投稿者「べりー | 中小企業診断士試験 一発合格道場」の記事


 道場 春セミナーのお知らせ 

一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土) 14:00~16:30 (13:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!
3月15日(日) 12時より「こくちーず(告知’s)」で絶賛募集中
満員御礼となりました

※申し込み締切のお知らせと最終案内のお知らせをご確認ください。

こくちーずはこちら

一次試験・二次試験学習の進め方、一問一答形式のQ&Aコーナー等、
損はさせないコンテンツを企画しております!

ぜひご検討ください!

※東京、名古屋、大阪で予定していた春セミナーは
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催を見送ることとなりました

         

twitterもよろしくお願いします。

【11代目からのご案内】

4月4日(土)に実施予定の一発合格道場『オンライン春セミナー』ですが、なんと誠にありがたいことに満員御礼となりました!!

3月28日(土)申し込み頂いた方宛てにメールにて連絡差し上げましたので、届いていない方は大変お手数ですが「こくちーず」経由で連絡下さい(こくちーずはこちら)。

Zoom URLは「4月1日(水)」にご登録いただいた「メールアドレスに連絡」させて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

———————————————————–

おはようございます。べりーです。
(前回までの記事はこちら

明日は4月1日、新年度がスタートする企業も多いと思います。
新入社員の入社、春の人事異動、各部署ごとのキックオフに歓送迎会など、何かと「始まり」を感じさせる季節です。

またTACでは4月から完成答練に入り、いよいよ『直前期』がスタート。
私たちの記事も4月からは1次試験、2次試験に更に踏み込んだ内容にシフトしていくことになります。

そんな中、3月30日付で中小企業診断士協会から「令和2年度の試験日程は予定通り」と発表されました。
ただし今後、災害などにより試験実施に影響が生じる場合は協会のWebサイトに掲載するそうなので、引き続き注視する必要があります。
なお今年は「試験案内配布・申込受付期間」は4月1日~5月8日と例年より1ヵ月ほど早いため、1次試験を受験される方は手続きをお忘れなきようお気を付け下さい。

 

1次試験データ分析

はじめに

今回は、1次試験の科目別・年度別の「平均点」と「科目合格率」の推移をグラフにしたいと思います。
それにより「1次試験の全体像を掴むこと」が目的です。

実はこの切り口は9代目Chikaが2018年に掲載(こちら)しており、今も読まれている人気記事です。
私も勉強期間中に読んだ記憶があります。

あれから2年経ちましたが、その間も過去記事「1次試験と秋の空」に書いた通り各科目ごとの暴れっぷりは健在で、大荒れの空模様でした。
よって、更新版として皆さまにご覧いただこうと思います。

※データ出典:中小企業診断士協会、TACデータリサーチ

 

平均点と科目合格率の推移

経済学・経済政策

☆経済学・経済政策 (関連する2次試験科目:なし

直近6年間の平均点がほぼ凪(なぎ)の状態です。
科目合格率も6年中4年は20%を上回っており、安定科目と言えます。
この期間に限れば対策が打ちやすい科目と言えます。

ただし、平成22年と25年に伝説的ともいえる超難化がありました。
私が勉強を始めたH28はまだその衝撃が冷めやらぬ時期で、経済学はいつ「超難化」してもおかしくないと言われていました。
H25年など科目合格率2.1%、平均点が41.9点と足切りラインギリギリですから無理もありません。
結果的に「得点水準を勘案し全員に 4 点を加算」という処置がとられました。
H22年も4点の得点調整が入っており過去10年間に2回の得点調整です💦

確かに直近6年間は凪でしたが、いつ嵐に転じるかが非常に怖い科目です。

過去記事「潮流・俯瞰・設問の3つの目」で取り上げたように今年の1次試験は難化が予想される材料が揃っており、過去に超難化実績がある分、経済学の難化には備えておくべきと考えます。

試しに1度、H25年度、H22年度の過去問をヨコ解きして程度を知っておくことをお勧めします。

※ヨコ解きは「年度別」、タテ解きは「複数年度をまたいで論点別」の過去問の解き方

 

財務・会計

☆財務・会計 (関連する2次試験科目:事例Ⅳ

最近1年おきに難化してますがそれを「傾向」とは考えにくいと思います。
今回は9代目Chikaの続編企画ということで開始をH18年のまま直近2年を付け足しましたが、14年間分を並べてみると、この5年間は多少の凸凹あれど以前に比べたら易化傾向だったと分かります。

直近5年間を除くH18~H26年度までの9年間で平均点が60点を超えた年が2回のみです(2/9)。
一方、直近5年間は59.○○点も60点と見なせば、60点を超えた年は5回中4回です(4/5)。

また科目合格率の推移をみると、平均点以上に「直近5年間とそれ以前」に差があります。
以前は経済の様に大盤振る舞いの年もなく、H21年が19.5%に一度浮上した位であとは行っても10%前後。5%前後の年も4回ありました。

市販の過去問題集は「5年間」のものが多いと思いますが、直近5年間のみを切り取ると財務会計を見誤る可能性があります。
H26年度、H24年度の過去問もヨコ解きして程度を知っておくことをお勧めします

 

・・・以上の様に、経済と財務会計は今でこそ得点源と公言する方も多い2科目ですが、それは直近5~6年のことであり、一昔前はいつ牙をむいてもおかしくないようなピリついた荒くれ科目でした。
(一昔前の経済と財務のイメージ)

 

もし今年この2科目が難化した場合は、過去記事「1次試験中の時間管理と得点の積み上げ」に書いたように

✅ 1周目は高速回転して全体像を俯瞰する
✅ 早期に難化を把握し、2周目以降は丁寧に必勝問題を見極め対応する

ことが勝負の分かれ目になるかもしれません。

 

企業経営理論

☆企業経営理論 (関連する2次試験科目:事例Ⅰ、事例Ⅱ

経営理論は平均点のばらつきが少ないことが特徴です。

14回中11回が「55点以上62点未満」の7点差のレンジに収まります。
ただしH22年以来、10年連続で平均点が60点に届きません。
つまり「そこそこ点は取れてるのに科目不合格になりやすい」科目といえます。(これは9代目Chikaも指摘しています)

科目合格率も特に直近3年間は低く推移しており難化傾向でした。
それ以前の科目合格率もH28年が飛びぬけた以外は緩やかに下降しつつもほぼ一定で、20%を超えることは滅多にありません(14年間で2回だけ)。

ちなみにH28年は平均点も科目受験者数も前年と同等なのに科目合格者が1600名も多いため、余程得点がばらついたなど特殊な年度であったと考えるのが妥当かと思います。

難易度のバラツキが小さいことには違いないですし、この科目の1次知識は2次試験にも生かせるため、簡単ではありませんが60点以上を狙って科目合格できると有利になり得ると言えます。

 

運営管理

☆運営管理 (関連する2次試験科目:事例Ⅲ

H18年からH24年までの7年間の平均点(の平均)は62.4点。
H25年から令和元年までの7年間は57.8点と、以前に比べると難化傾向です。

特にH28 年とH29年の難化は、H29 年に合格確率が3.1%まで落ち込む激しいものでした。
この科目合格率は直近5年間に限れば全科目中で「最低」です。

何故急に難化したのか?を推測すべく、この2年間の2次試験と照らしてみます。

2次試験は平均点等が発表されないので結果から難易度が測れません。
ただ、この表の通りH29年は2次試験が変化した印象を強く残し、平成30年、令和元年と変化が続きました。

・・・ここで推測を挟みます。興味ない方は申し訳ありませんがこの部分を飛ばし読みして下さい。

【1次運営管理と2次事例Ⅲ】
H28年度
1次試験で知識レベルを引き上げ、2次は前年通り(知識より対応力)
H29年度
1次の知識レベルを更に引き上げ、2次は例年の問い方を崩す(知識より対応力・上級)
H30年度
1次の知識レベルは緩和し、2次で知識を問う出題にギアチェンジ
R1年度
1次の知識レベルは継続して緩和、2次で知識を問う出題を継続
―――
・・・このように無理矢理1次と2次の傾向を紐づけて考えてみると、協会は「4年間かけて試験段階での『生産管理と店舗販売管理』の知識レベル引き上げを図った」のかもしれません。
また、のちに2次の論文形式で知識レベルを問う方向にシフトしたとすると「より実践的な知識レベル」かつ「特に『生産管理』の知識レベル」を引き上げるべし!が目的だったのかもしれません(現場からの要請とか?)。
ただし、根拠の少ない「因果」を元に解答を書くと大事故となる、これは2次試験の鉄の掟です。
✅ 1次と2次にまたがって直近の4年間で傾向変化しているらしい
✅ だとするとR2年は直近2年間の傾向が続くかもしれない
ここまでで仮説を終わります。

もしR2年も直近2年間と同様の易化傾向が続いた場合、運営で得点を重ねることが重要です。
図表問題で逆ザヤ沼問題にハマらず、必勝問題をすべて得点化するつもりで臨んで下さい。

ただし、変動要素、不安材料があるとしたら、R2年は1次試験合格者を絞るためにどの科目が難化してもおかしくないという「潮目」の変化でしょうか。

 

経営法務

☆経営法務 (関連する2次試験科目:なし

長らく「平均点が60点を超えることは少ないが難易度が大きく変化しない」科目でした。
ですが、H28年からH30年までの3年間、冬の時代を迎えました。

H28年は、「7科目すべての合格基準を59%にする」という歴史的な得点調整(あるいは合格基準の調整)が行われた年でした。
この年に激しく難化したのはこの次に登場する「経営情報システム」です。
また情報システムほど派手でないながらも難化したのが「財務会計」「運営管理」と「経営法務」でした。

そして経営法務は翌年H29年は「4点加点」、H30年は「8点加点」と3年連続で得点調整を繰り返します。
特にH30年は科目合格率が5.1%、平均点も41.6点(8点加点前)と非常に厳しい年でした。

3年連続で「平均点が50点未満」「科目合格率10%未満」「連続得点調整」が同じ科目で続くと、経営法務を科目合格できずに残した場合は中々挽回が難しかったと思いますし、その結果、この科目を「苦手」に上げる方が多くなったのでしょう(ぴ。の過去記事「R1年度 合格体験記まとめ~1次試験編~」)。

令和元年は「冬の時代到来」以前のH27年並みに科目合格率、平均点ともに戻りました。
個人的には、3年間連続で得点調整した後なので翌年また難化させるのは難しいのではないかと思います。

ただし、冬の時代を作った理由が「診断実務の現場で全体的な法律知識不足が問題となった」などの場合は、R1年の易化で解決したわけではないはずなので、再度テコ入れを図る可能性もゼロではありません(そのように合理的な理由があるなら要綱等に示してもらえるとお互い建設的になれると思うのですが)。

なお経営法務は法改正があったり逆ザヤ沼問題も多いため、過去問による学習が他の科目より難しいと言えます。
そこで過去問学習を補う暗記ツールが重要になりますが、私は「まとめシート 後編」が最高に効果を発揮してくれました。

 

経営情報システム

☆経営情報システム (関連する2次試験科目:なし

難易度の差が最も激しく、数年おきに難化してきました。
科目別に14年間の推移を比較しても経済と1、2を争う変化の激しさです(末尾のまとめグラフ)

