にとっては講師と双方向でコミュニケーションできる分、通学は学習効果が高く感じられました(今年からZOOMが導入されて通信にもメリットが拡大するかもですね)。

前の年に2次本試験を実地で1度経験したことでどういう試験か?は理解しており、そこに9カ月間のMMC受講で2次試験の学習方法やメソッドを学ぶことができたので、1回目とは違い十分に準備ができた感覚がありました。

一方で1次知識のテキストの読み返しといった全体的な1次知識の振り返りをしなかったので、得意に感じていた事例Ⅲに対する苦手意識が強まっていた気がします。

この年の「機会」は、一発合格道場の8月~9月記事でだいまつときゃっしいの連載記事に出会ったことでした。
私もだいまつ記事を読み込み、きゃっしいの解法を印刷して「日々持ち歩くノート」に挿し込みました。

【とことん読み込んだ記事 byだいまつ】
【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅰ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!
【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅱ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!
【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅲ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

【とことん読み込んだ記事 byきゃっしい】
きゃっしいの解法実況@事例Ⅱ & 5分でできる!1次と2次をつなぐトレーニング方法
きゃっしいの解法実況@事例Ⅰ

そして脅威です。
私が当時携わっていた業務は8月~10月に繁忙期が集中するのですが、2018年度の9月と10月は過去最高の修羅場となっていました。
そんな中2次試験当日の2日前に熱を出してしまい、風邪薬の処方と合わせて「人生初のニンニク注射」を投入しました。
また「今年落ちたらまた1次全科目受け直し」というプレッシャーから前夜は眠れません。
さらに、前回試験は「申込解禁日直後(早め)」に申し込んだところ上記の「机の不幸」があったので、ゲン担ぎも込めて「締切日直前」に申し込んだのですが、今度は会場が自宅から非常に遠く、朝早くに起床せざるを得ませんでした。
その結果当日は体調がボロボロ。「いつも通り」には程遠く、実力を発揮できる状態ではありませんでした。
結果はBACBの総合B。1年目より悪化です。

事例Ⅳが難化した年だったのですが前年とは違い設問に食らいつける程度までは上がってきました。
ただ、苦手意識を感じ始めていた事例Ⅲの途中で頭の中がぼやーっとなり、集中が途切れたのは実力以前の問題でした。

このように・・・

2017年度2次への着手が遅すぎて時間切れで準備不足に泣きました。
2018年度は準備にたっぷり時間をかけました。1年間ですから。
当日の体調管理に失敗したのは「準備不足」と言えますが、それを乗り越えることも可能だった筈です。
ただ、それだけの実力が足りなかった。
準備の方向を誤ったのです。

 

合格するのに十分な実力が備わっていなかった

2017年度(1回目)

実力面では、2回目の1次試験で「運営、財務、経営(と法務)」に専念できたため、かなり2次向けの「1次脳」になっていたのは強みでした。

またMMCの直前模試を受けたのですが、これの「フィードバック返却」という答案返却時の1対1の個別面談サービスが物凄くて、例えば「設問間の一貫性はやはり重要ですか?」といった一つ一つの問いに対してズバズバと助言を下さりそれが全て腹落ちしました。
この面談で教わったことを愚直にやり続けた結果、理解を深めることで実力が付いたように感じました。
短期的に「力がついている感覚」が得られたのは2次初学者ならではの強みだったと思います。

一方で、やはりたった2カ月間の学習では私のスペックでは実力不十分に終わりました。
特に事例Ⅳの2問目、CVPで盛大に計算ミスを犯したことに気づかず、4問目の冒頭で「連結なんて分からん!」と動揺してしまい残りの問題もすべて的外れなことを書くなど、明らかに「合格に十分な実力」とは言えない状態でした。

それに加えて事例Ⅲで「SWOTが出ない!+3問目がマーケ的」という変化と、事例Ⅳの3問目の難化です。
試験後、実力を伴ってないから「受かったかも」と思ってましたが、事例Ⅳは43点とほぼ足切り状態で、完全に実力不足でした。

 

2018年度(2回目)

そして2回目。
MMCの通学コースでは毎回答練でMMC講師が作問した問題を解き、即日フィードバックを受けます。これを帰宅してから復習していました。
何しろ通年通学で数十万を投資し、2次専念の勝負の年です。
とにかく答練の復習を深く行い、メソッドの定着に励み、2カ月おきの模試の結果に一喜一憂し、模試の事例をしゃぶり尽くす勢いで復習を重ねました。

以前も書きましたが、MMCの講師は授業の中でよく「皆さん、事例研究は進んでいますか?」と声がけして下さいました。
それに対して私は日夜、答練と模試の事例とメソッドの復習を繰り返していたので、毎回「YES!!👍」と心の中で答えていました。
9月に実施された「MMC2次直前模試」も事例Ⅰの点数は「1位」、4事例総合でも「上位20%以内」と事前の目標を上回ることができ、胸をなでおろしました。

やることはやった。会場に持ち込む資料/書籍類も1年かけて厳選したものばかり。直前模試も結果を出せた。準備万端整った。よし本番だ!

・・・なのに結果はBACBに終わった理由。これは「過去問と向き合う時間が圧倒的に不足した」ことによる実力不足だと思いました。
準備の方向を誤ったのです。

 

2次試験に必要な実力とは?

よく言われますが、2次試験の「正解」を知る者は作問者ならびに採点者以外おりません。協会は正答を一切発表しないからです。
したがって、教壇で力強く解説する講師も、磨き上げたメソッドを駆使して模範解答を作成する受験校・講師団も、様々な角度から分析した結果をまとめた書籍やあのブログもこのブログも、正解を知らないのです。
ただ、2次試験の合格者には「このように学習したら結果を出せた」という「事実」が残ります。
「たまたま」だろうが「悠々」だろうが事実は事実です。どんなベテラン講師だって「根っこ」の所にはその「経験」がデンと構えている筈です。この道場を開いた初代4名の最初の記事を読んでもそれがよく分かると思います(はじめに~道場と道場基本理論について~)

その中でも特に、受験校の講師や書籍の著者の多くは、経験をベースにその後膨大な知識を塗り重ねながら理論化し「知見」や「ノウハウ」に磨き上げた『診断士試験研究のプロフェッショナル』です。
受験校の答練や模試で使う事例問題は、講師たちが知見やノウハウを駆使して作問したものであり、また、本試験と違って添削して受験生本人へ返却しなければならないため、各校独自の採点(特に加点)の基準や方針が事例問題の作問に色濃く反映されていると言われています。
つまり各校独自の「予想問題」であり「予想解説」であるとも言えます。
そのような本試験の過去問や中小企業白書等を深く研究して作問された問題や解説から学べることはとても多いことは間違いありません。

ただし、重要なのは「本試験の出題者が作問する事例問題を解けるかどうか?」であり、それは過去問そのものなのです。

受験校(答練・模試)や参考書・問題集、または一発合格道場ブログから知見や経験を拝借しつつ、いかに過去問に触れ、過去問を自分自身で研究するか?が最も近道なのではないでしょうか。
私が失敗したのはこの点であったと思っています。
言ってて悲しくなりますが、受験校の勉強をしっかりやったけど「本試験の研究」という最も本質的な実力に関わる学習が不足していたのだろうなと。

受験校の講師は授業の締め括りにこのように仰ることもありました。
「以上について、皆さんの事例研究にお役立てください」と。
当時は正しく受け止められなかったけど、本当に重要なメッセージだったと今では思います。

 

事例研究とは?

答練や模試は「=事例研究」ではなく「=事例研究に役立てるべき材料」であるということです。
そして「事例研究は自分が過去問を研究し腹落ちするまで徹底的に行うべき」と考えます。
これにはある程度の期間を要することと思います。

通学・通信を受講中の方学んだメソッドや知見を過去問で確認することを徹底して下さい。
「過去問はカリキュラムを終えてから」ではなく、事例研究に今からでもお役立て下さい。
「ここまでやったら受かる」の基準を過去問に置くことをお勧めします。

独学の方は過去問の再現答案(必ず得点結果が分かるもの)を収集して徹底的に見比べることをお勧めします。
道場の11代目は得点付きで公開(【速報】令和元年度 中小企業診断士 二次筆記試験再現答案と得点開示結果)していますし、H31年以前も過去記事からある程度集められると思います。
そして勉強会への参加をお勧めします。
自分は参加したことがないのですが、過去問に関する意見交換や、勉強仲間から受験校のメソッドなども聞けたりと、独学生にとってメリットが多そうです。
このように過去問の再現答案や勉強会から「自分に合うところだけつまみ食い」して取り入れることをお勧めします。
「ここまでやったら受かる」の基準を過去問に置く、これは独学も同じです。

なお「事例研究」については、令和元年度の事例問題を中心に今後も11代目が次々と多様な記事を投稿すると思います。

 

まとめ

前回はデータを基にした記事だったので(診断士一次試験の平均点と科目合格率【令和Ver.14年間推移】)、今回は敗因分析を中心に経験を基にした記事とさせていただきました。

私は2次試験に2回落ちた理由を次の理由だと振り返りました。

①本番で実力を発揮する準備ができていなかった
②合格するのに十分な実力が備わっていなかった

【実力を発揮する準備】

本番で普段通りに実力を発揮することの難しさを自分を例に書きました。
準備できる要素もあれば、準備できない要素もあります(特に「脅威」)。
とはいえ本試験では想像もしなかったことが沢山起こります。
ここに書けないようなこともありました。
その結果、「本番で実力を発揮する準備」とは「何があっても動じない状態」に自分を持っていくことだと思うようになりました。
その準備の面で、答練や模試を経験することで「場慣れ」「現場での手順の確認」に奏功するのは、前回Tomatsuが記事で書いた一次試験と変わりません。

そして、正しい方向で準備をする、できているか都度チェックすること。
準備にかけた時間が多いほど良いのではなく、そこが大事かと思います。

 

【合格するのに十分な実力】

「事例研究」を行うことで「本試験を合格するための本質的な実力」に関わる学習を十分にします。

答練や模試は「=事例研究」ではなく「=事例研究に役立てるべき材料」ということ。
そして「事例研究は自分が過去問を研究し腹落ちするまで徹底的に行うべき」ということ。

通学・通信を受講中の方はカリキュラムと並行して「学んだことを過去問で確認すること」を徹底すると良いでしょう
独学の方は過去問の再現答案(必ず得点結果が分かるもの)を収集して徹底的に見比べたり、勉強会で情報収集して「良いとこ取りを狙う」のもアリだと思います。

いずれの場合でも「ここまでやったら受かる」の基準を過去問に置くことをお勧めします。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

「机の不幸」がもう起きないことを祈ります(涙)が、「あった事実」を知っただけ皆様はほんの少し有利になれたかもしれません。
2次試験の事例研究については今後また記事に書きたいと思います。

べりーでした。

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こんにちは。岩塩です。新型コロナウイルスの影響で不安な毎日が続いているかと思います。短期間で、身の回りの状況が大きく変わってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。まずは健康が第一ですので、お体にご配慮いただき、無理をしすぎない範囲で学習を続けていただければと思います。私も働き方や日常生活が変わり落ち着かない状況ですが、ネガティブな考えが浮かんでくるときは、今「やれること」「やるべきこと」「やりたいこと」は何か???を考え、動き出すようにしています。引き続き、伴走させていただきますのでよろしくお願いいたします。

 

***********************

さて、本日は運営管理の話題です。運営管理と言えば、公式がいくつか出てきますよね。経済的発注量とか、在庫高予算とか。パッと思い出せますか?? 私は、式の丸暗記だけで対応する自信がなかったので、本番でド忘れした時にその場で導出できるように覚えていました。

式は理屈で理解しておく

(例)定量発注方式の経済的発注量

例えば定量発注方式の経済的発注量は以下の式で表されます。

(スタディングより引用)

昨年の一次試験でも出題されましたね。式をしっかり覚えていれば正解できる問題でした。

(スタディングを参考に作成)

①在庫保管費用と発注費用の交点が経済的発注量

②在庫総費用の最小値(微分したら0になる点)が経済的発注量

このどちらかで覚えておくと、本番で式をド忘れしても、その場で導出できます!

・・・私は本番では①で確認しましたよ。

※保管費は平均値(÷2)を使いますね。

 

式は覚えやすい形に変形して覚えておく

式はテキストで示された形がしっくりこない場合は、覚えやすい形に変形して覚えておくといいですよ。

(例)定期発注方式の発注量

例えば、定量発注方式の発注量は、

(スタディングより引用)

変形します↓↓↓

図で描くとこんな感じ↓

左右を入れ替えるという些細な話ですが、個人的には「足し算だけ」の方がイメージしやすかったので、これで頭のメモリ使用量を抑制していました(^^;)

 

(例)在庫高予算

運営管理を勉強していて、一番「???」だったのが、在庫高予算。

基準在庫法


(スタディングより引用)

他の参考書でもこのような式で書いていると思います。「この式が覚えられない!」という方は、初代ハカセの記事をぜひご覧ください。

(以下、ハカセの記事より引用)

まずは基準在庫法。TACのテキストにはこう↓書いてあります。

しかし、こう↓覚えた方が百倍覚えやすい


そう。入れ替えただけです。すなわち:
・基準在庫高は、基本的に「年間在庫高」と同じである。
・ただし、月々の売上見込みによって若干微調整する。
・月平均売上高予算より多い(少ない)月は、その絶対額の差の分、多め(少な目)に在庫する。

私はこの理屈でばっちり記憶できました。百分率変異法についても解説していますので、式の暗記に苦戦している方は読んでみてくださいね。

(ちなみに私はこの記事で一発合格道場と出会いました(^^)v)

 

おまけ

①使用頻度の高い式は確実に暗記

私は上記のような「公式は理屈で覚える (=その場で導出すればいい)」という考えで二次試験の学習を始め、9月の中旬くらいまでは、損益分岐点売上高も、売上の線と費用の線の交点からその場で導出するということをやっていました。そんなことをしていたら時間が足りませんね・・。損益分岐点売上高の式など使用頻度の高い式は確実に暗記して、ド忘れしないくらい何度も練習してくださいね。

 

②暗記ノート

先日のオン春セミナー2020ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。アンケートでの温かいコメントに、目からペニシリンが・・

Slidoで「岩塩の暗記ノートを共有して欲しい」というコメントをいただきましたので、一部になりますが、こんな感じで作っていたよという参考になればと思い、載せてみます。アナログ人間のため手書きです・・

経営_財務_運営
経済_情報
法務_中小

※TACの過去問集を5年分解きながら作成したものです。細かい論点も入っています。(このノートの他に、スタディング&スピ問で作った暗記カードがたくさんあります)

※ご覧いただきましたら、一言コメントをいただけますと嬉しいです!

暗記ツールは作成過程も重要な学習プロセスになりますので、ぜひご自身に合うものを作り上げていただければと思います。

以上、岩塩でしたm(__)m

 


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皆さま、こんにちは。ぴ。です。過去記事はコチラ。

新型コロナウイルスの感染拡大により7都府県を対象に緊急事態宣言が出ました。受験生の皆さまにおかれましても、生活環境が激変する中で、学習時間の確保が困難であったり、診断士試験の有無など、ご不安に感じておられると思います。非常に大変な状況ですので健康第一でお過ごしいただくことが優先されますが、ご自身のできる限りの範囲で診断士の学習を継続していただけたらと思います。

この新型コロナウイルスの影響で、経済状況が悪化し、中小企業等の倒産が増加しています。私の会社もそうですが、身近な知人である個人事業主、フリーランスのかたに対し、私が中小企業診断士として最初にできることは先ず、国の支援制度を幅広く紹介することだと感じています。私の周りでは制度自体を知らない個人事業主のかたが意外と多い印象があります。

中小企業診断士になられる皆さまもぜひ、中小企業政策科目の学習をきっかけとして、例えば身近な中小企業等に制度や支援内容をご紹介していただくことで、一つでも多くの企業の倒産防止に繋げていただけたらと思います。

経済産業省がコチラで緊急経済対策の支援内容を日々更新しています。(参照:経済産業省HP)

喫緊に必要なのは資金繰りだと思いますので、先ずは取引先の金融機関や最寄りの信用保証協会等へ相談に行くことが重要です。

また、持続化給付金は給付対象や給付金額が分かりやすいのでぜひご紹介をお願いします。

試験の内容とあまり関係が無い話をしてしまいすみません。

それでは、本日の記事をスタートします。宜しくお願いします。


前回の2次試験の記事では、データや資料等を用いて出題形式と採点基準の傾向をお話しました。今回は少し趣向を変えて、コミュニケーションの視点からお話をしたいと思います。

私は、2次試験の問題を解きはじめた頃、文章を読むのが遅いことや、何をどう書けばいいのか分からなかったため、時間が全然足りず解答欄を埋めることができませんでした。また、仕事で書く企画書等はフォーマット通りに作成するだけで文章構成のスキルも無いため、見栄えの悪い読みづらい回答でした。

TACの講義では演習が終わった後に、数人でグループになり、お互いの答案を見せ合うなどしていました。私は解答欄が空白のことが多く、恥ずかしくてたまらなかったです。

そのことで変に演習中にプレッシャーを感じたり、自分への情けなさ、悔しさから帰りの電車で涙を流したこともありました。

そのような弱み・悩みを克服するために、私は普段の生活から読み書き等の文章コミュニケーションスキルの向上を意識するようにしました。また、2次試験の学習においても出題者とのコミュニケーションを考えたり、web勉強会など受験生とのコミュニケーションを積極的に行うことで、2次試験問題への対応力の向上に取り組んでいました。

そこで今回と次回にかけて、私のように読み・書きが苦手な方向けに、コミュニケーションスキルを意識した学習をご紹介させて頂きます。本当は全て1回の記事でまとめたかったのですが、あまりにも長くなりすぎてしまったので2回に分けてご紹介致します。

1.普段の生活の中でコミュニケーションスキルを意識することも2次試験対策になること。

2.出題者の意図を読み取り、出題者に伝わる回答を意識することが大切であること。

このような視点でお読みいただき、2次試験対策のご参考になれば幸いです。

※今回と次回の記事では「出題者=採点者」と想定させてください。

それでは、今回の記事をスタートします。宜しくお願いします。


2次試験におけるコミュニケーションとは。


■2次試験のコミュニケーションスキル

私は、中小企業診断士に求められる重要な能力の一つにコミュニケーションスキルがあると感じております。

一般的にコミュニケーションスキルとは、意思疎通を図る手段であり、「読む、書く、聞く、話す」などの言語系のスキルと、「身だしなみや立ち振る舞い」などの非言語系のスキルがあると思います。

2次筆記試験では、「読む、書く」のスキルが求められ、2次口述試験では、「聞く、話す」に加えて、「身だしなみや立ち振る舞い」のスキルが求められると捉えることができます。

さらに、合格後の実務補習では、診断先企業の業界知識等を分析する力や、社長に対するレポート作成、ヒアリング能力、プレゼン能力といったスキルが求められます。

「マネジメントの父」などの呼び声も高い、ピーター・ドラッカーはこのように述べています。

『コミュニケーションを成立させるのは受け手である。内容を発するもの、つまりコミュニケーターではない。彼は発するだけである。聞く者がいなければ、コミュニケーションは成立しない。』(参照:ドラッカー名言集 仕事の哲学)

受け手の存在こそがコミュニケーションの成立条件であり、「自分が伝えること」ではなく、「受け手に伝わること」が重要ということですね。

2次試験においても、出題者の要求を読み取り、出題者に伝わるように答えることが大事だと思います。

■普段の生活の中でスキルを磨く。

✅相手の話を傾聴する

バックトラッキングという相手との信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルがあります。(参照:日本NLP協会)

これは相手の言葉と同じ言葉で返すことで、相手に自分の話が理解されている、受け入れられている印象を与えることができます。いわゆる「オウム返し」です。

相手の言葉をできるだけ使うことが必要ですが、全て同じである必要はなく、省略したり抜き出したりする工夫も必要です。バックトラッキングを普段から意識することでコミュニケーションにおいて様々な効果がありますが、2次試験においては題者の要求を読み取る力」や「要約力」が向上する効果があると思います。

✅多面的に物事を見る

コミュニケーションは、違った考えの人同士が、お互いに違いを理解し合うために行うことでもあるので、一方向的な見方では相手の気持ちを上手く読み取ることができません。普段からネット記事などそのまま鵜呑みにせず、他の見方はないか?と考える癖をつけることで多面的に物事を見ることができます。例えば、2次試験のフレームワークであるSWOTや3C分析、マーケティングの4P、QCDなどの切り口を常に意識して物事を考える練習をします。

その他、お子様がいらっしゃるかたは「ドラえもんが人気である理由はなんだろう?」のような質問をして、一緒に考えてみるのもオススメです。子供の意外な発想力や考え方に気づきを得られるかもしれません。質問があまり思いつかない場合、「しつもん!ドラえもん」(参照:朝日新聞)や「チコちゃんに叱られる」(参照:NHK)を一緒に見るのもオススメです、

✅読みやすい文章構成を考える

企画書などのビジネス文書を作成する際に切り口を意識する、演繹法や帰納法などの論理的思考を意識する、等があります。

長くなってしまうので、具体的な話はまた別の機会にいたします。

設問の要求を満たす。


ここからは、2次試験の学習における出題者とのコミュニケーションについて具体的に書いていきたいと思います。

出題者とのコミュニケーションを円滑にするためには、設問の要求を満たすことが重要です。

2次試験は、高得点者でも結果が分かるまでは自分の出来には自信が持てないもの。更に予備校等の採点サービスではC評価なのに結果はA評価など正しい解答内容がよくわからないしかしながら、設問の要求に過不足なく答えられたかどうかは正しく評価ができるため、しっかり対策したいです。

私は、設問の要求を「主となる問い」と「制約条件」の2つに分けて考えていました。そして、先ず、「主となる問い」を漏らさずに回答すること。次に、「制約条件」を遵守することの順番で意識していました。

■主となる問いと制約条件

主となる問いは、設問の根幹となる部分で、必ず回答しなければならない問いです。令和1年の設問では、「ビジネスが成り立たなかった最大の理由は何か」、「どのような情報発信を行うべきか」、「生産面の効果とリスクを述べよ」などがありました。先にバックトラッキングの話をしましたが、主となる問いの部分をオウム返しするように主語または述語として使うことで、漏らさずに回答することができると共に、出題者側から見ても、書いてくれていると印象を与え、コミュニケーションが円滑化します。

例えば、回答の型として「最大の理由は~~のため、ビジネスが成り立たなかった」「B社は~~の情報発信を行う」「効果は~、リスクは~、が生産面である」などです。

制約条件とは、解答内容の幅を限定的にするために設問中にある指示です。形式的なものでは「字数制限」、「解答数」などがあります。回答内容に関するものは、「〇〇以外に」、「〇〇の視点で」など比較的分かりやすいものがある一方で、「時制」や「修飾されている言葉」、「目的となる言葉」など分かりにくいものまであります。

近年の問題は、複数の制約条件があるため設問の解釈が難しいなど、出題傾向の変化を感じます。よって、回答内容に触れてはいけないもの、回答内容に含むものなどの制約条件をキチっと遵守することで、他の受験生との差別化が図れると思います。

■私の失敗例①

ここで私の失敗例①をご紹介します。設問中の複数の制約条件に頭が混乱し、主となる問いの回答が漏れてしまったという例です。

※まだ令和1年度の事例Ⅱに取り組んでいないかたは、ぜひご自身で一度問題を解いた後でお読みください。

例えば、令和1年度事例Ⅱ 第3問設問(2)

協業を通じて獲得した顧客層をリピートにつなげるために、初回来店時に店内での接客を通じてどのような提案をすべきか。価格プロモーション以外の提案について、理由と併せて100字以内で助言せよ。

ぴ。の再現答案(悪い例)

B社は①Yさんのコーディネート提案力を生かし、ブランド衣料や宝飾品に合う提案接客を行い、②社長のデザイン力を生かし、衣服に合わせたデザインなど写真共有アプリを通じた接客で、顧客関係性の強化を図る。

設問文の下線が制約条件にあたり、赤文字は主となる問いにあたります。先ず、合格点(6割)を確保するためには、他受験生も確実に回答するであろう「どのような提案をすべきか」と「理由」の2つを漏らさずに伝える必要があります。そして、制約条件を遵守していることが伝わる内容にすることで他受験生との差別化で相対的に高得点が期待できます。回答の具体的な良し悪しは正解が公表されていないので分かりません。しかし、私の答案では、主となる問いである「理由」が漏れているため、形式的にアウトです。

いけちゃんの再現答案(良い例)

参加イベントの雰囲気や季節感を踏まえ、衣装やアクセサリーにデザイン的に整合するジェルネイルを提案する。理由は参加イベントや季節に変わり目の都度利用が見込め、顧客満足度が向上し、リピートにつながるから。

主となる問いである提案と理由の2つが明確で、且つ字数の配分も半々程度で分かりやすいです。制約条件も、設問(1)で協業先に貸衣装チェーンを挙げており、整合性の高い提案内容になっています。また、理由は提案による効果と与件の顧客満足向上を因果関係でつなぐことで、説得力のある分かりやすい回答になっていますね。

前編まとめ

✅普段の生活やビジネスコミュニケーションの中で2次試験のスキルを意識する。
✅明確な正解が分からない中、設問の要求は過不足なく答える準備をする。

今回は以上となります。長い記事をお読みいただきありがとうございます。

★次回の記事では、後編として以下の2つのテーマをお伝えします。

①出題者の言葉を使う。

~ソクラテスの言葉「大工と話す時は、大工の言葉を使え」によるコミュニケーション法~

※R1年事例Ⅰの内容もあります。

②正確に伝わっているかを確認する。

~勉強会はアサーティブコミュニケーションで取り組もう~

次回も是非ご覧いただけたら幸いです。

ぴ。でした。


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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

突然ですが、「中小企業経営・中小企業政策」に関する学習状況はいかがでしょうか。
典型的な暗記科目(=得点を稼げる人は稼げる)とされながら、昨年は難化してしまったこの科目。
(参照:11代目べりー「【1次データ分析】平均点と科目合格率の推移(14年分)」)
1次試験では得点源になりえるが、2次試験と関連性が薄いから、試験直前に暗記すればよい」とアドバイスされることも多いのですが、昨年の傾向を踏まえると、1次試験対策としても一定の力点を置いて学習する必要がありそうです。

また、前回の記事(「科目合格制度」と複数年計画について)でも指摘しましたが、この科目が他資格等保有による免除を認めない必修科目(重点科目)としているのは、いかなる専門家であっても当該分野への理解を求めているからなのです。
診断士試験に合格した今、私はこの科目は2次試験の「出発点」であったと気づきました。
従って、試験直前に詰込み勉強して「短期記憶」で対応するのでは、物足りない向き合い方になってしまう恐れがあると考えるに至りました。

何かと後回しにされがちなこの科目ですが、学習の目的を踏まえて、なるべく早めに着手し、直前期には余裕でいられるようにこの科目の学習を進めることで、2次試験対策においても順調な滑り出しを実現できると思います。
そこで、「1次試験対策の段階でどこまでやるべきか?」「2次試験にどう関与してくるのか?」という疑問に対する答えを探しながら、「中小企業経営・中小企業政策」を特集していこうと思っています。

本日の記事は、こんな方向けです。

① 「中小企業経営・中小企業政策」に直前の詰込みで対応しようとしている方
② 2次試験にどう関与してくるのか見当がつかない方

今回は「中小企業経営・中小企業政策」のうち、中小企業白書、小規模企業白書から出題される「中小企業経営」に焦点を置いて、お届けします。
診断先への助言にも活用すべき知識が満載の「中小企業政策」については、2次試験に絡めてシリーズ化する予定です。

1次試験対策の段階でどこまでやるべきか?

