ダーヤス流 2次筆記試験 攻略法 その④

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まいど!皆さん。
正直、このイニシアチブ、現状はかなりアドホックなアプローチでドライブされてて、エグゼキューションのレベル感に乖離があるやん。そもそも、トップラインを伸ばしたいんか、ボトムラインを最適化したいんか、コアコンピタンスとフィットしてない時点でナンセンスやで。


日本語で大丈夫。。。
ダーヤスです。ゆるゆるっといきましょう。
本日までですよ〜!!
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皆さま申し込み済みましたか?
まだの方は急いでください!!!
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ダーヤス流 2時筆記試験 攻略法 まとめ
こんな感じで〜す。
ダーヤス流 2次筆記試験 攻略法
- 抜き出すフレーズの選定 〜 答えは与件文に書いてある 〜
- 自分流の「型」を構築 〜 守破離ってこういう事なのね 〜
- 作業をできるだけ短縮して考える時間を最大化する 〜 過去問演習は60分で解く 〜
- 聞かれている事に答える 〜 人はそれを設問解釈と呼ぶ 〜
- 与件文にツッコミのススメ 〜 心の中におばちゃんを 〜
- 事例の世界線で答える 〜 ポエム解答撲滅大作戦 〜
- 受験生やない、中小企業診断士なんや 〜 与件文の社長にとってあなたは診断士 〜
- ちょっとやそっとのことではビビらないメンタル 〜 それが一番大事 〜
- 財務弱者の事例Ⅳ戦略 〜 肉を切らせて骨を断つ。知らんけど 〜
聞かれている事に答える 〜 人はそれを設問解釈と呼ぶ 〜
いや〜、日本語ってムズイっすよね。
ひらがな・カタカナ・漢字・アルファベット・アラビア数字が入り乱れ、同音異義語とか熟語とか故事成語とかオノマトペとかルー語とか。
大変でございます。習得が難しい言語の上位なのも頷けます。
そんな難しい日本語ですが、おそらく診断士試験受験生は、ほとんどの方が日本語が母語ではないでしょうか?
書いてあることをしっかり理解して、聞かれていることに答える。
日本語なら母語やし大丈夫?
ホンマに?
2次試験では特に、聞かれたことに答えるのが重要です。
どれだけ1次試験の知識があろうとも、聞かれてないことを答えると点は入らないと思われます。
巷で設問解釈と呼ばれている、何を聞かれているかを理解して答えることについて、ダーヤス流の考え方を紹介しますね。
令和6年度 事例Ⅰを題材に設問解釈してみます。
コイツはこうゆう思考回路でこうゆう解答を書いたんやなぁ〜、って思っていただければ。
※あくまでダーヤス個人の解釈です。他の解釈もありますし、これが絶対正解ではないので、そうなのね〜くらいで読んでくださいね。
令和6年度 事例Ⅰ 第1問(配点20点)
A社の2000年当時における⒜強みと⒝弱みについて、それぞれ30字以内で答えよ。
はい、まず強みと弱みを答える定番問題ですね。重要なのは時制です。特に事例Ⅰ。
2000年当時なので与件文を探すと4段落目の最初に「2000年に、A社は倉庫管理事業に・・・」とあります。この段落に書いてある強みと弱みを抜き出せば良いのですが、要素が少ないですね。ここで5段落目に「同じ頃、県内で・・・」とあります。「同じ頃」は「2000年当時」ですよね。簡単な引っ掛けみたいになってます。
当日、目が滑って5段落目のトラップに気付かないと厳しいですね。設問だけでなく与件文もしっかり読むことが重要です。
ダーヤスの再現答案
(a)強み:①保管機能を持つ自社倉庫を保有②地元顧客のニーズに対応した
(b)弱み:①組織が旧態依然②顧客の新規開拓力が低い③従業員が地元志向
令和6年度 事例Ⅰ 第2問(配点20点)
なぜ、A社は、首都圏の市場を開拓するためにプロジェクトチームを組織したのか。また、長女(後の2代目)をプロジェクトリーダーに任命した狙いは何か。100字以内で答えよ。
まず設問の中に2つ問いがあります。「なぜ、A社は・・・」と「また、・・・・狙いは何か。・・」です。僕はこの設問に対しての解答の型は
理由は①・・・、②・・・・。狙いは①・・・、②・・・・である。
としました。
プロジェクトチームのことは6段落目と7段落目に書いてあります。ここから理由となる部分を抜き出します。
ちょうど県外との輸送の引き合いも増えてきたし、長女も家業に貢献したいので入社を希望したのでしょうか。長女は大手で経験を積んでスキルもあるのでしょう。でも従業員は地元志向なので県外には行きたくない。地元ラブのマイルドヤンキーですね。この辺りが理由かなと。
次に狙いですが、1次知識から想起します。
ここはおそらく、流行りの事業承継かと。ここ数年アツいですよね。国も本腰入れてやらんとマズイってなってるのか、中小企業白書にも載っております。
創業者は、長女に2代目になって欲しい。でも4段落目に「旧態依然の管理体制」8段落に「年功序列で古い慣習」とあるように、創業者の長女と言えども簡単に経営に携われない。