この科目は純粋な暗記科目であり2次試験に関係がないのでなるべく省力化したいが、難化に備えて油断できない科目であるため、好き嫌いが分かれます。

H25年までの4年間は安定の得点源で、H25年の科目合格率はなんと51.8%。(グラフが天井を突き破ってます 笑)
この結果には診断士協会も慌てたはずです。科目合格率1/2越えですから。
その翌年から難化傾向に転じてH28年は科目合格率8.5%まで難化し、とうとう4点の加点対象となりました。(でも9代目Chikaも私も足切り即退場)

この資格、情報処理技術者(高度)資格ホルダーの受験者が多いと言われています。
そうした方は当然この科目に強みを発揮し、難化への対応能力も文系初学者に比べたら圧倒的に高い筈です。
H26年~H28年の難化も、高度資格ホルダーの優位性を更に高めたのではないでしょうか。

・・・ここでまた推測を挟みます。興味ない方はこの部分も申し訳ありませんが飛ばし読みして下さい。

【勝手に振り返る直近5年間】
この数年間は1次合格者を安定的に輩出することが1次試験の前提であったと仮定して、
―――
①経済はH26年以降は難易度調整に使わず
②財務会計は難易度を不規則に変化させることでレベル低下を許さず
③経営理論は難易度を大きく変化させないことでレベル低下を許さず
④情報システムをH26年から難化させたがIT系資格ホルダーに有利で不公平なため易化し
⑤④の代わりに運営管理をH28年から難化させたが2次で知識を問う方向に変化して1次を易化し
⑥④の代わりに経営法務をH28年から難化させたが3年連続で得点調整など上手く行かず易化し、、、
―――
その結果(特に④⑤⑥)、1次試験全体の難易度調整が易化に振れ過ぎ、4,444名の1次合格者を出してしまった、と。
すみません、上記はすべて仮説に過ぎませんが「出してしまった」は当たっているのかなと💦

【科目別推移比較の7科目まとめグラフ】

 

中小企業経営・政策

☆中小企業経営・政策 (関連する2次試験科目:なし

中小企業経営・政策は暗記科目です。
何年かおきに「平均52~53点、科目合格率10%未満」の年がありますが、H30年以前の7年間はグラフをご覧の通り安定的に推移していました。

が、R1年は久しぶりの難化。
平均点は50点台前半、科目合格率も8年ぶりに1桁台でした。

例えばH30年に法務1科目を残し、R1年に法務1科目だけだと心配なので得点源として中小経営・政策(科目合格済み)を受けた方は、法務の易化に助けられる一方で中小経営・政策の難化に苦戦したかもしれません。
このように科目合格の活用は年度別・科目別の難易度変化の影響を受けやすく簡単ではありません。

なお14年間で平均点40点台がない科目は「経営理論」「運営管理」「中小経営・政策」の3科目です。

ご記憶にあるかどうかわかりませんが、この3科目はいけちゃんが過去記事(「科目合格制度」と複数年計画)にて指摘する通り全受験生にとって「必修科目」であり、試験時間も90分間と長く、他資格を有している各分野の専門家にも当該分野を学んでもらいという意図が垣間見えます。

90分科目は設問数も多いため60分科目に比べて年度ごとの難易度の差が出にくいのかもしれませんが、先述の通り中小経営・政策は何年かおきに難化の波が来るので、R2年も要注意下です。

 

令和元年と令和2年度

令和元年は大きくとらえると

易化・・・経済学、財務会計、運営管理、経営法務、経営情報システム
難化・・・経営理論、中小企業経営政策

でした。

派手に難易度を上げ下げする科目たちが易化に転じ、当試験の「必修科目」2科目がゆるやかに難化しました。
その結果、全体では「超易化」と言えるほどの1次合格者を生みました。
(当初は「令和元年のご祝儀か?」とも思いましたが2次合格者が増えない限り意味がないので、そういった趣旨ではなかったと思います )

いずれにせよ、例年(H26~H30年の5年間平均)の1次合格者に対してR1年の合格者はおよそ1,368名もの急増ですから、2次試験合格者のキャパシティから逆算すると、令和2年度の1次試験は前年より難化するのではないでしょうか。

今回は14年間の実績データを元に1次試験の推移を見ましたが、

・科目ごとの難易度の変化が本当に激しいため、なるべく得意/不得意科目を作らない。
・未合格の科目がある場合に「科目免除をどのように選択するか?」はリスクヘッジの視点が重要。

について対策を検討する際などに、ぜひこの記事をご活用下さい。

 

まとめ

私の初回記事と2回目は、論点別のタテ解きを強くお勧めしました。
そして3回目と4回目は、年度別の切り口で記事を進めてきました。

私は基本的には「学習はタテ解きで必勝or逆ザヤ沼問題を判断する技を磨くべき」と考えます。
ですが、タテ解きだけでは上記のような「年度による難易度が掴みづらい」という難点があります。

3回目と4回目に書いた通り、「今解いているこの科目は今年(R2年度)難化したのか?易化なのか?」を周囲より先に把握することは、試験攻略上、優位になれるかどうかの岐路となります

したがって、

①科目ごとに上記のような年度ごとの波があることを知っていた上で、
②この科目は今年は難化か?易化か?「潮流=魚の目」で把握し、
③その問題が必勝or逆ザヤ沼問題かを「設問=虫の目」で察知し得点を積み上げる。

これにより合格にグッと近づくことができるということを、たまに「年度ごとのヨコ解き」を過去問で行うことにより感覚として掴んでおくことをお勧めしています。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

いよいよ直前期、くれぐれも体調にはお気を付け下さい!

べりーでした。


いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

 

 道場 春セミナーのお知らせ 

一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土) 14:00~16:30 (13:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!
3月15日(日) 12時より「こくちーず(告知’s)」で絶賛募集中
申し込みはこちら

一次試験・二次試験学習の進め方、一問一答形式のQ&Aコーナー等、
損はさせないコンテンツを企画しております!

ぜひご検討ください!

※東京、名古屋、大阪で予定していた春セミナーは
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催を見送ることとなりました

         

 

twitterもよろしくお願いします。

 

おはようございます。べりーです。
(前回までの記事はこちら

この資格を目指されている方の圧倒的多数が企業等の何かしらの団体に所属勤務している方だと思いますが、その業界特有の言葉ってあると思います。

私が今の勤め先に入社して本っ当に意味が分からなかった言い回しの代表3選手が次のものでした。

「行って来い」
「てっぺん越える」
「予定がばれた」

この3つ。それぞれ別の時間、場所で言われたのですが、3つとも言われたときに「はっ?」って返したような気がします。皆さんご存じでしょうか?

行って来い
【行って来い/往って来い】(読み)イッテコイ
1 博打(ばくち)や相場取引などで、損得を繰り返して、結局、差引勘定に変わりがないこと。「最終レースが当たったから行って来いだ」
2 歌舞伎の演出で、ある場面から別の場面に替わり、またもとの場面に戻ること。普通は回り舞台によって行う。
3 相撲で、いなすこと
(出典:デジタル大辞泉)

・・・若手が上司や先輩から「行って来い」って言われたら「行かなきゃ」ってなりますよね(笑)
そして元々は証券用語だったんですね。私が言われたときは「1」のニュアンスで「結局行って来いだからお互い様で済んだよ」みたいな感じでした。「ツーペイ」とか「チャラ」に近いですね。
残りの2つは私の方でそれ風(ふう)に書きます 笑

てっぺん超える
【てっぺん超える/天辺超える】(読み)テッペンコエル
1 何かしらの頂点を超えること・・・??海賊王になる!みたいな?
2 夜中の12時を過ぎること。「直しが入るといつもてっぺん超えるから」

予定がばれた
【予定がばれた/予定がバレた】(読み)ヨテイガバレタ
1 内緒で予定したことが相手に知れてしまったこと・・・??「かみさんに来週のゴルフの予定がばれた」とか?
2 スケジュールがキャンセルされること。「お客からさっき電話があって明日の予定がばれた(号泣)」

 

・・・きっとどの業界もそういった特有の言い回しがあるはずです。

この資格、合格前の勉強中も合格後も色んな人と出会う機会が得られます。
リアルな出会いに限らずオンライン環境も整備が進んだため、地方においてもそういった機会が増えているのではないでしょうか。

そして出会う方々の業種、肩書、キャリア、年齢がバラバラで非常に多様性に富んでおり、勉強を実務に活かしたいと意欲の高い方が多いこともこの資格の大きな特徴の一つです。

私は勉強時代にあまり出会いに積極的でありませんでしたが、もっと早くからオンラインやリアルの勉強会等に参加していたら、周りから良い刺激や気づきが得られてもっと早くに合格することができたかも・・・と思うところはあります。

これからも色んな方とお会いして様々な「業界の方言」(笑)を伺えたら嬉しいです。

 

<続・1次試験中の時間管理と得点の積み上げ>

前回記事(1次試験中の時間管理と得点の積み上げ ~診断士本試験・過去問演習編~)は主に1次試験の「財務会計」に関する記事でしたが、人づてに「企業経営理論」と「運営管理」も聞いてみたいという声を伺うことがありましたので、今日は番外編として記事にさせていただきます。

ということで冒頭は前回&今回記事で使っている「言い回し」の振り返りです。

~必勝問題とは?~

道場の過去記事でも一貫して語られている通り、1次試験には「絶対に落としてはいけない皆が点を取る問題」つまりその問題を落とすと合格ラインから遠ざかってしまう重要な問題と、「そこまで追いかけると点数と労力が見合わないのにズルズルとハマってしまう“逆ザヤ沼”問題」があります。

■必勝問題(絶対に落としてはいけない皆が点を取る問題)
・TAC過去問集のABCランク問題
・過去問完全マスターのABランク問題

著作権フリーイラスト, ベクター, EPS, 人形(ドール), 達磨(だるま), 縁起物

 

■逆ザヤ沼問題(そこまで追いかけると点数と労力が見合わないのにズルズルとハマってしまう問題)
・TAC過去問集のDEランク問題
・過去問完全マスターのCランク問題

逆ザヤ
【逆鞘/逆ザヤ/逆ざや】(読み)ギャクザヤ
①売り値が買い値より安いというように、値段の開きが本来あるべき状態と反対になること。
②相場で、銘柄を比較したときに当然高いはずのものが安く、安いはずの銘柄が高いこと。
③中央銀行の公定歩合が市中銀行の貸出金利を上回ること。また、その差。
(出典:大辞林)

※ここでは「得られる点数に対して掛かる労力が大きすぎて合格が遠のくこと」

 とは、「時間がかかったのでこの設問は何とか正解したい」「サンクコストが諦められない」等、行くことも引くこともできずハマったら逃げられない状態・・・、決して気楽に足を踏み入れてはなりません

また繰り返しですが、当然ながら「必勝問題」は人によって得手不得手があるため一様ではない、・・・とはなるべく思わない方が良いです。
そう思ってしまうと追い込みが甘くなるだけでしょう。

「逆ザヤ沼問題」は徹底して後回しにして「必勝問題」を優先するこれにより時間管理と得点の積み上げを狙うことをお勧めしています。

 

~続・1次試験中の時間管理と「必勝問題」による得点の積み上げ(経営理論と運営管理編)~

以下は1次対策のために場記事を読み漁った結果、私の「本試験持ち込み用サブテキスト(1日目4科目)」である「ポケテキ」にメモ書きした「実物のMYルール」なので、あくまでサンプル、参考例としてお読み下さい。