「中小企業経営・中小企業政策」は、試験に出題されやすいポイントがわかりやすいことが特徴の一つです。
誤解を恐れずに言えば、過去問題における頻出分野は今年も出題される可能性が高いのです。
これは「中小企業政策」分野でも同様のことが言えます。

1次試験対策としての勉強法

さて、1次試験対策という観点では、TACの「中小企業診断士 最短合格のためのスピードテキスト」がコンパクトにまとまっていて読みやすいです。
このテキストを一読したら、その後はアウトプットを重視した勉強法が有効です。
オススメの方法は、①下記の特訓問題集の演習を複数回こなし、②TACの過去問題集で仕上げること

①特訓問題集
「TBC中小企業診断士試験シリーズ 特訓問題集〈1〉(中小企業白書)〈2〉(中小企業政策)」の二冊をやり込みましょう。
数値・傾向・特徴について、学習仲間と会話出来るようになるレベルを目指したいところです。
TBCでは無料動画(特訓問題集〈1〉〈2〉)も公開してくれていますので、ぜひご覧になってみてください。
正直、特訓問題集がなくても結構勉強になりますが、当然「特訓問題集+動画」の組み合わせが効果が高いと思います。
なお、無料動画という観点では、TACで講師を務めていらっしゃる洞口智行先生の「ほらっちチャンネル」もオススメです。

②過去問題集
断然、TACの過去問題集がオススメです。

統計の動向変化や法律・制度の改正があるため、「過去問による学習が通用しない」と言われる事もありますが、主要論点における過去問題は十分利用できます。
また、TACの過去問題集についていえば、動向変化や法改正によって解答が変わりえる設問が「参考問題」であることを明示してくれるので、とても便利です。
「中小企業政策」の方が対策しやすいので力点を置くという方法もあると思いますが、「中小企業経営」分野も①の特訓問題集で得点分野に仕上げることが可能です。何より、50点・50点の配点なので、どちらかの分野で時間を傾斜して対策するよりも、個別の論点ごとにメリハリをつけた方がよさそうです。

なお、この科目は例年、最終日(今年は7月12日(日))の最終科目です。
試験当日は90分という長い試験時間を丸々使用しない途中退出者が最も多い科目です。
早く解き終わりやすい暗記科目だからというだけでなく、疲労が最大限蓄積したコンディションで受験することも理由の一つだと考えています。
見直しも甘くなりやすいと思いますから、きっちりと準備しておく必要があります

「教科書」としての中小企業白書、小規模企業白書

診断士の1次試験は「学識」を問う割りに、教科書は定められていません。
試験委員の著書のうち、初学者向けの入門書がその役割を果たしてくれる事もありますが、試験対策という意味では過不足を免れません
そうしたなかで、唯一、この科目だけは教科書というべき書籍があります。

それが試験実施前年度の「中小企業白書」「小規模企業白書」(2020年の試験では2019年版)。
白書とは、「法律により国(行政府)に対して義務付けている国会への報告を白書として刊行したもの」(出典:Wikipedia)。
中小企業庁が中小企業の経営動向や中小企業施策を国会に報告するため、年次で作成されている法定白書です(小規模企業白書は2015年版から作成開始)。

■中小企業基本法
(年次報告等)
第十一条 政府は、毎年、国会に、中小企業の動向及び政府が中小企業に関して講じた施策に関する報告を提出しなければならない。
2 政府は、毎年、中小企業政策審議会の意見を聴いて、前項の報告に係る中小企業の動向を考慮して講じようとする施策を明らかにした文書を作成し、これを国会に提出しなければならない。

■小規模企業振興基本法
(年次報告等)
第十二条 政府は、毎年、国会に、小規模企業の動向及び政府が小規模企業の振興に関して講じた施策に関する報告を提出しなければならない。
2 政府は、毎年、中小企業政策審議会の意見を聴いて、前項の報告に係る小規模企業の動向を考慮して講じようとする施策を明らかにした文書を作成し、これを国会に提出しなければならない。

毎年4月に閣議決定・国会報告され、5月頃に当該年度版が出版されます。
診断士試験においては、おそらく作問スケジュールの都合からだと思いますが、前年度版からの出題が中心になります。

TACの「中小企業診断士 最短合格のためのスピードテキスト」がコンパクトだというお話をしましたが、ここはあえて原典にも多少触れてみませんか?
全体を熟読するには分量が多すぎるので、白書の「ポイント」と「概要」も参考にしつつ、百科事典の興味のある箇所にさっと目を通しておくというようなイメージです。
Webサイトに無料のPDF版がバッチリ掲載されており、気になる部分は検索が可能ですし、タブレット等にダウンロードしておけば効率的に確認できる点は、TACスピテキにはないメリットです。

試験対策上、グラフ・統計データについては「サブタイトル」を中心に読み込むアプローチが有効です。
(参照:初代JC「「中小経営」を押さえこみ!」、初代ハカセ「白書の図表のサブタイトルを攻略せよ!」)
頻出分野の統計のうち、「意外」だと感じる箇所については要チェックです。
試験対策上も誤答のリスクが高いため、直前期に見返す必要がある部分だけピックアップしておきます。

なお、「中小企業経営」における統計理解について、単なる数値の暗記だと考えてしまうと勿体ないです。
「白書」にはストーリーがあり、それに基づいて提示されている数値ですから、文脈と合わせて関連付けして覚えれば、無機質でつまらない暗記に陥ることはないと思います。
(参照:2代目aki「【中小】嫌いな科目を得点源にする工夫」)

2次試験にどう関与してくるのか?

科目設置の目的

「第1次試験案内・申込書」には、科目設置の目的と内容という項目が設けられています。

中小企業診断士は、中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されており、中小企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行う必要がある。そこで、企業経営の実態や各種統計等により、経済・産業における中小企業の役割や位置づけを理解するとともに、中小企業の経営特質や経営における大企業との相違を把握する必要がある。
また、創業や中小企業経営の診断・助言を行う際には、国や地方自治体等が講じている各種の政策を、成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用することが有効である。このため、中小企業の経営や中小企業政策全般について、以下の内容を中心に知識を判定する。

コンサルタントという職業は、本来、資格の取得を要しない職業です。
それをあえて国家資格として認定し、経済産業省に登録させる意味はどこにあるのでしょうか。
ズバリ、経済産業省・中小企業庁の中小企業政策の浸透を手伝うことを求められている、ということだと考えます。
資格を有しているからといって、必ずしも上記の役割を果たす必要があるわけでもありません。
しかし、そういう資格の「選抜試験」である点は、試験対策する上では忘れてはならないと思います。

税金を原資とした産業政策である以上、支援対象となる「中小企業」は規模や業種に応じて定義づけられ、政府が支援するにふさわしい政策目的が存在します。
前段(=「中小企業経営」分野)の趣旨は、「政策目的の背景にある中小企業の経営実態、大企業との外部環境・内部資源の違いを、各行政庁によって集計された各種統計から把握し、各産業動向を把握し、経営革新の方向性を知る」ことにあります。

2次試験で出題される事例企業は、実在する企業がモデルとなっているそうですが、当然この「中小企業」の定義に合致する先です。
各分野一級の学者である試験委員の皆さんは、全国の中小企業の模範となるような経営革新を実現した先であったり、中小企業政策を上手く活用した先を土台として、当該年度のテーマに沿った出題をしやすいようにエピソードをアレンジしているものと考えられます。
その場合でも、アレンジの軸になるのは経営者の思い(経営理念、経営方針)であり、この試験はその思いに応えて助言できる診断士を選抜するためのもの。
経営者の思いを汲みながら、資源制約を踏まえた助言が必要となる背景が、ここから読み取れると思います。

2次試験対策の布石となる「白書」の事例

白書の「概要」に記載されている要点をみると、「経営者の世代交代」「構造変化への対応」が大きなテーマであることがわかります。
とりわけ、「構造変化への対応」において、①IoT・AIを活用した生産性向上、②大企業も含めた外部連携による研究開発の促進、③域外・海外の需要取込みが挙げられています。
2次試験の過去問題を紐解いてみれば、頻繁に事例企業のテーマにもなっていることがわかります。
そうした観点から、白書掲載の「事例」は、事例企業が向かうべき方向性の例として要チェックです。

p.8~13に「一覧」がありますので、ぜひご確認ください。

今日のまとめ

① 試験直前期に見返す必要がある部分は最小限に
② 暗記科目としてこなすのではなく、診断士としての出発点としよう

次回は2次試験に絡めた「中小企業政策」の記事を投稿する予定です。
【渾身! 論点シリーズ】についても引き続き、リクエストを募集中です!

以上、いけちゃんでした!
それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

エイプリルフールですが、いつも通りまじめに本気でいきますよ。

 

昨日のべりーの記事でも書いていましたが、去る3月30日に中小企業診断協会から「今年の診断士試験は、現時点では実施する予定」との情報が発出されました。

正直、協会としても判断の難しい状況だと思います。

ですが、試験案内配布開始(本日、4月1日)に先立ちお知らせを出して下さったことで、気持ちが前向きになった方も多かったと思います。

 

それは受験生の皆さんだけでなく、私たち道場メンバーも同じです。

私たち11代目は、たまたま昨年合格することができましたが、診断士試験と出会うのがあと少し遅かったら、去年の試験でポカミスをしていたら、仕事が忙しくなって受験を諦めていたら……人生の巡り合わせが少し違っていたら。(たぶん私が言うのが一番現実味があるので言いました。11代目のみんな、巻き込んでごめん)

もしかしたら自分は今年の受験生だったかもしれない。

だから、今年の試験がどうなるかって、他人事とは思えないのです。

 

もちろん、診断士試験の勉強が生活の全てではありません。

皆さんそれぞれご家族がいて、お仕事があり、日々のあれこれがあると思います。

こんな状況なので、今年の受験は見送ろう、という決断もあると思います。それも大事な決断です。

それでも、試験が実施されることを念頭に勉強している方がいるなら、 一発合格道場としてできることをしよう。

それが、私たち11代目の総意です。

 

というわけで、

今年もやります! 【渾身! 論点シリーズ】!!

そして今年も、読者の皆様からのリクエストを募集します!!

 

説明しよう☝️ 【渾身! 論点シリーズ】とは、その名の通り道場メンバーが渾身の力をこめて、あるテーマを掘り下げて書く記事のことである。

「テキストではサラっと書いてあるけど、いまいち理解できない」「毎回過去問で間違える……この論点苦手なんだよなぁ」そんな受験生の悩みに応えるべく、かゆいところに手が届く丁寧な説明が特徴だ。

記事タイトルの【渾身】が目印になっているので、ぜひ探してみてほしい☝️

 

ちなみに、私の一押しは10代目ちこまる(仮)さんの【渾身】シリーズまとめ記事です。

【渾身】永久保存版! 渾身シリーズまとめページ by10代目ちこまる(仮)

 

【渾身】シリーズを渾身の力でまとめるという二重構造になっております。哲学的ですね。

ほんと、冗談抜きで、ブックマークをおすすめしたいページです。情報量が半端ないです。

特に独学の方は、身近に質問できる人がいなかったりしますよね。

テキストを読んでも、問題集の解説を読んでもわからない……と困ったときは、まずは道場の【渾身】ページに解説がないか、探してみてください。

 

今回、11代目の方でも準備している論点はありますが、皆さんからのリクエストも募集します!

例えば「経営法務の下請法がどうも頭に入ってこない」「財務・会計の連結会計って何を押さえればいいのかわからない」など、解説してほしい論点を書いて頂けると嬉しいです。

 

リクエスト方法は2つ。

①ブログのコメント欄に書く。

ちなみに、今日のブログのコメント欄でなくてもOKです。

例えば、明日のいけちゃんの投稿を読んでリクエストが浮かんだら、明日のコメント欄に「渾身シリーズ、●●をリクエストします」と書いて頂ければOK。

内部事情で恐縮ですが、できれば11代目の記事にコメント頂けると、私たちがキャッチアップしやすいので助かります。

 

②Twitterのリプ欄かDMに送る。

一発合格道場のTwitterアカウントでも【渾身! 論点シリーズ】のことをつぶやきますので、そちらにリプ頂いてもOKです!

Twitterはこちら

 

リクエスト来ないとさみしいので、ぜひぜひよろしくお願いします!

 

さて、それではようやく本編です。

(いや、なんなら今日はここからがオマケかもしれません……)

 

本日は【実録】リアル企業経営理論・事例Ⅰの世界③ と題して、前回に引き続き、私の体験談を一次試験の「企業経営理論」と二次試験の「事例Ⅰ」に紐付けてお話ししたいと思います。

ちなみに本シリーズは今日が完結編です。とくにオチはないです。
前回、前々回の記事はこちら↓

【実録】リアル企業経営理論・事例Ⅰの世界①

【実録】リアル企業経営理論・事例Ⅰの世界②

会社を経営するうえで欠かせない「人事施策」のお話、少しでも知識と実感が結び付く機会になれば幸いです。

 

本日が3回目ですね、私が勤務した(している)「東京のHR(人材)ベンチャーA社」と「地方の金型屋B社」に登場してもらいます。

ざっくりプロフィールはこんな感じです。(クリックで拡大します)

 

前回は人事施策の「茶化」の「採用」と「配置」について書いてきました。

今回は「育成」「評価」「報酬」をみていきたいと思います。

 

【復習です】一次試験「企業経営理論」でも二次試験「事例Ⅰ」でも役に立つ「茶化」とは

茶→サ+ハ+ホ(採用・配置・報酬)

化→イ+ヒ(育成・評価)

であります。

 

しつこいようですが大事な論点なので、今回も過去記事のリンクを載せます。

10代目かわともさん 最低限押さえたい「1次知識」まとめ

9代目よこよこさん 【事例Ⅰ】幸の日も毛深い猫~組織人事のフレームワーク

 

「茶化」の全体の流れはこんな感じ。

 

それでは、「育成」と「評価&報酬」についてです。

 

東京の人材系ベンチャーA社の場合

①育成

A社の場合、新卒・中途とも、育成にはかなり力を入れていました。

これはA社が人材系サービスを提供する会社なので、お客様に提供するプログラムを一部自社の社員教育でも実践していたためです。

おそらく、世間一般のベンチャー企業は、ここまで手厚く新入社員の面倒を見ないと思いますので、業界の特殊性も理由の一つとお考え下さい。

 

A社の新入社員教育は、短期での戦力化を目標としたプログラムが組まれていました。

具体的には「座学の研修→実践→反省・課題設定→トレーナーからのフィードバック→研修→実践→反省・課題設定→フィードバック→研修……」といった感じで、OJTとOFF-JTを組み合わせて短期間でPDCAサイクルを回していました

一度に複数クラスで研修を実施するような大企業では、実践の場が用意できず、こんなプログラムは組めません。

このダイナミックさは中小企業ならではと言えるでしょう。

もちろん、よく言われるように「わかる」と「できる」は違うので、研修で習ったことを実践しようとしても、すぐ上手にできるわけではありません。

というか、一回研修で聞いたくらいでは、大体できません。でも、とにかくトライ&エラーで前に進むスタイルです。

外資系なんかでいわれる「Quick&Dirty」、つまり多少粗くてもスピード重視で! という方針で、インプットとアウトプットを短期間で積み重ねながら、早く一人前になることを求められていました。

 

育成プログラム自体がなかなかハードなため、トレーナーとは別に各人にメンターを付ける取組みも行われていました。

トレーナーが仕事の基本をしっかり教える一方で、メンターはトレーナーに聞けないようなちょっとした事や、仕事には直接関係ない心配事をフォローする役割です。

新入社員が弱音を吐ける「安全な場」をつくることが目的なので、3年目~5年目くらいの安定感のある先輩が任命されることが多かったように思います。

②評価・報酬

A社の評価は四半期毎に実施されていました。

四半期に一度のサイクルで営業の予算目標を立てるので、それについて振り返り、評価されるイメージです。

目標は「予算数字」と「行動目標」の2本立てでしたが、行動目標も結局数字に結びつく目標(いわば予算達成のプロセス)になるので、評価基準がわかりやすいのが特徴です。
基本的に、予算を達成していれば評価は高くなるし、達成していなければ低くなる。

営業職の宿命だと思いますが、一人一人の担当顧客や案件が明確なので、受注という成果はほぼストレートに担当者の評価に結び付きます。
もちろん上司や同僚や他部署の方の力添えもあるので、営業部員一人の成果ではないわけですが、そこはある意味ドライで明快な世界です。

ですが、達成したら高額インセンティブが入ってしめしめ、というわけでもありませんでした。
A社で働いていた当時、疑問だったのがこの報酬体系でした。

営業なので達成率順に順位なんかも張り出されます。
目標を大幅に超えて達成した場合でも、一位のインセンティブは、基本給に比べささやかなものでした。
また、個人達成の他にチーム達成という評価基準があり、チーム予算を達成したときもチームにインセンティブが授与されました。
(金額は忘れましたが、隣のチームがインセンティブでKindle を買ったとか言ってたような…)

そこで、ある時先輩に「うちの営業、大変な割に達成インセンティブ少ないと思いませんか?」と聞いてみました。
すると、「私も最初はそう思ったけど、あんまり行き過ぎて個人主義の助け合わない会社になるのもイヤじゃない?」という答えが返ってきました。

そうです。事例Ⅰでも出てきますよね。
成果主義のメリットとデメリット。

メリット:社歴の浅いメンバーも成果次第では高く評価されるため、モチベーションが上がる。
デメリット:短期的、個人的な利益を優先しがちになるため、中長期的な視点やメンバー間の協調意識がおろそかになる恐れがある。

たしかにスピード感と成果重視のベンチャー企業の営業は、一歩間違えると組織というよりは個人事業主の集まりのようになりがちです。
あくまで憶測ですが、A社は他の人事施策ともあわせて、成果主義のメリットを生かしつつデメリットを打ち消すことを狙って、インセンティブを上記のように設定していたと考えられます。

 

地方の金型屋B社の場合

①育成

B社の新入社員は、入社後2週間程度の座学研修の後、工場(いわゆる「現場」)に配属されます。

座学では金型についての基礎知識を学ぶのですが、実際の金型を見て手を動かした方が早いので、現場に配属されてからが本番です。

教育担当の班長さんを中心に、先輩たちから少しずつ仕事を教わり、技を磨いていきます。

教わるといっても、例えば金型の細部を調整する技術などは、結局のところ経験を積んで体で覚えるしかありません。

このあたり、ベテラン工員の「技能の見える化」や「技能伝承」の必要性は、工場長以下管理職は感じているのですが、なかなか難しい課題です。

基本的な工具の使い方は入社2~3年目くらいで身に付くのですが、その先は個人差があって難しいようです。

班長さんの話では、

・そもそも金型は一つ一つ仕様が違うので、技を習得するまで短期間で何度も同じ経験を積ませるのが難しい

・自分たちも「背中を見て育て」式で教育されてきたため、後輩への効果的な教え方がよくわからない

というのが正直なところだそうです。

 

一方、職場の雰囲気はアットホームで、隣の班や隣の課の先輩たちも何かと気にかけてくれるので、新入社員が孤立したり、迷子になったりすることはほぼありません。

毎日同じメンバーが、同じ時間に同じ職場で顔を合わせるため、自分の居場所があると感じられることは、新入社員にも良い影響を与えていると思います。

 

 

②評価・報酬

評価は年に1回、期末のタイミングで行われていました(最近変わりましたので、後述します)。

A社に比べると、評価者にとっても、被評価者にとっても、わかりにくいのが悩みです。

理由は、一つの金型ができるまでには多くの部署の人が関わっているため、仮に出来栄えが良かったとしても、誰の成果か切り分けにくいからです。

「10人が10件ずつ担当して100件」になるのがA社だとすれば、B社は「10人であれこれ協力して最終的に100型」になる仕事の仕方です。

さらに工場は一人の一次評価者に対して部下が10人以上いるため、きめ細かな評価が難しい。

もちろんその中でも公平に評価するようにチェック項目を設けていますが、A社のようにスパっとはいかないのが実態です。

 

最近ではそういった点を少しでも改善し、社員の成長意欲やモチベーションを上げるために、評価のサイクルが1年から半年になりました

これにより、成果と評価と報酬の関係が以前より分かりやすくなりました

(人事評価が次の賞与等に反映されるため。)

いくら金型のリードタイムが長いからとはいえ、一年前にさかのぼって部下を評価するのもなかなか大変だったようで、この変更はおおむね好評です。

 

 

 

では、最後にカーテンコール(?)ということで、このシリーズのまとめを表にしてみました。

いかがでしたでしょうか。

 

繰り返しになりますが、【渾身】シリーズのリクエスト、ぜひよろしくお願いします。

明日はいけちゃんの登場です♪

それでは引き続き、一緒に勉強がんばりましょ~。

 


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【11代目からのご案内】

4月4日(土)に実施予定の一発合格道場『オンライン春セミナー』ですが、なんと誠にありがたいことに満員御礼となりました!!