大手にいたからって、俺たちのやってきたことを変えるな、って古参の腹心が言ってるのでしょう。でも長女のスキルも活かしたいし。でもマイルドヤンキーは首都圏には行かないか〜。ならプロジェクトチーム作ってやらしてみるか。ってなったのでしょう。
この辺りのことを入れ込んで解答します。実際、長女が2020年に2代目就任するまで10年かかっています。
ダーヤスの再現答案
理由は①県外との輸送の引き合いが増加した②従業員の地元志向が強い③長女の経験と考えを生かすため。狙いは①長女を後継者として育成するため②従業員の納得感を作り円滑に事業承継するため。
令和6年度 事例Ⅰ 第3問(配点20点)
なぜ、Z社はA社に案件を持ちかけたのか。100字以内で答えよ。
うーん、シンプル。
Z社のことは10段落目(組織図は省く)に書いてあります。そこには「近年、首都圏で展開する大手スーパーZ社から県内進出に当たっての案件がA社に持ち込まれた。」とあります。ここから読み解くと
・Z社は首都圏で展開している → A社の首都圏事業部と関係ありそう
・県内進出に当たっての案件 → A社の県内事業部と協力できそう
と読み解けます。
つまり、Z社は「A社さん、県内事業部ありますよね?今度ウチ県内進出するのですが色々協力してもらえますか〜?」ってことかと。
つまりA社の県内事業部にあってZ社にないもの ≒ A社の県内事業部の強み
が欲しいってことです。
ということは、この設問は
なぜ、Z社はA社に案件を持ちかけたのか ≒ A社の県内事業部の強みは何か答えよ
となります。あとはA社の県内事業部の強みと首都圏事業部の強みの「提案力」あたりを入れ込んで解答できればOKかと。
ダーヤスの再現答案
理由は①長男が持ち前の物流システムの提案力を活かす営業をした②A社の質の高いサービスと顧客対応③地域物流のコーディネーターとして協力事業者との連携関係を築いた④倉庫などの設備が県内にあるため。
令和6年度 事例Ⅰ第4問(配点40点)
今後、A社が3PL事業者となるための事業展開について、以下の設問に答えよ。
(設問1)
2024年の創業経営者の助言による配置転換の狙いは何か。80字以内で答えよ。
これは11段落目に書いてありますね。おそらく創業者が親心でギャーギャー言ってきて、2代目もまぁそんなに言うなら・・・ってなったんでしょうか。あり得ますね。
で、まず長男の配置ですね。10段落目に「やや独断的な面もあった」とあります。わがままボーイ。でもそんな孫を創業者は可愛くてしょうがないのでしょうか。やはり将来の事業承継も考えての助言。
組織面では7段落目に「県内事業部との業務の連携は、ほとんどなされていない状況」とあります。ダメですね。ここの改善も配置転換の狙いでしょう。なので、わがままボーイを元々県内事業部だった運送部と倉庫部のトップに据えています。でもしっかり専務取締役の下で。怒られるやつやん。
「経営幹部が専務取締役として2代目経営者を支える体制」とありますが、やっと2代目が認められたのか、創業者が頭を下げて古参の腹心にお願いしたのか。これにより2代目が全社的に経営に携われますね。良かったね、2代目。
あと12段落目に「A社の専門人材が多様化したが、創業時から人事処遇制度はほとんど変更がなされないままであり、処遇面で不満が出ていることである。」とあります。
人材不足のこの時代に何やってんでしょうか。このあたりのことも入れ込みます。
ダーヤスの再現答案
狙いは①県内事業部との意思疎通の円滑化②長男の独断を抑える③年功序列の古い慣習が残る組織体質の改善。組織風土改革で処遇面の不満解消・従業員満足向上。
(設問2)
A社がZ社との取引関係を強化していくために必要な施策を、100字以内で助言せよ。
最後は助言です。助言は必ず効果も解答します。効果がない助言なんて聞いてくれませんので。
10段落目に「ただし、取引が始まると、各店舗の適正在庫管理や機動的な商品補充がA社県内事業部で対応できていないなどの問題が顕在化し、Z社からの物流業務の受託は部分的なものにとどまった。」とあります。つまり仕事はあるのに、Z社のニーズにA社は対応できなかった。なので受託が部分的になったと読み取れます。
何やってんねん。
つまりそのニーズに対応できればZ社との取引関係を強化できますよね。あと9段落目に「情報システム構築や保守は外注していた」とあります。でも「コストが高い割に首都圏事業部の物流ノウハウに適合しないこともあった」とあるので内製化します。そこで長男の強みを活かす。そのあたりを解答に盛り込みます。
そして効果ですが、Z社のニーズに対応して受注が増えると、どういう良いことがあるかと考えます。おそらく顧客満足度が向上するのと、仕事が増えて売上がアップすると考えられますね。それを書きましょう。
ダーヤスの再現答案
施策は①長男の経験を活かし外注ではなく自社で物流ノウハウに適合したシステムを構築する②Z社の適正在庫管理や機動的な商品補充のニーズに対応する体制構築。顧客満足向上し、受託業務を拡大し売上向上を図る。
と、ダーヤスの設問解釈でした。
いかがでしょうか。この解答で65点だったので、設問解釈もそこまで外して無いかと思われます。ま、及第点ってとこでしょうか。
その割に解答しょぼない?