【企業経営理論】

① 「経営戦略論」「組織論」「マーケティング」の「マーケティング」から解く
・マーケティング → 経営戦略論 → 組織論の順に解く
・マーケティング問題の1問目は、R1年なら第26問~、H30年 第28問~、H29年 第28問~
・マーケティングのみで30分以上かけるとヤバイと考える
・マーケティングが済んだら1問目「組織戦略論」へ戻る(残り60分)

② 「不適切を選択せよ」問題の左余白に「∇」を記入し、絶対に間違えないようにする

③ 自信がない問題はマークシートを塗りつぶした上で問題用紙の設問の左上に「△」「×」「?」を記入し、できるだけ時間を余らせて見返すこと

④ 一度設問文を読んで理解に苦しんだら、単語ごとに「/(スラッシュ)」を打つ

上記①は、「時間管理と必勝問題による得点の積み上げ」の視点からこのように考えました。

マーケティング・・・他よりも「難解な日本語で煙に巻く印象」が抑え目のため優先的に必勝問題を得点にしていきたい
組織戦略論・・・比較的いつもの論点が出やすく「組織論」よりは必勝問題を見極めやすい
組織論・・・初見問題が出やすく、受験生を苦しめる労働法規など「逆ザヤ沼感」が高い

経営理論は、とにかく設問文の日本語が難解なのが特徴ですが、マーケティングはその要素が若干弱めで親しみやすさが高めです。
よって自分にとってマーケティングは必勝問題の比率が高いと考え、開始後30分間までを目安に疾走感を持って得点化することを目安にしていました。

 

上記②は、何度も何度も何度も間違えた「適切or不適切」問題。
「最も不適切なものを選べ」と問われているのは分かってる!なのに、選択肢を読んでいるうちにいつの間にか勘違いして「適切なもの」を探し始めてたということは皆さんはありませんか?
そしてその場合、正解は「ア適切、イ適切、ウ適切、エ不適切」なのに、なぜかア・イ・ウの中からわざわざ「2つの不適切」を見つけ出せてしまうのだから、思い込みは怖い!人間の脳って不思議。

自分の場合結構これが多くて。
自己採点時、この信じられないほど残酷な勘違いをした自分をどうやって許せるでしょうか。
しかも何度目?か分からない(泣

その結果、道場の記事で見つけた方法を取り入れました。

設問文で「最も不適切なものはどれか」を見つけたら、その瞬間に選択肢の横に大きな∇を書き込む、という方法です。
いわゆる「ポカヨケ設置」です。
当時参考にした記事が見つからなかったので代わりに自分の問題用紙を載せておくのでご参考下さい。

ポカヨケ
【ポカヨケ/ポカ避け】(読み)ポカヨケ
主に工場の生産ラインにおいて、うっかりした人為的ミス(ポカ)が発生してもすぐ気づく、または防止できる仕組みの総称
(出典:実用日本語表現辞典)

以降、ポカヨケを設置することでこの憎むべき勘違いを激減させることができました。

 

上記③は、最初から3周回す気満々で臨む財務会計とは違い、企業経営理論は1周で全てのマークシートを埋めることを目指しました。
その後、余った時間で不安に思った「△」「×」「?」問題を見直します。
経営理論はパッと見て難易度を判定するのが相対的に難しく、日本語の解釈に手間取るうちに逆ザヤ沼問題化してしまうことがままありました。

逆ザヤ沼問題の何が怖いって、気づいたときには残り時間が少ないのに未回答のマークが多数ある!という事態に陥りやすいことです。
したがって、問題用紙の余白に△や✕を記しながらもとにかく一旦はマークシートを埋めきってから、△と✕を今一度落ち着いて丁寧に得点化するイメージを持つことで、そのような事態を避けることを目指しました。

 

上記④の「スラ打ち」は、次の記事を参考にしました。
困ったときにこれをやると設問がグッと読みやすくなるので、そんなときはお試し下さい。

苦手科目の攻略法~企業経営理論 その2 by 7代目とり

 

【運営管理】

① 1周目は図や計算問題を飛ばしてもOK(あくまでもMYルールです)

② 全体43~45マークの内、図・計算問題は10~11問に過ぎない(平成29年度は6問のみ)
・体感的に図や計算問題が多かったと感じた年も同様(自分にとって平成28年度)
・つまり飛ばすことを怖がりすぎる必要はない
・また残りの大部分75%の知識問題を丁寧に拾えれば図・計算はそこから更に点差を広げるためのボーナスステージと化する

③ 運営管理で日本語が難解に感じたら他の選択肢との文言の入れ替えを疑え

④ 「不適切を選択せよ」問題の左余白に「∇」を記入し、絶対に間違えないようにする

⑤ ア~エのそれぞれを計算させるパターンは、途中で「これじゃね?」と出会っても必ずすべて計算する
・もう1つ「これじゃね?」が出てきたらどちらかが誤り(よくある)

上記①は財務会計と同じ考えです。
必勝問題を瞬殺で得点化し、2~3周で回すつもりで逆ザヤ沼問題は飛ばす

上記②は、運営管理の図表問題は解くのに時間がかかる傾向にあったため書きました。
「結構、表や図が出たな」と思った年でも意外と割合で見るとそんなことはありません。
大体「例年通り」でした。

【設問数】 全問 図表問題 図表の割合
令和元年 44 10 23%
平成30年 44 11 25%
平成29年 45 6 13%
平成28年 45 11 24%

大体4分の1、経済のグラフや財務の計算問題ほどは多くありません。
また表や図の問題に特別に大きな配点が付くならともかく、配点は必ず2点か3点のどちらかです。
もし3点だとしても1点しか違わないので割り切るが吉です。
決して逆ザヤ沼問題化すべきではありません。

上記③の文言の置き換えは運営管理だけでなく経営理論や経済、財務会計など、色んな科目で使われる出題側のテクニックです。
経営理論の場合、ただでさえ日本語が読みにくい中でこれをやられると結構苦戦します。
ただ、運営管理の場合は設問文の読みにくさが経営理論ほどひどくないため、違和感を感じやすく思いました。
そうした違和感を感じたときに「設問間の文言の入れ替え」であるケースが結構多かったため、そこにアンテナを張っていました、という一例です。

上記の④と⑤は先述の通りです。

 

<科目ごとの類型化>

~手順の分類~

前回と今回の記事の内容を類型化してみます。
まずは手順の分類です。
このように並べると解法ノウハウ的に見えますが、あくまで私の場合の手順の分類にすぎません。

【高速回転塗り重ね式 】
財務会計は、高速で何回転も回すことを前提に必勝問題を瞬殺する。

【論点ごとに解答優先順位決め打ち式】
経営理論は、マーケ→経営戦略論→組織論の順に、1周で全マークを埋めた上で不安な問題(△や✕)を確認。

【図表問題は後回し式】
運営管理は、図表問題を後回し。

 

~手順ごとに科目を割り当て~

【高速回転塗重ね式 】経済財務会計
・初日の朝イチ2科目は30分間で1周完了。
・その後も2周目、3周目と高速回転して設問を解ききる。
・経済はグラフ問題、財務は計算問題にも「瞬殺できる問題(論点)」を作っておくこと。(過去記事「経済と財務の共通点」)
・難化年の1周目は解き残し多数&30分かからないため、早期に俯瞰して難化年と認識できた優位性を活かして対応。

【論点ごとに解答優先順位決め式】経営理論経営法務中小経営政策
・経営理論は、マーケティング→経営戦略論→組織論。
・経営法務は、会社法→知財法→民法。
・中小経営政策は、自分は「経営→政策」派だが逆の声も聞く。

【図表問題は後回し式】運営管理

※私は経営情報システムは基本的に免除したので分かりませんが、どれか合いそうでしょうか?

 

<まとめ>

「必勝問題」か「逆ザヤ沼問題」かを見極める力は、アウトプット中心の学習によって体得される「技」のようなイメージを勝手に持っていました。

また「いま解くか?それとも飛ばすか?」の「判断力」が、合格に十分な点を得らえるか?に直接影響するとも考えていました。

逆ザヤ沼問題にハマる前に必勝問題をすべて得点化する」を常に頭においてアウトプット中心の学習で技や判断力を鍛えることこそ、本試験で【合格に十分な実力を発揮する】ための準備であると思います。

なお、逆ザヤ沼問題に手を付けず飛ばす場合ですが、この方式、不規則に設問を飛ばしまくることになるのでマークミスにはくれぐれもご注意下さい!

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

本日は前回の続きでした。

今年は1次試験が1カ月早いため、スタートダッシュ的に1次試験対策をボリューム増し増しで進めておりますが、適時2次試験対策も盛り込んでいきたく思っています。

記事で触れたうちのどれかがご参考になることを願います。

べりーでした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

 

 道場 春セミナーのお知らせ 

一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土) 14:00~16:30 (13:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!
3月15日(日) 12時より「こくちーず(告知’s)」で絶賛募集中
申し込みはこちら

一次試験・二次試験学習の進め方、一問一答形式のQ&Aコーナー等、
損はさせないコンテンツを企画しております!

ぜひご検討ください!

※東京、名古屋、大阪で予定していた春セミナーは
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催を見送ることとなりました

         

 

twitterもよろしくお願いします。

 

こんにちは。べりーです。(前回までの記事はこちら

今年はオリンピックイヤーです。
本来であればそろそろ色んなイベントが行われ、世界中がオリンピック一色でお祭り騒ぎし始めている頃であったと思いますが、現実といえば新型コロナウィルスが感染拡大して世界中で猛威を振るい、感染者、重症者、死亡者が日ごとに増えている事態です。

もしこの記事をご覧の皆様の中にご家族や大切に思っている方で感染被害にあわれた方がいらっしゃいましたら、謹んでお見舞い申し上げます。

とにかく一刻も早い事態の収束と罹患された皆様の回復を心より願います。
いまの状況を考えるとあまりにも気楽すぎて大人として無責任すぎる願いだと思いますが、ただただそう願います。

 

3月7日に東京都中小企業診断士協会のHP上で次のメッセージが発信されたそうです(こちら)。

(前略)観光業、小売業、飲食業、製造業など様々な業種の中小企業の業績や資金繰りに影響が出始めています。中小企業診断士の総力を挙げて、この危機を乗り越えて参りたいと存じます(後略)

中小企業診断士の総力を挙げてこの危機を乗り越えたい・・・

私達が取得を目指す資格が、もしこの困難のさ中に不安を抱いている誰かを助ける力を持つのであればこんなに遣り甲斐があることはないなと、勝手に熱い思い🔥を抱きました。

こんな時だからこそ、やる気魂にスイッチを。
あなたの勉強にはきっと意味があると信じます。

 

<学習環境について

もしかしたら皆様の中にも、この1ヵ月間で学習環境が変わってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

勤め先の方針で在宅勤務となった方は、通勤中や昼休みなどの隙間時間がなくなるため学習のリズムが取りづらくなったかもしれません。
お子様がいらっしゃる方は、学校休校もあいまって、学習ペースが狂ってしまっている方も多いかもしれません。
翌日に学校がないから子供が夜遅めの時間まで起きていて「遊ぼ!」とせがまれたり・・・(可愛いしこんな時だから断りづらかったり)

そのような場合になんとか以前の学習ペースを取り戻そうと工夫するのもいいと思いますが、家族に協力依頼するのはできれば最後の手段にしたいですよね。
むしろやり方をガラッと変えることで、まとまった時間が作れるかもしれません