3月28日(土)申し込み頂いた方宛てにメールにて連絡差し上げましたので、届いていない方は大変お手数ですが「こくちーず」経由で連絡下さい(こくちーずはこちら)。

Zoom URLは「4月1日(水)」にご登録いただいた「メールアドレスに連絡」させて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

———————————————————–

おはようございます。べりーです。
(前回までの記事はこちら

明日は4月1日、新年度がスタートする企業も多いと思います。
新入社員の入社、春の人事異動、各部署ごとのキックオフに歓送迎会など、何かと「始まり」を感じさせる季節です。

またTACでは4月から完成答練に入り、いよいよ『直前期』がスタート。
私たちの記事も4月からは1次試験、2次試験に更に踏み込んだ内容にシフトしていくことになります。

そんな中、3月30日付で中小企業診断士協会から「令和2年度の試験日程は予定通り」と発表されました。
ただし今後、災害などにより試験実施に影響が生じる場合は協会のWebサイトに掲載するそうなので、引き続き注視する必要があります。
なお今年は「試験案内配布・申込受付期間」は4月1日~5月8日と例年より1ヵ月ほど早いため、1次試験を受験される方は手続きをお忘れなきようお気を付け下さい。

 

1次試験データ分析

はじめに

今回は、1次試験の科目別・年度別の「平均点」と「科目合格率」の推移をグラフにしたいと思います。
それにより「1次試験の全体像を掴むこと」が目的です。

実はこの切り口は9代目Chikaが2018年に掲載(こちら)しており、今も読まれている人気記事です。
私も勉強期間中に読んだ記憶があります。

あれから2年経ちましたが、その間も過去記事「1次試験と秋の空」に書いた通り各科目ごとの暴れっぷりは健在で、大荒れの空模様でした。
よって、更新版として皆さまにご覧いただこうと思います。

※データ出典:中小企業診断士協会、TACデータリサーチ

 

平均点と科目合格率の推移

経済学・経済政策

☆経済学・経済政策 (関連する2次試験科目:なし

直近6年間の平均点がほぼ凪(なぎ)の状態です。
科目合格率も6年中4年は20%を上回っており、安定科目と言えます。
この期間に限れば対策が打ちやすい科目と言えます。

ただし、平成22年と25年に伝説的ともいえる超難化がありました。
私が勉強を始めたH28はまだその衝撃が冷めやらぬ時期で、経済学はいつ「超難化」してもおかしくないと言われていました。
H25年など科目合格率2.1%、平均点が41.9点と足切りラインギリギリですから無理もありません。
結果的に「得点水準を勘案し全員に 4 点を加算」という処置がとられました。
H22年も4点の得点調整が入っており過去10年間に2回の得点調整です💦

確かに直近6年間は凪でしたが、いつ嵐に転じるかが非常に怖い科目です。

過去記事「潮流・俯瞰・設問の3つの目」で取り上げたように今年の1次試験は難化が予想される材料が揃っており、過去に超難化実績がある分、経済学の難化には備えておくべきと考えます。

試しに1度、H25年度、H22年度の過去問をヨコ解きして程度を知っておくことをお勧めします。

※ヨコ解きは「年度別」、タテ解きは「複数年度をまたいで論点別」の過去問の解き方

 

財務・会計

☆財務・会計 (関連する2次試験科目:事例Ⅳ

最近1年おきに難化してますがそれを「傾向」とは考えにくいと思います。
今回は9代目Chikaの続編企画ということで開始をH18年のまま直近2年を付け足しましたが、14年間分を並べてみると、この5年間は多少の凸凹あれど以前に比べたら易化傾向だったと分かります。

直近5年間を除くH18~H26年度までの9年間で平均点が60点を超えた年が2回のみです(2/9)。
一方、直近5年間は59.○○点も60点と見なせば、60点を超えた年は5回中4回です(4/5)。

また科目合格率の推移をみると、平均点以上に「直近5年間とそれ以前」に差があります。
以前は経済の様に大盤振る舞いの年もなく、H21年が19.5%に一度浮上した位であとは行っても10%前後。5%前後の年も4回ありました。

市販の過去問題集は「5年間」のものが多いと思いますが、直近5年間のみを切り取ると財務会計を見誤る可能性があります。
H26年度、H24年度の過去問もヨコ解きして程度を知っておくことをお勧めします

 

・・・以上の様に、経済と財務会計は今でこそ得点源と公言する方も多い2科目ですが、それは直近5~6年のことであり、一昔前はいつ牙をむいてもおかしくないようなピリついた荒くれ科目でした。

(一昔前の経済と財務のイメージ)

 

もし今年この2科目が難化した場合は、過去記事「1次試験中の時間管理と得点の積み上げ」に書いたように

✅ 1周目は高速回転して全体像を俯瞰する
✅ 早期に難化を把握し、2周目以降は丁寧に必勝問題を見極め対応する

ことが勝負の分かれ目になるかもしれません。

 

企業経営理論

☆企業経営理論 (関連する2次試験科目:事例Ⅰ、事例Ⅱ

経営理論は平均点のばらつきが少ないことが特徴です。

14回中11回が「55点以上62点未満」の7点差のレンジに収まります。
ただしH22年以来、10年連続で平均点が60点に届きません。
つまり「そこそこ点は取れてるのに科目不合格になりやすい」科目といえます。(これは9代目Chikaも指摘しています)

科目合格率も特に直近3年間は低く推移しており難化傾向でした。
それ以前の科目合格率もH28年が飛びぬけた以外は緩やかに下降しつつもほぼ一定で、20%を超えることは滅多にありません(14年間で2回だけ)。

ちなみにH28年は平均点も科目受験者数も前年と同等なのに科目合格者が1600名も多いため、余程得点がばらついたなど特殊な年度であったと考えるのが妥当かと思います。

難易度のバラツキが小さいことには違いないですし、この科目の1次知識は2次試験にも生かせるため、簡単ではありませんが60点以上を狙って科目合格できると有利になり得ると言えます。

 

運営管理

☆運営管理 (関連する2次試験科目:事例Ⅲ

H18年からH24年までの7年間の平均点(の平均)は62.4点。
H25年から令和元年までの7年間は57.8点と、以前に比べると難化傾向です。

特にH28 年とH29年の難化は、H29 年に合格確率が3.1%まで落ち込む激しいものでした。
この科目合格率は直近5年間に限れば全科目中で「最低」です。

何故急に難化したのか?を推測すべく、この2年間の2次試験と照らしてみます。

2次試験は平均点等が発表されないので結果から難易度が測れません。
ただ、この表の通りH29年は2次試験が変化した印象を強く残し、平成30年、令和元年と変化が続きました。

・・・ここで推測を挟みます。興味ない方は申し訳ありませんがこの部分を飛ばし読みして下さい。

【1次運営管理と2次事例Ⅲ】
H28年度
1次試験で知識レベルを引き上げ、2次は前年通り(知識より対応力)
H29年度
1次の知識レベルを更に引き上げ、2次は例年の問い方を崩す(知識より対応力・上級)
H30年度
1次の知識レベルは緩和し、2次で知識を問う出題にギアチェンジ
R1年度
1次の知識レベルは継続して緩和、2次で知識を問う出題を継続
―――
・・・このように無理矢理1次と2次の傾向を紐づけて考えてみると、協会は「4年間かけて試験段階での『生産管理と店舗販売管理』の知識レベル引き上げを図った」のかもしれません。
また、のちに2次の論文形式で知識レベルを問う方向にシフトしたとすると「より実践的な知識レベル」かつ「特に『生産管理』の知識レベル」を引き上げるべし!が目的だったのかもしれません(現場からの要請とか?)。
ただし、根拠の少ない「因果」を元に解答を書くと大事故となる、これは2次試験の鉄の掟です。
✅ 1次と2次にまたがって直近の4年間で傾向変化しているらしい
✅ だとするとR2年は直近2年間の傾向が続くかもしれない
ここまでで仮説を終わります。

もしR2年も直近2年間と同様の易化傾向が続いた場合、運営で得点を重ねることが重要です。
図表問題で逆ザヤ沼問題にハマらず、必勝問題をすべて得点化するつもりで臨んで下さい。

ただし、変動要素、不安材料があるとしたら、R2年は1次試験合格者を絞るためにどの科目が難化してもおかしくないという「潮目」の変化でしょうか。

 

経営法務

☆経営法務 (関連する2次試験科目:なし

長らく「平均点が60点を超えることは少ないが難易度が大きく変化しない」科目でした。
ですが、H28年からH30年までの3年間、冬の時代を迎えました。

H28年は、「7科目すべての合格基準を59%にする」という歴史的な得点調整(あるいは合格基準の調整)が行われた年でした。
この年に激しく難化したのはこの次に登場する「経営情報システム」です。
また情報システムほど派手でないながらも難化したのが「財務会計」「運営管理」と「経営法務」でした。

そして経営法務は翌年H29年は「4点加点」、H30年は「8点加点」と3年連続で得点調整を繰り返します。
特にH30年は科目合格率が5.1%、平均点も41.6点(8点加点前)と非常に厳しい年でした。

3年連続で「平均点が50点未満」「科目合格率10%未満」「連続得点調整」が同じ科目で続くと、経営法務を科目合格できずに残した場合は中々挽回が難しかったと思いますし、その結果、この科目を「苦手」に上げる方が多くなったのでしょう(ぴ。の過去記事「R1年度 合格体験記まとめ~1次試験編~」)。

令和元年は「冬の時代到来」以前のH27年並みに科目合格率、平均点ともに戻りました。
個人的には、3年間連続で得点調整した後なので翌年また難化させるのは難しいのではないかと思います。

ただし、冬の時代を作った理由が「診断実務の現場で全体的な法律知識不足が問題となった」などの場合は、R1年の易化で解決したわけではないはずなので、再度テコ入れを図る可能性もゼロではありません(そのように合理的な理由があるなら要綱等に示してもらえるとお互い建設的になれると思うのですが)。

なお経営法務は法改正があったり逆ザヤ沼問題も多いため、過去問による学習が他の科目より難しいと言えます。
そこで過去問学習を補う暗記ツールが重要になりますが、私は「まとめシート 後編」が最高に効果を発揮してくれました。

 

経営情報システム

☆経営情報システム (関連する2次試験科目:なし

難易度の差が最も激しく、数年おきに難化してきました。
科目別に14年間の推移を比較しても経済と1、2を争う変化の激しさです(末尾のまとめグラフ)

この科目は純粋な暗記科目であり2次試験に関係がないのでなるべく省力化したいが、難化に備えて油断できない科目であるため、好き嫌いが分かれます。

H25年までの4年間は安定の得点源で、H25年の科目合格率はなんと51.8%。(グラフが天井を突き破ってます 笑)
この結果には診断士協会も慌てたはずです。科目合格率1/2越えですから。
その翌年から難化傾向に転じてH28年は科目合格率8.5%まで難化し、とうとう4点の加点対象となりました。(でも9代目Chikaも私も足切り即退場)

この資格、情報処理技術者(高度)資格ホルダーの受験者が多いと言われています。
そうした方は当然この科目に強みを発揮し、難化への対応能力も文系初学者に比べたら圧倒的に高い筈です。
H26年~H28年の難化も、高度資格ホルダーの優位性を更に高めたのではないでしょうか。

・・・ここでまた推測を挟みます。興味ない方はこの部分も申し訳ありませんが飛ばし読みして下さい。

【勝手に振り返る直近5年間】
この数年間は1次合格者を安定的に輩出することが1次試験の前提であったと仮定して、
―――
①経済はH26年以降は難易度調整に使わず
②財務会計は難易度を不規則に変化させることでレベル低下を許さず
③経営理論は難易度を大きく変化させないことでレベル低下を許さず
④情報システムをH26年から難化させたがIT系資格ホルダーに有利で不公平なため易化し
⑤④の代わりに運営管理をH28年から難化させたが2次で知識を問う方向に変化して1次を易化し
⑥④の代わりに経営法務をH28年から難化させたが3年連続で得点調整など上手く行かず易化し、、、
―――
その結果(特に④⑤⑥)、1次試験全体の難易度調整が易化に振れ過ぎ、4,444名の1次合格者を出してしまった、と。
すみません、上記はすべて仮説に過ぎませんが「出してしまった」は当たっているのかなと💦

【科目別推移比較の7科目まとめグラフ】

 

中小企業経営・政策

☆中小企業経営・政策 (関連する2次試験科目:なし

中小企業経営・政策は暗記科目です。
何年かおきに「平均52~53点、科目合格率10%未満」の年がありますが、H30年以前の7年間はグラフをご覧の通り安定的に推移していました。

が、R1年は久しぶりの難化。
平均点は50点台前半、科目合格率も8年ぶりに1桁台でした。

例えばH30年に法務1科目を残し、R1年に法務1科目だけだと心配なので得点源として中小経営・政策(科目合格済み)を受けた方は、法務の易化に助けられる一方で中小経営・政策の難化に苦戦したかもしれません。
このように科目合格の活用は年度別・科目別の難易度変化の影響を受けやすく簡単ではありません。

なお14年間で平均点40点台がない科目は「経営理論」「運営管理」「中小経営・政策」の3科目です。

ご記憶にあるかどうかわかりませんが、この3科目はいけちゃんが過去記事(「科目合格制度」と複数年計画)にて指摘する通り全受験生にとって「必修科目」であり、試験時間も90分間と長く、他資格を有している各分野の専門家にも当該分野を学んでもらいという意図が垣間見えます。

90分科目は設問数も多いため60分科目に比べて年度ごとの難易度の差が出にくいのかもしれませんが、先述の通り中小経営・政策は何年かおきに難化の波が来るので、R2年も要注意下です。

 

令和元年と令和2年度

令和元年は大きくとらえると

易化・・・経済学、財務会計、運営管理、経営法務、経営情報システム
難化・・・経営理論、中小企業経営政策

でした。

派手に難易度を上げ下げする科目たちが易化に転じ、当試験の「必修科目」2科目がゆるやかに難化しました。
その結果、全体では「超易化」と言えるほどの1次合格者を生みました。
(当初は「令和元年のご祝儀か?」とも思いましたが2次合格者が増えない限り意味がないので、そういった趣旨ではなかったと思います )

いずれにせよ、例年(H26~H30年の5年間平均)の1次合格者に対してR1年の合格者はおよそ1,368名もの急増ですから、2次試験合格者のキャパシティから逆算すると、令和2年度の1次試験は前年より難化するのではないでしょうか。

今回は14年間の実績データを元に1次試験の推移を見ましたが、

・科目ごとの難易度の変化が本当に激しいため、なるべく得意/不得意科目を作らない。
・未合格の科目がある場合に「科目免除をどのように選択するか?」はリスクヘッジの視点が重要。

について対策を検討する際などに、ぜひこの記事をご活用下さい。

 

まとめ

私の初回記事と2回目は、論点別のタテ解きを強くお勧めしました。
そして3回目と4回目は、年度別の切り口で記事を進めてきました。

私は基本的には「学習はタテ解きで必勝or逆ザヤ沼問題を判断する技を磨くべき」と考えます。
ですが、タテ解きだけでは上記のような「年度による難易度が掴みづらい」という難点があります。

3回目と4回目に書いた通り、「今解いているこの科目は今年(R2年度)難化したのか?易化なのか?」を周囲より先に把握することは、試験攻略上、優位になれるかどうかの岐路となります

したがって、

①科目ごとに上記のような年度ごとの波があることを知っていた上で、
②この科目は今年は難化か?易化か?「潮流=魚の目」で把握し、
③その問題が必勝or逆ザヤ沼問題かを「設問=虫の目」で察知し得点を積み上げる。

これにより合格にグッと近づくことができるということを、たまに「年度ごとのヨコ解き」を過去問で行うことにより感覚として掴んでおくことをお勧めしています。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

いよいよ直前期、くれぐれも体調にはお気を付け下さい!

べりーでした。


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こんにちわ。CKです。今日も道場ブログ読んでいただき有難うございます。

3月もいよいよ残り3日。今年は昨年より約1ヶ月も1次試験日程が早いので、例年でいうと4月末GW前にあたる時期だと思います。
昨年のこの時期、私は何をしていたかというと1次科目の企業経営理論、財務、運営、経済が終わり、情報の仕上げをしながら、法務と中小に着手していた頃です。暗記科目が押し寄せてきて、どうやって復習していこう焦ってました。今回はその復習に関する話題を書かせていただきます。

前回まで1次に向けた学習方法をご紹介してきましたが、振り返ってみると私の1次試験攻略の基本戦略は3つあると感じてまして、最初の2つが前回までに書いた

①まずスピ問完璧でがっちり基礎固めして、その後過去問に着手
最初にスピ問レベルを完璧に仕上げることで基礎力を固めた上で、その後過去問に移ることで一定の仕上がりを維持して行くやり方です。
(※TAC生の人はスピ問の後は「トレーニング」と過去問併用していくこともお勧めします。)
過去記事はこちら

②まとめノートを作りながら覚える内容を整理していく
「まとめる内容を考える」+「書く」で理解が定着しやすく、また過去問や模試で出てくる新しい論点も随時追加して書き込んでいくことで、覚える対象をノートに集約することで、ターゲットを明確にするという方法です。
過去記事はこちら

と、最後の1つが今回ご紹介する

③音声の活用    です。

 

昨年4月末の頃は、最初の4科目については何とかスピ問完璧レベルまでたどりついて、情報のまとめノート整理しながら必死に知識を定着させていました。
その中で重宝したのが「音声講義」を聞いて復習することです。

私はTACに通っていたのですが、本科生のコースには講義音声のDLが標準でついてきます。通信講義の音声をDLしてスマホなどで聞ける、というものです。スタディングなどの通信講座にもついていると思います。

この音声講義の復習の利点は、

1.通勤時間を無駄なく活用

まず、勉強する場所を選ばないという事です。スマホに入れておき通勤中も自宅〜駅間の徒歩、ホームで電車を待っている間など「何かを見ながら勉強しにくいスキマ時間」も使うことができます。
私は通勤が1時間程度ですが、そのうち電車に乗っている時間は約半分。残り半分の時間は歩いていたりするので、スマホに入れてるノートを見たりできませんこんなスキマ時間も音声聞くだけならシームレスに活用できます。

私はDLした音声をMP3にして、アプリで1.5倍速にして聞いていました
復習なのでゆっくりと聞く必要もないですし、案外1.5倍程度でもよく聞き取れます。(予備校の先生の話し方はすごいんだな、と改めて実感。)
1.5倍速なら、2時間半の講義も1時間半くらいで聞くことができます。

聞き逃したところや、よく理解出来なかった箇所は巻き戻して再度聞く様にしてましたので、ちょうど1日の通勤で1コマ振り返ることが出来ました。

私が使っていたオススメのアプリは、「NHKの語学プレーヤー」です。
まず、スマホにDLした音声ファイル(音楽ファイル)を入れておき、このアプリで読み込みます。すると0.5〜3倍までスピードを変えながら聞くことができます

NHK語学プレーヤー

 

2.机に向かえないときも

また、音声を聞くというスタイルはとてもハードルが低いので取組み易いことも利点です。
机に向かって勉強できる時間は限られてしまいますし、結構モチベーションも必要です。しかも復習となるとさらにしんどい。。私は飽きっぽい性格なので毎日時間を決めてコツコツ机に向かうという事が苦手でした。気分が乗らないときは、机に向かっていても中々集中できないそんな時はコーヒーを飲みながら音声だけ聞くという学習もしていました。また、クルマを運転している時や、めちゃくちゃ疲れたとき、飲み会のあとは「全部を聞き取って復習する」ではなく、「なにか耳に残ればいいな」という感覚で聞き流す様にしていました。
こういった集中して勉強できない時間帯や、普通なら勉強あきらめてしまう時間でも「何もやらないよりはマシだな」という感覚で、耳にだけ入れておくことで何かしら意識や記憶に残すことができたと感じています。


3.テキストの流れ、ストーリーが結構大事

これは1次試験だけでなく2次に向けても重要になると思っているのですが、問題を解いたり用語を覚えるだけでは部分部分の理解だけになってしまい、前後のストーリーの様なものが抜け落ちてしまいがちです。
1次試験は、過去問どおりの問題は出てきません。また見たことがない言葉や聞き慣れない書き方されている問題もあります
例えば経営戦略〜事業戦略〜競争戦略についても、どういった流れで、事業ドメインや5SやPPMが出てきているのか、というストーリーが頭に残っていると、知らない言葉が出てきても「たしか戦略ってこんな流れの話だったな」と大筋をもとに解答を類推することができ問題に取り組みやすくなります

また2次試験は、正解が公表されない中で「これ」といった絶対の方法はありません。しかし文章力がない私でも合格できたのは、「中小企業診断士の試験ってこういう事が問われている」という1次テキストの話の流れが頭に残っているかどうかで勝負できるのではないかと感じています。

このような流れやストーリーを体得する上でも音声なら何度でも聞きやすいですし、集中出来ない時も耳にだけ入れておくことで、講義の流れや、節々の強調されている点などをなんとなく頭に残すことが出来きると思います。

 

最後に。
TAC生の方で音声講義ダウンロードされてない方は、是非すぐにでもダウンロードして試してみてください。私の同級生でも音声使ってないという人が沢山いて、もったいないってお話を何度もさせていただきました。

また、独学や他の教材で学習して音声講義がない方は、Youtubeで公開されているTBCの講義やほらっちチャンネルなどもいいかもしれません。

耳だけ使える時間を活用気分変えた学習できる文脈(ストーリー)を残す、という意味で是非ご参考にしただけたらと思います。

今年はコロナの影響で普段とは違う春をお過ごしの方も多いと思います。その中でも状況状況に合わせて自分に合ったやり方で学習していただければと思います。道場ブログでも各メンバー様々なスタイルで学習したメンバーが揃ってますので、是非参考にしながら学習して頂けたらと思います!

それでは。CKでした。

 


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皆様こんにちは。岩塩です。もうすぐ3月も終わりますが、学習は計画通りに進んでいるでしょうか?落ち着かない状況が続いていますが、こんな時こそ、目の前のタスクを淡々と地道にこなしていくのがよいと思います。不安に対しては最低限の対策をしつつ、あとは自分のなりたい姿を思い浮かべて、一歩一歩、歩みを止めずに進んでいきましょう。

この時期の二次試験対策

初学&独学の方は、ほとんどの方が一次試験の勉強に専念していると思いますが、

二次試験の準備は始めていますか??

気になりつつ、何もできていない方も多いのではないかと思います。初学&独学だった昨年の私は、一次試験の自己採点をするまで、二次試験から完全に目を背けていました! 一次突破の喜びも束の間、二次が何たるかを理解したときは、一瞬現実逃避をしました・・・。その後、情報収集を開始しましたが、結局学習のスタートを切れないまま1週間くらい経過してしまいました。

今年は一次試験と二次試験の間に3か月以上ありますので、一次が終わってから二次の勉強を始めても、十分な学習時間を確保できると思います。むしろ昨年の反動で一次が難化する可能性が高いので、まずは一次に全力で挑む必要があります。この時期に二次試験の対策を始めるかどうかは、賛否両論あるかと思いますが、

情報収集は早めに始めた方がいいかも?

というのが私の意見です。診断士試験合格のためには、当然ながら二次試験を突破しなければいけませんし、二次試験こそ最大の敵です。特に今年は二次リベンジ組がかなり多いため、ストレート合格を目指す方にとっては、なかなか大変な戦いになると思います。そこで、一次試験の勉強に主眼を置きつつ、余力で少しずつ、二次試験関連の情報収集もしてみてはいかがでしょうか?

 

<情報収集のポイント>

① そもそも2次試験とは?
② 解答プロセス
③ 必要な教材
④ インプットすべきこと

 

①そもそも2次試験とは?