そやねんな〜
やはり本番では緊張感と時間的な焦りは、若干感じてしまうのが人間です。
今落ち着いて設問解釈してたら、こう書いた方が良かったな〜とかは正直あります。
なので皆さんは、これくらいの解答のレベル感でも大丈夫ってことを知ってもらって、自信を持っていただけたら幸いです。
あと、16代目の再現答案には、メンバーそれぞれの得点と再現答案がありますので、見比べて研究してくださいね。
事例Ⅰはtomiが16代目の最高得点ですが、やっぱりまとめ方が素晴らしいです。良いところはパクりましょう。
本番だと、なかなか細かいところまで気づくのは難しいかもしれませんが、設問解釈はとても重要です。
僕は設問解釈で特に大事なのは
設問文だけではなく、与件文に書いてあることから論理的に考えること
と思います。
設問文だけを見てウンウン唸っていても、解釈できない問題もあります。設問文だけで考えて、想像と勢いだけで回答すると、ポエムまっしぐらですよ。
与件文の関係ありそうな段落にヒントがあるので多角的に考えましょう。
あと某大先生や、冒頭のおばちゃん
みたいに、なんかカッコイイからって、やたら横文字使って無いですか?
経営者に分かりやすく伝えるスキルは中小企業診断士にとって重要なスキルです。
それは2次試験の採点者に伝える時=解答に記入するときも同様です。
分かりやすい解答を書くように意識しましょう。
名言的なやつ

ほいニャ!!
実は言語というのは、その言語を話す種族の、世界の切りとりかたの体系である。だから話すことばによって世界のありようがことなる。言語は思想そのものなのだ。
高島俊男/漢字と日本人 178頁
日本語が漢字を取り入れた経緯や、歴史の紆余曲折を分かりやすく解説した『漢字と日本人』の一節です。
日本語はとても繊細な表現が様々に存在していて、僕はとても好きです。
もっと語彙や表現方法を増やして、美しい日本語を使いたいですね。
皆さんも日本語に磨きをかけて、2次試験突破してくださいね。
そんなユーのグーなフューチャーにトゥギャザーしたいので。

明日はりょうです
忘却の彼方へ旅しない!

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ダーヤスさん参考なる記事ありがとうございました。
『与件文にツッコミのススメ「心の中におばちゃんを」』が無いとポエムになりそうですね。肝に銘じたいと思います!
早く7教科3回転終わらせて2次試験学習も再開したいです。
しまんと1号さんコメントありがとうございます!
2次試験の勉強を再開できるように計画的に進めてくださいね。
1次試験まで2ヶ月ちょっとなので、しっかり仕上げてください!!
ダーヤス