ひとつ具体的に例を挙げるとするならば、「朝勉強(朝勉)」です(既に導入済みの方はすみません)。

生粋の夜型人間であり大の深夜番組好きである私も合格年に取り入れたのですが、朝7時から9時までマッ〇にこもって勉強する習慣を取り入れたことにより、毎日最低でも2時間の「まとまった勉強時間」を確保しました。
繁忙期に残業が続いて夜に勉強時間が取れなくても、朝の内に勉強できているため精神的に追い込まれずに済みました。

もし在宅勤務だとしたら「自宅で家族が起きて来る前の時間を朝勉に当てる」というやり方を考えたと思います。

あくまで一例にすぎませんが、朝学習に関しては先代たちも記事にしていましたので、ご興味おありの方は下記をご覧下さい。

僕は朝型!ついでにうち勉派! by 初代JC
夫・父親業と勉強の両立 by 5代目u-ta

3つ目は朝勉強というか、丑三つ時勉強法?
意外と在宅勤務の方に向いているかもしれない「時間の作り方」を考えさせてくれる記事です。
決めておきたい、時間の過ごし方、使い方。 by 11代目カワサン

 

<1次試験中の時間管理と得点の積み上げ>

昨日の記事(こちら)でTomatsuも書いていますがTACでは4月6日から完成答練が始まり1次直前期に入ります。

そこで今回は1次試験の「本試験」ならびに「過去問演習(年度別ヨコ解き)時」にどのように時間管理(タイムマネジメント)を行い、どのように60点を超すための「得点の土台」を積み上げていくか?について、自分の例をサンプルに取り上げさせていただこうと思います。

※ヨコ解きとは?・・・過去問を年度別に解くのが「ヨコ解き」年度をまたいで論点別に解くのが「タテ解き」です

まず、得点を積み上げるためには「必勝問題」の対策が重要です。

 

~必勝問題とは?~

道場の過去記事でも一貫して語られている通り、1次試験には「絶対に落としてはいけない皆が点を取る問題」つまりその問題を落とすと合格ラインから遠ざかってしまう重要な問題と、「そこまで追いかけると点数と労力が見合わないのにズルズルとハマってしまう“逆ザヤ沼”問題」があります。

 

■必勝問題(絶対に落としてはいけない皆が点を取る問題)
・TAC過去問集のABCランク問題
・過去問完全マスターのABランク問題

著作権フリーイラスト, ベクター, EPS, 人形(ドール), 達磨(だるま), 縁起物

 

■逆ザヤ沼問題(そこまで追いかけると点数と労力が見合わないのにズルズルとハマってしまう問題)
・TAC過去問集のDEランク問題
・過去問完全マスターのCランク問題

なぜ必勝問題を重視し、逆ザヤ沼問題を捨てるべきか?は以下の記事が大変分かりやすいので、もし違和感をお感じの方はぜひご覧下さい。

1次試験分析結果から見えた!~DE問題はやっぱり後回し!~ by 9代目だいまつ
【一次データ分析②】勝負の別れ目Cランク!~企業経営理論~ by 9代目Chika

 

当然ながら「必勝問題」は人によって得手不得手があるため一様ではない、・・・とはなるべく思わない方が良いです。
そう思ってしまうと追い込みが甘くなるだけでしょう

TAC過去問集のABC問題、過去問完全マスターのAB問題に限れば、できれば9割は正解できるというところまで目指すことで、きっと科目ごとの点数のバラツキを減らせる筈です。

そうすると合格がグッと近づく筈ですので、最初からあまり得手不得手を自認しすぎず、必勝問題の9割正答を目指してみてはいかがでしょうか

 

~1次試験中の時間管理と「必勝問題」による得点の積み上げ~

診断士試験は、1次試験も2次試験も非常に時間に追われる試験です。
1次試験は選択式(マークシート式)ですが、25問を60分間で解く経済や財務は単純に割り算すると1問あたり約2分20秒しか時間を使えません。

このタイムマネジメントをいかに安定して行うか?に関しては、私は道場の過去記事を読み漁り、どんどん取り入れていきました。
学習期間中、本当に一発合格道場の記事にはお世話になっていました。

様々なお役立ち情報を組み合わせた結果、「財務会計」について、以下のような「型」「決まった手順」「ルーティン」「MYルール」にカスタマイズして本試験や過去問演習(ヨコ解き時)に取り組みましたので、具体的な例、サンプルとしてそちらをご紹介させていただきます。

なお、以下は私の「試験持ち込み用サブテキスト(財務会計用)」である「ポケテキ」にメモ書きした「実物のMYルール」なので、属人的な内容が含まれることをご承知おき下さい(下記②と③)。

【財務会計】
①最初から 3~4周する前提で臨む
・1周目は、「瞬殺できる必勝問題」のみを30分間で解きそれ以外は躊躇せず飛ばす ※疾走感が重要!
・2周目は、残った知識問題とピンと来る計算問題を解く
・3周目は、気合の要る計算問題を解く

② 必ず5分以上は見直しの時間を確保する
・経営指標分析の「>」の向きや「値が大→改善?悪化?」が逆になるミスはないか?
・「t」か「1-t」か?
・フリーキャッシュフローの計算は設備投資額を引いたか?
・そもそもマークミスはないか?

③ ア~エのそれぞれを計算させるパターンは、途中で「これじゃね?」と出会っても必ずすべて計算する
・もう1つ「これじゃね?」が出てきたらどちらかが誤り(よくある)

②と③はミスを連発したため書いた戒めのメモです(属人的)

上記①「1周目」スピード感を大切にして「瞬殺できる必勝問題」を一網打尽にします
逆に言えば「瞬殺できる必勝問題」以外は着手しません。
絶対に1周目で「逆ザヤ沼問題」にハマるわけにはいきません。

特に1周目で計算問題を深追いしすぎないように十分に注意して下さい。
なぜなら計算問題は「解いてみたけど選択肢と全然合致しない」ときに逆ザヤ沼問題化しやすいためです。
それほど1周目はハマらないよう警戒し尽くしました。
勿論これまでの学習であまりそういった事態に陥らなかった論点であれば計算問題も瞬殺していきます。
以前の記事「経済と財務はトコトン理解系」にも書きましたが、財務会計の問題構成上、知識問題と計算問題の割合は大体「半々」か計算問題の方が多いぐらいなので、計算問題にも「瞬殺できる必殺問題」を作っておくことが必須です。

また、前回の記事(診断士1次/2次試験の潮流・俯瞰・設問の「3つの目」)の鳥の目に通じますが、私の場合は「30分間で今回試験の難易度と論点を俯瞰して掌握する」ことを第一に考え、瞬殺できる必勝問題を着実に解ききった上で、開始30分間で最終問題まで辿り着くことを重視しました。
30分間経った時点でマークシートが半分以上埋まっている状態を最低限の目安にしました。

このように「何周も回すことを前提にする(予め決断しておく)」ことで「必勝問題から優先的に解ききる」ことを可能にします

2周目は20~25分間ほどかけて、気合の要る「経営指標比較」を除くすべての設問を解ききるぐらいの気持ちで臨みます。
ただし、逆ザヤ沼問題化しそうならやはり躊躇せず飛ばします。
なんなら3周、4周と回すことも辞さないつもりで、沼にハマる前に飛ばします。
ここで、2周目はいつでも20~25分かけて良いと考えるのは危険です。
飛ばす問題が多いほど2周目にかかる所要時間は減るべきなので、その分は差し引くべき点にお気を付け下さい。
なお「経営指標比較」は計算回数が多いため、私はいつでも最後に回していました。

3周目は、イイ感じの時なら「経営指標比較」のみが残っているはずです。
ただし、難化年に当たってしまったら3周目といえど他にも何問か残っているはずなので、4周目を前提に解ききる設問と飛ばす設問を選択して進めます。

最終ラップは、解けないもしくは時間切れの設問が残るはずなので、私の場合は「ウ」で全マークを埋めきりました。

 

上記はあくまで一例でしかありませんが、私の場合、予め手順や判断基準を決めておくことで実地で迷わずに済む効果がありました。

そして「今回試験の難易度と論点を俯瞰して掌握する」というプロセスが最も効果を発揮するのが「難化年」の対応になります。

 

~難化年にどう対応する?~

ちなみに、難化年は大変恐ろしいことに、1周目を15~20分間ほどで終えてしまい、その時点で7~8問しか解けてないという恐怖体験をすることになります。
設問を飛ばしまくるため、時間がかからない。当然ですね。
もしそうなったら、俯瞰した「鳥の目」により「今回は難化年である」ことを把握できたわけですから、人より優位に立てたとお考え下さい。

そしてその後の2周目が重要です。
絶対に逆ザヤ沼問題にハマらないよう「解き始めて5分を超えたら次に進む」など予めMYルールを定めておき、解く問題と飛ばす問題を慎重に見極めながら進めると良いと思います。

実話として、私がこのやり方を試した初期の頃、平成24年の過去問が超難しすぎて1周目完了時点で大量の「飛ばした問題」が残り愕然とした覚えがあります。
あとで知ったのですがこの年の合格率は3.8%と超難化した年でした。

予め「必殺問題の9割は解ける」ところまで仕上がっている感覚があれば、そういうときは「解けなかったのは自分だけじゃない、難化だ!」と思ってよい筈ですが、難易度判定ができないとそこの判定ができずパニック寸前となりかねません。

ちなみにちなみに、この数年間は財務会計は易化傾向が続いたため、この「俯瞰して難易度を図る」プロセスは正直あまり重要でありませんでした。
しかし前回の記事(こちら)に書きました通り、今年の1次試験はどの科目が難化してもおかしくないような状況にあるため、各科目の難易度を俯瞰して把握できると優位になれるかもしれません

 

以上がの説明ですが、最後に1つだけ注意点を申し添えます。
この方式、不規則に設問を飛ばしまくるのでマークミスにはくれぐれもご注意下さい!