こんな方は少ないと思いますが・・・二次試験の問題を見たことがない方は、さっそく過去問を見てみましょう。

中小企業診断協会のHP
AAS →解答用紙もあるので試験の臨場感が味わえます。

二次試験は一言でいうと、「与えられた2-3ページの文章(与件文)を読み、設問に対して、診断士の考え方をもって誰でも当たり前に思いつく解答を書く試験」という感じでしょうか。

 

②解答プロセス

二次試験には、ある意味標準的な解答プロセスがあります。そのプロセスを、演習を繰り返しながら自分に合わせてカスタマイズしていきます。一発道場用語に「パクってカスタマイズ」という言葉がありますが、右も左もわからない方は、まずは先人の解答プロセスを真似してみましょう。実際に解くのは一次試験の後でも、こんな感じでやるんだな~というのをなんとなく知っておくだけでもよいと思います。

【ゲスト寄稿】二次試験の解答ルーティン
私が一番はじめに二次試験の過去問に取り組む前に参考にした記事です。「経営課題」や「社長の想い」の重点チェック、与件の潰し込み文章型の用意など、二次試験の対応に非常に大事なことが書かれています。「6~7割くらい骨子ができていれば、ビジネスマンの普通の対応能力で結構なんとかなります(笑)」とのコメントを読んで一瞬安心したのですが、この後、過去問を解いて現実を知りました(泣)

きゃっしいの解法実況@事例Ⅱ & 5分でできる!1次と2次をつなぐトレーニング方法
9代目きゃっしいの解答プロセスです。ペンの使い方思考プロセスなどとにかく全てが参考になります。伝説の記事なので、初学の方には必ず読んでいただきたいです。他の事例の記事もありますよ~。

 

③必要な教材

R1年度 合格体験記まとめ~2次試験編~
11代目カワサンがまとめてくれた昨年の2次合格者の分析です。データに基づいているので、合格者がどんな教材を使っていたかが定量的にわかります。まずは合格者の多くが使っていた教材を使ってみることをご検討ください。

そんなあなたも合格に間に合います!「そのために今、すべきこと!」を総まとめ
一次試験の合格発表後から二次の勉強を始めて見事合格した10代目ブブが、使用テキストや勉強法を紹介しています。一次試験後に丸腰だった私がとても勇気づけられた記事です。これを読んで「時間がないのだからあれこれ手を出さず、テキストを絞って学習しよう」と決めました。

 

④インプットすべきこと

二次試験で必要となる一次試験の知識は限定的です。しかし、その分しっかり理解し、記述式で書けるレベルになければいけません。ゆくゆくは「全知全ノウ」というテキストを用意する方も多いと思いますが、一次試験の勉強中からそれに手を出すのは現実的ではありません。そこで、各事例のポイントを凝縮した記事がおすすめです。

【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅰ(組織・人事)~
【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅱ~ + 事例Ⅱで安定して得点を取るためのコツ
【二次ノウハウ】キーワード解答法~事例Ⅲ~ + 事例Ⅲの基礎
【二次ノウハウ】キーワード解答法 ~事例Ⅳ・経営分析~
9代目chikaの「キーワード解答法」です。解答のキーワードパターンを覚えておき、それらのパターンのうち、事例企業に合った分析・助言を行うというものです。各事例のキーワード表が載っていますので、各事例で重要となるポイントが把握できます。

 

まずはこんなところで・・・。調べていくうちに、疑問がじわじわ湧いてくると思いますので、道場の検索ウインドウで検索してみましょう。

一次試験勉強の息抜き(?)に、少しずつ情報収集を行って、二次試験特有の「お作法」があることを事前に知っておくと、スムーズに勉強に入れると思いますよ。

 

 

おまけ

私事ですが、先日、実務補習15日コースが終了しました。報告書の執筆作業はなかなか大変でしたが・・・、試験で勉強した知識を使いつつ、診断先企業に合わせて最適な提案を作っていくプロセスは、実践的で良い経験になりました。

すぐに実行できる具体的な施策や、社長のビジョンに合致する施策に関しては、興味を持って聞いていただけた印象。「具体的な対応策」や「社長の想い」は二次試験のポイントですが、実際の診断においても大事なポイントであることを実感しました。

以上、岩塩でした(^^)

 


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~今日の過去問~

(引用元:一般社団法人 中小企業診断協会HP

【運営管理】平成30年度・第11問

トヨタ生産方式の特徴を表す用語として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a MRP
b かんばん方式
c セル生産方式
d 製番管理方式
e あんどん方式

〔解答群〕
ア aとc
イ aとd
ウ bとc
エ bとe
オ dとe

正解&簡素な解説は最後に。

 

~2次筆記試験・合格体験記をデータで見る~

カワサンです。(自己紹介合格体験記
2019年合格者はどんな方法、勉強時間で2次筆記試験を通過したのかを今日はご紹介します。なお2019年の1次試験編はこちら独学合格者編はこちら、過去含めた全員の体験記一覧表はこちらを参照ください。

 

学習方法

まず、直近5年間の合格体験記の勉強方法の比率。黄色はその年で最も多かった勉強法です。

2次筆記試験だけ抜き出すと、以下のような感じです。

 

ここからは2019年合格体験記だけに絞って。

 

勉強法のメリット/デメリットに関する考察

通学/通信/独学/勉強会のメリット・デメリットに関して明言している方のコメントをご紹介。勉強会は1次も2次筆記もありますが、2次筆記で取り上げている方が多いので、触れておきます。

<通学>
○メリット
・強制的に取り組める事例数が増える(hsさん)

○デメリット
・2次は資格学校ごとの偏った視点となりやすい(秋月さん)
・2次対策が合わないことがある(Tomatsu)

<通信>
○メリット
・採点があるので客観的な意見を聞ける(タヌ太郎さん)
・2次では時間の拘束がないので勉強会など柔軟に参加できる(Harukaさん)

○デメリット
・80分のタイムマネジメントに甘さが出てしまうこと(トリックスターさん)
・2次の解法レベルが高く自分ではついていけなかった(さいちゃん)

<独学>
○メリット
・費用が安い(多くの方)

○デメリット
・2次について、客観的な評価を受ける機会に乏しい(TKDさん)
・2次で他受験生のレベル感が分からない(ダニエルさん)

<勉強会>
○メリット
・自分の解答に指摘を受けることで改めて自分の解答を見つめなおす機会を得て解答スタイルを確立できた(さきちゃんさん)
・解答の評価、意見交換の場(ほなけんさん)

○デメリット
・自分に合う勉強会の場を得られるとは限らない(いけちゃん)

 

得意/不得意科目の分布

体験記のテンプレで「1次・2次筆記別」と書いていないので質問の仕方の影響もあると思いますが、1次・2次では得意/不得意を無回答としている人の割合が明確に違います。それだけ2次筆記試験に対する「何とも言え無さ」があるように感じます。

○得意/不得意科目を「無回答」としている割合

○得意科目

○不得意科目

 

学習時間

<全員>*単位:Hr

<一発合格>*単位:Hr

ストレート合格で800時間越え…超ストイック!!

 

使用テキスト

複数のテキストを挙げている方がほとんどなので、割合をカウントしています。

 

再現答案作成

半数が無回答でした。(n=64)

作成した 22 34%
未作成 9 14%
無回答 33 52%

 

~勉強法~

ここからは、個々の合格体験記での頻出ポイントをご紹介します。試験勉強の取り組み方は、主に3つのポイントが挙げられています。

 

①問題(主に過去問)を解く

ほぼ全員が過去問を解いて試験勉強を行っていました。実際に試験に出た問題を解くことを通じて、本番での問われ方を学ぶ、解答の書き方を学ぶというスタンスが多いです。過去問を解いていない方も、予備校や通信教材の問題に取り組んでいます。

 

②量より質重視

過去問も、練習問題も、数をこなすのではなく、答え合わせ(勉強会では意見交換)の際に、自分がそう書いた/書けなかった理由まで掘り下げることを大切にしている方が多いです。
1次試験はマークシートなので、与えられた選択肢から「選ぶ」事が出来れば正解できます。しかし、2次筆記試験は与えられた文章と問題から「答案を作る」事ができなければいけません。したがって、単発的に過去問を答える1次試験のアウトプット学習と違い、2次筆記試験は自分の思考のプロセスを検証しながらの学習が求められています。

 

③フィードバック重視

独学でも、予備校でも「フィードバック」に関するコメントが非常に多かったです。これは自分が作成した回答が正しいのか、的を射た答案になっているのかを確かめるためです。
2次筆記試験は「模範解答」や「正答」が出ません。そして、予備校の模範解答や個人の再現答案も論点がバラついています
そこで、予備校や通信では採点してもらうのが大切、勉強会では意見交換や指摘をもらうことが大切、独学では「複数の」模範解答と自分の答案との比較を通じて、不足や見落としを明らかにし、軌道修正していくことが求められています。

 

プラスワン:自分のやり方を確立

絶対的な方法は誰も明言しませんが、「自分なりに」等と自らが納得できるスタイルが合格に繋がる、というコメントがとても多いです。

色々な解法やアドバイスに耳を傾けつつも自分のスタイルを崩さないことを心掛けた方が良い(イチハタサンさん)

最適な勉強方法は人それぞれであり、やりながら改善し続けるもの(だんごさん)

人がやっている事をあまり試さなかったため自分に合っている勉強スタイルを見つけるまで時間がかかりました。(いんこさん)

少なくとも一度は「自分の答案を読んでもらい、表現の伝わりやすさに問題ないか」を、可能な限り早めに見てもらうことをお勧めいたします。(DKさん)

自分では良い視点で書けたと思っていた回答に、「これは事故ってますね・・・」と指摘されたことで、二次試験の特性をつかむことができました(ひでさんさん)

2次試験はコツをいかに早く掴めるかがポイントだと思います。コツを掴むためには高得点者の解答をいっぱい見て、自分なりに理解することが大切(ゆうすけさん)

 

~さいごに~

私が2次筆記試験の勉強で「気づき」に至った話をします(時間の無い方は飛ばして下さいね)。

1次試験後、過去問を解いて「ふぞろい」で論点を検証しても、ピントの合わない解答ばかりしていました。これでよいのだろうかと迷いながらも、毎日取り組むもモヤモヤした答え合わせを行うのみ。
そして、小学生の頃、夏休みに毎日のように見ていた、スタジオジブリの「魔女の宅急便」のワンシーンを思い出すわけです。

キキ「私、前は何も考えなくても飛べたの。でも、今はどうやって飛べたのか、分からなくなっちゃった」

ウルスラ「そういう時はジタバタするしかないよ。描いて、描いて、描きまくる」

キキ「でも、やっぱり飛べなかったら?」

ウルスラ「描くのをやめる。散歩したり、景色を見たり、昼寝したり、何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ」

(セリフは映画スクエアより引用
ちなみに「宅急便」は登録商標です(登録商標…経営法務の出題分野ですね)。

2019年8月のカワサン「私、1次試験では問題が解けたの。でも、2次筆記の過去問はどうやって解くのか、分からない

試験の神様「そういう時はジタバタするしかないよ。解いて、解いて、解きまくる

2019年8月のカワサン「でも、やっぱり解けなかったら?」

試験の神様「解くのをやめる。散歩したり、景色を見たり、昼寝したり、何もしない。そのうちに急に解きたくなるんだよ」

そして私は、突然のお盆明けから3週間の出張へ。結婚して以来初めて、家族と離れた生活をしました。

出張先でのプチ独身生活。過去問や参考書は持ってきたものの、寂しさや不慣れな場所のストレスも相まって、同僚と飲む毎日で勉強も手つかず…
そうして1週間が経過。受け入れ先の職場の方が、ふとこんな話をしたのです。

「カワサンの職場の上司は○○くんだよね。○○くんと一緒に仕事した事があるけど、彼はデキるよ。今のうちにたくさん教わるべき。なんといっても、彼はエグいツボの押さえ方をするんだよね」

エグいツボの押さえ方」ハッとしました。
急に過去問が解きたくなり、退社後、久々に過去問を解きました。

結局この日はパッとした回答は書けませんでしたが、毎日「エグいツボの押さえ方は何か」をテーマに1日1事例は解き続けました。解答の何が本文とズレていたのか、用いた言葉は本文で使われているか。他の設問の解答と同じようなことを述べていないか…等々。「出題の主旨」にも着目しながら、その問題の「エグいツボ」ってどこかな~と試験前日まで毎日探り続けました。

ツボは場所を外すとただ痛いだけです(押したら痛いツボもありますが)。
2次筆記もそうなんですよね。外したら得点できません。と偉そうに言う私も100点取ったわけではないので、外したツボが沢山ある訳ですが…

 

~回答&簡素な解説~

正解:エ(bとe)

a MRP:Material Requirements Planning(資材所要量計画)

b かんばん方式:トヨタ生産方式における、後工程引取方式実現の手法。

c セル生産方式:異なる機械をまとめて機械グループを構成する生産方式。

d 製番管理方式:製品やそれに紐づく部品や材料に同じ番号を付する方式。個別生産や小ロット向き。

e あんどん方式:トヨタ生産方式における自働化の手法。以上をすぐ関係者に周知する。

生産方式は頻出論点ですから、トヨタ生産方式は何も考えずに答えたい論点です。
(参考文献 :スピードテキスト3運営管理 2018年度版(TAC出版))
(参考:トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史

 

では、また!


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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

1次試験の7科目、学習範囲が広くて大変ですよね。
レベル的には関連分野の検定試験における3~2級レベルに相当するとも言われていますが、
はてさて、皆さんの実感はいかがでしょうか。

本日の記事は、こんな方向けです。

誰もが憧れる「一発合格」をあえて目指さず、戦略的に1.5年~の学習計画を作成し実行しているあなた
学習計画の進捗が思わしくなく、科目合格を狙おうと考え始めているあなた

記事の終わりには「告知」もあるので、そこだけはぜひご覧ください

学習計画について

先日、試験実施スケジュールが公表されましたが、例年どおりであれば、以下のような実施状況になるかと思います。

試験日毎の実施科目(予想)

2020年7月11日(土) 【あと121日】
A 経済学・経済政策(試験時間:60分)
B 財務・会計(試験時間:60分)
C 企業経営理論(試験時間:90分)
D 運営管理(オペレーション・マネジメント)(試験時間:90分)

2020年7月12日(日) 【あと122日】
E 経営法務(試験時間:60分)
F 経営情報システム(試験時間:60分)
G 中小企業経営・中小企業政策(試験時間:90分)

あと4ヶ月。どのように学習する予定でしょうか?
1次試験では、「過去問題を利用したアウトプット重視の学習法」が王道です。
すなわち、①教材を早めに絞って、②習慣付けして学習時間をどれだけ稼げるかが勝負です。
2次試験と違い、1次試験は学習時間に比例して実力が伸びます

「一発合格道場」読者の皆さんは、すでに学習計画を作り、PDCAを回している方が多いのではないでしょうか。先日のぴ。の記事(R1年度 合格体験記まとめ~1次試験編~)でも、合格者にはそうした傾向が如実に表れていましたね。
ドキッとした方は、ぜひ今日からチャレンジしてみてください)

試験日までに確保可能な勉強時間を算出し、科目ごとに割り出せる時間を逆算。ご自身の学習経験(実務、他資格に関する勉強)と照らしてメリハリをつけて臨む必要があります。
べりーの記事(1次試験中の時間管理と得点の積み上げ ~診断士本試験・過去問演習編~)でも、G.W.の使い方は超重要なことがわかりますね。
こうして考えていくと、複数年計画で目標を達成するという選択肢が視野に入ってくることになります。

科目「合格」と「免除」制度について

前置きが長くなりました。
これからご紹介する科目合格制度は、平成18(2006)年度に開始されたようです。
その根拠は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に定められています。
(もしよかったら規則全体を読んでみてください)
ちょっと長くなりますが、折角の機会なので第四十一条だけ引用します。

中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則

(第一次試験の免除)
第四十一条 次の各号に掲げる者に対しては、その申請により、それぞれ当該各号に掲げる科目について第一次試験を免除する。
一 学校教育法による大学若しくは高等専門学校、旧大学令による大学(予科を含む。)、旧高等学校令による高等学校高等科又は旧専門学校令による専門学校において通算して三年以上経済学に属する科目の教授若しくは准教授の職にあった者又は経済学に属する科目に関する研究により博士の学位を授与された者 経済学・経済政策
二 経済学について公認会計士試験を受け、その試験に合格した者又は不動産鑑定士(不動産鑑定士試験に合格した者を含む。) 経済学・経済政策
三 公認会計士(公認会計士試験に合格した者を含む。)又は税理士(税理士法第三条第一項第一号から第三号までに規定する者を含む。) 財務・会計
四 弁護士(司法試験に合格した者を含む。) 経営法務
五 技術士(情報工学部門に登録されている者に限る。)又は情報工学部門に係る技術士となる資格を有する者 経営情報システム
六 情報処理の促進に関する法律第二十九条第一項の規定による情報処理技術者試験(情報処理の促進に関する法律施行規則の規定によるITストラテジスト試験、システムアーキテクト試験、プロジェクトマネージャ試験、システム監査技術者試験又は応用情報技術者試験に限る。)に合格した者 経営情報システム
2 第一次試験の一部の科目に合格した者に対しては、その合格した第一次試験の行われた年の初めから三年以内に第一次試験を受ける場合は、その申請により第一次試験の当該一部科目を免除する。

【2020/3/17一部改正により追加】
3 前項の規定にかかわらず、災害その他やむを得ない事由により同項の期間内に第一次試験を受けることが困難であるときは、経済産業大臣が当該事由を勘案して定める期間内に第一次試験を受けることとする。

他資格等保有による免除(第一項)

特定の資格試験に合格された方は、特定科目における「中小企業診断士となるのに必要な学識」(同規則第四十条)を備えているものとみなして、「申請」すれば受験が免除されるのです。
例えば、弁護士の方であれば、「財務・会計」(税理士になれるから)と「経営法務」以外の5科目で「総点数の60%以上」を得点し、かつ1科目でも「満点の40%未満」がなければ1次試験合格が可能です。

カテゴリーごとの分母としては、第六号にある情報処理技術者試験の合格者の方が、一番多いかもしれません。
中でも、応用情報技術者試験は「経営情報システム」の免除を狙って受験される方も多いようです。
個人的には、「経営情報システム」の対策をするより、応用情報技術者試験の勉強をする方がよほど大変で遠回りだと感じましたが、中小企業診断士試験を機にIT活用の重要性に気づき、深掘りした学習を進めていくのだとしたら、それは大変素晴らしいことだと思います。

ここで一つ指摘しておきたいのは、「企業経営理論」「運営管理」「中小企業経営・政策」の3科目については、どのような受験生にとっても必修科目とされているということです。試験時間も90分割り当てられており、「学識」の中でも、この3科目がより重要視されていることが伺われます
他資格を有している様々な分野の専門家の方にも、当該分野を学んでもらい、中小企業政策の普及に寄与してもらいたいという意図が垣間見えるのです。

科目合格による免除(第二項)

前年度に特定の科目で満点の60%以上を得点できると「科目合格」に認定されます。
(正確には「試験委員会が相当と認めた得点比率」とされていますが、これまで60%から基準が変わった事はないようです)
「科目合格」した後、残存科目で総点数の60%以上を獲得すると「1次試験合格」となります。
「科目合格」の有効期間は3年間ですが、免除申請は受験申込時にしかできないのでご注意ください。

(科目合格と組み合わせた最終合格パターンは令和元年度の「第1次試験案内・申込書」をご参照)

(2020/3/20午後17:30追記)「有効期間の延長について」
3/17付の官報にて、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」の改正が公表されていました。それによれば、「災害その他やむをえない事由」(=新型コロナウイルスの感染状況を念頭に置いているものと思われます)で本来の有効期間に受験できなかったときは、その有効期間を経済産業大臣が定める期間まで延長する旨が定められました(同規則第四十一条第三項)。同様の事由で、1次試験合格者が有効期間である2年間に2次試験を受験できなかったときは、有効期間を延長する旨が定められました(同規則第四十三条)。2次試験合格・養成課程/登録養成課程卒業後の登録期間(同規則第一条・二条)、更新登録(同規則第八~十条)についても同様の規定が設けられています。
朗報ですね!!

科目合格を利用するメリット・デメリット

科目合格を利用する=複数年計画で1次試験に臨むということです。
ただ、ここで忘れてはならない視点があります。

仮に3年で1次突破を考えるなら、最大3年間、2次試験の準備期間がある
(参照:10代目makino「【今やっておきたいこと】科目合格のメリットを活かそう」)

未合格の科目に集中するだけでなく、2次試験を意識した学習スタイルを実施してこそ、この戦術に意味があります
免除科目で余裕が出来た分、「学識」(1次の試験知識)の「応用能力」を問われる2次試験についても、じっくり勉強したいところです。

学習期間の戦略的な長期化にあたり、合格目標年度の2次試験を見据えた「ピーキング」は一つの鍵となります。
つまり、試験本番で最大のパフォーマンスを発揮(ピーク)できるよう、調整するという事です。
「ピーキング」を含めた、2次試験を意識した学習スタイルについては、後日あらためて記事を書きたいと思います。

メリット・デメリット

さて、私の考える、科目合格を利用するメリット・デメリットは、以下のとおりです。

【メリット】受験科目を削減し、学習時間の配分を変更することが可能
【デメリット】リスク分散効果が弱まる

メリットはこれまでご説明した通りです。
デメリットである「リスク分散効果が弱まる」とは、受験科目数が減少することで、未合格科目の難化の影響が大きくなるという話です。

仮に得意科目に科目合格し、不得意科目を翌年に残した際、翌年の試験では足切りには合わなかったとしても、得意科目による平均点のカバーがなくなってしまうことがリスク分散に影響してしまうでしょう。
なお、このデメリットについては、得点源と考えることが出来るほど完成度が上がっている科目があるなら、来年また受験してもよいのでご安心を。「強みは活かす」ということですね。
こうして考えてみると、苦手科目を後回しにするという計画の立て方はあまり上手くないということは、おわかりいただけると思います。

私の失敗例

1回目(2017年):3科目合格
「財務・会計」(64点)「企業経営理論」(67点)「経営情報システム」(60点!

苦手科目がたまたま60点に到達していたので、これ幸いと翌年その科目を免除することにして、勉強時間を他の科目に充てることにしました。いわゆる暗記科目のうち、「経営法務」と「中小企業経営・政策」を残してしまったので、試験勉強における負担を省力化し、集中しようと考えたのでした。

2回目(2018年):4科目合格
「経済学・経済政策」(80点)「運営管理」(64点)「経営法務」(52点+8点)「中小企業経営・政策」(64点)

2018年の「経営法務」は語り継がれるほどの難化を見せました。
結果的に、後に発表された得点調整措置(8点を一律加点)がなくても合格できる点数を総合計では稼げていたものの、試験時間中は冷や汗をかくハメになりました・・・。
また、せっかく準備する時間があったにも関わらず、2次試験の本格的な対策を始めたのは1次試験後。要領の悪い自分は、勘所がわからないまま試験当日を迎え、見事に玉砕しました。お恥ずかしい限りです。

不得意科目を欠席するという選択肢

試験当日、不得意科目(学習が不足している科目)は受験しないという考え方もありますね。
昨年の1次試験でも、全受験者数17,386名のうち、2,695名(15.5%)もの方が1科目以上欠席されています。
個人的には、学習不足の科目であっても、お試しで受験するのも一案ではないかと思います。
(あわよくば…欲をかいてはいけないのですが。)

ちなみに、科目合格していると、「中小企業診断士第1次試験のご案内・申込書」が送付されてきます。(参照
昨年、1次試験を全科目合格されていると送付されてきませんので、ご注意ください

目的に合わせた戦略、戦術を

この記事の目的は一つ。「あなたのペースでいいんだよ」と皆さんの背中を押したかったのです。

私の場合、最初から複数年計画で試験に臨んだわけではなく、結果的にそうなってしまっただけなのです。
でも、3年弱という学習時間にも、2019年というタイミングでギリギリながら合格したことにも、意味があったと感じています。資格取得という道では遠回りしてしまいましたが、その間、自分自身の志は熟成できたと思いますし、この試験にも真剣に向き合えたと思います。だからこそ、この資格を最大限活用したいとも思えました。

「一発合格」を表題に掲げる道場において、ストレート合格者だけでなく、多年度合格者も執筆メンバーに加わるようになったのは、全ての受験生に多様な合格者からの視点をお届けするためだと考えています。
ストレート合格者からは「効率的な学習方法と思考プロセス」を、多年度合格者からは「経験に基づく戦略と不屈の精神」をお伝えできたら嬉しいです。

話を戻しますが、科目合格は日々忙しく過ごしている受験生にとって、受験のハードルを下げられる素晴らしい制度です。
誰もが試験勉強だけに邁進できる環境を得られるとは限りません。
一方で、同じ科目でも年度によって難易度にバラツキが生じる点で、科目を絞りこんで勉強するのは、リスクが高い戦術だということもしっかりとご認識ください。
「経済学・経済政策」「財務・会計」のような理解が重んじられる科目は継続的に強みに出来る一方、「経営法務」「中小企業経営・中小企業政策」のような暗記科目は、出題傾向が変わると途端に地雷科目になります。
上記でご紹介したように、“国家試験としてのバランスを欠くのではないか”と思いたくなるほどの難化を見せる事もあるからです。

今日のまとめ

複数年計画もアリ。但し、科目合格制度の利用は慎重に検討を!

以上、いけちゃんでした!
それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


【「ココスタ」オープンのお知らせ】

オンラインコミュニティ「ココスタ」が、いよいよ3/22にオープン!

今年は、設立者である10代目ksknに加え、昨年合格したメンバー8名が事務局に入ります
一足先に合格しただけの私たちが何が出来るのか、参加してくださる受験生の皆さんと「新しい診断士受験コミュニティ」を作っていくため、ここまで議論してきました。
その結果、

「中小企業診断士試験の合格を目指す参加者が積極的に発言・質問し、密に交流することで、合格に必要な知識やノウハウを獲得する場
ココスタ利用規約+入会申込みフォーム

という理念を「利用規約」に掲げました。
皆さんの自主性を最大限尊重しながら、事務局がファシリテートさせていただきます。
上記リンクから「利用規約」をお読みいただき、同意いただける方は、ぜひご参加ください♪


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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

3月決算の会社にお勤めの皆さん、年度末お疲れ様です。
そうでない方も、いろいろ大変な時期だと思います。

まずは健康第一で、美味しいもの食べて元気にまいりましょう♪

4月4日(土)オンラインセミナーもよろしくお願いします^^

 

本日は【実録】リアル企業経営理論・事例Ⅰの世界② と題して、前回に引き続き、私の体験談を一次試験の「企業経営理論」と二次試験の「事例Ⅰ」に紐付けてお話ししたいと思います。
前回の記事はこちら
会社を経営するうえで欠かせない「人事施策」のお話、少しでも知識と実感が結び付く機会になれば幸いです。

前回同様、私が勤務した(している)「東京のHR(人材)ベンチャーA社」「地方の金型屋B社」に登場してもらいます。
ざっくりプロフィールはこんな感じです。

前回は組織風土と、組織体制の観点からA社とB社を比較してみました。
今回からは2回に分けて、より具体的な人事施策について両社を比較し、それぞれの特徴を
考えてみたいと思います。

それに先立ち、人事施策のいわゆる「茶化」って、聞いたことありますか?

私は、「茶化」を去年の道場夏セミナーで知りました。おそい…。
人事施策に関する一種の語呂合わせというか、覚え方であります。
二次試験の事例Ⅰでよく使う切り口なので、覚えておいて損はないです。
茶→サ+ハ+ホ(採用・配置・報酬)
化→イ+ヒ(育成・評価)

これで、人事施策の重要な5つの要素を覚えることができます。

「茶化=採用・配置・報酬・育成・評価」に関する過去記事もあわせてどうぞ↓
10代目かわともさん 最低限押さえたい「1次知識」まとめ

 

もひとつオマケに、語呂合わせ「幸(さち)の日も毛深い猫」の解説もどうぞ↓

9代目よこよこさん 【事例Ⅰ】幸の日も毛深い猫~組織人事のフレームワーク

 

ちなみに、実際の人事施策の循環でいうと、採用→配置→育成→評価→報酬(→配置。以下ループする)ですかね。

 

それではA社とB社それぞれについて、「採用~配置」を見ていきましょう。

東京のベンチャーA社の場合

① 採用

私は設立後10年未満のA社に、中途で入社しました。全く同じ日にもう一名中途入社した方がいまして、その方の前職は大企業のマネジメント職でした。
当時のA社は、大企業のマネージャー経験者と、私のような社会人経験5~10年くらいの中途社員を、積極的に採用していました。
「組織のライフサイクルモデル」でいうと、共同体段階から公式化段階に移る過渡期にあったのだと思います。

ん? 組織のライフサイクルモデル?

一次試験の知識です(あんまり出ないけど…)。覚えていますでしょうか。

会社組織が生まれて、拡大・成長していく過程で、組織戦略や管理方法が変化していく様子を説明するモデルですね。
具体的には「企業者段階→共同体段階→公式化段階→精巧化段階」でした。

この中で共同体段階→公式化段階では、人事制度や分掌権限規程等、様々な管理制度が導入され、組織が次第に官僚的になっていきます。

A社の場合、私が入社する少し前までは【経営陣+(知名度ゼロの会社に思い切って転職した)中途+(純粋無垢な)新卒】という人員構成で、ほぼ全ての案件を社長か取締役がマネジメントしていたそうです。

まさに、社長の強力なリーダーシップで組織を牽引する共同体段階です。

商談にはできる限り社長が同行、企画書も全部社長がレビューするから終わらない。
メンバーはそれがA社&社長の流儀と心得ているので、終電を越えて会社で仮眠しながら朝まで仕事。
そんな時代があったそうです。

しかし、会社が大きくなるにつれ、社長は考えます。
「このままじゃ会社が回らない。受けられる案件にも限界がある。ていうか自分が倒れる。そろそろ本格的に組織と制度を整えよう」と。

そこで、人事制度や各種規程を整備すると同時に、制度を適切に運用できる人材の採用に力を入れ始めます。

具体的には、「大企業でマネジメント経験がある中堅」と「社会人経験があり、組織の何たるかを一通り知っている若手」です。
私と同じ日に入社した方は前者、私自身は後者でした。

以前からA社にいた中途入社組は、前者と共にプレイングマネージャーとなっていき、新卒入社組は、後者と共に現場の戦力として活躍します。
社長以下経営陣は、既存事業をマネージャー陣に任せて、新規事業開発に軸足をシフトしていきました。
これが、共同体段階から公式化段階への過渡期であったというわけです。

もちろん共同体段階から公式化段階に進んでも、社内の雰囲気がいきなり変わるわけではなく、ベンチャーらしい良い意味でのフラットさは健在でした。
ここでお伝えしたかったのは、新興企業が成長するにつれ、採用のテーマも変わっていくことの具体的なイメージです。

ちなみに、蛇足ながら創業間もない起業者段階では、求人広告等も出さず、友人・知人の紹介のみで採用活動をしていたそうです。
広告を出す金銭的な余裕も、人を育てる時間的な余裕もない段階では、紹介による即戦力採用は合理的な判断といえます。

 

② 配置

A社入社後、私は予定通り営業の1チームに配属されました。
そこまでは想像通りだったのですが、最初の四半期が終わると、社内で大規模な異動がありました。
営業のチーム編成が変わり、上司が変わり、他部門へ異動する人もあり。
「決算時期だからかな?」とも思いましたが、次の四半期が終わると、再びチームをシャッフル。

実は、四半期ごとの大胆な配置換えが、A社の特徴でした。
(お客様にも「また変わったのw」ってよく言われた……)

 

背景を考えると、いくつかの事情が挙げられると思います。

頻繁な採用・退職
→人の出入りがあるので、人数調整の意味でも毎回見直しが必要。

若手の抜擢
→年齢や性別を問わず実力主義なところがあったため、成果を上げた人や意欲のある人は積極的に登用していました。
実際、私が入社後配属されたチームのマネージャーは、大変優秀な20代の女性でした。
若手が抜擢されるので組織の流動性が高い。

既存事業運営のPDCA
→たとえば【before:新規顧客/既存顧客で2チーム体制】→【after:取引の規模別に3チーム体制】のように、営業チーム編成の切り口が変わることもありました。
「どうしたら営業活動を最適化できるか」を考え、会社としても試行錯誤を繰り返していたようです。

新規事業の拡大・縮小
→メインの事業はあるものの、会社の成長のため、常に第二、第三の柱となる事業を模索していました。
新規事業は、うまくいけばそのまま事業部として定着し、撤退の判断をすれば部署ごと解散して人員は他の部署に再配置。

これを短期スパンで行うため、人事異動が増える。

配置替えコストの少なさ
→パソコン一つ持って仕事をするフリーアドレス制をとっていたため、いわゆる異動に伴う引越し費用はほぼゼロでした。
また、製造業のように厳格な工数管理もされていなかったため、人事マスタの部署名を変更し、名刺を刷り直せば「一丁上がり」の世界でした。

(あくまでイメージです)

上記のような理由が背景にあって、四半期毎に大小さまざまな形で組織が変わっていました。
一言でまとめると、「少ない経営資源を最大限に生かすため、四半期ごとに適切な人的資源の配分を考え、柔軟に配置する」状態だったということですね。

 

地方の金型屋B社の場合
B社に関しては、そこまでおもしろくない…A社ほどリッチなストーリーではありませんが、A社と比較した特徴はこんな感じです。

① 採用
中途採用はほとんど行わず、新入社員の定期採用がメイン。
ちなみに大卒と高卒を両方採用しており、人数比率は年にもよりますが1:4くらいです。
大卒は技術系・事務系、高卒は製造系の職種別採用なので、とにかく製造部門の人数を確保する意図があります。

ですが、金型に限らず工場の仕事は、夏は暑く冬は寒い肉体労働のため、最近は高校生も「できれば事務系を希望」という方が増えてきたそうです。
そのため製造現場の人材確保は、近い将来課題になるかもしれません。

ちなみに、現在、中途採用を行っていない理由としては、求められる知識やスキルが特殊なため、異業種からの転職が難しいことが挙げられます。
そもそも工場の仕事は女性には厳しいので、そういった意味でも対象となる人材が限られます。
(事務職とはいえ、私が採用されたのは、社長の気まぐれ温情としか言いようがありません。感謝。)

この辺りも、今後人手不足となれば、ITやロボットを駆使して、未経験者や女性でもそれなりに仕事ができる仕組みを整える必要がありそうです。

 

② 配置
大きな人事異動は年に1回、年度初めに実施し、下半期が始まるタイミングでもう少し小さい異動があります。
工場の1班⇔2班の異動など、小規模のものは工場長権限で適宜行っています。
製造/技術/営業/管理と組織が出来上がっているので、部門の新設等はほとんどありません。
なんだか本当に新鮮味のない記述ですみません。

いや、でも製造業は人員構成を変えると各機械担当の見直しを迫られたり、CAD等のソフトウェアが追加で必要になったりするので、名簿だけ変えて一丁あがり! というわけにはいかないのです。

 

(イメージです)

そんな中でもトピックとしては、最近研究開発寄りの部署ができたことでしょうか。
固定顧客がメインの金型屋といえども、周辺領域に少しずつマーケットを広げていく必要を感じ、ルーティンワークから離れて開発業務を担当する部署を発足させたのです。
このあたりにも、会社の課題を感じますね。

 

第2回、いかがでしたでしょうか。
「企業経営理論」と「事例Ⅰ」、おもしろいですよ。好きになりますよ~(暗示)。

明日はいけちゃんが、皆さん気になるあの話題について解説してくれるようです。

それでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~。

 

 


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こんにちは。べりーです。(前回までの記事はこちら

今年はオリンピックイヤーです。
本来であればそろそろ色んなイベントが行われ、世界中がオリンピック一色でお祭り騒ぎし始めている頃であったと思いますが、現実といえば新型コロナウィルスが感染拡大して世界中で猛威を振るい、感染者、重症者、死亡者が日ごとに増えている事態です。

もしこの記事をご覧の皆様の中にご家族や大切に思っている方で感染被害にあわれた方がいらっしゃいましたら、謹んでお見舞い申し上げます。

とにかく一刻も早い事態の収束と罹患された皆様の回復を心より願います。
いまの状況を考えるとあまりにも気楽すぎて大人として無責任すぎる願いだと思いますが、ただただそう願います。

 

3月7日に東京都中小企業診断士協会のHP上で次のメッセージが発信されたそうです(こちら)。

(前略)観光業、小売業、飲食業、製造業など様々な業種の中小企業の業績や資金繰りに影響が出始めています。中小企業診断士の総力を挙げて、この危機を乗り越えて参りたいと存じます(後略)

中小企業診断士の総力を挙げてこの危機を乗り越えたい・・・

私達が取得を目指す資格が、もしこの困難のさ中に不安を抱いている誰かを助ける力を持つのであればこんなに遣り甲斐があることはないなと、勝手に熱い思い🔥を抱きました。

こんな時だからこそ、やる気魂にスイッチを。
あなたの勉強にはきっと意味があると信じます。

 

<学習環境について

もしかしたら皆様の中にも、この1ヵ月間で学習環境が変わってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

勤め先の方針で在宅勤務となった方は、通勤中や昼休みなどの隙間時間がなくなるため学習のリズムが取りづらくなったかもしれません。
お子様がいらっしゃる方は、学校休校もあいまって、学習ペースが狂ってしまっている方も多いかもしれません。
翌日に学校がないから子供が夜遅めの時間まで起きていて「遊ぼ!」とせがまれたり・・・(可愛いしこんな時だから断りづらかったり)

そのような場合になんとか以前の学習ペースを取り戻そうと工夫するのもいいと思いますが、家族に協力依頼するのはできれば最後の手段にしたいですよね。
むしろやり方をガラッと変えることで、まとまった時間が作れるかもしれません

ひとつ具体的に例を挙げるとするならば、「朝勉強(朝勉)」です(既に導入済みの方はすみません)。

生粋の夜型人間であり大の深夜番組好きである私も合格年に取り入れたのですが、朝7時から9時までマッ〇にこもって勉強する習慣を取り入れたことにより、毎日最低でも2時間の「まとまった勉強時間」を確保しました。
繁忙期に残業が続いて夜に勉強時間が取れなくても、朝の内に勉強できているため精神的に追い込まれずに済みました。

もし在宅勤務だとしたら「自宅で家族が起きて来る前の時間を朝勉に当てる」というやり方を考えたと思います。

あくまで一例にすぎませんが、朝学習に関しては先代たちも記事にしていましたので、ご興味おありの方は下記をご覧下さい。

僕は朝型!ついでにうち勉派! by 初代JC
夫・父親業と勉強の両立 by 5代目u-ta

3つ目は朝勉強というか、丑三つ時勉強法?
意外と在宅勤務の方に向いているかもしれない「時間の作り方」を考えさせてくれる記事です。
決めておきたい、時間の過ごし方、使い方。 by 11代目カワサン

 

<1次試験中の時間管理と得点の積み上げ>

昨日の記事(こちら)でTomatsuも書いていますがTACでは4月6日から完成答練が始まり1次直前期に入ります。

そこで今回は1次試験の「本試験」ならびに「過去問演習(年度別ヨコ解き)時」にどのように時間管理(タイムマネジメント)を行い、どのように60点を超すための「得点の土台」を積み上げていくか?について、自分の例をサンプルに取り上げさせていただこうと思います。

※ヨコ解きとは?・・・過去問を年度別に解くのが「ヨコ解き」年度をまたいで論点別に解くのが「タテ解き」です

まず、得点を積み上げるためには「必勝問題」の対策が重要です。

 

~必勝問題とは?~

道場の過去記事でも一貫して語られている通り、1次試験には「絶対に落としてはいけない皆が点を取る問題」つまりその問題を落とすと合格ラインから遠ざかってしまう重要な問題と、「そこまで追いかけると点数と労力が見合わないのにズルズルとハマってしまう“逆ザヤ沼”問題」があります。

 

■必勝問題(絶対に落としてはいけない皆が点を取る問題)
・TAC過去問集のABCランク問題
・過去問完全マスターのABランク問題

著作権フリーイラスト, ベクター, EPS, 人形(ドール), 達磨(だるま), 縁起物

 

■逆ザヤ沼問題(そこまで追いかけると点数と労力が見合わないのにズルズルとハマってしまう問題)
・TAC過去問集のDEランク問題
・過去問完全マスターのCランク問題

なぜ必勝問題を重視し、逆ザヤ沼問題を捨てるべきか?は以下の記事が大変分かりやすいので、もし違和感をお感じの方はぜひご覧下さい。

1次試験分析結果から見えた!~DE問題はやっぱり後回し!~ by 9代目だいまつ
【一次データ分析②】勝負の別れ目Cランク!~企業経営理論~ by 9代目Chika

 

当然ながら「必勝問題」は人によって得手不得手があるため一様ではない、・・・とはなるべく思わない方が良いです。
そう思ってしまうと追い込みが甘くなるだけでしょう

TAC過去問集のABC問題、過去問完全マスターのAB問題に限れば、できれば9割は正解できるというところまで目指すことで、きっと科目ごとの点数のバラツキを減らせる筈です。

そうすると合格がグッと近づく筈ですので、最初からあまり得手不得手を自認しすぎず、必勝問題の9割正答を目指してみてはいかがでしょうか

 

~1次試験中の時間管理と「必勝問題」による得点の積み上げ~

診断士試験は、1次試験も2次試験も非常に時間に追われる試験です。
1次試験は選択式(マークシート式)ですが、25問を60分間で解く経済や財務は単純に割り算すると1問あたり約2分20秒しか時間を使えません。

このタイムマネジメントをいかに安定して行うか?に関しては、私は道場の過去記事を読み漁り、どんどん取り入れていきました。
学習期間中、本当に一発合格道場の記事にはお世話になっていました。

様々なお役立ち情報を組み合わせた結果、「財務会計」について、以下のような「型」「決まった手順」「ルーティン」「MYルール」にカスタマイズして本試験や過去問演習(ヨコ解き時)に取り組みましたので、具体的な例、サンプルとしてそちらをご紹介させていただきます。

なお、以下は私の「試験持ち込み用サブテキスト(財務会計用)」である「ポケテキ」にメモ書きした「実物のMYルール」なので、属人的な内容が含まれることをご承知おき下さい(下記②と③)。

【財務会計】
①最初から 3~4周する前提で臨む
・1周目は、「瞬殺できる必勝問題」のみを30分間で解きそれ以外は躊躇せず飛ばす ※疾走感が重要!
・2周目は、残った知識問題とピンと来る計算問題を解く
・3周目は、気合の要る計算問題を解く

② 必ず5分以上は見直しの時間を確保する
・経営指標分析の「>」の向きや「値が大→改善?悪化?」が逆になるミスはないか?
・「t」か「1-t」か?
・フリーキャッシュフローの計算は設備投資額を引いたか?
・そもそもマークミスはないか?

③ ア~エのそれぞれを計算させるパターンは、途中で「これじゃね?」と出会っても必ずすべて計算する
・もう1つ「これじゃね?」が出てきたらどちらかが誤り(よくある)

②と③はミスを連発したため書いた戒めのメモです(属人的)

上記①「1周目」スピード感を大切にして「瞬殺できる必勝問題」を一網打尽にします
逆に言えば「瞬殺できる必勝問題」以外は着手しません。
絶対に1周目で「逆ザヤ沼問題」にハマるわけにはいきません。

特に1周目で計算問題を深追いしすぎないように十分に注意して下さい。
なぜなら計算問題は「解いてみたけど選択肢と全然合致しない」ときに逆ザヤ沼問題化しやすいためです。
それほど1周目はハマらないよう警戒し尽くしました。
勿論これまでの学習であまりそういった事態に陥らなかった論点であれば計算問題も瞬殺していきます。
以前の記事「経済と財務はトコトン理解系」にも書きましたが、財務会計の問題構成上、知識問題と計算問題の割合は大体「半々」か計算問題の方が多いぐらいなので、計算問題にも「瞬殺できる必殺問題」を作っておくことが必須です。

また、前回の記事(診断士1次/2次試験の潮流・俯瞰・設問の「3つの目」)の鳥の目に通じますが、私の場合は「30分間で今回試験の難易度と論点を俯瞰して掌握する」ことを第一に考え、瞬殺できる必勝問題を着実に解ききった上で、開始30分間で最終問題まで辿り着くことを重視しました。
30分間経った時点でマークシートが半分以上埋まっている状態を最低限の目安にしました。

このように「何周も回すことを前提にする(予め決断しておく)」ことで「必勝問題から優先的に解ききる」ことを可能にします

2周目は20~25分間ほどかけて、気合の要る「経営指標比較」を除くすべての設問を解ききるぐらいの気持ちで臨みます。
ただし、逆ザヤ沼問題化しそうならやはり躊躇せず飛ばします。
なんなら3周、4周と回すことも辞さないつもりで、沼にハマる前に飛ばします。
ここで、2周目はいつでも20~25分かけて良いと考えるのは危険です。
飛ばす問題が多いほど2周目にかかる所要時間は減るべきなので、その分は差し引くべき点にお気を付け下さい。
なお「経営指標比較」は計算回数が多いため、私はいつでも最後に回していました。

3周目は、イイ感じの時なら「経営指標比較」のみが残っているはずです。
ただし、難化年に当たってしまったら3周目といえど他にも何問か残っているはずなので、4周目を前提に解ききる設問と飛ばす設問を選択して進めます。

最終ラップは、解けないもしくは時間切れの設問が残るはずなので、私の場合は「ウ」で全マークを埋めきりました。

 

上記はあくまで一例でしかありませんが、私の場合、予め手順や判断基準を決めておくことで実地で迷わずに済む効果がありました。

そして「今回試験の難易度と論点を俯瞰して掌握する」というプロセスが最も効果を発揮するのが「難化年」の対応になります。

 

~難化年にどう対応する?~

ちなみに、難化年は大変恐ろしいことに、1周目を15~20分間ほどで終えてしまい、その時点で7~8問しか解けてないという恐怖体験をすることになります。
設問を飛ばしまくるため、時間がかからない。当然ですね。
もしそうなったら、俯瞰した「鳥の目」により「今回は難化年である」ことを把握できたわけですから、人より優位に立てたとお考え下さい。

そしてその後の2周目が重要です。
絶対に逆ザヤ沼問題にハマらないよう「解き始めて5分を超えたら次に進む」など予めMYルールを定めておき、解く問題と飛ばす問題を慎重に見極めながら進めると良いと思います。

実話として、私がこのやり方を試した初期の頃、平成24年の過去問が超難しすぎて1周目完了時点で大量の「飛ばした問題」が残り愕然とした覚えがあります。
あとで知ったのですがこの年の合格率は3.8%と超難化した年でした。

予め「必殺問題の9割は解ける」ところまで仕上がっている感覚があれば、そういうときは「解けなかったのは自分だけじゃない、難化だ!」と思ってよい筈ですが、難易度判定ができないとそこの判定ができずパニック寸前となりかねません。

ちなみにちなみに、この数年間は財務会計は易化傾向が続いたため、この「俯瞰して難易度を図る」プロセスは正直あまり重要でありませんでした。
しかし前回の記事(こちら)に書きました通り、今年の1次試験はどの科目が難化してもおかしくないような状況にあるため、各科目の難易度を俯瞰して把握できると優位になれるかもしれません

 

以上がの説明ですが、最後に1つだけ注意点を申し添えます。
この方式、不規則に設問を飛ばしまくるのでマークミスにはくれぐれもご注意下さい!

 

~試験終了前の見直し~

次の②と③はミスを連発したために書いた個人的な「戒めのメモ」ですみません。

見直しについてですが、私は財務会計の見直しは特に重要だと考えていて、こちらも複数回の回転方式で行う様にしていました。

1周目:マークミスのチェック
2周目:瞬殺できる必勝問題の見直し/検算
3周目:それ以外の必勝問題の見直し/検算
4周目:逆ザヤ沼問題以外の見直し/検算
5周目:逆ザヤ沼問題の見直し/検算

見直し時間が十分に確保できれば「5周目」まで行えますし、年度によっては「3周目」までで時間切れ終了となることもありました。
ただ、マークミスがなく、必勝問題の間違えを最低限に抑えられれば60点レベルに到達できている可能性が高まります
時間ギリギリ、最後まできっちり拾いきるイメージを大事にしました。

 

さて「1次試験中の時間管理と得点の積み上げ」は以上です。

実は上記の様な「MYルール」を財務会計だけでなく「企業経営理論」「運営管理」についても作っていたのですが、今回は記事の分量を鑑みて割愛しました。
もしご興味がおありでしたらコメントに記入いただけましたら後日ご紹介させていただきたく思います。

 

・・・ここまで読んで「いまさら解法テクニックの紹介か」と思われる方もいれば、「聞いたことなかったから部分的には参考になった」という方もいらっしゃるかもしれません。
決して「このやり方なら受かります」というつもりもないですし、正直どれほど需要があるのかも分かりません。

ただ、私は上で「お世話になった」と書きましたが、道場の過去記事には初代から実に10年分もの「目から鱗」のお役立ち情報がたっぷり蓄積されているため、それを知ることで他の受験生に差をつけることができる点は間違いないかと思います。

もしよかったら、ぜひ日々更新される11代目の記事や、検索窓を活用して過去記事からもお役立ち情報を発見・収集して下さい。

その上でご自身のスタイルにあった形で取り入れることにより「合格に十分な実力発揮の準備」を進めていただけたらと思います。

 

<GWから2次事例Ⅳ学習のススメ>

~GWは2次の世界を覗く良いタイミング~

GW・・・ゴールデン・ウィーク

繰り返しになりますが、今年は1次試験が1ヵ月近く前倒しで実施されるため、各予備校も例年より1ヵ月早めて1次試験対策のカリキュラムを組んでいるようです。
そのような状況下では「1次試験を合格するまでは2次試験の学習は不要(物理的精神的に無理)」という声も例年よりも強いかもしれません。

それが正しいかどうかは分かりませんが、今のうちに念のためご紹介しておきたいのが「GWのオプション講座は結構おススメでした」ということです。

サンプルとして具体例を挙げますが、私が受講したのはMMCの事例Ⅳ対策講座でした(「MMC」は予備校の名称です)。
正式な講座名は次の通りです。

①GW財務アカウントゼミ(講座+問題集)
②GW財務ファイナンスゼミ(講座+問題集)

それぞれ10時~16時まで、計2日間のオプション講座です。

私はMMCしか経験がないので1例として挙げていますが、この講座に参加して何が良かったかというと、参加者に配られた「アカウントとファイナンスの問題集」の素晴らしさと、絶妙なタイミングの良さでした。

私が参加したのは2018年度の講座でしたが、合格年である2019年度にはこの2冊の問題集を繰り返し何回転も回しました。
MMCは特に事例Ⅳ学習の質の高さが有名かと思いますが、この2冊の問題集が得られて、2日間の講義で2次試験事例Ⅳの情報収集に短期集中できる機会というのは、結構貴重ではないかと思っています。

1次試験を受験する予定の方は、1次試験を合格するまでは「毎週末のみ2冊の問題集に少しずつ取り組む」でも良いと思います。
今年2次再挑戦の方は、2次試験直前期まで毎日この問題集に取り組むことにして何周も回転させるのも良いでしょう。
そのいずれの場合も5月というのは丁度良いタイミングなのではないでしょうか。

もちろん私はMMCの関係者でも何でもありませんが、事例Ⅳで得点を稼ぐ重要さは身に染みて理解していることもあり、「やってみて良かった勉強法の一例」としてご紹介致しました。

もし他のオプション講座や単科講座等で「これが良かった」という情報をお持ちでしたら、コメント欄に記入いただけると嬉しいです。
同じ講座を受講した経験がある11代目メンバーから熱いメッセージが返ってくるかもしれません。

 

~なぜこの時期に記事にしたのか?~

それは「MMC GWオプション講座」の申込受付が先週末から始まったからです。

2020年GW集中ゼミのご案内

①GW財務アカウントゼミ(講座+問題集) ・・・4月25日(土)
②GW財務ファイナンスゼミ(講座+問題集)・・・4月26日(日)

今年は通学生用にZOOMによる教室講義のリアルタイム視聴も用意されているみたいです。
ご興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。
(念のため申し上げますが、それなりに費用が発生しますし、問題集が配られるかどうかや講義ならびに問題集の質などは一切保証しかねますので、くれぐれもご自身の判断にてお願いします)

 

<まとめ>

1次試験中の時間管理と得点の積み上げ

「過去問は論点別にタテ解きすべし!」と何度も提案しておきながら今回年度別ヨコ解きの手順を提案したのは
・1次試験も時間管理(タイムマネジメント)が重要
・「逆ザヤ沼問題」にハマらず「必勝問題」を残さず解ききって「合格点の土台を築く」ことが重要
・上記の2点を理解し「(本試験で)合格に十分な実力を発揮する」ためには相応の『準備』が必要
であるため。
※ただし「ヨコ解き演習」は初学でも各科目とも月2~3回程度で十分かと思われます

 

GWから2次事例Ⅳ学習のススメ

自分はMMCの2冊の問題集が「知識の土台作り」に非常に良かったのですが、人によるかもしれません。
オプション講座も安くないですし、教材はご自身の好みやポリシーに合わせてお選びいただくのが良いと思いますが、先日のぴ。の記事(R1年度 合格体験記まとめ~1次試験編~)を思い出して下さい。
・2次試験を見据えて1次試験を学習されている人が多い(おわりに)
・特に独学は学習計画を自分で管理する必要がある(独学のデメリット)
とありました。

この2点を踏まえると、
・「自分はいつから2次学習を開始するか」を決断しておく必要がある
のではないでしょうか?