 

~試験終了前の見直し~

次の②と③はミスを連発したために書いた個人的な「戒めのメモ」ですみません。

見直しについてですが、私は財務会計の見直しは特に重要だと考えていて、こちらも複数回の回転方式で行う様にしていました。

1周目:マークミスのチェック
2周目:瞬殺できる必勝問題の見直し/検算
3周目:それ以外の必勝問題の見直し/検算
4周目:逆ザヤ沼問題以外の見直し/検算
5周目:逆ザヤ沼問題の見直し/検算

見直し時間が十分に確保できれば「5周目」まで行えますし、年度によっては「3周目」までで時間切れ終了となることもありました。
ただ、マークミスがなく、必勝問題の間違えを最低限に抑えられれば60点レベルに到達できている可能性が高まります
時間ギリギリ、最後まできっちり拾いきるイメージを大事にしました。

 

さて「1次試験中の時間管理と得点の積み上げ」は以上です。

実は上記の様な「MYルール」を財務会計だけでなく「企業経営理論」「運営管理」についても作っていたのですが、今回は記事の分量を鑑みて割愛しました。
もしご興味がおありでしたらコメントに記入いただけましたら後日ご紹介させていただきたく思います。

 

・・・ここまで読んで「いまさら解法テクニックの紹介か」と思われる方もいれば、「聞いたことなかったから部分的には参考になった」という方もいらっしゃるかもしれません。
決して「このやり方なら受かります」というつもりもないですし、正直どれほど需要があるのかも分かりません。

ただ、私は上で「お世話になった」と書きましたが、道場の過去記事には初代から実に10年分もの「目から鱗」のお役立ち情報がたっぷり蓄積されているため、それを知ることで他の受験生に差をつけることができる点は間違いないかと思います。

もしよかったら、ぜひ日々更新される11代目の記事や、検索窓を活用して過去記事からもお役立ち情報を発見・収集して下さい。

その上でご自身のスタイルにあった形で取り入れることにより「合格に十分な実力発揮の準備」を進めていただけたらと思います。

 

<GWから2次事例Ⅳ学習のススメ>

~GWは2次の世界を覗く良いタイミング~

GW・・・ゴールデン・ウィーク

繰り返しになりますが、今年は1次試験が1ヵ月近く前倒しで実施されるため、各予備校も例年より1ヵ月早めて1次試験対策のカリキュラムを組んでいるようです。
そのような状況下では「1次試験を合格するまでは2次試験の学習は不要(物理的精神的に無理)」という声も例年よりも強いかもしれません。

それが正しいかどうかは分かりませんが、今のうちに念のためご紹介しておきたいのが「GWのオプション講座は結構おススメでした」ということです。

サンプルとして具体例を挙げますが、私が受講したのはMMCの事例Ⅳ対策講座でした(「MMC」は予備校の名称です)。
正式な講座名は次の通りです。

①GW財務アカウントゼミ(講座+問題集)
②GW財務ファイナンスゼミ(講座+問題集)

それぞれ10時~16時まで、計2日間のオプション講座です。

私はMMCしか経験がないので1例として挙げていますが、この講座に参加して何が良かったかというと、参加者に配られた「アカウントとファイナンスの問題集」の素晴らしさと、絶妙なタイミングの良さでした。

私が参加したのは2018年度の講座でしたが、合格年である2019年度にはこの2冊の問題集を繰り返し何回転も回しました。
MMCは特に事例Ⅳ学習の質の高さが有名かと思いますが、この2冊の問題集が得られて、2日間の講義で2次試験事例Ⅳの情報収集に短期集中できる機会というのは、結構貴重ではないかと思っています。

1次試験を受験する予定の方は、1次試験を合格するまでは「毎週末のみ2冊の問題集に少しずつ取り組む」でも良いと思います。
今年2次再挑戦の方は、2次試験直前期まで毎日この問題集に取り組むことにして何周も回転させるのも良いでしょう。
そのいずれの場合も5月というのは丁度良いタイミングなのではないでしょうか。

もちろん私はMMCの関係者でも何でもありませんが、事例Ⅳで得点を稼ぐ重要さは身に染みて理解していることもあり、「やってみて良かった勉強法の一例」としてご紹介致しました。

もし他のオプション講座や単科講座等で「これが良かった」という情報をお持ちでしたら、コメント欄に記入いただけると嬉しいです。
同じ講座を受講した経験がある11代目メンバーから熱いメッセージが返ってくるかもしれません。

 

~なぜこの時期に記事にしたのか?~

それは「MMC GWオプション講座」の申込受付が先週末から始まったからです。

2020年GW集中ゼミのご案内

①GW財務アカウントゼミ(講座+問題集) ・・・4月25日(土)
②GW財務ファイナンスゼミ(講座+問題集)・・・4月26日(日)

今年は通学生用にZOOMによる教室講義のリアルタイム視聴も用意されているみたいです。
ご興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。
(念のため申し上げますが、それなりに費用が発生しますし、問題集が配られるかどうかや講義ならびに問題集の質などは一切保証しかねますので、くれぐれもご自身の判断にてお願いします)

 

<まとめ>

1次試験中の時間管理と得点の積み上げ

「過去問は論点別にタテ解きすべし!」と何度も提案しておきながら今回年度別ヨコ解きの手順を提案したのは
・1次試験も時間管理(タイムマネジメント)が重要
・「逆ザヤ沼問題」にハマらず「必勝問題」を残さず解ききって「合格点の土台を築く」ことが重要
・上記の2点を理解し「(本試験で)合格に十分な実力を発揮する」ためには相応の『準備』が必要
であるため。
※ただし「ヨコ解き演習」は初学でも各科目とも月2~3回程度で十分かと思われます

 

GWから2次事例Ⅳ学習のススメ

自分はMMCの2冊の問題集が「知識の土台作り」に非常に良かったのですが、人によるかもしれません。
オプション講座も安くないですし、教材はご自身の好みやポリシーに合わせてお選びいただくのが良いと思いますが、先日のぴ。の記事(R1年度 合格体験記まとめ~1次試験編~)を思い出して下さい。
・2次試験を見据えて1次試験を学習されている人が多い(おわりに)
・特に独学は学習計画を自分で管理する必要がある(独学のデメリット)
とありました。

この2点を踏まえると、
・「自分はいつから2次学習を開始するか」を決断しておく必要がある
のではないでしょうか?

私はGWは早すぎず遅すぎずのタイミングなのではないかと思っていますが、そのきっかけと自分に合う教材を与えてくれたMMCのGWオプション講座をご紹介させていただきました(繰り返しますが決して同校の関係者ではありません)。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験と各科目の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

今回も1次試験についてと、少しだけ2次試験のお話をさせていただきました。

べりーでした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

 

 道場 春セミナーのお知らせ 

<一発合格道場 読者の皆様>

春セミナーについては既に下記日程で会場を確保しており
3月15日(日)より「こくちーず(告知’s)」で募集を開始する予定です。

一方、昨今の情勢を受けて
春セミナーを中止すべきか否かも慎重に検討しています。

決定次第、ブログでご案内しますのでご注意のほどお願い申し上げます。

7月に向けた大切な直前期を迎える受験生の皆様の体調を第一に考えます。
万が一「中止」を決断した際には何卒ご理解のほどよろしくお願いします。

 

一発合格道場 春セミナー2020 in 東京
2020年4月4日(土) 午後 @文京区シビックセンター
別途、こくちーずにて受付開始予定

タキプロ・ふぞろい・一発合格道場 合同セミナー2020春 in 名古屋
2020年4月5日(日) 午後 @名古屋市西生涯学習センター
別途、受付開始予定

一発合格道場 春セミナー2020 in 大阪
2020年4月12日(日) 午後 @難波市民学習センター
別途、こくちーずにて受付開始予定

一次試験・二次試験学習の進め方、相談会等、
損はさせないコンテンツを企画しております!

ぜひご予定ください!

         

 

twitterもよろしくお願いします。

 

こんにちは。べりーです。

突然ですが、1次試験の全体像をつかめていますか?

そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

 

<3つの目>

「3つの目」という考え方があります。

(出典:「経済を見る3つの目」伊藤 元重著)

鳥の目:
「鳥瞰」という言葉があるように、高いところから物事を広く大きく見る視点で、要はマクロ(macro=巨視的)で経済を見ることが重要であるということです。

虫の目:
ミクロ(micro=微視的)で物事を見ることで、経済の細かいところを掘り下げていくことが重要だという意味です。ミクロの目といってもいいかもしれません。

魚の目:
潮の流れの変化をしっかり見極める眼力、あるいは経済の流れを見る力だといえます。ただし魚は目で潮の流れを知るわけではありませんから、これはあくまでものの喩えです。

 

随分以前からよく目にする概念ですが、今回はこれに当てはめて中小企業診断士試験対策の学習について考えたいと思います。

そしていきなり3番目の「魚の目」から入ります(笑)

 

<2次試験のこと>

「魚の目」とは先述の通り「潮の流れの変化をしっかり見極める眼力」を意味します。

皆様もご存じの通り、令和元年は1次・2次試験ともに例年にも増して特別な年でした。

ここからは、そんな令和元年の結果が令和2年度に及ぼす影響や、やっかいな2次試験への対策について自分自身の失敗などもサンプルにしつつ述べたいと思います。

2次試験対策については今後も取り上げるつもりですが、今回は「導入編」的な内容になります。

※なお以下は私の個人的な推測が多分に含まれますが、予測の結果を保証するものではありませんのでご注意下さい

 

~令和2年度試験の潮目とは(地殻変動編)~

先ほど令和元年(R1年)2次試験は例年に増して特別な年だったと述べましたが、何が特別だったかというと、1次試験の合格者が非常に多かったことです。

今回は直近6年間の1次・2次試験申込者の「受験結果内訳」をグラフにして比較しました。
(試験を受けてもいない人がいるので「試験結果」ではなく「受験結果」)

グラフのバー全体が申込者総数、青が合格者、オレンジが未合格者、グレーが申込したものの1科目も試験を受けなかった棄権者です。

一番下が令和元年の実績で、上にいくほど古い年度の実績が並びます。

 

※画像をクリックすると拡大します(以下同様)

 

まず、1次試験合格者の人数が過去6年で最多です(青いバー)。

合格者数はH26~H30の5年間平均(以下「例年」と呼びます)が 3,076名だったので、令和元年は例年より 1,300名ほど多いことになります。

また注目すべきは受験申込者総数も例年に対して 1,600名ほど多く、21,000名の大台はH23年度以来でした。

8年ぶりに受験生が 21,000名を超えた年に、例年よりも 1,600名多く受験に申し込み、1,300名合格者が増えた年だったことになります。

なお受験申込者の例年に対する増分 1,600名の結果内訳は概算で次の通りです。

・合格者  +1,300名
・棄権者  +400名
・未合格者 ▲100名

受験者数が1,600名も増えたのに未合格者はむしろ例年より少なく、いかに特別な年であったかが読み取れます。

 

こうして1次合格者の多くが2次試験に挑戦したであろう結果、2次試験にも非常に大きな影響を及ぼしたようです(この辺りから推測や仮説が増えてまいります)

2次試験の実績(事実)を同様にグラフにすると、次のようになります。

 

 

まず、令和元年の2次受験申込者総数が突出していることがハッキリ伺えます(赤丸部分)。

これに対し、合格者もH26年度以来となる1,000名越えとなりましたが、母数が多すぎて合格率は低く、H30年度に続いて2年連続で19%を割る「競争が厳しい年」になりました。

例年は約5,000名で1,000名弱の合格枠を競っていたのが、令和元年は6,000名で1,000名強の合格枠を競う形となったのです。

 

そして、最も触れておくべきことは「オレンジ色のバーの長さ」です。

「未合格者数」は、H26~H30の直近5年間平均が 3,737名だったので、令和元年は例年よりも、1,100名ほど多かったことになります。

1次試験と大きく異なるのはこの点です。

この例年より 1,100名も多く 5,000名に近い未合格者の方々のうち、令和2年度には何割が「1次試験から再挑戦」となり何割が「1次免除→2次試験に専念」されるのか?という推測は非常に難しいところです。

とはいえ令和元年は1次合格者が例年より 1,300名も多かったわけですから、普通に考えれば「既に2次試験の受験資格を有している方」は例年より相当多いのではないかと考えられます。

つまり今年(令和2年)の2次試験は令和元年と同様に「少ない椅子の奪い合い」となる可能性が非常に高いのではないでしょうか。

 

また上記を前提とした場合、令和2年度の「1次試験」にて例年同様 3,000名規模の合格者を出すかというと、協会はそこまで2次試験受験者数を増やすつもりはないのではないかという憶測も生まれてきます(2次試験におけるキャパシティ的な採点能力の限界)。

この辺りが「今年の1次試験が難化するのではないか」というザワつく噂の根拠となっているのではないでしょうか。

 

以上はグラフにして可視化したことにより推測した内容になります。

このように前年度の地殻変動とプレート運動から大きな影響を受けて、令和2年度の1次・2次試験はともに例年と異なる合格率になる可能性が考えられます(あくまで1つの仮設でしかないのでその点はご容赦下さい)。

ただし、だからといって急に全く違う分野の問題を出題したり、試験の在り方を変えることまでは考えにくいと思われます。

確かに今年は1次試験も2次試験もどちらも難化したり合格率が低くなるかもしれない。

しかしこの潮目の変化を知っていれば、もし難問奇問と出会った時もこうきたか笑」と落ち着いて対処できる余裕が生まれるはずです。

この潮目の変化を念頭に置きつつも、日々できることは、道場ブログで述べられているような地道な学習の積み重ねにより【合格に十分な実力発揮の準備】を進めるのみと、私は思います。

 

 

~R2年2次試験の潮目とは(気候変化編)~

3月上旬の現時点では、2次試験についてまだ情報収集も始めていないという方もいらっしゃるかと思います。

したがってここでは細かいところまで踏み込みませんが、1次試験がマークシート式であるのに対して2次試験は論述試験であるというのが大きな違いです。

ただし、ただ論述問題というだけでない独特の難しさがあります。

 

気候変化を読む力①:

2次試験は事例Ⅰ~Ⅳまで4科目あり、その難易度は前回の記事で触れた1次試験のように、科目ごとに毎年変化して受験生を困らせます(前回記事「1次試験と秋の空&経済と財務の共通点」も是非ご覧下さい)。

たとえば令和元年の2次試験は「事例Ⅰ~Ⅲが難化し、事例Ⅳが易化した」と言われています。
事例Ⅳとは「財務事例」です。

この財務事例、1次試験の「財務会計」と同様に訓練すればしただけ点数を伸ばすことができる2次試験では唯一の科目です。

ただし、出題側もふるいにかけるため様々な「引っ掛け」や「日本語の解釈の幅(としか言い様がありません涙)」をトラップとして仕掛けてくるため、地道な事例研究と訓練を徹底し、とにかくミスをしないよう本試験で集中できるよう準備を整えることが重要です。

その結果、事例Ⅳで貯金が作れると合格にかなり近づくことができます。

事例Ⅳは平成29年、30年と難化しましたが令和元年には易化しました。
本試験で設問を解いている最中に「今年は易化だ」と気づいた方も多いと思われます。

易化したと気づいた際、気候変化を読み切れた際に、いつも以上にミスに注意し集中できるよう普段から準備をしておくこと。
事実として、私はここにかなりの時間と労力を費やしました。

少しややこしい言葉ですが、【合格に十分な実力発揮の準備】が重要だと思っています。
この部分は、またいつか記事にしたいと思います。

 

気候変化を読む力②:

先日、ぴ。の記事にもありましたが(こちら)、2次試験対策は「キーワード詰め込み」「過去ノウハウ等の機械的・断片的知識に頼る」といったテクニックに走ってしまうと合格が遠ざかる傾向にあります。

私が失敗した経験をサンプルとして挙げると、2次試験2回目の年に通年通学で予備校に通ったのですが、「その予備校のノウハウを吸収したことで満足する」という方向に突っ走りました。

その結果「手段が目的化してしまう」ことにより却って前年より点数を落とすという苦い経験がありました。

 

その予備校では毎回の授業で「皆さん、事例研究は進んでいますか?」と講師から問いかけられていたのに、私は過去事例と向き合うのではなく、その予備校のテキストや答練の事例を学習することに時間とリソースを集中していました。

講師の方が仰る通り、いかに優れた教材や理論を手に入れようとも、それを使って過去問の事例文に取り組み、自分の手と頭を使って「研究」しない限りは、力になりません。

 

先に書いた「地殻変動編」ほどの規模ではないにしても、まるで気候変動のように毎年変化してくる出題傾向にしっかり付いていく力、対応できる力を身に着けるためには「事例研究あるのみ」ではないかと思っています。

このことはぜひ読者の皆様に同じ失敗をしていただかないために、悪しきサンプル実例も交えながら、これから適時お伝えしていけたらと考えています。

 

このように、2次試験を乗り切るためには「潮の流れの変化をしっかり見極める眼力」である「魚の目」が必要となります。

 

 

<1次試験のこと>

~1次試験の出題範囲は広い~

当試験の勉強を経験した方でこの点に違和感を持たれる方は恐らく皆無かと思います。

各科目の概要を並べると次のようになります。

 

経済学・経済政策は大きく分けると「マクロ経済」と「ミクロ経済」。
論点が多い。グラフの種類も多く、多様な「X軸とY軸の組み合わせ」が理解できたら道が啓けるイメージです。

財務・会計は「アカウンティング(会計)」「ファイナンス(財務)」。
学習が進むほどに次々襲い掛かる重要論点。簿記2級より浅いがファイナンスが加わるため広い。

企業経営理論は「経営戦略論」「組織論」と「マーケティング論」。
労働法規まで含みとにかく広い。が、一々目から鱗の学習内容は多くの人にとって面白いはず。

運営管理は「生産管理」と「店舗・販売管理」。
テキストで生産管理を読み終え、まちづくり三法が出てきた辺りで行く先の果てなきことを知ります。

経営法務は「民法」「会社法」「知的財産権」。
暗記!暗記!暗記!テキストに掲載される「情報整理のための表」も情報過多で超BIG。

企業経営システムは「システム技術」「ソフトウェア開発」「経営情報管理」「ガイドライン・法律」「統計」。
暗記!暗記!暗記!会社でいつもシスアドに頼ってきたバチが当たったかと悔い改める気持ちになります。

中小企業経営・中小企業政策は文字通り「経営」と「政策」。
経営好き派と政策好き派に分かれますが、どちらにせよ、暗記!暗記!暗記!

 

・・・広いです。
企業経営に関するこれだけ膨大な知識を身に着けようと勉強を始めた皆さまです。

学習の途中段階であっても、プレゼン資料作成時や上司・同僚・顧客と会話する際など、既に勉強を始める前のご自身との「違い」を実感されているのではないでしょうか。

 

~大海原に橋げたを築いていく(鳥の目)~

さて冒頭で「1次試験、全体像をつかめていますか?」とお聞きしました。

いわゆる全体像というと上記の青文字でも説明ができますが、ここで申し上げているのは青文字のもう1つ下のレイヤーを指します。

例えば財務会計と企業経営理論。

 

この項目のうち、もし「あれ?これ何だっけ?」がありましたら、ぜひお手元のテキストを見返して下さい。

このレイヤー(階層)が頭の中で網羅されていないと、デフォルトで苦手”論点”が存在することになります。

でも大丈夫です。まだまだ間に合いますから。
お手元のテキストで調べて納得いくまで読み返し、”得意化”していただけたらと思います。

 

この項目は一般的なテキストの目次の項目と同じ粒度になります。

7科目とも、どんなテキストにも目次があるはずです。
その項目ごとです(構成はテキストごとに違いがあると思います)。

 

この粒度のレイヤーで知識を網羅していることが重要である理由は以下の通りです。

 

①このレイヤー(階層)の項目ごとに、自分の「得意or苦手」を把握できること(深さ)
→復習する際の1単位=ひと括り=1セット

②問われている設問がどの論点の知識か?を即座に認識できる
→知識を収めた引き出しのラベル、情報検索速度向上のためのタグ、難易度判定

③自分がどこまで知識を網羅できているかを把握すること(範囲)
→学習進度のチェック、捨て問の意思決定(「統計」はやらない!など)

④知識を体系化できる
→そもそも目次は「体系化しやすい順」に並んでいる、周辺の論点・知識と紐づけて記憶

★上記の①~④を組み合わせて「鳥の目」
→科目全体を俯瞰することができる、全体像の把握でちょっとやそっとで揺るがない知識化。

 

上記のうち、何が何でも意識したのは①と②でした。
③、④は結果的についてきたようなイメージです。

 

道場理論に「橋げた理論」があります。
私の場合、少々意訳してしまっているかもしれませんが、上記のレイヤー項目を「橋げた」と認識して学習を進めました。
上記の①~④を意識することでどんどん橋げたが建っていくイメージです。

一度、橋げたが強固に建ちあがると「知識として理解化するため忘れにくくなる」「期間が空き記憶が薄れても軽く復習することで立て直しが可能」といった非常に重要なメリットが得られます。

ぜひ定期的にお手元のテキストの目次をご覧いただき、鳥の目の維持にお役立ていただけたらと願います。

 

~向き合うのは1問1問の設問(虫の目)~

鳥の目を維持しつつ、次は設問とどう向き合うか。

言い古されたことですが、この試験に最適な問題集は「過去問」だと私は思います。(昨日の記事でTomatsuが熱く語っていましたが全く同感です)

しかも、過去問を令和元年、平成31年と年度ごとに解いて点数に一喜一憂するのではなく、年度を横ぐしにして論点別に並べて解くと、論点別の知識として記憶に収めやすくなります

 

記憶に収めやすいと書きましたが、

「記憶する」より「記憶に収める」
「フリーロケーション」より「固定ロケーション」
知識と知識を収める引き出しを固定的に対応させ、よく出る知識はより手前の引き出しに収めます。

さらに、その過去問を難易度(あるいは正答率)でA~Cに分類し、より簡単かつ落としてはならないA・B問題を重視します。

 

私はこの目的のため、下記の問題集を入手しました。

過去問が「論点別・重要度別」に編集されているため、論点別に並べ替えて難易度で仕分けする手間が省けるからです。

もちろん他の出版社の過去問題集を用いて上記のように解いても同じ効果が得られます。
解答解説が不要であれば中小企業診断士協会のHPの過去問と正答を活用しても良いでしょう。

「論点別・重要度順 過去問完全マスター」シリーズ(同友館)

私の場合、この問題集を経済・財務・経営・運営・法務と5冊購入し、各3周回転させました。
論点別・重要度別に過去問を解くと、当たり前ですが同じ論点の問題が前後に並びます。
つまり、上で述べた「目次のレイヤー」の同じ項目に属する同一論点の問題を続けて複数問解くことになります。

 

過去問完全マスターを解く際は、解答をノートの左の方にバーッと縦に記入しました。

そして20問程度解いたら採点し、気づきを右の空白にメモ書きしたら次の20問を解くという進め方でした。

これで3周回したのですが、1週目→2週目→3周目と繰り返し解く内に段々〇と✕が固まってくるようになりました。

例えば、35問目~42問目まで連続して〇が続いたのに、43、44、45、47問目が✕となりパッと見で悪目立ちする・・・・
ここが自分にとっての「最終的な苦手論点」でした。

 

この「過去問を使って苦手論点を発見して強化する」プロセスにより苦手論点を減らしていったことは、1次試験の得点安定化に役立ったと思っています(あくまでも一例です)。

このように1問1問の解き方の工夫により、下記に繋がります。

鳥の目①:
このレイヤー(階層)の項目ごとに、自分の「得意or苦手」を把握できること(深さ)
→復習する際の1単位=ひと括り=1セット

 

また、本試験は限られた時間でそこそこの問題数を解かなくてはならないスピード勝負です。

例えば60分で25問を解く経済や財務の場合、単純に割り算すると1問あたり約2分20秒
1問解く度に次の設問を見て「これはどの論点だろう・・・」とやっていてはとても時間が足りません。