私はGWは早すぎず遅すぎずのタイミングなのではないかと思っていますが、そのきっかけと自分に合う教材を与えてくれたMMCのGWオプション講座をご紹介させていただきました(繰り返しますが決して同校の関係者ではありません)。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験と各科目の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

今回も1次試験についてと、少しだけ2次試験のお話をさせていただきました。

べりーでした。


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受験生の皆様、おはようございます。トイレットペーパーが品薄状態となりましたが、

キムワイプは大丈夫かな・・?

と心配していた岩塩です。


(ダブルビン方式で発注している会社の在庫は暫くもちそうです)

 

さて、当ブログは「受験生の皆様と伴走」のコンセプトで運営しておりますが、例年と比べるとかなりハイペースで走らないといけない受験日程となっております。体調を整えて、ペースを上げてがんばってまいりましょう^_^

本日は財務会計について書きたいと思います。(初学者向けです)

 

財務会計おすすめ書籍

まずは身の上話で恐縮ですが・・・

私は普段、事業企画の仕事をしておりますが、一方で研究開発部門の方針管理的な仕事もしています。まだ診断士の「し」の字も頭になかった頃の話ですが、

「リソース(主に人)に対して研究テーマ数が多すぎる。選択と集中が必要」

という議論が持ち上がりまして、私は上司から研究テーマの評価方法に関するある外部セミナーへの参加を指示されました。その主な内容は、、、

 <非財務法>
  ・直観法
  ・対話法
  ・スコア法

 <財務法>
  ・ディスカウント・キャッシュフロー法
   ・NPV
   ・IRR
  ・回収期間法

 <マネジメント>
  ・ステージゲート法

・・・半分くらいは研究開発に関する投資評価の話でした。当時、NPVやIRRについては、「なんか投資提案のときに出てくる数字だな~?」というレベルの認識で、詳しくは知りませんでした。(~_~;)

(*ちなみに、「ステージゲート法」は、1980年代にカナダのロバート・クーパー教授が開発した、研究開発テーマを効率的に絞り込んでいく方法論です。)

セミナーでは、減価償却費による節税効果などの話もあり、当時の自分にとってはなかなか難しい内容でした。終了後、セミナー参加の報告書を書かなければいけないので、少しは理解しておかないとマズイと思い、Amazonで検索して、以外の書籍を購入しました。

 

ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務

とっつきにくいファイナンスを素人にもわかりやすい言葉で”ざっくり”解説してくれています。

 

財務3表一体理解法

B/S、P/L、CF計算書をつなげて理解しようというコンセプトの書籍です。

(セミナーでFCFの話が出てきたので、FCF?→キャッシュフロー計算書?みたいな考えで買ってみました)

 

**********

 

以上、前置きが長くなりましたが・・・ 診断士の勉強を始め、スタディングの1周目を終えたあたりで、積ん読となっていたこれらの本をぱらぱら見返してみたところ、財務会計の理解が進みました

良かったのは、個別に勉強した項目間の”繋がり”が見えてきたことです。

 

 

項目間の”繋がり”

以下、繋がりのイメージを簡単に図にしてみます。

 

<会計>

(「財務3表一体理解法」を参考に作成)

  • P/Lの当期純利益と、B/Sの繰越利益剰余金が繋がっている
  • B/Sの現金項目と、CF計算書が繋がっている

 

<ファイナンス>

(「ざっくりわかるファイナンス」を参考に作成)

  • 会計は「利益」「過去」を扱い、ファイナンスは「キャッシュ」「未来」を扱う
  • ファイナンスとは、企業価値の最大化をはかるための投資・資金調達・配当に関する意思決定に役立つツール
    (企業価値とは、投資家(株主と債権者)にとっての企業価値)

 

かなり大雑把ですが・・、このようなイメージができました。

(11代目3chも、これらの本を勉強中に読んでいたみたいですよ)

 

過去問演習でも”繋がり”を意識

初学者に是非おすすめしたい書籍ですが、「本など読んでる暇はない!」という方も多いと思います。今年は例年に比べて一次試験の勉強期間が短いですので、皆様には過去問に最優先で取り組んでいただきたいと思います。

過去問の学習を進める中で、項目間の”繋がり”を意識してみてください。さとまるの記事でも触れていましたが、断片的な知識を体系化することが、試験への対応力を高めると思います。

私は途中「WACCとかCAPMとか、式は覚えたけど、何に使うんだっけ・・?」状態だったのが、問題を解くうちに「CAPMを株主資本コストとしてWACCを求めて、そこから企業価値を計算できる」というような感じで繋がりました。問題や過去問学習を通して、『どんな問題でどのように問われるか?』の情報を蓄積していくことで、体系化が進みました。

体系化して学習することにより、科目全体としての理解が深まり、二次試験 事例Ⅳへの対応力も高まると思います。

H30の事例Ⅳでは、WACCを使って企業価値を求める問題が出題されました。項目間を関連させて本質的に理解していけば、出題傾向が変わっても対応できる可能性が高くなると思いますよ。

 

おまけ

NPVとIRRに関しては、下記のようなグラフで覚えていました。

(H14過去問より)

投資案のNPVが割引率によってどのように変わるかを表したグラフです。

投資案XのIRR→点B
投資案YのIRR→点C

となります。

①割引率<A のとき         いずれもNPV、XのほうがNPV大
②A<割引率<B のとき     いずれもNPV、YのほうがNPV大
③B<割引率<C のとき     YはNPV、XはNPV
④C<割引率 のとき          いずれもNPV

あとは資金などの制約条件に合わせて解答します。

 

以上、岩塩でした


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春セミナーについては既に下記日程で会場を確保しており
3月15日(火)12時より「こくちーず(告知’s)」で募集を開始する予定です。

一方、昨今の情勢を受けて
春セミナーを中止すべきか否かも慎重に検討しています。
決定次第、ブログでご案内しますのでご注意のほどお願い申し上げます。

7月に向けた大切な直前期を迎える受験生の皆様の体調を第一に考えます。
万が一「中止」を決断した際には何卒ご理解のほどよろしくお願いします。

一発合格道場 春セミナー2020 in 東京
2020年4月4日(土) 午後 @文京区シビックセンター
別途、こくちーずにて受付開始予定

一発合格道場 春セミナー2020 in 大阪
2020年4月12日(日) 午後 @難波市民学習センター
別途、こくちーずにて受付開始予定

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今日で東日本大震災から9年。震災によって人生を変えられた、変わった人も多いと思います。周囲でも、転職や移住をした人もいますし、震災がきっかけで私自身も仕事や人生を考え、診断士受験の遠因となっています。

まさに震災以来の、新型肺炎による経済活動の落ち込みで何かと先行き不安、暗くなりがちな世の中です。震災後に震災で得た教訓を活かして、災害対策から人生観まで、それまでなかった新しい動きや価値観が生まれたことを思い出し、今回も新型肺炎から学べること、今後に活かせることを探して、希望は失わないでいたいですね。

さて、昨日のカワサンの記事では、統計的な視点から、使用したテキストなど独学者の傾向が分析されていました。その分析を踏まえて、より具体的なテキストや問題集の選び方のポイントについて書いていきます。

一次対策テキスト・問題集

✔︎過去問を中心にアウトプット

さっさと過去問に着手すべきという点は、先代含め何度も指摘されている点ですね。角度を変えて何度も問われる頻出論点(具体的には過去問マスターのABレベルなど)について、論点の種類や聞かれ方をマスターすることが必須です。ここは、スタディングの教材や過去問マスターを使いました。

ただ、過去問だけだと、過去に出なかった問題、要は新しい知識や論点を試験会場で目にした時、かなりドキドキしちゃいますね。例えば、令和元年度の企業経営理論で言うと、第18問のビッグファイブなどでしょうか。

そんなわけで、過去問プラスアルファで押さえておきたいのが、

✔︎断片的な知識を体系化してインプット

過去問中心に解いていくのは試験対策として効果的ですが、それだけだと知識が断片的になりがちで、角度を変えて聞かれた時にも対応しにくいもの。

そのため、時間があれば横串勉強法で自分でまとめる、時間のない場合は知識が体系化されている(横串でまとめてある)インプット教材を買っちゃうとよいです。ここでお勧めしたいのが、きゃっしいさんの「まとめシート」。自分でまとめる時間と手間をお金で解決しちゃおう!という考えで、上下巻買いました。

✔︎新しい問題への対応力をつけておく

過去問をマスターすることが必須といえど、過去問だけでは対応できない問題が毎年必ずでます。おまけに知識問題だったりします。。「これは絶対間違い」で選択肢を消去して正解を選ぶ消去法だけでなく、自分が持てる知識を総動員して推測する力をつけておく必要があります。過去問マスター以外に模試やスタディングの直前対策講座で補強したつもりでしたが、ちょっと弱い部分だったかもしれません。

以下は一次試験対策で購入したテキストリストです。

【使用したテキスト・問題集】
・スタディング(スマート問題集、過去問セレクト演習)
・スタディング(直前講座)
・過去問マスター(中小企業政策以外の6冊)
・まとめシート(上下巻)

二次対策テキスト・問題集

✔︎自分と他者の答案の比較

模範解答が発表されない二次試験では、合格答案と自分の答案を見比べて、どんな内容をどんなロジックで書けば高得点らしいか?考える必要があります。

また、6割できて合格、上位20%が合格の診断士試験では、自分と他者の答案を見比べて、周囲が書けている解答のレベルを知り、自分が少なくともレベルの解答ができるようにしておく必要もあります。

このように、二次試験では他者の答案と比較して自分の答案を磨いていく作業が必要と考えていますが、よりたくさんの答案と比較できるという点で「ふぞろいな合格答案」はおすすめです。

その一方で、たくさんの答案を知らない、集められない独学者にとってありがたい書籍ではありますが、個人の状況に応じて補強も必要なのかなと思っています。

✔︎必要に応じて事例Ⅳをしっかり補強

事例I〜Ⅲは「ふぞろいな合格答案」の各書籍で対応できても、事例Ⅳについては、解答に至るまでの筋道、解き方、計算過程を知りたいという方は、「ふぞろいな合格答案」以外の書籍を買って補強することをお勧めします。

私は8月に初めて事例Ⅳを解いた時、解答に至るまでの筋道、解き方までしっかり勉強する必要があると実感。急いで「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」「中小企業診断士2次試験 事例IVの全知識&全ノウハウ 」を買い足しました。

✔︎事例ごとの設問の意図やキーワードの整理

自己採点をしていて気づいたことですが、「ふぞろいな合格答案」では、解答で使用されたキーワードごとに点数が入る仕様のため、そのキーワードを使うための必然性がなく、何となくキーワードを書いていても、合格答案に書かれていたキーワードを書ければ点数が入り、なんとなく解けた気分になってしまいます。

しかし、設問の意図や解答ロジックに合わせてキーワードを使用しないと「それっぽいズレた答案」が出来上がるだけです。私も実際、こうしたズレズレの答案を量産していた時期がありました。問題を解いて採点し、キーワードを覚えるほどスランプに陥ってしまうのです。。

こうした問題を解決する一助となったのが、「2020年度版 速修2次テキスト」の抽象化ブロックシートであり、一次知識に立ち返ってキーワードを整理し直すための「まとめシート」でした。問題を何度も解いているのにイマイチ点数が伸び悩む方におすすめです。

以下は二次試験対策で購入したテキストリストです。

【使用したテキスト・問題集】
・ふぞろいな合格答案11
・ふぞろいな合格答案12
・ふぞろいな合格答案10年データブック
・30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集
・中小企業診断士2次試験 事例IVの全知識&全ノウハウ
・2020年度版 速修2次テキスト
・まとめシート(上巻)

テキスト・問題集の購入時期にご注意

各種ふぞろいはじめ、二次試験のテキストの販売時期には要注意です(昨年、受験生の立場でかもよさん記事を読んで慌てました。。)一次試験後に購入するのでは、売り切れる、もしくは品薄で入手に時間がかかる場合があります。昨年だと、ふぞろい12は販売開始が6月10日でしたが、5月6日には注文しました。

ちなみに現時点では、ふぞろい12(平成30年度の過去問対応)は販売中ですが、ふぞろい11 (平成29年度の過去問対応)はすでに売り切れており、中古品を購入することになります。

一次試験が終わらないと投資する気にならなくて。。という方も多いと思いますが、絶対ムダにしないという決意を込めて、えいやっと注文してしまうのも手かもしれません。

以上、さとまるでした!

 


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   道場 春セミナーのお知らせ   

 

<一発合格道場 読者の皆様>

春セミナーについては既に下記日程で会場を確保しており
3月15日(日)より「こくちーず(告知’s)」で募集を開始する予定です。

一方、昨今の情勢を受けて
春セミナーを中止すべきか否かも慎重に検討しています。

決定次第、ブログでご案内しますのでご注意のほどお願い申し上げます。

7月に向けた大切な直前期を迎える受験生の皆様の体調を第一に考えます。
万が一「中止」を決断した際には何卒ご理解のほどよろしくお願いします。

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2020年4月4日(土) 午後 @文京区シビックセンター
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タキプロ・ふぞろい・一発合格道場 合同セミナー2020春 in 名古屋
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~今日の過去問~

(引用元:一般社団法人 中小企業診断協会HP


【財務・会計】平成25年度・第12問

現金の増加要因となりうるものとして、最も不適切なものはどれか。

ア 株主資本の減少
イ 現金以外の流動資産の減少
ウ 固定資産の減少
エ 負債の増加

正解&簡素な解説は最後に。

 

~結局調べてもわからない、ほんとうの「割合」~

カワサンです。

結局、有意性が測れない。
統計学で「有意」とは読んで字のごとく、そのサンプルデータに意味がある、ということです。

いろんなところで、毎年たくさんの合格実績」「高い合格率」等とうたうけど、その根拠に有意性はあるの?と思ったことはありませんか。たまには、

「今年は低かったんですよ。講師一同とても悔しいです!!」

「高い合格率?記憶にございません」

「今年はデータに不備があり非公表とします」

「数字は言えませんが合格実績はあります」

等と正直に言ってくれたら…素直だなと信用度も変わるかと!?

 

平成にインターネットが隆盛し、双方向での情報交換がどんどん強まってきました。

だがしかし、
駄菓子菓子、

・無作為な標本集団からデータを採集していると言えるのか?
・どこに参加協力するのも自由意志なんだから、意識高い系だけのデータが集まってんじゃないか?

地方都市でアンダーグラウンドに生きながら、そんな疑いを持つわけです。
名探偵コ○ンが「真実はいつもひとつ!」と言ったらオープニングテーマが流れますが(いつ黒幕がハッキリするんでしょうか)、仕事での私は

「これn数(標本数)足りないんじゃねぇの?」
「足もとのデータだけじゃ断面で分かる訳ないじゃん。トレンドはぁ?」
「これ絶対数じゃなくて比率で出さないと伝わらないよぉ?」

とネチネチ言って部下の頭に蛍の光を流させて、真実を探る。

…さて、先ほど「高い合格率」とか「合格実績」と謳うのが有意か分からんと申しましたが

「中小企業診断士試験について」とは、一言も言ってませんからね?

どこの予備校とか、どこの学習塾とも言ってませんからね??

あらゆる試験に関して、本当に気になる「うたい文句」

ネットでこんなに情報があふれているのに、本当に知りたい「データの正しさ」が分からない。こればかりは、片思いというか、なんというか。

と不満を漏らしつつも、それらと信ぴょう性が大して変わらない?データを今日はご紹介。

 

~独学合格は増えているのか?~

<!注意!>
本調査は標本に偏りがないと言い切れないので、参考としてご覧ください。
試験合格者全員の無作為抽出ではなく、一発合格道場の合格体験記から集計したという偏りがあります。

「合格体験記のデータだけで、そんなん調べて意味あるの?」という疑問が私自身にもあったので、まず合格体験記の数が、試験合格者全体のどの程度を占めるか確認しましょう。

 

体験記投稿数&2次試験合格者数に占める割合

(2次試験合格者数は中小企業診断協会HPの公表値を基に作成)

体験記投稿数と2次試験合格者の割合の動きが似通っていますね。ということは、2次試験合格者数はほぼ一定で、体験記の投稿数だけ変動しているような疑いがあります。

そこで、公表されている数値も併載しておきます。

 

2次試験合格者数&試験合格率

(中小企業診断協会HPの公表値を基に作成)

2019年は1,088名の合格者中64名の体験記を寄せて頂きました。17名に1人が合格体験記を道場に寄せて頂いている計算になります。

一般的な評価となりますが、概ね20%前後で合格率は推移しています。ここに大きなトレンドの変化は感じませんね。

 

直近5年間の合格体験記投稿者の勉強方法

黄色の部分はその年で最多の手段です。2017年だけトレンドが違いますが、体験記の約3割が1次・2次ともに独学でした。

 

独学合格体験記が増えている」のか、「そもそも独学者が増えている」のか―

 

これは、試験を実施する中小企業診断協会もわかりません
インターネット上の情報を活用した試験合格者がどの程度いるのか?という点もハッキリしないので、参考情報の域は抜けないと思っています。
ただ、合格者の17人に1名というデータから推計すると、1,088名の合格者のうち374名は独学で合格している計算になります。

 

~2019年・1次試験独学合格者の使用テキスト~

ここからは2019年独学合格者にスポットを当ててみます。
※2019年合格体験記の全体的な分析は後日紹介します!!

ほとんどの方が複数のテキストを挙げていましたので、標本数の中で何割が使ったのか、という示し方をしています。

・体験記本文に書籍の明示があれば「1」としてカウント
・通信や通学を併用した方は除外
・多年度受験の方で、合格年度が独学のみの場合はカウント(通学や通信をやめて独学に切り替えて合格した方は対象)

どこかの2次試験の参考書で観たような横棒の並びになってしまった。
各テキストを「道場流採点」するつもりはありません。

○紹介したテキストの一覧(リンク先:各テキストの公式サイト)

TACスピテキ TAC:スピードテキスト
TBCテキスト TBC受験研究会:速修テキスト
まとめシート 一次試験一発合格 まとめシート
石川経済 速習!マクロ経済学/ミクロ経済学
TACポケテキ TAC:要点整理ポケットブック
ほらっちチャンネル YouTube:ほらっちチャンネル
過去問マスター 同友館:過去問完全マスター
TACスピ問 TAC:スピード問題集
TAC過去問集 TAC:過去問題集
集中特訓財務会計 TAC:集中特訓 財務・会計 計算問題集
LEC問題集 LEC:過去問題集

テキスト毎の解説は割愛します。全テキスト取り組んでいませんのでどれがどう、と言えません。
自分で読んで確認し、自分に合うものを選んでください。
独学合格者に共通するのは、人に言われて決めるのではなく、情報を参照して自分で決めている点です。

 

~2019年・2次筆記試験独学合格者の使用テキスト

・体験記本文に書籍の明示があれば「1」としてカウント
・通信や通学を併用した方は除外
・多年度受験の方で、合格年度が独学のみの場合はカウント(通学や通信をやめて独学に切り替えて合格した方は対象)

一次試験のテキストと異なり、特定の出版社に偏りまくりですね。決して私は回し者ではありません。
各テキストを「道場流採点」するつもりはありません。

こちらもオススメ云々はしませんので、皆さまで参照ください。

 

~2次筆記独学合格者の勉強方法~

以下所見。

①全員が経験している過去問回し

過去問をやらないで2次試験に挑んでいる独学合格者は居ませんでした。
過去問をやったところで、同じ問題が出る可能性はほぼ0です。しかし「問われ方」「どんなロジックで答えるか」など、試験のお作法を身に着ける目的で過去問を解き回しています。

 

②約3割は事例Ⅳ対策に傾斜

2次筆記試験では事例Ⅰ~Ⅲは与件文という文章を読んで記述答案しますが、事例Ⅳは「財務・会計」に関連する計算問題が出ます。財務諸表分析、投資の意思決定など。

そのため、専用の問題集で特段時間を割いている方が約3割いました。先のテキストでの「Ⅳ全知全ノウ」「イケカコ」「集中特訓財務会計」はまさにそれです。
私も1次試験後は、事例Ⅳ向けの問題集をほぼ毎日取り組みました。

 

③4人に1人はきゃっしい&だいまつノウハウ活用

「きゃっしいだいまつ」とは…約2年前に、2次筆記試験を徹底分析した特集記事を参考にした方をカウントした項目です→「きゃっしいの解法実況」「【永久保存版】2次試験合格のポイント
ちなみに、そのきゃっしいが「まとめシート」という書籍を出版しています。

 

~独学のメリット・デメリット~

メリット

ダントツだったのは金銭的コストです。次が、自分のペース、時間に勉強ができるという点でした。通学でデメリットとなるような部分でしょうか。

赤棒は、合格体験記で「隙間時間の活用」に触れていた方の割合です。独学の方は勉強時間の確保という点で隙間時間を使っている人が約4割。まとまった時間の確保が難しいから独学+隙間時間に勉強を選ばざるを得ないという方も居ました。

 

デメリット

総合すると「受験生全体の中で、自分は相対的にどの程度のレベルなのか」という所に起因する回答が多いです。レベルというのは得点力に限らず、スケジュール、モチベーション、効率性…等さまざまな要素を指します。

 

~独学合格のまとめ~

①自分のやり方を見出せるかがカギ

今回の記事の投稿に際して2019年の独学者の合格体験記を熟読いたしましたが、共通めいたものは、以下の式で表せます。

(独学合格)=(これまでの人生経験)+{[自分に合う] × [(方法)+(道具)+(環境)]}×(学習時間)

・これまでの人生経験

他の資格保有、その勉強を通じて得た勉強グセや知見、学校で学習してきた知識、仕事の職種や業界での経験など:これが試験勉強のスタートライン(=どの程度のリソースを割いて勉強すれば合格できるか)を決めていると考えられます。

・自分に合う
十人十色。様々なやり方を参考にしたり、真似したり、自分で編み出したり…

・方法
聞く、黙読、声に出して読む、ノートにまとめる、テキストに書き込む…

・道具
テキスト、筆記用具、ノート…

・環境
勉強する際のTPO、支援者の存在、仲間の存在…

 

今日この記事を投稿した意図は「独学の方への参考」でしかありません。

「独学の方へオススメ」とまでは至らない。なぜか。
それは、個々人のバックボーンと取り組み方がある中で、共通解と明言できるモノが無いからなのです。

試験合格に向けて、スタートラインが個々人で異なりますが、試験合格という目指すゴールは同じ。しかし、それ以降の人生や個人目標のゴールはまた異なる。そんな位置づけです。

 

(例えばこんなイメージ)

ですから、個々人の試験への向き合い方もまた異なるのです。
この日に合格するぞ!という点のみ受験する皆様に共通する。
だから独学合格者の「共通」ではなく「共通」なのです。

―共通項に自分はどんな変数が入るのだろうか。

さいちゃんは、それを把握するためにセルフSWOT分析してみようと言っています。

 

②2次筆記試験対策・過去問を解いていない人は「ゼロ」

過去問やらずして合格無し、というのが2019年合格体験記から導かれる1つの結論です。
2次筆記試験は解答が公表されません。しかし、ネット上で模範解答を収集することができます。先日のさいちゃんの投稿を参照ください。

また、個人ブログやtwitter等で「再現答案」が沢山アップされています。これらも参考になります。

ただ、過去問は解答見て「合っている/合っていない」を調べて終わりではありません。なぜその問題に適切に答えらなかったのかを、自分で理解できなければいけません

これは、時期が来たら別途説明します。今は、(1次試験を受験する方は)1次試験に向けて取り組んで欲しいので。

 

③「情報収集」と「方法収集」を積極的に

独学合格の方の多くは「情報収集」を大切にしています。インターネット、セミナー、勉強会…皆さん、テキストと問題集だけではなく、対外的な情報も得ながら合格に向けて取り組んでいます

中小企業診断士 独学」と検索すれば、色々でてきます。
一発合格道場はだいぶ下のほうですネ…

twitter、個人サイト、ブログ…色々あります。実際に私も道場以外にいくつか参考にしましたが、「情報」と「方法」という観点で調査・収集すると良いです。

■「情報」は鮮度が命
試験の日程や概略など、勉強以前の事柄は早めに動きを察知するのが大事。
公式サイトで調べるのが一番ですが、解説などを踏まえると個人サイトのほうがイメージしやすいケースもあります。
また、一次試験は法改正を中心に出題傾向の微妙な変化があり、情報収集は必須です。特に、中小企業政策は前年の白書から半分程度出題されますし、今年はなんといっても「改正民法施行」です。1次試験の経営法務は要注意ですよね!