経済でAS曲線のグラフが出たら「ケインズ派か、古典派か」、財務で証券の問題が出たときに「証券投資論か、ポートフォリオ理論か、CAPMか」を一瞬で判断し、難易度を推定するため自分自身の知識に照らします。

 

こう問われたら→この論点だから→このように解く

1次試験の勉強はこの繰り返しです。

段々何周か重ねていくうちに真ん中の工程を飛ばして

こう問われたら→このように解く、の2ステップで解ける問題が増えてくる

ため、更なる時短が図られて全体の解答速度が上がります。

設問を見たら、脳内のどの引き出しを開けばよいのかを瞬時に理解できる問題が増えるほど、その科目に対する苦手意識は低くなります。

鳥の目②:
問われている設問がどの論点の知識を要するのか?を即座に認識できる
→知識を収めた引き出しのラベル、情報を検索する際のタグ、難易度判定

 

日々1問1問と向き合っていく学習は、蟻が巣穴を掘るように各論点の知識理解を深く掘り下げていくような作業です。

蟻は巣穴を単一方向に掘り下げるのではなく、いくつも部屋を作りトンネルで繋いで四方に広げて掘り下げますが、この広がりと繋がりの強固さこそが当該論点における対応力の強さになります。

ここをしっかり訓練しておくことで、どのような問われ方をしても対応できる力が付いてくると思います。

 

論点別の理解を「目次」のレイヤーと書きましたが、1問1問で鍛える知識は参考書の巻末にある「索引」をイメージしてみて下さい。

ただし「じゃあ索引に出てくる文言をすべて理解する勉強法がイイか?」というと勿論そうではありません。

索引には「まったく出題されない知識」も含まれてしまうためで、そこまで覚えても意味がありません。

 

したがって粒度としては「索引レベル」ですが、学習の対象とするのは「過去問(特に正答率A・B問題)」に絞ることを私は徹底しました。

Cレベルの問題に手を回す余裕がなかったのが理由ですが、もちろん余裕があればC問題も学習範囲に含めることで得点アップが期待できるかもしれません(もしかしたら点の伸びは限定的かもしれませんが)。

 

ここまで書いた1問1問の知識と向き合う視点を、この記事上では鳥の目に対し「虫の目」と呼ばせていただきます。

鳥の目で科目全体を見渡しつつ各論点の完成度を確認して高めていき、虫の目で過去問の1問1問に向き合い対応力を高め、「論点の理解は十分なのに、これまでと違う角度から問われたら全く対応できなかった」という事態が起こらぬよう鍛えます。

 

 

<まとめ>

1次試験対策について

鳥の目(俯瞰)と虫の目(微視的な掘り下げ)の2つの視点(もしくは視野・視座)を常に意識し、全体像をつかめている感覚を維持することが重要です。

2次試験対策について

多様な知識が簡単に手に入るこの時代では、知識を得ただけで分かった気になってしまう罠に陥る危険性が高まっています。

魚の目(潮目の変化を見極める力)を養うため、必ず自らの手を動かし事例文を読み込んで分析するなど、「事例研究」を行ない続けて理解を深めることが重要です。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験と各科目の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

まずは7月11日・12日の1次試験突破に向けて、一緒に頑張りましょう!

べりーでした。


☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!

   道場 春セミナーのお知らせ   

一発合格道場 春セミナー2020 in 東京
2020年4月4日(土) 午後 @文京区シビックセンター
別途、こくちーずにて受付開始予定

タキプロ・ふぞろい・一発合格道場 合同セミナー2020春 in 名古屋
2020年4月5日(日) 午後 @名古屋市西生涯学習センター
別途、受付開始予定

一発合格道場 春セミナー2020 in 大阪
2020年4月12日(日) 午後 @難波市民学習センター
別途、こくちーずにて受付開始予定

一次試験・二次試験学習の進め方、相談会等、
損はさせないコンテンツを企画しております!

ぜひご予定ください!

         

 

twitterもよろしくお願いします。

 

皆様はじめまして。べりーと申します。よろしくお願いします。

11代目は全12名。
本日が1巡目の最後ということで、早速自己紹介させていただきます。

 

自分自身、何年も本道場の読者であり続けました。

受験を決意して勉強を始めたのは2016年2月。マイナンバー制度が始まり、自分と同年代である某国民的アイドルグループの解散報道が世間を驚かせ、箱根駅伝で青学が2年連続総合優勝して世間に実力を示した頃でした。

 

当時の自分は44歳。

サラリーマンとして折り返しを過ぎたあたりで、引退するまでの残りの時間は会社の事業とは競合しない別の領域をadd-onして、そちらでも社会に直接貢献するような仕事がしたいと考えました。

真っ先に相談した妻と子供に「いいんじゃない」と軽く背中を押されて試験にチャレンジ始めましたが、実際には甘くなく3年半を要してしまいます。

 

記憶力の曲がり角と言われる45歳を過ぎたアラフィフで多年度そのもの。

今では青学の箱根優勝も5度目を数えます。しかも一回挫折して立ち直ったのちの、再起の優勝です。
図書館で席を並べていた中学3年生も今はもう大学1年生、・・・それぐらいの時間が経ちました。

 

勉強中は様々な感情や環境の変化を経ることになりましたが、自分が悩み考えたこと、時々「突破した」手応えを感じることができた経験などを、なるべく勉強内容や勉強法に絡める形でご紹介していけたら・・・、もしかしたら、何かしらご活用いただけるのではないかと考えています。

 

<1次試験と秋の空>

1次試験は次の通り、すべて独学で計3回受験しました。

以下は体験記ではなく一つのサンプルとしてご覧いただけたらと思います。

多年度生の受かり方は重ねた年の数だけ多様なため、ここは自分に当てはまるという部分がもしあればその部分だけ切り貼りして利用しちゃって下さい。
(ストレート生の方にとっても、「こうはならないぞ」でも「ここは対策しておこう」でも、何か発見があればいいなと思って書きます)

 

【1次1回目】

2月勉強開始で、経済60、財務60、経営66、中小60の4科目合格。
運営51、法務50、情シも不合格、情シは24点と足切りで即退場

 

【1次2回目】

運営、法務に加え、前年に科目合格した財務、経営を足した4科目で受験。
情シは前年秋に応用情報技術者合格で「科目免除」。
財務76、経営69、運営63、法務56

免除科目を60点で換算して444点(苦笑・受験した4科目平均66点)
結果的に、得点源として加えた「科目合格済みの2科目」が法務を支えました。

 

【1次3回目】

2018年に2次2回目失敗で、再び7科目と向き合います。
ただし情シは一貫して免除。
経済68、財務68、経営46(!?)、運営62、法務72(?!)、中小58

情シを60点でカウントして434点(ギリギリ汗)

 

まず1次試験の特色として挙げておくべきは「各科目ごとの難易度が年によって変動すること」です。

n年に超難化した財務が次の年(n+1年)には点が取りやすくなり(易化)、n年は易化していた経済がn+1年に超難化する、といったことが当たり前に起こります。

当然試験なので一定数を落選させる必要があり、的を絞らせない目的もあると思いますが「即退場」のリスクを孕むレベルで7科目にバラつかせるため組み合わせは全く読めません。

 

ちなみに2019年度は前年と前前年に超難化して受験生を震え上がらせた「法務」が易化し、ほとんどの人がノーマークであったであろう「中小」が難化したと言われています。

 

【合格率】

法務 10.15% ← 前年 5.15% ← 前前年 8.35%
中小 5.57% ← 前年 22.98% ← 前前年 10.94%

中小の5.57%なんて、13,229名が受けて科目合格者はたったの737名です。

ちなみに私が受験していた期間で一番合格率が低かったのが平成29年の運営で3.1%、13,207名が受けて410名しか受かっていませんでした。

 

これぐらい毎年各科目ごとに変動します。

今後についてはここ数年易化が続いた経済、財務、情シあたりの難化が予想されていますが、3科目とも実は数年前から毎年難化を予想されては裏切られており、やはり予測不能です。

 

さて以上を踏まえると、多分恐らく、私にとっての安定科目は「経済」「財務」「中小」と言えるのかなと思います。

 

一方、私の苦手No.1である「法務」は、合格率が長らく10%前後で推移しており、周りにも「苦手だった」という声を多く聞きます。

この「法務」ですが、なぜか超実験的な出題をしてくる科目です(協会の「法務重視」という意図?ないか・・・笑)

まず平成28年度はなんと「5点×20問」という恐ろしい構成で攻めてきました。
20問の出題だと1問の配点が5点と割高です。8問超が✖(バツ)なら科目不合格、12問超が✖なら足切り即不合格です。

その配点リスクに加え、問題数が少ないイコール過去問の数が少ないわけで、これだけでも十分とっつきづらい相手です。

ところがそれに加えて、平成29年、30年度の超難化です。
どちらの年も「4点×25問」と1問の配点は抑えられたのですが、「だったら難度を上げねばならん」とばかりに今もって語り草なほどの難化を遂げ、受験生を震え上がらせました。

その結果、私は合格年以外はすべて「科目不合格」と、何とも苦手意識が取れず苦しい科目でした。

この難敵を、易化した年とはいえどのように克服したか?の記録は、次回以降のどこかで書かせて下さい(

 

また「経営」は、私にとって「前年に科目合格していても安定得点を狙って毎年受ける科目」であったはずなのに、合格年はまさかの40点台、大ブレーキ科目となりました。

この敗因分析はまだ未着手なのですが、いつか書きたいと思います(

 

そして文系おっさん達の天敵と言ってよいでしょうか。
「情シ」は、初年度の足切り不合格後に「応用情報処理者」を取得し一貫して「免除」としました。

これについても、この先どこかで丁寧に触れたいと思います(

 

上記の①~③は、同じような苦労をされている方がもしいらっしゃいましたら、掲載の機会をお待ちいただければ幸いです(もしコメントで「これを早く見たい」とご希望いただきましたら、なるべくその順に記事にするよう頑張ります)。

 

このように一次試験の難しさは7科目を網羅した思いっきりの良い7変化っぷりだと思います。

よく言われる1次試験の難しさ、「学習範囲が広い」「超難問に時間をとられて解きこぼしてしまう罠」等々は確かに事実ですが、その辺りは勉強時間を積み上げればクリアできます。

これに対し、苦手科目が難化したときに他でカバーできなかった時のダメージは計り知れません。

「一次試験と秋の空」、コロコロ7変化する難化の波を乗り切るためには、得意科目の強化が一番だと私は思います。

 

ということで、今回は私にとってもそうですが、比較的「得意」もしくは「好き」な科目として挙げられることが多い、経済と財務について取り上げたいと思います。

なお初学者の方にとってこの2科目が得意かどうかは「学習の進度次第」かと思います。
最初はとっつきにくいのは間違いないですし、現時点では「苦手」でも問題ありません。
ただ、特に財務は2次試験の事例Ⅳに直結するため、超重要です。

 

・・・ちょっと脱線ですが、「1次財務は2次に直結するよ」とは本当によく聞く言葉だと思いますが、私は当初これを聞いたとき「ふーん、なるほど」ぐらいにしか思っていませんでした。

が、これは本当に重要な助言であり、財務に関しては何としても得意科目に持って行きたい、それにより後々ぐぐっと有利になると信じて下さい。

 

<経済と財務はトコトン“理解系”>

この2科目の共通点は、次の通りであると考えます。

 ・問題数が25問、各設問の配点はすべて4点

 ・知識&暗記系の設問はイメージほど多くない

 ・どちらも自分の手を動かして「理解する」ことが重要

この3点は常に頭に置いておかないと、軸が作れずに学習方針と点数がブレやすくなります。

 

問題数25問、各設問の配点はすべて4点

1次試験初日の朝、最初に向き合うこの2科目が「このルールを崩さない」ことがどれだけ重要なのでしょうか。

これから11代目でも何度も語られると思いますが、この試験は「難問を見たらさっさと飛ばす」が鉄則です。

その時、もし目の前に立ちはだかった難問の配点が高いかも?と不安になったらどうでしょうか?
例えば「過去問で同じ問題が出たときは配点が高かった」など頭をよぎった時、「この問題からは逃げてはいけない」という危険な義務感に襲われないと言い切れるでしょうか?