■「方法」はマイニングが命
「勉強法」「解法」は、数年前の記事や、更新が止まっているブログでも有用なものが沢山あります。
私も試験合格してから「こんなやり方あったんかーい!」と方法論で感銘をうけたものがいくつもあります。先の共通にまとめたように「自分に合った」を探し求めて欲しいです。

 

~回答&簡素な解説~

問題文の「現金の増加要因」が出た瞬間、財務諸表の話かなと気づき、B/SかC/Fを疑う。
そして設問を見てB/Sに特定。仕訳けたらどうなるかを考えて解答。

現金の増加ということは、①貸方が増えて現金増加、②借方の他科目が減少→現金増という2パターン。試験本番は緊張するので、頭でイメージできなかったら、余白に書いて具体的に考えれば良いです。

(例えばこんなイメージ)
イメージ図

ベタな覚え方「借方/貸方」は左右どちらか→「り/し」はねる方向に一致。

ア 株主資本の減少=資本金が減少するので、この場合は欠損填補(純資産内の変動)や(詳細割愛しますが)剰余金の配当が行われる。つまり現金が増えることは無い。(参考 ※外部サイト)

イ 売掛金や商品をイメージ。これらが減少すれば現金のの増加要因になり得る。

ウ 固定資産の減少。除却を思いがちですが、売却した場合は現金の増加要因になり得る。

エ 負債の増加なので借入金をイメージ。当座預金に借入金が入金されれば現金の増加要因になり得る。

この問題、もしアが不安でもイ以下から消去法で考えても解けますね。
簿記で一番取っ付きにくい純資産をアに持ってくるあたり、設問者の作為を感じます。
(でも合格レベルを目指すならアを見て即マークしたいところ)

では、また!

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<一発合格道場 読者の皆様>

春セミナーについては既に下記日程で会場を確保しており
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決定次第、ブログでご案内しますのでご注意のほどお願い申し上げます。

7月に向けた大切な直前期を迎える受験生の皆様の体調を第一に考えます。
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一発合格道場 春セミナー2020 in 東京
2020年4月4日(土) 午後 @文京区シビックセンター
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2020年4月5日(日) 午後 @名古屋市西生涯学習センター
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2020年4月12日(日) 午後 @難波市民学習センター
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こんにちは。べりーです。

突然ですが、1次試験の全体像をつかめていますか?

そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

 

<3つの目>

「3つの目」という考え方があります。

(出典:「経済を見る3つの目」伊藤 元重著)

鳥の目:
「鳥瞰」という言葉があるように、高いところから物事を広く大きく見る視点で、要はマクロ(macro=巨視的)で経済を見ることが重要であるということです。

虫の目:
ミクロ(micro=微視的)で物事を見ることで、経済の細かいところを掘り下げていくことが重要だという意味です。ミクロの目といってもいいかもしれません。

魚の目:
潮の流れの変化をしっかり見極める眼力、あるいは経済の流れを見る力だといえます。ただし魚は目で潮の流れを知るわけではありませんから、これはあくまでものの喩えです。

 

随分以前からよく目にする概念ですが、今回はこれに当てはめて中小企業診断士試験対策の学習について考えたいと思います。

そしていきなり3番目の「魚の目」から入ります(笑)

 

<2次試験のこと>

「魚の目」とは先述の通り「潮の流れの変化をしっかり見極める眼力」を意味します。

皆様もご存じの通り、令和元年は1次・2次試験ともに例年にも増して特別な年でした。

ここからは、そんな令和元年の結果が令和2年度に及ぼす影響や、やっかいな2次試験への対策について自分自身の失敗などもサンプルにしつつ述べたいと思います。

2次試験対策については今後も取り上げるつもりですが、今回は「導入編」的な内容になります。

※なお以下は私の個人的な推測が多分に含まれますが、予測の結果を保証するものではありませんのでご注意下さい

 

~令和2年度試験の潮目とは(地殻変動編)~

先ほど令和元年(R1年)2次試験は例年に増して特別な年だったと述べましたが、何が特別だったかというと、1次試験の合格者が非常に多かったことです。

今回は直近6年間の1次・2次試験申込者の「受験結果内訳」をグラフにして比較しました。
(試験を受けてもいない人がいるので「試験結果」ではなく「受験結果」)

グラフのバー全体が申込者総数、青が合格者、オレンジが未合格者、グレーが申込したものの1科目も試験を受けなかった棄権者です。

一番下が令和元年の実績で、上にいくほど古い年度の実績が並びます。

 

※画像をクリックすると拡大します(以下同様)

 

まず、1次試験合格者の人数が過去6年で最多です(青いバー)。

合格者数はH26~H30の5年間平均(以下「例年」と呼びます)が 3,076名だったので、令和元年は例年より 1,300名ほど多いことになります。

また注目すべきは受験申込者総数も例年に対して 1,600名ほど多く、21,000名の大台はH23年度以来でした。

8年ぶりに受験生が 21,000名を超えた年に、例年よりも 1,600名多く受験に申し込み、1,300名合格者が増えた年だったことになります。

なお受験申込者の例年に対する増分 1,600名の結果内訳は概算で次の通りです。

・合格者  +1,300名
・棄権者  +400名
・未合格者 ▲100名

受験者数が1,600名も増えたのに未合格者はむしろ例年より少なく、いかに特別な年であったかが読み取れます。

 

こうして1次合格者の多くが2次試験に挑戦したであろう結果、2次試験にも非常に大きな影響を及ぼしたようです(この辺りから推測や仮説が増えてまいります)

2次試験の実績(事実)を同様にグラフにすると、次のようになります。

 

 

まず、令和元年の2次受験申込者総数が突出していることがハッキリ伺えます(赤丸部分)。

これに対し、合格者もH26年度以来となる1,000名越えとなりましたが、母数が多すぎて合格率は低く、H30年度に続いて2年連続で19%を割る「競争が厳しい年」になりました。

例年は約5,000名で1,000名弱の合格枠を競っていたのが、令和元年は6,000名で1,000名強の合格枠を競う形となったのです。

 

そして、最も触れておくべきことは「オレンジ色のバーの長さ」です。

「未合格者数」は、H26~H30の直近5年間平均が 3,737名だったので、令和元年は例年よりも、1,100名ほど多かったことになります。

1次試験と大きく異なるのはこの点です。

この例年より 1,100名も多く 5,000名に近い未合格者の方々のうち、令和2年度には何割が「1次試験から再挑戦」となり何割が「1次免除→2次試験に専念」されるのか?という推測は非常に難しいところです。

とはいえ令和元年は1次合格者が例年より 1,300名も多かったわけですから、普通に考えれば「既に2次試験の受験資格を有している方」は例年より相当多いのではないかと考えられます。

つまり今年(令和2年)の2次試験は令和元年と同様に「少ない椅子の奪い合い」となる可能性が非常に高いのではないでしょうか。

 

また上記を前提とした場合、令和2年度の「1次試験」にて例年同様 3,000名規模の合格者を出すかというと、協会はそこまで2次試験受験者数を増やすつもりはないのではないかという憶測も生まれてきます(2次試験におけるキャパシティ的な採点能力の限界)。

この辺りが「今年の1次試験が難化するのではないか」というザワつく噂の根拠となっているのではないでしょうか。

 

以上はグラフにして可視化したことにより推測した内容になります。

このように前年度の地殻変動とプレート運動から大きな影響を受けて、令和2年度の1次・2次試験はともに例年と異なる合格率になる可能性が考えられます(あくまで1つの仮設でしかないのでその点はご容赦下さい)。

ただし、だからといって急に全く違う分野の問題を出題したり、試験の在り方を変えることまでは考えにくいと思われます。

確かに今年は1次試験も2次試験もどちらも難化したり合格率が低くなるかもしれない。

しかしこの潮目の変化を知っていれば、もし難問奇問と出会った時もこうきたか笑」と落ち着いて対処できる余裕が生まれるはずです。

この潮目の変化を念頭に置きつつも、日々できることは、道場ブログで述べられているような地道な学習の積み重ねにより【合格に十分な実力発揮の準備】を進めるのみと、私は思います。

 

 

~R2年2次試験の潮目とは(気候変化編)~

3月上旬の現時点では、2次試験についてまだ情報収集も始めていないという方もいらっしゃるかと思います。

したがってここでは細かいところまで踏み込みませんが、1次試験がマークシート式であるのに対して2次試験は論述試験であるというのが大きな違いです。

ただし、ただ論述問題というだけでない独特の難しさがあります。

 

気候変化を読む力①:

2次試験は事例Ⅰ~Ⅳまで4科目あり、その難易度は前回の記事で触れた1次試験のように、科目ごとに毎年変化して受験生を困らせます(前回記事「1次試験と秋の空&経済と財務の共通点」も是非ご覧下さい)。

たとえば令和元年の2次試験は「事例Ⅰ~Ⅲが難化し、事例Ⅳが易化した」と言われています。
事例Ⅳとは「財務事例」です。

この財務事例、1次試験の「財務会計」と同様に訓練すればしただけ点数を伸ばすことができる2次試験では唯一の科目です。

ただし、出題側もふるいにかけるため様々な「引っ掛け」や「日本語の解釈の幅(としか言い様がありません涙)」をトラップとして仕掛けてくるため、地道な事例研究と訓練を徹底し、とにかくミスをしないよう本試験で集中できるよう準備を整えることが重要です。

その結果、事例Ⅳで貯金が作れると合格にかなり近づくことができます。

事例Ⅳは平成29年、30年と難化しましたが令和元年には易化しました。
本試験で設問を解いている最中に「今年は易化だ」と気づいた方も多いと思われます。

易化したと気づいた際、気候変化を読み切れた際に、いつも以上にミスに注意し集中できるよう普段から準備をしておくこと。
事実として、私はここにかなりの時間と労力を費やしました。

少しややこしい言葉ですが、【合格に十分な実力発揮の準備】が重要だと思っています。
この部分は、またいつか記事にしたいと思います。

 

気候変化を読む力②:

先日、ぴ。の記事にもありましたが(こちら)、2次試験対策は「キーワード詰め込み」「過去ノウハウ等の機械的・断片的知識に頼る」といったテクニックに走ってしまうと合格が遠ざかる傾向にあります。

私が失敗した経験をサンプルとして挙げると、2次試験2回目の年に通年通学で予備校に通ったのですが、「その予備校のノウハウを吸収したことで満足する」という方向に突っ走りました。

その結果「手段が目的化してしまう」ことにより却って前年より点数を落とすという苦い経験がありました。

 

その予備校では毎回の授業で「皆さん、事例研究は進んでいますか?」と講師から問いかけられていたのに、私は過去事例と向き合うのではなく、その予備校のテキストや答練の事例を学習することに時間とリソースを集中していました。

講師の方が仰る通り、いかに優れた教材や理論を手に入れようとも、それを使って過去問の事例文に取り組み、自分の手と頭を使って「研究」しない限りは、力になりません。

 

先に書いた「地殻変動編」ほどの規模ではないにしても、まるで気候変動のように毎年変化してくる出題傾向にしっかり付いていく力、対応できる力を身に着けるためには「事例研究あるのみ」ではないかと思っています。

このことはぜひ読者の皆様に同じ失敗をしていただかないために、悪しきサンプル実例も交えながら、これから適時お伝えしていけたらと考えています。

 

このように、2次試験を乗り切るためには「潮の流れの変化をしっかり見極める眼力」である「魚の目」が必要となります。

 

 

<1次試験のこと>

~1次試験の出題範囲は広い~

当試験の勉強を経験した方でこの点に違和感を持たれる方は恐らく皆無かと思います。

各科目の概要を並べると次のようになります。

 

経済学・経済政策は大きく分けると「マクロ経済」と「ミクロ経済」。
論点が多い。グラフの種類も多く、多様な「X軸とY軸の組み合わせ」が理解できたら道が啓けるイメージです。

財務・会計は「アカウンティング(会計)」「ファイナンス(財務)」。
学習が進むほどに次々襲い掛かる重要論点。簿記2級より浅いがファイナンスが加わるため広い。

企業経営理論は「経営戦略論」「組織論」と「マーケティング論」。
労働法規まで含みとにかく広い。が、一々目から鱗の学習内容は多くの人にとって面白いはず。

運営管理は「生産管理」と「店舗・販売管理」。
テキストで生産管理を読み終え、まちづくり三法が出てきた辺りで行く先の果てなきことを知ります。

経営法務は「民法」「会社法」「知的財産権」。
暗記!暗記!暗記!テキストに掲載される「情報整理のための表」も情報過多で超BIG。

企業経営システムは「システム技術」「ソフトウェア開発」「経営情報管理」「ガイドライン・法律」「統計」。
暗記!暗記!暗記!会社でいつもシスアドに頼ってきたバチが当たったかと悔い改める気持ちになります。

中小企業経営・中小企業政策は文字通り「経営」と「政策」。
経営好き派と政策好き派に分かれますが、どちらにせよ、暗記!暗記!暗記!

 

・・・広いです。
企業経営に関するこれだけ膨大な知識を身に着けようと勉強を始めた皆さまです。

学習の途中段階であっても、プレゼン資料作成時や上司・同僚・顧客と会話する際など、既に勉強を始める前のご自身との「違い」を実感されているのではないでしょうか。

 

~大海原に橋げたを築いていく(鳥の目)~

さて冒頭で「1次試験、全体像をつかめていますか?」とお聞きしました。

いわゆる全体像というと上記の青文字でも説明ができますが、ここで申し上げているのは青文字のもう1つ下のレイヤーを指します。

例えば財務会計と企業経営理論。

 

この項目のうち、もし「あれ?これ何だっけ?」がありましたら、ぜひお手元のテキストを見返して下さい。

このレイヤー(階層)が頭の中で網羅されていないと、デフォルトで苦手”論点”が存在することになります。

でも大丈夫です。まだまだ間に合いますから。
お手元のテキストで調べて納得いくまで読み返し、”得意化”していただけたらと思います。

 

この項目は一般的なテキストの目次の項目と同じ粒度になります。

7科目とも、どんなテキストにも目次があるはずです。
その項目ごとです(構成はテキストごとに違いがあると思います)。

 

この粒度のレイヤーで知識を網羅していることが重要である理由は以下の通りです。

 

①このレイヤー(階層)の項目ごとに、自分の「得意or苦手」を把握できること(深さ)
→復習する際の1単位=ひと括り=1セット

②問われている設問がどの論点の知識か?を即座に認識できる
→知識を収めた引き出しのラベル、情報検索速度向上のためのタグ、難易度判定

③自分がどこまで知識を網羅できているかを把握すること(範囲)
→学習進度のチェック、捨て問の意思決定(「統計」はやらない!など)

④知識を体系化できる
→そもそも目次は「体系化しやすい順」に並んでいる、周辺の論点・知識と紐づけて記憶

★上記の①~④を組み合わせて「鳥の目」
→科目全体を俯瞰することができる、全体像の把握でちょっとやそっとで揺るがない知識化。

 

上記のうち、何が何でも意識したのは①と②でした。
③、④は結果的についてきたようなイメージです。

 

道場理論に「橋げた理論」があります。
私の場合、少々意訳してしまっているかもしれませんが、上記のレイヤー項目を「橋げた」と認識して学習を進めました。
上記の①~④を意識することでどんどん橋げたが建っていくイメージです。

一度、橋げたが強固に建ちあがると「知識として理解化するため忘れにくくなる」「期間が空き記憶が薄れても軽く復習することで立て直しが可能」といった非常に重要なメリットが得られます。

ぜひ定期的にお手元のテキストの目次をご覧いただき、鳥の目の維持にお役立ていただけたらと願います。

 

~向き合うのは1問1問の設問(虫の目)~

鳥の目を維持しつつ、次は設問とどう向き合うか。

言い古されたことですが、この試験に最適な問題集は「過去問」だと私は思います。(昨日の記事でTomatsuが熱く語っていましたが全く同感です)

しかも、過去問を令和元年、平成31年と年度ごとに解いて点数に一喜一憂するのではなく、年度を横ぐしにして論点別に並べて解くと、論点別の知識として記憶に収めやすくなります

 

記憶に収めやすいと書きましたが、

「記憶する」より「記憶に収める」
「フリーロケーション」より「固定ロケーション」
知識と知識を収める引き出しを固定的に対応させ、よく出る知識はより手前の引き出しに収めます。

さらに、その過去問を難易度(あるいは正答率)でA~Cに分類し、より簡単かつ落としてはならないA・B問題を重視します。

 

私はこの目的のため、下記の問題集を入手しました。

過去問が「論点別・重要度別」に編集されているため、論点別に並べ替えて難易度で仕分けする手間が省けるからです。

もちろん他の出版社の過去問題集を用いて上記のように解いても同じ効果が得られます。
解答解説が不要であれば中小企業診断士協会のHPの過去問と正答を活用しても良いでしょう。

「論点別・重要度順 過去問完全マスター」シリーズ(同友館)

私の場合、この問題集を経済・財務・経営・運営・法務と5冊購入し、各3周回転させました。
論点別・重要度別に過去問を解くと、当たり前ですが同じ論点の問題が前後に並びます。
つまり、上で述べた「目次のレイヤー」の同じ項目に属する同一論点の問題を続けて複数問解くことになります。

 

過去問完全マスターを解く際は、解答をノートの左の方にバーッと縦に記入しました。

そして20問程度解いたら採点し、気づきを右の空白にメモ書きしたら次の20問を解くという進め方でした。

これで3周回したのですが、1週目→2週目→3周目と繰り返し解く内に段々〇と✕が固まってくるようになりました。

例えば、35問目~42問目まで連続して〇が続いたのに、43、44、45、47問目が✕となりパッと見で悪目立ちする・・・・
ここが自分にとっての「最終的な苦手論点」でした。

 

この「過去問を使って苦手論点を発見して強化する」プロセスにより苦手論点を減らしていったことは、1次試験の得点安定化に役立ったと思っています(あくまでも一例です)。

このように1問1問の解き方の工夫により、下記に繋がります。

鳥の目①:
このレイヤー(階層)の項目ごとに、自分の「得意or苦手」を把握できること(深さ)
→復習する際の1単位=ひと括り=1セット

 

また、本試験は限られた時間でそこそこの問題数を解かなくてはならないスピード勝負です。

例えば60分で25問を解く経済や財務の場合、単純に割り算すると1問あたり約2分20秒
1問解く度に次の設問を見て「これはどの論点だろう・・・」とやっていてはとても時間が足りません。

経済でAS曲線のグラフが出たら「ケインズ派か、古典派か」、財務で証券の問題が出たときに「証券投資論か、ポートフォリオ理論か、CAPMか」を一瞬で判断し、難易度を推定するため自分自身の知識に照らします。

 

こう問われたら→この論点だから→このように解く

1次試験の勉強はこの繰り返しです。

段々何周か重ねていくうちに真ん中の工程を飛ばして

こう問われたら→このように解く、の2ステップで解ける問題が増えてくる

ため、更なる時短が図られて全体の解答速度が上がります。

設問を見たら、脳内のどの引き出しを開けばよいのかを瞬時に理解できる問題が増えるほど、その科目に対する苦手意識は低くなります。

鳥の目②:
問われている設問がどの論点の知識を要するのか?を即座に認識できる
→知識を収めた引き出しのラベル、情報を検索する際のタグ、難易度判定

 

日々1問1問と向き合っていく学習は、蟻が巣穴を掘るように各論点の知識理解を深く掘り下げていくような作業です。

蟻は巣穴を単一方向に掘り下げるのではなく、いくつも部屋を作りトンネルで繋いで四方に広げて掘り下げますが、この広がりと繋がりの強固さこそが当該論点における対応力の強さになります。

ここをしっかり訓練しておくことで、どのような問われ方をしても対応できる力が付いてくると思います。

 

論点別の理解を「目次」のレイヤーと書きましたが、1問1問で鍛える知識は参考書の巻末にある「索引」をイメージしてみて下さい。

ただし「じゃあ索引に出てくる文言をすべて理解する勉強法がイイか?」というと勿論そうではありません。

索引には「まったく出題されない知識」も含まれてしまうためで、そこまで覚えても意味がありません。

 

したがって粒度としては「索引レベル」ですが、学習の対象とするのは「過去問(特に正答率A・B問題)」に絞ることを私は徹底しました。

Cレベルの問題に手を回す余裕がなかったのが理由ですが、もちろん余裕があればC問題も学習範囲に含めることで得点アップが期待できるかもしれません(もしかしたら点の伸びは限定的かもしれませんが)。

 

ここまで書いた1問1問の知識と向き合う視点を、この記事上では鳥の目に対し「虫の目」と呼ばせていただきます。

鳥の目で科目全体を見渡しつつ各論点の完成度を確認して高めていき、虫の目で過去問の1問1問に向き合い対応力を高め、「論点の理解は十分なのに、これまでと違う角度から問われたら全く対応できなかった」という事態が起こらぬよう鍛えます。

 

 

<まとめ>

1次試験対策について

鳥の目(俯瞰)と虫の目(微視的な掘り下げ)の2つの視点(もしくは視野・視座)を常に意識し、全体像をつかめている感覚を維持することが重要です。

2次試験対策について

多様な知識が簡単に手に入るこの時代では、知識を得ただけで分かった気になってしまう罠に陥る危険性が高まっています。

魚の目(潮目の変化を見極める力)を養うため、必ず自らの手を動かし事例文を読み込んで分析するなど、「事例研究」を行ない続けて理解を深めることが重要です。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験と各科目の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

まずは7月11日・12日の1次試験突破に向けて、一緒に頑張りましょう!

べりーでした。


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   道場 春セミナーのお知らせ   

 

<一発合格道場 読者の皆様>

春セミナーについては既に下記日程で会場を確保しており
3月15日(日)より「こくちーず(告知’s)」で募集を開始する予定です。

一方、昨今の情勢を受けて
春セミナーを中止すべきか否かも慎重に検討しています。

決定次第、ブログでご案内しますのでご注意のほどお願い申し上げます。

7月に向けた大切な直前期を迎える受験生の皆様の体調を第一に考えます。
万が一「中止」を決断した際には何卒ご理解のほどよろしくお願いします。

 

一発合格道場 春セミナー2020 in 東京
2020年4月4日(土) 午後 @文京区シビックセンター
別途、こくちーずにて受付開始予定

タキプロ・ふぞろい・一発合格道場 合同セミナー2020春 in 名古屋
2020年4月5日(日) 午後 @名古屋市西生涯学習センター
別途、受付開始予定

一発合格道場 春セミナー2020 in 大阪
2020年4月12日(日) 午後 @難波市民学習センター
別途、こくちーずにて受付開始予定

一次試験・二次試験学習の進め方、相談会等、
損はさせないコンテンツを企画しております!

ぜひご予定ください!

         

 

twitterもよろしくお願いします。

 

どうも、Tomatsuです。

試験日まであと残すところ5か月を切りましたが、学習の状況はいかがでしょうか?

初学者の方は「法務」の呪文みたいな内容に苦しまされているかと思いますが、コツコツ食らいついていければ確実に慣れますのであきらめず頑張ってください!

応援しております!

————————————————————————————————————————–

ちなみに昨日、中小企業庁診断協会HPに「今年度の試験スケジュール」が発表されました。

1次試験

  • 試験案内配布・申込受付期間:令和2年4月1日(水)~5月8日(金)
  • 試験実施:令和2年7月11日(土)~7月12日(日)
  • 合格発表:令和2年8月25日(火)

2次試験

  • 試験案内配布・申込受付期間:令和2年8月21日(金)~9月18日(金)
  • 筆記試験実施:令和2年10月25日(日)
  • 筆記試験合格発表:令和2年12月11日(金)
  • 口述試験実施:令和2年12月20日(日)
  • 口述試験合格発表:令和3年1月5日(火)

申し込み忘れのないよう注意下さいね!