しかし、経済と財務は「全部4点。5秒で解ける1問も、5分かけても解けないこの1問も等しく4点。」なのです。

難問は思い切って飛ばし、なるべく自分が得意な4点を稼ぐことを優先するべきではないでしょうか

 

知識&暗記系の設問はイメージほど多くない

経済も財務も「暗記が苦手で」と思ったことはないでしょうか。

確かにそういった問題もあります。

経済なら「各国別の経済指標」や「ゲーム理論」「需給ギャップ」「下記の支出の中でGDPに含まれるものの組み合わせは?」なども知識&暗記側の問題と言えます。

財務なら「会計法上の財務諸表」や「税効果会計」「減損会計」「オプションやポートフォリオといったファイナンス系」などに知識を問われる設問が多いでしょう。

こうした問題は、解けるか解けないか、Dead or Aliveな感じが強いためますますその印象が強く残ります。

が、経済も財務も「知識&暗記問題」と「その場で手を動かすグラフ問題&計算問題」の内訳を仕分けしてみると、実は、経済の知識問題は直近2年を見ると25問中「半数以下」であり、印象よりもグラフ問題が多いとお感じになったのではないでしょうか。

【経済】 知識
・暗記
グラフ
令和元年 12問 13問 25問
平成30年 7問 18問 25問
平成29年 15問 10問 25問
平成27年※難化年 13問 12問 25問

 

財務も同じく表にして見てみます。

【財務】 知識
・暗記
計算
令和元年 13問 12問 25問
平成30年※難化年 11問 14問 25問
平成29年 13問 12問 25問

ご覧の通り経済ほど極端な偏りはありませんが、それでも拮抗していると言えます。

 

つまり、経済と財務を「暗記科目」と誤解すると中々苦手意識が晴れないまま時間を食ってしまう可能性があるということではないでしょうか。

そしてもう一つ重要な点として、経済のグラフ問題も、財務の計算問題も、やればやっただけ理解が深まり得点源にしやすくなる、という共通点を挙げさせていただきます。

 

どちらも自分の手を動かして「理解する」ことが重要

経済における「グラフ問題」は、実際にグラフを手書きすることを強くお勧めします。

設問文中に与件として書かれている「変化の前後」でグラフがどのように動くかを理解することが重要です。
これが遠回りなようで最も近道となります。

 

財務における「計算問題」も手を動かして解くことが重要です。

特に財務は「何があっても1日1問、飲みに行く日は朝やってでも習慣化」とよく言われますが(後半は自分で付け足しました 笑)、計算にもコツがありますし、何よりも繰り返し取り組むことによって理解が深まる効果があるのは言うまでもないかと思います。

 

そして、上記の「経済-グラフ問題」と「財務-計算問題」のトレーニングを積むなら、私は以下をおススメします。

 

【経済の問題集】

論点別・重要度順 過去問完全マスター 経済学・経済政策(同友館)

本試験の最高の対策は、本試験の過去問を解くことです。
本書はこれを「年度別」でなく「論点別」に収録していることで学習効果を高め、重要度の高い問題のみを掲載することで「これ1冊で知識の土台(橋げた)を築ける」効果が期待できると思います。

何回転も解いて、正答以外の選択肢もなぜ✖なのか説明できる状態を目指します。

 

【財務の問題集】

集中特訓 財務・会計 計算問題集(TAC出版)

最初は難しい、悶絶します。私は初回だと2割も正答できませんでした。
でも解説が丁寧なので、何周か解く内に橋げたが築けて各論点が見渡せるようになり、正答率が上がってくると思います。

3回ほど回したら、経済と同じく「過去問マスター」で橋げたを強固にします。

 

【+参考書】

私は初年度には経済も財務もスピ問を通読しましたが、もはや記憶の曲がり角に立っている私にとってはインプット量が多すぎで消化しきれませんでした。

そこでおススメなのが、合格年に出会った「まとめシート」です。

  

 

私自身がまとめシートを使ったのは後編(経済・法務・中小)でしたが、経済はサブテキスト的に使用し、ガシガシと書き込んで理解に役立てました。

この本の特徴として手書きのイラスト解説ページが何故だか妙に記憶に刺さってくるので 笑、各章のイラストページを飛ばし読みするだけでも「知識の橋げた構築」に役立ちました。

財務についても基本論点は網羅されているし、やはりイラストでのインプットは知識定着の効率が良さそうです。
私はこの本と出会う前に財務の橋げたを構築し終わっていたため購入には至りませんでしたが、初学生の方や独学の方は一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

ちなみに後編を実際に使った感想(実感)としては、特に中小と法務において暗記ツールとしての効果も発揮してくれて、暗記に特化した特典ツールや暗記カード用データ(情シ・中小のみ)も非常に便利でした。

 

使用法としては、問題集を「アウトプット勉強法」の中心に置き、反射神経を鍛えました。

また不明な点や知識の整理が必要と感じたときは「まとめシート」やご自身に合うテキストで知識を学び、積み上げます。

なお、テキストや問題集はどうしたって人によって合う合わないがあると思います。
ぜひ最寄りの大きめの書店で手に取って確認できるようでしたら、実際に自分の目で見て判断されることをお勧めします。

 

上記のどれも、今からでも十分に本試験に間に合います。

 

1次も2次も本試験は時間に追われるスピード勝負となります。

そんな世界において、頭の中に散らばった暗記記憶を探しに行くよりは、理解という引き出しに整理された知識を引き出す方がずっと効率が良くなります。

 

<まとめ>

自分について

1次でも味わった当試験の苦労と楽しさを道場理論に照らしてお伝えしたい

1次試験について

コロコロ変わる7変化には得意科目の高め安定で対応したいという1例

特に経済と財務について

1日目朝の理解系2科目はグラフと計算問題をボーナスステージ化すると強い

 

使えそうなところは切り貼りして使っていただけたら嬉しいです。

 

最後に、事実でもサンプルデータでもない不確かなことを書かせて下さい。
今年初挑戦されるストレート生と、今年1次試験から受け直す方に向けたメッセージです。

去年の1次試験合格者数が異常に多かったため、今年の1次試験は「総じて難化」を予想する声をよく聞きます。
不確かですし予想すら不可能ですが、それに備えておくことに意味がないとは思いません。

一つ、私が勘違いしていたのは「経済と財務が超難化する年は知識&暗記問題の割合を増やして重箱の隅をつつくような出題で受験生を振り落とすんだろう」と思っていたことです。

上の表をご覧ください。「難化年」と表示した年のバランスがそうはなっていないことが分かります。

ではどうするか・・・。私は上に書いたことと同じことを言います。

つまり「グラフと計算問題で点を稼ぎましょう」です。

 

ただひたむきに、「手を動かすトレーニングを愚直にする」、これにより難化の波も気にせず1日目朝の2科目で勢いに乗り、そのままトップスピードを維持して1次試験の合格を勝ち取っていただけたらと願います。

 

さて明日からは2周目に入りトップバッターに戻ります

職業は金型屋さん。
事例Ⅲのカッチカチな職人世界を思わせておいて正体はめっちゃソフト系。
そう、気配りの人「かーな」の登場です。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆

いいね!と思っていただけたら
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
↑ぜひ、クリック(投票)お願いします!

皆様からの応援が我々のモチベーション!!
アクセスしていただき
ありがとうございます!

↓診断士情報が満載!↓


合格体験談の読み漁りは
最短合格への第一歩!
↓合格体験談の一覧↓


↓再現答案集はココ!↓
11代目再現答案一覧へ

カレンダー

2020年4月
« 3月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

カテゴリー

月別アーカイブ

2020年│スプリングフォーラム情報

【緊急特別情報│2019年度合格者向け】

コロナ対策の一環で今年度の東京診断士協会スプリングフォーラムは『中止』になりました。

特設ページに関連情報をまとめましたので是非参照ください↓

『スプリングフォーラムOn Line』

道場について

↓ 今、何位? ↓
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ





まずはご覧あれ
↓道場の基本理論↓



Amazonでランキング一位!
道場のノウハウも満載!
↓合格の秘訣88↓



一目でわかる!覚えてしまう!
一発合格 まとめシート
2020年度版後編もAmazonで発売開始しました!



解法実況&事例研究
平成30年度事例Ⅰ~Ⅳ



Naverまとめで
↓主要記事をチェック!↓

執筆メンバー

 ・ かーな
 ・ いけちゃん
 ・ おべんと君
 ・ カワサン
 ・ さとまる
 ・ 3ch
 ・ ぴ。
 ・ 岩塩
 ・ さいちゃん
 ・ CK
 ・ Tomatsu
 ・ べりー

 ・ かわとも
 ・ たっつー
 ・ なおさん
 ・ ブブ
 ・ makino
 ・ いよっち
 ・ ちこまる(仮)
 ・ どいこう
 ・ kskn
 ・ ぐっち
 ・ かもよ
 ・ そーや

 ・ きゃっしい
 ・ よこよこ
 ・ きゃず
 ・ zenzen
 ・ ヒロちゃん
 ・ ゆう
 ・ へんりー
 ・ たかじん
 ・ 桃ちゃん
 ・ chika
 ・ だいまつ

 ・ 世界の畠ちゃん
 ・ ゆっこ
 ・ たっしー
 ・ ITO
 ・ たけぴょん
 ・ TOM
 ・ なが
 ・ その
 ・ ルナ
 ・ ロック
 ・ ますけん

 ・かおりん
 ・たきも
 ・とり
 ・フェイマオ
 ・
 ・ 細川泰志
 ・ nori
 ・ こば

 ・岡崎教行
 ・おはとも
 ・うみの
 ・おと
 ・きり
 ・紫雲和尚
 ・なご
 ・ぽらーの
 ・まる
 ・Nico
 ・mya
 ・tomo
 ・Xレイ

 ・butao
 ・u-ta
 ・フォルゴーレ
 ・Oz
 ・まさや~ん
 ・ハーン
 ・オーケー
 ・U2
 ・3215
 ・マイマイ

 ・katsu
 ・イラサム
 ・マイスター
 ・お薬ハック
 ・平平
 ・せんせい
 ・まっすー
 ・まっきー
 ・ひろいん
 ・はんた

 ・うちあーの
 ・コニケン
 ・ひめ
 ・こぐま
 ・を〜
 ・アンドロメダ

 ・Wacky
 ・きょくしん
 ・aki
 ・くれよん
 ・らいじん

 ・JC
 ・ふうじん
 ・ハカセ
 ・ZonE
 ・アックル
 ・WATATA

FX比較

サルでもわかるFX