————————————————————————————————————————–

さて、法務・中小の初学習を残している方にとっては雑音でしかない内容かもしれませんが、今回は「直前期の学習スケジュール」について、私が立てた学習計画例を交えて解説したいと思います。

こんな人におススメの記事です

  • 自分で勉強計画を立てるのが苦手な方
  • 勉強の指針が欲しい方(安心材料として)
  • 独学中でスケジューリングしてくれる講師が周りにいない方

上記に該当しない方は、参考にならないばかりか方針のコンタミを起こしてしまう可能性がありますので、この場でそっとブラウザを閉じて頂ければ幸いです。

直前期なにをやるべき?

(1) 学習内容

早速本題のスケジュールについて解説したい所ですが、いきなり脱線させて下さい。

そもそも直前期には何をするべきでしょうか?

答えは「過去問」です。

理由は簡単で、過去問は、診断協会が過去の受験者に「実際に」出題した公式情報であり、無駄な情報は一切含まれていないからです。

もう、過去問で筋トレするイメージで取り組みましょう。

回数は関係ないという意見もありますが、私の意見は違います。

要領が良い人は分かりませんが、悪い人にとってはやはり「回数をこなす」に勝る練習法はないんですね。

私は当然、要領が悪い側の人間でした。

同じ要領の悪いタイプの方は、是非、羽生越え(4回転以上)を目指す意識で過去問に取り組んで欲しいです。

元々の知識レベル、多年度生、科目合格狙い、など色々な立場の方がいらっしゃるかと思いますが、立場によらず効果的です。

これだけは心の底から言いたいのですが、テキスト中心の学習は驚くほど効果が無いので、間違ってもテキスト中心の学習はやめて下さいね。

無心で過去問に取り組める環境を作れれば、合格はもう目の前です。

「どのくらいのレベルを目指すべきか?」については「【診断士試験】ストレート狙いの1次試験の挑み方」で、CKが解説してくれていますので、是非こちらも参照ください。

(2) 問題集

使用する問題集もシンプルです。

基本的には「過去5年分の過去問(解説が充実しているのでTACがお勧め)」のみでOK。

中小は例外的に「スピード問題集」、それから予想論点が多数含まれている「模擬試験」も使ってもよいですが、個人的にはこの3点以外の問題集は必要ないかなと思います。

問題集を絞ることの大切さはへんりーの記事でも解説されていますので、もしよければ読んでみてください。

なぜ学習計画を立てるべきか?

ここからは「なぜ学習計画を立てるべきか?」について解説します。

さとまるの記事でも取り上げられましたが、学習計画はめっちゃ重要です。

「計画を制する者は試験を制する」です。

これはなぜでしょうか?

「ペースメーカーになる」「やるべきことが見える化されることでセルフコミットメントが発生する」などが重要な理由として挙げられますが、個人的には「決断疲れ防止」も大きいと思います。

どういうことでしょう?

学習計画を立てられてない方に伺いたいのですが、毎朝起きた時に「今日どの科目に取り掛かるんだっけ?」と悩みませんか?

私も昔よく悩んでいました。

「昨日は財務やったらか今日運営の強化したいけど、でも昨日の財務の原価計算の復習もやりたいし。。。あ~どうしよう。。。」みたいなイメージ。

ただ、これ非常にもったいないです。

朝起きた際にいちいち「今日どの科目に取り組むか?」について悩んでしまうと「決断疲れ」を起こしてしまうからです。

こうなると脳内メモリがむやみに消費されてしまい、勉強に適した朝のフレッシュな状態を無駄にしてしまいます。

私は直前期に入ってやっとこさ学習スケジュールを立てたのですが、それ以前までは、通勤前にどの過去問集を持っていくかで迷い、朝の貴重な時間を無駄にしていました。

スティーブ・ジョブズ(Apple)やマーク・ザッカーバーグ(Facebook)などの成功者が毎日同じ服を着ているのは、この決断疲れを防止するためと言われています。

計画は、一度でも立ててしまえば、あとはスケジュールに機械的に従うだけでOKですので「決断疲れ」を回避できます。

私もスケジュール立案後は無心で毎日の勉強に挑めるようになり、学習効率が段違いに向上しました。

皆様も是非「決断疲れ」を回避するためにもスケジュールを立ててみて頂ければと思います。

スケジュールの立て方

前置きが少し長くなりましたが、ここからは本題の「直前期のスケジュールの立て方」について解説します。

上述の通り、直前期の中心をしめるのは基本的に「過去問学習」です。

つまり、スケジュールをたてる上でのポイントは「過去問というピース」をどのようにしてカレンダーに当てはめていくか?です。

(1) Tomatsuの例

例を示した方が分かりやすいと思いますので、私が立てた例をご覧ください。

2020年度受験生の方はオリンピックの影響で試験日が早まっていますので、若干改定しておりますが、基本コンセプトは私が合格した年に立てたものと同じです。

基本思想・制約条件・時期ごとの取り組み方は下記の通り。

[基本思想]

  • 過去問(中小はスピ問)・模試しか取り組まない
  • 回数にこだわる。過去問は過去5年間分を4回転させる(今年は短いので3周が限界か?)。
  • 一日の勉強をブロックに分ける。各ブロックは40分~1時間。
    • 平日:1日のブロックを3つに分ける(行きの電車・朝カフェ・帰りの電車)
    • 土曜:午前に苦手科目に取り組む。午後は休み。
    • 日曜日:答練か模試。何もない場合は土曜日と同じ

[制約条件]

  • 土曜日の午後は空けておく(妻対応)
  • ゴールデンウィークは3日間完全に休み

[時期ごとの取り組み方]

  • 4月:論点毎のヨコ解き。取り組む科目は週末の完成答練。
  • 5月以降:本番を意識しながらタテ解き。順番は試験の順番を踏襲し「経済→財務→経営→運営→法務→情報→中小」のサイクル。

(図はクリックで拡大します)

4月

5月

6月

7月

(2) パクってカスタマイズ

いかがでしたでしょうか?

人によっては、

  • 「出張が多くて平日の勉強時間の枠を決めづらい」
  • 「ゴールデンウィークはもっと家族サービスにあてないといけない」
  • 「育児で先が読めないからスケジュール立てづらい」

など、いろいろ事情があるかと思います。

ですが重要なのは、自分なりの思想・制約条件を洗い出し、試験日までどういう学習を重ねたいのかを決め、それをカレンダーに埋めていくことです。

騙されたと思って上記スケジュール例を参考にパクってカスタマイズしてみてください。

もちろん皆様独自のスケジュール表でOKですが、気に入ってくださった方は以下を使ってください。

2020年診断士学習スケジュール(1次まで_Tomatsuモデル)

2020年診断士学習スケジュール(1次まで_テンプレート)

ちなみに10代目のかわとももスケジュール例を作っておりましたので、もしよければこちらも覗いてください!

おまけ

ずっと勉強の話題だけではつまらないので、最後に息抜き的な話題を紹介させて下さい。

突然ですが、みなさまは気分が落ち込んだ時どちらの曲を聴きますか?

A. アップテンポな曲

B. 悲しい曲

普通の人は無理やりテンションを上げるために「A」を聴くと答えるのですが、これは逆効果らしいです。

心理学では当たり前のようですが、人は気分が落ち込んだ時に悲しい曲を聴くと、実は気分が落ち着くとのこと。

これを「同調効果」と言うようです。

同調効果は適用範囲が広く、「一緒に仕事をする人」や「読んでいるマンガ・雑誌」など、対象物と自分の間に「共通の事項」があるほど人間は親近感を覚え、心がリラックスすることができるようです。

しかもこのリラックス効果には活力(モチベーション)を高める効果もあるとのこと。

私はマンガを読むのが好きなので、受験生時代に「同調効果の効力」を知ってから、試験前のソワソワ感を取り除くために「試験に挑む系マンガ」をかたっぱしから読み漁りました。

いやいや、勉強しろよと思われたかもしれませんが、モチベーションが低い状態で勉強しても効果は薄いですし、マンガを読んだ結果、確かに気分を落ち着けることができ、モチベーションも爆上がりしました。

効果に個人差はあるかもしれませんが、私のモチベーションアップに寄与してくれたマンガを紹介させて下さい。

1.ブルーピリオド(山口つばさ)

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何をやってもソツなくこなせ、同級生からも人気。そんな充実した毎日を送りつつも、どこか日常生活に空虚な焦燥感を感じて生きている主人公(矢口八虎)が、ある日、一枚の絵画に心を奪われ、そこから美術の世界に没頭するストーリー。

途中の説明は割愛しますが、この主人公、現役生の合格倍率200倍を誇る東京藝術大学への受験を決意します。

藝大受験は多年度生がマジョリティの激ムズ試験として有名ですが、受験生の試験前・試験日のプレッシャー等の描写がリアルで、診断士試験と重なり、とても親近感がわいた作品です。

内容もめちゃくちゃ面白いのでおすすめです。

2. ドラゴン桜(三田紀房)

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言わずと知れた受験系マンガの王道。経営破綻状態である龍山高校を立て直すために主人公(桜木健二)は、龍山高校の進学校化を図ろうと画策する。

個性あふれる教師を集め、学力が中学生以下の水野直美と矢島勇介に様々な受験テクニックを与えながら東大合格を目指すマンガ。

診断士受験に使えるテクニックも多く、「試験前夜の過ごし方」の部分なんかは必読です。

3.ヒカルの碁

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ヒカルの碁(1) (集英社文庫) [ ほったゆみ ]
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言わずと知れたジャンプの人気囲碁マンガ。

内容の話をしだしたら止まらないので、とにかく読んでみてください。。。

主人公(ヒカル)やそのライバル達が囲碁棋士のプロを目指す過程でのプレッシャーとの闘い、様々な葛藤の描写がすばらしいです。

「プレッシャーとの戦い」は診断士試験に通じる所もあろうかと思います。

もちろん内容も最高に素晴らしいので皆にお勧めしたいのですが、あまりにも面白すぎるので勉強と両立できない人は止めておいてください。。

—————————————————————————————

いかがでしたでしょうか?

こんな感じで私の記事では今後も「診断士試験に役に立つ?」と思われる「サブカル情報」についても発信していきたいと思います。

個人ブログツイッターの方でもこんな感じのちょっとゆるい情報発信もしてますので、興味のある方は是非覗いてみてくださいね~。

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。


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   道場 春セミナーのお知らせ   

3月15日(日)より「こくちーず(告知’s)」で募集を開始する予定です。

一方、昨今の情勢を受けて
春セミナーを中止すべきか否かも慎重に検討しています。

決定次第、ブログでご案内しますのでご注意のほどお願い申し上げます。

7月に向けた大切な直前期を迎える受験生の皆様の体調を第一に考えます。
万が一「中止」を決断した際には何卒ご理解のほどよろしくお願いします。

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2020年4月4日(土) 午後 @文京区シビックセンター
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こんにちわ。CKです。
前回、思いっきり精神論から入らせていただきましたが、その上で
どうやって勉強進めたか、というお話に入っていきます。

学習を進める上での目標値の設定

診断士試験は、
「1次試験で平均60点以上取って、2次試験で上位約20%以内に入る。」
達成すべきゴールは明確です。

ただ、今年初受験の方は現在は1次試験に集中してて、2次対策まで手が回らず、「どの程度の力があれば、ストレートで合格できるのか」実感できません。
私もそうでした。

1次試験は昨年は合格率高かったですが、例年約20%くらいの合格率。

そうすると、すごく単純に、1次試験20%☓2次試験20%=上位4%くらいの水準に入っていれば、まずストレート合格できそうだ と考え、ここを一つの目標にしました。

厳しい数字かもしれませんが、25人に1人の割合です。
実際、1次でそこまでの水準に行かなくても1次突破して、2次も「うまくいけば」合格するかもしれません。
でも2次の勉強やってみないとわからない。。

そこで、これを難しいと捉えるのではなく、「ここまで行ったらひとまず安心できる水準」と欲しくて、敢えて、上記の目標値にすることにしました。

闇雲に「どれだけ勉強すればよいのか」「このままでいいのか」「2次も並行して学習したほうがいいのか」など不安で勉強するよりも到達水準が明確の方が張り合いがあると考えました。

また、自分自身のリードやビハインドを実感できて、休憩したときにどれだけ追い上げる必要があるか、が判断できるので、思い切って休憩することができます。(F1レースのピットインのようなものです)

上記の数字は、2次試験の概要が全くわからない状態での私の目標値ですので、2次試験の概要見て行けそうだな、と感じている人は、1次では上位20%に少し余裕みて、上位15%あたりを狙ってもいいかもしれません。

いずれにしても、自分なりの到達水準をはっきりさせたことが、勉強を進めやすくなり、また、その楽しめるようになりました。

では、どのようにして相対位置(仕上がり具合)を確認するか

予備校に行かれている方は、答練などで順位が発表されますので、是非この順位を一つの指標にしていただくと良いと思います。
カリキュラムや講義自体の質もありますが、こういった相対位置の確認ができるのも、予備校のメリットですね。

一方で、独学の方など、模試までの間に仕上がり具合を確認しにくい方もいらっしゃると思います。

そこで、この時期(基本学習期)は道場の「橋げた理論」「スピ問活用80点学習」をお勧めします。私自身「どこまで勉強したらいいんだろう」と迷っている時に、この道場ブログを発見してこの理論を参考にさせていただきました。

橋げた理論
スピ問活用80点学習

橋げた理論は、まず7科目の基本学習時期(4月くらいまで)に、7科目のインプット、理解の定着をしっかり図っておこう!というものです。
直前期(5月〜)になると各科目を並行して学習しなければなりません。
この時、理解が曖昧だと、また一から覚え直しになりますが、基本学習期にしっかり基本論点を押さえておく(橋げたを築いておく)と、直前期に学習し直してもすぐに思い出せる(棚板の修復だけで済む)というものです。
そのためには、この時期の各科目の理解度を十分高めるために、しっかり理解するまでは次の科目に行かず集中するという作戦です。

では、その仕上がり具合の水準ですが、私のオススメはTACの「スピード問題集」を完璧に仕上げるレベルです。上記の「スピ問活用80点学習」は、ここを目指しましょうというものです。

このスピード問題集は、いわゆるAB問題(本試験で正答率が高い問題)のレベル感で、決して本試験レベルではありません。
かーなが言うように、過去問は一回、目を通して本試験のレベルを確認してください。
(→かーな記事

その上で、この時期まずはこのスピード問題集(スピ問)を各科目とも完璧レベルに仕上げる方法をお勧めします。
最初は間違った問題でも、もう1回、だめなら2回解いて「全問正解」レベルまで持っていきます。
そうすると、基本論点が定着している、一つの指標になると思います

以下は、本試験での出題範囲とスピ問、過去問のカバー範囲についての私のイメージです。
(厳密なデータを取って作ってませんので、あくまでイメージですが、大体これくらいと思います)

本試験では、下記の①〜③の範囲が出題されることになりますが、
①スピ問レベル(この時期に学習し定着)で対応可能 :約50%
②過去問を解いて対応可能 :約35%
③全く初めての論点など: 約15%
のような配分です。
このうち、③はテキストや問題集以外から出てきますので、もうです。
知ってるものが出たらラッキーくらいで捉えましょう。
でも①と②のレベルをしっかり仕上げることで約85%には対応可能です。

スピ問レベルを完璧にすることで、本試験の50%に対応できるイメージになります。また過去問をやる際にも、半分程度は理解が定着した状態で入れますので、難易度が高い論点や応用問題等の対応だけが新たな学習範囲となり、復習する際の時間も短縮できます
このことで、5月以降の7科目同時学習(いわゆる、皿回し)の時期にとても勉強しやすくなりました。

なお、相対位置(順位)的なところでは、この時期(4月まで)にスピ問完璧レベルであれば、予備校の養成答練では80点〜90点の水準に近いと思われます。おそらく上位10〜15%には入っています。
1次突破は安心水準に乗っている。ということです。
(上位4%水準では養成答練90点くらいかと思います。ただこれは答練がないと確認できないので、4%意識されるなら、スピ問完璧+他論点出ても行けそう、というレベル感です。)

その後、本試験レベル=過去問を解いていき、何回かやった後に、最終的に過去問は安定して90点以上は取れる水準に仕上げていくことによって、
上の図で示した本試験での85%の範囲の90%で、76.5点くらいの仕上がりになります。
もう試験本番は怖くありません。

随分と高いハードルを掲げて、と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、1次試験ではH30年の経営法務や、H29の運営管理など、難易度が高く科目合格率が著しく低くなる、いわゆる「爆弾科目」(地雷科目)が出現する可能性もあります

そこまで踏まえた上で確実にストレートを目指すには、敢えてこの水準を目標に進めるのも、一つの手だと思います。
(2次試験の際にも改めて書きますが、1次知識をしっかりと定着させておくことで、2次の学習も短期間で対応しやすくなります。)

何より「どの程度やっておけばといいか」という水準を自分の中で持っておくことが、試験勉強を主体的にでき、結果、楽しくできると感じています。

決して、最小限の労力で成果を取るというコスパの良い方法ではないかもしれませんが、今年絶対合格するぞ、という方は少し参考にして頂けたら嬉しいです。

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   道場 春セミナーのお知らせ   

 

<一発合格道場 読者の皆様>

春セミナーについては既に下記日程で会場を確保しており
3月15日(火)12時より「こくちーず(告知’s)」で募集を開始する予定です。

一方、昨今の情勢を受けて
春セミナーを中止すべきか否かも慎重に検討しています。

決定次第、ブログでご案内しますのでご注意のほどお願い申し上げます。

7月に向けた大切な直前期を迎える受験生の皆様の体調を第一に考えます。
万が一「中止」を決断した際には何卒ご理解のほどよろしくお願いします。

一発合格道場 春セミナー2020 in 東京
2020年4月4日(土) 午後 @文京区シビックセンター
別途、こくちーずにて受付開始予定

タキプロ・ふぞろい・一発合格道場 合同セミナー2020春 in 名古屋
2020年4月5日(日) 午後 @名古屋市西生涯学習センター
別途、受付開始予定

一発合格道場 春セミナー2020 in 大阪
2020年4月12日(日) 午後 @難波市民学習センター
別途、こくちーずにて受付開始予定

一次試験・二次試験学習の進め方、相談会等、
損はさせないコンテンツを企画しております!

ぜひご予定ください!

         

 

twitterもよろしくお願いします。

 

おはようございます!さいちゃんです。
今日もアクセスありがとうございます。

さて、すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、昨日から先代たちの寄稿が2件入っております。(パソコンで見られている方は)ページ右側のリンクに特設ページを設けています。内容は毎年4月に開催されている、診断士向けのスプリングフォーラムというイベントに関係する記事です。

診断士になってからの活動イメージを膨らませ、モチベーションアップにもつながるかと思いますので、興味がある方は参考にしていただければと思います。

以下本文

________________________

 

暦の上では3月に突入。
1次試験の勉強を進められている方は、勉強も本格化していることと思いますが、本日は、私の「この時期やっておけばよかったこと」を振り返ってみたいと思います。

 

この時期「やっておけばよかったこと」

1次試験に集中しないといけない時期ですが、この時期やっておけばよかったことは、2次試験の情報収集です。このテーマはほかの道場メンバーでも賛否があると思いますので、各人のSWOTに応じて適切に取り入れていただければと思います。SWOTについての記事はこちら

 

振り返り

私の振り返りの中で昨年の一番の反省点を挙げるとするならば、1次試験後に2次試験の予備知識が不足していたことです。

いざ2次試験の準備を始めると、思ったほど問題が解けず、試験と戦うための必要な情報がぼやけていて何をやっていいのかまったくわからない状態になりました。

特に1次試験後のタイミングでは、時間もなく焦りに拍車がかかります。外部環境が優れていて適切な情報を入手できる方はこんなことにはならないと思いますが、私のような孤独な受験生にとって情報の不足が大きな問題でした。

 

「やっておけばよかった」内容とは?

そんな私がこの時期「やっておけばよかった」と思っていることは、様々な受験機関の過去問の模範回答を取得し比較する事です。私自身は、2次試験後に試してみたことですが、とても勉強になりました。

例えば各社のホームページで昨年度の模範解答を入手できます。(文末に参考のURLを記載しています。)

余裕ないよ、って方(私もそうでした)はダウンロードや入手申し込みするだけで結構です。(後で入手が難しくなる可能性があるため)

その後、1次試験の勉強の息抜きにお試しください。

 

実際に試したことと、その効果

実際に私が試したこと(本当は1次試験期間中にやりたかったこと)は以下です。

 

①試験問題の与件文と設問文を読む(私の場合は、本試験で実施済)

②設問も含めて、各社解答をエクセル等で横並びでまとめる*

③解答の趣旨が分からないときは、テキストで調べる

*②は表1のようなイメージです。

 

表1 各社回答比較例

設問 設問の内容 A社解答 B社解答 C社解答
第1問 ~分析せよ ・・・ ・・・ ・・・
第2問 ~助言せよ ・・・ ・・・ ・・・
第3問
(設問1)
~助言せよ ・・・ ・・・ ・・・
第3問
(設問2)
~助言せよ ・・・ ・・・ ・・・

 

上記の結果、得られた効果は以下のようなものがありました。

 

①模範解答の中から自分に合う答案のスタイルがわかる

②与件と設問と解答の関係がわかる

③試験に対する多面的な見方があることがわかる

 

①については、模範解答を読んでコピペして並べている過程で、各解答のくせというか、自分にあう、合わない、(本番で書けそう、書けなそう)といったことがなんとなくわかってきました。

様々な解答方法がある中で、自分に合うものを取捨選択できるようになったので、この感覚をベースに2次試験の解答戦略を練るとよかったと思っています。

②については、与件を読んで、設問と回答を並べていくと、与件、設問、解答の対応関係を視覚的に見ることができます。なんとなく、ここから抜き出しているな、とか、設問(聞かれていること)に対して、このように答えているな、といったような感覚を感じとることができました。

③については、事例IVの計算問題を除いて、各社解答がバラバラなことに気がつくことで、この試験の多面性を認識することができました。長年試験に取り組んでいるプロ(受験支援機関)ですら、本当の正解がわからない中で、ロジック、根拠、全体のバランスを考え抜いて模範解答を作っていると想像しています。各社模範解答は、その考え方が詰め込まれた良質のテキストだと感じています。

 

私は、この模範解答まとめを行って、2次試験の解答法の手段をいくつか把握することができました。この方法は一例ですが、情報収集を事前にやっておけば、もっと効率的に学習できていたと反省しています。

まだ2次試験の勉強をされていない方、SWOT的に情報が不足している方は、どのような方法でも結構ですので、今の時期に2次試験の情報収集をすることをお勧めします。

 

今日のまとめ

この試験に合格するためには、自分自身で考えるか、自分にあう書籍や予備校にサポートしてもらうかしたうえで、試験合格のあるべき姿を試験当日までに導く必要があります。

プロセスは受験生全員異なりますが、結局は自分で試験当日に解答を導き出す必要がある、ということは全員同じ条件です。

各受験支援機関の2次筆記試験模範解答は、完成度の高い解答となっていますが、実際の試験の場合は、解答作業を緊張の中80分で手書きで行わなければいけないという制約条件下で行う必要があり、必然的にクオリティが落ちます。
そんな試験の制約条件をインプットしつつ、敵の情報を更新し、自分のSWOTを活かして戦略を練る必要があると考えます。

初めて1次試験を受ける方は、この時期1次試験の勉強で精一杯かと思いますが、2次試験は情報が重要です。

最初から決め打ちで、ある解答法に心中するのではなく、数ある選択肢の中からこんな解法を取得したいと妄想しておくといったように、主体的に選択することも大切だと考えます。少なくともそのような考えを持って早い段階で目標に向かっていけば、私も余裕をもって学習できたんじゃないかと思っています。

注意点としては、あまり2次対策にのめり込まないでください。あくまでも、今は1次試験に集中して少しの時間の組み合わせで情報収集に取り組むだけで十分だと思います。

 

最後に、各社解答例やブログ等に記載された解答例が記載されたリンク、もしくは模範解答入手申し込みのリンクを記載します。(抜け漏れ等ありましたらご連絡いただければ幸いです。)

令和元年度模範解答、解答例入手先リンク(アルファベット、五十音順 2020/3/2現在):

 

受験支援機関 or
ブログのリンク
リンク先での解答入手/確認の方法
AAS関西 模範解答をダウンロードできます。
AAS東京 模範解答をダウンロードできます。
AAS名古屋 模範解答をダウンロードできます。
EBA ブログ形式で各事例解答例の
記述があります。(リンクは事例I)
KEC 解説動画を見られます。
LEC 模範解答確定版が
販売中となっています。
MMC 申し込み後、ダウンロードできます。
TAC 申し込み後、郵送されます。
TBC 解答例と解説動画があります。
大原 登録後、解答例を閲覧できます。
解説動画もあります。
まとめシート 事例I~IIIまでブログ内に記載
されています。(リンクは事例I)

(上記以外にも、まだ発売されていませんが、ふぞろい、全知全ノウ等の各種書籍もあります。)

最後まで読んでいただいてありがとうございました!
何か気づきがあれば幸いです。

☆☆☆☆☆☆☆

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